(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明のハイブリッド車両用表示装置に関する具体的な実施形態について、各図を参照しながら以下に説明する。
【0014】
本実施形態のハイブリッド車両用表示装置100は、モータとエンジンとを駆動源とするハイブリッド車両等に搭載されて用いられる。
図1は、本実施形態のハイブリッド車両用表示装置100のハードウェアの構成例を示したものである。
【0015】
図1に示すように、ハイブリッド車両用表示装置100は、マイクロコンピュータ(CPU:Central Processing Unit)101、読み出し専用メモリ(EEPROM:Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)102、インタフェース103、インタフェース104、CPU電源部105、グラフィックコントローラ106、フレームメモリ107、Xドライバ108、Yドライバ109、LCD(Liquid Crystal Display)電源部110、および液晶表示器(TFT−LCD:Thin Film Transistor Liquid Crystal Display)111を備えている。
【0016】
マイクロコンピュータ101は、予め用意されたプログラムを実行し、ハイブリッド車両用表示装置100の機能を実現するために必要な様々な処理を行う。例えば、後述する
図2のフローチャートに示した処理をマイクロコンピュータ101が行う。
【0017】
読み出し専用メモリ102は、マイクロコンピュータ101が実行するプログラムの内容や予め用意された固定データなどを保持している。
【0018】
インタフェース103は、車両側のイグニッションスイッチの状態を表す信号(IGN+)をマイクロコンピュータ101に入力する。
【0019】
インタフェース104は、マイクロコンピュータ101と車両側の各種制御装置(ECU:Electric Control Unit)との間で通信を行うために利用される。具体的には、車速、エンジン回転速度、冷却水温、クラッチ接続の有無等の現在の様々な車両状態を表すデータが、ほぼリアルタイムのデータとして車両側からマイクロコンピュータ101に入力される。また、モータ(図示せず)により取得されたモータによる消費電力に関する情報がインタフェース104を介してマイクロコンピュータ101に入力される。また、燃料噴射装置(図示せず)により取得されたエンジンによる燃料噴射量に関する情報が、インタフェース104を介してマイクロコンピュータ101に入力される。また、燃料センサ(図示せず)により取得された燃料残量に関する情報がインタフェース104を介してマイクロコンピュータ101に入力される。
【0020】
CPU電源部105は、車両側のプラス側電源ライン(+B)から供給される直流電力を入力してマイクロコンピュータ101の動作に必要な直流電圧(Vcc)を生成する。また、必要に応じてリセット信号を生成したり、マイクロコンピュータ101から出力されるスリープ信号に従って電力供給を抑制するための動作も行う。
【0021】
液晶表示器111は、液晶デバイスにより構成された多数の微小表示セルをX方向およびY方向に並べて配置されたカラーの2次元表示画面を有している。多数の微小表示セルの表示状態をセル毎に個別に制御することにより、2次元表示画面上に図形、文字、画像等の所望の情報をグラフィック表示することができる。
【0022】
液晶表示器111は、2次元画面表示によって、
図3に示すようなグラフィック表示画面を表示する。グラフィック表示画面は、第1の表示領域31と第2の表示領域32と第3の表示領域33と第4の表示領域34とを有する。
尚、本実施形態では、各表示領域はグラフィック表示画面に表示されるとして説明するが、各表示領域から選択した表示領域又は全ての表示領域をアナログ式のものとする構成としてもよい。
【0023】
第1の表示領域31は、現在の車両の速度を表示するための領域である。第1の表示領域31上には、速度スケール35と指針36とが表示される。指針36は、速度スケール35上の一部を指し示して現在の車両の速度を示す。
【0024】
第2の表示領域32は、現在の平均燃費を表示するための領域である。第2の表示領域32上には、燃費スケール37とバー38とが表示される。バー38は、燃費スケール37上の一部を指し示して現在の平均燃費を示す。
【0025】
第3の表示領域33は、現在の燃料残量を表示するための領域である。第3の表示領域33上には、燃料スケール39とバー40とが表示される。バー40は、燃料スケール39上の一部を指し示して現在の燃料残量を示す。
【0026】
第4の表示領域34は、駆動力割合を表示するための領域である。第4の表示領域34上には、駆動力スケール41とバー42とが表示される。バー42は、駆動力スケール41上の一部を指し示して現在の駆動力割合を示す。
【0027】
液晶表示器111の表示画面のY方向の走査位置は、Yドライバ109の出力により順次に切り替わる。Yドライバ109は、グラフィックコントローラ106から出力される垂直同期信号に同期して、Y方向の走査位置を順次に切り替える。
【0028】
Xドライバ108は、グラフィックコントローラ106から出力される水平同期信号に同期して液晶表示器111の表示画面のX方向の走査位置を順次に切り替える。また、Xドライバ108はグラフィックコントローラ106から出力されるRGB各色の画像データを走査位置の表示セルに与えて画面中の表示内容を制御する。
【0029】
グラフィックコントローラ106は、マイクロコンピュータ101から入力される様々な命令に従って、様々なグラフィック要素を液晶表示器111の画面上に表示する。実際には、画素毎の表示内容を保持するフレームメモリ107に対して、マイクロコンピュータ101又はグラフィックコントローラ106が表示データを書き込みグラフィックの描画を行う。また、液晶表示器111の画面を2次元走査するための垂直同期信号及び水平同期信号を生成し、これらの同期信号に同期したタイミングでフレームメモリ107上の該当するアドレスに格納されている表示データを液晶表示器111に与える。
【0030】
LCD電源部110は、車両側のプラス側電源ライン(+B)から供給される直流電力を入力して、液晶表示器111の表示に必要とされる所定の直流電力を生成する。
【0031】
次に、ハイブリッド車両用表示装置100の具体的な動作について説明する。
図2は、駆動力割合を表示する際の処理ルーチンを、フローチャートにより示している。
【0032】
まず、運転手は、イグニッションスイッチをオンにする。直流電圧(Vcc)が供給されたマイクロコンピュータ101は、グラフィック表示画面に、第4の表示領域34を出力する。そして、駆動力割合の表示を開始する。
【0033】
ステップS21では、マイクロコンピュータ101は、インタフェース104を介して、燃料噴射装置より、現在の燃料噴射量の値Aを取得する。
【0034】
ステップS22では、マイクロコンピュータ101は、ステップS21で取得した燃料噴射量の値Aに基づいてエンジンによる駆動力相当値B(消費電力)[kW]を算出する。
【0035】
ステップS23では、マイクロコンピュータ101は、インタフェース104を介して、モータより現在の消費電力の値C[kW]を取得する。マイクロコンピュータ101は、モータより取得した消費電力の値Cを、モータによる駆動力相当値D(消費電力)[kW]とする。
尚、本明細書では、駆動力割合を表示する際のルーチンはステップ21〜ステップ23の順としたが、これらの順番は適宜変更可能である。例えば、燃料噴射量の値Aと消費電力の値Cとを同時に取得した後で、エンジンによる駆動力相当値Bとモータによる駆動力相当値Dとを算出する構成としてもよい。
【0036】
ステップS24では、マイクロコンピュータ101は、以下の(数1)にしたがって、エンジンによる駆動力相当値Bとモータによる駆動力相当値Dの和である総駆動力相当値E[kW]を算出する。
(数1)
E=B+D
【0037】
さらに、ステップS24では、マイクロコンピュータ101は、以下の(数2)にしたがって、総駆動力相当値Eに占めるモータによる駆動力相当値Dの割合である駆動力割合Fを算出する。
(数2)
F=D/E
尚、本明細書では、総駆動力相当値Eに占めるモータによる駆動力相当値Dの割合を駆動力割合Fとしたが、総駆動力相当値Eに占めるエンジンによる駆動力相当値Bの割合を駆動力割合Fとしてもよい。
【0038】
ステップS25では、マイクロコンピュータ101は、ステップS24で算出した駆動力割合Fの値に対応した表示となるように、第4の表示領域34上に駆動力スケール41とバー42とを出力する。ステップS25における処理の詳細については後述する。
【0039】
ステップS26では、マイクロコンピュータ101は、駆動力割合Fの表示を終了するための操作を待ち受ける。具体的には、マイクロコンピュータ101は、イグニッションスイッチがオンである場合には、再びステップS21の処理を繰り返す。一方、イグニッションスイッチがオフであり、直流電圧(Vcc)が供給されていない場合には、第4の表示領域34の出力を停止し、駆動力割合Fの表示を終了する。
【0040】
以下では、ステップS25におけるマイクロコンピュータ101の処理について説明する。本明細書では、駆動力割合Fの表示方法として、第1の表示方法、第2の表示方法及び第3の表示方法を用いた3つの実施形態を説明する。以下では、まず、第1の表示方法を用いた第1の実施形態について説明する。
【0041】
[第1の表示方法]
図4は、第1の表示方法による第4の表示領域34上の表示例を示す図である。
図4では、第4の表示領域34上には、0から1までの値を示す駆動力スケール41とバー42とが重畳して出力されている。バー42は、駆動力スケール41の一部を指し示して現在の駆動力割合Fの値を示している。
図4では、バー42は駆動力割合Fの値が0.6であることを示している。
【0042】
符号43は、駆動力スケール41上の0を示す位置からバー42が示す位置までの領域43に対応する。符号44は、駆動力スケール41上のバー42が示す位置から1を示す位置までの領域44に対応する。領域43と領域44とは、互いに表示色が異なるように第4の表示領域34上に重畳して出力され、識別可能に表示される。
図4では、領域43は横縞により、領域44は縦縞により示されている。
【0043】
以上のように、第1の実施形態では、駆動力割合Fの値が第4の表示領域34上に出力される。これにより、運転者に現在の駆動力割合Fの値が示される。この結果、第1の実施形態に係るハイブリッド車両用表示装置は、運転者に現在の駆動力割合の値を瞬時に把握させることができる。
【0044】
また、第1の実施形態では、マイクロコンピュータ101は、モータより取得した消費電力の値Cに基づいて、モータによる駆動力相当値Dを、単位を電力として算出し、燃料噴射装置より取得した燃料噴射量Aの値に基づいて、エンジンによる駆動力相当値Bを、単位を電力として算出して、駆動力割合Fを算出する。そして、単位を電力として駆動力割合Fを第4の表示領域上に出力する。これにより、駆動力割合Fの値が単位を電力として運転者に示される。この結果、第1の実施形態に係るハイブリッド車両用表示装置は、運転者に現在の駆動力割合の値を瞬時に把握させることができる。
【0045】
また、第1の実施形態では、領域43と領域44とは識別可能に表示され、バー42は領域43と領域44との境界に位置するように表示される。これにより、バー42は、その位置が容易に把握可能に表示される。この結果、1の実施形態に係るハイブリッド車両用表示装置は、運転者に現在の駆動力割合の値を瞬時に把握させることができる。
【0046】
また、第1の実施形態では、領域43と領域44とが識別可能に表示される。これにより、領域43及び領域44は、その面積が読み取り可能なように表示される。領域43の面積はモータによる駆動力相当値に対応し、領域44の面積はエンジンによる駆動力相当値に対応する。この結果、運転者に領域43及び領域44を視認させることにより、総駆動力相当値に占める各駆動源による駆動力相当値の割合を瞬時に把握させることができる。
【0047】
[第2の表示方法]
次に、第2の表示方法を用いた第2の実施形態について説明する。第2の表示方法では、第1の表示方法による表示に加えて、さらにエンジンによる駆動力相当値B及びモータによる駆動力相当値Dが第4の表示領域34に表示される。
図5(a)〜
図5(c)は、第2の表示方法による第4の表示領域34の表示例を示す図である。
【0048】
図5(a)〜
図5(c)では、第1の表示方法と同様に、第4の表示領域34上には駆動力スケール41とバー42が重畳して出力されている。駆動力スケール41は、左右に単位の異なる2つのスケールを有している。駆動力スケール41の左側のスケールを第1軸とし、右側のスケールを第2軸とする。駆動力スケール41は、第1軸により0から1までの値を示し、第2軸により0[kW]から400[kW]までの値を示している。バー42は、駆動力スケール41の第1軸上の一部を指し示して現在の駆動力割合Fの値を示している。
図5(a)〜
図5(c)では、バー42は駆動力割合Fの値が、
図5(a)では1、
図5(b)では0.75、
図5(c)では0.5であることを示している。
【0049】
符号45は、モータによる駆動力相当値Dを示すための領域45に対応し、符号46は、エンジンによる駆動力相当値Bを示すための領域46に対応する。領域45は、駆動力スケール41の第2軸上の0を示す位置から所定の位置までの領域を占め、第2軸上を占める長さにより、モータによる駆動力相当値Dの値を示している。領域46は、駆動力スケール41の第2軸上の、モータによる駆動力相当値Dを示す位置から所定の位置までの領域を占めている。領域46は、第2軸上を占める長さにより、エンジンによる駆動力相当値Bを示している。領域45及び領域46が第2軸上を占める長さは、総駆動力相当値Eの値を示している。領域43と領域44とは、互いに表示色が異なるように第4の表示領域34上に重畳して出力され、識別可能に表示される。
図5(a)〜
図5(c)では、領域43は横縞により、領域44は縦縞により示されている。
【0050】
第2の表示方法を用いた第2の実施形態では、ステップS25において、マイクロコンピュータ101は、第4の表示領域34上に、駆動力スケール41とバー42とに加えて、領域45と領域46とを重畳して出力する。領域45は、駆動力スケール41の第2軸上を占める長さが、現在のモータによる駆動力相当値Dとなるように出力され、領域46は、第2軸上を占める長さが現在のエンジンによる駆動力相当値Bとなるように出力される。
【0051】
図5(a)では、領域45は、モータによる駆動力相当値Dが100[kW]であり、総駆動力相当値が100[kW]であることを示している。
図5(b)では、領域45及び領域46は、モータによる駆動力相当値Dが150[kW]であり、エンジンによる駆動力相当値Bが50[kW]であり、総駆動力相当値が200[kW]であることを示している。
図5(c)では、領域45及び領域46は、モータによる駆動力相当値Dが150[kW]であり、エンジンによる駆動力相当値Bが150[kW]であり、総駆動力相当値が300[kW]であることを示している。
【0052】
以上のように、第2の実施形態では、モータによる駆動力相当値Dとエンジンによる駆動力相当値Bとが第4の表示領域上に重畳して出力される。これにより、駆動力割合Fの値と同時に、モータによる駆動力相当値Dとエンジンによる駆動力相当値Bとが運転者に示される。この結果、第2の実施形態に係るハイブリッド車両用表示装置は、運転者に現在の駆動力割合の値及び各駆動源による駆動力相当値を瞬時に把握させることができる。
【0053】
[第3の表示方法]
次に、第3の表示方法を用いた第3の実施形態について説明する。第2の表示方法においては、総駆動力相当値Eに対するモータによる駆動力相当値Dの割合が第4の表示領域34に表示されていたが、第3の表示方法では、これに代えて、総駆動力相当値Eに対するエンジンによる駆動力相当値Bの割合が第4の表示領域34に表示される。
図6(a)〜
図6(c)は、第3の表示方法による第4の表示領域34の表示例を示す図である。
【0054】
図6(a)〜
図6(c)では、バー42は、駆動力スケール41の第1軸上の一部を指し示して現在の総駆動力相当値Eに対するエンジンによる駆動力相当値Bの割合の値を示している。
図6(a)〜
図6(c)では、バー42は、総駆動力相当値Eに対するエンジンによる駆動力相当値Bの割合の値が、
図6(a)では0、
図6(b)では0.25、
図6(c)では0.5であることを示している。その他の構成については、第2の表示方法と同一であるので記載を省略する。
【0055】
第3の実施形態では、マイクロコンピュータ101は、入力スイッチ(図示せず)からの入力信号に基づいて上記第2の表示方法と第3の表示方法とを切り替えて第4の表示領域34上への出力を決定する。より具体的には、入力スイッチの状態が第1の状態である場合には第2の表示方法により第4の表示領域34への出力を決定し、入力スイッチの状態が第2の状態である場合には第3の表示方法にしたがって第4の表示領域34への出力を決定する。
【0056】
以上のように、第3の実施形態では、総駆動力相当値Eに占めるエンジンによる駆動力相当値Bの割合と、総駆動力相当値Eに占めるモータによる駆動力相当値Dの割合とが、操作入力に基づいて選択的に第4の表示領域34上に出力される。これにより、総駆動力相当値に占める各駆動源による駆動力相当値の割合が運転者に選択的に示される。この結果、運転者はどちらの駆動源による駆動力相当値の割合を表示させるかを適宜選択することができる。よって、従来のハイブリッド車両用の車両用の表示装置では、運転者の選好を考慮した表示はできなかったのに対して、本実施形態に係るハイブリッド車両用表示装置では、運転者の選好を考慮した表示ができる。
【0057】
尚、本発明の技術的範囲は、上述した実施形態に限定されるものではない。上述した実施形態は、本発明の技術的範囲内で種々の変形や改良等を伴うことができる。
【0058】
例えば、本明細書中の実施形態では、第4の表示領域において駆動力スケールの一部をバーにより指し示すことにより駆動力割合の値を表示する構成としたが、回動する指針による表示としてもよいし、数値表示としてもよい。
【0059】
また、本明細書中の実施形態では、領域43と領域44、及び領域45と領域46は、互いに表示色が異なることにより識別可能に表示される構成としたが、これらが識別可能に表示される構成であればよい。例えば、同一色により表示する場合であっても、互いに模様が異なれば識別可能に表示される。
また、これらの領域の表示色は駆動力相当値を表示するルーチンの間中に変化しない構成としたが、領域の表示面積の大小にしたがって変化する構成としてもよい。例えば、値が大きくなるにつれて表示色が濃くなる構成とすれば、各駆動源による駆動力相当値をより瞬時に運転者に把握させることができる。
【0060】
また、本明細書中の実施形態では、燃料噴射装置から現在の燃料噴射量の値を取得し、この値に基づいてエンジンによる駆動力相当値を算出する構成としたが、燃料センサから取得した燃料の減少量に関する情報に基づいて算出してもよい。
【0061】
また、本明細書中の実施形態では、モータ及びエンジンの駆動力を、電力を単位として算出する構成としたが、モータ及びエンジンの駆動力(出力トルク[Nm])を算出する他の手段により算出してもよい。
【0062】
また、本明細書中の実施形態では、総駆動力相当値に占める各駆動源による駆動力相当値の割合を用いて表示を行う構成としたが、各駆動源の最大出力に対する出力割合の値を用いて表示を行なう構成としてもよい。即ち、各駆動源の最大出力の値から最大駆動力相当値を算出し、さらに最大駆動力相当値に占める各駆動源による駆動力相当値の割合を算出し、この割合の値を用いて表示を行う構成としてもよい。