特許第5961915号(P5961915)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5961915
(24)【登録日】2016年7月8日
(45)【発行日】2016年8月3日
(54)【発明の名称】コーヒーエキス
(51)【国際特許分類】
   A23F 5/04 20060101AFI20160721BHJP
   A23F 5/28 20060101ALI20160721BHJP
   A23F 5/24 20060101ALI20160721BHJP
【FI】
   A23F5/04
   A23F5/28
   A23F5/24
【請求項の数】12
【全頁数】31
(21)【出願番号】特願2011-54070(P2011-54070)
(22)【出願日】2011年3月11日
(65)【公開番号】特開2012-187059(P2012-187059A)
(43)【公開日】2012年10月4日
【審査請求日】2013年11月7日
(73)【特許権者】
【識別番号】000169466
【氏名又は名称】高砂香料工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100092093
【弁理士】
【氏名又は名称】辻居 幸一
(74)【代理人】
【識別番号】100082005
【弁理士】
【氏名又は名称】熊倉 禎男
(74)【代理人】
【識別番号】100084663
【弁理士】
【氏名又は名称】箱田 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100093300
【弁理士】
【氏名又は名称】浅井 賢治
(74)【代理人】
【識別番号】100119013
【弁理士】
【氏名又は名称】山崎 一夫
(72)【発明者】
【氏名】古正 智信
(72)【発明者】
【氏名】平本 忠浩
【審査官】 上條 肇
(56)【参考文献】
【文献】 中国特許出願公開第101161089(CN,A)
【文献】 国際公開第2003/049549(WO,A1)
【文献】 国際公開第2010/014846(WO,A1)
【文献】 WOLFF, I.,Chestnuts.,LA CUCINA ITALIANA,2008年12月,[検索日 2012.03.28],URL,http://lacucinaitalianamagazine.com/article/chestnuts
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A23F 5/04
A23F 5/24
A23F 5/28
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
コーヒー豆に対して、
バラ、ジャスミン、ホップ、ハイビスカス、レモングラス、山椒の実、ローズマリー、バニラ、胡椒、唐辛子、生姜及びにんにくからなる群から選択される少なくとも1種類以上の材料であって、水分含量が20質量%以下である前記材料を混合して焙煎する工程を経て作製される焙煎物であって、前記材料の比率が5質量%未満である、前記焙煎物
【請求項2】
コーヒー豆に対して、
みかん果皮、オレンジ果皮、かぼす果皮、グレープフルーツ果皮、すだち果皮、ゆず果皮、ライム果皮、レモン果皮、ブルーベリー、プルーン、さくらんぼ、柿、パインアップル、バナナ、ブドウ、マンゴー、桃及び林檎からなる群から選択される少なくとも1種類以上の材料であって、水分含量が20質量%以下である前記材料を混合して焙煎する工程を経て作製される焙煎物であって、前記材料の比率が5質量%未満である、前記焙煎物
【請求項3】
コーヒー豆に対して、
アーモンド、カシューナッツ、トチの実、カボチャの種、クルミ、ゴマ、ヒマワリの種、ヘーゼルナッツ、ペカンナッツ、マカダミアナッツ、とうもろこし、松の実及び落花生からなる群から選択される少なくとも1種類以上の材料であって、水分含量が20質量%以下である前記材料を混合して焙煎する工程を経て作製される焙煎物であって、前記材料の比率が5質量%未満である、前記焙煎物
【請求項4】
コーヒー豆に対して、
小豆、インゲン豆、エンドウ豆及び大豆なる群から選択される少なくとも1種類以上の材料であって、水分含量が20質量%以下である前記材料を混合して焙煎する工程を経て作製される焙煎物であって、前記材料の比率が5質量%未満である、前記焙煎物
【請求項5】
コーヒー豆に対して、
ウーロン茶、プーアル茶及び紅茶からなる群から選択される少なくとも1種類以上の材料であって、水分含量が20質量%以下である前記材料を混合して焙煎する工程を経て作製される焙煎物であって、前記材料の比率が5質量%未満である、前記焙煎物
【請求項6】
前記材料を、コーヒー豆の焙煎工程途中で混合する請求項1〜のいずれか1項記載の焙煎物。
【請求項7】
前記材料を混合した後、混合物の温度を上昇させないように焙煎する請求項記載の焙煎物。
【請求項8】
前記材料を混合した後、混合物の温度を一定の温度に保持するよう加温して焙煎する請求項記載の焙煎物。
【請求項9】
前記材料を混合した後、混合物の温度が下がらないように加温して焙煎する請求項記載の焙煎物。
【請求項10】
前記材料を混合した後の焙煎時間が0.5〜10分である、請求項6〜9のいずれか1項記載の焙煎物。
【請求項11】
請求項1〜10のいずれか1項記載の焙煎物から抽出して得られるエキス。
【請求項12】
請求項11記載のエキスを含む飲料。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コーヒーの特徴が強化されたバラエティーに富んだコーヒーエキスに関する。
【背景技術】
【0002】
コーヒー飲料に関して、消費者の嗜好に応じて、風味と香気を調整する種々の方法が知られている。特許文献1には、新しい風味と香気を有する大豆ブレンドコーヒーであって、コーヒー豆と大豆とを別々に焙煎した後、混合して粉状に碾いた大豆ブレンドコーヒーが開示されている。特許文献2には、新しい焙煎飲料を得るために、焙煎し、粉砕したコーヒー豆を焙煎した大麦と混合し、熱水などで抽出する方法が記載されている。特許文献3には、風味佳良な焙煎飲料を得るために、焙煎し、粉砕したコーヒー豆を焙煎した大麦若しくははと麦又はほうじ茶と混合し、水などで抽出する方法が記載されている。この他にも、焙煎し、粉砕したコーヒー豆に種々の材料を混合して抽出する方法が知られている(特許文献4及び5)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平4−152845
【特許文献2】特開昭59−146576号公報
【特許文献3】特開昭59−6869号公報
【特許文献4】特開昭54−151171号公報
【特許文献5】特開2005−102594号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記のような原材料を別々に焙煎し、混合したものから抽出した飲料では、風味及び呈味において満足するレベルのものを得ることはできなかった。本発明は、多様な嗜好に対応できる、コーヒーの特徴が強化された様々なコーヒーエキスを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために鋭意検討した結果、本発明者らは、ある特定の材料をコーヒー豆とともに焙煎することによって多様なコーヒーエキスを得ることができることを見出した。すなわち、本発明は、コーヒー豆に対して、ウーロン茶、プーアル茶、紅茶、バラ、ジャスミン、ホップ、ハイビスカス、レモングラス、山椒の実、ローズマリー、バニラ、テンサイ、昆布、小豆、インゲン豆、エンドウ豆、大豆、アーモンド、カシューナッツ、トチの実、カボチャの種、栗、クルミ、ゴマ、ヒマワリの種、ヘーゼルナッツ、ペカンナッツ、マカダミアナッツ、松の実、落花生、米、大麦、モルト、そばの実、はと麦、みかん果皮、オレンジ果皮、かぼす果皮、グレープフルーツ果皮、すだち果皮、ゆず果皮、ライム果皮、レモン果皮、ブルーベリー、プルーン、さくらんぼ、柿、パインアップル、バナナ、ブドウ、マンゴー、桃、林檎、胡椒、唐辛子、さとうきび、生姜、にんにく、たまねぎ、にんじん、ゴボウ、カボチャ、サツマイモ、ジャガイモ、及びとうもろこしからなる群から選択される少なくとも1種類以上の材料を混合して焙煎する工程を経て作製される焙煎物を提供する。
また、本発明は、前記焙煎物から抽出して得られるエキスを提供する。
また、本発明は、前記エキスを含む飲料を提供する。
本発明は、コーヒーの特徴を強化するものである。コーヒーにフレーバーを添加したいわゆるフレーバーコーヒー(例えば、バニラコーヒー(バニラフレーバーを添加したコーヒー))は、コーヒーの特徴の強化を目的としておらず、異なる技術であり、特定の材料を、特定の範囲内の混合比率、更には、特定の焙煎条件を用いて混合焙煎することにより、コーヒーの特徴が特出しているが、コーヒーの風味バランスを崩さずに、材料の別添加では得ることの出来ない一体感のあるナチュラルな味わいや香りを有するコーヒーを提供する技術である。
【発明の効果】
【0006】
本発明により、多様な嗜好に対応できるコーヒーエキスを提供できる。例えば、甘味と酸味が強化されたコーヒーエキスを所望する場合には、バニラとコーヒー豆とを混合して焙煎した焙煎物からの抽出エキス(甘味が強化されたコーヒーエキス)と、オレンジ果皮とコーヒー豆とを混合して焙煎した焙煎物からの抽出エキス(酸味が強化されたコーヒーエキス)とをブレンドすればよい。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】実施例1〜8、参考例及び比較例1〜8の焙煎物から得られたエキスの特徴評価を示す。
図2】実施例9〜16、参考例及び比較例9〜16の焙煎物から得られたエキスの特徴評価を示す。
図3】実施例17〜22、25及び26、参考例並びに比較例17〜22、25及び26の焙煎物から得られたエキスの特徴評価を示す。
図4】実施例27〜34、参考例及び比較例27〜34の焙煎物から得られたエキスの特徴評価を示す。
図5】実施例35〜42、参考例及び比較例35〜42の焙煎物から得られたエキスの特徴評価を示す。
図6】実施例43〜50、参考例及び比較例43〜50の焙煎物から得られたエキスの特徴評価を示す。
図7】実施例51〜58、参考例及び比較例51〜58の焙煎物から得られたエキスの特徴評価を示す。
図8】実施例59〜66、参考例及び比較例59〜66の焙煎物から得られたエキスの特徴評価を示す。
図9】実施例67及び68、参考例並びに比較例67及び68の焙煎物から得られたエキスの特徴評価を示す。
図10】実施例1、参考例及び比較例69の焙煎物から得られたエキスの特徴評価を示す。
図11】実施例1、参考例及び比較例70の焙煎物から得られたエキスの特徴評価を示す。
図12】実施例1、参考例並びに比較例71及び72の焙煎物から得られたエキスの特徴評価を示す。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明の焙煎物は、コーヒー豆に対して、ウーロン茶、プーアル茶、紅茶、バラ、ジャスミン、ホップ、ハイビスカス、レモングラス、山椒の実、ローズマリー、バニラ、テンサイ、昆布、小豆、インゲン豆、エンドウ豆、大豆、アーモンド、カシューナッツ、トチの実、カボチャの種、栗、クルミ、ゴマ、ヒマワリの種、ヘーゼルナッツ、ペカンナッツ、マカダミアナッツ、松の実、落花生、米、大麦、モルト、そばの実、はと麦、みかん果皮、オレンジ果皮、かぼす果皮、グレープフルーツ果皮、すだち果皮、ゆず果皮、ライム果皮、レモン果皮、ブルーベリー、プルーン、さくらんぼ、柿、パインアップル、バナナ、ブドウ、マンゴー、桃、林檎、胡椒、唐辛子、さとうきび、生姜、にんにく、たまねぎ、にんじん、ゴボウ、カボチャ、サツマイモ、ジャガイモ及びとうもろこしからなる群から選択される少なくとも1種類以上の材料を混合して焙煎する工程を経て作製される。
ここで、コーヒー豆と混合して焙煎する材料として、任意の材料が使用できるわけではなく、コーヒーの特徴を強化することのできる素材を選択する必要がある。上記材料は、下記の実施例において実際にコーヒー豆との相性が良いことが確認された材料である。下記の実施例において比較例として記載した例は、コーヒーの特徴を強化していない、もしくは、焙煎不能であるため好ましくない。例えば、カカオは、コーヒーとの相性はよいが、コーヒーの特徴を強化していないため、好ましくない。ここで、コーヒー豆に混合する材料の混合比率は、好ましくは5質量%未満であり、より好ましくは4質量%以下である。これより混合比率が高いとコーヒーの風味を損なうことから、好ましくない。
【0009】
焙煎工程において、前記材料は、コーヒー豆の焙煎工程途中で混合される。コーヒーの焙煎途中で混合することで、焙煎中のコーヒー豆からの伝熱が大きく作用し、均一且つ効率的に焙煎することが可能である。
前記材料を混合する前のコーヒーの焙煎は公知の方法で行えばよく、特に限定はされないが、コーヒー豆を焙煎する時間(焙煎機にコーヒー豆を投入してから前記材料を投入するまでの時間)は、例えば5〜15分間が好ましい。また、前記材料を混合した後に、混合物を焙煎する時間(焙煎機に前記材料を投入してから焙煎を終了するまでの時間)としては、好ましくは0.5〜10分間であり、より好ましくは0.5〜6分間である。なお、具体的な焙煎方法としては、以下の3つの方法がある。
【0010】
(1)焙煎方法1
約5〜約15分間かけてコーヒー豆の品温を160〜250℃まで加温し、次いでコーヒー豆と混合して焙煎する材料を混合し、その後混合物の品温を180℃〜250℃で、混合物の品温度が上昇、もしくは、維持しないよう熱量を調整し、約0.5〜約3分間混合物を焙煎する。
(2)焙煎方法2
約5〜約15分間かけてコーヒー豆の品温を約160〜250℃まで加温し、次いでコーヒー豆と混合して焙煎する材料を混合し、その後混合物の品温を180℃〜250℃の一定の温度に保持するよう熱量を調整し、約1〜約6分間混合物を焙煎する。
(3)焙煎方法3
約5〜約15分間かけてコーヒー豆の品温を約160〜240℃まで加温し、次いで加温中のコーヒー豆と混合して焙煎する材料を混合し、その後約2〜約3分間かけて混合物の品温を上昇させるよう加温して焙煎する。
【0011】
コーヒー豆又はコーヒー豆と材料の混合物を焙煎する温度については、特に制限はないが、良好なコーヒーの香味を維持する目的で、例えば、焙煎豆の品温が160〜250℃程度となるように調整することが有利である。160℃以下であると、良質なコーヒーの風味が得られにくく、250℃を超えてしまうと、焦げが生じ好ましくない。コーヒー豆又はコーヒー豆と材料の混合物の好ましい焙煎方法の加熱方式としては直火式、熱風式、半熱風式、炭火式、遠赤外線式、マイクロ波式、過熱水蒸気式があり、装置形式としては水平(横)ドラム型、垂直(縦)ドラム型、垂直回転ボウル型、流動床型、加圧型などがあり、嗜好などの商品設計に応じて任意に選択することができる。また、風味の観点より焙煎後通常30分間以内、好ましくは10分以内、更に好ましくは5分以内、最も好ましくは1分以内に冷却することがこの好ましい。冷却後の温度は、0〜100℃まで冷却することが好ましく、更に好ましくは10〜60℃であり、空冷および水冷のいずれでも良い。また、冷却に使用する冷却液としては、水、コーヒー豆の溶媒抽出液あるいは該溶媒抽出液の希釈物または濃縮物、または可溶性コーヒー固形物の溶液あるいは該溶液の希釈物も使用することができる。
本発明により製造されるコーヒー豆と材料の混合焙煎物の焙煎度を色差計で測定したハンターL値としては、好ましくは10〜30である。当該範囲であるとコーヒーの香ばしさと甘味のバランスが良好となる。風味の観点から、好ましくは10〜25、より好ましくは15〜25、特に好ましくは20〜25である。また、ハンターL値10〜60の焙煎度の異なるコーヒー豆を2種以上混合し、ハンターL値として10〜30に調整しても良い。
冷却後の焙煎物は粉砕される。焙煎物の粉砕方法は特に限定されず、通常の乾式の方法により行うことができるが、溶媒とコーヒー焙煎豆を混合した状態で粉砕を行う湿式粉砕を行うことも出来る。得られた粉砕物から、熱水等を用いて抽出することによってエキスが得られる。抽出する際に用いる溶媒は特に限定されないが、水性溶媒、特に引火性の低い溶媒が好ましい。具体的には、水道水、イオン交換水、脱酸素水、純粋などの水、水にグリセリンやプロピレングリコール、その他糖アルコールや高級アルコールなどを添加した水溶液、ショ糖脂肪酸エステルなどの乳化剤を添加した水溶液、重曹などのpH調整剤を含む水溶液などを例示できる。粉砕されたコーヒー豆と前記溶媒を一般的に用いられる割合となるよう混合し、所定温度および所定時間抽出した後、一般的な方法でコーヒー豆と溶媒とを分離させ、溶媒抽出液を得ることができる。これらの条件は、用いるコーヒー豆の種類、焙煎豆の粉砕粒度、用いる溶媒、抽出温度や時間などにより大幅に変動する。例えば、0〜100℃の前記溶媒を、コーヒー豆1重量部に対して0.1〜20重量部となるように加え、5分〜5時間放置後ろ過する。あるいは、コーヒー豆と溶媒を混合後攪拌してろ過する。また、あるいは、コーヒー豆と溶媒を混合後、加圧抽出後ろ過するなどの方法によりコーヒー豆溶媒抽出液を得ることが出来る。
得られたエキスは、そのままコーヒー飲料としてもよく、また好みに応じてミルクや砂糖等を加えて飲料としてもよい。
【0012】
原料として使用するコーヒー豆について説明する。
コーヒー豆とは、アカネ科コーヒーノキ属(コーヒー属、コフィア属)に属する植物の種子のことで、大別してアラビカ種 (Coffea arabica) と、ロブスタ種(C. canephora)に分けられ、200種類以上が知られている。コーヒー豆の種類は、特に限定されないが、例えばブラジル、コロンビア等のアラビカ種、ベトナム、インドネシア等のロブスタ種などがあげられる。コーヒー豆は1種でもよいし、複数種をブレンドして用いてもよい。
【0013】
コーヒー豆に混合して焙煎される特定の素材について以下に説明する。
ウーロン茶:本発明に使用するウーロン茶は、生葉としてツバキ科、ツバキ属のC.sinensisであれば何でも利用可能であり、例えばvar.sinensis(中国種)を好適な態様の一つとして用いることができる。また、ウーロン茶として市販のウーロン茶を用いることもでき、このウーロン茶には、紅烏龍、膨風茶、催時茶、武夷水仙、武夷奇種、広東鳳凰水仙、鉄観音、黄金桂、色種、烏龍、台湾凍頂、堆外茶、葫蘆堆茶など、いずれのものを用いてもよい。
プーアル茶:本発明に使用するプーアル茶は、生葉としてツバキ科、ツバキ属のC.sinensisであれば何でも利用可能であり、生茶、熟茶などが利用できる。例えば干倉プーアルなども好適な態様の一つとして用いることができる。
紅茶:原料として使用する紅茶葉としては、ツバキ目ツバキ科ツバキ属の常緑樹である「チャノキ」であるCamellia sinensisの中国種(var.Sinensis)やアッサム種(var.assamica)又はそれらの雑種から得られる葉や茎から発酵工程を経て製茶されたものを用いることができる。例えば、インド産、スリランカ産、インドネシア産、ケニア産、中国産、その他いずれの産地であってもよい。また、リーフグレイド、ブロークングレイド、その他の茶葉等級のいずれであってもよい。
バラ:バラとは、バラ科バラ属の種の総称であり、本発明に使用するバラは、食用に適するものであれば特に限定はないが、例えば、ロサ・ダマッセナ、オータム・ダマスク、ラ・フランス、パパ・メイアン、レディ・ヒリンドン、スウィート・ジュリエット、デュシュス・ドゥ・ブラバン、ホワイト・クリスマス、ブルー・ムーン等を挙げることができる。
【0014】
ジャスミン:ジャスミンは、モクセイ科ソケイ属(Jasminum)の植物の総称であり、300種以上が知られている。本発明に使用するジャスミンは、特に限定はないが、例えばベニバナソケイ(Jasminum beesianum)、リュウキュウオウバイ(Jasminum floridum)、ソケイ(Jasminum grandiflorum)などを挙げることができる。
ホップ:本発明で用いるホップとは、クワ科の宿根多年生植物(Humulus Lupulus)の毬花を乾燥したものであり、本発明においては、ホップの品種は特に制限されず、例えば、チェコ産ザーツ種、ドイツ産ハラタウ・マグナム種、ドイツ産ペルレ種、アメリカ産ナゲット種、日本産フラノ18号等を用いることができる。
ハイビスカス:本発明で用いるハイビスカスは、アオイ科ハイビスカスまたはフヨウ(Hibiscus)属植物で、食用に適するものであれば特に限定はないが、例えばHibiscus sabdariffa L.、 Hibiscus cannabinus L.、Hibiscus rosa-sinensis L.などが特に好適に用いられる。
レモングラス:本発明で用いるレモングラス(Cymbopogon citratus)はイネ科オガルカヤ属で、50種以上の種がある。食用に適するものであれば特に限定はないが、レモングラス(C.citratus)、イーストインディアン・レモングラス(C. flexuosus) などが挙げられる。
山椒の実:山椒(Zanthoxylum piperitum)の実はミカン科サンショウ属の落葉低木の果実で、本発明で用いる山椒の実は特に限定はないが、アサクラザンショウの実、ブドウザンショウの実、カホクザンショウの実などが挙げられる。
ローズマリー:ローズマリーは、シソ科に属する常緑性低木である。本発明においては葉を用いる。品種については特に限定はされないが、例えば立性のトスカナブルーやマジョルカピンク、匍匐性のフォタブルーやプロストラータスなどが好適に使用できる。生葉もしくは乾燥葉を使用するが、乾燥葉の使用が好ましい。
バニラ:本発明で用いるバニラ(vanilla、学名 Vanilla planifolia)はラン科バニラ属の植物で、特に限定はないが、マダガスカル産、インドネシア産、中国産など任意の品種のものが利用できる。また、これらは風味の観点からキュアリング処理後のバニラ・ビーンズを使用することが好ましい。更には、種子鞘の形態で使用することが好ましい。
【0015】
テンサイ:テンサイ(甜菜:Beta vulgaris var. rapa)は、サトウダイコン又はビートとも呼ばれるアカザ科の植物で、寒さに強く、寒冷地作物として中から高緯度の地域で栽培されている。本発明において、品種や産地は特に限定はされない。
昆布:コンブは、不等毛植物門褐藻綱コンブ目コンブ科に属する海藻であり、本発明で用いる品種は特に限定はされないが、マコンブなどが属するコンブ属をはじめ、ガゴメなどが属するトロロコンブ属などが挙げられる。
小豆:小豆(Vigna angularis)は、マメ科 ササゲ属の植物の種子であり、本例で用いる小豆としては、食品用として用いられる小豆であれば如何なる種別のものでも良い。例えば、北海小豆などが挙げられる。
インゲン豆:インゲンマメ(Phaseolus vulgaris)はマメ科の植物である。食用に適するものであれば特に限定はないが、若いさやを食べる軟莢種と、成熟した種子を食べる種実用種があり、例えばコロンビア、クルーザー、またはマローファット品種などを好適に利用できる。
エンドウ豆:エンドウ(Pisum sativum L.)は、マメ科エンドウ種の植物である。さやの硬さにより、硬莢種と軟莢種がある。主要な分類として、青えんどう、赤えんどう、さやえんどうなどがあるが、食用に適するものであれば特に限定は無く、例えば品種として、ウスイエンドウ、キヌサヤエンドウ、オランダエンドウ、スナップエンドウなどが挙げられる。
【0016】
大豆:大豆(Glycine max)は、マメ科の一年草で、その種子のことである。食用に適するものであれば特に限定はないが、トヨムスメ、トヨホマレ、ミヤギシロメ、タチナガハ、オオツル、オオスズ、スズユタカなどが挙げられる。
アーモンド:アーモンド(Prunus dulcis)は、バラ科サクラ属のナッツのことである。スイート種(甘扁桃)とビター種(苦扁桃)があり、食用にされるのはスイート種であるが、食用に適するものであれば特に限定はなく、ノンパレイユ(Nonpareil)、カリフォルニア(California)、カーメル(Carmel)、ミッション(Mission)、ビュート(Bute)などが挙げられる。
カシューナッツ:カシューナッツ(cashew nuts)は、ウルシ科のカシューナットノキの種子のことである。世界各地の熱帯、亜熱帯地域で生産されており、食用に適するものであれば特に限定はなく、インド産、ベトナム産、ブラジル産等がある。
トチの実:トチの実とは、トチノキ(Aesculus turbinata)トチノキ科トチノキ属の種子のことである。品種を問わず、食用に適するものであれば特に限定はない。風味の観点から渋抜き処理のものを使用することが好ましい。
【0017】
カボチャの種:カボチャ(南瓜)は、ウリ科カボチャ属(Cucurbita)の総称であり、その種子のことである。食用に適するものであれば特に限定はなく、西洋カボチャ C. maxima東洋カボチャ C. moschataペポカボチャ C. pepoなどが好適に用いられる。
栗:栗は、ブナ科クリ属の木の総称である。多数の品種が存在するが、食用に適するものであれば特に限定はなく、例えばニホングリ、ワイセイチカンピン、ヘンリーグリ、シナグリなどが用いられる。
クルミ:クルミ(Walnut)は、クルミ科クルミ属の核果の仁を加工したナッツのことである。多数の品種が存在するが、食用に適するものであれば特に限定はなく、例えばオニグルミ、ヒメグルミ、シナノグルミ、テウチグルミなどが挙げられる。
ゴマ:ゴマ(Sesamum indicum)は、ゴマ科ゴマ属の種子で、多数の品種が存在するが、食用に適するものであれば特に限定はなく、例えば白ゴマ、黒ゴマ、茶ゴマ、金ゴマなどが好適に使用できる。
ヒマワリの種:ヒマワリ(Helianthus annuus)はキク科の植物で、油料用品種、食用品種や観賞用品種があり、本発明においては食用品種の種子を使用する。特に限定はないが、例えばヨーロッパや中国、南米で生産しているものを使用できる。
【0018】
ヘーゼルナッツ:ヘーゼルナッツ(Hazelnut)とは、カバノキ科ハシバミ属に分類されるセイヨウハシバミ(Corylus avellana)の果実のことである。食用に適するものであれば特に限定はなく、丸型、尖型、長型があり、例えばアジ、チャクルダク、インジェカラ、クシュ、ヤッスパデム、ユワルラックバデム等が挙げられる。
ペカンナッツ:ペカン(Carya illinoinensis)ナッツは、クルミ科の落葉高木の種実である。クルミ科ペカン属の植物は、主として北米から中米に分布しており、その種子を使用する。食用に適するものであれば特に限定はなく、例えばアメリカ産などが挙げられる。
マカダミアナッツ:マカダミア(Macadamia integrifolia)とはヤマモガシ科の常緑樹である。直径2cm程の殻果(ナッツ)をマカダミアナッツと呼び、食用であればいずれでも利用可能であり、例えばオーストラリア産とハワイ産、南アフリカ産などがあるが、いずれを用いても構わない。
松の実:本発明に使用する松の実(pine nut)は、マツ科マツ属の植物の種子の胚乳の部分で、食用に適するものであればいずれでも利用可能であり、例えばイタリアカサマツ(イタリア笠松、Pinus pinea)チョウセンゴヨウ(朝鮮五葉、Pinus koraiensis)ピニョンマツ(ピニョン松、Pinus edulis) メキシコマツ(メキシコ松、Pinus cembroides)のなどの種子を利用できる。
落花生:落花生(Arachis hypogaea)は、マメ科ラッカセイ属の種子で、食用に適するものであればいずれでも利用可能であり、本発明のおいてはGroundnuts Shelledでの使用が好ましく、例えば、千葉半立、ナカテユタカ、立落花生一号、金時、フクマサリなどの品種を利用できる。
【0019】
米:米はイネ科 イネ属の植物である。大別してジャポニカ種とインディカ種という分類が広く知られており、それぞれから多種多様な品種が存在する。食用に適するものであれば特に限定は無く、例えばコシヒカリ、ひとめぼれ、ヒノヒカリ、あきたこまちなどのほかタイ産のカオ・ホーム・マリ、または、各品種の玄米や精米処理をしたものなどいずれでもよい。
大麦:大麦は(Hordeum vulgare)はイネ科オオムギ属の穀物で、主として麦茶用、精麦用、醸造原料用(麦芽)がありいずれでも利用可能であるが、麦茶用の大麦の使用が好ましい。
モルト:モルト(麦芽)とは、大麦の種子を発芽させたもので、発芽後に乾燥する。大麦同様いずれの品種でも利用可能である。乾燥焙煎を行うものもあるが、この場合は低焙煎であるほうが好ましい。
そばの実:そばの実は、ソバ(Fagopyrum esculentum)は、タデ科ソバ属の穀物の種子で、多くの品種が存在している。食用に適するものであればいずれでも利用可能であり、例えばキタワセソバ、キタユキ、信濃1号、開田早生などが挙げられる。
【0020】
はと麦:はと麦(Coix lacryma-jobi var. ma-yuen)はイネ科ジュズダマ属の穀物で、食用に適するものであればいずれでも利用可能であり、例えば岡山在来、はとちから、オホーツク1号などが挙げられる。
みかん果皮:ミカン属(カンキツ属)ミカン類の果実の果皮で、食用に適するものであればいずれでも利用可能であり、例えばマンダリンオレンジ、温州ミカン、ポンカン、紀州ミカンなどが挙げられる。
オレンジ果皮:オレンジ(Citrus sinensis)はミカン科ミカン属オレンジ類の果実の果皮のことである。食用に適するものであればいずれでも利用可能であり、例えばバレンシアオレンジ、ネーブルオレンジ、ベルガモットなどの品種が挙げられる。
かぼす果皮:かぼす(Citrus sphaerocarpa)は、ミカン科ミカン属香酸柑橘類の果実の果皮のことであり、例えば大分県産、愛媛県産、宮崎県産などが挙げられる。特に限定はないが、食用に適するものであれば、いずれのものを用いても構わない。
グレープフルーツ果皮:グレープフルーツ(grapefruit)はミカン科ミカン属グレープフルーツ類の果実の果皮のことである。グレープフルーツは様々な種類があるが、例えば「ルビー」「ホワイト」などのように果肉の色で呼び分けており、いずれのものを用いても構わない。
すだち果皮:すだち(Citrus sudachi)はミカン科ミカン属香酸柑橘類の果実の果皮のことである。ユズの近縁種であり、食用に適するものであれば、いずれの品種を用いても構わない。
【0021】
ゆず果皮:ゆず(Citrus junos)は、ミカン科ミカン属香酸柑橘類の果実の果皮のことである。食用に適するものであればいずれでも利用可能であり、例えばホンユズやハナユズなどがなどの品種が挙げられる。
ライム果皮:ライム (Lime) とは、ミカン科ミカン属香酸柑橘類ライム C. aurantifolia種の果実の果皮のことである。食用に適するものであればいずれでも利用可能であり、例えばタヒチライム、メキシカンライムなどの品種が挙げられる。
レモン果皮:レモン(Citrus limon)は、ミカン科ミカン属香酸柑橘類レモン種の果実の果皮のことである。様々な種類があるが、食用に適するものであればいずれでも利用可能であり、例えばリスボン 、ユーレカ、ジェノバなどが挙げられる。
ブルーベリー:ブルーベリーは、ツツジ科スノキ属シアノコカス節に分類される植物の総称であり、多数の品種が存在する。食用に適するものであればいずれでも利用可能であり、例えば、ローブッシュ・ブルーベリー、ノーザン・ブルーベリー、ニュー・ジャージー・ブルーベリー、ノーザン・ハイブッシュ・ブルーベリーなどが挙げられる。
プルーン:プルーン(学名:Prunus domestica)は、バラ科サクラ属セイヨウスモモ種の果実のことである。和名はセイヨウスモモといい、多数の品種があるが、食用に適するものであればいずれでも利用可能である。
さくらんぼ:さくらんぼは桜桃とも呼ばれ、バラ科サクラ属に属する果実をさす。様々な種類があるが、食用に適するものであればいずれでも利用可能であり、例えばセイヨウミザクラ、スミミザクラ、ジャボレー、佐藤錦などが挙げられる。
【0022】
柿:柿はカキノキ科カキノキ属カキノキ種の果実である。品種数は多く1000を超えるとも言われているが、大まかには渋柿と甘柿とに分かれる。食用に適するものであればいずれでも利用可能であり、例えば富有、次郎、平核無と刀根早生などが挙げられる。渋柿は渋抜き処理をされたものを使用するのが好ましい。
パイナップル:パイナップル(Ananas comosus)は、熱帯アメリカ原産のパイナップル科アナナス属パイナップル種の総称である。タイ、フィリピン、ブラジル、インド、アメリカ、ベトナム、沖縄県などで生産されるが、特に限定はなく、食用に適するものであればいずれでも利用可能である。
バナナ:バナナ(Musa spp.)はバショウ科バショウ属のうち、果実を食用とする品種群の総称である。いずれでも品種でも利用可能であり、例えばキャベンディッシュ種とグロスミッチェル種などが挙げられる。
ブドウ:ブドウ(Vitis spp.)は、ブドウ科 (Vitaceae) の果実のことであり、多数の品種が存在するが、食用に適するものであればいずれでも利用可能であり、例えばヴィニフェラ種、ラブルスカ種、ロトゥンディフォリア種、アムレンシス種、ヴィニフェラ系交雑種などが挙げられる。
マンゴー:マンゴー(Mangifera indica)は、ウルシ科マンゴー属の果実である。現在では500以上の品種が栽培されていて、インド・メキシコ・フィリピン・タイなどで生産されている。食用に適するものであればいずれでも利用可能であり、例えばアーウィン種、カラバオ種、ナムドクマイ種、ナンカンワン種、アルフォンソ種などが挙げられる。
【0023】
桃:モモ(Amygdalus persica)はバラ科モモ属の果実である。様々な種類があるが、食用に適するものであればいずれでも利用可能であり、例えば白桃種・白鳳種、水蜜種などが挙げられる。
林檎:林檎(Malus pumila)は、バラ科リンゴ属セイヨウリンゴの果実のことである。数多くの品種が存在し、食用に適するものであればいずれでも利用可能である。例えば富士、デリシャス、ゴールデンデリシャス、王林、紅玉などが挙げられる。
胡椒:胡椒(Piper nigrum)は、コショウ科コショウ属の果実を原料とする香辛料のことで、様々な種類があるが、食用に適するものであればいずれでも利用可能であり、例えばコショウ種、インドナガコショウ種、カヴァ 種などが挙げられる。
唐辛子:唐辛子「Capsicum annum)は、ナス科トウガラシ属の果実のことである。様々な種類があるが、食用に適するものであればいずれでも利用可能であり、例えばトウガラシ種、アヒ・アマリージ種、シネンセ種などが挙げられる。
さとうきび:さとうきび(Saccharum officinarum)は、イネ科サトウキビ属の植物である。ブラジル、インド、中国、沖縄などで栽培されるが、本発明において、食用に適するものであれば特に限定は無く、例えばF161、宮古1号、農林26号などが挙げられる。
生姜:生姜(生姜、生薑、薑)はショウガ属ショウガ科の根茎である。様々な種類があるが、食用に適するものであればいずれでも利用可能であり、例えば大生姜のおたふく、中生姜の三州生姜、小生姜の金時生姜などが挙げられる。
にんにく:にんにく(Garlic, Allium sativum L.)は、アスパラガス目(Asparagales)ネギ科(Alliaceae)アリウム属(Allium)の球根(鱗茎)であり、様々な種類があるが、食用に適するものであればいずれでも利用可能であり、例えば西洋にんにく、大にんにく、姫にんにくに大別され、品種として壱州早生、遠州極早生、上海早生、嘉定白、ホワイト六片などが挙げられる。
たまねぎ:たまねぎ(Allium cepa)は、ネギ科ネギ属タマネギ種の葉鞘である。様々な種類があるが、食用に適するものであればいずれでも利用可能であり、例えば極早生種、早生種、中生種、中晩生種などが挙げられる。
にんじん:にんじん(Daucus carota L.)はセリ科ニンジン属の野菜。東洋系品種と西洋系品種の2種類に大別され、様々な種類があるが、食用に適するものであれば特に限定は無く、例えば金時にんじん、五寸にんじん、ナンテス系にんじんなどが挙げられる。
【0024】
ゴボウ:ゴボウ(Arctium lappa L.)は、キキョウ目キク科ゴボウ属の植物で、本発明では根を用いる。様々な種類があるが、食用に適するものであればいずれでも利用可能であり、例えば滝野川、堀川などが挙げられる。
カボチャ:カボチャは、ウリ科カボチャ属(Cucurbita)の果実のことである。西洋カボチャ、東洋カボチャ、ペポカボチャに大別され、食用に適するものであればいずれでも利用可能であり、例えばえびす、青皮栗、黒皮栗、雪化粧などが挙げられる。
サツマイモ:サツマイモ(Ipomoea batatas L.)は、ヒルガオ科サツマイモ属の塊根である。食用に適するものであればいずれでも利用可能であり、例えばベニアズマ、ベニコマチ、紅赤、金時などが挙げられる。
ジャガイモ:ジャガイモ(Solanum tuberosum L.)は、ナス科ナス属の地下茎である。様々な種類があるが食用に適するものであれば特に限定は無く、例えば男爵薯、メークイン、キタアカリ、ラセット・バーバンクなどが挙げられる。
とうもろこし:とうもろこし(Zea mays)は、イネ科トウモロコシ属の果実である。様々な種類があるが食用に適するものであれば特に限定は無く、例えば甘味種、甘味黄色種、甘味バイカラー種、甘味白色種等の食用種の使用が好ましい。
【0025】
また、焙煎機内でコーヒー豆と均一に混合することや、風味、物性改善のため、材料によって切断処理や乾燥処理などの前処理を行うことが好ましい。切断処理は、刃物による切断加工を行う装置の中で食品用に特化した機械であればよく、角切りにするダイサー、薄切りにするスライサーのほか、超音波カッターなどがあげられる。また乾燥処理としては、棚式乾燥機、コンベア式乾燥機、回転ドラム型乾燥機、回転V型乾燥機などが使用できる。また焙煎機を使用してもよい。加熱源としては、熱風、遠赤外線、赤外線、マイクロ波、過熱水蒸気などがあげられる。また、対象によっては(例えば米)湿潤処理が有効である。ここでいう湿潤処理とは、米を水に浸し、蒸したものを常法に従い乾燥させたものをいう。これらの素材の水分含量は特に限定はされないが、風味および操作性の観点から、20質量%以下が好ましい。
以下、具体的な例を用いて説明する。
【実施例】
【0026】
(実施例1)
グレープフルーツ果皮を、超音波カッターにて7mmにカットし、棚式乾燥機で乾燥処理した。このときの水分含量は13%であった。次に、コーヒー焙煎機にてコーヒー生豆3kgを焙煎した。約11分後、コーヒー豆の品温度が220℃に達したところで、乾燥処理したグレープフルーツ果皮120gを、焙煎機内へ混合投入した。品温度210℃を保持するよう熱量を調整しながら更に3分間焙煎を行った。得られた焙煎物を冷却盤へ排出し、冷却した。
【0027】
(実施例2)
みかん果皮を、超音波カッターにて7mmにカットし、棚式乾燥機で乾燥処理した。このときの水分含量は13%であった。次に、コーヒー焙煎機にてコーヒー生豆3kgを焙煎した。約11分後、コーヒー豆の品温度が220℃に達したところで、乾燥処理したみかん果皮60gを、焙煎機内へ混合投入した。品温度210℃を保持するよう熱量を調整しながら更に2分間焙煎を行った。得られた焙煎物を冷却盤へ排出し、冷却した。
【0028】
(実施例3)
オレンジ果皮を、超音波カッターにて7mmにカットし、棚式乾燥機で乾燥処理した。このときの水分含量は12%であった。次に、コーヒー焙煎機にてコーヒー生豆3kgを焙煎した。約11分後、コーヒー豆の品温度が220℃に達したところで、乾燥処理したオレンジ果皮60gを、焙煎機内へ混合投入した。品温度210℃を保持するよう熱量を調整しながら更に3分間焙煎を行った。得られた焙煎物を冷却盤へ排出し、冷却した。
【0029】
(実施例4)
かぼす果皮を、超音波カッターにて7mmにカットし、棚式乾燥機で乾燥処理した。このときの水分含量は14%であった。次に、コーヒー焙煎機にてコーヒー生豆3kgを焙煎した。約11分後、コーヒー豆の品温度が220℃に達したところで、乾燥処理したかぼす果皮60gを、焙煎機内へ混合投入した。品温度210℃を保持するよう熱量を調整しながら更に1.5分間焙煎を行った。焙煎物を冷却盤へ排出し、冷却した。
【0030】
(実施例5)
すだち果皮を、超音波カッターにて7mmにカットし、棚式乾燥機で乾燥処理した。このときの水分含量は15%であった。次に、コーヒー焙煎機にてコーヒー生豆3kgを焙煎した。約11分後、コーヒー豆の品温度が220℃に達したところで、乾燥処理したすだち果皮60gを、焙煎機内へ混合投入した。品温度210℃を保持するよう熱量を調整しながら更に2分間焙煎を行った。焙煎物を冷却盤へ排出し、冷却した。
【0031】
(実施例6)
ゆず果皮を、超音波カッターにて7mmにカットし、棚式乾燥機で乾燥処理した。このときの水分含量は14%であった。次に、コーヒー焙煎機にてコーヒー生豆3kgを焙煎した。約11分後、コーヒー豆の品温度が220℃に達したところで、乾燥処理したゆず果皮120gを、焙煎機内へ混合投入した。品温度210℃を保持するよう熱量を調整しながら更に3分間焙煎を行った。焙煎物を冷却盤へ排出し、冷却した。
【0032】
(実施例7)
ライム果皮を、超音波カッターにて7mmにカットし、棚式乾燥機で乾燥処理した。このときの水分含量は12%であった。次に、コーヒー焙煎機にてコーヒー生豆3kgを焙煎した。約11分後、コーヒー豆の品温度が220℃に達したところで、乾燥処理したライム果皮120gを、焙煎機内へ混合投入した。品温度190℃を保持するよう熱量を調整しながら更に3分間焙煎を行った。焙煎物を冷却盤へ排出し、冷却した。
【0033】
(実施例8)
レモン果皮を、超音波カッターにて7mmにカットし、棚式乾燥機で乾燥処理した。このときの水分含量は14%であった。次に、コーヒー焙煎機にてコーヒー生豆3kgを焙煎した。約11分後、コーヒー豆の品温度が220℃に達したところで、乾燥処理したライム果皮120gを、焙煎機内へ混合投入した。品温度190℃を保持するよう熱量を調整しながら更に3分間焙煎を行った。焙煎物を冷却盤へ排出し、冷却した。
【0034】
(実施例9)
小豆として市販の乾燥品を使用した。このときの水分含量は9%であった。次に、コーヒー焙煎機にてコーヒー生豆3kgを焙煎した。約11分後、コーヒー豆の品温度が220℃に達したところで、小豆120gを、焙煎機内へ混合投入した。品温度200℃を保持するよう熱量を調整しながら更に3分間焙煎を行った。焙煎物を冷却盤へ排出し、冷却した。
【0035】
(実施例10)
インゲン豆として市販の乾燥品を使用した。このときの水分含量は7%であった。次に、コーヒー焙煎機にてコーヒー生豆3kgを焙煎した。約11分後、コーヒー豆の品温度が220℃に達したところで、インゲン豆120gを、焙煎機内へ混合投入した。品温度200℃を保持するよう熱量を調整しながら更に2分間焙煎を行った。焙煎物を冷却盤へ排出し、冷却した。
【0036】
(実施例11)
エンドウ豆として市販の乾燥品を使用した。このときの水分含量は9%であった。次に、コーヒー焙煎機にてコーヒー生豆3kgを焙煎した。約11分後、コーヒー豆の品温度が220℃に達したところで、エンドウ豆120gを、焙煎機内へ混合投入した。品温度180℃を保持するよう熱量を調整しながら更に2分間焙煎を行った。焙煎物を冷却盤へ排出し、冷却した。
【0037】
(実施例12)
大豆として市販の乾燥品を使用した。このときの水分含量は9%であった。次に、コーヒー焙煎機にてコーヒー生豆3kgを焙煎した。約11分後、コーヒー豆の品温度が220℃に達したところで、小豆120gを、焙煎機内へ混合投入した。品温度180℃を保持するよう熱量を調整しながら更に2分間焙煎を行った。焙煎物を冷却盤へ排出し、冷却した。
【0038】
(実施例13)
アーモンドとして市販の乾燥品を使用した。このときの水分含量は11%であった。次に、コーヒー焙煎機にてコーヒー生豆3kgを焙煎した。約11分後、コーヒー豆の品温度が220℃に達したところで、アーモンド120gを、焙煎機内へ混合投入した。品温度215℃を保持するよう熱量を調整しながら更に2分間焙煎を行った。焙煎物を冷却盤へ排出し、冷却した。
【0039】
(実施例14)
カシューナッツとして市販の乾燥品を使用した。このときの水分含量は8%であった。次に、コーヒー焙煎機にてコーヒー生豆3kgを焙煎した。約11分後、コーヒー豆の品温度が220℃に達したところで、カシューナッツ120gを、焙煎機内へ混合投入した。品温度210℃を保持するよう熱量を調整しながら更に2分間焙煎を行った。焙煎物を冷却盤へ排出し、冷却した。
【0040】
(実施例15)
トチの実として市販の渋抜き処理済みの乾燥品を使用した。このときの水分含量は13%であった。次に、コーヒー焙煎機にてコーヒー生豆3kgを焙煎した。約11分後、コーヒー豆の品温度が220℃に達したところで、トチの実120gを、焙煎機内へ混合投入した。品温度200℃を保持するよう熱量を調整しながら更に2分間焙煎を行った。焙煎物を冷却盤へ排出し、冷却した。
【0041】
(実施例16)
カボチャの種として市販の乾燥品を使用した。このときの水分含量は6%であった。次に、コーヒー焙煎機にてコーヒー生豆3kgを焙煎した。約11分後、コーヒー豆の品温度が220℃に達したところで、カボチャの種120gを、焙煎機内へ混合投入した。品温度200℃を保持するよう熱量を調整しながら更に1.5分間焙煎を行った。焙煎物を冷却盤へ排出し、冷却した。
【0042】
(実施例17)
栗として皮むきされた市販の乾燥品を使用した。このときの水分含量は6%であった。次に、コーヒー焙煎機にてコーヒー生豆3kgを焙煎した。約11分後、コーヒー豆の品温度が220℃に達したところで、栗120gを、焙煎機内へ混合投入した。品温度200℃を保持するよう熱量を調整しながら更に1.5分間焙煎を行った。焙煎物を冷却盤へ排出し、冷却した。
【0043】
(実施例18)
クルミとして市販の乾燥品を使用した。このときの水分含量は8%であった。次に、コーヒー焙煎機にてコーヒー生豆3kgを焙煎した。約11分後、コーヒー豆の品温度が220℃に達したところで、栗120gを、焙煎機内へ混合投入した。品温度190℃を保持するよう熱量を調整しながら更に2分間焙煎を行った。焙煎物を冷却盤へ排出し、冷却した。
【0044】
(実施例19)
ゴマとして市販のものを使用した。このときの水分含量は5%であった。次に、コーヒー焙煎機にてコーヒー生豆3kgを焙煎した。約11分後、コーヒー豆の品温度が220℃に達したところで、ゴマ120gを、焙煎機内へ混合投入した。品温度210℃を保持するよう熱量を調整しながら更に2分間焙煎を行った。焙煎物を冷却盤へ排出し、冷却した。
【0045】
(実施例20)
ヒマワリの種として市販の乾燥品を使用した。このときの水分含量は6%であった。次に、コーヒー焙煎機にてコーヒー生豆3kgを焙煎した。約11分後、コーヒー豆の品温度が220℃に達したところで、ヒマワリの種120gを、焙煎機内へ混合投入した。品温度210℃を保持するよう熱量を調整しながら更に1.5分間焙煎を行った。焙煎物を冷却盤へ排出し、冷却した。
【0046】
(実施例21)
ヘーゼルナッツとして市販の乾燥品を使用した。このときの水分含量は7%であった。次に、コーヒー焙煎機にてコーヒー生豆3kgを焙煎した。約11分後、コーヒー豆の品温度が220℃に達したところで、ヘーゼルナッツ120gを、焙煎機内へ混合投入した。品温度210℃を保持するよう熱量を調整しながら更に1.5分間焙煎を行った。焙煎物を冷却盤へ排出し、冷却した。
【0047】
(実施例22)
ペカンナッツとして市販の乾燥品を使用した。このときの水分含量は7%であった。次に、コーヒー焙煎機にてコーヒー生豆3kgを焙煎した。約11分後、コーヒー豆の品温度が220℃に達したところで、ペカンナッツ120gを、焙煎機内へ混合投入した。品温度210℃を保持するよう熱量を調整しながら更に2分間焙煎を行った。焙煎物を冷却盤へ排出し、冷却した。
【0048】
(実施例23)
マカダミアナッツとして市販の乾燥品を使用した。このときの水分含量は7%であった。次に、コーヒー焙煎機にてコーヒー生豆3kgを焙煎した。約11分後、コーヒー豆の品温度が220℃に達したところで、マカダミアナッツ120gを、焙煎機内へ混合投入した。品温度210℃を保持するよう熱量を調整しながら更に2分間焙煎を行った。焙煎物を冷却盤へ排出し、冷却した。
【0049】
(実施例24)
松の実として市販の乾燥品を使用した。このときの水分含量は7%であった。次に、コーヒー焙煎機にてコーヒー生豆3kgを焙煎した。約11分後、コーヒー豆の品温度が220℃に達したところで、松の実120gを、焙煎機内へ混合投入した。品温度210℃を保持するよう熱量を調整しながら更に2分間焙煎を行った。焙煎物を冷却盤へ排出し、冷却した。
【0050】
(実施例25)
落花生として市販の乾燥品を使用した。このときの水分含量は7%であった。次に、コーヒー焙煎機にてコーヒー生豆3kgを焙煎した。約11分後、コーヒー豆の品温度が220℃に達したところで、落花生120gを、焙煎機内へ混合投入した。品温度210℃を保持するよう熱量を調整しながら更に3分間焙煎を行った。焙煎物を冷却盤へ排出し、冷却した。
【0051】
(実施例26)
大麦として市販の乾燥品を使用した。このときの水分含量は10%であった。次に、コーヒー焙煎機にてコーヒー生豆3kgを焙煎した。約11分後、コーヒー豆の品温度が220℃に達したところで、大麦120gを、焙煎機内へ混合投入した。品温度210℃を保持するよう熱量を調整しながら更に1.5分間焙煎を行った。焙煎物を冷却盤へ排出し、冷却した。
【0052】
(実施例27)
モルトとして市販の乾燥品を使用した。このときの水分含量は6%であった。次に、コーヒー焙煎機にてコーヒー生豆3kgを焙煎した。約11分後、コーヒー豆の品温度が220℃に達したところで、モルト120gを、焙煎機内へ混合投入した。品温度205℃を保持するよう熱量を調整しながら更に2分間焙煎を行った。焙煎物を冷却盤へ排出し、冷却した。
【0053】
(実施例28)
そばの実として脱穀済みの乾燥品を使用した。このときの水分含量は8%であった。次に、コーヒー焙煎機にてコーヒー生豆3kgを焙煎した。約11分後、コーヒー豆の品温度が220℃に達したところで、モルト120gを、焙煎機内へ混合投入した。品温度205℃を保持するよう熱量を調整しながら更に2分間焙煎を行った。焙煎物を冷却盤へ排出し、冷却した。
【0054】
(実施例29)
はと麦として市販の乾燥品を使用した。このときの水分含量は9%であった。次に、コーヒー焙煎機にてコーヒー生豆3kgを焙煎した。約11分後、コーヒー豆の品温度が220℃に達したところで、はと麦120gを、焙煎機内へ混合投入した。品温度205℃を保持するよう熱量を調整しながら更に2分間焙煎を行った。焙煎物を冷却盤へ排出し、冷却した。
【0055】
(実施例30)
ブルーベリーを、棚式乾燥機で乾燥処理した。このときの水分含量は15%であった。次に、コーヒー焙煎機にてコーヒー生豆3kgを焙煎した。約11分後、コーヒー豆の品温度が220℃に達したところで、乾燥処理したブルーベリー60gを、焙煎機内へ混合投入した。品温度190℃を保持するよう熱量を調整しながら更に3分間焙煎を行った。焙煎物を冷却盤へ排出し、冷却した。
【0056】
(実施例31)
プルーンを、棚式乾燥機で乾燥処理した。このときの水分含量は18%であった。次に、コーヒー焙煎機にてコーヒー生豆3kgを焙煎した。約11分後、コーヒー豆の品温度が220℃に達したところで、乾燥処理したプルーン60gを、焙煎機内へ混合投入した。品温度190℃を保持するよう熱量を調整しながら更に4分間焙煎を行った。焙煎物を冷却盤へ排出し、冷却した。
【0057】
(実施例32)
さくらんぼを、ダイサーで7mm角に裁断し、棚式乾燥機で乾燥処理した。このときの水分含量は16%であった。次に、コーヒー焙煎機にてコーヒー生豆3kgを焙煎した。約11分後、コーヒー豆の品温度が220℃に達したところで、乾燥処理したさくらんぼ60gを、焙煎機内へ混合投入した。品温度200℃を保持するよう熱量を調整しながら更に2分間焙煎を行った。焙煎物を冷却盤へ排出し、冷却した。
【0058】
(実施例33)
柿の果肉を、ダイサーで7mm角に裁断し、棚式乾燥機で乾燥処理した。このときの水分含量は15%であった。次に、コーヒー焙煎機にてコーヒー生豆3kgを焙煎した。約11分後、コーヒー豆の品温度が220℃に達したところで、乾燥処理した柿60gを、焙煎機内へ混合投入した。品温度200℃を保持するよう熱量を調整しながら更に3分間焙煎を行った。焙煎物を冷却盤へ排出し、冷却した。
【0059】
(実施例34)
パインアップルの果肉部分を、ダイサーで7mm角に裁断し、棚式乾燥機で乾燥処理した。このときの水分含量は18%であった。次に、コーヒー焙煎機にてコーヒー生豆3kgを焙煎した。約11分後、コーヒー豆の品温度が220℃に達したところで、乾燥処理したパインアップル60gを、焙煎機内へ混合投入した。品温度210℃を保持するよう熱量を調整しながら更に3分間焙煎を行った。焙煎物を冷却盤へ排出し、冷却した。
【0060】
(実施例35)
バナナの果肉部分を、ダイサーで7mm角に裁断し、棚式乾燥機で乾燥処理した。このときの水分含量は14%であった。次に、コーヒー焙煎機にてコーヒー生豆3kgを焙煎した。約11分後、コーヒー豆の品温度が220℃に達したところで、乾燥処理したバナナ60gを、焙煎機内へ混合投入した。品温度210℃を保持するよう熱量を調整しながら更に4分間焙煎を行った。焙煎物を冷却盤へ排出し、冷却した。
【0061】
(実施例36)
ブドウとして市販の乾燥品を使用した。このときの水分含量は14%であった。次に、コーヒー焙煎機にてコーヒー生豆3kgを焙煎した。約11分後、コーヒー豆の品温度が220℃に達したところで、ブドウ60gを、焙煎機内へ混合投入した。品温度200℃を保持するよう熱量を調整しながら更に3分間焙煎を行った。焙煎物を冷却盤へ排出し、冷却した。
【0062】
(実施例37)
マンゴーの果肉部分を、ダイサーで7mm角に裁断し、棚式乾燥機で乾燥処理した。このときの水分含量は14%であった。次に、コーヒー焙煎機にてコーヒー生豆3kgを焙煎した。約11分後、コーヒー豆の品温度が220℃に達したところで、乾燥処理したマンゴー60gを、焙煎機内へ混合投入した。品温度200℃を保持するよう熱量を調整しながら更に3分間焙煎を行った。焙煎物を冷却盤へ排出し、冷却した。
【0063】
(実施例38)
桃の果肉部分を、ダイサーで7mm角に裁断し、棚式乾燥機で乾燥処理した。このときの水分含量は15%であった。次に、コーヒー焙煎機にてコーヒー生豆3kgを焙煎した。約11分後、コーヒー豆の品温度が220℃に達したところで、乾燥処理した桃60gを、焙煎機内へ混合投入した。品温度200℃を保持するよう熱量を調整しながら更に3分間焙煎を行った。焙煎物を冷却盤へ排出し、冷却した。
【0064】
(実施例39)
林檎の果肉部分を、ダイサーで7mm角に裁断し、棚式乾燥機で乾燥処理した。このときの水分含量は16%であった。次に、コーヒー焙煎機にてコーヒー生豆3kgを焙煎した。約11分後、コーヒー豆の品温度が220℃に達したところで、乾燥処理した林檎60gを、焙煎機内へ混合投入した。品温度190℃を保持するよう熱量を調整しながら更に4分間焙煎を行った。焙煎物を冷却盤へ排出し、冷却した。
(実施例40)
胡椒として市販の乾燥品を使用した。このときの水分含量は5%であった。次に、コーヒー焙煎機にてコーヒー生豆3kgを焙煎した。約11分後、コーヒー豆の品温度が220℃に達したところで、胡椒60gを、焙煎機内へ混合投入した。品温度180℃を保持するよう熱量を調整しながら更に4分間焙煎を行った。焙煎物を冷却盤へ排出し、冷却した。
(実施例41)
唐辛子として市販の乾燥品を使用した。このときの水分含量は3%であった。次に、コーヒー焙煎機にてコーヒー生豆3kgを焙煎した。約11分後、コーヒー豆の品温度が220℃に達したところで、唐辛子6gを、焙煎機内へ混合投入した。品温度200℃を保持するよう熱量を調整しながら更に2分間焙煎を行った。焙煎物を冷却盤へ排出し、冷却した。
【0065】
(実施例42)
さとうきびを、超音波カッターにて7mmにカットし、棚式乾燥機で乾燥処理した。このときの水分含量は15%であった。次に、コーヒー焙煎機にてコーヒー生豆3kgを焙煎した。約11分後、コーヒー豆の品温度が220℃に達したところで、乾燥処理したさとうきび120gを、焙煎機内へ混合投入した。品温度200℃を保持するよう熱量を調整しながら更に3分間焙煎を行った。焙煎物を冷却盤へ排出し、冷却した。
【0066】
(実施例43)
生姜を、ダイサーで7mm角に裁断し、棚式乾燥機で乾燥処理した。このときの水分含量は13%であった。次に、コーヒー焙煎機にてコーヒー生豆3kgを焙煎した。約11分後、コーヒー豆の品温度が220℃に達したところで、乾燥処理した生姜30gを、焙煎機内へ混合投入した。品温度210℃を保持するよう熱量を調整しながら更に3分間焙煎を行った。焙煎物を冷却盤へ排出し、冷却した。
(実施例44)
にんにくを、超音波カッターにて7mmにカットし、棚式乾燥機で乾燥処理した。このときの水分含量は7%であった。次に、コーヒー焙煎機にてコーヒー生豆3kgを焙煎した。約11分後、コーヒー豆の品温度が220℃に達したところで、乾燥処理したにんにく15gを、焙煎機内へ混合投入した。品温度210℃を保持するよう熱量を調整しながら更に6分間焙煎を行った。焙煎物を冷却盤へ排出し、冷却した。
【0067】
(実施例45)
たまねぎを、ダイサーで7mm角に裁断し、棚式乾燥機で乾燥処理した。このときの水分含量は10%であった。次に、コーヒー焙煎機にてコーヒー生豆3kgを焙煎した。約11分後、コーヒー豆の品温度が220℃に達したところで、乾燥処理したたまねぎ120gを、焙煎機内へ混合投入した。品温度180℃を保持するよう熱量を調整しながら更に6分間焙煎を行った。焙煎物を冷却盤へ排出し、冷却した。
【0068】
(実施例46)
にんじんを、ダイサーで7mm角に裁断し、棚式乾燥機で乾燥処理した。このときの水分含量は11%であった。次に、コーヒー焙煎機にてコーヒー生豆3kgを焙煎した。約11分後、コーヒー豆の品温度が220℃に達したところで、乾燥処理したにんじん120gを、焙煎機内へ混合投入した。品温度200℃を保持するよう熱量を調整しながら更に6分間焙煎を行った。焙煎物を冷却盤へ排出し、冷却した。
【0069】
(実施例47)
ゴボウを、ダイサーで7mm角に裁断し、棚式乾燥機で乾燥処理した。このときの水分含量は13%であった。次に、コーヒー焙煎機にてコーヒー生豆3kgを焙煎した。約11分後、コーヒー豆の品温度が220℃に達したところで、乾燥処理したゴボウ120gを、焙煎機内へ混合投入した。品温度200℃を保持するよう熱量を調整しながら更に4分間焙煎を行った。焙煎物を冷却盤へ排出し、冷却した。
【0070】
(実施例48)
カボチャを、ダイサーで7mm角に裁断し、棚式乾燥機で乾燥処理した。このときの水分含量は15%であった。次に、コーヒー焙煎機にてコーヒー生豆3kgを焙煎した。約11分後、コーヒー豆の品温度が220℃に達したところで、乾燥処理したカボチャ120gを、焙煎機内へ混合投入した。品温度200℃を保持するよう熱量を調整しながら更に4分間焙煎を行った。焙煎物を冷却盤へ排出し、冷却した。
【0071】
(実施例49)
ウーロン茶として市販の乾燥品を使用した。このときの水分含量は2%であった。次に、コーヒー焙煎機にてコーヒー生豆3kgを焙煎した。約11分後、コーヒー豆の品温度が220℃に達したところで、ウーロン茶120gを、焙煎機内へ混合投入した。品温度が上昇、もしくは維持しないよう熱量を調整しながら、更に品温度が190度になるまで2分間焙煎を行った。焙煎物を冷却盤へ排出し、冷却した。
【0072】
(実施例50)
プーアル茶として市販の乾燥品を使用した。このときの水分含量は2%であった。次に、コーヒー焙煎機にてコーヒー生豆3kgを焙煎した。約11分後、コーヒー豆の品温度が220℃に達したところで、プーアル茶120gを、焙煎機内へ混合投入した。品温度が上昇、もしくは維持しないよう熱量を調整しながら、更に品温度が190℃になるまで2分間焙煎を行った。焙煎物を冷却盤へ排出し、冷却した。
【0073】
(実施例51)
紅茶として市販の乾燥品を使用した。このときの水分含量は2%であった。次に、コーヒー焙煎機にてコーヒー生豆3kgを焙煎した。約11分後、コーヒー豆の品温度が220℃に達したところで、紅茶120gを、焙煎機内へ混合投入した。品温度が上昇、もしくは維持しないよう熱量を調整しながら、更に品温度190℃になるまで2分間焙煎を行った。焙煎物を冷却盤へ排出し、冷却した。
【0074】
(実施例52)
バラとして市販の乾燥品を使用した。このときの水分含量は2%であった。次に、コーヒー焙煎機にてコーヒー生豆3kgを焙煎した。約11分後、コーヒー豆の品温度が220℃に達したところで、バラ120gを、焙煎機内へ混合投入した。品温度が上昇、もしくは維持しないよう熱量を調整しながら、更に品温度が205℃になるまで0.5分間焙煎を行い、焙煎物を冷却盤へ排出し、冷却した。
【0075】
(実施例53)
ジャスミンとして市販の乾燥品を使用した。このときの水分含量は2%であった。次に、コーヒー焙煎機にてコーヒー生豆3kgを焙煎した。約11分後、コーヒー豆の品温度が220℃に達したところで、ジャスミン120gを、焙煎機内へ混合投入した。品温度が上昇、もしくは維持しないよう熱量を調整しながら、更に品温度が205℃になるまで0.5分間焙煎を行った。焙煎物を冷却盤へ排出し、冷却した。
【0076】
(実施例54)
ホップとして市販の乾燥品を使用した。このときの水分含量は3%であった。次に、コーヒー焙煎機にてコーヒー生豆3kgを焙煎した。約11分後、コーヒー豆の品温度が220℃に達したところで、ホップ120gを、焙煎機内へ混合投入した。品温度が上昇、もしくは維持しないよう熱量を調整しながら、更に品温度が200℃になるまで2分間焙煎を行った。焙煎物を冷却盤へ排出し、冷却した。
【0077】
(実施例55)
ハイビスカスとして市販の乾燥品を使用した。このときの水分含量は3%であった。次に、コーヒー焙煎機にてコーヒー生豆3kgを焙煎した。約11分後、コーヒー豆の品温度が220℃に達したところで、ハイビスカス120gを、焙煎機内へ混合投入した。品温度が上昇、もしくは維持しないよう熱量を調整しながら、更に品温度が205℃になるまで0.5分間焙煎を行った。焙煎物を冷却盤へ排出し、冷却した。
【0078】
(実施例56)
レモングラスとして市販の乾燥品を使用した。このときの水分含量は3%であった。次に、コーヒー焙煎機にてコーヒー生豆3kgを焙煎した。約11分後、コーヒー豆の品温度が220℃に達したところで、レモングラス30gを、焙煎機内へ混合投入した。品温度が上昇、もしくは維持しないよう熱量を調整しながら、更に品温度が185℃になるまで3分間焙煎を行った。焙煎物を冷却盤へ排出し、冷却した。
【0079】
(実施例57)
キュアリング済のバニラビーンを、超音波カッターにて鞘ごと7mmにカットして使用した。このときの水分含量は18%であった。次に、コーヒー焙煎機にてコーヒー生豆3kgを焙煎した。約11分後、コーヒー豆の品温度が220℃に達したところで、バニラ30gを、焙煎機内へ混合投入した。品温度が上昇、もしくは維持しないよう熱量を調整しながら、更に品温度が190℃になるまで2分間焙煎を行った。焙煎物を冷却盤へ排出し、冷却した。
【0080】
(実施例58)
山椒の実として市販の果実乾燥品を使用した。このときの水分含量は5%であった。次に、コーヒー焙煎機にてコーヒー生豆3kgを焙煎した。約11分後、コーヒー豆の品温度が220℃に達したところで、山椒15gを、焙煎機内へ混合投入した。品温度が上昇、もしくは維持しないよう熱量を調整しながら、更に品温度が200℃になるまで2分間焙煎を行った。焙煎物を冷却盤へ排出し、冷却した。
【0081】
(実施例59)
ローズマリーとして市販の乾燥品を使用した。このときの水分含量は4%であった。次に、コーヒー焙煎機にてコーヒー生豆3kgを焙煎した。約11分後、コーヒー豆の品温度が220℃に達したところで、ローズマリー15gを、焙煎機内へ混合投入した。品温度が上昇、もしくは維持しないよう熱量を調整しながら、更に品温度が195℃になるまで1.5分間焙煎を行った。焙煎物を冷却盤へ排出し、冷却した。
【0082】
(実施例60)
テンサイを、ダイサーで7mm角に裁断し、棚式乾燥機で乾燥処理した。このときの水分含量は13%であった。次に、コーヒー焙煎機にてコーヒー生豆3kgを焙煎した。約11分後、コーヒー豆の品温度が220℃に達したところで、乾燥処理したテンサイ120gを、焙煎機内へ混合投入した。品温度が上昇、もしくは維持しないよう熱量を調整しながら、更に品温度が180℃になるまで3分間焙煎を行った。焙煎物を冷却盤へ排出し、冷却した。
【0083】
(実施例61)
昆布として市販の乾燥品を使用し、超音波カッターにて7mmにカットした。このときの水分含量は6%であった。次に、コーヒー焙煎機にてコーヒー生豆3kgを焙煎した。約11分後、コーヒー豆の品温度が220℃に達したところで、昆布60gを、焙煎機内へ混合投入した。品温度が上昇、もしくは維持しないよう熱量を調整しながら、更に品温度が190℃になるまで2.5分間焙煎を行った。焙煎物を冷却盤へ排出し、冷却した。
【0084】
(実施例62)
サツマイモを、ダイサーで7mm角に裁断し、棚式乾燥機で乾燥処理した。このときの水分含量は11%であった。次に、コーヒー焙煎機にてコーヒー生豆3kgを焙煎した。約11分後、コーヒー豆の品温度が220℃に達したところで、乾燥処理したサツマイモ120gを、焙煎機内へ混合投入した。品温度が上昇、もしくは維持しないよう熱量を調整しながら、更に品温度が175℃になるまで4分間焙煎を行った。焙煎物を冷却盤へ排出し、冷却した。
【0085】
(実施例63)
ジャガイモを、ダイサーで7mm角に裁断し、棚式乾燥機で乾燥処理した。このときの水分含量は11%であった。次に、コーヒー焙煎機にてコーヒー生豆3kgを焙煎した。約11分後、コーヒー豆の品温度が220℃に達したところで、乾燥処理したジャガイモ120gを、焙煎機内へ混合投入した。品温度が上昇、もしくは維持しないよう熱量を調整しながら、更に品温度が175℃になるまで4分間焙煎を行った。焙煎物を冷却盤へ排出し、冷却した。
【0086】
(実施例64)
とうもろこしとして市販の乾燥品を使用した。このときの水分含量は8%であった。次に、コーヒー焙煎機にてコーヒー生豆3kgを焙煎した。約8分後、コーヒー豆の品温度が190℃に達したところで、とうもろこし120gを、焙煎機内へ混合投入した。混合後、混合物の品温が上昇するよう熱量を調整しながら、更に品温度が220℃になるまで3分間焙煎を行った。焙煎物を冷却盤へ排出し、冷却した。
【0087】
(実施例65)
胡椒として市販の乾燥品を使用した。このときの水分含量は5%であった。次に、コーヒー焙煎機にてコーヒー生豆3kgを焙煎した。約8分後、コーヒー豆の品温度が205℃に達したところで、胡椒60gを、焙煎機内へ混合投入した。混合後、混合物の品温が上昇するよう熱量を調整しながら、更に品温度が220℃になるまで2分間焙煎を行った。焙煎物を冷却盤へ排出し、冷却した。
【0088】
(実施例66)
唐辛子として市販の乾燥品を使用した。このときの水分含量は3%であった。次に、コーヒー焙煎機にてコーヒー生豆3kgを焙煎した。約9分後、コーヒー豆の品温度が205℃に達したところで、唐辛子6gを、焙煎機内へ混合投入した。混合後、混合物の品温が上昇するよう熱量を調整しながら、更に品温度が220℃になるまで2分間焙煎を行った。焙煎物を冷却盤へ排出し、冷却した。
【0089】
(実施例67)
にんにくを、超音波カッターにて7mmにカットし、棚式乾燥機で乾燥処理した。このときの水分含量は7%であった。次に、コーヒー焙煎機にてコーヒー生豆3kgを焙煎した。約9分後、コーヒー豆の品温度が205℃に達したところで、乾燥処理したにんにく15gを、焙煎機内へ混合投入した。混合後、混合物の品温が上昇するよう熱量を調整しながら、更に品温度が220℃になるまで2分間焙煎を行った。焙煎物を冷却盤へ排出し、冷却した。
【0090】
(実施例68)
米を水に30分間浸し、次いで、蒸気処理を1時間施し、湿潤処理を行った後、棚式乾燥機で乾燥処理を行った。このときの水分含量は18%であった。次に、コーヒー焙煎機にてコーヒー生豆3kgを焙煎した。約9分後、コーヒー豆の品温度が205℃に達したところで、米120gを、焙煎機内へ混合投入した。混合後、混合物の品温が上昇するよう熱量を調整しながら、更に品温度が220℃になるまで2分間焙煎を行った。焙煎物を冷却盤へ排出し、冷却した。
【0091】
(参考例)
コーヒー焙煎機にてコーヒー生豆3kgを、定法により焙煎する。約11分後、コーヒー豆の品温度が220℃に達したところで、焙煎物を冷却盤へ排出し、冷却した。
【0092】
(比較例1〜68)
実施例1〜68の混合後の加熱条件で、各材料単体焙煎物を得た。次に、参考例の方法でコーヒー焙煎豆を得た。その後、各材料単体焙煎物を実施例1〜68と同じ配合比率になるようコーヒー焙煎豆とブレンドして単体焙煎物の混合物を得た。
【0093】
(焙煎物から得られたエキスの特徴評価)
実施例1〜68、参考例1及び比較例1〜68で得られた焙煎物を冷蔵庫にて10℃程度に冷却した後、コーヒーミルにて粉砕した。粉砕物を100g秤量し、沸騰した湯にて常圧で抽出し、1300gのエキスを得た。
20人のパネラーにより、得られたエキスについて、コーヒーの特徴がどの程度変化したかを評価した。評価は参考例1の焙煎コーヒー豆から得られたエキスを基準として相対評価(1:すごく弱い、2:弱い、3:同じ、4:強い、5:すごく強い)とし、評点はパネラー全員の平均値とした。なお、評価用語はコーヒー検定教本(全日本コーヒー商工組合連合会発行)に準じている。結果を下記表1及び図1〜9に示す。
【0094】
【表1】
【0095】
【0096】
【0097】
(比較例69)
グレープフルーツ果皮を、超音波カッターにて7mmにカットし、棚式乾燥機で乾燥処理した。このときの水分含量は13%であった。次に、コーヒー焙煎機にてコーヒー生豆3kgを焙煎した。約11分後、コーヒー豆の品温度が220℃に達したところで、乾燥処理したグレープフルーツ果皮150gを、焙煎機内へ混合投入した。品温度210℃を保持するよう熱量を調整しながら更に3分間焙煎を行った。焙煎物を冷却盤へ排出し、冷却した。
【0098】
実施例1、参考例及び比較例69を上記(焙煎物から得られたエキスの特徴評価)の項目に記載した方法で評価した。実施例1の焙煎物では、コーヒーの特徴であるアシディティを強化しているが、比較例69の焙煎物では、逆にコーヒーの特徴を損なうものであった。その結果を図10に示す。
【0099】
(比較例70)
グレープフルーツ果皮を、超音波カッターにて7mmにカットし、棚式乾燥機で乾燥処理した。このときの水分含量は13%であった。次に、コーヒー焙煎機にてコーヒー生豆3kgを焙煎した。約11分後、コーヒー豆の品温度が220℃に達したところで、乾燥処理したグレープフルーツ果皮120gを、焙煎機内へ混合投入した。品温度210℃を保持するよう熱量を調整しながら更に10.5分間焙煎を行った。焙煎物を冷却盤へ排出し、冷却した。
【0100】
実施例1、参考例及び比較例70を上記(焙煎物から得られたエキスの特徴評価)の項目に記載した方法で評価した。実施例1の焙煎物では、コーヒーの特徴であるアシディティを強化しているが、比較例70の焙煎物では、混合後の焙煎時間が長いため、逆にコーヒーの特徴を損なうものであった。その結果を図11に示す。
【0101】
(比較例71)
グレープフルーツ果皮を、超音波カッターにて7mmにカットし、棚式乾燥機で乾燥処理した。このときの水分含量は13%であった。次に、コーヒー焙煎機にてコーヒー生豆3kgを焙煎した。約11分後、コーヒー豆の品温度が220℃に達したところで、乾燥処理したグレープフルーツ果皮120gを、焙煎機内へ混合投入した。品温度が上昇、もしくは維持しないよう熱量を調整しながら、更に品温度が190℃になるまで3分間焙煎を行った。焙煎物を冷却盤へ排出し、冷却した。
【0102】
(比較例72)
グレープフルーツ果皮を、超音波カッターにて7mmにカットし、棚式乾燥機で乾燥処理した。このときの水分含量は13%であった。次に、コーヒー焙煎機にてコーヒー生豆3kgを焙煎した。約9分後、コーヒー豆の品温度が205℃に達したところで、乾燥処理したグレープフルーツ果皮120gを、焙煎機内へ混合投入した。混合後、混合物の品温が上昇するよう熱量を調整しながら、更に品温度が220℃になるまで2分間焙煎を行った。焙煎物を冷却盤へ排出し、冷却した。
【0103】
実施例1、参考例並びに比較例71及び72を上記(焙煎物から得られたエキスの特徴評価)の項目に記載した方法で評価した。実施例1の焙煎物では、コーヒーの特徴であるアシディティを強化しているが、比較例71の焙煎物では、熱量が少ないため、逆にコーヒーの特徴を損なうものであった。また、比較例72の焙煎物では、熱量が多いため、コーヒーの特徴を損なうものであった。その結果を図12に示す。
【0104】
(比較例73〜78)
コーヒー豆と混合して焙煎する材料にグレープフルーツ果肉(比較例73)、オレンジ果肉(比較例74)、レモン果肉(比較例75)、あんず果肉(比較例76)、苺(比較例77)、なめこ(比較例78)を選択し、下表2記載の前処理、焙煎方法、混合比率で焙煎を行い、焙煎物を得た。比較例73〜78を上記(焙煎物から得られたエキスの特徴評価)の項目に記載した方法で評価した。比較例73〜78の結果を表2に示す。表2の結果より、比較例73〜78では、混合後の焙煎途中で、ペースト化が生じ焙煎不能となり、コーヒー混合焙煎豆を得ることができないという結果であった。
【0105】
【表2】
【0106】
(比較例79〜95)
コーヒー豆と混合して焙煎する材料にカカオ(比較例79)、梅(比較例80)、緑茶(比較例81)、山椒の葉(比較例82)、ミント(比較例83)、パセリ(比較例84)、シソ(比較例85)、セロリー(比較例86)、ピーマン(比較例87)、トマト(比較例88)、しいたけ(比較例89)、きくらげ(比較例90)、まいたけ(比較例91)、えのき(比較例92)、わかめ(比較例93)、のり(比較例94)、さといも(比較例95)を選択し、下表3記載の前処理、焙煎方法、混合比率で焙煎を行い、焙煎物を得た。比較例79〜95を上記(焙煎物から得られたエキスの特徴評価)の項目に記載した方法で評価した。比較例79〜95の結果を表3に示す。表3の結果より、コーヒー混合焙煎物が得られても、風味が好ましくなく、コーヒーの特徴を強化しない組み合わせが存在するという結果が得られた。
【0107】
【表3】
【0108】
本発明によれば、従来困難であった、コーヒーの特徴が強化されたコーヒーエキスを得ることが可能である。すなわち、特定の材料と、特定の焙煎条件でコーヒー豆とともに焙煎することによって、コーヒーの特徴が強化されたコーヒーエキスを提供できる。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12