(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
第1の端子および第2の端子を有し、前記第1の端子と前記第2の端子の間を電気的に接続するオン状態と、前記第1の端子と前記第2の端子の間を電気的に開放するオフ状態とを切り替え可能なイグニッションスイッチと、
第3の端子、第4の端子および第5の端子を有し、前記第3の端子と前記第4の端子と前記第5の端子の間を電気的に接続するオン状態と、前記第3の端子と前記第4の端子と前記第5の端子の間を電気的に開放するオフ状態とを切り替え可能なハザードスイッチと、
第6の端子、第7の端子および第8の端子を有し、前記第6の端子と前記第8の端子の間を電気的に接続する状態と、前記第7の端子と前記第8の端子の間を電気的に接続する状態と、前記第6の端子と前記第7の端子と前記第8の端子の間を電気的に開放する状態とを切り替え可能な方向指示スイッチと、
前記方向指示スイッチの第6の端子に一端が接続され、接地に他端が接続され、電流が流れると点灯する第1の方向指示灯と、
前記方向指示スイッチの第7の端子に一端が接続され、接地に他端が接続され、電流が流れると点灯する第2の方向指示灯と、
バッテリの正極に接続される第1のバッテリ接続端子と、前記イグニッションスイッチを介して前記バッテリの正極に接続される第2のバッテリ接続端子と、前記ハザードスイッチの第3の端子および第1の方向指示灯の一端に接続される第1の方向指示灯接続端子と、前記ハザードスイッチの第4の端子および第2の方向指示灯の一端に接続される第2の方向指示灯接続端子と、前記方向指示スイッチの第8の端子および前記ハザードスイッチの第5の端子に接続される駆動電流出力端子と、を有する方向指示装置と、を備え、
前記方向指示装置は、前記第1および第2の方向指示灯接続端子を介して前記ハザードスイッチのオン状態を検出し、前記イグニッションスイッチがオン状態の場合において前記ハザードスイッチがオン状態になったときには、前記駆動電流出力端子から出力される点滅周期の駆動電流により前記第1および第2の方向指示灯の両方を点滅させるハザード動作を行い、前記ハザード動作中に前記イグニッションスイッチがオフ状態になったときには、前記第1のバッテリ接続端子から供給される電圧により動作し、前記駆動電流を出力することを特徴とする方向指示システム。
前記電源保持部は、前記ハザード検出信号を受信している間前記バッテリの電圧により充電されるコンデンサを有し、前記コンデンサの電圧に基づいて前記電源保持信号を出力することを特徴とする請求項2に記載の方向指示システム。
前記コンデンサおよび、前記コンデンサに直列接続された抵抗に基づく保持時間が、式(1)を満たすように決められていることを特徴とする請求項3に記載の方向指示システム。
T/2 < τ ・・・(1)
ここで、τ:前記保持時間、T:前記駆動電流の点滅周期である。
前記コンデンサおよび、前記コンデンサに直列接続された抵抗に基づく保持時間は、式(2)を満たすように決められることを特徴とする請求項3に記載の方向指示システム。
τ < T ・・・(2)
ここで、τ:前記保持時間、T:前記駆動電流の点滅周期である。
第1の端子および第2の端子を有し、前記第1の端子と前記第2の端子の間を電気的に接続するオン状態と、前記第1の端子と前記第2の端子の間を電気的に開放するオフ状態とを切り替え可能なイグニッションスイッチと、
第3の端子、第4の端子および第5の端子を有し、前記第3の端子と前記第4の端子と前記第5の端子の間を電気的に接続するオン状態と、前記第3の端子と前記第4の端子と前記第5の端子の間を電気的に開放するオフ状態とを切り替え可能なハザードスイッチと、
第6の端子、第7の端子および第8の端子を有し、前記第6の端子と前記第8の端子の間を電気的に接続する状態と、前記第7の端子と前記第8の端子の間を電気的に接続する状態と、前記第6の端子と前記第7の端子と前記第8の端子の間を電気的に開放する状態とを切り替え可能な方向指示スイッチと、
前記方向指示スイッチの第6の端子に一端が接続され、接地に他端が接続され、電流が流れると点灯する第1の方向指示灯と、
前記方向指示スイッチの第7の端子に一端が接続され、接地に他端が接続され、電流が流れると点灯する第2の方向指示灯と、
を備える方向指示システムに用いられる方向指示装置であって、
バッテリの正極に接続される第1のバッテリ接続端子と、前記イグニッションスイッチを介して前記バッテリの正極に接続される第2のバッテリ接続端子と、前記ハザードスイッチの第3の端子および第1の方向指示灯の一端に接続される第1の方向指示灯接続端子と、前記ハザードスイッチの第4の端子および第2の方向指示灯の一端に接続される第2の方向指示灯接続端子と、前記方向指示スイッチの第8の端子および前記ハザードスイッチの第5の端子に接続される駆動電流出力端子と、を備え、
前記第1および第2の方向指示灯接続端子を介して前記ハザードスイッチのオン状態を検出し、前記イグニッションスイッチがオン状態の場合において前記ハザードスイッチがオン状態になったときには、前記駆動電流出力端子から出力される点滅周期の駆動電流により前記第1および第2の方向指示灯の両方を点滅させるハザード動作を行い、前記ハザード動作中に前記イグニッションスイッチがオフ状態になったときには、前記第1のバッテリ接続端子から供給される電圧により動作し、前記駆動電流を出力することを特徴とする方向指示装置。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、方向指示灯に流れる電流を用いて判定を行う場合、ハザード動作中であるか否かを正常に検出できないことがある。方向指示灯に流れる電流を用いてハザード動作を判定するためには、
図4に示すように、判定閾値(ハザード検出閾値電流)を2灯点灯(左側または右側の方向指示灯が点灯)時の電流値と、4灯点灯(左側および右側の方向指示灯が点灯)時の電流値との間に設定する。検出された電流が判定閾値よりも大きい場合にはハザード動作中であると判定し、電流が判定閾値よりも小さい場合にはターンシグナル(右折または左折)と判定する。
【0007】
しかしながら、
図4の判定閾値TH1のように判定閾値を高めに設定した場合、バッテリの電圧が低いときにハザード動作中であることを検出することができない。一方、
図4の判定閾値TH2のように判定閾値を低めに設定した場合は、バッテリの電圧が高いときに誤ってハザード動作中であると判定してしまう。また、
図4の判定閾値TH3のように判定閾値をTH1とTH2の中間付近に設定した場合では、方向指示灯のうち1灯が断線した時にハザード動作中であることを検出できないという問題がある。よって、ハザード動作中にイグニッションスイッチがオフされた場合にハザード動作を保持できないおそれがある。
【0008】
また、マイコンや論理回路を用いる場合、ハザード保持機能の回路が大規模で煩雑になるという問題がある。
【0009】
本発明は、上記の技術的認識に基づいてなされたものであり、ハザード動作中にイグニッションスイッチがオフされた場合にハザード動作を確実に保持することが可能な方向指示装置および方向指示システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の一態様に係る方向指示システムは、
第1の端子および第2の端子を有し、前記第1の端子と前記第2の端子の間を電気的に接続するオン状態と、前記第1の端子と前記第2の端子の間を電気的に開放するオフ状態とを切り替え可能なイグニッションスイッチと、
第3の端子、第4の端子および第5の端子を有し、前記第3の端子と前記第4の端子と前記第5の端子の間を電気的に接続するオン状態と、前記第3の端子と前記第4の端子と前記第5の端子の間を電気的に開放するオフ状態とを切り替え可能なハザードスイッチと、
第6の端子、第7の端子および第8の端子を有し、前記第6の端子と前記第8の端子の間を電気的に接続する状態と、前記第7の端子と前記第8の端子の間を電気的に接続する状態と、前記第6の端子と前記第7の端子と前記第8の端子の間を電気的に開放する状態とを切り替え可能な方向指示スイッチと、
前記方向指示スイッチの第6の端子に一端が接続され、接地に他端が接続され、電流が流れると点灯する第1の方向指示灯と、
前記方向指示スイッチの第7の端子に一端が接続され、接地に他端が接続され、電流が流れると点灯する第2の方向指示灯と、
バッテリの正極に接続される第1のバッテリ接続端子と、前記イグニッションスイッチを介して前記バッテリの正極に接続される第2のバッテリ接続端子と、前記ハザードスイッチの第3の端子および第1の方向指示灯の一端に接続される第1の方向指示灯接続端子と、前記ハザードスイッチの第4の端子および第2の方向指示灯の一端に接続される第2の方向指示灯接続端子と、前記方向指示スイッチの第8の端子および前記ハザードスイッチの第5の端子に接続される駆動電流出力端子と、を有する方向指示装置と、を備え、
前記方向指示装置は、前記第1および第2の方向指示灯接続端子を介して前記ハザードスイッチのオン状態を検出し、前記イグニッションスイッチがオン状態の場合において前記ハザードスイッチがオン状態になったときには、前記駆動電流出力端子から出力される点滅周期の駆動電流により前記第1および第2の方向指示灯の両方を点滅させるハザード動作を行い、前記ハザード動作中に前記イグニッションスイッチがオフ状態になったときには、前記第1のバッテリ接続端子から供給される電圧により動作し、前記駆動電流を出力することを特徴とする。
【0011】
また、前記方向指示システムにおいて、
前記方向指示装置は、
前記バッテリの電圧が供給されている間、前記駆動電流を出力する駆動電流出力部と、
前記第1の方向指示灯接続端子および前記第2の方向指示灯接続端子の両方から前記駆動電流を検出した場合に、前記ハザードスイッチがオン状態であることを示すハザード検出信号を出力するハザード検出部と、
前記ハザード検出信号を受信すると、前記ハザードスイッチがオン状態の間、電源保持信号を出力する電源保持部と、
前記電源保持信号を受信している間、前記第1のバッテリ接続端子から入力された前記バッテリの電圧を前記駆動電流出力部に供給する電源供給部と、
を有する。
【0012】
また、前記方向指示システムにおいて、
前記電源保持部は、前記ハザード検出信号を受信している間前記バッテリの電圧により充電されるコンデンサを有し、前記コンデンサの電圧に基づいて前記電源保持信号を出力する。
【0013】
また、前記方向指示システムにおいて、
前記コンデンサおよび、前記コンデンサに直列接続された抵抗に基づく保持時間が、式(1)を満たすように決められている。
T/2 < τ ・・・(1)
ここで、τ:前記保持時間、T:前記駆動電流の点滅周期である。
【0014】
また、前記方向指示システムにおいて、
前記コンデンサおよび、前記コンデンサに直列接続された抵抗に基づく保持時間は、式(2)を満たすように決められる。
τ < T ・・・(2)
ここで、τ:前記保持時間、T:前記駆動電流の点滅周期である。
【0015】
また、前記方向指示システムにおいて、
前記ハザード検出部は、
一端が接地端子に接続され、制御端子が前記第1の方向指示灯接続端子に接続された第1のスイッチング素子と、一端が前記第1のスイッチング素子の他端に接続され、制御端子が前記第2の方向指示灯接続端子に接続された第2のスイッチング素子とを有し、
前記ハザード検出部は、前記第1および前記第2の方向指示灯接続端子に前記駆動電流が入力された場合に前記第1および前記第2のスイッチング素子が導通状態となることにより前記ハザード検出信号としてのLレベル信号を前記第2のスイッチング素子の他端から出力し、
前記電源保持部は、
一端が前記第2のバッテリ接続端子に接続され、制御端子が前記第2のスイッチング素子の他端に接続された第3のスイッチング素子と、一端が前記第3のスイッチング素子の他端に接続され、他端が前記接地端子に接続されたコンデンサと、一端が前記コンデンサの一端に接続された抵抗と、一端が前記接地端子に接続され、制御端子が前記抵抗の他端に接続された第4のスイッチング素子とを有し、前記第3のスイッチング素子の制御端子が前記ハザード検出信号としてのLレベル信号を受信すると、前記第3のスイッチング素子が導通状態となって前記コンデンサが前記バッテリの電圧により充電され、前記コンデンサの電圧が前記第4のスイッチング素子の閾値電圧に達すると、前記第4のスイッチング素子が導通状態となることにより前記電源保持部は、前記電源保持信号としてのLレベル信号を前記第4のスイッチング素子の他端から出力し、
前記電源供給部は、
一端が前記第1のバッテリ接続端子に接続され、他端が前記駆動電流出力部に接続され、制御端子が前記第4のスイッチング素子の他端に接続された第5のスイッチング素子を有し、前記第5のスイッチング素子の制御端子が前記電源保持信号としてのLレベル信号を受信すると、前記第5のスイッチング素子が導通状態となる。
【0016】
本発明の一態様に係る方向指示装置は、
第1の端子および第2の端子を有し、前記第1の端子と前記第2の端子の間を電気的に接続するオン状態と、前記第1の端子と前記第2の端子の間を電気的に開放するオフ状態とを切り替え可能なイグニッションスイッチと、
第3の端子、第4の端子および第5の端子を有し、前記第3の端子と前記第4の端子と前記第5の端子の間を電気的に接続するオン状態と、前記第3の端子と前記第4の端子と前記第5の端子の間を電気的に開放するオフ状態とを切り替え可能なハザードスイッチと、
第6の端子、第7の端子および第8の端子を有し、前記第6の端子と前記第8の端子の間を電気的に接続する状態と、前記第7の端子と前記第8の端子の間を電気的に接続する状態と、前記第6の端子と前記第7の端子と前記第8の端子の間を電気的に開放する状態とを切り替え可能な方向指示スイッチと、
前記方向指示スイッチの第6の端子に一端が接続され、接地に他端が接続され、電流が流れると点灯する第1の方向指示灯と、
前記方向指示スイッチの第7の端子に一端が接続され、接地に他端が接続され、電流が流れると点灯する第2の方向指示灯と、
を備える方向指示システムに用いられる方向指示装置であって、
バッテリの正極に接続される第1のバッテリ接続端子と、前記イグニッションスイッチを介して前記バッテリの正極に接続される第2のバッテリ接続端子と、前記ハザードスイッチの第3の端子および第1の方向指示灯の一端に接続される第1の方向指示灯接続端子と、前記ハザードスイッチの第4の端子および第2の方向指示灯の一端に接続される第2の方向指示灯接続端子と、前記方向指示スイッチの第8の端子および前記ハザードスイッチの第5の端子に接続される駆動電流出力端子と、を備え、
前記第1および第2の方向指示灯接続端子を介して前記ハザードスイッチのオン状態を検出し、前記イグニッションスイッチがオン状態の場合において前記ハザードスイッチがオン状態になったときには、前記駆動電流出力端子から出力される点滅周期の駆動電流により前記第1および第2の方向指示灯の両方を点滅させるハザード動作を行い、前記ハザード動作中に前記イグニッションスイッチがオフ状態になったときには、前記第1のバッテリ接続端子から供給される電圧により動作し、前記駆動電流を出力することを特徴とする。
【発明の効果】
【0017】
本発明係る方向指示システムでは、方向指示装置が、ハザードスイッチの第3の端子および第1の方向指示灯の一端に接続される第1の方向指示灯接続端子と、ハザードスイッチの第4の端子および第2の方向指示灯の一端に接続される第2の方向指示灯接続端子と、方向指示スイッチの第8の端子およびハザードスイッチの第5の端子に接続される駆動電流出力端子とを有し、第1および第2の方向指示灯接続端子を介してハザードスイッチのオン状態を検出する。これにより、方向指示装置は、ハザード動作中であることを確実に検出することができる。そして、方向指示装置は、ハザード動作中にイグニッションスイッチがオフ状態になったときには、バッテリの正極に接続された第1のバッテリ接続端子から供給される電圧により動作し、第1および第2の方向指示灯に駆動電流を出力する。これにより、イグニッションスイッチがオフ状態であっても、ハザード動作を確実に保持することができる。
【0018】
よって、本発明によれば、ハザード動作中にイグニッションスイッチがオフされた場合にハザード動作を確実に保持することを安価で簡素な回路で可能とした方向指示装置および方向指示システムを提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態に係る方向指示システムおよび方向指示装置について説明する。なお、各図において同等の機能を有する構成要素には同一の符号を付し、同一符号の構成要素の詳しい説明は繰り返さない。
【0021】
実施形態に係る方向指示システム1は、
図1に示すように、方向指示装置2と、イグニッションスイッチ3と、ハザードスイッチ4と、方向指示スイッチ5と、方向指示灯6A,6B(第1の方向指示灯)と、方向指示灯7A,7B(第2の方向指示灯)と、バッテリBとを備えている。
【0022】
方向指示装置2は、バッテリBから供給される電圧により動作し、ハザードスイッチ4や方向指示スイッチ5の状態に応じて方向指示灯6A,6B,7A,7Bの点灯制御を行う。この方向指示装置2は、
図1に示すように、バッテリ接続端子BAT1(第1のバッテリ接続端子)と、バッテリ接続端子BAT2(第2のバッテリ接続端子)と、接地される接地端子GNDと、方向指示灯接続端子L−SW(第1の方向指示灯接続端子)と、方向指示灯接続端子R−SW(第2の方向指示灯接続端子)と、方向指示灯6A,6B,7A,7Bを点滅させるための駆動電流を出力する駆動電流出力端子LOADとを有する。
【0023】
バッテリ接続端子BAT1,BAT2は、方向指示装置2をバッテリBに接続するための端子である。より詳しくは、バッテリ接続端子BAT1はバッテリBの正極に直接接続され、バッテリ接続端子BAT2はイグニッションスイッチ3を介してバッテリBの正極に接続される。
図1に示すように、バッテリ接続端子BAT2は、イグニッションスイッチ3の端子3aに接続され、イグニッションスイッチ3がオン状態のときにバッテリBの正極に接続される。
【0024】
方向指示灯接続端子L−SWは、方向指示灯6A,6Bに駆動電流が流れているか否かを検出するための端子である。この方向指示灯接続端子L−SWは、
図1に示すように、ハザードスイッチ4の端子4aと、方向指示灯6A,6Bの一端とに接続される。
【0025】
方向指示灯接続端子R−SWは、方向指示灯7A,7Bに駆動電流が流れているか否かを検出するための端子である。この方向指示灯接続端子R−SWは、ハザードスイッチ4の端子4bと、方向指示灯7A,7Bの一端とに接続される。
【0026】
駆動電流出力端子LOADは、方向指示灯6A,6B,7A,7Bに駆動電流を供給するための端子である。この駆動電流出力端子LOADは、方向指示スイッチ5の端子5cと、ハザードスイッチ4の端子4cとに接続される。
【0027】
方向指示スイッチ5が端子5aと端子5cの間を電気的に接続する場合、方向指示灯6Aおよび6Bが点滅する。このとき方向指示灯接続端子L−SWは、駆動電流出力端子LOADから出力され方向指示灯6A,6Bに供給される駆動電流を受信する。一方、方向指示スイッチ5が端子5bと端子5cの間を電気的に接続する場合、方向指示灯7Aおよび7Bが点滅する。このとき方向指示灯接続端子R−SWは、駆動電流出力端子LOADから出力され方向指示灯7A,7Bに供給される駆動電流を受信する。
【0028】
また、ハザードスイッチ4がオン状態(端子4a、端子4bおよび端子4cが電気的に接続される状態)の場合、方向指示灯6A,6Bおよび方向指示灯7A,7Bが点滅する。このとき方向指示灯接続端子L−SWおよび方向指示灯接続端子R−SWは、駆動電流出力端子LOADから出力され方向指示灯6A,6B,7A,7Bに供給される駆動電流を受信する。
【0029】
次に、イグニッションスイッチ3、ハザードスイッチ4および方向指示スイッチ5について説明する。
【0030】
イグニッションスイッチ3は、エンジン等の車両駆動装置(図示せず)を始動/停止するためのスイッチである。このイグニッションスイッチ3は、端子3a(第1の端子)および端子3b(第2の端子)を有し、端子3aと端子3bの間を電気的に接続するオン状態と、端子3aと端子3bの間を電気的に開放するオフ状態とを切り替え可能に構成されている。
【0031】
ハザードスイッチ4は、方向指示灯6A,6B,7A,7Bを点滅させてハザード動作を行うためのスイッチである。このハザードスイッチ4は、端子4a(第3の端子)、端子4b(第4の端子)および端子4c(第5の端子)を有する。このハザードスイッチ4は、端子4aと端子4bと端子4cの間を電気的に接続するオン状態と、端子4aと端子4bと端子4cの間を電気的に開放するオフ状態とを切り替え可能に構成されている。
【0032】
方向指示スイッチ5は、方向指示灯6A,6B、または方向指示灯7A,7Bを点滅させることで、車両の移動方向を指示するためのスイッチである。この方向指示スイッチ5は、端子5a(第6の端子)、端子5b(第7の端子)および端子5c(第8の端子)を有する。方向指示スイッチ5は、端子5aと端子5cの間を電気的に接続する状態と、端子5bと端子5cの間を電気的に接続する状態と、端子5aと端子5bと端子5cの間を電気的に開放する状態とを切り替え可能に構成されている。
【0033】
次に、方向指示灯6A,6B,7A,7Bについて説明する。方向指示灯6Aおよび6Bは車両(図示せず)の左側に取り付けられ、方向指示灯7Aおよび7Bは車両の右側に取り付けられている。また、方向指示灯6Aおよび7Aは車両の前方に取り付けられ、方向指示灯6Bおよび7Bは車両の後方に取り付けられている。なお、方向指示灯6A,6B,7A,7Bは、電球であってもよいし、あるいは複数のLED素子を含むLEDランプであってもよい。
【0034】
方向指示灯6Aおよび6Bは、
図1に示すように、互いに並列接続されている。方向指示灯6Aおよび6Bはいずれも、方向指示スイッチ5の端子5aに一端が接続され、接地に他端が接続されており、電流が流れると点灯する。同様に、方向指示灯7Aおよび7Bは、互いに並列接続されている。方向指示灯7Aおよび7Bはいずれも、方向指示スイッチ5の端子5bに一端が接続され、接地に他端が接続されており、電流が流れると点灯する。
【0035】
上記の方向指示装置2は、イグニッションスイッチ3がオン状態の場合においてハザードスイッチ4がオン状態になったときには、駆動電流出力端子LOADから出力される点滅周期Tの駆動電流により方向指示灯6A,6Bおよび方向指示灯7Aおよび7Bの両方を点滅させるハザード動作を行う。
【0036】
方向指示装置2は、方向指示灯接続端子L−SWおよび方向指示灯接続端子R−SWを介してハザードスイッチ4のオン状態(即ち、ハザードスイッチ4が押下された状態であること)を検出する。これにより、方向指示装置2は、ハザード動作中であることを確実に検出することができる。そして、方向指示装置2は、ハザード動作中にイグニッションスイッチ3がオフ状態になったときには、バッテリ接続端子BAT1から供給される電圧により動作し、方向指示灯6A,6B,7A,7Bに駆動電流を出力する。これにより、イグニッションスイッチ3がオフ状態であっても、ハザード動作を確実に保持することができる。
【0037】
次に、方向指示装置2の内部構成について
図2を参照して詳しく説明する。
【0038】
方向指示装置2は、
図2に示すように、駆動電流出力部21と、ハザード検出部22と、電源保持部23と、電源供給部24とを有する。
【0039】
駆動電流出力部21は、バッテリBの電圧が供給されている間、方向指示灯を点滅させるための駆動電流を出力する。バッテリBの電圧は、バッテリ接続端子BAT2を介して駆動電流出力部21に供給される。なお、後ほど詳しく説明するが、ハザード動作中にイグニッションスイッチ3がオフされた場合(即ち、ハザード動作の保持状態)は、バッテリBの電圧は、バッテリ接続端子BAT1を介して駆動電流出力部21に供給される。
【0040】
ハザード検出部22は、方向指示灯接続端子L−SWおよび方向指示灯接続端子R−SWの両方から駆動電流を検出した場合に、ハザードスイッチ4がオン状態であることを示すハザード検出信号を出力する。
【0041】
ハザード検出部22の構成例について説明する。ハザード検出部22は、
図2に示すように、スイッチング素子Q1(第1のスイッチング素子)と、スイッチング素子Q2(第2のスイッチング素子)とを有する。スイッチング素子Q1,Q2は、例えばNPN型のバイポーラトランジスタである。
【0042】
なお、スイッチング素子Q1,Q2の動作を安定化させるために、
図2に示すように、抵抗R11,R12,R21,R22を設けてもよい。抵抗R11および抵抗R12は、スイッチング素子Q1およびスイッチング素子Q2のベース端子にそれぞれ設けられる。抵抗R21はスイッチング素子Q1のベース端子とエミッタ端子間に設けられ、抵抗R22はスイッチング素子Q2のベース端子とエミッタ端子間に設けられる。
【0043】
また、スイッチング素子Q1,Q2はバイポーラトランジスタに限らず、他のスイッチング素子(電界効果トランジスタ等)であってもよい。
【0044】
スイッチング素子Q1およびスイッチング素子Q2は直列接続されている。スイッチング素子Q1の制御端子(ベース端子)が方向指示灯接続端子L−SWに接続され、スイッチング素子Q2の制御端子(ベース端子)が方向指示灯接続端子R−SWに接続されている。即ち、スイッチング素子Q1は、一端(エミッタ端子)が接地端子GNDに接続され、制御端子が方向指示灯接続端子L−SWに接続されている。スイッチング素子Q2は、一端(エミッタ端子)がスイッチング素子Q1の他端(コレクタ端子)に接続され、制御端子が方向指示灯接続端子R−SWに接続されている。
【0045】
ハザードスイッチ4がオンされて駆動電流が方向指示灯接続端子L−SWおよび方向指示灯接続端子R−SWに入力された場合、スイッチング素子Q1およびスイッチング素子Q2が導通状態となる。これにより、ハザード検出部22は、ハザード検出信号としてのLレベル信号をスイッチング素子Q2の他端(コレクタ端子)から出力する。
【0046】
電源保持部23は、ハザード検出信号を受信すると、ハザードスイッチ4がオン状態の間、電源保持信号を出力する。
【0047】
電源保持部23の構成例について説明する。電源保持部23は、
図2に示すように、スイッチング素子Q3(第3のスイッチング素子)と、コンデンサC1と、このコンデンサC1に直列接続された抵抗R1と、スイッチング素子Q4(第4のスイッチング素子)とを有する。スイッチング素子Q3は、例えばPNP型のバイポーラトランジスタであり、スイッチング素子Q4は、例えばNPN型のバイポーラトランジスタである。
【0048】
なお、スイッチング素子Q4の動作を安定化させるため、
図2に示すように、抵抗R13,R23,R24を設けてもよい。抵抗R13は、スイッチング素子Q3のベース端子に設けられる。抵抗R23はスイッチング素子Q3のベース端子とエミッタ端子間に設けられ、抵抗R24はスイッチング素子Q4のベース端子とエミッタ端子間に設けられる。
【0049】
また、スイッチング素子Q3,Q4はバイポーラトランジスタに限らず、他のスイッチング素子(電界効果トランジスタ等)であってもよい。
【0050】
スイッチング素子Q3は、一端(エミッタ端子)がバッテリ接続端子BAT2に接続され、制御端子(ベース端子)がスイッチング素子Q2の他端(コレクタ端子)に接続され、他端(コレクタ端子)がコンデンサC1に接続されている。
【0051】
コンデンサC1は、
図2に示すように、一端がスイッチング素子Q3の他端(コレクタ端子)に接続され、他端が接地端子GNDに接続されている。抵抗R1は、一端がコンデンサC1の一端に接続され、他端がスイッチング素子Q4の制御端子に接続されている。
【0052】
スイッチング素子Q4は、一端(エミッタ端子)が接地端子GNDに接続され、制御端子(ベース端子)が抵抗R1の他端に接続されている。また、スイッチング素子Q4の他端(コレクタ端子)は、電源保持部23の出力端子として、電源供給部24に接続されている。
【0053】
スイッチング素子Q3の制御端子がハザード検出部22からハザード検出信号(Lレベル信号)を受信すると、スイッチング素子Q3が導通状態となってコンデンサC1がバッテリBの電圧により充電される。そして、コンデンサC1の電圧がスイッチング素子Q4の閾値電圧に達すると、スイッチング素子Q4が導通状態となる。これにより、電源保持部23は、電源保持信号としてのLレベル信号をスイッチング素子Q4の他端(コレクタ端子)から出力する。
【0054】
上記のように、電源保持部23は、ハザード検出信号を受信している間バッテリBの電圧により充電されるコンデンサC1を有し、コンデンサC1の電圧に基づいて電源保持信号を出力するように構成されている。
【0055】
電源供給部24は、電源保持部23が出力する電源保持信号を受信している間、バッテリ接続端子BAT1から入力されたバッテリBの電圧を駆動電流出力部21に供給する。
【0056】
電源供給部24の構成例について説明する。電源供給部24は、
図2に示すように、スイッチング素子Q5(第5のスイッチング素子)を有する。スイッチング素子Q5は、例えばP型MOSFETである。
【0057】
なお、スイッチング素子Q5の動作を安定化させるため、
図2に示すように、抵抗R15,R25を設けてもよい。抵抗R15はスイッチング素子Q5のゲート端子に設けられ、抵抗R25はスイッチング素子Q5のゲート端子とソース端子間に設けられる。
【0058】
また、スイッチング素子Q5は電界効果トランジスタに限らず、他のスイッチング素子(バイポーラトランジスタ等)であってもよい。
【0059】
スイッチング素子Q5は、
図2に示すように、一端(ソース端子)がバッテリ接続端子BAT1に接続され、他端(ドレイン端子)が駆動電流出力部21に接続され、制御端子(ゲート端子)がスイッチング素子Q4の他端(コレクタ端子)に接続されている。このスイッチング素子Q5の制御端子が電源保持信号(Lレベル信号)を受信すると、スイッチング素子Q5が導通状態となる。これにより、バッテリ接続端子BAT1を介してバッテリBの電圧を駆動電流出力部21に供給することが可能になる。
【0060】
上記のように、本実施形態によれば、複雑で高価な論理回路やマイコンを用いず、簡素かつ安価な回路により方向指示装置2を構成することができる。
【0061】
次に、
図3Aおよび
図3Bのタイムチャートを参照して方向指示装置2の動作について説明する。
【0062】
まず、時刻t
1において、イグニッションスイッチ3がオン状態にされる。これにより、バッテリ接続端子BAT2から入力されたバッテリBの電圧が駆動電流出力部21に供給され、駆動電流出力部21は駆動電流を出力する。この駆動電流は、例えば
図3Aに示すように周期Tの矩形波である。
【0063】
その後、時刻t
2において、ハザードスイッチ4が押下されてオン状態になる。これにより、ハザード検出部22は、方向指示灯接続端子L−SWおよび方向指示灯接続端子R−SWの両方から駆動電流を検出し、ハザード検出信号(Lレベル信号)を出力する。
図3Aに示すように、ハザード検出信号は駆動電流に同期するため、ハザード検出信号は時刻t
3において出力される。
【0064】
電源保持部23がハザード検出信号を受信してスイッチング素子Q3が導通状態となると、コンデンサC1はバッテリ接続端子BAT2から入力されるバッテリBの電圧により充電される。そして、時刻t
4において、コンデンサC1の電圧がスイッチング素子Q4の閾値電圧に達する。これにより、スイッチング素子Q4が導通状態となり、電源保持部23から電源保持信号(Lレベル信号)が出力される。電源保持信号を受信すると、スイッチング素子Q5は導通状態となる。その結果、バッテリ接続端子BAT2だけでなく、バッテリ接続端子BAT1からもバッテリBの電圧が駆動電流出力部21に供給されるようになる。
【0065】
その後、時刻t
5において、駆動電流がLレベルになるため、ハザード検出部22はハザード検出信号の出力を停止する。そのため、スイッチング素子Q3が絶縁状態となり、コンデンサC1の充電が停止する。コンデンサC1に蓄えられた電荷は、抵抗R1を通って接地端子GNDから放電される。よって、時刻t
5から時刻t
6(駆動電流がHレベルになる時刻)までの間、
図3Aに示すように、コンデンサC1の電圧は漸減する。
【0066】
ここで、ハザード動作を保持する観点から、電源保持部23は、時刻t
5から時刻t
6までの間、電源保持信号を出力し続けることが望ましい。即ち、この間、コンデンサC1の電圧がスイッチング素子Q4の閾値を下回らないことが望ましい。より詳しくは、コンデンサC1および抵抗R1に基づく保持時間τが、式(1)を満たすように決められているようにしてもよい。この保持時間は、ハザードスイッチ4がオフしてから、電源保持部23が電源保持信号の出力を停止する(即ち、電源保持部23の出力がHレベルとなる)までの時間である。即ち、
図3Bにおいて、保持時間は時刻t
8から時刻t
9までの時間である。
T/2 < τ ・・・(1)
ここで、τ:保持時間、T:駆動電流の点滅周期である。これにより、ハザード検出信号が出力されていない間も、電源保持部23は電源保持信号を出力することができ、バッテリ接続端子BAT1を介した電圧供給を継続することができる。
【0067】
その後、
図3Bに示すように、時刻t
7において、イグニッションスイッチ3がオフ状態にされる。これによりバッテリ接続端子BAT2を介した電圧供給は停止するものの、バッテリ接続端子BAT1を介した電圧供給が継続する。このため、駆動電流出力部21は駆動電流の出力を継続し、ハザード動作が保持される。
【0068】
その後、時刻t
8において、ハザードスイッチ4がオフ状態になる。これにより、ハザード検出部22は、方向指示灯接続端子L−SWおよびR−SWの少なくともいずれか一方から駆動電流を検出しなくなるため、ハザード検出信号の出力を停止する。なお、ハザードスイッチ4がオフ状態であっても、方向指示スイッチ5が端子5aおよび端子5c間、または端子5bおよび端子5c間を電気的に接続する場合(即ち、方向指示スイッチ5により左または右に方向指示されている場合)、ハザード検出部22は、方向指示灯接続端子L−SWまたはR−SWから駆動電流を検出する。しかし、この場合、上記の構成から理解されるようにハザード検出部22はハザード検出信号を出力しない。
【0069】
ハザード検出部22がハザード検出信号を出力しなくなるため、スイッチング素子Q3が絶縁状態となり、コンデンサC1に蓄えられた電荷は放電され、コンデンサC1の電圧は低下する。そして、時刻t
9において、コンデンサC1の電圧がスイッチング素子Q4の閾値電圧まで低下し、スイッチング素子Q4が絶縁状態となる。このため、電源保持部23は電源保持信号の出力を停止し、電源供給部24のスイッチング素子Q5は絶縁状態となる。その結果、駆動電流出力部21への電圧供給が停止し、駆動電流が出力されなくなり、ハザード動作は停止する。
【0070】
なお、ハザード動作を速やかに停止するために、コンデンサC1および抵抗R1に基づく保持時間τが式(2)を満たすように決められるようにしてもよい。
τ < T ・・・(2)
ここで、τ:保持時間、T:駆動電流の点滅周期である。
【0071】
以上説明したように、実施形態に係る方向指示システム1では、方向指示装置2が、ハザードスイッチ4の端子4aおよび方向指示灯6A,6Bの一端に接続される方向指示灯接続端子L−SWと、ハザードスイッチ4の端子4bおよび方向指示灯7A,7Bの一端に接続される方向指示灯接続端子R−SWと、方向指示スイッチ5の端子5cおよびハザードスイッチ4の端子4cに接続される駆動電流出力端子LOADとを有する。そして、方向指示装置2は、方向指示灯接続端子L−SWおよび方向指示灯接続端子R−SWを介してハザードスイッチ4のオン状態を検出する。これにより、方向指示装置2は、ハザード動作中であることを確実に検出することができる。そして、方向指示装置2は、ハザード動作中にイグニッションスイッチ3がオフ状態になったときには、バッテリの正極に接続されたバッテリ接続端子BAT1から供給される電圧により動作し、方向指示灯6A,6B,7A,7Bに駆動電流を出力する。これにより、イグニッションスイッチ3がオフ状態であっても、ハザード動作を確実に保持することができる。
【0072】
上記の記載に基づいて、当業者であれば、本発明の追加の効果や種々の変形を想到できるかもしれないが、本発明の態様は、上述した個々の実施形態に限定されるものではない。異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。特許請求の範囲に規定された内容及びその均等物から導き出される本発明の概念的な思想と趣旨を逸脱しない範囲で種々の追加、変更及び部分的削除が可能である。
[解決手段]方向指示システム(1)は、イグニッションスイッチ(3)と、ハザードスイッチ(4)と、方向指示スイッチ(5)と、方向指示灯(6A,6B)と、方向指示灯(7A,7B)と、方向指示装置(2)とを備え、方向指示装置(2)は、方向指示灯接続端子(L−SW)および(R−SW)を介してハザードスイッチ(4)のオン状態を検出し、イグニッションスイッチ(3)がオン状態の場合においてハザードスイッチ(4)がオン状態になったときには、駆動電流出力端子(LOAD)から出力される点滅周期Tの駆動電流により方向指示灯(6A,6B)および方向指示灯(7A,7B)の両方を点滅させるハザード動作を行い、ハザード動作中にイグニッションスイッチ(3)がオフ状態になったときには、バッテリ接続端子(BAT1)から供給される電圧により動作し、駆動電流を出力する。