【実施例1】
【0035】
本発明の垂直軸式複合型水風車原動機は、抗力型水風車と揚力型水風車を合体させた構造を基礎としている。
【0036】
抗力型水風車と揚力型水風車の配置は、回動軸1側とする内側に風切羽開閉翼システムとされた抗力型のブレードを設置し、その抗力型水風車回動円の外側に回動軸1を中心とした回転対称に2翼以上の揚力型水風車ブレードが配置されたものとしている。
【0037】
風切羽開閉翼システムとされた抗力型水風車と揚力型水風車の回動方向を同一とし、一体化させた水風車としている。
【0038】
垂直軸式複合型水風車原動機の揚力型水風車と抗力型水風車の二つが一体化される手法について、必要があれば、二つが一体化される回動連結部にベアリングカム等のカムを噛ませた構造とし、そのカムのかかりは抗力型による起動により回動した垂直軸式複合型水風車原動機が、抗力型ブレードの回動速度より揚力型ブレードの揚力による回動力が勝る回動速度増加時点でカムのかかりが外れる仕組みとされる。この一体化方法を行う場合には、揚力による回動力に抗力型ブレードの抵抗や重量による回動負担をかけない効果が得られるとしている。
【0039】
垂直軸式複合型水風車原動機の組み合わせの一つとなる揚力型の水風車とは、流体力をブレードに受けることにより揚力を発生させ、流体速度以上でブレード外周円先端部が回動する性能を有する垂直軸式揚力型としている。
【0040】
垂直軸式揚力型に分類される代表的なものに、ダリウス形と直線翼形があり、その二つのいずれかひとつか、あるいは同等な性能を有する垂直軸式揚力型を選択設置する垂直軸式複合型水風車原動機としている。
【0041】
垂直軸式複合型水風車原動機の組み合わせの一つとなる風切羽開閉翼システムとされた抗力型水風車とは、複合式垂直軸水風車原動機にとっての主な役目として起動用とされる。その為の高トルク力を生み出すブレードは大きな受動面を有し、その受動面に流体の力を多く受け、力は抗力利用され回動力となり起動することを特徴としている。
【0042】
起動力を更に高めるため必要があれば、抗力型のブレード受動面積を増やしトルク力をアップする目的と、アスペクト比を増やし縦長とした形態で回転数を上げる目的として、回動軸1を同一垂直軸とした抗力型のタンデム水風車設置とする形態を行うとしている。
【0043】
抗力型水風車多段方式とした場合において、願わくは、四方八方からの流体力を漏らさず捉えられるよう図る為、翼線形4の回動軸1の取付け側を根本とし翼線形4の外周縁側先端部を結んだ方向とするその翼の設置方向について、抗力型多段となる段毎に方向位置を変えた配置で行うのが好ましいとしている。
【0044】
実施例説明文中や、その他項目中に記載された「垂直軸式複合型水風車原動機を構成する起動用の抗力型の構造」とある抗力型の解説と、抗力型単独で使用する場合の抗力型の解説は同一のものとし、「風切羽開閉翼システム」とされたものとしている。
【0045】
ここで、前記で多用しているブレードと、風切羽開閉翼システムとされた抗力型の説明で多用される翼は同意としている。本発明の抗力型のブレードの構造は、抗力型として代表的なサボニウス形に見られるような一枚の板で構成されているものとは違い、鳥の「つばさ」、あるいは「よく」と呼称されるもので、三列風切り・次列風切り・初列風切りからなる風切羽が並んで一つの「翼」を構成している鳥の構造的な事と、その翼を上下する動作で風切羽が自然に開閉し、鳥は「揚力」と「推力」を得て飛べる力としている仕組みをヒントとし、同じ様な原理や動作をメカニクスに回動力を得ている本発明の技術説明を行うには、ブレードという一言では表現し辛いことを受け、抗力型の説明時には「翼」と「羽」として言い分けて説明している。
【0046】
本発明の垂直軸式複合型水風車原動機を構成する起動用の抗力型の構造は、中心回動軸と回動対称にある翼は弓状の円弧で両端を支持板に固定された基本構造としているが、その翼は幾つかの羽で構成され、その羽は垂直辺の一辺が羽回転軸に取り付けられており、その羽の自動開閉にて効率良く、水風車が回動する仕組みとしている。
【0047】
起動用とされる風切羽開閉翼システムとされた抗力型の水風車は、垂直軸型で回動軸1を中心に回転対称に弓状の円弧を持つ翼線形4の延長を、3区間以上の好ましくは等間隔区間割とした境目に羽回転軸7を差し込み、両端を支持板3にて固定される構造をなし、羽回転軸7に軽量化した羽8の垂直辺の1辺が取付けられ、対辺をフリーとするその回転範囲は、翼線形4の円弧中心点側にあり、隣接する両側の羽回転軸7までとする扇形範囲とし、回動軸1を境に片側の翼線形4に並ぶ、前記、羽回転軸7と羽8をもって1組の翼としている。
【0048】
前記段落番号0047記載の翼が風流に向かう凸時には羽8は開き、回動して風車の翼が凹時においては、翼が凹となる受風前に翼線形4の円弧内部に回り込む風にて羽8が流体方向に対して逆向きに揃う形で羽回転軸間は塞がれ、受動面を形成する。その受動面に風が吹き込むことにより回動力を得て回動軸1を中心に回動する。
【0049】
前記段落番号0047記載の翼が水流に向かう凸時には羽8は開き、回動し水車の翼が凹となりかける翼の回動に合わせて羽8が水流の力に沿って羽回転軸間を回動軸1側から円弧形状に沿って順々に塞ぎ始め、翼全体が水流に真っ直ぐ向かった頃には、翼を円弧形状としていることで翼線形4の半分下流側の羽8が塞がれている速さで、受動面を順序良く形成していく。そのまま回動して完成させた受動面に水流が当ることにより最大の回動力を得て回動軸1を中心に回動する。
【0050】
前記段落番号0049記載の翼の円弧形状受動面で回転力を得る回転領域は、平面板状の一辺を回動軸に取りつけたとする垂直軸式抗力型直線翼より大きい(180°よりやや大きく)、形状特性がある。前記に加えて、羽8の受動面形成時やその開放時の水流と羽8の関係でおりなす衝撃は、翼を円弧形状としていることで、羽一枚毎に隣接羽の動作から少し時間間隔をおいて徐々に開・閉される事で衝撃は分散されており、翼の中で行われる全体の流れも円弧とする流線型によりスムーズな流れをみせ、衝撃を和らげつつ、円弧内で長く受動力を保持した水車回動となる。衝撃を和らげた回動とされている点は、河川等への設置時において水車稼働による変換エネルギーの品質安定供給や、水風車構造物起因による濁流発生を抑える効果が他のものより改善されている技術であるとしている。
【0051】
円弧翼に比べ、平面板状の一辺を回動軸に取り付けたとする垂直軸式抗力型直線翼は、羽の開閉が一度に行われており、受動力を受けるのは、水流に真っ直ぐとなる位置を過ぎてからであり、その位置から斜め後方135°当りで抗力型直線翼の斜面に沿って一気に力が抜けて行く現象が確認出来る。よって、回動力を得る回転域は小さく、また、その際の受動・開放段階切り替わり衝撃は大きくなってしまう弱点を抱えたままとなっている。
【0052】
本発明の垂直軸式複合型水風車原動機を構成する風切羽開閉翼システムとされた抗力型の翼の円弧を形成する翼線形4の形状は、好ましくは、円弧を描くための中心点を、支持板3の円半径Rの線上の1/2を起点として半径Rの距離を垂直に取った点をA点とし、同一半径線上の円中心から外周円側へ半径R×1/2.3を取った位置から半径R×1/3.1の距離を垂直にA点方向に取った点をB点とし、A点からB点を結んだ概ね線上を翼の円弧の中心点として、支持板3の円の中心点から外周円の線上までとした円弧に沿った弓状の翼線形4としている。
【0053】
本発明の垂直軸式複合型水風車原動機を構成する風切羽開閉翼システムとされた抗力型の翼の選択は、風か水の区別やその強弱に合わせた翼線形4とし、同一形状の翼線形4を持つ2翼以上が回転対称にある水風車としている。
【0054】
本発明の垂直軸式複合型水風車原動機を構成する風切羽開閉翼システムとされた抗力型の翼の羽8は、全体の軽量化を重視するとし、特に風力利用時は翼線形4が風上方向に略同一となる位置前後において円弧内部に回り込む風により風上側へと容易に動くよう軽量化を図ったものとしており、その羽8が羽回転軸間のスパンにおいて折れ抜けない以上の曲げ強度を有した材質で製作された、全体が板状で構成されたものを用いるとしている。
【0055】
羽8は好ましくは長方形とした長手(垂直辺)方向の長さを羽回転軸7の両端支持板3の間の長さより少し短めにした羽8の長手の1辺を取り付とする。
【0056】
羽8の短手(横手=水平辺)方向27の長さは、前記段落番号0052に記載の翼線形4の円弧区間割(=羽回転軸間26)の距離より少し長めとし、これにより翼線形円弧中心点側において長手方向フリーの先端が、左右両側の羽回転軸7の間を扇形に個々に自由回転とする、風車稼働時羽回転範囲21や水車稼働時羽回転範囲22とする羽8の機能及び形状としている。
【0057】
本発明の垂直軸式複合型水風車原動機を構成する風切羽開閉翼システムとされた抗力型の扇形の風車稼働時羽回転範囲21や水車稼働時羽回転範囲22を自由に回転させるとは、羽取り付部近辺の羽8の一部を折れ曲がりが可能な材質とし、そのものの折れ曲がりによるものとするか、あるいは羽回転軸7にパイプを被せて回転させるか、あるいは羽回転軸7と羽取り付部の連結部に蝶つがいか、それに似た器具を取り付けて回転させるか、あるいは羽回転軸7そのものが両端支持板3の部分で回転する具を取り付けて回転させるものとしている。
【0058】
羽8は、水風車の回動機能アップを図るため、鳥の風切羽の羽肢と小羽肢・鈎状突起の構造を基礎としたグラスファイバーやカーボンファイバー等の軽量で高強度の繊維材とし、樹脂等で一体に形成された全体として板状としたもの、或いはポリプロピレンやフッ素樹脂等でなる板、或いは布等の繊維等でなる板とし、中でも、風車用とする羽8は、羽回転軸7のような回転体に垂直辺の一辺が固定された状態で羽8の面積に当たる風(ビューフォート風力階級1に相当する)にて容易に回転移動するとした軽量化を図ったものとしています。加えて、水風車の翼が凹時の水風力受動時に、前記段落番号0056記載の翼線形4上の羽回転軸間26に横たわった羽8が折れ抜けない以上の曲げ強度を有する材質で製作された板状としている。
【0059】
羽8の形状を、1枚板状の形成とすることで、翼が凸時の羽8の水風流なびかせ時に羽の後方に流れる水や風の細かな乱れが整流されて水風車後方側流速アップとなり、曳いては前面流速を牽引するように流速促進となることで水風車の回動エネルギー(風速の3乗と言われている)が、効率良く生産されるとしている。
【0060】
羽8は、水風車原動機の利用目的により、羽8の一部である羽取り付部近辺は、羽回転軸7へ数回程度巻き付けられる繊維・樹脂・ゴムその他の柔軟材とするものか、あるいは引き寄せる事が可能なもので、引張強度のある材質としたものを用いるとし、羽取り付部近辺以外は板状とする羽8も用いるとしている。前記、引張強度とは、羽8が水風流になびかせの状態で水風流の力を受けた状態や、羽回転軸7を中心に羽8が水風流の力により羽8が開閉するとした羽8の略全面に水風流の力を受けた状態で羽取付け部から引きちぎられることのない強度としている。
【0061】
前記段落番号0060で言う羽回転軸7へ数回巻き付ける長さとは、羽8の垂直辺フリーの先端部が両側隣接羽回転軸7に触れることのない短さになるまでの、引き込み長9としている。
【0062】
本発明の垂直軸式複合型水風車原動機は、水風車として利用可能としており、水車用及び風車用の使用目的変更を行う場合、抗力型の翼の外殻骨格や部品を何も変更することなく使用可能である。ですが、水風車回動効率アップを図る意味で、風車用として利用する場合には、前記段落番号0052に記したA点よりはB点寄りの近辺に中心点を置く弓状の翼線形4とし、羽8を水風車回動軸1側の羽回転軸7から羽8を設置し、最先端部の軸は羽8の簡易固定用軸10とすることで、風車の回転効率を上げている。
【0063】
前記段落番号0062同様に水風車回動効率アップのため、水車用として利用する場合には、抗力型翼に設置された羽8を、水風車回動軸1から一番遠い羽回転軸7から羽8を取り付け、水風車回動軸1に一番近い羽回転軸7は羽回転止用軸11とし、水車用とする場合には、風車用で行った、羽の簡易固定は行わないとしている。
【0064】
前記段落番号0062の風車用と、段落番号0063の水車用の羽の取り付位置及び翼線形4の円弧形状の使い分けは、水車用とする場合、風に比べ水の流下抵抗が大きいため翼が川上側へ近づいた頃に、羽8垂直辺フリーの先端部が揃って水風車回動軸1側へなびいて行く動作習性を利用している。
【0065】
前記段落番号0062の風車用と、段落番号0063の水車用の羽の取り付位置及び翼線形4の円弧形状の使い分けは、風車用とする場合、水に比べて流下抵抗が少ないため羽8の先端部が水風車中心より外側へ揃って導かれ、羽8の傾きを揃える運動習性を見せる。これは、遠心力と、翼線形4の円弧形状内部に水風車回転時に取り込まれた渦流20と、簡易固定(強風時には開放)された最も外周円側の簡易固定された羽8の内側に回り込む風と、翼面が風に対して凸から凹になる寸前で翼と翼の間に吹き込み円弧内部に回り込んだ風と、同時期に風流に向かい縦に並びかけた羽回転軸7に吹きこむ風が、羽回転軸7と羽8の取付け部回動軸1側内部に回り込み回動軸1側となる下にある隣の羽8を引き寄せる巻込み風と、前記、要因が単独で、あるいは二つ以上で、あるいは相乗作用により、上記、運動習性として見られるものです。加えて風車用は、翼面が風に対し凸面となった風流逆行時には簡易固定された外寄りの羽8の傾きが回動軸1側へ既に傾斜した状態と成っており、帆船が風流に逆進する時の帆の受風状態となっていることから、風車回動推進力に付加していることを併せ持っています。
【0066】
抗力型翼面が風に対し凸面となる際に受ける抵抗によって羽8が開く仕組みは、垂直軸式複合型水風車原動機の回動速度が揚力型ブレードの揚力によるものとなり、流速以上の回動速度となった場合においても、抗力型の翼が水風流方向に対し凹面となる翼円弧の外側面に水風流方向とは逆方向から受ける流動体エネルギーの方が増大した力関係により羽8は翼円弧内側へ開くのであり、抗力型翼の回動域全てで羽8が開放状態となる。
【0067】
次の段階として、流体力の減少に伴い揚力型翼の回動力による垂直軸式複合型水風車原動機の回動から抗力型翼による回動力へと切り替わる場合の作動は、流動体に対して凹面となる抗力型翼の羽8は受動面を形成するために新たな装置やパソコンプログラム信号を必要とせずに、流体力のみによりそれを自然に成し得るとしている。
【0068】
前記段落番号0066記載の抗力型翼の回動域全てで羽8が開放状態となる、そのメリットは、抗力型翼の略全面積が解放された分の回動抵抗が減じられ、垂直軸式複合型水風車原動機の回動力が他のものより増大する効果をもたらす。
【0069】
前記段落番号0066記載の抗力型翼の回動域全てで羽8が開放状態となる、そのメリットは、流動体に対し水風車後方となる位置における揚力型翼がより多くの流体力を受けられることを可能としている点である。これまでの起動用抗力型翼は固定された板状でありその物体に流動体が当ると、その流れは物体後方に流速が略ゼロの略円形となる空白部分を生み出す。その空白部分は流れに押されながらも空白部分を形成したまま後方に流れるので、そこを通過する揚力型翼に十分な流体力が与えられないものとなってしまうが、本発明の翼は羽8の全開放により流動体の流れのままに近い状態で物体後方へと流れ、揚力型翼に多くの流動力を与えることが可能とされたメリットが生み出されている。
【0070】
前記段落番号0066記載の抗力型翼の回動域全てで羽8が開放状態となる、そのメリットは、垂直軸式複合型水風車原動機構造全体としての物体抵抗が減じられるのであり、それは流動体が当る物体前面の流速を減速させないことによる水風車回動エネルギー(風速の3乗と言われている)増幅誘引もなされることになり、垂直軸式複合型水風車原動機の回動効率改善効果をも得ているとしている。
【0071】
前記段落番号0066記載の抗力型翼の回動域全てで羽8が開放状態へと移行する段階切り替えや、前記段落番号0067記載の抗力型翼受動面形成段階切り替え時には、どちらも切り替えのための新たな装置やパソコンプログラム信号発信等を必要とせずに、流体力そのものにより抗力型翼の翼線形4の円弧内部と、その外側圧力の僅かな圧力差でもって羽8が自然に「開放・受動面形成」される仕組みとされているので、垂直軸式複合型水風車原動機回動推進力のスムーズな流れとして保持された単純な仕組みとなっていることを特徴としている。
【0072】
水風車原動機設置後において、台風接近等による強風時や水流速増大時の危険回避対策手法として行うべき重要項目は、複合型水風車を構成する抗力型の翼の大きな面積で受ける抵抗である。その対策手法として本発明は、抗力型翼を構成している羽8を羽回転軸7へ巻込むかあるいは引き込む事で全ての羽の吹き流し形態とするか、回転軸1側へ抗力型翼を折り畳む容積縮小形態とするか、あるいは翼にある羽を回動軸側へ引き寄せて翼面積の縮小を行う事により抵抗を減じる手段とするものか、或は垂直軸式複合型水風車を搭乗構造物とした場合には水風車本体外周位置に設置する支持柱間を張る形態とする網目状幕掛けにより入り込む風を弱めて本体を守る対策が行える技術としており、それらを単独であるいは併設したもので、垂直軸式複合型水風車原動機全体の危険回避を行えるとしている。
【0073】
垂直軸式複合型水風車原動機設置後において、台風接近等による強風や水流速増大時の危険回避手法のひとつとして、全ての羽8が吹き流しとなる手法は、前記段落番号0060で言う羽8の構造とする羽取付け部近辺を、前記段落番号0061で言う巻き込み長9を巻き込み、あるいは引き込みを行うとしている。それにより、羽8が左右両側の羽回転軸7に触れることのない長さ状態28となり、羽回転軸7を中心に360°自由に全ての羽が流動体になびかせた状態で水風車の回動力を失わせ、水風車本体の流体抵抗を大きく減じて設備全体の安全性確保がなされる。前記、運転時から設備全体の安全性確保に至るまでを、羽取り付部近辺の引き込みか、あるいは羽回転軸7への巻き込み回数半回転〜2回転程度で仕上がる、俊敏で簡易な対策が行えるとしている。
【0074】
垂直軸式抗力型水風車の翼の折り畳み動作装置を用いた原動機の回動及び強風時や水流速増大時における危険回避を行う動作方法は、上下支持板3のそれぞれの水平位置で水平方向に折れるとする折れ支点を設けてその折れ曲がりにより支持板3で支持している羽回転軸7と羽8で構成された翼面が、翼円弧内側へ折り畳まれる事を特徴としています。
【0075】
翼線形4の翼面の折畳み線は、回動軸1に略平行な線になるとしており、翼面折れ畳まれ区間は、翼線形4の延長を2区間割り以上で行われるとしている。
【0076】
この翼面の折畳まれにより、抗力型の回転対象にある翼をそれぞれ回動軸1側へ巻込む形態とされることで流動体の受動面を無くして回動力を失わせ、さらに抗力型水風車全体容積を縮小固定したことにより水風車構造全体の抵抗を減じ、強風時や水流速増大時の危険回避を単純動作(例えば、プロペラ式の鉄塔本体毎傾倒方式とするものに比べて)による時間短縮で行えるとしている。
【0077】
抗力型水風車翼の折り畳み及び固定方法の一つとして、支持板折畳み回転軸を支点として、それより回動軸1側としたやや離れた位置に、梃子による力学動作で言われる力点の役目となる油圧ジャッキや駆動用ボールネジ式のボールネジの正逆回転等による伸縮器具の伸縮動力を設置して行われるとしている。
【0078】
その伸縮装置は2点の固定点を持ち、支持板折畳み回転軸を境に1点を回動軸1側にもう1点は支持板折畳み回転軸B41bより回動軸1側に伸びた部分の次列支持板39bを翼線形4の円弧内側へ折り畳む目的にされている支持板に固定されるとしている。その固定点は、ベアリング等の回転機能を介して固定されるものとなっている。ボールネジ駆動モーター44のサーボモーター等の動力により回転させられたボールネジ46の回転動作或は伸縮操作によりボールナット45がボールネジ46の先端部へと移動する仕組みとされ、ボールナット45に連結された次列支持板38bが押し出され、次列支持板38bの本体が支持板折畳み回転軸B41bを支点として翼線形4の円弧内側へ折り畳まれて行く仕組みとされている。折畳み用伸縮装置を駆動用ボールネジ式とした場合の説明図が
図12、
図13、
図14となっている。この三つの図は動作連続図となっており、翼の折畳み段階毎に伸縮装置の配置(ボールネジ駆動モーター44、ボールナット45、ボールネジ46)としている。
【0079】
初列支持板37bの折畳みは、次列支持板38bとの境目にある支持板折畳み回転軸A40bの位置に設置したモーター47、或はその他の回転動力機器による正逆回転動力により行われるとしている。
【0080】
前記段落番号0078記載の動作開始前、及び前記段落番号0079記載の動作開始前には、それぞれに関係するスライド式止め具42bや、ピン止め等の止め具をスライドし、固定を解除するとしている。
【0081】
折り畳まれた翼の固定方法は、ボールネジ駆動モーター44のモーター動力及びモーター47の動力動作を行うその他回転器具の回転部に設置したカム装置による固定とされることも可能としている。また、初列支持板37bの先端部が隣接する翼の支持板に接触する部分において鈎状のもので引っ掛けるものとするか、凸状突起をはめ込むか挟み込む等の固定とされることも可能としている。
【0082】
抗力型水風車翼の折り畳み及び固定方法の一つとして、回動軸1のある中心部に回動軸1の外形よりやや大きめの歯車を設置し、その歯車の歯は次列支持板根元に一体化された歯車の歯に噛み合わされ、回動軸中心歯車の正逆回転により翼の折畳み及び翼の開きが行える事を特徴とする方式も行えるとしている。
【0083】
回動軸1を中心とする回動中心歯車52を設置し、その歯車に噛み合うようにされた半円弧状の歯車となる支持板開閉用歯車48を装備した次列支持板38は、回動軸1の中心部に設置された中心支持板39と支持板折畳み回転軸B41で連結されており、その次列支持板38と初列支持板37は、支持板折畳み回転軸A40で連結された形態となっている。
【0084】
前記段落番号0083記載の抗力型水風車稼働時の翼の開閉固定は、翼の両端を固定している支持板の、初列支持板37においてはスライド式止め具42にて固定され、次列支持板38においては回動中心歯車48との歯車の噛み合い力にてなされることを特徴としている。この固定方法については、それ以外にピン差し込みによる固定や、回転部においてはカムを噛ませる等の方法を除外しているものではないとしている。
【0085】
初列支持板37の折畳みを介助する目的の、初列支持板折畳み回転支え棒53を支える、支え棒用添え木54は、根元を回動中心歯車52に回転可能な状態で固定され、支え棒用添え木54の先端部は、初列支持板折畳み回転支え棒53の中間位置に回転可能な状態で固定される。
【0086】
初列支持板折畳み回転支え棒53は、根元の回転支点固定点を、支持板折畳み回転軸B41と同軸か、或はその近辺に設置された回転可能な固定点とされ、中間点において支え棒用添え木54により支えられる構造としている。初列支持板折畳み回転支え棒53の動きは、支え棒用添え木54の往復運動により行われる。初列支持板折畳み回転支え棒53先端部には、支え棒先端滑動ローラー55を備え、そのローラーが初列支持板37の支持板折畳み回転軸A40を支点として折り畳まれる目的として回動軸1側に延ばされて設けた支持板と接触滑動する際に摩擦が軽減された支えが行われるようになっている。ここでは摩擦を軽減するために、好ましくは支え棒先端滑動ローラー55を備えるとしているが、それに置き換えて高摺動性特殊滑性樹脂等をはめ込み滑動させても良く、摩擦軽減される摺動性のあるものを用いるとしている。
【0087】
初列支持板37が支持板折畳み回転軸A40を支点として折り畳まれる目的として回動軸1側に延ばされて設けた支持板は、回動軸1の軸方向から見て略「へ」の字状にされている。これは、支え棒先端ローラー55のガイドレールの役目があり、その曲線形状は、下記記載のタイミングや動作を考慮したものとなっている。中心歯車の動力により初列支持板37と次列支持板38が一体となって、支持板折畳み方向58に折り畳まれてくる動作と同時に、同じく中心歯車の動力により、支え棒用添え木54は、支え棒用添え木移動方向(折畳み時)60の動きとなり、それに押された、初列支持板折畳み回転支え棒53が、初列支持板折畳み回転支え棒移動方向(折畳み時)61方向に動いて立ち上る動作となる連動した動きとなる。次なる段階として、スライド式止め具42が解除された初列支持板37が、単体として先折れの形で折り畳まれるべきタイミングとなった際に「へ」の字の窪みに当るようなされており、その後の回動中心歯車回転方向(折畳み時)56方向動力により、初列支持板37と次列支持板38がそれぞれ単体として折り畳まれて行き、初列支持板37の先端部が隣接接近する支持板に当らない程度に寄れる事を考慮した初列支持板37の「へ」の字の窪み位置から後のガイドレール線の傾き角度とされている。
【0088】
中心歯車動力により翼が開閉する仕組みの抗力型水風車の翼の折畳み動作の動力源は、回動中心歯車52と回動軸1との間に設置した中空モーター動力によって行われるか、或は油圧等により可動するピストンと回動中心歯車52を回転可能固定連結したピストン往復運動動力とするか、或は中心支持板39上に設置した歯車付モーターを回動中心歯車52に噛み合う位置に取り付けたモーター動力源が使用可能であるとしている。
【0089】
中心歯車動力により翼が開閉する仕組みの抗力型水風車の翼の折畳み動作起点は、回動中心歯車52の回動中心歯車回転方向(折畳み時)56の回転動作により始まる。
【0090】
次列支持板38の、折り畳まれ動作は、回動中心歯車回転方向(折畳み時)56の回転により、その歯車と噛み合うよう配置された次列支持板38の根元にある支持板開閉用歯車48が支持板開閉用歯車回転方向(折畳み時)57へと動く力になる。その力により支持板折畳み回転軸B41を支点として、その外周縁側にある次列支持板38と初列支持板37が、支持板折畳み方向58へ折り畳まれて行く。
【0091】
前記段落番号0090記載の初列支持板37と次列支持板38の折畳み開始から、初列支持板折畳み回転支え棒53の支え棒先端滑動ローラー55が初列支持板37に接触するまでの間に、次列支持板38と初列支持板37の固定用として止められていたスライド式止め具42をスライド式止め具移動方向(折畳み時)59に移動し解除するとしている。
【0092】
回動中心歯車回転方向(折畳み時)56の回転により、回動中心歯車52に取り付けられた支え棒用添え木54が、支え棒用添え木移動方向(折畳み時)60の移動となる。その支え棒用添え木54により中間点を押された、初列支持板折畳み回転支え棒53が、支持板折畳み回転軸B41を支点とした、初列支持板折畳み回転支え棒移動方向(折畳み時)61の方向へ立ち上がる。折り畳まれてくる初列支持板37が支持板折畳み回転軸A40を支点として折れ曲がるために設けた支持板折畳み回転軸A40より回動軸1側の初列支持板37部分に、初列支持板折畳み回転支え棒53の先端部に取り付けられた、支え棒先端滑動ローラー55と正対する状態となる。そこから更に支持板が折り畳まれてくる力によって、初列支持板37は支持板折畳み回転軸B41を支点として折り畳まれる仕組みとされている。
【0093】
支え棒用添え木54先端部を、初列支持板折畳み回転支え棒53の中間位置に固定するとされる位置の決定及び根元の回動中心歯車52への固定位置の決定、及び支え棒用添え木54と初列支持板折畳み回転支え棒53の長さの決定は、次に記すタイミングと位置関係を考慮したものとしている。そのタイミングは、初列支持板37と次列支持板38が一体となって回動中心歯車回転方向(折畳み時)56の動きに合わせ、初列支持板折畳み回転支え棒53が、支え棒用添え木移動方向(折畳み時)60の動きと連動されて相対する動きとなり、次なる段階として、スライド式止め具42が解除された初列支持板37が、単体で折り畳まれるべきタイミングとなった際に「へ」の字の窪み位置に当るようになされ、先折れの形で折り畳まれる初列支持板37の先端部が隣接接近する支持板に当らない程度に寄れる事を図った位置と長さに決定されるとしている。
【0094】
中心歯車動力により翼が開閉する仕組みの抗力型水風車の翼の折畳み動作は、支持板上面から見た形で作図された
図15、
図16、
図17、
図18の動作連続図により図解されている。
【0095】
中心歯車動力により翼が開く動作は、回動中心歯車52において、回動中心歯車回転方向(折畳み時)56とは逆方向に回転する動力でもって、噛みあわされて関連するそれぞれが戻り、抗力型水風車稼働時の状態まで開くとしている。よって、翼の折畳みや開きに関する主な動作は、水風車中心に配置された、回動中心歯車52の正逆回転により行われることを特徴としている。
【0096】
また、初列支持板37が、稼働時の翼が開かれた位置まで戻る為の動力として、支持板折畳み回転軸A40の位置に設置した開閉体用巻取構造体戻しバネ49や、次列支持板38の先端部となる次列支持板連結補強材62の先端部と初列支持板37を連結したコイルバネ50等のバネ動力、あるいは支持板折畳み回転軸Aの位置にモーターを取付け、そのモーター動力等の回転動力を用いて行われる。
【0097】
抗力型水風車翼折畳み方式とする場合には、災害発生時危険回避をもっと強固なものとするための好ましい手段として、翼に取り付けられた最も外周円側となる羽8を、垂直尾翼板43に置き換えるとしています。その垂直尾翼板43は、羽簡易固定軸10に仮固定された状態のままで翼が折り畳まれる形となった時には水風車中心部の防護壁としての役目になるとしています。
【0098】
抗力型水風車翼全体容積を折りたたむ動作の途中において、流体力の強さが徐々に増す毎に折りたたみ動作も徐々に行うとする段階順序を設ける事によって、限界回動力以上とならないよう制御しながら翼の折畳み収納まで原動機稼働によるエネルギー回収が行えることも特徴であるとしている。
【0099】
抗力型水風車翼の羽8の引寄せ及び元の稼働位置へ戻る移動装置を要した原動機の回動稼働及び強風時や水流速増大時における危険回避を行う基本構造は、羽8を持つ羽回転軸7の両端を支持するテーブル状のものと、その移動を可能とする軌道が設置された形態を特徴としています。
【0100】
その移動動作は、羽8と両端をガイドテーブルに持たせた羽回転軸7が回動軸1と平行移動するよう調整された上下のテーブル状のものの移動とされる翼面積のスライド開閉とされ、抗力型の回転対象にある翼に設置された全ての羽を回動軸1側へ引き寄せて、流動体の受動面を大きく縮小し回動力を失わせ、さらに全体容積を縮小固定したことにより水風車構造全体の抵抗を減じ、強風時や水流速増大時の危険回避を瞬時に行えるとしている。
【0101】
抗力型水風車翼を構成する羽8の移動装置を要した原動機の、強風時や水流速増大時における危険回避を行う方法は、羽8が取り付けられた羽回転軸7を一つの単体とされたものの集合体でもって一つの翼を構成する形態となっている水風車原動機構造でなければ行えない手法となっている。
【0102】
軌道用とされるガイドレール式のガイドレールは翼線形4の曲線状と同様形状とされており、その軌道上を移動することにより、羽回転軸7の軸中心が翼線形4のライン上になるよう羽回転軸7の回転固定用ベアリング66やガイドテーブル64やガイドレール63の部材厚や、それぞれの間の遊び空間厚等を考慮した余裕幅を持たせたライン上にガイドレール63を、翼線形4の円弧外側とする位置において支持板3に固定されるとしている。
【0103】
前記段落番号0102記載のガイドレール式のガイドレール設置方法以外に、ボールネジ式の軸あるいはガイドレールを翼線形4上とする支持板3に設置し、そのボールネジ式の軸あるいはガイドレール上で羽回転軸7を支持できるよう加工(例として、ボールナットにテーブルを抱かせた形態となるようなもの)したボールナットあるいはガイドテーブルとすることも可能としている。
【0104】
翼線形4のライン上に、ガイドレール式のガイドレールを設置し、ガイドレールそのものが支持板3に代わる支持母体そのものになる設置形態も行えるとしている。その場合には、ガイドレールと同様に軌道用として多く使用されている、駆動用ボールネジ式の移動用軸(ボールネジ)も設置可能であり、必要に応じて設置するとしている。
【0105】
前記段落番号0104で言う支持板3に代わる支持母体となる目的で行う場合の駆動用ボールネジ式の移動用軸あるいはガイドレール式のガイドレールの材質・厚さ・軸径について、抗力型翼の凹面受風面積全体に働く水力・風力により折損しない強度を持つよう回動軸1に取り付ける形となる根元部分で検討(材質・厚さ・軸径について)されたものとしている。
【0106】
駆動用ボールネジ式のボールネジ軸を移動するボールナット(あるいはボールナットと合体したテーブル)の移動は、ボールナットそのものの端部にモーター正逆回転動力により移動するものとし、位置決めは送られた信号により一定量の回転を行うステッピングモーターあるいはサーボモーターによる回転数管理で行うか、停止位置にポイントを設置し、そのポイントをセンサーにて感知し停止する方法にて行うとしている。
【0107】
駆動用ボールネジ式のボールネジ軸を移動するボールナット(あるいはボールナットと合体したテーブル)の移動は、必要に応じて、ボール循環式正逆流動力により行われるとしている。
【0108】
ガイドレール式のガイドレール63上を移動するガイドテーブル64の移動は、ガイドテーブル64に内蔵されたモーター65の正逆回転動力により移動するものとし、位置決めは送られた信号により一定量の回転を行うステッピングモーターあるいはサーボモーターによる回転数管理で行うか、停止位置にポイントを設置し、そのポイントをセンサーにて感知し停止する方法にて行うとしている。
【0109】
羽8の引寄せ方式による高速回動危険回避とする場合には、翼に取り付けられた羽8の最も外周円側となる羽8は、垂直尾翼板43に置き換えられることも可能としています。また、その垂直尾翼板43は羽回転軸7の位置に取り付けた垂直尾翼板回転用モーター69の正逆回転動力により、引き寄せられた羽8の押さえを行えるように回動軸1側へ回転する動作以外にも水風車再起動時に羽簡易固定軸10側へ回転し仮固定される動作を行うとしている。
【0110】
水風車原動機を搭乗構造物とした場合の抗力型水風車翼の容積縮小、あるいは翼面積スライド縮小動作を行い縮小されたものの固定方法として、必要に応じて、本体外周位置に設置する支持柱73に刺又状の器具を備え付け、水風車縮小完了後に支持柱73に備え付けた刺又状の器具を取り出し、刺又状の器具の刺し受け口となる又状の口を水風車へ当て、その反対側となる支持棒を本体外周円外側に設置されている支持柱73に固定する方法で行うとしている。
【0111】
水風車原動機設置後において、台風接近等による強風時の危険回避手法のひとつとした水風車原動機側面を覆う網目状の幕74を張る方法は、水風車原動機の設置を塔状構造物とした場合に本体外周位置に設置する支持柱73間を張るとしている。水風車設置地域の気象条件及び過去の気象記録を精査した結果、想定した強風想定風速において網目状の幕74を通過して吹き込む強風により壊れない風まで弱まるよう考査された網目サイズの網目状の幕74を設置したものとしている。
【0112】
水風車原動機設置後において、台風接近等による強風時の危険回避手法のひとつとした水風車原動機側面を覆う網目状の幕74を張る方法は、風が弱い時より風が強い場合においてより小さめの網目となるよう網目の大きさの選択を行うことを基本としている。また、必要に応じて、その網目から入り込む風にて水風車を稼働させるのに可能な風速が通る網目を選択し、強風時においても稼働させ、エネルギー回収を図ることも可能としている。
【0113】
水風車原動機設置後において、台風接近等による強風時の危険回避手法のひとつとした水風車原動機側面を覆う網目状の幕74を張る方法は、網目の穴の大きさが違う幕を二重以上に用意し、危険回避対策時には網目の大きいものから順に設置し、撤去時には網目の細かいものから行う手法を用いれば、更に強風対策対応可能風速範囲を広げる事が可能になり、網目状の幕74で守られた水風車のエネルギー回収量が上がる効果が得られるとしている。
【0114】
水風車原動機設置後において、台風接近等による強風時の危険回避手法の起動および動作調整と停止は、必要に応じて、風速計計測感知と連動した電子信号送信を受信した電子機器作動により行えるとしている。
【0115】
本発明垂直軸式複合型水風車原動機を水面浮上式で使用する場合は、フロート上に風車用を設置し、発電やポンプアップ等の原動機として使用する事に加えて、そのフロート設置下部において河川流や海流等の流体エネルギーが発生する箇所においては、水面下に水車用を設置し上下両方の働きによる、より多くの仕事量及び発電量を確保出来るとしている。
【0116】
水面浮上式のフロート上下の水風車設置稼働方式は、水上と水中という大きな違いのある現場条件ではあるが、抗力型の翼の基本構造の多くが似ており、羽の取付け位置の違い程度としているため、単一部品等で行う単一メンテナンスで行えると言う管理のし易さを図れるメリットを有している。
【0117】
水平軸型にみられるプロペラ発電方式ではプロペラが鉄塔より高くなるため、プロペラそのものに落雷を受けプロペラが破損してしまうか、あるいは、鉄塔頭頂部にあるナセルに落雷し、ナセルが延焼してしまうという事故が起きている。垂直軸式複合型水風車原動機においては、回動軸1を延長し本体より高い状態とした上部や、本体を固定するために設置した外周側の柱上部とする位置に、必要に応じて、避雷針を設置する事が可能であり、設置した避雷針先端から下方片側60°の円錐形保護角内に垂直軸式複合型水風車原動機全体が収まるよう、落雷事故防止対策を行えるとしている。