(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】5963340
(24)【登録日】2016年7月8日
(45)【発行日】2016年8月3日
(54)【発明の名称】ブロックメモ
(51)【国際特許分類】
B42D 5/00 20060101AFI20160721BHJP
B42D 15/00 20060101ALI20160721BHJP
【FI】
B42D5/00
B42D15/00 301A
【請求項の数】2
【全頁数】7
(21)【出願番号】特願2016-81691(P2016-81691)
(22)【出願日】2016年4月15日
【審査請求日】2016年4月15日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】512040451
【氏名又は名称】辰己 邦明
(74)【代理人】
【識別番号】100080746
【弁理士】
【氏名又は名称】中谷 武嗣
(72)【発明者】
【氏名】辰己 邦明
【審査官】
吉田 英一
(56)【参考文献】
【文献】
特開2015−139942(JP,A)
【文献】
実開昭56−094366(JP,U)
【文献】
特開2007−118384(JP,A)
【文献】
登録実用新案第3142648(JP,U)
【文献】
登録実用新案第3169097(JP,U)
【文献】
米国特許出願公開第2010/0149597(US,A1)
【文献】
実開昭53−100025(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B42D 5/00
B42D 15/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
多数枚の矩形メモ用紙(3)を重ね合わせて1枚ずつ剥離可能に上記矩形の1辺(4)を相互に貼着したブロックメモに於て、
各上記矩形メモ用紙(3)が、
複数の円弧状線から成り全体が円形状であって、隣り合う該円弧状線の間に微小残部(5)が配設され、該微小残部(5)を切断して円形状メモ用紙(7)を取り出し可能な第1打抜き線(1)と、
該第1打抜き線(1)の一直径上に配設され上記円形状メモ用紙(7)を倒立V字形状に2つ折りするための折曲げ予定線部(6)と、
上記第1打抜き線(1)から切り離して取り出された上記円形状メモ用紙(7)を上記折曲げ予定線部(6)にて折り曲げた倒立V字形状の使用状態で上記折曲げ予定線部(6)から突出する突出片部(8)を形成する第2打抜き線(2)とを、備えており、
上記円形状メモ用紙(7)を折曲げ予定線部(6)にて折り曲げたシーソー運動立体物(M)が被載置面に接地する2つの接地円弧部の各々に配設される上記微小残部(5)を、0個又は1個もしくは2個に設定し、
上記第1打抜き線(1)の内部領域(Y)にメモ記入予定用空白部(9)を有し、該空白部(9)を除いた部位に印刷が施されており、該印刷のデザインが、上記第1打抜き線(1)の内部領域(Y)と外部領域(Z)とを連続状として描かれていることを特徴とするブロックメモ。
【請求項2】
多数枚の矩形メモ用紙(3)を重ね合わせて1枚ずつ剥離可能に上記矩形の1辺(4)を相互に貼着したブロックメモに於て、
各上記矩形メモ用紙(3)が、
複数の円弧状線から成り全体が円形状であって、隣り合う該円弧状線の間に微小残部(5)が配設され、該微小残部(5)を切断して円形状メモ用紙(7)を取り出し可能な第1打抜き線(1)と、
該第1打抜き線(1)の左右方向一直径上に配設され上記円形状メモ用紙(7)を倒立V字形状に2つ折りするための折曲げ予定線部(6)と、
上記第1打抜き線(1)から切り離して取り出された上記円形状メモ用紙(7)を上記折曲げ予定線部(6)にて折り曲げた倒立V字形状の使用状態で上記折曲げ予定線部(6)から突出する突出片部(8)を形成する第2打抜き線(2)とを、備えており、
上記微小残部(5)が、左右各々の中心角度(α)に対応する範囲内のみに設けられ、該中心角度(α)を、45°≦α≦90°に設定し、
上記第1打抜き線(1)の内部領域(Y)にメモ記入予定用空白部(9)を有し、該空白部(9)を除いた部位に印刷が施されており、該印刷のデザインが、上記第1打抜き線(1)の内部領域(Y)と外部領域(Z)とを連続状として描かれていることを特徴とするブロックメモ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ブロックメモに関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、複数枚の矩形メモ用紙を重ね合わせて矩形の一辺を相互に貼着したメモ用紙がある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
しかし、メモ用紙に伝言メモを記入して机上に置いて渡す場合、平面状なので、目立ちにくいという欠点があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2007−22055号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
解決しようとする課題は、メモ用紙に伝言メモを記入して机上に置いて渡す場合、平面状なので、目立ちにくい点である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
そこで、本発明に係るブロックメモは、多数枚の矩形メモ用紙を重ね合わせて1枚ずつ剥離可能に上記矩形の1辺を相互に貼着したブロックメモに於て、各上記矩形メモ用紙が、
複数の円弧状線から成り全体が円形状であって、隣り合う該円弧状線の間に微小残部
が配設され、該微小残部を切断して円形状メモ用紙
を取り出し可能な第1打抜き線と、該第1打抜き線の一直径上に配設され上記円形状メモ用紙を倒立V字形状に2つ折りするための折曲げ予定線部と、上記第1打抜き線から切り離して取り出された上記円形状メモ用紙を上記折曲げ予定線部にて折り曲げた倒立V字形状の使用状態で上記折曲げ予定線部から突出する突出片部を形成する第2打抜き線とを、備えて
おり、上記円形状メモ用紙を折曲げ予定線部にて折り曲げたシーソー運動立体物が被載置面に接地する2つの接地円弧部の各々に配設される上記微小残部を、0個又は1個もしくは2個に設定し、上記第1打抜き線の内部領域にメモ記入予定用空白部を有し、該空白部を除いた部位に印刷が施されており、該印刷のデザインが、上記第1打抜き線の内部領域と外部領域とを連続状として描かれているものである。
【0007】
また、
多数枚の矩形メモ用紙を重ね合わせて1枚ずつ剥離可能に上記矩形の1辺を相互に貼着したブロックメモに於て、各上記矩形メモ用紙が、複数の円弧状線から成り全体が円形状であって、隣り合う該円弧状線の間に微小残部が配設され、該微小残部を切断して円形状メモ用紙を取り出し可能な第1打抜き線と、該第1打抜き線の左右方向一直径上に配設され上記円形状メモ用紙を倒立V字形状に2つ折りするための折曲げ予定線部と、上記第1打抜き線から切り離して取り出された上記円形状メモ用紙を上記折曲げ予定線部にて折り曲げた倒立V字形状の使用状態で上記折曲げ予定線部から突出する突出片部を形成する第2打抜き線とを、備えており、上記微小残部が、左右各々の中心角度αに対応する範囲内のみに設けられ、該中心角度αを、45°≦α≦90°に設定し、上記第1打抜き線の内部領域にメモ記入予定用空白部を有し、該空白部を除いた部位に印刷が施されて
おり、該印刷のデザインが、上記第1打抜き線の内部領域と外部領域とを連続状として描か
れているものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明のブロックメモによれば、メモ用紙に伝言メモを記入したシーソー運動可能な立体形状として机上に置くことができる。このようなシーソー運動立体物として、目立たせて、伝言メモを渡す相手の注意を引き、確実に伝言を伝えることができる。さらに、円形状メモ用紙は、未使用状態下でバラバラにならないので、缶(ケース)に入れる必要がない。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】本発明の第1の実施の形態を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図示の実施の形態に基づいて本発明を詳説する。
図1及び
図2は、本発明の第1の実施の形態を示す。このブロックメモは、多数枚(例えば100枚〜600枚)の矩形メモ用紙3が重ね合わせられて1枚ずつ剥離可能に上記矩形の1辺4を糊Nにて相互に貼着されている。
【0011】
各矩形メモ用紙3が、微小残部5を残した円形状であって、微小残部5を切断して円形状メモ用紙7が取り出し可能な第1打抜き線1を備える。第1打抜き線1は、例えば、トムソン刃にて打抜いて形成することができる。微小残部5が、第1打抜き線1が配設される円上に均等な中心角度となるように、5箇所に設けられている。
【0012】
第1打抜き線1の一直径上に配設され円形状メモ用紙7を倒立V字形状に2つ折りするための折曲げ予定線部6を備える。折曲げ予定線部6は、好ましくは、ハーフカットにて形成される。この場合、容易かつ美しく折曲げることができる。
【0013】
第1打抜き線1から切り離して取り出された円形状メモ用紙7を折曲げ予定線部6にて折り曲げた倒立V字形状の使用状態(
図3参照)で折曲げ予定線部6から突出する突出片部8を形成する円弧状第2打抜き線2を、備える。
【0014】
第1打抜き線1の内部領域Yにメモ記入予定用空白部9を有し、空白部9を除いた部位(例えば
図1〜
図3に於ける網掛け部分)に印刷が施されている(図示省略)。空白部9は、突出片部8にわたって設けられている。第1打抜き線1の内部領域Yと外部領域Zとを連続状として描かれた印刷デザインが、施されている。
【0015】
図3は、本発明のブロックメモの使用状態を示す。あらかじめ空白部9に伝言メモ11(
図3の例では「至急連絡ください」)を記入した後、第1打抜き線1にて切り離して円形状メモ用紙7とし、円形状メモ用紙7を折曲げ予定線部6にて折り曲げられてシーソー運動可能な立体形状(シーソー運動立体物M)として、机上等に置いて使用される。指で折曲げ予定線部6を下方へ軽く押圧した後、指を離す等して、円形状メモ用紙7(シーソー運動立体物M)をゆらゆらとシーソー運動(揺動)させることができる。このようなシーソー運動立体物Mとして、目立たせて、伝言メモ11を渡す相手の注意を引き、確実に伝言を伝えることができる。
【0016】
図4は、第2の実施の形態を示す。空白部9が突出片部8以外の部分に設けられている。その他の構成は、第1の実施の形態と同様である。
【0017】
図5は、第3の実施の形態を示す。微小残部5が、左右各々の中心角度αに対応する範囲内のみに設けられている。中心角度αを、45°≦α≦90°に設定する。例えば、α=60°に設定する。中心角度αを上記範囲に設定する場合、使用状態に於て、シーソー運動立体物Mとして、机等の被載置面に対して、微小残部5の一部から成る微小突出子が接触せず、円形状メモ用紙7(シーソー運動立体物M)をスムースにゆらゆらとシーソー運動(揺動)させることができる。その他の構成は、第1の実施の形態と同様である。
【0018】
なお、本発明に於て、「円形状」には、樽型、小判型、レモン型等の一対の円弧部を有する円形以外の形状を含むものとする。
本発明は、設計変更可能であって、例えば、第2打抜き線2の形状が、円弧形状以外であっても良く、例えば、
図6,
図7に示すように、雲型、動物型、植物型等とするも好ましい。また、微小残部5の個数は増減自由であって、例えば、3つ、8つ等とするも良い。また、第1打抜き線1の外部領域Zに全体的にわたって印刷を施すも好ましい。
【0019】
以上のように、本発明は、多数枚の矩形メモ用紙3を重ね合わせて1枚ずつ剥離可能に上記矩形の1辺4を相互に貼着したブロックメモに於て、各上記矩形メモ用紙3が、微小残部5を残した円形状であって、該微小残部5を切断して円形状メモ用紙7が取り出し可能な第1打抜き線1と、該第1打抜き線1の一直径上に配設され上記円形状メモ用紙7を倒立V字形状に2つ折りするための折曲げ予定線部6と、上記第1打抜き線1から切り離して取り出された上記円形状メモ用紙7を上記折曲げ予定線部6にて折り曲げた倒立V字形状の使用状態で上記折曲げ予定線部6から突出する突出片部8を形成する第2打抜き線2とを、備えているので、矩形メモ用紙3(円形状メモ用紙7)に伝言メモ11を記入したシーソー運動可能な立体形状として机上に置くことができる。このようなシーソー運動立体物Mとして、目立たせて、伝言メモ11を渡す相手の注意を引き(アイキャッチでき)、確実に伝言を伝えることができる。
【0020】
さらに、円形状メモ用紙7は、未使用状態下でバラバラにならないので、缶(ケース)に入れる必要がなく、取り出しが容易であるとともに、安価に製造できる。さらに、(円形状メモ用紙7の)全体の打抜きまでは不要なので、容易に製造することができる。
【0021】
また、上記第1打抜き線1の内部領域Yにメモ記入予定用空白部9を有し、該空白部9を除いた部位に印刷が施されているので、伝言メモ11を記入しやすい。
また、上記第1打抜き線1の内部領域Yと外部領域Zとを連続状として描かれた印刷デザインが、施されているので、円形状メモ用紙7の周縁部(第2打抜き線2近傍)の印刷を美しく見せることができる。
【符号の説明】
【0022】
1 (円形状)第1打抜き線
2 第2打抜き線
3 矩形メモ用紙
4 1辺
5 微小残部(橋渡部)
6 折曲げ予定線部
7 円形状メモ用紙
8 突出片部
9 (メモ記入予定用)空白部
M シーソー運動立体物
Y 内部領域
Z 外部領域
α 中心角度
【要約】
【課題】メモ用紙に伝言メモを記入して机上に置いて渡す場合、目立たせて伝言メモを渡す相手の注意を引き、確実に伝言を伝えることができるブロックメモを提供する。
【解決手段】多数枚の矩形メモ用紙3を重ね合わせて1枚ずつ剥離可能に矩形の1辺4を相互に貼着したブロックメモに於て、各矩形メモ用紙3が、微小残部5を残した円形状であって、微小残部5を切断して円形状メモ用紙が取り出し可能な第1打抜き線1と、第1打抜き線1の一直径上に配設され円形状メモ用紙を倒立V字形状に2つ折りするための折曲げ予定線部6と、第1打抜き線1から切り離して取り出された円形状メモ用紙を折曲げ予定線部6にて折り曲げた倒立V字形状の使用状態で折曲げ予定線部6から突出する突出片部8を形成する第2打抜き線2とを、備えている。
【選択図】
図1