特許第5961776号(P5961776)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5961776
(24)【登録日】2016年7月1日
(45)【発行日】2016年8月2日
(54)【発明の名称】眼鏡
(51)【国際特許分類】
   G02C 5/20 20060101AFI20160719BHJP
【FI】
   G02C5/20
【請求項の数】3
【全頁数】7
(21)【出願番号】特願2012-28592(P2012-28592)
(22)【出願日】2012年2月13日
(65)【公開番号】特開2012-194540(P2012-194540A)
(43)【公開日】2012年10月11日
【審査請求日】2014年2月12日
(31)【優先権主張番号】特願2011-43679(P2011-43679)
(32)【優先日】2011年3月1日
(33)【優先権主張国】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】595081921
【氏名又は名称】入江 成夫
(72)【発明者】
【氏名】入江成夫
【審査官】 吉川 陽吾
(56)【参考文献】
【文献】 実開平04−061313(JP,U)
【文献】 特開平07−281135(JP,A)
【文献】 特開2006−163019(JP,A)
【文献】 特開平07−199128(JP,A)
【文献】 特開2010−060624(JP,A)
【文献】 実開平02−146618(JP,U)
【文献】 特開平04−066914(JP,A)
【文献】 特開2007−256652(JP,A)
【文献】 特開平08−201733(JP,A)
【文献】 実開平01−160420(JP,U)
【文献】 米国特許第04946268(US,A)
【文献】 特開2007−264207(JP,A)
【文献】 特開平11−014948(JP,A)
【文献】 特開2003−195228(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G02C 5/20
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
眼鏡のテンプルの後端を、滑り止めのテンプル用穴に前側から挿入し、さらに滑り止めの後側からモダンを接続したジョイントをジョイント用穴に挿入するとともに、滑り止めに対するテンプルとジョイントの挿入量を独立して各々調節して固定する事により、滑り止めの位置や、レンズから滑り止め及び、滑り止めからモダンまでの長さを独立して調整でき、しかも挿入したテンプル及びジョイントがそれぞれ、滑り止めの反対側からはみ出る事のない長手方向に長さを有する一個の滑り止めを持つ眼鏡。
【請求項2】
前記滑り止めを顔に当接し、メガネの重量を支える請求項1記載の眼鏡。
【請求項3】
前記滑り止めを頬骨の上側窪みに押し付け、さらにモダンを側頭部の出っ張り、あるいは耳の出っ張りに当てて装着する請求項1、2の何れかに記載の眼鏡。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は眼鏡のレンズからモダンまでの長さと幅を簡単に調整でき、又、顔に跡が付かず、なお且つお洒落な眼鏡に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の眼鏡は顔に合わせる時専用工具でテンプルやモダンを切ったり曲げたりして長さや幅を調整しているが簡単に調整できず熟練も必要である。
そこで上記問題を解決する為、プラスチックのテンプルやモダンに芯がねを挿入しモダンの芯がねの差し込み量を変えてテンプルの長さを調節するものもあるが、調整範囲が狭い問題がある(例えば、特許文献1又は2参照)。
特許文献1及び特許文献2によればテンプル又はモダンの何れか一方の差し込み量の調整しかできず調整範囲が狭い問題がある。一般的に眼鏡のモダンやテンプルは相当細く作られているが、このテンプルやモダンの中に内径に対して非常に長い穴を設ける事は製造上非常に難しい。さらに部品点数が多いので製造が難しくコストも上がる。また、両者ともプラスチックのテンプルにしか対応できない。さらに幅を調整するにはテンプルを曲げて調整するが専用工具が必要である。
又、超弾性フレームの眼鏡は復元性が有るが曲げても元に戻ってしまう性質の為、テンプルを曲げる事が出来ず鼻パッドによって鼻に押し付けて顔の中央に寄せる為片方の鼻に力が懸り非常に痛くなる。そしてテンプルの長さが調整できる眼鏡に於いてはテンプルに設けた芯線がむき出しで美観を損なう。違う雰囲気の眼鏡を掛ける為にはフレームごとメガネを交換しなければならず費用がかかる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009−175204号公報
【特許文献2】特開2010−60624号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
解決しようとする課題は簡単に顔の形に合わせてフィッティングでき快適でファション性に富んだ眼鏡を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1の手段として、テンプル2の後端を、滑り止め3にテンプル用穴6に前側から挿入して滑り止め3に固定し、後端にモダン5を接続したジョイント4の前端を、滑り止め3に設けられたジョイント用穴6に後側から挿入して滑り止め3にジョイント4を固定すると共に、滑り止め3に対するテンプル2とジョイント4の挿入量を各々調節することにより、リム10からモダン5までの長さを調整する。その時滑り止めの反対側から其々の端がはみ出さない長さの滑り止めとする。
【0006】
請求項2の手段として滑り止め3を顔に当接してメガネの重量を支える。
【0007】
請求項3の手段として滑り止め3を頬骨の上側の窪みに押し当て、眼鏡の重量を頬骨で支え、屈曲自在(例えば針金)なジョイント4を曲げてモダン5を窪みの上側の側頭部や耳の内側の出っ張りに当てて装着する。
【発明の効果】
【0008】
請求項1の発明の眼鏡によれば滑り止め3の穴にテンプル2とジョイント4を別々の穴に差し込み固定するのでメガネの長さの調節範囲が大きくできる。その為、先行技術文献に比較して滑り止め3の穴を短くできる。その結果穴自体を大きくでき製造が簡単になる。さらにテンプル2とジョイント4は別々の素材にする事が出来、滑り止め3と独立しているので、お互いの長さ、位置、を自由に調整でき、任意に曲げる事も出来、眼鏡のフィッティングが簡単に行える。
【0009】
請求項2の発明の眼鏡によれば滑り止め3を長くしておけば、メガネの重量を受け止める事が出来る。
【0010】
請求項3の発明の眼鏡によれば滑り止め3が頬骨の上側に当たり眼鏡の重量を支え、モダン5が上側に上がるのを耳などの出っ張りに当てる事で止める事が出来る。したがってリム10が下に落ちる事が無くなり、鼻パッドが無くてもブリッジ1やリム10が鼻や顔から浮かせる事が出来る為、鼻や顔に跡が付かない。しかも耳の後ろ側までモダン5を回す必要が無く、従来の眼鏡に比べてリム10からモダン5までの長さを非常に短くできる。鼻パッドが不要でありリム10を好きな形にする事が出来製造が簡単で有り、デザインの自由度が増しお洒落な眼鏡がデザインできる。例えばリム10を瞳孔と同じ大きさにすることも可能である。
鼻パッドを有する従来の眼鏡の場合でも、頬骨の上側で重量を支えるので、鼻パッドにかかる重力を軽減出来、鼻が痛くならず、跡もつきにくい。
滑り止め3をもみあげ部に来るようにすると髪が生えている為より跡が付きにくい。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1図1は鼻パッドの無い眼鏡で滑り止め3にテンプル2を差し込みさらにジョイント4を少し差しこんで眼鏡の長さを長くし上から見た図である。滑り止め3は左右の間隔が狭くなる位置にしてある。
図2図2はテンプル2およびジョイント4の差し込む量を最大にして眼鏡の長さを短くして有り、上から見た図である。滑り止め3は左右の間隔が広くなる位置にしてある。又テンプル2を曲げてリム10を左にずらせた図である。
図3図3図1に於いて右側の滑り止め3をモダン5側から見た図でありテンプル用穴6とジョイント用穴7が別の形にしてある。
図4図4(A)は滑り止め3にガイド8を設けた平面図である。(B)は(A)に於いて滑り止め3にガイド8を差し込んだ平断面図である。
図5図5は鼻パッドの無い眼鏡を横から見た図であり屈曲自在(例えば針金)なジョイント4を上側に曲げて(A)はモダン5が側頭部に滑り止め3の近辺で当たるようにした図である。(B)はモダン5が滑り止め3より後ろ側で測頭部に当たるようにした図である。ジョイント4とモダン5を同じ大きさにした別実施例である。
図6図6は鼻パッドが無い眼鏡を装着して横から見た作用図で有り、(A)はモダン5を耳の上側(耳輪)で当てる例を示す図である。(B)はモダン5を中間で耳に当てる例を示す図である。(C)はモダン5を耳の穴の少し上側で耳に当てる例を示す図である。
図7図7はテンプル2滑り止め3モダン5の平断面図であり、モダン5の中空部に重り11が取り付けてある。
図8図8はカバー12を取り付け横から見た図である。
図9図9図8を裏側から見た拡大図である。
図10図10の(A)は滑り止め3がカバー12から少し出た図である。(B)は滑り止め3が別のカバー12に隠れた実施例を示す図である。
図11図11の(A)はカバー12をモダン5を側から見た図である。(B)はカバー12の中に滑り止め3をはめ込むタイプの別実施例をモダン5側から見た図である。
図12図12滑り止め3とカバー12の別実施例を示すものであって、(A)は滑り止め3に開口部をもつカバー12を取り付けた図で有り2個のテンプル用穴とジョイント用穴を設けてある。(B)は(A)の滑り止め3を180度回転させカバー12の中にはめ込んだ図である。
図13図1に於いて右側の滑り止め3をモダン5側から見た別実施例を示す図で有り、図3のテンプル用穴6とジョイント用穴7が同じ形状にして一個ずつ設けてある。
【発明を実施するための形態】
【0012】
発明の実施の形態を図1で示すと滑り止め3にテンプル2及びジョイント4を差し込んでモダン5を連結する。滑り止め3に差し込むテンプル2およびジョイント4は差し込み量を調整し適当な位置で固定する。
発明の実施の形態を図6で示すと、滑り止め3を顔に当接するとその摩擦によりメガネの重量を受ける事が出来る
発明の実施の形態を図4で示すと、滑り止め3に、テンプル2或いはジョイント4を軽く湾曲させて挿入すると湾曲部が抵抗になり簡単に固定でき、ガイド8を曲げると、超弾性テンプルも曲げる方向、量によってその向きや位置を調整保持でき最適なフィティングが可能となる。
発明の実施の形態を図5および図6で示すと滑り止め3を頬骨の上側の窪みに当て眼鏡の重量を受ける。そしてモダン5を側頭部の膨らみや耳の内側の出っ張り(耳輪、耳の穴の少し上側)に当てリム10が滑り止め3を中心に下に回転しようとする力を打ち消す。
【実施例】
【0013】
本眼鏡はブリッジ1、リム10に連結したテンプル2及び滑り止め3ジョイント4およびモダン5で構成するが、滑り止め3にそれぞれの差し込み量を調節し最適な位置にセットしてやり長さを調節できる。滑り止め3は交換可能とし顔幅似合う最適なものを選べる。この滑り止め3は180度回転する事により水平方向に並んだ穴の位置を入れ替えて使用する事もできるので左右の滑り止め3の間隔を専用工具を使わずに調整できる。ガイド8は滑り止め3に一体あるいは別の素材で中空の突起を作りガイド8とする。このガイド8にテンプル2を差し込みガイド8曲げる事により超弾性テンプル2を曲げる事が出来る。滑り止め3を頬骨の上側の窪みで頬骨に接触させ眼鏡の重量を支える。このようにすると肌との接触面積が大きくなり少々テンプル2の挟みつけが強くても圧力が分散され快適である。また滑り止め3で眼鏡を保持するのでジョイント4を単独で調整できモダン5の肌への接触をより微妙に調整できるようになる。そして鼻パッドが無くても眼鏡の重量は頬骨で受けリム10側が滑り止め3を中心に下に回転する力をモダン5を耳の突起などに当てる事により抑える事が出来顔に接触しないメガネになる。モダン5はジョイント4の差し込む量で長さを調整し、上下左右に曲げて肌に当たる位置を調節出来る。テンプル2とジョイント4はそれぞれの穴の中で少し湾曲させる事により簡単に固定できる。図5の(A)のようにモダンが滑り止め3の近くに来るようにすると眼鏡がコンパクトになる。(B)のようにモダン5が滑り止め3の後ろ側で側頭部に当たるようにすると普通の眼鏡と同じような感覚で眼鏡が装着できる。図6のように耳の内側の出っ張りにモダン5を当てるとより確実に支持できる。
【産業上の利用可能性】
【0014】
眼鏡のテンプルの調整が簡単に調整できメガネ屋に行かなくても快適にメガネを使用できる。3D眼鏡や保護メガネ等通常している眼鏡の上から重ね掛けする眼鏡をしても、テンプルの位置が異なるので痛くなりにくい。
【符号の説明】
【0015】
1 ブリッジ
2 テンプル
3 滑り止め
4 ジョイント
5 モダン
6,6A 6B テンプル用穴
7,7A 7B ジョイント用穴
8 ガイド
9 眼鏡
10 リム
11 重り
12 カバー
13 溝
14 滑り止め用穴
図1
図2
図3
図4
図5
図7
図8
図9
図10
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図12
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