特許第5960324号(P5960324)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5960324電線カバーの端部封止工法およびその工法に使用するインナーコア
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】5960324
(24)【登録日】2016年7月1日
(45)【発行日】2016年8月2日
(54)【発明の名称】電線カバーの端部封止工法およびその工法に使用するインナーコア
(51)【国際特許分類】
   H02G 15/18 20060101AFI20160719BHJP
   H02G 7/00 20060101ALI20160719BHJP
   H02G 1/02 20060101ALI20160719BHJP
   H01R 4/70 20060101ALI20160719BHJP
【FI】
   H02G15/18 026
   H02G7/00
   H02G1/02
   H01R4/70 F
【請求項の数】4
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2015-106000(P2015-106000)
(22)【出願日】2015年5月26日
【審査請求日】2015年5月26日
(73)【特許権者】
【識別番号】000163408
【氏名又は名称】近畿電機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100112531
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 浩二
(72)【発明者】
【氏名】鷲野 賢一
【審査官】 神田 太郎
(56)【参考文献】
【文献】 特開2005−190723(JP,A)
【文献】 特表平11−502399(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02G 15/18
H01R 4/70
H02G 1/02
H02G 7/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
スリーブカバーと、インナーコアと、常温収縮チューブとを具備し、前記インナーコアは一対の略半円筒形のコア部材を開閉自在なるように軸支することで電線が貫通し得る中空筒状に組み立てられ、該インナーコアの先端部を開状態として前記スリーブカバーの開口縁に係止し、その状態で前記常温収縮チューブを前記スリーブカバーの外周面から前記インナーコアの外周面に亘って被着し、前記スリーブカバーに電線を通したうえで前記インナーコアを前記常温収縮チューブ内から引き出すことで前記先端部が前記スリーブカバーの開口縁から離脱して該先端部が前記常温収縮チューブの弾性により閉状態になるようにしたことを特徴とする電線カバーの端部封止工法。
【請求項2】
一対の略半円筒形のコア部材からなり、該各コア部材の先端部は漸次細幅となる二股状に形成され、該コア部材を両側縁の軸支部にて互いにヒンジすることにより前記先端部が開閉自在であって、該軸支部にて分離可能な中空筒状に組み立てられることを特徴とする請求項1に記載した電線カバーの端部封止工法に使用されるインナーコア。
【請求項3】
コア部材の外側面に長手方向に延びるリブを形成したことを特徴とする請求項2に記載したインナーコア。
【請求項4】
一対のコア部材を引出紐によって連結してなることを特徴とした請求項2または3に記載したインナーコア。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、空中に架設された電線の接合部を覆う絶縁性の電線カバーであって、該電線カバーの端部を常温収縮チューブによって封止する工法、および、その工法にて使用するインナーコアに関するものである。
【背景技術】
【0002】
図11に示したように、電柱等により空中に架設される電線100は、端部の被覆を取り除いて導電線101を剥き出しにし、連結しようとする相手の電線102も同様に端部の被覆を取り除いて導電線103を剥き出しにし、導電性筒体104の両端開口部に該各導電線101,103の先端部を突っ込んだ後、該導電性筒体104をペンチ等の工具で挟んで加圧し潰すことにより、該導電線101,103の先端部が該筒体104中から抜けないように接合することで該導電線どうしを電気的に導通させる一方、予め電線102の外周に挿通させておいた絶縁性のスリーブカバー105を矢印の方向にスライドさせ、図12に示したように、該接合部を該スリーブカバー105によって覆い、該スリーブカバーの両端部に絶縁テープ106を巻着することで該スリーブカバー両端部の開口を塞ぎ、該スリーブカバー内に小動物や雨水等が侵入しないようにし、該接合部を保護するようにしている。
【0003】
しかし、上記絶縁テープ106は、耐候性、耐久性がよくないうえに、しっかりと巻着しないと該スリーブカバー105がずれて、接合部が剥き出しになるおそれがある。このためこの工法では絶縁テープ106を巻着するに際し細心の注意を要し、作業者に負担を強いるとともに作業性が悪い状況であった。
【0004】
一方、下記特許文献1〜3に示された電線の筒状保護被覆体は、常温収縮チューブと、該常温収縮チューブ内に配置され該常温収縮チューブを拡径状態に保持するインナーコアとを備え、該インナーコアはリボンを螺旋状に巻き込んだ円筒状体であり、電線連結工事現場にて該リボンを電線に沿って引っ張り出すことにより、該インナーコアが解体され、常温収縮チューブが収縮し電線に密着するようにしたものであり、従来の絶縁テープよりも接合部を確実に封止できる利点がある。
また、下記特許文献4に示されたインナーコアは、円筒状体にSZ形の切れ目を入れることでリボン状に解体されて引っ張り出されるようにしたものである。また、下記特許文献5,6は、円筒形のインナーコアの引っ張り出しを容易にするために該インナーコアの外周に摩擦を軽減させる手段を設けたものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特許第5087662号公報
【特許文献2】特許第3946035号公報
【特許文献3】特許第3278502号公報
【特許文献4】実用新案登録第2511970号公報
【特許文献5】特許第408623号公報
【特許文献6】特許第5243020号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、特許文献1〜4に示されたように、インナーコアがリボン状に解体されるようにしたものでは、解体されたリボンの長さがインナーコアの長さに比例して長いものとなるので、引っ張り出すのに手間が掛かるという問題がある。
また、常温収縮チューブは予めインナーコアの外周に強く密着させたものでなければ封止性が確保されないので、特許文献5,6に示されたような摩擦軽減手段を設けたものであっても、インナーコアを引っ張り出すのになおも苦慮しており、高所での作業であることと相俟って、作業性が悪く、作業者に大きな負担を掛けているという状況であった。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る電線カバーの端部封止工法は、上記課題を解決しようとするもので、スリーブカバーと、インナーコアと、常温収縮チューブとを具備し、前記インナーコアは一対の略半円筒形のコア部材を開閉自在なるように軸支することで電線が貫通し得る中空筒状に組み立てられ、該インナーコアの先端部を開状態として前記スリーブカバーの開口縁に係止し、その状態で前記常温収縮チューブを前記スリーブカバーの外周面から前記インナーコアの外周面に亘って被着し、前記スリーブカバーに電線を通したうえで前記インナーコアを前記常温収縮チューブ内から引き出すことで前記先端部が前記スリーブカバーの開口縁から離脱して該先端部が前記常温収縮チューブの弾性により閉状態になるようにしたことを特徴とする。
このため、インナーコアの引き出しが容易になる。
【0008】
また本発明に係るインナーコアは、上記電線カバーの端部封止工法に使用されるインナーコアであって、一対の略半円筒形のコア部材からなり、該各コア部材の先端部は漸次細幅となる二股状に形成され、該コア部材を両側縁の軸支部にて互いにヒンジすることにより前記先端部が開閉自在であって、該軸支部にて分離可能な中空筒状に組み立てられることを特徴とする。
また、本発明は上記インナーコアにおいて、コア部材の外側面に長手方向のリブを形成したことを特徴とする。
また、本発明は上記インナーコアにおいて、一対のコア部材を引出紐によって連結してなることを特徴とする。
引出紐を常温収縮チューブの開口端から突出させておくことによりインナーコアの引き出しが一層容易になる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、インナーコアを簡単に引き出し得るので、電線連結工事の作業性を向上させるとともに、作業者の負担を軽減させる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本発明に係るインナーコアの斜視図。
図2図1に示したインナーコアの分解斜視図。
図3図1のA−A線断面図。
図4】本発明に係る電線カバーの外観斜視図。
図5図4に示した電線カバーの一端部の拡大縦断面図。
図6】本発明に係る電線カバーに電線を挿入した際の縦断面図。
図7】本発明に係る電線カバーにおけるインナーコアを引き出す途中の縦断面図。
図8】本発明に係る電線カバーの常温収縮チューブによる封止状態の縦断面図。
図9】本発明に係る電線カバーの他の実施形態を示した縦断面図。
図10】本発明に係る電線カバーの他の実施形態を示した縦断面図。
図11】従来の電線連結工事における電線カバーの配置を示す側面図。
図12】従来の電線カバーの取付状況を示す側面図。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
図1図3に示したように、本発明に係るインナーコア1は、電気的な絶縁性の高いプラスチックにより略半円筒形に成形されたコア部材1a、および、該コア部材1aと同一材料により同一形状に成形されたコア部材1bとからなる。該コア部材1a,1bは、その一端が二股状に成形され、先端に向かうほど漸次細幅なる爪形の先端部14,14が形成される。なお、該各先端部14,14の内面にそれぞれ係合段部15が形成されている。また、該コア部材1a,1bの外側面に中央部に長手方向に延びるリブ16aを一体に形成されているとともに、該コア部材1a,1bの外側面の両側縁にも長手方向に延びるリブ16bが形成されている。
【0012】
また、該コア部材1a,1bの長手方向略中間の両側縁に互いに回転自在に合致し得る軸支部17,18を形成している。その一方の軸支部17は、該側縁に形成された半円板形の突片19に該インナーコア1の幅方向と平行なる短軸20を形成してなるものである。他方の軸支部18は、該突片19が遊嵌する袋状部21および該短軸20が遊嵌するU字形の軸受22を形成してなるものである。また、該コア部材1a,1bの前記先端部14,14と反対側端縁にタブ23が一体に形成され、該タブ23に透孔24が形成され、該透孔24に引出紐25の両端部を挿通することで、該コア部材1a,1bに該引出紐25の両端を結止している。なお、タブ23はコア部材1a,1bの後側端縁から外方に屈折した形状に形成されている。また、引出紐25としては、両端部にホックボタンが形成されたプラスチック製の可撓性弾性帯(図示せず)によって連結するようにしてもよい。また、プラスチック製のコア部材1a,1bを成形する際に可撓性弾性帯からなる紐部が一体に成形されるようにしてもよい。
【0013】
該コア部材1aと該コア部材1bとは、前記突片19を前記袋状部21に遊嵌し、前記短軸20を軸受22に遊嵌することにより互いの両側縁が横ズレすることなく合着し、両コア部材1a,1bが該軸支部17,18を支点として開閉自在にヒンジされる。このように該コア部材1aとコア部材1bとは合着することで、図1および図3に示したように中空筒状のインナーコア1に組み立てられる。なお、突片19と袋状部21、および短軸20と軸受22とは、それぞれ遊嵌および離脱が自在であることから、両コア部材1a,1bは、図1に合着状態を示し、図2に分離状態を示したように、合着と分離が自在となる。
【0014】
一方、図4図5に示したように、スリーブカバー30は、絶縁性のプラスチックにより両端が開口した円筒形に成形されたものであり、前記コア部材1aとコア部材1bとを開状態として、該コア部材1aの先端部14,14と該コア部材1bの先端部14,14とが該スリーブカバー30の開口縁に係止される。このとき、該各先端部14,14の前記係合段部15を該スリーブカバー30の端面に当接させることで、該各先端部14,14をスリーブカバー30の開口縁に位置ずれなく係止することができる。
【0015】
また、常温収縮チューブ40は、弾力性に優れた合成ゴムにより内径がスリーブカバー30の外径よりも小さい円筒形に成形されたもので、スリーブカバー30の端部寄りの外周面からコア部材1a,1bの先端部14,14寄りの外周面に亘って覆い得るような長さを有する。該常温収縮チューブ40の内側に拡径用の治具(図示せず)を挿入することで、該常温収縮チューブ40をその弾性に抗して拡径状態に保持し、その拡径状態の常温収縮チューブ40内にコア部材1aの先端部14,14とコア部材1bの先端部14,14が開状態とし係止されたスリーブカバー30を挿入する。そして該治具を抜き去ることで、該常温収縮チューブ40を弾性によりスリーブカバー30の外周面から該コア部材1a,1bの外周面に亘って被着させる。なお、該常温収縮チューブ40は内径がスリーブカバー30の外径よりも小さいために、該常温収縮チューブ40は常温でスリーブカバー30の外周面からインナーコア1の外周面に亘って被着し、コア部材1a,1bの先端部14,14を強力に締め付け得る収縮能力を有している。またこのように常温収縮チューブ40が収縮することにより、コア部材1aとコア部材1bとは該常温収縮チューブ40中にて合着した状態に保たれる。
【0016】
本発明に係る電線カバーは、図4にも示したように、工場にてスリーブカバー30の両端部にインナーコア1および常温収縮チューブ40を予め止着し、前記引出紐25を該各常温収縮チューブ40の開口端から外部に突出させた状態で出荷される。そして、電線接合工事の現場にて、空中に架設された電線41の接合部をこの電線カバーにより覆うに際しては、電線どうしを接合する前に図6に示したように予め該電線41の外周にこの電線カバーを挿通させておく。その電線挿通時にタブ23は外方に屈折した形状に形成されているので邪魔になり難い。そして、電線どうしを接合した後に該スリーブカバー30を該電線41に沿って適当に移動させることで該電線接合部が該スリーブカバー30によって覆われるようにする。その状態で前記引出紐25を任意の工具を使うか或いは手に直接引っ掛けて、図7に矢印で示したように、該電線41に沿って外方に引っ張る。そうするとコア部材1aとコア部材1bの先端部14,14がスリーブカバー30の端部から離脱する。このように先端部14,14がスリーブカバー30の端部から離脱した際に、該先端部14,14は同図に示したように収縮状態となる。このため、該コア部材1a,1bは、常温収縮チューブ40の強い収縮力によって押圧されていてもその押圧力が緩み、比較的軽摩擦で簡単に該チューブ40内から引き出すことができる。こうして該コア部材1a,1bが引き出されると、図8に示したように該常温収縮チューブ40は電線41の外周面に強く密着する。このためスリーブカバー30の端部開口が該常温収縮チューブ40によって完全に封止され、雨水や異物が電線接合部に侵入するのが防止される。なお、外部に引き出されたコア部材1aとコア部材1bとは、前述したように互いの軸支部17,18から自在に分離し得ることから、該電線41の外周から容易に除去することができる。スリーブカバー30の両端部についてこのように引出紐25を介してインナーコア1を引っ張り出すことで、スリーブカバー30の両端部を常温収縮チューブ40によって簡単に封止することができる。
【0017】
このように本発明に係る電線カバーの端部封止工法では、引出紐25に結止されたコア部材1a,1bを引き出すだけで、スリーブカバー30の両端部を常温収縮チューブ40によって簡単,確実に封止することができる。なお、引出紐25を外方に引くとすぐにコア部材1aの先端部14,14とコア部材1bの先端部14,14がスリーブカバー30の開口縁から離脱し、図7に示したようにすぐにその離脱部分の外径が収縮するので、常温収縮チューブ40の内面との摩擦が軽減される。このため比較的小さい引張力で該コア部材1aとコア部材1bを外に出すことができる。また、コア部材1aとコア部材1bとからなるインナーコア1は従来のように引き出し時に長いリボン状のものとならないため、リボン状のもののように長く引き出さなくても短いストロークで引き出すことができるとともに、インナーコア1は常温収縮チューブ40中から引き出されると、すぐにコア部材1aとコア部材1bとに分離するので、破壊しなくても電線41上から簡単に除去することができ、電線連結工事における作業者の負担が軽減されるとともに作業性が向上する。
なお、引出紐25はたとえ設けなくても適当な引抜工具に引っ掛けて常温収縮チューブ40中からコア部材1aとコア部材1bとを引き出すことも可能であるが、引出紐25を設けたことによってはその引き出しをより容易にする。また、引出紐25を設けたタブ23はコア部材1a,1bの後側端縁から外方に屈折した形状に形成されていることから引出紐25を引っ張ると先端部14,14を開かせる方向に力が掛かるので、スリーブカバー30の開口縁から離脱を一層容易にする。
また、コア部材1a,1bの外側面にリブ16a,16bを形成したことでは、該リブ16a,16bに常温収縮チューブ40の内面が当接することからコア部材1a,1bとの接触面積が小さくなり摩擦が軽減されることから、該コア部材1a,1bの引き出しがさらに容易となる。
【0018】
なお、図9に示した実施形態は、スリーブカバー30の端部の外周に係合溝31を形成するとともに、先端部14,14の内面に該係合溝31に係合する突起26を形成することで、該先端部14,14が輸送中の振動等により無用に離脱することがないようにしたものである。
またこの実施形態では、スリーブカバー30の外周にリング状のストッパ32を固設し、該ストッパ32に常温収縮チューブ40を係着させることで、該常温収縮チューブ40が輸送中の振動等によって該スリーブカバー30から抜けるようなことのないようにしている。
また、図10に示した実施形態は、スリーブカバー30の端部の外周にリング33を形成するとともに、先端部14,14の内面に該リング33に係合する凹部34を形成することで、該先端部14,14が輸送中の振動等により無用に離脱することがないようにするとともに、スリーブカバー30の外周に横断面鋸刃形の環状抜止部35を形成し、該環状抜止部33に常温収縮チューブ40を係着させている。
これらの実施形態のように、本発明では、インナーコア1や常温収縮チューブ40の無用な離脱を防止する手段を適宜併用することが可能である。
【符号の説明】
【0019】
1 インナーコア
1a,1b コア部材
14 先端部
15 係合段部
16a,16b リブ
17,18 軸支部
23 タブ
24 透孔
25 引出紐
30 スリーブカバー
40 常温収縮チューブ
41 電線
【要約】
【課題】電線連結工事の作業性を向上させる電線カバーの端部封止工法を提供する。
【解決手段】スリーブカバー30と、インナーコア1と、常温収縮チューブ40とを具備し、インナーコア1は一対の略半円筒形のコア部材1a,1bを開閉自在なるように軸支することで電線41が貫通し得る中空筒状に組み立てられ、該インナーコア1の先端部14を開状態としてスリーブカバー30の開口縁に係止し、その状態で常温収縮チューブ40を被着し、該スリーブカバー30に電線41を通したうえでインナーコア1を引き出すことで、前記先端部14がスリーブカバー30の開口縁から離脱し、該先端部14が常温収縮チューブ40の弾性により閉状態になるようにした。
【選択図】図5
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12