特許第5961187号(P5961187)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5961187PI3K阻害剤としてのN−(1−(置換フェニル)エチル)−9H−プリン−6−アミン
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5961187
(24)【登録日】2016年7月1日
(45)【発行日】2016年8月2日
(54)【発明の名称】PI3K阻害剤としてのN−(1−(置換フェニル)エチル)−9H−プリン−6−アミン
(51)【国際特許分類】
   C07D 473/34 20060101AFI20160719BHJP
   A61K 31/52 20060101ALI20160719BHJP
   A61K 31/5377 20060101ALI20160719BHJP
   A61P 19/02 20060101ALI20160719BHJP
   A61P 29/00 20060101ALI20160719BHJP
   A61P 43/00 20060101ALI20160719BHJP
   A61P 9/10 20060101ALI20160719BHJP
   A61P 19/08 20060101ALI20160719BHJP
   A61P 27/02 20060101ALI20160719BHJP
   A61P 3/10 20060101ALI20160719BHJP
   A61P 17/06 20060101ALI20160719BHJP
   A61P 13/08 20060101ALI20160719BHJP
   A61P 9/00 20060101ALI20160719BHJP
   A61P 1/18 20060101ALI20160719BHJP
   A61P 13/12 20060101ALI20160719BHJP
   A61P 1/04 20060101ALI20160719BHJP
   A61P 21/04 20060101ALI20160719BHJP
   A61P 25/28 20060101ALI20160719BHJP
   A61P 37/08 20060101ALI20160719BHJP
   A61P 11/06 20060101ALI20160719BHJP
   A61P 17/02 20060101ALI20160719BHJP
   A61P 35/00 20060101ALI20160719BHJP
   A61P 35/02 20060101ALI20160719BHJP
   A61P 11/00 20060101ALI20160719BHJP
【FI】
   C07D473/34 361
   C07D473/34CSP
   A61K31/52
   A61K31/5377
   A61P19/02
   A61P29/00
   A61P43/00 111
   A61P9/10
   A61P9/10 101
   A61P19/08
   A61P27/02
   A61P3/10
   A61P17/06
   A61P13/08
   A61P9/00
   A61P1/18
   A61P13/12
   A61P1/04
   A61P21/04
   A61P25/28
   A61P37/08
   A61P11/06
   A61P17/02
   A61P35/00
   A61P35/02
   A61P11/00
【請求項の数】27
【全頁数】250
(21)【出願番号】特願2013-546274(P2013-546274)
(86)(22)【出願日】2011年12月19日
(65)【公表番号】特表2014-500324(P2014-500324A)
(43)【公表日】2014年1月9日
(86)【国際出願番号】US2011065743
(87)【国際公開番号】WO2012087881
(87)【国際公開日】20120628
【審査請求日】2014年12月18日
(31)【優先権主張番号】61/425,107
(32)【優先日】2010年12月20日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】515311132
【氏名又は名称】インサイト・ホールディングス・コーポレイション
【氏名又は名称原語表記】INCYTE HOLDINGS CORPORATION
(74)【代理人】
【識別番号】100062144
【弁理士】
【氏名又は名称】青山 葆
(74)【代理人】
【識別番号】100101454
【弁理士】
【氏名又は名称】山田 卓二
(74)【代理人】
【識別番号】100106518
【弁理士】
【氏名又は名称】松谷 道子
(74)【代理人】
【識別番号】100156144
【弁理士】
【氏名又は名称】落合 康
(72)【発明者】
【氏名】ユン−ロン・リ
(72)【発明者】
【氏名】アンドリュー・ピー・コームス
(72)【発明者】
【氏名】エディ・ダブリュー・ユー
(72)【発明者】
【氏名】トーマス・ピー・マダスキエ・ジュニア
(72)【発明者】
【氏名】リチャード・ビー・スパークス
【審査官】 瀬下 浩一
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2010/036380(WO,A1)
【文献】 国際公開第2010/092340(WO,A1)
【文献】 特表平11−511761(JP,A)
【文献】 国際公開第2011/075630(WO,A1)
【文献】 国際公開第2011/130342(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C07D 473/34
A61K 31/52
A61K 31/5377
A61P 1/04
A61P 1/18
A61P 3/10
A61P 9/00
A61P 9/10
A61P 11/00
A61P 11/06
A61P 13/08
A61P 13/12
A61P 17/02
A61P 17/06
A61P 19/02
A61P 19/08
A61P 21/04
A61P 25/28
A61P 27/02
A61P 29/00
A61P 35/00
A61P 35/02
A61P 37/08
A61P 43/00
CAplus/REGISTRY(STN)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I:
【化1】
[この文献は図面を表示できません]
の化合物またはその薬剤的に許容される塩であって、
式中:
Arは
【化2】
[この文献は図面を表示できません]
であり
は、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、およびC1−6ハロアルキルから選択され;ここで、前記C1−6アルキル、C2−6アルケニル、およびC2−6アルキニルはそれぞれ任意で、ハロ、OH、CN、NR1a2b、C1−6アルコキシ、およびC1−6ハロアルコキシから独立して選択される1、2、3、または4個の基により置換され;
各R1aおよびR2bは独立してHおよびC1−6アルキルから選択されるか;
または任意のR1aおよびR2bはそれらが結合しているN原子と一緒になって4、5、6、または7員ヘテロシクロアルキル基を形成し、これは任意で、C1−6アルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
は、ハロ、CN、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、−L−(C1−6アルキル)、−L−(C1−6ハロアルキル)、および−L−(C1−4アルキレン)−Cyおよび−(C1−4アルキレン)−Cyから選択され;ここで、前記C1−6アルキルおよび−L−(C1−6アルキル)中の前記C1−6アルキルは、1、2、3、または4個の独立して選択されるR2a基によって任意で置換され;
Lは、O、NR、S、S(O)、S(O)、C(O)、C(O)NR、S(O)NR、S(O)NR、NRC(O)、NRS(O)、およびNRS(O)から選択され
およびRは、それぞれ独立して、HおよびC1−6アルキルから選択され;
Cyは、C3−7シクロアルキル、4〜7員ヘテロシクロアルキル、フェニル、および5〜6員ヘテロアリールから選択され;そのそれぞれは、p個の独立して選択されるR2a基で置換され;ここで、pは、0、1、2、3、または4であり;
各R2aは、OH、NO、CN、ハロ、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−7シクロアルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルコキシ、アミノ、C1−6アルキルアミノ、ジ(C1−6アルキル)アミノ、チオ、C1−6アルキルチオ、C1−6アルキルスルフィニル、C1−6アルキルスルホニル、カルバミル、C1−6アルキルカルバミル、ジ(C1−6アルキル)カルバミル、カルボキシ、C1−6アルキルカルボニル、C1−6アルコキシカルボニル、C1−6アルキルカルボニルアミノ、C1−6アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1−6アルキルアミノスルホニル、ジ(C1−6アルキル)アミノスルホニル、アミノスルホニルアミノ、C1−6アルキルアミノスルホニルアミノ、ジ(C1−6アルキル)アミノスルホニルアミノ、アミノカルボニルアミノ、C1−6アルキルアミノカルボニルアミノ、およびジ(C1−6アルキル)アミノカルボニルアミノから独立して選択され;
は、ハロ、CN、NO、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6ハロアルキル、−(C1−4アルキレン)−Cy、OR、SR、C(O)R、C(O)NR、C(O)OR、OC(O)R、OC(O)NR、NR、NRC(O)R、NRC(O)OR、NRC(O)R、NRC(O)OR、NRC(O)NR、C(=NR)R、C(=NR)NR、NRC(=NR)NR、NRS(O)R、NRS(O)、NRS(O)、NRS(O)NR、S(O)R、S(O)NR、S(O)、またはS(O)NRであり;ここで、前記C1−6アルキル、C2−6アルケニル、およびC2−6アルキニルはそれぞれ任意で、1、2、3、または4個の独立して選択されるR3a基により置換され;
Cyは、C3−7シクロアルキル、4〜7員ヘテロシクロアルキル、フェニル、および5〜6員ヘテロアリールから選択され;そのそれぞれは、任意で、1、2、3、または4個の独立して選択されるR3a基で置換され;
ただし、以下の(1)〜(3)のうちの1つが真であることを条件とし:
(1)Rは−(C1−4アルキレン)−Cyであるか;または
(2)Rは、−L−(C1−4アルキレン)−Cyおよび−(C1−4アルキレン)−Cyから選択されるか;または
(3)Rは−(C1−4アルキレン)−Cyであり;そしてRは−L−(C1−4アルキレン)−Cyおよび−(C1−4アルキレン)−Cyから選択される;
各R3aは、ハロ、CN、NO、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6ハロアルキル、C3−7シクロアルキル、4〜7員ヘテロシクロアルキル、フェニル、5〜6員ヘテロアリール、(4〜7員ヘテロシクロアルキル)−C1−4アルキル、フェニル−C1−4アルキル、(5〜6員ヘテロアリール)−C1−4アルキル、OR、SR、C(O)R、C(O)NR、C(O)OR、OC(O)R、OC(O)NR、NR、NRC(O)R、NRC(O)OR、NRC(O)NR、C(=NR)R、C(=NR)NR、NRC(=NR)NR、NRS(O)R、NRS(O)、NRS(O)NR、S(O)R、S(O)NR、S(O)、およびS(O)NRから独立して選択され;ここで、前記C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−7シクロアルキル、4〜7員ヘテロシクロアルキル、フェニル、5〜6員ヘテロアリール、(4〜7員ヘテロシクロアルキル)−C1−4アルキル、フェニル−C1−4アルキル、および(5〜6員ヘテロアリール)−C1−4アルキルは、それぞれ任意で、OH、NO、CN、ハロ、C1−6アルキル、シアノ−C1−6アルキル、HO−C1−6アルキル、C1−4アルコキシ−C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−7シクロアルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルコキシ、アミノ、C1−6アルキルアミノ、ジ(C1−6アルキル)アミノ、チオ、C1−6アルキルチオ、C1−6アルキルスルフィニル、C1−6アルキルスルホニル、カルバミル、C1−6アルキルカルバミル、ジ(C1−6アルキル)カルバミル、カルボキシ、C1−6アルキルカルボニル、C1−6アルコキシカルボニル、C1−6アルキルカルボニルアミノ、C1−6アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1−6アルキルアミノスルホニル、ジ(C1−6アルキル)アミノスルホニル、アミノスルホニルアミノ、C1−6アルキルアミノスルホニルアミノ、ジ(C1−6アルキル)アミノスルホニルアミノ、アミノカルボニルアミノ、C1−6アルキルアミノカルボニルアミノ、およびジ(C1−6アルキル)アミノカルボニルアミノから独立して選択される1、2、3、または4個の基により置換され;
は、H、OH、NO、CN、ハロ、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6ハロアルキル、シアノ−C1−6アルキル、HO−C1−6アルキル、C1−4アルコキシ−C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルコキシ、アミノ、C1−6アルキルアミノ、ジ(C1−6アルキル)アミノ、チオ、C1−6アルキルチオ、C1−6アルキルスルフィニル、C1−6アルキルスルホニル、カルバミル、C1−6アルキルカルバミル、ジ(C1−6アルキル)カルバミル、カルボキシ、C1−6アルキルカルボニル、C1−6アルコキシカルボニル、C1−6アルキルカルボニルアミノ、C1−6アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1−6アルキルアミノスルホニル、ジ(C1−6アルキル)アミノスルホニル、アミノスルホニルアミノ、C1−6アルキルアミノスルホニルアミノ、ジ(C1−6アルキル)アミノスルホニルアミノ、アミノカルボニルアミノ、C1−6アルキルアミノカルボニルアミノ、およびジ(C1−6アルキル)アミノカルボニルアミノから選択され;
は、ハロ、OH、CN、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、およびC1−4ハロアルコキシから選択され;
各R、R、およびRは独立して、H、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−7シクロアルキル、4〜7員ヘテロシクロアルキル、フェニル、5〜6員ヘテロアリール、(4〜7員ヘテロシクロアルキル)−C1−4アルキル、フェニル−C1−4アルキル、および(5〜6員ヘテロアリール)−C1−4アルキルから選択され;ここで、前記C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−7シクロアルキル、4〜7員ヘテロシクロアルキル、フェニル、5〜6員ヘテロアリール、(4〜7員ヘテロシクロアルキル)−C1−4アルキル、フェニル−C1−4アルキル、および(5〜6員ヘテロアリール)−C1−4アルキルは、それぞれ任意で、OH、NO、CN、ハロ、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6ハロアルキル、シアノ−C1−6アルキル、HO−C1−6アルキル、C1−4アルコキシ−C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルコキシ、アミノ、C1−6アルキルアミノ、ジ(C1−6アルキル)アミノ、チオ、C1−6アルキルチオ、C1−6アルキルスルフィニル、C1−6アルキルスルホニル、カルバミル、C1−6アルキルカルバミル、ジ(C1−6アルキル)カルバミル、カルボキシ、C1−6アルキルカルボニル、C1−6アルコキシカルボニル、C1−6アルキルカルボニルアミノ、C1−6アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1−6アルキルアミノスルホニル、ジ(C1−6アルキル)アミノスルホニル、アミノスルホニルアミノ、C1−6アルキルアミノスルホニルアミノ、ジ(C1−6アルキル)アミノスルホニルアミノ、アミノカルボニルアミノ、C1−6アルキルアミノカルボニルアミノ、およびジ(C1−6アルキル)アミノカルボニルアミノから独立して選択される1、2、3、4、または5個の置換基で置換され;
各Rは、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−7シクロアルキル、4〜7員ヘテロシクロアルキル、フェニル、5〜6員ヘテロアリール、(4〜7員ヘテロシクロアルキル)−C1−4アルキル、フェニル−C1−4アルキル、および(5〜6員ヘテロアリール)−C1−4アルキルから独立して選択され;それぞれ任意で、OH、NO、CN、ハロ、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6ハロアルキル、シアノ−C1−6アルキル、HO−C1−6アルキル、C1−4アルコキシ−C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルコキシ、アミノ、C1−6アルキルアミノ、ジ(C1−6アルキル)アミノ、チオ、C1−6アルキルチオ、C1−6アルキルスルフィニル、C1−6アルキルスルホニル、カルバミル、C1−6アルキルカルバミル、ジ(C1−6アルキル)カルバミル、カルボキシ、C1−6アルキルカルボニル、C1−6アルコキシカルボニル、C1−6アルキルカルボニルアミノ、C1−6アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1−6アルキルアミノスルホニル、ジ(C1−6アルキル)アミノスルホニル、アミノスルホニルアミノ、C1−6アルキルアミノスルホニルアミノ、ジ(C1−6アルキル)アミノスルホニルアミノ、アミノカルボニルアミノ、C1−6アルキルアミノカルボニルアミノ、およびジ(C1−6アルキル)アミノカルボニルアミノから独立して選択される1、2、3、4、または5個の置換基で置換され
各Rは、H、C1−4アルキル、CN、OH、C1−4アルコキシ、C1−4アルキルスルホニル、カルバミル、C1−4アルキルカルバミル、ジ(C1−4アルキル)カルバミル、およびC1−4アルキルカルボニルから独立して選択され;
各Rは、C1−4アルキルスルホニル、C1−4アルキルカルボニルおよびC1−4アルコキシカルボニルから独立して選択され;
nは0または1であり
rは0または1であり;
3−7シクロアルキルおよび4〜7員ヘテロシクロアルキルは、それぞれオキソにより任意で置換されている、
化合物またはその薬剤的に許容される塩。
【請求項2】
が、H、ハロ、CN、C1−6アルキル、シアノ−C1−6アルキル、およびC1−6ハロアルキルから選択される、請求項1に記載の化合物、またはその薬剤的に許容される塩。
【請求項3】
がC1−3アルキルである、請求項1または2に記載の化合物、またはその薬剤的に許容される塩。
【請求項4】
がメチルである、請求項1または2に記載の化合物、またはその薬剤的に許容される塩。
【請求項5】
が、C1−6アルキル、−O−(C1−6アルキル)、−O−(C1−4アルキレン)−(4〜7員ヘテロシクロアルキル)、またはフェニルであり;ここで、前記フェニルが、1、2、3、または4個の独立して選択されるR2a基により任意で置換される、請求項1〜のいずれかに記載の化合物、またはその薬剤的に許容される塩。
【請求項6】
各R2aが独立してハロである、請求項1〜のいずれかに記載の化合物、またはその薬剤的に許容される塩。
【請求項7】
がメトキシである、請求項1〜のいずれかに記載の化合物、またはその薬剤的に許容される塩。
【請求項8】
が、Cl、F、メチルまたはCNである、請求項1〜のいずれかに記載の化合物、またはその薬剤的に許容される塩。
【請求項9】
が、CN、NO、Cy、C(O)NR、NRC(O)OR、NRS(O)、およびNRC(O)Rである、請求項1〜のいずれかに記載の化合物、またはその薬剤的に許容される塩。
【請求項10】
がCyである、請求項1〜のいずれかに記載の化合物、またはその薬剤的に許容される塩。
【請求項11】
Cyが、4〜7員ヘテロシクロアルキル、フェニル、および5〜6員ヘテロアリールから選択され;そのそれぞれは、1、2、3、または4個の独立して選択されるR3a基で任意で置換される、請求項1〜10のいずれかに記載の化合物、またはその薬剤的に許容される塩。
【請求項12】
Cyは、フェニル、ピペリジン環、ピロリドン−2−オン環、1,3−オキサゾリジン−2−オン環、イソキサゾール環、ピラゾール環、テトラゾール環、トリアゾール環、ピリジン環、ピリミジン環、アゼチジン環、ピロール環、テトラヒドロフラン環、およびモルホリン−2−オン環から選択され;そのそれぞれは、任意で、1、2、3、または4個の独立して選択されるR3a基で置換され;
各R、R、およびRは、H、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C3−7シクロアルキル、4〜7員ヘテロシクロアルキルから独立して選択され;ここで、前記C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル、および4〜7員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、OH、CN、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルコキシ、およびアミノから独立して選択される1、2、3、4、または5個の置換基で置換され;そして
各Rは、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C3−7シクロアルキル、4〜7員ヘテロシクロアルキルから独立して選択され;そのそれぞれは、任意で、OH、CN、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルコキシ、およびアミノから独立して選択される1、2、3、4、または5個の置換基で置換される、
請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項13】
がC1−6アルキルであり;
がHであり;
が、C1−6アルキル、−O−(C1−6アルキル)、−O−(C1−4アルキレン)−(4〜7員ヘテロシクロアルキル)、またはフェニルであり;ここで、前記フェニルは、1、2、3、または4個の独立して選択されるR2a基により任意で置換され;
Cyが、C3−7シクロアルキル、4〜7員ヘテロシクロアルキル、フェニル、および5〜6員ヘテロアリールから選択され;そのそれぞれは、1、2、3、または4個の独立して選択されるR2a基で任意で置換され;
が、CN、NO、Cy、C(O)NR、NRC(O)OR、NRS(O)およびNRC(O)Rから選択され
Cyが、C3−7シクロアルキル、4〜7員ヘテロシクロアルキル、フェニル、および5〜6員ヘテロアリールから選択され;そのそれぞれは、任意で、1、2、3、または4個の独立して選択されるR3a基で置換され;
が、C1−6アルキル、シアノ−C1−6アルキル、およびC1−6ハロアルキルから選択され;そして
がハロであり;
各R2aが、OH、NO、CN、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルコキシ、アミノ、C1−6アルキルアミノ、およびジ(C1−6アルキル)アミノから独立して選択され;
各R3aが、ハロ、CN、NO、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C3−7シクロアルキル、4〜7員ヘテロシクロアルキル、OR、C(O)R、C(O)NR、NR、NRC(O)R、およびS(O)から独立して選択され;ここで、前記C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル、および4〜7員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、OH、CN、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、シアノ−C1−6アルキル、HO−C1−6アルキル、C1−4アルコキシ−C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルコキシ、アミノ、C1−6アルキルアミノ、およびジ(C1−6アルキル)アミノから独立して選択される1、2、3、または4個の基により置換され;
各R、R、およびRが、H、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C3−7シクロアルキル、4〜7員ヘテロシクロアルキルから独立して選択され;ここで、前記C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル、および4〜7員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ、OH、CN、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、およびC1−6ハロアルコキシから独立して選択される1、2、3、4、または5個の置換基で任意で置換され;そして
各Rは、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C3−7シクロアルキル、4〜7員ヘテロシクロアルキルから独立して選択され;そのそれぞれは、OH、CN、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、およびC1−6ハロアルコキシから独立して選択される1、2、3、4、または5個の置換基で任意で置換される、
請求項1記載の化合物、またはその薬剤的に許容される塩。
【請求項14】
がメチルまたはエチルであり;
がHであり;
が、C1−6アルキル、−O−(C1−6アルキル)、−O−(C1−4アルキレン)−(4〜7員ヘテロシクロアルキル)、およびフェニルから選択され;ここで、前記フェニルは、任意で、1、2、3、または4個の独立して選択されるハロ基により置換され;
が、CN、NO、Cy、C(O)NR、NRC(O)OR、NRS(O)、およびNRC(O)Rから選択され;
Cyが、フェニル、ピペリジン環、ピロリドン−2−オン環、1,3−オキサゾリジン−2−オン環、イソキサゾール環、ピラゾール環、テトラゾール環、トリアゾール環、ピリジン環、ピリミジン環、アゼチジン環、ピロール環、テトラヒドロフラン環、およびモルホリン−2−オン環から選択され;そのそれぞれは、任意で、1、2、3、または4個の独立して選択されるR3a基で置換され;
が、H,ハロ、C1−3アルキル、CN、シアノ−C1−6アルキル、およびC1−6ハロアルキルから選択され;
が、C1−3アルキル、ハロ、およびCNから選択され;
各R3aが、ハロ、CN、NO、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C3−7シクロアルキル、4〜7員ヘテロシクロアルキル、(4〜7員ヘテロシクロアルキル)−C1−3アルキル、(5〜6員ヘテロアリール)−C1−3アルキル、OR、C(O)R、C(O)OR、C(O)NR、NR、NRC(O)R、およびS(O)から独立して選択され;ここで、前記C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル、および4〜7員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、OH、CN、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、シアノ−C1−6アルキル、HO−C1−6アルキル、C1−4アルコキシ−C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルコキシ、アミノ、C1−6アルキルアミノ、ジ(C1−6アルキル)アミノ、およびC3−7シクロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の基により置換され;
各R、R、およびRが、H、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C3−7シクロアルキル、4〜7員ヘテロシクロアルキルから独立して選択され;ここで、前記C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル、および4〜7員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、OH、CN、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルコキシ、およびアミノから独立して選択される1、2、3、4、または5個の置換基で置換され;
各Rが、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C3−7シクロアルキル、4〜7員ヘテロシクロアルキルから独立して選択され;そのそれぞれは、OH、CN、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルコキシ、およびアミノから独立して選択される1、2、3、4、または5個の置換基で任意で置換され;そして
各Rが、C1−4アルキルカルボニルおよびC1−4アルコキシカルボニルから独立して選択される、
請求項1記載の化合物、またはその薬剤的に許容される塩。
【請求項15】
式II:
【化3】
[この文献は図面を表示できません]
を有する請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物またはその薬剤的に許容される塩。
【請求項16】
式IIa:
【化4】
[この文献は図面を表示できません]
を有する請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物またはその薬剤的に許容される塩。
【請求項17】
4−クロロ−3’−フルオロ−3−メチル−6−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−2−カルボニトリル;
4−クロロ−3’−フルオロ−3−メチル−6−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−2−カルボキサミド;
N−[1−(4−クロロ−3’−フルオロ−5−メチル−6−ニトロビフェニル−2−イル)エチル]−9H−プリン−6−アミン;
4−クロロ−3−(シアノメチル)−3’−フルオロ−6−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−2−カルボニトリル;
1−{4−クロロ−3’−フルオロ−3−メチル−6−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−2−イル}ピロリジン−2−オン;
1−{4−クロロ−3’,5’−ジフルオロ−3−メチル−6−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−2−イル}ピロリジン−2−オン;
3−{4−クロロ−3’−フルオロ−3−メチル−6−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−2−イル}−1,3−オキサゾリジン−2−オン;
N−{1−[4−クロロ−3’−フルオロ−5−メチル−6−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−2−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{4−クロロ−3’−フルオロ−3−メチル−6−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−2−イル}アセトアミド;
{4−クロロ−3’−フルオロ−3−メチル−6−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−2−イル}イミド二炭酸ジメチル;
N−{1−[4−クロロ−3’−フルオロ−5−メチル−6−(4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル)ビフェニル−2−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{4−クロロ−3’−フルオロ−3−メチル−6−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−2−イル}−N−(メチルスルホニル)メタンスルホンアミド;
N−{1−[4−クロロ−6−(2,6−ジフルオロピリジン−4−イル)−5−メチルビフェニル−2−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
1−{3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}ピロリジン−2−オン;
4−クロロ−3’,5’−ジフルオロ−3−メチル−6−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−2−カルボキサミド;
N−(1−{5−クロロ−3−[2−(ジメチルアミノ)ピリミジン−5−イル]−2−メトキシ−4−メチルフェニル}エチル)−9H−プリン−6−アミン;
1−{3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}ピペリジン−4−オール;
3’−クロロ−4−フルオロ−6’−メトキシ−2’−メチル−5’−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−3−カルボキサミド;
3’−クロロ−3−フルオロ−6’−メトキシ−2’−メチル−5’−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−4−カルボキサミド;
1−({3’−クロロ−3−フルオロ−6’−メトキシ−2’−メチル−5’−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−4−イル}カルボニル)アゼチジン−3−カルボニトリル;
N−{1−[4−クロロ−6−(3,5−ジメチルイソキサゾール−4−イル)−3’−フルオロ−5−メチルビフェニル−2−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[4−クロロ−3’−フルオロ−5−メチル−6−(1H−ピラゾール−4−イル)ビフェニル−2−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−[1−(4−クロロ−3’,5’−ジフルオロ−5−メチル−6−ピリジン−4−イルビフェニル−2−イル)エチル]−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[4−クロロ−3’,5’−ジフルオロ−5−メチル−6−(1H−ピラゾール−4−イル)ビフェニル−2−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−3−(5−フルオロピリジン−3−イル)−2−メトキシ−4−メチルフェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−2−メトキシ−3−(5−メトキシピリジン−3−イル)−4−メチルフェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
(4−{3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}−1H−ピラゾール−1−イル)アセトニトリル;
N−{1−[5−クロロ−2−メトキシ−4−メチル−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)フェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−3−(3,5−ジメチルイソキサゾール−4−イル)−2−メトキシ−4−メチルフェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−2−メトキシ−3−(2−メトキシピリミジン−5−イル)−4−メチルフェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{3’−クロロ−6’−メトキシ−2’−メチル−5’−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−4−イル}アセトアミド;
N−[1−(5−クロロ−3’−フルオロ−2−メトキシ−6−メチルビフェニル−3−イル)エチル]−9H−プリン−6−アミン;
N−[1−(5−クロロ−3’,5’−ジフルオロ−2−メトキシ−6−メチルビフェニル−3−イル)エチル]−9H−プリン−6−アミン;
3’−クロロ−6’−メトキシ−2’−メチル−5’−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−4−カルボニトリル;
3’−クロロ−N−シクロプロピル−6’−メトキシ−2’−メチル−5’−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−4−カルボキサミド;
N−{1−[5−クロロ−2−メトキシ−6−メチル−4’−(メチルスルホニル)ビフェニル−3−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[3−(2−アミノピリミジン−5−イル)−5−クロロ−2−メトキシ−4−メチルフェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−2−メトキシ−3−(5−メトキシピリジン−3−イル)−4−メチルフェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−[1−(3’,5−ジクロロ−2−メトキシ−6−メチルビフェニル−3−イル)エチル]−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−3−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−メトキシ−4−メチルフェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
3,3’−ジクロロ−6’−メトキシ−N,2’−ジメチル−5’−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−4−カルボキサミド;
N−{1−[5−クロロ−2−メトキシ−6−メチル−4’−(トリフルオロメチル)ビフェニル−3−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−[1−(5−クロロ−4’−エトキシ−3’−フルオロ−2−メトキシ−6−メチルビフェニル−3−イル)エチル]−9H−プリン−6−アミン

3’−クロロ−6’−メトキシ−2’−メチル−5’−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−3−カルボニトリル;
{3’−クロロ−6’−メトキシ−2’−メチル−5’−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−4−イル}アセトニトリル;
N−{1−[5−クロロ−2−メトキシ−4’−(メトキシメチル)−6−メチルビフェニル−3−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−2−メトキシ−6−メチル−4’−(1H−ピラゾール−1−イル)ビフェニル−3−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−2−メトキシ−3’−(メトキシメチル)−6−メチルビフェニル−3−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−(1−{5−クロロ−2−メトキシ−4−メチル−3−[6−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)ピリジン−3−イル]フェニル}エチル)−9H−プリン−6−アミン;
{3’−クロロ−6’−メトキシ−2’−メチル−5’−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−3−イル}アセトニトリル;
N−[1−(3’,5,5’−トリクロロ−2−メトキシ−6−メチルビフェニル−3−イル)エチル]−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−2−メトキシ−4−メチル−3−(6−モルホリン−4−イルピリジン−3−イル)フェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−3−(3−フルオロ−2−モルホリン−4−イルピリジン−4−イル)−2−メトキシ−4−メチルフェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−[1−(5−クロロ−2’,5’−ジフルオロ−2−メトキシ−6−メチルビフェニル−3−イル)エチル]−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−3−(6−フルオロピリジン−3−イル)−2−メトキシ−4−メチルフェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−2−メトキシ−3−(6−メトキシピリジン−3−イル)−4−メチルフェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
5−{3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}ニコチノニトリル;
3−(4−{3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}−1H−ピラゾール−1−イル)−3−(シアノメチル)シクロブタンカルボニトリル;
N−{1−[5−クロロ−2−メトキシ−4−メチル−3−(5−メチルピリジン−3−イル)フェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−(1−{5−クロロ−2−メトキシ−4−メチル−3−[5−(メチルスルホニル)ピリジン−3−イル]フェニル}エチル)−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[3−(6−アミノピリジン−3−イル)−5−クロロ−2−メトキシ−4−メチルフェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
5−{3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}ピリジン−2−カルボニトリル;
N−{1−[5−クロロ−3−(6−イソプロポキシピリジン−3−イル)−2−メトキシ−4−メチルフェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
3’−クロロ−N−エチル−3−フルオロ−6’−メトキシ−2’−メチル−5’−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−4−カルボキサミド;
3’−クロロ−3−フルオロ−6’−メトキシ−N,N,2’−トリメチル−5’−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−4−カルボキサミド;
N−{1−[5−クロロ−3’−フルオロ−2−メトキシ−6−メチル−4’−(ピロリジン−1−イルカルボニル)ビフェニル−3−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−3’−フルオロ−2−メトキシ−6−メチル−4’−(モルホリン−4−イルカルボニル)ビフェニル−3−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
3’−クロロ−3−フルオロ−6’−メトキシ−N,2’−ジメチル−5’−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−4−カルボキサミド;
1−({3’−クロロ−3−フルオロ−6’−メトキシ−2’−メチル−5’−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−4−イル}カルボニル)ピペリジン−4−オール;
3’−クロロ−N−シクロブチル−3−フルオロ−6’−メトキシ−2’−メチル−5’−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−4−カルボキサミド;
N−{1−[5−クロロ−3−(2−フルオロピリジン−4−イル)−2−メトキシ−4−メチルフェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−[1−(3’,5−ジクロロ−5’−フルオロ−2−メトキシ−6−メチルビフェニル−3−イル)エチル]−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−2’−フルオロ−2−メトキシ−6−メチル−5’−(トリフルオロメチル)ビフェニル−3−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−3−(6−フルオロ−5−メチルピリジン−3−イル)−2−メトキシ−4−メチルフェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−[1−(5−クロロ−2−メトキシ−6−メチル−4’−モルホリン−4−イルビフェニル−3−イル)エチル]−9H−プリン−6−アミン;
N−[1−(3’,5−ジクロロ−4’−フルオロ−2−メトキシ−6−メチルビフェニル−3−イル)エチル]−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−2−メトキシ−6−メチル−4’−(トリフルオロメトキシ)ビフェニル−3−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−[1−(5−クロロ−3’−エトキシ−2−メトキシ−6−メチルビフェニル−3−イル)エチル]−9H−プリン−6−アミン;
N−[1−(4’,5−ジクロロ−3’−フルオロ−2−メトキシ−6−メチルビフェニル−3−イル)エチル]−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−4’−フルオロ−2−メトキシ−6−メチル−3’−(トリフルオロメチル)ビフェニル−3−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
3’−クロロ−4−フルオロ−6’−メトキシ−N,N,2’−トリメチル−5’−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−3−カルボキサミド;
N−[1−(5−クロロ−4’−フルオロ−2,3’−ジメトキシ−6−メチルビフェニル−3−イル)エチル]−9H−プリン−6−アミン;
N−[1−(5−クロロ−2,3’,4’−トリメトキシ−6−メチルビフェニル−3−イル)エチル]−9H−プリン−6−アミン;
N−[1−(3’,5−ジクロロ−2,4’−ジメトキシ−6−メチルビフェニル−3−イル)エチル]−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−3−(2−クロロピリジン−4−イル)−2−メトキシ−4−メチルフェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−[1−(4’,5−ジクロロ−2−メトキシ−6−メチルビフェニル−3−イル)エチル]−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−3’−(ジメチルアミノ)−2−メトキシ−6−メチルビフェニル−3−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−[1−(5−クロロ−2,4’−ジメトキシ−6−メチルビフェニル−3−イル)エチル]−9H−プリン−6−アミン;
N−[1−(5−クロロ−2,4’−ジメトキシ−3’,6−ジメチルビフェニル−3−イル)エチル]−9H−プリン−6−アミン;
N−[1−(5−クロロ−2,3’−ジメトキシ−6−メチルビフェニル−3−イル)エチル]−9H−プリン−6−アミン;
N−{3’−クロロ−6’−メトキシ−2’−メチル−5’−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−3−イル}アセトアミド;
N−[1−(5−クロロ−3’,4’−ジフルオロ−2−メトキシ−6−メチルビフェニル−3−イル)エチル]−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−3−(5−フルオロ−6−メトキシピリジン−3−イル)−2−メトキシ−4−メチルフェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
3’−クロロ−5−フルオロ−6’−メトキシ−2’−メチル−5’−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−3−カルボキサミド;
N−(1−{5−クロロ−2−メトキシ−4−メチル−3−[5−(モルホリン−4−イルカルボニル)ピリジン−3−イル]フェニル}エチル)−9H−プリン−6−アミン;
N−(5−{3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}ピリジン−2−イル)アセトアミド;
5−{3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}ニコチノニトリル;
N−{1−[3−(2−アミノピリミジン−5−イル)−5−クロロ−2−メトキシ−4−メチルフェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−2−メトキシ−6−メチル−4’−(メチルスルホニル)ビフェニル−3−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5’−クロロ−6’−メチル−4−(メチルスルホニル)−1,1’:2’,1’’−ターフェニル−3’−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−(1−{4−クロロ−6−[2−(ジメチルアミノ)ピリミジン−5−イル]−5−メチルビフェニル−2−イル}エチル)−9H−プリン−6−アミン;
5’−クロロ−N−シクロプロピル−6’−メチル−3’−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]−1,1’:2’,1’’−ターフェニル−4−カルボキサミド;
N−{1−[6−(2−アミノピリミジン−5−イル)−4−クロロ−5−メチルビフェニル−2−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
5’−クロロ−6’−メチル−3’−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]−1,1’:2’,1’’−ターフェニル−4−カルボニトリル;
N−{1−[4−クロロ−6−(2−メトキシピリミジン−5−イル)−5−メチルビフェニル−2−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{5’−クロロ−6’−メチル−3’−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]−1,1’:2’,1’’−ターフェニル−4−イル}アセトアミド;
N−{1−[4−クロロ−3’−フルオロ−5−メチル−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ビフェニル−2−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[4−クロロ−3’−フルオロ−5−メチル−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)ビフェニル−2−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[4−クロロ−3’−フルオロ−5−メチル−6−(1,3,5−トリメチル−1H−ピラゾール−4−イル)ビフェニル−2−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[4−クロロ−6−(3,5−ジメチルイソキサゾール−4−イル)−3’,5’−ジフルオロ−5−メチルビフェニル−2−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−[1−(4−クロロ−3’,5’−ジフルオロ−5−メチル−6−ピリジン−3−イルビフェニル−2−イル)エチル]−9H−プリン−6−アミン;
5’−クロロ−3’’,5’’−ジフルオロ−6’−メチル−3’−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]−1,1’:2’,1’’−ターフェニル−4−カルボニトリル;
N−{1−[4−クロロ−6−(2,6−ジフルオロピリジン−4−イル)−3’,5’−ジフルオロ−5−メチルビフェニル−2−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−[1−(4−クロロ−3’,5’−ジフルオロ−5−メチル−6−ピリミジン−5−イルビフェニル−2−イル)エチル]−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[4−クロロ−3’,5’−ジフルオロ−6−(2−メトキシピリミジン−5−イル)−5−メチルビフェニル−2−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{5’−クロロ−3’’,5’’−ジフルオロ−6’−メチル−3’−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]−1,1’:2’,1’’−ターフェニル−4−イル}アセトアミド;
N−{1−[4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−3’,5’−ジフルオロ−5−メチルビフェニル−2−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−フルオロ−2−メトキシ−6−メチル−4’−(メチルスルホニル)ビフェニル−3−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−[1−(3’−エトキシ−5−フルオロ−2−メトキシ−6−メチルビフェニル−3−イル)エチル]−9H−プリン−6−アミン;
N−シクロプロピル−3’−フルオロ−6’−メトキシ−2’−メチル−5’−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−4−カルボキサミド;
N−{1−[5−フルオロ−2−メトキシ−4−メチル−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−フルオロ−2−メトキシ−4−メチル−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)フェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[3−(2−アミノピリミジン−5−イル)−5−フルオロ−2−メトキシ−4−メチルフェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[4−クロロ−3’,5’−ジフルオロ−6−(1H−ピラゾール−4−イル)ビフェニル−2−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−3−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−メトキシフェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−4−メチル−2−(2−モルホリン−4−イルエトキシ)−3−ピリジン−4−イルフェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−[1−(5−クロロ−2,4−ジメチル−3−ピリジン−4−イルフェニル)エチル]−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−6−メチル−4’−(メチルスルホニル)−2−(2−モルホリン−4−イルエトキシ)ビフェニル−3−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[4−クロロ−3’,5’−ジフルオロ−6−(2−メトキシピリミジン−5−イル)ビフェニル−2−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{5’−クロロ−3’’,5’’−ジフルオロ−3’−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]−1,1’:2’,1’’−ターフェニル−4−イル}アセトアミド;
N−[1−(4−クロロ−3’,5’−ジフルオロ−6−ピリジン−4−イルビフェニル−2−イル)エチル]−9H−プリン−6−アミン;
N−[1−(4−クロロ−3’,5’−ジフルオロ−6−ピリミジン−5−イルビフェニル−2−イル)エチル]−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[4−クロロ−6−(2,6−ジフルオロピリジン−4−イル)−3’,5’−ジフルオロビフェニル−2−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5’−クロロ−3’’,5’’−ジフルオロ−4−(メチルスルホニル)−1,1’:2’,1’’−ターフェニル−3’−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[6−(2−アミノピリミジン−5−イル)−4−クロロ−3’,5’−ジフルオロビフェニル−2−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−2−メトキシ−3−(2−メトキシピリミジン−5−イル)フェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{5’−クロロ−2’−メトキシ−3’−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−4−イル}アセトアミド;
N−{1−[5−クロロ−2−メトキシ−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)フェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−[1−(5−クロロ−2−メトキシ−3−ピリジン−4−イルフェニル)エチル]−9H−プリン−6−アミン;
N−[1−(5−クロロ−2−メトキシ−3−ピリミジン−5−イルフェニル)エチル]−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−3−(2,6−ジフルオロピリジン−4−イル)−2−メトキシフェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−2−メトキシ−4’−(メチルスルホニル)ビフェニル−3−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[3−(2−アミノピリミジン−5−イル)−5−クロロ−2−メトキシフェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
3,5’−ジクロロ−2’−メトキシ−N−メチル−3’−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−4−カルボキサミド;
N−{1−[5−クロロ−3−(2−フルオロピリジン−4−イル)−2−メトキシフェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−2−メトキシ−3−(5−メトキシピリジン−3−イル)フェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−3−(6−フルオロピリジン−3−イル)−2−メトキシフェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−2−メトキシ−3−(6−メトキシピリジン−3−イル)フェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[3−(2−アミノピリミジン−5−イル)−5−クロロ−4−メチル−2−(2−モルホリン−4−イルエトキシ)フェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−3’−メトキシ−6−メチル−2−(2−モルホリン−4−イルエトキシ)ビフェニル−3−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−3−(5−クロロピリジン−3−イル)−4−メチル−2−(2−モルホリン−4−イルエトキシ)フェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−4−メチル−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)−2−(2−モルホリン−4−イルエトキシ)フェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−3’,4’−ジメトキシ−6−メチル−2−(2−モルホリン−4−イルエトキシ)ビフェニル−3−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
3,3’−ジクロロ−N,2’−ジメチル−6’−(2−モルホリン−4−イルエトキシ)−5’−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−4−カルボキサミド;
N−{1−[5−クロロ−4−メチル−3−[5−(モルホリン−4−イルカルボニル)ピリジン−3−イル]−2−(2−モルホリン−4−イルエトキシ)フェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−4−メチル−3−[5−(メチルスルホニル)ピリジン−3−イル]−2−(2−モルホリン−4−イルエトキシ)フェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−3−(5−メトキシピリジン−3−イル)−4−メチル−2−(2−モルホリン−4−イルエトキシ)フェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−(5−{3−クロロ−2−メチル−6−(2−モルホリン−4−イルエトキシ)−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}ピリジン−2−イル)アセトアミド;
3’−クロロ−5−フルオロ−2’−メチル−6’−(2−モルホリン−4−イルエトキシ)−5’−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−3−カルボキサミド;
N−{1−[5−クロロ−3−(5−フルオロ−6−メトキシピリジン−3−イル)−4−メチル−2−(2−モルホリン−4−イルエトキシ)フェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−3−(2−メトキシピリミジン−5−イル)−4−メチル−2−(2−モルホリン−4−イルエトキシ)フェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;および
N−{1−[5−クロロ−3−(5−フルオロピリジン−3−イル)−4−メチル−2−(2−モルホリン−4−イルエトキシ)フェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
から選択される、請求項1記載の化合物または前記のいずれかの薬剤的に許容される塩。
【請求項18】
N−[1−(5−クロロ−2−メトキシ−4−メチル−3−ピリダジン−4−イルフェニル)エチル]−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−2−メトキシ−4−メチル−3−(1,3−チアゾール−4−イル)フェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−[1−(3−アゼチジン−3−イル−5−クロロ−2−メトキシ−4−メチルフェニル)エチル]−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[3−(1−アセチルアゼチジン−3−イル)−5−クロロ−2−メトキシ−4−メチルフェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
3−{3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}アゼチジン−1−カルボン酸メチル;
3−{3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}−N−メチルアゼチジン−1−カルボキサミド;
N−(1−{5−クロロ−2−メトキシ−4−メチル−3−[1−(メチルスルホニル)アゼチジン−3−イル]フェニル}エチル)−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−3−(1−イソプロピルアゼチジン−3−イル)−2−メトキシ−4−メチルフェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−2−メトキシ−4−メチル−3−(1−メチルアゼチジン−3−イル)フェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−4−フルオロ−3−(1−イソプロピルアゼチジン−3−イル)−2−メトキシフェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−2−エトキシ−4−メチル−3−(1−メチルアゼチジン−3−イル)フェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−2−メトキシ−4−メチル−3−(1−ピペリジン−4−イル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
4−{3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}−N,1−ジメチル−1H−ピロール−2−カルボキサミド;
N−{1−[5−クロロ−2−メトキシ−4−メチル−3−(1−メチルピペリジン−4−イル)フェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
6−{3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}−N,N−ジメチルピリジン−2−カルボキサミド;
6−{3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}−N,N−ジメチルピリダジン−4−カルボキサミド;
5−{3−クロロ−2−シアノ−6−エトキシ−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}−N,N−ジメチルピリジン−2−カルボキサミド;
6−クロロ−3−エトキシ−2−[6−(1−ヒドロキシエチル)ピリジン−3−イル]−4−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ベンゾニトリル;
N−{1−[5−クロロ−3−(5−フルオロピリジン−3−イル)−2−メトキシ−4−メチルフェニル]プロピル}−9H−プリン−6−アミン;
N−(1−{5−クロロ−2−メトキシ−4−メチル−3−[5−(メチルスルホニル)ピリジン−3−イル]フェニル}プロピル)−9H−プリン−6−アミン;
(5−{3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}ピリジン−2−イル)メタノール;
2−(5−{3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}ピリジン−2−イル)プロパン−2−オール;
N−(1−{5−クロロ−2−メトキシ−3−[6−(1−メトキシ−1−メチルエチル)ピリジン−3−イル]−4−メチルフェニル}エチル)−9H−プリン−6−アミン;
3−エトキシ−6−メチル−2−[5−(メチルスルホニル)ピリジン−3−イル]−4−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ベンゾニトリル;
N−{1−[5−クロロ−4−フルオロ−2−メトキシ−3−(1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)フェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン塩酸塩;
N−{1−[5−クロロ−4−フルオロ−2−メトキシ−3−(モルホリン−4−イルメチル)フェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
5−{3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}−3−イソプロピル−1,3−オキサゾリジン−2−オン;
1−{3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}−2−モルホリン−4−イルエタノール ;
6−{3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}−4−イソプロピルモルホリン−3−オン;
4−{3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}ピロリジン−2−オン;
4−{3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}−1−メチルピロリジン−2−オン;
N−{1−[4,5−ジクロロ−3−(1−イソプロピルアゼチジン−3−イル)−2−メトキシフェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[3−(1−アセチルアゼチジン−3−イル)−4,5−ジクロロ−2−メトキシフェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
2−(3−{2,3−ジクロロ−6−メトキシ−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}アゼチジン−1−イル)エタノール;
N−(1−{4,5−ジクロロ−2−メトキシ−3−[1−(テトラヒドロフラン−3−イル)アゼチジン−3−イル]フェニル}エチル)−9H−プリン−6−アミン;
N−(1−{4,5−ジクロロ−2−メトキシ−3−[1−(2,2,2−トリフルオロ−1−メチルエチル)アゼチジン−3−イル]フェニル}エチル)−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[4,5−ジクロロ−2−メトキシ−3−(1−メチルアゼチジン−3−イル)フェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−(1−{4,5−ジクロロ−2−メトキシ−3−[1−(2−メトキシエチル)アゼチジン−3−イル]フェニル}エチル)−9H−プリン−6−アミン;
N−(1−{4,5−ジクロロ−3−[1−(シクロプロピルメチル)アゼチジン−3−イル]−2−メトキシフェニル}エチル)−9H−プリン−6−アミン;
N−(1−{4,5−ジクロロ−2−メトキシ−3−[1−(テトラヒドロフラン−3−イルメチル)アゼチジン−3−イル]フェニル}エチル)−9H−プリン−6−アミン;
N−(1−{4,5−ジクロロ−2−メトキシ−3−[1−(4,4,4−トリフルオロブチル)アゼチジン−3−イル]フェニル}エチル)−9H−プリン−6−アミン;
N−(1−{4,5−ジクロロ−2−メトキシ−3−[1−(1,3−チアゾール−4−イルメチル)アゼチジン−3−イル]フェニル}エチル)−9H−プリン−6−アミン;
N−(1−{4,5−ジクロロ−2−メトキシ−3−[1−(3,3,3−トリフルオロプロピル)アゼチジン−3−イル]フェニル}エチル)−9H−プリン−6−アミン;
(3−{2,3−ジクロロ−6−メトキシ−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}アゼチジン−1−イル)アセトニトリル;
N−(1−{4,5−ジクロロ−2−メトキシ−3−[1−(2,2,2−トリフルオロエチル)アゼチジン−3−イル]フェニル}エチル)−9H−プリン−6−アミン;
2−(3−{2,3−ジクロロ−6−メトキシ−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}アゼチジン−1−イル)プロパン−1−オール;
N−{1−[4,5−ジクロロ−3−(1−シクロブチルアゼチジン−3−イル)−2−メトキシフェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−(1−{4,5−ジクロロ−3−[1−(2,2−ジフルオロエチル)アゼチジン−3−イル]−2−メトキシフェニル}エチル)−9H−プリン−6−アミン;
5−{3−シアノ−6−エトキシ−2−フルオロ−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}−N,N−ジメチルピリジン−2−カルボキサミド;
4−エトキシ−2−フルオロ−3−[5−(メチルスルホニル)ピリジン−3−イル]−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ベンゾニトリル;
6−クロロ−3−エトキシ−2−(1−エチルアゼチジン−3−イル)−4−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ベンゾニトリル;および
6−クロロ−3−エトキシ−2−(1−イソプロピルアゼチジン−3−イル)−4−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ベンゾニトリル;
から選択される、請求項1記載の化合物または前記のいずれかの薬剤的に許容される塩。
【請求項19】
請求項1〜18のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬剤的に許容される塩と、少なくとも1つの薬剤的に許容される担体とを含む組成物。
【請求項20】
PI3Kキナーゼの活性を阻害するために用いる医薬組成物であって、請求項1〜18のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬剤的に許容される塩と、薬剤的に許容される担体を含む、医薬組成物
【請求項21】
PI3Kが、PI3Kα、PI3Kβ、PI3Kγ、およびPI3Kδからなる群から選択される、請求項20に記載の医薬組成物
【請求項22】
前記化合物が、PI3Kα、PI3Kβ、およびPI3Kγのうちの1以上よりもPI3Kδについて選択的な阻害剤である、請求項20または21に記載の医薬組成物
【請求項23】
骨関節炎、再狭窄、アテローム性動脈硬化症、骨障害、関節炎、糖尿病性網膜症、乾癬、良性前立腺肥大、炎症、脈管形成、膵臓炎、腎臓疾患、炎症性腸疾患、重症筋無力症、多発性硬化症、およびシェーグレン症候群から選択される疾患の治療に用いるための医薬組成物であって、請求項1〜18のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬剤的に許容される塩および薬剤的に許容される担体を含む、医薬組成物
【請求項24】
関節リウマチ、アレルギー、喘息、糸球体腎炎、紅斑性狼瘡、および前記のいずれかに関連する炎症から選択される免疫系疾患の治療に用いるための医薬組成物であって、請求項1〜18のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬剤的に許容される塩および薬剤的に許容される担体を含む、医薬組成物
【請求項25】
乳癌、前立腺癌、結腸癌、子宮内膜癌、脳腫瘍、膀胱癌、皮膚癌、子宮癌、卵巣癌、肺癌、膵臓癌、腎臓癌、胃癌、および血液癌から選択されるの治療に用いるための医薬組成物であって、請求項1〜18のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬剤的に許容される塩および薬剤的に許容される担体を含む、医薬組成物
【請求項26】
前記血液癌が急性骨髄芽球性白血病、慢性骨髄性白血病、またはB細胞リンパ腫である、請求項25記載の医薬組成物
【請求項27】
急性肺損傷(ALI)または成人呼吸窮迫症候群(ARDS)である肺疾患の治療に用いるための医薬組成物であって、請求項1〜18のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬剤的に許容される塩および薬剤的に許容される担体を含む、医薬組成物
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2010年12月20日付で出願された米国特許仮出願第61/425,107号の優先権の利益を主張し、該仮出願はその全体が参照することによって本明細書中に組み込まれる。
【0002】
本発明は、ホスホイノシチド3−キナーゼ(PI3K)の活性を調節し、例えば、炎症性障害、免疫系障害、癌、および他の疾患を含む、PI3Kの活性に関連する疾患の治療で有用なN−(1−(置換フェニル)エチル)−9H−プリン−6−アミン誘導体を提供する。
【背景技術】
【0003】
ホスホイノシチド3−キナーゼ(PI3K)は、イノシトール環のD3位でホスホイノシチドをリン酸化する、脂質シグナリングキナーゼの大きなファミリーに属する(Cantley, Science, 2002, 296(5573):1655−7)。PI3Kは、それらの構造、調節および基質特異性によって3つのクラス(クラスI、II、およびIII)に分けられる。PI3Kα、PI3Kβ、PI3Kγ、およびPI3Kδを含むクラスIのPI3Kは、ホスファチジルイノシト−4,5−ビスホスフェート(PIP)のリン酸化を触媒して、ホスファチジルイノシト−3,4,5−トリホスフェート(PIP)を生じさせる、二重特異性脂質およびタンパク質キナーゼのファミリーである。PIPは、成長、生存、接着および遊走を含む多数の細胞プロセスを制御する第2のメッセンジャーとして機能する。4つのクラスIのPI3Kイソ型はすべて、触媒サブユニット(p110)ならびにそれらの発現、活性化、および細胞内局在化を制御する密に結合された調節サブユニットから構成されるヘテロ二量体として存在する。PI3Kα、PI3KβおよびPI3Kδは、p85として知られる調節サブユニットと結合し、チロシンキナーゼに依存した機序を介して成長因子およびサイトカインにより活性化され(Jimenez, et al., J Biol Chem., 2002, 277(44):41556−62)、一方、PI3Kγは2つの調節サブユニット(p101およびp84)と結合し、その活性化は、Gタンパク質複合体型受容体の活性化により引き起こされる(Brock, et al., J Cell Biol., 2003, 160(1):89−99)。PI3KαおよびPI3Kβは遍在的に発現される。対照的に、PI3KγおよびPI3Kδは、白血球で主に発現される(Vanhaesebroeck, et al., Trends Biochem Sci., 2005, 30(4):194−204)。
【0004】
PI3Kイソ型因子の異なる組織分布は、それらの異なる生物学的機能の要因となる。PI3KαまたはPI3Kβのいずれかの遺伝子破壊は胚性致死をもたらし、PI3KαおよびPI3Kβは、少なくとも発生中に、必須および非冗長機能を有することを示す(Vanhaesebroeck, et al., 2005)。対照的に、PI3KγおよびPI3Kδがないマウスは、変更された免疫系を示すものの、生存可能であり、繁殖性であり、そして通常の寿命を有する。PI3Kγ欠損は、マクロファージおよび好中球の炎症部位への動員の低下ならびにT細胞活性化の減退に至る(Sasaki, et al., Science, 2000, 287(5455):1040−6)。PI3Kδ−突然変異体マウスはB細胞シグナリングにおいて特定の欠損を有し、これは抗原刺激後のB細胞発生の減退および抗体応答の低下に至る(Clayton, et al., J Exp Med. 2002, 196(6):753−63; Jou, et al., Mol Cell Biol. 2002, 22(24):8580−91; Okkenhaug, et al., Science, 2002, 297(5583):1031−4)。
【0005】
PI3KγおよびPI3Kδ−突然変異体マウスの表現型は、これらの酵素が炎症および他の免疫系疾患に関与する可能性があることを示唆し、これは前臨床モデルで実証される。PI3Kγ−突然変異体マウスは、主として、関節リウマチ(RA)および喘息のマウスモデルにおいて疾患から保護される(Camps, et al., Nat Med. 2005, 11(9):936−43; Thomas, et al., Eur J Immunol. 2005, 35(4):1283−91)。加えて、PI3Kγの選択的阻害剤での野生型マウスの処置は、糸球体腎炎を軽減し、全身性紅斑性狼瘡腎炎(SLE)のMRL−lprモデルにおいて生存を延長し、RAのモデルにおいて関節炎および損傷を抑制することが示された(Barber, et al., Nat Med. 2005, 11(9):933−5; Camps, et al., 2005)。同様に、PI3Kδの選択的阻害剤で処置されたPI3Kδ−突然変異体マウスおよび野生型マウスはどちらも、喘息のマウスモデルにおいてアレルギー性気道炎症および過敏症が軽減されることが示され(Ali, et al., Nature. 2004, 431(7011):1007−11; Lee, et al., FASEB J. 2006, 20(3):455−65)、そしてRAのモデルにおいて疾患が軽減されることが示されている(Randis, et al., Eur. J. Immunol., 2008, 38(5):1215−24)。
【0006】
炎症性疾患におけるそれらの可能性のある役割に加えて、4つのクラスIのPI3Kイソ型は全て、癌に関与する可能性がある。p110αをコードする遺伝子は、乳房、前立腺、結腸および子宮内膜を含む一般的な癌において頻繁に突然変異する(Samuels, et al., Science, 2004, 304(5670):554; Samuels, et al., Curr Opin Oncol. 2006, 18(1):77−82)。これらの突然変異の80パーセントは、酵素の螺旋形またはキナーゼドメインにおける3つのアミノ酸置換のうちの1つによって表され、キナーゼ活性の重大な上方調節に至り、その結果、細胞培養および動物モデルで発癌性形質転換が起こる(Kang, et al., Proc Natl Acad Sci U S A. 2005, 102(3):802−7; Bader, et al., Proc Natl Acad Sci U S A. 2006, 103(5):1475−9)。それらが悪性腫瘍の発生および進行に関与する可能性があるという証拠はあるが、そのような突然変異は他のPI3Kイソ型では特定されていない。PI3Kδの一貫した過剰発現が急性骨髄芽球性白血病で観察され(Sujobert, et al., Blood, 2005, 106(3):1063−6)、PI3Kδの阻害剤は白血病細胞の成長を防止することができる(Billottet, et al., Oncogene. 2006, 25(50):6648−59)。PI3Kγの高い発現が慢性骨髄性白血病で見られる(Hickey, et al., J Biol Chem. 2006, 281(5):2441−50)。PI3Kβ、PI3KγおよびPI3Kδの発現の変更がさらに脳、結腸および膀胱の癌で観察されている(Benistant, et al., Oncogene, 2000, 19(44):5083−90; Mizoguchi, et al., Brain Pathol. 2004, 14(4):372−7; Knobbe, et al., Neuropathol Appl Neurobiol. 2005, 31(5):486−90)。さらに、これらのイソ型はすべて細胞培養で発癌性であることが示されている(Kang, et al., 2006)。
【0007】
したがって、免疫および炎症経路の拡大または抑制を目的とする新規かつより有効な医薬(例えば、臓器移植のための免疫抑制剤)、ならびに自己免疫疾患(例えば、多発性硬化症、関節リウマチ、喘息、I型糖尿病、炎症性腸疾患、クローン病、自己免疫甲状腺障害、アルツハイマー病、腎炎)、高活性炎症反応を含む疾患(例えば、湿疹)、アレルギー、肺疾患、癌(例えば、前立腺、乳房、白血病、多発性骨髄腫)、および他の治療薬によって引き起こされる免疫反応(例えば、皮膚発疹または接触性皮膚炎または下痢)の予防および治療用薬剤の開発のために、PI3Kなどのキナーゼを阻害する新規または改善された薬剤が引き続き必要とされている。本明細書中で記載される化合物、組成物、および方法は、これらの必要性などに向けられる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、とりわけ、式I:
【化1】
[この文献は図面を表示できません]
の化合物およびその薬剤的に許容される塩を提供し;式中、変数は以下で定義するとおりである。
【0009】
本発明は、さらに、本発明の化合物、またはその薬剤的に許容される塩、および少なくとも1つの薬剤的に許容される担体を含んでなる組成物を提供する。
【0010】
本発明はまた、PI3Kキナーゼの活性を調節する方法であって、キナーゼを本発明の化合物、またはその薬剤的に許容される塩と接触させることを含む方法も提供する。
【0011】
本発明はさらに、患者において疾患を治療する方法であって、前記疾患がPI3Kキナーゼの異常な発現または活性と関連し、前記患者に治療有効量の本発明の化合物、またはその薬剤的に許容される塩を投与することを含む方法を提供する。
【0012】
本発明はさらに、患者において免疫系疾患を治療する方法であって、前記患者に治療有効量の本発明の化合物、またはその薬剤的に許容される塩を投与することを含む方法を提供する。
【0013】
本発明はまた、患者において癌を治療する方法であって、前記患者に治療有効量の本発明の化合物、またはその薬剤的に許容される塩を投与することを含む方法も提供する。
【0014】
本発明はさらに、患者において肺疾患を治療するための方法であって、前記患者に治療有効量の本発明の化合物、またはその薬剤的に許容される塩を投与することを含む方法を提供する。
【0015】
本発明はまた、本明細書中で記載される方法のいずれかでの使用のための、本発明の化合物、またはその薬剤的に許容される塩も提供する。
【0016】
本発明はさらに、本明細書中で記載される方法のいずれかで使用するための医薬の製造のための、化合物、またはその薬剤的に許容される塩の使用を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0017】
本発明は、とりわけ、式I:
【化2】
[この文献は図面を表示できません]
の化合物またはその薬剤的に許容される塩を提供し;式中:
Arは
【化3】
[この文献は図面を表示できません]
であり;
XはCHまたはNであり;
YはCHまたはNであり;
は、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、およびC1−6ハロアルキルから選択され;ここで、前記C1−6アルキル、C2−6アルケニル、およびC2−6アルキニルはそれぞれ任意で、ハロ、OH、CN、NR1a2b、C1−6アルコキシ、およびC1−6ハロアルコキシから独立して選択される1、2、3、または4個の基によって置換され;
各R1aおよびR2bは独立してHおよびC1−6アルキルから選択されるか;
または任意のR1aおよびR2bはそれらが結合しているN原子と一緒になって4、5、6、または7員ヘテロシクロアルキル基を形成し、これは任意で、C1−6アルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の置換基で置換され;
は、ハロ、CN、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、−L−(C1−6アルキル)、−L−(C1−6ハロアルキル)、および−L−(C1−4アルキレン)−Cyおよび−(C1−4アルキレン)−Cyから選択され;ここで、前記C1−6アルキルおよび−L−(C1−6アルキル)中の前記C1−6アルキルは、1、2、3、または4個の独立して選択されるR2a基によって任意で置換され;
Lは、O、NR、S、S(O)、S(O)、C(O)、C(O)NR、S(O)NR、S(O)NR、NRC(O)、NRS(O)、およびNRS(O)であり;
およびRは、それぞれ独立して、HおよびC1−6アルキルから選択され;
Cyは、C3−7シクロアルキル、4〜7員ヘテロシクロアルキル、フェニル、および5〜6員ヘテロアリールから選択され;そのそれぞれは、p個の独立して選択されるR2a基で置換され;ここで、pは、0、1、2、3、または4であり;
各R2aは、独立して、OH、NO、CN、ハロ、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−7シクロアルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルコキシ、アミノ、C1−6アルキルアミノ、ジ(C1−6アルキル)アミノ、チオ、C1−6アルキルチオ、C1−6アルキルスルフィニル、C1−6アルキルスルホニル、カルバミル、C1−6アルキルカルバミル、ジ(C1−6アルキル)カルバミル、カルボキシ、C1−6アルキルカルボニル、C1−6アルコキシカルボニル、C1−6アルキルカルボニルアミノ、C1−6アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1−6アルキルアミノスルホニル、ジ(C1−6アルキル)アミノスルホニル、アミノスルホニルアミノ、C1−6アルキルアミノスルホニルアミノ、ジ(C1−6アルキル)アミノスルホニルアミノ、アミノカルボニルアミノ、C1−6アルキルアミノカルボニルアミノ、およびジ(C1−6アルキル)アミノカルボニルアミノから選択され;
は、ハロ、CN、NO、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6ハロアルキル、−(C1−4アルキレン)−Cy、OR、SR、C(O)R、C(O)NR、C(O)OR、OC(O)R、OC(O)NR、NR、NRC(O)R、NRC(O)OR、NRC(O)R、NRC(O)OR、NRC(O)NR、C(=NR)R、C(=NR)NR、NRC(=NR)NR、NRS(O)R、NRS(O)、NRS(O)、NRS(O)NR、S(O)R、S(O)NR、S(O)、またはS(O)NRであり;ここで、前記C1−6アルキル、C2−6アルケニル、およびC2−6アルキニルはそれぞれ任意で、1、2、3、または4個の独立して選択されるR3a基により置換される;
Cyは、C3−7シクロアルキル、4〜7員ヘテロシクロアルキル、フェニル、および5〜6員ヘテロアリールから選択され;そのそれぞれは、任意で、1、2、3、または4個の独立して選択されるR3a基で置換され;
ただし、以下のうちの1つが真であることを条件とする:
(1)Rは−(C1−4アルキレン)−Cyであるか;または
(2)Rは、−L−(C1−4アルキレン)−Cyおよび−(C1−4アルキレン)−Cyから選択されるか;または
(3)Rは−(C1−4アルキレン)−Cyであり;そしてRは−L−(C1−4アルキレン)−Cyおよび−(C1−4アルキレン)−Cyから選択される;
各R3aは、ハロ、CN、NO、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6ハロアルキル、C3−7シクロアルキル、4〜7員ヘテロシクロアルキル、フェニル、5〜6員ヘテロアリール、(4〜7員ヘテロシクロアルキル)−C1−4アルキル、フェニル−C1−4アルキル、(5〜6員ヘテロアリール)−C1−4アルキル、OR、SR、C(O)R、C(O)NR、C(O)OR、OC(O)R、OC(O)NR、NR、NRC(O)R、NRC(O)OR、NRC(O)NR、C(=NR)R、C(=NR)NR、NRC(=NR)NR、NRS(O)R、NRS(O)、NRS(O)NR、S(O)R、S(O)NR、S(O)、およびS(O)NRから独立して選択され;ここで、前記C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−7シクロアルキル、4〜7員ヘテロシクロアルキル、フェニル、5〜6員ヘテロアリール、(4〜7員ヘテロシクロアルキル)−C1−4アルキル、フェニル−C1−4アルキル、および(5〜6員ヘテロアリール)−C1−4アルキルは、それぞれ任意で、OH、NO、CN、ハロ、C1−6アルキル、シアノ−C1−6アルキル、HO−C1−6アルキル、C1−4アルコキシ−C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−7シクロアルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルコキシ、アミノ、C1−6アルキルアミノ、ジ(C1−6アルキル)アミノ、チオ、C1−6アルキルチオ、C1−6アルキルスルフィニル、C1−6アルキルスルホニル、カルバミル、C1−6アルキルカルバミル、ジ(C1−6アルキル)カルバミル、カルボキシ、C1−6アルキルカルボニル、C1−6アルコキシカルボニル、C1−6アルキルカルボニルアミノ、C1−6アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1−6アルキルアミノスルホニル、ジ(C1−6アルキル)アミノスルホニル、アミノスルホニルアミノ、C1−6アルキルアミノスルホニルアミノ、ジ(C1−6アルキル)アミノスルホニルアミノ、アミノカルボニルアミノ、C1−6アルキルアミノカルボニルアミノ、およびジ(C1−6アルキル)アミノカルボニルアミノから独立して選択される1、2、3、または4個の基により置換され;
は、H、OH、NO、CN、ハロ、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6ハロアルキル、シアノ−C1−6アルキル、HO−C1−6アルキル、C1−4アルコキシ−C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルコキシ、アミノ、C1−6アルキルアミノ、ジ(C1−6アルキル)アミノ、チオ、C1−6アルキルチオ、C1−6アルキルスルフィニル、C1−6アルキルスルホニル、カルバミル、C1−6アルキルカルバミル、ジ(C1−6アルキル)カルバミル、カルボキシ、C1−6アルキルカルボニル、C1−6アルコキシカルボニル、C1−6アルキルカルボニルアミノ、C1−6アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1−6アルキルアミノスルホニル、ジ(C1−6アルキル)アミノスルホニル、アミノスルホニルアミノ、C1−6アルキルアミノスルホニルアミノ、ジ(C1−6アルキル)アミノスルホニルアミノ、アミノカルボニルアミノ、C1−6アルキルアミノカルボニルアミノ、およびジ(C1−6アルキル)アミノカルボニルアミノから選択され;
は、ハロ、OH、CN、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、およびC1−4ハロアルコキシから選択され;
各R、R、およびRは独立して、H、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−7シクロアルキル、4〜7員ヘテロシクロアルキル、フェニル、5〜6員ヘテロアリール、(4〜7員ヘテロシクロアルキル)−C1−4アルキル、フェニル−C1−4アルキル、および(5〜6員ヘテロアリール)−C1−4アルキルから選択され;ここで、前記C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−7シクロアルキル、4〜7員ヘテロシクロアルキル、フェニル、5〜6員ヘテロアリール、(4〜7員ヘテロシクロアルキル)−C1−4アルキル、フェニル−C1−4アルキル、および(5〜6員ヘテロアリール)−C1−4アルキルはそれぞれ、OH、NO、CN、ハロ、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6ハロアルキル、シアノ−C1−6アルキル、HO−C1−6アルキル、C1−4アルコキシ−C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルコキシ、アミノ、C1−6アルキルアミノ、ジ(C1−6アルキル)アミノ、チオ、C1−6アルキルチオ、C1−6アルキルスルフィニル、C1−6アルキルスルホニル、カルバミル、C1−6アルキルカルバミル、ジ(C1−6アルキル)カルバミル、カルボキシ、C1−6アルキルカルボニル、C1−6アルコキシカルボニル、C1−6アルキルカルボニルアミノ、C1−6アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1−6アルキルアミノスルホニル、ジ(C1−6アルキル)アミノスルホニル、アミノスルホニルアミノ、C1−6アルキルアミノスルホニルアミノ、ジ(C1−6アルキル)アミノスルホニルアミノ、アミノカルボニルアミノ、C1−6アルキルアミノカルボニルアミノ、およびジ(C1−6アルキル)アミノカルボニルアミノから独立して選択される1、2、3、4、または5個の置換基で任意で置換される;
各Rは、独立して、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−7シクロアルキル、4〜7員ヘテロシクロアルキル、フェニル、5〜6員ヘテロアリール、(4〜7員ヘテロシクロアルキル)−C1−4アルキル、フェニル−C1−4アルキル、および(5〜6員ヘテロアリール)−C1−4アルキルから独立して選択され;それぞれ任意で、OH、NO、CN、ハロ、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6ハロアルキル、シアノ−C1−6アルキル、HO−C1−6アルキル、C1−4アルコキシ−C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルコキシ、アミノ、C1−6アルキルアミノ、ジ(C1−6アルキル)アミノ、チオ、C1−6アルキルチオ、C1−6アルキルスルフィニル、C1−6アルキルスルホニル、カルバミル、C1−6アルキルカルバミル、ジ(C1−6アルキル)カルバミル、カルボキシ、C1−6アルキルカルボニル、C1−6アルコキシカルボニル、C1−6アルキルカルボニルアミノ、C1−6アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1−6アルキルアミノスルホニル、ジ(C1−6アルキル)アミノスルホニル、アミノスルホニルアミノ、C1−6アルキルアミノスルホニルアミノ、ジ(C1−6アルキル)アミノスルホニルアミノ、アミノカルボニルアミノ、C1−6アルキルアミノカルボニルアミノ、およびジ(C1−6アルキル)アミノカルボニルアミノから独立して選択される1、2、3、4、または5個の置換基で置換され;
各Rは、H、C1−4アルキル、CN、OH、C1−4アルコキシ、C1−4アルキルスルホニル、カルバミル、C1−4アルキルカルバミル、ジ(C1−4アルキル)カルバミル、およびC1−4アルキルカルボニルから独立して選択され;
各Rは、C1−4アルキルスルホニル、C1−4アルキルカルボニルおよびC1−4アルコキシカルボニルから独立して選択され;
nは0または1であり;そして
rは0または1である。
【0018】
いくつかの実施形態において、Arは
【化4】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0019】
いくつかの実施形態において、Arは
【化5】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0020】
いくつかの実施形態において、Arは
【化6】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0021】
いくつかの実施形態において、Arは
【化7】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0022】
いくつかの実施形態において、Arは
【化8】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0023】
いくつかの実施形態において、XはNであり、YはCHであるか;またはXはCHであり、YはNである。
【0024】
いくつかの実施形態において、Rは、OH、NO、CN、ハロ、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6ハロアルキル、シアノ−C1−6アルキル、HO−C1−6アルキル、C1−4アルコキシ−C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルコキシ、アミノ、C1−6アルキルアミノ、ジ(C1−6アルキル)アミノ、チオ、C1−6アルキルチオ、C1−6アルキルスルフィニル、C1−6アルキルスルホニル、カルバミル、C1−6アルキルカルバミル、ジ(C1−6アルキル)カルバミル、カルボキシ、C1−6アルキルカルボニル、C1−6アルコキシカルボニル、C1−6アルキルカルボニルアミノ、C1−6アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1−6アルキルアミノスルホニル、ジ(C1−6アルキル)アミノスルホニル、アミノスルホニルアミノ、C1−6アルキルアミノスルホニルアミノ、ジ(C1−6アルキル)アミノスルホニルアミノ、アミノカルボニルアミノ、C1−6アルキルアミノカルボニルアミノ、およびジ(C1−6アルキル)アミノカルボニルアミノから選択される。
【0025】
いくつかの実施形態において、Rは、H、ハロ、CN、C1−6アルキル、シアノ−C1−6アルキル、およびC1−6ハロアルキルから選択される。
【0026】
いくつかの実施形態において、Rは、C1−6アルキル、シアノ−C1−6アルキル、およびC1−6ハロアルキルから選択される。
【0027】
いくつかの実施形態において、RはC1−6アルキルである。
【0028】
いくつかの実施形態において、RはHである。
【0029】
いくつかの実施形態において、Rはメチルである。
【0030】
いくつかの実施形態において、RはFである。
【0031】
いくつかの実施形態において、RはClである。
【0032】
いくつかの実施形態において、RはCNである。
【0033】
いくつかの実施形態において、RはC1−3アルキルである。
【0034】
いくつかの実施形態において、Rはメチルである。
【0035】
いくつかの実施形態において、Rはエチルである。
【0036】
いくつかの実施形態において、Rはメチルまたはエチルである。
【0037】
いくつかの実施形態において、Rは、−(C1−6アルキル)、−O−(C1−6アルキル)、−O−(C1−4アルキレン)−Cy、または−Cyであり;ここで、C1−6アルキルは任意で、1、2、3、または4個の独立して選択されるR2a基により置換される。
【0038】
いくつかの実施形態において、Rは、C1−6アルキル、−O−(C1−6アルキル)、−O−(C1−4アルキレン)−(4〜7員ヘテロシクロアルキル)、またはフェニルであり;ここで、前記フェニルは、1、2、3、または4個の独立して選択されるR2a基により任意で置換される。
【0039】
いくつかの実施形態において、Rはメチルである。
【0040】
いくつかの実施形態において、Rはメトキシである。
【0041】
いくつかの実施形態において、Rはエトキシである。
【0042】
いくつかの実施形態において、Rはメトキシまたはエトキシである。
【0043】
いくつかの実施形態において、RはCyである。
【0044】
いくつかの実施形態において、Rはフェニルであり;ここで、フェニルは、ハロから独立して選択される1、2、3、または4個の基により任意で置換される。
【0045】
いくつかの実施形態において、各R2aは、OH、NO、CN、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルコキシ、アミノ、C1−6アルキルアミノ、およびジ(C1−6アルキル)アミノから独立して選択される。
【0046】
いくつかの実施形態において、各R2aは独立してハロである。
【0047】
いくつかの実施形態において、RはHである。
【0048】
いくつかの実施形態において、Rはハロである。
【0049】
いくつかの実施形態において、RはClである。
【0050】
いくつかの実施形態において、Rは、Cl、F、メチルまたはCNである。
【0051】
いくつかの実施形態において、Rは、CN、NO、Cy、C(O)NR、NRC(O)OR、NRS(O)、およびNRC(O)Rである。
【0052】
いくつかの実施形態において、RはCyである。
【0053】
いくつかの実施形態において、Cyは、4〜7員ヘテロシクロアルキル、フェニル、および5〜6員ヘテロアリールから選択され;そのそれぞれは、1、2、3、または4個の独立して選択されるR3a基で任意で置換される。
【0054】
いくつかの実施形態において、Cyは、フェニル、ピペリジン環、1,3−オキサゾリジン−2−オン環、イソキサゾール環、ピラゾール環、テトラゾール環、トリアゾール環、ピリジン環、およびピリミジン環から選択され;そのそれぞれは、1、2、3、または4個の独立して選択されるR3a基で任意で置換される。
【0055】
いくつかの実施形態において、Cyは、フェニル、ピペリジン環、ピロリドン−2−オン環、1,3−オキサゾリジン−2−オン環、イソキサゾール環、ピラゾール環、テトラゾール環、トリアゾール環、ピリジン環、ピリミジン環、アゼチジン環、ピロール環、テトラヒドロフラン環、およびモルホリン−2−オン環から選択され;そのそれぞれは、任意で、1、2、3、または4個の独立して選択されるR3a基で置換される;
【0056】
いくつかの実施形態において、各R3aは、ハロ、CN、NO、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C3−7シクロアルキル、4〜7員ヘテロシクロアルキル、フェニル、5〜6員ヘテロアリール、(4〜7員ヘテロシクロアルキル)−C1−4アルキル、フェニル−C1−4アルキル、(5〜6員ヘテロアリール)−C1−4アルキル、OR、C(O)R、C(O)NR、C(O)OR、NR、NRC(O)R、S(O)、およびS(O)NRから独立して選択され;ここで、前記C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル、4〜7員ヘテロシクロアルキル、フェニル、5〜6員ヘテロアリール、(4〜7員ヘテロシクロアルキル)−C1−4アルキル、フェニル−C1−4アルキル、および(5〜6員ヘテロアリール)−C1−4アルキルは、それぞれ任意で、OH、CN、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、シアノ−C1−6アルキル、HO−C1−6アルキル、C1−4アルコキシ−C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルコキシ、アミノ、C1−6アルキルアミノ、およびジ(C1−6アルキル)アミノから独立して選択される1、2、3、または4個の基により置換される。
【0057】
いくつかの実施形態において、各R3aは、ハロ、CN、NO、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C3−7シクロアルキル、4〜7員ヘテロシクロアルキル、OR、C(O)RC(O)NR、NR、NRC(O)R、およびS(O)から独立して選択され;ここで、前記C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル、および4〜7員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、OH、CN、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、シアノ−C1−6アルキル、HO−C1−6アルキル、C1−4アルコキシ−C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルコキシ、アミノ、C1−6アルキルアミノ、およびジ(C1−6アルキル)アミノから独立して選択される1、2、3、または4個の基により置換される。
【0058】
いくつかの実施形態において:
各R、R、およびRは、H、C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル、4〜7員ヘテロシクロアルキルから独立して選択され;ここで、前記C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル、および4〜7員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、OH、CN、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、およびC1−6ハロアルコキシから独立して選択される1、2、3、4、または5個の置換基で置換され;そして
各Rは、C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル、および4〜7員ヘテロシクロアルキルから独立して選択され;そのそれぞれは、OH、CN、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、およびC1−6ハロアルコキシから独立して選択される1、2、3、4、または5個の置換基で任意で置換される。
【0059】
いくつかの実施形態において:
各R3aは、ハロ、CN、NO、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C3−7シクロアルキル、4〜7員ヘテロシクロアルキル、(4〜7員ヘテロシクロアルキル)−C1−3アルキル、(5〜6員ヘテロアリール)−C1−3アルキル、OR、C(O)R、C(O)OR、C(O)NR、NR、NRC(O)R、およびS(O)から独立して選択され;ここで、前記C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル、および4〜7員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、OH、CN、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、シアノ−C1−6アルキル、HO−C1−6アルキル、C1−4アルコキシ−C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルコキシ、アミノ、C1−6アルキルアミノ、ジ(C1−6アルキル)アミノ、およびC3−7シクロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の基により置換され;
各R、R、およびRは、H、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C3−7シクロアルキル、4〜7員ヘテロシクロアルキルから独立して選択され;ここで、前記C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル、およびC2−7ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、OH、CN、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルコキシ、およびアミノから独立して選択される1、2、3、4、または5個の置換基で置換され;そして
各Rは、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C3−7シクロアルキル、4〜7員ヘテロシクロアルキルから独立して選択され;そのそれぞれは、任意で、OH、CN、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルコキシ、およびアミノから独立して選択される1、2、3、4、または5個の置換基で置換される。
【0060】
いくつかの実施形態において:
Cyは、フェニル、ピペリジン環、ピロリドン−2−オン環、1,3−オキサゾリジン−2−オン環、イソキサゾール環、ピラゾール環、テトラゾール環、トリアゾール環、ピリジン環、ピリミジン環、アゼチジン環、ピロール環、テトラヒドロフラン環、およびモルホリン−2−オン環から選択され;そのそれぞれは、任意で、1、2、3、または4個の独立して選択されるR3a基で置換され;
各R、R、およびRは、H、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C3−7シクロアルキル、4〜7員ヘテロシクロアルキルから独立して選択され;ここで、前記C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル、およびC2−7ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、OH、CN、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルコキシ、およびアミノから独立して選択される1、2、3、4、または5個の置換基で置換され;そして
各Rは、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C3−7シクロアルキル、4〜7員ヘテロシクロアルキルから独立して選択され;そのそれぞれは、任意で、OH、CN、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルコキシ、およびアミノから独立して選択される1、2、3、4、または5個の置換基で置換される。
【0061】
いくつかの実施形態において:
Arは
【化9】
[この文献は図面を表示できません]
であり;
はC1−6アルキルであり;
はHであり;
は−(C1−6アルキル)、−O−(C1−6アルキル)、−O−(C1−4アルキレン)−Cy、または−Cyであり;ここで、C1−6アルキルは、1、2、3、または4個の独立して選択されるR2aで任意で置換され;
Cyは、C3−7シクロアルキル、4〜7員ヘテロシクロアルキル、フェニル、および5〜6員ヘテロアリールから選択され;そのそれぞれは、1、2、3、または4個の独立して選択されるR2a基で任意で置換され;
は、CN、NO、Cy、C(O)NR、NRC(O)OR、NRS(O)、およびNRC(O)Rであり;
Cyは、C3−7シクロアルキル、4〜7員ヘテロシクロアルキル、フェニル、および5〜6員ヘテロアリールから選択され;そのそれぞれは、任意で、1、2、3、または4個の独立して選択されるR3a基で置換され;
は、H、ハロ、C1−6アルキル、シアノ−C1−6アルキル、およびC1−6ハロアルキルから選択され;そして
はハロである。
【0062】
いくつかの実施形態において:
Arは
【化10】
[この文献は図面を表示できません]
であり;
はC1−6アルキルであり;
はHであり;
は、−(C1−6アルキル)、−O−(C1−6アルキル)、−O−(C1−4アルキレン)−Cy、または−Cyであり;ここで、C1−6アルキルは、1、2、3、または4個の独立して選択されるR2aで任意で置換され;
Cyは、C3−7シクロアルキル、4〜7員ヘテロシクロアルキル、フェニル、および5〜6員ヘテロアリールから選択され;そのそれぞれは、1、2、3、または4個の独立して選択されるR2a基で任意で置換され;
は、CN、NO、Cy、C(O)NR、NRC(O)OR、NRS(O)、およびNRC(O)Rであり;
Cyは、C3−7シクロアルキル、4〜7員ヘテロシクロアルキル、フェニル、および5〜6員ヘテロアリールから選択され;そのそれぞれは、任意で、1、2、3、または4個の独立して選択されるR3a基で置換され;
は、H、C1−6アルキル、シアノ−C1−6アルキル、およびC1−6ハロアルキルから選択され;そして
はハロであり;
各R2aは、OH、NO、CN、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルコキシ、アミノ、C1−6アルキルアミノ、およびジ(C1−6アルキル)アミノから独立して選択され;
各R3aは、ハロ、CN、NO、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C3−7シクロアルキル、4〜7員ヘテロシクロアルキル、OR、C(O)RC(O)NR、NR、NRC(O)R、およびS(O)から独立して選択され;ここで、前記C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル、および4〜7員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、OH、CN、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、シアノ−C1−6アルキル、HO−C1−6アルキル、C1−4アルコキシ−C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルコキシ、アミノ、C1−6アルキルアミノ、およびジ(C1−6アルキル)アミノから独立して選択される1、2、3、または4個の基により置換され;
各R、R、およびRは、H、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C3−7シクロアルキル、4〜7員ヘテロシクロアルキルから独立して選択され;ここで、前記C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル、およびC2−7 ヘテロシクロアルキルは、それぞれ、OH、CN、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、およびC1−6ハロアルコキシから独立して選択される1、2、3、4、または5個の置換基で任意で置換され;そして
各Rは、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C3−7シクロアルキル、4〜7員ヘテロシクロアルキルから独立して選択され;そのそれぞれは、OH、CN、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、およびC1−6ハロアルコキシから独立して選択される1、2、3、4、または5個の置換基で任意で置換される。
【0063】
いくつかの実施形態において:
Arは
【化11】
[この文献は図面を表示できません]
であり;
はC1−6アルキルであり;
はHであり;
は、C1−6アルキル、−O−(C1−6アルキル)、−O−(C1−4アルキレン)−(4〜7員ヘテロシクロアルキル)、またはフェニルであり;ここで、前記フェニルは、1、2、3、または4個の独立して選択されるR2a基により任意で置換され;
Cyは、C3−7シクロアルキル、4〜7員ヘテロシクロアルキル、フェニル、および5〜6員ヘテロアリールから選択され;そのそれぞれは、1、2、3、または4個の独立して選択されるR2a基で任意で置換され;
は、CN、NO、Cy、C(O)NR、NRC(O)OR、NRS(O)、およびNRC(O)Rであり;
Cyは、C3−7シクロアルキル、4〜7員ヘテロシクロアルキル、フェニル、および5〜6員ヘテロアリールから選択され;そのそれぞれは、任意で、1、2、3、または4個の独立して選択されるR3a基で置換され;
は、C1−6アルキル、シアノ−C1−6アルキル、およびC1−6ハロアルキルから選択され;そして
はハロであり;
各R2aは、OH、NO、CN、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルコキシ、アミノ、C1−6アルキルアミノ、およびジ(C1−6アルキル)アミノから独立して選択され;
各R3aは、ハロ、CN、NO、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C3−7シクロアルキル、4〜7員ヘテロシクロアルキル、OR、C(O)RC(O)NR、NR、NRC(O)R、およびS(O)から独立して選択され;ここで、前記C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル、および4〜7員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、OH、CN、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、シアノ−C1−6アルキル、HO−C1−6アルキル、C1−4アルコキシ−C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルコキシ、アミノ、C1−6アルキルアミノ、およびジ(C1−6アルキル)アミノから独立して選択される1、2、3、または4個の基により置換され;
各R、R、およびRは、H、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C3−7シクロアルキル、4〜7員ヘテロシクロアルキルから独立して選択され;ここで、前記C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル、およびC2−7 ヘテロシクロアルキルは、それぞれ、OH、CN、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、およびC1−6ハロアルコキシから独立して選択される1、2、3、4、または5個の置換基で任意で置換され;そして
各Rは、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C3−7シクロアルキル、4〜7員ヘテロシクロアルキルから独立して選択され;そのそれぞれは、OH、CN、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、およびC1−6ハロアルコキシから独立して選択される1、2、3、4、または5個の置換基で任意で置換される。
【0064】
いくつかの実施形態において:
Arは
【化12】
[この文献は図面を表示できません]
であり;
はメチルまたはエチルであり;
はHであり;
は、C1−6アルキル、−O−(C1−6アルキル)、−O−(C1−4アルキレン)−(4〜7員ヘテロシクロアルキル)、およびフェニルから選択され;ここで、前記フェニルは、任意で、1、2、3、または4個の独立して選択されるハロ基により置換され;
は、CN、NO、Cy、C(O)NR、NRC(O)OR、NRS(O)、およびNRC(O)Rから選択され;
Cyは、フェニル、ピペリジン環、ピロリドン−2−オン環、1,3−オキサゾリジン−2−オン環、イソキサゾール環、ピラゾール環、テトラゾール環、トリアゾール環、ピリジン環、ピリミジン環、アゼチジン環、ピロール環、テトラヒドロフラン環、およびモルホリン−2−オン環から選択され;そのそれぞれは、任意で、1、2、3、または4個の独立して選択されるR3a基で置換され;
は、H,ハロ、C1−3アルキル、CN、シアノ−C1−6アルキル、およびC1−6ハロアルキルから選択され;
は、C1−3アルキル、ハロ、およびCNから選択され;
各R3aは、ハロ、CN、NO、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C3−7シクロアルキル、4〜7員ヘテロシクロアルキル、(4〜7員ヘテロシクロアルキル)−C1−3アルキル、(5〜6員ヘテロアリール)−C1−3アルキル、OR、C(O)R、C(O)OR、C(O)NR、NR、NRC(O)R、およびS(O)から独立して選択され;ここで、前記C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル、および4〜7員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ任意で、OH、CN、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、シアノ−C1−6アルキル、HO−C1−6アルキル、C1−4アルコキシ−C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルコキシ、アミノ、C1−6アルキルアミノ、ジ(C1−6アルキル)アミノ、およびC3−7シクロアルキルから独立して選択される1、2、3、または4個の基により置換され;
各R、R、およびRは、H、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C3−7シクロアルキル、4〜7員ヘテロシクロアルキルから独立して選択され;ここで、前記C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル、およびC2−7ヘテロシクロアルキルは、それぞれ独立して、OH、CN、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルコキシ、およびアミノから独立して選択される1、2、3、4、または5個の置換基で置換され;
各Rは、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C3−7シクロアルキル、4〜7員ヘテロシクロアルキルから独立して選択され;そのそれぞれは、OH、CN、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルコキシ、およびアミノから独立して選択される1、2、3、4、または5個の置換基で任意で置換され;そして
各Rは、C1−4アルキルカルボニルおよびC1−4アルコキシカルボニルから独立して選択される。
【0065】
いくつかの実施形態において、化合物は式II:
【化13】
[この文献は図面を表示できません]
の化合物またはその薬剤的に許容される塩である。
【0066】
いくつかの実施形態において、化合物は式IIa:
【化14】
[この文献は図面を表示できません]
の化合物またはその薬剤的に許容される塩である。
【0067】
いくつかの実施形態において、化合物は、式IIIもしくはIV:
【化15】
[この文献は図面を表示できません]
の化合物またはその薬剤的に許容される塩である。
【0068】
いくつかの実施形態において、化合物は、式VもしくはVI:
【化16】
[この文献は図面を表示できません]
の化合物またはその薬剤的に許容される塩である。
【0069】
いくつかの実施形態において、化合物は、式VIIもしくはVIII:
【化17】
[この文献は図面を表示できません]
の化合物またはその薬剤的に許容される塩である。
【0070】
いくつかの実施形態において、化合物は、式IIIもしくはIV:
【化18】
[この文献は図面を表示できません]
の化合物またはその薬剤的に許容される塩である。
【0071】
いくつかの実施形態において、化合物は、式IXa、式IXb、式IXc、式IXd、式IXe、もしくは式IXf:
【化19】
[この文献は図面を表示できません]
の化合物またはその薬剤的に許容される塩である。
【0072】
いくつかの実施形態において、化合物は:
4−クロロ−3’−フルオロ−3−メチル−6−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−2−カルボニトリル;
4−クロロ−3’−フルオロ−3−メチル−6−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−2−カルボキサミド;
N−[1−(4−クロロ−3’−フルオロ−5−メチル−6−ニトロビフェニル−2−イル)エチル]−9H−プリン−6−アミン;
4−クロロ−3−(シアノメチル)−3’−フルオロ−6−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−2−カルボニトリル;
1−{4−クロロ−3’−フルオロ−3−メチル−6−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−2−イル}ピロリジン−2−オン;
1−{4−クロロ−3’,5’−ジフルオロ−3−メチル−6−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−2−イル}ピロリジン−2−オン;
3−{4−クロロ−3’−フルオロ−3−メチル−6−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−2−イル}−1,3−オキサゾリジン−2−オン;
N−{1−[4−クロロ−3’−フルオロ−5−メチル−6−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−2−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{4−クロロ−3’−フルオロ−3−メチル−6−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−2−イル}アセトアミド;
{4−クロロ−3’−フルオロ−3−メチル−6−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−2−イル}イミド二炭酸ジメチル;
N−{1−[4−クロロ−3’−フルオロ−5−メチル−6−(4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル)ビフェニル−2−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{4−クロロ−3’−フルオロ−3−メチル−6−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−2−イル}−N−(メチルスルホニル)メタンスルホンアミド;
N−{1−[4−クロロ−6−(2,6−ジフルオロピリジン−4−イル)−5−メチルビフェニル−2−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
1−{3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}ピロリジン−2−オン;
4−クロロ−3’,5’−ジフルオロ−3−メチル−6−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−2−カルボキサミド;
N−(1−{5−クロロ−3−[2−(ジメチルアミノ)ピリミジン−5−イル]−2−メトキシ−4−メチルフェニル}エチル)−9H−プリン−6−アミン;
1−{3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}ピペリジン−4−オール;
3’−クロロ−4−フルオロ−6’−メトキシ−2’−メチル−5’−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−3−カルボキサミド;
3’−クロロ−3−フルオロ−6’−メトキシ−2’−メチル−5’−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−4−カルボキサミド;
1−({3’−クロロ−3−フルオロ−6’−メトキシ−2’−メチル−5’−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−4−イル}カルボニル)アゼチジン−3−カルボニトリル;
N−{1−[4−クロロ−6−(3,5−ジメチルイソキサゾール−4−イル)−3’−フルオロ−5−メチルビフェニル−2−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[4−クロロ−3’−フルオロ−5−メチル−6−(1H−ピラゾール−4−イル)ビフェニル−2−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−[1−(4−クロロ−3’,5’−ジフルオロ−5−メチル−6−ピリジン−4−イルビフェニル−2−イル)エチル]−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[4−クロロ−3’,5’−ジフルオロ−5−メチル−6−(1H−ピラゾール−4−イル)ビフェニル−2−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−3−(5−フルオロピリジン−3−イル)−2−メトキシ−4−メチルフェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−2−メトキシ−3−(5−メトキシピリジン−3−イル)−4−メチルフェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
(4−{3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}−1H−ピラゾール−1−イル)アセトニトリル;
N−{1−[5−クロロ−2−メトキシ−4−メチル−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)フェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−3−(3,5−ジメチルイソキサゾール−4−イル)−2−メトキシ−4−メチルフェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−2−メトキシ−3−(2−メトキシピリミジン−5−イル)−4−メチルフェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{3’−クロロ−6’−メトキシ−2’−メチル−5’−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−4−イル}アセトアミド;
N−[1−(5−クロロ−3’−フルオロ−2−メトキシ−6−メチルビフェニル−3−イル)エチル]−9H−プリン−6−アミン;
N−[1−(5−クロロ−3’,5’−ジフルオロ−2−メトキシ−6−メチルビフェニル−3−イル)エチル]−9H−プリン−6−アミン;
3’−クロロ−6’−メトキシ−2’−メチル−5’−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−4−カルボニトリル;
3’−クロロ−N−シクロプロピル−6’−メトキシ−2’−メチル−5’−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−4−カルボキサミド;
N−{1−[5−クロロ−2−メトキシ−6−メチル−4’−(メチルスルホニル)ビフェニル−3−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[3−(2−アミノピリミジン−5−イル)−5−クロロ−2−メトキシ−4−メチルフェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−2−メトキシ−3−(5−メトキシピリジン−3−イル)−4−メチルフェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−[1−(3’,5−ジクロロ−2−メトキシ−6−メチルビフェニル−3−イル)エチル]−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−3−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−メトキシ−4−メチルフェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
3,3’−ジクロロ−6’−メトキシ−N,2’−ジメチル−5’−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−4−カルボキサミド;
N−{1−[5−クロロ−2−メトキシ−6−メチル−4’−(トリフルオロメチル)ビフェニル−3−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−[1−(5−クロロ−4’−エトキシ−3’−フルオロ−2−メトキシ−6−メチルビフェニル−3−イル)エチル]−9H−プリン−6−アミン;
3’−クロロ−6’−メトキシ−2’−メチル−5’−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−3−カルボニトリル;
{3’−クロロ−6’−メトキシ−2’−メチル−5’−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−4−イル}アセトニトリル;
N−{1−[5−クロロ−2−メトキシ−4’−(メトキシメチル)−6−メチルビフェニル−3−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−2−メトキシ−6−メチル−4’−(1H−ピラゾール−1−イル)ビフェニル−3−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−2−メトキシ−3’−(メトキシメチル)−6−メチルビフェニル−3−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−(1−{5−クロロ−2−メトキシ−4−メチル−3−[6−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)ピリジン−3−イル]フェニル}エチル)−9H−プリン−6−アミン;
{3’−クロロ−6’−メトキシ−2’−メチル−5’−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−3−イル}アセトニトリル;
N−[1−(3’,5,5’−トリクロロ−2−メトキシ−6−メチルビフェニル−3−イル)エチル]−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−2−メトキシ−4−メチル−3−(6−モルホリン−4−イルピリジン−3−イル)フェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−3−(3−フルオロ−2−モルホリン−4−イルピリジン−4−イル)−2−メトキシ−4−メチルフェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−[1−(5−クロロ−2’,5’−ジフルオロ−2−メトキシ−6−メチルビフェニル−3−イル)エチル]−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−3−(6−フルオロピリジン−3−イル)−2−メトキシ−4−メチルフェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−2−メトキシ−3−(6−メトキシピリジン−3−イル)−4−メチルフェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
5−{3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}ニコチノニトリル;
3−(4−{3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}−1H−ピラゾール−1−イル)−3−(シアノメチル)シクロブタンカルボニトリル;
N−{1−[5−クロロ−2−メトキシ−4−メチル−3−(5−メチルピリジン−3−イル)フェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−(1−{5−クロロ−2−メトキシ−4−メチル−3−[5−(メチルスルホニル)ピリジン−3−イル]フェニル}エチル)−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[3−(6−アミノピリジン−3−イル)−5−クロロ−2−メトキシ−4−メチルフェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
5−{3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}ピリジン−2−カルボニトリル;
N−{1−[5−クロロ−3−(6−イソプロポキシピリジン−3−イル)−2−メトキシ−4−メチルフェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
3’−クロロ−N−エチル−3−フルオロ−6’−メトキシ−2’−メチル−5’−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−4−カルボキサミド;
3’−クロロ−3−フルオロ−6’−メトキシ−N,N,2’−トリメチル−5’−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−4−カルボキサミド;
N−{1−[5−クロロ−3’−フルオロ−2−メトキシ−6−メチル−4’−(ピロリジン−1−イルカルボニル)ビフェニル−3−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−3’−フルオロ−2−メトキシ−6−メチル−4’−(モルホリン−4−イルカルボニル)ビフェニル−3−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
3’−クロロ−3−フルオロ−6’−メトキシ−N,2’−ジメチル−5’−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−4−カルボキサミド;
1−({3’−クロロ−3−フルオロ−6’−メトキシ−2’−メチル−5’−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−4−イル}カルボニル)ピペリジン−4−オール;
3’−クロロ−N−シクロブチル−3−フルオロ−6’−メトキシ−2’−メチル−5’−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−4−カルボキサミド;
N−{1−[5−クロロ−3−(2−フルオロピリジン−4−イル)−2−メトキシ−4−メチルフェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−[1−(3’,5−ジクロロ−5’−フルオロ−2−メトキシ−6−メチルビフェニル−3−イル)エチル]−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−2’−フルオロ−2−メトキシ−6−メチル−5’−(トリフルオロメチル)ビフェニル−3−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−3−(6−フルオロ−5−メチルピリジン−3−イル)−2−メトキシ−4−メチルフェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−[1−(5−クロロ−2−メトキシ−6−メチル−4’−モルホリン−4−イルビフェニル−3−イル)エチル]−9H−プリン−6−アミン;
N−[1−(3’,5−ジクロロ−4’−フルオロ−2−メトキシ−6−メチルビフェニル−3−イル)エチル]−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−2−メトキシ−6−メチル−4’−(トリフルオロメトキシ)ビフェニル−3−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−[1−(5−クロロ−3’−エトキシ−2−メトキシ−6−メチルビフェニル−3−イル)エチル]−9H−プリン−6−アミン;
N−[1−(4’,5−ジクロロ−3’−フルオロ−2−メトキシ−6−メチルビフェニル−3−イル)エチル]−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−4’−フルオロ−2−メトキシ−6−メチル−3’−(トリフルオロメチル)ビフェニル−3−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
3’−クロロ−4−フルオロ−6’−メトキシ−N,N,2’−トリメチル−5’−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−3−カルボキサミド;
N−[1−(5−クロロ−4’−フルオロ−2,3’−ジメトキシ−6−メチルビフェニル−3−イル)エチル]−9H−プリン−6−アミン;
N−[1−(5−クロロ−2,3’,4’−トリメトキシ−6−メチルビフェニル−3−イル)エチル]−9H−プリン−6−アミン;
N−[1−(3’,5−ジクロロ−2,4’−ジメトキシ−6−メチルビフェニル−3−イル)エチル]−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−3−(2−クロロピリジン−4−イル)−2−メトキシ−4−メチルフェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−[1−(4’,5−ジクロロ−2−メトキシ−6−メチルビフェニル−3−イル)エチル]−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−3’−(ジメチルアミノ)−2−メトキシ−6−メチルビフェニル−3−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−[1−(5−クロロ−2,4’−ジメトキシ−6−メチルビフェニル−3−イル)エチル]−9H−プリン−6−アミン;
N−[1−(5−クロロ−2,4’−ジメトキシ−3’,6−ジメチルビフェニル−3−イル)エチル]−9H−プリン−6−アミン;
N−[1−(5−クロロ−2,3’−ジメトキシ−6−メチルビフェニル−3−イル)エチル]−9H−プリン−6−アミン;
N−{3’−クロロ−6’−メトキシ−2’−メチル−5’−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−3−イル}アセトアミド;
N−[1−(5−クロロ−3’,4’−ジフルオロ−2−メトキシ−6−メチルビフェニル−3−イル)エチル]−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−3−(5−フルオロ−6−メトキシピリジン−3−イル)−2−メトキシ−4−メチルフェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
3’−クロロ−5−フルオロ−6’−メトキシ−2’−メチル−5’−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−3−カルボキサミド;
N−(1−{5−クロロ−2−メトキシ−4−メチル−3−[5−(モルホリン−4−イルカルボニル)ピリジン−3−イル]フェニル}エチル)−9H−プリン−6−アミン;
N−(5−{3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}ピリジン−2−イル)アセトアミド;
5−{3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}ニコチノニトリル;
N−{1−[3−(2−アミノピリミジン−5−イル)−5−クロロ−2−メトキシ−4−メチルフェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−2−メトキシ−6−メチル−4’−(メチルスルホニル)ビフェニル−3−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5’−クロロ−6’−メチル−4−(メチルスルホニル)−1,1’:2’,1’’−ターフェニル−3’−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−(1−{4−クロロ−6−[2−(ジメチルアミノ)ピリミジン−5−イル]−5−メチルビフェニル−2−イル}エチル)−9H−プリン−6−アミン;
5’−クロロ−N−シクロプロピル−6’−メチル−3’−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]−1,1’:2’,1’’−ターフェニル−4−カルボキサミド;
N−{1−[6−(2−アミノピリミジン−5−イル)−4−クロロ−5−メチルビフェニル−2−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
5’−クロロ−6’−メチル−3’−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]−1,1’:2’,1’’−ターフェニル−4−カルボニトリル;
N−{1−[4−クロロ−6−(2−メトキシピリミジン−5−イル)−5−メチルビフェニル−2−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{5’−クロロ−6’−メチル−3’−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]−1,1’:2’,1’’−ターフェニル−4−イル}アセトアミド;
N−{1−[4−クロロ−3’−フルオロ−5−メチル−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ビフェニル−2−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[4−クロロ−3’−フルオロ−5−メチル−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)ビフェニル−2−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[4−クロロ−3’−フルオロ−5−メチル−6−(1,3,5−トリメチル−1H−ピラゾール−4−イル)ビフェニル−2−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[4−クロロ−6−(3,5−ジメチルイソキサゾール−4−イル)−3’,5’−ジフルオロ−5−メチルビフェニル−2−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−[1−(4−クロロ−3’,5’−ジフルオロ−5−メチル−6−ピリジン−3−イルビフェニル−2−イル)エチル]−9H−プリン−6−アミン;
5’−クロロ−3’’,5’’−ジフルオロ−6’−メチル−3’−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]−1,1’:2’,1’’−ターフェニル−4−カルボニトリル;
N−{1−[4−クロロ−6−(2,6−ジフルオロピリジン−4−イル)−3’,5’−ジフルオロ−5−メチルビフェニル−2−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−[1−(4−クロロ−3’,5’−ジフルオロ−5−メチル−6−ピリミジン−5−イルビフェニル−2−イル)エチル]−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[4−クロロ−3’,5’−ジフルオロ−6−(2−メトキシピリミジン−5−イル)−5−メチルビフェニル−2−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{5’−クロロ−3’’,5’’−ジフルオロ−6’−メチル−3’−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]−1,1’:2’,1’’−ターフェニル−4−イル}アセトアミド;
N−{1−[4−クロロ−6−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−3’,5’−ジフルオロ−5−メチルビフェニル−2−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−フルオロ−2−メトキシ−6−メチル−4’−(メチルスルホニル)ビフェニル−3−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−[1−(3’−エトキシ−5−フルオロ−2−メトキシ−6−メチルビフェニル−3−イル)エチル]−9H−プリン−6−アミン;
N−シクロプロピル−3’−フルオロ−6’−メトキシ−2’−メチル−5’−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−4−カルボキサミド;
N−{1−[5−フルオロ−2−メトキシ−4−メチル−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−フルオロ−2−メトキシ−4−メチル−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)フェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[3−(2−アミノピリミジン−5−イル)−5−フルオロ−2−メトキシ−4−メチルフェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[4−クロロ−3’,5’−ジフルオロ−6−(1H−ピラゾール−4−イル)ビフェニル−2−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−3−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−メトキシフェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−4−メチル−2−(2−モルホリン−4−イルエトキシ)−3−ピリジン−4−イルフェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−[1−(5−クロロ−2,4−ジメチル−3−ピリジン−4−イルフェニル)エチル]−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−6−メチル−4’−(メチルスルホニル)−2−(2−モルホリン−4−イルエトキシ)ビフェニル−3−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[4−クロロ−3’,5’−ジフルオロ−6−(2−メトキシピリミジン−5−イル)ビフェニル−2−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{5’−クロロ−3’’,5’’−ジフルオロ−3’−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]−1,1’:2’,1’’−ターフェニル−4−イル}アセトアミド;
N−[1−(4−クロロ−3’,5’−ジフルオロ−6−ピリジン−4−イルビフェニル−2−イル)エチル]−9H−プリン−6−アミン;
N−[1−(4−クロロ−3’,5’−ジフルオロ−6−ピリミジン−5−イルビフェニル−2−イル)エチル]−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[4−クロロ−6−(2,6−ジフルオロピリジン−4−イル)−3’,5’−ジフルオロビフェニル−2−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5’−クロロ−3’’,5’’−ジフルオロ−4−(メチルスルホニル)−1,1’:2’,1’’−ターフェニル−3’−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[6−(2−アミノピリミジン−5−イル)−4−クロロ−3’,5’−ジフルオロビフェニル−2−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−2−メトキシ−3−(2−メトキシピリミジン−5−イル)フェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{5’−クロロ−2’−メトキシ−3’−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−4−イル}アセトアミド;
N−{1−[5−クロロ−2−メトキシ−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)フェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−[1−(5−クロロ−2−メトキシ−3−ピリジン−4−イルフェニル)エチル]−9H−プリン−6−アミン;
N−[1−(5−クロロ−2−メトキシ−3−ピリミジン−5−イルフェニル)エチル]−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−3−(2,6−ジフルオロピリジン−4−イル)−2−メトキシフェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−2−メトキシ−4’−(メチルスルホニル)ビフェニル−3−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[3−(2−アミノピリミジン−5−イル)−5−クロロ−2−メトキシフェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
3,5’−ジクロロ−2’−メトキシ−N−メチル−3’−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−4−カルボキサミド;
N−{1−[5−クロロ−3−(2−フルオロピリジン−4−イル)−2−メトキシフェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−2−メトキシ−3−(5−メトキシピリジン−3−イル)フェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−3−(6−フルオロピリジン−3−イル)−2−メトキシフェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−2−メトキシ−3−(6−メトキシピリジン−3−イル)フェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[3−(2−アミノピリミジン−5−イル)−5−クロロ−4−メチル−2−(2−モルホリン−4−イルエトキシ)フェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−3’−メトキシ−6−メチル−2−(2−モルホリン−4−イルエトキシ)ビフェニル−3−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−3−(5−クロロピリジン−3−イル)−4−メチル−2−(2−モルホリン−4−イルエトキシ)フェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−4−メチル−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)−2−(2−モルホリン−4−イルエトキシ)フェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−3’,4’−ジメトキシ−6−メチル−2−(2−モルホリン−4−イルエトキシ)ビフェニル−3−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
3,3’−ジクロロ−N,2’−ジメチル−6’−(2−モルホリン−4−イルエトキシ)−5’−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−4−カルボキサミド;
N−{1−[5−クロロ−4−メチル−3−[5−(モルホリン−4−イルカルボニル)ピリジン−3−イル]−2−(2−モルホリン−4−イルエトキシ)フェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−4−メチル−3−[5−(メチルスルホニル)ピリジン−3−イル]−2−(2−モルホリン−4−イルエトキシ)フェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−3−(5−メトキシピリジン−3−イル)−4−メチル−2−(2−モルホリン−4−イルエトキシ)フェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−(5−{3−クロロ−2−メチル−6−(2−モルホリン−4−イルエトキシ)−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}ピリジン−2−イル)アセトアミド;
3’−クロロ−5−フルオロ−2’−メチル−6’−(2−モルホリン−4−イルエトキシ)−5’−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−3−カルボキサミド;
N−{1−[5−クロロ−3−(5−フルオロ−6−メトキシピリジン−3−イル)−4−メチル−2−(2−モルホリン−4−イルエトキシ)フェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−3−(2−メトキシピリミジン−5−イル)−4−メチル−2−(2−モルホリン−4−イルエトキシ)フェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;および
N−{1−[5−クロロ−3−(5−フルオロピリジン−3−イル)−4−メチル−2−(2−モルホリン−4−イルエトキシ)フェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
または前記のいずれかの薬剤的に許容される塩
から選択される。
【0073】
いくつかの実施形態において、化合物は:
N−[1−(5−クロロ−2−メトキシ−4−メチル−3−ピリダジン−4−イルフェニル)エチル]−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−2−メトキシ−4−メチル−3−(1,3−チアゾール−4−イル)フェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−[1−(3−アゼチジン−3−イル−5−クロロ−2−メトキシ−4−メチルフェニル)エチル]−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[3−(1−アセチルアゼチジン−3−イル)−5−クロロ−2−メトキシ−4−メチルフェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
3−{3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}アゼチジン−1−カルボン酸メチル;
3−{3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}−N−メチルアゼチジン−1−カルボキサミド;
N−(1−{5−クロロ−2−メトキシ−4−メチル−3−[1−(メチルスルホニル)アゼチジン−3−イル]フェニル}エチル)−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−3−(1−イソプロピルアゼチジン−3−イル)−2−メトキシ−4−メチルフェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−2−メトキシ−4−メチル−3−(1−メチルアゼチジン−3−イル)フェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−4−フルオロ−3−(1−イソプロピルアゼチジン−3−イル)−2−メトキシフェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−2−エトキシ−4−メチル−3−(1−メチルアゼチジン−3−イル)フェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[5−クロロ−2−メトキシ−4−メチル−3−(1−ピペリジン−4−イル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
4−{3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}−N,1−ジメチル−1H−ピロール−2−カルボキサミド;
N−{1−[5−クロロ−2−メトキシ−4−メチル−3−(1−メチルピペリジン−4−イル)フェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
6−{3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}−N,N−ジメチルピリジン−2−カルボキサミド;
6−{3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}−N,N−ジメチルピリダジン−4−カルボキサミド;
5−{3−クロロ−2−シアノ−6−エトキシ−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}−N,N−ジメチルピリジン−2−カルボキサミド;
6−クロロ−3−エトキシ−2−[6−(1−ヒドロキシエチル)ピリジン−3−イル]−4−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ベンゾニトリル;
N−{1−[5−クロロ−3−(5−フルオロピリジン−3−イル)−2−メトキシ−4−メチルフェニル]プロピル}−9H−プリン−6−アミン;
N−(1−{5−クロロ−2−メトキシ−4−メチル−3−[5−(メチルスルホニル)ピリジン−3−イル]フェニル}プロピル)−9H−プリン−6−アミン;
(5−{3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}ピリジン−2−イル)メタノール;
2−(5−{3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}ピリジン−2−イル)プロパン−2−オール;
N−(1−{5−クロロ−2−メトキシ−3−[6−(1−メトキシ−1−メチルエチル)ピリジン−3−イル]−4−メチルフェニル}エチル)−9H−プリン−6−アミン;
3−エトキシ−6−メチル−2−[5−(メチルスルホニル)ピリジン−3−イル]−4−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ベンゾニトリル;
N−{1−[5−クロロ−4−フルオロ−2−メトキシ−3−(1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)フェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン塩酸塩;
N−{1−[5−クロロ−4−フルオロ−2−メトキシ−3−(モルホリン−4−イルメチル)フェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
5−{3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}−3−イソプロピル−1,3−オキサゾリジン−2−オン;
1−{3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}−2−モルホリン−4−イルエタノール;
6−{3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}−4−イソプロピルモルホリン−3−オン;
4−{3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}ピロリジン−2−オン;
4−{3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}−1−メチルピロリジン−2−オン;
N−{1−[4,5−ジクロロ−3−(1−イソプロピルアゼチジン−3−イル)−2−メトキシフェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[3−(1−アセチルアゼチジン−3−イル)−4,5−ジクロロ−2−メトキシフェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
2−(3−{2,3−ジクロロ−6−メトキシ−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}アゼチジン−1−イル)エタノール;
N−(1−{4,5−ジクロロ−2−メトキシ−3−[1−(テトラヒドロフラン−3−イル)アゼチジン−3−イル]フェニル}エチル)−9H−プリン−6−アミン;
N−(1−{4,5−ジクロロ−2−メトキシ−3−[1−(2,2,2−トリフルオロ−1−メチルエチル)アゼチジン−3−イル]フェニル}エチル)−9H−プリン−6−アミン;
N−{1−[4,5−ジクロロ−2−メトキシ−3−(1−メチルアゼチジン−3−イル)フェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−(1−{4,5−ジクロロ−2−メトキシ−3−[1−(2−メトキシエチル)アゼチジン−3−イル]フェニル}エチル)−9H−プリン−6−アミン;
N−(1−{4,5−ジクロロ−3−[1−(シクロプロピルメチル)アゼチジン−3−イル]−2−メトキシフェニル}エチル)−9H−プリン−6−アミン;
N−(1−{4,5−ジクロロ−2−メトキシ−3−[1−(テトラヒドロフラン−3−イルメチル)アゼチジン−3−イル]フェニル}エチル)−9H−プリン−6−アミン;
N−(1−{4,5−ジクロロ−2−メトキシ−3−[1−(4,4,4−トリフルオロブチル)アゼチジン−3−イル]フェニル}エチル)−9H−プリン−6−アミン;
N−(1−{4,5−ジクロロ−2−メトキシ−3−[1−(1,3−チアゾール−4−イルメチル)アゼチジン−3−イル]フェニル}エチル)−9H−プリン−6−アミン;
N−(1−{4,5−ジクロロ−2−メトキシ−3−[1−(3,3,3−トリフルオロプロピル)アゼチジン−3−イル]フェニル}エチル)−9H−プリン−6−アミン;
(3−{2,3−ジクロロ−6−メトキシ−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}アゼチジン−1−イル)アセトニトリル;
N−(1−{4,5−ジクロロ−2−メトキシ−3−[1−(2,2,2−トリフルオロエチル)アゼチジン−3−イル]フェニル}エチル)−9H−プリン−6−アミン;
2−(3−{2,3−ジクロロ−6−メトキシ−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}アゼチジン−1−イル)プロパン−1−オール;
N−{1−[4,5−ジクロロ−3−(1−シクロブチルアゼチジン−3−イル)−2−メトキシフェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン;
N−(1−{4,5−ジクロロ−3−[1−(2,2−ジフルオロエチル)アゼチジン−3−イル]−2−メトキシフェニル}エチル)−9H−プリン−6−アミン;
5−{3−シアノ−6−エトキシ−2−フルオロ−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}−N,N−ジメチルピリジン−2−カルボキサミド;
4−エトキシ−2−フルオロ−3−[5−(メチルスルホニル)ピリジン−3−イル]−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ベンゾニトリル;
6−クロロ−3−エトキシ−2−(1−エチルアゼチジン−3−イル)−4−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ベンゾニトリル;および
6−クロロ−3−エトキシ−2−(1−イソプロピルアゼチジン−3−イル)−4−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ベンゾニトリル;
または前記のいずれかの薬剤的に許容される塩
から選択される。
【0074】
前記種のそれぞれについてのいくつかの実施形態において、化合物はRが結合している式I中の炭素原子で(R)−立体配置を有する。
【0075】
前記種のそれぞれについてのいくつかの実施形態において、化合物は、Rが結合している式I中の炭素原子で(S)−立体配置を有する。
【0076】
明快さのための別々の実施形態の文脈で記載される本発明のある特徴は、1つの実施形態で組み合わせて提供することもできると理解される。反対に、簡潔さのために本発明の文脈で1つの実施形態で記載される本発明の種々の特徴は、任意の好適な副組み合わせで提供することもできる。
【0077】
本明細書の様々な場所で、二価連結置換基が記載されている。特に各二価連結置換基が連結置換基の順方向および逆方向の両方を含むことが意図される。例えば、−NR(CR’R’’)−は、−NR(CR’R’’)−および−(CR’R’’)NR−の両方を含む。構造が明らかに連結基を必要とする場合、基について列挙されるマーカッシュ変数は連結基であると理解される。
【0078】
「n員」という用語(ここで、nは、整数である)は、典型的には、環形成原子の数がnである部分中の環形成原子の数を記載する。例えば、ピペリジニルは6員ヘテロシクロアルキル環の一例であり、ピラゾリルは5員ヘテロアリール環の一例であり、ピリジルは6員ヘテロアリール環の一例であり、そして1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレンは10員シクロアルキル基の一例である。
【0079】
定義全体を通して、「Cn−m」という用語は、C1−4、C1−6などを示すように参照され、ここで、nおよびmは整数であり、炭素の数を示し、ここで、n−mは、端点を含む範囲を示す。
【0080】
本明細書中で用いられる場合、「Cn−mアルキル」という用語は、単独または他の用語と組み合わせて用いられて、n〜m個の炭素を有する直鎖または分枝であり得る飽和炭化水素基を指す。いくつかの実施形態において、アルキル基は、1〜6個の炭素原子、1〜4個の炭素原子、1〜3個の炭素原子、または1〜2個の炭素原子を含有する。アルキル部分の例としては、限定されないが、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、tert−ブチル、イソブチル、sec−ブチルなどの化学基;2−メチル−1−ブチル、n−ペンチル、3−ペンチル、n−ヘキシル、1,2,2−トリメチルプロピルなどの高級同族体が挙げられる。
【0081】
本明細書中で用いられる場合、「アルキレン」という用語は、二価アルキル連結基を指す。アルキレン基の例としては、限定されないが、エタン−1,2−ジイル、プロパン−1,3−ジイル、プロパン−1,2−ジイル、ブタン−1,4−ジイル、ブタン−1,3−ジイル、ブタン−1,2−ジイル、2−メチル−プロパン−1,3−ジイルなどが挙げられる。
【0082】
本明細書中で用いられる場合、「Cn−mアルケニル」は、1以上の炭素・炭素二重結合を有し、そしてn〜m個の炭素を有するアルキル基を指す。いくつかの実施形態において、アルケニル部分は、2〜6個または2〜4個の炭素原子を含有する。アルケニル基の例としては、限定されないが、エテニル、n−プロペニル、イソプロペニル、n−ブテニル、sec−ブテニルなどが挙げられる。
【0083】
本明細書中で用いられる場合、「Cn−mアルキニル」は、1以上の炭素・炭素三重結合を有し、そしてn〜m個の炭素を有するアルキル基を指す。アルキニル基の例としては、限定されないが、エチニル、プロピン−1−イル、プロピン−2−イルなどが挙げられる。いくつかの実施形態において、アルキニル部分は2〜6個または2〜4個の炭素原子を含有する。
【0084】
本明細書中で用いられる場合、「Cn−mアルコキシ」という用語は、単独または他の用語と組み合わせて用いられて、式−O−アルキルの基を指し、ここで、アルキル基はn〜m個の炭素を有する。アルコキシ基の例としては、メトキシ、エトキシ、プロポキシ(例えば、n−プロポキシおよびイソプロポキシ)、t−ブトキシなどが挙げられる。いくつかの実施形態において、アルキル基は、1〜6個または1〜4個の炭素原子を有する。
【0085】
本明細書中で用いられる場合、「Cn−mアルキルアミノ」という用語は、式−NH(アルキル)の基を指し、ここで、アルキル基はn〜m個の炭素原子を有する。いくつかの実施形態において、アルキル基は、1〜6個または1〜4個の炭素原子を有する。
【0086】
本明細書中で用いられる場合、「Cn−mアルコキシカルボニル」という用語は、式−C(O)O−アルキルの基を指し、ここで、アルキル基はn〜m個の炭素原子を有する。いくつかの実施形態において、アルキル基は、1〜6個または1〜4個の炭素原子を有する。
【0087】
本明細書中で用いられる場合、「Cn−mアルキルカルボニル」という用語は、式−C(O)−アルキルの基を指し、ここで、アルキル基はn〜m個の炭素原子を有する。いくつかの実施形態において、アルキル基は、1〜6個または1〜4個の炭素原子を有する。
【0088】
本明細書中で用いられる場合、「Cn−mアルキルカルボニルアミノ」という用語は、式−NHC(O)−アルキルの基を指し、ここで、アルキル基はn〜m個の炭素原子を有する。いくつかの実施形態において、アルキル基は、1〜6個または1〜4個の炭素原子を有する。
【0089】
本明細書中で用いられる場合、「Cn−mアルキルスルホニルアミノ」という用語は、式−NHS(O)−アルキルの基を指し、ここで、アルキル基はn〜m個の炭素原子を有する。いくつかの実施形態において、アルキル基は、1〜6個または1〜4個の炭素原子を有する。
【0090】
本明細書中で用いられる場合、「アミノスルホニル」という用語は、式−S(O)NHの基を指し、ここで、アルキル基はn〜m個の炭素原子を有する。
【0091】
本明細書中で用いられる場合、「Cn−mアルキルアミノスルホニル」という用語は、式−S(O)NH(アルキル)の基を指し、ここで、アルキル基はn〜m個の炭素原子を有する。いくつかの実施形態において、アルキル基は、1〜6個または1〜4個の炭素原子を有する。
【0092】
本明細書中で用いられる場合、「ジ(Cn−mアルキル)アミノスルホニル」という用語は、式−S(O)N(アルキル)の基を指し、ここで、各アルキル基は独立してn〜m個の炭素原子を有する。いくつかの実施形態において、各アルキル基は独立して1〜6個または1〜4個の炭素原子を有する。
【0093】
本明細書中で用いられる場合、「アミノスルホニルアミノ」という用語は式−NHS(O)NHの基を指す。
【0094】
本明細書中で用いられる場合、「Cn−mアルキルアミノスルホニルアミノ」という用語は、式−NHS(O)NH(アルキル)の基を指し、ここで、アルキル基はn〜m個の炭素原子を有する。いくつかの実施形態において、アルキル基は、1〜6個または1〜4個の炭素原子を有する。
【0095】
本明細書中で用いられる場合、「ジ(Cn−mアルキル)アミノスルホニルアミノ」という用語は、式−NHS(O)N(アルキル)の基を指し、ここで、各アルキル基は独立してn〜m個の炭素原子を有する。いくつかの実施形態において、各アルキル基は、独立して、1〜6個または1〜4個の炭素原子を有する。
【0096】
本明細書中で用いられる場合、「アミノカルボニルアミノ」という用語は、単独または他の用語と組み合わせて用いられて、式−NHC(O)NHの基を指す。
【0097】
本明細書中で用いられる場合、「Cn−mアルキルアミノカルボニルアミノ」という用語は、式−NHC(O)NH(アルキル)の基を指し、ここで、アルキル基はn〜m個の炭素原子を有する。いくつかの実施形態において、アルキル基は、1〜6個または1〜4個の炭素原子を有する。
【0098】
本明細書中で用いられる場合、「ジ(Cn−mアルキル)アミノカルボニルアミノ」という用語は、式−NHC(O)N(アルキル)の基を指し、ここで、各アルキル基は独立してn〜m個の炭素原子を有する。いくつかの実施形態において、各アルキル基は、独立して1〜6個または1〜4個の炭素原子を有する。
【0099】
本明細書中で用いられる場合、「Cn−mアルキルカルバミル」という用語は、式−C(O)−NH(アルキル)の基を指し、ここで、アルキル基はn〜m個の炭素原子を有する。いくつかの実施形態において、アルキル基は、1〜6個または1〜4個の炭素原子を有する。
【0100】
本明細書中で用いられる場合、「チオ」という用語は式−S−Hの基を指す。
【0101】
本明細書中で用いられる場合、「Cn−mアルキルチオ」という用語は式−S−アルキルの基を指し、ここで、アルキル基はn〜m個の炭素原子を有する。いくつかの実施形態において、アルキル基は、1〜6個または1〜4個の炭素原子を有する。
【0102】
本明細書中で用いられる場合、「Cn−mアルキルスルフィニル」という用語は、式−S(O)−アルキルの基を指し、ここで、アルキル基はn〜m個の炭素原子を有する。いくつかの実施形態において、アルキル基は、1〜6個または1〜4個の炭素原子を有する。
【0103】
本明細書中で用いられる場合、「Cn−mアルキルスルホニル」という用語は、式−S(O)−アルキルの基を指し、ここで、アルキル基はn〜m個の炭素原子を有する。いくつかの実施形態において、アルキル基は、1〜6個または1〜4個の炭素原子を有する。
【0104】
本明細書中で用いられる場合、「アミノ」という用語は、式−NHの基を指す。
【0105】
本明細書中で用いられる場合、「カルバミル」という用語は、式−C(O)NHの基を指す。
【0106】
本明細書中で用いられる場合、「カルボニル」という用語は、単独または他の用語と組み合わせて用いられて、−C(O)−基を指す。
【0107】
本明細書中で用いられる場合、「カルボキシ」という用語は、式−C(O)OHの基を指す。
【0108】
本明細書中で用いられる場合、「ジ(Cn−m−アルキル)アミノ」という用語は、式−N(アルキル)の基を指し、ここで、2つのアルキル基はそれぞれ、独立して、n〜m個の炭素原子を有する。いくつかの実施形態において、各アルキル基は独立して、1〜6個または1〜4個の炭素原子を有する。
【0109】
本明細書中で用いられる場合、「ジ(Cn−m−アルキル)カルバミル」という用語は、式−C(O)N(アルキル)の基を指し、ここで、2つのアルキル基はそれぞれ、独立して、n〜m個の炭素原子を有する。いくつかの実施形態において、各アルキル基は独立して、1〜6個または1〜4個の炭素原子を有する。
【0110】
本明細書中で用いられる場合、「Cn−mハロアルコキシ」は、n〜m個の炭素原子を有する式−O−ハロアルキルの基を指す。ハロアルコキシ基の一例はOCFである。いくつかの実施形態において、ハロアルコキシ基はフッ素化のみである。いくつかの実施形態において、アルキル基は、1〜6個または1〜4個の炭素原子を有する。
【0111】
本明細書中で用いられる場合、「Cn−mハロアルキル」という用語は、単独または他の用語と組み合わせて用いられて、1個のハロゲン原子から2s+1個までの同一または異なっていてもよいハロゲン原子を有するアルキル基を指し、ここで、「s」はアルキル基中の炭素原子の数であり、アルキル基はn〜m個の炭素原子を有する。いくつかの実施形態において、ハロアルキル基はフッ素化のみである。いくつかの実施形態において、アルキル基は、1〜6個または1〜4個の炭素原子を有する。
【0112】
本明細書中で用いられる場合、「フェニル−C1−4アルキル」という用語は、式−C1−4アルキレン−フェニルの基を指す。
【0113】
本明細書中で用いられる場合、「シクロアルキル」は、環化アルキルおよび/またはアルケニル基を含む非芳香族環状炭化水素を指す。シクロアルキル基は、単環式または多環式(例えば、2、3または4縮合環を有する)基ならびにスピロ環を含み得る。シクロアルキル基の環形成炭素原子は、オキソまたはスルフィドにより任意で置換され得る。シクロアルキル基は、シクロアルキリデンをも含む。シクロアルキル基の例としては、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロペンテニル、シクロヘキセニル、シクロヘキサジエニル、シクロヘプタトリエニル、ノルボルニル、ノルピニル、ノルカルニル、アダマンチルなどが挙げられる。いくつかの実施形態において、シクロアルキルは、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、またはシクロヘキシルである。シクロアルキルの定義には、例えば、シクロペンタン、シクロペンテン、シクロヘキサンなどのベンゾまたはチエニル誘導体などの、シクロアルキル環と縮合した(即ち、共通の結合を有する)1以上の芳香環を有する部分も含まれる。縮合芳香環を含有するシクロアルキル基は、縮合芳香環の環形成原子を含む任意の環形成原子により結合させることができる。
【0114】
本明細書中で用いられる場合、「5〜6員ヘテロアリール」は、イオウ、酸素、または窒素などの少なくとも1つのヘテロ原子環員および5〜6個の環員を有する単環式芳香族ヘテロ環を指す。いくつかの実施形態において、ヘテロアリール環は、窒素、イオウおよび酸素から独立して選択される1、2、または3個のヘテロ原子環員を有する。いくつかの実施形態において、ヘテロアリール環は、1、2、3または4個のNヘテロ原子環員を有する。いくつかの実施形態において、ヘテロアリール部分中の任意の環形成NはN−オキシドであり得る。
【0115】
5員環ヘテロアリールは、1以上(例えば、1、2、または3)の環原子がN、O、およびSから独立して選択される、5個の原子を有する環を有するヘテロアリールである。例となる5員環ヘテロアリールは、チエニル、フリル、ピロリル、イミダゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、ピラゾリル、イソチアゾリル、イソキサゾリル、1,2,3−トリアゾリル、テトラゾリル、1,2,3−チアジアゾリル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、1,2,4−オキサジアゾリル、1,3,4−トリアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、および1,3,4−オキサジアゾリルである。
【0116】
6員環ヘテロアリールは、1以上(例えば、1、2、または3)の環原子は、N、O、およびSから独立して選択される、6個の環原子を有する環を有するヘテロアリールである。例となる6員環ヘテロアリールは、ピリジル、ピラジニル、ピリミジニル、トリアジニルおよびピリダジニルである。
【0117】
本明細書中で用いられる場合、「ヘテロアリールアルキル」という用語は、式−アルキレン−ヘテロアリールの基を指す。いくつかの実施形態において、ヘテロアリールアルキルは、5〜6員ヘテロアリール環であり、ここで、ヘテロアリール環は単環式であり、窒素、イオウおよび酸素から独立して選択される1、2、または3個のヘテロ原子環員を有する。
【0118】
本明細書中で用いられる場合、「4〜7員ヘテロシクロアルキル」は、O、N、またはSから選択される1以上の環形成ヘテロ原子を有し、そして4〜7個の環員を有する非芳香族ヘテロ環を指す。ヘテロシクロアルキル基はスピロ環を含む。「4〜7員ヘテロシクロアルキル」基の例としては、ピロリジン2−オン、1,3−イソキサゾリジン−2−オン、ピラニル、アゼチジニル、モルホリノ、チオモルホリノ、ピペラジニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロチエニル、ピペリジニル、ピロリジニル、イソキサゾリジニル、イソチアゾリジニル、ピラゾリジニル、オキサゾリジニル、チアゾリジニル、イミダゾリジニル、アゼパニルなどが挙げられる。ヘテロシクロアルキル基の環形成炭素原子およびヘテロ原子は、オキソまたはスルフィド(例えば、C(O)、S(O)、C(S)、またはS(O)など)により任意で置換することができる。ヘテロシクロアルキル基を環形成炭素原子または環形成ヘテロ原子により結合させることができる。いくつかの実施形態において、ヘテロシクロアルキル基は0〜3個の二重または三重結合を含有する。いくつかの実施形態において、ヘテロシクロアルキル基は0〜2個の二重結合を含有する。
【0119】
本明細書中で用いられる場合、「ヘテロシクロアルキルアルキル」という用語は式アルキレン−ヘテロシクロアルキルの基を指す。いくつかの実施形態において、ヘテロシクロアルキルアルキルは4〜7員ヘテロシクロアルキル環であり、ここで、ヘテロシクロアルキル部分は単環式であり、窒素、イオウおよび酸素から独立して選択される1、2、または3個のヘテロ原子環員を有する。
【0120】
本明細書中で用いられる場合、「シアノ−C1−6アルキル」という用語は式−C1−6アルキレン−CNの基を指す。
【0121】
本明細書中で用いられる場合、「HO−C1−6アルキル」という用語は、式−C1−6アルキレン−OHの基を指す。
【0122】
本明細書中で用いられる場合、「C1−4アルコキシ−C1−6アルキル」という用語は、式−C1−6アルキレン−(C1−4アルコキシ)の基を指す。
【0123】
本明細書中で記載される化合物は不斉であり得る(例えば、1以上の立体中心を有する)。別段の指示がない限り、全ての立体異性体、例えばエナンチオマーおよびジアステレオマーが意図される。不斉置換された炭素原子を含有する本発明の化合物を光学活性またはラセミ形態で単離することができる。ラセミ混合物の分割または立体選択的合成によるなど、光学活性形態を光学不活性出発物質からどのように調製するかについての方法は、当該技術分野で公知である。オレフィン、C=N二重結合などの多くの幾何異性体も本明細書中で記載される化合物で存在することができ、すべてのそのような安定な異性体が本発明において想定される。本発明の化合物のシスおよびトランス幾何異性体が記載され、異性体の混合物として、または別々の異性体として、単離することができる。
【0124】
いくつかの実施形態において、化合物は、Rに結合した炭素で(R)−立体配置を有する。いくつかの実施形態において、化合物は、Rに結合した炭素で(S)−立体配置を有する。
【0125】
化合物のラセミ混合物の分割は、当該技術分野で公知の任意の方法によって実施することができる。例となる方法は、光学活性な塩形成有機酸であるキラル分割酸を用いた分別再結晶を含む。分別再結晶方法のための好適な分割剤は、例えば、光学活性な酸、例えば酒石酸、ジアセチル酒石酸、ジベンゾイル酒石酸、マンデル酸、リンゴ酸、乳酸のDおよびL形または様々な光学活性なカンファースルホン酸、例えばβ−カンファースルホン酸である。分別結晶化法に好適な他の分割剤としては、α−メチルベンジルアミンの立体異性体的に純粋な形態(例えば、SおよびR形、またはジアステレオマー的に純粋な形態)、2−フェニルグリシノール、ノルエフェドリン、エフェドリン、N−メチルエフェドリン、シクロヘキシルエチルアミン、1,2−ジアミノシクロヘキサンなどが挙げられる。
【0126】
ラセミ混合物の分割はさらに、光学活性な分割剤(例えば、ジニトロベンゾイルフェニルグリシン)で充填されたカラム上での溶出によって実施することができる。好適な溶出溶媒組成は、当業者が決定することができる。
【0127】
本発明の化合物は互変異性型も含む。互変異性型は、単結合の隣接する二重結合での交換とあわせてプロトンの付随する移動から生じる。互変異性型は、同じ実験式および総電荷を有する異性体プロトン化状態であるプロトトロピー互変異性体を含む。プロトトロピー互変異性体の例としいては、ケトン−エノール対、アミド−イミド酸対、ラクタム−ラクチム対、エナミン−イミン対、およびプロトンがヘテロ環系の2以上の位置を占め得る環状形態、例えば、1H−および3H−イミダゾール、1H−、2H−および4H−1,2,4−トリアゾール、1H−および2H−イソインドール、ならびに1H−および2H−ピラゾールが挙げられる。互変異性型は、適切な置換によって平衡状態にあるか、または1つの形態に立体的に固定され得る。例えば、プリンは9Hおよび7H互変異性型:
【化20】
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を含む。本発明の化合物は、9Hおよび7H互変異性型の両方を含むことができる。
【0128】
本発明の化合物は、中間体または最終化合物中に存在する原子の全ての同位体も含むことができる。同位体には、同じ原子番号を有するが、異なる質量数を有する原子が含まれる。例えば、水素の同位体には、三重水素および重水素が含まれる。
【0129】
「化合物」という用語は、本明細書中で用いられる場合、表される構造のすべての立体異性体、幾何異性体、互変異性体、および同位体を含むことが意図される。名称または構造によって1つの特定の互変異性型と特定される本明細書中の化合物は、特に明記しないかぎり他の互変異性型を含むことが意図される。
【0130】
全ての化合物、およびそれらの薬剤的に許容される塩は、水および溶媒などの他の物質とともに見出すことができるか(例えば、水和物および溶媒和物)または単離することができる。
【0131】
いくつかの実施形態において、本発明の化合物、またはそれらの塩は実質的に単離される。「実質的に単離される」とは、化合物が、それが形成されるかまたは検出される環境から少なくとも部分的または実質的に分離されることを意味する。部分的分離は、例えば、本発明の化合物で富化された組成物を含み得る。実質的な分離には、少なくとも約50%、少なくとも約60%、少なくとも約70%、少なくとも約80%、少なくとも約90%、少なくとも約95%、少なくとも約97%、または少なくとも約99重量%の本発明の化合物、またはそれらの塩を含有する組成物が含まれ得る。化合物およびそれらの塩を単離するための方法は当該技術分野で慣例的である。
【0132】
「薬剤的に許容される」という表現は、本明細書中では、健全な医学判断の範囲内にあり、過度の毒性、刺激、アレルギー応答、または他の問題もしくは合併症がなく人間や動物の組織と接触した使用に好適であり、妥当な便益・リスク比に相応する化合物、物質、組成物、および/または投与形態を指すのに用いられる。
【0133】
「周囲温度」および「室温」という表現は、本明細書中で用いられる場合、当該技術分野で理解され、概して、おおよそ反応が実施される部屋の温度、例えば反応温度、例えば約20℃〜約30℃の温度を指す。
【0134】
本発明はさらに、本明細書中で記載される化合物の薬剤的に許容される塩も含む。本明細書中で用いられる場合、「薬剤的に許容される塩」は、既存の酸または塩基部分をその塩形態に変えることによって親化合物が修飾される、開示された化合物の誘導体を指す。薬剤的に許容される塩の例としては、限定されないが、アミンなどの塩基性残基の鉱酸または有機酸塩;カルボン酸などの酸性残基のアルカリまたは有機塩などが挙げられる。本発明の薬剤的に許容される塩には、例えば、非毒性無機または有機酸から形成された親化合物の従来の非毒性塩が含まれる。本発明の薬剤的に許容される塩は、従来の化学的方法によって、塩基性または酸性部分を含有する親化合物から合成することができる。一般的に、そのような塩は、これらの化合物の遊離酸または塩基形態を、化学量論量の適切な塩基または酸と、水もしくは有機溶媒中、または二者の混合物中で反応させることによって調製することができ;溶媒は通常、エーテル、酢酸エチル、アルコール(例えば、メタノール、エタノール、イソ−プロパノール、もしくはブタノール)またはアセトニトリル(ACN)のような非水性媒体が好ましい。好適な塩の一覧は、Remington’s Pharmaceutical Sciences, 17th ed., Mack Publishing Company, Easton, Pa., 1985, p. 1418およびJournal of Pharmaceutical Science, 66, 2 (1977)(そのそれぞれは全体として参照することによって本明細書中に組み込まれる)で見出される。
【0135】
合成
本発明の化合物(その塩を含む)は、公知の有機合成技術を用いて調製することができ、多くの可能な合成経路のいずれかにしたがって合成することができる。
【0136】
本発明の化合物を調製するための反応は、有機合成の当業者によって容易に選択され得る好適な溶媒中で実施することができる。好適な溶媒は、反応が実施される温度、例えば溶媒の凍結温度から溶媒の沸点にまで及び得る温度で出発物質(反応物質)、中間体、または生成物と実質的に非反応性であることができる。所与の反応は、1つの溶媒中または複数の溶媒の混合物中で実施することができる。特定の反応ステップに応じて、特定の反応ステップに好適な溶媒は、当業者によって選択され得る。
【0137】
本発明の化合物の調製は、様々な化学基の保護および脱保護を含み得る。保護および脱保護の必要性、ならびに適切な保護基の選択は、当業者によって容易に決定され得る。保護基の化学は、例えば、T. W. Greene and P. G. M. Wuts, Protective Groups in Organic Synthesis, 3rd Ed., Wiley & Sons, Inc., New York (1999)(その全体が参照することによって本明細書中に組み込まれる)で見出すことができる。
【0138】
反応は、当該技術分野で公知の任意の好適な方法にしたがってモニターすることができる。例えば、生成物形成は、核磁気共鳴分光法(例えば、Hもしくは13C)、赤外線分光学、分光光度法(例えば、UV−可視)、質量分析法などの分光学的手段、または高性能液体クロマトグラフィー(HPLC)、液体クロマトグラフィー−質量分析法(LCMS)もしくは薄層クロマトグラフィー(TLC)などのクロマトグラフィー法などによってモニターすることができる。化合物は、高性能液体クロマトグラフィー(HPLC)(「Preparative LC−MS Purification: Improved Compound Specific Method Optimization」 Karl F. Blom, Brian Glass, Richard Sparks, Andrew P. Combs J. Combi. Chem. 2004, 6(6), 874−883(その全体が参照することによって本明細書中に組み込まれる))および順相シリカクロマトグラフィーを含む様々な方法によって当業者により精製され得る。
【0139】
式Iの化合物は、スキームIで示されるようにして形成することができる。化合物(i)は、N−クロロスクシンアミド、N−ブロモスクシンアミドまたはN−ヨードスクシンアミドでハロゲン化して、化合物(ii)(式中、X=Cl、Br、またはI)を得ることができる。(ii)のハロ基は、R−M(式中、Mは、ボロン酸、ボロン酸エステルまたは適切に置換された金属(例えば、R−MはR−B(OH)またはR−Sn(Bu)である)である)と、標準的スズキ条件または標準的スティル条件下(例えば、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)などのパラジウム(0)触媒および塩基(例えば、重炭酸塩もしくは炭素塩塩基)の存在下でカップリングさせて、式(iii)の誘導体を得ることができる。あるいは、R−Mは、環状アミン(ここで、MはHであり、アミン窒素と結合している)であり得、化合物(ii)とのカップリングは、塩基中で、またはブッフバルド条件下(例えば、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)などのパラジウム(0)触媒および塩基(例えば、アルコキシド塩基)の存在下)で加熱することによって実施され、ケトン(iii)を得る。ケトン(iii)の還元的アミノ化は、アミン中間体(v)を提供することができる。あるいは、ケトン(iii)を還元してアルコールを得ることができ、これをメシレートに変え、アジ化ナトリウムと反応させて、アジド誘導体(iv)を得ることができる。化合物(iv)のアジドをトリメチルホスフィンまたはTMSIなどの適切な還元条件下でアミン(v)に変換することができる。アミン(v)を適切なアルキル化剤RX(例えば、MeI)と反応させるか、または還元的アミノ化条件下で反応させて、化合物(vi)を得ることができる。最後に、化合物(vi)をヘテロアリールハライド化合物(例えば、Ar−X)と反応させて、式Iの化合物を得ることができる。アミン(v)のR−Xとの反応は省略することができ、式Iの化合物(式中、RはHである)を得る。
【化21】
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【0140】
別法として、式Iの化合物はスキームIIで示されるようにして形成することもできる。ケトン化合物(i)をN−クロロスクシンアミド、N−ブロモスクシンアミドまたはN−ヨードスクシンアミドでハロゲン化して、化合物(ii)(式中、X=Cl、Br、またはI)を得ることができる。ケトン(ii)を還元して、アルコール(iii)を得ることができ、これをメシレートに変換し、アジ化ナトリウムと反応させて、アジド誘導体(iv)を得ることができる。化合物(iv)のアジドをトリメチルホスフィンまたはTMSIなどの適切な還元条件下でアミン(v)に変換することができる。アミン(v)を(例えば、BocOと反応させることによって)好適な保護基で保護し、キラルクロマトグラフィーによって精製して、アミン化合物(v)の単一のエナンチオマーを得ることができる。アミノ基を脱保護し(例えば、P=Bocである場合、TFA)、適切なアルキル化剤RX(例えば、MeI)と反応させ、結果として得られる第2アミンをヘテロアリールハライド化合物(例えば、Ar−X)と反応させて、化合物(vi)を得ることができる。アミン(v)のR−Xとの反応を省略することができ、化合物(vi)(式中、RはHである)を得る。最後に、(vi)のハロ基をR−M(式中、Mはボロン酸、ボロン酸エステルまたは適切に置換された金属(例えば、R−MはR−B(OH)またはR−Sn(Bu)である))と、標準的スズキ条件または標準的スティル条件下(例えば、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)などのパラジウム(0)触媒および塩基(例えば、重炭酸塩または炭酸塩塩基)の存在下)でカップリングさせて、式(vii)の誘導体を得ることができる。別法として、R−Mは環状アミン(式中、MはHであり、アミン窒素に結合している)であり得、化合物(vi)に対するカップリングは、塩基中またはブッフバルド条件下(例えば、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)などのパラジウム(0)触媒および塩基(例えばアルコキシド塩基)の存在下)で加熱することによって実施され、式Iの化合物(vii)を得る。
【化22】
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【0141】
LがO、N、またはSである式Iの化合物は、スキームIIIで示されるようにして形成することができる。チオール、フェノールまたはアミン(i)は、ミツノブ条件(例えば、ROH、DEAD、PhP)または標準的アルキル化条件(R−Lg、Lg=脱離基)を用いてアルキル化することができ、それぞれ、チオエーテル、エーテル、またはアルキルアミン誘導体(ii)を得る。(ii)のハロ基(例えば、X=Br、I)をR−M(式中、Mは、ボロン酸、ボロン酸エステルまたは適切に置換された金属(例えば、R−MはR−B(OH)またはR−Sn(Bu)である))と、標準的スズキ条件または標準的スティル条件下(例えば、テトラキス(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(0)などのパラジウム(0)触媒および塩基(例えば、重炭酸塩または炭酸塩塩基)の存在下)でカップリングさせて、式(iii)の誘導体を得ることができる。別法として、R−Mは環状アミン(式中、MはHであり、アミン窒素に結合している)であり得、化合物(ii)へのカップリングは、塩基中またはブッフバルド条件下(例えば、テトラキス(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(0)などのパラジウム(0)触媒および塩基(例えばアルコキシド塩基)の存在下)で加熱することによって実施されて、式(iii)の化合物を得る。ケトン(iii)は、スキームIおよびIIで示されるのと類似した方法を用いて変換することができ、式Iの化合物(iv)を得る。あるいは、ハロ−ケトン(ii)は、スキームIおよびIIで示されるのと類似した方法を用いて変換することができ、ハロ中間体(v)を得る。スキームIおよびIIで記載された類似の方法によるR−Mのハロ中間体(v)とのスズキ、スティル、ネギシまたはブッフバルドカップリングは式Iの化合物(iv)も提供することができる。
【化23】
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【0142】
式Iの化合物はスキームIVで示したようにして形成することができる。化合物(i)を好適なアシル化試薬(例えば、R−COCl)でアシル化してエステルを形成することができ、これをBF/HOAc複合体)などのルイス酸条件下で再配列させてケトン(ii)を得ることができる。NXS(例えば、NXS=N−クロロスクシンアミド、N−ブロモスクシンアミドまたはN−ヨードスクシンアミド)を使用したケトン(ii)のハロゲン化によって、化合物(iii)(式中、X=Cl、Br、またはI)を得ることができる。標準的条件(例えば、TfO)を使用してフェノールをトリフレート(iv)に変換することができる。(iv)のトリフレート基をR−M(式中、Mはボロン酸、ボロン酸エステルまたは適切に置換された金属である(例えば、R−MはR−B(OH)またはR−Sn(Bu))である)と、標準的スズキ条件または標準的スティル条件下(例えば、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)などのパラジウム(0)触媒および塩基(例えば、重炭酸塩または炭酸塩塩基)の存在下)でカップリングさせて、式(v)の誘導体を得ることができる。あるいは、R−Mは環状アミン(式中、MはHであり、アミン窒素に結合している)であり得、化合物(iv)に対するカップリングは、塩基中またはブッフバルド条件下(例えば、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)などのパラジウム(0)触媒および塩基(例えばアルコキシド塩基)の存在下)で加熱することによって実施され、ケトン(v)を得る。(v)のハロ基をR−M(式中、Mは、ボロン酸、ボロン酸エステルまたは適切に置換された金属である(例えば、R−MはR−B(OH)またはR−Sn(Bu)である)と、標準的スズキ条件または標準的スティル条件下(例えばパラジウム(0)触媒、例えばテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)および塩基(例えば、重炭酸塩または炭素塩塩基)の存在下で)カップリングさせて、式(vi)の誘導体を得ることができる。あるいは、R−Mは環状アミン(式中、MはHであり、アミン窒素に結合している)であり得、化合物(iv)に対するカップリングは、塩基中またはブッフバルド条件下(例えば、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)などのパラジウム(0)触媒および塩基(例えば、アルコキシド塩基)の存在下)で加熱することによって実施され、ケトン(vi)を得る。ケトン(vi)を、スキームIおよびIIで示されるのと類似した方法を用いて変換して、式Iの化合物(viii)を得ることができる。
【0143】
あるいは、ハロ−ケトン(v)を、スキームIおよびIIで示されるのと類似した方法を用いて変換して、ハロ中間体(viii)を得ることができる。スキームIおよびIIで記載した類似の方法によるM−Rの化合物(viii)とのスズキ、スティル、ネギシまたはブッフバルドカップリングによって式Iの化合物(vii)も得ることができる。
【0144】
スキームI、IIおよびIIIのプロセスにおいて使用することができるケトンは、以下のスキームVで示されるようにして形成することができる。カルボン酸(i)はカップリング剤(例えば、HBTU、HATUまたはEDC)で活性化し、次いでN,O−ジメチルヒドロキシルアミンと反応させて、N−メトキシ−N−メチルカルボキサミド誘導体(ii)を得ることができる。アミド(ii)を次いで式R−MgX(X=ハロ)のグリニャール試薬と反応させて、ケトン(iii)を得ることができる。スキームI、IIおよびIIIで示されるような類似の方法を使用してケトン(iii)を変換して、式Iの化合物を得ることができる。
【化24】
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【化25】
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【0145】
スキームI、IIおよびIIIのプロセスで使用することができるケトンは、以下のスキームVIで示されるようにして形成することもできる。カルボン酸(i)をカップリング剤(例えばHBTUまたはHATU)で活性化することができ、次いでN,O−ジメチルヒドロキシルアミンと反応させて、N−メトキシ−N−メチルカルボキサミドを得ることができる。チオール、フェノールまたはアミンは、ミツノブ条件(例えば、ROH、DEAD、PhP)または標準的アルキル化条件(R−Lg、Lg=脱離基)を用いてアルキル化して、それぞれチオエーテル、エーテルまたはアルキルアミン誘導体(ii)を得ることができる。(ii)のハロ基(例えば、X=BrまたはI)をR−M(式中、Mは、ボロン酸、ボロン酸エステルまたは適切に置換された金属(例えば、R−Mは、R−B(OH)またはR−Sn(Bu))である))と、標準的スズキ条件または標準的スティル条件下(例えば、パラジウム(0)触媒、例えばテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)および塩基(例えば、重炭酸塩または炭酸塩塩基)の存在下)でカップリングさせて、式(iii)の誘導体を得ることができる。あるいは、R−Mは環状アミン(ここで、MはHであり、アミン窒素に結合している)であり得、化合物(ii)に対するカップリングは塩基中またはブッフバルド条件下(例えば、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)などのパラジウム(0)触媒および塩基(例えば、アルコキシド塩基)の存在下)で実施されて、式Iのアミド(iii)を得る。化合物(iii)と式R−MgX(X=ハロ)のグリニャール試薬との反応はケトン(iv)を提供することができる。ケトン(iv)を、スキームI、IIおよびIIIで示されるような類似の方法を用いて変換して、式Iの化合物を得ることができる。
【化26】
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【0146】
スキームI〜IIIのプロセスで使用することができる化合物はさらに、スキームVIIで示されるようにして形成することもできる。ハロ−ケトン(i)は、標準的シアン化条件(例えば、Pd(0)およびZn(CN))を用いてシアノ−ケトン(ii)に変えることができる。(ii)のシアノ基の酸または塩基条件下での加水分解によって、カルボン酸を得ることができ、これはカップリング剤(例えば、HATU、HBTU、EDC)および適切なアミン(HNR)を用いてアミンにカップリングさせて、アミド(iii)を得ることができる。いくつかの実施形態において、RおよびRは、それらが結合している窒素原子とともに、任意で環化して、4〜7員ヘテロシクロアルキル基を形成することができる(それによって、RがC(O)Rであり、Rが4〜7員ヘテロシクロアルキルである化合物を提供する)。アミド(iii)のケトンは、スキームI、IIおよびIIIで示されるような類似の方法を用いて変換して、式Iの化合物を得ることができる。
【化27】
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【0147】
スキームI〜IIIのプロセスで使用することができるさらなる化合物を、スキームVIIIで示されるようにして形成することができる。ケトン(i)は、標準的ニトロ化条件(例えば、HNO)を用いてニトロ−ケトン(ii)に変えることができる。(ii)のニトロ基の標準的条件下(例えば、Fe、Zn、Pd/C上H)での還元によってアミノ化合物を得ることができ、これを適切なアシル化剤(例えば、RC=OCl、ROC=OCl、SOCl、RRNC=O)でアシル化して、ケトン(iii)を得ることができる。ケトン(iii)は、スキームI、IIおよびIIIで示されるような類似の方法を用いて変換して、式Iの化合物を得ることができる。いくつかの実施形態において、RおよびRは、それらが結合している窒素原子とともに、任意で環化して、4〜7員ヘテロシクロアルキル基を形成することができる(それによって、RがC(O)Rであり、Rが4〜7員ヘテロシクロアルキルである化合物を提供する)。
【化28】
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【0148】
スキームI〜IIIのプロセスで使用することができるさらなる化合物をスキームIXで示す様にして形成することができる。標準的ニトロ化条件(例えば、BBr)を使用してエーテル(i)をフェノール(ii)に変換することができる。標準的シアン化条件(例えば、CuCNまたはPd(0)およびZn(CN))を使用してハロ−フェノール(ii)をシアノ−フェノール(iii)に変換することができる。TfOを使用して、フェノール(iii)をトリフレート(iv)に変換することができる。(iv)のトリフレート基をR−M(式中、Mはボロン酸、ボロン酸エステルまたは適切に置換された金属である(例えば、R−MはR−B(OH)またはR−Sn(Bu)である))と、標準的スズキ条件または標準的スティル条件下(例えば、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)などのパラジウム(0)触媒および塩基(例えば、重炭酸塩または炭酸塩塩基)の存在下)でカップリングさせて、式(v)の誘導体を得ることができる。あるいは、R−Mは環状アミン(式中、MはHであり、アミン窒素に結合している)であり得、化合物(iv)に対するカップリングは、塩基中またはブッフバルド条件下(例えば、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)などのパラジウム(0)触媒および塩基(例えばアルコキシド塩基)の存在下)で加熱することによって実施され、ケトン(v)を得る。酸または塩基条件下での(v)のシアノ基の加水分解によりカルボン酸を得ることができ、これを、カップリング剤(例えば、HATU、HBTU、EDC)および適切なアミン(HNR)を用いてアミンにカップリングさせて、アミド(vi)を得ることができる。アミド(vi)のケトンを、スキームI、IIおよびIIIで示されるような類似の方法を用いて変換して、式Iの化合物を得ることができる。
【化29】
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【0149】
式Iの化合物をスキームXで示す様にして形成することができる。(i)のハロ(X)基をR−M(式中、Mは適切に置換された金属である(例えば、R−MはZn(Rである);R−Mを生成するための適切な非限定的出発物質をスキームXに示す)と、標準的ネギシ条件下(例えば、Pd(dba)またはテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)などのパラジウム(0)触媒の存在下)でカップリングさせて、式(ii)の保護されたアミノ誘導体を得ることができる。式(ii)中の窒素保護基Pg(例えば、BocまたはCbz)を様々な標準的条件下(例えば、BocについてはTFAまたはHCl、CbzについてはPd/C上H)で除去して遊離アミンを得ることができ、これを様々なアルキル化、アリール化、アシル化、またはスルホニル化条件(例えば、R3a−X;式中、X=ハロまたは他の脱離基、R3a=アルキル、アリール、アシル、スルホニルおよび塩基、例えばTEA)でさらに反応させて、式(iii)の化合物を得ることができる。式(iii)の化合物を、スキームIで記載される条件を用いて式Iの化合物に変換することができる。
【化30】
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【0150】
あるいは、式Iの化合物をスキームXaで示す様にして形成することができ、ここで、保護されたアミノ誘導体(ii)をアルコールに還元することができ、これを脱離基(例えば、Lg=メシレートまたはハロ、例えばClまたはブロモ)に変換して、式(iv)の化合物を得ることができる。化合物(iv)の脱離基をアジ化ナトリウムと置換してアジド誘導体を得ることができ、これを還元(例えば、トリメチルホスフィンまたはPd/C上H)して、対応するアミノ誘導体(v)を得ることができる。アミノ誘導体の標準的条件下でのプリン化と、その後の窒素保護基(例えば、BocまたはCbz)の様々な標準的条件下(例えば、BocについてはTFAまたはHCl、CbzについてはPd/C上H)での除去により、遊離アミンを得ることができ、これを様々なアルキル化、アリール化、アシル化、スルホニル化条件下(例えば、R3a−X;式中、X=ハロおよびR3a=アルキル、アリール、アシル、スルホニルおよび塩基、例えばTEA)でさらに反応させて、式(vii)の化合物を得ることができる。プリン保護基が存在する場合、除去して、式Iの化合物を得ることができる。
【化31】
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【0151】
式Iの化合物をスキームXIで示す様にして形成することができる。(i)のハロ基Xをアルケン(例えば、アクリレートまたはアクリルアミド)と標準的ヘック条件下(例えば、酢酸パラジウムなどのパラジウム(II)触媒の存在下)))でカップリングさせて、式(ii)のアルケンを得ることができる。アルケン(ii)をニトロメタンとのDBUの存在下で反応させて、ニトロ誘導体(iii)を得ることができ、これを標準的条件下(例えば、NiCl/NaBH)で還元して、遊離アミンを得ることができ、これを閉じてラクタム(iv)を形成する。ラクタムを標準的条件下(R3a−X;X=TEAまたはNaHなどの塩基の存在下でハロ)でアルキル化して、N−アルキル−ラクタム(v)を得ることができる。式(v)の化合物およびラクタム(v)のLiAlHなどの好適な還元剤での還元から誘導されるピロリジンを、スキームIで記載する条件を用いて式Iの化合物に変換することができる。
【化32】
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【0152】
式Iの化合物はスキームXIIで示されるようにして形成することができる。(i)のハロ基XをR−M(式中、Mは適切に置換された金属である(例えば、R−MはRB(OH)であり;R−Mを生成するための適切な非限定的出発物質をスキームXIIに示す)と標準的スズキ条件下(例えば、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)などのパラジウム(0)触媒の存在下)でカップリングさせて、式(ii)のアルケンを得ることができる。アルケン(ii)のmCPBAでのエポキシ化によってエポキシド(iii)を得ることができ、これを第2級または第1級アミン(アミン=NHR;第1級アミンについてはR=H)と反応させて、式(iv)のアミノ化合物を得ることができる。第2級または第3級アミン誘導体(iv)をカルボニルジアミダゾールまたはホスゲンとさらに反応させて、オキサゾリジノン(v)またはアセチル−ハライド(例えば、TEAなどの塩基の存在下でクロロ−アセチルクロリド)を形成してN−アシル誘導体を得ることができ、これを塩基(例えば、NaH)での処理によってモルホリノン誘導体(vi)に変換することができる。式(iv、v、およびvi)の化合物を、標準的条件(例えば、Pg=THP、次いでTFAまたはHClなどの酸で処理する)を用いて脱保護して、式Iの化合物を得ることができる。
【化33】
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【0153】
式Iの化合物をスキームXIIIで示されるようにして合成することができる。(i)のハロ基(例えば、X=Cl、Br、I)を標準的条件下でボロン酸エステル(ii)に変換することができる(例えば、パラジウム(0)触媒、例えばテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)の存在下でピナクル(pinnacle)ボロネートエステル)。ボロネート(ii)をアリールハライドまたはヘテロアリールハライド(例えば、R−X)とスズキ条件下(例えば、例えばテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)などのパラジウム(0)触媒および例えばNaCOなどの塩基の存在下)で反応させて、式(iii)の化合物を得ることができる。式(iii)の化合物は、スキームIで記載される条件を使用して式Iの化合物に変換することができる。
【化34】
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【0154】
方法
本発明の化合物は、例えば、ホスホイノシチド3−キナーゼ(PI3K)を含む1以上の様々なキナーゼの活性を調節することができる。「調節する」という用語は、PI3Kファミリーの1以上のメンバーの活性を増大または減少させる能力を指すことが意図される。したがって、本発明の化合物は、PI3Kを本明細書中で記載される化合物または組成物のいずれか1以上と接触させることによってPI3Kを調節する方法で使用することができる。いくつかの実施形態において、本発明の化合物は、1以上のPI3Kの阻害剤として作用することができる。さらなる実施形態において、調節量の本発明の化合物、またはその薬剤的に許容される塩を投与することによって、受容体の調節を必要とする個体においてPI3Kの活性を調節するために本発明の化合物を用いることができる。いくつかの実施形態において、調節は阻害である。
【0155】
癌細胞成長および生存が複数のシグナリング経路によって影響を受けることを考えると、本発明は、薬物耐性キナーゼ突然変異体によって特徴づけられる疾患状態を治療するために有用である。加えて、それらがその活性を調節するキナーゼにおいて異なる選好を示す異なるキナーゼ阻害剤を、組み合わせて用いることができる。このアプローチは、複数のシグナリング経路を標的とすることによって疾患状態の治療において非常に効率的であり、薬物耐性が細胞において生じる可能性を低減し、そして疾患の治療の毒性を低減すると判明し得る。
【0156】
本発明の化合物が結合および/または調節(例えば、阻害)するキナーゼには、PI3Kファミリーの任意のメンバーが含まれる。いくつかの実施形態において、PI3Kは、PI3Kα、PI3Kβ、PI3Kγ、またはPI3Kδである。いくつかの実施形態において、PI3Kは、PI3KγまたはPI3Kδである。いくつかの実施形態において、PI3KはPI3Kγである。いくつかの実施形態において、PI3KはPI3Kδである。いくつかの実施形態において、PI3Kは突然変異を含む。突然変異は、1つのアミノ酸の別のアミノ酸での置換、または1以上アミノ酸の欠失であり得る。そのような実施形態では、突然変異はPI3Kのキナーゼドメインにおいて存在し得る。
【0157】
いくつかの実施形態において、複数の本発明の化合物を用いて1つのキナーゼ(例えば、PI3KγまたはPI3Kδ)の活性を阻害する。
【0158】
いくつかの実施形態において、複数の本発明の化合物を使用して、複数のキナーゼ、例えば少なくとも2つのキナーゼ(例えば、PI3KγおよびPI3Kδ)を阻害する。
【0159】
いくつかの実施形態において,1以上の化合物を別のキナーゼ阻害剤と組み合わせて使用して、1つのキナーゼ(例えば、PI3KγまたはPI3Kδ)の活性を阻害する。
【0160】
いくつかの実施形態において,1以上の化合物を別のキナーゼ阻害剤と組み合わせて使用して、複数のキナーゼ(例えば、PI3KγまたはPI3Kδ)、例えば少なくとも2つのキナーゼの活性を阻害する。
【0161】
本発明の化合物は選択的であることができる。「選択的」とは、化合物が少なくとも1つ他のキナーゼよりもそれぞれ高い親和性または効力でキナーゼを結合または阻害することを意味する。いくつかの実施形態において、本発明の化合物は、PI3Kαおよび/またはPI3KβよりもPI3KγまたはPI3Kδの選択的阻害剤である。いくつかの実施形態において、本発明の化合物は(例えば、PI3Kα、PI3KβおよびPI3Kγよりも)PI3Kδの選択的阻害剤である。いくつかの実施形態において、本発明の化合物は(例えば、PI3Kα、PI3KβおよびPI3Kδよりも)PI3Kγの選択的阻害剤である。いくつかの実施形態において、選択性は、少なくとも約2倍、5倍、10倍、少なくとも約20倍、少なくとも約50倍、少なくとも約100倍、少なくとも約200倍、少なくとも約500倍または少なくとも約1000倍であり得る。選択性は、当該技術分野で慣例的な方法によって測定することができる。いくつかの実施形態において、選択性を各酵素のKのATP濃度で試験することができる。いくつかの実施形態において、本発明の化合物の選択性は、特定のPI3Kキナーゼ活性と関連した細胞アッセイによって決定することができる。
【0162】
本発明の別の態様は、個体(例えば、患者)におけるキナーゼ(例えば、PI3K)関連疾患または障害を治療する方法であって、そのような治療を必要とする個体に、治療有効量または用量の1以上の本発明の化合物またはその医薬組成物を投与することによる方法に関する。PI3K関連疾患は、過剰発現および/または異常な活性レベルを含むPI3Kの発現または活性に直接的もしくは間接的に関連する任意の疾患、障害または状態を含み得る。いくつかの実施形態において、疾患は、Akt(タンパク質キナーゼB)、ラパマイシンのほ乳動物標的(mTOR)、またはホスホイノシチド依存性キナーゼ1(PDK1)と関連づけることができる。いくつかの実施形態において、mTOR関連疾患は、炎症、アテローム性動脈硬化症、乾癬、再狭窄、良性前立腺肥大、骨障害、膵臓炎、脈管形成、糖尿病性網膜症、アテローム性動脈硬化症、関節炎、免疫学的障害、腎臓疾患、または癌であり得る。PI3K関連疾患はまた、PI3K活性の調節によって、予防、改善、または治癒することができる任意の疾患、障害または状態も含み得る。いくつかの実施形態において、疾患はPI3Kの異常な活性により特徴づけられる。いくつかの実施形態において、疾患は変異PI3Kによって特徴づけられる。そのような実施形態では、突然変異はPI3Kのキナーゼドメインで存在し得る。
【0163】
PI3K関連疾患の例としては、例えば、関節リウマチ、アレルギー、喘息、糸球体腎炎、紅斑性狼瘡、または前記のいずれかに関連する炎症をはじめとする系に関与する免疫系疾患が挙げられる。
【0164】
PI3K関連疾患のさらなる例としては、乳癌、前立腺癌、結腸癌、子宮内膜癌、脳癌、膀胱癌、皮膚癌、子宮癌、卵巣癌、肺癌、膵臓癌、腎臓癌、胃癌、または血液癌などの癌が挙げられる。
【0165】
いくつかの実施形態において、血液癌は、急性骨髄芽球性白血病(AML)もしくは慢性骨髄性白血病(CML)、またはB細胞リンパ腫である。
【0166】
PI3K関連疾患のさらなる例としては、肺疾患、例えば急性肺損傷(ALI)および成人呼吸窮迫症候群(ARDS)が挙げられる。
【0167】
PI3K関連疾患のさらなる例としては、骨関節炎、再狭窄、アテローム性動脈硬化症、骨障害、関節炎、糖尿病性網膜症、乾癬、良性前立腺肥大、炎症、脈管形成、膵臓炎、腎臓疾患、炎症性腸疾患、重症筋無力症、多発性硬化症、またはシェーグレン症候群などが挙げられる。
【0168】
本明細書中で用いられる場合、「接触させる」という用語は、インビトロ系またはインビボ系中の示された部分をくっつけることを指す。例えば、PI3Kを本発明の化合物と「接触させる」とこは、PI3Kを有するヒトなどの個体または患者への本発明の化合物の投与、ならびに、例えば、PI3Kを含有する細胞または精製された調製物を含有する試料に本発明の化合物を導入することを含む。
【0169】
本明細書中で用いられる場合、交換可能に使用される「個体」または「患者」という用語は、ほ乳動物、好ましくはマウス、ラット、他の齧歯類、ウサギ、イヌ、ネコ、ブタ、ウシ、ヒツジ、馬、または霊長類をはじめとする任意の動物、最も好ましくはヒトを指す。
【0170】
本明細書中で用いられる場合、「治療有効量」という表現は、組織、系、動物、個体またはヒトにおいて研究者、獣医、医師または他の臨床医によって求められる生物学的または薬物応答を発揮する活性化合物または医薬品の量を指す。いくつかの実施形態において、患者または個体に投与される化合物、またはその薬剤的に許容される塩の投与量は、約1mg〜約2g、または約50mg〜約500mgである。
【0171】
本明細書中で用いられる場合、「治療する」または「治療」という用語は、(1)疾患の予防;例えば、疾患、状態または障害に罹りやすい可能性があるが、その疾患の病状または症状をまだ経験もしくは呈示していない個体における疾患、状態または障害の予防;(2)疾患の阻害;例えば、疾患、状態もしくは障害の病状または症状を経験または呈示する個体における疾患、状態もしくは障害の阻害(即ち、病状および/または症状のさらなる進行の停止);および(3)疾患の改善;例えば、疾患、状態または障害の病状または症状を経験または呈示する個体における疾患、状態または障害の改善(即ち、病状および/または症状の逆転)、例えば疾患の重篤度の低減の1以上を指す。
【0172】
併用療法
1以上のさらなる医薬品、例えば、化学療法薬、抗炎症剤、ステロイド、免疫抑制薬、ならびにBcr−Abl、Flt−3、EGFR、HER2、JAK、c−MET、VEGFR、PDGFR、cKit、IGF−1R、RAFおよびFAKキナーゼ阻害剤、例えば、国際公開第2006/056399号で記載されているもの、または他の薬剤、例えば治療抗体を、PI3K関連疾患、障害または状態の治療のために本発明の化合物と組み合わせて用いることができる。1以上のさらなる医薬品を患者に対して同時または連続して投与することができる。
【0173】
併用療法での使用のための抗体の例としては、限定されないが、トラスツズマブ(例えば、抗HER2)、ラニビズマブ(例えば、抗VEGF−A)、ベバシズマブ(商品名アバスチン、例えば抗VEGF、パニツムマブ(例えば、抗EGFR)、セツキシマブ(例えば、抗EGFR)、リツキサン(抗CD20)およびc−METに対する抗体が挙げられる。
【0174】
以下の薬剤の1以上を本発明の化合物と組み合わせて使用することができ、非限定的な一覧として提示する:細胞増殖抑制剤、シスプラチン、ドキソルビシン、タキソテール、タキソール、エトポシド、イリノテカン、カンプトスター(camptostar)、トポテカン、パクリタキセル、ドセタキセル、エポチロン、タモキシフェン、5−フルオロウラシル、メトキシトレキサート(methoxtrexate)、テモゾロマイド、シクロホスファミド、SCH66336、R115777、L778,123、BMS214662、イレッサ、タルセバ、EGFRに対する抗体、Gleevec(商標)、イントロン、ara−C、アドリアマイシン、シトキサン、ゲムシタビン、ウラシルマスタード、クロルメチン、イホスファミド、メルファラン、クロランブシル、ピポブロマン、トリエチレンメラミン、トリエチレンチオホスホルアミン、ブスルファン、カルムスチン、ロムスチン、ストレプトゾシン、ダカルバジン、フロクスウリジン、シタラビン、6−メルカプトプリン、6−チオグアニン、リン酸フルダラビン、オキサリプラチン、ロイコビリン(leucovirin)、ELOXATIN(商標)、ペントスタチン、ビンブラスチン、ビンクリスチン、ビンデシン、ブレオマイシン、ダクチノマイシン、ダウノルビシン、ドキソルビシン、エピルビシン、イダルビシン、ミトラマイシン、デオキシコホルマイシン、マイトマイシン−C、L−アスパラギナーゼ,テニポシド17α−エチニルエストラジオール、ジエチルスチルベストロール、テストステロン、プレドニゾン、フルオキシメステロン、プロピオン酸ドロモスタノロン、テストラクトン、酢酸メゲストロール、メチルプレドニゾロン、メチルテストステロン、プレドニゾロン、トリアムシノロン、クロロトリアニセン(chlorotrianisene)、ヒドロキシプロゲステロン、アミノグルテチミド、エストラムスチン、酢酸メドロキシプロゲステロン、ロイプロリド、フルタミド、トレミフェン、ゴセレリン、シスプラチン、カルボプラチン、ヒドロキシウレア、アムサクリン、プロカルバジン、ミトタン、ミトキサントロン、レバミゾール、ネイベルベン(Navelbene)、アナストラゾール(Anastrazole)、レトラゾール(Letrazole)、カペシタビン、レロキサフィン、ドロロキサフィン(Droloxafine)、ヘキサメチルメラミン、アバスチン、ハーセプチン、ベキサール、ベルケード、ゼヴァリン、トリセノックス、ゼローダ、ビノレルビン、ポルフィマー、アービタックス、リポソーマル、チオテパ、アルトレタミン、メルファラン、トラスツズマブ、レロゾール(Lerozole)、フルベストラント、エキセメスタン、フルベストラント、イフォスファミド、リツキシマブ、C225、キャンパス(Campath)、クロファラビン、クラドリビン、アフィジコロン(aphidicolon)、リツキサン、スニチニブ、ダサチニブ、テザシタビン、Sml1、フルダラビン、ペントスタチン、トリアピン、ジドクス、トリミドクス、アミドクス、3−AP、MDL−101,731、およびベンダムスチン(Treanda)。
【0175】
化学療法薬の例としては、プロテオソーム(proteosome)阻害剤(例えば、ボルテゾミブ)、サリドマイド、レブリミド、およびDNA損傷剤、例えばメルファラン、ドキソルビシン、シクロホスファミド、ビンクリスチン、エトポシド、カルムスチンなどが挙げられる。
【0176】
ステロイドの例としては、コルチコステロイド、例えばデキサメタゾンまたはプレドニゾンが挙げられる。
【0177】
Bcr−Abl阻害剤の例としては、米国特許第5,521,184号、国際公開第04/005281号、および米国特許出願第60/578,491号で開示される属および種の化合物、およびそれらの薬剤的に許容される塩が挙げられる。
【0178】
好適なFlt−3阻害剤の例としては、国際公開第03/037347号、国際公開第03/099771号、および国際公開第04/046120号で開示されているような化合物およびそれらの薬剤的に許容される塩が挙げられる。
【0179】
好適なRAF阻害剤の例としては、国際公開第00/09495号および国際公開第05/028444号で開示されているような化合物、およびそれらの薬剤的に許容される塩が挙げられる。
【0180】
好適なFAK阻害剤の例としては、国際公開第04/080980号、国際公開第04/056786号、国際公開第03/024967号、国際公開第01/064655号、国際公開第00/053595号、および国際公開第01/014402号で開示されているような化合物、およびそれら薬剤的に許容される塩が挙げられる。
【0181】
いくつかの実施形態において、本発明の化合物を、イマチニブをはじめとする1以上の他のキナーゼ阻害剤と組み合わせて、特にイマチニブまたは他のキナーゼ阻害剤に対して耐性の患者を治療するために用いることができる。
【0182】
いくつかの実施形態において、本発明の化合物を多発性骨髄腫などの癌の治療において化学療法薬と併用することができ、化学治療薬単独に対する応答と比較して、その毒性効果の悪化なしに治療応答を改善する可能性がある。多発性骨髄腫の治療で使用されるさらなる医薬品の例としては、例えば限定されないが、メルファラン、メルファラン+プレドニゾン[MP]、ドキソルビシン、デキサメタゾン、およびベルケード(ボルテゾミブ)を挙げることができる。多発性骨髄腫の治療で使用されるさらなる追加の薬剤としては、Bcr−Abl、Flt−3、RAFおよびFAKキナーゼ阻害剤が挙げられる。相加効果または相乗効果は、本発明のPI3K阻害剤と追加の薬剤とを組み合わせた望ましい結果である。さらに、多発性骨髄腫細胞の、デキサメタゾンなどの薬剤に対する耐性は、本発明のPI3K阻害剤での治療に対して可逆的である可能性がある。薬剤は、単一もしくは連続投与形態で本発明の化合物と組み合わせることができるか、または別の投与形態として同時もしくは連続して投与することができる。
【0183】
いくつかの実施形態において、デキサメタゾンなどのコルチコステロイドを患者に対して本発明の化合物と組み合わせて投与し、この場合、デキサメタゾンを連続的ではなく間欠的に投与する。
【0184】
いくつかのさらなる実施形態において、本発明の化合物と他の治療薬との組み合わせを、骨髄移植もしくは幹細胞移植の前、最中、および/または後の患者に投与することができる。
【0185】
製剤処方および投与形態
医薬として用いられる場合、本発明の化合物を医薬組成物の形態で投与することができる。これらの組成物は、調剤分野において周知の方法で調製することができ、局所または全身性治療のどちらが望ましいか、そして治療される場所に応じて、様々な経路によって投与することができる。投与は、局所(経皮、表皮、眼および粘膜へ、例えば鼻内、膣および直腸送達を含む)、肺(例えば、例えばネブライザーによるなどの、粉末またはエアゾルの吸入または吹送による;気管内もしくは鼻内)、経口または非経口であり得る。非経口投与は、静脈内、動脈内、皮下、腹腔内、筋肉内または注射もしくは注入;あるいは頭蓋内、例えばクモ膜下または脳室内投与を含む。非経口投与は、単一ボーラス投与の形態であり得るか、または例えば連続潅流ポンプによるものであってもよい。局所投与用の医薬組成物および処方は、経皮パッチ、軟膏、ローション、クリーム、ゲル、滴剤、坐剤、スプレー、液体および粉末を含み得る。通常の医薬担体、水性、粉末または油性基剤、増粘剤などが必要または望ましくあり得る。
【0186】
本発明は、活性成分として、本発明の化合物またはその薬剤的に許容される塩を、1以上の薬剤的に許容される担体(賦形剤)と組み合わせて含有する医薬組成物も含む。いくつかの実施形態において、組成物は局所投与に適している。本発明の組成物を作製する際、活性成分を典型的には賦形剤と混合する、賦形剤により希釈する、または例えば、カプセル、サシェ、紙、もしくは他の容器などの形態の担体内に封入する。賦形剤が希釈剤として機能する場合、固体、半固体、または液体材料である可能性があり、これは活性成分のビヒクル、担体または媒体としての働きをする。したがって、組成物は、錠剤、ピル、粉末、ロゼンジ、サシェ、カシェ剤、エリキシル、懸濁液、エマルジョン、溶液、シロップ、エアゾル(固体としてまたは液体媒体中)、例えば最大10重量%の活性化合物を含有する軟膏、ソフトおよびハードゼラチンカプセル、坐剤、無菌注射液、および無菌パッケージ化粉末の形態であり得る。
【0187】
処方を調製する際、活性化合物を粉砕して、適切な粒子サイズにした後、他の成分と組み合わせることができる。活性化合物が実質的に不溶性である場合、それを200メッシュ未満の粒子サイズまで粉砕することができる。活性化合物が実質的に水溶性である場合、粒子サイズは、処方中で実質的に均一な分布を提供するように粉砕することによって、例えば約40メッシュに調節することができる。
【0188】
本発明の化合物は、湿式粉砕などの公知粉砕手順を用いて粉砕して、錠剤処方および他の処方タイプに適切な粒子サイズを得ることができる。本発明の化合物の微粉化(ナノ粒子)製剤は、当該技術分野で公知のプロセスによって調製することができる。例えば、国際公開第2002/000196号を参照のこと。
【0189】
好適な賦形剤の数例には、ラクトース、デキストロース、スクロース、ソルビトール、マンニトール、デンプン、アカシアゴム、リン酸カルシウム、アルギネート、トラガカント、ゼラチン、ケイ酸カルシウム、微結晶性セルロース、ポリビニルピロリドン、セルロース、水、シロップ、およびメチルセルロースが含まれる。処方は:タルク、ステアリン酸マグネシウム、および鉱油などの滑沢剤;湿潤剤;乳化剤および懸濁剤;安息香酸メチルおよび安息香酸プロピルヒドロキシなどの防腐剤;甘味料;および矯味矯臭剤をさらに含むことができる。本発明の組成物は、当該技術分野で公知の手順を用いることによって患者に投与した後、活性成分の即時放出、持続放出または遅延放出を提供するように処方することができる。
【0190】
組成物を単位投与形態に処方することができ、各投与量は、約5〜約1000mg(1g)、さらに通常は約100〜約500mgの活性成分を含有する。「単位投与形態」という用語は、ヒト対象および他のほ乳動物のための単位用量として好適な物理的に独立した単位を指し、各単位は、所望の治療効果をもたらすように計算された、あらかじめ決められた量の活性材料を好適な医薬賦形剤とあわせて含有する。
【0191】
いくつかの実施形態において、本発明の組成物は、約5〜約50mgの活性成分を含有する。当業者はこれが、約5〜約10、約10〜約15、約15〜約20、約20〜約25、約25〜約30、約30〜約35、約35〜約40、約40〜約45、または約45〜約50mgの活性成分を含有する組成物を具体化することを理解するであろう。
【0192】
いくつかの実施形態において、本発明の組成物は約50〜約500mgの活性成分を含有する。当業者はこれが約50〜約100、約100〜約150、約150〜約200、約200〜約250、約250〜約300、約350〜約400、または約450〜約500mgの活性成分を含有する組成物を具体化することを理解するであろう。
【0193】
いくつかの実施形態において、本発明の組成物は約500〜約1000mgの活性成分を含有する。当業者はこれが約500〜約550、約550〜約600、約600〜約650、約650〜約700、約700〜約750、約750〜約800、約800〜約850、約850〜約900、約900〜約950、または約950〜約1000mgの活性成分を含有する組成物を具体化することを理解するであろう。
【0194】
本発明の方法および使用において類似した投与量の本明細書中で記載される化合物を用いることができる。
【0195】
活性化合物は、広い投与量範囲にわたって有効であることができ、一般的に、薬剤的に有効な量で投与される。しかし、実際に投与される化合物の量は、通常、医師により、治療される状態、選択された投与経路、投与される実際の化合物、個々の患者の年齢、体重、および応答、患者の症状の重篤度などを含む関連する状況にしたがって決定されると理解される。
【0196】
錠剤などの固体組成物を調製するために、主な活性成分を医薬賦形剤と混合して、本発明の化合物の均一な混合物つを含有する固体プレ処方組成物を形成する。これらのプレ処方組成物を均一という場合、活性成分は典型的には組成物全体にわたって均一に分散され、したがって、組成物を錠剤、丸剤およびカプセルなどの等しく有効な単位投与形態に容易に細分することができる。この固体プレ処方を次いで、例えば、約0.1〜約1000mgの本発明の活性成分を含有する前述の種類の単位投与形態に細分する。
【0197】
本発明の錠剤または丸剤は、コーティイングするか、または他の方法で組み合わせて、持続性作用の利点を提供する投与形態を提供することができる。例えば、錠剤または丸剤は、内部投与量および外部投与量成分を含むことができ、後者は前者を覆うエンベロープの形態である。2つの成分は、胃中での崩壊に抵抗し、内部成分を無傷で十二指腸に通過させるか、または放出を遅らせる働きをする腸溶層(enteric layer)によって分離することができる。そのような腸溶層またはコーティングのために様々な物質を使用することができ、そのような材料は、多数のポリマー酸ならびにポリマー酸とシェラック、セチルアルコール、および酢酸セルロースなどの物質との混合物を含む。
【0198】
本発明の化合物および組成物を経口投与のために、または注射により組み入れることができる液体形態は、水溶液、好適にはフレーバー付シロップ、水性もしくは油性懸濁液、および綿実油、ゴマ油、ヤシ油、または落花生油などの食用油、ならびにエリキシルおよび類似の医薬ビヒクルとのフレーバー付エマルジョンを含む。
【0199】
吸入または吹送用組成物は、薬剤的に許容される水性もしくは有機溶媒、またはそれらの混合物中溶液および懸濁液、ならびに粉末を含む。液体または固体組成物は、上述の好適な薬剤的に許容される賦形剤を含んでもよい。いくつかの実施形態において、局所または全身性効果のために組成物を経口または鼻呼吸器経路によって投与する。組成物を不活性気体の使用により組成物を霧状にすることができる。霧化溶液を霧化装置から直接吸い込むことができるか、または霧化装置をマスク、テント、または間欠的陽圧呼吸機に取り付けることができる。溶液、懸濁液、または粉末組成物を適切な方法で処方を送達する装置から経口または経鼻投与することができる。
【0200】
局所処方は1以上の従来の担体を含むことができる。いくつかの実施形態において、軟膏は、水および、例えば、液体パラフィン、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、プロピレングリコール、白色ワセリンなどから選択される1以上の疎水性担体を含有することができる。クリームの担体組成物は、グリセロールおよび1以上の他の成分、例えばグリセリンモノステアレート、PEG−グリセリンモノステアレートおよびセチルステアリルアルコールと組み合わせた水に基づくことができる。ゲルは、イソプロピルアルコールおよび水を、好適には例えば、グリセロール、ヒドロキシエチルセルロースなどの他の成分と組み合わせて使用して処方することができる。いくつかの実施形態において、局所処方は、少なくとも約0.1、少なくとも約0.25、少なくとも約0.5、少なくとも約1、少なくとも約2、または少なくとも約5重量%の本発明の化合物を含有する。局所処方は、好適には、例えば100gのチューブ中にパッケージ化することができ、これに任意で選定された適応症、例えば乾癬または他の皮膚状態の治療のための使用説明書が添付される。
【0201】
患者に投与される化合物または組成物の量は、投与されるもの、投与の目的、例えば予防もしくは治療、患者の状態、投与方法などに応じて変化するであろう。治療適用において、組成物をすでに疾患にかかっている患者に対して、疾患およびその合併症の症状を治癒または少なくとも部分的に停止するために十分な量で投与することができる。有効量は治療される疾患状態ならびに担当臨床医の判断によって、疾患の重篤度、患者の年齢、体重および全体的な状態などの因子に依存して変わる。
【0202】
患者に投与される組成物は、前述の医薬組成物の形態であることができる。これらの組成物を通常の殺菌技術によって殺菌することができるか、または滅菌ろ過することができる。水溶液をそのまま使用するためにパッケージ化することができるか、または凍結乾燥することができ、凍結乾燥性剤を投与前に無菌水性単体と組み合わせる。化合物調製物のpHは、典型的には3〜11、さらに好ましくは5〜9、最も好ましくは7〜8である。前記賦形剤、担体、または安定剤の使用の結果、薬剤塩が形成されると理解される。
【0203】
本発明の化合物の治療投与量は、例えば、治療が施される特定の使用、化合物の投与方法、患者の健康および状態、ならびに処方する医師の判断にしたがって変わり得る。医薬組成物中の本発明の化合物の割合または濃度は、投与量、化学的特性(例えば、疎水性)、および投与経路をはじめとする多数の因子に応じて変わり得る。例えば、本発明の化合物は、約0.1〜約10%w/vの非経口投与化合物を含有する水性生理学的緩衝溶液中で提供することができる。いくつかの典型的な用量範囲は1日につき約1μg/kg〜約1g/kg体重である。いくつかの実施形態において、用量範囲は1日につき約0.01mg/kg〜約100mg/kg体重である。投与量は、疾患または障害の種類および進行の程度、特定の患者の全体的な健康状態、選択された化合物の相対的生物学的効率、賦形剤の処方、およびその投与経路などの変数によって変わる可能性が高い。有効量はインビトロまたは動物モデル試験系から得られる用量−応答曲線から外挿することができる。
【0204】
本発明の組成物は、化学療法薬、ステロイド、抗炎症化合物、または免疫抑制薬などの1以上のさらなる医薬品をさらに含むことができ、その例を本明細書中に列挙する。
【0205】
標識された化合物およびアッセイ法
本発明の別の態様は、画像化技術だけだなく、ヒトを含む組織試料中のPI3Kを限局および定量化するため、および標識された化合物の結合の阻害によってPI3Kリガンドを特定するためのインビボおよびインビトロ両方でのアッセイでも有用な標識された本発明の化合物(放射標識、蛍光標識など)に関する。したがって、本発明は、そのような標識された化合物を含むPI3Kアッセイを含む。
【0206】
本発明は、同位体で標識された本発明の化合物をさらに含む。「同位体で」または「放射標識された」化合物は、1以上の原子が、自然で典型的に見出される(天然に存在する)原子量または質量数とは異なる原子量または質量数を有する原子によって置き換えまたは置換される本発明の化合物である。本発明の化合物中に組み込むことができる好適な放射性核種としては、限定されないが、H(三重水素のTとも記載される)、11C、13C、14C、13N、15N、15O、17O、18O、18F、35S、36Cl、82Br、75Br、76Br、77Br、123I、124I、125Iおよび131Iが挙げられる。この放射標識された化合物中に組み込まれる放射性核種は、放射標識された化合物の具体的な適用によって変わるであろう。例えば、インビトロPI3K様式および競合アッセイに関して、H、14C、82Br、125I、131I、35Sまたはを組み入れた化合物が一般的に最も有用であろう。放射性イメージング適用に関して、11C、18F、125I、123I、124I、131I、75Br、76Brまたは77Brが一般的に最も有用であろう。
【0207】
「放射標識された」または「標識された化合物」は、少なくとも1つの放射性核種を組み入れた化合物であると理解される。いくつかの実施形態において、放射性核種は、H、14C、125I、35Sおよび82Brからなる群から選択される。いくつかの実施形態において、本明細書中で記載される任意の化合物の1以上のH原子はそれぞれ重水素原子によって置換される。
【0208】
本発明は、放射性同位体を本発明の化合物に組み入れるための合成法をさらに含むことができる。放射性同位体を有機化合物に組み入れるための合成法は、当該技術分野で周知であり、当業者は本発明の化合物に適用可能な方法を容易に認識するであろう。
【0209】
標識された本発明の化合物をスクリーニングアッセイで使用して、化合物を特定/評価することができる。例えば、標識された、新たに合成または特定された化合物(即ち、試験化合物)を、PI3Kと接触する場合のその濃度変化を、標識のトラッキングを通してモニターすることによってPI3Kと結合するその能力について評価することができる。例えば、(標識された)試験化合物を、PI3K(即ち、標準化合物)と結合することが知られている別の化合物の結合を減少させるその能力について評価することができる。したがって、試験化合物がPI3Kとの結合について標準化合物と競合する能力は、その結合親和性と直接的に相関する。反対に、いくつかの他のスクリーニングアッセイでは、標準化合物を標識し、試験化合物を標識しない。このように、標準化合物と試験化合物との間の競合を評価するために、標識された標準化合物の濃度をモニターし、そして試験化合物の相対的結合親和性をこのように確認する。
【0210】
キット
本発明はさらに、例えば、癌などのPI3K関連疾患または障害の治療または予防において有用な医薬キットも含み、これは、治療有効量の本発明の化合物を含む医薬組成物を含有する1以上の容器を含む。そのようなキットは、当業者には容易に明かであるように、所望により、例えば、1以上の薬剤的に許容される担体を有する容器、さらなる容器などの1以上の様々な通常の医薬キット構成要素をさらに含むことができる。投与される成分の量、投与のガイドライン、および/または成分を混合するためのガイドラインを示す挿入物またはラベルとしてのいずれかの使用説明書もキット中に含めることができる。
【0211】
本発明を具体的な実施例によってさらに詳細に記載する。以下の実施例は、例示説明目的のために提供され、本発明を決して制限することを意図するものではない。当業者らは、本質的に同じ結果をもたらすように変更または改変することができる様々な重要性の低いパラメータを容易に認識するであろう。実施例の化合物は、本明細書中で記載される少なくとも1つのアッセイによるとPI3K阻害剤であることが判明している。
【実施例】
【0212】
1つ以上のキラル中心を含む以下の実施例の化合物は、他に断りがない限り、ラセミ体形態、すなわち異性体混合物として得られた。実施例全体にわたる点に、Rに結合される炭素での立体化学は、現在理解されているように示されている。
【0213】
実施例1 4−クロロ−3’−フルオロ−3−メチル−6−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−2−カルボニトリル
【化35】
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ステップ1 1−(3−ブロモ−5−クロロ−2−ヒドロキシ−4−メチルフェニル)エタノン
【化36】
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塩化メチレン(20mL)中の1−(3−ブロモ−5−クロロ−2−メトキシ−4−メチルフェニル)エタノン(1.0g、3.6mmol)の混合物に塩化メチレン(3.8mL、3.8mmol)中の1.0Mの三臭化ホウ素を−78℃で加えた。−78℃で10分間撹拌した後に、反応物を0℃まで温め、0℃の水で反応停止処理し、ジクロロメタンで抽出した。1つにまとめた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。揮発物を減圧下で除去し、1−(3−ブロモ−5−クロロ−2−ヒドロキシ−4−メチルフェニル)エタノン(0.91g、96%)を得た。H NMR(CDCl、300MHz)δ12.96(1H、s)、7.72(1H、s)、2.64(3H、s)、2.59(3H、s)ppm。
【0214】
ステップ2 3−アセチル−5−クロロ−2−ヒドロキシ−6−メチルベンゾニトリル
【化37】
[この文献は図面を表示できません]
N−メチルピロリジノン(15mL)中の1−(3−ブロモ−5−クロロ−2−ヒドロキシ−4−メチルフェニル)エタノン(4.9g、18mmol)およびシアン化銅(2.5g、28mmol)の混合物を200℃で1時間加熱した。得られた混合物を室温まで放冷し、その後、酢酸エチルおよび1NのHClで希釈した。有機層と水層を分離し、水層を酢酸エチルで抽出した。1つにまとめた有機層を水およびブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮乾固し、3−アセチル−5−クロロ−2−ヒドロキシ−6−メチルベンゾニトリル(3.7g、96%)を得た。C10ClNO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=210.0;実測値:210.1。
【0215】
ステップ3 6−アセチル−4−クロロ−2−シアノ−3−メチルフェニル トリフルオロメタンスルホネート
【化38】
[この文献は図面を表示できません]
塩化メチレン(70mL)中の3−アセチル−5−クロロ−2−ヒドロキシ−6−メチルベンゾニトリル(3.7g、18mmol)の混合物にトリエチルアミン(7.4mL、53mmol)およびトリフルオロメタンスルホネート無水物(4.4mL、26mmol)を−78℃で加えた。反応混合物を室温までゆっくりと温め、その後室温で30分間撹拌した。混合物を水で反応停止処理し、ジクロロメタンで抽出した。1つにまとめた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮乾固した。得られた残渣を、シリカゲル上でヘキサン中の酢酸エチル0〜40%で溶出して精製し、所望の生成物を得た(2.54g、3ステップについて単離収率42%)。C11ClFNOS(M+H)についてLCMS計算値:m/z=342.0;実測値:342.1。
【0216】
ステップ4 6−アセチル−4−クロロ−3’−フルオロ−3−メチルビフェニル−2−カルボニトリル
【化39】
[この文献は図面を表示できません]
トルエン(70mL)および飽和炭酸水素ナトリウム(70mL)中の6−アセチル−4−クロロ−2−シアノ−3−メチルフェニルトリフルオロメタンスルホネート(2.54g、7.4mmol)および(3−フルオロフェニル)ボロン酸(1.6g、11mmol)の二相溶液をNで泡だたせ、脱気した。テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.43g、0.37mmol)を加えた後、混合物をさらに5分間Nで泡だたせ、その後80℃で2時間加熱した。室温まで冷却した後、混合物を酢酸エチルで希釈した。層を分離し、水層をより多くの酢酸エチルで抽出した。1つにまとめた抽出物をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮させた。残渣はシリカゲル上で、ヘキサン中の酢酸エチル0〜40%で溶出して精製し、所望の生成物(2.1g、99%)を得た。C1612ClFNO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=288.1;実測値:288.1。
【0217】
ステップ5 6−(1−アミノエチル)−4−クロロ−3’−フルオロ−3−メチルビフェニル−2−カルボニトリル
【化40】
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メタノール(0.98mL)およびアセトニトリル(0.99mL)中の6−アセチル−4−クロロ−3’−フルオロ−3−メチルビフェニル−2−カルボニトリル(50mg、0.2mmol)および酢酸アンモニウム(130mg、1.7mmol)の混合物を、封管内に65℃で30分間加熱した。混合物を冷却した後、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(22mg、0.35mmol)を加えた。反応物を65℃でさらに4時間加熱し、その後室温まで冷却し、飽和炭酸水素ナトリウムで反応停止処理し、ジクロロメタンで抽出した。1つにまとめた抽出物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、蒸発乾固した。残渣は次のステップに直接使用した。C1615ClFN(M+H)についてLCMS計算値:m/z=289.1;実測値:289.1。
【0218】
ステップ6 4−クロロ−3’−フルオロ−3−メチル−6−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−2−カルボニトリル
【化41】
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イソプロピルアルコール(0.7mL)中の6−ブロモ−9H−プリン(41mg、0.21mmol)、6−(1−アミノエチル)−4−クロロ−3’−フルオロ−3−メチルビフェニル−2−カルボニトリル(50mg、0.2mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.060mL、0.35mmol)の混合物を、窒素下に90℃で一晩加熱した。混合物を蒸発させ、得られた混合物を、RP−HPLC(XBridge C18カラム、水酸化アンモニウム0.2%を含む水中のアセトニトリル勾配で、流速30mL/分で溶出した)上で精製し、所望の生成物を得た。C2117ClFN(M+H)についてLCMS計算値:m/z=407.1;実測値:407.1。
【0219】
実施例2 4−クロロ−3’−フルオロ−3−メチル−6−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−2−カルボキサミド
【化42】
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ステップ1 6−アセチル−4−クロロ−3’−フルオロ−3−メチルビフェニル−2−カルボキサミド
【化43】
[この文献は図面を表示できません]
エタノール(4mL)中の6−アセチル−4−クロロ−3’−フルオロ−3−メチルビフェニル−2−カルボニトリル(0.87g、3.0mmol)および水酸化カリウム(0.34g、6.1mmol)の混合物を2時間還流した。混合物を冷却し、1NのHClで酸性化し、酢酸エチルで抽出した。1つにまとめた有機層をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発乾固し、粗生成物を得た。C1614ClFNO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=306.1;実測値:306.0。
【0220】
ステップ2 6−(1−アミノエチル)−4−クロロ−3’−フルオロ−3−メチルビフェニル−2−カルボキサミド
【化44】
[この文献は図面を表示できません]
メタノール(1.9mL)およびアセトニトリル(2.0mL)中の6−アセチル−4−クロロ−3’−フルオロ−3−メチルビフェニル−2−カルボキサミド(110mg、0.34mmol)および酢酸アンモニウム(270mg、3.4mmol)の混合物を、封管内に65℃で30分間加熱した。混合物を冷却し、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(43mg、0.69mmol)を加えた。反応物は65℃でさらに4時間加熱した。混合物を冷却し、飽和炭酸水素ナトリウムで反応停止処理し、ジクロロメタンで抽出した。1つにまとめた抽出物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、蒸発乾固した。残渣は次のステップに直接使用した(98mg、93%)。C1617ClFNO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=307.1;実測値:306.9。
【0221】
ステップ3 4−クロロ−3’−フルオロ−3−メチル−6−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−2−カルボキサミド
【化45】
[この文献は図面を表示できません]
6−ブロモ−9H−プリン(110mg、0.56mmol)、6−(1−アミノエチル)−4−クロロ−3’−フルオロ−3−メチルビフェニル−2−カルボキサミド(0.086g、0.28mmol)、およびイソプロピルアルコール(2mL)中のN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.16mL、0.94mmol)の混合物を窒素下に90℃で一晩加熱した。混合物を蒸発させ、得られた混合物をRP−HPLC(XBridge C18カラム、水酸化アンモニウム0.2%を含む水中のアセトニトリル勾配で、流速30mL/分で溶出した)上で精製し、所望の生成物を得た(49mg、41%)。C2119ClFNO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=425.1;実測値:425.0。
【0222】
実施例3 N−[1−(4−クロロ−3’−フルオロ−5−メチル−6−ニトロビフェニル−2−イル)エチル]−9H−プリン−6−アミン
【化46】
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ステップ1 1−(5−クロロ−2−ヒドロキシ−4−メチル−3−ニトロフェニル)エタノン
【化47】
[この文献は図面を表示できません]
塩化メチレン(200mL)中の1−(5−クロロ−2−メトキシ−4−メチル−3−ニトロフェニル)エタノン(8.9g、37mmol、Oakwood社)の混合物に、塩化メチレン(38.4mL、38.4mmol)中の1.0Mの三臭化ホウ素を−78℃で加えた。−78℃で10分間撹拌した後、反応物を0℃まで温め、0℃の水で反応停止処理し、ジクロロメタンで抽出した。1つにまとめた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。減圧下で蒸発乾固した後、残渣は次のステップに直接使用した(8.2g、98%)。CClNO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=230.0;実測値:230.1。
【0223】
ステップ2 6−アセチル−4−クロロ−3−メチル−2−ニトロフェニル トリフルオロメタンスルホネート
【化48】
[この文献は図面を表示できません]
塩化メチレン(200mL)中の1−(5−クロロ−2−ヒドロキシ−4−メチル−3−ニトロフェニル)エタノン(8.6g、37mmol)の混合物にトリエチルアミン(16mL、110mmol)、次にトリフルオロメタンスルホネート無水物(9.4mL、56mmol)を−78℃で加えた。反応物を室温までゆっくりと温め、室温で30分間撹拌した。混合物を水で反応停止処理し、ジクロロメタンで抽出した。1つにまとめた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮乾固した。残渣をシリカゲル上で、ヘキサン中の酢酸エチル0〜30%で溶出して精製し、所望の生成物を得た(11g、2ステップについて単離収率78%)。C10ClFNOS(M+H)についてLCMS計算値:m/z=362.0;実測値:362.1。
【0224】
ステップ3 1−(4−クロロ−3’−フルオロ−5−メチル−6−ニトロビフェニル−2−イル)エタノン
【化49】
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6−アセチル−4−クロロ−3−メチル−2−ニトロフェニル トリフルオロメタンスルホネート(3.0g、8.3mmol)、トルエン(80mL)中の(3−フルオロフェニル)ボロン酸(1.7g、12mmol)および水中の飽和炭酸水素ナトリウム(80mL)の二相溶液をNで泡だたせ、脱気した。テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.48g、0.42mmol)を加えた後、混合物をさらに5分間Nで泡だたせ、80℃で2時間加熱した。室温まで冷却した後、混合物を酢酸エチルで希釈した。層を分離し、水層をより多くの酢酸エチルで抽出した。1つにまとめた抽出物をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をシリカゲル上で、ヘキサン中の酢酸エチル0〜30%で溶出して精製し、所望の生成物を得た(2.35g、92%)。C1512ClFNO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=308.0;実測値:308.1。
【0225】
ステップ4 1−(4−クロロ−3’−フルオロ−5−メチル−6−ニトロビフェニル−2−イル)エタンアミン
【化50】
[この文献は図面を表示できません]
メタノール(1mL)およびアセトニトリル(1mL)中の1−(4−クロロ−3’−フルオロ−5−メチル−6−ニトロビフェニル−2−イル)エタノン(50mg、0.2mmol)および酢酸アンモニウム(130mg、1.7mmol)の混合物を、封管内に65℃で30分間加熱した。混合物を室温まで冷却し、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(22mg、0.35mmol)を加えた。反応物を65℃でさらに4時間加熱し、室温まで冷却し、飽和炭酸水素ナトリウムで反応停止処理し、ジクロロメタンで抽出した。1つにまとめた抽出物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、蒸発乾固した。残渣を次のステップに直接使用した。C1515ClFN(M+H)についてLCMS計算値:m/z=309.1;実測値:309.1。
【0226】
ステップ5 N−[1−(4−クロロ−3’−フルオロ−5−メチル−6−ニトロビフェニル−2−イル)エチル]−9H−プリン−6−アミン
【化51】
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6−ブロモ−9H−プリン(41mg、0.21mmol)、1−(4−クロロ−3’−フルオロ−5−メチル−6−ニトロビフェニル−2−イル)エタンアミン(54mg、0.17mmol)、およびイソプロピルアルコール(0.7mL)中のN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.06mL、0.35mmol)の混合物を、窒素下で90℃で一晩加熱した。混合物を蒸発させ、得られた混合物をRP−HPLC(XBridge C18カラム、水酸化アンモニウム0.2%を含む水中のアセトニトリル勾配で、流速30mL/分で溶出した)上で精製し、所望の生成物を得た。C2017ClFN(M+H)についてLCMS計算値:m/z=427.1;実測値:427.1。
【0227】
実施例4 4−クロロ−3−(シアノメチル)−3’−フルオロ−6−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−2−カルボニトリル
【化52】
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ステップ1 1−[3−ブロモ−4−(ブロモメチル)−5−クロロ−2−メトキシフェニル]エタノン
【化53】
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四塩化炭素(50mL)中の1−(3−ブロモ−5−クロロ−2−メトキシ−4−メチルフェニル)エタノン(3.3g、12mmol)、N−ブロモスクシンイミド(2.2g、13mmol)、および過酸化ベンゾイル(0.15g、0.60mmol)の混合物を還流で一晩加熱した。混合物を室温まで冷却し、濃縮した。得られた残渣を酢酸エチルで希釈し、水で洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、蒸発乾固した。粗生成物は次のステップに直接使用した。C1010BrClO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=355.1;実測値:355.1。
【0228】
ステップ2 6−アセチル−4−クロロ−3−(シアノメチル)−3’−フルオロビフェニル−2−カルボニトリル
【化54】
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水(0.5mL)中のシアン化ナトリウム(100mg、2.0mmol)の混合物に、硫酸(0.95g、0.97mmol)を0℃で加え(反応はシアン化水素を産生し、良好な換気と共にドラフトチャンバー内で実施しなければならない)、次にアセトニトリル(2mL)中の6−アセチル−3−(ブロモメチル)−4−クロロ−3’−フルオロビフェニル−2−カルボニトリル(70mg、0.2mmol)の溶液を加えた。反応物を固体のシアン化ナトリウムを加えることによってpHを9に保ちながら、80℃で1時間加熱した。反応混合物を冷却し、酢酸エチルで抽出した。1つにまとめた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮乾固した。残渣をシリカゲル上でヘキサン中の酢酸エチル0〜40%で溶出して精製した。C1711ClFNO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=313.1;実測値:313.1。
【0229】
ステップ3 6−(1−アミノエチル)−4−クロロ−3−(シアノメチル)−3’−フルオロビフェニル−2−カルボニトリル
【化55】
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メタノール(0.4mL)およびアセトニトリル(0.4mL)中の6−アセチル−4−クロロ−3−(シアノメチル)−3’−フルオロビフェニル−2−カルボニトリル(0.020g、0.064mmol)および酢酸アンモニウム(49mg、0.64mmol)の混合物を、封管内に65℃で30分間加熱した。混合物を室温まで冷却し、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(8mg、0.13mmol)を加えた。反応物を65℃でさらに4時間加熱し、室温まで冷却し、飽和炭酸水素ナトリウムで反応停止処理し、ジクロロメタンで抽出した。1つにまとめた抽出物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、蒸発乾固した。残渣を次のステップに直接使用した(20mg、100%)。C1714ClFN(M+H)についてLCMS計算値:m/z=314.1;実測値:313.9。
【0230】
ステップ4 4−クロロ−3−(シアノメチル)−3’−フルオロ−6−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−2−カルボニトリル
【化56】
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6−ブロモ−9H−プリン(22mg、0.11mmol)、6−(1−アミノエチル)−4−クロロ−3−(シアノメチル)−3’−フルオロビフェニル−2−カルボニトリル(17mg、0.054mmol)、およびイソプロピルアルコール(0.4mL)中のN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.032mL、0.18mmol)中の混合物を窒素下に90℃で一晩加熱した。混合物を蒸発させ、得られた混合物をRP−HPLC(XBridge C18カラム、水酸化アンモニウム0.2%を含む水中のアセトニトリル勾配で、流速30mL/分で溶出した)上で精製し、所望の生成物を得た(8mg、30%)。C2216ClFN(M+H)についてLCMS計算値:m/z=432.1;実測値:432.1。
【0231】
実施例5 1−{4−クロロ−3’−フルオロ−3−メチル−6−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−2−イル}ピロリジン−2−オン
【化57】
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ステップ1 1−(6−アミノ−4−クロロ−3’−フルオロ−5−メチルビフェニル−2−イル)エタノン
【化58】
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メタノール(80mL)中の1−(4−クロロ−3’−フルオロ−5−メチル−6−ニトロビフェニル−2−イル)エタノン(4.4g、14mmol)の混合物を、水素のバルーン圧下、Pt/C5%(443mg)の存在下で一晩、水素添加した。触媒を濾過し、濾過物は減圧下で濃縮し、所望の生成物を得た(4.0g、100%)。C1514ClFNO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=278.1;実測値:278.1。
【0232】
ステップ2 1−(6−アセチル−4−クロロ−3’−フルオロ−3−メチルビフェニル−2−イル)ピロリジン−2−オン
【化59】
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テトラヒドロフラン(1mL)中の1−(6−アミノ−4−クロロ−3'−フルオロ−5−メチルビフェニル−2−イル)エタノン(100mg、0.4mmol)および4−ジメチルアミノピリジン(52.8mg、0.432mmol)の混合物に塩化4−クロロブタノイル(0.044mL、0.40mmol)を加えた。反応物を室温で1時間撹拌した。テトラヒドロフラン(0.79mL、0.79mmol)中のカリウム tert−ブトキシド(1.0M)を加え、得られた混合物を室温で2時間撹拌し、その後塩化アンモニウム水溶液で反応停止処理し、酢酸エチルで抽出した。1つにまとめた有機層を水、ブラインで洗浄し、乾燥させ、蒸発させた。得られた残渣をシリカゲル上で、ヘキサン中の酢酸エチル0〜50%で溶出して精製し、生成物を得た(40mg、30%)。C1918ClFNO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=346.1;実測値:346.1。
【0233】
ステップ3 1−[6−(1−アミノエチル)−4−クロロ−3’−フルオロ−3−メチルビフェニル−2−イル]ピロリジン−2−オン
【化60】
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メタノール(0.4mL)およびアセトニトリル(0.4mL)中の1−(6−アセチル−4−クロロ−3’−フルオロ−3−メチルビフェニル−2−イル)ピロリジン−2−オン(40mg、0.1mmol)および酢酸アンモニウム(89mg、1.2mmol)およびシアノ水素化ホウ素ナトリウム(15mg、0.23mmol)の混合物を、封管内に65℃で一晩加熱した。混合物を室温まで冷却し、飽和炭酸水素ナトリウムで反応停止処理し、ジクロロメタンで抽出した。1つにまとめた抽出物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、蒸発乾固した。粗生成物を次のステップに直接使用した(34mg、80%)。C1918ClFNO(M−NHについてLCMS計算値:m/z=330.1;実測値:330.0。
【0234】
ステップ4 1−{4−クロロ−3’−フルオロ−3−メチル−6−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−2−イル}ピロリジン−2−オン
【化61】
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6−ブロモ−9H−プリン(21mg、0.11mmol)、1−[6−(1−アミノエチル)−4−クロロ−3’−フルオロ−3−メチルビフェニル−2−イル]ピロリジン−2−オン(34mg、0.098mmol)、およびイソプロピルアルコール(0.4mL)中のN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.034mL、0.20mmol)の混合物を窒素下に90℃で一晩加熱した。混合物を蒸発させ、得られた混合物をRP−HPLC(XBridge C18カラム、水酸化アンモニウム0.2%を含む水中のアセトニトリル勾配で、流速30mL/分で溶出した)上で精製し、所望の生成物を得た。C2423ClFNO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=465.2;実測値:465.1。
【0235】
実施例6 1−{4−クロロ−3’,5’−ジフルオロ−3−メチル−6−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−2−イル}ピロリジン−2−オン トリフルオロアセタート
【化62】
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ステップ1 1−(4−クロロ−3’,5’−ジフルオロ−5−メチル−6−ニトロビフェニル−2−イル)エタノン
【化63】
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トルエン(100mL)および水(100mL)中の飽和炭酸水素ナトリウム中の6−アセチル−4−クロロ−3−メチル−2−ニトロフェニル トリフルオロメタンスルホネート(9.6g、26mmol)および(3,5−ジフルオロフェニル)ボロン酸(5.0g、32mmol)の二相溶液をNで泡だたせ、脱気した。テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(1.22g、1.06mmol)を加えた後、混合物をさらに5分間Nで泡だたせ、80℃で2時間加熱した。室温まで冷却した後、混合物を酢酸エチルで希釈した。層を分離し、水層をより多くの酢酸エチルで抽出した。1つにまとめた抽出物をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をシリカゲル上で、ヘキサン中の酢酸エチル0〜30%で溶出して精製し、所望の生成物を得た。C1511ClFNO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=326.0;実測値:326.0。
【0236】
ステップ2 1−(6−アミノ−4−クロロ−3’,5’−ジフルオロ−5−メチルビフェニル−2−イル)エタノン
【化64】
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エタノール(22mL)中の鉄(1.50g、26.9mmol)(<10μm)の懸濁液がフラスコ内にあった。水中の6.0Mの塩化水素(0.374mL、2.24mmol)を加え、懸濁液は60℃で2時間撹拌した。水中の5.0Mの塩化アンモニウム(3.86mL、19.3mmol)の溶液を加え、次にエタノール(5.2mL)中の1−[4−クロロ−3’,5’−ジフルオロ−6−(ヒドロキシアミノ)−5−メチルビフェニル−2−イル]エタノン(1.4g、4.5mmol)の溶液を加えた。得られた懸濁液を60℃で1時間撹拌した。混合物を冷却し、濾過し、真空下に蒸発させた。残渣を酢酸エチルおよび飽和炭酸水素ナトリウム溶液の混合物に溶解させ、2、3分撹拌した。層を分離し、酢酸エチルの層はブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、真空下に蒸発させ、所望の生成物を得た(0.95g、72%)。C1513ClFNO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=296.1;実測値:296.0。
【0237】
ステップ3 1−(6−アセチル−4−クロロ−3’,5’−ジフルオロ−3−メチルビフェニル−2−イル)ピロリジン−2−オン
【化65】
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塩化メチレン(2mL)中の1−(6−アミノ−4−クロロ−3’,5’−ジフルオロ−5−メチルビフェニル−2−イル)エタノン(0.10g、0.34mmol)およびピリジン(0.041mL、0.51mmol)の混合物に塩化4−クロロブタノイル(0.042mL、0.37mmol)を加えた。反応物を室温で1時間撹拌し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液で反応停止処理し、酢酸エチルで抽出した。1つにまとめた抽出物をMgSOで乾燥させ、減圧下で濃縮乾固した。得られた残渣をテトラヒドロフラン(2mL)中、テトラヒドロフラン(0.84mL、0.84mmol)中の1.0Mのカリウムtert−ブトキシドで室温に2時間処理をした。反応物をNHCl水溶液で反応停止処理し、酢酸エチルで抽出した。1つにまとめた有機層を水およびブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、蒸発させた。残渣をシリカゲル上で(ヘキサン中の酢酸エチルの0〜40%で溶出して)精製し所望の生成物を得た(15mg、12%)。C1917ClFNO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=364.1;実測値:364.1。
【0238】
ステップ4 1−[6−(1−アミノエチル)−4−クロロ−3’,5’−ジフルオロ−3−メチルビフェニル−2−イル]ピロリジン−2−オン
【化66】
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メタノール(0.1mL)中、1−(6−アセチル−4−クロロ−3’,5’−ジフルオロ−3−メチルビフェニル−2−イル)ピロリジン−2−オン(0.015g、0.041mmol)、酢酸アンモニウム(0.032g、0.41mmol)、テトラヒドロフラン(0.10mL、0.10mmol)中の1.0Mのシアノ水素化ホウ素ナトリウムおよびアセトニトリル(0.1mL)の混合物を65℃で一晩加熱した。混合物を室温まで冷却し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液で反応停止処理し、ジクロロメタンで抽出した。1つにまとめた有機層をMgSOで乾燥させ、濃縮し、所望の生成物を得た。C1917ClFNO(M−NHについてLCMS計算値:m/z=348.1;実測値:348.0。
【0239】
ステップ5 1−{4−クロロ−3’,5’−ジフルオロ−3−メチル−6−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−2−イル}ピロリジン−2−オン トリフルオロアセタート
【化67】
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エタノール(0.2mL)中の1−[6−(1−アミノエチル)−4−クロロ−3’,5’−ジフルオロ−3−メチルビフェニル−2−イル]ピロリジン−2−オン(0.014g、0.038mmol)、6−ブロモ−9H−プリン(0.011g、0.058mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.013mL、0.077mmol)の混合物を、100℃で一晩加熱した。混合物を分取LCMS(XBridge C18カラム、トリフルオロ酢酸0.05%を含む水中に、流速30mL/分で、アセトニトリル勾配で溶出した)上で精製し、TFA塩として所望の生成物を得た。C2422ClFO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=483.1;実測値:483.1。
【0240】
実施例7 3−{4−クロロ−3’−フルオロ−3−メチル−6−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−2−イル}−1,3−オキサゾリジン−2−オン
【化68】
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ステップ1 3−(6−アセチル−4−クロロ−3’−フルオロ−3−メチルビフェニル−2−イル)−1,3−オキサゾリジン−2−オン
【化69】
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テトラヒドロフラン(1mL)中の1−(6−アミノ−4−クロロ−3'−フルオロ−5−メチルビフェニル−2−イル)エタノン(100mg、0.4mmol)および4−ジメチルアミノピリジン(53mg、0.43mmol)の混合物にクロリド炭酸 2−クロロエチル(0.041mL、0.40mmol)を加えた。混合物を室温で一晩加熱した。テトラヒドロフラン(0.79mL)中の1.0Mのカリウム tert−ブトキシドを混合物に0℃で加え、得られた混合物を室温で2時間撹拌し、その後塩化アンモニウム水溶液で反応停止処理し、酢酸エチルで抽出した。1つにまとめた有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ、蒸発させた。濾過物はヘキサン中の酢酸エチル0〜60%で溶出してシリカゲル上に供し、所望の生成物を得た(14mg、10%)。C1816ClFNO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=348.1;実測値:348.0。
【0241】
ステップ2 3−[6−(1−アミノエチル)−4−クロロ−3’−フルオロ−3−メチルビフェニル−2−イル]−1,3−オキサゾリジン−2−オン
【化70】
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メタノール(0.1mL)およびアセトニトリル(0.1mL)中の3−(6−アセチル−4−クロロ−3’−フルオロ−3−メチルビフェニル−2−イル)−1,3−オキサゾリジン−2−オン(14mg、0.040mmol)および酢酸アンモニウム(31mg、0.40mmol)およびシアノ水素化ホウ素ナトリウム(5mg、0.08mmol)の混合物を、封管内に65℃で一晩加熱した。混合物を室温まで冷却し、飽和炭酸水素ナトリウムで反応停止処理し、ジクロロメタンで抽出した。1つにまとめた抽出物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、蒸発乾固した。粗生成物を次のステップに直接使用した(10mg、70%)。C1816ClFNO(M−NHについてLCMS計算値:m/z=332.1;実測値:332.1。
【0242】
ステップ3 3−{4−クロロ−3’−フルオロ−3−メチル−6−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−2−イル}−1,3−オキサゾリジン−2−オン
【化71】
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6−ブロモ−9H−プリン(6.3mg、0.032mmol)、3−[6−(1−アミノエチル)−4−クロロ−3'−フルオロ−3−メチルビフェニル−2−イル]−1,3−オキサゾリジン−2−オン(10mg、0.03mmol)、およびイソプロピルアルコール(0.1mL)中のN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.010mL、0.057mmol)の混合物を窒素下に90℃で一晩加熱した。混合物を蒸発させ、得られた混合物をRP−HPLC(XBridge C18カラム、水酸化アンモニウム0.2%を含む水中のアセトニトリル勾配で、流速30mL/分で溶出した)上で精製し、所望の生成物を得た。C2321ClFN(M+H)についてLCMS計算値:m/z=467.1;実測値:467.1。
【0243】
実施例8 N−{1−[4−クロロ−3’−フルオロ−5−メチル−6−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−2−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン
【化72】
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ステップ1 1−[4−クロロ−3’−フルオロ−5−メチル−6−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−2−イル]エタノン
【化73】
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6−アセチル−4−クロロ−3’−フルオロ−3−メチルビフェニル−2−カルボニトリル(100mg、0.3mmol)、アジドトリメチルシラン(0.092mL、0.69mmol)、およびトルエン(2.9mL)中のジブチルオキソスタンナン(13mg、0.052mmol)は還流で一晩加熱した。混合物を蒸発乾固し、シリカゲル上で、ヘキサン中の酢酸エチル0〜50%で溶出して精製し、所望の生成物を得た(85mg、70%)。C1613ClFNO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=331.1;実測値:331.0。
【0244】
ステップ2 1−[4−クロロ−3’−フルオロ−5−メチル−6−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−2−イル]エタンアミン
【化74】
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メタノール(0.9mL)およびアセトニトリル(0.9mL)中の1−[4−クロロ−3’−フルオロ−5−メチル−6−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−2−イル]エタノン(85mg、0.26mmol)、酢酸アンモニウム(198mg、2.57mmol)およびシアノ水素化ホウ素ナトリウム(32mg、0.51mmol)の混合物を、封管内に65℃で一晩加熱した。混合物を室温まで冷却し、飽和炭酸水素ナトリウムで反応停止処理し、酢酸エチルで抽出した。1つにまとめた抽出物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、蒸発乾固した。粗生成物を次のステップに直接使用した(45mg、53%)。C1613ClFN(M−NHについてLCMS計算値:m/z=315.1;実測値:315.1。
【0245】
ステップ3 N−{1−[4−クロロ−3’−フルオロ−5−メチル−6−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−2−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン
【化75】
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イソプロピルアルコール(0.5mL)中の6−ブロモ−9H−プリン(30mg、0.15mmol)、1−[4−クロロ−3’−フルオロ−5−メチル−6−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−2−イル]エタンアミン(45mg、0.14mmol)、およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.047mL、0.27mmol)の混合物を窒素下に90℃で一晩加熱した。混合物を蒸発させ、得られた混合物をRP−HPLC(XBridge C18カラム、水酸化アンモニウム0.2%を含む水中のアセトニトリル勾配で、流速30mL/分で溶出した)上で精製し、所望の生成物を得た。C2118ClFN(M+H)についてLCMS計算値:m/z=450.1;実測値:450.1。
【0246】
実施例9 N−{4−クロロ−3’−フルオロ−3−メチル−6−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−2−イル}アセトアミド
【化76】
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ステップ1 N−アセチル−N−(6−アセチル−4−クロロ−3’−フルオロ−3−メチルビフェニル−2−イル)アセトアミド
【化77】
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塩化メチレン(2mL)中の1−(6−アミノ−4−クロロ−3'−フルオロ−5−メチルビフェニル−2−イル)エタノン(100mg、0.4mmol)の混合物にN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.094mL、0.54mmol)を加え、次に塩化アセチル(0.038mL、0.53mmol)を加えた。混合物を室温で30分間撹拌し、水で反応停止処理し、酢酸エチルで抽出した。1つにまとめた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。残渣をシリカゲル上で、ヘキサン中の酢酸エチル0〜60%で溶出して精製し、所望の生成物を得た(57mg、40%)。C1918ClFNO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=362.1;実測値:362.0。
【0247】
ステップ2 N−[6−(1−アミノエチル)−4−クロロ−3’−フルオロ−3−メチルビフェニル−2−イル]アセトアミド
【化78】
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メタノール(0.6mL)およびアセトニトリル(0.6mL)中のN−アセチル−N−(6−アセチル−4−クロロ−3’−フルオロ−3−メチルビフェニル−2−イル)アセトアミド(57mg、0.16mmol)、酢酸アンモニウム(120mg、1.6mmol)およびシアノ水素化ホウ素ナトリウム(20mg、0.32mmol)の混合物を、封管内に65℃で一晩加熱した。混合物を室温まで冷却し、飽和炭酸水素ナトリウムで反応停止処理し、酢酸エチルで抽出した。1つにまとめた抽出物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、蒸発乾固した。粗生成物を次のステップに直接使用した。C1719ClFNO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=321.1;実測値:321.0。
【0248】
ステップ3 N−{4−クロロ−3’−フルオロ−3−メチル−6−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−2−イル}アセトアミド
【化79】
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6−ブロモ−9H−プリン (22mg、0.11mmol)、N−[6−(1−アミノエチル)−4−クロロ−3’−フルオロ−3−メチルビフェニル−2−イル]アセトアミド(32mg、0.10mmol)、およびイソプロピルアルコール(0.4mL)中のN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.035mL、0.20mmol)の混合物を窒素下に90℃で一晩加熱した。混合物を蒸発させ、得られた混合物をRP−HPLC(XBridge C18カラム、水酸化アンモニウム0.2%を含む水中のアセトニトリル勾配で、流速30mL/分で溶出した)上で精製し、所望の生成物を得た。C2221ClFNO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=439.1;実測値:439.3。
【0249】
実施例10 ジメチル{4−クロロ−3’−フルオロ−3−メチル−6−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−2−イル}イミド二炭酸
【化80】
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ステップ1 ジメチル(6−アセチル−4−クロロ−3’−フルオロ−3−メチルビフェニル−2−イル)イミド二炭酸
【化81】
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塩化メチレン(2mL)中の1−(6−アミノ−4−クロロ−3'−フルオロ−5−メチルビフェニル−2−イル)エタノン(100mg、0.4mmol)の混合物にN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.094mL、0.54mmol)を加え、次にクロロ蟻酸メチル(0.033mL、0.43mmol)を加えた。混合物を室温で30分間撹拌した。反応混合物に触媒量のDMAPおよびさらに1当量のクロロ蟻酸メチルを加えた。反応物を室温で週末にかけて撹拌し、水で反応停止処理し、酢酸エチルで抽出した。1つにまとめた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、次に濃縮した。残渣をシリカゲル上で、ヘキサン中の酢酸エチル0〜50%で溶出して精製し、ビスアシル化された生成物を得た(67mg、50%)。C1918ClFNO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=394.1;実測値:394.1。
【0250】
ステップ2 ジメチル(6−アセチル−4−クロロ−3’−フルオロ−3−メチルビフェニル−2−イル)イミド二炭酸
【化82】
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メタノール(0.6mL)およびアセトニトリル(0.6mL)中のジメチル(6−アセチル−4−クロロ−3’−フルオロ−3−メチルビフェニル−2−イル)イミド二炭酸(67mg、0.17mmol)、酢酸アンモニウム(131mg、1.70mmol)およびシアノ水素化ホウ素ナトリウム(21mg、0.34mmol)の混合物を、封管内に65℃で一晩加熱した。混合物を室温まで冷却し、飽和炭酸水素ナトリウムで反応停止処理し、ジクロロメタンで抽出した。1つにまとめた抽出物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、蒸発乾固した。粗生成物を次のステップに直接使用した(67mg、100%)。C1921ClFN(M+H)についてLCMS計算値:m/z=395.1;実測値:395.1。
【0251】
ステップ3 ジメチル{4−クロロ−3’−フルオロ−3−メチル−6−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−2−イル}イミド二炭酸
【化83】
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6−ブロモ−9H−プリン(36mg、0.18mmol)、ジメチル[6−(1−アミノエチル)−4−クロロ−3’−フルオロ−3−メチルビフェニル−2−イル]イミド二炭酸(66mg、0.17mmol)、およびイソプロピルアルコール(0.6mL)中のN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.058mL、0.33mmol)の混合物を窒素下に90℃で一晩加熱した。混合物を蒸発させ、得られた混合物をRP−HPLC(XBridge C18カラム、水酸化アンモニウム0.2%を含む水中のアセトニトリル勾配で、流速30mL/分で溶出した)上で精製し、所望の生成物を得た。C2423ClFN(M+H)についてLCMS計算値:m/z=513.1;実測値:513.2。
【0252】
実施例11 N−{1−[4−クロロ−3’−フルオロ−5−メチル−6−(4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル)ビフェニル−2−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン
【化84】
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ステップ1 1−[4−クロロ−3’−フルオロ−5−メチル−6−(4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル)ビフェニル−2−イル]エタノン
【化85】
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ピリジン(2mL)中の1−(6−アミノ−4−クロロ−3'−フルオロ−5−メチルビフェニル−2−イル)エタノンの懸濁液(0.10g、0.36mmol)に1,2−ヒドラジンジカルボキサルデヒド(0.095g、1.1mmol)、次にクロロトリメチルシラン(0.69mL、5.4mmol)およびトリエチルアミン(0.35mL、2.5mmol)を一滴ずつ加えた。混合物を100℃で一晩加熱した。減圧での溶媒の蒸発によって固体を産生し、水で処理して、ジクロロメタンで抽出した。抽出物は硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。残渣をシリカゲル上で、ヘキサン中の酢酸エチル0〜50%、その後ジクロロメタン中のメタノール0〜10%で溶出して精製し、所望の生成物を得た(44mg、37%)。C1714ClFNO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=330.1;実測値:330.0。
【0253】
ステップ2 1−[4−クロロ−3’−フルオロ−5−メチル−6−(4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル)ビフェニル−2−イル]エタンアミン
【化86】
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メタノール(0.5mL)およびアセトニトリル(0.5mL)中の1−[4−クロロ−3’−フルオロ−5−メチル−6−(4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル)ビフェニル−2−イル]エタノン(44mg、0.13mmol)、酢酸アンモニウム(103mg、1.33mmol)およびシアノ水素化ホウ素ナトリウム(17mg、0.27mmol)の混合物を、封管内に65℃で一晩加熱した。混合物を室温まで冷却し、飽和炭酸水素ナトリウムで反応停止処理し、ジクロロメタンで抽出した。1つにまとめた抽出物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、蒸発乾固した。粗生成物を次のステップに直接使用した(15mg、34%)。C1717ClFN(M+H)についてLCMS計算値:m/z=331.1;実測値:331.1。
【0254】
ステップ3 N−{1−[4−クロロ−3’−フルオロ−5−メチル−6−(4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル)ビフェニル−2−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン
【化87】
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イソプロピルアルコール(0.2mL)中の6−ブロモ−9H−プリン(10mg、0.050mmol)、1−[4−クロロ−3’−フルオロ−5−メチル−6−(4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル)ビフェニル−2−イル]エタンアミン(15mg、0.045mmol)、およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.016mL、0.091mmol)の混合物を窒素下に90℃で一晩加熱した。混合物を蒸発させ、得られた混合物をRP−HPLC(XBridge C18カラム、水酸化アンモニウム0.2%を含む水中のアセトニトリル勾配で、流速30mL/分で溶出した)上で精製し、所望の生成物を得た。C2219ClFN(M+H)についてLCMS計算値:m/z=449.1;実測値:449.1。
【0255】
実施例12 N−{4−クロロ−3’−フルオロ−3−メチル−6−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−2−イル}−N−(メチルスルホニル)メタンスルホンアミド
【化88】
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ステップ1 N−(6−アセチル−4−クロロ−3’−フルオロ−3−メチルビフェニル−2−イル)−N−(メチルスルホニル)メタンスルホンアミド
【化89】
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塩化メチレン(1mL)中の1−(6−アミノ−4−クロロ−3’−フルオロ−5−メチルビフェニル−2−イル)エタノン(50mg、0.2mmol)の混合物に4−ジメチルアミノピリジン(33mg、0.27mmol)、次にメタンスルホニルクロリド(0.017mL、0.22mmol)を加えた。混合物を2時間撹拌し、水で反応停止処理し、酢酸エチルで抽出した。1つにまとめた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。残渣をシリカゲル上で、ヘキサン中の酢酸エチル0〜40%で溶出して精製し、所望の生成物を得た(25mg、30%)。C1718ClFNO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=434.0;実測値:434.1。
【0256】
ステップ2 N−[6−(1−アミノエチル)−4−クロロ−3’−フルオロ−3−メチルビフェニル−2−イル]−N−(メチルスルホニル)メタンスルホンアミド
【化90】
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メタノール(0.2mL)およびアセトニトリル(0.2mL)中のN−(6−アセチル−4−クロロ−3’−フルオロ−3−メチルビフェニル−2−イル)−N−(メチルスルホニル)メタンスルホンアミド(25mg、0.058mmol)、酢酸アンモニウム(44mg、0.58mmol)およびシアノ水素化ホウ素ナトリウム(7mg、0.12mmol)の混合物を、封管内に65℃で一晩加熱した。混合物を室温まで冷却し、飽和炭酸水素ナトリウムで反応停止処理し、ジクロロメタンで抽出した。1つにまとめた抽出物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、蒸発乾固した。粗生成物を次のステップに直接使用した(21mg、84%)。C1718ClFNO(M−NHについてLCMS計算値:m/z=418.0;実測値:418.0。
【0257】
ステップ3 N−{4−クロロ−3’−フルオロ−3−メチル−6−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−2−イル}−N−(メチルスルホニル)メタンスルホンアミド
【化91】
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イソプロピルアルコール(0.2mL)中の6−ブロモ−9H−プリン(10mg、0.053mmol)、N−[6−(1−アミノエチル)−4−クロロ−3’−フルオロ−3−メチルビフェニル−2−イル]−N−(メチルスルホニル)メタンスルホンアミド(21mg、0.048mmol)、およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.017mL、0.096mmol)の混合物を窒素下に90℃で一晩加熱した。混合物を蒸発させ、得られた混合物をRP−HPLC(XBridge C18カラム、水酸化アンモニウム0.2%を含む水中のアセトニトリル勾配で、流速30mL/分で溶出した)上で精製し、所望の生成物を得た。C2223ClFN(M+H)についてLCMS計算値:m/z=553.1;実測値:553.1。
【0258】
実施例13 N−{1−[4−クロロ−6−(2,6−ジフルオロピリジン−4−イル)−5−メチルビフェニル−2−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン
【化92】
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ステップ1 1−(3−ブロモ−5−クロロ−2−ヒドロキシ−4−メチルフェニル)エタノン
【化93】
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酢酸(100mL)中の1−(5−クロロ−2−ヒドロキシ−4−メチルフェニル)エタノン(10g、54mmol、Aldrich社)を撹拌した溶液にN−ブロモスクシンイミド(12g、65mmol)を加え、得られた混合物を室温で18時間撹拌した。反応混合物を真空下に濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウムで中和し、濾過し、不溶性スクシンイミドを除去した。濾過物を酢酸エチルで抽出した。1つにまとめた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、その後、減圧下で濃縮乾固した。粗生成物を酢酸エチルおよびヘキサンの混合物から再結晶化した(11.4g、80%)。
【0259】
ステップ2 6−アセチル−2−ブロモ−4−クロロ−3−メチルフェニル トリフルオロメタンスルホネート
【化94】
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塩化メチレン(200mL)中の1−(3−ブロモ−5−クロロ−2−ヒドロキシ−4−メチルフェニル)エタノン(11g、40mmol)に−78℃でトリエチルアミン(17mL、120mmol)を加え、次にトリフルオロメタンスルホネート無水物(10mL、60mmol)を加えた。反応物を室温までゆっくりと温め、室温で30分間撹拌した。混合物を室温で減圧下に蒸発させた後、残渣を酢酸エチルで希釈し、水で洗浄した。1つにまとめた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮乾固した。残渣をシリカゲル上で、ヘキサン中の酢酸エチル0〜30%で溶出して精製し、所望の生成物を得た(13.6g、86%)。C10BrClFS(M+H)についてLCMS計算値:m/z=394.9;実測値:394.9。
【0260】
ステップ3 1−(6−ブロモ−4−クロロ−5−メチルビフェニル−2−イル)エタノン
【化95】
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トルエン(30mL)中の6−アセチル−2−ブロモ−4−クロロ−3−メチルフェニルトリフルオロメタンスルホネート(3.3g、8.3mmol)およびフェニルボロン酸(1.2g、10mmol)並びに水(30mL)中の飽和炭酸水素ナトリウムの二相溶液をNで泡だたせ、脱気した。テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.385g、0.333mmol)を加えた後、混合物をさらに5分間Nで泡だたせ、80℃で2時間加熱した。室温まで冷却した後、混合物を酢酸エチルで希釈した。層を分離し、水層をより多くの酢酸エチルで抽出した。1つにまとめた抽出物をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をシリカゲル上で、ヘキサン中の酢酸エチル0〜20%で溶出して精製し、所望の生成物を得た(2.5g、93%)。C1513BrClO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=323.0;実測値:323.0。
【0261】
ステップ4 1−[4−クロロ−6−(2,6−ジフルオロピリジン−4−イル)−5−メチルビフェニル−2−イル]エタノン
【化96】
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1,4−ジオキサン(2.0mL)中の1−(6−ブロモ−4−クロロ−5−メチルビフェニル−2−イル)エタノン(0.20g、0.62mmol)および(2,6−ジフルオロピリジン−4−イル)ボロン酸(0.12g、0.74mmol)および水中のNaCO10%(0.98mL、0.93mmol)の二相溶液をNで泡だたせ、脱気した。テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(29mg、0.025mmol)を加えた後、混合物をさらに5分間Nで泡だたせ、100℃で一晩加熱した。混合物を室温まで冷却し、酢酸エチルで希釈した。層を分離し、水層をより多くの酢酸エチルで抽出した。1つにまとめた抽出物をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をシリカゲル上で、ヘキサン中の酢酸エチル0〜30%で溶出して精製し、所望の生成物を得た(60mg、30%)。C2015ClFNO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=358.1;実測値:358.0。
【0262】
ステップ5 1−[4−クロロ−6−(2,6−ジフルオロピリジン−4−イル)−5−メチルビフェニル−2−イル]エタンアミン
【化97】
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メタノール(0.6mL)およびアセトニトリル(0.6mL)中の1−[4−クロロ−6−(2,6−ジフルオロピリジン−4−イル)−5−メチルビフェニル−2−イル]エタノン(60mg、0.2mmol)、酢酸アンモニウム(130mg、1.7mmol)およびシアノ水素化ホウ素ナトリウム(21mg、0.34mmol)の混合物を、封管内に65℃で一晩加熱した。混合物を室温まで冷却し、飽和炭酸水素ナトリウムで反応停止処理し、ジクロロメタンで抽出した。1つにまとめた抽出物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、蒸発乾固した。粗生成物を次のステップに直接使用した(60mg、100%)。C2015ClFN(M−NHについてLCMS計算値:m/z=342.1;実測値:342.1。
【0263】
ステップ5 N−{1−[4−クロロ−6−(2,6−ジフルオロピリジン−4−イル)−5−メチルビフェニル−2−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン
【化98】
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イソプロピルアルコール(0.6mL)中の6−ブロモ−9H−プリン(36mg、0.18mmol)、1−[4−クロロ−6−(2,6−ジフルオロピリジン−4−イル)−5−メチルビフェニル−2−イル]エタンアミン(60mg、0.17mmol)、およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.058mL、0.33mmol)の混合物を窒素下に90℃で一晩加熱した。混合物を蒸発させ、得られた混合物をRP−HPLC(XBridge C18カラム、水酸化アンモニウム0.2%を含む水中のアセトニトリル勾配で、流速30mL/分で溶出した)上で精製し、所望の生成物を得た。C2520ClF(M+H)についてLCMS計算値:m/z=477.1;実測値:477.1。
【0264】
実施例18 1−{3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}ピロリジン−2−オン
【化99】
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ステップ1 1−(3−アミノ−5−クロロ−2−メトキシ−4−メチルフェニル)エタノン
【化100】
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1−(5−クロロ−2−メトキシ−4−メチル−3−ニトロフェニル)エタノン(5.0g、20mmol)を、100mLのメタノール中、水素のバルーン圧下、Pt/C10%の0.5gの存在下で一晩、水素添加した。触媒を濾過し、濾過物を濃縮した。残渣をジクロロメタンに溶解し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、その後、蒸発乾固した。粗生成物を次のステップに直接使用した(4.4g、100%)。C1013ClNO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=214.1;実測値:214.1。
【0265】
ステップ2 1−(3−アセチル−5−クロロ−2−メトキシ−6−メチルフェニル)ピロリジン−2−オン
【化101】
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テトラヒドロフラン(1mL)中の1−(3−アミノ−5−クロロ−2−メトキシ−4−メチルフェニル)エタノン(100mg、0.5mmol)および4−ジメチルアミノピリジン(69mg、0.56mmol)の混合物に塩化4−クロロブタノイル(0.058mL、0.52mmol)を加えた。反応物を室温で1時間撹拌した。テトラヒドロフラン(1.03mL、1.03mmol)中の1.0Mのカリウム tert−ブトキシドを反応混合物に加えた。得られた混合物を室温で2時間撹拌し、水性塩化アンモニウムで反応停止処理し、酢酸エチルで抽出した。1つにまとめた有機層を水、ブラインで洗浄し、乾燥させ、蒸発させた。残渣をシリカゲル上で、ヘキサン中の酢酸エチル0〜50%で溶出して精製し、所望の生成物を得た(20mg、20%)。C1417ClNO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=282.1;実測値:282.1。
【0266】
ステップ3 1−[3−(1−アミノエチル)−5−クロロ−2−メトキシ−6−メチルフェニル]ピロリジン−2−オン
【化102】
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メタノール(0.2mL)およびアセトニトリル(0.2mL)中の1−(3−アセチル−5−クロロ−2−メトキシ−6−メチルフェニル)ピロリジン−2−オン(20mg、0.07mmol)、酢酸アンモニウム(55mg、0.71mmol)およびシアノ水素化ホウ素ナトリウム(9.0mg、0.14mmol)の混合物を、封管内に65℃で一晩加熱した。混合物を室温まで冷却し、飽和炭酸水素ナトリウムで反応停止処理し、ジクロロメタンで抽出した。1つにまとめた抽出物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、蒸発乾固した。粗生成物を次のステップに直接使用した(11mg、50%)。C1420ClN(M+H)についてLCMS計算値:m/z=283.1;実測値:283.1。
【0267】
ステップ4 1−{3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}ピロリジン−2−オン
【化103】
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イソプロピルアルコール(0.1mL)中の6−ブロモ−9H−プリン(8.5mg、0.043mmol)、1−[3−(1−アミノエチル)−5−クロロ−2−メトキシ−6−メチルフェニル]ピロリジン−2−オン(11mg、0.039mmol)、およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.014mL、0.078mmol)の混合物を窒素下に90℃で一晩加熱した。混合物を蒸発させ、得られた混合物をRP−HPLC(XBridge C18カラム、水酸化アンモニウム0.2%を含む水中のアセトニトリル勾配で、流速30mL/分で溶出した)上で精製し、所望の生成物を得た。C1922ClN(M+H)についてLCMS計算値:m/z=401.1;実測値:401.1。
【0268】
実施例19 4−クロロ−3’,5’−ジフルオロ−3−メチル−6−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−2−カルボキサミド
【化104】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1 6−アセチル−4−クロロ−3’,5’−ジフルオロ−3−メチルビフェニル−2−カルボニトリル
【化105】
[この文献は図面を表示できません]
トルエン(50mL)中の6−アセチル−4−クロロ−2−シアノ−3−メチルフェニルトリフルオロメタンスルホネート(4.5g、13mmol)および(3,5−ジフルオロフェニル)ボロン酸(2.5g、16mmol)並びに水(50mL)中の飽和炭酸水素ナトリウムの二相溶液をNで泡だたせ、脱気した。テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.61g、0.53mmol)を加えた後、混合物をさらに5分間Nで泡だたせ、80℃で2時間加熱した。混合物を室温まで冷却し、酢酸エチルで希釈した。層を分離し、水層をより多くの酢酸エチルで抽出した。1つにまとめた抽出物をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をシリカゲル上で、ヘキサン中の酢酸エチル0〜30%で溶出して精製し、所望の生成物を得た(1.94g、48%)。C1611ClFNO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=306.0;実測値:306.0。
【0269】
ステップ2 6−アセチル−4−クロロ−3’,5’−ジフルオロ−3−メチルビフェニル−2−カルボキサミド
【化106】
[この文献は図面を表示できません]
エタノール(0.9mL)中の6−アセチル−4−クロロ−3’,5’−ジフルオロ−3−メチルビフェニル−2−カルボニトリル(0.20g、0.65mmol)および水酸化カリウム(0.074g、1.3mmol)の混合物を2時間還流した。冷却後、混合物を1NのHClで酸性化し、酢酸エチルで抽出した。1つにまとめた有機層をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発乾固した。粗生成物をシリカゲル上で、ヘキサン中の酢酸エチル0〜80%で溶出して精製し、所望の生成物を得た(61mg、29%)。C1613ClFNO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=324.1;実測値:324.0。
【0270】
ステップ3 6−(1−アミノエチル)−4−クロロ−3’,5’−ジフルオロ−3−メチルビフェニル−2−カルボキサミド
【化107】
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メタノール(0.7mL)およびアセトニトリル(0.7mL)中の6−アセチル−4−クロロ−3’,5’−ジフルオロ−3−メチルビフェニル−2−カルボキサミド(61mg、0.19mmol)、酢酸アンモニウム(150mg、1.9mmol)およびシアノ水素化ホウ素ナトリウム(24mg、0.38mmol)の混合物を、封管内に65℃で一晩加熱した。混合物を室温まで冷却し、飽和炭酸水素ナトリウムで反応停止処理し、酢酸エチルで抽出した。1つにまとめた抽出物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、蒸発乾固した。粗生成物を次のステップに直接使用した(61mg、99%)。C1613ClFNO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=308.1;実測値:308.0。
【0271】
ステップ4 4−クロロ−3’,5’−ジフルオロ−3−メチル−6−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−2−カルボキサミド
【化108】
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イソプロピルアルコール(0.7mL)中の6−ブロモ−9H−プリン(41mg、0.21mmol)、6−(1−アミノエチル)−4−クロロ−3’,5’−ジフルオロ−3−メチルビフェニル−2−カルボキサミド(61mg、0.19mmol)、およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.065mL、0.38mmol)の混合物を窒素下に90℃で一晩加熱した。混合物を蒸発させ、得られた混合物を、RP−HPLC(XBridge C18カラム、水酸化アンモニウム0.2%を含む水中のアセトニトリル勾配で、流速30mL/分で溶出した)上で精製し、所望の生成物を得た。C2118ClFO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=443.1;実測値:443.1。
【0272】
実施例20 N−(1−{5−クロロ−3−[2−(ジメチルアミノ)ピリミジン−5−イル]−2−メトキシ−4−メチルフェニル}エチル)−9H−プリン−6−アミン
【化109】
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ステップ1 1−(3−ブロモ−5−クロロ−2−メトキシ−4−メチルフェニル)エタノン
【化110】
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アセトン(200mL)中の1−(3−ブロモ−5−クロロ−2−ヒドロキシ−4−メチルフェニル)エタノン(10g、38mmol)、ジメチル硫酸(4.3mL、46mmol)および炭酸カリウム(11g、76mmol)の混合物を還流で一晩加熱した。蒸発乾固した後、混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。1つにまとめた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、蒸発乾固した。残渣をシリカゲル上で、ヘキサン中の酢酸エチル0〜20%で溶出して精製し、所望の生成物を得た(8.8g、84%)。C1011BrClO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=277.0;実測値:277.0。
【0273】
ステップ2 1−{5−クロロ−3−[2−(ジメチルアミノ)ピリミジン−5−イル]−2−メトキシ−4−メチルフェニル}エタノン
【化111】
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1,4−ジオキサン(1.2mL)中の1−(3−ブロモ−5−クロロ−2−メトキシ−4−メチルフェニル)エタノン(0.10g、0.36mmol)およびN,N−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリミジン−2−アミン(0.11g、0.43mmol)並びに水中の10%の炭酸ナトリウム(0.57mL、0.54mmol)の二相溶液をNで泡だたせ、脱気した。テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(17mg、0.014mmol)を加えた後、混合物を5分間Nで泡だたせ、100℃で一晩加熱した。室温まで冷却した後、混合物を酢酸エチルで希釈した。層を分離し、水層をより多くの酢酸エチルで抽出した。1つにまとめた抽出物をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をシリカゲル上で、ヘキサン中の酢酸エチル0〜30%で溶出して精製し、所望の生成物(60mg、50%)を得た。C1619ClN(M+H)についてLCMS計算値:m/z=320.1;実測値:320.1。
【0274】
ステップ3 5−[3−(1−アミノエチル)−5−クロロ−2−メトキシ−6−メチルフェニル]−N,N−ジメチルピリミジン−2−アミン
【化112】
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メタノール(0.7mL)およびアセトニトリル(0.7mL)中の1−{5−クロロ−3−[2−(ジメチルアミノ)ピリミジン−5−イル]−2−メトキシ−4−メチルフェニル}エタノン(60mg、0.2mmol)、酢酸アンモニウム(150mg、1.9mmol)およびシアノ水素化ホウ素ナトリウム(24mg、0.38mmol)の混合物を、封管内に65℃で一晩加熱した。混合物を室温まで冷却し、飽和炭酸水素ナトリウムで反応停止処理し、酢酸エチルで抽出した。1つにまとめた抽出物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、蒸発乾固した。粗生成物を次のステップに直接使用した(60mg、100%)。C1622ClNO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=321.1;実測値:321.1。
【0275】
ステップ4 N−(1−{5−クロロ−3−[2−(ジメチルアミノ)ピリミジン−5−イル]−2−メトキシ−4−メチルフェニル}エチル)−9H−プリン−6−アミン
【化113】
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イソプロピルアルコール(0.7mL)中の6−ブロモ−9H−プリン(41mg、0.20mmol)、5−[3−(1−アミノエチル)−5−クロロ−2−メトキシ−6−メチルフェニル]−N,N−ジメチルピリミジン−2−アミン(60mg、0.2mmol)、およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.065mL、0.37mmol)の混合物を窒素下に90℃で一晩加熱した。混合物を蒸発させ、得られた混合物をRP−HPLC(XBridge C18カラム、水酸化アンモニウム0.2%を含む水中のアセトニトリル勾配で、流速30mL/分で溶出した)上で精製し、所望の生成物を得た。C2124ClNO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=439.2;実測値:439.1。H NMR(DMSO−d、400MHz) δ 12.91(1H、br s)、8.29(2H、s)、8.20(1H、m)、8.13(1H、s)、8.10(1H、s)、7.61(1H、s)、5.73(1H、m)、3.46(3H、s)、3.16(6H、s)、2.06(3H、s)、1.47(3H、d、J=6.8Hz)ppm。
【0276】
実施例60 1−{3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}ピペリジン−4−オール
【化114】
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ステップ1 1−(5−クロロ−2−ヒドロキシ−3−ヨード−4−メチルフェニル)エタノン
【化115】
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酢酸(200mL)中の1−(5−クロロ−2−ヒドロキシ−4−メチルフェニル)エタノン(20g、110mmol)を撹拌した溶液にN−ヨードスクシンイミド(29g、130mmol)を加え、得られた混合物を室温で18時間撹拌した。反応混合物を真空下に濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウムで中和し、不溶性スクシンイミドを濾去して、酢酸エチルで抽出した。1つにまとめた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮乾固した。粗生成物を酢酸エチルおよびヘキサン(25.8mg、77%)の混合物から再結晶化した。CClIO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=311.0;実測値:311.0。
【0277】
ステップ2 1−(5−クロロ−3−ヨード−2−メトキシ−4−メチルフェニル)エタノン
【化116】
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アセトン(200mL)中の(1−(5−クロロ−2−ヒドロキシ−3−ヨード−4−メチルフェニル)エタノン(10g、32mmol)、ジメチル硫酸(3.7mL、39mmol)および炭酸カリウム(8.9g、64mmol)の混合物を還流で一晩加熱した。蒸発乾固した後、混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。1つにまとめた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、蒸発乾固した。残渣をシリカゲル上で、ヘキサン中の酢酸エチル0〜20%で溶出して精製し、所望の生成物を得た(8.99g、86%)。C1011BrClO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=324.9;実測値:324.9。
【0278】
ステップ3 1−[5−クロロ−3−(4−ヒドロキシピペリジン−1−イル)−2−メトキシ−4−メチルフェニル]エタノン
【化117】
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イソプロピルアルコール(1mL)中の1−(5−クロロ−3−ヨード−2−メトキシ−4−メチルフェニル)エタノン(150mg、0.46mmol)および4−ヒドロキシピペリジン(56mg、0.56mmol)の混合物に1,2−エタンジオール(0.052mL、0.92mmol)、リン酸カリウム(200mg、0.93mmol)、およびヨウ化銅(I)(5mg、0.02mmol)を加えた。反応物を80℃で一晩加熱し、次に室温まで冷却した。水を加え、混合物を酢酸エチルで抽出した。1つにまとめた有機相はブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮乾固した。残渣をシリカゲル上で、ヘキサン中の酢酸エチル0〜50%で溶出して精製し、所望の生成物を得た(15mg、11%)。C1521ClNO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=298.1;実測値:298.0。
【0279】
ステップ4 1−[3−(1−アミノエチル)−5−クロロ−2−メトキシ−6−メチルフェニル]ピペリジン−4−オール
【化118】
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メタノール(0.2mL)およびアセトニトリル(0.2mL)中の1−[5−クロロ−3−(4−ヒドロキシピペリジン−1−イル)−2−メトキシ−4−メチルフェニル]エタノン(15mg、0.050mmol)、酢酸アンモニウム(39mg、0.50mmol)およびシアノ水素化ホウ素ナトリウム(6mg、0.1mmol)の混合物を、封管内に65℃で一晩加熱した。混合物を室温まで冷却し、飽和炭酸水素ナトリウムで反応停止処理し、ジクロロメタンで抽出した。1つにまとめた抽出物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮乾固した。粗生成物を次のステップに直接使用した(7mg、50%)。C1524ClN(M+H)についてLCMS計算値:m/z=299.1;実測値:299.1。
【0280】
ステップ5 1−{3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}ピペリジン−4−オール
【化119】
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イソプロピルアルコール(0.1mL)中の6−ブロモ−9H−プリン(5mg、0.03mmol)、1−[3−(1−アミノエチル)−5−クロロ−2−メトキシ−6−メチルフェニル]ピペリジン−4−オール(7mg、0.02mmol)、およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン (0.0082mL、0.047mmol)の混合物を窒素下に90℃で一晩加熱した。混合物を蒸発させ、得られた混合物をRP−HPLC(XBridge C18カラム、水酸化アンモニウム0.2%を含む水中のアセトニトリル勾配で、流速30mL/分で溶出した)上で精製し、所望の生成物を得た。C2026ClN(M+H)についてLCMS計算値:m/z=417.2;実測値:417.1。
【0281】
実施例61 3’−クロロ−4−フルオロ−6’−メトキシ−2’−メチル−5’−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−3−カルボキサミド
【化120】
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ステップ1 メチル 3’−アセチル−5’−クロロ−4−フルオロ−2’−メトキシ−6’−メチルビフェニル−3−カルボキシラート
【化121】
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1,4−ジオキサン(9.3mL)中の1−(3−ブロモ−5−クロロ−2−メトキシ−4−メチルフェニル)エタノン(0.800g、2.88mmol)および[4−フルオロ−3−(メトキシカルボニル)フェニル]ボロン酸(0.684g、3.45mmol)並びに水中の10%の炭酸ナトリウム(4.58mL、4.32mmol)の二相溶液をNで泡だたせ、脱気した。テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(133mg、0.115mmol)を加えた後、混合物をさらに5分間Nで泡だたせ、次に100℃で一晩加熱した。混合物を室温まで冷却し、酢酸エチルで希釈した。層を分離し、水層をより多くの酢酸エチルで抽出した。1つにまとめた抽出物をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、粗生成物に濃縮した。C1817ClFO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=351.1;実測値:351.1。
【0282】
ステップ2 3’−アセチル−5’−クロロ−4−フルオロ−2’−メトキシ−6’−メチルビフェニル−3−カルボキサミド
【化122】
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メタノール(2.0mL、14mmol)中のメチル 3’−アセチル−5’−クロロ−4−フルオロ−2’−メトキシ−6’−メチルビフェニル−3−カルボキシラート(50mg、0.1mmol)および7.0Mのアンモニアの混合物を、封管内に90℃で一晩加熱した。混合物を蒸発乾固した後、残渣を次のステップに直接使用した。C1716ClFNO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=336.1;実測値:336.0。
【0283】
ステップ3 3’−(1−アミノエチル)−5’−クロロ−4−フルオロ−2’−メトキシ−6’−メチルビフェニル−3−カルボキサミド
【化123】
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メタノール(0.5mL)およびアセトニトリル(0.5mL)中の3’−アセチル−5’−クロロ−4−フルオロ−2’−メトキシ−6’−メチルビフェニル−3−カルボキサミド(50mg、0.1mmol)、酢酸アンモニウム (115mg、1.49mmol)およびシアノ水素化ホウ素ナトリウム(19mg、0.30mmol)の混合物を、封管内に65℃で一晩加熱した。混合物をその後、室温まで冷却し、飽和炭酸水素ナトリウムで反応停止処理し、ジクロロメタンで抽出した。1つにまとめた抽出物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮乾固した。粗生成物を次のステップに直接使用した(36mg、70%)。C1716ClFNO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=320.1;実測値:320.1。
【0284】
ステップ4 3’−クロロ−4−フルオロ−6’−メトキシ−2’−メチル−5’−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−3−カルボキサミド
【化124】
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イソプロピルアルコール(0.4mL)中の6−ブロモ−9H−プリン(23mg、0.12mmol)、3’−(1−アミノエチル)−5’−クロロ−4−フルオロ−2’−メトキシ−6’−メチルビフェニル−3−カルボキサミド(36mg、0.11mmol)、およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.037mL、0.21mmol)の混合物を窒素下に90℃で一晩加熱した。混合物を蒸発させ、得られた混合物をRP−HPLC(XBridge C18カラム、水酸化アンモニウム0.2%を含む水中のアセトニトリル勾配で、流速30mL/分で溶出した)上で精製し、所望の生成物を得た。C2221ClFN(M+H)についてLCMS計算値:m/z=455.1;実測値:455.1。
【0285】
実施例62 3’−クロロ−3−フルオロ−6’−メトキシ−2’−メチル−5’−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−4−カルボキサミド
【化125】
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ステップ1 メチル 3’−アセチル−5’−クロロ−3−フルオロ−2’−メトキシ−6’−メチルビフェニル−4−カルボキシラート
【化126】
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1,4−ジオキサン(12mL)中の1−(3−ブロモ−5−クロロ−2−メトキシ−4−メチルフェニル)エタノン(1.0g、3.6mmol)および[3−フルオロ−4−(メトキシカルボニル)フェニル]ボロン酸(0.85g、4.3mmol)および水中の10%の炭酸ナトリウム(5.73mL、5.40mmol)の混合物をNで泡だたせ、脱気した。テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(166mg、0.144mmol)を加えた後、混合物をさらに5分間Nで泡だたせ、次に100℃で一晩加熱した。混合物を室温まで冷却し、酢酸エチルで希釈した。層を分離し、水層をさらなる酢酸エチルで抽出した。1つにまとめた抽出物をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮して粗生成物を得た。
【0286】
ステップ2 3’−アセチル−5’−クロロ−3−フルオロ−2’−メトキシ−6’−メチルビフェニル−4−カルボキサミド
【化127】
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メタノール(2.0mL、14mmol)中のメチル 3’−アセチル−5’−クロロ−3−フルオロ−2’−メトキシ−6’−メチルビフェニル−4−カルボキシラート(25mg、0.071mmol)および7.0Mのアンモニアの混合物を、封管内に90℃で一晩加熱した。混合物を蒸発乾固した後、残渣を次のステップに直接使用した。C1716ClFNO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=336.1;実測値:336.0。
【0287】
ステップ3 3’−(1−アミノエチル)−5’−クロロ−3−フルオロ−2’−メトキシ−6’−メチルビフェニル−4−カルボキサミド
【化128】
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メタノール(0.3mL)およびアセトニトリル(0.3mL)中の3’−アセチル−5’−クロロ−3−フルオロ−2’−メトキシ−6’−メチルビフェニル−4−カルボキサミド(25mg、0.074mmol)、酢酸アンモニウム(57mg、0.74mmol)およびシアノ水素化ホウ素ナトリウム(9mg、0.15mmol)の混合物を、封管内に65℃で一晩加熱した。混合物を室温まで冷却し、飽和炭酸水素ナトリウムで反応停止処理し、ジクロロメタンで抽出した。1つにまとめた抽出物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮乾固した。得られた粗生成物を次のステップに直接使用した(20mg、80%)。C1716ClFNO(M−NHについてLCMS計算値:m/z=320.1;実測値:320.1。
【0288】
ステップ4 3’−クロロ−3−フルオロ−6’−メトキシ−2’−メチル−5’−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−4−カルボキサミド
【化129】
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イソプロピルアルコール(0.2mL)中の6−ブロモ−9H−プリン(13mg、0.065mmol)、3’−(1−アミノエチル)−5’−クロロ−3−フルオロ−2’−メトキシ−6’−メチルビフェニル−4−カルボキサミド(20mg、0.06mmol)、およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.021mL、0.12mmol)の混合物を窒素下に90℃で一晩加熱した。混合物を蒸発させ、得られた混合物をRP−HPLC(XBridge C18カラム、水酸化アンモニウム0.2%を含む水中のアセトニトリル勾配で、流速30mL/分で溶出した)上で精製し、所望の生成物を得た。C2221ClFN(M+H)についてLCMS計算値:m/z=455.1;実測値:455.0。
【0289】
実施例63 1−({3’−クロロ−3−フルオロ−6’−メトキシ−2’−メチル−5’−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−4−イル}カルボニル)アゼチジン−3−カルボニトリル
【化130】
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ステップ1 3’−アセチル−5’−クロロ−3−フルオロ−2’−メトキシ−6’−メチルビフェニル−4−カルボン酸
【化131】
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メタノール(10mL)中、メチル 3’−アセチル−5’−クロロ−3−フルオロ−2’−メトキシ−6’−メチルビフェニル−4−カルボキシラート(1.2g、3.4mmol)および水中の3.75Mの水酸化ナトリウム(10mL、38mmol)の混合物を室温で一晩撹拌した。混合物をHClで中和し、酢酸エチルで抽出した。1つにまとめた有機層をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮乾固した。残渣を次のステップに直接使用した(704mg、61%)。C1715ClFO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=337.1;実測値:337.1。
【0290】
ステップ2 1−[(3’−アセチル−5’−クロロ−3−フルオロ−2’−メトキシ−6’−メチルビフェニル−4−イル)カルボニル]アゼチジン−3−カルボニトリル
【化132】
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N,N−ジメチルホルムアミド(0.42mL)中の3’−アセチル−5’−クロロ−3−フルオロ−2’−メトキシ−6’−メチルビフェニル−4−カルボン酸(70mg、0.2mmol)、 アゼチジン−3−カルボニトリル塩酸塩(30mg、0.25mmol)およびベンゾトリアゾール−1−イルオキシトリス(ジメチルアミノ)ホスホニウムヘキサフルオロリン酸塩(0.11g、0.25mmol)の溶液にN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.08mL、0.46mmol)を加えた。室温で2時間撹拌した後、混合物を酢酸エチルで希釈し、水、ブラインで洗浄し、乾燥させ、濃縮乾固した。残渣をシリカゲル上で、ヘキサン中の酢酸エチル0〜60%で溶出して精製し、所望の生成物を得た(25mg、3ステップに30%)。C2119ClFN(M+H)についてLCMS計算値:m/z=401.1;実測値:401.1。
【0291】
ステップ3 1−{[3’−(1−アミノエチル)−5’−クロロ−3−フルオロ−2’−メトキシ−6’−メチルビフェニル−4−イル]カルボニル}アゼチジン−3−カルボニトリル
【化133】
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メタノール(0.2mL)およびアセトニトリル(0.2mL)中の1−[(3’−アセチル−5’−クロロ−3−フルオロ−2’−メトキシ−6’−メチルビフェニル−4−イル)カルボニル]アゼチジン−3−カルボニトリル(25mg、0.062mmol)、酢酸アンモニウム(48mg、0.62mmol)およびシアノ水素化ホウ素ナトリウム(8mg、0.1mmol)の混合物を、封管内に65℃で一晩加熱した。混合物を室温まで冷却し、飽和炭酸水素ナトリウムで反応停止処理し、ジクロロメタンで抽出した。1つにまとめた抽出物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮乾固した。得られた粗生成物を次のステップに直接使用した(21mg、84%)。C2119ClFN(M−NHについてLCMS計算値:m/z=385.1;実測値:385.1。
【0292】
ステップ4 1−({3’−クロロ−3−フルオロ−6’−メトキシ−2’−メチル−5’−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ビフェニル−4−イル}カルボニル)アゼチジン−3−カルボニトリル
【化134】
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イソプロピルアルコール(0.2mL)中の6−ブロモ−9H−プリン(11mg、0.057mmol)、1−{[3’−(1−アミノエチル)−5’−クロロ−3−フルオロ−2’−メトキシ−6’−メチルビフェニル−4−イル]カルボニル}アゼチジン−3−カルボニトリル(21mg、0.052mmol)、およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.018mL、0.10mmol)の混合物を窒素下に90℃で一晩加熱した。混合物を蒸発させ、得られた混合物をRP−HPLC(XBridge C18カラム、水酸化アンモニウム0.2%を含む水中のアセトニトリル勾配で、流速30mL/分で溶出した)上で精製し、所望の生成物を得た。C2624ClFN(M+H)についてLCMS計算値:m/z=520.2;実測値:520.1。
【0293】
実施例71 N−{1−[4−クロロ−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−3’−フルオロ−5−メチルビフェニル−2−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン トリフルオロアセタート
【化135】
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ステップ1 1−(6−ブロモ−4−クロロ−3’−フルオロ−5−メチルビフェニル−2−イル)エタノン
【化136】
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水(5mL)中の炭酸水素ナトリウム(0.21g、2.5mmol)の溶液にトルエン(5mL)中の6−アセチル−2−ブロモ−4−クロロ−3−メチルフェニルトリフルオロメタンスルホネート(0.50g、1.3mmol)の溶液を加え、次に(3−フルオロフェニル)ボロン酸(0.21g、1.5mmol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(75mg、0.065mmol)を加えた。混合物をNで5分間泡だたせ、80℃で一晩加熱した。反応物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。1つにまとめた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮し、シリカゲル上で(ヘキサン中の酢酸エチルの0〜20%で溶出して)精製し、所望の生成物を得た(0.40g、93%)。C1512BrClFO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=341.0;実測値:341.0。
【0294】
ステップ2 1−[4−クロロ−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−3’−フルオロ−5−メチルビフェニル−2−イル]エタノン
【化137】
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水(1mL)中の炭酸水素ナトリウム(49mg、0.58mmol)の溶液にトルエン(1mL)中の1−(6−ブロモ−4−クロロ−3’−フルオロ−5−メチルビフェニル−2−イル)エタノン(0.10g、0.29mmol)の溶液を加え、次に3,5−ジメチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イソオキサゾール(78mg、0.35mmol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(17mg、0.015mmol)を加えた。反応混合物をNで5分間泡だたせ、80℃で一晩加熱した。有機層を濃縮し、シリカゲル上で(ヘキサン中の酢酸エチルの0〜35%で溶出して)フラッシュし、所望の生成物(40mg、38%)を得た。C2018ClFNO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=358.1;実測値:358.1。
【0295】
ステップ3 1−[4−クロロ−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−3’−フルオロ−5−メチルビフェニル−2−イル]エタンアミン
【化138】
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メタノール(0.6mL)およびアセトニトリル(0.6mL)中の1−[4−クロロ−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−3’−フルオロ−5−メチルビフェニル−2−イル]エタノン(40mg、0.11mmol)、酢酸アンモニウム(86mg、1.1mmol)およびテトラヒドロフラン(0.28mL、0.28mmol)中の1.0Mのシアノ水素化ホウ素ナトリウムの混合物を65℃で一晩加熱した。混合物を室温まで冷却し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液で反応停止処理し、ジクロロメタンで抽出した。1つにまとめた有機層をMgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮し、所望の生成物を得た(35mg、87%)。C2021ClFNO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=359.1;実測値:359.1。
【0296】
ステップ4 N−{1−[4−クロロ−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−3’−フルオロ−5−メチルビフェニル−2−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン トリフルオロアセタート
【化139】
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エタノール(0.7mL)中の1−[4−クロロ−6−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)−3’−フルオロ−5−メチルビフェニル−2−イル]エタンアミン(35mg、0.098mmol)、6−ブロモ−9H−プリン(29mg、0.15mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.034mL、0.20mmol)の混合物を100℃で2時間加熱した。残渣を濃縮し、分取LCMS(XBridge C18カラム、トリフルオロ酢酸0.05%を含む水中に、流速30mL/分で、アセトニトリル勾配で溶出した)上で精製し、TFA塩として所望の生成物を得た。C2523ClFNO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=477.2;実測値:477.1。
【0297】
実施例72 N−{1−[4−クロロ−3’−フルオロ−5−メチル−6−(1H−ピラゾール−4−イル)ビフェニル−2−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン トリフルオロアセタート
【化140】
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ステップ1 1−{4−クロロ−6−[1−(1−エトキシエチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−3’−フルオロ−5−メチルビフェニル−2−イル}エタノン
【化141】
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水(1mL)中の炭酸水素ナトリウム(0.049g、0.58mmol)の溶液にトルエン(1mL)中の1−(6−ブロモ−4−クロロ−3’−フルオロ−5−メチルビフェニル−2−イル)エタノン(0.10g、0.29mmol)の溶液を加え、次に1−(1−エトキシエチル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(0.093g、0.35mmol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.017g、0.015mmol)を加えた。得られた混合物をNで5分間泡だたせ、その後80℃で週末にかけて加熱した。有機層を濃縮し、シリカゲル上で(ヘキサン中の酢酸エチルの0〜30%で溶出して)フラッシュし、所望の生成物(37mg、32%)を得た。C2223ClFN(M+H)についてLCMS計算値:m/z=401.1;実測値:401.1。
【0298】
ステップ2 1−{4−クロロ−6−[1−(1−エトキシエチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−3’−フルオロ−5−メチルビフェニル−2−イル}エタンアミン
【化142】
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メタノール(0.5mL)およびアセトニトリル(0.5mL)中の1−{4−クロロ−6−[1−(1−エトキシエチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−3’−フルオロ−5−メチルビフェニル−2−イル}エタノン(37mg、0.092mmol)、酢酸アンモニウム(71mg、0.92mmol)およびテトラヒドロフラン(0.23mL、0.23mmol)中の1.0Mのシアノ水素化ホウ素ナトリウムの混合物を65℃で一晩加熱した。混合物を室温まで冷却し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液で反応停止処理し、ジクロロメタンで抽出した。1つにまとめた有機層をMgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮し、所望の生成物(35mg)を得た。C2226ClFNO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=402.2;実測値:402.2。
【0299】
ステップ3 N−{1−[4−クロロ−3’−フルオロ−5−メチル−6−(1H−ピラゾール−4−イル)ビフェニル−2−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン トリフルオロアセタート
【化143】
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エタノール(0.6mL)中の1−{4−クロロ−6−[1−(1−エトキシエチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−3’−フルオロ−5−メチルビフェニル−2−イル}エタンアミン(35mg、0.087mmol)、6−ブロモ−9H−プリン(26mg、0.13mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.030mL、0.17mmol)の混合物を、100℃で一晩加熱した。残渣を濃縮し、テトラヒドロフラン(0.5mL)中、水中の1.0Mの塩化水素(0.50mL、0.50mmol)で処理した。混合物をMeOHで希釈し、分取LCMS(XBridge C18カラム、トリフルオロ酢酸0.05%を含む水中に、流速30mL/分で、アセトニトリルに勾配で溶出した)上で精製し、TFA塩として所望の生成物を得た。C2320ClFN(M+H)についてLCMS計算値:m/z=448.1;実測値:448.1。
【0300】
実施例76 N−[1−(4−クロロ−3’,5’−ジフルオロ−5−メチル−6−ピリジン−4−イルビフェニル−2−イル)エチル]−9H−プリン−6−アミン ビス(トリフルオロアセタート)
【化144】
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ステップ1 1−(6−ブロモ−4−クロロ−3’,5’−ジフルオロ−5−メチルビフェニル−2−イル)エタノン
【化145】
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水(70mL)中の炭酸水素ナトリウム(2.8g、34mmol)の溶液にトルエン(70mL)中の6−アセチル−2−ブロモ−4−クロロ−3−メチルフェニルトリフルオロメタンスルホネート(6.7g、17mmol)の溶液を加え、次に(3,5−ジフルオロフェニル)ボロン酸(2.9g、19mmol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.98g、0.85mmol)を加えた。混合物をNで5分間泡だたせ、80℃で一晩加熱した。反応物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。1つにまとめた有機層を乾燥させ、濾過し、濃縮し、シリカゲル上で(ヘキサン中の酢酸エチルの0〜15%で溶出して)精製し、所望の生成物を得た(5.6g)。C1511BrClFO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=359.0;実測値:359.0。
【0301】
ステップ2 1−(4−クロロ−3’,5’−ジフルオロ−5−メチル−6−ピリジン−4−イルビフェニル−2−イル)エタノン
【化146】
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水(2mL)中の炭酸水素ナトリウム(0.093g、1.1mmol)の溶液に、トルエン(2mL)中の1−(6−ブロモ−4−クロロ−3’,5’−ジフルオロ−5−メチルビフェニル−2−イル)エタノン(0.20g、0.56mmol)を加え、次に4−ピリジニルボロン酸(0.082g、0.67mmol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.033g、0.029mmol)を加えた。混合物をNで5分間泡だたせ、80℃で一晩加熱した。有機層を濃縮し、シリカゲル上で(ヘキサン中の酢酸エチルの0〜35%で溶出して)フラッシュし、所望の生成物(13mg、6.5%)を得た。C2015ClFNO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=358.1;実測値:358.1。
【0302】
ステップ3 1−(4−クロロ−3’,5’−ジフルオロ−5−メチル−6−ピリジン−4−イルビフェニル−2−イル)エタンアミン
【化147】
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メタノール(0.1mL)およびアセトニトリル(0.1mL)中、1−(4−クロロ−3’,5’−ジフルオロ−5−メチル−6−ピリジン−4−イルビフェニル−2−イル)エタノン(0.013g、0.036mmol)、酢酸アンモニウム(0.028g、0.36mmol)およびテトラヒドロフラン中の1.0Mのシアノ水素化ホウ素ナトリウム(0.091mL、0.091mmol)の混合物を65℃で一晩加熱した。混合物を室温まで冷却し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液で反応停止処理し、ジクロロメタンで抽出した。1つにまとめた有機層をMgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮し所望の生成物を得た。C2018ClF(M+H)についてLCMS計算値:m/z=359.1;実測値:359.1。
【0303】
ステップ4 N−[1−(4−クロロ−3’,5’−ジフルオロ−5−メチル−6−ピリジン−4−イルビフェニル−2−イル)エチル]−9H−プリン−6−アミン ビス(トリフルオロアセタート)
【化148】
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エタノール(0.3mL)中の1−(4−クロロ−3’,5’−ジフルオロ−5−メチル−6−ピリジン−4−イルビフェニル−2−イル)エタンアミン(0.013g、0.036mmol)、6−ブロモ−9H−プリン(0.011g、0.054mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.013mL、0.072mmol)の混合物を、100℃で一晩加熱した。混合物を分取LCMS(XBridge C18カラム、トリフルオロ酢酸0.05%を含む水中に、流速30mL/分で、アセトニトリル勾配で溶出した)上で精製し、TFA塩として所望の生成物を得た。C2520ClF(M+H)についてLCMS計算値:m/z=477.1;実測値:477.1。
【0304】
実施例106 N−{1−[4−クロロ−3’,5’−ジフルオロ−5−メチル−6−(1H−ピラゾール−4−イル)ビフェニル−2−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン
【化149】
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ステップ1 1−{4−クロロ−6−[1−(1−エトキシエチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−3’,5’−ジフルオロ−5−メチルビフェニル−2−イル}エタノン
【化150】
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水(2mL)中の炭酸水素ナトリウム(0.093g、1.1mmol)の溶液にトルエン(2mL)中の1−(6−ブロモ−4−クロロ−3’,5’−ジフルオロ−5−メチルビフェニル−2−イル)エタノン(0.20g、0.56mmol)の溶液を加えて、次に1−(1−エトキシエチル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(0.18g、0.67mmol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.064g、0.056mmol)を加えた。混合物をNで5分間泡だたせ、その後90℃で一晩加熱した。有機層を濃縮し、シリカゲル上で(ヘキサン中の酢酸エチルの0〜20%で溶出して)フラッシュし、所望の生成物を得た(94mg、40%)。C2222ClF(M+H)についてLCMS計算値:m/z=419.1;実測値:419.1。
【0305】
ステップ2 1−{4−クロロ−6−[1−(1−エトキシエチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−3’,5’−ジフルオロ−5−メチルビフェニル−2−イル}エタンアミン
【化151】
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メタノール(0.6mL)およびアセトニトリル(0.6mL)中、1−{4−クロロ−6−[1−(1−エトキシエチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−3’,5’−ジフルオロ−5−メチルビフェニル−2−イル}エタノン(0.094g、0.22mmol)、酢酸アンモニウム(0.17g、2.2mmol)およびテトラヒドロフラン中の1.0Mのシアノ水素化ホウ素ナトリウムの混合液(0.56mL、0.56mmol)を65℃で一晩加熱した。混合物を室温まで冷却し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液で反応停止処理し、ジクロロメタンで抽出した。1つにまとめた有機層をMgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮し所望の生成物を得た。C2225ClFO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=420.2;実測値:420.1。
【0306】
ステップ3 N−{1−[4−クロロ−3',5'−ジフルオロ−5−メチル−6−(1H−ピラゾール−4−イル)ビフェニル−2−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン
【化152】
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エタノール(0.6mL)中の1−{4−クロロ−6−[1−(1−エトキシエチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−3’,5’−ジフルオロ−5−メチルビフェニル−2−イル}エタンアミン(0.074g、0.18mmol)、6−ブロモ−9H−プリン(0.053g、0.26mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.061mL、0.35mmol)の混合物を100℃で一晩加熱した。残渣を濃縮し、テトラヒドロフラン(1mL)中、水中の1.0Mの塩化水素(1.0mL、1.0mmol)で一晩処理した。混合物をMeOHで希釈し、分取LCMS(XBridge C18カラム、水酸化アンモニウム0.2%を含む水中のアセトニトリル勾配で、流速30mL/分で溶出した)上で精製し、所望の生成物を得た。C2319ClF(M+H)についてLCMS計算値:m/z=466.1;実測値:466.1。
【0307】
実施例108 N−{1−[5−クロロ−3−(5−フルオロピリジン−3−イル)−2−メトキシ−4−メチルフェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン
【化153】
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ステップ1 6−ブロモ−9−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−9H−プリン
【化154】
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クロロホルム(100mL)中の6−ブロモ−9H−プリン(5.0g、25mmol)およびp−トルエンスルホネート一水和物(0.48g、2.5mmol)の溶液は0℃で冷却し、ジヒドロピラン(3.4mL、38mmol)で処理し、室温で1時間撹拌した。反応混合物を飽和炭酸水素ナトリウム、水、およびブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮し、シリカゲル上で(ヘキサン中の酢酸エチルの0〜50%で溶出して)精製し、所望の生成物(7.0g、98%)を得た。
【0308】
ステップ2 1−(3−ブロモ−5−クロロ−2−メトキシ−4−メチルフェニル)エタノール
【化155】
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メタノール(200mL)中1−(3−ブロモ−5−クロロ−2−メトキシ−4−メチルフェニル)エタノン(23g、83mmol)の溶液にテトラヒドロホウ酸ナトリウム(5.0g、130mmol)を0℃で加えた。混合物を0℃で1時間撹拌し、水(10mL)で反応停止処理した。得られた混合物を約30mLまで減圧下で濃縮した。残渣を酢酸エチルで希釈し、水およびブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、蒸発させ、所望の生成物を得た。C1011BrClO(M−OH)についてLCMS計算値:m/z=261.0、
263.0;実測値:261.0、263.0。
【0309】
ステップ3 1−(1−アジドエチル)−3−ブロモ−5−クロロ−2−メトキシ−4−メチルベンゼン
【化156】
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塩化メチレン(150mL)中の1−(3−ブロモ−5−クロロ−2−メトキシ−4−メチルフェニル)エタノール(13.4g、47.9mmol)の溶液を0℃で冷却し、当該溶液にN,N−ジイソプロピルエチルアミン(14mL、80mmol)を加え、次にメタンスルホニルクロリド(5.5mL、71mmol)を加えた。混合物を0℃で1時間撹拌した。冷却中に水(100mL)を加えた。有機層を分離し、ブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮乾固した。得られた粗メシル酸塩をN,N−ジメチルホルムアミド(140mL)中に溶解し、アジ化ナトリウム(6.2g、96mmol)を加えた。反応物を室温で2時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム、水、ブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をシリカゲル上で(ヘキサン中の酢酸エチル0〜30%で溶出して)精製し、所望の生成物(12.2g、82%)を得た。C1011BrClO(M−NについてLCMS計算値:m/z=261.0、263.0;実測値:261.0、263.0。
【0310】
ステップ4 1−(3−ブロモ−5−クロロ−2−メトキシ−4−メチルフェニル)エタンアミン
【化157】
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テトラヒドロフラン(80mL)および水(20mL)中の1−(1−アジドエチル)−3−ブロモ−5−クロロ−2−メトキシ−4−メチルベンゼン6−(1−アジドエチル)−2−ブロモ−4−クロロ−3−メチルフェニル メチルエーテル(5.6g、18mmol)を撹拌した溶液にテトラヒドロフラン中の1.0Mのトリメチルホスフィン(22mL、22mmol)を室温で加え、混合物を室温で1時間撹拌した。混合物を酢酸エチルで希釈し、濾過し、濃縮し、所望の生成物を得た(5.0g、98%)。についてLCMS計算値:m/z=261.0、263.0;実測値:260.0、262.9。
【0311】
ステップ5 N−[1−(3−ブロモ−5−クロロ−2−メトキシ−4−メチルフェニル)エチル]−9−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−9H−プリン−6−アミン
【化158】
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エタノール(100mL)中の1−(3−ブロモ−5−クロロ−2−メトキシ−4−メチルフェニル)エタンアミン(5.0g、18mmol)、6−ブロモ−9−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−9H−プリン(7.0g、25mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(9.4mL、54mmol)の混合物を100Cで(窒素でフラッシュして)一晩加熱した。反応混合物を冷却し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。1つにまとめた有機層を水およびブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をシリカゲル上で(ヘキサン中の酢酸エチルの0〜65%で溶出して)精製し、所望の生成物を得た。C2024BrClN(M+H)についてLCMS計算値:m/z=480.1、482.1;実測値:480.0、482.1。
【0312】
ステップ6 N−{1−[5−クロロ−3−(5−フルオロピリジン−3−イル)−2−メトキシ−4−メチルフェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン
【化159】
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マイクロ波照射用の瓶の中にN−[1−(3−ブロモ−5−クロロ−2−メトキシ−4−メチルフェニル)エチル]−9−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−9H−プリン−6−アミン(0.046g、0.096mmol)、(5−フルオロピリジン−3−イル)ボロン酸(0.020g、0.14mmol)、10%炭酸ナトリウム溶液(0.23mL、0.23mmol)、1,4−ジオキサン(0.9mL)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.011g、0.0096mmol)を加えた。混合物をNで5分間泡だたせ、次に100℃で2時間加熱した。冷却した反応物を、水中の6.0Mの塩化水素(0.2mL、1mmol)で、室温で約30分間直接処理した。混合物をMeOHで希釈し、濾過し、分取LCMS(XBridge C18カラム、水酸化アンモニウム0.2%を含む水中のアセトニトリル勾配で、流速30mL/分で溶出した)上で精製し、所望の生成物を得た。C2019ClFNO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=413.1;実測値:413.1。
【0313】
実施例113 N−{1−[5−クロロ−2−メトキシ−3−(5−メトキシピリジン−3−イル)−4−メチルフェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン
【化160】
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ステップ1 tert−ブチル[1−(3−ブロモ−5−クロロ−2−メトキシ−4−メチルフェニル)エチル]カルバマート
【化161】
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ジ−tert−ブチル二炭酸(10g、47mmol)をテトラヒドロフラン(120mL)中の1−(3−ブロモ−5−クロロ−2−メトキシ−4−メチルフェニル)エタンアミン(6.6g、24mmol)およびトリエチルアミン(9.9mL、71mmol)の混合物に加えた。2時間後、混合物を飽和炭酸水素ナトリウム溶液で反応停止処理し、酢酸エチルで抽出し、水およびブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲル上で(ジクロロメタン中のMeOH0〜5%で溶出して)精製し、所望の生成物を得た(6.0g、67%)。C1011BrClO(M−NHBoc)についてLCMS計算値:m/z=261.0、263.0;実測値:261.0、263.0。材料はキラルHPLC(ChiralPak AD−Hカラム、20x250mm、粒子の大きさ5マイクロン、ヘキサン中のEtOH2%で15ml/分で溶出して、カラム負荷約60mg/注入)上に分離し、2つの鏡像異性体を分離した。
【0314】
ステップ2 N−[1−(3−ブロモ−5−クロロ−2−メトキシ−4−メチルフェニル)エチル]−9−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−9H−プリン−6−アミン
【化162】
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tert−ブチル[1−(3−ブロモ−5−クロロ−2−メトキシ−4−メチルフェニル)エチル]カルバマート(0.84g、2.2mmol)(キラル分離から2番目のピーク)の混合物をジオキサン(3.0mL、12mmol)中の4.0Mの塩化水素で、室温で2時間処理した。混合物を飽和炭酸水素ナトリウムで希釈し、ジクロロメタンで抽出した。1つにまとめた有機層をMgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮して1−(3−ブロモ−5−クロロ−2−メトキシ−4−メチルフェニル)エタンアミンを得て、エタノール中(6mL)で6−ブロモ−9−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−9H−プリン(0.82g、2.9mmol、実施例108、ステップ1より)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.2mL、6.6mmol)と合わせ、100℃で一晩加熱した。反応混合物を、濃縮し、シリカゲル上で(ヘキサン中の酢酸エチルの0〜65%で溶出して)、所望の生成物を得た。C2024BrClN(M+H)についてLCMS計算値:m/z=480.1、482.1;実測値:480.0、482.0。
【0315】
ステップ3 N−{1−[5−クロロ−2−メトキシ−3−(5−メトキシピリジン−3−イル)−4−メチルフェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン
【化163】
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マイクロ波照射用の瓶の中に、ステップ2で単離されたN−[1−(3−ブロモ−5−クロロ−2−メトキシ−4−メチルフェニル)エチル]−9−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−9H−プリン−6−アミン(0.12g、0.25mmol)、(5−メトキシピリジン−3−イル)ボロン酸(0.046g、0.30mmol)、10%の炭酸ナトリウム(0.60mL、0.62mmol)、1,4−ジオキサン(1.5mL)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.017g、0.015mmol)を加え、混合物をNで5分間泡だたせ、次に100℃で2時間加熱した。得られた混合物を室温まで冷却し、水中の6.0Mの塩化水素(0.4mL、2mmol)で約30分間直接処理した。混合物をMeOHで希釈し、濾過し、Prep LCMS(XBridge C18カラム、水酸化アンモニウム0.2%を含む水中のアセトニトリル勾配で、流速60mL/分で溶出した)上で精製し、所望の単一の鏡像異性体生成物を得た。C2122ClN(M+H)についてLCMS計算値:m/z=425.1;実測値:425.1。H NMR(DMSO−d、300MHz) δ 8.27〜7.99(6H、m)、7.63(1H、s)、5.71(1H、m)、3.79(3H、s)、3.40(3H、s)、1.94(3H、s)、1.44(3H、d、J=6.9Hz)ppm。
【0316】
実施例117 4−{3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}−1H−ピラゾール−1−イル)アセトニトリル トリフルオロアセタート
【化164】
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ステップ1 1−{5−クロロ−3−[1−(1−エトキシエチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−2−メトキシ−4−メチルフェニル}エタノン
【化165】
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トルエン(4mL)中の1−(3−ブロモ−5−クロロ−2−メトキシ−4−メチルフェニル)エタノン(0.40g、1.4mmol)および1−(1−エトキシエチル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(0.46g、1.7mmol)および水中の10%の炭酸ナトリウム(3.0mL、2.9mmol)の二相溶液をNで脱気した。テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(83mg、0.072mmol)を加え、混合物をNで5分間泡だたせ、100℃で一晩加熱した。得られた溶液を室温まで冷却し、有機層をシリカゲル上で(ヘキサン中の酢酸エチル0〜40%で溶出して)精製し、所望の生成物(0.22g、45%)を得た。C1722ClN(M+H)についてLCMS計算値:m/z=337.1;実測値:337.1。
【0317】
ステップ2 1−[5−クロロ−2−メトキシ−4−メチル−3−(1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]エタノン
【化166】
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1−{5−クロロ−3−[1−(1−エトキシエチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−2−メトキシ−4−メチルフェニル}エタノン(0.22g、0.65mmol)をテトラヒドロフラン(4mL)中、水中の1.0Mの塩化水素(3.9mL、3.9mmol)で処理した。混合物を飽和炭酸水素ナトリウムで反応停止処理し、酢酸エチルで抽出した。有機層をMgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮し、シリカゲル上で(ヘキサン中の酢酸エチル0〜60%で溶出して)精製し、所望の生成物を得た(0.13g、75%)。C1314ClN(M+H)についてLCMS計算値:m/z=265.1;実測値:265.0。
【0318】
ステップ3 [4−(3−アセチル−5−クロロ−2−メトキシ−6−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセトニトリル
【化167】
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N,N−ジメチルホルムアミド(2mL)中の1−[5−クロロ−2−メトキシ−4−メチル−3−(1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]エタノン(0.13g、0.49mmol)の溶液に水素化ナトリウム(油中60%、0.014g、0.59mmol)を0℃で加えた。混合物を室温で1時間撹拌し、次にクロロアセトニトリル(0.037mL、0.59mmol)を0℃で加えた。反応物を室温で1時間撹拌し、水で反応停止処理し、酢酸エチルで抽出した。有機層をMgSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた残渣をシリカゲル上で(ヘキサン中の酢酸エチル0〜40%で溶出して)精製し、所望の生成物を得た(0.1g、67%)。C1515ClN(M+H)についてLCMS計算値:m/z=304.1;実測値:304.1。
【0319】
ステップ4 {4−[3−(1−アミノエチル)−5−クロロ−2−メトキシ−6−メチルフェニル]−1H−ピラゾール−1−イル}アセトニトリル
【化168】
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メタノール(0.9mL)およびアセトニトリル(0.9mL)中、[4−(3−アセチル−5−クロロ−2−メトキシ−6−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセトニトリル(0.10g、0.33mmol)、酢酸アンモニウム(0.254g、3.29mmol)およびテトラヒドロフラン中の1.0Mのシアノ水素化ホウ素ナトリウム(0.82mL、0.82mmol)の混合物を65℃で一晩加熱した。混合物を室温まで冷却し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液で反応停止処理し、ジクロロメタンで抽出した。1つにまとめた有機層をMgSOで乾燥させ、濃縮し、所望の生成物を得た。C1515ClNO(M−NHついてLCMS計算値:m/z=288.1;実測値:288.0。
【0320】
ステップ5 (4−{3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}−1H−ピラゾール−1−イル)アセトニトリル トリフルオロ酢酸
【化169】
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エタノール(1mL)中の{4−[3−(1−アミノエチル)−5−クロロ−2−メトキシ−6−メチルフェニル]−1H−ピラゾール−1−イル}アセトニトリル(0.12g、0.39mmol)、6−ブロモ−9H−プリン(0.12g、0.59mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.14mL、0.79mmol)の混合物を100℃で一晩加熱した。混合物を分取LCMS(XBridge C18カラム、トリフルオロ酢酸0.05%を含む水中に、流速30mL/分で、アセトニトリル勾配で溶出した)上で精製し、TFA塩として所望の生成物を得た。C2020ClNO(M+H)ついてLCMS計算値:m/z=423.1;実測値:423.1。H NMR(DMSO−d、300MHz) δ 9.06(1H、br s)、8.44(2H、m)、8.00(1H、s)、7.70(1H、s)、7.51(1H、s)、5.73(1H、m)、5.55(2H、s)、3.42(3H、s)、2.16(3H、s)、1.53(3H、d、J=6.9Hz)ppm。
【0321】
合成した化合物
以下の化合物についての実験手順を以下表1にまとめる。
【表1-1】
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【表1-2】
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【表1-3】
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【表1-4】
[この文献は図面を表示できません]
【表1-5】
[この文献は図面を表示できません]
【表1-6】
[この文献は図面を表示できません]
【表1-7】
[この文献は図面を表示できません]
【表1-8】
[この文献は図面を表示できません]
【表1-9】
[この文献は図面を表示できません]
【表1-10】
[この文献は図面を表示できません]
【表1-11】
[この文献は図面を表示できません]
【表1-12】
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【表1-13】
[この文献は図面を表示できません]
【表1-14】
[この文献は図面を表示できません]
【表1-15】
[この文献は図面を表示できません]
【0322】
以下の化合物についての実験手順を表2にまとめる。
【表2-1】
[この文献は図面を表示できません]
【表2-2】
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【表2-3】
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【表2-4】
[この文献は図面を表示できません]
【表2-5】
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【表2-6】
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【表2-7】
[この文献は図面を表示できません]
【0323】
分析データ
上記実施例の化合物についてのH NMRデータ(Varian Inova500分光計、Mercury400分光計、またはVarian(またはMercury)300分光計)およびLCMS質量スペクトルデータ(MS)を表3に以下示す。
【表3-1】
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【表3-2】
[この文献は図面を表示できません]
【表3-3】
[この文献は図面を表示できません]
【表3-4】
[この文献は図面を表示できません]
【表3-5】
[この文献は図面を表示できません]
【0324】
実施例118 N−{1−[5−フルオロ−2−メトキシ−6−メチル−4’−(メチルスルホニル)ビフェニル−3−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン
【化170】
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ステップ1 4−フルオロ−3−メチルフェニル酢酸
【化171】
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4−フルオロ−3−メチルフェノール(3.0g、23mmol)および塩化メチレン(96mL)の溶液を氷浴に0℃で冷却した。トリエチルアミン(4.9mL、35mmol)を溶液に導入し、次に塩化アセチル(2.3mL、33mmol)を滴下添加した。氷浴を取り除き、混合物を1時間撹拌した。混合物をその後、塩化メチレンで抽出し、0.5N HCl、飽和炭酸水素ナトリウムおよびブラインで洗浄した。抽出物は硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、蒸発し、4−フルオロ−3−メチルフェニル酢酸(3.9g、定量)を得た。H NMR(400MHz、CDCl):δ 7.00(m、1H)、6.87(m、2H)、2.29(m、6H)。
【0325】
ステップ2 1−(5−フルオロ−2−ヒドロキシ−4−メチルフェニル)エタノン
【化172】
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三フッ化ホウ素酢酸複合体(47mL、340mmol)中の4−フルオロ−3−メチルフェニル酢酸(3.9g、23mmol)を155℃で14時間加熱した。混合物をその後、氷浴に0℃まで冷却し、氷を混合物に直接加えた。次に氷浴を取り除き、混合物に加えた氷が溶解するまで混合物を撹拌した。混合物をその後、冷水で希釈し、濾過した。単離した錆色の固体を冷水で洗浄し、空気中に乾燥させ、1−(5−フルオロ−2−ヒドロキシ−4−メチルフェニル)エタノン(3.2g、81%)を得た。H NMR(400MHz、CDCl):δ 11.98(s、1H)、7.34(m、1H)、6.80(m、1H)、2.60(s、3H)、2.28(s、3H)。
【0326】
ステップ3 1−(3−ブロモ−5−フルオロ−2−ヒドロキシ−4−メチルフェニル)エタノン
【化173】
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1−(5−フルオロ−2−ヒドロキシ−4−メチルフェニル)エタノン(2.2g、13mmol)および酢酸(20mL、400mmol)の溶液に、N−ブロモスクシンイミド(2.8g、16mmol)を加えた。得られた混合物を室温で18時間撹拌した。反応混合物をその後、真空下に濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウムで中和し、酢酸エチルで抽出した。1つにまとめた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮乾固した。シリカゲル上で酢酸エチル/ヘキサン(0〜50%)で精製して、1−(3−ブロモ−5−フルオロ−2−ヒドロキシ−4−メチルフェニル)エタノン(2.3g、71%)を得た。H NMR(400MHz、CDCl):δ 12.80(s、1H)、7.40(m、1H)、2.60(s、3H)、2.40(s、3H)。
【0327】
ステップ4 1−(3−ブロモ−5−フルオロ−2−メトキシ−4−メチルフェニル)エタノン
【化174】
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1−(3−ブロモ−5−フルオロ−2−ヒドロキシ−4−メチルフェニル)エタノン(0.3g、1mmol)および炭酸カリウム(0.43g、3.1mmol)の溶液に、撹拌しながらN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)およびヨウ化メチル(0.17mL、2.7mmol)を加えた。得られた混合物をその後、60℃で1時間加熱した。混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。1つにまとめた抽出物をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、蒸発乾固した。単離した残渣を、シリカゲル上で酢酸エチル/ヘキサン(0〜20%)で溶出して精製し、1−(3−ブロモ−5−フルオロ−2−メトキシ−4−メチルフェニル)エタノン(0.24g、80%)を得た。C1011BrFO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=261.0、263.0;実測値:260.9、262.9。H NMR(400MHz、CDCl):δ 7.35(m、1H)、3.82(s、3H)、2.61(s、3H)、2.39(s、3H)。
【0328】
ステップ5 1−(3−ブロモ−5−フルオロ−2−メトキシ−4−メチルフェニル)エタンアミン トリフルオロアセタート
【化175】
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アセトニトリル(1.3mL)およびメタノール(1.3mL)中の1−(3−ブロモ−5−フルオロ−2−メトキシ−4−メチルフェニル)エタノン(140mg、0.55mmol)および酢酸アンモニウム(640mg、8.3mmol)の混合物を65℃で1時間加熱した。シアノ水素化ホウ素ナトリウム(87mg、1.4mmol)を加え、得られた混合物を65℃で3時間加熱した。分取LCMS(pH 2)RP−HPLC(XBridge C18カラム、トリフルオロ酢酸0.1%を含む水中のアセトニトリル勾配で、流速60mL/分で溶出した)によって精製し、1−(3−ブロモ−5−フルオロ−2−メトキシ−4−メチルフェニル)エタンアミン トリフルオロアセタート(150mg、70%)を得た。C1011BrFO(M−NHについてLCMS計算値:m/z=245.0、247.0;実測値:244.9、246.9。
【0329】
ステップ6 N−[1−(3−ブロモ−5−フルオロ−2−メトキシ−4−メチルフェニル)エチル]−9−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−9H−プリン−6−アミン
【化176】
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1−(3−ブロモ−5−フルオロ−2−メトキシ−4−メチルフェニル)エタンアミン トリフルオロアセタート(130mg、0.35mmol)、6−ブロモ−9−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−9H−プリン(150mg、0.53mmol、実施例108、ステップ1より)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.31mL、1.8mmol)およびエタノール(2.0mL)の混合物を、95℃で1時間加熱した。得られた混合物をメタノールで希釈し、分取LCMS(pH 10)RP−HPLC(XBridge C18カラム、水酸化アンモニウム0.2%を含む水中のアセトニトリル勾配で、流速60mL/分で溶出した)によって精製し、N−[1−(3−ブロモ−5−フルオロ−2−メトキシ−4−メチルフェニル)エチル]−9−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−9H−プリン−6−アミン(40mg、47%)を得た。C2024BrFN(M+H)についてLCMS計算値:m/z=464.0、466.0;実測値:464.1、466.1。
【0330】
ステップ7 N−{1−[5−フルオロ−2−メトキシ−6−メチル−4’−(メチルスルホニル)ビフェニル−3−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン
N−[1−(3−ブロモ−5−フルオロ−2−メトキシ−4−メチルフェニル)エチル]−9−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−9H−プリン−6−アミン(21mg、0.044mmol)、[4−(メチルスルホニル)フェニル]ボロン酸(13mg、0.066mmol)、炭酸カリウム(15mg、0.11mmol)、水(0.2mL)、および1,4−ジオキサン(0.40mL)をマイクロ波照射用の瓶に加えた。混合物を窒素下で5分間脱気した。テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(5.1mg、4.4μmol)を混合物に加え、その後、瓶を密封し、窒素下で5分間泡だたせた。混合物を80℃で一晩加熱した。冷却した反応混合物をその後、水中の4.0Mの塩化水素(0.5mL、2mmol)で処理し、室温で30分間撹拌した。分取LCMS(pH 10)RP−HPLC(XBridge C18カラム、水酸化アンモニウム0.2%を含む水中のアセトニトリル勾配で、流速60mL/分で溶出した)によって精製し、N−{1−[5−フルオロ−2−メトキシ−6−メチル−4’−(メチルスルホニル)ビフェニル−3−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミンを得た(13mg、66%)。C2223FN53S(M+H)についてLCMS計算値:m/z=456.1;実測値:456.0。
【0331】
実施例118〜123の化合物についての実験手順を以下表4にまとめる。
【表4-1】
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【表4-2】
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【0332】
分析データ
実施例118〜123の化合物についてのH NMRデータ(Varian Inova500分光計、Mercury400分光計、またはVarian(またはMercury)300分光計)およびLCMS質量スペクトルデータ(MS)を以下の表5に示す。
【表5】
[この文献は図面を表示できません]
【0333】
実施例124 N−{1−[4−クロロ−3’,5’−ジフルオロ−6−(1H−ピラゾール−4−イル)ビフェニル−2−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン
【化177】
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ステップA 2−アセチル−6−ブロモ−4−クロロフェニル トリフルオロメタンスルホン酸
【化178】
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所望の化合物を、1−(3−ブロモ−5−クロロ−2−ヒドロキシフェニル)エタノンを出発物質として使用して、実施例1、ステップ3の手順に従って収率97%で調製した。CBrClFS(M+H)についてLCMS:m/z=380.9、382.9;実測値:380.8、382.9。
【0334】
ステップB 1−(6−ブロモ−4−クロロ−3’,5’−ジフルオロビフェニル−2−イル)エタノン
【化179】
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水(50mL)中の炭酸水素ナトリウムの溶液(2.0g、23mmol)を、トルエン(50mL)中の2−アセチル−6−ブロモ−4−クロロフェニル トリフルオロメタンスルホン酸の溶液(4.5g、12mmol)で処理し、次に(3,5−ジフルオロフェニル)ボロン酸(2.0g、13mmol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.67g、0.58mmol)で処理した。反応混合物を窒素で5分間脱気し、80℃で一晩加熱した。反応混合物を水で希釈し、酢酸エチル(2x100mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を、炭酸水素ナトリウム、水、およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、粗残渣に濃縮した。ヘキサン中の酢酸エチル(0%〜10%)を用いて、フラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製し、所望の生成物を得た(3.7g、82%)。C14BrClFO(M+H)についてLCMS:m/z=344.9、346.9;実測値:344.9、346.8。
【0335】
ステップC 1−{4−クロロ−6−[1−(1−エトキシエチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−3’,5’−ジフルオロビフェニル−2−イル}エタノン
【化180】
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1−(6−ブロモ−4−クロロ−3’,5’−ジフルオロビフェニル−2−イル)エタノン(300mg、0.87mmol)、1−(1−エトキシエチル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(250mg、0.96mmol)、および1,4−ジオキサン(3.0mL、38mmol)中の炭酸ナトリウム(280mg、2.6mmol)の溶液を窒素で5分間脱気し、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(100mg、0.087mmol)で処理し、さらに窒素で5分間脱気し、80℃で一晩加熱した。反応混合物を水で希釈し、酢酸エチル(2x60mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を水およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、粗残渣に濃縮した。分取LCMS(XBridge C18カラム、水酸化アンモニウム0.1%を含むアセトニトリル/水勾配で、流速60mL/分で溶出した)によって精製し、所望の生成物(190mg、54%)を得た。
【0336】
ステップD 1−{4−クロロ−6−[1−(1−エトキシエチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−3’,5’−ジフルオロビフェニル−2−イル}エタンアミン
【化181】
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1−{4−クロロ−6−[1−(1−エトキシエチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−3’,5’−ジフルオロビフェニル−2−イル}エタノン(190mg、0.47mmol)、メタノール(2mL)中の酢酸アンモニウム(360mg、4.7mmol)の溶液、およびアセトニトリル(2mL)を、65℃で3時間加熱した。反応混合物を酢酸(約100μL)で反応停止処理し、炭酸水素ナトリウム(50mL)に注いだ。混合物をジクロロメタン(3x60mL)で抽出し、1つにまとめた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、粗残渣に濃縮した。分取LCMS(XBridge C18カラム、水酸化アンモニウム0.1%を含む水中のアセトニトリル勾配で、流速60mL/分で溶出した)によって精製し、所望の生成物(60mg、32%)を得た。C2123ClFO(M+H)についてLCMS:m/z=406.1;実測値:406.1。
【0337】
ステップE N−{1−[4−クロロ−3’,5’−ジフルオロ−6−(1H−ピラゾール−4−イル)ビフェニル−2−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン
エタノール(2.8mL)中の1−{4−クロロ−6−[1−(1−エトキシエチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−3’,5’−ジフルオロビフェニル−2−イル}エタンアミン(60mg、0.15mmol)、6−ブロモ−9−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−9H−プリン(63mg、0.22mmol、実施例108、ステップ1より)、およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(77μL、0.44mmol)の溶液を、マイクロ波中130℃で30分間加熱した。代替として、当該反応物をベンチトップ上に90℃で一晩加熱してもよい。反応混合物を室温まで冷却し、水中の6Mの塩化水素(0.49mL、3.0mmol)で処理し、30分間撹拌した。反応混合物をメタノールでわずかに希釈し、濾過し、分取LCMS(XBridge C18カラム、水酸化アンモニウム0.1%を含むアセトニトリル/水勾配で、流速60mL/分で溶出した)によって直接精製し、所望の生成物を得た(29mg、43%)。C2217ClF(M+H)についてLCMS:m/z=452.1;実測値:452.0。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ 12.8(br s、1H)、8.32−8.23(m、1H)、8.11(s、1H)、8.06(s、1H)、7.65(s、1H)、7.46(s、1H)、7.36−7.23(m、3H)、7.09−7.01(m、1H)、6.96(d、J=8.5Hz、1H)、5.09−4.96(m、1H)、1.34(d、J=6.7Hz、3H)。
【0338】
実施例125 N−{1−[5−クロロ−3−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−メトキシフェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン
【化182】
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ステップA 1−(3−ブロモ−5−クロロ−2−メトキシフェニル)エタノン
【化183】
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N,N−ジメチルホルムアミド(40mL)中の1−(3−ブロモ−5−クロロ−2−ヒドロキシフェニル)エタノン(5.0g、20mmol)の溶液を炭酸カリウム(5.5g、40mmol)で処理し、次にヨウ化メチル(1.9mL、30mmol)で処理し、60℃で一晩加熱した。反応混合物を水(300mL)で希釈し、酢酸エチル(2x150mL)で抽出した。有機層を水(3x100mL)およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、粗生成物に濃縮した。ヘキサン中の酢酸エチル(0%−5%−25%)を用いて、フラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製し、所望の生成物を得た(5.1g、96%)。CBrClO(M+H)についてLCMS:m/z=262.9、264.9;実測値:262.9、264.9。
【0339】
ステップB 1−(3−ブロモ−5−クロロ−2−メトキシフェニル)エタンアミン
【化184】
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所望の化合物を、1−(3−ブロモ−5−クロロ−2−メトキシフェニル)エタノンを出発物質として用いて、実施例124、ステップDの手順に従って収率56%で調製した。C12BrClNO(M+H)についてLCMS:m/z=264.0、266.0;実測値:263.9、265.9。
【0340】
ステップC N−[1−(3−ブロモ−5−クロロ−2−メトキシフェニル)エチル]−9−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−9H−プリン−6−アミン
【化185】
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エタノール(69mL)中の1−(3−ブロモ−5−クロロ−2−メトキシフェニル)エタンアミン(2.2g、8.5mmol)の溶液を6−ブロモ−9−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−9H−プリン(3.6g、13mmol、実施例108、ステップ1より)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(4.4mL、25mmol)で処理し、還流で一晩加熱した。反応混合物を冷却し、炭酸水素ナトリウム(150mL)に注ぎ、酢酸エチル(2x150mL)で抽出した。1つにまとめた有機層を水およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、粗残渣に濃縮した。ジクロロメタン中のアセトニトリル(5%〜10%)、その後ヘキサン中の酢酸エチル(60%〜100%)を用いて、フラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製し、所望の生成物(3.9g、98%)を得た。C1922BrClN(M+H)についてLCMS:m/z=466.1、468.1;実測値:466.0、468.0。
【0341】
ステップD N−{1−[5−クロロ−3−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−メトキシフェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン
水(0.5mL)中のN−[1−(3−ブロモ−5−クロロ−2−メトキシフェニル)エチル]−9−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−9H−プリン−6−アミン(45mg、0.096mmol)および(5−クロロピリジン−3−イル)ボロン酸(23mg、0.15mmol)並びに1,4−ジオキサン(1mL)を炭酸カリウム(33mg、0.24mmol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(11mg、9.6μmol)で処理した。反応混合物を窒素で5分間脱気し、80℃で一晩加熱した。反応混合物を水中の6Mの塩化水素(170μL、1.0mmol)で直接処理しながら冷却し、室温で約30分間撹拌した。反応混合物をメタノールでわずかに希釈し、濾過し、分取LCMS(XBridge C18カラム、水酸化アンモニウム0.1%を含むアセトニトリル/水勾配で、流速60mL/分で溶出した)によって直接精製し、所望の生成物(6mg、15%)を得た。C1917ClO(M+H)についてLCMS:m/z=415.1;実測値:415.0。H NMR(300MHz、DMSO−d):δ 8.72(d、J=1.8Hz、1H)、8.66(d、J=2.3 Hz、1H)、8.20−8.09(m、4H)、7.65(d、J=2.1Hz、1H)、7.40(d、J=2.6Hz、1H)、5.91−5.71(m、1H)、3.52(s、3H)、1.51(d、J=7.0Hz、3H)。
【0342】
実施例126 N−{1−[5−クロロ−4−メチル−2−(2−モルホリン−4−イルエトキシ)−3−ピリジン−4−イルフェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン
【化186】
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ステップA 1−[3−ブロモ−5−クロロ−4−メチル−2−(2−モルホリン−4−イルエトキシ)フェニル]エタノン
【化187】
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テトラヒドロフラン(0.38mL、4.6mmol)中の1−(3−ブロモ−5−クロロ−2−ヒドロキシ−4−メチルフェニル)エタノン(34mg、0.13mmol)、トリフェニルホスフィン(47mg、0.18mmol)、および4−モルホリンエタノール(23μL、0.19mmol)をジイソプロピル アゾジカルボキシラート(35μL、0.18mmol)の滴下で−10℃で処理し、−10℃で15分間撹拌し、20℃まで30分間温めた。反応混合物を濃縮し、酢酸エチル(5mL)で希釈し、水およびブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、粗油に濃縮した。ヘキサン中の酢酸エチル(0%〜60%)を用いて、フラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製し、所望の生成物を得た(15mg、31%)。C1520BrClNO(M+H)についてLCMS:m/z=376.0、378.0;実測値:375.9、378.0。
【0343】
ステップB 1−[5−クロロ−4−メチル−2−(2−モルホリン−4−イルエトキシ)−3−ピリジン−4−イルフェニル]エタノン
【化188】
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所望の化合物を、1−[3−ブロモ−5−クロロ−4−メチル−2−(2−モルホリン−4−イルエトキシ)フェニル]エタノンおよび炭酸セシウム(炭酸ナトリウムの代わりに)を出発物質として用いて、実施例124、ステップCの手順に従って収率62%で調製した。C2024ClN(M+H)についてLCMS:m/z=375.1;実測値:375.1。
【0344】
ステップC 1−[5−クロロ−4−メチル−2−(2−モルホリン−4−イルエトキシ)−3−ピリジン−4−イルフェニル]エタンアミン
【化189】
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所望の化合物を、1−[5−クロロ−4−メチル−2−(2−モルホリン−4−イルエトキシ)−3−ピリジン−4−イルフェニル]エタノンを出発物質として用いて、実施例124、ステップDの手順に従って収率98%で調製した。C2027ClN(M+H)についてLCMS:m/z=376.2;実測値:376.1。
【0345】
ステップD N−{1−[5−クロロ−4−メチル−2−(2−モルホリン−4−イルエトキシ)−3−ピリジン−4−イルフェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン
所望の化合物を、1−[5−クロロ−4−メチル−2−(2−モルホリン−4−イルエトキシ)−3−ピリジン−4−イルフェニル]エタンアミンを出発物質として用いて、実施例124、ステップEの手順に従って収率12%で調製した。C2529ClN(M+H)についてLCMS:m/z=494.2;実測値:494.2。H NMR(300MHz、DMSO−d): δ 12.9(s、1H)、8.65(d、J=5.0Hz、2H)、8.26−8.15(m、1H)、8.12(s、1H)、8.06(s、1H)、7.68(s、1H)、7.47−7.29(m、2H)、5.86−5.72(m、1H)、4.08−4.00(m、1H)、3.41−3.37(m、4H)、2.31−2.28(m、2H)、2.21−2.14(m、2H)2.10−2.04(m、2H)、1.96(s、3H)、1.48(d、J=7.0Hz、3H)。
【0346】
実施例127 N−[1−(5−クロロ−2,4−ジメチル−3−ピリジン−4−イルフェニル)エチル]−9H−プリン−6−アミン
【化190】
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ステップA 1−(5−クロロ−2−ヒドロキシ−4−メチル−3−ピリジン−4−イルフェニル)エタノン
【化191】
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1,2−ジメトキシエタン(48mL)および水(24mL)中の1−(3−ブロモ−5−クロロ−2−ヒドロキシ−4−メチルフェニル)エタノン(2.6g、9.9mmol)、4−ピリジニルボロン酸(1.6g、13mmol)、および炭酸カリウム(5.5g、40mmol)の溶液を窒素で脱気し、トリフェニルホスフィン(260mg、0.99mmol)および酢酸パラジウム(0.22g、0.99mmol)で処理した。反応混合物を窒素で5分間脱気し、90℃で20分間加熱した。反応混合物を室温まで冷却し、濃縮し、大部分のDMEを除去し、酢酸エチル(200ml)および水(100ml)で希釈し、セライトで濾過した。水層を分離し、酢酸エチル(100mL)で抽出した。1つにまとめた有機層をブライン(100ml)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、茶色の粗泡に濃縮した。ヘキサン(0%〜60%)中の酢酸エチルを用いて、フラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製し、所望の生成物を得た(1.2g、45%)。C1413ClNO(M+H)についてLCMS:m/z=262.1;実測値:262.0。
【0347】
ステップB 6−アセチル−4−クロロ−3−メチル−2−ピリジン−4−イルフェニル トリフルオロメタンスルホン酸
【化192】
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所望の化合物を、1−(5−クロロ−2−ヒドロキシ−4−メチル−3−ピリジン−4−イルフェニル)エタノンを出発物質として用いて、実施例1、ステップ3の手順に従って収率81%で調製した。C1512ClFNOS(M+H)についてLCMS:m/z=394.0;実測値:393.9。
【0348】
ステップC 1−(5−クロロ−2,4−ジメチル−3−ピリジン−4−イルフェニル)エタノン
【化193】
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1,4−ジオキサン(10mL、130mmol)中の6−アセチル−4−クロロ−3−メチル−2−ピリジン−4−イルフェニル トリフルオロメタンスルホン酸(0.40g、1.0mmol)の溶液を窒素で脱気し、ジクロロメタン(1:1)と複合した[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(41mg、0.051mmol)で処理した。反応混合物を窒素で5分間脱気し、トルエン中の2.0Mのジメチル亜鉛(0.76mL、1.5mmol)で処理し、70℃で1.5時間加熱した。反応混合物を室温まで冷却し、酢酸エチルおよび水で希釈し、セライトで濾過し、固体物を除去した。酢酸エチルの層を分離し、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、茶色の粗ゴムに濃縮した。ヘキサン(0%〜20%)中の酢酸エチルを用いて、フラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製し、所望の生成物(0.18g、69%)を得た。C1515ClNO(M+H)についてLCMS:m/z=260.1;実測値:260.1。
【0349】
ステップD 1−(5−クロロ−2,4−ジメチル−3−ピリジン−4−イルフェニル)エタンアミン
【化194】
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所望の化合物を、1−(5−クロロ−2,4−ジメチル−3−ピリジン−4−イルフェニル)エタノンを出発物質として用いて、実施例124、ステップDの手順に従って収率40%で調製した。C1518ClN(M+H)についてLCMS:m/z=261.1;実測値:261.0。
【0350】
ステップE N−[1−(5−クロロ−2,4−ジメチル−3−ピリジン−4−イルフェニル)エチル]−9H−プリン−6−アミン
所望の化合物を、1−(5−クロロ−2,4−ジメチル−3−ピリジン−4−イルフェニル)エタンアミンを出発物質として用いて、実施例124、ステップEの手順に従って収率32%で調製した。C2020ClN(M+H)についてLCMS:m/z=379.1;実測値:379.1。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ 12.9(br s、1H)、8.67−8.64(m、2H)、8.32−8.24(m、1H)、8.12(s、2H)、7.68(s、1H)、7.22(d、J=5.1Hz、1H)、7.21(s、1H)、5.69−5.60(m、1H)、2.04(s、3H)、1.89(s、3H)、1.47(d、J=6.6Hz、3H)。
【0351】
実施例128 N−{1−[5−クロロ−6−メチル−4’−(メチルスルホニル)−2−(2−モルホリン−4−イルエトキシ)ビフェニル−3−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン
【化195】
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ステップA 1−[3−ブロモ−5−クロロ−4−メチル−2−(2−モルホリン−4−イルエトキシ)フェニル]エタンアミン
【化196】
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所望の化合物を、1−[3−ブロモ−5−クロロ−4−メチル−2−(2−モルホリン−4−イルエトキシ)フェニル]エタノンを出発物質として用いて、実施例124、ステップDの手順に従って収率95%で調製した。C1523BrClN(M+H)についてLCMS:m/z=377.1、379.1;実測値:377.1、379.1。
【0352】
ステップB N−{1−[3−ブロモ−5−クロロ−4−メチル−2−(2−モルホリン−4−イルエトキシ)フェニル]エチル}−9−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−9H−プリン−6−アミン
【化197】
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所望の化合物を、1−[3−ブロモ−5−クロロ−4−メチル−2−(2−モルホリン−4−イルエトキシ)フェニル]エタンアミンを出発物質として用いて、実施例125、ステップCの手順に従って収率50%で調製した。C2533BrClN(M+H)についてLCMS:m/z=579.1、581.1;実測値:579.2、581.2。
【0353】
ステップC N−{1−[5−クロロ−6−メチル−4'−(メチルスルホニル)−2−(2−モルホリン−4−イルエトキシ)ビフェニル−3−イル]エチル}−9H−プリン−6−アミン
所望の化合物を、N−{1−[3−ブロモ−5−クロロ−4−メチル−2−(2−モルホリン−4−イルエトキシ)フェニル]エチル}−9−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−9H−プリン−6−アミン、[4−(メチルスルホニル)フェニル]ボロン酸、および炭酸ナトリウム(炭酸カリウムの代わりに)を出発物質として用いて、実施例125、ステップDの手順に従って収率27%で調製した。C2732ClNS(M+H)についてLCMS:m/z=571.2;実測値:571.3。H NMR(400MHz、DMSO−d):δ12.9(s、1H)、8.17−8.07(m、3H)、8.00(d、J=7.9Hz、2H)、7.67(s、1H)、7.64(d、J=7.2Hz、1H)、7.55(d、J=7.4Hz、1H)、5.80(s、1H)、4.15−3.84(m、1H)、3.42−3.37(m、4H)、3.28(s、3H)、2.32−2.25(m、2H)、2.17−2.12(m、2H)、2.08−2.00(m、2H)、1.98(s、3H)、1.50(d、J=6.9Hz、3H)。
【0354】
さらなる化合物について実験手順を以下表6にまとめる。
【表6】
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【0355】
さらなる化合物について実験手順を以下表7にまとめる。
【表7-1】
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【表7-2】
[この文献は図面を表示できません]
【0356】
以下の化合物について実験手順を以下表8にまとめる。
【表8-1】
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【表8-2】
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【表8-3】
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【0357】
上の化合物についてのH NMRデータ(Varian Inova500分光計、Mercury400分光計、またはVarian(またはMercury)300分光計)およびLCMS質量スペクトルデータ(MS)を表9に以下示す。
【表9-1】
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【表9-2】
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【表9-3】
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【表9-4】
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【表9-5】
[この文献は図面を表示できません]
【表9-6】
[この文献は図面を表示できません]
【表9-7】
[この文献は図面を表示できません]
【0358】
実施例163 N−[1−(5−クロロ−2−メトキシ−4−メチル−3−ピリダジン−4−イルフェニル)エチル]−9H−プリン−6−アミン ビス(トリフルオロアセタート)
【化198】
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1,4−ジオキサン(0.5mL)中のN−[1−(3−ブロモ−5−クロロ−2−メトキシ−4−メチルフェニル)エチル]−9−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−9H−プリン−6−アミン(0.030g、0.062mmol、実施例113、ステップ2 キラル中間体より)、4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリダジン(0.015g、0.075mmol、Milestone Pharmtech社)、1Mの炭酸ナトリウム溶液(0.15mL、0.16mmol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(4.3mg、0.0037mmol)の混合物をNで5分間泡だたせ、次いで90℃で一晩加熱した。冷却した反応物を、水中の6.0Mの塩化水素(0.1mL、0.6mmol)で、室温で約30分間、直接処理した。混合物をMeOHで希釈し、濾過し、分取LCMS(XBridge C18カラム、トリフルオロ酢酸0.05%を含む水中のアセトニトリル勾配で、流速30mL/分で溶出した)上で精製し、TFA塩として所望の生成物を得た。C1919ClNO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=396.1;実測値:396.1。
【0359】
実施例164 N−{1−[5−クロロ−2−メトキシ−4−メチル−3−(1,3−チアゾール−4−イル)フェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン トリフルオロアセタート
【化199】
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ステップ1 1−[5−クロロ−2−メトキシ−4−メチル−3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]エタノン
1,4−ジオキサン(3.7mL)中の1−(5−クロロ−3−ヨード−2−メトキシ−4−メチルフェニル)エタノン(2.0g、6.2mmol、実施例60、ステップ2より)、ビス(アセトニトリル) 塩化パラジウム(II)(32mg、0.12mmol)、2−(ジシクロヘキシルホスフィノ)−2',6'−ジメトキシ−1,1'−ビフェニル(0.20g、0.49mmol)およびトリエチルアミン(2.6mL、18mmol)の混合物に4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(2.2mL、15mmol)をN下に加え、その後、混合物をNで脱気した。反応物をその後、100℃で3時間加熱した。混合物を室温まで冷却し、濾過し、シリカゲル上で(ヘキサン中のEtOAc0〜20%で溶出して)精製し、所望の生成物(1.3g、65%)を得た。C1623BClO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=325.1;実測値:325.1。
【0360】
ステップ2 1−[5−クロロ−2−メトキシ−4−メチル−3−(1,3−チアゾール−4−イル)フェニル]エタノン
マイクロ波照射用の瓶に1−[5−クロロ−2−メトキシ−4−メチル−3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]エタノン(0.040g、0.12mmol)、4−ブロモ−1,3−チアゾール(0.024g、0.15mmol)、1Mの炭酸ナトリウム溶液(0.30mL、0.31mmol)、1,4−ジオキサン(1mL)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(8.5mg、0.0074mmol)を加えた。混合物をNで5分間泡だたせ、その後95℃で一晩加熱した。冷却した反応物をシリカゲルカラム上で(ヘキサン中のEtOAc0〜30%で溶出して)精製し、所望の生成物を得た。C1313ClNOS(M+H)についてLCMS計算値:m/z=282.0;実測値:282.0。
【0361】
ステップ3 1−[5−クロロ−2−メトキシ−4−メチル−3−(1,3−チアゾール−4−イル)フェニル]エタンアミン
メタノール(0.05mL)/アセトニトリル(0.05mL)中、1−[5−クロロ−2−メトキシ−4−メチル−3−(1,3−チアゾール−4−イル)フェニル]エタノン(6.0mg、0.021mmol)、酢酸アンモニウム(20mg、0.2mmol)およびTHF中の1.0Mのシアノ水素化ホウ素ナトリウム(0.053mL、0.053mmol)の混合物を65℃で一晩加熱した。混合物を室温まで冷却し、飽和NaHCO溶液で反応停止処理し、ジクロロメタンで抽出した。1つにまとめた有機層をMgSOで乾燥させ、濃縮し、粗生成物を得て、次のステップに直接使用した。C1313ClNOS(M−NHについてLCMS計算値:m/z=266.1;実測値:266.0。
【0362】
ステップ4 N−{1−[5−クロロ−2−メトキシ−4−メチル−3−(1,3−チアゾール−4−イル)フェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン トリフルオロアセタート
エタノール(0.1mL)中の1−[5−クロロ−2−メトキシ−4−メチル−3−(1,3−チアゾール−4−イル)フェニル]エタンアミン(5.5mg、0.019mmol)、6−ブロモ−9H−プリン(5.8mg、0.029mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(DIPEA)(0.010mL、0.058mmol)の混合物を100℃で一晩加熱した。混合物をMeOHで希釈し、分取LCMS(XBridge C18カラム、トリフルオロ酢酸0.05%を含む水中のアセトニトリル勾配で、流速30mL/分で溶出した)上で精製し、TFA塩として所望の生成物を得た。C1818ClNOS(M+H)についてLCMS計算値:m/z=401.1;実測値:401.1。
【0363】
実施例165 N−[1−(3−アゼチジン−3−イル−5−クロロ−2−メトキシ−4−メチルフェニル)エチル]−9H−プリン−6−アミン ビス(トリフルオロアセタート)
【化200】
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ステップ1 tert−ブチル 3−(3−アセチル−5−クロロ−2−メトキシ−6−メチルフェニル)アゼチジン−1−カルボキシラート
亜鉛(0.227g、3.48mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(DMF)中の1,2−ジブロモエタン(0.0434g、0.231mmol)(4.1mL)で懸濁した。混合物を70℃で10分間加熱し、その後室温まで冷却した。クロロトリメチルシラン(0.029mL、0.23mmol)を滴下添加し、1時間撹拌し続けた。その後、DMF(3mL)中のtert−ブチル 3−ヨードアゼチジン−1−カルボキシラート(0.82g、2.9mmol、Oakwood社)の溶液を加え、混合物を40℃で1時間加熱した後、DMF(8mL)中の1−(5−クロロ−3−ヨード−2−メトキシ−4−メチルフェニル)エタノン(0.987g、3.04mmol、実施例60、ステップ2より)、トリス(ジベンジリデンアセトン)二パラジウム(0)(0.052g、0.057mmol)およびトリ−(2−フリル)ホスフィン(0.027g、0.12mmol)を加えた。反応混合物を70℃まで温め、一晩撹拌した。混合物をその後、室温まで冷却し、EtOAcと飽和NHCl溶液に分割した。有機層を水で洗浄し、MgSOで乾燥させ、濃縮し、シリカゲル上で(ヘキサン中のEtOAc0〜30%で溶出して)精製し、所望の生成物を得た(0.57g、56%)。C1824ClNONa(M+Na)についてLCMS計算値:m/z=376.1;実測値:376.1。
【0364】
ステップ2 tert−ブチル 3−[3−(1−アミノエチル)−5−クロロ−2−メトキシ−6−メチルフェニル]アゼチジン−1−カルボキシラート
メタノール(4mL)/アセトニトリル(4mL)中、tert−ブチル 3−(3−アセチル−5−クロロ−2−メトキシ−6−メチルフェニル)アゼチジン−1−カルボキシラート(0.56g、1.6mmol)、酢酸アンモニウム(1.0g、20mmol)およびTHF中の1.0Mのシアノ水素化ホウ素ナトリウム(4.0mL、4.0mmol)を65℃で一晩加熱した。混合物を室温まで冷却し、飽和NaHCO溶液で反応停止処理し、ジクロロメタンで抽出した。有機抽出物をMgSOで乾燥させ、濃縮し、所望の粗生成物を得て、精製をさらに行わずに次のステップに使用した。C1827ClNNa(M+Na)についてLCMS計算値:m/z=377.2;実測値:377.1。
【0365】
ステップ3 N−[1−(3−アゼチジン−3−イル−5−クロロ−2−メトキシ−4−メチルフェニル)エチル]−9H−プリン−6−アミン ビス(トリフルオロアセタート)
エタノール(6mL)中のtert−ブチル 3−[3−(1−アミノエチル)−5−クロロ−2−メトキシ−6−メチルフェニル]アゼチジン−1−カルボキシラート(0.36g、1.0mmol)、6−ブロモ−9−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−9H−プリン(0.43g、1.5mmol、実施例108、ステップ1より)およびDIPEA(0.53mL、3.0mmol)の混合物を100℃で一晩加熱した。混合物を濃縮し、シリカゲルカラム上で(ヘキサン中のEtOAc0〜100%で溶出して)精製し、tert−ブチル 3−[3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−(1−{[9−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−9H−プリン−6−イル]アミノ}エチル)フェニル]アゼチジン−1−カルボキシラートを得た。C2838ClN(M+H)についてLCMS計算値:m/z=557.3;実測値:557.3。単離されたBoc中間体を塩化メチレン(5mL)中のトリフルオロ酢酸(0.8mL、10mmol)で、室温に1時間処理した。混合物を乾燥させて取り除き、TFA塩として所望の生成物を得た。塩のうち4mgは分取LCMS(XBridge C18カラム、トリフルオロ酢酸0.05%を含む水中のアセトニトリル勾配で、流速30mL/分で溶出した)上で精製し、TFA塩として所望の生成物を得た。C1822ClNO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=373.2;実測値:373.1。
【0366】
実施例166 N−{1−[3−(1−アセチルアゼチジン−3−イル)−5−クロロ−2−メトキシ−4−メチルフェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン トリフルオロアセタート
【化201】
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塩化メチレン(0.5mL)中のN−[1−(3−アゼチジン−3−イル−5−クロロ−2−メトキシ−4−メチルフェニル)エチル]−9H−プリン−6−アミン ビス(トリフルオロアセタート)(8.5mg、0.014mmol、実施例165より)およびDIPEA(0.015mL、0.085mmol)の溶液に無水酢酸(2.0μL、0.021mmol)を0℃で加え、その後、反応物を室温で30分間撹拌した。粗混合物を分取LCMS(XBridge C18カラム、トリフルオロ酢酸0.05%を含む水中のアセトニトリル勾配で、流速30mL/分で溶出した)上で精製し、TFA塩として所望の生成物を得た。C2024ClN(M+H)についてLCMS計算値:m/z=415.2;実測値:415.1。
【0367】
実施例167 メチル 3−{3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}アゼチジン−1−カルボキシラートトリフルオロ酢酸
【化202】
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塩化メチレン(0.5mL)中のN−[1−(3−アゼチジン−3−イル−5−クロロ−2−メトキシ−4−メチルフェニル)エチル]−9H−プリン−6−アミン ビス(トリフルオロアセタート)(8.5mg、0.014mmol、実施例165より)およびDIPEA(0.015mL、0.085mmol)の溶液にメチルクロロ炭酸塩(1.6μL、0.021mmol)を0℃加え、反応物をその後、室温で30分間撹拌した。粗混合物を分取LCMS(XBridge C18カラム、トリフルオロ酢酸0.05%を含む水中のアセトニトリル勾配で、流速30mL/分で溶出した)上で精製し、TFA塩として所望の生成物を得た。C2024ClN(M+H)についてLCMS計算値:m/z=431.2;実測値:431.1。H NMR(300MHz、DMSO−d) δ 8.30(1H、br s)、8.18(2H、m)、7.46(1H、s)、5.68(1H、m)、4.31(3H、m)、4.14(1H、m)、4.02(1H、m)、3.75(3H、s)、3.55(3H、s)、2.16(3H、s)、1.44(3H、d、J=6.9Hz)ppm。
【0368】
実施例168 3−{3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}−N−メチルアゼチジン−1−カルボキサミド トリフルオロアセタート
【化203】
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塩化メチレン(0.5mL)中のN−[1−(3−アゼチジン−3−イル−5−クロロ−2−メトキシ−4−メチルフェニル)エチル]−9H−プリン−6−アミン ビス(トリフルオロアセタート)(8.5mg、0.014mmol、実施例165より)およびDIPEA(0.015mL、0.085mmol)の溶液にメチルイソチオシアナート(1.3μL、0.021mmol)を0℃で加え、反応物をその後、室温で30分間撹拌した。粗混合物を分取LCMS(XBridge C18カラム、トリフルオロ酢酸0.05%を含む水中のアセトニトリル勾配で、流速30mL/分で溶出した)上で精製し、TFA塩として所望の生成物を得た。C2025ClN(M+H)についてLCMS計算値:m/z=430.2;実測値:430.2。H NMR(300MHz、DMSO−d) δ 8.32(1H、br s)、8.18(2H、m)、7.44(1H、s)、6.31(1H、m)、5.68(1H、m)、4.20(3H、m)、3.96(1H、m)、3.82(1H、m)、3.75(3H、s)、2.52(3H、s)、2.15(3H、s)、1.44(3H、d、J=6.9Hz)ppm。
【0369】
実施例169 N−(1−{5−クロロ−2−メトキシ−4−メチル−3−[1−(メチルスルホニル)アゼチジン−3−イル]フェニル}エチル)−9H−プリン−6−アミン トリフルオロアセタート
【化204】
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塩化メチレン(0.5mL)中のN−[1−(3−アゼチジン−3−イル−5−クロロ−2−メトキシ−4−メチルフェニル)エチル]−9H−プリン−6−アミン ビス(トリフルオロアセタート)(8.5mg、0.014mmol、実施例165より)およびDIPEA(0.015mL、0.085mmol)の溶液にメタンスルホニルクロリド(1.6μL、0.021mmol)を0℃で加え、反応物をその後、室温で30分間撹拌した。粗混合物を分取LCMS(XBridge C18カラム、トリフルオロ酢酸0.05%を含む水中のアセトニトリル勾配で、流速30mL/分で溶出した)上で精製し、TFA塩として所望の生成物を得た。C1924ClNS(M+H)についてLCMS計算値:m/z=451.1;実測値:451.0。H NMR(300MHz、DMSO−d) δ 8.22(1H、brs)、8.15(2H、m)、7.48(1H、s)、5.67(1H、m)、4.21(3H、m)、4.05(1H、m)、3.96(1H、m)、3.76(3H、s)、2.96(3H、s)、2.10(3H、s)、1.45(3H、d、J=6.9Hz)ppm。
【0370】
実施例170 N−{1−[5−クロロ−3−(1−イソプロピルアゼチジン−3−イル)−2−メトキシ−4−メチルフェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン ビス(トリフルオロアセタート)
【化205】
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ステップ1 ベンジル 3−(3−アセチル−5−クロロ−2−メトキシ−6−メチルフェニル)アゼチジン−1−カルボキシラート
亜鉛(1.15g、17.6mmol)をDMF(21mL)中の1,2−ジブロモエタン(0.101mL、1.17mmol)で懸濁した。混合物を70℃で10分間加熱し、その後、室温まで冷却した。クロロトリメチルシラン(0.149mL、1.17mmol)を滴下添加し、1時間撹拌し続けた。その後、DMF(20mL)中の3−ヨードアゼチジン−1−カルボキシラートベンジル(4.6g、15mmol、Pharmablock社)の溶液を加え、混合物を40℃で1時間加熱した後、DMF(40mL)中の1−(5−クロロ−3−ヨード−2−メトキシ−4−メチルフェニル)エタノン(5.0g、15mmol、実施例60、ステップ2より)、トリス(ジベンジリデンアセトン)二パラジウム(0)(0.27g、0.29mmol)およびトリ−(2−フリル)ホスフィン(0.14g、0.59mmol)の混合物を加えた。反応混合物を70℃で一晩温めた。混合物をその後、室温まで冷却し、エーテルと飽和NHCl溶液に分割した。有機層を水で洗浄し、MgSOで乾燥させ、濃縮し、シリカゲル上で(ヘキサン中のEtOAc0〜20%で溶出して)精製し、所望の生成物を得た(2.5g、44%)。C2123ClNO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=338.1;実測値:388.1。
【0371】
ステップ2 ベンジル 3−[3−(1−アミノエチル)−5−クロロ−2−メトキシ−6−メチルフェニル]アゼチジン−1−カルボキシラート
エタノール(16.1mL、32.2mmol)中、2.0 Mアンモニア中のベンジル 3−(3−アセチル−5−クロロ−2−メトキシ−6−メチルフェニル)アゼチジン−1−カルボキシラート(2.5g、6.4mmol)の混合物にチタン テトラエタノラート(2.70mL、12.9mmol)を0℃で加えた。溶液はN下に60℃で一晩撹拌した。テトラヒドロホウ酸ナトリウム(0.366g、9.67mmol)を上述の混合物に0℃で加え、溶液は室温でもう1時間撹拌した。反応混合物を水中の2Mのアンモニアで反応停止処理し、濾過した。固体はアセトニトリルに洗浄した。溶媒を除去し、残渣をジクロロメタンで希釈し、水およびブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濃縮し、所望の生成物を得た(2.47g、98%)。C2126ClN(M+H)についてLCMS計算値:m/z=389.2;実測値:389.1。
【0372】
ステップ3 ベンジル 3−(3−{1−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]エチル}−5−クロロ−2−メトキシ−6−メチルフェニル)アゼチジン−1−カルボキシラート
THF(32mL)中のベンジル 3−[3−(1−アミノエチル)−5−クロロ−2−メトキシ−6−メチルフェニル]アゼチジン−1−カルボキシラート(2.47g、6.35mmol)およびDIPEA(3.3mL、19mmol)の混合物にジ−tert−ブチル二炭酸(2.8g、13mmol)を加えた。室温で2時間撹拌した後、混合物を飽和NaHCO溶液で反応停止処理し、EtOAcで抽出した。1つにまとめた有機層を水およびブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濃縮し、シリカゲル上で(ヘキサン中のEtOAc0〜30%で溶出して)精製し、所望の生成物を得た(1.8g、58%)。C2633ClNNa(M+Na)についてLCMS計算値:m/z=511.2;実測値:511.0。物質をキラルHPLC(ChiralPak AD−Hカラム、20x250mm、粒子の大きさ5マイクロン、ヘキサン中のEtOH20%で15ml/分で溶出して、カラム負荷約20mg/注入)上に供して、2つの鏡像異性体を分離した(保持時間:7.08分および8.46分)。
【0373】
ステップ4 tert−ブチル[1−(3−アゼチジン−3−イル−5−クロロ−2−メトキシ−4−メチルフェニル)エチル]カルバマート
ベンジル 3−(3−{1−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]エチル}−5−クロロ−2−メトキシ−6−メチルフェニル)アゼチジン−1−カルボキシラート(720mg、1.5mmol)(前のステップのキラル分離から2番目のピーク)および炭素(100mg)上のパラジウム5%をメタノール(40mL)中に合わせ、水中の0.25MのHCl(11mL、2.8mmol)を加えた。懸濁液をHのバルーン圧下に室温で1時間水素添加した。懸濁液をその後、濾過し、飽和NaHCO溶液で中和し、濃縮し、ジクロロメタンで抽出した。1つにまとめた有機層をMgSOで乾燥させ、濃縮し、所望の生成物を得た(0.4g)。C1828ClN(M+H)についてLCMS計算値:m/z=355.2;実測値:355.1。
【0374】
ステップ5 tert−ブチル{1−[5−クロロ−3−(1−イソプロピルアゼチジン−3−イル)−2−メトキシ−4−メチルフェニル]エチル}カルバマート
アセトニトリル(0.2mL)/メタノール(0.2mL)/THF(0.2mL)中のtert−ブチル[1−(3−アゼチジン−3−イル−5−クロロ−2−メトキシ−4−メチルフェニル)エチル]カルバマート(20mg、0.06mmol)の混合物にアセトン(48μL、0.65mmol)を加えた。混合物を室温で30分間撹拌し、トリアセトキシホウ水素化ナトリウム(36mg、0.17mmol)を加えた。混合物を室温で4時間撹拌した。混合物を水で希釈し、ジクロロメタンで抽出した。有機層をMgSOで乾燥させ、濃縮して所望の生成物を得た。C2134ClN(M+H)についてLCMS計算値:m/z=397.2;実測値:397.2。
【0375】
ステップ6 N−{1−[5−クロロ−3−(1−イソプロピルアゼチジン−3−イル)−2−メトキシ−4−メチルフェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン ビス(トリフルオロアセタート)
tert−ブチル{1−[5−クロロ−3−(1−イソプロピルアゼチジン−3−イル)−2−メトキシ−4−メチルフェニル]エチル}カルバマート(19mg、0.048mmol)を塩化メチレン(50μL)中、ジオキサン中の4.0MのHCl(60μL、0.24mmol)で室温に2時間処理した。得られた混合物を濃縮乾固し、1−[5−クロロ−3−(1−イソプロピルアゼチジン−3−イル)−2−メトキシ−4−メチルフェニル]エタンアミン二塩酸塩を得た。エタノール(0.3mL)中のHCl塩、6−ブロモ−9−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−9H−プリン(20mg、0.072mmol、実施例108、ステップ1より)およびDIPEA(42μL、0.24mmol)の混合物を100℃で一晩加熱した。混合物を水中の6.0MのHCl(80μL、0.5mmol)で室温に10分間処理し、分取LCMS(XBridge C18カラム、トリフルオロ酢酸0.05%を含む水中のアセトニトリル勾配で、流速30mL/分で溶出した)上で精製し、TFA塩として所望の生成物を得た。C2128ClNO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=415.2;実測値:415.1。
【0376】
実施例171 N−{1−[5−クロロ−2−メトキシ−4−メチル−3−(1−メチルアゼチジン−3−イル)フェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン ビス(トリフルオロアセタート)
【化206】
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ステップ1 ベンジル3−{3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}アゼチジン−1−カルボキシラート
ベンジル 3−(3−{1−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]エチル}−5−クロロ−2−メトキシ−6−メチルフェニル)アゼチジン−1−カルボキシラート(0.45g、0.92mmol、実施例170、ステップ3より、キラル中間体)を塩化メチレン(6mL)中、ジオキサン(2mL、8mmol)中の4.0MのHClで室温に2時間処理した。反応混合物を乾燥させて取り除き、HCl塩としてベンジル 3−{3−[1−アミノエチル]−5−クロロ−2−メトキシ−6−メチルフェニル}アゼチジン−1−カルボキシラートを得た。C2126ClN(M+H)についてLCMS計算値:m/z=389.2;実測値:389.1。上述のHCl塩の混合物、6−ブロモ−9H−プリン(0.20g、1.0mmol)およびエタノール(9mL)中のDIPEA(0.80mL、4.6mmol)の混合物を100℃で一晩加熱した。混合物を濃縮し、シリカゲル上で(ジクロロメタン中のMeOH0〜5%で溶出して)精製し、所望の生成物を得た(2つのステップに0.25g、55%)。C2628ClN(M+H)についてLCMS計算値:m/z=507.2;実測値:507.1。
【0377】
ステップ2 N−{1−[5−クロロ−2−メトキシ−4−メチル−3−(1−メチルアゼチジン−3−イル)フェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン ビス(トリフルオロアセタート)
ベンジル 3−{3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}アゼチジン−1−カルボキシラート(255mg、0.503mmol)とパラジウム5%(125mg)をメタノール(15mL)中で合わせ、水中の0.25MのHCl(5.0mL、1.2mmol)を加えた。懸濁液をHのバルーン圧下に室温で一晩水素添加した。懸濁液を濾過し、濃縮しN−[1−(3−アゼチジン−3−イル−5−クロロ−2−メトキシ−4−メチルフェニル)エチル]−9H−プリン−6−アミンを得た。C1822ClNO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=373.2;実測値:373.1。上述で作成したアゼチジン中間体はメタノール(0.5mL)/アセトニトリル(0.5mL)/THF(0.5mL)中のDIPEA(0.26mL、1.5mmol)で合わせ、次にホルムアルデヒド37%(0.19mL、2.5mmol)を加えた。混合物を室温で10分間撹拌した後、トリアセトキシホウ水素化ナトリウム(0.32g、1.5mmol)を加えた。混合物を室温で一晩撹拌し、その後、MeOHで希釈し、分取LCMS(XBridge C18カラム、トリフルオロ酢酸0.05%を含む水中のアセトニトリル勾配で、流速30mL/分で溶出した)上で精製し、TFA塩として所望の生成物を得た。C1924ClNO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=387.2;実測値:387.1。
【0378】
実施例172 N−{1−[5−クロロ−4−フルオロ−3−(1−イソプロピルアゼチジン−3−イル)−2−メトキシフェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン ビス(トリフルオロアセタート)
【化207】
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ステップ1 1−(5−クロロ−4−フルオロ−2−ヒドロキシフェニル)エタノン
4−クロロ−3−フルオロフェノール(20g、100mmol、Aldrich社)に塩化アセチル(14.1mL、199mmol)をN下に撹拌しながら加えた。得られた混合物は室温で半透明の溶液になり、60℃で2時間加熱した。得られた混合物に三塩化アルミニウム(25.0g、187mmol)を分けて加え、混合物を180℃で30分間加熱した。固体物は高温でゆっくりと溶解した。反応混合物をその後、固体がフラスコ内に薄い層を形成するように、渦をまくようにフラスコを注意深く振りながら室温まで冷却し、その後、氷浴に冷却し一晩撹拌しながら、1.0NのHCl(300mL)でゆっくりと反応停止処理した。黄色の沈殿物を水でよく洗浄し、真空下に乾燥させ、黄色の固体として所望の生成物(23.8g)を得て、精製をさらに行わずに次のステップに直接使用した。
【0379】
ステップ2 1−(5−クロロ−4−フルオロ−2−ヒドロキシ−3−ヨードフェニル)エタノン
酢酸(100mL)中の1−(5−クロロ−4−フルオロ−2−ヒドロキシフェニル)エタノン(23.8g、126mmol)をN−ヨードスクシンイミド(34.1g、151mmol)で処理し、70℃で2時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、EtOAcで希釈し、飽和NaHCO溶液で反応停止処理した。有機層を分離し、水で洗浄し、MgSOで乾燥させ、減圧下に濃縮し、所望の生成物を得て、精製をさらに行わずに次のステップに使用した。
【0380】
ステップ3 1−(5−クロロ−4−フルオロ−3−ヨード−2−メトキシフェニル)エタノン
1−(5−クロロ−4−フルオロ−2−ヒドロキシ−3−ヨードフェニル)エタノン(13g、41mmol)をDMF(41.3mL)に溶解した。ヨウ化メチル(3.9mL、62mmol)を加え、次に炭酸カリウム(11g、83mmol)を加えた。反応物を60℃で1時間加熱した。混合物を室温まで冷却し、エーテルで希釈し、水で洗浄し、MgSOで乾燥させ、濃縮した。残渣をシリカゲル上で(ヘキサン中のEtOAc0〜10%で溶出して)精製し、所望の生成物を得た(10g、70%)。CClFIO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=328.9;実測値:328.9。
【0381】
ステップ4 tert−ブチル 3−(3−アセチル−5−クロロ−6−フルオロ−2−メトキシフェニル)アゼチジン−1−カルボキシラート
亜鉛(0.682g、10.4mmol)をDMF(12mL)中の1,2−ジブロモエタン(0.060mL、0.69mmol)で懸濁した。混合物を70℃で10分間加熱し、その後、室温まで冷却した。クロロトリメチルシラン(0.088mL、0.69mmol)を滴下添加し、1時間撹拌し続けた。その後、DMF(20mL)中のtert−ブチル 3−ヨードアゼチジン−1−カルボキシラート(2.5g、8.7mmol、Oakwood社)の溶液を加え、混合物を40℃で1時間加熱した後、DMF(20mL)中の1−(5−クロロ−4−フルオロ−3−ヨード−2−メトキシフェニル)エタノン(3.0g、9.1mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)二パラジウム(0)(0.16g、0.17mmol)およびトリ−(2−フリル)ホスフィン(0.081g、0.35mmol)を加えた。反応混合物を70℃まで温め、一晩撹拌した。混合物をその後、室温まで冷却し、エーテルと飽和NHCl溶液に分割した。有機層を水で洗浄し、MgSOで乾燥させ、濃縮し、シリカゲル上で(ヘキサン中のEtOAc0〜25%で溶出して)精製し、所望の生成物を得た(0.8g)。C1721ClFNONa(M+Na)についてLCMS計算値:m/z=380.1;実測値:380.1。
【0382】
ステップ5 tert−ブチル 3−[3−クロロ−2−フルオロ−5−(1−ヒドロキシエチル)−6−メトキシフェニル]アゼチジン−1−カルボキシラート
0℃で冷却したメタノール中のtert−ブチル 3−(3−アセチル−5−クロロ−6−フルオロ−2−メトキシフェニル)アゼチジン−1−カルボキシラート(0.17g、0.48mmol)の溶液にテトラヒドロホウ酸ナトリウム(0.022g、0.57mmol)を加えた。混合物を室温で1時間撹拌し、その後、水で希釈し、EtOAcで抽出した。1つにまとめた有機層をMgSOで乾燥させ、濃縮し、所望の生成物を得た(0.19g)。C1723ClFNONa(M+Na)についてLCMS計算値:m/z=382.1;実測値:382.0。
【0383】
ステップ6 tert−ブチル 3−[3−クロロ−5−(1−クロロエチル)−2−フルオロ−6−メトキシフェニル]アゼチジン−1−カルボキシラート
DMF(0.059mL、0.77mmol)に塩化シアヌール(140mg、0.78mmol)を室温で加えた。白色の固体を形成後(10分)、塩化メチレン(4mL)を加え、次にtert−ブチル 3−[3−クロロ−2−フルオロ−5−(1−ヒドロキシエチル)−6−メトキシフェニル]アゼチジン−1−カルボキシラート(197mg、0.547mmol)を加えた。添加後、混合物を室温で一晩撹拌した。水を加え、得られた混合物をその後、ジクロロメタンで希釈した。有機相を分離し、飽和NaHCO溶液で洗浄し、水およびブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濃縮し、シリカゲル上で(ヘキサン中のEtOAc0〜30%で溶出して)精製し、所望の生成物を得た(110mg、53%)。
【0384】
ステップ7 tert−ブチル 3−[3−(1−アジドエチル)−5−クロロ−6−フルオロ−2−メトキシフェニル]アゼチジン−1−カルボキシラート
DMF(0.66mL)中のtert−ブチル 3−[3−クロロ−5−(1−クロロエチル)−2−フルオロ−6−メトキシフェニル]アゼチジン−1−カルボキシラート(0.070g、0.18mmol)およびアジ化ナトリウム(0.036g、0.56mmol)の混合物を室温で一晩撹拌した。エーテルで希釈した後、混合物を水で洗浄し、MgSOで乾燥させ、濃縮し、粗アジ化物を得て、精製をさらに行わずに次のステップに使用した。C1722ClFNNa(M+Na)についてLCMS計算値:m/z=407.1;実測値:407.0。
【0385】
ステップ8 tert−ブチル 3−[3−(1−アミノエチル)−5−クロロ−6−フルオロ−2−メトキシフェニル]アゼチジン−1−カルボキシラート
THF(1mL)/水(0.2mL)中のtert−ブチル 3−[3−(1−アジドエチル)−5−クロロ−6−フルオロ−2−メトキシフェニル]アゼチジン−1−カルボキシラート(0.084g、0.22mmol)の撹拌した溶液にTHF中の1.0Mのトリメチルホスフィン(0.33mL、0.33mmol)を室温で加え、混合物を室温で2時間撹拌した。反応混合物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。1つにまとめた有機層をMgSOで乾燥させ、濃縮し、所望の生成物を得て、精製をさらに行わずに次のステップに使用した。
【0386】
ステップ9 N−{1−[5−クロロ−4−フルオロ−3−(1−イソプロピルアゼチジン−3−イル)−2−メトキシフェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン ビス(トリフルオロアセタート)
エタノール(1.0mL)中のtert−ブチル 3−[3−(1−アミノエチル)−5−クロロ−6−フルオロ−2−メトキシフェニル]アゼチジン−1−カルボキシラート(22.5mg、0.0627mmol)、6−ブロモ−9−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−9H−プリン(24mg、0.085mmol、実施例108、ステップ1より)およびDIPEA(33μL、0.19mmol)の混合物を100℃で一晩加熱した。混合物を飽和NaHCO溶液で希釈し、ジクロロメタンで抽出した。1つにまとめた有機層をMgSOで乾燥させ、濃縮し、tert−ブチル 3−[3−クロロ−2−フルオロ−6−メトキシ−5−(1−{[9−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−9H−プリン−6−イル]アミノ}エチル)フェニル]アゼチジン−1−カルボキシラート(34mg)を得た。C2735ClFN(M+H)についてLCMS計算値:m/z=561.2;実測値:561.2。上述で作成したカップリング生成物を、塩化メチレン(0.2mL)中、ジオキサン中の4.0MのHCl(0.5mL、2mmol)で室温に1時間処理した。反応混合物をその後、蒸発乾固し、N−[1−(3−アゼチジン−3−イル−5−クロロ−4−フルオロ−2−メトキシフェニル)エチル]−9H−プリン−6−アミン二塩酸塩を得た。得られたHCl塩をメタノール(0.2mL)/アセトニトリル(0.2mL)/THF(0.2mL)中に溶解し、固体が溶解するまでDIPEA(0.1mL、0.6mmol)で処理した。アセトン(0.05mL、0.6mmol)を加え、得られた混合物を室温で30分間撹拌した後、トリアセトキシホウ水素化ナトリウム(0.066g、0.31mmol)を加えた。反応混合物を室温で4時間撹拌し、その後、分取LCMS(XBridge C18カラム、トリフルオロ酢酸0.05%を含む水中のアセトニトリル勾配で、流速30mL/分で溶出した)上で精製し、TFA塩として所望の生成物を得た。C2025ClFNO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=419.2;実測値:419.1。H NMR(300MHz、DMSO−d) δ 9.96(1H、m)、8.41(1H、m)、8.23(1H、s)、8.20(1H、s)、7.53(1H、s)、5.69(1H、m)、4.52(2H、m)、4.26(1H、m)、4.12(2H、m)、3.77(3H、s)、2.08(3H、m)、1.46(3H、d、J=6.9Hz)、1.11(6H、m)ppm。
【0387】
実施例173 N−{1−[5−クロロ−2−エトキシ−4−メチル−3−(1−メチルアゼチジン−3−イル)フェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン
【化208】
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ステップ1 1−(5−クロロ−2−エトキシ−3−ヨード−4−メチルフェニル)エタノン
1−(5−クロロ−2−ヒドロキシ−3−ヨード−4−メチルフェニル)エタノン(18.9g、60.9mmol、実施例60、ステップ1より)をDMF(61mL)に溶解した。ヨードエタン(7.3mL、91mmol)を加え、次に炭酸カリウム(17.0g、120mmol)を加えた。反応物を60℃で1時間加熱した。混合物を室温まで冷却し、エーテルで希釈し、水で洗浄し、MgSOで乾燥させ、濃縮した。得られた残渣をシリカゲル上で(ヘキサン中のEtOAc0〜10%で溶出して)精製し、所望の生成物を得た(18.9g、91.7%)。C1113ClIO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=339.0;実測値:339.0。
【0388】
ステップ2 ベンジル 3−(3−アセチル−5−クロロ−2−エトキシ−6−メチルフェニル)アゼチジン−1−カルボキシラート
亜鉛(0.967g、14.8mmol)をDMF(17mL)中の1,2−ジブロモエタン(0.085mL、0.98mmol)で懸濁した。混合物を70℃で10分間加熱し、その後、室温まで冷却した。クロロトリメチルシラン(0.13mL、0.98mmol)を滴下添加し、1時間撹拌し続けた。その後、DMF(10mL)中のベンジル 3−ヨードアゼチジン−1−カルボキシラート(3.9g、12mmol、Pharmablock社)の溶液を加え、混合物を40℃で1時間加熱し、DMF(30mL)中の1−(5−クロロ−2−エトキシ−3−ヨード−4−メチルフェニル)エタノン(4.4g、13mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)二パラジウム(0)(0.22g、0.24mmol)およびトリ−(2−フリル)ホスフィン(0.12g、0.50mmol)の混合物を加えた。反応混合物を70℃で温め、一晩撹拌した。混合物をその後、室温まで冷却し、エーテルと飽和NHCl溶液に分割した。有機層を水で洗浄し、MgSOで乾燥させ、濃縮し、シリカゲル上で(ヘキサン中のEtOAc0〜20%で溶出して)精製し、所望の生成物を得た(3.87g、78%)。C2225ClNO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=402.1;実測値:402.1。
【0389】
ステップ3 ベンジル 3−[3−(1−アミノエチル)−5−クロロ−2−エトキシ−6−メチルフェニル]アゼチジン−1−カルボキシラート
チタン テトラエタノラート(3.3mL、16mmol)をエタノール(19.9mL、39.8mmol)中、2.0Mのアンモニア中のベンジル 3−(3−アセチル−5−クロロ−2−エトキシ−6−メチルフェニル)アゼチジン−1−カルボキシラート(3.2g、8.0mmol)に0℃で加えた。溶液はN下に60℃でN下に一晩撹拌した。テトラヒドロホウ酸ナトリウム(0.452g、11.9mol)を得られた混合物に0℃で加え、反応混合物を室温でさらに1時間撹拌した。混合物を水中の2Mのアンモニアで反応停止処理し、濾過した。固体をアセトニトリルで洗浄した。溶媒を除去し、残渣をジクロロメタンで希釈し、水およびブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濃縮し、所望の生成物(2.99g、93%)を得た。C2228ClN(M+H)についてLCMS計算値:m/z=403.2;実測値:403.2。
【0390】
ステップ4 ベンジル 3−(3−{1−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]エチル}−5−クロロ−2−エトキシ−6−メチルフェニル)アゼチジン−1−カルボキシラート
ジ−tert−ブチル二炭酸(3.2g、15mmol)をTHF(37mL)中のベンジル 3−[3−(1−アミノエチル)−5−クロロ−2−エトキシ−6−メチルフェニル]アゼチジン−1−カルボキシラート(2.99g、7.42mmol)およびDIPEA(3.9mL、22mmol)の混合物に加えた。室温で一晩撹拌した後、混合物を飽和NaHCO溶液で反応停止処理し、EtOAcで抽出した。1つにまとめた有機層を水およびブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濃縮し、シリカゲル上で(ヘキサン中のEtOAc0〜25%で溶出して)精製し、所望の生成物(2.1g、56%)を得た。C2735ClNNa(M+Na)についてLCMS計算値:m/z=525.2;実測値:525.2。物質をキラルHPLC(ChiralPak AD−Hカラム、20x250mm、粒子の大きさ5マイクロン、ヘキサン中のEtOH20%で15ml/分で溶出して、カラム負荷〜20mg/注入)上に供し、2つの鏡像異性体を分離した(保持時間:7.08分および8.46分)。
【0391】
ステップ5 ベンジル 3−{3−クロロ−6−エトキシ−2−メチル−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}アゼチジン−1−カルボキシラート
ベンジル 3−(3−{1−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]エチル}−5−クロロ−2−エトキシ−6−メチルフェニル)アゼチジン−1−カルボキシラート(65mg、0.13mmol、前のステップのキラル分離からの2番目のピーク)を、塩化メチレン(0.4mL、6mmol)中、ジオキサン(0.4mL、2mmol)中の4.0MのHClで室温に2時間処理した。反応混合物を蒸発乾固し、ベンジル 3−{3−[1−アミノエチル]−5−クロロ−2−エトキシ−6−メチルフェニル}アゼチジン−1−カルボキシラート塩酸塩を得た。C2228ClN(M+H)についてLCMS計算値:m/z=403.2;実測値:403.1。エタノール(1mL)中の上述のHCl塩、6−ブロモ−9H−プリン(31mg、0.16mmol)およびDIPEA(0.11mL、0.65mmol)の混合物を100℃で一晩加熱した。飽和NaHCO溶液で希釈し、ジクロロメタンで抽出した。1つにまとめた有機層をMgSOで乾燥させ、濃縮し、所望の生成物を得た(83mg)。C2730ClN(M+H)についてLCMS計算値:m/z=521.2;実測値:521.1。
【0392】
ステップ6 N−{1−[5−クロロ−2−エトキシ−4−メチル−3−(1−メチルアゼチジン−3−イル)フェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン
ベンジル 3−{3−クロロ−6−エトキシ−2−メチル−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}アゼチジン−1−カルボキシラート(83mg、0.16mmol)およびパラジウム5%(74mg)をメタノール(5mL)中で合わせ、水中の0.25MのHCl(1.6mL、0.40mmol)を加えた。懸濁液をHのバルーン圧下に室温で一晩水素添加した。懸濁液を濾過し、濃縮してN−[1−(3−アゼチジン−3−イル−5−クロロ−2−エトキシ−4−メチルフェニル)エチル]−9H−プリン−6−アミンを得た。C1924ClNO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=387.2;実測値:387.1。上述で作成したアゼチジンをメタノール(0.5mL)/アセトニトリル(0.5mL)/THF(0.5mL)中でDIPEA(0.1mL、0.6mmol)と合わせ、次にホルムアルデヒド37%(0.1mL、2mmol)を加えた。混合物を室温で10分間撹拌した後、トリアセトキシホウ水素化ナトリウム(0.17g、0.80mmol)を加えた。反応混合物を室温で一晩撹拌し、その後、MeOHで希釈し、RP−HPLC(XBridge C18カラム、水酸化アンモニウム0.2%を含む水中のアセトニトリル勾配で、流速30mL/分で溶出した)によって精製し、所望の生成物を得た。C2026ClNO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=401.2;実測値:401.1。
【0393】
実施例174 N−{1−[5−クロロ−2−メトキシ−4−メチル−3−(1−ピペリジン−4−イル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン トリス(トリフルオロアセタート)
【化209】
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ステップ1 tert−ブチル 4−{4−[3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−(1−{[9−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−9H−プリン−6−イル]アミノ}エチル)フェニル]−1H−ピラゾール−1−イル}ピペリジン−1−カルボキシラート
【化210】
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マイクロ波照射用の瓶の中にN−[1−(3−ブロモ−5−クロロ−2−メトキシ−4−メチルフェニル)エチル]−9−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−9H−プリン−6−アミン(0.032g、0.066mmol、実施例113、ステップ2より、キラル中間体)、tert−ブチル 4−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル]ピペリジン−1−カルボキシラート(0.030g、0.080mmol、Combi−Blocks社)、炭酸ナトリウム(0.014g、0.13mmol)、1,4−ジオキサン(0.6mL)/水(0.2mL)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(4.6mg、0.0040mmol)を加えた。混合物をNで5分間脱気し、その後、120℃で一晩加熱した。混合物をEtOAcで希釈し、飽和NaHCO、水、ブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮して粗生成物(0.040g)を得て、次のステップに直接使用した。C3344ClN(M+H)についてLCMS計算値:m/z=651.3;実測値:651.2。
【0394】
ステップ2 N−{1−[5−クロロ−2−メトキシ−4−メチル−3−(1−ピペリジン−4−イル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン トリス(トリフルオロアセタート)
tert−ブチル 4−{4−[3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−(1−{[9−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−9H−プリン−6−イル]アミノ}エチル)フェニル]−1H−ピラゾール−1−イル}ピペリジン−1−カルボキシラート(0.040g)をCHCl(0.4mL)に溶解し、その後、TFA(0.4mL)を加えた。混合物を室温で1時間撹拌した。蒸発乾固をした後、残渣をRP−HPLC(XBridge C18カラム、トリフルオロ酢酸0.05%を含む水中のアセトニトリル勾配で、流速30mL/分で溶出した)によって精製し、所望の生成物を得た。C2328ClNO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=467.2;実測値:467.2。
【0395】
実施例175 4−{3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}−N,1−ジメチル−1H−ピロール−2−カルボキサミド
【化211】
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ステップ1 2−ベンジル 1−tert−ブチル 4−ヨード−1H−ピロール−1,2−ジカルボキシラート
2,2,2−トリクロロ−1−(4−ヨード−1H−ピロール−2−イル)エタノン(15.0g、44.3mmol、Ryan Scientific社)、ベンジルアルコール(9.2mL、89mmol)、およびトリエチルアミン(8.0mL、58mmol)の混合物を一晩撹拌しながら60℃で加熱した。室温まで冷却した後、ジ−tert−ブチル二炭酸(10.6g、48.8mmol)、4−ジメチルアミノピリジン(542mg、4.43mmol)および塩化メチレン(75.0mL)を加えた。混合物を室温で3時間撹拌した。反応物をその後、EtOAcで希釈し、水、クエン酸水溶液、ブラインで洗浄し、乾燥させ、濃縮した。生成物はヘキサン中のEtOAc0〜10%で溶出して、クロマトグラフィーによって単離した。C1718INONa(M+Na)についてLCMS計算値:m/z=450.0;実測値:450.0。
【0396】
ステップ2 2−ベンジル 1−tert−ブチル 4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピロール−1,2−ジカルボキシラート
−78℃で、THF(120mL)中の2−ベンジル 1−tert−ブチル 4−ヨード−1H−ピロール−1,2−ジカルボキシラート(10.0g、23.4mmol)、および2−イソプロポキシ−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(9.6mL、47mmol)の溶液にヘキサン中の2.5Mのn−ブチルリチウム(11.2mL、28.1mmol)の溶液を撹拌しながら滴下添加した。添加が完了した後、混合物を当該温度で35分間撹拌し、その後、ヘキサン中の2.5Mのn−ブチルリチウム(1.87mL、4.68mmol)を加え、さらに30分間撹拌した。反応物を飽和NHCl溶液で反応停止処理し、EtOAcで希釈した。有機層を分離し、水で2回洗浄し、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、減圧下に濃縮した。生成物はヘキサン中のEtOAc0〜10%で溶出して、クロマトグラフィーによって単離した。C1923BNO(M−[Bu+1]+1)についてLCMS計算値:m/z=372.2;実測値:372.2。
【0397】
ステップ3 ベンジル 1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピロール−2−カルボキシラート
2−ベンジル 1−tert−ブチル 4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピロール−1,2−ジカルボキシラート(0.5g)をCHCl(1mL)に溶解し、その後、ジオキサン(1mL)中の4NのHClを加えた。反応物を室温で1時間撹拌した。溶媒を真空下に除去した。残渣をDMF(4mL)に再溶解させた。得られた溶液にNaH(鉱油中に60%の分散、0.08g、2.0mmol)を0℃で加えた。反応混合物を0℃で10分間撹拌した。ヨウ化メチル(0.11mL、2.0mmol)を加え、反応物を室温で3時間撹拌した。反応物を飽和NHCl溶液で反応停止処理し、その後、EtOAcで希釈した。層を分離した後、有機相は水(2回)およびブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させた。溶媒を除去し、精製をさらに行わずに次のステップに使用した所望の粗生成物を得た。C1925BNO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=342.2;実測値:342.2。
【0398】
ステップ4 ベンジル 4−[3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−(1−{[9−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−9H−プリン−6−イル]アミノ}エチル)フェニル]−1−メチル−1H−ピロール−2−カルボキシラート
N−[1−(3−ブロモ−5−クロロ−2−メトキシ−4−メチルフェニル)エチル]−9−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−9H−プリン−6−アミン(0.032g、0.066mmol、実施例113、ステップ2より、キラル中間体)、ベンジル 1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピロール−2−カルボキシラート(0.027g、0.080mmol)、炭酸ナトリウム(0.16mL、0.17mmol)、1,4−ジオキサン(0.6mL)/水(0.2mL)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(4.6mg、0.0040mmol)の混合物をNで5分間脱気し、その後、95℃で一晩加熱した。混合物をEtOAcで希釈し、飽和NaHCO、水、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濃縮した。粗生成物(20mg、50%)をCHCl中のEtOAc0〜40%で溶出してクロマトグラフィーによって精製した。C3336ClN(M+H)についてLCMS計算値:m/z=615.2;実測値:615.2。
【0399】
ステップ5 4−{3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}−1−メチル−1H−ピロール−2−カルボン酸
メタノール(2.0mL)中のベンジル 4−[3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−(1−{[9−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−9H−プリン−6−イル]アミノ}エチル)フェニル]−1−メチル−1H−ピロール−2−カルボキシラート(20mg)の溶液にPd/C(5%、20mg)を加え、反応物をHのバルーン圧下に室温で4時間撹拌した。反応混合物を濾過し、濾過物に濃縮HCl(30μL)を加えた。混合物を0.5時間撹拌し、THP基を除去した。溶媒を除去し、粗生成物を得て、精製をさらに行わずに次のステップに使用した。C2122ClN(M+H):m/zについてLCMS計算値:m/z=441.1;実測値:441.2。
【0400】
ステップ6 4−{3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}−N,1−ジメチル−1H−ピロール−2−カルボキサミド
DMF(0.8mL)中の4−{3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}−1−メチル−1H−ピロール−2−カルボン酸(10.0mg、0.02mmol)およびベンゾトリアゾール−1−イルオキシトリス(ジメチルアミノ)ホスホニウム ヘキサフルオロリン酸塩(24mg、0.054mmol)の溶液にTHF(0.2mL、0.4mmol)中の2.0Mのメチルアミンを室温で加え、次にトリエチルアミン(33μL、0.24mmol)を加えた。反応物を2時間撹拌した。混合物をRP−HPLC(XBridge C18カラム、水酸化アンモニウム0.2%を含む水中のアセトニトリル勾配で、流速30mL/分で溶出した)上で精製し、所望の生成物を得た。C2225ClN(M+H)についてLCMS計算値:m/z=454.2;実測値:454.2。
【0401】
実施例176 N−{1−[5−クロロ−2−メトキシ−4−メチル−3−(1−メチルピペリジン−4−イル)フェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン
【化212】
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ステップ1 ベンジル[1−(3−ブロモ−5−クロロ−2−メトキシ−4−メチルフェニル)エチル]−カルバマート
塩化メチレン(5mL)/水(1mL)中の1−(3−ブロモ−5−クロロ−2−メトキシ−4−メチルフェニル)エタンアミン塩酸塩(0.50g、1.6mmol、実施例113、ステップ1より作成、キラル中間体)、および炭酸ナトリウム(670mg、6.3mmol)の混合物にクロロ蟻酸ベンジル(0.41mL、2.8mmol)を0℃で加えた。反応物を室温で4時間撹拌した。混合物をEtOAcで希釈し、水、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた残渣をヘキサン中EtOAc0〜20%で溶出してクロマトグラフィーによって精製し、所望の生成物を得た(0.5g、76%)。C1819BrClNONa(M+Na)についてLCMS計算値:m/z=434.0;実測値:434.1。
【0402】
ステップ2 tert−ブチル 4−[3−(1−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}エチル)−5−クロロ−2−メトキシ−6−メチルフェニル]−3,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキシラート
アセトニトリル(4.0mL)/水(1mL)中のベンジル[1−(3−ブロモ−5−クロロ−2−メトキシ−4−メチルフェニル)エチル]カルバマート(0.48g、1.2mmol)、tert−ブチル4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−3,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキシラート(0.40g、1.3mmol、Aldrich社)、炭酸ナトリウム(250mg、2.3mmol)および[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)の混合物を、ジクロロメタン(1:1)(110mg、0・14mmol)と複合して、真空下に置き、その後、Nを補充した。反応物を95℃で3時間撹拌した。混合物をEtOAcで希釈し、飽和NaHCO、水、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた残渣をヘキサン中EtOAc0〜20%で溶出してクロマトグラフィーによって精製し、所望の生成物(0.55g、90%)を得た。C2835ClNNa(M+Na)についてLCMS計算値:m/z=537.2;実測値:537.3。
【0403】
ステップ3 tert−ブチル 4−{3−[1−アミノエチル]−5−クロロ−2−メトキシ−6−メチルフェニル}−ピペリジン−1−カルボキシラート
炭素上の白金(10重量%負荷(乾燥量基準)、活性炭素マトリックス、200mg)をエタノール(30mL)/水中の0.25MのHCl(3.9mL、0.97mmol)中のtert−ブチル 4−[3−(1−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}エチル)−5−クロロ−2−メトキシ−6−メチルフェニル]−3,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキシラート(200mg、0.388mmol)の溶液に加え、その後、反応物を水素雰囲気の30psi下で室温に3日間撹拌した。混合物をアンモニアで塩基性pHに調節し、その後、溶媒を除去した。残渣を塩化メチレンで希釈し、飽和NaHCO、水、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮し、精製をさらに行わずに次のステップで使用した所望の粗生成物を得た(0.15g)。C2032ClN(M+H)についてLCMS計算値:m/z=383.2;実測値:383.3。
【0404】
ステップ4 6−クロロ−9−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−9H−プリン
塩化メチレン(30mL)中の6−クロロプリン(2.70g、17.5mmol)およびp−トルエンスルホン酸一水和物(0.14g、0.71mmol)の溶液に、ジヒドロピラン(2.39mL、26.2mmol)を加えた。懸濁液を3時間撹拌した。反応混合物をNaCO溶液2.5%(100mL×2)およびブライン(50mL)で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。油はヘキサン(100mL)で処理し、撹拌した。ヘキサンの層はデカントした。油を放置すると固化し、所望の生成物(4.17g、98%)を得た。
【0405】
ステップ5 tert−ブチル 4−[3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−(1−{[9−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−9H−プリン−6−イル]アミノ}エチル)フェニル]ピペリジン−1−カルボキシラート
1−ブタノール(4.7mL)中のtert−ブチル 4−{3−[1−アミノエチル]−5−クロロ−2−メトキシ−6−メチルフェニル}ピペリジン−1−カルボキシラート(150mg、0.392mmol)、6−クロロ−9−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−9H−プリン(122mg、0.509mmol)、および炭酸水素ナトリウム(35mg、0.41mmol)をNで約5分間脱気した。混合物を窒素下に110℃で3時間加熱した。溶媒を減圧下で除去し、得られた残渣をEtOAcで希釈し、飽和NaHCO、水、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をCHCl中EtOAc0〜80%で溶出してクロマトグラフィーによって精製し、所望の生成物(0.25g)を得た。C3042ClN(M+H)についてLCMS計算値:m/z=585.3;実測値:585.3。
【0406】
ステップ6 N−[1−(5−クロロ−2−メトキシ−4−メチル−3−ピペリジン−4−イルフェニル)エチル]−9H−プリン−6−アミン
塩化メチレン(1.0mL、16mmol)中のtert−ブチル 4−[3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−(1−{[9−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−9H−プリン−6−イル]アミノ}エチル)フェニル]ピペリジン−1−カルボキシラート(250mg、0.43mmol)の溶液にジオキサン中の4.0MのHCl(2.0mL、8mmol)を加え、反応物を室温で1時間撹拌した。溶媒を除去し、精製をさらに行わずに次のステップで使用したHCl塩として所望の生成物を得た。C2026ClNO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=401.2;実測値:401.2。
【0407】
ステップ7 N−{1−[5−クロロ−2−メトキシ−4−メチル−3−(1−メチルピペリジン−4−イル)フェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン
塩化メチレン(5mL)中のN−[1−(5−クロロ−2−メトキシ−4−メチル−3−ピペリジン−4−イルフェニル)エチル]−9H−プリン−6−アミン(200mg、0.5mmol)およびDIPEA(0.35mL、2.0mmol)の溶液に水中の12.0Mのホルムアルデヒド(0.4mL、5mmol)を0℃で加えた。反応物を10分間撹拌し、その後、トリアセトキシホウ水素化ナトリウム(160mg、0.75mmol)を加えた。反応物を0℃で1時間撹拌した。混合物をRP−HPLC(XBridge C18カラム、水酸化アンモニウム0.2%を含む水中のアセトニトリル勾配で、流速30mL/分で溶出した)上で精製し、所望の生成物を得た。C2128ClNO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=415.2;実測値:415.3。H NMR(DMSO−d、500MHz) δ 9.67(1H、br s)、8.72(1H、br s)、8.35(2H、s)、7.51(1H、s)、5.75(1H、m)、3.88(3H、s)、3.49(2H、m)、3.34(1H、m)、3.12(2H、m)、2.81(1.5H、s)、2.80(1.5H、s)、2.44〜2.31(2H、m)、2.36(3H、s)、1.79(2H、m)、1.49(3H、d、J=6.5Hz)ppm。
【0408】
実施例177 6−{3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}−N,N−ジメチルピリジン−2−カルボキサミド ビス(2,2,2−トリフルオロアセタート)
【化213】
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ステップ1 tert−ブチル{1−[5−クロロ−2−メトキシ−4−メチル−3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]エチル}カルバマート
tert−ブチル[1−(3−ブロモ−5−クロロ−2−メトキシ−4−メチルフェニル)エチル]カルバマート(1.5g、4.0mmol、実施例113,ステップ1のピーク2より)を、酢酸カリウム(1.2g、12mmol)および4,4,5,5,4’,4’,5’,5’−オクタメチル−[2,2’]ビ[[1,3,2]ジオキサボロラニル](2.0g、7.9mmol)と室温で、ジメチルスルホキシド(15mL、210mmol)中で合わせた。反応物を窒素で脱気し、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)をジクロロメタンと複合して(1:1)(0.3g、0.4mmol)加えた。反応槽を密封し、油浴に95℃まで加熱した。20時間加熱した後に、出発物質は消費された。反応物を放冷し、その後EtOAcで希釈し、水、ブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濃縮して、暗色の油として粗生成物を得た。その油をシリカゲル上でヘキサン:EtOAc勾配で溶出してクロマトグラフィーによって精製して、半固体としてtert−ブチル{1−[5−クロロ−2−メトキシ−4−メチル−3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]エチル}カルバマート(1.1g、65%)を得た。C1624BClO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=310.6;実測値:310.0。
【0409】
ステップ2 メチル 6−(3−{1−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]エチル}−5−クロロ−2−メトキシ−6−メチルフェニル)ピリジン−2−カルボキシラート
tert−ブチル{1−[5−クロロ−2−メトキシ−4−メチル−3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]エチル}カルバマート(0.3g、0.7mmol)、メチル 6−ブロモピリジン−2−カルボキシラート(0.38g、1.8mmol)、ジクロロメタンと複合した[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(1:1)(0.0575g、0.0705mmol)、酢酸パラジウム(0.008g、0.04mmol)、 塩化第一銅(0.070g、0.70mmol)、および炭酸セシウム(0.46g、1.4mmol)をDMF(18mL)中で合わせた。混合物を窒素ガスで5分間脱気し、封管内に100℃で一晩加熱した。反応物を放冷し、EtOAcで希釈し、水、ブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濃縮して、暗色の油として粗生成物を得た。生成物をシリカゲル上でヘキサン:EtOAc勾配で溶出してクロマトグラフィーによって精製し、粘性の油としてメチル 6−(3−{1−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]エチル}−5−クロロ−2−メトキシ−6−メチルフェニル)ピリジン−2−カルボキシラート(0.15g、50%)を得た。C2228ClN2O(M+H)についてLCMS計算値:m/z=435.1;実測値:435.1。
【0410】
ステップ3 6−(3−{1−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]エチル}−5−クロロ−2−メトキシ−6−メチルフェニル)ピリジン−2−カルボン酸
メチル 6−(3−{1−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]エチル}−5−クロロ−2−メトキシ−6−メチルフェニル)ピリジン−2−カルボキシラート(0.075g、0.17mmol)をメタノール(5.0mL)に溶解し、水(0.5mL)中に溶解した水酸化リチウム一水和物(0.022g、0.52mmol)を加えた。反応物を室温で撹拌し、LC/MSでモニターした。18時間撹拌した後、反応が完了した。酢酸を加えてpH5に調節し、反応物を濃縮して半固体の残渣を得た。粗生成物をアセトニトリルで希釈し、3倍に濃縮し、残っている水を除去し、最終的に固体の粗残渣として6−(3−{1−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]エチル}−5−クロロ−2−メトキシ−6−メチルフェニル)ピリジン−2−カルボン酸を得た。C1718ClN(M+H)についてLCMS計算値:m/z=365.1;実測値:365.0。
【0411】
ステップ4 tert−ブチル[1−(5−クロロ−3−{6−[(ジメチルアミノ)カルボニル]ピリジン−2−イル}−2−メトキシ−4−メチルフェニル)エチル]カルバマート
6−(3−{1−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]エチル}−5−クロロ−2−メトキシ−6−メチルフェニル)ピリジン−2−カルボン酸(0.07g、0.2mmol)をDMF(3.0mL)およびDIPEA(0.14mL、0.83mmol)と室温で合わせ、N,N,N’,N’−テトラメチル−O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)ウロニウム ヘキサフルオロリン酸塩(0.13g、0.33mmol)を加えた。反応物を10分間撹拌し、ジメチルアミン塩酸塩(0.041g、0.50mmol)を加えた。反応物を室温で3時間撹拌し、LC/MSによって完了した。反応混合物をEtOAcで希釈し、水、飽和塩化アンモニウム、ブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濃縮し、油として所望の生成物(0.06g、83%)を得た。C2331ClN(M+H)についてLCMS計算値:m/z=448.2;実測値:448.1。
【0412】
ステップ5 6−{3−[1−アミノエチル]−5−クロロ−2−メトキシ−6−メチルフェニル}−N,N−ジメチルピリジン−2−カルボキサミド二塩酸塩
tert−ブチル[1−(5−クロロ−3−{6−[(ジメチルアミノ)カルボニル]ピリジン−2−イル}−2−メトキシ−4−メチルフェニル)エチル]カルバマート(0.06gm、0.13mmol)をジオキサン(3mL)中の4MのHClに溶解し、1時間撹拌した。反応は完了し、混合物を真空下に濃縮し、油として粗生成物を得た。C1823ClN(M+H)についてLCMS計算値:m/z=348.1;実測値:348.1。
【0413】
ステップ6 6−[3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−(1−{[9−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−9H−プリン−6−イル]アミノ}エチル)フェニル]−N,N−ジメチルピリジン−2−カルボキサミド
6−{3−[1−アミノエチル]−5−クロロ−2−メトキシ−6−メチルフェニル}−N,N−ジメチルピリジン−2−カルボキサミド(0.025g、0.072mmol)を2−メトキシエタノール(1.0mL、13mmol)およびDIPEA(0.037g、0.29mmol)中の6−クロロ−9−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−9H−プリン(0.022g、0.14mmol、実施例176、ステップ4より)と封管内で合わせた。反応物を油浴中に105℃で18時間加熱した。反応は後処理することなく次のステップに進めた。
【0414】
ステップ7 6−{3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}−N,N−ジメチルピリジン−2−カルボキサミド ビス(2,2,2−トリフルオロアセタート)
6−[3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−(1−{[9−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−9H−プリン−6−イル]アミノ}エチル)フェニル]−N,N−ジメチルピリジン−2−カルボキサミド(0.04gm、0.072mmol、実施例177、ステップ6より)をジオキサン(2mL)中の4MのHClの溶液に溶解し、1時間撹拌した。反応混合物を後処理することなく、C−18カラム上で、TFA(pH2)で緩衝された水:アセトニトリル勾配を溶出して、分取HPLCによって精製し、非晶質の白色固体として所望の化合物を得た。C2325ClN(M+H)についてLCMS計算値:m/z=466.1;実測値:466.0。H NMR(300MHz、DMSO−d) δ 8.59(s、1H)、8.29(m、2H)、8.03(t、J=7.8Hz、1H)、7.64(s、1H)、7.57(d、J=7.7Hz、1H)、7.49(d、J=7.7Hz、1H)、5.72(m、1H)、3.41(s、3H)、2.99(s、3H)、2.91(s、3H)、1.96(s、3H)、1.52(d、J=6.9Hz、3H)。
【0415】
実施例178 6−{3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}−N,N−ジメチルピリダジン−4−カルボキサミド ビス(2,2,2−トリフルオロアセタート)
【化214】
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ステップ1 6−クロロピリダジン−4−塩化カルボニル
6−オキソ−1,6−ジヒドロピリダジン−4−カルボン酸(0.20g、1.4mmol、Ark Pharm社カタログ番号#AK−26372)を窒素下で塩化ホスホリル(8.0mL、86mmol)およびDMF(0.080mL)に溶解した。反応物を油浴に80℃まで加熱し、LC/MSで監視した。3時間加熱した後、出発物質は消費された(一定分量をメタノールに加えることによってメチルエステルについて監視した)。反応混合物を室温まで放冷し、真空下に濃縮し、残りの塩化ホスホリルを除去した。粗生成物を精製をさらに行わずに次のステップに使用した。
【0416】
ステップ2 6−クロロ−N,N−ジメチルピリダジン−4−カルボキサミド
6−クロロピリダジン−4−塩化カルボニル(0.18g、1.04mmol)を塩化メチレン(12.0mL)に溶解し、THF(1.4mL)中の2.0Mのジメチルアミンを室温で加えた。反応物を1時間撹拌し、完了した。反応物をEtOAcと水に分割した。有機層を1NのHCl、ブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、琥珀色の油として粗生成物を得た。生成物はシリカゲル上でヘキサン:EtOAc勾配で溶出してクロマトグラフィーによって精製し、無色の粘性の油として6−クロロ−N,N−ジメチルピリダジン−4−カルボキサミド(0.16gm、60%)を得た。CClNO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=186.0;実測値:185.9。
【0417】
ステップ3 6−{3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}−N,N−ジメチルピリダジン−4−カルボキサミド ビス(2,2,2−トリフルオロアセタート)
実施例177と類似した手順を用いるが、実施例178、ステップ2からの6−クロロ−N,N−ジメチルピリダジン−4−カルボキサミドを用いて、掲題の化合物を調製し、C−18カラム上で、水:TFAでpH 2まで緩衝したアセトントリル勾配で溶出して、分取HPLCによって精製し、非晶質の白色の固体として6−{3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}−N,N−ジメチルピリダジン−4−カルボキサミド(0.015g、20%)を得た。C2224ClN(M+H)についてLCMS計算値:m/z=467.2;実測値:467.2。H NMR(300MHz、DMSO−d) δ 9.34(d、J=2.0Hz、1H)、8.70(s、1H)、8.32(m、2H)、7.86(d、J=2.0Hz、1H)、7.73(s、1H)、5.74(m、1H)、3.43(s、3H)、3.02(s、3H)、2.93(s、3H)、2.01(s、3H)、1.54(d、J=6.9Hz、3H)。
【0418】
実施例179 5−{3−クロロ−2−シアノ−6−エトキシ−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}−N,N−ジメチルピリジン−2−カルボキサミド ビス(2,2,2−トリフルオロアセタート)
【化215】
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ステップ1 4−アセチル−2−ブロモ−6−クロロ−3−エトキシベンゾニトリル
1−(3−ブロモ−5−クロロ−4−フルオロ−2−ヒドロキシフェニル)エタノン(3.0g、11mmol、実施例187、ステップ2より)をDMF(24mL)に溶解し、シアン化カリウム(0.88g、13mmol)を加えた。反応物を85℃に加熱し、LC/MSによって監視した。18時間加熱した後、反応が完了した。反応物を室温まで放冷し、その後、炭酸カリウム (3.1g、22mmol)およびヨードエタン(1.3mL、17mmol)を加えた。反応物を60℃で一晩加熱した。18時間撹拌した後、反応が完了した。粗生成物をEtOAcで希釈し、水、ブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濃縮し、暗色の油として粗生成物を得た。生成物はシリカゲル上でヘキサン:EtOAc勾配で溶出してクロマトグラフィーによって精製し、油として4−アセチル−2−ブロモ−6−クロロ−3−エトキシベンゾニトリル(2.1g、62%)を得、それは凝固した。C1110BrClNO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=301.9、303.9;実測値:301.6、303.6。
【0419】
ステップ2 4−(1−アミノエチル)−2−ブロモ−6−クロロ−3−エトキシベンゾニトリル
チタンテトライソプロポキシド(0.82mL、2.8mmol)をエタノール(5.78mL)中の4−アセチル−2−ブロモ−6−クロロ−3−エトキシベンゾニトリル(0.70g、2.3mmol)および2.0Mのアンモニアの混合物に0℃で加えた。反応物を加熱し、窒素下に60℃で3時間撹拌した。反応物を室温まで放冷し、氷浴に冷却し、テトラヒドロホウ酸ナトリウム(0.131g、3.47mmol)を加え、溶液を室温でさらに2時間撹拌した。反応混合物を水中の2Mのアンモニアで反応停止処理し、撹拌して、懸濁液が形成した。スラリーを濾過し、固体をEtOAcで洗浄した。有機溶媒を真空下に除去し、残渣を塩化メチレンに溶解した。有機相はその後、飽和NaHCO、水、ブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮し油として4−(1−アミノエチル)−2−ブロモ−6−クロロ−3−エトキシベンゾニトリル(0.7g、100%)を得た。粗生成物を精製をさらに行わずに次のステップに使用した。C1113BrClNO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=302.9、304.9;実測値:302.9、304.9。
【0420】
ステップ3 tert−ブチル[1−(3−ブロモ−5−クロロ−4−シアノ−2−エトキシフェニル)エチル]カルバマート
4−(1−アミノエチル)−2−ブロモ−6−クロロ−3−エトキシベンゾニトリル(0.7g、2.3mmol)を1,4−ジオキサン(13mL)およびDIPEA(1.3mL、7.7mmol)に溶解し、ジ−tert−ブチル二炭酸(0.757g、3.47mmol)を加えた。反応物を室温で一晩撹拌した。反応はLC/MSによって完了し、反応混合物をEtOAcで希釈し、1NのHCl、ブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濃縮し、油として粗生成物を得た。生成物はシリカゲル上でヘキサン:EtOAc勾配で溶出してクロマトグラフィーによって精製し、半固体としてtert−ブチル[1−(3−ブロモ−5−クロロ−4−シアノ−2−エトキシフェニル)エチル]カルバマート(0.85g、90%)を得た。C1110BrClNO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=285.9、287.9;実測値:285.9、287.9。ラセミ体の物質をキラルカラムHPLC、ChiralPak OJ−H20×250mm、エタノール15%:ヘキサン、15mL/分、25mg/mLを負荷し、分離した鏡像異性体を得た(ピーク1 保持時間:5.25分、ピーク2保持時間:6.45分)。ピーク2の鏡像異性体を合成にさらに使用した。
【0421】
ステップ4 5−ブロモ−N,N−ジメチルピリジン−2−カルボキサミド
【化216】
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5−ブロモピリジン−2−カルボン酸(20g、100mmol、Frontier Scientific社カタログ番号#B1704)を塩化メチレン(30mL)中に撹拌し、0℃まで冷却した。塩化メチレン(100mL)中の2.0Mの塩化オキサリルをゆっくりと加え、次にDMF(0.8mL)を加えた。活発な脱気が認められた。混合物を0℃で30分間撹拌し、室温で一晩撹拌した。混合物を蒸発させ、塩化メチレン(130mL)に再溶解した。ジメチルアミン塩酸塩(9.8g、120mmol)を加え、混合物を0℃まで冷却した。トリエチルアミン(56.1mL、400mmol)をゆっくりと(5分以上)加え、大きな発熱線が発生し、茶/オレンジ色の固体の懸濁液が認められた。混合物を室温で2時間撹拌した。混合物を塩化メチレンで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム、ブラインで希釈し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させた。シリカゲル上でヘキサン中の酢酸エチル(0〜60%)を用いて精製し、所望の化合物を得た(22.0g、100%)。C10BrNO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=229.0、231.0;実測値:228.9、230.9。
【0422】
ステップ5 {6−[(ジメチルアミノ)カルボニル]ピリジン−3−イル}ボロン酸
【化217】
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5−ブロモ−N,N−ジメチルピリジン−2−カルボキサミド(23g、98mmol)、4,4,5,5,4’,4’,5’,5’−オクタメチル−[2,2’]ビ[[1,3,2]ジオキサボロラニル](27g、110mmol)、ジクロロメタンと複合した(1:1)(4.8g、5.9mmol)[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(3.3g、5.9mmol)、1,4−ジオキサン(600mL)中の酢酸カリウム(30g、300mmol)の混合物を120℃で16時間加熱した。混合物を室温まで冷却し、EtOAcで希釈した。有機溶液を飽和塩化アンモニウム溶液で洗浄し、飽和塩化アンモニウム溶液は破棄され、その後水(1L)で洗浄した。洗浄に用いた水を蒸発させ、所望の化合物を得た(10g、50%)。C12BN(M+H)についてLCMS計算値:m/z=195.1;実測値:195.1。
【0423】
ステップ6 tert−ブチル[1−(5−クロロ−4−シアノ−3−{6−[(ジメチルアミノ)カルボニル]ピリジン−3−イル}−2−エトキシフェニル)エチル]カルバマート
tert−ブチル[1−(3−ブロモ−5−クロロ−4−シアノ−2−エトキシフェニル)エチル]カルバマート (0.05g、0.1mmol、実施例179、ピーク2)を1,4−ジオキサン(3.0mL)および水(1.0mL)に溶解した炭酸カリウム(0.034g、0.25mmol)中の{6−[(ジメチルアミノ)カルボニル]ピリジン−3−イル}ボロン酸(0.034g、0.17mmol、実施例179、ステップ5より)および水(1.0mLに溶解した炭酸カリウム(0.034g、0.25mmol)と管内で合わせた。反応物を窒素で脱気し、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.03g、0.02mmol)を加え、再度脱気した。管を密封し、油浴に90℃まで加熱した。18時間加熱した後、反応が完了した。当該反応物を室温まで放冷し、EtOAcと水に分割した。有機層をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濃縮し、暗色の油として粗生成物を得た。生成物はシリカゲル上でヘキサン:EtOAc勾配で溶出してクロマトグラフィーによって精製し、粘性の油としてtert−ブチル[1−(5−クロロ−4−シアノ−3−{6−[(ジメチルアミノ)カルボニル]ピリジン−3−イル}−2−エトキシフェニル)エチル]カルバマート(0.04g、66%)を得た。C2430ClN(M+H)についてLCMS計算値:m/z=473.2;実測値:473.1。
【0424】
ステップ7 5−{3−[1−アミノエチル]−5−クロロ−6−シアノ−2−エトキシフェニル}−N,N−ジメチルピリジン−2−カルボキサミド二塩酸塩
上述のステップからのtert−ブチル[1−(5−クロロ−4−シアノ−3−{6−[(ジメチルアミノ)カルボニル]ピリジン−3−イル}−2−エトキシフェニル)エチル]カルバマート(0.04g、0.085mmol)をジオキサン(4mL)中の4MのHClで処理し、室温で1時間撹拌した。反応物を真空下に濃縮し、半固体の残渣として5−{3−[1−アミノエチル]−5−クロロ−6−シアノ−2−エトキシフェニル}−N,N−ジメチルピリジン−2−カルボキサミドを得た(0.05g、100%)。C1922ClN(M+H)についてLCMS計算値:m/z=373.1;実測値:373.1。
【0425】
ステップ8 5−{3−クロロ−2−シアノ−6−エトキシ−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}−N,N−ジメチルピリジン−2−カルボキサミド ビス(2,2,2−トリフルオロアセタート)
5−{3−[1−アミノエチル]−5−クロロ−6−シアノ−2−エトキシフェニル}−N,N−ジメチルピリジン−2−カルボキサミド(0.05g、0.1mmol)を2−メトキシエタノール(3.0mL)およびDIPEA(0.069mL、0.39mmol)中の6−クロロ−9−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−9H−プリン(0.047g、0.20mmol、実施例176、ステップ4より)と封管内に合わせ、105℃まで加熱した。18時間加熱した後、反応が完了した。当該反応物を室温まで放冷し、ジオキサン(3mL)中の4MのHClを加えた。反応物を2時間撹拌し、反応が完了した。当該反応物を真空下に濃縮し、C−18カラム上で、水:アセトントリル勾配(TFAでpH 2まで緩衝した)で溶出して、分取HPLCによって精製し、非晶質の白色固体として5−{3−クロロ−2−シアノ−6−エトキシ−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}−N,N−ジメチルピリジン−2−カルボキサミド(0.020g、33%)を得た。C2424ClN(M+H)についてLCMS計算値:m/z=491.1;実測値:491.1。H NMR(300MHz、DMSO−d) δ 8.75(s、1H)、8.53(m、1H)、8.33−8.05(m、3H)、7.92(s、1H)、7.73(d、J=8.1Hz、1H)、5.81(m、1H)、4.07−3.89(m、1H)、3.42(m、1H)、3.04(s、3H)、2.96(s、3H)、1.56(d、J=6.9Hz、3H)、1.00(t、J=7.0Hz、3H)。
【0426】
実施例180 6−クロロ−3−エトキシ−2−[6−(1−ヒドロキシエチル)ピリジン−3−イル]−4−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ベンゾニトリル ビス(2,2,2−トリフルオロアセタート)
【化218】
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ステップ1 {6−(1−ヒドロキシエチル)ピリジン−3−イル}ボロン酸
THF(0.4mL、0.4mmol)中の1.0Mのメチルマグネシウム塩化物をTHF(2mL)中の5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−カルバルデヒド(50mg、0.2mmol、Frontier Scientific社、カタログ番号#F2110)に0℃で滴下添加した。室温で1時間撹拌した後、反応物を1NのNHClで反応停止処理し、EtOAcで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濃縮し、粗製[6−(1−ヒドロキシエチル)ピリジン−3−イル]ボロン酸を得た。当該生成物を精製をさらに行わずに次のステップに使用した。
【0427】
ステップ2 6−クロロ−3−エトキシ−2−[6−(1−ヒドロキシエチル)ピリジン−3−イル]−4−[−1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ベンゾニトリル ビス(2,2,2−トリフルオロアセタート)
実施例179と類似の手順を用いるが、実施例179、ステップ4にある上述ステップ1からの[6−(1−ヒドロキシエチル)ピリジン−3−イル]ボロン酸を用いて、掲題化合物を調製し、C−18カラム上で、水:TFAでpH 2まで緩衝したアセトントリル勾配で溶出して、分取HPLCによって精製し、非晶質の白色の固体として6−クロロ−3−エトキシ−2−[6−(1−ヒドロキシエチル)ピリジン−3−イル]−4−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ベンゾニトリル(0.011g、35%)を得た。C2323ClN(M+H)についてLCMS計算値:m/z=464.1;実測値:464.0。H NMR(300MHz、CDOD) δ 8.74(d、J=1.8Hz、1H)、8.38(m 2H)、8.29−8.18(m、2H)、7.89(d、J=8.2Hz、1H)、7.76(s、1H)、5.86(m、1H)、5.05(m、J=6.5Hz、1H)、4.08−3.87(m、1H)、3.58−3.43(m、1H)、1.70(d、J=6.9Hz、3H)、1.57(d、J=6.6Hz、3H)、1.08(t、J=7.0Hz、3H)。
【0428】
実施例181 N−{1−[5−クロロ−3−(5−フルオロピリジン−3−イル)−2−メトキシ−4−メチルフェニル]プロピル}−9H−プリン−6−アミン ビス(2,2,2−トリフルオロアセタート)
【化219】
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ステップ1 1−(5−クロロ−2−ヒドロキシ−4−メチルフェニル)プロパン−1−オン
4−クロロ−3−メチル−フェノール(2g、10mmol)および塩化プロピオニル(1.8mL、20.mmol)を合わせ、混合物を60℃で2時間加熱した。反応物を真空下に濃縮し、余剰な塩化プロピオニルを除去し、油を得た。当該油に三塩化アルミニウム(2.7g、20.mmol)を加え、混合物を180℃で30分間加熱した。反応混合物をその後、室温まで冷却し、氷浴に冷却しながら1NのHClでゆっくりと反応停止処理した。反応物をEtOAcと水に分割した。有機層を1NのHCl、水、ブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濃縮し、暗色の油として粗生成物を得た。生成物はシリカゲル上でヘキサン:EtOAc勾配で溶出してクロマトグラフィーによって精製し、固体として1−(5−クロロ−2−ヒドロキシ−4−メチルフェニル)プロパン−1−オンを得た(1.5g、60%)。C1012ClO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=199.0;実測値:198.9。
【0429】
ステップ2 1−(3−ブロモ−5−クロロ−2−メトキシ−4−メチルフェニル)プロパン−1−オン
1−(5−クロロ−2−ヒドロキシ−4−メチルフェニル)プロパン−1−オン(1.6g、8.0mmol)を酢酸(20.0mL)に溶解し、N−ブロモスクシンイミド(1.7g、9.7mmol)を加えた。反応物を油浴に65℃まで温め、LC/MSで監視した。3時間加熱した後、反応が完了した。当該反応物を室温まで放冷し、真空下に濃縮した。残渣をEtOAcで希釈し、水(2回)、ブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濃縮し、琥珀色の油として1−(3−ブロモ−5−クロロ−2−ヒドロキシ−4−メチルフェニル)プロパン−1−オンを得た。当該油をDMF(10.0mL)および炭酸カリウム(3.3g、24mmol)に溶解し、ヨウ化メチル(0.75mL、12mmol)を加えた。反応物を65℃で18時間撹拌した。反応が完了し、反応混合物をEtOAcで希釈し、水、ブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濃縮し、暗色の油として粗生成物を得た。生成物をシリカゲル上でヘキサン:EtOAc勾配で溶出してクロマトグラフィーによって精製し、油として1−(3−ブロモ−5−クロロ−2−メトキシ−4−メチルフェニル)プロパン−1−オンを得た(1.8g、81%)。C1113BrClO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=290.9、292.9;実測値:290.8、292.9。
【0430】
ステップ3 tert−ブチル[1−(3−ブロモ−5−クロロ−2−メトキシ−4−メチルフェニル)プロピル]カルバマート
エタノール(21.4mL)中の1−(3−ブロモ−5−クロロ−2−メトキシ−4−メチルフェニル)プロパン−1−オン(2.5g、8.6mmol)および2.0Mのアンモニアの混合物にチタンテトライソプロポキシド(3.0mL、10mmol)を0℃で加えた。反応物を加熱し、60℃で窒素下に3時間撹拌した。反応物を室温まで放冷し、氷浴に冷却し、テトラヒドロホウ酸ナトリウム(0.486g、12.9mmol)を加え、溶液を室温でさらに2時間撹拌した。反応混合物を水中の2Mのアンモニアで反応停止処理し、撹拌し、懸濁液を形成した。スラリーを濾過し、固体をEtOAcで洗浄し、有機層を真空下に濃縮した。残渣を塩化メチレンで希釈し、飽和NaHCO、水、ブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮し、油として1−(3−ブロモ−5−クロロ−2−メトキシ−4−メチルフェニル)プロパン−1−アミンを得た。当該油を1,4−ジオキサン(48mL)およびDIPEA(5.0mL)で希釈し、ジ−tert−ブチル二炭酸(2.81g、12.9mmol)を加えた。反応物を室温で一晩撹拌した。反応物をLC/MSにより完了し、反応混合物をEtOAcで希釈し、1NのHCl、ブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濃縮し、油として粗生成物を得た。生成物はシリカゲル上でヘキサン:EtOAc勾配で溶出してクロマトグラフィーによって精製し、半固体としてtert−ブチル[1−(3−ブロモ−5−クロロ−2−メトキシ−4−メチルフェニル)プロピル]カルバマート(2.0g、80%)を得た。C1113BrClO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=274.9、276.9;実測値:274.9、276.8。ラセミ体の物質をキラルカラムHPLC、ChiralPak AD−H20×250mm、エタノール3%:ヘキサン、18mL/分、10mg/mLを負荷し、分離して、鏡像異性体を得た。ピーク2 tert−ブチル[1−(3−ブロモ−5−クロロ−2−メトキシ−4−メチルフェニル)プロピル]カルバマートを合成にさらに使用した。
【0431】
ステップ4 tert−ブチル{1−[5−クロロ−3−(5−フルオロピリジン−3−イル)−2−メトキシ−4−メチルフェニル]プロピル}カルバマート
tert−ブチル[1−(3−ブロモ−5−クロロ−2−メトキシ−4−メチルフェニル)プロピル]カルバマート ピーク2(0.075g、0.19mmol)を1,4−ジオキサン(4.6mL)および水(1.5mL)中の炭酸カリウム(0.053g、0.38mmol)中の3−フルオロ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン(0.081g、0.29mmol、Frontier Scientific社、カタログ番号#F2018)と管内で合わせた。当該混合物を窒素で脱気し、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.02g、0.02mmol)を加えた。反応物を窒素で脱気し、密封し、油浴に90℃まで加熱した。反応は18時間後に完了し、反応混合物を放冷し、EtOAcと水に分割した。有機層をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濃縮し、油として粗生成物を得た。生成物をシリカゲル上でヘキサン:EtOAc勾配で溶出してクロマトグラフィーによって精製し、粘性の油としてtert−ブチル{1−[5−クロロ−3−(5−フルオロピリジン−3−イル)−2−メトキシ−4−メチルフェニル]プロピル}カルバマートを得た(0.05g、77%)。C2127ClFN(M+H)についてLCMS計算値:m/z=409.1;実測値:409.1。
【0432】
ステップ5 1−[5−クロロ−3−(5−フルオロピリジン−3−イル)−2−メトキシ−4−メチルフェニル]プロパン−1−アミン二塩酸塩
tert−ブチル{1−[5−クロロ−3−(5−フルオロピリジン−3−イル)−2−メトキシ−4−メチルフェニル]プロピル}カルバマート(0.05g、0.12mmol)をジオキサン(4mL)中の4MのHClで希釈し、室温で1時間撹拌した。反応が完了し、反応混合物を濃縮して、半固体として1−[5−クロロ−3−(5−フルオロピリジン−3−イル)−2−メトキシ−4−メチルフェニル]プロパン−1−アミンを得た(100%)。C1616ClFNO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=292.0;実測値:292.0。
【0433】
ステップ6 N−{1−[5−クロロ−3−(5−フルオロピリジン−3−イル)−2−メトキシ−4−メチルフェニル]プロピル}−9H−プリン−6−アミン ビス(2,2,2−トリフルオロアセタート)
1−[5−クロロ−3−(5−フルオロピリジン−3−イル)−2−メトキシ−4−メチルフェニル]プロパン−1−アミン(0.030g、0.097mmol)を2−メトキシエタノール(2.0mL)およびDIPEA(0.051mL、0.29mmol)中の6−クロロ−9−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−9H−プリン(0.035g、0.14mmol、実施例176、ステップ4より)と封管内で合わせた。反応物を105℃まで加熱した。一晩加熱した後、反応物を室温まで放冷し、ジオキサン(3.0mL)中の4MのHClで室温に処理した。2時間撹拌した後、反応物を真空下に濃縮し、残渣を得て、C−18カラム上で、水:TFAでpH 2まで緩衝したアセトントリル勾配で溶出して分取HPLCによって精製し、非晶質の白色の固体としてN−{1−[5−クロロ−3−(5−フルオロピリジン−3−イル)−2−メトキシ−4−メチルフェニル]プロピル}−9H−プリン−6−アミン(0.012g、50%)を得た。C2121ClFNO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=427.1;実測値:427.1。H NMR(300MHz、DMSO−d) δ 8.90(m、1H)、8.65(d、J=2.1 Hz、1H)、8.38(m、3H)、7.82(d、J=26.1Hz、1H)、7.67(s、1H)、5.57(m、1H)、3.39(s、3H)、2.03(s、3H)、1.99−1.76(m、2H)、0.95(t、J=7.3Hz、3H)。
【0434】
実施例182 N−(1−{5−クロロ−2−メトキシ−4−メチル−3−[5−(メチルスルホニル)ピリジン−3−イル]フェニル}プロピル)−9H−プリン−6−アミン ビス(2,2,2−トリフルオロアセタート)
【化220】
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掲題の化合物を、実施例181と類似の手順によるが、3−(メチルスルホニル)−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン(Peptech社、カタログ番号#BE358)を用いて調製した。生成物をC−18カラム上で、水:TFAでpH 2まで緩衝したアセトニトリル勾配で溶出して分取HPLCによって精製し、非晶質の白色の固体としてN−(1−{5−クロロ−2−メトキシ−4−メチル−3−[5−(メチルスルホニル)ピリジン−3−イル]フェニル}プロピル)−9H−プリン−6−アミン(0.012g、30%)を得た。C2224ClNS(M+H)についてLCMS計算値:m/z=487.1;実測値:487.0。H NMR(300MHz、DMSO−d) δ 9.12(s、1H)、8.87(m、2H)、8.32(m、3H)、7.71(s、1H)、5.57(m、1H)、3.39(s、6H)、2.05(s、3H)、1.91(m、2H)、0.96(t、J=7.3Hz、3H)。
【0435】
実施例183(5−{3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}ピリジン−2−イル)メタノール ビス(2,2,2−トリフルオロアセタート)
【化221】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1 tert−ブチル{1−[5−クロロ−3−(6−ホルミルピリジン−3−イル)−2−メトキシ−4−メチルフェニル]エチル}カルバマート
1,4−ジオキサン(4mL)中のtert−ブチル[1−(3−ブロモ−5−クロロ−2−メトキシ−4−メチルフェニル)エチル]カルバマート(200mg、0.5mmol、実施例113、ステップ1 ピーク2)および5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−カルバルデヒド(150mg、0.63mmol、Frontier Scientific社、カタログ番号#F2110)の混合物に水(2mL)中の炭酸カリウム(200mg、2mmol)を加えた。反応物をNで脱気し、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(40mg、0.04mmol)を加え、再度Nで脱気した。反応物を100℃で一晩加熱した。反応物を室温まで放冷し、水とEtOAcに分割した。有機層をブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮し、粗生成物を得た。生成物はシリカゲル上でヘキサン:EtOAc勾配で溶出してクロマトグラフィーによって精製し、黄色の油としてtert−ブチル{1−[5−クロロ−3−(6−ホルミルピリジン−3−イル)−2−メトキシ−4−メチルフェニル]エチル}カルバマート(0.15g、70%)を得た。C2126ClN(M+H)についてLCMS計算値:m/z=405.2;実測値:405.1。
【0436】
ステップ2 tert−ブチル(1−{5−クロロ−3−[6−(ヒドロキシメチル)ピリジン−3−イル]−2−メトキシ−4−メチルフェニル}エチル)カルバマート
メタノール(2mL)中のtert−ブチル{1−[5−クロロ−3−(6−ホルミルピリジン−3−イル)−2−メトキシ−4−メチルフェニル]エチル}カルバマート(20mg、0.05mmol)の混合物にテトラヒドロホウ酸ナトリウム(2.8mg、0.074mmol)を0℃で加えた。反応物を0℃で1時間撹拌した。反応混合物を水とEtOAcに分割した。1つにまとめた有機層をブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮し、粗生成物を得た。当該粗生成物を次のステップに使用した。
【0437】
ステップ3(5−{3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}ピリジン−2−イル)メタノール ビス(2,2,2−トリフルオロアセタート)
掲題の化合物を、実施例177、ステップ5から始まる類似の手順によるが、上述のステップ2からのtert−ブチル(1−{5−クロロ−3−[6−(ヒドロキシメチル)ピリジン−3−イル]−2−メトキシ−4−メチルフェニル}エチル)カルバマートを用いて調製し、粗生成物を得た。反応生成物をC−18カラム上で、TFAで緩衝した水:アセトニトリル勾配で溶出して分取HPLC上で精製し、非晶質の白色の固体として(5−{3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}ピリジン−2−イル)メタノール(0.005g、20%)を得た。C2122ClN(M+H)についてLCMS計算値:m/z=425.2;実測値:425.1。H NMR(500MHz、CDOD) δ 8.54(s、1H)、8.37(s、1H)、8.27(s、1H)、8.09(bs、1H)、7.85(d、J=8.1Hz、1H)、7.62(s、1H)、5.86(m、1H)、4.91(s、2H)、3.48(s、3H)、2.18(s、3H)、1.70(d、J=6.9Hz、3H)。
【0438】
実施例184 2−(5−{3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}ピリジン−2−イル)プロパン−2−オール ビス(2,2,2−トリフルオロアセタート)
【化222】
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ステップ1 5−ブロモ−N−メトキシ−N−メチルピリジン−2−カルボキサミド
N,N,N’,N’−テトラメチル−O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)ウロニウム ヘキサフルオロリン酸塩(1400mg、3.7mmol)、DIPEA(1000μL、7mmol)およびDMF(10mL)中の5−ブロモピリジン−2−カルボン酸(500mg、2mmol、Frontier Scientific社、カタログ番号#B1704)の混合物にN,O−ジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩(500mg、5mmol)を室温で加えた。反応物を一晩撹拌し、水とEtOAcに分割した。1つにまとめた有機層をブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮し粗生成物を得た。生成物はシリカゲル上でヘキサン:EtOAc勾配で溶出してクロマトグラフィーによって精製し、半透明の油として5−ブロモ−N−メトキシ−N−メチルピリジン−2−カルボキサミド(0.5g、60%)を得た。C10BrN(M+H)についてLCMS計算値:m/z=244.9、246.9;実測値:244.9、246.9。
【0439】
ステップ2 1−(5−ブロモピリジン−2−イル)エタノン
THF(10mL)中の5−ブロモ−N−メトキシ−N−メチルピリジン−2−カルボキサミド(200mg、0.8mmol)の混合物にTHF(0.5mL)中の3.0Mのメチルマグネシウム塩化物を0℃で滴下添加した。1時間室温で撹拌した後、反応物を1N NHClで反応停止処理し、EtOAcで抽出した。1つにまとめた有機層をブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濃縮し、粗生成物(0.15g、90%)を得た。当該粗生成物を精製をさらに行わずに次のステップに使用した。CBrNO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=199.9、201.9;実測値:199.9、201.9。
【0440】
ステップ3 2−(5−ブロモピリジン−2−イル)プロパン−2−オール
THF(0.3mL)中の3.0Mのメチルマグネシウム塩化物をTHF(10mL)中の1−(5−ブロモピリジン−2−イル)エタノン(100mg、0.5mmol)の混合物に滴下添加した。1時間室温で撹拌した後、反応物を1N NHClで反応停止処理し、EtOAcで抽出した。1つにまとめた有機層をブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濃縮し、粗生成物(0.1g、100%)を得た。当該粗生成物を精製をさらに行わずに次のステップに使用した。C11BrNO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=215.9、217.9;実測値:215.8、217.8。
【0441】
ステップ4 2−(5−{3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}ピリジン−2−イル)プロパン−2−オール ビス(2,2,2−トリフルオロアセタート)
掲題の化合物を、実施例177に類似の手順によるが、上述のステップ3からの2−(5−ブロモピリジン−2−イル)プロパン−2−オールを用いて調製して、粗生成物を得た。反応生成物をC−18カラム上で、TFAで緩衝した水:アセトニトリル勾配で溶出して分取HPLC上で精製し、非晶質の白色の固体として2−(5−{3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}ピリジン−2−イル)プロパン−2−オール(0.005g、20%)を得た。C2326ClN(M+H)についてLCMS計算値:m/z=453.1;実測値:453.0。H NMR(300MHz、DMSO−d) δ 8.85(m、1H)、8.42(m、3H)、7.86(m、2H)、7.64(s、1H)、5.75(m、1H)、3.36(s、3H)、2.03(s、3H)、1.55(d、J=6.9Hz、3H)、1.51(s、6H)。
【0442】
実施例185 N−(1−{5−クロロ−2−メトキシ−3−[6−(1−メトキシ−1−メチルエチル)ピリジン−3−イル]−4−メチルフェニル}エチル)−9H−プリン−6−アミン ビス(2,2,2−トリフルオロアセタート)
【化223】
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ステップ1 5−ブロモ−2−(1−メトキシ−1−メチルエチル)ピリジン
2−(5−ブロモピリジン−2−イル)プロパン−2−オール(50mg、0.2mmol、実施例184、ステップ3より)を鉱油(10mg、0.5mmol)中のNaHの混合物にDMF(5mL)中で加えた。反応物を30分間撹拌し、ヨウ化メチル(30μL、0.5mmol)を加え、2時間撹拌した。反応物をEtOAcと水に分割した。1つにまとめた有機層をブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮し、油として粗生成物、5−ブロモ−2−(1−メトキシ−1−メチルエチル)ピリジン(0.05g、90%)を得た。C13BrNO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=230.0、232.0;実測値:230.0、231.8。
【0443】
ステップ2 N−(1−{5−クロロ−2−メトキシ−3−[6−(1−メトキシ−1−メチルエチル)ピリジン−3−イル]−4−メチルフェニル}エチル)−9H−プリン−6−アミン ビス(2,2,2−トリフルオロアセタート)
掲題の化合物は、実施例177に類似の手順によるが、上述のステップ1からの5−ブロモ−2−(1−メトキシ−1−メチルエチル)ピリジンを用いて調製して、粗生成物を得た。反応生成物をC−18カラム上で、TFAで緩衝した水:アセトニトリル勾配で溶出して分取HPLC上で精製し、非晶質の白色の固体としてN−(1−{5−クロロ−2−メトキシ−3−[6−(1−メトキシ−1−メチルエチル)ピリジン−3−イル]−4−メチルフェニル}エチル)−9H−プリン−6−アミン(0.005g、30%)を得た。C2428ClN(M+H)についてLCMS計算値:m/z=467.2;実測値:467.1。H NMR(300MHz、DMSO−d) δ 9.30(m、1H)、8.50(m、3H)、7.84(m、1H)、7.68(d、J=8.1Hz、1H)、7.62(s、1H)、5.76(m、1H)、3.31(s、3H)、3.10(s、3H)、2.04(s、3H)、1.57(d、J=6.8Hz、3H)、1.52(s、6H)
【0444】
実施例186 3−エトキシ−6−メチル−2−[5−(メチルスルホニル)ピリジン−3−イル]−4−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ベンゾニトリル ビス(2,2,2−トリフルオロアセタート)
【化224】
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ステップ1 tert−ブチル(1−{5−クロロ−4−シアノ−2−エトキシ−3−[5−(メチルスルホニル)ピリジン−3−イル]フェニル}エチル)カルバマート
1,4−ジオキサン(4mL)中のtert−ブチル[−1−(3−ブロモ−5−クロロ−4−シアノ−2−エトキシフェニル)エチル]カルバマート(50mg、0.1mmol、実施例179、ステップ3)および3−(メチルスルホニル)−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン(30.mg、0.11mmol、Peptech社、カタログ番号#BE358)に水(2mL)中の炭酸カリウム(30mg、0.2mmol)を加えた。反応物をNで脱気した。テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(40mg、0.04mmol)を加え、再度Nで脱気した。反応物を100℃で一晩加熱した。反応物を室温まで放冷し、EtOAcと水に分割した。1つにまとめた有機層をブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮し、粗生成物を得た。生成物はシリカゲル上でヘキサン:EtOAc勾配で溶出してクロマトグラフィーによって精製し、黄色の油としてtert−ブチル(1−{5−クロロ−4−シアノ−2−エトキシ−3−[5−(メチルスルホニル)ピリジン−3−イル]フェニル}エチル)カルバマート(0.030g、60%)を得た。C2227ClNS(M+H)についてLCMS計算値:m/z=480.1;実測値:480.1。
【0445】
ステップ2 tert−ブチル(1−{4−シアノ−2−エトキシ−5−メチル−3−[5−(メチルスルホニル)ピリジン−3−イル]フェニル}エチル)カルバマート
1,4−ジオキサン(4mL)中のtert−ブチル(1−{5−クロロ−4−シアノ−2−エトキシ−3−[5−(メチルスルホニル)ピリジン−3−イル]フェニル}エチル)カルバマート(60mg、0.1mmol)およびメチルボロン酸(6.4mg、0.11mmol)に水(2mL)中の炭酸ナトリウム(20mg、0.2mmol)を加えた。反応物をNで脱気した。ジクロロ(ビス{ジ−tert−ブチル[4−(ジメチルアミノ)フェニル]ホスホラニル})パラジウム(4mg、0.005mmol)を加え、再度Nで脱気した。反応物を90℃で一晩加熱した。反応物を室温まで放冷し、EtOAcと水に分割した。1つにまとめた有機層をブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮し、粗生成物を得た。生成物はシリカゲル上でヘキサン:EtOAc勾配で溶出してクロマトグラフィーによって精製し、黄色の油としてtert−ブチル(1−{4−シアノ−2−エトキシ−5−メチル−3−[5−(メチルスルホニル)ピリジン−3−イル]フェニル}エチル)カルバマート(0.030g、50%)を得た。C2330S(M+H)についてLCMS計算値:m/z=460.1;実測値:460.2。
【0446】
ステップ3 4−(−1−アミノエチル)−3−エトキシ−6−メチル−2−[5−(メチルスルホニル)ピリジン−3−イル]ベンゾニトリル二塩酸塩
tert−ブチル(1−{4−シアノ−2−エトキシ−5−メチル−3−[5−(メチルスルホニル)ピリジン−3−イル]フェニル}エチル)カルバマート(0.030gm、0.065mmol)をジオキサン(2mL)中の4.0MのHClに溶解し、1時間撹拌した。反応物を真空下に濃縮し、半固体として4−(1−アミノエチル)−3−エトキシ−6−メチル−2−[5−(メチルスルホニル)ピリジン−3−イル]ベンゾニトリル(0.035g、100%)を得た。C1822S(M+H)についてLCMS計算値:m/z=360.1;実測値:360.2。
【0447】
ステップ4 3−エトキシ−6−メチル−2−[5−(メチルスルホニル)ピリジン−3−イル]−4−[(1S)−1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ベンゾニトリル ビス(2,2,2−トリフルオロアセタート)
エタノール(2mL)中の4−(1−アミノエチル)−3−エトキシ−6−メチル−2−[5−(メチルスルホニル)ピリジン−3−イル]ベンゾニトリルに6−クロロ−9−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−9H−プリン(35mg、0.15mmol、実施例176、ステップ4)およびDIPEA(0.04mL、0.2mmol)を加えた。反応物を120℃で一晩加熱した。反応物を室温まで放冷し、真空下に濃縮し、固体の残渣として3−エトキシ−6−メチル−2−[5−(メチルスルホニル)ピリジン−3−イル]−4−(1−{[9−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−9H−プリン−6−イル]アミノ}エチル)ベンゾニトリルを得た。当該中間体をジオキサン(1mL)中の4.0MのHClに溶解し、10分間撹拌した。反応物をC−18カラム上で、TFAで緩衝した水:アセトニトリル勾配で溶出して分取HPLC上で精製し、白色の固体として3−エトキシ−6−メチル−2−[5−(メチルスルホニル)ピリジン−3−イル]−4−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ベンゾニトリル(0.010g、16%)を得た。C2324S(M+H)についてLCMS計算値:m/z=478.1;実測値:478.1。H NMR(300MHz、DMSO−d) δ 9.18(d、J=2.2Hz、1H)、9.09(d、J=2.0Hz、1H)、8.75(m、1H)、8.54(t、J=2.1Hz、1H)、8.33(m、2H)、7.68(s、1H)、5.80(m、1H)、3.99−3.79(m、1H)、3.40(s、3H)、3.34(m、1H)、2.47(s、3H)、1.58(d、J=6.9Hz、3H)、0.98(t、J=6.9Hz、3H)。
【0448】
実施例187 N−{1−[5−クロロ−4−フルオロ−2−メトキシ−3−(1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)フェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン塩酸塩
【化225】
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ステップ1 1−(5−クロロ−4−フルオロ−2−ヒドロキシフェニル)エタノン
塩化アセチル(3.6mL、51mmol)を4−クロロ−3−フルオロフェノール(5.1g、35mmol)に加え、得られた混合物を60℃で2時間加熱した。三塩化アルミニウム(7.0g、52mmol)を加え、混合物を180℃で30分間加熱した。混合物を室温まで冷却した。混合物を0℃まで冷却し、1NのHCl溶液(100mL)を30分以上滴下添加した。沈殿物を水でよく洗浄し、真空下に乾燥させ、所望の化合物(6.6g、100%)を得た。
【0449】
ステップ2 1−(3−ブロモ−5−クロロ−4−フルオロ−2−ヒドロキシフェニル)エタノン
酢酸(80mL)中の1−(5−クロロ−4−フルオロ−2−ヒドロキシフェニル)エタノン(8.0g、42mmol)を撹拌した溶液にN−ブロモスクシンイミド(9.0g、50mmol)を加え、得られた混合物を室温で18時間撹拌した。反応物を濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液で中和し、EtOAcで抽出した。1つにまとめた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、その後、減圧下で濃縮乾固した。残渣をシリカゲル上で、ヘキサン中のEtOAc0〜20%で溶出して精製し、所望の生成物(10.5g、93%)を得た。CBrClFO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=266.9、268.9;実測値:267.1、269.1。
【0450】
ステップ3 1−(3−ブロモ−5−クロロ−4−フルオロ−2−メトキシフェニル)エタノン
DMF(10mL)中の1−(3−ブロモ−5−クロロ−4−フルオロ−2−ヒドロキシフェニル)エタノン(4.8g、18mmol)、炭酸カリウム(6.5g、47mmol)およびヨウ化メチル(2.5mL、40mmol)の混合物を60℃で1時間加熱した。混合物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。1つにまとめた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、蒸発させた。残渣をシリカゲル上で、ヘキサン中のEtOAc0〜20%で溶出して精製し、所望の化合物(2.2g、44%)を得た。CBrClFO(M+H)についてLCMS計算値:m/z=280.9、282.9;実測値:281.0、283.0。
【0451】
ステップ4 1−(3−ブロモ−5−クロロ−4−フルオロ−2−メトキシフェニル)エタノール
メタノール(30mL、800mmol)中の1−(3−ブロモ−5−クロロ−4−フルオロ−2−メトキシフェニル)エタノン(3.8g、14mmol)の溶液にテトラヒドロホウ酸ナトリウム(0.83g、22mmol)を0℃で加えた。混合物を0℃で1時間撹拌した。水(10mL)を混合物に加えた。混合物を約30mLまで濃縮した。残渣をEtOAcで希釈し、水およびブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、蒸発させ、所望の化合物(3.9g、100%)を得た。CBrClFO(M−OH)についてLCMS計算値:m/z=264.9、266.9;実測値:265.0、267.0。
【0452】
ステップ5 1−(1−アジドエチル)−3−ブロモ−5−クロロ−4−フルオロ−2−メトキシベンゼン
0℃で冷却した塩化メチレン(42mL)中の1−(3−ブロモ−5−クロロ−4−フルオロ−2−メトキシフェニル)エタノール(3.9g、14mmol)の溶液にDIPEA(4.0mL、23mmol)を加え、次にメタンスルホニルクロリド(1.6mL、20mmol)を加えた。混合物を0℃で1時間撹拌した。水(100mL)を冷却中に加えた。有機層を分離し、ブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、1−(3−ブロモ−5−クロロ−4−フルオロ−2−メトキシフェニル)エチルメタンスルホン酸を得た。メシル酸塩をDMF(41mL)に溶解し、アジ化ナトリウム(1.8g、27mmol)を加えた。反応物を2時間撹拌した。反応混合物をEtOAcで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液、水およびブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濃縮した。シリカゲル上で、ヘキサン中のEtOAc0〜30%で溶出して精製し、所望の化合物(3.3g、78%)を得た。CBrClFO(M−NについてLCMS計算値:m/z=264.9、266.9;実測値:265.0、267.0。
【0453】
ステップ6 1−(3−ブロモ−5−クロロ−4−フルオロ−2−メトキシフェニル)エタンアミン
THF(50mL)および水(10mL)中の1−(1−アジドエチル)−3−ブロモ−5−クロロ−4−フルオロ−2−メトキシベンゼン(3.3g、11mmol)を撹拌した溶液にTHF(13mL)中の1.0Mのトリメチルホスフィンを室温で加え、混合物を1時間撹拌した。混合物をEtOAcで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液、水、ブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濃縮し、所望の化合物を得た(2.9g、95%)。CBrClFO(M−NHについてLCMS計算値:m/z=264.9、266.9;実測値:265.0、267.0.。
【0454】
ステップ7 N−[1−(3−ブロモ−5−クロロ−4−フルオロ−2−メトキシフェニル)エチル]−9−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−9H−プリン−6−アミン
エタノール(30mL)中の1−(3−ブロモ−5−クロロ−4−フルオロ−2−メトキシフェニル)エタンアミン(1.6g、5.7mmol)、6−クロロ−9−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−9H−プリン(2.0g、8.5mmol、実施例176、ステップ4より)およびDIPEA(3.0mL、17mmol)の混合物を100℃で一晩加熱した。反応混合物を冷却し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液を注ぎ、EtOAcで抽出し、水、ブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濃縮した。シリカゲル上で、ヘキサン中のEtOAc0〜65%で溶出して精製し、所望の化合物(2.8g、100%)を得た。C1921BrClFN(M+H)についてLCMS計算値:m/z=484.1、486.1;実測値:484.0、486.0。
【0455】
ステップ8 tert−ブチル4−{3−クロロ−2−フルオロ−6−メトキシ−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}−3,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキシラート
マイクロ波照射用の瓶の中にN−[1−(3−ブロモ−5−クロロ−4−フルオロ−2−メトキシフェニル)エチル]−9−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−9H−プリン−6−アミン(85mg、0.17mmol)、tert−ブチル 4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−3,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキシラート(65mg、0.21mmol、Aldrich社#706531)、炭酸ナトリウム(420μL、0.44mmol)、1,4−ジオキサン(1mL)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(12mg、0.010mmol)を加えた。混合物を窒素で5分間泡だたせ、90℃で一晩加熱した。混合物を水で希釈し、EtOAcで希釈し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濃縮した。シリカゲル上で、ヘキサン中のEtOAc0〜100%で溶出して精製し、所望の化合物(47mg、46%)を得た。C2937ClFN(M+H)についてLCMS計算値:m/z=586.3;実測値:587.2。
【0456】
ステップ9 N−{1−[5−クロロ−4−フルオロ−2−メトキシ−3−(1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)フェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン塩酸塩
マイクロ波照射用の瓶の中に、tert−ブチル4−{3−クロロ−2−フルオロ−6−メトキシ−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}−3,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキシラート(10.5mg、0.021mmol)および1,4−ジオキサン(1.0mL)中の4.0MのHClを加えた。混合物を30分間撹拌し、蒸発させた。塩化メチレンおよびDIPEA(15.6μL、0.090mmol)を加え、次にメタンスルホニルクロリド(4.8μL、0.063mmol)を加えた。混合物を15分間撹拌した。溶媒を蒸発させた。1N 水酸化ナトリウム溶液(1.0mL)およびメタノール(1.0mL)を加え、混合物を1時間撹拌した。溶媒を蒸発させ、分取LC/MS(pH 10)によって精製し、所望の化合物(4.0mg、40%)を得た。C2023ClFNS(M+H)についてLCMS計算値:m/z=481.1;実測値:481.0。H NMR(DMSO−d、500MHz) δ 12.88(1H、br s)、8.18(2H,m)、7.63(1H,m)、5.91(1H,m)、5.78(1H、br s)、3.94(5H,m)、3.40(2H,m)、2.98(3H、s)、2.55(2H,m)、2.39(2H,m)、1.42(3H,m)。
【0457】
実施例188 N−{1−[5−クロロ−4−フルオロ−2−メトキシ−3−(モルホリン−4−イルメチル)フェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン
【化226】
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ステップ1 N−[1−(5−クロロ−4−フルオロ−2−メトキシ−3−ビニルフェニル)エチル]−9−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−9H−プリン−6−アミン
水(0.21mL)中のN−[1−(3−ブロモ−5−クロロ−4−フルオロ−2−メトキシフェニル)エチル]−9−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−9H−プリン−6−アミン(50mg、0.10mmol、実施例187、ステップ7より)の溶液に1,2−ジメトキシエタン(0.7mL)、炭酸カリウム(14mg、0.10mmol)、ピリジン:トリビニルボロキシン(1:1)(26mg、0.10mmol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)Pd(0)(5.2mg、0.0045mmol)を加えた。混合物を窒素で5分間泡だたせ、80℃で一晩加熱した。反応物を水およびEtOAcで希釈した。1つにまとめた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。シリカゲル上で、ヘキサン中のEtOAc0〜100%で溶出して精製し、所望の化合物(29mg、60%)を得た。C2124ClFN(M+H)についてLCMS計算値:m/z=432.2;実測値:432.1。
【0458】
ステップ2 3−クロロ−2−フルオロ−6−メトキシ−5−(1−{[9−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−9H−プリン−6−イル]アミノ}エチル)ベンズアルデヒド
N−[1−(5−クロロ−4−フルオロ−2−メトキシ−3−ビニルフェニル)エチル]−9−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−9H−プリン−6−アミン(240mg、0.56mmol)をTHF(10mL)に溶解し、水(700μL)中の0.16Mの四酸化オスミウムを加えた。メタ過ヨウ素酸ナトリウム(360mg、1.7mmol)および水(1mL、60mmol)を加えた。反応物を60℃で2時間撹拌した。試薬を2倍にした。水(700μL)中の0.16Mの四酸化オスミウムを加えた。メタ過ヨウ素酸ナトリウム(360mg、1.7mmol)および水(1mL)を加え、混合物を60℃にさらに2時間温めた。混合物を蒸発させ、固体をジクロロメタンで抽出した。抽出物はシリカゲル上で、ヘキサン中のEtOAc0〜60%で溶出して精製し、所望の化合物(50mg、20%)を得た。C2022ClFN(M+H)についてLCMS計算値:m/z=434.1;実測値:434.1。
【0459】
ステップ3 N−{1−[5−クロロ−4−フルオロ−2−メトキシ−3−(モルホリン−4−イルメチル)フェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン
3−クロロ−2−フルオロ−6−メトキシ−5−(1−{[9−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−9H−プリン−6−イル]アミノ}エチル)ベンズアルデヒド(10mg、0.023mmol)をTHF(0.95mL)中で、40℃で1時間撹拌した。トリアセトキシホウ水素化ナトリウム(15mg、0.069mmolおよび酢酸(50μL、0.88mmol)を加え、混合物を40℃で一晩撹拌した。モルホリン(20μL、0.23mmol)およびシアノ水素化ホウ素ナトリウム(14mg、0.23mmol)を加え、混合物を40℃で1時間加熱した。溶媒を除去し、トリフルオロ酢酸/THF溶液(1:1)を数滴加え、混合物を30分間撹拌した。混合物を水中の6.0MのHCl(0.5mL、3mmol)で30分間処理した。分取LCMS(pH 10)によって精製し、所望の化合物(3.4mg、35%)を得た。C1923ClFN(M+H)についてLCMS計算値:m/z=421.2;実測値:421.1。H NMR(DMSO−d、500MHz) δ 12.91(1H、br s)、8.17(2H,m)、7.72(1H,m)、5.89(1H、br s)、4.05(3H、s)、3.50(7H,m)、2.41(4H,m)、1.42(3H,m)。
【0460】
実施例189 5−{3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}−3−イソプロピル−1,3−オキサゾリジン−2−オン トリフルオロアセタート
【化227】
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ステップ1 tert−ブチル[1−(5−クロロ−2−メトキシ−4−メチル−3−ビニルフェニル)エチル]カルバマート
水(0.44mL)中のtert−ブチル[1−(3−ブロモ−5−クロロ−2−メトキシ−4−メチルフェニル)エチル]カルバマート(80mg、0.20mmol)(実施例113、ステップ1;キラル分離からピーク2)の溶液に1,2−ジメトキシエタン(1.0mL)、炭酸カリウム(29mg、0.21mmol)、ピリジン:トリビニルボロキシン(1:1)(80mg、0.32mmol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(11mg、0.0092mmol)を加えた。得られた懸濁液を80℃で一晩加熱した。反応物を水およびEtOAcで希釈した。水相はEtOAcで1回抽出した。1つにまとめた有機溶液はブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。残渣をシリカゲル上で、ヘキサン中のEtOAc0〜100%で溶出して精製し、所望の化合物(68mg、100%)を得た。C1214ClO(M−NHBoc)についてLCMS計算値:m/z=209.1;実測値:209.0。
【0461】
ステップ2 N−[1−(5−クロロ−2−メトキシ−4−メチル−3−ビニルフェニル)エチル]−9−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−9H−プリン−6−アミン
tert−ブチル[1−(5−クロロ−2−メトキシ−4−メチル−3−ビニルフェニル)エチル]カルバマートを4N HCl(1.0mL)中で30分間撹拌し、蒸発させ、1−(5−クロロ−2−メトキシ−4−メチル−3−ビニルフェニル)エタンアミン塩酸塩(480mg、1.8mmol)を得て、1−ブタノール(86mL)中でDIPEA(1.6mL、9.1mmol)および6−クロロ−9−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−9H−プリン(650mg、2.7mmol、実施例176、ステップ4より)と共に撹拌した。反応混合物を120℃で2時間加熱した。反応混合物を室温まで冷却し、EtOAcで抽出した。抽出物をブラインで洗浄し、蒸発させた。シリカゲル上で、ヘキサン中のEtOAc0〜50%で溶出して精製し、所望の化合物(780mg、100%)を得た。C2227ClN(M+H)についてLCMS計算値:m/z=428.2;実測値:428.1。
【0462】
ステップ3 N−[1−(5−クロロ−2−メトキシ−4−メチル−3−オキシラン−2−イルフェニル)エチル]−9−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−9H−プリン−6−アミン
N−[1−(5−クロロ−2−メトキシ−4−メチル−3−ビニルフェニル)エチル]−9−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−9H−プリン−6−アミン(740mg、1.7mmol)を塩化メチレン(5.7mL)中で撹拌し、m−クロロ過安息香酸(2.1g、8.7mmol)を加えた。混合物を一晩撹拌した。懸濁液を濾過し、固体物をジクロロメタンで洗浄した。濾液を蒸発させ、所望の化合物を得た。
【0463】
ステップ4 1−[3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−(1−{[9−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−9H−プリン−6−イル]アミノ}エチル)フェニル]−2−(イソプロピルアミノ)エタノール
N−[1−(5−クロロ−2−メトキシ−4−メチル−3−オキシラン−2−イルフェニル)エチル]−9−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−9H−プリン−6−アミン(140.0mg、0.32mmol)を塩化メチレン(1.1mL)中で撹拌した。イソプロピルアミン(124μL、1.6mmol)およびDIPEA(282μL、1.62mmol)を加えた。混合物を80℃で一晩撹拌した。メタノールを加え、分取LC/MS(pH 10)によって精製し、所望の化合物(12.9mg、8%)を得た。C2536ClN(M+H)についてLCMS計算値:m/z=503.3;実測値:503.1。
【0464】
ステップ5 5−{3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}−3−イソプロピル−1,3−オキサゾリジン−2−オン トリフルオロアセタート
THF(0.2mL、2mmol)中の1−[3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−((1S)−1−{[9−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−9H−プリン−6−イル]アミノ}エチル)フェニル]−2−(イスプロピルアミノ)エタノール(7.0mg、0.014mmol)の溶液にN,N−カルボニルジイミダゾール(3.1mg、0.019mmol)を加え、混合物を70℃で1時間加熱した。溶媒を蒸発させた。1,4−ジオキサン(1.0mL)中の4.0MのHClを加え、混合物を30分間撹拌した。蒸発させ、分取LC/MS(pH 2)によって精製し、所望の化合物を得た(2.0mg、37%)。C2126ClN(M+H)についてLCMS計算値:m/z=445.2;実測値:445.1。
【0465】
実施例190 1−{3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}−2−モルホリン−4−イルエタノール ビス(トリフルオロアセタート)
【化228】
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ステップ1 tert−ブチル[1−(5−クロロ−2−メトキシ−4−メチル−3−オキシラン−2−イルフェニル)エチル]カルバマート
tert−ブチル[1−(5−クロロ−2−メトキシ−4−メチル−3−ビニルフェニル)エチル]カルバマート(460mg、1.4mmol、実施例189、ステップ1)を塩化メチレン(4.6mL)中に撹拌し、m−クロロ過安息香酸(2.1g、8.5mmol)を加えた。混合物を室温で一晩撹拌した。懸濁液を濾過し、回収した固体物を塩化メチレンで洗浄した。濾液を蒸発させ、所望の化合物を得た。
【0466】
ステップ2 1−[3−(1−アミノエチル)−5−クロロ−2−メトキシ−6−メチルフェニル]−2−モルホリン−4−イルエタノール塩酸塩
tert−ブチル[1−(5−クロロ−2−メトキシ−4−メチル−3−オキシラン−2−イルフェニル)エチル]カルバマート(100.0mg、0.29mmol)をモルホリン(130mg、1.5mmol)およびDIPEA(260μL、1.5mmol)と共に、エタノール(2.00mL、34mmol)中で撹拌した。混合物を80℃で週末にかけて撹拌した。分取LC/MS(pH 10)によって精製し、Boc中間体を得た。C2134ClN(M−NHについてLCMS計算値:m/z=429.2;実測値:429.2。4N HCl(3.0mL)を加え、混合物を30分間撹拌した。蒸発させ、塩酸塩(8.8mg、8%)として所望の化合物を得た。
【0467】
ステップ3 1−{3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}−2−モルホリン−4−イルエタノール ビス(トリフルオロアセタート)
1−ブタノール(0.67mL)中の1−{3−[1−アミノエチル]−5−クロロ−2−メトキシ−6−メチルフェニル}−2−モルホリン−4イルエタノール塩酸塩(4.6mg、0.014mmol)にDIPEA(12μL、0.071mmol)を加え、次に6−クロロ−9−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−9H−プリン(5.1mg、0.021mmol、実施例176、ステップ4)を加え、反応混合物を120℃で1時間加熱した。反応混合物を室温まで冷却し、1,4−ジオキサン(0.34mL)中の4.0MのHClを加えた。混合物を30分間撹拌した。分取LC/MS(pH 2)によって精製し、所望の化合物を得た(3.6mg、45%)。C2128ClN(M+H)についてLCMS計算値:m/z=447.2;実測値:447.1。
【0468】
実施例191 6−{3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}−4−イソプロピルモルホリン−3−オン トリフルオロアセタート
【化229】
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ステップ1 tert−ブチル(1−{5−クロロ−3−[1−ヒドロキシ−2−(イソプロピルアミノ)エチル]−2−メトキシ−4−メチルフェニル}エチル)カルバマート
tert−ブチル[1−(5−クロロ−2−メトキシ−4−メチル−3−オキシラン−2−イルフェニル)エチル]カルバマート(100mg、0.29mmol、実施例190、ステップ1より)をエタノール(2.0mL、34mmol)中に撹拌し、2−プロパンアミン(120μL、1.5mmol)およびDIPEA(260μL、1.5mmol)を加えた。混合物を80℃で週末にかけて撹拌した、分取LC/MS(pH 10)によって精製し、所望の化合物を得た(5.7mg、5%)。C2034ClN(M+H)についてLCMS計算値:m/z=401.2;実測値:401.1。
【0469】
ステップ2 tert−ブチル[1−(5−クロロ−3−{2−[(クロロアセチル)(イソプロピル)アミノ]−1−ヒドロキシエチル}−2−メトキシ−4−メチルフェニル)エチル]カルバマート
塩化メチレン(0.5mL)中のtert−ブチル 1−{5−クロロ−3−[1−ヒドロキシ−2−(イソプロピルアミノ)エチル]−2−メトキシ−4−メチルフェニル}エチル)カルバマート(17mg、0.041mmol)の溶液にトリエチルアミン(17μL、0.12mmol)を加え、次に塩化クロロアセチル(3.9μL、0.049mmol)を加えた。反応混合物を室温で30分間撹拌した。分取LC/MS(pH 10)によって精製し、所望の化合物を得た(17mg、100%)。C2234ClNa(M+Na)についてLCMS計算値:m/z=499.2;実測値:499.2。
【0470】
ステップ3 tert−ブチル{1−[5−クロロ−3−(4−イソプロピル−5−オキソモルホリン−2−イル)−2−メトキシ−4−メチルフェニル]エチル}カルバマート
0℃に冷却したTHF(1.0mL)中のtert−ブチル[1−(5−クロロ−3−{2−[(クロロアセチル)(イソプロピル)アミノ]−1−ヒドロキシエチル}−2−メトキシ−4−メチルフェニル)エチル]カルバマート(22mg、0.047mmol)の溶液に水素化ナトリウム(3.6mg、0.094mmol;鉱油中の分散60%)を加え、混合物を1時間撹拌した。混合物を水で反応停止処理し、EtOAcで抽出した。1つにまとめた抽出物はブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮し、所望の化合物を得た(20mg、97%)。C2233ClNNa(M+Na)についてLCMS計算値:m/z=463.2;実測値:463.1。
【0471】
ステップ4 6−{3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}−4−イソプロピルモルホリン−3−オン トリフルオロアセタート
tert−ブチル{1−[5−クロロ−3−(4−イソプロピル−5−オキソモルホリン−2−イル)−2−メトキシ−4−メチルフェニル]エチル}カルバマート(20mg、0.045mmol)に1,4−ジオキサン(0.80mL)中の4.0MのHClを加え、混合物を15分間撹拌した。溶媒を蒸発させ、中間体を得た。残渣に1−ブタノール(1.2mL、13mmol)、DIPEA(40μL、0.23mmol)および6−クロロ−9−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−9H−プリン(16mg、0.068mmol、実施例176、ステップ4より)を加え、反応混合物を120℃で1時間加熱した。反応混合物を室温まで冷却し、1,4−ジオキサン(0.80mL)中の4.0MのHClを加えた。混合物を30分間撹拌した。分取LC/MS(pH 2)によって精製し、所望の化合物(8.2mg、32%)を得た。C2228ClN(M+H)についてLCMS計算値:m/z=459.2;実測値:459.2。H NMR(DMSO−d、500MHz) δ 8.92(1H、br s)、8.17(2H,m)、7.60(1H、s)、5.89(1H、br s)、5.23(1H,m)、4.63(1H,m)、4.12(2H,m)、3.95(3H,m)、3.62(1H,m)、3.20(1H,m)、2.45(3H、s)、1.43(3H,m)、1.04(6H,m)。
【0472】
実施例192 4−{3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}ピロリジン−2−オンのジアステレオ異性体
【化230】
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ステップ1 メチル(2E)−3−(3−{1−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]エチル}−5−クロロ−2−メトキシ−6−メチルフェニル)アクリル酸
DMF(15mL)中のtert−ブチル[1−(3−ブロモ−5−クロロ−2−メトキシ−4−メチルフェニル)エチル]カルバマート[実施例113、ステップ1、ピーク2](1.0g、2.6mmol)の懸濁液を密封管内に入れ、窒素で脱気し、アクリル酸メチル(0.83mL、9.2mmol)、トリフェニルホスフィン(97mg、0.37mmol),および酢酸パラジウム(59mg、0.26mmol)で処理した。最後に、トリエチルアミン(1.1mL、7.9mmol)を加え、反応混合物を130℃で16時間加熱した。室温まで冷却した後、混合物をセライトで濾過し、セライトはEtOAc(100mL)で洗浄した。EtOAcを水、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、粗泡に濃縮した。原材料は2:1のヘキサン/ジクロロメタンに溶解し、ヘキサン中のEtOAcを用いてフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製し(0%〜30%、30分以上)、白色の泡として所望の生成物(0.68g、68%)を得た。C1416ClO(M−NHBoc)についてLCMS計算値:m/z=267.1;実測値:266.9。
【0473】
ステップ2 メチル3−(3−{1−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]エチル}−5−クロロ−2−メトキシ−6−メチルフェニル)−4−ニトロブタン酸
0℃のニトロメタン(11mL)中のメチル(2E)−3−(3−{1−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]エチル}−5−クロロ−2−メトキシ−6−メチルフェニル)アクリル酸(1.5g、3.9mmol)の溶液を1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(0.59mL、3.9mmol)で処理し、室温まで温めた。反応混合物を60℃で21時間加熱し、室温まで冷却し、水(100ml)に注ぎ、EtOAc(2×75mL)で抽出した。有機層を分離し、ブライン溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、オレンジ色の泡に濃縮した、原材料はジクロロメタンに溶解し、ヘキサン中のEtOAcを用いてフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製し(0%〜30%、30分以上)、白色の泡として所望の生成物(0.93g、53%)を得た。C2029ClNNa(M+Na)についてLCMS計算値:m/z=467.2;実測値:467.1。
【0474】
ステップ3 tert−ブチル{1−[5−クロロ−2−メトキシ−4−メチル−3−(5−オキソピロリジン−3−イル)フェニル]エチル}カルバマートのジアステレオ異性体
メタノール(15mL)中のメチル 3−(3−{1−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]エチル}−5−クロロ−2−メトキシ−6−メチルフェニル)−4−ニトロブタン酸(0.92g、2.1mmol)の溶液を塩化ニッケル六水和物(0.99g、4.1mmol)で処理し、5分間撹拌した。反応混合物を0℃まで冷却し、テトラヒドロホウ酸ナトリウム(0.84g、22mmol)を4回に分けて処置した。氷浴を除去し、反応混合物を30分間撹拌し、60℃で4.5時間加熱した。反応混合物を飽和炭酸水素ナトリウム(20mL)およびEtOAc(50mL)で希釈し、セライトで濾過した。セライトをEtOAcで洗浄し、濾過物を濃縮し、ラクタム炭素でジアステレオ異性体の混合物として所望の生成物を得た。ジアステレオ異性体の混合物をキラルHPLC(ChiralPak AD−Hカラム、20x250mm、粒子の大きさ5マイクロン、ヘキサン中のエタノール60%で9ml/分で溶出して、カラム負荷〜3mg/注入)上に分離し、白色の固体としてピーク1(0.39g、49%、保持時間:6.25分)およびピーク2(0.32g、40%,保持時間:9.34分)を得た。
【0475】
ステップ4 4−[3−(1−アミノエチル)−5−クロロ−2−メトキシ−6−メチルフェニル]ピロリジン−2−オンのジアステレオ異性体
塩化メチレン(1mL)中、別個の反応フラスコ内のtert−ブチル{1−[5−クロロ−2−メトキシ−4−メチル−3−(5−オキソピロリジン−3−イル)フェニル]エチル}カルバマートの個別のジアステレオ異性体(75mg、0.20mmol[ステップ3からピーク1];75mg、0.20mmol[ステップ3からピーク2])の溶液を各々、トリフルオロ酢酸(1mL)の液滴で個別に処理し、30分間撹拌した。反応混合物を残渣に個別に濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウムで希釈し、ジクロロメタンで数回抽出し、無色の残渣としてピーク1からのジアステレオ異性体(60mg、定量)およびピーク2からのジアステレオ異性体(55mg、定量)を得て、精製をさらに行わずに、使用した。ピーク1:C1417ClNO(M−NH)+についてLCMS計算値:m/z=266.1;実測値:266.1。ピーク2:C1420ClN(M+H)についてLCMS計算値:m/z=283.1;実測値:283.1。
【0476】
ステップ5 4−{3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}ピロリジン−2−オンのジアステレオ異性体
1−ブタノール(2.4mL)中、別個の反応フラスコ内の4−[3−(1−アミノエチル)−5−クロロ−2−メトキシ−6−メチルフェニル]ピロリジン−2−オンのジアステレオ異性体(43mg、0.15mmol[ステップ4からのピーク1];43mg、0.15mmol[ステップ4からのピーク2])を各々、6−クロロ−9−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−9H−プリン(54mg、0.23mmol、実施例176、ステップ4),およびDIPEA(80mL、0.46mmol)で個別に処理し、105℃で20時間加熱した。反応混合物を個別に、回転蒸発装置で40℃で濃縮し、1−ブタノールを除去し、THPを含有する中間体を得た。当該中間体をメタノール(2mL)および水中の6.0MのHCl(0.25mL、1.5mmol)で希釈し、30分間撹拌し、THP保護基を除去した。反応混合物をメタノールで個別に希釈し、分取LCMS(XBridge C18カラム、トリフルオロ酢酸0.1%を含む水中のアセトニトリル勾配で、流速60mL/分で溶出した)上で精製した、LCMS画分を濃縮しアセトニトリルを除去し、固体の炭酸水素ナトリウムで処理し、EtOAcに抽出した。EtOAcを濃縮し、残渣をEtOAc/ヘプタンから再濃縮し、白色の固体物としてピーク1からのジアステレオ異性体(43mg、70%)およびピーク2からのジアステレオ異性体(42mg、69%)を得た。ピーク1:H NMR(400MHz、DMSO−d)δ 12.94(br s、1H)、8.25−8.16(m、1H)、8.15−8.08(m、1H)、7.88(s、1H)、7.52(br s、1H)、5.86−5.50(m、1H)、4.37−4.22(m、1H)、3.88(s、3H)、3.61(dd、J=10.1、10.1Hz、1H)、3.26−3.17(m、1H)、2.59(dd、J=17.3、11.5Hz、1H)、2.36(dd、J=17.2、8.5Hz、1H)、2.22(s、3H)、1.43(d、J=6.9Hz、3H)。C1922ClN(M+H)についてLCMS:m/z=401.1;実測値:401.2。ピーク2:H NMR(400MHz、DMSO−d)δ 12.94(br s、1H)、8.26−8.16(m、1H)、8.13−8.04(m、1H)、7.88(s、1H)、7.53(br s、1H)、5.81−5.59(m、1H)、4.38−4.23(m、1H)、3.88(s、3H)、3.66(dd、J=10.1、10.1Hz、1H)、3.31−3.24(m、1H)、2.59−2.52(m、1H)、2.29(dd、J=17.4、8.4Hz、1H)、2.21(s、3H)、1.44(d、J=6.9Hz、3H)。C1922ClN(M+H)についてLCMS:m/z=401.1;実測値:401.1。
【0477】
実施例193 4−{3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}−1−メチルピロリジン−2−オンのジアステレオ異性体
【化231】
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ステップ1 tert−ブチル{1−[5−クロロ−2−メトキシ−4−メチル−3−(1−メチル−5−オキソピロリジン−3−イル)フェニル]エチル}カルバマートのジアステレオ異性体
0℃のDMF(4mL)中の個別のtert−ブチル{1−[5−クロロ−2−メトキシ−4−メチル−3−(5−オキソピロリジン−3−イル)フェニル]エチル}カルバマートのジアステレオ異性体の溶液(0.31g、0.80mmol[実施例192、ステップ3からのピーク1];0.31g、0.80mmol[実施例192、ステップ3からのピーク2])を各々、鉱油(80mg、2.0mmol)中に分散した水素化ナトリウムで個別に処理した。氷浴を除去し、反応混合物を30分間撹拌し、60℃で30分間加熱した。反応混合物を0℃まで冷却し、DMF(2mL、26mmol)中のヨウ化メチル(0.060mL、0.96mmol)で処理し、室温で16時間撹拌した。反応混合物を0℃まで冷却し、飽和塩化アンモニウムで反応停止処理し、EtOAcで抽出した。有機抽出物を濃縮し、分取LCMS(XBridge C18カラム、水酸化アンモニウム0.1%を含むアセトニトリル/水勾配で、流速60mL/分で溶出した)によって精製した粗油を得て、ピーク1からのジアステレオ異性体(28mg、9%、保持時間:2.52分)およびピーク2からのジアステレオ異性体(56mg、18%,保持時間:2.51分)を得た。ピーク1:C2029ClNNa(M+Na)についてLCMS:m/z=419.2;実測値:419.1。ピーク2:C2029ClNNa(M+Na)についてLCMS:m/z=419.2;実測値:419.1。
【0478】
ステップ2 4−[3−(1−アミノエチル)−5−クロロ−2−メトキシ−6−メチルフェニル]−1−メチルピロリジン−2−オン トリフルオロアセタートのジアステレオ異性体
塩化メチレン(1mL)中、別個の反応フラスコ内のtert−ブチル{1−[5−クロロ−2−メトキシ−4−メチル−3−(1−メチル−5−オキソピロリジン−3−イル)フェニル]エチル}カルバマートの個別のジアステレオ異性体の溶液(28mg、0.070mmol[ステップ1からのピーク1];56mg、0.14mmol[ステップ1からのピーク2])を各々、トリフルオロ酢酸(1mL)を液下して個別に処理し、30分間撹拌した。反応混合物を個別に濃縮し、残渣としてピーク1からのジアステレオ異性体(38mg、定量)およびピーク2からのジアステレオ異性体(65mg、定量)を得て、精製をさらに行わずに使用した。ピーク1:C1519ClNO(M−NHについてLCMS:m/z=280.1;実測値:280.1。ピーク2:C1522ClN(M+H)についてLCMS:m/z=297.1;実測値:297.1。
【0479】
ステップ3 4−{3−クロロ−6−メトキシ−2−メチル−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}−1−メチルピロリジン−2−オンのジアステレオ異性体
所望のジアステレオ異性体を、4−[3−(1−アミノエチル)−5−クロロ−2−メトキシ−6−メチルフェニル]−1−メチルピロリジン−2−オン トリフルオロアセタートのジアステレオ異性体を出発物質として用いて、実施例192、ステップ5の手順に従って、収率48%(ピーク1)および収率67%で調製した。ピーク1:H NMR(400MHz、DMSO−d) δ 12.94(br s、1H)、8.31−7.96(m、3H)、7.51(br s、1H)、5.89−5.52(m、1H)、4.31−4.10(m、1H)、3.86(s、3H)、3.71(dd、J=10.1、10.1Hz、1H)、2.79(s、3H)、2.75−2.65(m、1H)、2.46−2.38(m、1H)、2.16(s、3H)、1.43(d、J=6.4Hz、3H)。C2024ClN(M+H)についてLCMS:m/z=415.2;実測値:415.2。ピーク2:H NMR(400MHz、DMSO−d) δ 12.94(br s、1H)、8.29−8.17(m、1H)、8.16−8.07(m、2H)、7.54(br s、1H)、5.91−5.47(m、1H)、4.32−4.10(m、1H)、3.87(s、3H)、3.76(dd、J=10.1、10.1Hz、1H)、3.44−3.36(m、1H)、2.79(s、3H)、2.68(dd、J=17.4、11.7Hz、1H)、2.36(dd、J=17.4、7.6Hz、1H)、2.16(s、3H)、1.44(d、J=6.9Hz、3H)。C2024ClN(M+H)についてLCMS:m/z=415.2;実測値:415.2。
【0480】
実施例194 N−{1−[4,5−ジクロロ−3−(1−イソプロピルアゼチジン−3−イル)−2−メトキシフェニル]エチル}−9H−プリン−6−
【化232】
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ステップ1 1−(4,5−ジクロロ−2−ヒドロキシフェニル)エタノン
塩化アセチル(19mL、270mmol)中の3,4−ジクロロフェノール[AK Scientific社](30g、18mmol)の溶液を60℃で2時間加熱した。反応混合物を20℃まで冷却し、三塩化アルミニウム(37g、280mmol)で小分けして処理し、180℃で30分間加熱した。反応混合物を20℃まで冷却し、溶液を容易には分解できない固体のブロックに固化した。物質を0℃まで冷却し、1MのHClで分けてゆっくりと反応停止処理した。物質の固体のブロックを十分な量のHClでゆっくりと分解し、不均一な混合物を20℃で一晩撹拌し、均一性を確保した。固体を濾過し、大量の水で洗浄し、真空下で乾燥させ、黄褐色の固体として所望の生成物(38g、定量)を得た。
【0481】
ステップ2 1−(4,5−ジクロロ−2−ヒドロキシ−3−ヨードフェニル)エタノン
酢酸(70mL)中の1−(4,5−ジクロロ−2−ヒドロキシフェニル)エタノンの溶液(12g、59mmol)をN−ヨードスクシンイミド(16g、71mmol)で処理し、90℃で18時間撹拌した。反応混合物をさらなるN−ヨードスクシンイミド(8g、36mmol)で処理し、90℃で4時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、EtOAcで希釈し、泡の発生が止まるまで飽和炭酸水素ナトリウムで反応停止処理した。有機層を分離し、水相をEtOAcで再抽出した。1つにまとめた有機層を乾燥させ、濃縮し、茶色の固体を得た。当該物質をメタノールから再結晶化し、黄褐色の固体として所望の生成物(9.0g、46%)を得た。CClIO(M+H)についてLCMS:m/z=330.9、332.9;実測値:330.8、332.9。
【0482】
ステップ3 1−(4,5−ジクロロ−3−ヨード−2−メトキシフェニル)エタノン
DMF(40mL)中の1−(4,5−ジクロロ−2−ヒドロキシ−3−ヨードフェニル)エタノン(16g、47mmol)および炭酸カリウム(17g、120mmol)の溶液をヨウ化メチル(6.4mL、100mmol)で処理し、60℃で1時間加熱した。反応混合物を水で希釈し、EtOAcで抽出した(2回)。1つにまとめた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、粗製固体を得た。粗物質をヘキサン中のEtOAc(5%〜30%)を用いてフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製し、オレンジ色の固体として所望の生成物(14g、84%)を得た。CClIO(M+H)についてLCMS:m/z=344.9、346.9;実測値:344.8、346.9。
【0483】
ステップ4 tert−ブチル 3−(3−アセチル−5,6−ジクロロ−2−メトキシフェニル)アゼチジン−1−カルボキシラート
亜鉛(4.5g、69mmol)をDMF(54mL)中の1,2−ジブロモエタン(420μL、4.9mmol)で懸濁した。混合物を70℃で10分間加熱し、その後、室温まで冷却した。クロロトリメチルシラン(620μL、4.9mmol)を滴下添加し、1時間撹拌し続けた。DMF(30mL)中のtert−ブチル 3−ヨードアゼチジン−1−カルボキシラート(17g、61mmol)の溶液を次いで加え、混合物を40℃で1時間加熱した後、1−(4,5−ジクロロ−3−ヨード−2−メトキシフェニル)エタノン(14g、41mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)二パラジウム(0)(710mg、0.77mmol)およびDMF(120mL)中のトリ−(2−フリル)ホスフィン(360mg、1.6mmol)を素早く加えた。反応混合物を室温で一晩撹拌した。反応混合物をその後、EtOAcと飽和塩化アンモニウム溶液に分割した。有機層を水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、ヘキサン中のEtOAc(0%〜25%)を用いてフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製した粗製残渣に濃縮し、所望の生成物を得た(12g、77%)。C1721ClNONa(M+Na)についてLCMS:m/z=396.1;実測値:396.0。
【0484】
ステップ5 tert−ブチル 3−[3−(1−アミノエチル)−5,6−ジクロロ−2−メトキシフェニル]アゼチジン−1−カルボキシラート
0℃のエタノール(13mL、27mmol)中、2.0Mのアンモニア中のtert−ブチル 3−(3−アセチル−5,6−ジクロロ−2−メトキシフェニル)アゼチジン−1−カルボキシラート(1.0g、2.7mmol)の溶液をチタンテトライソプロポキシド(1.6mL、5.3mmol)で処理し、60℃で一晩加熱した。反応混合物をテトラヒドロホウ酸ナトリウム(0.15g、4.0mmol)で0℃で処理し、溶液を室温でさらに1時間撹拌した。反応混合物を水中の2Mのアンモニアで反応停止処理し、濾過した。固体をアセトニトリルで洗浄した。濾液を濃縮し、残渣をジクロロメタンで希釈し、水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮して、所望の生成物(1.0g、97%)を得、精製をさらに行わずに用いた。C1314ClNO(M−[NH]−[t−Bu]+H)についてLCMS:m/z=302.0、304.0;実測値:301.9、304.0。
【0485】
ステップ6 tert−ブチル 3−[3−(1−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}エチル)−5,6−ジクロロ−2−メトキシフェニル]アゼチジン−1−カルボキシラート
0℃の塩化メチレン(49mL)中のtert−ブチル 3−[3−(1−アミノエチル)−5,6−ジクロロ−2−メトキシフェニル]アゼチジン−1−カルボキシラート(4.1g、9.7mmol)およびDIPEA(3.4mL、20mmol)溶液をベンジルクロロホルマート(1.8mL、13mmol)で処理し、20℃で1時間撹拌した。反応混合物をジクロロメタン(300mL)で希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液、水およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、粗残渣に濃縮して、ヘキサン中のEtOAc(5%〜40%)を用いてフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製して、所望のラセミ体の生成物を得た(4g、81%)。当該ラセミ体の物質はキラルHPLC(ChiralPak AD−Hカラム、20x250mm、粒子の大きさ5マイクロン、ヘキサン中のエタノール30%で12ml/分で溶出して、カラム負荷〜135mg/注入)上で分離し、所望のピーク2異性体(1.9g、38%)を得た。ピーク2異性体:C2530ClNa(M+Na)についてLCMS:m/z=531.2;実測値:531.2。
【0486】
ステップ7 tert−ブチル 3−[3−(1−アミノエチル)−5,6−ジクロロ−2−メトキシフェニル]アゼチジン−1−カルボキシラートの単一鏡像異性体
メタノール(17mL)および水中の0.25MのHCl(5.7mL、1.4mmol)中のtert−ブチル 3−[3−(1−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}エチル)−5,6−ジクロロ−2−メトキシフェニル]アゼチジン−1−カルボキシラート[ステップ6からのピーク2異性体](0.29g、0.57mmol)の溶液を窒素で脱気し、Pt/C5%(Degussaタイプ)(73mg、25重量%)で処理し、水素のバルーン下で1時間撹拌した。反応混合物をPt/C5%(Degussaタイプ)(100mg)でさらに処理し、水素のバルーン下でさらに1時間撹拌した。反応混合物をセライトで濾過し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液で中和した。反応混合物を濃縮し、メタノールを除去し、ジクロロメタンで抽出し、濃縮し、無色の泡として所望の生成物(0.21g、99%)を得、精製をさらに行わずに用いた。C1314ClNO(M−[NH]−[t−Bu]+H)についてLCMS:m/z=302.0、304.0;実測値:301.9、304.0。
【0487】
ステップ8 N−[1−(3−アゼチジン−3−イル−4,5−ジクロロ−2−メトキシフェニル)エチル]−9H−プリン−6−アミン
1−ブタノール(2.8mL)中のtert−ブチル 3−[3−(1−アミノエチル)−5,6−ジクロロ−2−メトキシフェニル]アゼチジン−1−カルボキシラート(0.11g、0.28mmol)、6−クロロ−9−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−9H−プリン(0.10g、0.42mmol、実施例176、ステップ4より)、およびDIPEA(0.15mL、0.85mmol)の溶液を105℃で20時間加熱した。反応混合物を高圧下に40℃で濃縮し、ブタノールを除去し、THPを含む中間体を得た。当該中間体をメタノール(1.5mL)および水中の6.0MのHCl(0.94mL、5.7mmol)で希釈し、室温で30分間撹拌した。反応混合物を濃縮し、Bocを含む中間体を得て、塩化メチレン(1mL)およびトリフルオロ酢酸(1mL)に溶解して、室温で30分間撹拌した。反応混合物を残渣に濃縮し、メタノールで希釈し、分取LCMS(XBridge C18カラム、トリフルオロ酢酸0.1%を含む水中のアセトニトリル勾配で、流速60mL/分で溶出した)によって精製した。LCMS画分を濃縮し、アセトニトリルを除去し、固体の炭酸水素ナトリウムで処理し、EtOAc内に抽出した。有機相は濃縮し、残渣をEtOAc/ヘプタンから再濃縮し、白色の固体として所望の生成物(38mg、34%)を得た。C1719ClO(M+H)についてLCMS:m/z=393.1;実測値:393.0。
【0488】
ステップ9 N−{1−[4,5−ジクロロ−3−(1−イソプロピルアゼチジン−3−イル)−2−メトキシフェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン ビス(トリフルオロアセタート)
メタノール(1mL)中のN−[1−(3−アゼチジン−3−イル−4,5−ジクロロ−2−メトキシフェニル)エチル]−9H−プリン−6−アミン(18mg、0.045mmol)をアセトン(0.026mL、0.36mmol)で処理し、30分間撹拌し、トリアセトキシホウ水素化ナトリウム(0.028g、0.13mmol)で処理し、室温で16時間撹拌した。反応混合物を分取LCMS(XBridge C18カラム、トリフルオロ酢酸0.1%を含む水中のアセトニトリル勾配で、流速60mL/分で溶出した)によって精製し、所望の生成物を得た(16mg、54%)。H NMR(400MHz、DMSO−d) δ 10.16(br s、1H)、8.65(br s、1H)、8.36−8.15(m、2H)、7.76(s、1H)、5.87−5.54(m、1H)、4.58−4.41(m、2H)、4.40−4.30(m、1H)、4.28−4.15(m、2H)、3.84(d、J=6.7Hz、3H)、3.49−3.28(m、1H)、1.49(d、J=6.9Hz、3H)、1.25(d、J=6.5Hz、0.5H)、1.12(dd、J=6.4、3.2Hz、5.5H)。C2025ClO(M+H)についてLCMS:m/z=435.1;実測値:435.1。
【0489】
実施例195 N−{1−[3−(1−アセチルアゼチジン−3−イル)−4,5−ジクロロ−2−メトキシフェニル]エチル}−9H−プリン−6−アミン
【化233】
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アセトニトリル(0.3mL)中のN−[1−(3−アゼチジン−3−イル−4,5−ジクロロ−2−メトキシフェニル)エチル]−9H−プリン−6−アミン(25mg、0.064mmol、実施例194、ステップ8より)の溶液ををDIPEA(28μL、0.16mmol)で処理し、次に塩化アセチル(5.4 μL、0.076mmol)で処理し、室温で1時間撹拌した。反応混合物を1N 水酸化ナトリウム(200μL)で処理し、ヒートガンで短時間加熱した。反応混合物をメタノールで希釈し、分取LCMS(XBridge C18カラム、水酸化アンモニウム0.1%を含むアセトニトリル/水勾配で、流速60mL/分で溶出した)によって精製し、所望の生成物(6.3mg、23%)を得た。H NMR(300MHz、DMSO−d) δ 8.15−8.06(m、2H)、7.72(s、1H)、5.82−5.61(m、1H)、4.56−4.45(m、1H)、4.43−4.30(m、1H)、4.29−4.17(m、1H)、4.14−4.03(m、0.5H)、3.86(s、3H)、1.84−1.71(m、5H)、1.45(d、J=6.8Hz、3H)。C1921Cl(M+H)についてLCMS:m/z=435.1;実測値:435.0。
【0490】
実施例196 2−(3−{2,3−ジクロロ−6−メトキシ−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}アゼチジン−1−イル)エタノール ビス(トリフルオロアセタート)
【化234】
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メタノール(1mL)中のN−[1−(3−アゼチジン−3−イル−4,5−ジクロロ−2−メトキシフェニル)エチル]−9H−プリン−6−アミン(25mg、0.064mmol、実施例194、ステップ8より)の溶液をシアノ水素化ホウ素ナトリウム(10mg、0.16mmol)で処理し、次に{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}アセトアルデヒド(36μL、0.19mmol)で処理し、室温で2時間撹拌した。反応混合物をEtOAcで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム、水、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、中間シリルエーテルを得た。当該中間体をTHF(1mL)に溶解し、0℃で冷却し、THF中の1.0 Mテトラ−N−ブチルアンモニウムフッ化物(0.64mL、0.64mmol)で処置し、室温で3時間撹拌した。反応混合物をメタノールで希釈し、分取LCMS(XBridge C18カラム、トリフルオロ酢酸0.1%を含む水中のアセトニトリル勾配で、流速60mL/分で溶出した)上で精製し、所望の生成物(19mg、54%)を得た。H NMR(300MHz、DMSO−d) δ 9.96(br s、1H)、8.50(br s、1H)、8.31−8.15(m、2H)、7.76(s、1H)、5.85−5.59(m、1H)、4.64−4.17(m、7H)、3.88−3.77(m、3H)、3.76−3.65(m、0.5H)、3.63−3.54(m、1H)、3.52−3.43(m、0.5H)、3.32−3.09(m、1H)、1.48(d、J=6.9Hz、3H)。C1923Cl(M+H)についてLCMS:m/z=437.1、439.1;実測値:437.1、439.1。
【0491】
実施例206 3−{2,3−ジクロロ−6−メトキシ−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}アゼチジン−1−イル)アセトニトリル ビス(トリフルオロアセタート)
【化235】
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アセトニトリル(1mL)中のN−[1−(3−アゼチジン−3−イル−4,5−ジクロロ−2−メトキシフェニル)エチル]−9H−プリン−6−アミン(20mg、0.051mmol、実施例194、ステップ8より)をDIPEA(22μL、0.13mmol)で処理し、0℃まで冷却し、ブロモアセトニトリル(4.3μL、0.061mmol)で処理し、0℃で30分間撹拌した。反応混合物を分取LCMS(XBridge C18カラム、トリフルオロ酢酸0.1%を含む水中のアセトニトリル勾配で、流速60mL/分で溶出した)によって精製し、所望の生成物(13mg、47%)を得た。H NMR(300MHz、DMSO−d) δ 8.95(br s、1H)、8.48−8.22(m、2H)、7.71(s、1H)、5.88−5.55(m、1H)、4.30(br s、2H)、4.13(s、1H)、4.01−3.84(m、2H)、3.80(s、3H)、1.50(d、J=6.9Hz、3H)。C1920ClO(M+H)についてLCMS:m/z=432.1、434.1;実測値:432.1、434.1。
【0492】
実施例207 N−(1−{4,5−ジクロロ−2−メトキシ−3−[1−(2,2,2−トリフルオロエチル)アゼチジン−3−イル]フェニル}エチル)−9H−プリン−6−アミン ビス(トリフルオロアセタート)
【化236】
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ステップ1 ベンジル[1−(3−アゼチジン−3−イル−4,5−ジクロロ−2−メトキシフェニル)エチル]カルバマート
塩化メチレン(10mL)中のtert−ブチル3−[3−(1−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}エチル)−5,6−ジクロロ−2−メトキシフェニル]アゼチジン−1−カルボキシラート(200mg、0.39mmol、実施例194、ステップ6)の溶液をトリフルオロ酢酸(5mL)で処理し、室温で30分間撹拌した。反応混合物を濃縮し、残渣を得て、メタノール(約20mL)に溶解し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液(pH約8)で処理した。メタノールはその後、真空下で除去し、EtOAcで希釈した水性の懸濁液を得た。有機層を分離し、水およびブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで洗浄し、濾過し、濃縮して、精製をさらに行わずに用いた所望の生成物(180mg、98%)を得た。C2023Cl(M+H)についてLCMS:m/z=409.1、411.1;実測値:409.1、411.1。
【0493】
ステップ2 ベンジル(1−{4,5−ジクロロ−2−メトキシ−3−[1−(2,2,2−トリフルオロエチル)アゼチジン−3−イル]フェニル}エチル)カルバマート
THF(5.8mL)中のベンジル[1−(3−アゼチジン−3−イル−4,5−ジクロロ−2−メトキシフェニル)エチル]カルバマート(170mg、0.43mmol)の溶液をトリエチルアミン(110μL、0.82mmol)で処理し、0℃まで冷却し、2,2,2−トリフルオロエチル トリフルオロメタンスルホン酸(150mg、0.64mmol)で処理し、室温で30分間撹拌した。反応混合物をEtOAcで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム、水、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮して、精製をさらに行わずに用いた所望の生成物(190mg、92%)を得た。C2224Cl(M+H)についてLCMS:m/z=491.1、493.1;実測値:491.1、493.1。
【0494】
ステップ3 1−{4,5−ジクロロ−2−メトキシ−3−[1−(2,2,2−トリフルオロエチル)アゼチジン−3−イル]フェニル}エタンアミン二塩酸塩
メタノール(11mL)中のベンジル(1−{4,5−ジクロロ−2−メトキシ−3−[1−(2,2,2−トリフルオロエチル)アゼチジン−3−イル]フェニル}エチル)カルバマート(190mg、0.39mmol)の溶液を、水中の0.25MのHCl(3.9mL、0.98mmol)で処理し、窒素で5分間脱気し、Pt/C5%(Degussaタイプ)(96mg、50重量%)で処理し、水素のバルーン下で1時間撹拌した。反応混合物をPTFEディスポーザブルフィルターで濾過した。濾過物を濃縮し、精製をさらに行わずに用いた所望の生成物(180mg、99%)を得た。C1418ClO(M+H)についてLCMS:m/z=357.1、359.1;実測値:357.0、359.0。
【0495】
ステップ4 N−(1−{4,5−ジクロロ−2−メトキシ−3−[1−(2,2,2−トリフルオロエチル)アゼチジン−3−イル]フェニル}エチル)−9H−プリン−6−アミン ビス(トリフルオロアセタート)
所望の化合物を、1−{4,5−ジクロロ−2−メトキシ−3−[1−(2,2,2−トリフルオロエチル)アゼチジン−3−イル]フェニル}エタンアミン二塩酸塩を出発物質として使用して、実施例194、ステップ8の手順に従って収率42%調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d) δ 8.91−8.72(m、1H)、8.55−8.16(m、2H)、7.69(s、1H)、6.00−5.50(m、1H)、4.51−4.18(m、3H)、4.13−3.50(m、7H)、1.50(d、J=6.9Hz、3H)。C1920ClO(M+H)についてLCMS:m/z=475.1、477.1;実測値:475.0、477.0。
【0496】
実施例210 N−(1−{4,5−ジクロロ−3−[1−(2,2−ジフルオロエチル)アゼチジン−3−イル]−2−メトキシフェニル}エチル)−9H−プリン−6−アミン ビス(トリフルオロアセタート)
【化237】
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DMF(1mL)中のN−[1−(3−アゼチジン−3−イル−4,5−ジクロロ−2−メトキシフェニル)エチル]−9H−プリン−6−アミン(15mg、0.038mmol、実施例194、ステップ8より)の溶液をトリエチルアミン(13μL、0.095mmol)で処理し、0℃まで冷却し、2,2−ジフルオロエチル トリフルオロメタンスルホン酸(12mg、0.058mmol)で処理し、0℃で20分間撹拌した。反応混合物を分取LCMS(XBridge C18カラム、トリフルオロ酢酸0.1%を含む水中のアセトニトリル勾配で、流速60mL/分で溶出した)によって精製し、所望の生成物(12mg、46%)を得た。H NMR(300MHz、DMSO−d) δ 8.61(br s、1H)、8.40−8.11(m、2H)、7.76(s、1H)、5.89−5.55(m、1H)、4.66−4.33(m、7H)、3.90−3.65(m、4H)、1.49(d、J=6.1Hz、3H). C1921ClO(M+H)についてLCMS:m/z=457.1、459.1;実測値:457.1、459.1。
【0497】
実施例211 5−{3−シアノ−6−エトキシ−2−フルオロ−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}−N,N−ジメチルピリジン−2−カルボキサミド ビス(トリフルオロアセタート)
【化238】
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ステップ1 1−(5−クロロ−2−エトキシ−4−フルオロ−3−ヨードフェニル)エタノン
所望の化合物を、出発物質としてヨウ化エチルを使用して、実施例172、ステップ3の手順に従って収率90%で調製した。C1010ClFIO(M+H)についてLCMS:m/z=342.9、344.9;実測値:342.9、344.8。
【0498】
ステップ2 1−(5−クロロ−2−エトキシ−4−フルオロ−3−ヨードフェニル)エタンアミン
所望の化合物を、出発物質として1−(5−クロロ−2−エトキシ−4−フルオロ−3−ヨードフェニル)エタノンを使用して、実施例179、ステップ2の手順に従って収率22%で調製した。C1010ClFIO(M−[NH])についてLCMS:m/z=326.9;実測値:327.0。
【0499】
ステップ3 tert−ブチル[1−(5−クロロ−2−エトキシ−4−フルオロ−3−ヨードフェニル)エチル]カルバマートの鏡像異性体
所望のラセミ体化合物を、出発物質として1−(5−クロロ−2−エトキシ−4−フルオロ−3−ヨードフェニル)エタンアミンを使用して、実施例179、ステップ3の手順に従って収率80%で調製した。ラセミ体の物質はキラルHPLC(Chiralcel AD−Hカラム、20x250mm、粒子の大きさ5マイクロン、ヘキサン中のエタノール30%で12ml/分で溶出して、カラム負荷〜30mg/注入)上で分離し、所望のピーク2異性体を得た。C1010ClFIO(M−[NHBoc])についてLCMS:m/z=326.9;実測値:326.9。
【0500】
ステップ4 N−[1−(5−クロロ−2−エトキシ−4−フルオロ−3−ヨードフェニル)エチル]−9−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−9H−プリン−6−アミン
塩化メチレン(48mL)中のtert−ブチル[1−(5−クロロ−2−エトキシ−4−フルオロ−3−ヨードフェニル)エチル]カルバマート(1.0g、2.3mmol)をトリフルオロ酢酸(24mL)で処理し、室温で0.5時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、残渣を残りのTFAを残らず除去するために、メタノール/トルエン(2×50mL)から再蒸発させ、所望のアミン中間体を得た。エタノール(20mL)中のアミン中間体の溶液をDIPEA(1.2mL、6.8mmol)で処理し、次に6−クロロ−9−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−9H−プリン(0.81g、3.4mmol、実施例176、ステップ4)で処理し、80℃で一晩加熱した。反応混合物を飽和炭酸水素ナトリウムで希釈し、EtOAcで希釈した。有機層を分離し、水およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、ヘキサン中のEtOAc(0%〜65%)を用いてフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製した粗製残渣に濃縮し、所望の生成物(1.2g、94%)を得た。C2023ClFIN(M+H)についてLCMS:m/z=546.1;実測値:546.0。
【0501】
ステップ5 アセトニトリル(1.5mL)および水(0.4mL)中の5−[3−クロロ−6−エトキシ−2−フルオロ−5−(1−{[9−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−9H−プリン−6−イル]アミノ}エチル)フェニル]ピリジン−2−カルボニトリル
N−[1−(5−クロロ−2−エトキシ−4−フルオロ−3−ヨードフェニル)エチル]−9−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−9H−プリン−6−アミン(170mg、0.31mmol)、5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−カルボニトリル(86mg、0.37mmol、Frontier Scientific社、Cat.No.C1628)、炭酸ナトリウム(66mg、0.62mmol)、およびジクロロメタン(1:1)(31mg、0.037mmol)と複合した1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム−(II)の溶液を窒素で10分間脱気し、95℃で2時間撹拌した.反応混合物をEtOAcで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム、水およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、粗製残渣に濃縮して、ヘキサン中のEtOAc(25%〜100%)を用いてフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製して、所望の生成物(81mg、50%)を得た。C2626ClFN(M+H)についてLCMS:m/z=522.2;実測値:522.2。
【0502】
ステップ6 5−{3−クロロ−6−エトキシ−2−フルオロ−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}ピリジン−2−カルボン酸
エタノール(1.2mL)中の5−[3−クロロ−6−エトキシ−2−フルオロ−5−(1−{[9−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−9H−プリン−6−イル]アミノ}エチル)フェニル]ピリジン−2−カルボニトリル(0.070g、0.13mmol)の溶液を水中の3Mの水酸化ナトリウム(0.6mL、2mmol)で処理し、密封管内に90℃で4時間撹拌した。反応混合物を0℃まで冷却し、水中の12MのHCl(0.1mL、2mmol)で反応停止処理し、20℃で30分間撹拌した。反応混合物をさらに水中の12MのHCl(0.2mL、2mmol)で処理し、20℃で15分間撹拌した。反応混合物を濃縮し、精製をさらに行わずに用いた所望の生成物(61mg、定量)を得た。C2119ClFN(M+H)についてLCMS:m/z=457.1;実測値:457.1。
【0503】
ステップ7 5−{3−クロロ−6−エトキシ−2−フルオロ−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}−N,N−ジメチルピリジン−2−カルボキサミド
DMF(1.4mL)中の5−{3−クロロ−6−エトキシ−2−フルオロ−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}ピリジン−2−カルボン酸(61mg、0.13mmol)およびベンゾトリアゾール−1−イルオキシトリス(ジメチルアミノ)ホスホニウム ヘキサフルオロリン酸塩(0.11g、0.26mmol)の溶液をTHF(0.26mL、0.52mmol)中の2.0Mのジメチルアミンで処理し、次にトリエチルアミン(0.072mL、0.52mmol)で処理し、20℃で3時間撹拌した。反応混合物をEtOAcで希釈し、水およびブラインで洗浄した。有機層を分離し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濃縮し、粗油を得た。粗物質をヘキサン中のEtOAc(0%〜70%)を用いてフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製して所望の生成物(4.7mg、7%)を得た。C2324ClFN(M+H)についてLCMS:m/z=484.2;実測値:484.1。
【0504】
ステップ8 5−{3−シアノ−6−エトキシ−2−フルオロ−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}−N,N−ジメチルピリジン−2−カルボキサミド ビス(トリフルオロアセタート)
N,N−ジメチルアセトアミド(10mL)を窒素で10分間脱気し、その後、濃縮した硫酸27μLを加え(50mMの溶液を産生し)、その後、再度、窒素で10分間泡だたせた。当該50mMの硫酸/DMA溶液の2.0mLをマイクロ波照射用の瓶に移し、窒素で脱気した。酢酸パラジウム(23mg、0.10mmol)を加え、次にジシクロヘキシル(2’,4’,6’−トリイソプロピルビフェニル−2−イル)ホスフィン(96mg、0.20mmol)を加えた。瓶は圧着キャップし、混合物を、再度、窒素を泡立たせてで10分間脱気し、その後、80℃で30分間加熱し、均一な茶色の溶液を得た。当該触媒溶液をすぐに使用した。
【0505】
マイクロ波管内、N,N−ジメチルアセトアミド(0.5mL、5.4mmol)中の5−{3−クロロ−6−エトキシ−2−フルオロ−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]フェニル}−N,N−ジメチルピリジン−2−カルボキサミド(20mg、0.041mmol)、亜鉛(1.2mg、0.0179mmol)、およびシアン化亜鉛(5.3mg、0.045mmol)の溶液を、溶液を通して窒素を泡立たせるさせることによって、10分間脱気した。上述のパラジウム触媒溶液(150μL)を加え、得られた混合物を再度、窒素で短時間脱気し、110℃で1時間加熱した。反応混合物を分取LCMS(XBridge C18カラム、トリフルオロ酢酸0.1%を含む水中のアセトニトリル勾配で、流速60mL/分で溶出した)によって精製し、所望の生成物(20mg、83%)を得た。H NMR(300MHz、DMSO−d) δ 8.85−8.79(m、1H)、8.77(dd、J=2.2、0.8Hz、1H)、8.37(s、2H)、8.10(d、J=7.4Hz、1H)、8.02(dd、J=8.0、2.2Hz、1H)、7.70(d、J=8.0Hz、1H)、5.94−5.59(m、1H)、3.91−3.73(m、1H)、3.66−3.44(m、1H)、3.03(s、3H)、2.96(s、3H)、1.56(d、J=6.9Hz、3H)、1.23(s、1H)、1.02(t、J=6.9Hz、3H)。C2424FN(M+H)についてLCMS:m/z=475.2;実測値:475.2。
【0506】
実施例212 4−エトキシ−2−フルオロ−3−[5−(メチルスルホニル)ピリジン−3−イル]−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ベンゾニトリル ビス(トリフルオロアセタート)
【化239】
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ステップ1 1−{5−クロロ−4−フルオロ−2−ヒドロキシ−3−[5−(メチルスルホニル)ピリジン−3−イル]フェニル}エタノン
所望の化合物を、出発物質として1−(5−クロロ−4−フルオロ−2−ヒドロキシ−3−ヨードフェニル)エタノン(実施例172、ステップ2参照)および3−(メチルスルホニル)−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン(PepTech社、Cat.No.BE358)を使用して、実施例127、ステップAの手順に従って、収率87%で調製した。C1412ClFNOS(M+H)についてLCMS:m/z=344.0;実測値:343.9。
【0507】
ステップ2 1−{5−クロロ−2−エトキシ−4−フルオロ−3−[5−(メチルスルホニル)ピリジン−3−イル]フェニル}エタノン
THF(32mL)中の1−{5−クロロ−4−フルオロ−2−ヒドロキシ−3−[5−(メチルスルホニル)ピリジン−3−イル]フェニル}エタノン(1.3g、3.6mmol)の溶液をエタノール(0.28mL、4.73mmol)およびトリフェニルホスフィン(1.3g、5.1mmol)で処理した。反応混合物を0℃まで冷却し、ジイソプロピル アゾジカルボキシラート(1.1mL、5.5mmol)を液下して処理し、20℃で1時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、THFの大部分を除去し、EtOAcで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム、水、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、粗製残渣に濃縮し、ヘキサン中のEtOAc(15%〜65%)を用いてフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製して、所望の生成物(1.2g、87%)を得た。C1616ClFNOS(M+H)についてLCMS:m/z=372.0;実測値:372.1。
【0508】
ステップ3 1−{5−クロロ−2−エトキシ−4−フルオロ−3−[5−(メチルスルホニル)ピリジン−3−イル]フェニル}エタンアミン
所望の化合物を、出発物質として1−{5−クロロ−2−エトキシ−4−フルオロ−3−[5−(メチルスルホニル)ピリジン−3−イル]フェニル}エタノンを使用して、実施例194、ステップ5の手順に従って、収率92%で調製した。C1616ClFNOS(M−[NH])についてLCMS:m/z=356.1;実測値:356.0。
【0509】
ステップ4 tert−ブチル(1−{5−クロロ−2−エトキシ−4−フルオロ−3−[5−(メチルスルホニル)ピリジン−3−イル]フェニル}エチル)カルバマートの鏡像異性体
所望のラセミ体化合物を、出発物質として1−{5−クロロ−2−エトキシ−4−フルオロ−3−[5−(メチルスルホニル)ピリジン−3−イル]フェニル}エタンアミンを使用して、実施例179、ステップ3の手順に従って調製した。当該ラセミ体の物質をキラルHPLC(ChiraPak AD−Hカラム、20x250mm、粒子の大きさ5マイクロン、ヘキサン中のエタノール10%で12ml/分で溶出して)上に分離し、所望のピーク1異性体を得た。C2127ClFNS(M+H)についてLCMS:m/z=473.1;実測値:473.2。
【0510】
ステップ5 1−{5−クロロ−2−エトキシ−4−フルオロ−3−[5−(メチルスルホニル)ピリジン−3−イル]フェニル}エタンアミン二塩酸塩
所望の化合物を、出発物質としてtert−ブチル(1−{5−クロロ−2−エトキシ−4−フルオロ−3−[5−(メチルスルホニル)ピリジン−3−イル]フェニル}エチル)カルバマートを使用して、実施例179、ステップ5の手順に従って、定量収率で調製した。C1619ClFNS(M+H)についてLCMS:m/z=373.1;実測値:373.1。
【0511】
ステップ6 N−(1−{5−クロロ−2−エトキシ−4−フルオロ−3−[5−(メチルスルホニル)ピリジン−3−イル]フェニル}エチル)−9H−プリン−6−アミン
所望の化合物を、出発物質として1−{5−クロロ−2−エトキシ−4−フルオロ−3−[5−(メチルスルホニル)ピリジン−3−イル]フェニル}エタンアミン二塩酸塩を使用して、実施例194、ステップ8の手順に従って、収率60%で調製した。C2121ClFNS(M+H)についてLCMS:m/z=491.1;実測値:491.1。
【0512】
ステップ7 4−エトキシ−2−フルオロ−3−[5−(メチルスルホニル)ピリジン−3−イル]−5−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ベンゾニトリル ビス(トリフルオロアセタート)
所望のラセミ体化合物は、出発物質としてN−(1−{5−クロロ−2−エトキシ−4−フルオロ−3−[5−(メチルスルホニル)ピリジン−3−イル]フェニル}エチル)−9H−プリン−6−アミンを使用して、実施例211、ステップ8の手順に従って、収率82%で調製した。H NMR(300MHz、DMSO−d) δ 9.17(d、J=2.2Hz、1H)、9.09−9.05(m、1H)、8.82−8.67(m、1H)、8.57−8.52(m、1H)、8.38−8.31(m、2H)、8.17(d、J=7.5Hz、1H)、5.92−5.70(m、1H)、3.97−3.84(m、1H)、3.54−3.44(m、1H)、3.40(s、3H)、1.58(d、J=6.9Hz、3H)、1.04(t、J=6.9Hz、3H)。C2221FNS(M+H)についてLCMS:m/z=482.1;実測値:482.2。
【0513】
実施例213 6−クロロ−3−エトキシ−2−(1−エチルアゼチジン−3−イル)−4−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ベンゾニトリル ビス(トリフルオロアセタート)
【化240】
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ステップ1 4−アセチル−6−クロロ−3−エトキシ−2−ヨードベンゾニトリル
DMF(11mL)中の1−(5−クロロ−2−エトキシ−4−フルオロ−3−ヨードフェニル)エタノン(1.0g、2.9mmol、実施例211、ステップ1より)およびシアン化カリウム(0.29g、4.4mmol)の溶液を40℃で3時間撹拌した。反応混合物を水(100mL)で希釈し、EtOAc(2×75mL)で抽出した。1つにまとめた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、オレンジ色の粗油に濃縮した。粗物質を1:1のヘキサン/ジクロロメタンに溶解し、ヘキサン中のEtOAc(0%〜30%、30分以上)を使用してフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製し、所望の生成物(0.79g、77%)を得た。C1110ClINO(M+H)についてLCMS:m/z=349.9;実測値:349.9。
【0514】
ステップ2 tert−ブチル3−(3−アセチル−5−クロロ−6−シアノ−2−エトキシフェニル)アゼチジン−1−カルボキシラート
所望の化合物を、出発物質として4−アセチル−6−クロロ−3−エトキシ−2−ヨードベンゾニトリルを使用して、実施例165、ステップ1の手順に従って、収率82%で調製した。C1923ClNNa(M+Na)についてLCMS:m/z=401.1;実測値:401.1。
【0515】
ステップ3 tert−ブチル 3−[3−(1−アミノエチル)−5−クロロ−6−シアノ−2−エトキシフェニル]アゼチジン−1−カルボキシラート
所望の化合物を、出発物質としてtert−ブチル 3−(3−アセチル−5−クロロ−6−シアノ−2−エトキシフェニル)アゼチジン−1−カルボキシラートを使用して、実施例179、ステップ2の手順に従って、定量収率で調製した。C1926ClNNa(M+Na)についてLCMS:m/z=402.2;実測値:402.1。
【0516】
ステップ4 2−アゼチジン−3−イル−6−クロロ−3−エトキシ−4−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ベンゾニトリル
所望の化合物を、出発物質としてtert−ブチル 3−[3−(1−アミノエチル)−5−クロロ−6−シアノ−2−エトキシフェニル]アゼチジン−1−カルボキシラートを使用して、実施例194、ステップ8の手順に従って、収率90%で調製した。C1921ClNO(M+H)についてLCMS:m/z=398.1;実測値:398.1。
【0517】
ステップ5 6−クロロ−3−エトキシ−2−(1−エチルアゼチジン−3−イル)−4−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ベンゾニトリル ビス(トリフルオロアセタート)
メタノール(1.5mL)中の2−アゼチジン−3−イル−6−クロロ−3−エトキシ−4−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ベンゾニトリル(45mg、0.11mmol)の溶液をシアノ水素化ホウ素ナトリウム(0.022g、0.35mmol)で処理し、次にアセトアルデヒド(0.079mL、1.4mmol)で処理し、室温で16時間撹拌した。反応混合物をメタノールで希釈し、分取LCMS(XBridge C18カラム、トリフルオロ酢酸0.1%を含む水中のアセトニトリル勾配で、流速60mL/分で溶出した)によって精製し、所望の生成物(27mg、40%)を得た。H NMR(400MHz、DMSO−d) δ 10.02(br s、1H)、8.50(br s、1H)、8.26(s、1H)、8.19(s、1H)、7.79(s、1H)、5.80−5.61(m、1H)、4.69−4.47(m、3H)、4.42−4.31(m、1H)、4.30−4.15(m、2H)、3.95−3.84(m、1H)、3.21−3.07(m、1H)、1.49(d、J=6.9Hz、3H)、1.43(t、J=6.9Hz、3H)、1.23(s、1H)、1.08(t、J=7.2Hz、3H)。C2125ClNO(M+H)についてLCMS:m/z=426.2;実測値:426.2。
【0518】
実施例214 6−クロロ−3−エトキシ−2−(1−イソプロピルアゼチジン−3−イル)−4−[1−(9H−プリン−6−イルアミノ)エチル]ベンゾニトリル ビス(トリフルオロアセタート)
【化241】
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所望のラセミ体化合物を、出発物質としてアセトンを使用して、実施例213、ステップ5の手順に従って、収率37%で調製した。当該ラセミ体の物質をキラルHPLC(ChiraPak AD−Hカラム、20x250mm、粒子の大きさ5マイクロン、ヘキサン中のエタノール30%で12ml/分で溶出して)上で分離し、所望のピーク1異性体(保持時間:13.6分)を得た。H NMR(400MHz、DMSO−d) δ 10.16(br s、1H)、8.50(br s、1H)、8.26(s、1H)、8.20(s、1H)、7.80(s、1H)、5.86−5.58(m、1H)、4.60−4.46(m、3H)、4.45−4.37(m、1H)、4.35−4.17(m、2H)、3.95−3.87(m、1H)、3.50−3.31(m、1H)、1.49(d、J=6.9Hz、3H)、1.44(t、J=6.9Hz、3H)、1.24(d、J=6.4Hz、2H)、1.13(dd、J=6.4、3.0Hz、3H)。C2227ClNO(M+H)についてLCMS:m/z=440.2;実測値:440.2。
【0519】
さらなる化合物についての実験手順を以下表10にまとめる。
【表10-1】
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【表10-2】
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【表11-1】
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【表11-2】
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【0520】
実施例A PI3Kδシンチレーション近接アッセイ
材料:[γ−33P]ATP(10mCi/mL)をPerkin−Elmer社(ウォルサム、マサチューセッツ州)から購入した。脂質キナーゼ基質、D−myo−ホスファチジルイノシトール 4,5−ビスホスファート(PtdIns(4,5)P2)D(+)−sn−1、2−ジ−O−オクタノイルグリセリル、3−O−ホスホ結合(PIP2)、CAS 204858−53−7をEchelon Biosciences社(ソルトレークシティー、ユタ州)から購入した。PI3Kδ(p110δ /p85α)をMillipore社(ベッドフォード、マサチューセッツ州)から購入した。ATP、MgCl、DTT、EDTA、MOPSおよびCHAPSをSigma−Aldrich社(セントルイス、ミズーリ州)から購入した。Wheat Germ Agglutinin(WGA)YSi SPAシンチレーションビーズをGE healthcare life sciences社(ピスカタウェイ、ニュージャージー州)から購入した。
【0521】
アッセイ:キナーゼ反応は、最終質量が25μLであるThermo Fisher Scientific社製のポリスチレン384ウェルマトリックス白色プレートで実施した。阻害剤を最初にDMSO中に連続希釈し、プレートウェルに加えた後、他の反応要素を加えた。アッセイ中のDMSOの最終濃度は0.5%であった。PI3Kアッセイを20mMのMOPS、pH6.7、10mMのMgCl、5mMのDTTおよびCHAPS0.03%中に室温で実施した。反応をATPの添加によって開始し、最終反応混合物は20μMのPIP2、20μMのATP、0.2μCi[γ−33P]ATP、4 nMのPI3Kδから構成された。反応物を210分間インキュベートし、クエンチ緩衝液(150mMのリン酸カリウム pH8.0、グリセロール20%、25mMのEDTA、400μMのATP)に懸濁したSPAビーズ40μLを加えることにより中断した。SPAビーズの最終濃度は1.0mg/mLであった。プレートを密封した後、プレートを室温で一晩振盪し、毎分1800回転で10分間遠心分離にかけ、生成物の放射能をTopcount(Perkin−Elmer社)上でシンチレーションカウントによって測定した。IC50の決定を、GraphPad Prism 3.0ソフトウェアを用いて、対照の活性に対する百分率対阻害剤濃度の対数の曲線に当てはめることによって行った。表12に、本明細書に記載したある特定の化合物についてのPI3Kδシンチレーション近接アッセイのデータを示す。
【表12-1】
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【表12-2】
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【表12-3】
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【表12-4】
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【0522】
実施例B B細胞増殖アッセイ
B細胞を得るために、Ficoll−Hypague(GE Healthcare社、ピスカタウェイ、ニュージャージー州)上で標準的な密度勾配遠心分離によって、正常な薬物を投与されていないドナーの末梢血からヒトPBMCを単離し、抗CD19マイクロビーズ(Miltenyi Biotech社、オーバーン、カリフォルニア州)と共にインキュベートする。B細胞はその後、autoMacs(Miltenyi Biotech社)を用いて、製造者の指示に従って、正の免疫選別(positive immunosorting)によって精製する。
【0523】
精製されたB細胞(2×10/ウエル/200μL)を、RPMI1640、10%のFBSおよびヤギF(ab’)2抗ヒトIgM(10μg/ml)(Invitrogen社、カールスバッド、カリフォルニア州)中の96ウェル極低結合プレートに、様々な量の試験化合物の存在下で、3日間、培養する。B細胞培養物にその後、[H]−チミジン(1μCi/ウェル)(PerkinElmer社、ボストン、マサチューセッツ州)をさらに12時間加え、組み入れられた放射能をGF/B濾過器(Packard Bioscience社、メリデン、コネチカット州)によって水で濾過することによって分離し、TopCount(Packard Bioscience社)で液体シンチレーションカウントによって測定する。
【0524】
実施例C パイファー細胞増殖アッセイ
パイファー細胞株(瀰漫性大型B細胞リンパ腫)をATCC(Manassas社、バージニア州)から購入し、推奨される培地(RPMIおよびFBS10%)に維持した。化合物の抗増殖活性を測定するために、試験化合物の濃度域の存在または非存在下で、パイファー細胞を96ウェル極低結合プレート(Corning社、コーニング、ニューヨーク州)内に培地(2x10細胞数/ウェル/200μl)に蒔いた。3〜4日後、PBS中の[H]−チミジン(1μCi/well)(PerkinElmer社、ボストン、マサチューセッツ州)をその後、細胞培地にさらに12時間加えた後、組み入れられた放射能をGF/B濾過器(Packard Bioscience社、メリデン、コネチカット州)によって水で濾過することによって分離し、TopCount(Packard Bioscience社)で液体シンチレーションカウントによって測定した。表13に、本明細書に記載の特定の化合物についてのパイファー細胞増殖のデータを示す。
【表13-1】
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【表13-2】
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【0525】
実施例D Aktリン酸化アッセイ
Ramos細胞(バーキットリンパ腫からのBリンパ腫)をATCC(Manassas社、バージニア州)から得て、RPMI1640およびFBS10%に維持する。細胞(RPMI中の3×10細胞数/管/3mL)を様々な量の試験化合物と共に、37℃で2時間、インキュベートし、その後、ヤギF(ab’)2 抗ヒトIgM(5μg/mL)(Invitrogen社)で37℃の水浴内で17分間、刺激する。刺激された細胞を遠心分離で、4℃で遠心沈殿させ、細胞抽出物全体を溶解バッファ(Cell Signaling Technology社、ダンバース、マサチューセッツ州)300μLを用いて調製する。得られた可溶化液を超音波処理し、浮遊物を回収する。浮遊物中のAktのリン酸化濃度をPathScan phospho−Akt1(Ser473)サンドイッチ法ELISAキット(Cell Signaling Technology社)を用いて製造者の指示に従って分析する。
【0526】
本明細書に記載内容に加えて本発明の様々な修正は、上の記述から当業者に明白であろう。このような修正もまた、添付の請求項の範囲にあることが意図される。全ての特許、特許出願、および出版物を含む本出願の中で引用される各々の参照文献は、その全体が参照によって本明細書に組み込まれる。