特許第5962489号(P5962489)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5962489
(24)【登録日】2016年7月8日
(45)【発行日】2016年8月3日
(54)【発明の名称】医用画像管理システム及び画像読取装置
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/24 20120101AFI20160721BHJP
【FI】
   G06Q50/24
【請求項の数】6
【全頁数】18
(21)【出願番号】特願2012-276328(P2012-276328)
(22)【出願日】2012年12月19日
(65)【公開番号】特開2014-120083(P2014-120083A)
(43)【公開日】2014年6月30日
【審査請求日】2015年7月3日
(73)【特許権者】
【識別番号】000001270
【氏名又は名称】コニカミノルタ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001254
【氏名又は名称】特許業務法人光陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】綱本 由紀
【審査官】 木方 庸輔
(56)【参考文献】
【文献】 特開2004−013509(JP,A)
【文献】 特開2007−259924(JP,A)
【文献】 特開2011−206557(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 − 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
来院した患者を受け付ける患者受付装置と、
前記患者受付装置によって受け付けられた患者の患者情報に基づいて患者の管理を行うとともに、管理されている患者を特定する患者識別情報を送信の要求に応じて送信する管理装置と、
前記管理装置に前記患者識別情報の送信を要求する送信要求手段と、前記管理装置から送信された前記患者識別情報を受信する患者識別情報受信手段と、印刷媒体に印刷された画像を読み取る読取手段と、前記読取手段にて読み取った画像の画像データを前記患者識別情報から特定される患者に対応付けて前記管理装置に送信する画像送信手段と、を有する画像読取装置と、
を備えたことを特徴とする医用画像管理システム。
【請求項2】
前記画像読取装置は、前記患者識別情報受信手段によって受信した前記患者識別情報に対応する患者を識別可能に表示する表示手段を有することを特徴とする請求項1に記載の医用画像管理システム。
【請求項3】
前記管理装置は、前記患者受付装置によって最新に受け付けられた患者の患者識別情報を送信し、
前記画像送信手段は、前記読取手段によって読み取った画像の画像データを前記最後に受け付けられた患者の患者識別情報から特定される患者に対応付けて前記管理装置に送信することを特徴とする請求項1又は2に記載の医用画像管理システム。
【請求項4】
診療録データを患者毎に記憶管理する電子カルテ装置を備え、
前記管理装置は、前記画像読取装置から前記画像データを受信したときに、該画像データを前記電子カルテ装置に送信し、
前記電子カルテ装置は、前記管理装置から前記画像データを受信したときに、該画像データを患者に対応付けて記憶する記憶部を備えていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の医用画像管理システム。
【請求項5】
患者を撮影することにより得られた医用画像データを患者毎に対応付けて記憶する記憶装置を備え、
前記管理装置は、前記画像読取装置から前記画像データを受信したときに、該画像データを患者に対応付けて前記記憶装置に記憶することを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の医用画像管理システム。
【請求項6】
患者の管理を行う管理装置に患者を特定する患者識別情報の送信を要求する送信要求手段と、
前記管理装置から送信された前記患者識別情報を受信する患者識別情報受信手段と、
印刷媒体に印刷された画像を読み取る読取手段と、
前記読取手段にて読み取った画像の画像データを前記患者識別情報から特定される患者に対応付けて前記管理装置に送信する画像送信手段と、
を備えたことを特徴とする画像読取装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、医用画像管理システム及び画像読取装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、医療施設では、電子カルテやレセプト等、書類の電子化が進んでいるが、例えば、診療所等で発行された紹介状や、健康保険証の控え等の文書については、依然として紙ベースで管理されている。
【0003】
このような文書については、例えば、スキャナー装置等の画像読取装置によって電子化し、アクセス性を良好にするために患者別などカテゴリーに分けて保存しておくことにより、利用の便宜が図られる(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2008−90715号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術では、画像読取装置によって読み取った画像のデータ(画像ファイル)は、予め設定されている格納領域(フォルダー)に一旦保存されることになる。そして、そのフォルダーに保存された画像ファイルを、ユーザーが端末を用いて患者毎に作成されているフォルダーに移動させる必要がある。あるいは、画像ファイルを患者毎に対応付けるために、画像ファイルのファイル名を適宜変更する必要がある。そのため、画像読取装置によって読み取った文書の画像を患者と紐付ける作業が大変煩雑であった。また、ユーザーの操作によって紐付けが行われるため、紐付けが正しく行われないというミスが発生する可能性がある。さらに、患者と読み取った文書の画像とを正しく紐付けするために、患者を識別するためのID等を確認し、また、紐付けが正しく行われたかの確認とを要するので、大変手間であった。
【0006】
本発明の課題は、読み取った文書の画像データと患者との対応付けを正確に且つ簡便に行うことができる医用画像管理システム及び画像読取装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、医用画像管理システムにおいて、
来院した患者を受け付ける患者受付装置と、
前記患者受付装置によって受け付けられた患者の患者情報に基づいて患者の管理を行うとともに、管理されている患者を特定する患者識別情報を送信の要求に応じて送信する管理装置と、
前記管理装置に前記患者識別情報の送信を要求する送信要求手段と、前記管理装置から送信された前記患者識別情報を受信する患者識別情報受信手段と、印刷媒体に印刷された画像を読み取る読取手段と、前記読取手段にて読み取った画像の画像データを前記患者識別情報から特定される患者に対応付けて前記管理装置に送信する画像送信手段と、を有する画像読取装置と、
を備えたことを特徴とする。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の医用画像管理システムにおいて、
前記画像読取装置は、前記患者識別情報受信手段によって受信した前記患者識別情報に対応する患者を識別可能に表示する表示手段を有することを特徴とする。
【0009】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の医用画像管理システムにおいて、
前記管理装置は、前記患者受付装置によって最新に受け付けられた患者の患者識別情報を送信し、
前記画像送信手段は、前記読取手段によって読み取った画像の画像データを前記最後に受け付けられた患者の患者識別情報から特定される患者に対応付けて前記管理装置に送信することを特徴とする。
【0010】
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の医用画像管理システムにおいて、
診療録データを患者毎に記憶管理する電子カルテ装置を備え、
前記管理装置は、前記画像読取装置から前記画像データを受信したときに、該画像データを前記電子カルテ装置に送信し、
前記電子カルテ装置は、前記管理装置から前記画像データを受信したときに、該画像データを患者に対応付けて記憶する記憶部を備えていることを特徴とする。
【0011】
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載の医用画像管理システムにおいて、
患者を撮影することにより得られた医用画像データを患者毎に対応付けて記憶する記憶装置を備え、
前記管理装置は、前記画像読取装置から前記画像データを受信したときに、該画像データを患者に対応付けて前記記憶装置に記憶することを特徴とする。
【0012】
請求項6に記載の発明は、画像読取装置において、
患者の管理を行う管理装置に患者を特定する患者識別情報の送信を要求する送信要求手段と、
前記管理装置から送信された前記患者識別情報を受信する患者識別情報受信手段と、
印刷媒体に印刷された画像を読み取る読取手段と、
前記読取手段にて読み取った画像の画像データを前記患者識別情報から特定される患者に対応付けて前記管理装置に送信する画像送信手段と、
を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、読み取った文書の画像データと患者との対応付けを正確に且つ簡便に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】診断システムのシステム構成図である。
図2】電子カルテ装置の機能的構成を示すブロック図である。
図3】医用画像サーバーの機能的構成を示すブロック図である。
図4】患者受付装置の機能的構成を示すブロック図である。
図5】MFPの機能的構成を示すブロック図である。
図6】患者が来院して患者受付装置による受付が行われたときにおける処理の流れについて説明するシーケンス図である。
図7】医療用文書のスキャンを行うにあたり、患者の情報を読み出すための処理の流れについて説明するシーケンス図である。
図8】医療用文書のスキャンを行うにあたり、患者の情報を呼び出すが、本日受け付けた患者がいない場合の処理の流れについて説明するシーケンス図である。
図9】患者を個別に選択するための処理の流れについて説明するシーケンス図である。
図10】スキャンして得られた画像ファイルを保存するための処理の流れについて説明するシーケンス図である。
図11】画像データ保存処理について説明するフローチャートである。
図12】機能選択画面の一例を示す図である。
図13】文書選択画面の一例を示す図である。
図14】患者指定選択画面の一例を示す図である。
図15】患者指定選択画面の一例を示す図である。
図16】患者リスト画面の一例を示す図である。
図17】患者指定入力画面の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、図面を参照して本発明に係る実施の形態を詳細に説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。なお、以下の説明において、同一の機能及び構成を有するものについては、同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0016】
診断システム1は、図1に示すように、モダリティー10と、電子カルテ装置20と、医用画像サーバー30と、患者受付装置40と、MFP(Multi Function Peripheral)60とを備えて構成されており、各装置は、LAN(Local Area Network)等の通信ネットワークNを介してデータ通信可能に接続されている。
【0017】
モダリティー10は、患者の診断対象部位を撮影し、撮影した画像をデジタル変換して画像データを生成する。また、モダリティー10は、検査オーダー情報や撮影時に入力された情報に基づいて、画像データに付帯される付帯情報を生成する。付帯情報には、患者情報(患者ID、患者氏名、性別、年齢、生年月日等)、撮影条件(モダリティーの種類、撮影部位、撮影方向、各種パラメーター等)等が含まれる。
例えば、モダリティー10は、画像データに付帯情報を付帯させ、DICOM(Digital Image and Communications in Medicine)規格に則ったDICOMファイル形式でDICOM準拠画像データを生成する。
モダリティー10としては、CR(Computed Radiography)装置等のX線画像撮影装置や、超音波画像診断装置等が適用可能である。
【0018】
電子カルテ装置20は、電子カルテ作成機能、画像ビューアー機能を有するコンピューター装置である。電子カルテ装置20は、患者毎、診断毎に、一又は複数の診療行為を記録した診療行為データを生成する。電子カルテ装置20は、診療行為データを患者受付装置40に送信する。
【0019】
電子カルテ装置20は、図2に示すように、制御部21、操作部22、表示部23、通信部24、記憶部25等を備えて構成されており、各部はバス26により接続されている。
【0020】
制御部21は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等から構成され、電子カルテ装置20の各部の処理動作を統括的に制御する。具体的には、CPUは、操作部22から入力される操作信号又は通信部24により受信される指示信号に応じて、ROMに記憶されている各種処理プログラムを読み出してRAMに展開し、当該プログラムとの協働により各種処理を行う。
【0021】
操作部22は、カーソルキー、数字入力キー及び各種機能キー等を備えたキーボードと、マウス等のポインティングデバイスを備えて構成され、キーボードに対するキー操作やマウス操作により入力された操作信号を制御部21に出力する。
【0022】
表示部23は、LCD(Liquid Crystal Display)等のモニターを備えて構成されており、制御部21から入力される表示信号の指示に従って、各種画面を表示する。
【0023】
通信部24は、ネットワークインターフェース等により構成され、通信ネットワークNを介して接続された外部機器との間でデータの送受信を行う。例えば、通信部24は、モダリティー10により患者を撮影して得られた画像データを受信する。また、通信部24は、診療行為データを患者受付装置40に送信する。また、通信部24は、患者受付装置40からレセプトデータを受信する。また、本実施の形態では、通信部24は、後述するように、医用画像サーバー30から、紹介状や健康保険証等の医療用文書(印刷媒体)を読み取って得られた画像ファイルを受信する。
【0024】
記憶部25は、HDD(Hard Disk Drive)や不揮発メモリー等により構成され、各種処理プログラム、当該プログラムの実行に必要なパラメーターやファイル等を記憶している。また、記憶部25は、患者毎の電子カルテを記憶し、管理するための電子カルテDBを備えている。電子カルテには、例えば、患者ID、患者氏名、性別、年齢、体重、身長、体温、問診結果、記入日付等の各項目の患者情報が記述されている。また。本実施の形態では、記憶部25は、医用画像サーバー30から受信した画像ファイルを保存することができる。
【0025】
医用画像サーバー30は、画像DB36を備えており、モダリティー10において生成された画像データを画像DB36に記憶し、患者毎に管理する。例えば、画像DB36には、ファイルを格納するためのフォルダーが患者毎に作成されており、画像データは対応する患者のフォルダーに格納されることにより患者毎に管理される。医用画像サーバー30に適用されるシステムとしては、例えば、PACS(Picture Archiving and Communication System)等が挙げられる。また、画像DB36には、登録済みの患者の情報が記述された患者情報テーブルが記憶されている。患者情報テーブルには、例えば、患者毎の患者ID、患者氏名及び来院日時等が記述されている。本実施の形態では、医用画像サーバー30は管理装置として機能する。
【0026】
医用画像サーバー30は、図3に示すように、画像DB36の他、制御部31、操作部32、表示部33、通信部34、記憶部35等を備えて構成されており、各部はバス37により接続されている。
【0027】
制御部21は、CPU、ROM及びRAM等から構成され、医用画像サーバー30の各部の処理動作を統括的に制御する。具体的には、CPUは、操作部32から入力される操作信号又は通信部34により受信される指示信号に応じて、ROMに記憶されている各種処理プログラムを読み出してRAMに展開し、当該プログラムとの協働により各種処理を行う。
【0028】
操作部32は、カーソルキー、数字入力キー及び各種機能キー等を備えたキーボードと、マウス等のポインティングデバイスを備えて構成され、キーボードに対するキー操作やマウス操作により入力された操作信号を制御部31に出力する。
【0029】
表示部33は、LCD等のモニターを備えて構成されており、制御部31から入力される表示信号の指示に従って、各種画面を表示する。
【0030】
通信部34は、ネットワークインターフェース等により構成され、通信ネットワークNを介して接続された外部機器との間でデータの送受信を行う。例えば、通信部34は、モダリティー10により患者を撮影して得られた画像データを受信する。また、通信部34は、患者受付装置40からレセプトデータを受信する。また、本実施の形態では、通信部34は、後述するように、MFP60から、紹介状や健康保険証等の医療用文書(印刷媒体)を読み取って得られた画像ファイルを受信する。また、通信部34は、電子カルテ装置20にこの画像ファイルを送信する。また、通信部34は、外部機器からの画像データの取得要求に応じて、要求された画像データを当該外部機器に送信する。
【0031】
記憶部35は、HDDや不揮発メモリー等により構成され、各種処理プログラム、当該プログラムの実行に必要なパラメーターやファイル等を記憶している。
【0032】
患者受付装置40は、来院した患者の受付処理、会計計算、保険点数計算等を行うためのコンピューター装置である。患者受付装置40は、診療行為データに含まれる診療行為を診療報酬の点数に変換し、会計計算や保険点数計算を行い、レセプトデータを生成する。レセプトデータは、患者が受けた診療について、医療機関が保険者(市町村や健康保険組合等)に医療費を請求するための診療報酬明細書(レセプト)の情報である。レセプトデータには、患者情報(患者氏名、性別、生年月日等)、患者の健康保険加入情報、請求元の医療機関名、診療科、診療行為データ、診療行為データに含まれる各診療行為に対応する診療報酬の点数等が記載されている。
【0033】
患者受付装置40は、図4に示すように、制御部41、操作部42、表示部43、通信部44、記憶部45等を備えて構成されており、各部はバス46により接続されている。
【0034】
制御部41は、CPU、ROM及びRAM等から構成され、患者受付装置40の各部の処理動作を統括的に制御する。具体的には、CPUは、操作部42から入力される操作信号又は通信部44により受信される指示信号に応じて、ROMに記憶されている各種処理プログラムを読み出してRAMに展開し、当該プログラムとの協働により各種処理を行う。
【0035】
操作部42は、カーソルキー、数字入力キー及び各種機能キー等を備えたキーボードと、マウス等のポインティングデバイスを備えて構成され、キーボードに対するキー操作やマウス操作により入力された操作信号を制御部41に出力する。
【0036】
表示部43は、LCD等のモニターを備えて構成されており、制御部41から入力される表示信号の指示に従って、各種画面を表示する。
【0037】
通信部44は、ネットワークインターフェース等により構成され、通信ネットワークNを介して接続された外部機器との間でデータの送受信を行う。例えば、通信部44は、診療行為データを電子カルテ装置20から受信する。また、通信部44は、電子カルテ装置20にレセプトデータを送信する。また、通信部44は、来院した患者の受付処理を行うと、電子カルテ装置20と医用画像サーバー30に対してそれぞれ患者受付情報を送信する。電子カルテ装置20及び医用画像サーバー30では、この患者受付情報を受信すると、患者の来院日時等の管理を行うことができる。
【0038】
記憶部45は、HDDや不揮発メモリー等により構成され、各種処理プログラム、当該プログラムの実行に必要なパラメーターやファイル等を記憶している。
【0039】
画像読取装置としてのMFP60は、複写機能、印刷機能及びスキャナー機能等の複数の機能を備えた複合型の画像形成装置である。
【0040】
MFP60は、図5に示すように、例えば、制御部61、記憶部62、操作表示部63、画像読取部64、画像形成部65及び通信部66を備えて構成されており、各部はバス67により接続されている。
【0041】
制御部61は、CPU、ROM、RAM等により構成される。制御部61は、ROMに記憶されているシステムプログラムや各種処理プログラムを読み出してRAMに展開し、展開されたプログラムに従って、MFP60の各部の動作を集中制御する。
【0042】
記憶部62は、例えば、フラッシュメモリ等により構成され、MFP60の各部により用いられる各種のプログラムやデータ等を記憶する。
【0043】
操作表示部63は、例えば、LCD等の表示装置を有し、制御部61から出力される表示信号に基づいて、各機能の動作状況等の表示を行う。表示装置の表示画面上は、例えば、透明電極を格子状に配置して構成された感圧式(抵抗膜圧式)のタッチパネルにより覆われている。タッチパネルは、手指やタッチペン等で押下された力点のXY座標を電圧値で検出し、検出された位置信号を操作信号として制御部61に出力する。また、操作表示部63は、数字ボタン、スタートボタン等の各種操作ボタンを備え、ボタン操作による操作信号を制御部61に出力する。
【0044】
画像読取部64は、スキャナー機能を有しており、印刷媒体に光源を照射して、印刷媒体から反射される反射光を受光し、この受光した光信号を電気信号に変換して画像データを得る。すなわち、画像読取部64は、印刷媒体に形成された画像をスキャンして画像データを得る。画像読取部64は、例えば、画像データをJPEG(Joint Photographic Experts Group)形式やPDF(Portable Document Format)形式等のファイル形式に変換することができる。このように、本実施の形態では、画像読取部64は、印刷媒体に印刷された画像を読み取る読取手段として機能する。
【0045】
画像形成部65は、プリントデータに基づき用紙上に画像が形成された出力物を生成する。
【0046】
通信部66は、例えば、通信回路等を備え、通信ネットワークNを介して接続された外部の機器との間で情報の通信制御を行う。具体的には、通信部66は、外部の機器から通信ネットワークNを介して送信された印刷ジョブや、後述する患者リスト等を受信する。
【0047】
次に、診断システム1における動作について説明する。
最初に、患者が来院して患者受付装置40による受付が行われたときにおける処理の流れについて図6を参照しながら説明する。
【0048】
まず、患者受付装置40において、患者の受け付けが行われると(ステップS101)、患者受付装置40から電子カルテ装置20及び医用画像サーバー30に対して受け付けた患者の情報(患者受付情報)が送信される(ステップS102)。電子カルテ装置20の制御部21は、患者受付装置40から患者受付情報を受信すると(ステップS103)、記憶部25の電子カルテDBから対応する患者の電子カルテを読み出す(ステップS104)。一方、医用画像サーバー30の制御部31は、患者受付装置40から患者受付情報を受信すると(ステップS105)、画像DB36の患者情報テーブルの、受信した患者受付情報に対応する患者の来院日時を更新する(ステップS106)。
【0049】
次に、MFP60において、診療所等で発行された紹介状や健康保険証等の医療用文書のスキャンを行うにあたり、患者の情報を呼び出すための処理の流れについて図7を参照しながら説明する。
【0050】
まず、MFP60の制御部61は、医療用文書の取り込みの要求を受け付ける(ステップS201)。具体的には、例えば、図12に示された機能選択画面P1を操作表示部63に表示した後、ユーザーが紹介状や健康保険証等の医療用文書の取り込みを要求する旨のボタン(「Medical Document」ボタン)B1が押下されると、図13に示されるような、スキャンを行う文書の種類を選択する文書選択画面P2が操作表示部63表示される。文書選択画面P2には、「保険証等 カードや手帳類」ボタンB2、「医療関連機関・企業からの文書 等」ボタンB3及び「その他、領収書・請求書 等」ボタンB4が操作可能に表示されており、ユーザーはスキャンを行う文書の種類に応じて何れかのボタンを押した後、「患者入力」ボタンB5を押下することにより、医療用文書の取り込みの要求が受け付けられる。
【0051】
続いて、制御部61は、患者リストの送信要求を医用画像サーバー30に送信する(ステップS202)。具体的には、本日受け付けた患者のリストの送信を要求する。このように、制御部61は、管理装置に患者識別情報の送信を要求する送信要求手段として機能する。
【0052】
医用画像サーバー30の制御部31は、MFP60から患者リストの送信要求を受信すると(ステップS203)、画像DB36の患者情報テーブルを参照し、来院日時が本日である患者の検索を行う(ステップS204)。
【0053】
制御部31は、上述のようにして検索した結果に基づいて、本日受け付けた患者のリスト(患者リスト)を作成し(ステップS205)、MFP60に送信する(ステップS206)。患者リストには、患者を特定する患者識別情報としての患者のID及び患者の氏名が記述されている。
【0054】
MFP60の制御部61は、医用画像サーバー30から患者リストを受信すると(ステップS207)、この患者リストから最終受付患者を判定する(ステップS208)。すなわち、制御部61は、患者リストにリストアップされた患者のうち、最後(最新)に受け付けられた患者を判定する。制御部61は、判定した最終受付患者を指定選択した後(ステップS209)、例えば、図14に示すような患者指定選択画面P3を操作表示部63に表示する(ステップS210)。このとき、図14に示すように、患者指定選択画面P3の患者ID表示欄T1には、最終受付患者のIDが表示され、患者氏名表示欄T2には、最終受付患者の氏名が表示される。このように、制御部61は、管理装置から送信された患者識別情報を受信する患者識別情報受信手段として機能する。また、操作表示部63は、患者識別情報受信手段によって受信した患者識別情報に対応して患者を識別可能な表示を行う表示手段として機能する。
【0055】
このように、本実施の形態では、医療用文書をスキャンする際に、最終受付患者を指定選択するので、例えば、診療中の患者の医療用文書を電子化するときに、患者を選択する手間を省くことができ、業務の効率化が図れるようになる。また、この最終受付患者を患者指定選択画面に表示することで、スキャンした医療用文書がどの患者に対応付けられるものであるかが容易に認識することができるようになる。
【0056】
次に、MFP60において、診療所等で発行された紹介状や健康保険証等の医療用文書のスキャンを行うにあたり、患者の情報を呼び出すが、本日受け付けた患者がない場合の処理の流れについて図8を参照しながら説明する。
【0057】
まず、MFP60の制御部61は、医療用文書の取り込みの要求を受け付ける(ステップS301)。続いて、制御部61は、患者リストの送信要求を医用画像サーバー30に送信する(ステップS302)。
【0058】
医用画像サーバー30の制御部31は、MFP60から患者リストの送信要求を受信すると(ステップS303)、画像DB36の患者情報テーブルを参照し、来院日時が本日である患者の検索を行う(ステップS304)。
【0059】
制御部31は、上述のようにして検索した結果、本日受け付けた患者がない場合には、その旨の通知(受付患者なし通知)をMFP60に送信する(ステップS305)。
【0060】
MFP60の制御部61は、医用画像サーバー30から受付患者なし通知を受信すると(ステップS306)、例えば、図15に示すような患者指定選択画面P3を操作表示部63に表示する(ステップS307)。このとき、図15に示すように、患者指定選択画面P3の患者ID表示欄T1及び患者氏名表示欄T2は、何れも空欄となっている。
【0061】
次に、MFP60において、患者を個別に選択するための処理の流れについて図9を参照しながら説明する。
【0062】
まず、MFP60の制御部61は、患者リストから患者の選択を受け付けたか否かを判定する(ステップS401)。具体的には、制御部61は、図14又は図15に示される患者指定選択画面P3の患者選択ボタンB7が操作されると、図16に示すように、患者リスト画面P5を操作表示部63に表示する。患者リスト画面P5には、本日受け付けた患者がリスト表示されている。制御部61は、患者リスト画面P5に表示された患者リストから何れかが選択され、OKボタンB8が操作されることにより、患者リストから患者の選択を受け付けたか否かを判定することができる。
【0063】
制御部61は、患者リストから患者の選択を受け付けたと判定したときは(ステップS401;YES)、選択された患者を指定選択した後(ステップS402)、患者指定選択画面P3を操作表示部63に表示する(ステップS403)。このとき、患者指定選択画面P3の患者ID表示欄T1には、選択された患者のIDが表示され、患者氏名表示欄T2には、選択された患者の氏名が表示される。
【0064】
一方、制御部61は、患者リストから患者の選択を受け付けたと判定しないときは(ステップS401;NO)、患者の指定入力を受け付けたか否かを判定する(ステップS404)。具体的には、制御部61は、図14又は図15に示される患者指定選択画面P3の番号入力ボタンB6が操作されると、図17に示すように、患者指定入力画面P6を操作表示部63に表示する。患者指定入力画面P6には、英数字の直接入力が可能なキーボード画像K1が表示されている。制御部61は、患者指定入力画面P6に表示されたキーボード画像K1が操作されて患者IDが入力された後、OKボタンB9が操作されることにより、患者の指定入力を受け付けたか否かを判定することができる。なお、本実施の形態では、キーボード画像K1を介して患者IDを入力するようにしたが、患者の氏名を入力する形態であってもよい。
【0065】
制御部61は、患者の指定入力を受け付けたと判定したときは(ステップS404;YES)、指定された患者の患者情報の送信要求を医用画像サーバー30に送信する(ステップS405)。一方、制御部61は、患者の指定入力を受け付けたと判定しないときは(ステップS404;NO)、この処理を終了する。
【0066】
医用画像サーバー30の制御部31は、MFP60から患者情報の送信要求を受信すると(ステップS406)、画像DB36の患者情報テーブルを参照し、指定された患者の検索を行う(ステップS407)。
【0067】
制御部31は、指定された患者が検索されると、当該患者の患者情報(指定患者情報)をMFP60に送信する(ステップS408)。
【0068】
MFP60の制御部61は、医用画像サーバー30から指定患者情報を受信すると(ステップS409)、当該患者を指定選択した後(ステップS410)、患者指定選択画面P3を操作表示部63に表示する(ステップS411)。このとき、患者指定選択画面P3の患者ID表示欄T1には、受信した指定患者情報に対応する患者のIDが表示され、患者氏名表示欄T2には、受信した指定患者情報に対応する患者の氏名が表示される。
【0069】
次に、紹介状や健康保険証等の医療用文書をスキャンし、スキャンして得られた画像ファイルを保存するための処理の流れについて図10を参照しながら説明する。
【0070】
まず、MFP60の制御部61は、画像の取り込みの入力を受け付ける(ステップS501)。具体的には、上述した医療用文書を画像読取部64における所定の画像読取位置にセットし、操作表示部63のスキャン開始ボタンを操作することにより、画像の取り込みの入力が受け付けられる。
【0071】
制御部61は、画像読取部64に指示して画像読取位置にセットされた医療用文書に形成された画像をスキャンして画像データを得て、画像ファイルを生成する(ステップS502)。制御部61は、このようにして生成された画像ファイルを上述のようにして指定選択された患者の患者情報とともに医用画像サーバー30に送信する(ステップS503)。患者情報は、本実施の形態では、例えば、CSV(Comma Separated Value format)ファイルに記述するようにしたが、何れのファイル形式によって記述されていてもよい。また、画像ファイルのファイル名に、例えば、患者IDを付するようにしてもよい。このように、制御部61は、読取手段にて読み取った画像の画像データを患者識別情報から特定される患者に対応付けて管理装置に送信する画像送信手段として機能する。
【0072】
医用画像サーバー30の制御部31は、MFP60から画像ファイルを受信すると(ステップS504)、この画像ファイルを患者情報とともに電子カルテ装置20に送信する(ステップS505)。その一方で、制御部31は、例えば、画像DB36に設けられた共用画像フォルダーに画像ファイルを患者情報とともに保存する(ステップS506)。
【0073】
電子カルテ装置20の制御部21は、医用画像サーバー30から画像ファイルを受信すると(ステップS507)、画像ファイルとともに受信した患者情報から患者を特定する(ステップS508)。制御部21は、特定した患者に対応する電子カルテを記憶部25から読み出し、読み出した電子カルテに対応付けて画像ファイルを記憶部25に記憶する(ステップS509)。
【0074】
次に、医用画像サーバー30において、スキャンして得られた画像ファイルを患者に対応付けて保存するための画像データ保存処理の流れについて図11を参照しながら説明する。
【0075】
まず、共用画像フォルダーが検索され(ステップS601)、共用画像フォルダーに画像ファイルが保存されているか否かが判定される(ステップS602)。共用画像フォルダーに画像ファイルが保存されている場合には(ステップS602;YES)、患者情報とともに画像ファイルが共用画像フォルダーから読み出される(ステップS603)。
【0076】
続いて、読み出された患者情報から特定される患者に対応する画像フォルダーが画像DB36において検索され(ステップS604)、当該患者に対応する画像フォルダーが存在するか否かが判定される(ステップS605)。画像DB36に当該患者に対応する画像フォルダーが存在しない場合には(ステップS605;NO)、当該患者に対応する画像フォルダーが作成される(ステップS606)。一方、画像DB36に当該患者に対応する画像フォルダーが存在する場合には(ステップS605;YES)、ステップS606の処理が実行されることなくステップS607の処理が実行される。そして、上述のようにして検索され、あるいは、新たに作成された画像フォルダーに画像ファイルが保存される(ステップS607)。
【0077】
また、ステップS602において、共用画像フォルダーに画像ファイルが保存されていない場合には(ステップS602;NO)、ステップS603〜ステップS607の処理が実行されることなくこの処理が終了する。
【0078】
このように、本実施の形態では、MFP60でスキャンした紹介状や健康保険証等の医療用文書(印刷媒体)に形成された画像から得られた画像ファイルは、医用画像サーバー30及び電子カルテ装置20において、患者情報に基づいて、患者に対応付けて保存しておくことができるので、ユーザーによって画像ファイルを整理したり、管理のために画像ファイルのファイル名を変更する等の患者との紐付け操作が不要となり、紹介状や健康保険証等の医療用文書を電子化した場合に、これを簡便に、且つ、確実に管理することができるようになり、業務フローの改善が図れるようになる。
【0079】
以上説明したように、本実施の形態によれば、患者受付装置40は、来院した患者を受け付ける。医用画像サーバー30は、患者受付装置40によって受け付けられた患者の患者情報に基づいて患者の管理を行うとともに、管理されている患者を特定する患者識別情報を送信の要求に応じて送信する。制御部61は、医用画像サーバー30に患者識別情報の送信を要求する。制御部61は、医用画像サーバー30から送信された患者識別情報を受信する。画像読取部64は、印刷媒体に印刷された画像を読み取る。制御部61は、画像読取部64にて読み取った画像の画像データを患者識別情報から特定される患者に対応付けて医用画像サーバー30に送信する。その結果、読み取った文書の画像データと患者との対応付けを正確に且つ簡便に行うことができるようになる。
【0080】
また、本実施の形態によれば、操作表示部63は、制御部61によって受信した患者識別情報に対応する患者を識別可能に表示する。その結果、読み取った文書の画像データと患者との対応付けを明確に認識することができるようになる。
【0081】
また、本実施の形態によれば、医用画像サーバー30は、患者受付装置40によって最新に受け付けられた患者の患者識別情報を送信する。制御部61は、画像読取部64によって読み取った画像の画像データを最後に受け付けられた患者の患者識別情報から特定される患者に対応付けて医用画像サーバー30に送信する。その結果、最後に受け付けられた患者と読み取った文書の画像データとの対応付けを容易に行うことができるようになる。
【0082】
また、本実施の形態によれば、電子カルテ装置20は、診療録データを患者毎に記憶管理する。医用画像サーバー30は、MFP60から画像データを受信したときに、該画像データを電子カルテ装置20に送信する。記憶部25は、医用画像サーバー30から画像データを受信したときに、該画像データを患者に対応付けて記憶する。その結果、電子カルテ装置20において、診療録データと読み取った文書の画像データとの対応付けを容易に行うことができる。
【0083】
また、本実施の形態によれば、画像DB36は、患者を撮影することにより得られた医用画像データを患者毎に対応付けて記憶する。医用画像サーバー30は、MFP60から画像データを受信したときに、該画像データを患者に対応付けて画像DB36に記憶する。その結果、記憶装置において、読み取った文書の画像データを医用画像データとともに患者毎に容易に管理することができるようになる。
【0084】
なお、上述した本実施の形態における記述は、本発明に係る好適な診断システムの一例であり、これに限定されるものではない。
【0085】
また、本実施の形態では、医療用文書をスキャンして得られた画像ファイルを電子カルテ装置20及び医用画像サーバー30の双方において保存するようにしたが、何れか一方のみに保存するようにしてもよい。
【0086】
また、本実施の形態では、画像読取装置として、複写機能、印刷機能及びスキャナー機能等の複数の機能を備えた複合型の画像形成装置を適用したが、少なくともスキャナー機能を備えたものであればよい。
【0087】
また、本実施の形態では、MFP60の操作表示部63に患者ID及び患者氏名を表示するようにしたが、これらの何れかを表示するようにしてもよく、また、これらを表示しない態様であってもよい。
【0088】
また、本実施の形態では、MFP60が医用画像サーバー30から患者リストを受信したときに、最終受付患者の患者ID及び患者氏名を操作表示部63に表示するようにしたが、最終受付患者の患者ID等を表示せず、例えば、患者リストを表示するようにしてもよい。
【0089】
また、例えば、上記の説明では、本発明に係るプログラムのコンピューター読み取り可能な媒体としてハードディスクや半導体の不揮発性メモリー等を使用した例を開示したが、この例に限定されない。その他のコンピューター読み取り可能な媒体として、CD-ROM等の可搬型記録媒体を適用することが可能である。また、本発明に係るプログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウエーブ(搬送波)も適用される。
【0090】
その他、診断システムの細部構成及び細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
【符号の説明】
【0091】
1 診断システム
20 電子カルテ装置
21 制御部
25 記憶部
30 医用画像サーバー
31 制御部
36 画像DB
40 患者受付装置
41 制御部
60 MFP
61 制御部
63 操作表示部
64 画像読取部
図1
図2
図3
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図5
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