(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
複数の板状のデッキボードを並列に配置して形成された矩形状の載置面を有するデッキボードユニットと、該デッキボードユニットが搭載され床面に載置されるベースユニットとを備えた寸法可変パレットであって、
前記デッキボードユニットは、複数の板状若しくは棒状のアームを複数の枢軸ピンにより回転可能に連結して構成され、前記デッキボードを前記枢軸ピンにより支持するリンク機構と、前記リンク機構の枢軸ピンを移動可能に支持する第1ジャッキ機構とを有し、
前記ベースユニットは、前記デッキボードの短手方向における位置が固定された下部ベースと、前記複数のデッキボードのうち少なくとも両端に配置されたデッキボードを固定して支持するとともに、前記下部ベースに取り付けられたブロック材を中心として対配置され、前記下部ベースに対し前記デッキボードの短手方向に往復動作可能な支持部と、前記下部ベースと前記支持部とを前記デッキボードの短手方向に摺動自在に係合させる係合手段とを有し、
前記第1ジャッキ機構が前記支持する枢軸ピンを移動させ、前記リンク機構の交差角を変えることにより、前記支持部は前記少なくとも両端に配置されたデッキボードと共に前記デッキボードの短手方向に沿って移動し、
前記リンク機構に支持された各デッキボードは、その向きが揃えられた状態で、前記短手方向と平行に移動し、隣接する該デッキボード同士の間隔が変わって前記載置面の大きさの変更ができるようになっていることを特徴とする寸法可変パレット。
複数の板状のデッキボードを並列に配置して形成された矩形状の載置面を有するデッキボードユニットと、該デッキボードユニットが搭載され床面に載置されるベースユニットとを備えた寸法可変パレットであって、
前記デッキボードユニットは、複数の板状若しくは棒状のアームを複数の枢軸ピンにより回転可能に連結して構成され、前記デッキボードを前記枢軸ピンにより支持すると共に、該デッキボードの短手方向に伸縮するパンタグラフ機構と、前記パンタグラフ機構の枢軸ピンを移動可能に支持する第1ジャッキ機構とを有し、
前記ベースユニットは、前記デッキボードの短手方向における位置が固定された下部ベースと、前記複数のデッキボードのうち少なくとも両端に配置されたデッキボードを固定して支持するとともに、前記下部ベースに取り付けられたブロック材を中心として対配置され、前記下部ベースに対し前記デッキボードの短手方向に往復動作可能な支持部と、前記下部ベースと前記支持部とを前記デッキボードの短手方向に摺動自在に係合させる係合手段とを有し、
前記第1ジャッキ機構が前記支持する枢軸ピンを移動させ、前記パンタグラフ機構を伸縮させることにより、前記支持部は前記少なくとも両端に配置されたデッキボードと共に前記デッキボードの短手方向に沿って移動し、
前記パンタグラフ機構に支持された各デッキボードは、その向きが揃えられた状態で、前記短手方向と平行に移動し、隣接する該デッキボード同士の間隔が変わって前記載置面の大きさの変更ができるようになっていることを特徴とする寸法可変パレット。
前記ベースユニットは、前記寸法可変パレットの中央部に配置された第2ジャッキ機構と、前記第2ジャッキ機構の両側に取り付けられた一対のベース部とを備え、前記第2ジャッキ機構により、前記一対のベース部が前記第2ジャッキ機構を挟んで前記デッキボードの長手方向を往復移動できるようになっており、
前記複数のデッキボードは、前記長手方向の途中で2分割され、該2分割された一方が前記一対のベース部の一方に取り付けられ、該2分割された他方が前記一対のベース部の他方に取り付けられ、
前記第2ジャッキ機構により前記一対のベース部を前記デッキボードの長手方向に移動させることにより、前記複数のデッキボードの短手側の両端部を揃えた状態で当該デッキボードを前記長手方向に移動させて前記載置面の大きさの変更ができるようになっていることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の寸法可変パレット。
前記ベースユニットは、前記寸法可変パレットの中央部に配置されたX字状の第2リンク部材と、該第2リンク部材の両端部にそれぞれ取り付けられた一対のベース部とを備え、
前記第2リンク部材は、一対の板状若しくは棒状のアームをX字状に交差させその交差部を第3枢軸ピンで回転可能に連結させることにより構成され、
前記第2リンク部材の交差部の角度を変えることにより、前記一対のベース部が該第2リンク部材を挟んで前記デッキボードの長手方向を往復移動できるようになっており、
前記複数のデッキボードは、前記長手方向の途中で2分割され、該2分割された一方が前記一対のベース部の一方に取り付けられ、該2分割された他方が前記一対のベース部の他方に取り付けられ、
前記第2リンク部材の交差部の角度を変えて前記一対のベース部を前記デッキボードの長手方向に移動させることにより、各デッキボードの短手側の両端部を揃えた状態で当該デッキボードを前記長手方向に移動させて前記載置面の大きさの変更ができるようになっていることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の寸法可変パレット。
複数の板状のデッキボードを並列に配置して形成された矩形状の載置面を有するデッキボードユニットと、該デッキボードユニットが搭載され床面に載置されるベースユニットとを備えた寸法可変パレットであって、
前記ベースユニットは、前記寸法可変パレットの中央部に配置された第2ジャッキ機構と、前記第2ジャッキ機構の両側に取り付けられた一対のベース部とを備え、前記第2ジャッキ機構により、前記一対のベース部が前記第2ジャッキ機構を挟んで前記デッキボードの長手方向を往復移動できるようになっており、
前記1対のベース部の上面に、前記デッキボードユニットが載架され、
前記デッキボードユニットを構成する複数のデッキボードは、いずれも、前記一対のベース部のうちいずれか一方であって且つ隣接して配置されたデッキボードと異なるベース部に固定され、
前記第2ジャッキ機構により前記一対のベース部を前記長手方向に移動させることにより、前記デッキボードを前記長手方向に移動させて前記載置面の大きさの変更ができるようになっていることを特徴とする寸法可変パレット。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下、本発明の実施形態の寸法可変パレットについて図面に基づいて説明する。
先ず、本実施形態の寸法可変パレットPの概略構成について
図1乃至
図4を用いて説明する。
図1は、本発明の実施形態の寸法可変パレットを上方から見た斜視図である。また、
図2は、本発明の実施形態の寸法可変パレットを展開して示した模式図であり、
図2(a)は、本実施形態の寸法可変パレットを構成する第1ユニットの模式図であり、
図2(b)は、本実施形態の寸法可変パレットを構成する第2ユニットの模式図である。
また、
図3は、本発明の実施形態の寸法可変パレットの載置面の大きさをX方向に広げている様子を示した模式図である。また、
図4は、本発明の実施形態の寸法可変パレットの載置面の大きさをY方向に広げている様子を示した模式図である。
【0028】
図1及び
図2に示すように、寸法可変パレットP(以下、単に「パレットP」という)は、荷物が載置される載置面Rを有するデッキボードユニット1と、デッキボードユニット1が搭載されるベースユニット5とを備えている。なお、ベースユニット5が床面や地面に載置されるようになっている。
また、前記載置面Rは、図示するY方向に沿って並列に配置された複数の長板状のデッキボード10により平面視矩形状に形成されている。
なお、以下では、説明の便宜上、図示する「X方向」を「パレットPの長さ方向(又はデッキボード10の長手方向)」といい、「Y方向」を「パレットPの幅方向(又はデッキボード10の短手方向)」という。
【0029】
また、デッキボードユニット1は、
図2(a)に示すように、並列に配置された複数のデッキボード10と、当該デッキボード10の短手方向(Y方向)に配置され且つデッキボード10の裏面を支持する一対(2個)のパンタグラフ機構20a、20bと、パンタグラフ機構20a、20bに取り付けられ当該パンタグラフ機構20a、20bを前記短手方向(Y方向)に伸縮させるジャッキ機構30とを備えている。
なお、一対のパンタグラフ機構20a、20bは、デッキボード10の裏面において並列に配置され、ジャッキ機構30により、シンクロ(同期)して伸縮動作をするようになっている。また、パンタグラフ機構20aとパンタグラフ機構20bとは同様の構造に形成されている。
上記構成により、パンタグラフ機構20(20a、20b)を伸縮動作させることで、パンタグラフ機構20が支持する各デッキボード10を図示するY方向に動作させることができる。
【0030】
また、ベースユニット5は、
図2(b)に示すように、中央部に配置されたパンタグラフジャッキ50と、パンタグラフジャッキ50の両側に取り付けられた一対のベース部60とを備え、一対のベース部60がパンタグラフジャッキ50を挟んでデッキボード10の長手方向(X方向)を往復動作できるように形成されている。なお、一対のベース部60は、互いに反対方向に移動するようになっている(一方のベース部60は、他方のベース部と逆方向に移動するようになっている)。
また、ベース部60の上面には、デッキボードユニット1を構成するデッキボード10が載置されて取り付けられるようになっている。これにより、ベース部60の前記往復動作にともない、前記上面に取り付けられたデッキボード10を移動(図示するX方向に移動)させることができる。
【0031】
そして、
図3に示すように、パレットPは、ベースユニット5に設けられたパンタグラフジャッキ(第2ジャッキ機構)50を操作することにより、パンタグラフジャッキ50の中心部(X方向における中心部(図中のSx線))を挟んで、パレットPの長手方向(X方向)に、デッキボード10を移動させて載置面Rの大きさを変更できるようになっている。
なお、前記デッキボード10の移動は、各デッキボード10の短手側の両端部を揃えた状態でなされる。
また、
図4に示すように、パレットPは、デッキボードユニット1に設けられたジャッキ機構(第1ジャッキ機構)30を操作することにより、各デッキボード10の長手方向の向きを揃えた状態で、パンタグラフ機構20の中心部(Y方向における中心部(
図3に示すSy線)を挟んで、パレットPの幅方向(Y方向)に、各デッキボード10を移動させて載置面Rの大きさの変更ができるようになっている。
【0032】
このように、本実施形態のパレットPは、各デッキボード10の短手側の両端部を揃えた状態で、長さ方向(X方向)にデッキボード10を移動させて載置面Rの大きさを変更できるようになっている。また、本実施形態のパレットPは、各デッキボード10の長手方向の向きを揃えた状態で、幅方向(Y方向)に、デッキボード10を移動させて載置面Rの大きさを変更できるようになっている。
すなわち、本実施形態のパレットPは、上述した従来技術(
図29(b)参照)のように、載置面Rの大きさを変更した場合に、載置面Rの縁辺部が凸凹形状になることがなく載置面Rが矩形状に保たれるため(デッドスペースが形成されないため)、載置面Rを有効活用することができる。
【0033】
また、本実施形態のパレットPは、載置面Rの大きさを「デッキボードの長手方向(X方向)」及び「デッキボードの短手方向(Y方向)」のいずれにも調節することができる。そのため、本実施形態のパレットPによれば、載置する荷物の形状に対応させた最適な大きさになるように載置面Rを調節することができる。
以下、本実施形態の寸法可変パレットPの各部の構成を詳細に説明する。
【0034】
先ず、ベースユニット5の構成を
図5乃至
図18に基づいて説明する。
ここで、
図5は、本実施形態のベースユニットを上面から見た模式図である。また、
図6は、
図5のA−A断面図であり、
図6(a)は、ベース部上の摺動板が閉じた状態を示した模式図であり、
図6(b)は、ベース部上の摺動板がY方向外側に開いた状態を示した模式図である。
図7は、
図5のB−B断面図であり、
図7(a)は、ベース部が閉じた状態を示した模式図であり、
図7(b)は、ベース部がX方向外側に開いた状態を示した模式図である。
また、
図8は、本実施形態のベースユニットのベースガイドを示した模式図である。また、
図9は、本実施形態のベースユニットの脚部を構成する角コマ部を示した模式図である。
また、
図10は、本実施形態のベースユニットの脚部を構成する丸コマ部を示した模式図である。また、
図11は、本実施形態のベースユニットの下部ベース及び摺動板の模式図である。また、
図12は、本実施形態のベースユニットの下部ベースと摺動板との嵌合構造を説明するための模式図である。
また、
図13は、本実施形態のベースユニットのパンタグラフジャッキを下面側から見た模式図である。また、
図14は、本実施形態のベースユニットのパンタグラフジャッキのアームの構成を示した模式図である。また、
図15及び
図16は、本実施形態のパンタグラフジャッキのネジ式のジャッキ機構の構成を示した模式図である。
また、
図17は、本実施形態のベースユニットの動作にともない移動する丸コマ部の位置を説明するための模式図である。また、
図18は、本実施形態のベースユニットの動作にともない移動する丸コマ部とフォーク爪との関係を説明するための模式図である。
【0035】
図5乃至
図7に示すように、ベースユニット5は、パンタグラフジャッキ50と、一対のベース部60とを備えている。また、パンタグラフジャッキ50及びベース部60は、床面(又は地面)に載置される脚部70(丸コマ部(中央脚部)70a、角コマ部70b、中コマ部70c)により支持されている。
また、ベースユニット5は、その中央部に配置されるパンタグラフジャッキ50が、その中心部において丸コマ部70aにより支持されている。
また、パンタグラフジャッキ50を挟んでその両端に配置される1対のベース部60(ベース部60を構成する下部ベース61)は、それぞれ、その両端部(Y方向における両端部)が角コマ部70bに支持され、2つの角コマ部70bの間の中心部(Y方向における中心部)が中コマ部70c(
図6参照)により支持されている。
【0036】
このように、パレットPは、角コマ部70bと中コマ部70c(及び丸コマ部70a)との間の空間部にフォークリフトのフォーク爪を差し込むことができるようになっている(
図6参照)。すなわち、パレットPのY方向側の側面P1、P2(
図5参照)にフォーク爪を差し込んでパレットPを運搬することがきるようになっている。
また、
図7に示すように、角コマ部70bと丸コマ部70aとの間の空間部にフォークリフトのフォーク爪を差し込むことができるようになっている。すなわち、パレットPのX方向側の側面P3、P4(
図5参照)にフォーク爪を差し込んでパレットPを運搬することがきるようになっている。
このように、本実施形態のパレットPは、フォーク爪の差し込み口が前後左右の4方向に形成された4方向差しパレットの仕様になっている。
以下、ベース部60及びパンタグラフジャッキ50の構成を説明する。
【0037】
先ず、ベース部60の構成を説明する。
図6及び
図7に示すように、各ベース部60は、その一端部がパンタグラフジャッキ50に保持される下部ベース61と、下部ベース61の上面に摺動自在(Y方向に摺動自在)に支持される1対(2枚)の摺動板(支持部)62とを備えている。
なお、下部ベース61及び摺動板62は、例えば、木材により形成されている。
また、
図5に示すように、各ベース部60は、一端部(X方向における外側)に下部ベース61に固定された外側ベースガイド81が設けられ、他端部(X方向における内側(パンタグラフジャッキ50側))に内側ベースガイド82が設けられている。
【0038】
また、外側ベースガイド81は、
図7及び
図8に示すように、摺動板62(及び後述するブロック材65)の外側面(X方向における外側面)に当接するL型金具(鉄、ステンレス等の金属で形成されたL型金具)により形成されている。
また、一対のベース60の一方に取り付けられる外側ベースガイド81は、その上面の略中央部に板状のデッキボードストッパ83が立設している。
なお、
図8に示すように、外側ベースガイド81の両端部には、切欠き81aが形成され、この切欠き81aに、角コマ部70bの外周部に取り付けられるL型支持金具71(
図9参照)が当接するようになっている。
【0039】
また、内側ベースガイド82は、摺動板62(及び後述するブロック材65)の内側面(X方向における内側面)に当接するL型金具(鉄、ステンレス等で形成されたL型金具)により形成されている。
また、一対のベース60のうちの一方に取り付けられる内側ベースガイド82は、その上面の略中央部に板状のデッキボードストッパ84が立設している。
【0040】
そして、上記の外側ベースガイド81及び内側ベースガイド82により、下部ベース61の上面に載置された摺動板62のX方向の動作(下部ベース61上での動作)が制限されるようになっていると共に、デッキボードユニット1の端部を支持し、その荷重を受けることが出来るようになっている。
また、上記のデッキボードストッパ部83、84は、X方向(即ちデッキボード10の長手方向)と平行をなして配置され、ベースユニット5に取り付けられるデッキボード10の動作(長手方向の動作)をガイドする役割を担う。
また、上記デッキボードストッパ部83、84により、パレットPの中心部からY方向を外側に摺動板62が移動した場合であっても、パレットPのY方向の中心の位置に、常に、中コマ部70cを保つことができるようになる。
なお、デッキボードストッパ部83、84は、鉄等の金属により形成され、例えば、溶接により外側ベースガイド81(又は内側ベースガイド82)に取り付けられている。
【0041】
また、摺動板62には、それぞれ、角コマ部70b(
図6、
図9参照)が取り付けられ、下部ベース61の中心(Y方向における中心)に中コマ部70c(
図6参照)が取り付けられている。
また、
図9に示すように、角コマ部70bの外周部には、L型支持金具71が取り付けられている。
なお、角コマ部70b、中コマ部70c及び上述した丸コマ部70aは、例えば、木材により形成されている。
【0042】
また、
図11及び
図12に示すように、下部ベース61は、矩形の板状に形成され、一方面(上面)の中央部(図示するX方向における中央部)にY方向に延びる第1ガイドレール64が設けられている。
また、下部ベース61は、図示するY方向における中央部であって、第1ガイドレール64の両側に、それぞれ、直方体のブロック材65が取り付けられている。このブロック材65は、パレットPの中心部からY方向を外側に摺動板62が移動した場合に、デッキボードユニット1のY方向における中央部近傍の荷重を受ける役割を担っている。
また、ブロック材65は、例えば、木材により形成され、その板厚が、摺動板62の板厚と同じ大きさ寸法になされている。なお、
図11では、ベース部60に取り付けられる脚部70のうち、中コマ部70cだけを示し、角コマ部70bを省略している。
【0043】
また、上記の第1ガイドレール64は、中空の四角筒状に形成されている。また、第1ガイドレール64の一方面(上面)には、第1ガイドレール64の長尺の軸方向に沿って開口が形成され、後述するデッキボード10の裏面に取り付けられたランナー15(
図19参照)が摺動自在に挿入されるようになっている。
また、第1ガイドレール64は、下部ベース61の上面部に、その中央部(図示するY方向における中央部)だけが固定されている。
そして、第1ガイドレール64は、下部ベース61との相対向面のうち前記固定された中央部以外は、下部ベース61との間に微少な隙間が形成され、その隙間に、摺動板62の第2ガイドレール62bの底面が挿入されるようになっている。
なお、第1ガイドレール64は、例えば、ステンレス等の金属により形成されている。
【0044】
また、
図11に示すように、摺動板62は、その中央部(図示するX方向における中央部)に、Y方向に延びる第2ガイドレール62bが埋設されている。
具体的には、摺動板62は、その中央部(図示するX方向における中央部)に、Y方向に延びる断面視矩形状の溝62a(
図12参照)が形成され、その溝62aに、中空の四角筒状に形成された第2ガイドレール62bが内嵌されている。
また、第2ガイドレール62bは、その内筒面が第1ガイドレール64と外嵌する形状になされ、その一方面(上面)に、第2ガイドレール62bの長尺の軸方向に沿って開口62b1(
図12参照)が形成されている。
なお、第2ガイドレール62bは、例えば、ステンレス等の金属により形成されている。
また、摺動板62は、その一端部に、第2ガイドレール62aの端部を塞ぐ板材63(
図11参照)が取り付けられている。
【0045】
そして、
図11に示すように、摺動板62に埋設された第2ガイドレール62bに、下部ベース61に形成された第1ガイドレール64が摺動自在に挿入される(図中の矢印方向に挿入される)ようになっている。
具体的には、
図12に示すように、下部ベース61に形成された第1ガイドレール64の外筒面に、摺動板62の第2ガイドレール62bの内筒面が摺動自在に嵌合するようになっている。
【0046】
これにより、摺動板62は、
図6に示すように、下部ベース61の上面に支持されると共に、図示するY方向(寸法可変パレットPの幅方向)を摺動自在に移動できるようになる。
なお、
図11では、説明の都合上、摺動板62を1枚だけ示し、下部ベース61の一方側だけに取り付けているが、下部ベース61の他方側にも摺動板62が取り付けられる。
【0047】
つぎに、パンタグラフジャッキ50について説明する。
図13に示すように、パンタグラフジャッキ50は、2本のアーム(板状若しくは棒状のアーム)51、52をX字状に交差させたリンク部材54と、リンク部材54の両端部に取り付けられた一組の箱状のケース体55、56と、ケース体55に設けられたジャッキ機構57とを備えている。また、ケース体55、56には、それぞれ、下部ベース61が取り付けられている。
【0048】
また、上記ケース体55の上下面の相対向する位置に、それぞれ、ケース体55の長尺方向(Y方向)に沿って延びるガイド溝55aが形成されている(
図15参照)。また、ケース体56の下面には、ケース体56の長尺方向に沿って延びるガイド溝56aが形成されている。
また、上記リンク部材54は、2本のアーム51、52の交差部を枢軸ピン(第3枢軸ピン)53aにより回転自在に連結して構成され、その交差部が床面に載置される丸コマ部(中央脚部)70aに支持されている。
【0049】
また、
図13に示すように、X字状のリンク部材54の一端側(図中における下側)の端部のうちの一方(アーム51の一端部)には枢軸ピン53b1が取り付けられ、当該枢軸ピン53b1が、ケース体55の裏面に形成された孔55d(
図16参照)に回転自在に取り付けられている。
また、上記一端側の端部のうちの一方(アーム52の一端部)に摺動ピン53c1が取り付けられ、当該摺動ピン53c1が、ケース体55のガイド溝55aに摺動及び回転自在に挿入されている。
【0050】
また、
図13に示すように、リンク部材54の他端側(図中の上側)の端部のうちの一方(アーム52の他端部)には枢軸ピン53b2が取り付けられ、当該枢軸ピン53b2が、ケース体56の裏面に形成された孔(図示せず)に回転自在に取り付けられている。
また、上記他端側の端部のうちの一方(アーム51の他端部)に摺動ピン53c2が取り付けられ、当該摺動ピン53c2が、ケース体56のガイド溝56aに摺動及び回転自在に挿入されている。
上記の構成により、リンク部材54の交差部の交差角を変更させることにより、リンク部材54の両端のケース体55、56に取り付けられた下部ベース61をX方向に移動させることができる。
【0051】
また、
図15及び
図16に示すように、ケース体55には、ジャッキ機構57が設けられている。なお、ジャッキ機構57は、周知の「ねじ式ジャッキ」の構造により実現されるものであるため、以下では簡略化して説明する。
【0052】
具体的には、ジャッキ機構57は、ケース体55に短手側の一方の側面55cを貫通してケース体55の内部に配置されるスクリューロッド(棒状のボルト)57aと、前記側面55cに設けられたスクリューロッド57aを固定するリング状の固定部材57bと、スクリューロッド57aに挿通され且つスクリューロッド57aの軸方向(Y方向)を往復移動する可動連結部57cとを有している。
ここで、スクリューロッド57aは、棒状部にネジが形成されていると共に、その一端部に環状の操作部57a1が形成され、操作部57a1を回転操作することで軸線を中心に回転するようになっている。
【0053】
また、可動連結部57cは、スクリューロッド57aが挿通される貫通孔が形成され、その貫通孔の内周部に棒状部のネジに螺合するネジ部が形成されている。
また、可動連結部57cの両端部が、リンク部材54のアーム52に取り付けられた摺動ピン53c1(
図13参照)に支持されている(これにより、可動連結部57cにアーム52が接続された状態になる)。なお、摺動ピン53c1は、ケース体55に形成されたガイド溝55aに摺動自在に挿通されている。
そして、可動連結部57cは、スクリューロッド57aの回転にともない、スクリューロッド57aの軸上を軸線方向(Y方向)に沿って往復移動するようになっている。
【0054】
上記の構成により、ジャッキ機構57の操作部57a1を回転させることで(これにより、スクリューロッド57aが軸線を中心に回転する)、可動連結部57c及び可動連結部57cに接続されたリンク部材54のアーム52を移動させ、リンク部材54の交差角を変更することができる。これにより、リンク部材54の両端に取り付けられた下部ベース61をX方向に移動させて所望の位置に固定することができる。
【0055】
このように、本実施形態では、パンタグラフジャッキ50により、下部ベース61を移動させているため、下部ベース61の移動及び固定を同時に行うことができる。
すなわち、本実施形態によれば、上述した従来技術のような面倒なロック作業(ボルトを締結する作業)を行う必要がなく、作業者の負担が軽減されるとともに、載置面Rの大きさの調節作業に費やされる時間を短縮することができる。
なお、本実施形態で示したパンタグラフジャッキ50の構成は、あくまでも一例に過ぎない。1対の下部ベース部61をX方向に移動できるものであれば、どのような構成のものでもかまわない。
【0056】
さらに、本実施形態では、パンタグラフジャッキ50のアーム51、52を以下のように構成することで、パレットPの中心部近傍の剛性を高めている。
具体的には、
図14に示すように、アーム51は、長板状(長方形の板状)の基部51aと、基部51aの長尺側の一端部から上方に向け直角に折れ曲がって立設した支持片51bとを有している。
また、アーム52は、長板状(長方形の板状)の基部52aと、基部52aの長尺側の一端部から上方に向け直角に折れ曲がって立設した支持片52bとを有している。
【0057】
そして、上記の支持片51b、52bが、ベースユニット5の上に載置されるデッキボード10の裏面を支持するようになっており、パレットPの中心部近傍の荷重を受ける役割(パレットPの剛性確保の機能)を担う。すなわち、パレットPの載置面R(
図1参照)の中央部の荷重を受ける役割を担う。
なお、アーム52の支持片52bは、アーム51との交差部を挟んで、両側に分離して形成されている。
このように構成したのは、リンク部材54が動作する際(アーム51、52の交差角が変化する際)に、アーム51の支持片51bとアーム52の支持片52bとが干渉(衝突)することを避けるためである。
【0058】
また、支持片51b、52bは、上記の役割(パレットPの剛性確保の機能)を担うため、その長さ寸法が大きい方が望ましい。
具体的には、支持片51b、52bの長さ寸法は、下部ベース61がパレットPの長さ方向(X方向)に広がっていない状態(
図17(a)の状態)において、下部ベース61のY方向における両端からはみ出さない範囲(図中のYu線とYd線と間の範囲)で最大の長さ寸法に形成されていることが望ましい。同様に、ケース体55、56も構造や伸縮動作上支障が無い範囲で最長の長さ寸法に形成されていることが望ましい。
【0059】
また、本実施形態では、「中コマ部70cのY方向の大きさ寸法L1」が、「丸コマ部70aの直径寸法L2」に「丸コマ部70aの最大可動距離Δymax」を加算した大きさより大きく形成されている。
また、丸コマ部70aが中コマ部70cの両端(
図17に示すYa線とYb線の間)からはみ出さないように配置されている。
なお、上記の「丸コマ部70aの最大可動距離Δymax」とは、パンタグラフジャッキ50の操作により移動する丸コマ部70aのY方向における移動距離の最大値をいう。
【0060】
具体的には、
図17に示すように、パンタグラフジャッキ50により、下部ベース61を移動させると、パンタグラフジャッキ50を支持している丸コマ部70aが移動する(例えば、
図17(a)から
図17(b)に示すように丸コマ部70aの位置が移動する)。
そして、上記のように、中コマ部70c及び丸コマ部70aを構成することにより、パンタグラフジャッキ50の操作によりパレットPの大きさを調節しても(どの大きさに設定しても)、必ず、フォークリフトのフォーク爪90の間に、丸コマ部70aを配置させることができると共に、パレットPのX方向の中心に常に丸コマ部70aを保つことができる。
【0061】
次に、デッキボードユニット1の構成を
図19乃至
図26に基づいて説明する。
ここで、
図19は、本実施形態のデッキボードユニットの構造を示した模式図である。また、
図20は、本実施形態のデッキボードユニットの第1外側デッキボードの構造を示した模式図であり、
図20(a)は、第1外側デッキボードを裏面から見た模式図であり、
図20(b)は、第1外側デッキボードの断面を示した模式図である。
また、
図21は、本実施形態のデッキボードユニットの第1内側デッキボードの構造を示した模式図であり、
図21(a)は、第1内側デッキボードを裏面から見た模式図であり、
図21(b)は、第1内側デッキボードの断面を示した模式図である。
また、
図22及び
図23は、本実施形態のデッキボードユニットのジャッキ機構の模式図である。
また、
図24及び
図25は、本実施形態のデッキボードユニットを構成するパンタグラフ機構とジャッキ機構との接続構造を説明するための模式図である。
また、
図26は、本実施形態のデッキボードユニットを構成するパンタグラフ機構の模式図である。
【0062】
図19に示すように、デッキボードユニット1は、並列に配置された複数のデッキボード10と、複数のデッキボード10の裏面に取り付けられたY方向(デッキボード10の短手方向)に伸縮するパンタグラフ機構20(20a、20b)と、パンタグラフ機構20を伸縮動作させるジャッキ機構30とを備えている。
以下、「デッキボード10」、「パンタグラフ機構20」、「ジャッキ機構30」の順に各構成を詳細に説明する。
【0063】
先ず、複数のデッキボード10の構造を説明する。
複数のデッキボード10は、第1外側デッキボード10aと、第1内側デッキボード10bと、中央デッキボード10cと、第2内側デッキボード10dと、第2外側デッキボード10eとにより構成されている。
また、前記デッキボード10は、図示するY方向の一端側から他端側に向かって、第1外側デッキボード10a、第1内側デッキボード10b、中央デッキボード10c、第2内側デッキボード10d、第2外側デッキボード10eの順に並列に配置されている。
なお、これらのデッキボード10は、例えば、木材により形成されている。
【0064】
また、
図19及び
図20に示すように、第1外側デッキボード10a(又は第2外側デッキボード10e)は、平面視長方形の板材を長手方向(Y方向)の途中で2分割に切断して形成された平面視L字形状の第1ボード10a1(又は第1ボード10e1)と、平面視L字形状の第2ボード10a2(又は第2ボード10e2)とにより構成されている。
なお、「第1ボード10a1(又は第1ボード10e1)」及び「第2ボード10a2(又は第2ボード10e2)」は、いずれも、切断面が段差状に形成され、互いの切断面(段差部)を当接させて嵌め合わせた状態にすると、平面視長方形に形成されるようになっている。
【0065】
また、「第1ボード10a1(又は第1ボード10e1)」及び「第2ボード10a2(又は第2ボード10e2)」は、いずれも、裏面に矩形凹状のガイド溝10a3が形成されている。このガイド溝10a3には、パンタグラフ機構20の自由端に取り付けられた摺動ピン23が摺動自在に挿入されるようになっている。
【0066】
また、
図19及び
図21に示すように、第1内側デッキボード10b(又は第2内側デッキボード10d)は、平面視長方形の板材を長手方向(Y方向)の途中で2分割に切断して形成された平面視L字形状の第1ボード10b1(又は第1ボード10d1)と、平面視L字形状の第2ボード10b2(又は第2ボード10d2)とにより構成されている。
なお、「第1ボード10b1(又は第1ボード10d1)」及び「第2ボード10b2(又は第2ボード10d2)」は、いずれも、切断面が段差状に形成され、互いの切断面(段差部)を当接させて嵌め合わせた状態にすると、平面視長方形に形成されるようになっている。
【0067】
また、
図19に示すように、「第1ボード10b1(又は第1ボード10d1)」及び「第2ボード10b2(又は第2ボード10d2)」は、その裏面に、パンタグラフ機構20のアーム21a、21bの交差部を連結した第1枢軸ピン21cが回転自在に取り付けられるようになっている。
なお、後述するが、第1枢軸ピン21cの端部(下端部)には、ランナー15が取り付けられている。
【0068】
また、
図19に示すように、中央デッキボード10cは、平面視長方形の板材を長手方向(Y方向)の途中で2分割に切断して形成された平面視長方形の第1ボード10c1と、平面視長方形状の第2ボード10c2とにより構成されている。
また、中央デッキボード10cと、前記第1内側デッキボード10bとの間には、ジャッキ機構30が配置されている。
そして、本実施形態では、第1ボード10c1の長手側の側面に、ジャッキ機構30を構成するケース体32が固定されている。また、第2ボード10c2の長手側の側面には、ジャッキ機構30を構成するケース体33が固定されている。
このように構成することにより、ケース体32,33は、Y方向には移動することなく、デッキボードストッパ83に沿って、X方向にのみ移動可能となされている。
なお、ケース体32,33をY方向に移動させず、X方向にのみ移動可能とする構成にあっては、上記構成に限らない。例えば、第1ボード10c1、第2ボード10c2が下部ベース61に固定され、ケース体32、33がスライドレール(第1ボード10c1、第2ボード10c2に取り付けられたスライドレース)等によって、X方向にスライドする構造になっていても良い。
【0069】
また、第1外側デッキボード10aを構成する第1ボード10a1は、ベースユニット5を構成する一対のベース部60のうちの一方のベース部60(摺動板62の端部)に取り付けられている(ボルト、ネジ等で固定されている)。
また、第1外側デッキボード10aを構成する第2ボード10a2は、ベースユニット5を構成する一対のベース部60の他方のベース部60(摺動板62の端部)に取り付けられている(ボルト、ネジ等で固定されている)。
【0070】
また、第2外側デッキボード10eを構成する第1ボード10e1は、ベースユニット5を構成する一対のベース部60のうち一方のベース部60(摺動板62の端部)に取り付けられている(ボルト、ネジ等で固定されている)。
また、第1外側デッキボード10eを構成する第2ボード10e2は、ベースユニット5を構成する一対のベース部60のうち他方のベース部60(摺動板62の端部)に取り付けられている(ボルト、ネジ等で固定されている)。
【0071】
このように、本実施形態では、複数のデッキボード10(第1外側デッキボード10a、第1内側デッキボード10b、中央デッキボード10c、第2内側デッキボード10d、第2外側デッキボード10e)のうち両端(Y方向における両端)に配置されたデッキボード10(第1外側デッキボード10a、第2外側デッキボード10e)がベース部60(摺動板62の端部)に固定されるようになっている。
尚、上記構成では、摺動板62が支持部として機能するが、本発明にあっては、前記支持部は摺動板62に限定されるものではない。
例えば、本発明に係る寸法可変パレットの構成としては、摺動板62そのものが無い構成もありうる。その場合、例えば、角コマ部70bに固定されたL型支持金具71に、前記Y方向における両端に配置されたデッキボード10を直接取り付ける構成となり、L型支持金具71(及び角コマ部70b)が支持部として機能することとなる。
また、この場合、下部ベース61は、デッキボード10とL型支持金具71と角コマ部70bの少なくともいずれかと、係合手段(図示せず)によりY方向にのみ摺動自在に係合される。前記係合手段は、例えば、係合する一方に設けられたY方向に延びるレール(図示せず)と、他方に設けられ、前記レールに沿って摺動自在に係合するランナー(図示せず)により構成することができる。このように構成することにより、パンタグラフジャッキ50の操作により一対の下部ベース61をデッキボード10の長手方向(X方向)に移動させた(引き離した)際、複数のデッキボード10の短手側(Y方向)の両端部を揃えた状態で載置面の大きさを変更することができる。
【0072】
また、第1内側デッキボード10b及び第2内側デッキボード10dは、いずれも、裏面に取り付けられたランナー15がベース部60の第1ガイドレール64(
図12参照)に摺動自在に挿通されることにより、ベース部60に取り付けられるようになっている。
このように、第1内側デッキボード10b及び第2内側デッキボード10dは、ランナー15を介してベース部60の第1ガイドレール64に取り付けられることで、ベース部60のX方向への動作と共に、X方向に動作するようになっている。
【0073】
また、第1外側デッキボード10a、第1内側デッキボード10b、第2内側デッキボード10d、及び第2外側デッキボード10eの長尺側の両端部には、それぞれ、断面視C字状のデッキボードガイド11が当接している。
【0074】
このデッキボードガイド11は、例えば、金属により構成されている。
そして、各デッキボード(第1外側デッキボード10a、第1内側デッキボード10b、第2内側デッキボード10d、及び第2外側デッキボード10e)の一方の端部に当接しているデッキボードガイド11は、ボルト等の固定手段により第1デッキボード(10a1、10b1、10c1、10e1)に固定されている。
また、各デッキボード(第1外側デッキボード10a、第1内側デッキボード10b、第2内側デッキボード10d、及び第2外側デッキボード10e)の他方の端部に当接しているデッキボードガイド11は、ボルト等の固定手段により第2デッキボード(10a2、10b2、10c2、10e2)に固定されている。
【0075】
また、
図20(b)に示すように、第1デッキボード10a1(第2デッキボード10a2も同様)は、いずれも、デッキボードガイド11が当接する位置(長手側の両端部に)に、デッキボードガイド11の厚さ寸法分凹んだ嵌合溝が形成されている。
上記の構成により、第1デッキボード10a1(第2デッキボード10a2も同様)は、いずれも、デッキボードガイド11が当接している状態において、上面及び両側面が平坦面を形成する(ツライチとなる)。これにより、平坦な載置面Rを有するパレットPが提供される。
なお、「第1内側デッキボード10b、第2内側デッキボード10d及び第2外側デッキボード10e」は、いずれも、第1外側デッキボード10aと同様の構造(デッキボードガイド11の取り付け構造)を備えている。
【0076】
次に、パンタグラフ機構20の構造を説明する。
図19、
図27に示すように、パンタグラフ機構20は、一対の板状(又は棒状)のアーム21a、21bをX字状に交差させ、その交差部を第1枢軸ピン21cで回転自在に連結したリンク部材21により構成されている。なお、アーム21a及びアーム21bは、同じ板厚寸法に形成されている。
【0077】
具体的には、パンタグラフ機構20は、デッキボード10の短手方向(Y方向)と平行に2つのリンク部材21を並べ且つ隣接するリンク部材21の端部同士(隣接する端部同士)を第2枢軸ピン22で回転自在に連結した構成が採用されている。
そして、パンタグラフ機構20は、一方面(裏面)がベースユニット5のベース部60の上面に載置され、他方面(表面)がデッキボード10の裏面に取り付けられる(パンタグラフ機構20は、デッキボード10とベース部60との間に挟持される)。
なお、本実施形態のパンタグラフ機構20は、
図27に示すように、アーム21bを上側(デッキボード10側)にし、アーム21aを下側(ベース部60側)に配置した状態で、アーム21a及びアーム21bを交差させている。
【0078】
また、パンタグラフ機構20は、両側の自由端に摺動ピン23が取り付けられ、一方の自由端に取り付けられた摺動ピン23が第1外側デッキボード10aの裏面のガイド溝10a3に摺動自在に挿通されるようになっている。
また、他方の自由端に取り付けられた摺動ピン23が第2外側デッキボード10eのガイド溝10a3に摺動自在に挿通されるようになっている。
なお、
図27に示すように、パンタグラフ機構20aの自由端のうち、アーム21aの自由端には、アーム21bと同じ板厚寸法のスペーサ(板状部材)25が取り付けられた上で摺動ピン23が挿通されている。
【0079】
上記スペーサ25により、ベース部60との当接部(アーム21b、摺動ピン23の頭部、スペーサ25)の垂直方向(
図20(b)に示すZ方向)の位置を揃えることができる(ツライチにすることができる)。
これにより、パンタグラフ機構20と外側デッキボード(第1外側デッキボード10a、第2外側デッキボード10e)との間のガタツキが防止される。
【0080】
また、パンタグラフ機構20aを構成するリンク部材21の交差部を連結した第1枢軸ピン21cは、その一端部(上端部)が第1内側デッキボード10b(及び第2内側デッキボード10d)の裏面に回転自在に挿入される。
また、第1枢軸ピン21cは、他端部側(下端部側)が前記交差部から突出するように形成されており、その下端部にランナー15が取り付けられている。
そして、前記ランナー15は、上述したベース部60の摺動板62に嵌合している第1ガイドレール64(
図12参照)に摺動自在に挿通されるようになっている。
【0081】
また、パンタグラフ機構20を構成するリンク部材21の端部同士を連結した2つの第2枢軸ピン22が、ジャッキ機構30に取り付けられている。
具体的には、
図19に示すように、パンタグラフ機構20のリンク部材21の端部同士を連結した2つの第2枢軸ピン22の一方がジャッキ機構30のケース体32(又はケース体33)に回転自在に取り付けられている。
また、前記第2枢軸ピン22の他方がジャッキ機構30のケース体32(又はケース体33)の下面部に形成されたガイド溝32a(又はガイド溝33a)に回転及び摺動自在に挿通され、且つジャッキ機構30の可動連結部34(又は可動連結部35)に連結されている。
【0082】
上記の構成により、ジャッキ機構30の可動連結部34、35を移動させることにより、デッキボード10の裏面に取り付けられたパンタグラフ機構20をY方向に伸縮させることができる。
上記伸縮動作により、各デッキボード10の向き(長手方向(X方向)の向き)を揃えた状態で、短手方向(Y方向)と平行にデッキボード10を移動させることができる。すなわち、上記の伸縮動作により、隣接するデッキボード10同士の間隔を変更することができる(広げたり、狭めたりすることができる)。
【0083】
次に、ジャッキ機構30の構造を説明する。
なお、ジャッキ機構30は、上述したジャッキ機構57と同様、周知の「ねじ式ジャッキ」の構成により実現されるものであるため、その説明を簡略化する。
図19、
図22、
図23に示すように、ジャッキ機構30は、中央デッキボード10cの側面に取り付けられたケース体32及びケース体33と、ケース体32及びケース体33の間に配置された中空角筒状の連結部36と、ケース体32を貫通するスクリューロッド(棒状のボルト)31aと、ケース体33を貫通するスクリューロッド(棒状のボルト)31bとを有している。
なお、図示するケース体32及びケース体33は、便宜上、蓋が設けられていないが、特にこれに限定されるものではない(蓋が設けられていてもよい)。
【0084】
また、スクリューロッド31aには、スクリューロッド31aの軸上を該軸方向(X方向)に往復移動する可動連結部34が挿通されている。また、スクリューロッド31bには、スクリューロッド31bの軸上の該軸方向(X方向)に往復移動する可動連結部35が挿通されている。
なお、ケース体32には、スクリューロッド31aを固定する固定部材37(
図23参照)が取り付けられている。また、ケース体33には、スクリューロッド31bを固定する固定部材37(
図22参照)が取り付けられている。
【0085】
具体的には、
図22及び
図23に示すように、ケース体32及びケース体33は、いずれも、中空の箱状に形成されている。また、上述したように、ケース体32は、第1ボード10c1の側面に取り付けられ、ケース体33は、第2ボード10c2の側面に取り付けられている。
また、
図24及び
図25に示すように、ケース体32(又はケース体33)は、その下面部にガイド溝32a(又はガイド溝33a)が形成されている。
また、スクリューロッド31aとスクリューロッド31bとが、中空角筒状の連結部36を介して接続されている。
【0086】
また、
図23に示すように、スクリューロッド31aは、ケース体32の一端側(図中の下端側)の側面(短手側側面)から他端側(図中の上端側)の側面(短手側側面)を貫通し、さらに、ケース体32の他端側の側面に隣接して配置した連結部36の筒内に挿通されている(スクリューロッド31aの上端部が連結部36の筒内まで延びている)。
また、スクリューロッド31aは、棒状部にネジが形成されていると共に、一端部側がケース体32の短手側の側面から突出し、その突出した一端部に環状の操作部31a1が形成されている。
また、スクリューロッド31aの上端部(図中における上端部)には、連結部36の筒内に内嵌(当接)し且つ連結部36の軸方向を摺動自在に動作する嵌合部31a2が形成されている。
そして、スクリューロッド31aは、操作部31a1を回転操作すると軸線(回転軸)を中心に回転する。また、上記のようにスクリューロッド31aが回転すると、その回転にあわせて、スクリューロッド31aの嵌合部31a2が内嵌した連結部36が回転するようになっている。
【0087】
また、
図22に示すように、スクリューロッド31bは、ケース体33の一端側(図中の下端側)の側面(短手側側面)を貫通して他端側(図中の上端側)の側面(短手側側面)まで延設されている。
また、スクリューロッド31bは、その一端側(図中の下端側)が、ケース体32の一端側の側面に隣接させて配置した連結部36の筒内に挿通している(
図22に示す下端部が連結部36の筒内まで延びている)。
【0088】
また、スクリューロッド31bの下端部(図中における下端部)には、連結部36の筒内に内嵌している嵌合部31b2が形成されている。
この構成により、スクリューロッド31aを回転させると、それにともない回転する連結部36の回転にあわせて、スクリューロッド31bが回転するようになっている。
なお、連結部36の他端部(
図22における上端部)は、ケース体33の一端側の側面(短手側側面)に固定されている。
【0089】
また可動連結部34(及び可動連結部35)は、スクリューロッド31a(及びスクリューロッド31b)が挿通される貫通孔が形成され、その貫通孔の内周部に前記棒状部のネジに螺合するネジ部が形成されている。
また、可動連結部34(
図23、
図24参照)は、ケース体32の内部に配置され、ケース体32のガイド溝32aに摺動自在に挿通された第2枢軸ピン22(隣接するリンク部材21同士を連結した第2枢軸ピン22)が取り付けられている。
また、可動連結部35(
図22、
図25参照)は、ケース体33の内部に配置され、ケース体33のガイド溝33aに摺動自在に挿通された第2枢軸ピン22が取り付けられている。
【0090】
上記の構成により、ジャッキ機構30の操作部31a1によりスクリューロッド31aを回転させることにより、連結部36を介して、スクリューロッド31bが回転する。
これにより、スクリューロッド31aに螺合した可動連結部34(及びスクリューロッド31bに螺合した可動連結部35)を移動させ、これにより、可動連結部34、35に接続された第2枢軸ピン22を移動させ(X方向に移動させ)、パンタグラフ機構20a、20bの菱形枠を伸縮させることができる(リンク部材21の交差角を変えてパンタグラフ機構20a、20bをY方向に伸縮させることができる)。
【0091】
そして、ジャッキ機構30を操作することで、各デッキボード10の向き(長手方向(X方向)の向き)を揃えた状態で、パンタグラフ機構20の中心部を挟んで、デッキボード10の短手方向(Y方向)に、パンタグラフ機構20が支持する各デッキボード10を移動させ隣接するデッキボード10同士の間隔を変え載置面Rの大きさを変更することができる。
なお、上記の場合、「第1外側デッキボード10a及び第1内側デッキボード10b」は、パンタグラフ機構20の中心部を挟んで、「第2内側デッキボード10d及び第2外側デッキボード10eの移動方向」と逆方向に移動する。
【0092】
以上、説明したように本実施形態によれば、上述した従来技術(
図28(b)参照)のように、載置面Rの大きさを変更した際に、載置面Rの縁辺部が凸凹形状になることがなく載置面Rが略矩形状に保たれるため(デッドスペースが形成されないため)、載置面Rを有効活用することができる。
【0093】
また、本実施形態のパレットPは、ジャッキ機構30及びパンタグラフジャッキ50により、デッキボード10を移動させ、複数のデッキボード10により形成される載置面Rの大きさを可変するようにしている。
すなわち、本実施形態では、ネジ式のジャッキ(ジャッキ機構30、パンタグラフジャッキ50)によりデッキボードを移動させているため、「ミリ単位」でのデッキボード10の移動が可能となる。すなわち、パレットPの載置面Rの大きさの設定を高精度に行うことができる。
【0094】
また、本実施形態では、ネジ式ジャッキ(ジャッキ機構30、パンタグラフジャッキ50)によりデッキボード10を移動させているため、従来技術のように手作業でデッキボード10を移動させる場合に比べ、デッキボード10を移動させるための労力がかからない(作業者の負担が軽減される)。
また、本実施形態では、ネジ式ジャッキ(ジャッキ機構30、パンタグラフジャッキ50)によりデッキボード10を移動させているため、デッキボード10の載置面Rに荷物を載置した状態のままで、前記ネジ式ジャッキを操作して載置面Rの大きさを変更することができる。すなわち、パレットPの載置面Rに荷物を載せたままで、載置面の大きさを微調整ができるため、作業負担が軽減される。
また、ジャッキ機構30及びパンタグラフジャッキ50によれば、デッキボード10の移動動作と固定動作を一緒に(同じ操作で)行うことができるため、上述した従来技術のような面倒なロック作業が不要になる。
【0095】
また、本実施形態によれば、載置面Rの大きさを「デッキボードの長手方向(X方向)」及び「デッキボードの短手方向(Y方向)」のいずれにも調節することができる。
具体的には、デッキボードユニット1のジャッキ機構30を操作することにより、載置面の大きさ寸法を「デッキボード10の短手方向(Y方向)」にだけ載置面Rを伸縮させ固定することができる。
また、ベースユニット5のパンタグラフジャッキ50を操作することにより、「デッキボードの長手方向(X方向)」にだけ載置面Rを伸縮させ固定することができる。
また、ジャッキ機構30及びパンタグラフジャッキ50の両者を操作することにより、載置面Rを「デッキボードの長手方向」及び「デッキボードの短手方向」の両方向に載置面を伸縮させ固定することができる。
すなわち、本実施形態によれば、載置対象の荷物に形状に合わせて最適な大きさになるように載置面Rを調節することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内において種々の変形が可能である。
【0096】
上述した実施形態では、デッキボードユニット1のパンタグラフ機構20により、デッキボード10をY方向に変位させ、ベースユニット5のパンタグラフジャッキ50によりデッキボード10をX方向に変位させているが(2方向に変位させているが)、特にこれに限定されるものではない。
【0097】
例えば、
図27に示すように、デッキボードユニット1にパンタグラフ機構を設けず、ベースユニット5のパンタグラフジャッキ50だけで、デッキボード10をX方向に変位させる構成にしてもよい(1方向にだけ変位させるようにしてもよい)。
なお、
図27では、説明の便宜上、上述した実施形態と同様の構造及び相当する構造には同じ符号を付している。
【0098】
図示するように、パレットPは、複数の板状のデッキボード10を並列に配置して形成された矩形状の載置面を有するデッキボードユニット2と、デッキボードユニット2が搭載されるベースユニット6とを備えている。
また、ベースユニット6は、パレットPの中央部に配置されたパンタグラフジャッキ50と、パンタグラフジャッキ50の両側に取り付けられた一対のベース部60とを備えている。
そして、パンタグラフジャッキ50により、一対のベース部60がパンタグラフジャッキ50を挟んでデッキボード10の長手方向(X方向)を往復移動できるようになっている。
なお、ベース部60は、上述した実施形態のような下部ベース61、摺動板62、ガイドレール(第1ガイドレール64、第2ガイドレール62b)等で構成されている必要はなく、単に、矩形の板状に形成されていればよい。
【0099】
また、1対のベース部60の上面には、複数のデッキボード10により構成されるデッキボードユニット2が載架されている。また、複数のデッキボード10は、いずれも、一対のベース部のうちのいずれか一方であって且つ隣接して配置されたデッキボード10とは異なるベース部60に固定されている。
上記構成により、パンタグラフジャッキ50でベース部60を前記長手方向(X方向)に移動させると、当該移動にともないデッキボード10が長手方向(X方向)を移動する(すなわち、各デッキボード10は、隣接するデッキボード10と反対方向に移動する)。これにより、載置面の大きさが変更される。
【0100】
また、上述した実施形態では、並列して配置した複数のデッキボード10をパンタグラフ機構20で支持し、このパンタグラフ機構20を伸縮させることにより、デッキボード10の位置を変位させていたが、特にこれに限定されるものではない。
例えば、荷物のサイズが大きいために、デッキボード10の本数を少なくし、隣接するデッキボード10の間隔を大きくしても良い場合、デッキボード10の数に応じて(デッキボード10の数が2、3枚の場合)、パンタグラフ機構20に変えて、X字状のリンク機構によりデッキボード10の位置を変位させるようにしてもよい。
【0101】
この場合、例えば、前記リンク機構には、一対の板状若しくは棒状のアームをX字状に交差させその交差部を第1枢軸ピン21cで回転可能に連結したものを用いることができる。
そして、前記リンク機構の一方の自由端が第2枢軸ピン22を介して一方側に配置されたデッキボード10に取り付けられる(デッキボード10の長手方向に少なくとも1箇所スライド自在に取り付けられる)。また、前記リンク機構の他方の自由端が該第2枢軸ピン22を介して他方側に配置されたデッキボード10に取り付けられる(デッキボード10の長手方向に少なくとも1箇所スライド自在に取り付けられる)。
また、デッキボード10が3枚の場合には、例えば、ガイド溝(図示せず)を有する中央デッキボード10c2をベースユニット5に固定し、前記リンク機構の第1枢軸ピン21cを、前記ガイド溝に摺動自在に挿通してもよい。
また、両側のデッキボード10は、ベースユニット5の支持部に固定される。
【0102】
上記の構成により、前記リンク機構の交差角を変更することにで、デッキボード10の向きを揃えた状態で、デッキボード10の短手方向と平行に、デッキボード10を移動させて隣接する該デッキボード10同士の間隔を変えて前記載置面Rの大きさを変更することができる。
さらに、前記リンク機構にジャッキ機構(例えば、上述した実施形態のようなネジ式ジャッキ機構)を取り付けるようにしてもよい。この場合、前記ジャッキ機構により第2枢軸ピン22を支持する。
そして、前記ジャッキ機構により第2枢軸ピン22を移動させることにより、該リンク機構の交差角度を可変することができる(これにより、デッキボード10が移動する)。
【0103】
また、上述したような、アームをX字状に交差させて構成されたリンク機構ではなく、複数(4本)のアームを菱形状に連結して構成されたリンク機構を用いるようにしてもよい。
この場合、板状若しくは棒状のアームを4本用意し、4本のアームにより菱形を形成する(説明の都合上、菱形状の4つ角部が、上下左右に形成されているものとする)。
また、4本のアームにより菱形を形成すると、左右の一対の対角部を第1枢軸ピンで回転可能に連結し、上下の一対の対角部を第2枢軸ピン22で回転可能に連結する。
そして、前記リンク機構の左右の対角部の一方が、第1枢軸ピンを介して、複数のデッキボードのうち一端側に配置されたデッキボード10に取り付けられ、左右の対角部の他方が、第1枢軸ピンを介して、複数のデッキボードのうち他端側に配置されたデッキボード10に取り付けられるようになっている。
また、前記菱形状のリンク機構にジャッキ機構を取り付け、前記ジャッキ機構により第2枢軸ピン22を移動させ、該リンク機構の交差角度を可変するようにしても良い(これにより、デッキボード10が移動する)。
【0104】
このように、本実施形態のパレットPは、「デッキボード10の数、長さ、幅及び形状」と、「パンタグラフ機構やリンク機構の数、長さ、幅及び形状」を組み合わせることにより、「基本となるパレットP」の載置面Rの大きさ、隣接して配置されるデッキボード10の隙間(幅)、可変できる距離寸法を選択することができる。
【0105】
また、上述した実施形態では、パンタグラフ機構20a、20bがデッキボード10の裏面を支持するようになされているが特にこれに限定されるものではない。
例えば、パンタグラフ機構20は、複数のデッキボード10の裏面以外の位置(デッキボード10の上面やデッキボード10の内部(板厚方向における内部))に取り付けられ、当該デッキボード10の位置を変位させるように構成されていてもよい。
【0106】
また、上述した実施形態では、デッキボードユニット1のパンタグラフ機構20にジャッキ機構30を取り付け、そのジャッキ機構30によりデッキボード10のY方向の移動及び固定を行っていたが、特にこれに限定されるものではない。
例えば、デッキボードユニット1に、ジャッキ機構30が設けられていなくてもよい。この場合においても、載置面積を変えてもデッドスペースが形成されない寸法可変パレットを実現することができる。
なお、ジャッキ機構30を設けない場合には、固定作業が必要になるが、この場合、作業者が手動で、パンタグラフ機構20の菱形枠を伸縮させ、デッキボード10の位置を移動させ、その後、ボルト等により、デッキボード10を固定すればよい。
【0107】
また、上述した実施形態では、ベースユニット5が、一対のベース部60をパンタグラフジャッキ50により移動させる構成を採用していたが、特にこれに限定されるものではない。
上述したパンタグラフジャッキ50からジャッキ機構57の構成だけを外した構成(リンク機構)を採用してもよい。この場合も、載置面積を変えてもデッドスペースが形成されない寸法可変パレットを実現することができる。
なお、ジャッキ機構57を設けない場合には、固定作業が必要になるが、この場合、作業者が手動でリンク部材54の交差角を変更してベース部60上のデッキボード10を移動させる(固定は、ボルト、ネジ等により行う)。
【0108】
また、上述した実施形態のベースユニット5では、ベース部60を構成する下部ベース61の上に支持部としての摺動板62を取り付け、摺動板62によりデッキボード10を支持していたが、上述したように、あくまでもこれは一例に過ぎない。
ベース部60は、デッキボード10を支持すると共に、デッキボード10の短手方向(Y方向)に、当該支持したデッキボード10を移動できる構成であれば、どのような構造でもかまわない。例えば、摺動板62を省いて、L型支持金具71に、直接的にY方向両端に配置されたデッキボード10を固定し、デッキボード10を支持するように構成してもよい(この場合、L型支持金具71が支持部として機能する)。
【0109】
また、上述した実施形態では、デッキボードユニット1のジャッキ機構30及びベースユニット5のパンタグラフジャッキ50は、いずれも、ねじ式ジャッキの構成を用いているが、特にこれに限定されるものではない。
例えば、ベースユニット5のベース部60(或いは、デッキボードユニット1のパンタグラフ機構20)が油圧式ジャッキにより、移動できるように構成されていてもよい。
【0110】
また、上述した実施形態では、ジャッキ機構30のケース体32、33が中央デッキボード10c2に取り付けられている場合を示したが特にこれに限定されるものではない。
例えば、ケース体32、33が、中央デッキボード10c2と同様の形状をそなえていてもよい。
【0111】
また、上述した実施形態では、ベースユニット5を構成する下部ベース61及び摺動板62が木材により構成されているが特にこれに限定されるものではない。
例えば、下部ベース61が、パイプ材(金属製の丸管)により矩形の枠状に形成されていてもよい。また、前記枠状の縁部に、上述したY方向を往復自在に移動可能なスライド機構(支持部)を設けるようにしてもよい。