【文献】
Ericsson, ST Ericsson, Verizon Wireless, Alcatel Lucent, Cisco,Support for inter PLMN mobility,3GPP TSG-SA WG2#83,3GPP,2011年 2月26日,S2-111210,p.1-9
【文献】
Ericsson,Change Reported Flag,3GPP TSG CT WG4 Meeting #58bis,3GPP,2012年10月19日,C4-121893
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記取得すること(201,202,701)は、前記無線デバイス(4)から、又は、前記無線デバイス(103)が以前にソースモビリティ管理ノード(101s)に関連付けられていたケースにおいてはソースモビリティ管理ノード(101s)からの要求メッセージ(308,314,501,602)の受信への反応として行われる、請求項1に記載の方法。
前記無線デバイス(103)がアイドルモードにある場合には、コンテキスト応答メッセージ内で前記標識が受信され、前記無線デバイス(103)がアクティブモードにある場合には、再配置転送要求メッセージ内で前記標識が受信される、請求項1に記載の方法。
前記標識は、複数のビットを含む情報要素であり、各ビットは、前記サービングネットワーク並びにタイムゾーン及びUCIのうちの少なくとも1つについてのステータスに対応し、前記ステータスは、前記変更に関する前記情報が前記SGW(105)へ送信されたか否かを示す、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
前記標識は、前記無線デバイス(103)の1つのパケットデータネットワーク(PDN)接続に関連付けられ、又は、前記無線デバイス(103)に個々に関連付けられる、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
前記PGW(108)によりトリガされる専用シグナリングが存在する場合、ベアラ更新応答、又はベアラ生成応答、又はベアラ削除応答内で前記変更に関する前記情報が前記SGW(105)へ送信される、請求項9に記載の方法。
変更された前記サービングネットワーク並びにタイムゾーン及びUCIのうちの少なくとも1つに関する前記情報は、S11/S4インタフェース及びS5/S8インタフェース上で最少のシグナリングメッセージにより、前記SGW(105)へ送信される、請求項1〜12のいずれか1項に記載の方法。
前記取得ユニット(801)は、前記無線デバイス(4)から、又は、前記無線デバイス(103)が以前にソースモビリティ管理ノード(101s)に関連付けられたケースにおいてはソースモビリティ管理ノード(101s)からの要求メッセージ(308,314,501,602)の受信への反応として前記情報を取得する、ように構成される、請求項14に記載のターゲットモビリティ管理ノード(101,101t)。
前記受信機(801a)は、前記無線デバイス(103)がアイドルモードにある場合には、コンテキスト応答メッセージ内で前記標識を受信するように、前記無線デバイス(103)がアクティブモードにある場合には、再配置転送要求メッセージ内で前記標識を受信するように、構成される、請求項14に記載のターゲットモビリティ管理ノード(101,101t)。
前記送信機(803)は、前記変更に関する情報が前記SGW(105)へ送信されていないことを前記標識が示す場合、前記変更に関する前記情報をベアラ修正要求内で送信する、ように構成される、請求項14〜16のいずれか1項に記載のターゲットモビリティ管理ノード(101,101t)。
前記標識は、複数のビットを含む情報要素であり、各ビットは、前記サービングネットワーク並びにタイムゾーン及びUCIのうちの少なくとも1つについてのステータスに対応し、前記ステータスは、前記変更に関する前記情報が前記SGW(105)へ送信されたか否かを示す、請求項14〜17のいずれか1項に記載のターゲットモビリティ管理ノード(101,101t)。
前記標識は、前記無線デバイス(103)の1つのパケットデータネットワーク(PDN)接続に関連付けられ、又は、前記無線デバイス(103)に個々に関連付けられる、請求項14〜18のいずれか1項に記載のターゲットモビリティ管理ノード(101,101t)。
前記送信機(803)は、前記PGW(108)によりトリガされる専用シグナリングが存在する場合、ベアラ更新応答、又はベアラ生成応答、又はベアラ削除応答内で前記変更に関する前記情報を前記SGW(105)へ送信する、ように構成される、請求項22に記載のターゲットモビリティ管理ノード(101,101t)。
前記送信機(803)は、変更された前記サービングネットワーク並びにタイムゾーン及びUCIのうちの少なくとも1つに関する前記情報を、S11/S4インタフェース及びS5/S8インタフェース上で最少のシグナリングメッセージにより、前記SGW(105)へ送信する、ように構成される、請求項15〜25のいずれか1項に記載のターゲットモビリティ管理ノード(101,101t)。
【背景技術】
【0002】
無線通信システム、無線通信ネットワーク、セルラネットワーク、通信ネットワーク又は通信システムともいう典型的な通信ネットワークにおいて、デバイスは、1つ以上のコアネットワーク(CN)へ無線アクセスネットワーク(RAN)を介して通信する。
【0003】
上記デバイスは、事業者のネットワークにより提供されるサービス、並びに例えばインターネットへのアクセスのような事業者の無線アクセスネットワーク及びコアネットワークによりアクセスされる先の事業者ネットワーク外のサービスへ加入者がアクセスし得る手段であるデバイスであってよい。デバイスは、通信ネットワークにおいて無線チャネル上で通信可能とされるモバイルの又は据え置き型のいかなるデバイスであってもよく、例えば、限定ではないが、例えばユーザ機器、モバイルフォン、スマートフォン、センサ、メータ、車両、家庭電化製品、医療用電化製品、メディアプレーヤ、カメラ、M2M(Machine to Machine)デバイス、又は、例えば、限定ではないが、テレビジョン、無線機、照明器具、タブレットコンピュータ、ラップトップ若しくはパーソナルコンピュータ(PC)といった任意のタイプの消費者向け電子機器であってよい。デバイスは、他のデバイス又はサーバといった他のエンティティとの間で無線アクセスネットワークを介して音声及び/又はデータを通信可能とされる、ポータブルな、ポケットに格納可能な、手持ち型の、コンピュータ内蔵型の、又は車両搭載型のデバイスであってよい。
【0004】
デバイスは、通信ネットワークとの間で無線通信することを可能とされる。通信は、例えば、2つのデバイス間で、デバイスと通常の電話との間で、及び/又はデバイスとサーバとの間で、無線アクセスネットワーク、及び可能性としては1つ以上のコアネットワーク、及び可能性としてはインターネットを介して、実行され得る。
【0005】
通信ネットワークは、複数のセルエリアに分割され得る地理的エリアをカバーし、よって、セルラネットワークとも呼ばれる。各セルエリアは、使用される技術及び用法に依存して、例えば発展型ノードB(eNB)、eNodeB、NodeB、Bノード、又はBTS(Base Transceiver Station)といわれ得ることもある、基地局、例えば無線基地局(RBS)によりサービスされる。基地局は、当該基地局のレンジ内において、デバイスとの間で通信する。
【0006】
デバイスは、異なるモード、即ち、アイドルモード又は接続モード中であり得る。モードは、状態(state)といわれてもよい。アイドルモードにおいて、デバイスは、例えば、通話中ではなく、即ち、デバイスは“何も行って”おらず、アクティブ化されたどのようなコンテキストをも有さない。デバイスが接続モードにある場合、デバイスは、例えば通話中であり、即ち、デバイスは“何かを行って”いる。デバイスが接続モードにある場合にのみ、デバイスとネットワークとの間でデータが送信される。
【0007】
デバイスに加えて、通信ネットワークは、アクセスネットワーク及びコアネットワーク内に複数のノードも含む。このようなノードは、例えば、GGSN、SGSN、MME、PGW又はSGWであり得る。GGSNは、ゲートウェイGPRSサポートノードの略称であり、SGSNは、サービングGPRSサポートノードの略称であり、ここでGPRSは、汎用パケット無線サービスについての略称である。MMEは、モビリティ管理エンティティの略称である。PGWは、PDNゲートウェイの略称であり、ここでPDNは、パケットデータネットワークの略称である。SGWは、サービングゲートウェイの略称である。GGSNは、GPRSコアネットワークと外部パケット交換ネットワーク、例えばインターネットとの間のインターワーキングを担当するネットワークゲートウェイノードである。GGSNは、双方の側においてインターネットプロトコル(IP)を有する。同様に、PGWは、LTE(Long Term Evolution)コアネットワークと外部のパケット交換ネットワーク、例えばインターネット、との間のインターワーキングを担当するネットワークゲートウェイノードである。
【0008】
通信ネットワークは、2G GSM及び3G UMTSアクセスについてはSGSNであってよく、LTEアクセスについてはMMEであり得る、モビリティ管理ノードを含む。SGSNは、(GTPv2に基づき)S4−SGSNに、及び、(GTPv1に基づき)Gn/Gp SGSNに、さらに分類され得る。SGSNは、その地理的サービスエリア内において、デバイスから及びデバイスへのデータパケットの配信を担当するネットワークノードである。SGSNは、制御機能を提供し、状態(states)、ページング、認証、モビリティ、ローミング、及びその他のベアラ管理機能を管理する。SGSNは、デバイスにとって、パケットネットワークへのアクセスポイントである。SGSNは、一方側では無線アクセスを、他方側ではIPを理解している。SGSNは、S4インタフェースをサポートするSGSNである、S4−SGSNであり得る。MMEは、アクセスネットワークのための制御ノードである。SGSN及びMMEは、1つの物理ノードに実装されてよく、そのため、SGSN/MMEといわれ得る。SGSN及びMMEは、別個の物理ノードであってもよい。S4−SGSN、MME、及び組み合わされたSGSN/MMEを指すために、以下のテキストにおいては、モビリティ管理ノードという用語が使用される。
【0009】
上で既に示されたように、PGWは、デバイスのためのトラフィックの出口及び入口のポイントであることにより、デバイスから外部のパケットデータネットワークへの接続性を提供するノードである。SGWは、ユーザデータパケットをルーティングして転送し、それと共に、eノードB間のハンドオーバの期間中にユーザプレーンのためのモビリティアンカーとしても、及び、LTE(Long Term Evolution)とその他の3GPP(Third Generation Partnership Project)技術との間でのモビリティのためのアンカーとしても働くノードである。
【0010】
PLMN(Public Land Mobile Network)は、公衆へ地上モバイル通信サービスを提供するネットワークである。PLMNは、デバイスに対して通信可能性を提供する。モバイルサービスを提供する各事業者は、それ自体のPLMNを有し得る。PLMNサービスへのアクセスは、デバイス間の通信を伴うエアインタフェースという手段により達成される。PLMNは、呼をルーティングするために、公衆交換電話ネットワーク(PSTN)に接続されている。3GPPによれば、PLMNエリアは、その中でPLMNが通信サービスをデバイスに提供する地理的エリアである。PLMNは一般に、国境により限定されている。国家規制に依存して、1つの国につき2つ以上のPLMNが存在することがある。
【0011】
デバイスは、1つのPLMN内に位置して当該1つのPLMNによりサービスされてよく、他のPLMNに変更し、即ち、例えばデバイスが1つの国から他の国へと移動するときに、デバイスは、サービングネットワーク(SN)を変更する。PLMN変更は、SGW−CDRクロージャトリガ及びPGW−CDRクロージャトリガのうちの一方であり、そのレコードの期間中に使用されるサービングノードPLMN、モバイル国コード(MCC)、及びモバイルネットワークコード(MNC)を示すサービングネットワーク、即ちサービングノードPLMN識別子は、SGW−CDR及びPGW−CDRにおいて必須のフィールドである。課金データレコードの短縮形であるCDRは、料金請求(billing)及び会計(accounting)において使用するための課金可能なイベントに関する情報の、フォーマット化された集まりである。このような課金可能なイベントの例は、呼セットアップの時間、呼の持続期間、伝達されるデータの量などである。MCC及びMNCは双方とも、国際モバイル加入者アイデンティティ(IMSI)の一部である。CDRは、以下の2つのパラメータで分類され得る。
・当該CDRが生成されたノード、即ち、GGSN、SGSN、PGW、SGWなど。
・当該CDRが課金しようとしているサービス又はアクティビティのタイプ、即ち、MBMS(Multimedia Broadcast Multicast Services)、モビリティ、ロケーション要求など。
【0012】
サービングネットワークは、デバイスが登録されているネットワークとして定義され得る。サービングネットワークは、サービングネットワークIDで識別され得る。サービングネットワークは、サービングPLMNともいわれ得る。デバイスは、一度に2つ以上のネットワークに登録してよい。デバイスは、ソースサービングネットワークによりサービスされる状態からターゲットサービングネットワークによりサービスされる状態へと変化してよく、結果的に、同じモビリティ管理ノードに登録されるか、又は、ソースモビリティ管理ノードに登録される状態からターゲットモビリティ管理ノードに登録される状態へと変化する。以下において、ソースという用語は、デバイスの以前のロケーションに関連付けられ、ターゲットという用語は、デバイスの現在の又は今後のロケーションに関連付けられる。ソースの代わりに古いという用語が使用されてよく、ターゲットの代わりに新しいという用語が使用されてよい。
【0013】
PLMN情報は、PCC(Policy and Charging Control)にとっても重要である。例えば過剰なシグナリング、引き起こされる重複するレポーティングといった副作用を伴わずに、サービングネットワークに関する最新の情報でSGW及びPGWを更新した状態に保つためには、サービングネットワークに関する情報を、モビリティ管理ノードが正確に、かつスマートにレポートすることが重要である。
【0014】
サービングネットワークに関する情報をレポートするための包括的な解決策を形成するために、2種類のインタフェースの更新が必要とされる。
【0015】
[モビリティ管理ノードの変更を伴わない(非モビリティ)サービングネットワーク変更レポーティング]
3GPP仕様において、アイドルモード中のデバイスについて遅延レポーティング(delayed reporting)メカニズムが採用されており、モビリティ管理ノード内サービングネットワーク変更のためのその手続はベアラ修正要求(MBR)メッセージをサービングモビリティ管理ノードからSGWへ送信することを本質的に含まず、各パケットデータネットワーク(PDN)に対して1つのベアラ修正要求メッセージが義務付けられるサービス要求手続が、デバイスが接続モードに入るときに開始されるであろうと想定されている。よって、サービス要求期間中のベアラ修正要求は、いずれにしても、サービングネットワーク情報要素(IE)を、SGWを介してPGWへ搬送する。サービングネットワークIEは、サービングネットワークのIDである。この遅延レポーティングメカニズムは、ゲートウェイへの余分なシグナリングを回避する傾向を有する。しかしながら、サービス要求手続は、いくつかのシナリオについて、デバイスがアイドルモードから接続モードに向かうときに必ずしも発生しないかもしれない。上述のサービス要求は、無線アクセスベアラを確立するために、存在するアップリンクデータ又はダウンリンクデータの送信先であるデバイス又はネットワークにより使用される手続である。
【0016】
この非モビリティ手続において、モビリティ管理ノードは、S4−SGSN又は組み合わされたSGSN/MMEである。
【0017】
上述のようなモビリティ管理ノード内サービングネットワーク変更は、デバイスが、同じモビリティ管理ノードに依然として接続されたままで、即ち、モビリティ管理ノードを変更することなく、サービングネットワークを変更するケースを指す。これは、非モビリティ手続といわれてもよく、その理由は、モビリティ管理ノードの変更が無いためである。
【0018】
しかしながら、サービス要求手続は、いくつかの実施形態について、デバイスのアイドルモードから接続モードへの変化時に常に発生する訳ではない。
【0019】
3GPPは、サービングネットワークが変化したときにのみ、SGWへ送信されるベアラ修正要求内にサービングネットワークIEを含めるものとすることに合意している。
【0020】
一方、3GPP SA2は、デバイスがECM_IDLE状態にある場合にサービングPLMN変更レポーティングが遅延されてよいことに合意しており、即ち、ユーザプレーンのセットアップが無いトラッキングエリア内更新(TAU)の期間中におけるサービングPLMN変更のケースにおいて、MMEは、変更されたサービングPLMNを、次のサービス要求手続においてSGWへレポートしてよい。ECMは、発展型パケットシステム(EPS)接続管理の短縮形であり、ECM_IDLEは、デバイスと発展型パケットコア(EPC)との間のシグナリング接続性を記述する状態である。デバイスは、当該デバイスとネットワークとの間に非アクセス層(NAS)シグナリング接続が存在しない場合、ECM_IDLE状態にある。ECM_IDLE状態にあるデバイスは、セル選択又はセル再選択及びPLMN選択を実行する。
【0021】
モビリティ管理ノードの変更を伴わないトラッキングエリア更新のケースにおいて、サービングネットワーク、タイムゾーン(TZ)、又はユーザCSG情報(UCI)の変更が、次のサービス要求内においてシグナリングされる。アイドルデバイスについての遅延されたこのレポーティングは、S4インタフェースをサポートするSGSNであるS4−SGSNに対して適用可能である。アイドルモードシグナリング削減(ISR)がアクティブではない場合のデバイスにより開始されるサービス要求であって、但しサービングネットワークが以前のモビリティ手続の期間中に変化し、即ち、モビリティ管理ノード内トラッキングエリア更新/ルーティングエリア更新(RAU)であれば、その変更はPGWへ未だレポートされていない。
【0022】
CSGは、クローズド加入者グループの短縮形である。3GPPによれば、クローズド加入者グループは、PLMNの1つ以上のセルにアクセスすることが許容されているものの制限されたアクセスを有する、一事業者の加入者を識別する。CSGは、CSGアイデンティティ(CSG ID)と呼ばれる一意の識別子で識別されてよく、当該CSG IDは、CSGの権限付与されたメンバーのためのアクセスを円滑化するために、デバイスによって使用される。CSG IDは、UCIに含まれる。UCIはさらに、アクセスモード及びCSGメンバーシップ標識を含む。CSG加入者サーバは、ローミングデバイスのためにCSG加入データを記憶し得る。
【0023】
3GPPにおけるレポーティング原理は、サービングネットワークのレポーティングが義務付けられているものの、SGW及び/又はPGWに向かってフラッディングする潜在的なシグナリングは回避されるべきであり、デバイスがアイドルモードにある場合にはサービングネットワーク変更を直ちにレポートする必要がないということは明らかである。しかしながら、アイドルデバイスについての、サービングネットワークの変更をレポートするための現行のアプローチを用いると、SGW及び/又はPGWは、以下のシナリオにおいて、サービングネットワークに関する最新情報を得ることに失敗するであろう。
・WCDMA(Wideband Code Division Multiple Access)において、デバイスがサービングネットワーク変更でルーティングエリア内更新を実行してアイドルに戻った後:後続のサービス要求において、S4−SGSNは、無線リソースを節約するためにペイロード保留(payload pending)を有するベアラコンテキストのために、無線アクセスベアラ(RAB)を選択的にセットアップし得る。よって、サービングネットワーク変更は、S4−SGSNが無線アクセスベアラをセットアップした対象のPDN接続へしかレポートされない。
・WCDMAにおいて、デバイスがサービングネットワーク変更でルーティングエリア内更新を実行してアイドルに戻った後:PGWは、ベアラ生成、又はベアラ更新、又はベアラ削除の動作を開始し、S4−SGSNは、他のベアラのためにユーザプレーンをセットアップしないかもしれない。よって、当該手続内にベアラ修正要求メッセージは存在しないであろう。ベアラ生成/更新/削除の後、SGW/PGWは、最新のサービングネットワークについて知らされない。
・WCDMAにおいて、ダイレクトトンネルが使用されない場合:サービス要求手続にベアラ修正要求は存在しないであろう。よって、後続のサービス要求は、サービングネットワーク変更をレポートするために依拠されないかもしれない。
・GSM(Global System for Mobile Communications)において:既存の仕様によれば、サービス要求手続は存在せず、即ち、デバイスがアイドル状態からレディ状態に戻るときにSGWへ送信されるべき追加的なベアラ修正要求メッセージは存在しない。
【0024】
上述のダイレクトトンネルは、無線アクセスネットワーク、例えば無線ネットワークコントローラ(RNC)とSGWとの間に、モビリティ管理ノードが直接的なユーザプレーントンネルを確立することを可能にする特徴である。
【0025】
[モビリティ管理ノードの変更を伴う(モビリティ)サービングネットワーク変更レポーティング]
3GPPは、必要な情報をターゲットモビリティ管理ノードに提供して、サービングネットワークの変更がいつ存在するのかを判断する目的で、サービングネットワークIEが再配置転送要求メッセージ内に含まれるべきであると述べている。モビリティ管理ノード間アイドルモビリティ、例えば、トラッキングエリア更新/ルーティングエリア更新のケースにおいて、ターゲットモビリティ管理ノードは、GUTI(Globally Unique Temporary ID)/旧RAI(Routing Area Identification)内のPLMNを、現在のTAI(Tracking Area Identity)/RAI内のPLMNと比較し得る。TAIは、トラッキングエリアのアイデンティティであり、RAIは、ルーティングエリアのアイデンティティである。
【0026】
モビリティ手続において、モビリティ管理ノードは、S4−SGSN、スタンドアロン式MME、又は組み合わされたSGSN/MMEである。
【0027】
上述のように、モビリティ管理ノード間サービングネットワーク変更は、デバイスがサービングネットワークを変更し、また、ソースモビリティ管理ノードに接続されている状態からターゲットモビリティ管理ノードに接続されている状態へと変化するケースを指す。これは、モビリティ手続といわれてもよく、その理由は、モビリティ管理ノードの変更が存在するためである。
【0028】
この情報は、サービングネットワークに関する最新情報がゲートウェイ、即ちSGW及びPGWへレポート済みであるか否かをターゲットモビリティ管理ノードが知得するには不十分である。
【0029】
モビリティ管理ノード間アイドルモビリティ、例えばトラッキングエリア更新/ルーティングエリア更新の期間中に、ターゲットモビリティ管理ノードは、ソースモビリティ管理ノードにおいて、旧RAI/を介して、ソースMMEにおいてGUTIを介して使用されているPLMNと共に、現行のTAI/RAIにおけるPLMNを知得する。モビリティ管理ノード間ハンドオーバの期間中に、ソースモビリティ管理ノードは、再配置転送要求メッセージ内にサービングネットワークIEを含ませて、サービングネットワークレポーティングの前提条件であるサービングネットワーク変更がいつ存在するのかをターゲットモビリティ管理ノードがチェックすることを支援する。
【0030】
ターゲットモビリティ管理ノードは、ソースサービングネットワークとターゲット/現在のサービングネットワークとを比較し、それに応じてさらなるアクションをとる:サービングネットワークが変化した場合、又はモビリティ管理ノードがソースモビリティ管理ノードからソースサービングネットワーク情報を受信していない場合、モビリティ管理ノードは、そのメッセージ、即ちベアラ修正要求内に、新たなサービングネットワークIEを含める。
【発明を実施するための形態】
【0047】
これら図面は必ずしも縮尺通りであるという訳ではなく、或る特徴の寸法は、明瞭にするために誇張されていることがある。重きを置く対象は、その代わりに、ここでの実施形態の原理を例示することである。
【0048】
ここでの実施形態は、サービングネットワーク並びにタイムゾーン及びUCIのうちの少なくとも1つのレポートを高度化し、それにより、SGW及びPGWは、モビリティシナリオ及び非モビリティシナリオの双方において、最少の追加的なシグナリングにより、サービングネットワーク並びにタイムゾーン及びUCIのうちの少なくとも1つに関する最新情報を適時に有する。モビリティ管理ノードは、サービングネットワーク並びにタイムゾーン及びUCIのうちの少なくとも1つに関する最新情報がSGW及びPGWへとレポート済みであるか否かを知得するために、充分な情報を必要とする。
【0049】
ここでの実施形態は、S4/S11及び/若しくはS5/S8インタフェースに、並びに/又はS10/S3/S16インタフェースにそれぞれ関連し、改善により、有益なサービングネットワーク並びに/又はタイムゾーン及び/若しくはUCIのレポートメカニズムが取得される。S4は、SGSNとSGWとの間のインタフェースである。S11は、MMEとSGWとの間のインタフェースである。S5は、SGWとPGWとの間のインタフェースであり、S11は、MMEとSGWとの間のインタフェースである。S10は、複数個のMME間のインタフェースである。S3は、SGSNとMMEとの間のインタフェースであり、S16は、複数個のSGSN間のインタフェースである。
【0050】
図1は、ここで記載される実施形態が実装され得る通信ネットワーク100を描く。通信ネットワーク100は、いくつかの実施形態において、例えばLT
E、LTEアドバンスト、WCDMA、GSM、若しくは任意のその他の3GPP無線アクセス技術などの1つ以上の無線アクセス技術、又は、例えば無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)などのその他の無線アクセス技術に適用され得る。
【0051】
通信ネットワーク100は、無線デバイス103に関連付けられるモビリティ管理ノード101を含む。無線デバイス103は、サービングネットワーク内に存在しており、当該サービングネットワークによりサービスされている。サービングネットワークは、図面のうちのいくつかにおいてはSN IDといわれる一意のIDを有している。サービングネットワークは、複数個のルーティングエリア又はトラッキングエリアを含み得る。モビリティ管理ノードは、MME、組み合わされたSGSN/MME、又はS4−SGSNであり得る。
【0052】
無線デバイス103は、事業者のネットワークにより提供されるサービス、並びに例えばインターネットへのアクセスのような事業者の無線アクセスネットワーク及びコアネットワークによりアクセスされる先の事業者ネットワーク外のサービスへ加入者がアクセスし得る手段であるデバイスであってよい。無線デバイス103は、通信ネットワークにおいて無線チャネル上で通信可能とされるモバイルの又は据え置き型のいかなるデバイスであってもよく、例えば、限定ではないが、例えばユーザ機器、モバイルフォン、スマートフォン、センサ、メータ、車両、家庭電化製品、医療用電化製品、メディアプレーヤ、カメラ、M2M(Machine to Machine)デバイス、又は、例えば、限定ではないが、テレビジョン、無線機、照明器具、タブレットコンピュータ、ラップトップ若しくはパーソナルコンピュータ(PC)といった任意のタイプの消費者向け電子機器であってよい。無線デバイス103は、他のデバイス又はサーバといった他のエンティティとの間で無線アクセスネットワークを介して音声及び/又はデータを通信可能とされる、ポータブルな、ポケットに格納可能な、手持ち型の、コンピュータ内蔵型の、又は車両搭載型のデバイスであってよい。
【0053】
無線デバイス103は、通信ネットワーク100との間で無線通信することが可能とされる。通信は、例えば、2つの無線デバイス間で、無線デバイス103とサーバとの間で、無線アクセスネットワーク、及び可能性としては1つ以上のコアネットワーク、及び可能性としてはインターネットを介して、実行され得る。
【0054】
モビリティ管理ノード101は、SGW105に接続されている。モビリティ管理ノード101は、S4−SGSNであり、SGSN101は、SGW105に向けてS4インタフェースを有し、それにより、S4−SGSNといわれる。モビリティ管理ノード101が、組み合わされたSGSN/MMEである場合、組み合わされたSGSN/MMEとSGW105との間のインタフェースは、S4/S11インタフェースである。モビリティ管理ノード101がMMEである場合、MMEとSGW105との間のインタフェースは、S11インタフェースである。
【0055】
SGW105は、PGW108に接続されている。無線デバイス103が複数個のPDNにアクセスしている場合、その無線デバイス103に対して2つ以上のPGW108が存在し得るが、簡潔にするために、ここでは1つのPGW108のみが示されている。
【0056】
図2は、モビリティ管理ノードに関連付けられるモビリティが存在するのか、又はモビリティ管理ノードに関連付けられる非モビリティが存在するのかに関係なく、通信ネットワーク100において情報をハンドリングするための方法の一実施形態を例示するシグナリング図である。ここでの実施形態は、特に共有ネットワークが使用されている場合にサービングネットワーク並びに/又はタイムゾーン及び/若しくはUCIのレポーティングタスクをモビリティ管理ノード101が遂行するための解決策を提供する。当該方法は、いかなる好適な順序で実行されてもよい以下のステップを含む。
【0057】
[ステップ201]
モビリティ管理ノード101は、以下の3つのパラメータ、即ち、サービングネットワーク並びに/又はタイムゾーン及び/若しくはUCIのうちの少なくとも1つが変化したかどうかをチェックする。サービングネットワーク並びにタイムゾーン及びUCIのうちの少なくとも1つすら変化していない場合、モビリティ管理ノード101は、どのようなアクションをもとらない。サービングネットワーク並びにタイムゾーン及びUCIのうちの少なくとも1つが変化した場合、当該方法は、ステップ202に進む。
【0058】
[ステップ202]
モビリティ管理ノード101がステップ201において、サービングネットワーク並びにタイムゾーン及びUCIのうちの少なくとも1つが変化したと判定した場合、モビリティ管理ノード101は、当該変更に関する情報がSGW105へ送信されたか否かをチェックする。情報がSGW105へ送信された場合、モビリティ管理ノード101は、どのようなアクションをもとらない。情報がSGW105へ送信されていない場合、当該方法は、ステップ203に進む。
【0059】
[ステップ203]
サービングネットワーク並びにタイムゾーン及びUCIのうちの少なくとも1つが変化しており、かつ以前にSGW105へ送信されていない場合に、モビリティ管理ノード101は、変更されたサービングネットワーク並びに/又はタイムゾーン及び/若しくはUCIに関する情報をSGW105へ送信する。
【0060】
[ステップ204]
SGW105は、変更に関する情報を受信すると、当該情報をPGW108へ転送する。PGW108は、例えばCDRのために当該情報を使用して、さらなるポリシー決定のために当該情報をPCRFへレポートし、例えば、サービングネットワーク変更は、異なるQoSをもたらし、UCI変更は、異なる課金レートをもたらし、以下同様である。
【0061】
次に、モビリティ手続及び非モビリティ手続の説明を、非モビリティ手続から行う。
【0062】
[モビリティ管理ノードの変更を伴わない(非モビリティ)サービングネットワーク/タイムゾーン/UCIのレポーティング]
この非モビリティ手続において、モビリティ管理ノード101は、S4−SGSN又は組み合わされたSGSN/MMEであり、非モビリティの以下の説明においては、一例としてS4−SGSNが使用される。WCDMAアクセスに関し、S4−SGSN101は、パケットデータプロトコル(PDP)コンテキストがアクティブ化される度毎に、無線デバイス103がSGSN間ルーティングエリア更新、GSMシステムからWCDMAシステムへのSGSN間無線アクセス技術間(IRAT)パケット交換(PS)ハンドオーバ、又はSGSN間サービング無線ネットワークサブシステム再配置という手段のいずれによりアクティブ化されるかに関わらず、ダイレクトトンネル条件をチェックする。ダイレクトトンネルは、データトラフィックがS4−SGSN101をバイパスすることを可能にし、ネットワーク容量を有意に増大させ、S4−SGSN101がMMEシグナリングサーバとして機能することを可能にする。ルーティングエリア内更新手続又は後続のデバイス開始型サービス要求手続のいずれかにおいて、ダイレクトトンネルが使用されていない場合、サービングネットワーク並びにタイムゾーン及びUCIの変更のうちの少なくとも1つをレポートするために、追加的なベアラ修正要求が必要とされる。
【0063】
GSMアクセスに関し、S4−SGSN101は、2Gにおいてサービス要求が無いことに起因して、サービングネットワーク並びにタイムゾーン及びUCIの変更のうちの少なくとも1つをレポートするために、追加的なベアラ修正要求を送信する。
【0064】
変更が未だレポートされていない場合に最新のサービングネットワークをSGW105へピギーバックするために、ベアラ生成応答メッセージ、ベアラ更新応答メッセージ、及びベアラ削除応答メッセージのうちの少なくとも1つ内に、サービングネットワークIE並びにタイムゾーンIE及びUCI IEのうちの少なくとも1つが導入される。
【0065】
S4−SGSN101は、各PDN接続レポートステータスを記憶することになる。S4−SGSN101は、サービングネットワーク並びにタイムゾーン及びUCIのうちの少なくとも1つの変更が未だレポートされていないPDN接続について、ベアラ修正要求メッセージ内に、変更されたサービングネットワークを含めるだけである。
【0066】
図3のシグナリング図には、サービングネットワーク並びにタイムゾーン及びUCIのうちの少なくとも1つをピギーバックするためのS4−SGSN101の解決策を有する非モビリティ手続が例示されており、当該非モビリティ手続は、S4/S11及び/又はS5/S8インタフェースを改善する。
図3に例証される非モビリティ手続において、タイムゾーンに関する情報は、SGW105により既に知得されている。
図3において、本実施形態は、サービス要求手続から独立したS4/S11及び/又はS5/S8インタフェースを介して、サービングネットワーク及びUCIのうちの少なくとも1つをレポートするタスクを遂行するために、一例としてS4−SGSN101を使用しているが、組み合わされたSGSN/MMEが使用されてもよい。むしろ、サービングネットワーク及びUCIのうちの少なくとも1つは、
図3のステップ312において、ベアラ生成応答メッセージ内でピギーバックされる。同様に、サービングネットワーク及びUCIのうちの少なくとも1つは、ベアラ更新応答メッセージ又はベアラ削除応答メッセージ内でSGW105へピギーバックされてもよい(
図3には図示せず)。サービングネットワーク及びUCIのうちの少なくとも1つを配信するための、この“ピギーバック”解決策は、MMEにも適用可能である。
【0067】
この“ピギーバック”解決策は、サービングネットワーク及びUCIのうちの少なくとも1つの変更をレポートするための、必要とされるベアラ修正シグナリングを節約する。PGW108によりトリガされる専用シグナリングが存在しない場合、サービングネットワーク及びUCIのうちの少なくとも1つの変更をレポートするための、1つのPDN接続毎の追加的なベアラ修正要求メッセージが、いずれにしても必要とされる。
図3の例示的な実施形態において、無線デバイス103は、1つがPGW1 108aに向けてのもの、1つがPGW2 108bに向けてのものである、2つのPDN接続を確立している。
【0068】
どのようなS4−SGSN101の変更も無い、サービングネットワーク及びUCIの変更のうちの少なくとも1つのレポーティングのための方法は、任意の好適な順序で実行されてよい以下のステップを含む。
【0069】
[ステップ301]
無線デバイス103は、ルーティングエリア更新(RAU)要求メッセージをS4−SGSN101へ送信する。無線デバイス103のサービングネットワークは、ルーティングエリア内更新の期間中に変化する。
【0070】
[ステップ302]
S4−SGSN101は、ルーティングエリア更新(RAU)受付メッセージを無線デバイス103へ返信する。
【0071】
[ステップ303]
無線デバイス103は、ルーティングエリア更新(RAU)完了メッセージをS4−SGSN101へ送信する。
【0072】
[ステップ304]
Iuインタフェースが解放される。Iuインタフェースは、パケット交換トラフィックのために無線ネットワークコントローラ(RNC)110をS4−SGSN101に接続する外部インタフェースである。
【0073】
[ステップ305]
PGW1 108は、ベアラ生成要求をSGW105へ送信する。
【0074】
[ステップ306]
SGW105は、ベアラ生成要求をS4−SGSN101へ転送する。
【0075】
[ステップ307]
S4−SGSN101は、ページングメッセージをRNC110を介して無線デバイス103へ送信する。
【0076】
[ステップ308]
無線デバイス103は、サービス要求をS4−SGSN101へ送信する。
【0077】
[ステップ309]
セカンダリPDPコンテキストアクティブ化要求及び応答が、S4−SGSN101と無線デバイス103との間で送信される。
【0078】
[ステップ310]
無線デバイス103のために1つ以上の無線アクセスベアラを確立するために、及び/又は、既に存在している無線アクセスベアラを修正し若しくは解放するために、無線アクセスベアラ割り当てに関連するメッセージが、S4−SGSN101と無線デバイス103との間で送信される。
【0079】
[ステップ311]
S4−SGSN101は、ステップ306において送信された要求への応答として、ベアラ生成応答を、好ましくはS4インタフェースを介して、SGW105へ送信する。ベアラ生成応答は、変更されたサービングネットワーク及びUCIのうちの少なくとも1つに関する情報を含み、即ち、当該変更に関する情報は、ベアラ生成応答上でピギーバックされる。タイムゾーンは既知であり、よって、非モビリティ手続において必ずしも送信される訳ではない。
【0080】
[ステップ312]
SGW105は、変更されたサービングネットワーク及び/又はUCIに関する情報を含むベアラ生成応答をPGW1 108aへ転送し、よって、PGW1 108aは、サービングネットワーク及びUCIのうちの少なくとも1つに関する最新情報を適時に有する。
【0081】
[ステップ313]
無線デバイス103とS4−SGSN101との間のIuインタフェースが解放される。
【0082】
[ステップ314]
無線デバイス103は、サービス要求をS4−SGSN101へ送信する。
【0083】
[ステップ315]
S4−SGSN101は、PGW2 108bに関連付けられるベアラ修正要求を、好ましくはS4インタフェースを介して、SGW105へ送信する。ベアラ修正要求は、変更されたサービングネットワーク及び/又はUCIに関する情報を含み、即ち、当該変更に関する情報は、ベアラ修正要求上でピギーバックされる。
【0084】
S4−SGSNは、PGW1 108a及びPGW108bの双方に対してベアラ修正要求メッセージを送信する必要があるが、サービングネットワーク及びUCIのうちの少なくとも1つの変更に関する情報は、PGW1へのベアラ修正要求内へと含められず、よって、S5/S8シグナリングが削減される。
【0085】
[ステップ316]
SGW105は、変更されたサービングネットワーク及び/又はUCIに関する情報を含むベアラ修正要求を、PGW2 108へ転送する。
【0086】
[ステップ317]
PGW2 108bは、ベアラ修正応答をSGW105へ送信する。
【0087】
[ステップ318]
SGW105は、ベアラ修正応答をS4−SGSN101へ転送する。
【0088】
[ステップ319]
無線デバイス103とPGW2 108bとの間でペイロードデータが送信される。
【0089】
非モビリティ手続について上で説明した。次に以下において、モビリティ手続について説明する。
【0090】
[モビリティ管理ノードの変更を伴う(モビリティ)サービングネットワーク/タイムゾーン/UCIのレポーティング]
図4は、モビリティ手続ともいう、無線デバイス103が、ソースサービングネットワーク100sによりサービスされる状態からターゲットサービングネットワーク100tによりサービスされる状態へと変化する、通信ネットワーク100の一実施形態を描く。
【0091】
通信ネットワーク100は、無線デバイス103に関連付けられるソースモビリティ管理ノード101sを含む。無線デバイス103は、ソースサービングネットワーク100s内に存在し、当該ソースサービングネットワーク100sによりサービスされる。無線デバイス103は、ソースサービングネットワーク100sからターゲットサービングネットワーク100tへ移動し、ソースモビリティ管理ノード101sに関連付けられる状態からターゲットモビリティ管理ノード101tに関連付けられる状態へと変化する。
図4に例証されたモビリティ手続において、ソースモビリティ管理ノード101sは、ソースS4−SGSN、又は組み合わされたソースSGSN/MME、又はソースMMEであってよく、ターゲットモビリティ管理ノード101tは、ターゲットS4−SGSN、又は組み合わされたターゲットSGSN/MME、又はターゲットMMEであり得る。ターゲットモビリティ管理ノード101tは、メッセージ要求をソースモビリティ管理ノード101sへ送信してよく、ソースモビリティ管理ノード101sは、メッセージ応答を、ターゲットモビリティ管理ノード101tへ返信し得る。
【0092】
ソースサービングネットワーク100s及びターゲットサービングネットワーク100tは、同じSN ID1によって識別される。無線デバイス103がソースサービングネットワーク100s内又はターゲットサービングネットワーク100t内にある場合、当該無線デバイス103は、タイムゾーン1内に位置し、CSG ID1を有するUCI内に含まれる。
【0093】
ソースモビリティ管理ノード101s及びターゲットモビリティ管理ノード101tは、同じSGW105に接続されている。ソースモビリティ管理ノード101s及びターゲットモビリティ管理ノード101tがS4−SGSNである場合、ソースモビリティ管理ノード101s及びターゲットモビリティ管理ノード101tの各々は、SGW105に向かうS4インタフェースを有する。ソースモビリティ管理ノード101s及びターゲットモビリティ管理ノード101tがMME又は組み合わされたSGSN/MMEである場合、一方ではソースモビリティ管理ノード101s及びターゲットモビリティ管理ノード101tの各々と、他方ではSGW105との間のインタフェースは、S11インタフェースである。ターゲットモビリティ管理ノード101tは、ベアラ修正要求メッセージ、ベアラ生成応答、ベアラ削除応答、又はベアラ更新応答をSGW105へ送信し得る。ソースモビリティ管理ノード101sは、ベアラ修正要求メッセージをSGW105へ送信し得る。
【0094】
SGW105は、S5/S8インタフェースによりPGW108に接続されている。先に述べたように、無線デバイス103が複数個のPDNにアクセスしている場合、その無線デバイス103に対して2つ以上のPGW108が存在し得るが、簡潔にするために、ここでは1つのPGW108のみが示されている。
【0095】
図4に例示されたネットワークノード間で送信されるメッセージについて、
図5及び
図6を参照して、以下により詳細に説明する。
【0096】
1つの実施形態において、例えば情報要素(IE)の形式の標識は、未だレポートされていない、サービングネットワーク並びに/又はタイムゾーン及び/若しくはUCIの何らかの変更が存在する場合を示し得る。標識は、PDN接続ベースで“変更レポート済みフラグ(Change Reported Flag)”と呼ばれ得る。加えて、現行のGTPv2仕様において、ソースモビリティ管理ノード101s内の記憶される現在のUCIは、好ましくはコンテキスト応答メッセージ内に含められる。
【0097】
別の実施形態において、ターゲットモビリティ管理ノード101tは、ターゲット/現在のサービングネットワーク100tをソースサービングネットワーク100sと比較する代わりに、モビリティ管理ノード間モビリティ手続の一部として、ベアラ修正要求メッセージ内でサービングネットワーク並びに/又はタイムゾーン及び/若しくはUCIの標識のうちの少なくとも1つを常に提供し得る。SGW105は、ターゲットモビリティ管理ノード101tから受信されたサービングネットワーク並びにタイムゾーン及びUCIの標識のうちの少なくとも1つをチェックし得る。サービングネットワーク並びにタイムゾーン及び/又はUCIの標識のうちの少なくとも1つの値が変化する場合にのみ、SGW105は、サービングネットワーク並びにタイムゾーン及びUCIの標識のうちの少なくとも1つをPGW108へ転送する。よって、S5/S8インタフェース上の冗長シグナリングが存在しないであろう。
【0098】
図5は、S10/S3/S16インタフェースを改善するモビリティ管理ノード間モビリティの実施形態を例示する。
図5において、モビリティ管理ノードは、組み合わされたSGSN/MMEによって例証されているが、モビリティ管理ノードは、S4−SGSN又は個々のMMEであってもよい。
図5に例示される本実施形態についての前提条件は、ソースモビリティ管理ノード101sが以下の機能性をサポートすることである。
>モビリティ管理ノード間モビリティのケースにおいて、ソースモビリティ管理ノード101sが、ターゲットSGSN/MME101tへの1つのPDN接続毎にレポートステータスを設定する。
>ターゲットSGSN/MME101tが、ソースサービングネットワーク並びにタイムゾーン及びUCIのうちの少なくとも1つに関する情報を取得し、それを、無線デバイス103についての現在のターゲットサービングネットワーク並びに現在のタイムゾーン及び現在のUCIのうちの少なくとも1つと比較する。それらが異なる場合、新たなサービングネットワーク並びにタイムゾーン及びUCIのうちの少なくとも1つをSGW105へレポートするために、3GPPにおいて定義された現行のハンドリングが継続される。
【0099】
サービングネットワーク並びにタイムゾーン及びUCIのうちの少なくとも1つが変更されていない場合、ターゲットSGSN/MME101tは、サービングネットワーク並びに/又はタイムゾーン及びUCIのうちの少なくとも1つがいつレポートされるのか、又はいつレポートされないのかを決定するために、標識をさらにチェックする必要がある。
【0100】
変更がソース側においてSGW105へと既にレポート済みであることを、標識、例えば“変更レポート済みフラグ”が示す場合、ターゲットSGSN/MME101tはもはや、サービングネットワーク並びにタイムゾーン及びUCIのうちの少なくとも1つが再度変化するまで当該変更をレポートする必要がない。
【0101】
変更がソース側においてレポートされなかったことを標識が示す場合、ターゲットSGSN/MME101tは、新たなサービングネットワーク並びに/又はタイムゾーン及び/若しくはUCIのうちの少なくとも1つをベアラ修正要求内に含めて、SGW105へ、最新のサービングネットワーク並びにタイムゾーン及びUCIのうちの少なくとも1つについて通知する。
【0102】
標識は、再配置転送要求(foward relocation request)メッセージ及び/又はコンテキスト応答メッセージ内に含まれ得る。標識は、ビットマップ型のIEとして定義されてよく、ここで各ビットは、サービングネットワーク並びにタイムゾーン及びUCIのうちの少なくとも1つについてのレポートステータスに対応する。サービングネットワーク並びにタイムゾーン及びUCIのうちの少なくとも1つの変更が独立しているためである。アイドルモードモビリティ手続、例えばルーティングエリア更新/トラッキングエリア更新の期間中における、サービングネットワーク並びにタイムゾーン及びUCIのうちの少なくとも1つのレポートを描く
図5は、任意の好適な順序で実行されてよい以下のステップを含む。
【0103】
[ステップ501]
無線デバイス103がソースサービングネットワーク100sからターゲットサービングネットワーク100tへ移動したことを当該無線デバイス103が検出すると、当該無線デバイス103は、ルーティングエリア(RAU)更新要求又はトラッキングエリア(TAU)更新要求をターゲットSGSN/MME101tへ送信する。
【0104】
[ステップ502]
ターゲットSGSN/MME101tは、コンテキスト要求をソースSGSN/MME101sへ送信する。
【0105】
[ステップ503]
ソースSGSN/MME101sは、コンテキスト応答メッセージをターゲットSGSN/MME101tへ送信する。コンテキスト応答メッセージは、標識、例えば変更レポート済みフラグを含む。
【0106】
[ステップ504]
ターゲットSGSN/MME101tは、コンテキスト確認応答をソースSGSN/MME101sへ送信する。
【0107】
[ステップ505]
ターゲットSGSN/MME101tは、好ましくはS4又はS11インタフェースを介して、ベアラ修正要求をSGW105へ送信する。ベアラ修正要求は、サービングネットワーク並びに/又はタイムゾーン及び/若しくはUCIのうちの少なくとも1つに関する情報を含む。サービングネットワーク並びに/又はタイムゾーン及び/若しくはUCIのうちの少なくとも1つに関する情報は、以下のケースにおいて、ベアラ修正要求内に含まれる。
>サービングネットワーク並びにタイムゾーン及びUCIのうちの少なくとも1つが変化した場合。
>サービングネットワーク並びにタイムゾーン及びUCIのうちの少なくとも1つが変化していないが、それがソース側によりレポートされなかった場合。
【0108】
[ステップ506]
SGW105は、ベアラ修正要求をPGW108へ転送する。転送されたベアラ修正要求は、サービングネットワーク並びにタイムゾーン及びUCIのうちの少なくとも1つに関する情報を含む。この情報は、ステップ505においてサービングネットワーク並びにタイムゾーン及びUCIのうちの少なくとも1つがSGW105により受信されたときに、ベアラ修正要求内に含まれている。ベアラ修正要求は、S5/S8インタフェースを介して送信され、SGW105は、結果としてSGW−CDRを閉じる。
【0109】
[ステップ507]
PGW108は、ベアラ修正応答をSGW105へ送信する。
【0110】
[ステップ508]
SGW105は、ベアラ修正応答をターゲットSGSN/MME101tへ転送する。
【0111】
[ステップ509]
ターゲットSGSN/MME101tは、当該ターゲットSGSN/MME101tに現在関連付けられている無線デバイス103のロケーションを更新/挿入するために、情報をHLR(Home Location Register)120へ送信する。HLR120は、各無線デバイス103の詳細を含むデータベースである。
【0112】
[ステップ510]
ソースSGSN/MME101sは、当該ソースSGSN/MME101sに関連付けられる無線デバイス103の以前のロケーションをキャンセルするために、情報をHLR120へ送信する。
【0113】
[ステップ511]
ターゲットSGSN/MME101tは、ルーティングエリア更新又はトラッキングエリア更新受付メッセージを、無線デバイス103へ送信する。
【0114】
図6は、上述の標識が再配置転送要求メッセージ内に含められる一実施形態を例示する。上述のように、標識は、SGW105へレポートされていない、無線デバイス103についてのサービングネットワーク並びに/又はタイムゾーン及び/若しくはUCIの変更が存在するかどうかを示す。
図6において、モビリティ管理ノードは、組み合わされたSGSN/MMEによって例証されているが、モビリティ管理ノードは、S4−SGSN又は個々のMMEであってもよい。
図6で例証されているモビリティ管理ノード間のハンドオーバ手続は、任意の好適な順序で実行されてよい以下のステップを含む。
【0115】
[ステップ601]
ソースRNC/eNB130sは、無線デバイス103がソースサービングネットワーク100sからターゲットサービングネットワーク100tへと再配置された場合、再配置必要(relocation required)メッセージをソースSGSN/MME101sへ送信する。
【0116】
[ステップ602]
ソースSGSN/MME101sは、再配置必要転送(forward relocation required)メッセージをターゲットSGSN/MME101tへ送信する。ソースSGSN/MME101sは、再配置必要メッセージ内に上述の標識を含める。
【0117】
[ステップ603]
ターゲットSGSN/MME101tは、ハンドオーバ要求をターゲットRNC/eNB130tへ送信する。
【0118】
[ステップ604]
ターゲットRNC/eNB130tは、ハンドオーバ要求確認応答をターゲットSGSN/MME101tへ送信する。
【0119】
[ステップ605]
ターゲットSGSN/MME101tは、転送要求応答をソースSGSN/MME101sへ送信する。
【0120】
[ステップ606]
無線デバイス103のハンドオーバが実行される。
【0121】
[ステップ607]
ターゲットRNC/eNB130tは、ハンドオーバ通知メッセージをターゲットSGSN/MME101tへ送信する。
【0122】
[ステップ608]
ターゲットSGSN/MME101tは、ベアラ修正要求をSGW105へ送信する。ベアラ修正要求は、サービングネットワーク並びにタイムゾーン及び/又はUCIのうちの少なくとも1つに関する情報が変化した場合、及び/又は、(変化した若しくは変化していない)情報が以前にレポートされていない場合、当該情報を含む。
【0123】
[ステップ609]
SGW105は、ベアラ修正要求をPGW108へ転送する。転送されたベアラ修正要求は、サービングネットワーク並びにタイムゾーン及びUCIのうちの少なくとも1つに関する情報を含む。
【0124】
[ステップ610]
PGW108は、ベアラ修正応答をSGW105へ送信する。
【0125】
[ステップ611]
SGW105は、ベアラ修正応答をターゲットSGSN/MME101tへ転送する。
【0126】
[ステップ612]
古いリソース、即ち、ソースRNC eNB130s及びソースSGSN/MME101sが解放される。
【0127】
他の実施形態において、ターゲットモビリティ管理ノード101tは、サービングネットワーク並びにタイムゾーン及びUCIのうちの少なくとも1つに関する現在の情報を古いサービングネットワーク並びに/又はタイムゾーン及び/若しくはUCIと比較する代わりであって、標識により支援される代わりに、ベアラ修正要求メッセージ内にサービングネットワーク並びに/又はタイムゾーン及びUCIのIEのうちの少なくとも1つを常に含む。SGW105は、ターゲットモビリティ管理ノード101tから受信されたサービングネットワーク並びにタイムゾーン及びUCIの情報のうちの少なくとも1つをチェックする。サービングネットワーク並びにタイムゾーン及びUCIのIE情報のうちの少なくとも1つが変化した場合にのみ、SGW105は、サービングネットワーク並びにタイムゾーン及びUCIの情報のうちの少なくとも1つをPGW108へ転送する。よって、S5/S8インタフェース上において冗長シグナリングが存在しないであろう。
【0128】
次に、モビリティ管理ノード100、100tの観点から見たて、上記の方法について説明する。
図7は、通信ネットワーク100において情報をハンドリングするための、モビリティ管理ノード100、100tにおける本方法を説明するフロー図である。上述のように、モビリティ管理ノード101、101tは、サービングネットワーク100、100tによりサービスされる無線デバイス103に関連付けられる。モビリティ管理ノード101、101tは、モビリティシナリオにおいては、MME、又はS4−SGSN、又は組み合わされたSGSN/MMEであってよく、非モビリティシナリオにおいては、S4−SGSN又は組み合わされたSGSN/MMEであり得る。
【0129】
当該方法は、モビリティ管理ノード100、100tにより実行されることになる、任意の好適な順序で実行されてよい以下のステップを含む。
【0130】
[ステップ701]
このステップは、
図2のステップ201及び202に対応する。モビリティ管理ノード100、100tは、サービングネットワーク100、100t並びにタイムゾーン及びUCIのうちの少なくとも1つが無線デバイス103について変更されたことに関する情報と、当該変更がモビリティ管理ノード101、101tに関連付けられるSGW105へ送信されていないことに関する情報とを取得する。
【0131】
[ステップ701a]
このステップは、
図5のステップ503及び
図6のステップ602に対応する。ステップ701aは、ステップ701のサブステップである。いくつかの実施形態において、例えばモビリティシナリオにおいて、モビリティ管理ノード101、101tは、無線デバイス103に関連付けられるターゲットモビリティ管理ノード101tであり、無線デバイス103は、以前にソースモビリティ管理ノード101sに関連付けられている。モビリティ管理ノード101tは、ソースモビリティ管理ノード101sから標識を受信し得る。標識は、変更に関する情報がSGW105へ送信されたか否かを示す。
【0132】
例えば、モビリティシナリオにおいて、無線デバイス103がアイドルモードにある場合には、コンテキスト応答メッセージ内で標識が受信されてよく、無線デバイス103がアクティブモードにある場合には、再配置転送要求メッセージ内で標識が受信され得る。
【0133】
標識は、複数のビットを含む情報要素であり得る。各ビットは、サービングネットワーク並びにタイムゾーン及びUCIのうちの少なくとも1つについてのステータスに対応し得る。ステータスは、変更に関する情報がSGW105へ送信されたか否かを示す。標識は、無線デバイス103の1つのPDN接続に関連付けられてよく、又は、無線デバイス103に個々に関連付けられ得る。標識は、変更レポート済みフラグであり得る。
【0134】
[ステップ701b]
このステップは、ステップ701のサブステップであり、ステップ701aの代わりに実行されるステップである。いくつかの実施形態において、例えば非モビリティシナリオにおいて、モビリティ管理ノード101、101tは、サービングネットワーク又はタイムゾーン若しくはUCIのうちの少なくとも1つが変更されたこと、及び、当該変更に関する情報がSGW105へ送信されていないこと、を検出する。
【0135】
[ステップ702]
このステップは、
図2のステップ203と、
図3のステップ311及びステップ315と、
図5のステップ505と、
図6のステップ608とに対応する。サービングネットワーク並びにタイムゾーン及びUCIのうちの少なくとも1つが無線デバイス103について変更され、かつ当該変更に関する情報がSGW105へ送信されていない場合に、モビリティ管理ノード100、100tは、変更されたサービングネットワーク並びにタイムゾーン及びUCIのうちの少なくとも1つに関する情報をSGW105へ送信し、SGW105がこの情報をPGW108へ転送することを可能とする。
【0136】
いくつかの実施形態において、例えばモビリティシナリオにおいて、変更に関する情報がSGW105へ送信されていないことを標識が示す場合、変更に関する情報は、ベアラ修正要求内で送信される。
【0137】
いくつかの実施形態において、例えば非モビリティシナリオにおいて、PGW108によりトリガされる専用シグナリングが存在する場合、ベアラ更新応答、又はベアラ生成応答、又はベアラ削除応答内で変更に関する情報がSGW105へ送信される。
【0138】
いくつかの実施形態において、例えば非モビリティシナリオにおいて、変更に関する情報は、サービングネットワーク及びUCIのうちの少なくとも1つに関する情報を含む。
【0139】
いくつかの実施形態において、例えば非モビリティシナリオにおいて、通信ネットワーク100は、ダイレクトトンネルが通信ネットワーク100において使用されないUTRANに基づいており、又は、通信ネットワーク100は、ダイレクトトンネルが通信ネットワーク100において存在していないGSMに基づいている。
【0140】
変更されたサービングネットワーク並びにタイムゾーン及びUCIのうちの少なくとも1つに関する情報は、S11/S4インタフェース及びS5/S8インタフェース上で最少のシグナリングメッセージにより、SGW105へ送信され得る。
【0141】
通信ネットワーク100において情報をハンドリングするための、
図7に示された方法ステップを実行するために、モビリティ管理ノード100、100tは、
図8に示されるような配置構成を含む。モビリティ管理ノード101、101tは、サービングネットワーク100、100tによりサービスされる無線デバイス103に関連付けられるように構成される。いくつかの実施形態において、モビリティ管理ノード101、101tは、無線デバイス103に関連付けられるターゲットモビリティ管理ノード101tであり、無線デバイス103は、以前にソースモビリティ管理ノード101sに関連付けられている。モビリティシナリオにおいて、モビリティ管理ノード101、101tは、スタンドアロン式MME、又はS4−SGSN、又は組み合わされたSGSN/MMEであり得る。非モビリティシナリオにおいて、モビリティ管理ノード101、101tは、S4−SGSN又は組み合わされたSGSN/MMEであり得る。いくつかの実施形態において、通信ネットワーク100は、ダイレクトトンネルが通信ネットワーク100において使用されないUTRANに基づいており、又は、通信ネットワーク100は、ダイレクトトンネルが通信ネットワーク100において存在していないGSMに基づいている。
【0142】
モビリティ管理ノード101、101tは、サービングネットワーク100、100t並びにタイムゾーン及びUCIのうちの少なくとも1つが無線デバイス103について変更されたことに関する情報と、当該変更がモビリティ管理ノード101、101tに関連付けられるSGW105へ送信されていないことに関する情報とを取得するように構成される取得ユニット801を含む。いくつかの実施形態において、取得ユニット801は、モビリティ管理ノード101、101tにおいて、サービングネットワーク又はタイムゾーン若しくはUCIのうちの少なくとも1つが変更されたこと、及び、当該変更に関する情報がSGW105へ送信されていないこと、を検出するように構成される。
【0143】
いくつかの実施形態において、例えば、モビリティシナリオにおいて、取得ユニット801は、受信機801aである。受信機801aは、ソースモビリティ管理ノード101sから標識を受信するように構成される。標識は、変更に関する情報がSGW105へ送信されたか否かを示し得る。受信機801aは、無線デバイス103がアイドルモードにある場合には、コンテキスト応答メッセージ内で標識を受信するように、無線デバイス103がアクティブモードにある場合には、再配置転送要求メッセージ内で標識を受信するように、構成され得る。標識は、複数のビットを含む情報要素であり得る。各ビットは、サービングネットワーク並びにタイムゾーン及びUCIのうちの少なくとも1つについてのステータスに対応してよく、ステータスは、変更に関する情報がSGW105へ送信されたか否かを示し得る。標識は、無線デバイス103の1つのPDN接続に関連付けられてよく、又は、無線デバイス103に個々に関連付けられ得る。標識は、変更レポート済みフラグであり得る。
【0144】
モビリティ管理ノード101、101tは、サービングネットワーク並びにタイムゾーン及びUCIのうちの少なくとも1つが無線デバイス103について変更された場合、かつ、当該変更に関する情報がSGW105へ送信されていない場合に、変更されたサービングネットワーク並びにタイムゾーン及びUCIのうちの少なくとも1つに関する情報をSGW105へ送信し、SGW105が当該情報をPGW108へ転送することを可能とする、ように構成される送信機803を含む。送信機803は、変更に関する情報がSGW105へ送信されていないことを標識が示す場合、変更に関する情報をベアラ修正要求内で送信するように構成され得る。いくつかの実施形態において、PGW108によりトリガされる専用シグナリングが存在する場合、送信機803は、ベアラ更新応答、又はベアラ生成応答、又はベアラ削除応答内で変更に関する情報をSGW105へ送信するように構成される。いくつかの実施形態において、変更に関する情報は、サービングネットワーク及びUCIのうちの少なくとも1つに関する情報を含む。いくつかの実施形態において、送信機803は、変更されたサービングネットワーク並びにタイムゾーン及びUCIのうちの少なくとも1つに関する情報を、S11/S4インタフェース及びS5/S8インタフェース上で最少のシグナリングメッセージにより、SGW105へ送信する、ように構成される。
【0145】
通信ネットワーク100において情報をハンドリングするための本メカニズムは、ここでの実施形態の機能を実行するためのコンピュータプログラムコードと共に、
図8に描かれるモビリティ管理ノード配置構成内のプロセッサ805などの1つ以上のプロセッサにより実装され得る。プロセッサは、例えば、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)プロセッサ、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)プロセッサ、又はマイクロプロセッサであってよい。上述のプログラムコードは、例えば、モビリティ管理ノード101、101t内にロードされたときに、ここでの実施形態を実行するためのコンピュータプログラムコードを搬送するデータキャリアの形で、コンピュータプログラムプロダクトとして提供されてもよい。1つのこのようなキャリアは、CD ROMディスクの形であり得る。しかしながら、このようなキャリアは、メモリスティックなどのその他のデータキャリアにより実現可能である。コンピュータプログラムコードはさらに、サーバ上の純プログラムコードとして提供されて、モビリティ管理ノード101、101tにダウンロードされてよい。
【0146】
モビリティ管理ノード100、100tはさらに、1つ以上のメモリユニットを含むメモリ808を含み得る。メモリ808は、モビリティ管理ノード101、101tにおいて実行されるとここでの方法を実行するために、データと、受信されたデータストリームと、パワーレベル測定値と、しきい値と、時間ピリオドと、構成と、スケジューリングと、変更レポート済みフラグと、サービングネットワーク並びにタイムゾーン及びUCIのうちの少なくとも1つに関する情報と、無線デバイス103のアイドルモード及び/又は接続モードに関する情報と、情報要素と、メッセージと、アプリケーションとを格納するために使用されるように手配される。
【0147】
当業者は、上記のような取得ユニット801、受信機801a、及び送信機803が、アナログ回路及びデジタル回路の組み合わせ、並びに/又は、1つ以上のプロセッサであって、プロセッサ805などの1つ以上のプロセッサにより実行されると上記のように実行する、例えばメモリに格納されるソフトウェア及び/若しくはファームウェアと共に構成される、1つ以上のプロセッサを指し得ることも認識されるであろう。
【0148】
モビリティ管理ノード100、100tの代替的な実施形態は、
図8に示したコンポーネントを上回る追加的なコンポーネントを含んでもよく、それは、上記の機能性のうちのいずれか及び/又は上記の本実施形態をサポートするのに必要な任意の機能性を含む、モビリティ管理ノード100、100tの機能性の或る実施態様を提供することを担当し得る。
【0149】
通信ネットワーク100はさらに、通信ネットワークノード間での通信をサポートするのに好適な、あらゆる追加的な要素を含んでもよい。例示された通信ネットワークノードは、ハードウェア及び/又はソフトウェアのあらゆる好適な組み合わせを含む通信ネットワークノードを表し得る。
【0150】
要約すると、モビリティ管理ノード101、101tは、以下のロジックを有する。
>サービングネットワーク並びにタイムゾーン及びUCIのうちの少なくとも1つが変化した場合、現在のサービングネットワーク並びに現在のタイムゾーン及び現在のUCIのうちの少なくとも1つをSGW105へ送信する。
>サービングネットワーク並びにタイムゾーン及びUCIのうちの少なくとも1つが変化していないものの、未だレポートされていない保留中の変更が存在することを標識が示す場合、現在のサービングネットワーク並びにタイムゾーン及びUCIのうちの少なくとも1つをSGW105へ送信する。
【0151】
非モビリティのケースに関し、ここでの実施形態は、S4−SGSN及び組み合わされたSGSN/MMEに適用可能である。モビリティのケースに関し、ここでの実施形態は、組み合わされたSGSN/MME、スタンドアロン式MME、及びS4−SGSNに適用可能である。
【0152】
いくつかの実施形態において、変更レポート済みフラグは、コンテキスト応答メッセージ及び/又は再配置転送要求メッセージ内に含まれる。これは、エラーのケースを訂正するためのものである。いくつかの実施形態において、サービングネットワーク並びにタイムゾーン及び/UCIのうちの少なくとも1つは、変更が存在する場合、ベアラ生成応答メッセージ、及びベアラ更新応答メッセージ、及びベアラ削除応答メッセージのうちの少なくとも1つの中に含められる。これは、変更をレポートするための例えばMBRといったS5/S8シグナリングを最適化し、及びS5/S8シグナリングを回避するためである。
【0153】
上記のいくつかの実施形態は、以下の態様で要約され得る。
【0154】
1つの実施形態は、通信ネットワークにおいて情報をハンドリングするための、モビリティ管理ノードにおける方法であって、モビリティ管理ノードが、サービングネットワークによりサービスされる無線デバイスに関連付けられる、方法を対象とする。当該方法は、サービングネットワーク又はタイムゾーン若しくはユーザクローズド加入者グループ情報(UCI)のうちの少なくとも1つが無線デバイスについて変更されたことに関する情報、及び、当該変更がモビリティ管理ノードに関連付けられるサービングゲートウェイ(SGW)へ送信されていないことに関する情報を取得することと、サービングネットワーク並びにタイムゾーン及びUCIのうちの少なくとも1つが無線デバイスについて変更され、かつ当該変更に関する情報がSGWへ送信されていない場合に、変更されたサービングネットワーク並びにタイムゾーン及びUCIのうちの少なくとも1つに関する情報をSGWへ送信し、SGWが当該情報をパケットデータネットワークゲートウェイ(PGW)へ転送することを可能とすることと、を含む。
【0155】
当該方法は、無線デバイスからの要求メッセージ(例えば、サービス要求、若しくはRAU更新要求、若しくはTAU更新要求)の受信、又は、無線デバイスが以前にソースモビリティ管理ノードに関連付けられていたケースにおいてはソースモビリティ管理ノードからの要求メッセージ(例えば再配置要求)の受信への反応として、若しくは当該受信に応答して、行われ得る。
【0156】
モビリティ管理ノードは、無線デバイスに関連付けられるターゲットモビリティ管理ノードであり、無線デバイスは、以前にソースモビリティ管理ノードに関連付けられ、次いで、情報を取得することはさらに、当該変更に関する情報がSGWへ送信されたか否かを示す標識をソースモビリティ管理ノードから受信することを含み得る。
【0157】
無線デバイスがアイドルモードにある場合には、コンテキスト応答メッセージ内で標識が受信されてよく、無線デバイスがアクティブモードにある場合には、再配置転送要求メッセージ内で標識が受信される。
【0158】
変更に関する情報がSGWへ送信されていないことを標識が示す場合、当該変更に関する情報は、ベアラ修正要求内で送信され得る。
【0159】
標識は、複数のビットを含む情報要素であってよく、各ビットは、サービングネットワーク並びにタイムゾーン及びUCIのうちの少なくとも1つについてのステータスに対応し、当該ステータスは、変更に関する情報がSGWへ送信されたか否かを示す。
【0160】
標識は、無線デバイスの1つのパケットデータネットワーク(PDN)接続に関連付けられてよく、又は、無線デバイスに個々に関連付けられ得る。
【0161】
標識は、変更レポート済みフラグであってもよい。
【0162】
モビリティ管理ノードは、S4−サービングGPRS(General packet radio service)サポートノード(S4−SGSN)、又はモビリティ管理エンティティ(MME)、又は組み合わされたSGSN/MMEであり得る。
【0163】
情報を取得することはさらに、モビリティ管理ノードにおいて、サービングネットワーク又はタイムゾーン若しくはUCIのうちの少なくとも1つが変更されたこと、及び、当該変更に関する情報がSGWへ送信されていないこと、を検出することを含み得る。
【0164】
PGWによりトリガされる専用シグナリングが存在する場合、ベアラ更新応答、又はベアラ生成応答、又はベアラ削除応答内で変更に関する情報がSGWへ送信され得る。
【0165】
変更に関する情報は、サービングネットワーク及びUCIのうちの少なくとも1つに関する情報を含み得る。
【0166】
モビリティ管理ノードは、S4−サービングGPRS(General packet radio service)サポートノード(S4−SGSN)、又は組み合わされたSGSN/モビリティ管理エンティティ(SGSN/MME)であり得る。
【0167】
通信ネットワークは、ダイレクトトンネルが通信ネットワークにおいて使用されないUTRAN(Universal Terrestrial Radio Access Network)に基づいていてもよく、又は、通信ネットワークは、ダイレクトトンネルが通信ネットワークにおいて存在していないGSM(Global System for Mobile Communications)に基づいていてもよい。
【0168】
変更されたサービングネットワーク並びにタイムゾーン及びUCIのうちの少なくとも1つに関する情報は、S11/S4インタフェース及びS5/S8インタフェース上で最少のシグナリングメッセージにより、SGWへ送信される。
【0169】
上記のいくつかのその他の実施形態は、以下の態様で要約され得る。
【0170】
1つの実施形態は、通信ネットワークにおいて情報をハンドリングするためのモビリティ管理ノードであって、サービングネットワークによりサービスされる無線デバイスに関連付けられるように構成される当該モビリティ管理ノードを対象とし得る。当該モビリティ管理ノードは、サービングネットワーク又はタイムゾーン若しくはユーザクローズド加入者グループ情報(UCI)のうちの少なくとも1つが無線デバイスについて変更されたことに関する情報、及び、当該変更がモビリティ管理ノードに関連付けられるサービングゲートウェイ(SGW)へ送信されていないことに関する情報を取得するように構成される取得ユニットと、サービングネットワーク並びにタイムゾーン及びUCIのうちの少なくとも1つが無線デバイスについて変更され、かつ当該変更に関する情報がSGWへ送信されていない場合に、変更されたサービングネットワーク並びにタイムゾーン及びUCIのうちの少なくとも1つに関する情報をSGWへ送信し、SGWが当該情報をパケットデータネットワークゲートウェイ(PGW)へ転送することを可能とする、ように構成される送信機とを含む。
【0171】
取得ユニットは、無線デバイスから、又は、無線デバイスが以前にソースモビリティ管理ノードに関連付けられたケースにおいてはソースモビリティ管理ノードからの要求メッセージの受信への反応として、若しくは、当該受信に応答して、情報を取得するように構成され得る。
【0172】
モビリティ管理ノードは、無線デバイスに関連付けられるターゲットモビリティ管理ノードであってよく、無線デバイスは、以前にソースモビリティ管理ノードに関連付けられ、取得ユニットは、変更に関する情報がSGWへ送信されたか否かを示す標識をソースモビリティ管理ノードから受信するように構成される受信機である。
【0173】
受信機は、無線デバイスがアイドルモードにある場合には、コンテキスト応答メッセージ内で標識を受信するように、無線デバイスがアクティブモードにある場合には、再配置転送要求メッセージ内で標識を受信するように、構成され得る。
【0174】
送信機は、変更に関する情報がSGWへ送信されていないことを標識が示す場合、変更に関する情報をベアラ修正要求内で送信するように構成され得る。
【0175】
標識は、複数のビットを含む情報要素であってよく、各ビットは、サービングネットワーク並びにタイムゾーン及びUCIのうちの少なくとも1つについてのステータスに対応し、当該ステータスは、変更に関する情報がSGWへ送信されたか否かを示す。
【0176】
標識は、無線デバイスの1つのパケットデータネットワーク(PDN)接続に関連付けられてよく、又は、無線デバイスに個々に関連付けられ得る。
【0177】
標識は、変更レポート済みフラグであってもよい。
【0178】
モビリティ管理ノードは、S4−サービングGPRS(General packet radio service)サポートノード(S4−SGSN)、又はモビリティ管理エンティティ(MME)、又は組み合わされたSGSN/MMEであり得る。
【0179】
取得ユニットは、モビリティ管理ノードにおいて、サービングネットワーク又はタイムゾーン若しくはUCIのうちの少なくとも1つが変更されたこと、及び、当該変更に関する情報がSGWへ送信されていないこと、を検出するように構成される。
【0180】
PGWによりトリガされる専用シグナリングが存在する場合、送信機は、ベアラ更新応答、又はベアラ生成応答、又はベアラ削除応答内で変更に関する情報をSGWへ送信するように構成され得る。
【0181】
変更に関する情報は、サービングネットワーク及びUCIのうちの少なくとも1つに関する情報を含む。
【0182】
モビリティ管理ノードは、S4−サービングGPRS(General packet radio service)サポートノード(S4−SGSN)、又は組み合わされたSGSN/モビリティ管理エンティティ(SGSN/MME)であり得る。
【0183】
通信ネットワークは、ダイレクトトンネルが通信ネットワークにおいて使用されないUTRAN(Universal Terrestrial Radio Access Network)に基づいていてもよく、又は、通信ネットワークは、ダイレクトトンネルが通信ネットワークにおいて存在していないGSM(Global System for Mobile Communications)に基づいていてもよい。
【0184】
送信機は、変更されたサービングネットワーク並びにタイムゾーン及びUCIのうちの少なくとも1つに関する情報を、S11/S4インタフェース及びS5/S8インタフェース上で最少のシグナリングメッセージにより、SGWへ送信するように構成され得る。
【0185】
ここで説明した実施形態は、上記の実施形態に限定されない。種々の代替物、修正物、及び均等物が使用されてよい。よって、上記の実施形態は、実施形態の範囲を限定するものとしてみなされるべきではなく、実施形態の範囲は、添付の特許請求の範囲により定義される。
【0186】
“含む(comprises)/含んでいる(comprising)”という用語は、この明細書において使用される場合、述べられた特徴、整数、ステップ、又はコンポーネントの存在を明記するために採用されているが、1つ以上のその他の特徴、整数、ステップ、コンポーネント、又はそれらの集合の存在又は追加を排除しないことが強調されるべきである。また、要素の前に付く“a”又は“an”という語が複数のこのような要素の存在を除外しないことにも留意されるべきである。
【0187】
添付の特許請求の範囲において定義される方法のステップが、ここでの実施形態から逸脱することなく、請求項に出現する順序とは別の順序で実行されてよいことも強調されるべきである。