特許第5961453号(P5961453)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5961453
(24)【登録日】2016年7月1日
(45)【発行日】2016年8月2日
(54)【発明の名称】車両用シート
(51)【国際特許分類】
   B60N 2/68 20060101AFI20160719BHJP
   A47C 7/02 20060101ALI20160719BHJP
【FI】
   B60N2/68
   A47C7/02 A
【請求項の数】5
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2012-132305(P2012-132305)
(22)【出願日】2012年6月11日
(65)【公開番号】特開2013-256163(P2013-256163A)
(43)【公開日】2013年12月26日
【審査請求日】2015年2月13日
(73)【特許権者】
【識別番号】000004640
【氏名又は名称】日本発條株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100079049
【弁理士】
【氏名又は名称】中島 淳
(74)【代理人】
【識別番号】100084995
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 和詳
(74)【代理人】
【識別番号】100099025
【弁理士】
【氏名又は名称】福田 浩志
(72)【発明者】
【氏名】伏木田 基弘
(72)【発明者】
【氏名】小林 伸一
(72)【発明者】
【氏名】石橋 朋
(72)【発明者】
【氏名】安藤 公一
【審査官】 古川 峻弘
(56)【参考文献】
【文献】 特開2010−082100(JP,A)
【文献】 特開2010−253242(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60N 2/00−2/72
A47C 7/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両用シートの骨格の一部を構成する第1構成部材と、
前記車両用シートの骨格の一部を構成すると共に、板金により製作され、外周部において前記第1構成部材と結合される結合部を有する第2構成部材と、
前記第2構成部材に形成されると共に、前記結合部の内側で前記結合部と隣接して延在されたビード部と、
前記第2構成部材に形成されると共に、前記ビード部の内側に配置され、前記第1構成部材と当接された当接部と、
を備えた車両用シート。
【請求項2】
前記結合部は前記第1構成部材と溶接によって結合される請求項1に記載の車両用シート。
【請求項3】
前記第2構成部材がシート幅方向に延在されており、前記結合部が前記第2構成部材のシート幅方向両端部に配置され、
前記ビード部は前記結合部の全体とシート幅方向に重なるように配置された請求項1又は請求項2に記載の車両用シート。
【請求項4】
前記第1構成部材は、シートクッションの骨格を構成すると共にシート前後方向に延びる一対のサイドフレームとされ、
前記第2構成部材は、シート幅方向に延びると共に一対の前記サイドフレームの上端部に架け渡され、シート幅方向両端部に前記結合部を有したクッションパネルとされ、
前記ビード部は前記結合部のシート幅方向内側でシート前後方向に沿って形成された請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の車両用シート。
【請求項5】
前記クッションパネルは複数の前記結合部を有する請求項4に記載に車両用シート。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用シートに関する。
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1に記載された車両用シートでは、シートクッションの骨格をなすクッションフレームが、一対のサイドフレームと、フロントパネルと、を含んで構成されている。
【0003】
このサイドフレームはシート前後方向に延びており、一対のサイドフレームの上端部にフロントパネルが架け渡されている。そして、一般にフロントパネルのシート幅方向両端部がサイドフレームの上端部に溶接等によって結合されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2010−253242号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、フロントパネルのシート幅方向両端部がサイドフレームの上端部に溶接等によって結合される場合では、例えば、フロントパネルにシート上下方向への繰り返し荷重が入力されると、フロントパネルとサイドフレームとの溶接部(結合部)に応力が集中して、この溶接部(結合部)に亀裂が生じる可能性がある。
【0006】
本発明は、上記事実を考慮し、結合部に応力が集中することを抑制できる車両用シートを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1に記載の車両用シートは、車両用シートの骨格の一部を構成する第1構成部材と、前記車両用シートの骨格の一部を構成すると共に、板金により製作され、外周部において前記第1構成部材と結合される結合部を有する第2構成部材と、前記第2構成部材に形成されると共に、前記結合部の内側で前記結合部と隣接して延在されたビード部と、前記第2構成部材に形成されると共に、前記ビード部の内側に配置され、前記第1構成部材と当接された当接部と、を備えている。
【0008】
請求項1に記載の車両用シートでは、第2構成部材が、外周部において、第1構成部材と結合されており、この結合部分が結合部とされている。
【0009】
ここで、第2構成部材にはビード部が形成されており、ビード部は結合部の内側で結合部と隣接して延在されている。
【0010】
このため、例えば、第2構成部材の板厚方向の繰り返し荷重が第2構成部材に入力された際には、該入力荷重によって第2構成部材が板厚方向に変位して、ビード部には、ビード部の延在方向に対して垂直方向の引張荷重が作用する。そして、該引張荷重によってビード部が当該垂直方向に伸縮するように変位する。このため、このビード部の伸縮によって、第2構成部材に入力された荷重が吸収されて、結合部に入力される荷重が低減される。これにより、結合部における応力を低減できる。
また、第2構成部材に当接部が形成されており、当接部はビード部の内側の位置で第1構成部材と当接されている。このため、ビード部が伸縮するように変位する際に、当接部を第1構成部材上で摺動させることができる。これにより、第2構成部材に入力された荷重を当接部と第1構成部材との摺動に用いることができる。つまり、繰り返し荷重によって第2構成部材に入力されたエネルギーが、当接部と第1構成部材との摺動摩擦による熱エネルギーに用いられるため、結合部における応力をより一層低減できる。
【0011】
請求項2に記載の車両用シートは、請求項1に記載の車両用シートにおいて、前記結合部は前記第1構成部材と溶接によって結合されている。
【0012】
請求項2に記載の車両用シートでは、結合部が第1構成部材と溶接によって結合されているため、簡易な構成で第1構成部材と第2構成部材に結合できる。
【0013】
請求項3に記載の車両用シートは、請求項1又は請求項2に記載の車両用シートにおいて、前記第2構成部材がシート幅方向に延在されており、前記結合部が前記第2構成部材のシート幅方向両端部に配置され、前記ビード部は前記結合部の全体とシート幅方向に重なるように配置されている。
【0014】
請求項3に記載の車両用シートでは、第2構成部材がシート幅方向に延在されており、第2構成部材のシート幅方向両端部に結合部が配置されている。ここで、ビード部が結合部の全体とシート幅方向に重なるように配置されている。すなわち、ビード部が、結合部のシート幅方向内側で結合部とシート幅方向に重なるように延在されている。このため、例えば、第2構成部材における板厚方向の繰り返し荷重が第2構成部材の長手方向中間部に入力された際には、第2構成部材に入力された荷重がビード部によって結合部の全体に亘って吸収されるため、結合部における応力を一層低減できる。
【0015】
請求項4に記載の車両用シートは、請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の車両用シートにおいて、前記第1構成部材は、シートクッションの骨格を構成すると共にシート前後方向に延びる一対のサイドフレームとされ、前記第2構成部材は、シート幅方向に延びると共に一対の前記サイドフレームの上端部に架け渡され、シート幅方向両端部に前記結合部を有したクッションパネルとされ、前記ビード部は前記結合部のシート幅方向内側でシート前後方向に沿って形成されている。
【0016】
請求項4に記載の車両用シートでは、第1構成部材が一対のサイドフレームとされており、サイドフレームはシート前後方向に延びている。また、第2構成部材は、クッションパネルとされており、クッションパネルはシート幅方向に延びている。また、クッションパネルは、一対のサイドフレームの上端部に架け渡されて、シート幅方向両端部における結合部の部位でサイドフレームと結合されている。
【0017】
ここで、クッションパネルには、結合部のシート幅方向内側でビード部が形成されており、ビード部は、シート前後方向に延びている。このため、例えば、クッションパネルのシート幅方向中間部に、シート上下方向の繰り返し荷重が入力される際には、該入力荷重によってクッションパネルがシート上下方向に変位して、ビード部には、シート幅方向の引張荷重が作用する。そして、該引張荷重によってビード部がシート幅方向に伸縮するように変位する。このため、このビード部の伸縮によって、クッションパネルに入力された荷重が吸収されて、結合部に入力される荷重が低減される。これにより、着座乗員を主に支持するクッションパネルとサイドフレームとの結合部における応力を低減できる。
【0018】
請求項5に記載の車両用シートは、請求項4に記載に車両用シートにおいて、前記クッションパネルは複数の前記結合部を有している。
【0019】
請求項5に記載の車両用シートでは、クッションパネルが複数の結合部を有しているため、クッションパネルのサイドフレームに対する結合強度を高くしつつ、結合部における応力を低減できる。
【発明の効果】
【0022】
請求項1に記載の車両用シートによれば、結合部に応力が集中することを抑制できる。
【0023】
請求項2に記載の車両用シートによれば、簡易な構成で第1構成部材と第2構成部材に結合できる。
【0024】
請求項3に記載の車両用シートによれば、結合部における応力を一層低減できる。
【0025】
請求項4に記載の車両用シートによれば、着座乗員を主に支持するクッションパネルとサイドフレームとの結合部における応力を低減できる。
【0026】
請求項5に記載の車両用シートによれば、クッションパネルのサイドフレームに対する結合強度を高くしつつ、結合部における応力を低減できる。
【0027】
請求項6に記載の車両用シートによれば、結合部に応力が集中することをより一層低減できる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
図1】本発明の実施の形態に係る車両用シートのシートクッションパネルとシートクッションサイドフレームとの結合状態を示すシート前側から見た拡大した断面図(図4の1−1線断面図)である。
図2図1に示される車両用シートの骨格の全体を示す斜視図である。
図3図2に示されるシートクッションフレームをシート上方から見た平面図である。
図4図3に示されるクッションパネルとサイドフレームとの結合状態を示すシート上方から見た拡大した平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0029】
図2には、本発明の実施の形態に係る車両用シート10の骨格の全体がシート左斜め前方から見た斜視図にて示されている。なお、図面に適宜示される矢印FRはシート前方を示し、矢印UPはシート上方を示し、矢印RHはシート右方(シート幅方向一側)を示す。
【0030】
この図に示されるように、車両用シート10は、乗員が着座するシートクッション(図示省略)の骨格を構成するシートクッションフレーム12と、着座乗員の背部を支えるシートバック(図示省略)の骨格を構成するシートバックフレーム50と、を含んで構成されている。
【0031】
シートクッションフレーム12は、車両用シート10の下部を構成すると共に、一対の「第1構成部材」及び「サイドフレーム」としてのシートクッションサイドフレーム(以下、「SCサイドフレーム」という)14と、「第2構成部材」及び「クッションパネル」としてのシートクッションパネル(以下、「SCパネル」という)30と、を含んで構成されている。
【0032】
SCサイドフレーム14は、シートクッションフレーム12のシート幅方向両側部にそれぞれ設けられている。このSCサイドフレーム14は、板金により製作されると共に、板厚方向をシート幅方向にして、シート前後方向に延びている。SCサイドフレーム14の下部には、従来周知のスライド機構20がそれぞれ設けられており、スライド機構20によってSCサイドフレーム14は車両の車体フロア(図示省略)に連結されている。また、一対のSCサイドフレーム14の間には、シート後側の端部において、略パイプ状の連結パイプ22が設けられており、連結パイプ22によって、一対のSCサイドフレーム14が連結されている。
【0033】
図2及び図4に示されるように、SCサイドフレーム14には、シート上側の端部において、フランジ部16が一体に形成されており、フランジ部16は、シート幅方向内側に屈曲されて、シート上下方向と直交する方向に沿って配置されている。このフランジ部16におけるシート前側の部分は、被溶接部18とされており、被溶接部18に後述するSCパネル30が溶接によって結合されるようになっている。
【0034】
SCパネル30は、シートクッションフレーム12のシート上側部分に設けられている。このSCパネル30は、板金により製作されて、略矩形板状に形成されると共に、板厚方向をシート上下方向にして一対のフランジ部16における被溶接部18に架け渡されている。
【0035】
また、SCパネル30のシート幅方向両端部には、設置凹部32がそれぞれ形成されている。設置凹部32は、SCサイドフレーム14のフランジ部16側(シート下側)へ膨出された凹状に形成されると共に、平面視で略矩形状に形成されている。そして、設置凹部32は、被溶接部18(フランジ部16)上に設置されている。
【0036】
図4に示されるように、SCパネル30の外周部には、設置凹部32の位置において、切欠き部34が形成されている。切欠き部34は、シート上側から見た平面視でシート幅方向外側及びシート後側へ開放されており、切欠き部34の横辺36がシート幅方向に沿って配置されると共に、切欠き部34の縦辺38がシート前後方向に沿って配置されている。
【0037】
そして、SCパネル30は、切欠き部34における2箇所の部位で、アーク溶接によってSCサイドフレーム14の被溶接部18に結合されている。これにより、SCパネル30におけるSCサイドフレーム14との溶接部分が、結合部40とされている。
【0038】
また、SCパネル30には、設置凹部32内の位置において、ビード部42が形成されており、ビード部42は、結合部40のシート幅方向内側に隣接されている。ビード部42は、設置凹部32からシート上側へ隆起されて、シート前側から見た断面視でシート下側へ開放された略逆U字形状に形成されている。また、ビード部42は、シート前後方向に沿って延在されて(図1参照)、結合部40のシート幅方向内側で縦辺38と平行に配置されている。
【0039】
さらに、ビード部42は、2箇所の結合部40の全体とシート幅方向において重なるようにシート前後方向に沿って延在されている。そして、設置凹部32のビード部42のシート幅方向内側部分におけるフランジ部16と当接された部分が、当接部44とされている(図1参照)。
【0040】
一方、図2に示されるように、シートバックフレーム50は、一対のシートバックサイドフレーム(以下、「SBサイドフレーム」という)52と、アッパーパイプ56と、アッパーパネル58と、を含んで構成されている。
【0041】
SBサイドフレーム52は、シートバックフレーム50のシート幅方向両側部に設けられている。このSBサイドフレーム52は、板金により製作されて、板厚方向をシート幅方向にして、シート上下方向に延在されている。そして、SBサイドフレーム52のシート下側の端部が、従来周知のリクライニング機構(図示省略)によって、SCサイドフレーム14のシート後側の端部に連結されている。
【0042】
アッパーパイプ56は、パイプ材により製作されており、シート前側から見てシート下側へ開放された略U字形状に形成されている。また、アッパーパイプ56の長手方向両端部がバックSCサイドフレーム14のシート上側の端部に溶接等によって結合されている。
【0043】
アッパーパネル58は、アッパーパイプ56の上部におけるシート後側に設けられている。このアッパーパネル58は、板金により製作されると共に、板厚方向をシート前後方向にして、シート幅方向に延在されている。そして、アッパーパネル58の長手方向両端部が、アッパーパイプ56にアーク溶接によって結合されている。
【0044】
次に、本実施の形態の作用及び効果について説明する。
【0045】
上記のように構成された車両用シート10では、一対のSCサイドフレーム14のフランジ部16(被溶接部18)にSCパネル30が架け渡されており、SCパネル30は、2箇所の結合部40において、SCサイドフレーム14のフランジ部16(被溶接部18)にアーク溶接によって結合されている。
【0046】
ここで、SCパネル30にはビード部42が形成されており、ビード部42は結合部40のシート幅方向内側で結合部40と隣接してシート前後方向に延在されている。
【0047】
このため、例えば、SCパネル30のシート幅方向中間部にシート上下方向の繰り返し荷重が入力された際には、該入力荷重によってSCパネル30がシート上下方向に変位する(図1の矢印A参照)。そして、SCパネル30がシート上下方向に変位することによって、ビード部42には、シート幅方向の引張荷重が作用して(図1の矢印B参照)、該引張荷重によってビード部42がシート幅方向に伸縮するように変位する。このため、このビード部42の伸縮によって、SCパネル30に入力された荷重が吸収されて、結合部40に入力されるシート上下方向の荷重が低減される。すなわち、結合部40における溶接が剥離される方向の荷重を低減することができる。これにより、結合部40に応力が集中することを抑制できる。
【0048】
しかも、SCパネル30にビード部42が設けられているため、着座乗員を主に支持するSCパネル30とSCサイドフレーム14とを結合する結合部40における応力を低減できる。
【0049】
また、ビード部42が結合部40の全体とシート幅方向に重なるように配置されている。つまり、シート前後方向におけるビード部42の長さが結合部40の長さに比して長く設定されている。これにより、SCパネル30に入力された荷重がビード部42によって結合部40の全体に亘って吸収されるため、結合部40における応力を一層低減できる。
【0050】
さらに、SCパネル30は2箇所の結合部40を有している。このため、SCサイドフレーム14に対するSCパネル30の結合強度を高くしつつ、結合部40における応力を低減できる。
【0051】
また、SCパネル30に当接部44が形成されており、当接部44はビード部42のシート幅方向内側の位置でSCサイドフレーム14のフランジ部16と当接されている。このため、SCパネル30にシート上下方向の繰り返し荷重が入力されて、ビード部42がシート幅方向に伸縮する際に、SCパネル30の当接部44をSCサイドフレーム14(フランジ部16)上で摺動させることができる。これにより、SCパネル30に入力された荷重を当接部44とSCサイドフレーム14(フランジ部16)との摺動に用いることができる。つまり、繰り返し荷重によってSCパネル30に入力されたエネルギーが、当接部44とSCサイドフレーム14(フランジ部16)との摺動摩擦による熱エネルギーに用いられるため、結合部40における応力をより一層低減できる。これにより、結合部40に応力が集中することをより一層低減できる。
【0052】
なお、本実施の形態では、SCパネル30にビード部42が形成されている。これに替えて、シートバックフレーム50のアッパーパネル58にビード部42を形成してもよい。つまり、アッパーパネル58のアッパーパイプ56との溶接部分のシート幅方向内側にビード部42を形成してもよい。この場合には、アッパーパイプ56が本発明の「第1構成部材」とされ、アッパーパネル58が本発明の「第2構成部材」とされると共に、アッパーパネル58のアッパーパイプ56との溶接部分が結合部40とされる。
【0053】
また、本実施の形態では、ビード部42が結合部40の全体とシート幅方向に重なるように配置されている。これに替えて、ビード部42を結合部40の一部とシート幅方向に重なるように配置してもよい。
【0054】
さらに、本実施の形態では、SCパネル30は2箇所の結合部40を有しているが、SCパネル30に結合部40を1箇所に設定してもよいし、SCパネル30に結合部40を3箇所以上設定してもよい。
【0055】
また、本実施の形態では、SCパネル30が結合部40の部位でSCサイドフレーム14にアーク溶接によって結合されている。これに替えて、SCパネル30の切欠き部34を省略して、SCパネル30の縁部の内側でSCパネル30をSCサイドフレーム14にスポット溶接によって結合してもよい。また、SCパネル30の切欠き部34を省略して、SCパネル30の縁部の内側でボルトやリベット等の締結部材を用いてSCパネル30をSCサイドフレーム14に結合してもよい。
【0056】
さらに、本実施の形態では、切欠き部34においてSCパネル30がSCサイドフレーム14に溶接されている。これに替えて、SCパネル30の切欠き部34を省略して、この部分に孔を形成すると共に、この孔の縁部においてSCパネル30をSCサイドフレーム14に溶接してもよい。つまり、本発明における「SCパネル30の外周部においてSCサイドフレーム14と結合される結合部40」とは、結合部40が、SCパネル30の外周部に設けられた溶接用又は締結用の孔の縁部とされる場合も含む。
【符号の説明】
【0057】
10 車両用シート
14 シートクッションサイドフレーム(第1構成部材、サイドフレーム)
30 シートクッションパネル(第2構成部材、クッションパネル)
40 結合部
42 ビード部
44 当接部
図1
図2
図3
図4