特許第5963370号(P5963370)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5963370
(24)【登録日】2016年7月8日
(45)【発行日】2016年8月3日
(54)【発明の名称】キャップ保持ラックユニット
(51)【国際特許分類】
   G01N 35/02 20060101AFI20160721BHJP
【FI】
   G01N35/02 B
【請求項の数】6
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2013-244687(P2013-244687)
(22)【出願日】2013年11月27日
(65)【公開番号】特開2015-102482(P2015-102482A)
(43)【公開日】2015年6月4日
【審査請求日】2015年9月15日
(73)【特許権者】
【識別番号】000003355
【氏名又は名称】株式会社椿本チエイン
(73)【特許権者】
【識別番号】502327481
【氏名又は名称】神戸バイオロボティクス株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】500003567
【氏名又は名称】エフシーアール アンド バイオ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100153497
【弁理士】
【氏名又は名称】藤本 信男
(74)【代理人】
【識別番号】100092200
【弁理士】
【氏名又は名称】大城 重信
(74)【代理人】
【識別番号】100110515
【弁理士】
【氏名又は名称】山田 益男
(74)【代理人】
【識別番号】100189083
【弁理士】
【氏名又は名称】重信 圭介
(72)【発明者】
【氏名】堤 一弘
(72)【発明者】
【氏名】横倉 隆宏
【審査官】 渡邊 吉喜
(56)【参考文献】
【文献】 特開2013−186067(JP,A)
【文献】 特開平6−001394(JP,A)
【文献】 特表2013−542450(JP,A)
【文献】 特表2002−520154(JP,A)
【文献】 特開2014−091553(JP,A)
【文献】 特開2009−229109(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01N35/00−37/00
JSTPlus/JST7580(JDreamIII)
CAplus(STN)
Science Direct
DWPI(Thomson Innovation)
Japio−GPG/FX
Scopus
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
多数のキャップを収容開口部に保持可能なキャップラックと、前記キャップラック上に載置されるカバープレートとを有し、
前記カバープレートが、前記収容開口部と同じピッチのキャップの通過不能な多数の貫通孔を有し、
前記キャップラック及びカバープレートが、前記カバープレートのキャップラックへの載置位置を規定する複数の位置決め部を有し、
前記多数の貫通孔は、前記カバープレートがキャップラック上に位置決め載置された際に、それぞれ前記収容開口部の上方に位置するように設けられていることを特徴とするキャップ保持ラックユニット。
【請求項2】
前記カバープレートの外周縁が、少なくとも表裏方向の一方の面側の角部に面取り部を有していることを特徴とする請求項1に記載のキャップ保持ラックユニット。
【請求項3】
前記複数の位置決め部が、前記カバープレートのキャップラックへの載置時の表裏を規定するように構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のキャップ保持ラックユニット。
【請求項4】
前記位置決め部が、少なくとも1辺の長手方向の中心線に対して非対称に配置されていることを特徴とする請求項3に記載のキャップ保持ラックユニット。
【請求項5】
前記キャップラックは、他のキャップラックと重ねた際に他のキャップラックの外枠部の上面に載置される形状に形成され、
前記カバープレートは、前記他のキャップラック上面の規定位置に載置された際に、前記キャップラックが上面に載置される形状に形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のキャップ保持ラックユニット。
【請求項6】
前記カバープレートとキャップラックの位置決め部が、密に嵌合する凹部及び凸部の対で形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のキャップ保持ラックユニット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、マイクロチューブの開口部を密封するキャップを整列収容するキャップ保持ラックユニットに関し、特に、創薬(drug discovery)、すなわち、医学、生物工学及び薬学において薬剤を発見したり設計したりするプロセスにおいて、創薬用試料を封入するために使用されるチューブ収容ラックに多数整列収容される複数のマイクロチューブに対して、開口部を一度にキャップで封鎖するためにチューブ収容ラックと同ピッチにキャップを整列収容するキャップ保持ラックユニットに関する。
【背景技術】
【0002】
創薬研究の分野においては、大量の試料を低温で保管したり分析したりする実験を高効率で行う必要がある。
そのため、図7図8に示すように、試料を溶解した溶液をマイクロチューブMTと呼ばれる円筒状又は四角筒状の小型容器に注入し、このマイクロチューブMTを、例えば、SBS(Society for Biomolecular Screening)規格に準拠した16行×24列の合計384個の区画を有するチューブ収容ラックRに縦列収容し、マイクロチューブMTの開口部を着脱可能なキャップCで密封して保管や搬送を行っている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
このようなチューブ収容ラックRは、上記の規格によれば区画のピッチが4.5mmときわめて短いため、チューブ収容ラックRに収容されているマイクロチューブMTの開口部へのキャップCの機械による装着は、きわめて困難であった。
そのため、人手によって、一本ずつキャップCを装着することが余儀なくされており、チューブ収容ラックRに収容された384本のマイクロチューブMTの開口部の全てにキャップCを装着するためには、かなりの手間と時間を要していた。
このため、個々のキャップを用いず、チューブ収容ラックに収容されているマイクロチューブに直接アルミフォイルなどのシール材を一括して接着し、マイクロチューブごとシール材を切断することで、マイクロチューブ一本ずつにキャップを装着する手間を排除したものが公知である(例えば、特許文献2参照。)。
【0004】
また、本発明者らは、図9に示すような、チューブ収容ラックRと同じピッチの収容開口部511を有するキャップラック510を用い、このキャップラック510の全ての収容開口部511にマイクロチューブMTのキャップCを予め整列させ、このキャップラック510をチューブ収容ラックRの上に被せて、キャップラック510の収容開口部511に整列させたキャップCをチューブ収容ラックRに収容されたマイクロチューブMTの開口部に一斉に押し込む方法を開発した。
キャップラック510の収容開口部511は上下に開口しており、キャップCは通常はキャップラック510の収容開口部511に保持され、押し込まれることによって弾性変形して収容開口部511を通過するように構成されている。
キャップラック510の各収容開口部511に整列収容されたキャップCを一度に上方から下方に押し込むことで、チューブ収容ラックRに収容された全てのマイクロチューブMTの開口部を一度にキャップCで封鎖することが可能となる。
そして、このようなキャップ装着方法を効率よく実施するために、キャップラックの収容開口部にキャップを短時間で整列させるキャップ整列装置も公知である(例えば、特許文献3参照。)。
さらに、整列した状態の多数のキャップをシート等で包合して一体化したものも公知である(例えば、特許文献4参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2007−33061号公報
【特許文献2】特開2007−296475号公報
【特許文献3】特開2009−204406号公報
【特許文献4】再表2010−150415号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献2に示すような、シート材をマイクロチューブに直接接着するものでは、マイクロチューブから試料を取り出すためにシート材を剥がしたり破断して開封する必要がある。
その際に、接着剤や破断した細片が試料に混入するおそれがあり、試料に悪影響を及ぼすという問題があった。
また、開封されたマイクロチューブには破断片や接着剤が付着したままとなるため、再利用の際には、それらを除去するための余分な工程を必要とするという問題があった
【0007】
特許文献3に示すような、キャップラックに多数のキャップを収容保持させるものでは、キャップは各収容開口部に上方から緩く挿入された状態のため、キャップを整列したキャップラックをハンドリングする際の小さな振動や衝撃でもキャップが収容開口部から外れるおそれがあり、1つでも整列していないキャップが存在すると、チューブ収容ラックに収容されたマイクロチューブの開口部に一斉に押し込むことができず、自動化、省力化の障害となるという問題があった。
特許文献4に示すような、整列した状態の多数のキャップをシート状に一体化するものでは、そのために設計された専用のキャップが必要となり、また一体化するための設備や工程も複雑となるという問題があった。
また、マイクロチューブを個々に取り扱うためにシート材を剥がしたり破断する必要があり、接着剤や破断した細片によって試料に悪影響を及ぼすおそれがあった。
さらに、開封されたキャップは再利用が困難であるという問題があった。
【0008】
本発明は、これらの問題点を解決するものであり、簡単な構成で、専用のキャップを使用したり複雑な追加設備を備えることなく、接着剤の残存や破断片を発生させず、また、マイクロチューブやキャップの再利用も容易とし、多数のキャップを整列させた状態で脱落することなく容易に取り扱うことができるキャップ保持ラックユニットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係るキャップ保持ラックユニットは、多数のキャップを収容開口部に保持可能なキャップラックと、前記キャップラック上に載置されるカバープレートとを有し、前記カバープレートが、前記収容開口部と同じピッチのキャップの通過不能な多数の貫通孔を有し、前記キャップラック及びカバープレートが、前記カバープレートのキャップラックへの載置位置を規定する複数の位置決め部を有し、前記多数の貫通孔は、前記カバープレートがキャップラック上に位置決め載置された際に、それぞれ前記収容開口部の上方に位置するように設けられていることにより、前記課題を解決するものである。
【発明の効果】
【0010】
請求項1に係るキャップ保持ラックユニットによれば、カバープレートを、キャップを収容保持したキャップラックに載置することで、各収容開口部に上方から緩く挿入された状態のキャップを上方から固定可能となり、ハンドリングする際の振動や衝撃でキャップが収容開口部から外れることがないため、キャップを収容保持したキャップラックの移動や保管の自由度が高まり、容易にハンドリングすることができる。
また、カバープレートが収容開口部と同じピッチのキャップの通過不能な多数の貫通孔を有し、キャップラック及びカバープレートがカバープレートのキャップラックへの載置位置を規定する複数の位置決め部を有し、多数の貫通孔は、カバープレートがキャップラック上に位置決め載置された際に、それぞれ収容開口部の上方に位置するように設けられていることにより、カバープレートを載置したまま押し込み部材を貫通孔を通過可能させて、キャップラックの収容開口部に整列させたキャップをチューブ収容ラックに収容されたマイクロチューブの開口部に一斉に押し込むことが可能となり、カバープレートを外す工程は必要なくハンドリングが容易となる。
さらに、複数の位置決め部により、ハンドリング時にカバープレートがずれたり脱落することも防止できる。
【0011】
請求項2に記載の構成によれば、カバープレートの外周縁が、少なくとも表裏方向の一方の面側の角部に面取り部を有していることにより、キャップをマイクロチューブの開口部に一斉に押し込んだ後に、カバープレートを取り外す際に容易に持ち上げることが可能となり、ハンドリングがさらに容易となる。
請求項3に記載の構成によれば、複数の位置決め部が、カバープレートのキャップラックへの載置時の表裏を規定するように構成されていることにより、カバープレートの外周縁の面取り部が一面にのみ施されていても、確実に面取り部がキャップラック側となるように載置できる。
請求項4に記載の構成によれば、位置決め部が、少なくとも1辺の長手方向の中心線に対して非対称に配置されていることにより、簡単な構成でカバープレートのキャップラックへの載置時の表裏を規定することが可能となる。
【0012】
請求項5に記載の構成によれば、キャップラックは、他のキャップラックと重ねた際に他のキャップラックの外枠部の上面に載置される形状に形成され、カバープレートが、他のキャップラック上面の規定位置に載置された際に、キャップラックが上面に載置される形状に形成されていることにより、キャップを収容保持したキャップラックにカバープレートを載置した状態で保管する際に、キャップラックを単体で重ねた場合と同様に、傾くことなく平行に重ねて保管することが可能となり、多段に積み上げても崩れることなく重ねたままの移動も可能となる。
請求項6に記載の構成によれば、振動や衝撃等でカバープレート自体がキャップラックからズレたり脱落することが防止され、カバープレートが軽量であっても、収容開口部に緩く収容保持された状態のキャップを上方から確実に押さえて脱落を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本発明の一実施形態に係るキャップ保持ラックユニット及びチューブ収容ラックの全体斜視図。
図2図1に示すキャップラックのキャップ整列前の斜視図。
図3図1に示すキャップラックの一部拡大図。
図4】本発明の一実施形態に係るキャップ保持ラックユニット及びチューブ収容ラックの一部断面図。
図5】本発明の一実施形態に係るキャップ保持ラックユニットの積み重ね時の斜視図。
図6図5に示す積み重ね時の断面説明図。
図7】従来のチューブ収容ラック及びマイクロチューブの斜視図。
図8】従来のキャップの斜視図。
図9】従来のキャップラックの斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明のキャップ整列装置は、多数のキャップを収容開口部に保持可能なキャップラックと、キャップラック上に載置されるカバープレートとを有し、カバープレートが収容開口部と同じピッチのキャップの通過不能な多数の貫通孔を有し、キャップラック及びカバープレートがカバープレートのキャップラックへの載置位置を規定する複数の位置決め部を有しており、簡単な構成で、専用のキャップを使用したり複雑な追加設備を備えることなく、接着剤の残存や破断片を発生させず、また、マイクロチューブやキャップの再利用も容易とし、多数のキャップを整列させた状態で脱落することなく容易に取り扱うことができるものであれば、その具体的な実施の態様は、いかなるものであっても何ら構わない。
【実施例】
【0015】
本発明の一実施形態であるキャップ保持ラックユニットは、図1乃至図4に示すように、多数のキャップCを収容開口部111に保持可能なキャップラック110と、キャップラック110上に載置されるカバープレート120と有している。
キャップラック110及びカバープレート120は矩形状に形成されている。
キャップラック110は、合成樹脂材料で形成されており、上方から見て、外枠部113の内方に格子部117で縦横に区画された収容開口部111が形成されている。
格子部117の内壁には、図3図4に示すように、キャップ係止突起部114が設けられており、キャップCが収容開口部111内でキャップ係止突起部114に係合して収容保持され、上方から押し込まれることによってキャップCが弾性変形して収容開口部111の下方に通過するように構成されている。
キャップCは、キャップ係止突起部114に係合して、その上面がキャップラック110の上面とほぼ同一平面となるように収容開口部111内に収容保持される。
【0016】
カバープレート120は、キャップラック110の収容開口部111と同じピッチの貫通孔121を有している。
貫通孔121は、カバープレート120がキャップラック110に載置された際に、後述する規定位置において全ての収容開口部111の上方に位置するように設けられるとともに、キャップCを下方に押し込む押し込み部材(図示せず)の通過が可能で、キャップCは通過不能な大きさに形成されている。
また、カバープレート120の外周縁123は、後述する規定位置に載置された際の下方面側に、面取り部124を有しており、キャップCをマイクロチューブMTに一斉に押し込んだ後に、カバープレート120を取り外す際に容易に持ち上げることが可能となる。
【0017】
キャップラック110及びカバープレート120には、それぞれ、カバープレート120のキャップラック110への載置位置を規定する複数の位置決め部が設けられている。
キャップラック110の位置決め部は外枠部113の対向する短辺上に突出する4つの位置決め突起112で形成され、カバープレート120の位置決め部は4つの位置決め孔122で形成されており、位置決め突起112と位置決め孔122が嵌合することでカバープレート120のキャップラック110への載置位置を規定される。
それぞれの4つの位置決め突起112及び位置決め孔122のうち、3つの位置決め突起112b及び位置決め孔122bは、矩形状のキャップラック110及びカバープレート120の短辺の中心線Lから距離bの位置に設けられ、他の1つの位置決め突起112a及び位置決め孔122aのみ、距離bより短い距離aの位置に設けられ、位置決め突起112a及び位置決め孔122aと位置決め突起112b及び位置決め孔122bとが短辺の中心線Lに対して非対称に配置される。
【0018】
カバープレート120をキャップラック110に載置する際、表裏が逆の場合には4つの位置決め突起112及び位置決め孔122による位置決めが行えないため、カバープレート120の表裏が規定される。
このことで、カバープレート120の面取り部124が必ずキャップラック110側に位置するように載置することができる。
なお、面取り部124は曲面状、傾斜面状等、どのような形状でもよく、また、外周縁全体が傾斜面に形成されていてもよい。
また、それぞれの4つの位置決め突起112及び位置決め孔122は、互いに密に嵌合するように形成されており、カバープレート120をキャップラック110の上部に位置決めするとともに、キャップCを押さえた状態で固定するように構成されている。
【0019】
なお、カバープレート120の位置決め孔122を一方の面には貫通しない凹部としてもよく、キャップラック110の位置決め部を凹部、カバープレート120の位置決め部を突起としてもよく、それら場合は、位置決め部を非対称に配置することなく、カバープレート120の裏表を規定することが可能である。
また、孔や凹部に代えて、最外縁に切り欠きを設けてもよい。
さらに、キャップラック110及びカバープレート120の複数の位置決め部を、異なる構造のものを混在させてもよく、異なる構造の位置決め部を非対称に配置してカバープレート120の裏表を規定してもよい。
【0020】
以上のように構成されたキャップ保持ラックユニット100によれば、キャップラック110にキャップCを収容保持した状態でハンドリングしても、カバープレート120をその上方から規定位置に載置しておくことで振動や衝撃でキャップCが収容開口部111から外れることなく、また、カバープレート120を載置したまま、キャップCをチューブ収容ラックRに収容されたマイクロチューブMTの開口部に一斉に押し込むことが可能となる。
また、フィルムや接着剤によってキャップCを固定する必要がないため、複雑な追加設備を備える必要はなく、キャップCをチューブ収容ラックRに収容されたマイクロチューブMTの開口部に一斉に押し込んだ後に、接着剤の残存や破断片を発生させないため、マイクロチューブMTやキャップCの再利用も容易となる。
【0021】
さらに、図5に示すように、カバープレート120を載置したまま、キャップ保持ラックユニット100を複数重ねて保管したりハンドリングすることも可能である。
キャップラック110は、図6の(I)に模式的に示すように、他のキャップラック110と重ねた際に他のキャップラック110の外枠部113の上面に載置される形状に形成されている。
この時、各辺の長さが短いカバープレート120sを使用した場合は、重ねる際に位置がずれた場合、図6の(II)に示すように、一側方(図の右方)のみがカバープレート120s上に載置され、他側方(図の左方)が載置されず、傾いた状態で重なってしまう場合がある。
【0022】
本実施形態のキャップ保持ラックユニット100においては、カバープレート120は、キャップラック110が上面に載置される形状として、各辺の長さがキャップラック110の上面の各辺の長さとほぼ同一の長さに形成されている。
キャップラック110の上面の規定位置に載置された状態で他のキャップラック110を上に重ねた場合、図6の(III)に示すように、他のキャップラック110がカバープレート120の上面に載置されて重なり、重ねる際に位置が多少ずれても、傾いて重なることなく、多段に積み上げても崩れず重ねたままの移動も可能となる。
なお、キャップラックが上面に載置される形状として、カバープレート120の外周の一部分のみキャップラック110の上面の各辺の長さとほぼ同一の長さまで張り出す等、他の形状としてもよい。
【符号の説明】
【0023】
100 ・・・ キャップ保持ラックユニット
110、510 ・・・ キャップラック
111、511 ・・・ 収容開口部
112 ・・・ 位置決め突起(位置決め部)
113 ・・・ 外枠部
114 ・・・ キャップ係止突起部
117 ・・・ 格子部
120 ・・・ カバープレート
121 ・・・ 貫通孔
122 ・・・ 位置決め孔(位置決め部)
123 ・・・ 外周縁
124 ・・・ 面取り部
MT ・・・ マイクロチューブ
C ・・・ キャップ
R ・・・ チューブ収容ラック
L ・・・ 中心線
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9