特許第5961723号(P5961723)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5961723イメージセンサユニット、画像読取装置および画像形成装置
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5961723
(24)【登録日】2016年7月1日
(45)【発行日】2016年8月2日
(54)【発明の名称】イメージセンサユニット、画像読取装置および画像形成装置
(51)【国際特許分類】
   H04N 1/028 20060101AFI20160719BHJP
   H04N 1/19 20060101ALI20160719BHJP
   G06T 1/00 20060101ALI20160719BHJP
【FI】
   H04N1/028 Z
   H04N1/04 102
   G06T1/00 420H
【請求項の数】11
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2015-90396(P2015-90396)
(22)【出願日】2015年4月27日
(62)【分割の表示】特願2013-254047(P2013-254047)の分割
【原出願日】2013年12月9日
(65)【公開番号】特開2015-173468(P2015-173468A)
(43)【公開日】2015年10月1日
【審査請求日】2015年4月27日
(31)【優先権主張番号】特願2012-277270(P2012-277270)
(32)【優先日】2012年12月19日
(33)【優先権主張国】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】000104629
【氏名又は名称】キヤノン・コンポーネンツ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100090273
【弁理士】
【氏名又は名称】國分 孝悦
(72)【発明者】
【氏名】川村 武寛
【審査官】 橋爪 正樹
(56)【参考文献】
【文献】 特開2000−175001(JP,A)
【文献】 特開平04−373250(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 1/024− 1/207
G06T 1/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
読取対象物に光を照射する発光素子が主走査方向に複数配置された光源を複数備え、
複数の前記光源は、それぞれ主走査方向に配置され、
読取対象物からの光を電気信号に変換するセンサチップが主走査方向に複数実装されたセンサ基板を複数備え、
複数の前記センサ基板は、それぞれ主走査方向に接続され、
読取対象物からの光を前記センサチップに結像させる結像素子が主走査方向に複数配列された結像素子アレイを複数備え、
複数の前記結像素子アレイは、それぞれ主走査方向に接続され、
前記結像素子アレイは、複数の結像素子が光軸を平行にした状態で主走査方向に配列して構成され、
複数の前記光源間の位置と複数の前記結像素子アレイ間の位置とは、主走査方向においてそれぞれ重なり合わないことを特徴とするイメージセンサユニット。
【請求項2】
複数の前記光源間の位置と複数の前記センサ基板間の位置とは、主走査方向においてそれぞれ重なり合わないことを特徴とする請求項1に記載のイメージセンサユニット。
【請求項3】
複数の前記光源間の位置と複数の前記センサチップ間の位置とは、主走査方向においてそれぞれ重なり合わない位置に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載のイメージセンサユニット。
【請求項4】
複数の前記光源間の位置が、2つ以上であり、
かつ、複数の前記結像素子アレイ間の位置が、2つ以上であることを特徴とする請求項1ないし3の何れか1項に記載のイメージセンサユニット。
【請求項5】
前記光源は、前記発光素子と、前記発光素子を実装する主走査方向に長い基板と、前記基板に取り付けられ前記発光素子を覆う拡散部材と、を有することを特徴とする請求項1ないし4の何れか1項に記載のイメージセンサユニット。
【請求項6】
発光部から入射された光を伝搬させて読取対象物に光を照射する導光体が主走査方向に複数配置された導光体部を備え、
複数の前記導光体は、それぞれ主走査方向に接続され、
読取対象物からの光を電気信号に変換するセンサチップが主走査方向に複数実装されたセンサ基板を複数備え、
複数の前記センサ基板は、それぞれ主走査方向に接続され、
読取対象物からの光を前記センサチップに結像させる結像素子が主走査方向に複数配列された結像素子アレイを複数備え、
複数の前記結像素子アレイは、それぞれ主走査方向に接続され、
前記結像素子アレイは、複数の結像素子が光軸を平行にした状態で主走査方向に配列して構成され、
複数の前記導光体間の位置と複数の前記結像素子アレイ間の位置とは、主走査方向においてそれぞれ重なり合わないことを特徴とするイメージセンサユニット。
【請求項7】
複数の前記導光体間の位置と複数の前記センサ基板間の位置とは、主走査方向においてそれぞれ重なり合わないことを特徴とする請求項6に記載のイメージセンサユニット。
【請求項8】
複数の前記導光体間の位置と複数の前記センサチップ間の位置とは、主走査方向においてそれぞれ重なり合わないことを特徴とする請求項6または7に記載のイメージセンサユニット。
【請求項9】
複数の前記導光体間の位置が、2つ以上であり、
かつ、複数の前記結像素子アレイ間の位置が、2つ以上であることを特徴とする請求項6ないし8の何れか1項に記載のイメージセンサユニット。
【請求項10】
イメージセンサユニットと、
前記イメージセンサユニットと読取対象物とを相対的に移動させながら、前記読取対象物からの光を読み取る画像読取部と、を備える画像読取装置であって、
前記イメージセンサユニットは、請求項1ないし9の何れか1項に記載のイメージセンサユニットであることを特徴とする画像読取装置。
【請求項11】
イメージセンサユニットと、
前記イメージセンサユニットと読取対象物とを相対的に移動させながら、前記読取対象物からの光を読み取る画像読取部と、
記録媒体に画像を形成する画像形成部と、を備える画像形成装置であって、
前記イメージセンサユニットは、請求項1ないし9の何れか1項に記載のイメージセンサユニットであることを特徴とする画像形成装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、イメージセンサユニット、画像読取装置および画像形成装置に関する。特に、大型原稿(大判原稿)などを読み取る場合に用いられるイメージセンサユニット、画像読取装置および画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
画像読取装置や画像形成装置に用いられるイメージセンサユニットでは、原稿の読み取り可能な長さ(以下、読取長という)がA4、B4、A3サイズ程度が一般的である。近年では、読取長がA3サイズを超えるA2、A1、A0サイズの大型原稿を読み取ることができる長尺のイメージセンサユニットが電子黒板などの画像読取装置に用いられている。
【0003】
このような長尺のイメージセンサユニットでは、コストを削減するために、複数の短尺のセンサ基板を主走査方向に接続する構成や、複数の短尺のロッドレンズアレイを主走査方向に接続する構成を適用することが考えられる。特許文献1には、複数の短尺のロッドレンズアレイを所定の読み取り幅に亘って連続して配置したイメージセンサが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2005−217630号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述したような電子黒板などに用いられるイメージセンサユニットでは、読み取る画像が大きな文字であるために、読み取り精度が問題になることはなかった。
【0006】
しかしながら、大型地図などの読み取りに用いられるイメージセンサユニットなどでは、一般的な大きさの原稿を読み取るときと同じように精細な読み取り精度が求められる。
【0007】
本発明は、上述したような問題点に鑑みてなされたものであり、画像の読み取り品質の低下を低減することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明のイメージセンサユニットは、読取対象物に光を照射する発光素子が主走査方向に複数配置された光源を複数備え、複数の前記光源は、それぞれ主走査方向に配置され、読取対象物からの光を電気信号に変換するセンサチップが主走査方向に複数実装されたセンサ基板を複数備え、複数の前記センサ基板は、それぞれ主走査方向に接続され、読取対象物からの光を前記センサチップに結像させる結像素子が主走査方向に複数配列された結像素子アレイを複数備え、複数の前記結像素子アレイは、それぞれ主走査方向に接続され、前記結像素子アレイは、複数の結像素子が光軸を平行にした状態で主走査方向に配列して構成され、複数の前記光源間の位置と複数の前記結像素子アレイ間の位置とは、主走査方向においてそれぞれ重なり合わないことを特徴とする。
本発明のイメージセンサユニットは、発光部から入射された光を伝搬させて読取対象物に光を照射する導光体が主走査方向に複数配置された導光体部を備え、複数の前記導光体は、それぞれ主走査方向に接続され、読取対象物からの光を電気信号に変換するセンサチップが主走査方向に複数実装されたセンサ基板を複数備え、複数の前記センサ基板は、それぞれ主走査方向に接続され、読取対象物からの光を前記センサチップに結像させる結像素子が主走査方向に複数配列された結像素子アレイを複数備え、複数の前記結像素子アレイは、それぞれ主走査方向に接続され、前記結像素子アレイは、複数の結像素子が光軸を平行にした状態で主走査方向に配列して構成され、複数の前記導光体間の位置と複数の前記結像素子アレイ間の位置とは、主走査方向においてそれぞれ重なり合わないことを特徴とする。
本発明の画像読取装置は、前記イメージセンサユニットと、前記イメージセンサユニットと読取対象物とを相対的に移動させながら、前記読取対象物からの光を読み取る画像読取部と、を備える。
本発明の画像形成装置は、前記イメージセンサユニットと、前記イメージセンサユニットと読取対象物とを相対的に移動させながら、前記読取対象物からの光を読み取る画像読取部と、記録媒体に画像を形成する画像形成部と、を備える。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、画像の読み取り品質の低下を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1図1は、ロッドレンズアレイ45a〜45e間の接続位置およびセンサ基板50a〜50c間の接続位置を示す模式図である。
図2図2は、MFP10の外観を示す斜視図である。
図3図3は、画像形成部21の構造を示す概略図である。
図4図4は、イメージセンサユニット40を副走査方向に切断した断面図である。
図5図5は、イメージセンサユニット40の構成部材の斜視図である。
図6図6は、イメージセンサユニット40の構成部材の一部拡大斜視図である。
図7図7は、ロッドレンズアレイ45aとロッドレンズアレイ45bとの間の接続位置Pb1を拡大した図である。
図8A図8Aは、第2の実施形態の光源部62を示す斜視図である。
図8B図8Bは、第2の実施形態の光源部62の変形例を示す斜視図である。
図9A図9Aは、第3の実施形態の光源部72を示す斜視図である。
図9B図9Bは、第3の実施形態の光源部72の変形例を示す斜視図である。
図10図10は、比較例のイメージセンサユニット100の内部構造を示す模式図である。
図11A図11Aは、比較例のイメージセンサユニット100のロッドレンズアレイ104a、104bとセンサチップ107a、107bとの配置関係の一例を示す図である。
図11B図11Bは、比較例のイメージセンサユニット100のロッドレンズアレイ104a、104bとセンサチップ107a、107bとの配置関係の一例を示す図である。
図11C図11Cは、比較例のイメージセンサユニット100のロッドレンズアレイ104a、104bとセンサチップ107a、107bとの配置関係の一例を示す図である。
図11D図11Dは、比較例のイメージセンサユニット100のロッドレンズアレイ104a、104bとセンサチップ107a、107bとの配置関係の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明を適用できる実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
本実施形態では、後述するイメージセンサユニットと、このイメージセンサユニットが適用される画像読取装置および画像形成装置について説明する。画像読取装置および画像形成装置では、イメージセンサユニットが読取対象物としての原稿Dに光を照射し、イメージセンサユニットが原稿Dからの光を電気信号に変換することで画像を読み取る。
【0012】
ここで、画像読取装置または画像形成装置としての多機能プリンタ(MFP;Multi Function Printer)について図2を参照して説明する。図2は、大型原稿に対応したMFP10の外観を示す斜視図である。図2に示すように、MFP10は、原稿Dからの反射光を読み取る画像読取手段としての画像読取部11と、記録媒体としてのロール紙R(記録紙)に原稿Dの画像を形成(印刷)する画像形成手段としての画像形成部21とを備えている。
【0013】
画像読取部11はいわゆるイメージスキャナーの機能を有するものであり、例えば以下のように構成される。画像読取部11は、筐体12と、給紙口13と、原稿排紙口14と、原稿回収ユニット15と、シート回収ユニット16と、イメージセンサユニット40と、原稿搬送ローラ80とを備えている。
【0014】
イメージセンサユニット40は、例えば密着型イメージセンサ(CIS;Contact Image Sensor)ユニットである。イメージセンサユニット40は、筐体12内に固定されている。
画像読取部11では、給紙口13から筐体12内に差し込まれた原稿Dは、駆動機構により回転駆動される原稿搬送ローラ80によって挟まれつつ所定の搬送速度でイメージセンサユニット40に対して相対的に搬送される。イメージセンサユニット40は搬送されている原稿Dを光学的に読み取って、後述するセンサチップ51により電気信号に変換することで、画像の読み取り動作を行う。画像が読み取られた原稿Dは、原稿搬送ローラ80によって搬送され原稿排紙口14から排紙される。原稿排紙口14から排紙された原稿Dは、筐体12の背面に配置された原稿回収ユニット15によって回収される。
【0015】
図3は画像形成部21の構造を示す概略図である。
画像形成部21はいわゆるプリンタの機能を有するものであり、筐体12内部に収容され例えば以下のように構成される。画像形成部21は、ロール紙Rと、シート搬送ローラ22と、プリンタヘッド24とを備えている。プリンタヘッド24は、例えばシアンC、マゼンタM、イエローY、黒Kのインクを備えたインクタンク25(25c、25m、25y、25k)と、これらのインクタンク25にそれぞれ設けられた吐出ヘッド26(26c、26m、26y、26k)から構成される。また、画像形成部21は、プリンタヘッドスライドシャフト27と、プリンタヘッド駆動モータ28と、プリンタヘッド24に取り付けられたベルト29とを有している。さらに、図2に示すように、画像形成部21には、印刷されたシートSが排紙されるシート排紙口30を備えている。
【0016】
画像形成部21では、連続したロール紙Rの一端であるシートSは、駆動機構により回転駆動されるシート搬送ローラ22によって挟まれつつ印刷位置まで搬送される。プリンタヘッド24は、プリンタヘッド駆動モータ28によりベルト29を機械的に動かすことで、プリンタヘッドスライドシャフト27に沿って印刷方向(主走査方向)に移動しつつ電気信号に基づいてシートSに対して印刷を行う。印刷終了まで上述した動作を繰り返した後、印刷されたシートSは主走査方向に切断される。切断されたシートSはシート搬送ローラ22によってシート排紙口30から排紙される。シート排紙口30から排紙されたシートSは、筐体12の下側に配置されたシート回収ユニット16によって回収される。
なお、画像形成部21としてインクジェット方式による画像形成装置を説明したが、電子写真方式、熱転写方式、ドットインパクト方式などどのような方式であっても構わない。
【0017】
次に、本発明を適用できるイメージセンサユニット40の構成について図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図4は、イメージセンサユニット40を副走査方向に切断したときの断面図である。図5は、イメージセンサユニット40の構成部材の斜視図である。図6は、図5に示すイメージセンサユニット40の構成部材の一部拡大斜視図である。ここでは、A0サイズの大型(大判)の原稿Dを読み取ることができるイメージセンサユニット40について説明する。
【0018】
イメージセンサユニット40は、直方体の外観を呈し、その長手方向が主走査方向(X方向)となり、これに直交する副走査方向(Y方向)は原稿Dの搬送方向となる。
【0019】
イメージセンサユニット40は、透明部材としてのカバーガラス41、光源部42、ロッドレンズアレイ部45、センサ基板部50、上述した構成部材を収容する筐体としてのフレーム53などを備えている。
【0020】
カバーガラス41は、フレーム53内に塵等が侵入するのを防止する。カバーガラス41は平板状であって、フレーム53の上部に固定される。
光源部42は、原稿Dを照明する。図4に示すように、光源部42は、フレーム53内において、カバーガラス41の下方向であってロッドレンズアレイ部45に隣接した位置に固定される。図5に示すように、光源部42は、短尺のイメージセンサユニットに用いられる光源42a、42b、42cを主走査方向に直線状に配置して構成される。本実施形態では、読取長がA3サイズのイメージセンサユニットに用いられる光源を3つ接続して使用している。
図6に示すように、光源42a〜42cは、例えば赤R、緑G、青Bの3色の波長を持つ発光素子43r、43g、43bと、発光素子43r、43g、43bを実装する主走査方向に長く形成された基板44とを有している。発光素子43r、43g、43bは、例えばLEDチップであり、主走査方向に所定の順番で実装されている。
【0021】
ロッドレンズアレイ部45は、原稿Dからの光(本実施形態では、反射光)をセンサ基板部50のセンサチップ51に結像する。図4に示すように、ロッドレンズアレイ部45は、フレーム53内において、カバーガラス41の下方向であって光源部42に隣接した位置に固定される。ロッドレンズアレイ部45の入射面46と出射面47との間で形成される光軸の延長線上にセンサチップ51が位置する。図5に示すように、ロッドレンズアレイ部45は、短尺のイメージセンサユニットに用いられる結像素子アレイとしてのロッドレンズアレイ45a、45b、45c、45d、45eを主走査方向に直線状に接続して構成される。本実施形態では、読取長がA4サイズのイメージセンサユニットに用いられるロッドレンズアレイを5つ接続している。
図6に示すように、各ロッドレンズアレイ45a〜45eは、光軸を平行にした状態で主走査方向に複数、配列された正立等倍結像型の結像素子としてのロッドレンズ48を、副走査方向における両側から側壁49で挟むように構成される。なお、ロッドレンズアレイ45a〜45e間は、フレーム53内で接着剤などを用いた公知の方法で接続される。ロッドレンズアレイ45a〜45e間は、許容される接続誤差の範囲内で副走査方向などにずれて接続される場合がある。
【0022】
センサ基板部50は、ロッドレンズアレイ部45により結像された反射光を電気信号に変換する。図4に示すように、センサ基板部50は、フレーム53の下端に熱カシメなどにより固定される。図5に示すように、センサ基板部50は、短尺のイメージセンサユニットに用いられるセンサ基板50a、50b、50cを主走査方向に直線状に接続して構成される。本実施形態では、読取長がA3サイズのイメージセンサユニットに用いられるセンサ基板を3つ接続している。
図6に示すように、各センサ基板50a〜50cは、複数のセンサチップ51と、複数のセンサチップ51を主走査方向に実装する基板52とを有している。なお、センサ基板50a〜50c間はねじなどを用いた公知の方法で接続される。センサ基板50a〜50c間は、許容される接続誤差の範囲内で副走査方向などにずれて接続される場合がある。
【0023】
フレーム53は、イメージセンサユニット40の上述した各構成部材を収容する。図4に示すように、フレーム53は、イメージセンサユニット40の構成部材を位置決めして保持するために、内部が複数の凹凸状に形成されている。図5に示すように、フレーム53は、主走査方向に読取長よりもやや長い直方体状に形成されている。
【0024】
上述したように構成されるイメージセンサユニット40が原稿Dを読み取る場合について説明する。図4に示すように、イメージセンサユニット40は原稿搬送ローラ80によって所定の搬送速度で副走査方向に搬送される原稿Dに対し、イメージセンサユニット40は光源部42の各発光素子43r、43g、43bを順次、点灯駆動させて光を照射させる。光源部42から照射された光は、原稿Dの読み取り面を主走査方向に亘って均一に照明する。この照射された光が原稿Dによって反射されることで、ロッドレンズアレイ部45を介してセンサチップ51上に結像される。イメージセンサユニット40は、結像された反射光をセンサチップ51により電気信号に変換することで、原稿Dの画像を読み取ることができる。
【0025】
イメージセンサユニット40が反射光を1走査ライン分読み取ることで、原稿Dの主走査方向における1走査ラインの読み取り動作を完了する。1走査ラインの読み取り動作終了後、原稿Dの副走査方向への相対的な移動に伴い、上述する動作と同様に次の1走査ライン分の読み取り動作が行われる。このようにイメージセンサユニット40が副走査方向に移動しながら1走査ライン分ずつ読み取り動作を繰り返すことで、原稿Dの全面が順次走査されて画像の読み取りが行われる。
【0026】
ここで、複数のセンサ基板を接続すると共に複数のロッドレンズアレイを接続して構成したイメージセンサユニットにおいて、読み取り精度が低下してしまう場合について説明する。
図10は、比較例に係るイメージセンサユニット100の内部構成を示す模式図である。イメージセンサユニット100の内部には、光源部101、ロッドレンズアレイ部104、センサ基板部106が配置されている。イメージセンサユニット100は、原稿Dに対して副走査方向(Y方向)に相対的に移動する。
【0027】
光源部101は、主走査方向(X方向)に長く形成された基板102の実装面上に、複数の発光素子103が実装されて構成されている。光源部101は下方向から原稿Dを照明する。
ロッドレンズアレイ部104は、長尺のイメージセンサユニット100に対応させるために、短尺の第1のロッドレンズアレイ104aと短尺の第2のロッドレンズアレイ104bとを主走査方向に接続して構成されている。各ロッドレンズアレイ104a、104bは、正立等倍結像型のロッドレンズ105を主走査方向に複数、配列されている。ロッドレンズアレイ部104は、原稿Dからの反射光をセンサ基板部106に実装されたセンサチップ107に結像する。
センサ基板部106は、長尺のイメージセンサユニット100に対応させるために、短尺の第1のセンサ基板106aと短尺の第2のセンサ基板106bとを主走査方向に接続して構成されている。センサ基板106a、106bには、複数のセンサチップ107(107a、107b)が主走査方向に複数、実装されている。各センサチップ107内には、後述する複数の受光素子108が主走査方向に配置されている。センサチップ107は、ロッドレンズアレイ部104によって結像された反射光を電気信号に変換する。センサ基板106a、106bは、センサチップ107を副走査方向に対してロッドレンズ105の光軸と一致させる位置に配置している。
【0028】
図11A図11Dは、図10に示す矢印A方向から見たロッドレンズアレイ104a、104bとセンサチップ107a、107bとの配置関係の一例を示す図である。センサチップ107a、107bには上述した受光素子108が配置されている。ここでは、第1のロッドレンズアレイ104aと第2のロッドレンズアレイ104bとの接続位置および第1のセンサ基板106aと第2のセンサ基板106bとの接続位置が主走査方向において重なり合っている。
【0029】
図11Aでは、第1のロッドレンズアレイ104aと第2のロッドレンズアレイ104bとはずれることなく精度よく接続されている。また、第1のセンサ基板106aと第2のセンサ基板106bとは精度よく接続されているので、第1のセンサチップ107aと第2のセンサチップ107bとがずれることなく精度よく配置されている。この場合、イメージセンサユニット100が副走査方向に相対的に移動して、図10に示す原稿Dに描画された主走査方向の直線Lの画像を読み取った場合、図11Aに示すように主走査方向に延びる直線Laの画像として読み取ることができる。
【0030】
図11Bでは、第1のロッドレンズアレイ104aと第2のロッドレンズアレイ104bとは精度よく接続されている。一方、第1のセンサ基板106aと第2のセンサ基板106bとは副走査方向にずれて接続されているので、第1のセンサチップ107aと第2のセンサチップ107bとが副走査方向にG1ずれて配置されている。この場合、イメージセンサユニット100が図10に示す直線Lの画像を読み取った場合、図11Bに示すように副走査方向にずれた直線Lbの画像として読み取る。
【0031】
図11Cでは、第1のセンサ基板106aと第2のセンサ基板106bとは精度よく接続されているので、第1のセンサチップ107aと第2のセンサチップ107bとがずれることなく精度よく配置されている。一方、第1のロッドレンズアレイ104aと第2のロッドレンズアレイ104bとは副走査方向にG2ずれて接続されている。この場合、イメージセンサユニット100が図10に示す直線Lの画像を読み取った場合、図11Cに示すように副走査方向にずれた直線Lcの画像として読み取る。
【0032】
図11Dでは、第1のセンサ基板106aと第2のセンサ基板106bとは副走査方向にずれて接続されているので、第1のセンサチップ107aと第2のセンサチップ107bとが副走査方向にG1ずれて配置されている。更に、第1のロッドレンズアレイ104aと第2のロッドレンズアレイ104bとは副走査方向にG2ずれて接続されている。この場合、イメージセンサユニット100が図10に示す直線Lの画像を読み取った場合、図11Dに示すように副走査方向に大きくずれた直線Ldの画像として読み取る。
ここで、図11Dに示すずれた直線Ldは、図11Bに示すずれた直線Lbや図11Cに示すずれた直線Lcに比べて、ずれ量が大きい。
【0033】
ここで、図11B図11Cに示すようなG1やG2のみの接続誤差が、許容できる程度の接続誤差であったとしても、図11Dに示すようなG1の接続誤差とG2の接続誤差とが積算されてしまうと、画像の読み取り精度が著しく低下してしまうという問題がある。
【0034】
本実施形態では上述したように、ロッドレンズアレイ部45はA4サイズに用いられるロッドレンズアレイ45a〜45eを主走査方向に接続して構成され、センサ基板部50はA3サイズに用いられるセンサ基板50a〜50cを主走査方向に接続して構成される。したがって、ロッドレンズアレイ45a〜45e間の接続位置と、センサ基板50a〜50c間の接続位置とが主走査方向において重なり合わず、両者の接続位置を主走査方向にずらして構成することができる。
【0035】
具体的に主走査方向における接続位置について図1を参照して説明する。図1は、光源部42、ロッドレンズアレイ部45、センサ基板部50がフレーム53内に取り付けられたときの主走査方向における接続位置を示す模式図である。
まず、光源部42はA3サイズに用いられる光源42a〜42cを主走査方向に直線状に接続して構成されている。したがって、光源42aと光源42bの接続位置Pa1および光源42bと光源42cとの接続位置Pa2は、読取長Mを3等分した位置である。
また、ロッドレンズアレイ部45はA4サイズに用いられるロッドレンズアレイ45a〜45eを主走査方向に直線状に接続して構成されている。したがって、ロッドレンズアレイ45aとロッドレンズアレイ45bとの接続位置Pb1、ロッドレンズアレイ45bとロッドレンズアレイ45cとの接続位置Pb2、ロッドレンズアレイ45cとロッドレンズアレイ45dとの接続位置Pb3およびロッドレンズアレイ45dとロッドレンズアレイ45eとの接続位置Pb4は、読取長Mを5等分した位置である。
また、センサ基板部50はA3サイズに用いられるセンサ基板50a〜50cを主走査方向に直線状に接続して構成されている。したがって、センサ基板50aとセンサ基板50bの接続位置Pc1およびセンサ基板50bとセンサ基板50cとの接続位置Pc2は、読取長Mを3等分した位置である。
【0036】
図1に示すように、ロッドレンズアレイ45a〜45e間の接続位置Pb1〜Pb4と、センサ基板50a〜50c間の接続位置Pc1〜Pc2とは、主走査方向において重なり合わない位置に配置されている。したがって、イメージセンサユニット40で原稿Dを読み取るときに、ロッドレンズアレイ45a〜45e間の接続誤差とセンサ基板50a〜50c間の接続誤差との積算による、画像の読み取り精度の低下を低減できる。
【0037】
すなわち、ロッドレンズアレイ45a〜45e間の接続誤差およびセンサ基板50a〜50c間の接続誤差が許容される範囲内であっても、ロッドレンズアレイ45a〜45e間の接続位置と、センサ基板50a〜50c間の接続位置とが主走査方向で重なり合っていると、両者の接続誤差が積算され、画像の読み取り精度が低下してしまう虞がある。本実施形態では、ロッドレンズアレイ45a〜45e間の接続位置Pb1〜Pb4と、センサ基板50a〜50c間の接続位置Pc1〜Pc2とが主走査方向において重なり合っていないために、ロッドレンズアレイ45a〜45e間の接続誤差とセンサ基板50a〜50c間の接続誤差とが積算されることがなく、画像の読み取り精度の低下を低減できる。
【0038】
次に、ロッドレンズアレイ45a〜45e間の接続位置とセンサ基板50a〜50c間の接続位置とを主走査方向において重ね合わせない範囲Wについて図7を参照して説明する。図7は、ロッドレンズアレイ45aとロッドレンズアレイ45bと間の接続位置Pb1を拡大した図である。ここでは、ロッドレンズ48の直径をDとする。また、ロッドレンズ48の視野半径をX0とし、視野直径を2X0とする。ここで視野半径とは、ロッドレンズ48が反射光をセンサチップ51に結像させたときの画像半径である。また、ロッドレンズアレイ45aのうち接続位置Pb1に隣接したロッドレンズをロッドレンズ48aとし、ロッドレンズアレイ45bのうち接続位置Pb1に隣接したロッドレンズをロッドレンズ48bとする。
【0039】
ここでは、ロッドレンズアレイ45aとロッドレンズアレイ45bとの間で副走査方向に許容される範囲内の接続誤差がある場合を想定する。このとき、ロッドレンズ48aの視野直径2X0とロッドレンズ48bの視野直径2X0とが重なり合う範囲Wでは、ロッドレンズ48aおよびロッドレンズ48bそれぞれからセンサチップ51に結像される反射光が副走査方向にずれてしまう。この範囲W内に、副走査方向に許容される範囲内の接続誤差があるセンサ基板50aとセンサ基板50bとの接続位置が配置された場合には、接続誤差が積算されてしまうことがある。すなわち、イメージセンサユニット40では原稿Dの画像を、副走査方向に許容される範囲以上にずれた画像として読み取ってしまう虞がある。
そこで、本実施形態では、センサ基板50a〜50c間を接続する場合には、範囲Wから主走査方向に離間した位置を接続位置とする。したがって、センサ基板50a〜50c間の接続誤差とロッドレンズアレイ45a〜45e間の接続誤差との積算を防ぎ、画像読み取り精度の低下を低減できる。
【0040】
ここで、図7に示すロッドレンズ48間のピッチがロッドレンズアレイ45a〜45eの直径Dと同寸法である場合、
センサ基板50a〜50cの接続位置を主走査方向に重ね合わせない範囲Wは、図7に示すように、
W=2X0−D
により算出することができる。
【0041】
このように本実施形態によれば、複数の短尺のロッドレンズアレイ45a〜45eを接続すると共に複数の短尺のセンサ基板50a〜50cを接続することで長尺のイメージセンサユニット40を構成する場合であっても、ロッドレンズアレイ45a〜45e間の接続位置とセンサ基板50a〜50c間の接続位置とを主走査方向において重なり合わない位置に配置することで、画像の読み取り精度の低下を低減できる。
【0042】
なお、本実施形態では、A0サイズのイメージセンサユニット40について説明したが、この場合に限られず、複数の短尺のロッドレンズアレイを接続すると共に複数の短尺のセンサ基板を接続して構成される長尺のイメージセンサユニットであれば、イメージセンサユニットのサイズに限定されるものではない。また、本実施形態では、A4サイズのロッドレンズアレイ45a〜45eを5つ接続すると共にA3サイズのセンサ基板50a〜50cを3つ接続して構成されるイメージセンサユニット40について説明したが、この場合に限られない。例えばA3サイズのロッドレンズアレイを3つ接続すると共にA4サイズのセンサ基板を5つ接続してイメージセンサユニットを構成してもよい。また、他のサイズのセンサ基板同士または他のサイズのロッドレンズアレイ同士を接続する場合であってもよい。言い換えれば、等しい長さのセンサ基板同士を接続してもよいし、異なる長さのセンサ基板同士を接続してもよい。また、等しい長さのロッドレンズアレイ同士を接続してもよいし、異なる長さのロッドレンズアレイ同士を接続してもよい。
【0043】
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、ロッドレンズアレイ45a〜45e間の接続位置とセンサ基板50a〜50c間の接続位置とを主走査方向において重なり合わない位置に配置してイメージセンサユニット40を構成する場合について説明した。本実施形態では、光源62a、62b間の接続位置も、ロッドレンズアレイ45a〜45e間の接続位置およびセンサ基板50a〜50c間の接続位置と主走査方向において重なり合わない位置に配置する場合について説明する。
【0044】
図8Aは、本実施形態の光源部62の構成を示す斜視図である。図8Aに示すように、光源部62は、短尺の光源62a、62bが読取長Mを2等分する接続位置Pdで、主走査方向に直線状に接続して構成される。光源62a、62bはそれぞれ、例えば赤R、緑G、青Bの3色の波長を持つ発光素子63r、63g、63bと、発光素子63r、63g、63bを実装する主走査方向に長く形成された基板64と、拡散部材65とを有している。拡散部材65は、発光素子63r、63g、63bを覆うように基板64上に取り付けられる。発光素子63r、63g、63bから照射された光は拡散部材65によって拡散され、原稿Dを照明する。
このような拡散部材65を有する光源部62は、光源62aと光源62bとの接続位置(境界位置)Pdの近辺では、光源62aの拡散部材65と光源62bの拡散部材65とが分断されていることにより光の拡散が均一にならず光量ムラになる虞がある。
【0045】
そこで、本実施形態では、光源62a、62b間の接続位置Pdが、ロッドレンズアレイ45a〜45e間の接続位置およびセンサ基板50a〜50c間の接続位置と主走査方向において重なり合わない位置に配置する。ここでは、光源62a、62b間の接続位置Pdは読取長Mを2等分する位置としている。このように光源62a、62b間の接続位置を配置することで、光源62a、62b間の光量ムラとロッドレンズアレイ45a〜45e間の接続誤差とが積算されず、画像の読み取り品質の低下を低減できる。同様に、光源62a、62b間の光量ムラとセンサ基板50a〜50c間の接続誤差とが積算されず、画像の読み取り品質の低下を低減できる。
【0046】
なお、本実施形態では、光源62a、62b間の接続位置Pdが読取長Mを2等分する位置である場合について説明したが、この場合に限られず、3等分、4等分等であってもよいし、等分ではなく異なる長さであってもよい。光源62a、62b間の接続位置Pdは、ロッドレンズアレイ45a〜45e間の接続位置およびセンサ基板50a〜50c間の接続位置と主走査方向において重なり合わない位置であればよく、光源62a、62bの接続位置は限定されない。また、接続位置は2箇所以上であってもよい。
図8Bは、光源を3つとし、接続位置が2箇所である場合の変形例を示す図である。図8Bでは、例えば、光源62aの基板64と、光源62bの基板64と、光源62cの基板64との長手方向における長さの比が例えば1:2:1などで構成されている。したがって、光源62a〜62cの接続位置Pd1と接続位置Pd2とがロッドレンズアレイ45a〜45e間の接続位置およびセンサ基板50a〜50c間の接続位置と主走査方向において重なり合わない位置に配置される。
【0047】
(第3の実施形態)
本実施形態では、光源部72を構成する複数の導光体75a、75b間の接続位置を、ロッドレンズアレイ45a〜45e間の接続位置およびセンサ基板50a〜50c間の接続位置と主走査方向において重なり合わない位置に配置する場合について説明する。
【0048】
図9Aは、本実施形態の光源部72の構成を示す斜視図である。図9Aに示すように、光源部72は、発光部73と、導光体部75とを有している。発光部73は、例えば発光素子としてのLEDチップ74を備えたLEDモジュールである。本実施形態では、導光体部75の両端面に発光部73が配置される。導光体部75は、短尺の導光体75a、75bが読取長Mを2等分する接続位置Peで、主走査方向に直線状に接続して構成される。導光体部75は、主走査方向の両端面のうち一端面が一端側の発光部73からの光を入射させる入射面76aであり、他端面が他端側の発光部73からの光を入射させる入射面76bである。また、導光体部75は、原稿Dと対向する面に導光体部75内に入射した光を原稿Dに向かって出射させる出射面77が形成される。また、導光体部75は、出射面77と対向する面に、入射面76aおよび入射面76bから入射した光を反射および拡散させる拡散面78が形成される。したがって、光源72は、各発光部73から照射された光をそれぞれ入射面76a、76bから導光体部75内に入射させ、拡散面78により反射および拡散させながら導光体部75内を伝搬させ出射面77から出射させることで、原稿Dに光が照射される。
このように接続された導光体部75を有する光源72は、導光体75a、75b間の接続位置Peの近辺では、導光体75aと導光体75bとが分断されていることにより、出射面77から出射される光が均一にならず光量ムラになる虞がある。
【0049】
そこで、本実施形態では、光源部72の導光体75a、75b間の接続位置Peが、ロッドレンズアレイ45a〜45e間の接続位置およびセンサ基板50a〜50c間の接続位置と主走査方向において重なり合わない位置に配置する。ここでは、導光体75a、75b間の接続位置Peは読取長Mを2等分する位置としている。このように導光体75a、75b間の接続位置を配置することで、導光体75a、75b間の光量ムラとロッドレンズアレイ45a〜45e間の接続誤差とが積算されず、画像の読み取り品質の低下を低減できる。同様に、導光体75a、75b間の光量ムラとセンサ基板50a〜50c間の接続誤差とが積算されず、画像の読み取り品質の低下を低減できる。
【0050】
なお、本実施形態では、導光体75a、75b間の接続位置Peが読取長Mを2等分する位置である場合について説明したが、この場合に限られず、3等分、4等分等であってもよいし、等分ではなく異なる長さであってもよい。導光体75a、75b間の接続位置Peは、ロッドレンズアレイ45a〜45e間の接続位置およびセンサ基板50a〜50c間の接続位置と主走査方向において重なり合わない位置であればよく、光源62a、62bの接続位置は限定されない。また、接続位置は2箇所以上であってもよい。
図9Bは、導光体を3つとし、接続位置が2箇所である場合の変形例を示す図である。図9Bでは、例えば、導光体75aと、導光体75bと、導光体75cとの長手方向における長さの比が例えば1:2:1などで構成されている。したがって、導光体75a〜75cの接続位置Pe1と接続位置Pe2とがロッドレンズアレイ45a〜45e間の接続位置およびセンサ基板50a〜50c間の接続位置と主走査方向において重なり合わない位置に配置される。
なお、導光体部75の両端部に発光部73を配置する場合に限られず、一端部のみに発光部を配置してもよい。
【0051】
以上、本発明を上述した実施形態を用いて説明したが、本発明は上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲内で変更が可能である。例えば、本実施形態では、結像素子アレイとしてロッドレンズアレイを用いる場合について説明したが、この場合に限られず、マイクロレンズアレイなど従来公知のレンズアレイを用いることができる。
【産業上の利用可能性】
【0052】
本発明は、イメージセンサユニット、このイメージセンサユニットが適用される画像読取装置や画像形成装置(例えばイメージスキャナー、ファクシミリ、複写機、複合機など)に有効に利用できる。
【符号の説明】
【0053】
10:MFP(画像読取装置、画像形成装置) 11:画像読取部(画像読取手段) 21:画像形成部(画像形成手段) 40:イメージセンサユニット 42:光源部 42a、42b、42c:光源 43r、43g、43b:発光素子 45:ロッドレンズアレイ部 45a、45b、45c、45d、45e:ロッドレンズアレイ(結像素子アレイ) 48:ロッドレンズ(結像素子) 50:センサ基板部 50a、50b、50c:センサ基板 51:センサチップ 62:光源部 62a、62b、62c:光源 65:拡散部材 73:発光部 72:光源部 75:導光部 75a、75b:導光体
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8A
図8B
図9A
図9B
図10
図11A
図11B
図11C
図11D