(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記少なくとも1つの所定の位置範囲は、前記画面の右半分の全部又は一部と、該画面の左半分の全部又は一部とであり、前記捲り向き決定手段は、当該指がいずれに重畳したかに応じて、ページを捲る向きを決定することを特徴とする請求項1又は2に記載の電子書籍表示装置。
前記ページを捲る向きが割り当てられた所定の位置範囲を自身の表示位置範囲とするアイコンであって、該ページを捲る向きが明示されたアイコンが、表示されることを特徴とする請求項4に記載の電子書籍表示装置。
電子書籍のページを画面に表示する画像表示部と、指の接触位置を時間経過に応じて逐次出力するタッチパネルとを備えた電子書籍表示装置に搭載されたプログラムであって、
当該指の接触位置が、前記画面内の少なくとも1つの所定の位置範囲のいずれかと重畳したか否かを判定する接触位置判定手段と、
前記接触位置判定手段が真の判定を行った際、当該指が重畳した所定の位置範囲に応じて、ページを捲る向きを決定する捲り向き決定手段と、
前記タッチパネルに接触した当該指によって与えられる押圧力を、ページを捲る向きを決定するのに用いられる当該指の接触位置を出力する該タッチパネルとは別に検出する押圧力検出部と、
当該押圧力が所定の閾値以上であるか否かを判定する押圧力判定手段と、
当該指の接触位置の移動を測定する接触位置移動測定手段と、
当該接触位置の移動の量に応じて、ページを捲る速度を決定する捲り速度決定手段と、
前記接触位置判定手段が真の判定を行い、当該指が押し付けられつつ移動して、前記押圧力判定手段が真の判定を行った際、決定された当該向きに、決定された当該速度でページを捲る動作を発動させる動作制御手段と
してコンピュータを機能させることを特徴とする電子書籍表示装置用のプログラム。
電子書籍のページを画面に表示する画像表示部と、指の接触位置を時間経過に応じて逐次出力するタッチパネルとを備えた電子書籍表示装置におけるページを捲る方法であって、
当該指の接触位置が、前記画面内の少なくとも1つの所定の位置範囲のいずれかと重畳したか否かを判定するステップと、
当該所定の位置範囲との重畳を判定するステップで真の判定がなされた際、当該指が重畳した所定の位置範囲に応じて、ページを捲る向きを決定するステップと、
前記タッチパネルに接触した当該指によって与えられる押圧力を、当該ページを捲る向きを決定するステップで用いられる当該指の接触位置を出力する該タッチパネルとは別に検出するステップと、
当該押圧力が所定の閾値以上であるか否かを判定するステップと、
当該指の接触位置の移動を測定するステップと、
当該接触位置の移動の量に応じて、ページを捲る速度を決定するステップと、
当該所定の位置範囲との重畳を判定するステップで真の判定がなされ、当該指が押し付けられつつ移動して、当該押圧力が所定の閾値以上であるか否かを判定するステップで真の判定がなされた際、決定された当該向きに、決定された当該速度でページを捲る動作を発動させるステップと
を有することを特徴とするページ捲り方法。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
以上に述べたように、タッチパネルに対する指の操作によってページを捲ることは、物理的なボタン又はキーの操作によって捲る場合と比較して、誤動作が生じやすい傾向にある。
【0007】
特に、指の接触自体でページを捲る場合、ユーザが意図せずにタッチパネルに触れても、ページを捲る動作が発動してしまう。また、それ故、ユーザは、読書又は閲覧中、指を画面から離しておかねばならず、緊張感を覚えてしまう。さらに、指を離した状態では、特に寝転んだ仰向けの姿勢において、装置の保持が困難となる。
【0008】
一方、接触した指の動きでページを捲る場合、読書又は閲覧中での意図しない指のずれによっても、ページを捲る動作が発動してしまう。また、これを防止するため、動作発動のための指の移動量の閾値を大きくすると、大きな指の動作が要求され、読書又は閲覧に適しているとはいえなくなる。
【0009】
そこで、本発明は、操作を行う指を画面に接触させたままであっても、誤動作の抑制されたページ捲りが可能な電子書籍表示装置、ページ捲り方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明によれば、電子書籍のページを画面に表示する画像表示部と、指の接触位置を時間経過に応じて逐次出力するタッチパネルとを備えた電子書籍表示装置であって、
当該指の接触位置が、画面内の少なくとも1つの所定の位置範囲のいずれかと重畳したか否かを判定する接触位置判定手段と、
接触位置判定手段が真の判定を行った際、当該指が重畳した所定の位置範囲に応じて、ページを捲る向きを決定する捲り向き決定手段と、
タッチパネルに接触した当該指によって与えられる押圧力を、ページを捲る向きを決定するのに用いられる当該指の接触位置を出力するタッチパネルとは別に検出する押圧力検出部と、
当該押圧力が所定の閾値以上であるか否かを判定する押圧力判定手段と、
当該指の接触位置の移動を測定する接触位置移動測定手段と、
当該接触位置の移動の量に応じて、ページを捲る速度を決定する捲り速度決定手段と、
接触位置判定手段が真の判定を行
い、
当該指が押し付けられつつ移動して、押圧力判定手段が真の判定を行った際、決定された当該向きに、決定された当該速度でページを捲る動作を発動させる動作制御手段と
を有する電子書籍表示装置が提供される。
【0013】
また、本発明の電子書籍表示装置における他の実施形態によれば、
捲り速度決定手段は、当該押圧力の大きさと
当該接触位置の移動の量との両方に応じて、ページを捲る速度を決定
し、動作制御手段は、決定された当該速度でページを捲る動作を発動させることも好ましい。
【0014】
さらに、本発明の電子書籍表示装置において、少なくとも1つの所定の位置範囲は、画面の右半分の全部又は一部と、該画面の左半分の全部又は一部とであり、捲り向き決定手段は、当該指がいずれに重畳したかに応じて、ページを捲る向きを決定することも好ましい。
【0015】
さらに、本発明の電子書籍表示装置において
、接触位置判定手段が真の判定を行い、且つ押圧力判定手段が偽の判定を行った際、捲り向き決定手段は、当該指の接触位置が重畳した所定の位置範囲に対し、
当該接触位置の移動の向きに応じて、ページを捲る向きを割り当てることも好ましい
。また、この場合、ページを捲る向きが割り当てられた所定の位置範囲を自身の表示位置範囲とするアイコンであって、該ページを捲る向きが明示されたアイコンが、表示されることも好ましい。
【0016】
本発明によれば、さらに、電子書籍のページを画面に表示する画像表示部と、指の接触位置を時間経過に応じて逐次出力するタッチパネルとを備えた電子書籍表示装置に搭載されたプログラムであって、
当該指の接触位置が、画面内の少なくとも1つの所定の位置範囲のいずれかと重畳したか否かを判定する接触位置判定手段と、
接触位置判定手段が真の判定を行った際、当該指が重畳した所定の位置範囲に応じて、ページを捲る向きを決定する捲り向き決定手段と、
タッチパネルに接触した当該指によって与えられる押圧力を、ページを捲る向きを決定するのに用いられる当該指の接触位置を出力する該タッチパネルとは別に検出する押圧力検出部と、
当該押圧力が所定の閾値以上であるか否かを判定する押圧力判定手段と、
当該指の接触位置の移動を測定する接触位置移動測定手段と、
当該接触位置の移動の量に応じて、ページを捲る速度を決定する捲り速度決定手段と、
接触位置判定手段が真の判定を行
い、
当該指が押し付けられつつ移動して、押圧力判定手段が真の判定を行った際、決定された当該向きに、決定された当該速度でページを捲る動作を発動させる動作制御手段と
してコンピュータを機能させる電子書籍表示装置用のプログラムが提供される。
【0017】
本発明によれば、さらにまた、電子書籍のページを画面に表示する画像表示部と、指の接触位置を時間経過に応じて逐次出力するタッチパネルとを備えた電子書籍表示装置におけるページを捲る方法であって、
当該指の接触位置が、画面内の少なくとも1つの所定の位置範囲のいずれかと重畳したか否かを判定するステップと、
当該所定の位置範囲との重畳を判定するステップで真の判定がなされた際、当該指が重畳した所定の位置範囲に応じて、ページを捲る向きを決定するステップと、
タッチパネルに接触した当該指によって与えられる押圧力を、当該ページを捲る向きを決定するステップで用いられる当該指の接触位置を出力する該タッチパネルとは別に検出するステップと、
当該押圧力が所定の閾値以上であるか否かを判定するステップと、
当該指の接触位置の移動を測定するステップと、
当該接触位置の移動の量に応じて、ページを捲る速度を決定するステップと、
当該所定の位置範囲との重畳を判定するステップで真の判定がなされ
、当該指が押し付けられつつ移動して、当該押圧力が所定の閾値以上であるか否かを判定するステップで真の判定がなされた際、決定された当該向きに、決定された当該速度でページを捲る動作を発動させるステップと
を有するページ捲り方法が提供される。
【発明の効果】
【0018】
本発明の電子書籍表示装置、ページ捲り方法及びプログラムによれば、操作を行う指を画面に接触させたままであっても、誤動作の抑制されたページ捲りが可能となる。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。
【0021】
本発明による電子書籍表示装置は、電子書籍のページを表示するディスプレイと、このディスプレイの画面上に配置されたタッチパネルとを備えている。本発明は、画面内の所定の位置範囲、例えば、表示されたページの下隅近傍を指で押し込むことによって、ページを捲る点に特徴を有する。また、指による押圧力の大きさ、押圧時の指の接触位置の移動量、又はこれら両方を調節することによって、ページを捲る速度を制御することができる。
【0022】
尚、タッチパネルは、装置が持つ電子書籍表示機能以外の機能の発動をも可能にし得る。このため、本発明の如く、タッチパネルを備えた電子書籍表示装置は、スマートフォン、タブレット型コンピュータ等の携帯型情報機器であることも少なくない。従って、以下、本発明の実施形態として、電子書籍表示機能付きの携帯型情報機器(以下、携帯型情報機器と称する)を説明する。但し、当然に、本発明は、同機器に限定されるものではなく、例えば、電子ブックリーダ等の電子書籍専用端末であってもよい。
【0023】
図1は、本発明による携帯型情報機器の一実施形態における前面図、及び指による操作の概略図である。
【0024】
図1(A)は、携帯型情報機器1の前面図である。この前面図によれば、ディスプレイ101の画面に、電子書籍104のページ(同図では、第6ページ及び第7ページの見開き2ページ)が表示されている。また、この画面内に、所定の位置範囲であるページ捲り位置範囲105及び106が設けられている。さらに、この画面上に、指の接触位置を時間経過に応じて逐次出力するタッチパネル100が配置されている。
【0025】
ページ捲り位置範囲105及び106は、本実施形態において、それぞれ画面の左半分の一部であるページの左下隅近傍の領域と、画面の右半分の領域の一部であるページの右下隅近傍の領域とになっている。ページを捲る際、ユーザの指がいずれかを押し込むと、ページ捲り動作が可能となる。
【0026】
ページ捲り位置範囲105には、前もって、ページを送る向き(ページ番号を増加させる向き)が割り当てられている。ページを捲る際、指の接触位置がページ捲り位置範囲105と重畳していると、その後のページを捲る向きは、ページを送る向きに決定される。
【0027】
具体的には、
図1(B)に示すように、指の接触位置がページ捲り位置範囲105と重畳した上で、この指がタッチパネル100に押し込まれる。ここで、指による押圧力p
Cが、所定の閾値をp
THとして、
(1) p
C ≧ p
TH
の条件を満たす場合、ページを送る動作が発動する。
図1(B)では、第7ページが捲れて、第8ページ及び第9ページの見開き2ページが画面に表示される。
【0028】
ここで、閾値p
THを、例えば、0.5N(ニュートン)乃至2.0Nの範囲内の値とすることができる。尚、指の押圧力p
Cは、後述する押圧力検出部102(
図5)で検出される。
【0029】
一方、ページ捲り位置範囲106には、前もって、ページを戻す向き(ページ番号を減少させる向き)が割り当てられている。ページを捲る際、指の接触位置がページ捲り位置範囲106と重畳していると、その後のページを捲る向きは、ページを戻す向きに決定される。
【0030】
具体的には、
図1(C)に示すように、指の接触位置がページ捲り位置範囲106と重畳した上で、この指がタッチパネル100に押し込まれる。ここで、指による押圧力p
Cが所定の閾値p
TH以上(p
C≧p
TH)である場合、ページを戻す動作が発動する。
図1(C)では、第6ページが捲れて、第4ページ及び第5ページの見開き2ページが画面に表示される。
【0031】
さらに、ページを送る場合(
図1(B))及び戻す場合(
図1(C))それぞれにおいて、ページを捲る速度v
Pは、押圧力p
Cの大きさに応じて決定される。例えば、指を強く押し込めば押し込むほど、1秒間により多くのページが捲られる。ページを捲る速度v
Pの決定については、後に、
図3(A)を用いて詳細に説明する。
【0032】
いすれにしても、押圧力p
Cの大きさに応じてページを捲る速度v
Pが決定されるので、画面に接触させた指を移動させることなく、ページを捲る動作が可能となる。
【0033】
また、
図1(A)に示すように、ユーザが、表示されたページの上隅(
図1(A)では右上隅)近傍の領域109を指で押し込むことにより、ページに折り目をつけることもできる。領域109は、ページを捲る向きが割り当てられたページ捲り位置範囲とは異なる領域であり、ここを指で押し込んでもページ捲り動作が発動することはない。具体的には、指の接触位置が領域109に重畳し、指による押圧力p
Cが閾値p
TH以上である場合に、ページの上隅(
図1(A)では右上隅)に折り目が表示される。尚、押圧力p
C判定の閾値は、p
THとは異なる値とすることもできる。
【0034】
図2は、本発明による携帯型情報機器の他の実施形態における前面図、及び指による操作の概略図である。
【0035】
図2(A)は、携帯型情報機器1の前面図である。この前面図によれば、
図1(A)と同じく、ディスプレイ101の画面に、電子書籍104のページ(同図では第8ページ(及び第9ページの見開き2ページ))が表示されている。また、この画面内に、所定の位置範囲であるページ捲り位置範囲107が設けられている。さらに、この画面上に、タッチパネル100が配置されている。
【0036】
ページ捲り位置範囲107は、画面の右半分の一部であるページの右下隅近傍の領域になっている。尚、図示されていないが、画面の左半分の一部であるページの左下隅近傍の領域も、ページ捲り位置範囲に指定されている。ここで、ページを捲る際、ユーザの指がページ捲り位置範囲107を押し込み、押し込まれたまま指が移動(スライド)すると、ページを捲る動作が可能となる。
【0037】
ページ捲り位置範囲107には、前もって、ページを戻す向き(ページ番号を減少させる向き)が割り当てられている。ページを捲る際、指の接触位置がページ捲り位置範囲107と重畳していると、その後のページを捲る向きは、ページを戻す向きに決定される。
【0038】
具体的には、
図2(B)に示すように、指の接触位置がページ捲り位置範囲107と重畳した上で、この指がタッチパネル100に押し込まれ、さらに押し込まれたまま移動する。ここで、指による押圧力p
Cが所定の閾値p
TH以上(p
C≧p
TH)である場合、ページを戻す動作が発動する。
図2(C)では、第8ページ、第6ページ及び第4ページが捲れて、第2ページ(及び第3ページの見開き2ページ)が画面に表示される。
【0039】
一方、図示されていないが、ページの左下隅近傍の領域のページ捲り位置範囲には、前もって、ページを送る向き(ページ番号を増加させる向き)が割り当てられている。ページを捲る際、指の接触位置がこのページ捲り位置範囲と重畳していると、その後のページを捲る向きは、ページを送る向きに決定される。また、指の接触位置がこのページ捲り位置範囲と重畳した上で、この指が押し込まれ、さらに移動することによって、ページを送る動作が発動する点は、上述したページ捲り位置範囲107の場合と同様である。
【0040】
さらに、ページを送る場合及び戻す場合それぞれにおいて、ページを捲る速度v
Pは、指の移動量(スライド量)d
Cに応じて決定される。例えば、指をより大きくずらすほど(移動量d
Cをより大きくするほど)、1秒間により多くのページが捲られる。ページを捲る速度v
Pの決定については、後に、
図3(B)を用いて詳細に説明する。
【0041】
また、指の移動量d
Cを測定する際の原点は、指の押圧力p
Cが閾値p
TH以上となった時点での指の接触位置とする。また、この移動量d
Cを、指の絶対的な移動距離とすることも可能であるが、X軸方向(表示された電子書籍の下端辺に沿った方向)での指の移動距離とすることもできる。この場合、ユーザは、物理的な本の縁を指でなぞりながらページを捲る、という現実の体験に近い要領で、ページ捲り動作を行うことができる。
【0042】
尚、以上に述べた
図1及び
図2の実施形態で、読書又は閲覧中、ページ捲り位置範囲の両方に、それぞれ左手の指及び右手の指が置かれていてもよい。いずれかの指が押し込まれない以上、誤動作としてのページ捲りは発動しない。この場合、ページを捲る向きは、指が先に接触したページ捲り位置範囲に割り当てられた向きに決定される、とすることができる。その際、決定されたページ捲りの向きを表示する矢印が、ディスプレイ101の画面に表示されることも好ましい。この矢印が例えば左向きの場合、ページを捲る向きは送る向きであり、右向きの場合、戻す向きとすることができる。これにより、ページ捲り位置範囲の両方に指が置かれていても、決定されているページ捲りの向きを確認した上で、所望のページ捲りを行うことができる。
【0043】
また、
図1及び
図2の実施形態で、2つのページ捲り位置範囲は、それぞれ画面の右半分の全部及び左半分の全部であってもよい。この場合、ユーザは、ページを捲る際、兎に角、画面内の右側又は左側を指で押し込めばよい。また、2つのページ捲り位置範囲は、読書又は閲覧の障害にならないように、ユーザから視認されないことも好ましいが、障害にならない範囲で視認可能とすることもできる。
【0044】
さらに、
図1及び
図2の実施形態では、電子書籍が右綴じ(縦書き)であるが、当然に、左綴じ(一般に横書き)であってもよい。左綴じの場合、画面の左半分の領域の全部又は一部にページを戻す向き(ページ番号を減少させる向き)が割り当てられ、画面の右半分の領域の全部又は一部にページを送る向き(ページ番号を増加させる向き)が割り当てられることが好ましい。さらに、電子書籍は、見開きではなく、単ページで表示されてもよく、その他種々の形式で表示され得る。また、携帯型情報機器1も、片手で保持して使用可能なサイズのものでもよい。
【0045】
以上、
図1及び
図2の実施形態によれば、画面内のページ捲り位置範囲を指で押し込むことによって、ページを捲る動作を発動させることができる。その結果、操作を行う指を画面に接触させたままであっても、誤動作の抑制されたページ捲りが可能となる。
【0046】
尚、従来、ページを捲る方法として、画面にスライドバーを設け、このバーを指でドラッグしてドラッグ量に応じた位置のページまでジャンプする技術がある。この場合、スライドバーにまで指を移動させねばならない。このため、指の移動量が大きくなり、さらに、機器本体を持ち替える必要も生じてしまう。これに対して、
図1及び
図2の実施形態では、指の接触位置を動かさずに、又は指を容易に動く範囲内で移動させるだけで、所望の速度v
Pのページ捲り動作を発動させることができる。また、ページを捲るために機器本体を持ち替える必要もない。
【0047】
図3は、ページ捲り速度v
Pを決定する方法を説明するグラフである。
【0048】
図3(A)には、
図1を用いて説明した実施形態での、指による押圧力p
Cとページ捲り速度v
Pとの関係として、3a及び3bの2種類が示されている。
図1の実施形態では、ページを捲る速度v
Pは、押圧力p
Cの大きさに応じて決定される。
【0049】
関係3aでは、指の押圧力p
Cが閾値p
TH未満である場合、ページ捲り速度v
Pはゼロである。また、指の押圧力p
Cがp
TH≦p
C<p
TH1の区間内にあるとき、ページ捲り速度v
Pはv
AD1に設定され、押圧力p
Cがp
TH1≦p
C<p
TH2の区間内にあるとき、ページ捲り速度v
Pはv
P2(>v
P1)であり、p
TH2≦p
Cの区間内にあるとき、v
P3(>v
P2)に設定される。この場合、指を押し込んでいくと、ページ捲り速度v
Pは、段階的に増加していく。
【0050】
また、関係3bでは、ページ捲り速度v
Pは、押圧力p
Cと正の傾きの線形関係にあり、押圧力p
Cの増加に応じて連続的により高い値に設定される。この場合、指を押し込めば押し込むほど、(p
C−p
TH)の値に比例して、ページ捲り速度v
Pは増加していく。
【0051】
ここで、関係3a及び3bのいずれにおいても、押圧力p
Cに閾値p
THが設けられている。これにより、ユーザは、指を押し込むという所定の確実な動作を行って初めて、ページを捲ることができる。すなわち、ユーザが指を接触させただけでは捲れない。その結果、誤動作が抑制されたページ捲りが可能となる。
【0052】
また、ページの捲れ方として、1枚ずつ捲れてもよいし、複数枚ずつ捲れてもよい。例えば、速度v
P=4枚/秒である場合、0.25秒毎に1枚ずつページが捲れてもよく、0.5秒毎に2枚ずつページが捲れてもよい。さらに、指で押し込んでいる間、ページは、押圧力p
Cに応じた速度v
Pで順次捲れていく。尚、ページ捲り動作を停止させるには、指による押圧を弱めて押圧力p
Cをp
TH未満とするか、又は指をタッチパネル100から離反させる。
【0053】
図3(B)には、
図2を用いて説明した実施形態での、指の移動量d
Cとページ捲り速度v
Pとの関係として、3c及び3dの2種類が示されている。
図2の実施形態では、ページを捲る速度v
Pは、指の移動量d
Cに応じて決定される。
【0054】
関係3cでは、指の移動量d
Cが閾値d
TH未満である場合、ページ捲り速度v
Pはゼロである。また、指の移動量d
Cがd
TH≦d
C<d
TH1の区間内にあるとき、ページ捲り速度v
Pはv
P4に設定され、移動量d
Cがd
TH1≦d
C<d
TH2の区間内にあるとき、ページ捲り速度v
Pはv
P5(>v
P4)であり、d
TH2≦d
Cの区間内にあるとき、v
P6(>v
P5)に設定される。この場合、指の押し込みながらの移動量d
Cを大きくすると、ページ捲り速度v
Pは、段階的に増加していく。
【0055】
また、関係3dでは、ページ捲り速度v
Pは、移動量d
Cと正の傾きの線形関係にあり、移動量d
Cの増加に応じて連続的により高い値に設定される。この場合、指を移動させればさせるほど、(d
C−d
TH)の値に比例して、ページ捲り速度v
Pは増加していく。
【0056】
ここで、関係3c及び3dのいずれにおいても、移動量d
Cに閾値d
THが設けられている。これにより、ユーザの指が意図せずに若干ずれたとしても、ページの捲れる事態が回避される。その結果、誤動作が抑制されたページ捲りが可能となる。また、本実施形態でも、ページ捲り動作発動の条件に、p
C≧p
THが含まれている(
図2(B)参照)。すなわち、ユーザが指を軽く接触させて移動させてもページは捲れない。その結果、さらに、誤動作の抑制が担保される。
【0057】
また、ページの捲れ方として、ページが複数枚ずつ捲れてもよいし、1枚ずつ捲れてもよい。例えば、速度v
P=8枚/秒である場合、0.5秒毎に4枚ずつページが捲れてもよく、0.125秒毎に1枚ずつページが捲れてもよい。さらに、押し込みながら移動させた指を停止させている間も、ページは、移動量d
Cに応じた速度v
Pで順次捲れていく。尚、ページ捲り動作を停止させるには、指を当初の押圧位置に戻すか(移動量d
C=0)、指による押圧を弱めて押圧力p
Cをp
TH未満とするか、又は指をタッチパネル100から離反させる。
【0058】
図3(C)は、更なる他の実施形態での、指の押圧力p
C及び移動量d
Cとページ捲り速度v
Pとの関係を示している。この実施形態は、
図2で説明した実施形態(ページ捲り速度v
Pが指の移動量d
Cに依存)において、ページ捲り速度v
Pが、指の押圧力p
C及び移動量d
Cの両方に応じて決定されるものである。
【0059】
図3(C)によれば、指の押圧力p
Cが閾値p
TH未満である場合、ページ捲り速度v
Pは、関係3e1に示すように常にゼロである。また、指の押圧力p
Cがp
TH≦p
C<p
TH1の区間内にあるとき、ページ捲り速度v
Pは、指の移動量d
Cに対して、関係3e2に示すような関数となる。さらに、押圧力p
Cがp
TH1≦p
C<p
TH2の区間内にあるとき、ページ捲り速度v
Pは、指の移動量d
Cに対して、関係3e3に示すような関数となり、p
TH2≦p
Cの区間内にあるとき、関係3e4に示すような関数となる。尚、関係3e2乃至3e4はそれぞれ、階段状のグラフとなっているが、破線で示すように直線、又は曲線のグラフであってもよい。
【0060】
ここで、ページの捲れ方として、ページが1枚ずつ捲れてもよいし、複数枚ずつ捲れてもよい。また、移動量d
Cが0≦d
C<d
TH3の区間内にあるとき、ページは1枚ずつ捲れ、d
TH3≦d
C<d
TH4の区間内にあるとき、ページは2枚ずつ捲れ、d
TH4≦d
Cの区間内にあるとき、ページは3枚ずつ捲れることも好ましい。この場合、ユーザは、最初に所定の押圧力p
Cをもって指で押し込み、この押圧力p
C(及び移動量d
C=0)に応じたページ捲り速度v
P、例えばv
P=4枚/秒を得る。これにより、0.25秒毎に1枚ずつページが捲れる。次いで、この押圧力p
Cのまま指を移動量d
Cだけ移動させ、これら押圧力p
C及び移動量d
C(例えばd
TH3≦d
C<d
TH4)に応じたページ捲り速度v
P、例えばv
P=8枚/秒を得る。これにより、同じ0.25秒毎ではあるが一度に2枚ずつページが捲れる。
【0061】
以上、本発明によれば、指による押圧力p
Cの大きさ、押圧時の指の接触位置の移動量d
C、又はこれら両方を調節することによって、ページを捲る速度v
Pを制御することができる。これにより、操作を行う指を画面に接触させたままであっても、所望のページ分を確実に速く捲ることが可能となる。
【0062】
図4は、本発明による携帯型情報機器の更なる他の実施形態における前面図、及び指による操作の概略図である。
【0063】
図4(A)は、携帯型情報機器1の前面図である。この前面図によれば、携帯型情報機器1は片手で保持される。また、ディスプレイ101の画面に、電子書籍104が単ページ(同図では第8ページ)で表示され、さらに、ページ捲りアイコン108が表示されている。また、この画面上に、タッチパネル100が配置されている。
【0064】
本実施形態では、ページを捲る向きが、ページ捲りアイコン(所定の位置範囲)108に割り当てられる。すなわち、ページ捲りアイコン108の表示位置範囲が、ページを捲る向きが割り当てられる所定の位置範囲となる。
【0065】
ページ捲りアイコン108は、保持した片手の指が届く範囲内に位置していることが好ましい。
図4(A)では、画面に表示されたページの右下隅近傍に位置している。これにより、後述するように、片手の指でページを捲ることが可能となる。尚、ページ捲りアイコン108の代わりに、
図1(A)のページ捲り位置範囲106のような位置範囲を用いることも可能である。この場合、この位置範囲は、読書又は閲覧の障害にならない形で視認されることも好ましい。
【0066】
ページを捲る向きの割り当ての際、最初に、ユーザの指が、ページ捲りアイコン108に接触する(ページ捲りアイコン108の表示位置範囲に重畳する)。この際の押圧力p
Cは、閾値p
TH未満であり(p
C<p
TH)、ページ捲り動作発動の条件は満たされない。次いで、
図4(B)に示すように、ユーザの指が、タッチパネル100に接触したまま移動(スライド)する。
【0067】
その際の移動が、より左側に向かう向きの場合、ページ捲りアイコン108(の表示位置範囲)に、ページを送る向き(ページ番号を増加させる向き)が割り当てられる。一方、より右側に向かう向きの場合、ページ捲りアイコン108(の表示位置範囲)に、ページを戻す向き(ページ番号を減少させる向き)が割り当てられる。ここで、ページ捲りアイコン108に、割り当てられた向きが明示されることも好ましい(
図4(A)では、三角印で明示)。これにより、ユーザは、現在の、ページを捲る向きの割り当てを、ひと目で確認することができる。
【0068】
その後、ページを捲るため、ユーザは、
図4(C)に示すように、向きの割り当てられたページ捲りアイコン108を、閾値p
TH以上の押圧力p
C(p
C≧p
TH)をもって指で押し込む。これにより、ページ捲り動作が発動し、ページが、割り当てられた向きに捲れる(
図4(C)ではページを戻す向きであり、結果として第7ページになる)。ここで、ページ捲り速度v
Pは、
図3(A)で説明した形態と同様に、押圧力p
Cの大きさに応じて決定される。また、指を押し込んでいる間、ページは速度v
Pで捲れ続ける。
【0069】
また、変更態様として、ユーザが、指でページ捲りアイコン108を押し込みながら、この指を移動させることによって、ページ捲り動作が発動することも好ましい。この場合、ページ捲り速度v
Pは、
図3(B)で説明した形態と同様に、指の移動量d
Cに応じて決定されてもよく、
図3(C)で説明した形態と同様に、押圧力p
Cの大きさ及び移動量d
Cの両方に応じて決定されてもよい。
【0070】
以上、
図4の実施形態によれば、機器を保持した片手の指でも、ページを捲る向きを決定し、ページを捲ることが可能となる。
【0071】
図5は、本発明による携帯型情報機器の一実施形態を示す機能構成図である。
【0072】
図5によれば、携帯型情報機器1は、タッチパネル100と、ディスプレイ101と、押圧力検出部102と、プロセッサ・メモリとを有する。
【0073】
また、プロセッサ・メモリは、接触位置判定部121と、接触位置移動測定部122と、押圧力判定部123と、捲り向き決定部124と、捲り速度決定部125と、動作制御部126と、表示制御部111と、アプリケーション処理部112とを有する。ここで、プロセッサ・メモリは、プログラムを実行することによってその機能を実現させる。
【0074】
ディスプレイ101は、電子書籍104のページを含む画像を表示する。また、タッチパネル100は、ディスプレイ101の画面上に配置されており、ユーザの指の接触位置を時間経過に応じて逐次出力する。このタッチパネル100として、投影型静電容量方式タッチパネル、表面型静電容量方式タッチパネル、抵抗膜方式タッチパネル、超音波表面弾性波方式タッチパネル、又は赤外線走査方式タッチパネル等を採用することができる。
【0075】
押圧力検出部102は、タッチパネル100(ページ捲り位置範囲105乃至107、及びページ捲りアイコン108の各々)に指によって与えられる押圧力p
Cを検出する。押圧力検出部102は、例えば、タッチパネル100の四隅下に設置されており、指を押し付けられ僅かに撓んだタッチパネル100が自身に及ぼす押圧の合計を、押圧力p
Cとして検出する。押圧力検出部102は、例えば、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)等の圧電材料を用いて形成された圧電センサとすることができる。
【0076】
接触位置判定部121は、タッチパネル100から出力される指の接触位置信号を入力し、指の接触位置が、画面内の所定の位置範囲のいずれかと重畳したか否かを判定する。例えば、
図1の実施形態では、ページ捲り位置範囲105と重畳したか否かを判定し、さらにページ捲り位置範囲106と重畳したか否かをも判定する(いずれかと重畳していれば真と判定する)。また、この判定結果及び指が重畳した位置範囲の情報を、捲り向き決定部124に出力する。
【0077】
接触位置移動測定部122は、タッチパネル100から出力される指の接触位置信号を入力し、指の接触位置の移動の向きを測定して、この測定結果を捲り向き決定部124に出力する。また、指の接触位置の移動量d
Cを測定して、この測定結果を捲り速度決定部125に出力する。
【0078】
押圧力判定部123は、押圧力検出部102から出力される押圧力信号を入力し、指による押圧力p
Cの大きさを捲り速度決定部125に出力する。また、押圧力判定部123は、指による押圧力p
Cと所定の閾値p
THとの大小関係を判定し、この判定結果を動作制御部126に出力する。
【0079】
捲り向き決定部124は、接触位置判定部121からの判定結果に基づいて、ページを捲る向きを決定する。また、捲り向き決定部124は、接触位置移動測定部122からの測定結果に基づいて、指の接触位置が重畳した所定の位置範囲に、ページを捲る向きを割り当てる。また、これらの結果を動作制御部126に出力する。
【0080】
捲り速度決定部125は、押圧力判定部123及び/又は接触位置移動測定部122からの測定結果に基づいて、ページを捲る速度v
pを決定する。また、この決定結果を動作制御部126に逐次出力する。
【0081】
動作制御部126は、捲り向き決定部124及び捲り速度決定部125からの情報と、押圧力判定部123からの判定結果とを入力する。次いで、これらに基づいて、決定された向き及び速度v
Pによるページ捲り動作の発動を、表示制御部111に指示する。
【0082】
また、動作制御部126は、指の接触位置が重畳したページ捲りアイコン108(所定の位置範囲)に、決定された向きを割り当てるように、表示制御部111に指示する。さらに、動作制御部126は、接触位置判定部121及び押圧力判定部123からの情報を入力する。次いで、これらの情報に基づいて、ページの上隅に折り目を表示するように、表示制御部111に指示する。
【0083】
表示制御部111は、動作制御部126からのページ捲り動作、及び折り目を表示する動作の発動情報を入力し、指示された動作に応じた電子書籍104の画像をディスプレイ101に表示させる。また、表示制御部126は、向きが割り当てられたページ捲りアイコン108(所定の位置範囲)をディスプレイ101に表示させる。さらに、アプリケーション処理部112からの(電子書籍読書・閲覧用等の)アプリケーション処理情報を入力して、アプリケーションの実行に応じた画像をディスプレイ101に表示させる。
【0084】
図6乃至
図9は、本発明によるページ捲り方法の種々の実施形態を示すフローチャートである。これらのフローチャートを用いて、プロセッサ・メモリで実施されるページ捲り方法の各実施形態を説明する。
【0085】
図6は、ページ捲り方法に係る
図1(
図3(A))の実施形態に対応したフローチャートである。
図6によれば、最初に、表示制御部111が、電子書籍104のページの画像をディスプレイ101に表示させる(ステップS601)。次いで、タッチパネル100が、指の接触位置を測定する(ステップS602)。次いで、接触位置判定部121が、指の接触位置が画面内のページ捲り位置範囲のいずれかと重畳したか否かを判定する(ステップS603)。
【0086】
ここで、接触位置判定部121が真の判定、すなわち指の接触位置が画面内のページ捲り位置範囲のいずれかと重畳したとの判定を行った際、捲り向き決定部124が、指が重畳したページ捲り位置範囲に応じて、ページを捲る向きを決定する(ステップS604)。一方、接触位置判定部121が偽の判定を行った際、ページ捲り動作は発動せず終了する。
【0087】
尚、タッチパネル100がマルチタッチ(複数点検出)可能であって、指の重畳したページ捲り位置範囲が複数認識された場合は、前回のページ捲り動作の際に決定された向きを、そのまま引き継ぎ、改めて、ページを捲る向きとしてもよい。
【0088】
ステップS604の後、押圧力検出部102が、タッチパネル100に接触した指によって与えられる押圧力p
Cを検出する(ステップS605)。次いで、押圧力判定部123が、押圧力p
Cが所定の閾値p
TH以上であるか否かを判定する(ステップS606)。
【0089】
押圧力判定部123が真の判定、すなわちp
C≧p
THであるとの判定を行った際、捲り速度決定部125が、押圧力p
Cの大きさに応じて、ページを捲る速度v
Pを決定する(ステップS607)。一方、押圧力判定部123が偽の判定を行った際、ページ捲り動作は発動せず、ステップS602に戻る。
【0090】
ステップS607の後、動作制御部126は、決定された向きに、決定された速度v
Pでページを捲る動作を発動させる(ステップS608)。その後、ページ捲り動作が継続するか否かを判断すべく、ステップS602に戻る。
【0091】
図7は、ページ捲り方法に係る
図2(
図3(B))の実施形態に対応したフローチャートである。このフローチャートのうち、
図6と共通するステップ又は内容については、説明を省略する。
【0092】
図7によれば、ステップS703で、接触位置判定部121が真の判定、すなわち指の接触位置が画面内のページ捲り位置範囲のいずれかと重畳したとの判定を行った際、捲り向き決定部124が、指が重畳したページ捲り位置範囲に応じて、ページを捲る向きを決定する(ステップS704)。
【0093】
次いで、押圧力検出部102が、タッチパネル100に接触した指によって与えられる押圧力p
Cを検出する(ステップS705)。次いで、押圧力判定部123が、押圧力p
Cが所定の閾値p
TH以上であるか否かを判定する(ステップS706)。
【0094】
押圧力判定部123が真の判定、すなわちp
C≧p
THであるとの判定を行った際、接触位置移動測定部122が、指の接触位置の移動量d
Cを測定する(ステップS707)。次いで、捲り速度決定部125が、移動量d
Cに応じて、ページを捲る速度v
Pを決定する(ステップS708)。一方、押圧力判定部123が偽の判定を行った際、ページ捲り動作は発動せず、ステップS702に戻る。
【0095】
ステップS708の後、動作制御部126は、決定された向きに、決定された速度v
Pでページを捲る動作を発動させる(ステップS709)。その後、ページ捲り動作が継続するか否かを判断すべく、ステップS702に戻る。
【0096】
図8は、ページ捲り方法に係る
図3(C)(
図2)の実施形態に対応したフローチャートである。このフローチャートのうち、
図6と共通するステップ又は内容については、説明を省略する。
【0097】
図8によれば、ステップS803で、接触位置判定部121が真の判定、すなわち指の接触位置が画面内のページ捲り位置範囲のいずれかと重畳したとの判定を行った際、捲り向き決定部124が、指が重畳したページ捲り位置範囲に応じて、ページを捲る向きを決定する(ステップS804)。
【0098】
次いで、押圧力検出部102が、タッチパネル100に接触した指によって与えられる押圧力p
Cを検出する(ステップS805)。次いで、押圧力判定部123が、押圧力p
Cが所定の閾値p
TH以上であるか否かを判定する(ステップS806)。
【0099】
押圧力判定部123が真の判定、すなわちp
C≧p
THであるとの判定を行った際、接触位置移動測定部122が、指の接触位置の移動量d
Cを測定する(ステップS807)。次いで、捲り速度決定部125が、押圧力p
Cの大きさ及び移動量d
Cに応じて、ページを捲る速度v
Pを決定する(ステップS808)。一方、押圧力判定部123が偽の判定を行った際、ページ捲り動作は発動せず、ステップS802に戻る。
【0100】
ステップS808の後、動作制御部126は、決定された向きに、決定された速度v
Pでページを捲る動作を発動させる(ステップS809)。その後、ページ捲り動作が継続するか否かを判断すべく、ステップS802に戻る。
【0101】
図9は、ページ捲り方法に係る
図4の実施形態に対応したフローチャートである。このフローチャートのうち、
図6と共通するステップ又は内容については、説明を省略する。
【0102】
図9によれば、ステップS903で、接触位置判定部121が真の判定、すなわち指の接触位置が画面内のページ捲りアイコン108(所定の位置範囲)と重畳したとの判定を行った際、押圧力検出部102が、タッチパネル100に接触した指によって与えられる押圧力p
Cを検出する(ステップS904)。次いで、押圧力判定部123が、押圧力p
Cが所定の閾値p
TH以上であるか否かを判定する(ステップS905)。
【0103】
押圧力判定部123が偽の判定、すなわちp
C<p
THであるとの判定を行った際、接触位置移動測定部122が、指の接触位置の移動の向きを測定する(ステップS906)。次いで、捲り向き決定部124が、指が重畳したページ捲りアイコン108に対し、測定された接触位置の移動の向きに応じて、ページを捲る向きを割り当てる(ステップS907)。
【0104】
ここで、ページ捲りアイコン108には、当初から、いずれかのページを捲る向きが割り当てられており、ステップS907では、新たな向きを上書きすることになる。また、移動量d
Cが所定の閾値d
TH未満(d
C<d
TH)の場合、ページを捲る向きを、現状割り当てられている向きとし、割り当てを終了する。
【0105】
次いで、ページ捲りアイコン108において、割り当てられたページを捲る向きを明示する(S908)。その後、ページ捲り動作が発動するか否かを判断すべく、ステップS902に戻る。
【0106】
一方、押圧力判定部123が真の判定、すなわちp
C≧p
THであるとの判定を行った際、捲り向き決定部124が、ページを捲る向きを、ページ捲りアイコン108に割り当てられた向きに決定する(ステップS909)。次いで、捲り速度決定部125が、押圧力p
Cの大きさに応じて、ページを捲る速度v
Pを決定する(ステップS910)。
【0107】
次いで、動作制御部126は、決定された向きに、決定された速度v
Pでページを捲る動作を発動させる(ステップS911)。その後、ページ捲り動作が継続するか否かを判断すべく、ステップS902に戻る。
【0108】
以上、詳細に説明したように、本発明の電子書籍表示装置、ページ捲り方法及びプログラムによれば、画面内の所定の位置範囲(ページ捲り位置範囲、ページ捲りアイコン)を指で押し込むことによって、ページを捲る動作を発動させることができる。その結果、操作を行う指を画面に接触させたままであっても、誤動作の抑制されたページ捲りが可能となる
【0109】
また、指による押圧力p
Cの大きさ、押圧時の指の接触位置の移動量d
C、又はこれら両方を調節することによって、ページを捲る速度v
Pを制御することができる。これにより、操作を行う指を画面に接触させたままであっても、所望のページ分を確実に速く捲ることが可能となる。
【0110】
前述した本発明の種々の実施形態について、本発明の技術思想及び見地の範囲の種々の変更、修正及び省略は、当業者によれば容易に行うことができる。前述の説明はあくまで例であって、何ら制約しようとするものではない。本発明は、特許請求の範囲及びその均等物として限定するものにのみ制約される。