【発明の効果】
【0018】
前述のように、蓄熱槽13は使用目的とする基準の転移点は、所要熱量を想定した潜熱蓄熱組成物8を適宣選択し、冷水(冷房)、温水(液体)、温風(気体)の熱媒体(摂氏86℃以下)の吸放熱で、均一な保有熱量の実施に於いて、昼間に太陽熱や排熱、地熱を蓄えて(潜熱と顕熱)、夜間の放熱エネルギーとして、デシカント吸着水ドラムの乾燥、植物工場、養殖や床暖房や天井冷暖房の熱源に即応し、タイムラグの解消機能を所要する。
特定効果として、
A.単位体積当たり、均一の熱量の吸放熱に寄与。
B.加熱融解比熱と潜熱を併用の熱エネルギーの活用。
C.規則効率的敷設を可能にし、表面積の最大活用で高伝熱性を確保。
D.大小蓄熱槽の水中敷設で、簡易な取扱いと固定設定が自在で限定されない。
【0019】
電解質無機水和物に成る蓄熱材8は用途と目的に叶う適宣な所要面積の接触面が熱媒流体12の流速により、吸放熱と伝熱レスポンス効果を向上する。
【0020】
一般的に蓄熱体1は構造上の物理的作用に以下の影響(形状ズレ応力、ゆがみ、流体粘性の抵抗)、等を受けると伝熱速度の減少に係る偏流を生じる。当該蓄熱槽13に付帯の分配ヘッダーを介して、構成される蓄熱体1の熱媒流体12との接触境界面は、熱抵抗を軽減し、伝熱速度向上と負荷応答性で良好な態様である。
【0021】
前記に係る蓄熱槽は、熱媒流体の粘性値に係る抵抗値のレノズル数の伝熱Cf=1.328R−0.5と小係数が理論値に比例した現象を示し、流体の粘度係数とカプセル界面抵抗の低下により、熱流体は流れ方向で直角に伝熱伝播の法則に順ずる。低粘性により熱抵抗は小さく、流速に乱れが生じない熱応答性に優れる作用を所要し、エクセルギー効率に係る伝熱特性の特色を保有に準じる本願の数珠状で連合した蓄熱カプセル1を構成する体積に応じた機能を蓄熱槽13内に提供できる。
【0022】
当該ドーナツ円状及び球殻形状の蓄熱カプセル1の直径は最大110mm/pi〜50mmpiの範囲で、所要の連通空洞効果で、融解に伴う内部熱対流を抑制し、組成物の分子間の相分離弊害リスク回避の効果に作用する。蓄熱カプセル1と熱媒流体12の接点は良好な伝熱レスポンスに寄与する態様である。
【0023】
槽内(13)における蓄熱カプセル(1)の敷設形態は潜熱蓄熱材(8)を
担持した蓄熱カプセル(1)
は球円形の中心部に筒状に連通
した空洞(5)に
紐状結束材(9)、を介し、数珠状に連合するカプセルの複数を、浮き玉(10)の留置治具(11)に連結の構成で、熱媒流体(12)を満たした蓄熱槽内に、係る複数のカプセル
の単位ユニットを簾状
の複数を敷設して収容
、槽内に
浮き玉ユニットを固定
し留置
の設置箇所は無用で、敷設が簡便に実施できる。浮き
玉(10)は常時、槽の壁面を背に配置されて、流水面
上内(12)に留まり、比重の大きい蓄熱カプセル(1)は水中に数珠状で簾状に吊下げられた状態を維持する
、蓄熱槽内(13)に於ける簡便な敷設方式を特徴
とする蓄熱カプセル(1)のユニットである。
【0024】
相変化(互変)は潜熱蓄熱組成物8の所要温度が融点以上又はそれ以下で、液化と凝固に至るエントロピーが生成するプロセスであり、系の質量に応じた熱エネルギーに係る吸収放熱の可逆の伝熱効果を所要の球形蓄熱カプセル1である。
【0025】
一般的に潜熱蓄熱剤組成物8は融解し、液化の過程で出入りする潜熱と融解顕熱に係る吸放熱の可逆性を活用の熱交換性機能を所要する蓄熱槽13であり、採用する潜熱蓄熱材組成物8は、水の熱量容量に比べ、例えば、電解質無機水和物(比較対象試料の一例が酢酸ナトリウム3水和物の場合)との比重差は単純平均値で概ね、1.43倍以上、周囲温度=供給温度=20℃の条件時のΔT/20℃時で水の約3.5倍以上、所要潜熱熱量は358JKCaL/Kgと電解質無機水和物の多くが、融点の相違を除き、同様な高熱量を保有し、熱伝導効率の向上とコンパクト化で装置の小型化と蓄熱槽13の体積面の熱ロスに係る待機消費電力を軽減し、エネルギー効率COPの向上に作用する。
【0026】
潜熱蓄熱材組成物8を内包する前記蓄熱カプセル1が特徴とする表面積の拡大に寄与する筒状の連通空洞5の伝熱機能部を介し、数珠状に連携した蓄熱カプセルを浮き玉10の留置治具に連結の構成で、蓄熱カプセル1の連合ユニットを構成して、蓄熱槽13に収容し、熱媒流体3の伝熱効率の向上に寄与する。
【0027】
前記、蓄熱カプセル1構成に低粘度の熱流水12が効果的で、該カプセルの熱負荷を軽減し、温度伝達効率と熱供給機能の向上にも寄与する。係る熱伝達効果で、蓄熱槽13の熱損失を軽減し、従来規模槽との比較に於いて、約35%削減を保有し、課題の省電力、省スペース、省エネルギー効果と利便性確保の実績を得るものである。
【0028】
当該蓄熱カプセル1を構成する素材に不透過性熱硬化性及び熱可塑性合成樹脂の何れか一方の合成樹脂素材で、蓄熱カプセル1として、耐熱、耐寒、耐久、耐候性に優れる機能と伝熱性が要求される。又、潜熱蓄熱材組成物8と成す電解質無機水和物の一例に、塩化カルシウム系6水和化合物、硫酸ナトリウム系10水和化合物の融解に係る転移点を低温(冷熱)域に変更や、温熱域で比較的安定の例えば、酢酸ナトリウム系3水和化合物、等に成る適宣な融解潜熱と係る顕熱(比熱)の活用手段に、前記数珠状に連合の蓄熱カプセル1をユニット化して蓄熱槽13に収容し敷設を目的に採用できる。
【0029】
蓄熱カプセル1を一連の数珠状ユニットに仕上げて、一定所要量を1単位として構成し、蓄熱槽13内に所定の単位量を敷設装置する合理的な基準手法である。
【0030】
当該蓄熱槽13内に収容し、敷設の前記蓄熱カプセル1に係る単位ユニットの構成は、軽量な浮き玉10の浮力で水面に留める単純な敷設固定手法で効率的な単位ユニット化が容易であり、搬送や敷設現場での組立や整備補修の簡易性に優れ、工期の短縮など、低廉でコストの削減に寄与する。
【0031】
本発明の蓄熱カプセルの簾方式による画一で規則的な敷設形態は流速に係る熱交換の熱抵抗を軽減し、蓄熱槽13内の温度伝達抵抗を緩和するに有効な手段である。
【0032】
前記潜熱蓄熱組成物8の伝熱負荷の改善と蓄熱カプセル1の活性化を促進する方法に於いて、蓄熱カプセル1の単位ユニットに紐状結束材9を用いて、数珠状に連合構成の単位ユニットを槽内13に収容し、敷設配置により、熱流体12に係る効果的な熱交換性で熱抵抗の緩和に貢献し、吸放熱レスポンスを向上する。
【0033】
熱循環に係る蓄熱フローに密閉型ピストンフロー蓄熱槽13及び建造物の地下に構築の開放型水蓄熱槽13、等に適用する蓄熱カプセル1のユニットは、固有のエナンチオトロピー(互変)と潜熱量を保有し、層流型蓄熱槽の熱伝熱効果と類似の熱抵抗を抑制し熱効率の向上を促進する態様である。
【0034】
安定化サスペンションに親水和性吸着剤や過冷却阻止トリガ−となるシード触媒から滴宣な対応材を適宣して、蓄熱素材8の凝固機能や保有蓄熱量の低下要因となる化合反応を阻む手段を施した化合物を蓄熱カプセル1に採用の選択肢を排除するものではない。
【0035】
前記に係る化合安定サスペンションにセピオライト、合成ゼオライト、パリゴルスカイト、アタパルジャイト、カオリナイト、無晶形酸化ケイ素(粉末シリカ類)、セルローズ、等の有効性を、過冷却阻止シード(核生成剤)にリチウム化合物、リン酸系化合物,硼酸、フッ化化合物、等が公知の対象材として、既知されるもので活用を排除しない。
【0036】
前項に係る電解質無機塩及び有機塩水和物になる潜熱蓄熱材とする詳細な対象材の内、環境使用温度100℃以下の範囲に融点及び転移点(変移)温度を所要する。例えば、通常融点32℃から転移点(変移)温度10℃に変性可能な硫酸ナトリウム水和物、同じく47℃〜43℃のチオ硫酸ナトリウム水和物、同じく35℃〜32℃の炭酸ナトリウム水和物、同じく29℃から7℃の塩化カルシウム水和物、同じく57℃〜32℃の酢酸ナトリウム水和物、同じく94℃〜80℃の明礬化合物、同じく73℃〜50℃の四リン酸ナトリウム水和物、等が係る温度範囲から、環境の仕様温度に適応する潜熱蓄熱組成物8を適宣して、温度の異なる蓄熱カプセルユニット1を混成し得る良好な選択態様で、上下に係る温度幅の広い範囲域で、潜熱と比熱を効果的に活用する蓄熱の装置化を可能とするものである。係る素材には限定しないが、当該蓄熱カプセル1のユニットに係る手段を排除するものではない。
【0037】
当該蓄熱槽13に内着する蓄熱カプセルユニット1を構成する合成樹脂材から選択する1つの個別材で、カプセル1胴体の中央部に筒状で連通の空洞5と球殻状カプセル1の空間に蓄熱材8を充填するプラグ3を所要の構成で、蓄熱カプセル1の内部空間に潜熱蓄熱組成物8を充填し、キャップ4で密封した蓄熱カプセル1形状である。
【0038】
本発明の前記に係る形状は採用素材の熱伝導率で異なるが、係る直径は10mmpi~110mmpi特に50mmpi〜90mmpiの範囲が伝熱に良好な態様で、実施形態に於いて球の直径は該カプセル容積の90%を占める事が望ましい。
【0039】
当該、蓄熱槽13内にカプセル1に装着の前記電解質無機相変化組成物は、一般的な工業薬品名として、一例に、普遍的な蓄熱素材として、共通する塩化ナトリウム水和物、硫酸ナトリウム水和物、酢酸ナトリウム水和物、明礬化合物を使用環境と温度域に適宣に選択して、蓄熱組成物8と成すものを収容も可能である。
【0040】
前項、目的と用途に適う電解質無機水和物から選択した潜熱蓄熱材組成物8を充填し、蓄熱カプセル1が、熱媒流体12を介して、可逆的に熱吸収と放熱の熱交換を行う。前記蓄熱カプセル1ユニットの使用量を可変して、所要熱流量(L/毎分)の伝熱負荷(入口―出口温度)を効果的に自在な選択態様を槽内13での構成を特徴とする。
【0041】
当該蓄熱槽13の規模は構成する蓄熱カプセル1のユニットで構成の所要量を装着する態様で、構成の部位は前述のように熱接触に有効な表面積を保有し、速攻的に均一に伝熱の熱即効性に優れた互変(エナンチオトロピー)に寄与する良好な態様である。
【0042】
蓄熱槽13に係る伝熱効率は、公表のパラメーター感度解析値の熱抵抗抑制値に近似の数値を示した。当該蓄熱カプセル1と熱媒流体12の接触面の拡大で、保持熱量の増量と温度伝達効率に好ましい効果態様である。
【0043】
相変化組成物の融解温度は熱伝導度に比例し、熱抵抗に反比例する。熱伝導Λと温度伝導率はa=λ/PCの法則に起因し、蓄熱体1の単位熱量増減に関係する。係る蓄熱量の密度と出入力の構成が、装置の熱効率(COP)の向上に寄与する効果を得る。
【0044】
熱源及び負荷に係わる潜熱蓄熱組成物8のエナンチオトロピー(相の互変)に係る伝熱は採用容器の形状と熱流体(12)の粘性が物体に係る熱伝達率に影響するから、当該蓄熱体1と熱流体12の実用的熱伝導率(Κ)で,良好な態様を示し、概ね水の伝熱の1.40と同等乃至、近似した伝熱数値で互変に係る吸放熱効果を示した。
【0045】
前項に関連する当該蓄熱カプセル1及び浮き玉10に係る詳細な構成材は、使用温度の範囲に於いて、充填される蓄熱材組成物8に対して、使用上支障のない程度の耐久性を有する素材であればよく、例えば、金属類、ガラス、セラミックスの無機物類、ポリエチレン、ポリプロピレン、の架橋型や高密度のオレフィン類、ポリアミド、ポリアセアセタール、ポリエチレンテレフタレート、ポリエーテルイミド、ポリカーポネートが対象である。然しながら、成形手段のブロー成型品とするには、前記のポリエチレン、ポリプロピレンが好ましい。又既に既知のアイソタチック,アタックチックに分類の重合体のコーポリマー、エラストーマも利用可能な分類範囲である。
【0046】
合成樹脂製の蓄熱カプセル1及び浮き玉10の詳細な製法は、射出成型法、押出成形法、押出ブロー成形法、射出ブロー成型法、延伸ブロー成型法による通常的に既知の成形手段を任意に用いる。前記、蓄熱カプセル1に蓄熱材8を充填する手段に制限はなく、該カプセル1が熱可塑性樹脂の場合、蓄熱材8を充填後、超音波でプラグ3とキャップ4を熱融着、又は金属ネジで密栓の処置手段を用いる。
【0047】
本発明の蓄熱カプセル(1)は該カプセル内に蓄熱材(8)を収容したものである。この潜熱蓄熱材(8)には、固−液の相変化に係る潜熱及び顕熱を活用する既知の蓄熱材(8)であればよく、制限されることなく利用できる。前記を包括する物に例えば、糖類に属するアルコール類、石油類に属するn−パラフィン類、高分子類、アミド化合類、有機酸類、無機水和塩類、有機水和物類及び無機塩水和物類に分類される既知の組成物から適宣して使用できる。
【0048】
前記の蓄熱材料8は単独若しくは、2種以上を複合して使用でき、必要に応じて、既存の破過冷却促進の触媒、分離阻止のサスペンション、防腐剤、転移点変更調整材、伝熱改良剤を適宣して用いる事ができる。