特許第5961767号(P5961767)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5961767シャットダウン閾値電圧を調整するための方法、スタートアップ方法、およびそれらの電子デバイス
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5961767
(24)【登録日】2016年7月1日
(45)【発行日】2016年8月2日
(54)【発明の名称】シャットダウン閾値電圧を調整するための方法、スタートアップ方法、およびそれらの電子デバイス
(51)【国際特許分類】
   G06F 1/30 20060101AFI20160719BHJP
   G06F 9/445 20060101ALI20160719BHJP
   H04M 1/725 20060101ALI20160719BHJP
【FI】
   G06F1/30 K
   G06F9/06 610A
   G06F9/06 640Z
   G06F9/06 650B
   H04M1/725
【請求項の数】27
【全頁数】34
(21)【出願番号】特願2015-543275(P2015-543275)
(86)(22)【出願日】2013年10月25日
(65)【公表番号】特表2016-500892(P2016-500892A)
(43)【公表日】2016年1月14日
(86)【国際出願番号】CN2013085978
(87)【国際公開番号】WO2015058410
(87)【国際公開日】20150430
【審査請求日】2014年12月10日
(73)【特許権者】
【識別番号】512165101
【氏名又は名称】▲華▼▲為▼終端有限公司
【氏名又は名称原語表記】HUAWEI DEVICE CO., LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100091214
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 進介
(72)【発明者】
【氏名】魏 孔▲剛▼
(72)【発明者】
【氏名】▲鄒▼ 杰
(72)【発明者】
【氏名】熊 ▲強▼
【審査官】 田川 泰宏
(56)【参考文献】
【文献】 特開2010−028578(JP,A)
【文献】 中国特許出願公開第102299992(CN,A)
【文献】 特開2013−045373(JP,A)
【文献】 特開2010−009538(JP,A)
【文献】 国際公開第2005/038638(WO,A1)
【文献】 特開2012−155425(JP,A)
【文献】 特開2008−071149(JP,A)
【文献】 特開2010−193345(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 1/30
G06F 9/445
H04M 1/725
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
シャットダウン閾値電圧を調整するための方法であって、
電子デバイスのバッテリーの現在の電圧を取得する取得ステップと、
前記現在の電圧が、前記電子デバイスの最低シャットダウン閾値以上であり、且つ、前記電子デバイスの通常のシャットダウン閾値以下であるとき、少なくとも1つのアプリケーション・プログラムの少なくとも1つのアプリケーション情報を取得する取得ステップであり、前記アプリケーション情報に対応する前記アプリケーション・プログラムのアプリケーション・シャットダウン閾値は、前記最低シャットダウン閾値より大きく、且つ、前記現在の電圧以下である、取得ステップと、
前記少なくとも1つのアプリケーション情報に基づいて、前記現在の電圧に対応する、前記電子デバイスの現在のシャットダウン閾値を、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムに対応する前記少なくとも1つのアプリケーション・シャットダウン閾値の最大アプリケーション・シャットダウン閾値に設定する設定ステップと、を備える方法。
【請求項2】
請求項1に記載の方法であって、前記の、少なくとも1つのアプリケーション・プログラムの少なくとも1つのアプリケーション情報を取得する取得ステップは特に、
すべての利用可能なアプリケーション・プログラムのアプリケーション・シャットダウン閾値が前記通常のシャットダウン閾値以下である、前記電子デバイス内のすべての前記利用可能なアプリケーション・プログラムを表示する表示ステップと、
ユーザが、すべての前記利用可能なアプリケーション・プログラムから、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムを構成するか否かを決定する決定ステップと、もし前記ユーザが、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムを、すべての前記利用可能なアプリケーション・プログラムから構成するならば、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムの前記少なくとも1つのアプリケーション情報を取得する取得ステップと、を含む、
方法。
【請求項3】
請求項1に記載の方法であって、前記現在の電圧に対応する、前記電子デバイスの現在のシャットダウン閾値を、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムに対応する少なくとも1つのアプリケーション・シャットダウン閾値の最大アプリケーション・シャットダウン閾値に設定する設定ステップの間に、または設定ステップの前に、当該方法はさらに、
プリケーション・シャットダウン閾値が前記通常のシャットダウン閾値より大きいすべての利用可能でないアプリケーション・プログラムを閉じ、無効化するステップ、を備える、
方法。
【請求項4】
請求項1に記載の方法であって、前記アプリケーション・シャットダウン閾値は特に、
前記最低シャットダウン閾値、前記バッテリーの内部抵抗、および前記アプリケーション・プログラムに対応するピーク電流、に従って取得される電圧値である、
方法。
【請求項5】
請求項1乃至4のいずれか1項に記載の方法であって、前記現在の電圧に対応する、前記電子デバイスの現在のシャットダウン閾値を、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムに対応する少なくとも1つのアプリケーション・シャットダウン閾値の最大アプリケーション・シャットダウン閾値に設定する設定ステップの後、当該方法はさらに、
前記現在の電圧によってトリガーを掛けられたシャットダウン・イベントをシールドし、前記電子デバイスの前記現在のシャットダウン閾値が調整されているか否かを示すために使用されるグローバル変数を、既調整識別子に設定するステップ、を備える、
方法。
【請求項6】
請求項5に記載の方法であって、前記現在の電圧に対応する、前記電子デバイスの現在のシャットダウン閾値を、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムに対応する少なくとも1つのアプリケーション・シャットダウン閾値の最大アプリケーション・シャットダウン閾値に設定する設定ステップの後、当該方法はさらに、
前記バッテリーのその後の電圧を取得する取得ステップと、
前記その後の電圧が、閾値電圧より大きいか否かを決定する決定ステップであり、前記閾値電圧は、前記通常のシャットダウン閾値より大きい、決定ステップと、
前記その後の電圧が前記閾値電圧より大きいとき、前記電子デバイスの前記現在のシャットダウン閾値を前記通常のシャットダウン閾値に設定する設定ステップと、を備える、
方法。
【請求項7】
請求項6に記載の方法であって、前記電子デバイスの前記現在のシャットダウン閾値を前記通常のシャットダウン閾値に設定する設定ステップの後、当該方法はさらに、
前記電子デバイスの実行モードを、すべてのアプリケーション・プログラムが実行可能なフル機能モードに調整し、前記グローバル変数を未調整識別子に設定するステップ、を備える、
方法。
【請求項8】
スタートアップ方法であって、
ユーザのスタートアップ操作に応答して、電子デバイスのバッテリーの現在の電圧を検出し、取得するステップと、
前記現在の電圧が、前記電子デバイスの最小スタートアップ閾値より大きいか否かを決定する決定ステップと、
前記現在の電圧が、前記最小スタートアップ閾値より大きいとき、前記現在の電圧が、前記電子デバイスの通常のスタートアップ閾値より大きいか否かを決定する決定ステップと、
前記現在の電圧が、前記通常のスタートアップ閾値より大きくないとき、前記電子デバイスの最小システムおよび表示モジュールの初期化が完了するように、低電圧スタートアップ処理を開始するように前記電子デバイスを制御する制御ステップと、を備え
前記電子デバイスの最小システムおよび表示モジュールの初期化が完了するように、低電圧スタートアップ処理を開始するように前記電子デバイスを制御する前記制御ステップの後、
すべての利用可能なアプリケーション・プログラムのアプリケーション・シャットダウン閾値が前記現在の電圧以下である、前記電子デバイス内のすべての前記利用可能なアプリケーション・プログラムを取得し、表示するステップと、
すべての前記利用可能なアプリケーション・プログラムから、前記ユーザによって構成された、少なくとも1つのアプリケーション・プログラムを取得し、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムを実行可能な状態に設定するステップと、をさらに備える、
方法。
【請求項9】
請求項に記載の方法であって、前記の、すべての前記利用可能なアプリケーション・プログラムから、前記ユーザによって構成された、少なくとも1つのアプリケーション・プログラムを取得し、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムを実行可能な状態に設定するステップの間、または、後、
前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムに対応する少なくとも1つのアプリケーション・シャットダウン閾値を取得する取得ステップと、
前記電子デバイスの現在のシャットダウン閾値を、前記少なくとも1つのアプリケーション・シャットダウン閾値の最大アプリケーション・シャットダウン閾値に設定する設定ステップと、をさらに備える、
方法。
【請求項10】
電子デバイスであって、
前記電子デバイスのバッテリーの現在の電圧を取得するように構成された第1取得ユニットと、
前記現在の電圧が、前記電子デバイスの最低シャットダウン閾値以上であり、且つ、前記電子デバイスの通常のシャットダウン閾値以下であるとき、少なくとも1つのアプリケーション・プログラムの少なくとも1つのアプリケーション情報を取得するように構成された第2取得ユニットであり、前記アプリケーション情報に対応する前記アプリケーション・プログラムのアプリケーション・シャットダウン閾値は、前記最低シャットダウン閾値より大きく、前記現在の電圧以下である、第2取得ユニットと、
前記少なくとも1つのアプリケーション情報に従って、前記現在の電圧に対応する、前記電子デバイスの現在のシャットダウン閾値を、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムに対応する前記少なくとも1つのアプリケーション・シャットダウン閾値の最大アプリケーション・シャットダウン閾値に設定するように構成された設定ユニットと、を備える、
電子デバイス。
【請求項11】
請求項10に記載された電子デバイスであって、前記第2取得ユニットは特に、
すべての利用可能なアプリケーション・プログラムのアプリケーション・シャットダウン閾値が前記通常のシャットダウン閾値以下である、前記電子デバイス内のすべての前記利用可能なアプリケーション・プログラムを表示し、
ユーザが、すべての前記利用可能なアプリケーション・プログラムから、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムを構成するか否かを決定し、もし前記ユーザが、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムを、すべての前記利用可能なアプリケーション・プログラムから構成するならば、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムの前記少なくとも1つのアプリケーション情報を取得するように構成されている、
電子デバイス。
【請求項12】
請求項10に記載の電子デバイスであって、
前記現在の電圧に対応する、前記電子デバイスの前記現在のシャットダウン閾値を、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムに対応する前記少なくとも1つのアプリケーション・シャットダウン閾値の前記最大アプリケーション・シャットダウン閾値に設定するとき、または、設定する前に、アプリケーション・シャットダウン閾値が前記通常のシャットダウン閾値より大きい、すべての利用可能でないアプリケーション・プログラムを閉じ、無効化する、ように構成された閉ユニット、をさらに備える、
電子デバイス。
【請求項13】
請求項10に記載の電子デバイスであって、
前記アプリケーション・シャットダウン閾値が特に、前記最低シャットダウン閾値、前記バッテリーの内部抵抗、および前記アプリケーション・プログラムに対応するピーク電流、に従って取得される電圧値である、
電子デバイス。
【請求項14】
請求項10乃至13のいずれか1項に記載の電子デバイスであって、
前記現在の電圧に対応する、前記電子デバイスの前記現在のシャットダウン閾値が、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムに対応する前記少なくとも1つのアプリケーション・シャットダウン閾値の前記最大アプリケーション・シャットダウン閾値に設定された後、前記現在の電圧によってトリガーを掛けられたシャットダウン・イベントをシールドし、前記電子デバイスの前記現在のシャットダウン閾値が調整されているか否かを示すために使用されるグローバル変数を、既調整識別子に設定する、ように構成されたシールド・ユニット、をさらに備える、
電子デバイス。
【請求項15】
請求項14に記載の電子デバイスであって、
前記現在の電圧に対応する、前記電子デバイスの前記現在のシャットダウン閾値が、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムに対応する前記少なくとも1つのアプリケーション・シャットダウン閾値の前記最大アプリケーション・シャットダウン閾値に設定された後、前記バッテリーのその後の電圧を取得するように構成された第3取得ユニットと、
前記その後の電圧が、閾値電圧より大きいか否かを決定するように構成された決定ユニットであり、前記閾値電圧は、前記通常のシャットダウン閾値より大きい、決定ユニットと、をさらに備え、
前記その後の電圧が前記閾値電圧より大きいとき、前記設定ユニットは、前記電子デバイスの前記現在のシャットダウン閾値を、前記通常のシャットダウン閾値に設定する、
電子デバイス。
【請求項16】
請求項15に記載の電子デバイスであって、
前記電子デバイスの前記現在のシャットダウン閾値が前記通常のシャットダウン閾値に設定された後、前記電子デバイスの実行モードを、すべてのアプリケーション・プログラムが実行可能なフル機能モードに調整し、前記グローバル変数を未調整識別子に設定する、ように構成された調整ユニット、をさらに備える、
電子デバイス。
【請求項17】
電子デバイスであって、
ユーザのスタートアップ操作に応答して、前記電子デバイスのバッテリーの現在の電圧を検出し取得するように構成された検出ユニットと、
前記現在の電圧が、前記電子デバイスの最小スタートアップ閾値より大きいか否かを決定するように構成された第1決定ユニットと、
前記現在の電圧が前記最小スタートアップ閾値より大きいとき、前記現在の電圧が、前記電子デバイスの通常のスタートアップ閾値より大きいか否かを決定する、ように構成された第2決定ユニットと、
前記現在の電圧が前記通常のスタートアップ閾値より大きくないとき、前記電子デバイスの最小システムおよび表示モジュールの初期化が完了するように、低電圧スタートアップ処理を開始するように前記電子デバイスを制御する、ように構成された開始ユニットと、
を備え
前記電子デバイスの前記最小システムおよび前記表示モジュールの初期化が完了するように、前記低電圧スタートアップ処理を開始するように前記電子デバイスが制御された後、すべての利用可能なアプリケーション・プログラムのアプリケーション・シャットダウン閾値が前記現在の電圧以下である、前記電子デバイス内のすべての前記利用可能なアプリケーション・プログラムを取得し表示する、ように構成された第1取得ユニットと、
すべての前記利用可能なアプリケーション・プログラムから、前記ユーザによって構成された、少なくとも1つのアプリケーション・プログラムを取得し、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムを実行可能な状態に設定する、ように構成された実行ユニットと、をさらに備える、
電子デバイス。
【請求項18】
請求項17に記載の電子デバイスであって、
すべての前記利用可能なアプリケーション・プログラムから、前記ユーザによって構成された、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムが取得され、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムが前記実行可能な状態に設定されるとき、または、設定された後、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムに対応する少なくとも1つのアプリケーション・シャットダウン閾値を取得する、ように構成された第2取得ユニットと、
前記電子デバイスの現在のシャットダウン閾値を、前記少なくとも1つのアプリケーション・シャットダウン閾値の最大アプリケーション・シャットダウン閾値に設定する、ように構成された設定ユニットと、をさらに備える、
電子デバイス。
【請求項19】
電子デバイスであって、
アプリケーション・プログラムのアプリケーション情報を前記電子デバイス内に格納するように構成されたメモリと、
前記電子デバイスのバッテリーの現在の電圧を取得し、前記現在の電圧が、前記電子デバイスの最低シャットダウン閾値以上であり、且つ、前記電子デバイスの通常のシャットダウン閾値以下であるとき、少なくとも1つのアプリケーション・プログラムの少なくとも1つのアプリケーション情報を取得し、ここで、前記アプリケーション情報に対応する前記アプリケーション・プログラムのアプリケーション・シャットダウン閾値は、前記最低シャットダウン閾値より大きく、前記現在の電圧以下であり、前記少なくとも1つのアプリケーション情報に従って、前記現在の電圧に対応する、前記電子デバイスの現在のシャットダウン閾値を、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムに対応する少なくとも1つのアプリケーション・シャットダウン閾値の最大アプリケーション・シャットダウン閾値に設定する、ように構成されたプロセッサと、を備える、
電子デバイス。
【請求項20】
請求項19に記載の電子デバイスであって、
すべての利用可能なアプリケーション・プログラムのアプリケーション・シャットダウン閾値が前記通常のシャットダウン閾値以下である、前記電子デバイス内のすべての前記利用可能なアプリケーション・プログラムを表示するように構成されたディスプレイ、をさらに備え、
前記プロセッサが前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムの前記少なくとも1つのアプリケーション情報を取得するように構成されていることは特に、ユーザが、すべての前記利用可能なアプリケーション・プログラムから、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムを構成するか否かを決定し、もし前記ユーザが、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムを、すべての前記利用可能なアプリケーション・プログラムから構成するならば、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムの前記少なくとも1つのアプリケーション情報を取得することである
電子デバイス。
【請求項21】
請求項19に記載の電子デバイスであって、前記プロセッサがさらに、
前記現在の電圧に対応する、前記電子デバイスの前記現在のシャットダウン閾値を、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムに対応する前記少なくとも1つのアプリケーション・シャットダウン閾値の前記最大アプリケーション・シャットダウン閾値に設定するときに、または、設定する前に、アプリケーション・シャットダウン閾値が前記通常のシャットダウン閾値より大きいすべての利用可能でないアプリケーション・プログラムを閉じ、無効化するように構成された、
電子デバイス。
【請求項22】
請求項19に記載の電子デバイスであって、前記アプリケーション・シャットダウン閾値が特に、前記最低シャットダウン閾値、前記バッテリーの内部抵抗、および前記アプリケーション・プログラムに対応するピーク電流、に対応する電圧値である、
電子デバイス。
【請求項23】
請求項19乃至22のいずれか1項に記載の電子デバイスであって、前記プロセッサがさらに、
前記現在の電圧に対応する、前記電子デバイスの前記現在のシャットダウン閾値を、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムに対応する前記少なくとも1つのアプリケーション・シャットダウン閾値の前記最大アプリケーション・シャットダウン閾値に設定した後、前記現在の電圧によってトリガーを掛けられたシャットダウン・イベントをシールドし、前記電子デバイスの前記現在のシャットダウン閾値が調整されているか否かを示すために使用されるグローバル変数を、既調整識別子に設定する、ように構成された、
電子デバイス。
【請求項24】
請求項23に記載の電子デバイスであって、前記プロセッサがさらに、
前記現在の電圧に対応する、前記電子デバイスの前記現在のシャットダウン閾値を、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムに対応する前記少なくとも1つのアプリケーション・シャットダウン閾値の前記最大アプリケーション・シャットダウン閾値に設定した後、前記バッテリーのその後の電圧を取得し、前記その後の電圧が、閾値電圧より大きいか否かを決定するように構成され、前記閾値電圧は、前記通常のシャットダウン閾値より大きく、前記その後の電圧が前記閾値電圧より大きいとき、設定ユニットが、前記電子デバイスの前記現在のシャットダウン閾値を前記通常のシャットダウン閾値に設定する、
電子デバイス。
【請求項25】
請求項24に記載の電子デバイスであって、前記プロセッサはさらに、
前記電子デバイスの前記現在のシャットダウン閾値が前記通常のシャットダウン閾値に設定された後、前記電子デバイスの実行モードを、すべてのアプリケーション・プログラムが実行可能なフル機能モードに調整し、前記グローバル変数を、未調整識別子に設定する、ように構成された、
電子デバイス。
【請求項26】
電子デバイスであって、
前記電子デバイスの最小スタートアップ閾値および通常のスタートアップ閾値を格納するように構成されたメモリと、
ユーザのスタートアップ操作に応答して、前記電子デバイスのバッテリーの現在の電圧を検出し、取得し、前記現在の電圧が、前記電子デバイスの前記最小スタートアップ閾値より大きいか否かを決定し、前記現在の電圧が前記最小スタートアップ閾値より大きいとき、前記現在の電圧が、前記電子デバイスの前記通常のスタートアップ閾値より大きいか否かを決定し、前記現在の電圧が、前記通常のスタートアップ閾値より大きくないとき、前記電子デバイスの最小システムおよび表示モジュールの初期化が完了するように、低電圧スタートアップ処理を開始するように前記電子デバイスを制御する、ように構成されたプロセッサと、を備え
前記プロセッサはさらに、
前記電子デバイスの前記最小システムおよび前記表示モジュールの初期化が完了するように、前記低電圧スタートアップ処理を開始するように前記電子デバイスを制御した後、すべての利用可能なアプリケーション・プログラムのアプリケーション・シャットダウン閾値が前記現在の電圧以下である、前記電子デバイス内のすべての前記利用可能なアプリケーション・プログラムを取得し、表示し、すべての前記利用可能なアプリケーション・プログラムから、前記ユーザによって構成された、少なくとも1つのアプリケーション・プログラムを取得し、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムを実行可能な状態に設定する、ように構成された、
電子デバイス。
【請求項27】
請求項26に記載の電子デバイスであって、前記プロセッサはさらに、
すべての前記利用可能なアプリケーション・プログラムから、前記ユーザによって構成された、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムを取得し、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムを前記実行可能な状態に設定するとき、または、設定した後、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムに対応する少なくとも1つのアプリケーション・シャットダウン閾値を取得し、前記電子デバイスの現在のシャットダウン閾値を、前記少なくとも1つのアプリケーション・シャットダウン閾値の最大アプリケーション・シャットダウン閾値に設定する、ように構成された、
電子デバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本特許出願は、電子技術の分野に関し、特に、シャットダウン閾値電圧を調整するための方法、スタートアップ方法、およびそれらの電子デバイスに関する。
【背景技術】
【0002】
電子デバイスのチップ・プラットフォームの機能は、科学技術の継続的な進歩と共に、コンスタントに強化されている。シングル・コアCPUからマルチ・コアCPUへの進歩のおかげで、コンピューティング機能はコンスタントに強化され、より多くのアプリケーション・プログラムが同時に実行される。加えて、電子デバイスの画面サイズと解像度も向上している。従って、電子デバイスのピーク電力消費は著しく増加している。
【0003】
従来技術において、電子デバイスが実行されるとき、電子デバイスのプラットフォーム実行の電力消費とアプリケーション・プログラムの電力消費は、電子デバイスの電力消費の2つの主な源である。一般的な場合、電子デバイスのプラットフォームの実行は、最低シャットダウン閾値よりも高い電圧で通常実行される。ひとたび電子デバイスのバッテリーによって提供される電圧が最低シャットダウン閾値よりも低くなると、実行中のプラットフォームは異常終了し、電子デバイスの自動シャットダウンにトリガーが掛かる。電子デバイスの実行中のプラットフォームの異常終了は、実行中のデータの損失、実行中のプラットフォームの安定性の混乱、等、電子デバイスに対して大きな害を与える。従って、重い負荷を伴う電子デバイスのバッテリーの電圧が、実行中のプラットフォームの最小最低シャットダウン閾値未満に落ちないことを確実にするために、シャットダウン電圧、すなわち、通常のシャットダウン閾値は、高い電圧に設定される。
【0004】
しかし、設定された電子デバイスの高いシャットダウン電圧のせいで、過度の電気量が効率的に使用されることができず、バッテリー電力の低利用という結果となる。従来技術における電子デバイスには、バッテリー電力の低利用という技術的課題があることがわかる。
【発明の概要】
【0005】
本発明の実施形態は、シャットダウン閾値電圧を調整するための方法、スタートアップ方法、およびそれらの電子デバイスを提供する。これらは、従来技術における電子デバイスが直面するバッテリー電力の低利用という技術的課題を解決するために使用される。
【0006】
第1の態様によれば、本発明は、シャットダウン閾値電圧を調整するための方法を提供し、当該方法は、
電子デバイスのバッテリーの現在の電圧を取得する取得ステップと、
前記現在の電圧が、前記電子デバイスの最低シャットダウン閾値以上、且つ、前記電子デバイスの通常のシャットダウン閾値以下であるときに、少なくとも1つのアプリケーション・プログラムの少なくとも1片のアプリケーション情報を取得する取得ステップであり、前記少なくとも1片のアプリケーション・情報の各片のアプリケーション情報に対応するアプリケーション・プログラムのアプリケーション・シャットダウン閾値は、前記最低シャットダウン閾値よりも高く、前記現在の電圧以下である、取得ステップと、
前記少なくとも1片のアプリケーション情報に基づいて、前記現在の電圧に対応する、前記電子デバイスの現在のシャットダウン閾値を、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムに対応する少なくとも1つのアプリケーション・シャットダウン閾値の最大アプリケーション・シャットダウン閾値に設定する設定ステップと、を備える。
【0007】
前記第1の態様を参照して、第1の可能な実装方法において、前記の少なくとも1つのアプリケーション・プログラムの少なくとも1片のアプリケーション情報を取得する取得ステップは、具体的に、
前記電子デバイスにおける、そのアプリケーション・シャットダウン閾値が前記通常のシャットダウン閾値以下であるすべての利用可能なアプリケーション・プログラムを表示する表示ステップと、
すべての前記利用可能なアプリケーション・プログラムから、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムをユーザが構成するか否かを決定する決定ステップであり、もし前記ユーザが前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムを、すべての前記利用可能なアプリケーション・プログラムから、構成するならば、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムの前記少なくとも1片のアプリケーション情報を取得する、決定ステップと、を含む。
【0008】
前記第1の態様を参照して、第2の可能な実装方法において、前記の、前記現在の電圧に対応する、前記電子デバイスの現在のシャットダウン閾値を、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムに対応する少なくとも1つのアプリケーション・シャットダウン閾値の最大アプリケーション・シャットダウン閾値に設定する設定ステップの間または前に、当該方法は、
そのアプリケーション・シャットダウン閾値が前記通常のシャットダウン閾値より大きいすべての利用可能でないアプリケーション・プログラムを閉じて無効化するステップ、をさらに含む。
【0009】
前記第1の態様を参照して、第3の可能な実装方法において、前記アプリケーション・シャットダウン閾値は、具体的に、
前記最低のシャットダウン閾値、前記バッテリーの内部抵抗、および前記アプリケーション・プログラムに対応するピーク電流に従って取得される電圧値である。
【0010】
前記第1から第3の可能な実装方法を参照して、第4の可能な実装方法において、前記の、前記現在の電圧に対応する、前記電子デバイスの現在のシャットダウン閾値を、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムに対応する少なくとも1つのアプリケーション・シャットダウン閾値の最大アプリケーション・シャットダウン閾値に設定する設定ステップの後、当該方法は、
前記現在の電圧によってトリガーを掛けられたシャットダウン・イベントをシールド(shield)し、前記電子デバイスの前記現在のシャットダウン閾値が調整されていることを示すために使用されるグローバル変数を、既調整識別子に設定するステップ、をさらに含む。
【0011】
前記第4の可能な実装方法を参照して、第5の可能な実装方法において、前記の、前記現在の電圧に対応する、前記電子デバイスの現在のシャットダウン閾値を、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムに対応する少なくとも1つのアプリケーション・シャットダウン閾値の最大アプリケーション・シャットダウン閾値に設定する設定ステップの後、当該方法は、
前記バッテリーのその後の電圧を取得する取得ステップと、
前記その後の電圧が閾値電圧より大きいか否かを決定する決定ステップであり、前記閾値電圧は前記通常のシャットダウン閾値より大きい、決定ステップと、
前記その後の電圧が前記閾値電圧より大きいとき、前記電子デバイスの前記現在のシャットダウン閾値を前記通常のシャットダウン閾値に設定する設定ステップと、をさらに含む。
【0012】
前記第5の可能な実装方法を参照して、第6の可能な実装方法において、前記の、前記電子デバイスの前記現在のシャットダウン閾値を前記通常のシャットダウン閾値に設定する設定ステップの後、当該方法は、
前記電子デバイスの動作モードを、すべてのアプリケーション・プログラムが実行可能なフル機能モードに調整し、前記グローバル変数を、未調整識別子に設定するステップ、をさらに含む。
【0013】
第2の態様によれば、本発明は、スタートアップ方法を提供し、当該方法は、
ユーザのスタートアップ操作に応答し、電子デバイスのバッテリーの現在の電圧を検出および取得するステップと、
前記現在の電圧が、前記電子デバイスの最小スタートアップ閾値より大きいか否かを決定する決定ステップと、
前記現在の電圧が、前記最小スタートアップ閾値より大きいとき、前記現在の電圧が、前記電子デバイスの通常のスタートアップ閾値より大きいか否かを決定する決定ステップと、
前記現在の電圧が、前記通常のスタートアップ閾値より大きくないとき、前記電子デバイスの最小システムおよび表示モジュールの初期化を完了するように、低電圧スタートアップ処理を開始するように前記電子デバイスを制御する制御ステップと、を含む。
【0014】
前記第2の態様を参照して、第1の可能な実装方法において、前記の、前記電子デバイスの最小システムおよび表示モジュールの初期化を完了するように、低電圧スタートアップ処理を開始するように前記電子デバイスを制御する制御ステップの後、当該方法は、
前記電子デバイスにおける、そのアプリケーション・シャットダウン閾値が前記現在の電圧以下であるすべての利用可能なアプリケーション・プログラムを取得し表示するステップと、
すべての前記利用可能なアプリケーション・プログラムから、前記ユーザによって構成された、少なくとも1つのアプリケーション・プログラムを取得し、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムを、実行可能な状態に設定するステップと、をさらに含む。
【0015】
前記第2の態様の前記第1の可能な実装方法を参照して、第2の可能な実装方法において、前記の、すべての前記利用可能なアプリケーション・プログラムから、前記ユーザによって構成された、少なくとも1つのアプリケーション・プログラムを取得し、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムを、実行可能な状態に設定するステップの間または後、当該方法は、
前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムに対応する少なくとも1つのアプリケーション・シャットダウン閾値を取得する取得ステップと、
前記電子デバイスの現在のシャットダウン閾値を、前記少なくとも1つのアプリケーション・シャットダウン閾値の最大アプリケーション・シャットダウン閾値に設定する設定ステップと、をさらに含む。
【0016】
第3の態様によれば、本発明は、電子デバイスを提供し、当該電子デバイスは、
前記電子デバイスのバッテリーの現在の電圧を取得するように構成された第1取得ユニットと、
前記現在の電圧が、前記電子デバイスの最小シャットダウン閾値以上であり、前記電子デバイスの通常のシャットダウン閾値以下であるとき、少なくとも1つのアプリケーション・プログラムの少なくとも1片のアプリケーション情報を取得するように構成された第2取得ユニットであり、前記少なくとも1片のアプリケーション情報の各片のアプリケーション情報に対応するアプリケーション・プログラムのアプリケーション・シャットダウン閾値は、前記最小シャットダウン閾値より大きく、前記現在の電圧以下である、第2取得ユニットと、
前記少なくとも1片のアプリケーション情報に従って、前記現在の電圧に対応する、前記電子デバイスの現在のシャットダウン閾値を、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムに対応する少なくとも1つのアプリケーション・シャットダウン閾値の最大アプリケーション・シャットダウン閾値に設定するように構成された設定ユニットと、を含む。
【0017】
前記第3の態様を参照して、第1の可能な実装方法において、前記第2取得ユニットは、前記電子デバイスにおける、そのアプリケーション・シャットダウン閾値が前記通常のシャットダウン閾値以下であるすべての利用可能なアプリケーション・プログラムを表示し、
すべての前記利用可能なアプリケーション・プログラムから、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムをユーザが構成するか否かを決定し、もし、前記ユーザが、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムを、すべての前記利用可能なアプリケーション・プログラムから構成するならば、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムの前記少なくとも1片のアプリケーション情報を取得する、ように特に構成される。
【0018】
前記第3の態様の前記第1の可能な実装方法を参照して、第2の可能な実装方法において、前記電子デバイスは、
前記現在の電圧に対応する、前記電子デバイスの前記現在のシャットダウン閾値が、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムに対応する前記少なくとも1つのアプリケーション・シャットダウン閾値の最大のアプリケーション・シャットダウン閾値に設定されるとき、または設定される前に、そのアプリケーション・シャットダウン閾値が前記通常のシャットダウン閾値より大きいすべての利用可能でないアプリケーション・プログラムを閉じて無効化するように構成された閉ユニット、をさらに含む。
【0019】
前記第3の態様の前記第1の可能な実装方法を参照して、第3の可能な実装方法において、前記アプリケーション・シャットダウン閾値は特に、前記最低のシャットダウン閾値、前記バッテリーの内部抵抗、および前記アプリケーション・プログラムに対応するピーク電流に従って取得される電圧値である。
【0020】
前記第3の態様の前記第1乃至第3の可能な実装方法を参照して、第4の可能な実装方法において、前記電子デバイスは、
前記現在の電圧に対応する、前記電子デバイスの前記現在のシャットダウン閾値が、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムに対応する前記少なくとも1つのアプリケーション・シャットダウン閾値の前記最大アプリケーション・シャットダウン閾値に設定された後、前記現在の電圧によってトリガーを掛けられたシャットダウン・イベントをシールドし、前記電子デバイスの前記現在のシャットダウン閾値が調整されているか否かを示すために使用されるグローバル変数を、既調整識別子に設定するように構成されたシールド・ユニット、をさらに含む。
【0021】
前記第3の態様の前記第4の可能な実装方法を参照して、第5の可能な実装方法において、前記電子デバイスは、
前記現在の電圧に対応する、前記電子デバイスの前記現在のシャットダウン閾値が、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムに対応する前記少なくとも1つのアプリケーション・シャットダウン閾値の前記最大アプリケーション・シャットダウン閾値に設定された後、前記バッテリーのその後の電圧を取得するように構成された第3取得ユニットと、
前記その後の電圧が閾値電圧より大きいか否かを決定するように構成された決定ユニットであり、前記閾値電圧は、前記通常のシャットダウン閾値より大きい、決定ユニットと、をさらに含み、
前記その後の電圧が前記閾値電圧より大きいとき、前記設定ユニットは、前記電子デバイスの前記現在のシャットダウン閾値を前記通常のシャットダウン閾値に設定する。
【0022】
前記第3の態様の前記第5の可能な実装方法を参照して、第6の可能な実装方法において、前記電子デバイスは、
前記電子デバイスの前記現在のシャットダウン閾値が前記通常のシャットダウン閾値に設定された後、前記電子デバイスの実行モードを、すべてのアプリケーション・プログラムが実行可能なフル機能モードに調整し、前記グローバル変数を、未調整識別子に設定するように構成された調整ユニット、をさらに含む。
【0023】
第4の態様によれば、本発明は、電子デバイスを提供し、当該電子デバイスは、
ユーザのスタートアップ操作に応答し、前記電子デバイスのバッテリーの現在の電圧を検出し取得するように構成された検出ユニットと、
前記現在の電圧が、前記電子デバイスの最小スタートアップ閾値より大きいか否かを決定するように構成された第1決定ユニットと、
前記現在の電圧が、前記最小スタートアップ閾値より大きいとき、前記現在の電圧が、前記電子デバイスの通常のスタートアップ閾値より大きいか否かを決定するように構成された第2決定ユニットと、
前記現在の電圧が、前記通常のスタートアップ閾値より大きくないとき、前記電子デバイスの最小システムおよび表示モジュールの初期化を完了するように、低電圧スタートアップ処理を開始するように前記電子デバイスを制御するように構成された開始ユニットと、を含む。
【0024】
前記第4の態様を参照して、第1の可能な実装方法において、前記電子デバイスは、
前記電子デバイスの前記最小システムおよび前記表示モジュールの初期化を完了するように、前記低電圧スタートアップ処理を開始するように前記電子デバイスが制御された後、前記電子デバイスにおける、そのアプリケーション・シャットダウン閾値が前記現在の電圧以下であるすべての利用可能なアプリケーション・プログラムを取得し表示するように構成された第1取得ユニットと、
すべての前記利用可能なアプリケーション・プログラムから、前記ユーザによって構成された、少なくとも1つのアプリケーション・プログラムを取得し、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムを実行可能な状態に設定するように構成された実行ユニットと、をさらに含む。
【0025】
前記第4の態様の前記第1の可能な実装方法を参照して、第2の可能な実装方法において、前記電子デバイスは、
すべての前記利用可能なアプリケーション・プログラムから、前記ユーザによって構成された、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムが取得されるとき、または取得された後、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムに対応する少なくとも1つのアプリケーション・シャットダウン閾値を取得するように構成された第2取得ユニットと、
前記電子デバイスの現在のシャットダウン閾値を、前記少なくとも1つのアプリケーション・シャットダウン閾値の最大アプリケーション・シャットダウン閾値に設定するように構成された設定ユニットと、をさらに含む。
【0026】
第5の態様によれば、本発明は、電子デバイスを提供し、当該電子デバイスは、
アプリケーション・プログラムのアプリケーション情報を前記電子デバイス内に格納するように構成されたメモリと、
前記電子デバイスのバッテリーの現在の電圧を取得し、前記現在の電圧が、前記電子デバイスの最低シャットダウン閾値以上、且つ、前記電子デバイスの通常のシャットダウン閾値以下であるとき、少なくとも1つのアプリケーション・プログラムの少なくとも1片のアプリケーション情報を取得し、前記少なくとも1片のアプリケーション情報の各片のアプリケーション情報に対応するアプリケーション・プログラムのアプリケーション・シャットダウン閾値は、前記最低シャットダウン閾値より大きく、前記現在の電圧以下であり、前記少なくとも1片のアプリケーション情報に従って、前記現在の電圧に対応する、前記電子デバイスの現在のシャットダウン閾値を、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムに対応する少なくとも1つのアプリケーション・シャットダウン閾値の最大アプリケーション・シャットダウン閾値に設定するように構成されたプロセッサと、を含む。
【0027】
前記第5の態様を参照して、第1の可能な実装方法において、当該電子デバイスは、
そのアプリケーション・シャットダウン閾値が前記通常のシャットダウン・閾値以下である、前記電子デバイス内のすべての利用可能なアプリケーション・プログラムを表示するように構成されたディスプレイ、をさらに含み、
前記の、前記プロセッサが少なくとも1つのアプリケーション・プログラムの前記少なくとも1片のアプリケーション情報を取得するように構成されることは、すべての前記利用可能なアプリケーション・プログラムから前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムをユーザが構成するか否かを決定し、もし、前記ユーザが前記少なくとも1つのアプリケーションをすべての前記利用可能なアプリケーション・プログラムから構成するならば、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムの前記少なくとも1片のアプリケーション情報を取得するように前記プロセッサが構成されることである。
【0028】
前記第5の態様を参照して、第2の可能な実装方法において、前記プロセッサは、
前記現在の電圧に対応する、前記電子デバイスの前記現在のシャットダウン閾値を、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムに対応する前記少なくとも1つのアプリケーション・シャットダウン閾値の前記最大アプリケーション・シャットダウン閾値に設定するとき、または、設定する前に、そのアプリケーション・シャットダウン閾値が前記通常のシャットダウン閾値より大きいすべての利用可能でないアプリケーション・プログラムを閉じ、無効化するように、さらに構成される。
【0029】
前記第5の態様を参照して、第3の可能な実装方法において、前記アプリケーション・シャットダウン閾値は特に、前記最低シャットダウン閾値、前記バッテリーの内部抵抗、および前記アプリケーション・プログラムに対応するピーク電流に従って取得される電圧値である。
【0030】
前記第5の態様の前記第1乃至第3の可能な実装方法を参照して、第4の可能な実装方法において、前記プロセッサは、
前記現在の電圧に対応する、前記電子デバイスの前記現在のシャットダウン閾値を、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムに対応する前記少なくとも1つのアプリケーション・シャットダウン閾値の前記最大アプリケーション・シャットダウン閾値に設定した後、前記現在の電圧によってトリガーを掛けられたシャットダウン・イベントをシールドし、前記電子デバイスの前記現在のシャットダウン閾値が調整されているか否かを示すために使用されるグローバル変数を、既調整識別子に設定するようにさらに構成される。
【0031】
前記第5の態様の前記第4の可能な実装方法を参照して、第5の可能な実装方法において、前記プロセッサは、
前記現在の電圧に対応する、前記電子デバイスの前記現在のシャットダウン閾値を、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムに対応する前記少なくとも1つのアプリケーション・シャットダウン閾値の前記最大アプリケーション・シャットダウン閾値に設定する設定ステップの後、前記バッテリーのその後の電圧を取得し、前記その後の電圧が閾値電圧より大きいか否かを決定し、前記閾値電圧は、前記通常のシャットダウン閾値より大きく、前記その後の電圧が前記閾値電圧より大きいとき、前記設定ユニットが、前記電子デバイスの前記現在のシャットダウン閾値を前記通常のシャットダウン閾値に設定する、ようにさらに構成される。
【0032】
前記第5の態様の前記第5の可能な実装方法を参照して、第6の可能な実装方法において、前記プロセッサは、
前記電子デバイスの前記現在のシャットダウン閾値が前記通常のシャットダウン閾値に設定された後、前記電子デバイスの実行モードを、すべてのアプリケーション・プログラムが実行可能なフル機能モードに調整し、前記グローバル変数を、未調整識別子に設定する、ようにさらに構成される。
【0033】
第6の態様によれば、本発明は、電子デバイスを提供し、当該電子デバイスは、
前記電子デバイスの、最小スタートアップ閾値と通常のスタートアップ閾値を格納するように構成されたメモリと、
ユーザのスタートアップ操作に応答し、前記電子デバイスのバッテリーの現在の電圧を検出し取得し、前記現在の電圧が、前記電子デバイスの前記最小スタートアップ閾値より大きいか否かを決定し、前記現在の電圧が前記最小スタートアップ閾値より大きいとき、前記現在の電圧が、前記電子デバイスの前記通常のスタートアップ閾値より大きいか否かを決定し、前記現在の電圧が前記通常のスタートアップ閾値より大きくないとき、前記電子デバイスの、最小システムおよび表示モジュールの初期化を完了するように、低電圧スタートアップ処理を開始するように前記電子デバイスを制御する、ように構成されたプロセッサと、を含む。
【0034】
前記第6の態様を参照して、第1の可能な実装方法において、前記プロセッサは、
前記電子デバイスの、前記最小システムおよび前記表示モジュールの初期化を完了するように、前記低電圧スタートアップ処理を開始するように前記電子デバイスを制御した後、前記電子デバイスにおける、そのアプリケーション・シャットダウン閾値が前記現在の電圧以下であるすべての利用可能なアプリケーション・プログラムを取得し表示し、すべての前記利用可能なアプリケーション・プログラムから、前記ユーザによって構成された、少なくとも1つのアプリケーション・プログラムを取得し、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムを実行可能な状態に設定する、ようにさらに構成される。
【0035】
前記第6の態様の前記第1の可能な実装方法を参照して、第2の可能な実装方法において、前記プロセッサは、
すべての前記利用可能なアプリケーション・プログラムから、前記ユーザによって構成された、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムを取得し、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムを前記実行可能な状態に設定するとき、または設定した後、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムに対応する少なくとも1つのアプリケーション・シャットダウン閾値を取得し、前記電子デバイスの現在のシャットダウン閾値を、前記少なくとも1つのアプリケーション・シャットダウン閾値の最大アプリケーション・シャットダウン閾値に設定する、ようにさらに構成される。
【0036】
本特許出願の実施形態における上述の技術的解決策の1以上は、少なくとも以下の技術的効果を奏する。
【0037】
電子デバイスのバッテリーの現在の電圧が検出され取得され、該現在の電圧が、電子デバイスの最低シャットダウン閾値より大きく、しかし、電子デバイスの通常のシャットダウン閾値以下であるとき、電子デバイスの現在のシャットダウン閾値が、最大アプリケーション・シャットダウン閾値に下げられるように調整される、すなわち、電子デバイスのシャットダウン閾値が下げられる。このように、電子デバイスは、そのアプリケーション・シャットダウン閾値が最大アプリケーション・シャットダウン閾値以下である、アプリケーション・プログラムを実行し続けることができ、電子デバイスのより多くのバッテリー電力が利用され、それによって、従来技術における電子デバイスが直面しているバッテリー電力の低利用という技術的課題を解決し、さらに、バッテリー電力の利用の増加という技術的効果を達成する。
【図面の簡単な説明】
【0038】
図1】本発明の実施形態1に従った、シャットダウン閾値を調整するための方法の概略フローチャートである。
【0039】
図2】本発明の実施形態1に従った、アプリケーション構成テーブルを更新し維持するための概略フローチャートである。
【0040】
図3】本発明の実施形態1に従った、シャットダウン閾値を調整する特定の例のフローチャートである。
【0041】
図4】本発明の実施形態1に従った、スタートアップ方法の概略フローチャートである。
【0042】
図5】本発明の実施形態1に従った、スタートアップ処理および実行処理の概略フローチャートである。
【0043】
図6】本発明の実施形態2に従った、電子デバイスの第1のタイプの構成ブロック図である。
【0044】
図7】本発明の実施形態2に従った、電子デバイスの第2のタイプの構成ブロック図である。
【0045】
図8】本発明の実施形態3に従った、電子デバイスの第1のタイプの構成ブロック図である。
【0046】
図9】本発明の実施形態3に従った、電子デバイスの第2のタイプの構成ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0047】
本特許出願の実施形態によって提供される技術的解決策において、電子デバイスのバッテリーの現在の電圧が検出手段によって取得され、該現在の電圧が、電子デバイスの最低シャットダウン閾値より大きく、しかし、電子デバイスの通常のシャットダウン閾値以下であるとき、電子デバイスの現在のシャットダウン閾値は、最大アプリケーション・シャットダウン閾値に下がるように調整される。このように、電子デバイスは、そのアプリケーション・シャットダウン閾値が最大アプリケーション・シャットダウン閾値以下であるアプリケーション・プログラムを実行し続けることができ、それによって、従来技術における電子デバイスが直面しているバッテリー電力の低利用という技術的課題を解決し、バッテリー電力の利用の増加という技術的効果を達成する。
【0048】
以下では、添付図面を参照して、本発明の実施形態によって提供される技術的解決策の主な実装原理および特定の実装方法と、達成され得る対応するメリットが、詳細に説明される。
(実施形態1)
【0049】
図1を参照して、本特許出願のこの実施形態は、シャットダウン閾値電圧を調整する方法を提供する。当該方法は以下を含む。
【0050】
S101:電子デバイスのバッテリーの現在の電圧を取得する取得ステップ。
【0051】
S102:該現在の電圧が、電子デバイスの最低シャットダウン閾値以上であり、且つ、電子デバイスの通常のシャットダウン閾値以下であるとき、少なくとも1つのアプリケーション・プログラムの少なくとも1片のアプリケーション情報を取得する取得ステップであり、前記少なくとも1片のアプリケーション情報の各片のアプリケーション情報に対応するアプリケーション・プログラムのアプリケーション・シャットダウン閾値は、前記最低シャットダウン閾値より大きく、前記現在の電圧以下である、取得ステップ。
【0052】
S103:前記少なくとも1片のアプリケーション情報に基づいて、前記現在の電圧に対応する、前記電子デバイスの現在のシャットダウン閾値を、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムに対応する少なくとも1つのアプリケーション・シャットダウン閾値の最大アプリケーション・シャットダウン閾値に設定する設定ステップ。
【0053】
特定の実装処理において、前記通常のシャットダウン閾値と前記最低のシャットダウン閾値との間のバッテリー電力をフルに利用するために、実行処理において、前記電子デバイスは、S101を実行し、前記電子デバイスの前記バッテリーの前記現在の電圧を取得する。前記バッテリーの前記現在の電圧が前記通常のシャットダウン閾値より大きいとき、前記電子デバイスは、すべてのアプリケーション・プログラムが実行されることを許し、前記電子デバイスの前記現在のシャットダウン閾値は変更されない。逆に、前記バッテリーの前記現在の電圧が、前記通常のシャットダウン閾値以下であるとき、前記電子デバイスが実行し続けられるように、S102が実行される。
【0054】
S102において、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムの前記少なくとも1片のアプリケーション情報は、以下の方法において取得され得る。
【0055】
前記電子デバイスの前記現在の電圧が、前記最低シャットダウン閾値以上であり、且つ、前記通常のシャットダウン閾値以下であるとき、前記電子デバイスの表示ユニットは、前記電子デバイスにおける、そのアプリケーション・シャットダウン閾値が前記現在の電圧以下であるすべての利用可能なアプリケーション・プログラムを表示し、ユーザが、実行されるべきアプリケーション・プログラムを選択できるようにする。そして、前記ユーザは、低バッテリー電力:低電力消費アプリケーションを構成するか、または、電子デバイスをシャットダウンして下さい、とプロンプトされる。そして、すべての前記利用可能なアプリケーション・プログラムから、少なくとも1つのアプリケーション・プログラムを前記ユーザが構成するか否かが決定される。もし、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムを前記ユーザが構成することが決定されるならば、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムに対応する少なくとも1片のアプリケーション情報が取得され、ここで、各片のアプリケーション情報は、対応するアプリケーション・プログラムの名称、アプリケーション・シャットダウン閾値、残り利用可能時間、等を含み、前記対応する少なくとも1片のアプリケーション情報は、前記電子デバイスによって格納されたアプリケーション構成テーブルから取得され得る。もし、一定の期間内に、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムを前記ユーザが構成しないことが決定されるならば、シャットダウン処理が開始される。
【0056】
例えば、もし、前記最低シャットダウン閾値が2.7Vであり、前記通常のシャットダウン閾値が3.4Vであるならば、前記電子デバイスの前記現在の電圧が、2.7V以上、且つ、3.4V以下のとき、前記電子デバイスは、前記電子デバイスの表示画面上に、そのアプリケーション・シャットダウン閾値が3.4V以下であるすべてのアプリケーション・プログラムを、ユーザが選択するために、表示する。もし前記ユーザが、「ダイヤリング」アプリケーション・プログラムおよび「アドレス帳」アプリケーション・プログラム等の、少なくとも1つのアプリケーション・プログラムを選択するならば、それに対応して、前記電子デバイスは、前記「ダイヤリング」および「アドレス帳」アプリケーション・プログラムに対応する2片のアプリケーション情報等の、前記ユーザによって選択された前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムに対応する少なくとも1片のアプリケーション情報を取得する。もし、前記ユーザが、予め設定された期間内に、いかなる利用可能なアプリケーション・プログラムも選択しないならば、前記電子デバイスは、シャットダウン処理を開始し、自動的にシャットダウンする。
【0057】
前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムの前記少なくとも1片のアプリケーション情報が取得された後、前記現在の電圧に対応する前記現在のシャットダウン閾値を、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムに対応する前記少なくとも1つの取得されたアプリケーション・シャットダウン閾値の前記最大アプリケーション・シャットダウン閾値に設定するために、S103が実行される。アプリケーション・シャットダウン閾値は、前記最低シャットダウン閾値と、対応するアプリケーション・プログラムの実行中の最大過渡電圧降下との合計であり、前記アプリケーション・シャットダウン閾値は、前記最低シャットダウン閾値Ve1、前記バッテリーの内部抵抗R、および、前記アプリケーション・プログラムに対応するピーク電流iに従って取得され得、例えば、前記アプリケーション・シャットダウン閾値が(式)Vn=Ve1+i*Rを使用して取得される。アプリケーション・プログラムの実行中の処理において、前記電子デバイスの前記バッテリーは、前記アプリケーション・プログラムのためのピーク電流を提供するときに、最大過渡電圧降下を生成する。もし、前記バッテリーの電圧が、前記最大過渡電圧降下の後、前記最低シャットダウン閾値より低いならば、前記電子デバイスにおいて、異常シャットダウンという望ましくない状態が発生し得る。従って、前記電子デバイスにおいて、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムが実行されるとき、前記電子デバイスの前記現在のシャットダウン電圧は、前記少なくとも1つのアプリケーション・シャットダウン閾値の前記最大アプリケーション・シャットダウン閾値に設定され、前記電子デバイスが、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムを実行しているときに異常シャットダウンしないことを確保する。
【0058】
特定の実装処理において、前記電子デバイスの前記現在のシャットダウン閾値が、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムに対応する前記少なくとも1つのアプリケーション・シャットダウン閾値の前記最大アプリケーション・シャットダウン閾値に設定されるとき、または、設定される前に、本特許出願の実施形態において、そのアプリケーション・シャットダウン閾値が前記通常のシャットダウン閾値より大きいすべての利用可能でないアプリケーション・プログラムは、さらに閉じられ無効化される。
【0059】
アプリケーション・プログラムが利用可能か否かについて、前記現在の電圧を取得するとき、前記電子デバイスは、そのアプリケーション・シャットダウン閾値が前記現在の電圧以上であるアプリケーション・プログラムを、利用不可能に設定し、前記アプリケーション構成テーブルにおける、前記アプリケーション・プログラムの「利用可能」項目を「いいえ」に設定する。前記アプリケーション構成テーブルは、各アプリケーション・プログラムのアプリケーション情報を含む。各アプリケーション・プログラムが利用可能か否かを示す情報の他に、前記アプリケーション情報は、アプリケーション名、アプリケーション優先度、機能カテゴリー、アプリケーション・ピーク電流、および、前記電子デバイスの前記最低シャットダウン閾値、前記バッテリーの前記内部抵抗、および各アプリケーション・プログラムに対応する前記ピーク電流に従って取得されるアプリケーション・シャットダウン閾値、等の情報をさらに含む。例えば、前記電子デバイスは携帯電話であると想定する。前記携帯電話における前記アプリケーション構成テーブルは以下の通りである。
【表1】
【0060】
特定の実装処理において、引渡し前の前記電子デバイス内の既存アプリケーション・プログラムに従って、前記電子デバイスにおいて予め構成されていることに加えて、前記上述のアプリケーション構成テーブルは、使用時に、前記電子デバイスによってさらに自動的に更新およびメンテナンスされる。特定の更新およびメンテナンス処理については図2を参照のこと。
【0061】
S201:アプリケーション・プログラムを開始するための、ユーザの開始指示を受信する受信ステップ。
【0062】
S202:前記アプリケーション・プログラムに対応するアプリケーション情報が既存のアプリケーション構成テーブル内に存在するか否かをチェックするチェックステップであり、もし、前記アプリケーション・プログラムに対応するアプリケーション情報が既存のアプリケーション構成リストテーブル内に存在しないならばS203を実行し、もし、前記アプリケーション・プログラムに対応するアプリケーション情報が既存のアプリケーション構成リストテーブル内に存在するならばS204を実行して前記アプリケーション・プログラムについての情報の収集およびメンテナンスをスキップし、更新およびメンテナンス処理を終了し、対応するアプリケーション・プログラムをロードおよび実行する、ステップ。
【0063】
S203:前記アプリケーション・プログラムに対応するアプリケーション情報が前記既存のアプリケーション構成テーブルの中に存在しないことが検出されるとき、前記電子デバイスのバッテリー検出モジュールを使用することにより、前記アプリケーション・プログラムのアプリケーション名および前記バッテリーの電圧/電流値等の、前記アプリケーション・プログラムがロードされ実行される前に存在する関連情報を検出し取得し、前記ロードの前に存在する前記関連情報を保存し、前記関連するアプリケーション・プログラムをロードし実行し、そしてS205を実行する、ステップ。
【0064】
S205:前記対応するアプリケーション・プログラムが完全にロードされ実行されるか否かを決定し、もし、前記アプリケーション・プログラムが完全にロードされておらず実行できないならば、206を実行し、前記アプリケーション・プログラムがロードされる前に存在する前記関連情報を捨て、前記更新およびメンテナンス処理を終了し、もし、前記アプリケーション・プログラムが完全にロードされ実行されるならば、S207を実行する、ステップ。
【0065】
S207:前記バッテリー検出モジュールを使用して、実行中の前記対応するアプリケーション・プログラムの関連情報を検出および取得し、実行中の前記関連するアプリケーション・プログラムの前記関連情報、および、前記アプリケーション・プログラムがロードされる前に存在する前記関連情報について計算処理を実行し、前記アプリケーション・プログラムの前記アプリケーション情報を取得する、ステップ。特に、前記電子デバイスは、前記アプリケーション・プログラムがロードされる前および後に存在する、前記関連情報における前記バッテリーの電圧/電流値に従って、前記アプリケーション・プログラムのアプリケーション・ピーク電流およびアプリケーション平均電流を取得する。例えば、前記アプリケーション・プログラムがロードされる前、前記バッテリーのピーク電流は1000ミリアンペアであり、前記アプリケーション・プログラムがロードされ実行された後、ピーク電流は1500ミリアンペアであると想定する。前記アプリケーション・プログラムがロードされる前後の前記ピーク電流の間の差の500ミリアンペアは、前記アプリケーション・プログラムの前記アプリケーション・ピーク電流であり、そして、アプリケーション・シャットダウン閾値は、Ve1+i*Rに従って取得される(ここで、Ve1は、前記電子デバイスの実行中プラットフォームの動作電圧の下限、すなわち、最低シャットダウン閾値を示し、iは、前記アプリケーション・プログラムの前記アプリケーション・ピーク電流を示し、Rは、前記バッテリーの前記内部抵抗を示す)。前記アプリケーション・プログラムの前記アプリケーション情報が取得された後、S208が実行される。
【0066】
S208:処理によって取得された前記アプリケーション情報を前記アプリケーション構成表に追加し、前記更新およびメンテナンス処理を終了するステップ。
【0067】
特定の実装処理において、前記電子デバイスのシャットダウン閾値が前記通常のシャットダウン閾値であり、前記電子デバイスが、前記現在の電圧が前記通常のシャットダウン閾値以下であることを検出するとき、前記電子デバイスは、前記電子デバイスのシャットダウン・イベントにトリガーを掛ける。従って、本特許出願の実施形態において、前記電子デバイスの前記現在のシャットダウン閾値が、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムに対応する前記少なくとも1つのアプリケーション・シャットダウン閾値の最大のアプリケーション・シャットダウン閾値に設定された後、前記現在の電圧によってトリガーを掛けられた前記シャットダウン・イベントはさらにシールドされ、前記電子デバイスの前記現在のシャットダウン閾値が調整されているか否かを示すために使用されるグローバル変数が、既調整識別子に設定される。前記グローバル変数が前記既調整識別子に設定された後、前記電子デバイスは、アプリケーション・プログラムを構成するように繰り返しユーザに尋ねることを避けるように前記シャットダウン閾値の調整を終了し、それにより、ユーザ経験を改善する。
【0068】
実際のアプリケーション処理において、前記電子デバイスのバッテリー電圧が前記通常のシャットダウン閾値以下であるとき、本特許出願の技術的解決策によれば、そのアプリケーション・シャットダウン閾値が前記通常のシャットダウン閾値より大きいアプリケーション・プログラムは閉じられ、無効化される。この場合、電子デバイスの要求出力電力は減少し得、前記電子デバイスの前記バッテリー電圧は増加し得る。従って、前記通常のシャットダウン閾値の臨界点において、前記電子デバイスにおいて、前記バッテリー電圧がふらつくピンポン効果が発生する可能性がある。前記シャットダウン閾値電圧の前記調整中に前記ピンポン効果が発生することを避けるために、本特許出願の実施形態において、前記電子デバイスの前記現在のシャットダウン閾値が、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムに対応する前記少なくとも1つのアプリケーション・シャットダウン閾値の最大アプリケーション・シャットダウン閾値に設定された後、次に、前記バッテリーのその後の電圧が取得され、前記その後の電圧が閾値電圧以上か否かが決定され、ここで、該閾値電圧は、前記通常のシャットダウン閾値より大きく、且つ、前記電子デバイスの性能に従って設計者によって設定される。例えば、もし、前記通常のシャットダウン閾値がVe2であるならば、そして、前記電子デバイスは充電されておらず、または、前記バッテリーは交換されており、前記臨界点において前記バッテリー電圧の前記ふらつきの最大範囲がΔVより小さいならば、前記閾値電圧Vhは、Vh=Ve2+ΔVとして設定され得る。前記その後の電圧が、前記閾値電圧以下であるとき、それは、前記電子デバイスの前記バッテリー電圧の前記ふらつきは、前記ピンポン効果によるものであることを示し、従って、何の動作も実行されない。逆に、前記その後の電圧が前記閾値電圧より大きいとき、それは、前記電子デバイスは既に充電されており、または前記バッテリーは既に交換されていることを示し、従って、前記電子デバイスの前記現在のシャットダウン閾値は前記通常のシャットダウン閾値に設定される。加えて、前記電子デバイスの前記現在のシャットダウン閾値が前記通常のシャットダウン閾値に設定された後、前記電子デバイスの実行モードは、すべてのアプリケーション・プログラムが実行可能であるフル機能モードに調整され、前記グローバル変数は、未調整識別子に設定される。前記グローバル変数が前記未調整識別子であるとき、前記電子デバイスは、シャットダウン閾値電圧調整処理の実行を開始する。
【0069】
以下では、前記上述のシャットダウン閾値電圧調整処理が、特定の例を参照して詳しく説明される。図3を参照して、rはグローバル変数を表し、Ve1は最低シャットダウン閾値を表し、Ve2は通常のシャットダウン閾値を表し、Vは、電子デバイスのバッテリーの現在の電圧を表し、そしてVhは閾値電圧を表す。前記電子デバイスによって実行される、シャットダウン閾値電圧調整処理は以下の通りである。
【0070】
S301:前記電子デバイスの前記バッテリーの前記現在の電圧Vを取得し、つぎにS302を実行するステップ。
【0071】
S302:前記現在の電圧Vが前記通常のシャットダウン閾値Ve2以下であるか否か、および、前記グローバル変数が未調整識別子0であるか否かを決定し、すなわち、V≦Ve2およびr=0が満足されるか否かを決定し、もしV≦Ve2およびr=0が満足されるならば、進んで、S303を実行し、もしそうでないならば、進んで、次の瞬間の現在の電圧を取得するステップ。Ve2=3.4V、前記電流r=0を想定すると、取得されるV=3.1V。3.1V≦3.4Vなので、V≦Ve2およびr=0が満足され、処理はS303に進む。
【0072】
S303:前記電圧Vが最低シャットダウン閾値Ve1以上であるか否かをさらに決定するステップ。V≧Ve1であるとき、S304を実行し、そうでなければ、S305を実行してシャットダウン処理を開始する。Ve1=2.7Vであると想定すると、取得されるV=3.1V≧Ve1=2.7Vであり、処理はS304に進む。
【0073】
S304:フル機能タイプのアプリケーション・プログラム(すなわち、そのアプリケーション・シャットダウン閾値が前記通常のシャットダウン閾値より大きいアプリケーション・プログラム)を利用可能でない状態に設定し、実行される必要のある、少なくとも1つのアプリケーション・プログラムを、表示されたアプリケーション構成テーブルから選択するようにユーザにプロンプトし、そして、S306を実行するステップ。
【0074】
S306:予め設定された期間内に、実行すべき少なくとも1つの利用可能なアプリケーション・プログラムを選択するか否かを決定し、もし、そうでないならば、S305を実行し、もし、前記ユーザが、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムを、すべての前記利用可能なアプリケーション・プログラムから構成するならば、続いてS307を実行するステップ。例えば、ユーザが、予め設定された期間内に、前記表示されたアプリケーション構成テーブルに従って、実行すべき「アプリケーション・プログラム1」および「アプリケーション・プログラム2」を選択し、そしてこの場合、処理はS307に進む。
【0075】
S307:利用可能でないアプリケーション・プログラムを閉じて無効化し、前記ユーザによって構成された利用可能なアプリケーション・プログラムを取得し、前記ユーザによって構成された前記利用可能なアプリケーション・プログラムに対応するアプリケーション・シャットダウン閾値に従って、前記電子デバイスの現在のシャットダウン閾値を設定し、前記グローバル変数rを既調整識別子1に設定し、そして、現在のシャットダウン・イベントをシールドする、ステップ。例えば、もし、前記電子デバイスによって現在実行されている「アプリケーション・プログラム3」および「アプリケーション・プログラム4」が利用可能でないアプリケーション・プログラムであるならば、「アプリケーション・プログラム3」および「アプリケーション・プログラム4」は閉じられて無効化され、前記ユーザによって構成された「アプリケーション・プログラム1」および「アプリケーション・プログラム2」のアプリケーション・シャットダウン閾値2.8Vおよび3.0Vが、前記アプリケーション構成テーブル内のアプリケーション情報から取得される。従って、前記電子デバイスの前記現在のシャットダウン閾値は、より大きいアプリケーション・シャットダウン閾値3.0Vに設定される。一方、r=1が設定され、現在のシャットダウン・イベントがシールドされ、そして、処理はS308に進む。
【0076】
S308:前記電子デバイスのその後の電圧V1を取得し、そして、S309を実行する、ステップ。
【0077】
S309:前記その後の電圧V1が前記閾値電圧Vhより大きいか否かを決定し、もし、V1<Vhならば、S308に戻って、次の瞬間に前記電子デバイスのその後の電圧V1を取得し、もし、V1≧Vhならば、S310を実行する、ステップ。
【0078】
S310:前記その後の電圧V1が前記閾値電圧以上であるとき、前記電子デバイスの実行モードを、すべてのアプリケーション・プログラムが実行可能であるフル機能モードに調整し、前記グローバル変数rを前記未調整識別子0に設定し、そして、再び、前記シャットダウン閾値電圧調整処理の実行を開始する、ステップ。例えば、取得したその後の電圧V1が3.8Vに等しく、そして、前記閾値電圧Vhが3.5Vに等しく、そして、V1=3.8V≧Vh=3.5Vであると決定され、これは、前記電子デバイスが、すでに電源に接続されているか、または、前記バッテリーがすでに交換されていることを示す。従って、前記実行モードは、自動的に前記フル機能モードに調整され、前記グローバル変数rは0に設定され、そして前記シャットダウン閾値電圧調整処理は、再度実行を開始される。
【0079】
図4を参照して、本特許出願の実施形態は、スタートアップ方法をさらに提供し、当該スタートアップ方法は以下を含む。
【0080】
S401:ユーザのスタートアップ操作に応答し、電子デバイスのバッテリーの現在の電圧を検出し取得する、ステップ。
【0081】
S402:前記現在の電圧が、前記電子デバイスの最小スタートアップ閾値より大きいか否かを決定する、ステップ。
【0082】
S403:前記現在の電圧が、前記最小スタートアップ閾値より大きいとき、前記現在の電圧の値が、前記電子デバイスの通常のスタートアップ閾値より大きいか否かを決定する、ステップ。
【0083】
S404:前記現在の電圧の前記値が、前記通常のスタートアップ閾値より大きくないとき、低電圧スタートアップ処理を開始するように前記電子デバイスを制御し、前記電子デバイスの最小システムおよび表示モジュールの初期化を完了するようにする、ステップ。
【0084】
特定の実装処理において、例えば、前記電子デバイス上のスタートアップ・ボタンを押下および保持する等、ユーザが電子デバイス上のスタートアップ操作を実行した後、前記電子デバイスはS401を実行して前記ユーザの前記スタートアップ操作に応答し、そして、前記電子デバイスのバッテリーの現在の電圧を検出し取得する。電子デバイスは、前記電圧が或る値より大きいときにのみスタートアップし、実行することができる。従って、前記ユーザの前記スタートアップ操作に応答するとき、前記電子デバイスは、最初に前記バッテリーの前記現在の電圧を確認する必要があり、そして次に、前記バッテリーの前記現在の電圧が検出され取得されるときS402を実行する。
【0085】
S402において、前記現在の電圧が、前記電子デバイスの最小スタートアップ閾値より大きいか否かが決定される。ここで、最小スタートアップ閾値は、最小の電圧降下を有するアプリケーション・プログラムを実行するために前記電子デバイスによって必要とされる電圧である。前記バッテリーの前記現在の電圧が、最小スタートアップ閾値より大きくないとき、前記電子デバイスは、その後の動作を終了、すなわち、この場合、前記電子デバイスはスタートアップできない。逆に、前記バッテリーの前記現在の電圧が、最小スタートアップ閾値より大きいとき、処理はS403に進む。
【0086】
S403:前記現在の電圧が、最小スタートアップ閾値より大きいとき、前記現在の電圧の前記値が、前記電子デバイスの通常のスタートアップ閾値より大きいか否かを決定する、ステップ。実際のアプリケーション処理において、スタートアップ後、前記電子デバイスは一般に、少なくとも1つのアプリケーション・プログラムを実行する必要があり、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムを実行することはバッテリー電力を消費し、それは、バッテリー電圧における電圧降下を起こす。もし、前記バッテリー電圧が、最小スタートアップ閾値よりわずかに大きいならば、前記バッテリー電圧は、過渡的に、前記電子デバイスのプラットフォーム動作電圧の下限より低く低下し、前記電子デバイスの異常シャットダウンを起こす。従って、前記電子デバイスの前記通常のスタートアップ閾値は、より大きい値に設定される。前記電子デバイスの前記バッテリーの前記現在の電圧が、前記通常のスタートアップ閾値より大きいとき、前記電子デバイスは通常のスタートアップ処理を開始し、そして、前記通常のスタートアップ処理において、前記電子デバイスは、任意のアプリケーション・プログラムを実行できる。逆に、前記電子デバイスの前記バッテリーの前記現在の電圧が、前記通常のスタートアップ閾値より大きくないとき、本特許出願は別のスタートアップ方法を提供し、その方法においてはS404が実行される。
【0087】
S404:前記現在の電圧の前記値が、前記通常のスタートアップ閾値より大きくないとき、前記電子デバイスの最小システムおよび表示モジュールの初期化を完了するように、
低電圧スタートアップ処理を開始するように前記電子デバイスを制御する、ステップ。特に、前記電子デバイスの前記バッテリー電圧は小さいので、もし、前記スタートアップ処理における負荷が過度に重いならば、多くの電力が消費され、それは、前記スタートアップ後にユーザが緊急に実行する必要のあるアプリケーション・プログラムにとって良いことではない。従って、前記電子デバイスの前記最小システムおよび前記表示モジュールだけの前記初期化を完了するために、前記低電圧スタートアップ処理が開始され、それによって、前記バッテリー電力の消費を削減する。
【0088】
前記電子デバイスの前記最小システムおよび前記表示モジュールの前記初期化を前記電子デバイスが完了した後、前記ユーザによる高電力消費アプリケーション・プログラムの使用によって起こされる前記電子デバイスの異常シャットダウンを防ぎ、前記ユーザの緊急スタートアップの要求を最大限満たすために、そのアプリケーション・シャットダウン閾値が、前記バッテリーの前記現在の電圧以下である、前記電子デバイス内のすべての利用可能なアプリケーション・プログラムが取得され表示され、そして、すべての前記利用可能なアプリケーション・プログラムから、前記ユーザによって構成された、少なくとも1つのアプリケーション・プログラムが取得され、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムが実行可能な状態に設定される、すなわち、前記ユーザによって構成された前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムは、前記電子デバイスの低電圧スタートアップ後に実行されることができる。特に、前記電子デバイスは、アプリケーション構成テーブルから、そのアプリケーション・シャットダウン閾値が前記通常のスタートアップ閾値以下であるすべての前記利用可能なアプリケーション・プログラムを取得し得る。前記電子デバイスが、実行を許可するアプリケーション・プログラムは、前記ユーザが実行させる必要があり、そのアプリケーション・シャットダウン閾値が前記電子デバイスの前記現在の電圧より小さい、プログラムである。従って、前記ユーザの要求が良く満たされるだけでなく、前記電子デバイスが短期間に異常シャットダウンしないことを確保することもできる。確かに、前記電子デバイスの前記低電圧スタートアップ後、そのアプリケーション・シャットダウン閾値が、前記ユーザによって構成された前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムに対応する最大アプリケーション・シャットダウン閾値より小さい、別のアプリケーション・プログラムもまた、実行され得る
【0089】
特定の実装処理において、そのアプリケーション・シャットダウン閾値が前記バッテリーの前記現在の電圧以下である、前記電子デバイス内のすべての前記利用可能なアプリケーション・プログラムを取得し表示する前に、または表示するときに、前記電子デバイスは、前記ユーザに、前記低電圧スタートアップを確認するか否かを尋ねるための表示情報を表示する。前記ユーザが前記低電圧スタートアップを確認するとき、前記ユーザが選択し構成するために、すべての前記利用可能なアプリケーション・プログラムが取得され表示される。逆に、前記ユーザが前記低電圧スタートアップを採用しないとき、すべての動作が終了し、前記電子デバイスはシャットダウンする。
【0090】
すべての前記利用可能なアプリケーション・プログラムから、前記ユーザによって構成された、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムを取得し、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムを前記実行可能な状態に設定したとき、または、設定した後、前記電子デバイスは、前記ユーザによって構成された前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムに対応する少なくとも1つのアプリケーション・シャットダウン閾値を取得し、前記電子デバイスの現在のシャットダウン閾値を、前記少なくとも1つのアプリケーション・シャットダウン閾値の最大アプリケーション・シャットダウン閾値に設定する、すなわち、前記電子デバイスの前記現在のシャットダウン閾値が更新される。前記電子デバイスの前記現在のシャットダウン閾値が更新されるとき、または、更新された後、前記電子デバイスが繰り返し前記シャットダウン閾値を調整することを避けられるように、前記シャットダウン閾値が調整されたか否かを識別するために使用されるグローバル変数が、既調整識別子にさらに設定され得る。
【0091】
前記電子デバイスの前記現在のシャットダウン閾値は更新される。従って、前記バッテリー電圧が、前記の更新されたシャットダウン閾値より低いとき、前記電圧が前記アプリケーション・シャットダウン閾値より低くなった後前記電子デバイスが実行し続けないように、通常のシャットダウン処理が自動的にスタートし、それにより、実行中のプラットフォームの動作電圧の下限より前記バッテリー電圧が低くなることにより引き起こされる前記電子デバイスの異常シャットダウンを防ぐ。
【0092】
図5を参照して、以下では、電子デバイスのスタートアップ処理および実行処理が特定の例を参照して詳細に説明される。
【0093】
S501:ユーザのスタートアップ操作に応答し、バッテリーの現在の電圧Vを取得する、ステップ。例えば、ユーザが、電子デバイスのスタートアップ・ボタンを押下し保持した後、前記電子デバイスは前記ユーザの前記スタートアップ操作に応答し、前記電子デバイスのバッテリーの現在の電圧Vが3.1Vであることを取得し、進んで、S502を実行する。
【0094】
S502:前記現在の電圧V>Vs1という条件が満たされるか否かを決定するステップ。ここで、Vs1は、前記電子デバイスの最小スタートアップ閾値であり、もし、V>Vs1が満たされるならば、S503を実行し、そうでなければ、もし、V>Vs1が満たされないならば、S504を実行し、前記スタートアップ処理を終了する。例えば、Vs1=2.8Vであると想定すると、前記現在の電圧Vは、上述のステップで説明されたように、3.1Vに等しい。3.1V>2.8Vなので、V>Vs1が満たされることが決定され、処理はS503に進む。
【0095】
S503:前記現在の電圧V≦Vs2が満たされるか否かが決定される、ステップ。ここで、Vs2は、前記電子デバイスの通常のスタートアップ閾値であり、もし、V≦Vs2が満たされるならば、S504を実行し、そうでなければ、もし、V≦Vs2が満たされないならば、S505を実行し、通常のスタートアップ処理を開始する。例えば、Vs2=3.4Vであると想定すると、上述のステップにおいて説明されたように、前記現在の電圧Vは3.1Vに等しいということが取得される。3.1V<3.4Vなので、V≦Vs2が満たされることが決定され、処理はS506に進む。
【0096】
S506:前記電子デバイスの最小システムおよび表示モジュールの初期化を完了するために、低電圧スタートアップ処理を開始し、そして、進んで、S507を実行する、ステップ。
【0097】
S507:そのアプリケーション・シャットダウン閾値が前記現在の電圧以下である、前記電子デバイス内のすべての利用可能なアプリケーション・プログラムを取得し表示し、利用可能なアプリケーション・プログラムを構成し確認するように前記ユーザにプロンプトする、ステップ。例えば、前記電子デバイスは、3つの利用可能なアプリケーション・プログラム:「アプリケーション・プログラム1」、「アプリケーション・プログラム2」、および「アプリケーション・プログラム3」を表示し、前記ユーザに、「実行される必要のあるアプリケーション・プログラムを構成し確認して下さい」を提供し、そして、S508を実行する。
【0098】
S508:前記ユーザが、少なくとも1つのアプリケーション・プログラムを構成し確認するか否かを決定し、もし、前記ユーザが、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムを、すべての前記利用可能なアプリケーション・プログラムから構成するならば、進んで、S509を実行し、もし、そうでないならば、進んで、S510を実行し、自動的にシャットダウンする、ステップ。例えば、もし、前記ユーザが、前記3つの利用可能なアプリケーション・プログラム「アプリケーション・プログラム1」、「アプリケーション・プログラム2」、および「アプリケーション・プログラム3」から、「アプリケーション・プログラム1」および「アプリケーション・プログラム3」を選択し、それらを確認するならば、処理はS509に進む。
【0099】
S509:前記ユーザによって構成された、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムを、実行可能な状態に設定し、前記電子デバイスの現在のシャットダウン閾値を更新し、そして、グローバル変数rを、既調整識別子に設定する、ステップ。特に、前記電子デバイスの前記現在のシャットダウン閾値が更新されるとき、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムに対応する少なくとも1つのアプリケーション・シャットダウン閾値は、前記電子デバイス内のアプリケーション構成テーブルから取得され得、前記電子デバイスの前記現在のシャットダウン閾値は、前記少なくとも1つのアプリケーション・シャットダウン閾値の最大アプリケーション・シャットダウン閾値に設定される。例えば、上述のステップにおいて、前記ユーザは、前記利用可能なアプリケーション・プログラム「アプリケーション・プログラム1」および「アプリケーション・プログラム3」を選択する。従って、前記電子デバイスは、「アプリケーション・プログラム1」および「アプリケーション・プログラム3」を実行し、前記電子デバイスの前記アプリケーション構成テーブルから、「アプリケーション・プログラム1」および「アプリケーション・プログラム3」のアプリケーション・シャットダウン閾値は、それぞれ3.0Vおよび2.9Vであることを取得する。従って、前記電子デバイスは、前記電子デバイスの前記現在のシャットダウン閾値を、より大きいアプリケーション・シャットダウン閾値3.0Vに設定し、前記グローバル変数rを前記既調整識別子1に設定する(r=0は、未調整識別子を示し、この場合、前記電子デバイスは、前記シャットダウン閾値を調整し得、r=1は、前記既調整識別子を示し、この場合、前記電子デバイスは、前記シャットダウン閾値をもはや調整しない)。
(実施形態2)
【0100】
図6を参照して、本特許出願の実施形態は、第1のタイプの電子デバイスを提供し、該第1のタイプの電子デバイスは、
前記電子デバイスのバッテリーの現在の電圧を取得するように構成された第1取得ユニット601と、
前記現在の電圧が、前記電子デバイスの最低シャットダウン閾値以上、且つ、前記電子デバイスの通常のシャットダウン閾値以下であるとき、少なくとも1つのアプリケーション・プログラムの少なくとも1片のアプリケーション情報を取得するように構成された第2取得ユニット602であり、前記少なくとも1片のアプリケーション情報の各片のアプリケーション情報に対応するアプリケーション・プログラムのアプリケーション・シャットダウン閾値は、前記最低シャットダウン閾値より大きく、且つ、前記現在の電圧以下である、第2取得ユニット602と、
前記少なくとも1片のアプリケーション情報に従って、前記現在の電圧に対応する、前記電子デバイスの現在のシャットダウン閾値を、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムに対応する少なくとも1つのアプリケーション・シャットダウン閾値の最大アプリケーション・シャットダウン閾値に設定するように構成された設定ユニット603と、を含む。
【0101】
特定の実装処理において、前記第2取得ユニット602は
そのアプリケーション・シャットダウン閾値が前記通常のシャットダウン閾値以下である、前記電子デバイス内のすべての利用可能なアプリケーション・プログラムを表示し、
すべての前記利用可能なアプリケーション・プログラムから、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムをユーザが構成するか否かを決定し、もし、前記ユーザが、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムを、すべての前記利用可能なアプリケーション・プログラムから構成するならば、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムの前記少なくとも1片のアプリケーション情報を取得する、ように特に構成される。
【0102】
望ましくは、前記電子デバイスは、
前記現在の電圧に対応する、前記電子デバイスの前記現在のシャットダウン閾値が、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムに対応する前記少なくとも1つのアプリケーション・シャットダウン閾値の最大アプリケーション・シャットダウン閾値に設定されるとき、または、設定される前に、そのアプリケーション・シャットダウン閾値が前記通常のシャットダウン閾値より大きい、すべての利用可能でないアプリケーション・プログラムを閉じ、無効化する、ように構成された閉ユニット604、をさらに含む。
【0103】
望ましくは、前記アプリケーション・シャットダウン閾値は特に、最小シャットダウン閾値、前記バッテリーの内部抵抗、および前記アプリケーション・プログラムに対応するピーク電流に従って取得される電圧値である。
【0104】
特定の実装処理において、前記電子デバイスは、
前記現在の電圧に対応する、前記電子デバイスの前記現在のシャットダウン閾値が、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムに対応する前記少なくとも1つのアプリケーション・シャットダウン閾値の最大アプリケーション・シャットダウン閾値に設定された後、前記現在の電圧によってトリガーを掛けられたシャットダウン・イベントをシールドし、前記電子デバイスの前記現在のシャットダウン閾値が調整されているか否かを示すために使用されるグローバル変数を、既調整識別子に設定するように構成されたシールド・ユニット、をさらに含む。
【0105】
望ましくは、前記電子デバイスは、
前記現在の電圧に対応する、前記電子デバイスの前記現在のシャットダウン閾値が、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムに対応する前記少なくとも1つのアプリケーション・シャットダウン閾値の最大アプリケーション・シャットダウン閾値に設定された後、前記バッテリーのその後の電圧を取得するように構成された第3取得ユニット606と、
前記その後の電圧が閾値電圧より大きいか否かを決定するように構成された決定ユニット607であり、前記閾値電圧は、前記通常のシャットダウン閾値よりも大きい、決定ユニット607と、をさらに含み、
前記その後の電圧が前記閾値電圧よりも大きいとき、前記設定ユニット603は、前記電子デバイスの前記現在のシャットダウン閾値を前記通常のシャットダウン閾値に設定する。
【0106】
前記電子デバイスがフル機能モードを再開することができるように、前記電子デバイスは、
前記電子デバイスの現在のシャットダウン閾値が前記通常のシャットダウン閾値に設定された後、前記電子デバイスの実行モードを、すべてのアプリケーション・プログラムが実行可能なフル機能状態に設定し、前記グローバル変数を、未調整識別子に設定するように構成された調整ユニット608、をさらに含む。
【0107】
本実施形態における前記第1のタイプの電子デバイスに対して、シャットダウン閾値電圧を調整するための上述の方法におけるさまざまな方法および特定の例もまた適用可能である。シャットダウン閾値電圧を調整するための上述の方法の詳細な説明から、当業者は、本実施形態における前記第1のタイプの電子デバイスのための実装方法を明確に理解することができる。従って、本明細書の簡潔さのために、詳細は再度明細書において説明されない。
【0108】
図7を参照して、本特許出願の実施形態は、第2のタイプの電子デバイスを提供し、該第2のタイプの電子デバイスは、
ユーザのスタートアップ操作に応答し、前記電子デバイスのバッテリーの現在の電圧を検出し、取得するように構成された、検出ユニット701と、
前記現在の電圧が、前記電子デバイスの最小スタートアップ閾値より大きいか否かを決定するように構成された第1決定ユニット702と、
前記現在の電圧が前記最小スタートアップ閾値より大きいとき、前記現在の電圧が、前記電子デバイスの通常のスタートアップ閾値より大きいか否かを決定するように構成された第2決定ユニット703と、
前記現在の電圧が、前記通常のスタートアップ閾値より大きくないとき、前記電子デバイスの最小システムおよび表示モジュールの初期化を完了するように、低電圧スタートアップ処理を開始するように前記電子デバイスを制御するように構成された開始ユニット704と、を含む。
【0109】
特定の実装処理において、前記電子デバイスは、
前記電子デバイスの前記最小システムおよび前記表示モジュールの初期化を完了するように、前記低電圧スタートアップ処理を開始するように前記電子デバイスが制御された後、そのアプリケーション・シャットダウン閾値が現在の電圧以下である、前記電子デバイス内のすべての利用可能なアプリケーション・プログラムを取得し表示するように構成された、第1取得ユニット705と、
すべての前記利用可能なアプリケーション・プログラムから、前記ユーザによって構成された、少なくとも1つのアプリケーション・プログラムを取得し、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムを実行可能な状態に設定する、ように構成された実行ユニット706と、をさらに含む。
【0110】
前記スタートアップ後の前記電子デバイスの異常シャットダウンを防ぐために、前記電子デバイスは、
すべての前記利用可能なアプリケーション・プログラムから、前記ユーザによって構成された、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムが取得されるとき、または、取得された後、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムに対応する少なくとも1つのアプリケーション・シャットダウン閾値を取得するように構成された第2取得ユニット707と、
前記電子デバイスの現在のシャットダウン閾値を、前記少なくとも1つのアプリケーション・シャットダウン閾値の最大アプリケーション・シャットダウン閾値に設定するように構成された設定ユニット708と、をさらに含む。
【0111】
本実施形態における前記第2のタイプの電子デバイスに対して、上述のスタートアップ方法におけるさまざまな方法および特定の例もまた適用可能である。上述のスタートアップ方法の詳細な説明から、当業者は、本実施形態における前記第2のタイプの電子デバイスのための実装方法を明確に理解することができる。従って、本明細書の簡潔さのために、詳細は再度明細書において説明されない。
【0112】
特定の実装処理において、図6および図7における機能ユニットは、同じエンティティ・デバイス内に設定され得る。すなわち、要求仕様に従って異なる機能ユニットを選択することにより、前記電子デバイスは、シャットダウン閾値電圧調整だけでなく、低電圧スタートアップも実装することができる。
(実施形態3)
【0113】
図8を参照して、本特許出願の実施形態は第1のタイプの電子デバイスを提供し、該電子デバイスは、
前記電子デバイス内にアプリケーション・プログラムのアプリケーション情報を格納するように構成されたメモリと、
前記電子デバイスのバッテリーの現在の電圧を取得し、前記現在の電圧が、前記電子デバイスの最低シャットダウン閾値以上であり、且つ、前記電子デバイスの通常のシャットダウン閾値以下であるとき、少なくとも1つのアプリケーション・プログラムの少なくとも1片のアプリケーション情報を取得し、前記少なくとも1片のアプリケーション情報の各片のアプリケーション情報に対応するアプリケーション・プログラムのアプリケーション・シャットダウン閾値は、最低シャットダウン閾値より大きく、前記現在の電圧以下であり、前記少なくとも1片のアプリケーション情報に従って、前記現在の電圧に対応する、前記電子デバイスの現在のシャットダウン閾値を、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムに対応する少なくとも1つのアプリケーション・シャットダウン閾値の最大アプリケーション・シャットダウン閾値に設定する、ように構成されたプロセッサ802と、を含む。
【0114】
特定の実装処理において、前記電子デバイスは、
そのアプリケーション・シャットダウン閾値が、前記通常のシャットダウン閾値以下である、前記電子デバイス内のすべての利用可能なアプリケーション・プログラムを表示するように構成されたディスプレイ803をさらに含み、
前記の、前記プロセッサ802が、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムの前記少なくとも1片のアプリケーション情報を取得するように構成されることは、特に、すべての前記利用可能なアプリケーション・プログラムから、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムをユーザが構成するか否かを決定し、もし、前記ユーザが、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムを、すべての前記利用可能なアプリケーション・プログラムから構成するならば、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムの前記少なくとも1片のアプリケーション情報を取得する、ように構成されていることである。
【0115】
特定の実装処理において、前記電子デバイスの電力消費を削減するために、前記プロセッサ802は、
前記現在の電圧に対応する、前記電子デバイスの前記現在のシャットダウン閾値を、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムに対応する前記少なくとも1つのアプリケーション・シャットダウン閾値の最大アプリケーション・シャットダウン閾値に設定するとき、または、設定する前に、そのアプリケーション・シャットダウン閾値が前記通常のシャットダウン閾値より大きい、すべての利用可能でないアプリケーション・プログラムを閉じ、無効化する、ようにさらに構成される。
【0116】
特定の実装処理において、前記アプリケーション・シャットダウン閾値は、特に、最低シャットダウン閾値、前記バッテリーの内部抵抗、および前記アプリケーション・プログラムに対応するピーク電流、に従って取得される電圧値である。
【0117】
前記電子デバイスが、繰り返し前記シャットダウン閾値を調整することを避けるために、前記プロセッサ802は、
前記現在の電圧に対応する、前記電子デバイスの前記現在のシャットダウン閾値を、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムに対応する前記少なくとも1つのアプリケーション・シャットダウン閾値の最大アプリケーション・シャットダウン閾値に設定した後、前記現在の電圧によってトリガーを掛けられたシャットダウン・イベントをシールドし、前記電子デバイスの前記現在のシャットダウン閾値が調整されているか否かを示すために使用されるグローバル変数を、既調整識別子に設定する、ようにさらに構成される。
【0118】
特定の実装処理において、前記プロセッサ802は、
前記現在の電圧に対応する、前記電子デバイスの前記現在のシャットダウン閾値を、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムに対応する前記少なくとも1つのアプリケーション・シャットダウン閾値の最大アプリケーション・シャットダウン閾値に設定した後、前記バッテリーのその後の電圧を取得し、前記その後の電圧が閾値電圧より大きいか否かを決定し、ここで、前記閾値電圧は前記通常のシャットダウン閾値より大きく、前記その後の電圧が前記閾値電圧より大きいとき、前記設定ユニットは、前記電子デバイスの前記現在のシャットダウン閾値を前記通常のシャットダウン閾値に設定する、ようにさらに構成される。
【0119】
前記電子デバイスのフル機能実行モードを再開するために、前記プロセッサ802は、
前記電子デバイスの前記現在のシャットダウン閾値が前記通常のシャットダウン閾値に設定された後、前記電子デバイスの実行モードを、すべてのアプリケーション・プログラムが実行可能なフル機能モードに調整し、前記グローバル変数を、未調整識別子に設定する、ようにさらに構成される。
【0120】
本実施形態における前記第1のタイプの電子デバイスに対して、シャットダウン閾値を調整する上述の方法におけるさまざまな方法および特定の例もまた適用可能である。シャットダウン閾値を調整する上述の方法の詳細な説明から、当業者は、本実施形態における前記第1のタイプの電子デバイスのための実装方法を明確に理解することができる。従って、本明細書の簡潔さのために、詳細は再度明細書において説明されない。
【0121】
図9を参照して、本特許出願の実施形態は第2のタイプの電子デバイスをさらに提供し、該第2の電子デバイスは、
前記電子デバイスの最小スタートアップ閾値と通常のスタートアップ閾値を格納するように構成されたメモリ901と、
ユーザのスタートアップ操作に応答し、前記電子デバイスのバッテリーの現在の電圧を検出し取得し、前記現在の電圧が、前記電子デバイスの最小スタートアップ閾値より大きいか否かを決定し、前記現在の電圧が、最小スタートアップ閾値より大きいとき、前記現在の電圧が、前記電子デバイスの前記通常のスタートアップ閾値より大きいか否かを決定し、そして、前記現在の電圧が、前記通常のスタートアップ閾値より大きくないとき、前記電子デバイスの最低システムおよび表示モジュールの初期化を完了するように、低電圧スタートアップ処理を開始するように、前記電子デバイスを制御する、ように構成されたプロセッサ902と、を含む。
【0122】
特定の実装処理において、前記プロセッサ902は、
前記電子デバイスの前記最小システムおよび前記表示モジュールの初期化を完了するように、前記低電圧スタートアップ処理を開始するように前記電子デバイスを制御した後、そのアプリケーション・シャットダウン閾値が前記現在の電圧以下である、前記電子デバイス内のすべての利用可能なアプリケーション・プログラムを取得し表示し、すべての前記利用可能なアプリケーション・プログラムから、前記ユーザによって構成された、少なくとも1つのアプリケーション・プログラムを取得し、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムを実行可能な状態に設定する、ようにさらに構成される。
【0123】
低電圧スタートアップおよび実行の後、前記電子デバイスの異常シャットダウンを防ぐために、前記プロセッサ902は、
すべての前記利用可能なアプリケーション・プログラムから、前記ユーザによって構成された、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムを取得し、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムを前記実行可能な状態に設定したとき、または、設定した後、前記少なくとも1つのアプリケーション・プログラムに対応する少なくとも1つのアプリケーション・シャットダウン閾値を取得し、前記電子デバイスの現在のシャットダウン閾値を、前記少なくとも1つのアプリケーション・シャットダウン閾値の最大アプリケーション・シャットダウン閾値に設定する、ようにさらに構成される。
【0124】
本実施形態における前記第2のタイプの電子デバイスに対して、上述のスタートアップ方法におけるさまざまな方法および特定の例もまた適用可能である。上述のスタートアップ方法の詳細な説明から、当業者は、本実施形態における前記第2のタイプの電子デバイスのための実装方法を明確に理解することができる。従って、本明細書の簡潔さのために、詳細は再度明細書において説明されない。
【0125】
特定の実装処理において、図6および図7における機能ユニットは、同じエンティティ・デバイス内に設定され得る。すなわち、要求仕様に従って異なる機能ユニットを選択することにより、前記電子デバイスは、シャットダウン閾値電圧調整だけでなく、低電圧スタートアップも実装することができる。
【0126】
本特許出願の実施形態における技術的解決策の1以上を使用することにより、以下の技術的効果が達成され得る。
【0127】
電子デバイスのバッテリーの現在の電圧が検出され取得され、前記現在の電圧が、前記電子デバイスの最低シャットダウン閾値より大きく、しかし、前記電子デバイスの通常のシャットダウン閾値以下であるとき、前記電子デバイスの現在のシャットダウン閾値は、最大アプリケーション・シャットダウン閾値に下がるように調整される、すなわち、前記電子デバイスのシャットダウン閾値は下げられる。このように、そのアプリケーション・シャットダウン閾値が、最大アプリケーション・シャットダウン閾値以下であるアプリケーション・プログラムを実行し続けることができ、前記電子デバイスのより多くのバッテリー電力が使用され、それにより、従来技術において電子デバイスが直面するバッテリー電力の低い利用という技術的課題を解決し、さらに、バッテリー電力の利用の増加という技術的効果を達成する。
【0128】
本発明の実施形態が、方法、システム、またはコンピュータ・プログラム製品として提供され得ることを当業者は理解すべきである。従って、本発明は、ハードウェアだけの実施形態、ソフトウェアだけの実施形態、またはソフトウェアおよびハードウェアの組合せを用いた実施形態の形を使用し得る。さらに、本発明は、コンピュータ利用可能プログラム・コードを含む1以上のコンピュータ利用可能記憶媒体(これに限定されないが、ディスク・メモリ、CD−ROM、光メモリ、等を含む)上に実装されたコンピュータ・プログラム製品の形を使用し得る。
【0129】
本発明は、本発明の実施形態に従った方法、デバイス(システム)、およびコンピュータ・プログラム製品のフローチャートおよび/またはブロック図を参照して説明される。理解されるべきは、コンピュータ・プログラム命令は、フローチャートおよび/またはブロック図における各処理および/または各ブロック、および、フローチャートおよび/またはブロック図における処理および/またはブロックの組合せ、を実装するために使用され得る。コンピュータまたは任意の他のプログラマブル・データ処理デバイスのプロセッサによって実行される命令が、フローチャートにおける、および/または、ブロック図における1以上のブロックにおける1以上の処理における特定の機能を実装するための装置を生成するように、汎用目的のコンピュータ、専用コンピュータ、組み込みプロセッサ、または、機械を生成するための、任意の他のプログラマブル・データ処理デバイスのプロセッサのために、これらのコンピュータ・プログラム命令は提供され得る。
【0130】
これらのコンピュータ・プログラム命令は、コンピュータまたは任意の他のプログラマブル・データ処理デバイスが特定の方法で働くように命令することができ、そのため、コンピュータ可読メモリ内に格納された命令が、命令装置を含む道具を生成する。命令装置は、フローチャート内の、および/または、ブロック図における1以上のブロック内の、1以上の処理における特定の機能を実装する。
【0131】
これらのコンピュータ・プログラム命令はまた、コンピュータまたは他のプログラマブル・データ処理デバイス上にロードされ得、そのため、一連の動作およびステップがコンピュータまたは他のプログラマブル・デバイス上で実行され、それによって、コンピュータ実装処理を生成する。従って、コンピュータまたは他のプログラマブル・デバイス上で実行される命令は、フローチャート内の、および/または、ブロック図における1以上のブロック内の、1以上の処理における特定の機能を実装するためのステップを提供する。
【0132】
明らかに、当業者は、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、本発明に対するさまざまな修正および派生を作ることができる。本発明は、以下の特許請求の範囲およびその均等の技術によって定義される保護の範囲内に入ることを条件として、これらの修正および派生をカバーすることを意図している。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9