(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5961864
(24)【登録日】2016年7月8日
(45)【発行日】2016年8月2日
(54)【発明の名称】引き出し、および、引き出し底部を強固にクランプするための工具
(51)【国際特許分類】
A47B 88/00 20060101AFI20160719BHJP
F16B 12/10 20060101ALI20160719BHJP
F16B 12/32 20060101ALI20160719BHJP
F16B 5/06 20060101ALI20160719BHJP
【FI】
A47B88/00 B
F16B12/10 A
F16B12/32 G
F16B5/06 H
【請求項の数】16
【外国語出願】
【全頁数】26
(21)【出願番号】特願2014-216479(P2014-216479)
(22)【出願日】2014年10月23日
(62)【分割の表示】特願2011-532554(P2011-532554)の分割
【原出願日】2009年9月7日
(65)【公開番号】特開2015-44002(P2015-44002A)
(43)【公開日】2015年3月12日
【審査請求日】2014年10月23日
(31)【優先権主張番号】202008014135.4
(32)【優先日】2008年10月23日
(33)【優先権主張国】DE
(31)【優先権主張番号】202009005203.6
(32)【優先日】2009年8月28日
(33)【優先権主張国】DE
(73)【特許権者】
【識別番号】504467554
【氏名又は名称】ポール ヘティッヒ ゲーエムベーハー ウント ツェーオー. カーゲー
(74)【代理人】
【識別番号】100107456
【弁理士】
【氏名又は名称】池田 成人
(74)【代理人】
【識別番号】100148596
【弁理士】
【氏名又は名称】山口 和弘
(74)【代理人】
【識別番号】100123995
【弁理士】
【氏名又は名称】野田 雅一
(72)【発明者】
【氏名】バブーケ−ルンテ, ギド
(72)【発明者】
【氏名】ケースラー, アンドレアス
(72)【発明者】
【氏名】ステューフェル, アンドレアス
(72)【発明者】
【氏名】メイヤー, ヘルマット
(72)【発明者】
【氏名】メイヤー,ベルント
【審査官】
蔵野 いづみ
(56)【参考文献】
【文献】
西独国特許出願公開第02944317(DE,A)
【文献】
特開平06−296524(JP,A)
【文献】
登録実用新案第3031495(JP,U)
【文献】
特開平11−056500(JP,A)
【文献】
特表2010−502330(JP,A)
【文献】
実開平04−104939(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47B 88/00−88/22
F16B 5/00− 5/12
F16B 12/00−12/60
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
引き出し底部(4)を固定するために締結手段(6)が配置される引き出しケーシング(2、3)を備える引き出し(1)であって、前記引き出しケーシング(2、3)の、前記引き出しの中心に面するそれぞれの側壁で鼻部(37)が前記引き出しの中心へ向けて突出し、前記引き出し底部(4)の上面をそれぞれのケーシング側壁に対して垂直に配置される前記鼻部の下面に対して押し付けることができる引き出し(1)において、
前記締結手段(6)が、前記鼻部(37)と協働する、クランプ距離が可変のクランプ手段として構成され、前記締結手段(6)を用いて異なる厚さの前記引き出し底部(4)を固定でき、
前記締結手段(6)が前記引き出しケーシング(2、3)または、前記引き出しケーシング(2、3)の中空輪郭内に挿入される接続要素(28)、と一体に形成されることを特徴とする引き出し。
【請求項2】
前記締結手段(6)が、前記引き出しケーシング(2、3)または前記接続要素(28)の下縁で前記引き出し底部(4)の側縁を少なくとも部分的に取り囲むクランプウェブ(29)として形成されることを特徴とする請求項1に記載の引き出し。
【請求項3】
前記引き出しケーシング(2、3)または前記接続要素(28)の下縁が、前記引き出し底部(4)の底面と平行に位置合わせされており且つ前記引き出し底部(4)をクランプするために丸め部を有するウェブ(34)として形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の引き出し。
【請求項4】
前記ウェブ(34)が、前記ケーシングの縁部からクランプウェブ(29)へ向けてスリットが入れられる、隣接して配置される複数の舌部(35)の形態をなして構成されることを特徴とする請求項3に記載の引き出し。
【請求項5】
前記引き出し底部(4)を固定するのに適するエンボス部(33)が前記ウェブ(34)または個々の前記舌部(35)に形成されることを特徴とする請求項4に記載の引き出し。
【請求項6】
前記エンボス部(33)が前記ウェブ(34)または前記舌部(35)の長手方向延在部に対して平行または垂直に延びることを特徴とする請求項5に記載の引き出し。
【請求項7】
前記引き出し底部(4)の底面に対して平行に位置合わせされており且つ前記引き出し底部(4)をクランプするために丸め部を有する舌部(47、48)が前記クランプウェブ(29)に形成されることを特徴とする請求項2に記載の引き出し。
【請求項8】
前記舌部(47、48)の前記丸め部が、可変直径(D1、D2)のクランプ舌部を形成することを特徴とする請求項7に記載の引き出し。
【請求項9】
前記舌部(47、48)の少なくとも一方には、前記舌部(47、48)を丸めた状態で舌部(47、48)の表面から出て前記引き出し底部(4)を固定する爪(49)が設けられることを特徴とする請求項8に記載の引き出し。
【請求項10】
前記舌部(47、48)の少なくとも一方には、前記舌部(47、48)を丸めた状態で舌部表面から突出して前記引き出し底部(4)に当接してこれを固定するタブ(50)が設けられることを特徴とする請求項7または8に記載の引き出し。
【請求項11】
前記タブ(50)には、前記引き出し底部(4)を固定するための穿孔(51)が設けられることを特徴とする請求項10に記載の引き出し。
【請求項12】
請求項3〜6のいずれか一項に記載の引き出しの前記引き出し底部(4)を強固にクランプするための工具において、
ダイ(32)およびロールスライダ(31)を備えることを特徴とする工具。
【請求項13】
前記ロールスライダ(31)が、強固にクランプされるべき前記引き出し底部(4)の厚さ(A、B)に適合される径方向輪郭(36)を有することを特徴とする請求項12に記載の工具。
【請求項14】
前記ロールスライダ(31)が、前記ウェブ(34)と対向するその表面に、エンボス部(33)の深さに対応する深い凹部(38)を有することを特徴とする請求項12または13に記載の工具。
【請求項15】
請求項7〜11のいずれか一項に記載の引き出しの前記引き出し底部(4)を強固にクランプするための工具において、
強固にクランプされるべき前記引き出し底部(4)の厚さ(A、B)に適合される径方向輪郭(59、59’)を有するロールスライダ(57、57’)がそのヘッド部分に配置される手動式プライヤ(60)として構成されることを特徴とする工具。
【請求項16】
前記ロールスライダ(57、57’)が、強固にクランプされるべき前記引き出し底部(4)の異なる厚さ(A、B)に適合されるように前記手動式プライヤ(60)の前記ヘッド部分に取り外し可能に配置されることを特徴とする請求項15に記載の工具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、請求項1の前文に係る引き出し、および、請求項27の前文に係る、引き出しの引き出し底部を強固にクランプするための工具に関する。
【背景技術】
【0002】
当該引き出しは多くの構造で知られている。それらの引き出しは、通常、2つのサイドケーシングと、これらのサイドケーシングにより保持される引き出し底部と、通常はサイドケーシングにも固定されるフロントパネルおよび後壁とからなる。引き出し底部を保持するため、例えば、引き出し底部が水平ウェブによりケーシングに保持され、これらの水平ウェブが底部の溝内に突出するエンボス部を有することが、従来技術から知られている。また、ケーシング側壁の開放溝内へ突出する、引き出し底部の下方に向くウェブによって、サイドケーシングに対する引き出し底部の接続を達成することも知られている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ケーシングに対する引き出し底部の前述した保持は構造的に複雑である。これは、ケーシングに効果的に保持されるように、溝、穴、または、更にはウェブを引き出し底部に設けなければならないからである。また、これらの構造では、所定の厚さの底部しか使用することができない。
【0004】
異なる厚さの底部の使用を可能にする引き出し構造も従来技術から知られている。この場合、引き出し側壁は、様々な厚さの引き出し底部のための支持面としての役目を果たすことができる階段状の形状を下側領域に有する。ここでの欠点は、このタイプの構造により引き出し底部の幅が異なるという点である。
【0005】
したがって、本発明の目的は、引き出し底部または引き出し底部を保持する引き出しケーシングの更なる後加工を伴うことなく、構造的に簡単な方法で様々な厚さの引き出し底部の使用および設置を可能にする引き出しおよび工具を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この目的は、請求項1の特徴を有する引き出し、および、請求項27の特徴を有する工具によって達成される。
【0007】
本発明の更なる特徴が従属請求項の主題である。
【0008】
本発明は、かなり一般的に、異なる厚さの引き出し底部を最も簡単な方法で組み付けることができるように引き出しケーシングおよび引き出し底部の構造を構成するという考えに基づいている。このため、本発明によれば、引き出しケーシングの、引き出しの中心に面する側壁から引き出しの中心へ向けて突出する鼻部と協働する、クランプ距離が可変のクランプ手段として構成される締結手段が設けられ、該締結手段により、異なる厚さの引き出し底部を固定できる。
【0009】
締結手段は、一端を引き出しケーシングまたは接続要素と係止させることができ、引き出し底部を締結手段に取り外し可能に保持するための保持手段を他端に有することが好ましい。係止部は、該係止部から突出する係止ラグを用いて係止され、係止ラグは引き出しケーシングまたは接続要素のガイドクリップに係合できる。それにより、引き出しケーシングの構成を、組み立てられるべき引き出し底部の厚さあるいは材料とは無関係にすることができる。
【0010】
特定の実施形態によれば、締結手段の係止部は、特に好ましい実施形態では異なる長さを有するように構成される複数の隣り合う係止ラグを有する。それにより、係止脚を異なる挿入位置で引き出しケーシングまたは接続要素に係止させることができる。この手段により、異なる厚さの引き出し底部を締結手段により引き出しケーシングに強固に固定することができる。
【0011】
更なる好ましい実施形態によれば、締結手段は、その係止部に、互いにオフセットして配置されることにより引き出しケーシングまたは接続要素の縁部の挿入のための挿入隙間を形成する複数の係止脚を備え、それにより、締結手段が引き出しケーシングまたは接続要素の縁部上にわたってスライドされ、係止脚から突出する係止ラグにより締結手段を引き出しケーシングまたは接続要素の対応する穴パターンに係止させることができる。それぞれの係止脚の係止ラグが異なる高さで係止脚に取り付けられる場合には、それにより、締結手段の異なる挿入位置での係止がここでも確保される。
【0012】
引き出し底部の取り外し可能な保持のための保持手段を引き出し底部の底面の方向に斜めに位置合わせされる歯状部として構成することにより、引き出し底部に溝または穴を組み入れる必要なく、締結手段に対する引き出し底部の簡単な保持が確保される。
【0013】
更なる好ましい実施形態によれば、引き出し底部の取り外し可能な保持のための保持手段は、受け入れ錐体に設けられる開口を有するダボに係合するピンとして形成される。これは、引き出し底部の保持のためにダボを備える引き出し底部の簡単な保持を可能にする。
【0014】
請求項15〜20のうちの1つ以上に係る引き出しの引き出し底部を強固にクランプするための本発明に係る工具を用いると、異なる厚さの引き出し底部を簡単な方法で設置することができる。この場合、引き出し底部が引き出しケーシング間でスライドされる。変形可能な要素、好ましくはロールまたは突出タブが、適切な工具を用いて形成されて、引き出し底部を引き出しケーシング間でクランプする。
【0015】
2つの更なる好ましい実施形態によれば、締結手段が引き出しケーシングまたは接続要素の一部として形成される。この場合、垂直ウェブが、固定要素および/または支持要素としての役目を果たす凹部を有する。引き出し底部の取り外し可能な保持のための保持手段は歯状部として構成される。これらの実施形態のうちの1つにおいて、凹部は、引き出し底部の方向に突出して、更に変形されない。組み立て中、引き出しケーシングが引き出し底部へ供給され、それにより、薄い引き出し底部の場合には、凹部が引き出し底部の支持および固定をもたらす。厚い引き出し底部の場合には、凹部が引き出し底部を固定するのに役立つ。このとき、歯状部が手動工具または自動工具を用いて引き起こされる。この場合、歯状部は、アングル領域と共に、厚い底部のための支持体としての役目を果たす。薄い底部の場合、歯状部は、凹部と共に、引き出し底部のための支持体を形成する。
【0016】
添付図面は、以下に詳しく記載される本発明の典型的な実施形態を示している。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図1】2つの引き出しケーシングと該ケーシングに対して締結手段により取り付けられる引き出し底部とを備える、フロントパネルを伴わずに示される引き出しを下側から見た概略斜視図である。
【
図2】引き出しケーシング、後壁、および、これらに対して締結手段により取り付けられる引き出し底部を備える、フロントパネルを伴わずに示される引き出しを上側から見た概略斜視図である。
【
図3】
図1に示されるIIIによって指定される引き出しの概略部分斜視図である。
【
図4】
図4A及び4Bは、同じ長さの係止ラグを有する締結手段を示す斜視図である。
【
図5】
図5A〜5Cは、異なる長さの係止ラグを有する締結手段を示す斜視図である。
【
図6】接続手段に取り付けられる2つの締結手段の概略斜視図である。
【
図7】
図7A及び7Bは、接続手段に係止される締結手段の概略側面図であり、異なる厚さの引き出し底部が該手段によって保持される概略側面図である。
【
図8】
図8A及び8Bは、複数の係止脚からなる係止部を有する締結手段の更なる実施形態の概略斜視図である。
【
図9】係止ラグが異なる位置に取り付けられる
図8A、Bに示される締結手段の実施形態の概略側面図である。
【
図10】
図9に示される締結手段のXにより指定される細部を示す概略側面図である。
【
図11】
図8、9に示される実施形態における接続要素に係止される締結手段の概略斜視図である。
【
図12】
図8、9に示される実施形態における接続要素に係止される締結手段の概略斜視図である。
【
図13】
図13A及び13Bは、複数の脚を伴う係止部を有する締結手段の更なる実施形態の概略図であり、係止ラグが同じ高さに取り付けられる概略図である。
【
図14】係止穴が複数の列をなして接続手段に組み入れられる
図13A、Bに示される実施形態に係る接続手段に取り付けられる締結手段の概略斜視図である。
【
図15】係止穴が複数の列をなして接続手段に組み入れられる
図13A、Bに示される実施形態に係る接続手段に取り付けられる締結手段の概略斜視図である。
【
図16】
図16A及び16Bは、同じ長さの係止ラグと、引き出し底部を保持するためのピンとを有する締結手段の更なる実施形態の概略斜視図である。
【
図17】引き出しケーシングに取り付けられる引き出し底部の
図16A、Bに示される締結手段の概略部分斜視図である。
【
図18】引き出し底部、ダボ、および、
図16A、Bに示される締結手段の実施形態を伴う概略分解図である。
【
図19】
図19A〜19Dは、同じ長さの係止ラグと引き出し底部を保持するためのU形状屈曲保持部とを有する締結手段の更なる実施形態の概略図である。
【
図20】引き出し底部が挿入された状態の引き出しケーシングに係止される締結手段の概略側面図である。
【
図21】係止切り欠きを備える引き出しケーシングに取り付けられて2つの脚からなる締結手段の更なる典型的な実施形態および該締結手段に保持される引き出し底部の斜視図である。
【
図22】
図19または
図21に示される典型的な実施形態に係る締結手段の更なる斜視図である。
【
図23】引き出しケーシングに締結ウェブを有する引き出しの更なる典型的な実施形態の側面図である。
【
図24】スリットが入れられた締結ウェブを有する
図23のサイドケーシングの斜視図である。
【
図25】締結ウェブが異なる半径に丸められる側面図である。
【
図26】締結ウェブが異なる半径に丸められる側面図である。
【
図27】強固にクランプされる引き出し底部を伴う引き出しケーシングの更なる斜視図である。
【
図28】強固にクランプされる引き出し底部を伴う引き出しケーシングの更なる斜視図である。
【
図29】エンボス部を有するクランプ舌部の詳細図である。
【
図30】凹部を有するロールスライダの詳細図である。
【
図31】突起および歯状部を備える締結手段の斜視図である。
【
図32】突起および歯状部を備える締結手段の斜視図である。
【
図35】突起および歯状部を備える締結手段の更なる典型的な実施形態の斜視図である。
【
図36】
図36A〜36Cは、
図35の締結手段に対する薄い引き出し底部の組み立てシーケンスを伴う側面図である。
【
図37】
図37A〜37Cは、
図35の締結手段に対する厚い引き出し底部の組み立てシーケンスを伴う側面図である。
【
図38】サイドケーシングの更なる典型的な実施形態の斜視図である。
【
図39】クランプ舌部が異なる半径に丸められた状態の
図38のサイドケーシングの斜視図である。
【
図40】クランプ舌部が異なる半径に丸められた状態の
図38のサイドケーシングの斜視図である。
【
図41】挿入された引き出し底部を伴う
図38のサイドケーシングの典型的な実施形態の斜視図を示している。
【
図42】クランプ舌部が異なる半径に丸められて引き出し底部が固定された状態の
図38のサイドケーシングの斜視図である。
【
図43】クランプ舌部が異なる半径に丸められて引き出し底部が固定された状態の
図38のサイドケーシングの斜視図である。
【
図44】引き出し底部を強固にクランプするための工具の典型的な実施形態の斜視図である。
【
図45】クランプ舌部を丸めるためのロールスライダが異なって形成された
図44の工具の詳細図である。
【
図46】クランプ舌部を丸めるためのロールスライダが異なって形成された
図44の工具の詳細図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
図1および
図2は、締結手段6を用いて2つの引き出しケーシング2、3間に保持される引き出し底部4を示している。
図2には後壁5が更に示されている。この典型的な実施形態では、引き出しケーシングがU形状の中空輪郭からなり、該中空輪郭内には、引き出しを家具本体から引き出すための、ここでは図示して更に説明されない、引き出し装置に引き出しケーシング2、3を接続するための複数の接続手段28が挿入される。これらの接続手段28には下縁にガイドクリップ7が設けられ、該ガイドクリップ7には、引き出し底部4を保持するために使用される締結手段6が係合する。
【0019】
図3は、先と同様、以下で詳しく説明される締結手段6の第1の実施形態を伴う
図1に示される引き出しの部分図を示している。
【0020】
図4〜
図7は、締結手段6の第1の実施形態および該締結手段の引き出しケーシング2、3に対する取り付けを示している。
【0021】
締結手段6の第1の変形において、これは平坦な係止脚10からなり、該係止脚からは同じ長さの複数の係止ラグ8が突出する。締結手段6の係止脚領域は底部の近くでアングル領域11と隣接し、それにより、締結手段6は、側部に突出する状態で曲げられ、場合により
図4Bの図に示されるようにLの形状をなして曲げられる。係止脚から離れて面するアングル領域11の自由端で、アングル領域11には、引き出し底部4に押し付いて引き出し底部4に食い込む歯状部9が設けられる。引き出しケーシングから突出する鼻部37が引き出し底部4の縁部の上面に押し付く。したがって、引き出し底部の確実な固定が確保される。
【0022】
図5は、係止脚10の係止ラグ8が異なる長さを有するように形成される締結手段6の第2の実施形態を示している。これは、締結手段6を引き出しケーシング2、3または接続手段28のガイドクリップ7に係止する際に、締結手段6を異なる挿入深さで係止させることができ、それにより、アングル領域11を異なる厚さの引き出し底部4に応じて調整できるという結果を有する。また、例えば、係止ラグ8を支持するガイドクリップ7の縁部を例えば係止脚10の挿入方向で丸めるように形成することも実現可能である。結果として、同じ長さを有するように形成される係止ラグ8を有する締結手段6を異なる挿入深さで係止させることもでき、したがって、該締結手段を異なる厚さの引き出し底部4のために使用できる。
【0023】
締結手段のアングル領域11は、歯状部9の2つの脚が引き出し底部の下面へ向けて斜め上方へ延び且つ引き出し底部下面と平行に延びる平坦な支持面12が2つの脚間に配置されることにより引き出し底部4のための強固な支持面を形成して、歯状部9による引き出し底部4の屈曲を防止するように形成されるのが特に好ましい。歯状部9は、引き出し底部4に対して鼻部37の方向に力を及ぼして、引き出し底部4を固定する。
【0024】
図6および
図7は、引き出しケーシング2、3または接続手段28に係止された状態の
図4、5に示される締結手段6の斜視図または側面図を示している。
図7には、これらの締結手段6を用いて異なる厚さの引き出し底部4を引き出しケーシング2、3に取り付けることができることが示されている。この場合、
図7Aの底部厚Aは下側の
図7Bの底部厚Bよりも小さい。
図7Bでは締結手段6がより小さい係合深さで係止されるのが分かる。
図7Bでは締結手段6が短い係止ラグ8で係止され、
図7Aでは締結手段が長い係止ラグ8で係止されるのが明確に分かる。
【0025】
図8〜
図12は締結手段6の更なる実施形態を示している。締結手段6の係止領域はここでは3つの係止脚からなり、その場合、3つの脚のうちの外側ウェブ13は一方側に曲げられ、内側ウェブ14はそれと反対側に曲げられ、それにより、接続要素28の下縁を挿入できる挿入隙間30を形成する。外側ウェブ13および内側ウェブ14から突出する係止ラグ15、16が挿入隙間30の方向に突出する。この場合、外側ウェブ13の係止ラグ15は、内側ウェブ14の係止ラグ16とは異なる高さに取り付けられる。
【0026】
したがって、
図11、12から分かるように、接続要素28には下縁の近傍に複数の凹部17が設けられ、これらの凹部は、締結手段6の係止ラグ15、16に対応する、異なる高さに取り付けられ、それにより、締結手段6を異なる挿入深さで係止できるようにもする。
【0027】
図13〜
図15に示される実施形態では、係止ラグ18、19が外側ウェブ13および内側ウェブ14に同じ高さで取り付けられる。したがって、接続要素28の下縁には、第1の穴列20および第2の穴列21からなる穴パターンが設けられ、その結果、締結手段6を接続要素28の縁部へ向けてスライドさせた場合、これらの穴列20、21が設けられることにより異なる高さで係合させることができる。
【0028】
図16〜
図18に示される実施形態によれば、歯状部9の代わりに、ダボ23の受け入れ錐体24内に受けられ得るピン22が締結手段6の一端に設けられ、ダボ23は引き出し底部4のダボ穴25内に入れられる。
【0029】
図19〜
図22に示される締結手段6の実施形態によれば、これがそのアングル領域で更に曲げられ、それにより、締結手段6は、側方輪郭で見るとU形状に形成される。平坦な支持面12がアングル領域の中央に形成されるのが好ましい。結果として、角度のある側縁を有する引き出し底部4を確実に受けることができ、締結手段6のU形状部内に突出する側縁の端部が支持面12に当接してスプリングタブ26によりしっかりと固定される。
【0030】
図19に示される一部品係止脚27の代わりに、この係止脚を2つの別個の係止脚27へ分割することも実現可能である。
【0031】
図23〜
図30に示される実施形態によれば、締結手段が引き出しケーシング2、3と一体品に形成される。このため、締結手段6は、引き出しケーシング2、3の下縁に形成されるクランプウェブ29として形成される。このクランプウェブ29は、
図25〜
図28に示されるように引き出し底部4の側縁を少なくとも部分的に取り囲む。引き出しケーシング2、3の下縁は、引き出し底部4の下面と平行に位置合わせされ且つ引き出し底部4をクランプするために丸めることができるウェブ34として形成される。このウェブ34は、好ましくは、ケーシング縁部からクランプウェブ29へ向けてスリットが入れられる隣り合う複数の舌部35の形態をなして構成される。引き出しケーシング2、3の縁部にこのようなスリットを入れて個々の舌部35の状態へした結果、ケーシング縁部を成形するために加えられるべき力を小さく保つことができる。ウェブ34または個々の舌部35の表面上にエンボス部33が形成されるのが好ましく、これらのエンボス部は、引き出し底部4を固定するのに適しており、特にこの引き出し底部に食い込むのに適している。これらのエンボス部33は、舌部35またはウェブ34の長手方向延在部に対して平行にあるいは垂直に延びることが好ましい。エンボス部33が舌部35またはウェブ34の長手方向延在部に対して平行にあるいは垂直に延びる実施形態では、固定が引き出しのアライメント方向で特に都合良く作用する。
【0032】
図23〜
図26は、ダイ32とロールスライダ31とを備える、引き出しの引き出し底部4を強固にクランプするための工具を更に示す。異なる厚さの引き出し底部4に関しては、舌部35またはウェブ34を丸めるために、1つのダイ32と異なって形成されるロールスライダ31とが必要とされるにすぎない。ロールスライダ31は、対応する半径をもってウェブ34または舌部35を丸めるために、強固にクランプされるべき引き出し底部4の厚さに適合される径方向輪郭36が異なり、それにより、このように形成されるクランプロール39と引き出しケーシング2、3上の更に上方に配置される鼻部37との間で引き出し底部4を強固にクランプする。組み立てプロセス中、ロールスライダ31がダイ32の方向に移動してその径方向輪郭36を用いてケーシング2、3の舌部35またはウェブ34をクランプロール39に形成する間、ダイ32はカウンタホルダとしての機能を果たす。1つの実施形態にしたがってウェブ34または舌部35に形成されるエンボス部33の場合、ロールスライダ31には、ウェブ34または舌部35と対向するその表面上に、これらのエンボス部33の深さに対応する凹部38が形成されており、エンボス部33がケーシング2、3の水平なウェブ34または舌部35上で損傷されないようになっている。
【0033】
図38〜
図43に示される更なる実施形態によれば、引き出し底部4の下面と平行に位置合わせされ且つ引き出し底部4をクランプするために丸めることができる舌部47、48がクランプウェブ29に形成される。
図39、40、42、43において特に良く分かるように、これらの舌部47、48は、異なる厚さA、Bの引き出し底部4をクランプできるように可変直径D1、D2のクランプ舌部に丸めることができる。ここに示される実施形態では、一方の舌部47に爪49が設けられ、該爪49は、舌部47を丸めた状態で舌部表面から突出することにより、引き出し底部4を固定し、特に、爪49の爪先端が引き出し底部4に食い込む。第2の舌部48にはタブ50が設けられ、このタブも、舌部48を丸めた状態で舌部表面から突出して、引き出し底部4に当接し、それにより、この引き出し底部4を固定する。特に、このタブ50は、締結手段、例えばねじを挿通して引き出し底部4にねじ込むことができる穿孔51を備えており、それにより、丸められた舌部48によってなされるクランプに加えて引き出し底部4を固定する。
【0034】
図44〜
図46は、
図38〜
図43に示されるクランプ舌部47、48を用いて引き出し底部を強固にクランプするための工具60を示している。この工具60は特に手動式プライヤの形態をなして設計されており、強固にクランプされるべき引き出し底部4の厚さに適合される径方向輪郭59、59’を有するロールスライダ57、57’がプライヤのヘッド部分に設けられる。ロールスライダ57、57’は、強固にクランプされるべき異なる厚さの引き出し底部4に適合するためにプライヤ60のヘッド部分に取り外し可能に配置され、それにより、異なる厚さの引き出し底部4を強固にクランプでき、その場合には、引き出し底部4の異なる厚さA、Bに適合するようにロールスライダ57、57’を適宜に交換するだけで済む。この工具60でも、組み立てプロセス中にロールスライダ57、57’に対してカウンタホルダとして機能するダイ58が1つだけ必要とされる。この場合、ロールスライダ57、57’は、プライヤレバー54、55の作動時にダイ58の方向に移動され、また、ロールスライダ57、57’の径方向輪郭59、59’が舌部47、48をクランプ舌部へ形成する。
【0035】
図31〜
図34に示される実施形態によれば、締結手段が接続要素28に一体に形成される。アングル領域11の端部に歯状部43が形成され、該歯状部は、引き出し底部4に下側から押し付いてこれに食い込む。接続要素28から突出するクランプ領域46が引き出し底部4の縁部の上面に押し付く。接続要素28に形成されるウェブ42には突起40、41が設けられる。
図33は厚い引き出し底部に適用されるケースを示しており、引き出し底部の下縁領域がアングル領域11および歯状部43に当接する。突起40、41は、引き出し底部に側方から入り込んで、引き出しの引き出し方向で固定を行なう。
図34に示されるように、薄い引き出し底部の場合には、突起40が引き出し底部の下側領域のための支持体としての機能を果たす。歯状部43および突起41は、引き出し底部に入り込んで、引き出しの引き出し方向で固定を行なう。
【0036】
図35〜
図37に示される実施形態では、前述した実施形態の場合と同様に、締結手段が接続要素28と一体に形成される。締結手段は、
図35に示されるように、歯状部43と、クランプ面46と、突起44、45とを備える。
図36A〜Cは薄い引き出し底部の組み立てを示している。引き出し底部4はウェブ42へ向けてスライドされる。歯状部43は、引き起こされて引き出し底部4の下面に食い込み、引き出し底部の上面をクランプ面46に対して押し付ける。突起44、45は引き出し底部4の方向に移動される。突起44は引き出し底部4に入り込み、一方、突起45は引き出し底部4のための支持体としての機能を果たす。厚い引き出し底部4の組み立て中、突起44、45が引き出し底部4に入り込み、引き出し底部4の下面がアングル領域11および歯状部43に当接する。これが
図37A〜Cに示されている。
【0037】
先の図に示される締結手段の全ての実施形態は、係止脚体またはアングル領域とここに示される歯状体以外の歯状体との組み合わせで実現することもできる。前述した締結手段により、異なる厚さの引き出し底部を、これらの底部を更なる作業ステップで事前に加工する必要なく組み立てることができる。異なる厚さの木材またはプラスチック底部および屈曲側縁を有するシートメタル引き出し底部の両方を使用できる。ハニカムまたはサンドイッチ底部として知られるような間隔構造および2つのカバー層を有する引き出し底部を、これらの締結手段を用いて引き出しケーシングに固定することもできる。
[発明の例]
[例1]
引き出し底部(4)を固定するために締結手段(6)が配置される引き出しケーシング(2、3)を備える引き出し(1)であって、前記引き出しケーシング(2、3)の、前記引き出しの中心に面するそれぞれの側壁で鼻部(37)が前記引き出しの中心へ向けて突出し、前記引き出し底部(4)の上面をそれぞれのケーシング側壁に対して垂直に配置される前記鼻部の下面に対して押し付けることができる引き出し(1)において、
前記締結手段(6)が、前記鼻部(37)と協働する、クランプ距離が可変のクランプ手段として構成され、前記締結手段(6)を用いて異なる厚さの前記引き出し底部(4)を固定できることを特徴とする引き出し(1)。
[例2]
前記締結手段(6)が、前記引き出しケーシング(2、3)および/または、前記引き出しケーシング(2、3)の中空輪郭内に挿入される接続要素(28)、に係止させることができるクランプ部品として構成されることを特徴とする例1に記載の引き出し。
[例3]
前記締結手段(6)の係止部が、隣接して配置される複数の係止ラグ(8)を有する係止脚(10)として構成されることを特徴とする例2に記載の引き出し。
[例4]
前記複数の係止ラグ(8)が同じ長さを有することを特徴とする例3に記載の引き出し。
[例5]
前記複数の係止ラグ(8)が異なる長さを有することを特徴とする例3に記載の引き出し。
[例6]
前記引き出しケーシング(2、3)または、前記引き出しケーシング(2、3)の中空輪郭内に挿入される前記接続要素(28)、にはガイドクリップ(7)が形成され、該ガイドクリップ内に前記締結手段(6)の前記係止脚(10)を挿入して係止ラグ(8)を用いて係合させることができることを特徴とする例3〜5のいずれか一項に記載の引き出し。
[例7]
前記ガイドクリップ(7)がループとして形成されることを特徴とする例6に記載の引き出し。
[例8]
前記締結手段(6)の係止部が、互いにオフセットして配置されて挿入隙間(30)を形成する複数の係止脚(13、14)を備え、係止ラグ(8)が前記挿入隙間(30)の方向に突出し、前記締結手段(6)を、前記引き出しケーシング(2、3)または、前記引き出しケーシング(2、3)の中空輪郭内に挿入される接続要素(28)、の、穴パターンが形成される縁部へ向けてスライドさせて係合させることができることを特徴とする例1に記載の引き出し。
[例9]
前記係止脚(13、14)の前記複数の係止ラグ(8)が前記係止脚のスライド方向で異なる高さに配置され、前記穴パターンの複数の係止穴がそれぞれの前記引き出しケーシング(2、3)またはそれぞれの前記接続要素(28)の前記縁部から同じ距離で配置されることを特徴とする例8に記載の引き出し。
[例10]
前記引き出し底部(4)の取り外し可能な保持のための保持手段が、前記引き出し底部(4)の底面の方向に斜めに位置合わせされる歯状部(9)として構成されることを特徴とする例1〜9のいずれか一項に記載の引き出し。
[例11]
前記引き出し底部(4)の取り外し可能な保持のための保持手段が、前記引き出し底部(4)の底面のダボ穴(25)に係合するピン(22)として構成されることを特徴とする例1〜10のいずれか一項に記載の引き出し。
[例12]
前記ピン(22)が係合する受け入れ錐体に開口が設けられるダボが、前記引き出し底部(4)の底面のダボ穴(25)に設けられることを特徴とする例11に記載の引き出し。
[例13]
前記締結手段(6)がL形状に湾曲されるように形成されることを特徴とする例1〜12のいずれか一項に記載の引き出し。
[例14]
前記引き出し底部(4)下で把持するL脚の領域では、前記締結手段(6)の前記係止脚(10)に対して垂直に位置合わせされる前記引き出し底部(4)用の支持面(12)が前記締結手段(6)に形成されることを特徴とする例3〜7のいずれか一項に記載の引き出し。
[例15]
前記締結手段(6)の1つのウェブ(42)が、前記引き出し底部(4)を固定するのに適する、同じ高さに配置される1つ以上の突起(40、45)、それよりも上側に配置される1つ以上の突起(41、44)および歯状部(43)を有することを特徴とする例1〜14のいずれか一項に記載の引き出し。
[例16]
前記締結手段(6)が前記引き出しケーシング(2、3)または、前記引き出しケーシング(2、3)の中空輪郭内に挿入される接続要素(28)、と一体に形成されることを特徴とする例1に記載の引き出し。
[例17]
前記締結手段(6)が、前記引き出しケーシング(2、3)または前記接続要素(28)の下縁で前記引き出し底部(4)の側縁を少なくとも部分的に取り囲むクランプウェブ(29)として形成されることを特徴とする例16に記載の引き出し。
[例18]
前記引き出しケーシング(2、3)または前記接続要素(28)の下縁が、前記引き出し底部(4)の底面と平行に位置合わせされて前記引き出し底部(4)をクランプするために丸めることができるウェブ(34)として形成されることを特徴とする例16または17に記載の引き出し。
[例19]
前記ウェブ(34)が、前記ケーシングの縁部からクランプウェブ(29)へ向けてスリットが入れられる、隣接して配置される複数の舌部(35)の形態をなして構成されることを特徴とする例18に記載の引き出し。
[例20]
前記引き出し底部(4)を固定するのに適するエンボス部(33)が前記ウェブ(34)または個々の前記舌部(35)に形成されることを特徴とする例19に記載の引き出し。
[例21]
前記エンボス部(33)が前記ウェブ(34)または前記舌部(35)の長手方向延在部に対して平行または垂直に延びることを特徴とする例20に記載の引き出し。
[例22]
前記引き出し底部(4)の底面に対して平行に位置合わせされ且つ前記引き出し底部(4)をクランプするために丸めることができる舌部(47、48)が前記クランプウェブ(29)に形成されることを特徴とする例17に記載の引き出し。
[例23]
前記舌部(47、48)を丸めて可変直径(D1、D2)のクランプ舌部を形成できることを特徴とする例22に記載の引き出し。
[例24]
前記舌部(47、48)の少なくとも一方には、前記舌部(47、48)を丸めた状態で舌部(47、48)の表面から出て前記引き出し底部(4)を固定する爪(49)が設けられることを特徴とする例23に記載の引き出し。
[例25]
前記舌部(47、48)の少なくとも一方には、前記舌部(47、48)を丸めた状態で舌部表面から突出して前記引き出し底部(4)に当接してこれを固定するタブ(50)が設けられることを特徴とする例22または23に記載の引き出し。
[例26]
前記タブ(50)には、前記引き出し底部(4)を固定するための穿孔(51)が設けられることを特徴とする例25に記載の引き出し。
[例27]
例18〜21のいずれか一項に記載の引き出しの前記引き出し底部(4)を強固にクランプするための工具において、
ダイ(32)およびロールスライダ(31)を備えることを特徴とする工具。
[例28]
前記ロールスライダ(31)が、強固にクランプされるべき前記引き出し底部(4)の厚さ(A、B)に適合される径方向輪郭(36)を有することを特徴とする例27に記載の工具。
[例29]
前記ロールスライダ(31)が、前記ウェブ(34)と対向するその表面に、エンボス部(33)の深さに対応する深い凹部(34)を有することを特徴とする例27または28に記載の工具。
[例30]
例22〜26のいずれか一項に記載の引き出しの前記引き出し底部(4)を強固にクランプするための工具において、
強固にクランプされるべき前記引き出し底部(4)の厚さ(A、B)に適合される径方向輪郭(59、59’)を有するロールスライダ(57、57’)がそのヘッド部分に配置される手動式プライヤ(60)として構成されることを特徴とする工具。
[例31]
前記ロールスライダ(57、57’)が、強固にクランプされるべき前記引き出し底部(4)の異なる厚さ(A、B)に適合されるように前記手動式プライヤ(60)の前記ヘッド部分に取り外し可能に配置されることを特徴とする例30に記載の工具。
【符号の説明】
【0038】
1 引き出し
2 ケーシング
3 ケーシング
4 引き出し底部
5 後壁
6 締結手段
7 ガイドクリップ
8 係止ラグ
9 歯状部
10 係止脚
11 アングル領域
12 支持面
13 外側ウェブ
14 内側ウェブ
15 係止ラグ
16 係止ラグ
17 凹部
18 係止ラグ
19 係止ラグ
20 第1の穴列
21 第2の穴列
22 ピン
23 ダボ
24 受け入れ錐体
25 ダボ穴
26 スプリングタブ
27 係止脚
28 接続要素
29 クランプウェブ
30 挿入隙間
31 ロールスライダ
32 ダイ
33 エンボス部
34 ウェブ
35 舌部
36 径方向輪郭
37 鼻部
38 凹部
39 クランプロール
40 突起
41 突起
42 ウェブ
43 歯状部
44 突起
45 突起
46 クランプ面
47 舌部
48 舌部
49 爪
50 タブ
51 穿孔
52 屈曲タブ部
53 屈曲タブ部
54 レバー
55 レバー
56 回転継手
57 ロールスライダ
57’ ロールスライダ
58 ダイ
59 径方向輪郭
59’ 径方向輪郭
60 プライヤ
A 小さい底部厚
B 大きい底部厚
D1 クランプロールの大きい直径
D2 クランプロールの小さい直径