特許第5961754号(P5961754)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5961754
(24)【登録日】2016年7月1日
(45)【発行日】2016年8月2日
(54)【発明の名称】調整可能車両シート
(51)【国際特許分類】
   B60N 2/30 20060101AFI20160719BHJP
   B60N 2/32 20060101ALI20160719BHJP
   B60N 2/22 20060101ALI20160719BHJP
【FI】
   B60N2/30
   B60N2/32
   B60N2/22
【請求項の数】16
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2015-515554(P2015-515554)
(86)(22)【出願日】2013年7月25日
(65)【公表番号】特表2015-518798(P2015-518798A)
(43)【公表日】2015年7月6日
(86)【国際出願番号】EP2013065722
(87)【国際公開番号】WO2014019931
(87)【国際公開日】20140206
【審査請求日】2014年12月3日
(31)【優先権主張番号】102012015287.6
(32)【優先日】2012年7月31日
(33)【優先権主張国】DE
(73)【特許権者】
【識別番号】502156098
【氏名又は名称】ジョンソン・コントロールズ・ゲー・エム・ベー・ハー
(74)【代理人】
【識別番号】100083806
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 秀和
(74)【代理人】
【識別番号】100095500
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 正和
(74)【代理人】
【識別番号】100111235
【弁理士】
【氏名又は名称】原 裕子
(72)【発明者】
【氏名】ロススタイン、 ゲルハルト
(72)【発明者】
【氏名】ファール、 ミヒャエル
【審査官】 古川 峻弘
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許出願公開第2005/0023857(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2006/0055219(US,A1)
【文献】 特表2006−516502(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60N 2/00−2/72
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
座部(2)と、少なくとも一つのバックレスト調整用継手(5)によって前記座部(2)に対しバックレスト枢動軸(6)まわりに枢動可能かつ複数の角度位置にロック可能なバックレスト(3)と、前記座部(2)を車両構造物にロックすることができる少なくとも一つのロック装置(90)とを含む調整可能車両シート(1)であって、
前記少なくとも一つのロック装置(90)に対してロック解除を目的として導入された動きを伝えるロック解除レバー(30)が設けられ、
前記バックレスト調整用継手(5)がロック解除されている場合には前記ロック装置(90)をロック解除する前記ロック解除レバー(30)の動きを防止し、かつ、前記ロック装置(90)がロック解除されている場合には前記バックレスト調整用継手(5)のロック解除を防止する第1インターロック要素(54)が設けられ、
前記第1インターロック要素(54)は、伝動ロッド(60)にともに回転するべく固定接続された阻止レバー(54)として構成され、
前記バックレスト調整用継手(5)のロック解除は前記伝動ロッド(60)の回転中に行われ、
前記ロック解除レバー(30)は阻止要素(36、37)を有し又は阻止要素(36、37)と相互作用をし、
前記阻止要素(36、37)は、前記ロック装置(90)がロック解除されている場合に、前記バックレスト調整用継手(5)をロック解除する前記阻止レバー(54)の動きを防止する調整可能車両シート(1)。
【請求項2】
2つのバックレスト調整用継手(5)が設けられ、
前記伝動ロッド(60)は双方のバックレスト調整用継手(5)の同時ロック解除を行うべく機能する請求項1に記載の調整可能車両シート(1)。
【請求項3】
前記バックレスト調整用継手(5)がロック解除されている場合に前記阻止レバー(54)は、前記ロック装置(90)をロック解除する前記阻止要素(36、37)の動きを防止する請求項1又は2に記載の調整可能車両シート(1)。
【請求項4】
前記ロック装置(90)をロック解除する前記ロック解除レバー(30)の動きを、前記バックレスト(3)が近似的に直立している場合に防止する第2インターロック要素(80)が設けられる請求項1から3のいずれか一項に記載の調整可能車両シート(1)。
【請求項5】
前記第2インターロック要素(80)は、前記バックレスト(3)が前記座部(2)上に載置されている場合に、前記ロック装置(90)をロック解除する前記ロック解除レバー(30)の動きを許容し、
前記第2インターロック要素(80)は、前記ロック装置(90)がロック解除されている場合に、前記座部(2)に対する前記バックレスト(3)の枢動を防止する請求項4に記載の調整可能車両シート(1)。
【請求項6】
前記第2インターロック要素(80)は、円筒軸が前記バックレスト枢動軸(6)と整合するように前記座部(2)に締結される近似的に円筒状設計の先導要素(80)として構成される請求項4又は5に記載の調整可能車両シート(1)。
【請求項7】
前記先導要素(80)はボーデンケーブル(83、84)を先導する2つの先導開口(81、82)を有する請求項6に記載の調整可能車両シート(1)。
【請求項8】
前記先導要素(80)は一端側に直径方向に延びるスロット(78)を有し、
前記スロット(78)は、前記バックレスト(3)が前記座部(2)上に載置されている場合に前記ロック解除レバー(30)に取り付けられた鼻状阻止部(38)と整合する請求項6又は7に記載の調整可能車両シート(1)。
【請求項9】
前記鼻状阻止部(38)は、前記ロック装置(90)がロック解除されている場合に前記スロット(78)の中に配置される請求項8に記載の調整可能車両シート(1)。
【請求項10】
少なくとも2つのロック装置(90)が設けられる請求項1から9のいずれか一項に記載の調整可能車両シート(1)。
【請求項11】
2つのみのロック装置(90)が設けられる請求項1から9のいずれか一項に記載の調整可能車両シート(1)。
【請求項12】
前記ロック解除レバー(30)は、前記バックレスト枢動軸(6)に対して直角をなして延びる駆動用枢動軸(44)まわりに枢動することができる請求項1から11のいずれか一項に記載の調整可能車両シート(1)。
【請求項13】
前記ロック解除レバー(30)は戻しばね(61)によって常に、前記ロック装置(90)がロックされている場合に前記ロック解除レバー(30)が配置されるホーム位置の方向に付勢される請求項8に記載の調整可能車両シート(1)。
【請求項14】
前記阻止要素(36)は、前記ロック解除レバー(30)と一体に構成された阻止アーム(36)として設計される請求項1から13のいずれか一項に記載の調整可能車両シート(1)。
【請求項15】
前記阻止要素(37)は、前記ロック解除レバー(30)とは別個に構成された阻止セグメント(37)として設計される請求項1から13のいずれか一項に記載の調整可能車両シート(1)。
【請求項16】
前記阻止セグメント(37)及び前記ロック解除レバー(30)は同一の駆動用枢動軸(44)まわりに枢動可能に設けられる請求項15に記載の調整可能車両シート(1)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、請求項1のプリアンブルの特徴を有する調整可能車両シートに関する。
【背景技術】
【0002】
座部と当該座部に枢動可能に配列されたバックレストとを有する調整可能車両シートの使用が知られている。加えてこのタイプの車両シートは2つのバックレスト調整用継手を有する。その継手によりバックレストは、座部に対してバックレスト枢動軸まわりに枢動することができる。その継手によりバックレストは、座部に対して複数の角度位置にロックすることができる。
【0003】
車両シートは、乗員が着座可能かつバックレストが近似的に鉛直の設計位置から開始して、バックレストが座部上に載置されるテーブル位置まで遷移することができる。ここで、バックレストの後側が近似的に水平方向に横たわるので車両シートはテーブルとして機能する。
【0004】
さらに知られているのは、座部の後ろ領域に取り付けられた2つのロック装置によって、車両構造物に対して車両シートがロックされることである。当該2つのロック装置をロック解除することにより、車両シートの後部を車両構造物から解放することができる。車両シートは、当該車両シートの後部を立ち上げて前方へ枢動させることにより、追加的な積み荷領域がもたらされる転倒位置まで遷移することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】米国特許出願公開第2005/023857(A1)号明細書
【特許文献2】独国特許発明第10 2004 041449(B3)号明細書
【特許文献3】国際公開第2004/069585(A1)号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、冒頭で述べたタイプの車両シートを改善するという課題、詳しくはロック装置とバックレスト調整用継手との同時ロック解除を防止するという課題に基づく。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明によれば、この課題は、請求項1に記載の特徴を有する車両シートによって解決される。個々に又は互いに組み合わせて使用され得る有利な進展が従属項の主題である。
【0008】
本発明に係る調整可能車両シートは、座部と、少なくとも一つのバックレスト調整用継手によって当該座部に対しバックレスト枢動軸まわりに枢動可能かつ複数の角度位置にロック可能なバックレストと、当該座部を車両構造物にロックすることができる少なくとも一つのロック装置とを含む。
【0009】
本発明によれば、少なくとも一つのロック装置に対してロック解除を目的として導入された動きを伝えるロック解除レバーが設けられる。バックレスト調整用継手がロック解除されている場合にはロック装置をロック解除するロック解除レバーの動きを防止し、かつ、ロック装置がロック解除されている場合にはバックレスト調整用継手のロック解除を防止する第1インターロック要素が設けられる。第1インターロック要素は、伝動ロッドとともに回転するべく固定接続された阻止レバーとして構成される。バックレスト調整用継手のロック解除は伝動ロッドの回転中に行われる。ロック解除レバーは阻止要素を有し又は阻止要素と相互作用をする。阻止要素は、ロック装置がロック解除されている場合に、バックレスト調整用継手をロック解除する阻止レバーの動きを防止する。
【0010】
このようにして、ロック装置及びバックレスト調整用継手の同時ロック解除ができないようになる。
【0011】
ここで2つのバックレスト調整用継手が設けられることが好ましい。伝動ロッドは、双方のバックレスト調整用継手の同時ロック解除を行うべく機能する。
【0012】
バックレスト調整用継手がロック解除されている場合、阻止レバーは、ロック装置をロック解除する阻止要素の動きを防止するのが好ましい。
【0013】
ロック装置をロック解除するロック解除レバーの動きを、バックレストが近似的に直立している場合に防止する第2インターロック要素が設けられるのが有利である。
【0014】
ここで第2インターロック要素は、バックレストが座部上に載置されている場合に、ロック装置をロック解除するロック解除レバーの動きを許容し、かつ、ロック装置がロック解除されている場合に座部に対するバックレストの枢動を防止する。
【0015】
第2インターロック要素は、円筒軸がバックレスト枢動軸と整合するように座部に締結される近似的に円筒状設計の先導要素として構成されるのが好ましい。
【0016】
先導要素は、ボーデンケーブルを先導する2つの先導開口を有するのが有利である。ここで、ボーデンケーブルはロック装置をロック解除するべく機能する。
【0017】
先導要素は一端側に直径方向に延びるスロットを有する。当該スロットは、バックレストが座部上に載置されている場合にロック解除レバーに取り付けられた鼻状阻止部と整合する。
【0018】
ここで鼻状阻止部は、ロック装置がロック解除されている場合にスロットの中に配置される。
【0019】
少なくとも2つのロック装置が設けられるのが好ましい。
【0020】
2つのみのロック装置が設けられるのが特に有利である。
【0021】
ロック解除レバーは、バックレスト枢動軸に対して直角をなして延びる駆動用枢動軸まわりに枢動することができるのが有利である。その結果、比較的簡単な構成が得られる。
【0022】
ロック解除レバーを常に、ロック装置(90)がロックされている場合にロック解除レバーが配置されるホーム位置の方向に付勢する戻しばねが設けられるのが好ましい。
【0023】
本発明の一つの有利な進展によれば阻止要素は、ロック解除レバーと一体に構成された阻止アームとして設計される。
【0024】
本発明のさらに有利な進展によれば阻止要素は、ロック解除レバーとは別個に構成された阻止セグメントとして設計される。
【0025】
阻止セグメント及びロック解除レバーは、同一の駆動用枢動軸まわりに枢動可能に設けられるのが好ましい。
【図面の簡単な説明】
【0026】
以下の文章において、図面に示される有利な典型的実施形態を使用して本発明が詳述される。しかしながら、本発明は当該典型的実施形態に限られるわけではない。
【0027】
図1】設計位置にある第1の典型的実施形態に係る車両シートの模式図を示す。
図2】テーブル位置にある図1に係る車両シートの模式図を示す。
図3】転倒位置にある図1に係る車両シートの模式図を示す。
図4】第1の典型的実施形態に係るインターロックユニットの斜視図を示す。
図5】設計位置にある図4に係るインターロックユニットの側面図を示す。
図6】設計位置にある図4に係るインターロックユニットの正面図を示す。
図7】テーブル位置にある図4に係るインターロックユニットの側面図を示す。
図8】テーブル位置にある図4に係るインターロックユニットの正面図を示す。
図9】転倒位置にある図4に係るインターロックユニットの側面図を示す。
図10】転倒位置にある図4に係るインターロックユニットの正面図を示す。
図11】設計位置にある第2の典型的実施形態に係る車両シートの模式図を示す。
図12】テーブル位置にある図11に係る車両シートの模式図を示す。
図13】落ち込み位置にある図11に係る車両シートの模式図を示す。
図14】第2の典型的実施形態に係るインターロックユニットの斜視図を示す。
図15】設計位置にある図14に係るインターロックユニットの側面図を示す。
図16】設計位置にある図14に係るインターロックユニットの正面図を示す。
図17】テーブル位置にある図14に係るインターロックユニットの側面図を示す。
図18】テーブル位置にある図14に係るインターロックユニットの正面図を示す。
図19】落ち込み位置にある図14に係るインターロックユニットの側面図を示す。
図20】落ち込み位置にある図14に係るインターロックユニットの正面図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0028】
自動車用の車両シート1は座部2及びバックレスト3を有する。車両内における車両シート1の配列及びその通常の進行方向が以下の文章で使用される方向の情報を画定する。ここで、地面に対して直交するように配向される方向を以下の文章では鉛直方向と称し、鉛直方向に対して直交しかつ進行方向に対して直交する方向を以下の文章では横方向と称する。
【0029】
バックレスト3は、横方向に延びるバックレスト枢動軸6まわりに枢動可能に座部2に取り付けられる。バックレスト3はとりわけ、バックレスト板を有する。バックレスト3は、本例ではラッチ継手として構成される2つのバックレスト調整用継手5により、座部2に対して複数の離散的角度位置に設定することができる。このタイプのバックレスト調整用継手は、例えば特許文献2に開示されている。その開示はこの点に関してここに明示的に組み入れられる。
【0030】
本例では高さ調整可能かつ傾斜調整可能に構成されたヘッドレストが、バックレスト3の一端に取り付けられる。当該端は座部から離れる方を向く。
【0031】
図1及び図11に示される車両シート1の設計位置においてバックレスト3は、近似的に鉛直位置にある。バックレスト調整用継手5をロック解除してバックレスト3を水平位置まで枢動させることにより、車両シート1はテーブル位置まで遷移することができる。図2及び図12に示されるテーブル位置においてバックレスト3は、座部2上に載置されて近似的に座部2に平行かつ車両フロアに平行に延びる。
【0032】
図1から図10に示される第1の典型的実施形態によれば、座部2は車両構造物に対して解放可能に接続される。これを目的として座部2は、進行方向の前領域における両側にそれぞれ一つの前足8を有する。前足8はロック装置90を含む。さらに座部2は、進行方向の後ろ領域における両側にそれぞれ一つの後ろ足9を有する。後ろ足9はロック装置90を含む。このタイプのロック装置は、例えば特許文献3に開示されている。その開示はこの点に関してここに明示的に組み入れられる。
【0033】
車両シート1の設計位置及びテーブル位置においてロック装置90は、車両構造物に取り付けられたピンにロックされる。車両シート1をテーブル位置から転倒位置まで遷移させるべく、2つの後ろ足9のロック装置90が同時にロック解除される。その結果、後ろ足9が車両構造物から解放される。
【0034】
図3に示される転倒位置においてバックレスト3は、座部2上に載置されかつ近似的に座部2に平行に延びる。車両シート1は前方に折り畳まれ、かつ、バックレスト3及び座部2が車両フロアに対して傾斜される。ここで車両シート1は、支柱75によって転倒位置に保持される。
【0035】
安全上の理由により、2つの後ろ足9のロック装置90は設計位置においてロック解除されてはならず、むしろテーブル位置においてのみロック解除される必要がある。転倒位置においてはロック装置90がロック解除されている。したがって、ロック装置90は、バックレスト3が座部2上に載置されている場合にのみロック解除される。
【0036】
安全上の理由により、2つのバックレスト調整用継手5も同様に、転倒位置においてロック解除されてはならず、むしろテーブル位置及び設計位置においてのみロック解除される必要がある。したがって、バックレスト調整用継手5は、双方のロック装置90がロックされている場合にのみロック解除される。
【0037】
車両シート1はインターロックユニット50を含む。インターロックユニット50は、以下の文章でさらに詳述されるように、上記ロック解除過程を行うことが、車両シート1の、対応して画定された位置においてのみ可能となることを保証する。
【0038】
バックレスト3に対して運動学的に関連付けられた伝動ロッド60が、バックレスト枢動軸6に平行に延びる。伝動ロッド60は、車両シート1の側部に取り付けられた双方のバックレスト調整用継手5に接続される。伝動ロッド60は、双方のバックレスト調整用継手5を同時にロック解除する機能を果たす。伝動ロッド60は、バックレスト板の進行方向の前側に配列される。
【0039】
バックレスト調整用継手5のロック解除は、伝動ロッド60を、横方向に延びるその中心軸まわりに所定角度だけ回転させることによって行われる。バックレスト調整用継手5がロック解除されると、バックレスト3は座部2に対しバックレスト枢動軸6まわりに枢動することができる。
【0040】
設計位置、テーブル位置及び転倒位置それぞれにおいてバックレスト調整用継手5がロックされる。バックレスト調整用継手5は、バックレスト3の枢動中にのみロック解除される。
【0041】
後ろ足9の双方のロック装置90を同時にロック解除するべくロック解除ユニットが設けられる。当該ロック解除ユニットは、バックレスト板に締結されるので、これも同様にバックレスト3に対して運動学的に関連付けられる。ここでロック解除ユニットは、バックレスト板の進行方向の前側に配列される。
【0042】
ロック解除ユニット10は基板70を含む。基板70は、バックレスト板に対してほぼ平行に配列される。
【0043】
ロック解除レバー30が、駆動用枢動軸44まわりに枢動可能に設けられる。駆動用枢動軸44の配向は、座部2に対するバックレスト3の位置に応じて変わる。しかしながら、駆動用枢動軸44は常に、バックレスト枢動軸6に対して近似的に直角をなすように延びる。戻しばね61が常にロック解除レバー30をホーム位置に向けて付勢する。
【0044】
ロック解除レバー30は、径方向に突出するアームにベルト孔31を有する。駆動要素として機能するベルトストラップがベルト孔31の中に引っかけられる。ベルトストラップはまず、ベルト孔31から偏向ローラ73へと鉛直方向に延びる。ベルトストラップは、偏向ローラ73において進行方向とは反対の方向に偏向されてバックレスト板のベルト開口へと案内される。ベルトストラップ62はベルト開口を通って案内されてバックレスト3から、進行方向とは反対の方向すなわち後ろ方向に突出する。
【0045】
バックレスト3から突出したベルトストラップの当該端を引っ張ることにより、ロック解除レバー 30は、その駆動位置に向かって駆動用枢動軸44まわりに枢動される。制限要素(図示せず)がストッパとして作用し、駆動位置到達後のロック解除レバー30の動きを制限する。
【0046】
制御用ギヤホイール20が、駆動用枢動軸44に平行に延びる制御用枢動軸43まわりに回転可能に設けられる。制御用ギヤホイール20は、その外周の近似的に半分にわたって制御歯システム(図において不可視)を有する。この制御歯システムは、ロック解除レバー30のロック解除歯システム33と噛合する。
【0047】
第1ロック解除要素11が、制御用ギヤホイール20の軸方向隣りに、制御用枢動軸43まわりに回転可能に設けられる。第1ロック解除要素11はとりわけ、第1案内溝が形成された第1外周面55を備えた円筒セグメント状領域を有する。第1ボーデンケーブル(図示せず)が第1案内溝に挿入される。その端において第1ボーデンケーブルは第1ニップルを有する。第1ニップルは、第1ロック解除要素11の第1ボーデンケーブル引っかけ手段13に引っかけられる。
【0048】
第1ボーデンケーブルは第1ロック解除要素11から、座部2に締結された先導要素80まで延びる。第1ボーデンケーブルはさらに、先導要素80の第1先導開口81を通って後ろ足9の一方において2つのロック装置90の一方まで延びる。
【0049】
第2ロック解除要素(図において不可視)も同様に、制御用ギヤホイール20の軸方向隣りに、制御用枢動軸43まわりに回転可能に設けられる。第2ロック解除要素はとりわけ、第2案内溝が形成された第2外周面を備えた円筒セグメント状領域を有する。第2ボーデンケーブル(図示せず)が第2案内溝に挿入される。その端において第2ボーデンケーブルは第2ニップルを有する。第2ニップルは、第2ロック解除要素の第2ボーデンケーブル引っかけ手段に引っかけられる。
【0050】
第2ボーデンケーブルは第2ロック解除要素から、座部2に締結された先導要素80まで延びる。第2ボーデンケーブルはさらに、先導要素80の第2先導開口82を通って後ろ足9の一方において2つのロック装置90の他方まで延びる。
【0051】
ロック解除ユニット10が開始位置に配置されている場合、ロック解除レバー30がホーム位置に配置され、制御用ギヤホイール20がロック位置に配置され、ロック要素11がロック位置に配置され、そして2つのロック装置90がロックされる。ロック解除ユニット10がアクティブ位置に配置されている場合、ロック解除レバー30が駆動位置に配置され、制御用ギヤホイール20がロック解除位置に配置され、ロック解除要素11がロック解除位置に配置され、そして2つのロック装置90がロック解除される。
【0052】
制御用ギヤホイール20と第1ロック解除要素11との間に制御用ばね(図示せず)が設けられる。当該制御用ばねは、制御用ギヤホイール20に対して第1ロック解除要素11をロック解除位置方向に付勢する。制御用ギヤホイール20と第2ロック解除要素との間にも同様に制御用ばねが設けられる。当該制御用ばねは、制御用ギヤホイール20に対して第2ロック解除要素をロック解除位置方向に付勢する。ここで2つの制御用ばねは本例において、トーションばねとして構成されてロック解除要素11及び制御用ギヤホイール20の対応開口に挿入される。ここで、制御用ギヤホイール20は、制御用枢動軸43の軸方向において第1ロック解除要素11と第2ロック解除要素との間に配列される。2つの制御用ばねはそれぞれ、制御用ギヤホイール20と対応ロック解除要素11との間に配置される。
【0053】
ロック解除ユニット10の開始位置において、ベルトストラップの比較的短い方の端がバックレスト3から後ろに向かって突出する。これはユーザに対し、双方のロック装置90がロックされていることを示す。
【0054】
ベルトストラップのバックレスト3から突出する端を引っ張ることにより、ロック解除レバー30は、戻しばね61の力に逆らって駆動位置まで枢動される。ここで、制御用ギヤホイール20はロック解除位置方向に回転される。制御用ギヤホイール20が無負荷行程の通過を完了した後、制御用ギヤホイール20に取り付けられたドライバ24が、第1ロック解除要素11の第1対向ストッパと第2ロック解除要素の第2対向ストッパとに接触する。
【0055】
本例においてドライバ24は、制御用ギヤホイール20の一領域であって制御歯システムに対して直径方向に対向しかつ両側において当該制御用ギヤホイール20から軸方向に突出する一領域に取り付けられる。ロック解除要素11の対向ストッパは、径方向及び軸方向に延びる実質的に滑らかな表面として構成される。
【0056】
ベルトストラップをさらに引っ張ることにより、制御用ギヤホイール20はロック解除要素11を駆動する。その結果、ロック解除要素11はロック解除位置方向に回転される。ここで、引っ張りはボーデンケーブルにおいて行われる。その結果、ロック装置90がロック解除される。この動きは、ロック解除レバー30が制限要素に当接してロック解除ユニットがアクティブ位置に配置されると終了する。ベルトストラップはその後、バックレスト3から比較的遠くなるように突出する。これはユーザに対し、2つのロック装置90の少なくとも一方がロック解除されていることを示す。
【0057】
ユーザがその後ベルトストラップを解放すると、ロック解除レバー30は戻しばね61の力によってホーム位置方向に枢動される。その結果、制御用ギヤホイール20もまたロック位置方向に回転され、ドライバ24がロック解除要素11の対向ストッパから離れるように動く。ロック解除要素11は、制御用ばねからの付勢により、ロック解除位置のままである。
【0058】
ロック解除レバー30の動きは、ロック解除レバー30のストッパ要素34が第1外周面55及び/又は第2外周面に当接すると終了する。本例においてストッパ要素34は、ロック解除レバー30のアームに取り付けられる。ストッパ要素34は、径方向においてベルト孔31よりも駆動用枢動軸44の近くに配列され、かつ、当該アームの双方から軸方向に突出する。
【0059】
ロック解除レバー30はここで開保持位置に配置され、かつ、ロック解除ユニット10は表示位置に配置される。ベルトストラップは、アクティブ位置よりもバックレスト3の中に部分的に引き込まれているが、依然としてバックレスト3から比較的遠くに突出している。これはユーザに対し、2つのロック装置90の少なくとも一方がロック解除されていることを示す。
【0060】
その後、車両シート1の後ろ足9を車両構造物から取り外すことができるので、車両シート1は転倒位置に向かって前方に折り畳むことができる。
【0061】
車両シート1は、後ろ足9が再び車両構造物のピン上に置かれたときに傾動することができる。ここで、2つのロック装置90の一方のみが車両構造物の対応ピンにロックされるが、2つのロック装置90の他方はロックされないか又は時間遅れで車両構造物の関連付けられたピンにのみロックされる。
【0062】
例えば、後ろ足がピン上に置かれた後、第1ロック解除要素11に接続されたロック装置90がロック解除され、かつ、第2ロック解除要素に接続されたロック装置90がロックされる。ロックの最中、第2ロック解除要素に接続されたロック装置90が第2ボーデンケーブルを引っ張る。その結果、第2ロック解除要素がロック位置まで回転される。しかしながら、第1ロック解除要素11はロック解除位置のままである。
【0063】
ここで、ロック解除レバー30のストッパ要素34は、第2外周面と接触しなくなるが、依然として第1外周面55とは当接している。したがってロック解除レバー30は開保持位置のままであり、ベルトストラップは依然としてバックレスト3から比較的遠くに突出している。したがって、これがユーザに対し、2つのロック装置90の少なくとも一方がロック解除されていることを示す。
【0064】
このとき第1ロック解除要素11に接続されたロック装置90もがロックされると、ロック装置90は第1ボーデンケーブルを引っ張る。その結果、第1ロック解除要素11もロック位置まで回転される。ここで、ロック解除レバー30のストッパ要素34も第1外周面55に接触しなくなり、かつ、ロック解除レバー30は戻しばねの力によってホーム位置に戻るように回転される。ここで、制御用ギヤホイール20もまた、ロック位置に戻るように回転される。
【0065】
したがってロック解除ユニットは再び開始位置に配置される。ここで、ベルトストラップはロック解除レバー30によって、ベルトストラップの比較的短い方の端のみが依然として外側から可視となる程度までバックレスト3の中に引っ張られる。これはユーザに対し、双方のロック装置90がロックされていることを示す。
【0066】
ロック解除ユニットの近くにおいて、阻止レバー54が伝動ロッド60に取り付けられかつこれとともに回転するように固定接続される。バックレスト調整用継手5のロック解除中、それに対応して阻止レバー54も枢動される。ロック解除レバー30は、阻止レバー54と相互作用をする阻止アーム36を有する。
【0067】
図5及び図6に示される設計位置において並びに図7及び図8に示されるテーブル位置において、ロック解除レバー30はそれぞれの場合にホーム位置に配置され、阻止アーム36は阻止レバー54の横隣りに配置される。バックレスト調整用継手5のロック解除中、阻止レバー54は枢動して阻止アーム36の横を通過する。したがってバックレスト調整用継手5のロック解除は、車両シート1の設計位置及びテーブル位置において可能となる。ロック装置90のロック解除中、阻止アーム36も同様に阻止レバー54を通過するように枢動する。したがってロック装置90のロック解除は、車両シート1のテーブル位置において可能となる。しかしながら、依然として以下に示されるように、ロック装置90のロック解除は、車両シート1の設計位置においてはできない。
【0068】
図5に係る例示において、阻止レバー54はまた、バックレスト調整用継手5をロック解除するべく枢動した状態にあることが、一点鎖線の輪郭を追加的に使用して示される。
【0069】
バックレスト調整用継手5のロック解除中、すなわちバックレスト調整用継手5がロック解除されている限り、阻止レバー54は阻止アーム36の前に配置される。ロック装置90をロック解除しようとしている間、ロック解除レバー30の阻止アーム36は阻止レバー54に接触する。したがって、バックレスト調整用継手5がロック解除される場合にロック装置90をロック解除することはできない。
【0070】
図9及び図10に示される転倒位置においてロック解除レバー30は、開保持位置に配置される。ここで阻止アーム36は、阻止レバー54のすぐ前に配置される。バックレスト調整用継手5をロック解除しようとしている間、阻止レバー54は阻止アーム36に接触する。したがってバックレスト調整用継手5のロック解除は、車両シート1の転倒位置においてはできない。
【0071】
座部2に締結された先導要素80は、近似的に円筒状に設計される。その円筒軸がバックレスト枢動軸6と整合する。したがって先導要素80は、座部2に対して運動学的に関連付けられる。そのため、設計位置からテーブル位置へのバックレスト3の枢動中、先導要素80はロック解除ユニットに対して回転する。
【0072】
先導要素80は、車両シート1の内部を向くすなわちロック解除ユニットに面する横方向の端側に、直径方向に延びるスロット78を有する。先導要素80は、車両シート1がテーブル位置に配置されたときにスロット78が、ロック解除レバー30に取り付けられた鼻状阻止部38と整合するように配列される。
【0073】
車両シート1が設計位置に配置されている場合、スロット78は、図4及び図6に示されるように、鼻状阻止部38の移動方向に対して斜めに延びる。ロック装置90をロック解除しようとしている間、ロック解除レバー30の鼻状阻止部38は先導要素80の円筒殻に接触する。したがって、車両シート1が設計位置に配置されている場合にロック装置90をロック解除することはできない。
【0074】
車両シート1がテーブル位置に配置されている場合、スロット78は、図8に示されるように、鼻状阻止部38の移動方向と同じ方向に延びる。スロット78はこの図において可視ではない。ロック装置90のロック解除中、鼻状阻止部38はスロット78の中に枢動する。したがってロック装置90のロック解除は、車両シート1のテーブル位置において可能となる。
【0075】
図10に示される転倒位置においてロック解除レバー30は、開保持位置に配置される。ここで、ロック解除レバー30の鼻状阻止部38は、先導要素80のスロット78内に配置されている。転倒位置においては上述のように、バックレスト調整用継手5をロック解除することができない。たとえバックレスト調整用継手5が転倒位置においてロック解除されてしまっても、座部2に対するバックレスト3の枢動はできない。この場合、スロット78の縁領域が鼻状阻止部38に接触して座部2に対するバックレスト3の枢動を防止する。
【0076】
図11から図20に示される第2典型的実施形態によれば、座部2は車両構造物に対して固定接続される。第2典型的実施形態に係る車両シート1は、第1の典型的実施形態の車両シート1とほぼ同一の設計である。以下の文章では、近似的に第1及び第2典型的実施形態間の違いのみを説明する。
【0077】
座部2は、進行方向両側の前領域においてそれぞれ一つの四節リンク7によって車両構造物に関節連結される。さらに、第1の典型的実施形態にも当てはまることだが、座部2は、進行方向両側の後ろ領域にそれぞれ一つの後ろ足9を有する。後ろ足9はロック装置90を含む。
【0078】
バックレスト3を水平位置まで枢動することにより車両シート1も同様に、図11に示される設計位置から図12に示されるテーブル位置まで遷移することができる。車両シート1は、記載のテーブル位置から、図13に示される落ち込み位置まで遷移する。車両シート1の落ち込み位置においてバックレスト3は座部2上に載置され、座部2は四節リンク7により、進行方向前方かつ鉛直方向下方へと枢動される。ここでロック装置90は、車両構造物上の、進行方向のさらに前方に配列される2つの異なるピンにロックされる。
【0079】
車両シート1が落ち込み位置に配置されている場合、すなわちロック装置90がロックされている場合、2つのバックレスト調整用継手5は安全上の理由により、ロック解除されてはならない。
【0080】
したがって、落ち込み位置に遷移することができる第2典型的実施形態に係る車両シート1は追加的に、車両シート1が落ち込み位置に配置されている場合にインターロックユニット50に対応する信号を与える伝動ユニット(図示せず)を有する。伝動ユニットは実質的に、車両シート1が落ち込み位置に配置されている場合に、駆動用枢動軸44まわりに枢動することができる伝動レバーを枢動させる伝動ボーデンケーブルを含む。ここで伝動レバーは、駆動用枢動軸44まわりに枢動可能となるように同様に設けられた追加的阻止セグメント37と相互作用をする。ここで阻止セグメント37は、ロック解除レバー30に対してほぼ同軸に配列される。
【0081】
図15及び図16に示される設計位置から図17及び図18に示されるテーブル位置までの遷移中、先導要素80は、第1の典型的実施形態の場合と同様にバックレスト3に対する回転を経験する。その結果、スロット78は、ロック解除レバー30に取り付けられた鼻状阻止部38と整合する。
【0082】
図15に係る例示において、阻止レバー54はまた、バックレスト調整用継手5をロック解除するべく枢動した状態にあることが、一点鎖線の輪郭を追加的に使用して示される。
【0083】
図17及び図18に示されるテーブル位置から図19及び図20に示される落ち込み位置までの遷移中、ロック装置90がまず第1に、ロック解除レバー30を枢動させることによって開かれる。ここでロック解除レバー30は、阻止セグメント37を駆動しかつ阻止レバー54の前に枢動させる。したがって阻止セグメント37は阻止レバー54の移動を防止し、ひいてはロック装置90の一方が開かれている間におけるバックレスト調整用継手5のロック解除も防止する。ロック装置90の一方が開いている場合、ロック解除レバー30は、開保持位置のままなので阻止セグメント37を阻止レバー54の前に保持する。
【0084】
落ち込み位置に到達すると、ロック装置90は車両構造物の前ピンにロックされ、かつ、ロック解除レバー30は枢動してホーム位置まで戻る。
【0085】
しかしながら落ち込み位置において、阻止セグメント37は、伝動ボーデンケーブルが枢動する伝動レバーにより阻止レバー54の前において当該位置に保持されてそのまま留まる。したがって阻止セグメント37は阻止レバー54の動きを防止するので、車両シート1が落ち込み位置に配置されている場合のバックレスト調整用継手5のロック解除も防止される。
【0086】
図19及び図20に示される落ち込み位置から図17及び図18に示されるテーブル位置まで戻る場合、まず第1に、ロック解除レバー30の枢動によってロック装置90が開かれる。ここでロック解除レバー30は、ロック装置90の一方が開いている限り開保持位置のままである。
【0087】
座部2が後方へ動いている間、伝動ボーデンケーブルは伝動レバーを解放し、その際、当該伝動レバーは、ばね付勢により戻るように枢動する。その結果、伝動レバーはまた阻止セグメント37を解放する。しかしながら阻止セグメント37は依然として、ロック解除レバー30により阻止レバー54の前の位置に保持される。
【0088】
テーブル位置に到達した後、ロック解除レバー30は枢動してその開保持位置まで戻り、ひいては阻止セグメント37を解放する。その際、阻止セグメント37は、ばね付勢により戻るように枢動して阻止レバー54を解放する。
【0089】
上記説明、特許請求の範囲及び図面に開示されている特徴は、本発明をその異なる進展において実現するべく、個々及び組み合わせの双方において重要となり得る。
【符号の説明】
【0090】
1 車両シート
2 座部
3 バックレスト
5 バックレスト調整用継手
6 バックレスト枢動軸
7 四節リンク
8 前足
9 後ろ足
11 第1ロック解除要素
13 第1ボーデンケーブル引っかけ手段
20 制御用ギヤホイール
24 ドライバ
30 ロック解除レバー
31 ベルト孔
33 ロック解除ギヤ歯
34 ストッパ要素
36 阻止アーム
37 阻止セグメント
38 鼻状阻止部
43 制御用枢動軸
44 駆動用枢動軸
50 インターロックユニット
54 阻止レバー
55 第1外周面
60 伝動ロッド
61 戻しばね
70 基板
73 偏向ローラ
75 支柱
78 スロット
80 先導要素
81 第1先導開口
82 第2先導開口
90 ロック装置
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
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図16
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図18
図19
図20