(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記制御手段は、前記第1パターンと前記第2パターンとの前記重なりドットを印字しないようにする、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のラベル印刷装置。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
本発明に係るラベル印刷装置は、
図1に示すように、筐体11の上面に、入力部13としての各種のキーやボタンを備え、また表示画面15としての液晶表示装置を備えた印刷装置10である。また、このラベル印刷装置10は、印刷された被印刷媒体としてのテープ部材40であるラベル用テープが筐体11の外部に排出されるテープ排出口17を筐体11の側面に備えている。
【0014】
なお、図示しないが、このラベル印刷装置10は、パーソナルコンピュータなどの外部機器と接続するための入力端子、電源コードが接続される電源端子、メモリーカードなどの記憶媒体が挿入される挿入口あるいはUSB端子なども備えている。
【0015】
また、このラベル印刷装置10は、テープ排出口17にはカッターを備え、テープ排出口17から排出されたテープ部材40を摘んで捻るようにカッターに押し付けることにより印刷されたテープ部材40を切断することができるものである。
【0016】
そして入力部13は、任意の形状を有するパターンを含む文字データを入力する文字入力キー、印刷開始を指示する印刷キー、表示画面15に表示されたカーソルを移動操作するカーソルキー、印刷モードの設定や各種設定処理を行う種々の制御キーによって構成されている。また、表示画面15には、入力された文字データに基づく文字、各種の設定のための選択メニュー、各種の処理に関するメッセージなどが表示される。
【0017】
このようなラベルを作成する印刷装置10は、
図2に示すように、制御手段としての中央処理装置20を備える。そして、この中央処理装置20には、メモリ部としてのROM23及びRAM21、入力部13に配置された各種キーからの信号を中央処理装置20に入力する入力制御部27、筐体11の上面に設けた表示画面15を含みこの表示画面15の表示を駆動制御する表示装置25がバスを介して接続されている。
【0018】
更にこの中央処理装置20には、サーマルヘッド31やモータ制御部33も接続され、モータ制御部33はプラテンローラを駆動してテープ部材40を搬送し、当該印刷装置10はテープ部材40にサーマルヘッド31により印刷を行ってテープ部材40を筐体11から排出するものである。
【0019】
この中央処理装置20は、CPUであって、入力制御部27からのキー操作信号に応じて、又は、自動でROM23に予め記憶されているシステムプログラム、メモリーカードに記憶された制御プログラム、外部機器から読み込まれた制御プログラムなどを起動させ、RAM21をワークメモリとして回路各部の動作を制御する。
【0020】
ROM23は、入力部13のキー操作により入力された文字等を印刷するためのプログラムや文字フォント、後述する切断位置マークや位置合わせマークのパターン、所定のキーワードなどが記憶され、中央処理装置20で読み取り可能なプログラムが記憶された記憶媒体としても機能する。このROM23としては、EPROMなどの書込みが可能なROM23が使用される場合もあり、EPROMが使用された場合にはROM23が補助記憶装置としても機能する。
【0021】
RAM21は、キー入力された文字や文字間隔、縦書き、横書きなどの書式情報等を記憶する入力データメモリ、入力された印刷情報が展開された印刷データが記憶される印刷データメモリ、表示画面15に表示される表示データが記憶される表示データメモリ、などの各領域が確保され、印刷処理などに必要なデータを一時的に記憶するレジスタやカウンタなどが設けられている。
【0022】
入力制御部27は、入力部13のキー操作が行われたとき、操作されたキーに応じた入力信号を中央処理装置20に送信するものであって、文字入力であれば中央処理装置20の制御によりRAM21にテキストデータとして記憶され、操作キーによってはメニュー画面表示などの画像切換えが行われるものである。
【0023】
そして、表示装置25は、表示画面15を備えており、中央処理装置20に制御されて筐体11の上面に設けられた表示画面15にメニューや印刷画像、警告や注意文書、操作ガイドなど、印刷装置10の状態に合わせて適宜の表示を行うものである。
【0024】
更に、サーマルヘッド31は、印刷部を構成するものであって、テープ部材40の幅方向に並べた発熱体を有し、プラテンローラとサーマルヘッド31との間にテープ部材40を挟持するものであって、サーマルヘッド31の回転によりテープ部材40を所定の速度で移動させつつ発熱部材が発熱駆動されてテープ部材40に印字等を行うものである。
【0025】
また、モータ制御部33は、印刷時と印刷終了時とに、所定の速度で所定の長さだけテープ部材40を送り出すようにプラテンローラを回転させるようにモータを駆動するものである。
【0026】
そして、電源コントローラ35は、上記各部に所定の電圧を加えて各部の作動に必要な電力の供給を行うものである。
【0027】
このようなラベル印刷装置10により文字をテープ部材40に印刷する処理を以下に説明する。
【0028】
この印刷処理の全体的な流れは、電源の投入時にメモリ部であるRAM21における各種作業領域の確保やポインタのリセット、印刷装置10の各部の作動確認など、
図3に示すように、先ず初期化処理(S105)を行い、その後、表示画面15にメニュー画面の描画(S110)を行って入力部13のキー操作入力を待つ入力待ち(S115)の状態となる。
【0029】
尚、このメニュー画面としては、
図1または
図5の(A)に示すように、例えばラベル作成と設定入力とが容易に選択可能な表示を表示画面15に表示するメニュー画面データもROM23に記憶している。
【0030】
そして、キー入力が行われると、キー受付(S120)を行ってラベル作成が選択されたか否かの判断(S130)、種々の処理モードへの変更やテープ幅、文字サイズの設定、などの設定の入力が行われたのか否かの判断(S140)、所定の入力キー以外のキー操作がされたのか否かを判断する無効入力判断(S150)、電源オフの操作入力か否かの判断(S160)を行う。
【0031】
この各判断により、ラベル作成が選択されたときはラベル作成処理(S135)を行い、設定処理が選択されたときは選択された内容に従って設定処理(S145)を行って入力待ち(S115)に戻り、また、当該モードの状態で機能しない入力キーに入力操作が行われたときは無効入力判断(S150)により、電源オフ操作でないときは電源オフの操作か否かの判断(S160)により、次の操作入力まで待機する入力待ち(S115)に戻るものである。
【0032】
そして、このラベル作成処理(S135)としては、
図4に示すように、RAM21における文字データ格納領域の初期化(S201)を行って文字列文章データの記憶準備を行い、ラベル作成画面の描画(S205)を行う。
【0033】
このとき、重ね書モードなど多段入力モードが設定されていれば、
図5の(B)に示すように、文字入力位置を3段(3行)中の上段、中段、下段の何れの段に行うのかをカーソルにより指示し、文字入力の待機を行う入力待ち(S210)となるものである。
【0034】
そして、入力操作が行われるとキー受付(S215)により操作されたキーの判別を行って文字入力であるか否かの判断(S220)を行い、文字入力であれば文字データの格納(S225)を行ってRAM21の文字データ格納領域に記憶し、文字入力以外の操作であれば編集終了操作か否かの編集継続判断(S230)を行い、編集終了でなければラベル作成画面の描画(S205)を行いつつ入力操作待ち(S210)に戻り、順次入力された文字を所定の段に入力することを繰り返し、文章の作成を可能としているものである。
【0035】
そして、編集の終了操作が行われたとき、印刷が選択されたか否かの判断(S235)により印刷処理が選択されたときは印刷のプレビュー処理(S240)を行い、印刷処理が選択されなければラベル作成処理を終了する。
【0036】
この印刷のプレビュー処理(S240)は、
図6に示すように、先ず印刷ワークメモリを初期化し(S301)、印刷イメージの生成処理(S305)を行って印刷プレビューの描画(S310)を行うものである。
【0037】
この印刷プレビューの描画(S310)における表示画面15としては、3行の重ね書モードが設定されている場合、
図5の(C)に示すように、中段の文字列が上段の文字列や下段の文字列を重ねられた状態の印刷状態の表示を行うものである。
【0038】
この表示を行う印刷イメージの生成処理(S305)は、
図7に示すように、印字イメージ用バッファをクリアし(S401)、文字が縦書きか横書きかを判別する横印刷の判断(S405)を行って縦書き用フォント及び当該フォントのサイズ取得(S410)、または、横書き用フォント及び当該フォントのサイズ取得(S415)を行い、入力された文字データの解析(S420)を行う。
【0039】
そして、入力された文字データが複数行(複数段)であって、印刷に有効な行数か否かの判断(S425)を行い、有効な複数行(複数段)であるときは印字幅の演算(S430)を行うものである。
【0040】
尚、複数行でなかった場合や有効行数を超える場合などは、通常の印刷イメージを生成(S450)するものであり、テープ幅に対して文字列の幅が小さすぎる場合、または、全行の幅がテープ幅に収まらない場合などは、通常の印刷イメージを生成(S450)の後、印刷イメージの生成処理(S305)を終了して、
図6に示したキー受付(S320)、フォント変更の判断(S325)、フォントの再計算(S330)により印刷文字の大きさを変更して新たな印刷イメージを生成し印刷プレビューの描画(S310)を行うことを繰り返して目的に合った印刷イメージを作成可能としている。
【0041】
また、印字幅の演算(S430)の結果に基づき、テープの印字許容幅とデータの印字に必要な幅との比較を行い、テープの印字許容幅がデータの印字に必要な幅よりも狭いか否かの判断(S435)を行ってデータ印字幅よりもテープ印字幅が広い場合も通常の印刷イメージの生成(S450)を行って印刷イメージの生成処理(S305)を終了し、
図6に示したようにキー受付(S320)、フォント変更の判断(S325)、フォントの再計算(S330)により印刷文字の大きさ変更を行うか、印刷を行わずに終了するか(S350)、そのままの印刷処理(S355)を行うか、を選択可能としている。
【0042】
そして、テープの印字許容幅がデータの印字に必要な幅よりも狭いか否かの判断(S435)によりテープの印字幅がテータ印字幅よりも狭い場合は行重ね印刷モードか否かを確認する行重ね設定が有効か否かの判断(S440)を行い、行重ねが有効でない場合も通常の印刷イメージを生成(S450)の後、印刷イメージの生成処理(S305)を終了し、フォントの変更(S330)、そのままの印刷(S355)または印刷を行わずに終了することになる。
【0043】
また、重ね書モードであれば、行重ね設定が有効か否かの判断(S440)により重なりイメージの生成処理(S445)を行う。
【0044】
尚、このデータ印字幅は、このラベル印刷装置10においては、
図8の(A)に示すように、例えば9mm幅のテープに対しては64ドット、12mm幅のテープに対しては96ドットとするように、テープ幅に合わせた印字幅が定められており、文字フォントサイズが28ドットの場合、9mm幅のテープであれば2行の印刷が可能であるが、文字列が3行(3段)の印刷を行うためには通常12mm幅のテープが必要となる(
図8の(B)参照)ものである。
【0045】
そして、重ね書の場合の重なりイメージは、
図8の(C)に示すように2行目(2段目)は、0.5行改行として1行目と一部重ね、2行目に対して3行目も0.5行改行を行って印刷するように、隣接する行の一部を重ねるものである。
【0046】
また、本実施の形態としては、改行幅を単純に0.5行とする正方重ねの他、改行幅を0.5行とすると共に文字位置を2行目は4分の1文字分前方にずらす千鳥A型と、改行幅を0.5行とすると共に文字位置を2行目は4分の1文字分後方にずらす千鳥B型と、を設けて重ねパターンを選択可能としている。
【0047】
そして、文字を重ねた状態で印刷する重なりイメージを生成するに際しては、
図9に示すように、文字幅による重なりドット幅の計算(S501)を行い、上段の文字と次段の文字とが重なる可能性を有するラインの決定を行う。
【0048】
即ち、
図8の(C)に示すように、2行目の文字列と1行目の文字列との重なりドット幅(L−31)及び2行目の文字列と3行目の文字列との重なりドット幅(L−32)のラインを決定する。
【0049】
更に、この重なりドット幅の計算(S501)を行った後、正方重なりピクセル数の積算(S505)を行う。この正方重なりピクセル数の積算(S505)は、入力されている文字を印字イメージバッファに展開し、重なりドット幅のラインにおいて具体的に文字の重なるドット(ピクセル)の数を計測するものである。
【0050】
そして、千鳥A型に文字を配置した場合の具体的に文字の重なるドット(ピクセル)の数を計測する千鳥A型重なりピクセル数の積算(S510)及び千鳥B型に文字を配置した場合の具体的に文字の重なるドット(ピクセル)の数を計測する千鳥B型重なりピクセル数の積算(S515)も行うものである。
【0051】
その後、正方重なりピクセル数の積算(S505)の結果と、千鳥A型重なりピクセル数の積算(S510)の結果と、千鳥B型重なりピクセル数の積算(S515)の結果と、のうちの、最小数となる重なりパターンを検出する最小重なりパターンの検出(S520)を行う。
【0052】
そして、正方重なりの重なりピクセル数が最小か否かの判断(S525)により正方重なりの重なりピクセル数が最小であれば正方重ねによる文字列の文章イメージを生成し(S530)、千鳥A型の重なりピクセル数が最小か否かの判断(S535)により千鳥A型の重なりピクセル数が最小であれば千鳥A型による文字列の文章イメージを生成し(S540)、千鳥B型の重なりピクセル数が最小か否かの判断(S545)により千鳥B型の重なりピクセル数が最小であれば千鳥B型による文字列の文章イメージを生成(S550)して印刷イメージの生成(S305)を終了し、生成した重ね文字の文字列の印刷イメージを表示画面15に描画(S310)する。
【0053】
この重ねイメージは、
図10に示すように、文字が重なるピクセルの印字データを反転させ、重なり部分は印字されないように印刷を行うものである。
【0054】
尚、
図10に示す各ピクセルは、テープの長さ方向に沿って横書きの印刷を行う場合、縦1行の8ピクセルを1バイトデータとして各ビットの「0」は印字を行うようにサーマルヘッド31の各発熱体を制御するものである。
【0055】
このようにして生成された重なりイメージを表示画面15に表示(S310)して入力待ち(S315)を行い、キー入力(S320)に従って、文字の大きさ等の変更であれば
図6に示したように文字サイズの変更等フォントの再計算(S330)を行って印字イメージを修正して生成し(S305)、印刷プレビューの描画(S310)として表示を行うものであり、トリミング等、テープ部材40に対する印字領域の変更設定であればトリミングか否かの判断(S335)に基づいて印字のオフセットの変更処理(S340)を行って再プレビュー(S310)を行うものである。
【0056】
また、フォントの変更やトリミング修正等、所定の入力以外のキー操作か否かの判断(S345)により、所定のキー入力以外では表示画面15へのプレビュー表示(S310)及び次のキー入力待ち(S315)に戻るものであり、この所定の入力以外のキー操作か否かの判断(S345)によりプレビュー終了操作であれば印刷の実行か否かの判断(S350)により印刷実行でなければ印刷プレビュー処理即ちラベル作成処理を終了し、印刷実行であれば印刷処理(S355)を行って印刷プレビュー処理を終了してラベル作成処理を終了(
図4参照)するものである。
【0057】
尚、文字列を列の方向にずらす場合、前述の様に文字の4分の1に限ることなく、3分の1や2分の1文字程度のずらしとすることもある。
【0058】
このように、本発明の実施の形態は、複数行の文字列の印刷情報を印刷するに際し、隣接する行の一部を重ねるように表示画面15に表示させて読み取りが容易か否かを確認して印刷を実行することができ、隣接する行の一部を相互に重ねるため、テープ幅の限られたテープ部材40に多くの文字情報を印刷することができる。
【0059】
尚、
図5に示した実施の形態は、3行の文字列としているが、2行以上の複数行において、一部を重ねることにより文字を小さくすることなく限られたテープ幅に複数行を印刷することかできる。
【0060】
また、正方重ねのみでなく千鳥重ねとすることにより文字の重なり面積(ピクセル数)を算出するものであり、
図8の(C)に示した千鳥A型は、第2行を4分の1文字分だけ行方向の前方にずらし、千鳥B型は、第2行を4分の1文字分だけ行方向の後方にずらしているが、行方向の前後へのずらし量は、1文字分を上限として、1文字の3分の1や2分の1とすることもある。
また、第1行の領域が第2行の領域よりも大きい場合には、第2行の領域の全領域が第1行の領域と平面視して重なるように第1行に第2行をずらして重ねることもある。
【0061】
このように、隣接する行の文字を行方向にずらすことにより、文字と文字との重なる部分の面積を小さくして文字を見易くすることが可能となる。
【0062】
そして、文字のずらしを行うか行わないか、ずらす場合は前方か後方の所定量とすれば、複数の重ね方から重なる面積(ピクセル数)を算出して重なる面積が最小のものを容易に決定することができ、文字の読み易い重ね方で印刷を行うことができる。
【0063】
更に、改行幅も0.5行に限るものでなく、0.7行改行や0.8行改行など、改行幅も設定変更することにより、重なり量を増減させて文字列の読み易さを調整することもある。
【0064】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【0065】
以下に、本願出願の最初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]
幅を有する被印刷媒体と、
任意の形状を有するパターンを入力する入力部と、
表示画面を有する表示装置と、
前記被印刷媒体に印刷を行う印刷部と、
前記入力部、前記表示装置及び前記印刷部を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記入力部から入力された複数行の前記パターンの総和であるパターン幅が前記被印刷媒体の前記幅よりも長いときに、前記複数行の前記パターンのうちの互いに隣接する一方の行の第1パターンに他方の行の第2パターンを重ねて前記表示画面に表示させ、
前記第1パターンに前記第2パターンを重ねるとき、前記第2パターンをずらして配置して、
前記第2パターンをずらした場合とずらさない場合とで、前記第1パターンと前記第2パターンとの重なりドット数が少ないパターン配置を選択して、
前記パターン配置を前記印刷部に印刷させる、
ことを特徴とするラベル印刷装置。
[2]
前記制御部は、
前記第1パターンの第1パターン領域が前記第2パターンの第2パターン領域以下である場合に、
前記第1パターンを構成している単位パターンの大きさを上限として、前記第1パターンに前記第2パターンをずらして重ねる、ことを特徴とする前記[1]に記載のラベル印刷装置
[3]
前記制御部は、
前記第1パターンの第1パターン領域が前記第2のパターンの第2パターン領域よりも大きい場合に、
前記第2パターン領域の全領域が前記第1パターン領域と平面視して重なるように前記第1パターンに前記第2パターンをずらして重ねる、
ことを特徴とする前記[1]に記載のラベル印刷装置。
[4]
前記制御手段は、前記第1パターンと前記第2パターンとの前記重なりドットを印字しないようにする、ことを特徴とする前記[1]乃至[3]のいずれかに記載のラベル印刷装置。
[5]
幅を有する被印刷媒体と、
任意の形状を有するパターンを入力する入力部と、
表示画面を有する表示装置と、
前記被印刷媒体に印刷を行う印刷部と、
前記入力部、前記表示装置及び前記印刷部を制御する制御部と、
を備え、
前記入力部から入力された複数行の前記パターンの総和であるパターン幅が前記被印刷媒体の前記幅よりも長いときに、前記複数行の前記パターンのうちの互いに隣接する一方の行の第1パターンに他方の行の第2パターンを重ねて前記表示画面に表示し、
前記第1パターンに前記第2パターンを重ねるとき、前記第2パターンをずらして配置し、
前記第2パターンをずらした場合とずらさない場合とで、前記第1パターンと前記第2パターンとの重なりドット数が少ないパターン配置を選択し、
前記パターン配置を前記印刷部により印刷する、
ことを特徴とする印刷方法。
[6]
前記第1パターンの第1パターン領域が前記第2パターンの第2パターン領域以下である場合には、
前記第1パターンを構成している単位パターンの大きさを上限として、前記第1パターンに前記第2パターンをずらして重ねる、ことを特徴とする前記[5]に記載の印刷方法。
[7]
前記第1パターンの第1パターン領域が前記第2パターンの第2パターン領域よりも大きい場合に、
前記第2パターン領域の全領域が前記第1パターン領域と平面視して重なるように前記第1パターンに前記第2パターンをずらして重ねる、
ことを特徴とする前記[5]に記載の印刷方法。
[8]
前記第1パターンと前記第2パターンとの前記重なりドットを印字しないようにする、ことを特徴とする前記[5]乃至[7]のいずれかに記載の印刷方法。