(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5960790
(24)【登録日】2016年7月1日
(45)【発行日】2016年8月2日
(54)【発明の名称】本物の炎を模倣して発光する照明装置
(51)【国際特許分類】
F21S 6/00 20060101AFI20160719BHJP
F21V 23/06 20060101ALI20160719BHJP
F21S 9/02 20060101ALI20160719BHJP
F21V 21/34 20060101ALI20160719BHJP
F21V 17/00 20060101ALI20160719BHJP
F21Y 115/10 20160101ALN20160719BHJP
【FI】
F21S6/00 504
F21V23/06
F21S9/02 430
F21V21/34 300
F21V17/00 150
F21Y115:10
【請求項の数】17
【全頁数】18
(21)【出願番号】特願2014-260724(P2014-260724)
(22)【出願日】2014年12月24日
(65)【公開番号】特開2016-9681(P2016-9681A)
(43)【公開日】2016年1月18日
【審査請求日】2014年12月24日
(31)【優先権主張番号】201410289652.1
(32)【優先日】2014年6月24日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】514328997
【氏名又は名称】リ シャオフェン
【氏名又は名称原語表記】LI XiaoFeng
(74)【代理人】
【識別番号】110001841
【氏名又は名称】特許業務法人梶・須原特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】リ シャオフェン
【審査官】
田中 友章
(56)【参考文献】
【文献】
登録実用新案第3183814(JP,U)
【文献】
特開2006−079897(JP,A)
【文献】
登録実用新案第3167100(JP,U)
【文献】
登録実用新案第3147775(JP,U)
【文献】
欧州特許出願公開第02570714(EP,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F21S 6/00
F21S 9/02
F21V 17/00
F21V 21/34
F21V 23/06
F21Y 115/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
発光板(2)、制御パネル(7)、本体ベース(3)、電池ホルダ及び昇降機構(4)を備え、
前記発光板(2)と前記制御パネル(7)とは電気的に接続され、
前記発光板(2)は、プリント回路板及び複数の発光体(21)を備え、前記複数の発光体(21)は、前記プリント回路板の表面に配列されて表示面を形成し、
前記プリント回路板は、発光部(22)及び固定部(23)を備え、前記固定部(23)は外側へ延在する突起部分を有し、前記発光部(22)は炎の形状に類似し、前記表示面は、前記発光部(22)の正反両面に位置し、
前記制御パネル(7)は、前記本体ベース(3)に取り付けられ、前記発光板(2)は、前記制御パネル(7)との固定接続によって前記本体ベース(3)に位置決めされ、又は、本体ベース(3)に取り付けられ、前記表示面は、本体ベース(3)の先端部からはみ出し、
駆動動作状態において、前記制御パネル(7)が、一部の前記発光体(21)の点灯及び一部の前記発光体(21)の消灯の少なくともいずれか一方を制御することによって、前記表示面に炎の揺らめきが動的に表示され、
前記本体ベース(3)は取付座(32)を備え、前記電池ホルダは、前記取付座(32)内に配置され且つ前記制御パネル(7)と電気的に接続され、前記取付座(32)の先端部には貫通孔が設けられ、駆動動作状態において、前記表示面は、前記貫通孔を介して、前記取付座(32)の先端部からはみ出し、
前記昇降機構(4)は、前記取付座(32)内に取り付けられ、前記昇降機構(4)の駆動出力端子と前記固定部(23)とが接続され、前記昇降機構(4)は、前記発光部(22)が前記取付座(32)内に隠れ又は前記取付座(32)の先端部からはみ出すように駆動することを特徴とする本物の炎を模倣して発光する照明装置。
【請求項2】
前記発光体(21)は発光ダイオードチップであり、さらに、前記発光体(21)は長方形の顆粒状であり、前記プリント回路板の正反両面に配列されていることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
【請求項3】
前記発光体(21)は、斜めに且つ均等に分布するように前記プリント回路板の正反両面に配列されていることを特徴とする請求項2に記載の照明装置。
【請求項4】
前記発光板(2)は、前記固定部(23)の表面に配置されたコネクタ(24)をさらに備え、前記発光板(2)と前記制御パネル(7)とが、前記コネクタ(24)を介して電気的に接続されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の照明装置。
【請求項5】
前記発光板(2)は、前記固定部(23)に取り付けられた発光ダイオード(25)をさらに備えていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の照明装置。
【請求項6】
前記発光板(2)は、前記発光体(21)の表面を覆う透明又は半透明の被覆層をさらに備えていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の照明装置。
【請求項7】
前記本体ベース(3)は取付台(31)をさらに備え、前記取付座(32)の上部には凹溝又は貫通孔が設けられ、前記取付台(31)は、前記凹溝又は前記貫通孔の中に嵌めこまれ又は収容され、
前記発光板(2)は前記取付台(31)に取り付けられ、前記表示面は前記取付台(31)の先端部からはみ出していることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の照明装置。
【請求項8】
電源モジュール(8)及び電源制御パネル(9)をさらに備え、前記電源モジュール(8)と前記電源制御パネル(9)とが接続され一体となり、前記電源制御パネル(9)は前記本体ベース(3)に横向きに取り付けられ、
前記固定部(23)と前記電源制御パネル(9)とが、それぞれ前記制御パネル(7)に取り付けられ、さらに、前記発光部(22)は、前記制御パネル(7)の上方に位置し、前記電源制御パネル(9)は、前記制御パネル(7)の下方に位置することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の照明装置。
【請求項9】
前記発光板(2)と前記制御パネル(7)とは、接続され一体となり且つ前記プリント回路板を共用し、前記発光板(2)と前記制御パネル(7)とが一体形成されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の照明装置。
【請求項10】
燃焼中の炎の形態を模倣する火焔筐体(5)をさらに備え、前記表示面は、前記火焔筐体(5)に被覆されるように前記火焔筐体(5)内に配置されていることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の照明装置。
【請求項11】
ろう胴体(1)をさらに備え、前記ろう胴体(1)の上部には基板(11)が取り付けられ、
前記基板(11)には、前記発光部(22)を貫通させるための貫通孔(111)が設けられ、前記本体ベース(3)は、前記ろう胴体(1)内に取り付けられ、
前記表示面は、前記貫通孔(111)を介して前記基板(11)の先端部からはみ出していることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の照明装置。
【請求項12】
前記取付台(31)には、前記固定部(23)に合わせた係合溝(312)が設けられ、
前記固定部(23)は、前記係合溝(312)を介して前記取付台(31)内に配置され、前記発光部(22)は、前記取付台(31)の先端部からはみ出していることを特徴とする請求項7に記載の照明装置。
【請求項13】
電球筐体(6)をさらに備え、前記電球筐体(6)と前記本体ベース(3)とは接続され、前記表示面は、前記電球筐体(6)に被覆されるように前記電球筐体(6)内に配置されていることを特徴とする請求項8に記載の照明装置。
【請求項14】
前記昇降機構(4)は、昇降板(41)、ギアボックス(42)及び駆動装置(43)を備え、前記駆動装置(43)は前記ギアボックス(42)を駆動し、前記ギアボックス(42)は前記昇降板(41)を駆動し、前記昇降板(41)は前記発光板(2)が上昇及び下降するように駆動することを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の照明装置。
【請求項15】
前記本体ベース(3)は位置決め板(33)をさらに備え、前記位置限定板(33)には、前記固定部(23)の横断面に合わせた貫通孔が設けられ、前記固定部(23)は前記取付座(32)内に配置され、前記位置限定板(33)は前記貫通孔を介して前記固定部(23)を締め付け、前記発光部(22)は前記電球筐体(6)内に収容され、前記電球筐体(6)は、前記取付座(32)にネジ接続されていることを特徴とする請求項13に記載の照明装置。
【請求項16】
前記本体ベース(3)は、締め付けブロック(34)及び収容カップ(35)をさらに備え、前記締め付けブロック(34)には、前記固定部(23)の横断面に合わせたチャネル(341)が設けられ、
前記収容カップ(35)は前記取付座(32)とネジ接続され、前記締め付けブロック(34)は前記収容カップ(35)内に収容され、前記固定部(23)は、前記チャネル(341)を介して前記締め付けブロック(34)に固定され、前記発光部(22)は前記電球筐体(6)内に収容され、前記電球筐体(6)の開口端と前記収容カップ(35)の上端とが接続されていることを特徴とする請求項13に記載の照明装置。
【請求項17】
前記本体ベース(3)は固定スタンド(36)をさらに備え、
前記固定スタンド(36)と前記取付座(32)とはネジ接続され、前記電源モジュール(8)、前記電源制御パネル(9)、前記固定部(23)及び前記制御パネル(7)は、前記固定スタンド(36)内に収容され、前記発光部(22)は前記電球筐体(6)内に収容され、前記電球筐体(6)は前記固定スタンド(36)にネジ接続されていることを特徴とする請求項13に記載の照明装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は電子照明装置に関し、具体的には本物の炎を模倣して発光する照明装置に関する。
【背景技術】
【0002】
電子ろうそくは、便利な装飾品として、照明における実用性及び安全性を有するだけでなく、鑑賞性、装飾性をも兼備し、ホテル、教会や家庭などにおいて、幅広く使用されている。そこで、本物の炎を模倣する電子ろうそくは、その発光部分が従来の照明用ろうそくにおける炎の形態を模倣し、明るかったり暗かったり、又はゆらゆら揺れ、趣を有する。さらに、静かな且つ穏やかな雰囲気を醸し出すことができ、人をリラックスさせるなどの面から、人気を集めている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明における主な目的は、本物の炎の燃焼を模倣する照明装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
具体的に、本発明は、本物の炎を模倣して発光する照明装置を提供
する。本発明に係る照明装置は、発光板、制御パネル
、本体ベース
、電池ホルダ及び昇降機構を備えている。発光板と制御パネルとは電気的に接続され、発光板は、プリント回路板及び複数の発光体を備え、複数の発光体は、プリント回路板の表面に配列され、表示面を形成している。
プリント回路板は、発光部及び固定部を備え、固定部(23)は外側へ延在する突起部分を有し、発光部は炎の形状に類似し、表示面は、発光部の正反両面に位置している。制御パネルは、本体ベースに取り付けられ、発光板は、制御パネルとの固定接続により、本体ベースに位置決めされ、又は発光板は、本体ベースに取り付けられ、表示面は、本体ベースの先端部からはみ出している。制御パネルは、一部の発光体の点灯及び/又は一部の発光体の消灯を制御し、表示面には、炎の揺らめきが表示される、つまり動的な炎による燃焼効果が形成される。
本体ベースは取付座を備え、電池ホルダは、取付座内に配置され且つ制御パネルと電気的に接続され、取付座の先端部には貫通孔が設けられ、駆動動作状態において、表示面は、この貫通孔を介して、取付座の先端部からはみ出している。昇降機構は、取付座内に取り付けられ、昇降機構の駆動出力端子と固定部とが接続され、昇降機構は、発光部が取付座内に隠れ又は取付座の先端部からはみ出すように駆動する。
【発明の効果】
【0005】
本発明は照明装置を提供し、その発光板は複数の発光体を備え、複数の発光体が配列されて表示面を形成している。本発明における照明装置は、より本物の炎による燃焼効果に近づき、趣を有するため、制御パネルは、一部の発光体の点灯及び/又は一部の発光体の消灯を制御し、表示面には、動的な炎による燃焼効果が形成される。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【
図1】本発明による
参考例1の基本的な構造の概略図である。
【
図2】本発明による
参考例1の発光板の構造の概略図である。
【
図3(a)】本発明による
参考例1の発光板の電気回路の原理図である。
【
図3(b)】本発明による
参考例1の発光体の配列図である。
【
図4】本発明による
参考例1の別の基本的な構造の概略図である。
【
図5】本発明による
参考例1の全体的な構造の概略図である。
【
図6】本発明による
参考例2の構造の分解図である。
【
図7】本発明による実施形態
1の発光板の構造の概略図である。
【
図8】本発明による昇降機構を有する実施形態
1の断面図である。
【
図9】本発明による昇降機構を有する実施形態
1の部分拡大図である。
【
図10】本発明による実施形態
1の昇降機構の概略図である。
【
図11】本発明による昇降機構を有する実施形態
2の構造の概略図である。
【
図12】本発明による実施形態
3の構造の概略図である。
【
図13】本発明による実施形態
4の電球構造の概略図である。
【
図14】本発明による実施形態
4の電球全体の構造の概略図である。
【
図15】本発明による実施形態
5の電球構造の概略図である。
【
図16】本発明による実施形態
5の電球全体の構造の概略図である。
【
図17】本発明による実施形態
6の発光板の構造の概略図である。
【
図18】本発明による実施形態
6の電球構造の概略図である。
【
図19】本発明による実施形態
6の電球全体の構造の概略図である。
【
図20】本発明による実施形態
7の発光板の構造の概略図である。
【
図21】本発明による実施形態
7の照明装置の構造の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、具体的な実施形態及び図面と合わせて、本発明について詳細に説明する。
【0008】
参考例1
図1及び
図2に示すように、本
参考例による照明装置は、電子ろうそくであり、コア構造は、本物の炎を模倣して発光するためのモジュールであり、発光板2、制御パネル7及び本体ベース3を備えている。発光板2は、プリント回路板(PCB)及び複数の発光体21を備え、プリント回路板は、発光部22及び固定部23を備えている。固定部23は、外側へ延在する突起を有し、全体は十字型の構造に類似している。発光部22は、炎の形状に似ている。本
参考例による発光体21は、具体的には発光ダイオード(LED)チップであり、長方形の顆粒状になっている。複数の発光体21は、プリント回路板の表面に配列され、そして、少なくとも一つの表示面が形成されている。さらに、発光部22の先端部における発光体21の外側の輪郭は、できるだけ炎の形状を模倣するために円弧形に形成されている。本
参考例では、表示面は、発光部22の正反両面に位置し、発光板2は、本体ベース3内に配置され、また、発光部22は、本体ベース3の上端面からはみ出している。制御パネル7は、一部の発光体21の点灯及び/若しくは一部の発光体21の消灯を制御する、又は、一部の発光体21が徐々に明るくなること及び/若しくは一部の発光体21が徐々に暗くなることを制御する。代替的には、制御パネル7は、一部の発光体21の点灯及び/若しくは一部の発光体21の消灯を制御し、且つ、一部の発光体21が徐々に明るくなること及び/若しくは一部の発光体21が徐々に暗くなることを制御する。点灯または徐々に明るくなる発光体21は、プリント回路板の表示面において炎の形状を形成し、さらに、変化し続けることにより、表示面において、炎による動的な燃焼効果が形成される。
【0009】
本
参考例における電子ろうそくの点灯効果を、より本物の炎による燃焼効果に近づけるため、本
参考例における発光体21は、斜めに且つ均等に分布するように発光部22に配列されている。別の
参考例又は実施形態では、発光体21は、円形若しくはほかの形状であってもよく、また、発光体21は、垂直に又は水平に、且つ均等に分布するように発光部22に配列されてもよい。さらに、発光体21は、ほかの形態となるように発光部22に配列されてもよい。発光板2における制御原理を、
図3に示す。
図3(a)は、電気回路の原理図であり、
図3(b)は、発光体21の配線図である。制御パネル7は、マトリックス方式によって、例えば第1行第2列の発光体21の点灯又は消灯を選択するように、PWM(Pulse Width Modulation)信号によって、一部の発光体21の点灯、一部の発光体21の消灯を制御する。
【0010】
本
参考例は、具体的に以下を採用する。マイクロプロセッサMCUは、複数のLEDチップにおける一部の点灯又は消灯を制御し、模様を形成させ、従来のろうそくによる燃焼する炎の動的効果を模倣する。マイクロプロセッサMCUは、電池から給電されてもよく、外部電源から給電されてもよい。具体的な制御原理として、1)電源モジュール8は、昇圧型集積回路(IC)を介して電圧を5Vまで上げ、マイクロプロセッサMCUに供給する。2)マイクロプロセッサMCUは、LED駆動用集積回路(IC)に給電する。このLED駆動用集積回路(IC)の型番は、TM1628である。LED駆動用集積回路(IC)は、LEDを駆動するために用いられる。マイクロプロセッサMCUとLED駆動用集積回路(IC)とは、シリアル通信により通信を行う。3)マイクロプロセッサMCUがシリアルコマンドを発信し、LED駆動用集積回路(IC)を通知して異なるLEDチップをスキャニングし、LED駆動用集積回路(IC)により対応するLEDチップの点灯及び消灯を駆動し、複数のLEDチップによる点灯及び消灯の効果を実現する。4)マイクロプロセッサMCUが異なるシリアルコマンドを発信することにより、LEDチップの明度を制御し、表示エリアのグレースケールを調節し、炎による動的に変化する効果を実現する。また、必要に応じ、照明装置の駆動時間を4時間、6時間、8時間に設定可能とするのと同様に、赤外リモコンにより、本発明の照明装置におけるオン/オフの制御、タイマー設定及びLEDチップにおける炎の明度の調整などが実現可能である。
【0011】
さらに、本体ベース3は、取付台31及び取付座32を備えている。取付座32の上端部には、凹溝又は貫通孔が設けられている。凹溝又は貫通孔内には、位置決め用段部が設けられている。取付台31は、凹溝又は貫通孔内に嵌めこまれている。取付台31には、固定部23に合わせた係合溝312が設けられている。固定部23は、係合溝312を介して取付台31内に配置されている。また発光部22は、取付台31の先端部からはみ出している。具体的には、取付台31は、脱着可能な左筐体及び右筐体から構成されている。すなわち、左筐体及び右筐体が分かれる際に、固定部23は、対応した係合溝312内に取り付けられ、そして左筐体及び右筐体が取付台31を構成し、これによって発光板2を固定する目的が達成される。左筐体及び右筐体から構成された取付台31は、円柱型構造になっている。別の
参考例又は実施形態では、取付台31における左筐体及び右筐体の上端面には、肩部311を設けてもよい。この肩部311には、固定部23に合わせた係合溝312が設けられ、また、この肩部311における左筐体及び右筐体の外側には、位置決め片313が設けられ、
図4に示すように、位置決め片313により、取付台31を取付座32内に固定させることができる。
【0012】
取付座32内には電源が配置されている。具体的には、取付座32内には、電源を収容する電池ホルダ及び電池ホルダに対応する電池カバーが取り付けられている。制御パネル7は、電池ホルダの片側に固定され、さらに、電池ホルダと電気的に接続されている。本
参考例における発光板2は、コネクタ24をさらに備え、このコネクタ24は、固定部23の一表面に配置されている。さらに、フレキシブル回路基板が採用され、一端は、コネクタ24に挿入接続され、他端は、制御パネル7と接続されていることより、発光板2と制御パネル7とは、フレキシブル回路基板を介して電気的に接続されている。
【0013】
電池ホルダは、取付座32内に配置されている。電池ホルダの開口は下向きになっており、電池カバーは、脱着可能に電池ホルダの開口部に配置されている。電池ホルダには、1.5Vの乾電池が2本又は4本収容されてもよい。必要に応じ、電源は乾電池であってもよく、充電式電池でもよい。制御パネル7に電源を提供するために、本
参考例における電池ホルダには、1.5Vの乾電池が2本取り付けられている。ユーザが本
参考例の電子ろうそくを使用する際に、ユーザが電池ホルダにおけるスイッチを入れ、制御パネル7は、このスイッチのオンオフ信号に基づいて、一部の発光体21の点灯及び一部の発光体21の消灯を制御し、そして、表示面に動的な炎が燃焼する効果が形成される。別の
参考例又は実施形態では、外部電源を採用して給電してもよい。
【0014】
本
参考例による電子ろうそくは、従来のろうそくの質感及び視覚感覚を模倣するために、発光部22の厚さは0.6mm以下であり、好ましい厚さは0.4mmである。また、本
参考例における発光板2は、透明又は半透明の被覆層をさらに備え、この被覆層は、発光体21の表面を覆う。すなわち、発光体21が、斜めに且つ均等に分布するようにプリント回路板の正反両面に配列された後に、この被覆層は、発光体21によって形成された表示面を覆う。この被覆層は、エポキシ樹脂複合材料又はシリカゲル複合材料であってよい。この被覆層は、発光体21がダメージを受けないように保護し、一方、肉眼で長時間光線を観察するときに、光線がまばゆくないように、発光体21が発した光線をフレキシブル光線に調整する役割もある。また、本
参考例における電子ろうそくは、ろう胴体1をさらに備え、ろう胴体1は、パラフィンで作成され又は外表面にパラフィンが覆われている。本
参考例におけるろう胴体1の上端には、基板11が取り付けられ、基板11には、発光部22を貫通させるための貫通孔111が設けられ、本体ベース3は、ろう胴体1内に配置されている。発光板2は、取付座32に取り付けられ、発光板2における表示面は、この貫通孔111を介して基板11の上表面からはみ出している。本
参考例における電子ろうそくの全体の構造図は、
図5である。
【0015】
参考例2
図6は、
参考例1に基づく本
参考例における電子ろうそくの構造分解図であり、ろう胴体1、発光板2及び本体ベース3を備えている。本
参考例は、ろう胴体1、発光板2及び本体ベース3の構造を、
参考例1に対して少し変形させたものであり、ほかの部分は
参考例1に類似するため、説明を省略する。
【0016】
本
参考例における本体ベース3は、発光板2を取り付けるための取付台31及び取付台31を支持する取付座32を備えている。取付座32の上端には、凹溝又は貫通孔が設けられ、凹溝又は貫通孔内に位置決め段部が設けられている。
参考例1との相違点は、本
参考例における発光部22は、長方形構造であり、複数の発光体21は、斜めに且つ均等に分布するように発光部22に配列され、取付台31全体が、凹溝又は貫通孔内に嵌めこまれるために、取付台31には、位置決め段部と係合する肩部311が設けられ、この肩部311の下端面が位置決め段部に配置されている点である。
【0017】
取付台31には、固定部23に合わせた係合溝312が設けられ、固定部23は、係合溝312を介して取付台31内に配置され、また、発光部22は、肩部311の上方にはみ出している。具体的には、本
参考例における取付台31は、脱着不能の部品であり、発光板2を固定するために、固定部23は、直接に対応した係合溝312に差し込まれている。
【0018】
本
参考例におけるろう胴体1の上端には、基板11が取り付けられ、基板11には、発光板2が貫通するための貫通孔111が設けられている。また、本体ベース3は、ろう胴体1内に配置され、発光体21によって構成された表示面は、貫通孔111を介して基板11の上表面からはみ出している。
【0019】
本
参考例における貫通孔111は、円形に設計されている。本
参考例では、係合溝312には、固定部23における外側へ延在する突起部分に対応した位置決め凹溝が設けられている。位置決め凹溝の大きさは、固定部23を肩部の貫通孔内に収容できる程度でよい。別の
参考例又は実施形態では、係合溝312を設けなくてもよい。その場合、本
参考例における電子ろうそくを組み立てる際に、固定部23における外側へ延在する突起部分を、肩部311の上表面、及び基板11の下表面に配置し、基板11と肩部311とで挟んで支持することにより発光板2を固定してもよい。
【0020】
実施形態
1
参考例1及び
参考例2が提供した照明装置においては、発光板2が本体ベース3に固定されている。
参考例1及び
参考例2に基づき、本実施形態における電子ろうそくが点灯する必要のないときに、発光部22が、本体ベース3に隠れることを実現するために、本実施形態が提供する電子ろうそくは、昇降機構4をさらに備えている。本実施形態における発光部22の上端面は、黒色に設計されている。その目的は、発光部22が本体ベース3内に隠れているときに、電子ろうそくの模造芯の外観を、燃焼された木切れに類似させるためである。電子ろうそくが点灯する必要のあるときには、発光部22がろう胴体1の上端面からはみ出す。そして、電子ろうそくが点灯し、これによって、ユーザに異なる外観的視覚を与え、そしてユーザに新鮮な体験感覚を与えることができる。
【0021】
本実施形態が
参考例1及び
参考例2と異なる点は、本実施形態における発光部22及び固定部23が両方とも、長方形構造である点である。
図7に示すように、本実施形態における発光体21の配列分布方式は、
参考例2に類似している。本実施形態におけるろう胴体1、本体ベース3、制御パネル7及び電源モジュール8の構造は、それぞれ
参考例1及び
参考例2の対応した部分に類似するため、説明を省略する。
【0022】
図8に示すように、昇降機構4は、取付座32内に取り付けられ、昇降機構4における駆動出力端子は、発光部22が取付座32内に隠れた状態及び基板11の上表面からはみ出した状態のいずれかを選択的に取るように制御する。
【0023】
さらに、
図9に示すように、昇降機構4は、昇降板41、ギアボックス42及び駆動源43を備えている。取付座32内には、昇降板41に対応したスライドが設けられている。昇降板41の後ろ側は、スライド内に収容されている。昇降板41の右側には、固定部23を位置決めするための位置決め溝411が設けられている。固定部23は、位置決め溝411内に配置されている。昇降板41の左側には、昇降ギア412が設けられている。ギアボックス42は、取付座32内に取り付けられている。ギアボックス42内には、ギアボックス歯車421が配置されている。さらに、ギアボックス歯車421と昇降ギア412とは、動力を伝動可能となるように互いにかみ合っている。駆動源43は、モータであることが好ましい。モータは、取付座32内に取り付けられ、さらに、モータの歯車とギアボックス歯車421とは、動力を伝動可能となるように互いにかみ合って、ギアボックス歯車421の回転を駆動する。ギアボックス歯車421が、昇降板41を連動させ、上昇又は下降する。モータの正転及び逆転により、発光部22のはみ出し及び隠れ効果が実現し、ユーザが、本実施形態における電子ろうそくを使用する際に、趣を味わうことができる。
【0024】
ユーザが本実施形態における電子ろうそくを使用する際に、ユーザは、電池ホルダにおけるスイッチ、又はほかの場所に取り付けられたスイッチを入れると、制御パネル7は、このスイッチ信号に基づいて、予め設定された時間内にモータの駆動を制御する。モータの歯車は、ギアボックス歯車421の回転を駆動し、発光部22が基板11の上表面からはみ出すように、ギアボックス歯車は、昇降板41を上昇させ、同時に、制御パネル7は、一部の発光体21の点灯及び一部の発光体21の消灯を制御し、表示面には、炎の燃焼効果が形成される。ユーザが本実施形態における電子ろうそくを使用しないときには、制御パネル7が、点灯された発光体21が消灯するように制御し、発光部22は、取付座32内に隠れる。
【0025】
実施形態
2
実施形態
1に基づき、本実施形態は、別の昇降機構4を提供する。本実施形態における昇降機構4は、実施形態
1における昇降機構4に少し変更を加えたものである。本実施形態におけるろう胴体1、発光板2、本体ベース3、制御パネル7及び電源モジュールの構造は、それぞれ
参考例2の対応した部分に類似するため、説明を省略する。
【0026】
図10及び
図11に示すように、本実施形態における昇降機構4は、昇降板41、ギアボックス42、駆動源43及び回転輪44を備えている。発光板2は、昇降板41の上部に固定されている。さらに、昇降板41が固定部23に位置する場所には、昇降ギア412が設けられている。ギアボックス42は、取付座32内に取り付けられている。回転輪44は、ギアボックス42内に取り付けられている。また、回転輪44と昇降ギア412とは、動力を伝動可能となるように互いにかみ合っている。駆動源43は、具体的にはモータである。駆動源43は、ギアボックス42内に取り付けられ、回転輪44の回転を駆動する。回転輪44は、昇降板41の上昇又は下降させる。モータの正転及び逆転により、発光部22のはみ出し及び隠れ効果が実現し、ユーザが、本実施形態における電子ろうそくを使用する際に、趣を味わうことができる。
【0027】
別の実施形態では、駆動源43は、油圧ポンプ又はほかの伝動機構であってもよい。
【0028】
実施形態
3
参考例1、2、
実施形態1及び
実施形態2と本実施形態との相違点は、
図12に示すように、本実施形態における照明装置は、燃焼中の炎の形態を模倣する火焔筐体5をさらに備えている点である。火焔筐体5は、発光部22の基板11の上表面からはみ出している部分をカバーし、燃焼していることを模倣する完全な火焔体を形成する。具体的には、本実施形態における火焔筐体5は、透明又は半透明の材料からなることが好ましく、表示面が火焔筐体内に配置される。これによって、LEDチップが火焔筐体5内に隠され、照明装置が駆動状態又駆動していない状態において、ユーザが直接に発光部22のLEDチップを見ることができないようになる。したがって、本実施形態の火焔筐体5により、照明装置は、優雅な外観を保ち、さらに、本実施形態の電子ろうそくが点灯する際に、ユーザに更なる迫真的な燃焼する効果を与える。
【0029】
実施形態
4
参考例2に基づく本実施形態は、IEC(国際電気標準会議)の規定に適合し、標準の電球ソケット(例えば、E14、E27、B22及びB27など)に対応する標準のコンタクト部を有する電球を提供する。
図13に示すように、本実施形態における電球は、電球筐体6、発光板2、制御パネル7及び本体ベース3を備えている。本体ベース3は口金であり、口金は、標準のコンタクト部を有する。発光板2は、プリント回路板及び複数の発光体21を備え、プリント回路板は、発光部22及び固定部23を備えている。本実施形態における固定部23と制御パネル7とは、接続され一体となり、発光板2と制御パネル7とは、一体形成されている。本実施形態における電球筐体6は、球形である。別の実施形態では、必要に応じ、電球筐体6は、ほかの形状であってもよく、本実施形態の本体ベース3は、
参考例2の本体ベース3に対し、少し変形されたものである。
【0030】
本実施形態では、本体ベース3は、位置決め板33を備えている。電球筐体6の末端には、ネジ山が設けられ、取付座32の内部には、対応した雌ネジが設けられている。位置決め板33には、固定部23が外側へ延在する突起の横断面に合わせた貫通孔が開通されている。位置決め板33の底端には、固定部23が外側へ延在する突起部分に合わせた位置決め溝331が設けられている。固定部23と制御パネル7の末端とは、取付座32内に取り付けられ、位置決め板33は、貫通孔を介して発光板2及び制御パネル7を位置決めし、固定させ、さらに、位置決め溝331は、固定部23における外側へ延在する突起部分に嵌合されている。発光体21によって形成された表示面は、電球筐体6内に収容され、電球筐体6は、取付座32にネジ接続されている。本実施形態における電球全体の構造模式図を
図14に示す。本実施形態における発光部22は、複数の長方形の顆粒状の発光体21を備えている。さらに、発光体21は、斜めに配列され、表示面を形成しているため、本実施形態における電球が点灯する際に、炎による燃焼効果がより迫真的である。取付座32の外部構造は、E27のように、既存の家庭用照明ソケットに適用する標準の接続口である。取付座32内に位置する電源モジュール8により、交流電流は、LEDチップに適合した直流電流に変換される。別の実施形態では、電源モジュールを制御パネルに集積させ、制御用プリント回路板に形成してもよい。
【0031】
実施形態
5
参考例2に基づく本実施形態は、別の標準のコンタクト部を有する電球を提供する。
図15に示すように、本実施形態における電球は、電球筐体6、発光板2、制御パネル7及び本体ベース(口金)3を備えている。本実施形態における発光板2は、プリント回路板及び複数の発光体21を備え、プリント回路板は、発光部22及び固定部23を備えている。本実施形態の固定部23と制御パネル7とは、接続され一体となっている。発光板2と制御パネル7とは、一体形成されている。本実施形態における電球筐体6は、円錐形である。別の実施形態では、必要に応じ、電球筐体6は、ほかの形状であってもよい。本実施形態の本体ベース3は、
参考例2の本体ベース3に対し、少し変形されたものである。
【0032】
本実施形態では、本体ベース(口金)3は、締め付けブロック34及び収容カップ35を備えている。取付座32内には、雌ネジが設けられ、収容カップ35の底部の外壁には、対応した雄ネジが設けられ、締め付けブロック34には、発光板2及び制御パネル7に合わせたチャネル341が設けられている。収容カップ35は、取付座32にネジ接続され、締め付けブロック34は、収容カップ35内に収容され、締め付けブロック34は、チャネル341を介して、固定部23及び制御パネル7による一体化の位置決めを行う。固定部23の一部及び制御パネル7の一部は、収容カップ35内に位置し、発光部22は、電球筐体6の内部に収容されている。電球筐体6の開口端と収容カップ35の上端とは接続されている。本実施形態における電球全体の構造の模式図を
図16に示す。本実施形態における発光部22は、複数の長方形の顆粒状の発光体21を備え、さらに、発光体21は、斜めに配列され、表示面を形成しているため、本実施形態における電球が点灯する際に、炎による燃焼効果がより迫真的である。同様に、取付座32の外部構造は、E14、MR16などのように、既存の家庭用照明ソケットに適用する標準の接続口である。取付座内に位置する電源モジュール8により、交流電流は、LEDチップに適用する直流電流に変換される。別の実施形態では、電源モジュールを制御パネルに集積させ、制御用プリント回路板に形成させてもよい。
【0033】
実施形態
6
参考例1に基づく本実施形態は、別の標準のコンタクト部を有する電球を提供する。
図17及び
図18に示すように、本実施形態における電球は、電球筐体6、発光板2、制御パネル7、電源制御パネル9及び本体ベース(口金)3を備えている。本実施形態における発光板2は、プリント回路板及び複数の発光体21を備え、プリント回路板は、発光部22及び固定部23を備えている。実施形態
4及び実施形態
5との相違点は、本実施形態における固定部23が矢印の形であり、電源制御パネル9が外側へ延在する突起部分を有し、全体が十字型構造になっており、電源モジュール8と電源制御パネル9とが接続され一体となり、電球筐体6が円錐形である点である。別の実施形態では、必要に応じ、電球筐体6は、ほかの形状であってもよい。固定部23と電源制御パネル9とは、それぞれ制御パネル7に取り付けられ、固定部23と電源制御パネル9とは、着脱可能な取付方式又は固定式取付方式を採用して制御パネル7と接続されてもよい。例えば、固定部23と電源制御パネル9とは、それぞれ制御パネル7に溶接され、又は、制御パネル7には、それぞれ固定部の接続口及び電源制御パネルの接続口が設けられ、固定部23は、固定部の接続口を介して、抜き差し可能に制御パネル7に取り付けられていてもよい。電源制御パネル9は、電源制御パネルの接続口を介して、抜き差し可能に制御パネル7に取り付けられている。また、発光部22は、制御パネル7の上方に位置し、電源制御パネル9は、制御パネル7の下方に位置する。本実施形態の本体ベース3は、
参考例2の本体ベース3に対し、少し変更を加えたものである。
【0034】
本実施形態における本体ベース3は、固定スタンド36を備えている。電球筐体6の末端部には、ネジ山が設けられ、取付座32の内部には、対応した雌ネジが設けられ、固定スタンド36と取付座32とはネジ接続されている。電源モジュール8、電源制御パネル9、固定部23及び制御パネル7は、固定スタンド36内に収容され、発光部22は、電球筐体6内に収容され、電球筐体6は、固定スタンド36にネジ接続されている。本実施形態における電球全体の構造の模式図は、
図19であり、本実施形態における発光部22には、複数の長方形の顆粒状の発光体21が配置され、さらに、発光体21は、斜めに配列され、表示面を形成しているため、また、本実施形態における発光部22は、炎の形状に類似し、さらに、発光部22における先端の発光体21は、炎の形状に配列されているため、本実施形態における電球が点灯する際に、炎による燃焼効果がより迫真的である。同様に、取付座32の外部構造は、E14、MR16のように、既存の家庭用照明ソケットに適用する標準の接続口であり、電源モジュール8により、交流電流は、LEDチップに適用する直流電流に変換される。
【0035】
本実施形態における電源モジュール8は、具体的に抵抗・コンデンサ電源であり、その動作原理としては、抵抗・コンデンサの降圧により、120V〜250Vの交流電流が5Vの直流電流に変換され、そして5Vの直流電流が制御パネル7及び発光板2に給電され、制御パネル7がプログラムによってLEDマトリクスを制御し、ろうそくにおける火焔の変化を模倣する。
【0036】
実施形態
7
図20、
図21に示すように、本実施形態は、
参考例1に基づいたものであり、発光板2には、一つのLEDダイオード25が追加されている。このLEDダイオード25は、プリント回路板の末端に取り付けられている。すなわち、LEDダイオード25は発光板2における固定部の末端である。発光板2と制御パネル7とは、フレキシブル回路基板10を介して電気接続されている。電子ろうそくにおいて、このLEDダイオード25は、本体ベース3の内部に収容され、使用状態では、このLEDダイオード25が点灯し、光が本体ベース3の半透明材質から透過し、柔らかい光線が生成され、本体ベース3の先端部からはみ出している表示面に対応して、本物の炎を模倣する動的な燃焼効果が生成され、製品による鑑賞性がいっそう高まる。
【0037】
別の実施形態では、本発明が提供する照明装置は、センサをさらに備えてもよい。風又は気流が存在する状態において、センサが風信号又は気流信号を取得し、制御パネル7は、センサによって取得された風信号又は気流信号を電気信号に変換し、LEDチップの瞬く点灯及び瞬かない点灯を制御する。を駆動し、したがって、風又は気流が存在する状態において、LED表示面には、風又は気流に吹かれることにより、瞬く火焔が形成され、動的な燃焼効果が実現される。風又は気流が存在しない状態において、本発明における照明装置が、本物のろうそくによる燃焼状態にさらに近づくために、LED表示面は、瞬かずに点灯する。
【0038】
本発明における照明装置は、家庭用照明以外に、別の実施形態では、鑑賞、娯楽用の灯籠、ウィッシングランプ、松明、暖炉、屋外用照明、壁面照明などの製品に使用されてもよい。家庭用照明の電球に使用される際に、LED表示面には、動的な火焔による燃焼効果が形成してもよく、全部又は一部のLEDが瞬かずに点灯してもよく、これにより、照明効果が実現される。特別な需要に応じ、壁面照明製品の中のカラーランプのように、本発明における照明装置が、異なる色彩を発光するために、LED表示面には、多彩なLEDを採用してもよい。
【0039】
上述した内容は、具体的な実施形態とともに、本発明に対するさらなる詳細な説明であり、本発明による具体的な実施は、これらの説明を限定するものではない。本発明における当業者にとって、本発明による構想の範囲内で限り、いかなる簡単な演繹又は置換が可能である。