(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
M個(Mは2以上の整数)のLEDが並列接続されたM並列接続部が互いに直列接続され、実装されるLEDの合成光が所定の色度範囲に属する生産対象LEDモジュールの前記実装されるLEDを在庫LEDから選択するLED選択装置において、
異なる色度範囲に属するLEDの組合せであって、特定の色度範囲に所属すべきLEDの個数と、他の色度範囲に所属すべきLEDの個数との個数比率が設定され、前記個数比率の複数のLEDによる合成光が前記生産対象LEDモジュールの合成光の前記色度範囲に属する色度となる互いに異なるLEDの組合せを示すと共に、前記特定の色度範囲に所属すべきLEDの順電圧の大きさのランクと、前記他の色度範囲に所属すべきLEDの順電圧の大きさのランクとが示されたLEDの組合せである複数の組合せパターンを含むLED組合せパターン情報を記憶するLED組合せパターン情報記憶部と、
順電圧のランクと色度範囲とから、その順電圧のランクに属し、かつ、その色度範囲に属するLEDの在庫数が求まるLED在庫情報を記憶するLED在庫情報記憶部と、
1台の前記生産対象LEDモジュールに実装されるLEDの総数と、前記M並列接続部のLEDの個数Mと、前記LED組合せパターン情報記憶部に記憶された前記LED組合せパターン情報に含まれる前記個数比率の種類と、前記順電圧のランクの種類とに基づき決定された1台の前記生産対象LEDモジュールに実装されるLEDの実装パターンであって、前記LEDの総数が前記順電圧の大きさのランクが示された前記個数比率で表現でき、かつ、いずれの前記M並列接続部もその前記M並列接続部ではM個のLEDの順電圧のランクが同一となるLEDの実装パターンである順電圧反映実装パターンを複数有する順電圧反映実装パターン情報を記憶する順電圧反映実装パターン情報記憶部と、
前記生産対象LEDモジュールの生産台数を示す生産台数情報を入力すると共に、前記順電圧反映実装パターン情報記憶部に記憶された前記順電圧反映実装パターン情報の前記順電圧反映実装パターンごとに、前記LED組合せパターン情報記憶部の記憶する前記LED組合せパターン情報と、前記LED在庫情報記憶部の記憶する前記LED在庫情報とを参照することにより、入力した前記生産台数情報の示す生産台数を生産するための在庫LEDの選択を試みるLED選択部と
を備えたことを特徴とするLED選択装置。
M個(Mは2以上の整数)のLEDが並列接続されたM並列接続部が互いに直列接続され、実装されるLEDの合成光が所定の色度範囲に属する生産対象LEDモジュールの前記実装されるLEDを在庫LEDから選択するコンピュータであるLED選択装置を、
異なる色度範囲に属するLEDの組合せであって、特定の色度範囲に所属すべきLEDの個数と、他の色度範囲に所属すべきLEDの個数との個数比率が設定され、前記個数比率の複数のLEDによる合成光が前記生産対象LEDモジュールの合成光の前記色度範囲に属する色度となる互いに異なるLEDの組合せを示すと共に、前記特定の色度範囲に所属すべきLEDの順電圧の大きさのランクと、前記他の色度範囲に所属すべきLEDの順電圧の大きさのランクとが示されたLEDの組合せである複数の組合せパターンを含むLED組合せパターン情報を記憶するLED組合せパターン情報記憶部、
順電圧のランクと色度範囲とから、その順電圧のランクに属し、かつ、その色度範囲に属するLEDの在庫数が求まるLED在庫情報を記憶するLED在庫情報記憶部、
1台の前記生産対象LEDモジュールに実装されるLEDの総数と、前記M並列接続部のLEDの個数Mと、前記LED組合せパターン情報記憶部に記憶された前記LED組合せパターン情報に含まれる前記個数比率の種類と、前記順電圧のランクの種類とに基づき決定された1台の前記生産対象LEDモジュールに実装されるLEDの実装パターンであって、前記LEDの総数が前記順電圧の大きさのランクが示された前記個数比率で表現でき、かつ、いずれの前記M並列接続部もその前記M並列接続部ではM個のLEDの順電圧のランクが同一となるLEDの実装パターンである順電圧反映実装パターンを複数有する順電圧反映実装パターン情報を記憶する順電圧反映実装パターン情報記憶部、
前記生産対象LEDモジュールの生産台数を示す生産台数情報を入力すると共に、前記順電圧反映実装パターン情報記憶部に記憶された前記順電圧反映実装パターン情報の前記順電圧反映実装パターンごとに、前記LED組合せパターン情報記憶部の記憶する前記LED組合せパターン情報と、前記LED在庫情報記憶部の記憶する前記LED在庫情報とを参照することにより、入力した前記生産台数情報の示す生産台数を生産するための在庫LEDの選択を試みるLED選択部、
として機能させるためのLED選択プログラム。
M個(Mは2以上の整数)のLEDが並列接続されたM並列接続部が互いに直列接続され、実装されるLEDの合成光が所定の色度範囲に属する生産対象LEDモジュールの前記実装されるLEDを在庫LEDから選択するLED選択装置が行うLED選択方法であって、
LED組合せパターン情報記憶部が、
異なる色度範囲に属するLEDの組合せであって、特定の色度範囲に所属すべきLEDの個数と、他の色度範囲に所属すべきLEDの個数との個数比率が設定され、前記個数比率の複数のLEDによる合成光が前記生産対象LEDモジュールの合成光の前記色度範囲に属する色度となる互いに異なるLEDの組合せを示すと共に、前記特定の色度範囲に所属すべきLEDの順電圧の大きさのランクと、前記他の色度範囲に所属すべきLEDの順電圧の大きさのランクとが示されたLEDの組合せである複数の組合せパターンを含むLED組合せパターン情報を記憶し、
LED在庫情報記憶部が、
順電圧のランクと色度範囲とから、その順電圧のランクに属し、かつ、その色度範囲に属するLEDの在庫数が求まるLED在庫情報を記憶し、
順電圧反映実装パターン情報記憶部が、
1台の前記生産対象LEDモジュールに実装されるLEDの総数と、前記M並列接続部のLEDの個数Mと、前記LED組合せパターン情報記憶部に記憶された前記LED組合せパターン情報に含まれる前記個数比率の種類と、前記順電圧のランクの種類とに基づき決定された1台の前記生産対象LEDモジュールに実装されるLEDの実装パターンであって、前記LEDの総数が前記順電圧の大きさのランクが示された前記個数比率で表現でき、かつ、いずれの前記M並列接続部もその前記M並列接続部ではM個のLEDの順電圧のランクが同一となるLEDの実装パターンである順電圧反映実装パターンを複数有する順電圧反映実装パターン情報を記憶し、
LED選択部が、
前記生産対象LEDモジュールの生産台数を示す生産台数情報を入力すると共に、前記順電圧反映実装パターン情報記憶部に記憶された前記順電圧反映実装パターン情報の前記順電圧反映実装パターンごとに、前記LED組合せパターン情報記憶部の記憶する前記LED組合せパターン情報と、前記LED在庫情報記憶部の記憶する前記LED在庫情報とを参照することにより、入力した前記生産台数情報の示す生産台数を生産するための在庫LEDの選択を試みる
ことを特徴とするLED選択方法。
【発明を実施するための形態】
【0019】
実施の形態1.
図1〜
図15を参照して、実施の形態1のLEDモジュール製造システム19及びコンピュータ10(LED選択装置)を説明する。
【0020】
(LEDモジュール20)
まず、LEDモジュール製造システム19が対象とするLEDモジュール20を説明する。
図1は、LEDを6直列6並列に実装したLEDモジュール20を示す図である。また
図2は、LEDモジュール20の回路図である。以下の実施の形態では、複数のLEDが並列接続された複数の並列接続部が互いに直列接続され、実装されるLEDの合成光が所定の色度範囲に属する生産対象LEDモジュールが対象である。また、各並列接続部のLED個数は互いに等しいことを前提とする。これはLED個数の異なる並列接続部があると一つのLEDに流れる電流が異なってくるため明るさが異なるからである。以下の実施の形態の生産対象LEDモジュールは、M個(Mは2以上の整数)のLEDが並列接続されたM並列接続部が互いにN個直列接続される、N直列M並列のLEDモジュールである。後述するコンピュータ10のLED選択部160は、この生産対象のLEDモジュール20に実装されるLEDを在庫LEDから選択する。以下の実施の形態では、複数のLED並列回路を直列接続したLEDモジュールの例として、それぞれ6個のLEDからなる6つのLED並列回路を直列に接続した、6直列6並列のLEDモジュール20を説明する。
【0021】
(LED選択の前提)
後述のようにコンピュータ10のLED選択部160は、
図2に示すLEDモジュール20を製造するLEDを在庫から選択する場合、次の(1)、(2)の条件を満たすように選択する。
(条件1)
6直列6並列を構成する36個のLEDの合成光は、後述する目標色度範囲(G13、G14、G18、G19からなる範囲、あるいはG13’、G14’、G18’、G19’からなる範囲)に属する。
(条件2)
一つの並列回路における順電圧のランクは、同じである。例えば
図2において、
第1の並列接続回路の6個のLEDは、いずれも順電圧ランクがK(後述)であり、
第2の並列接続回路の6個のLEDは、いずれも順電圧ランクがL(後述)であり、
第3の並列接続回路の6個のLEDは、いずれも順電圧ランクがL(後述)であり、
以下同様に、
第6の並列接続回路の6個のLEDは、いずれも順電圧ランクがK(後述)である。
つまり、LEDの順電圧のランクがK、Lの2種類であれば、
第1の並列接続回路の6個のLEDは全部がKあるいはLであることが条件である。他の第2〜第6の並列接続回路についても同様である。
【0022】
(LEDモジュール製造システム19)
図3は、本実施の形態1のLEDモジュール製造装置のハードウェアの構成を説明する図である。本実施の形態1のLEDモジュール製造システム19は、機種生産計画情報81とLED在庫情報82と機種情報83とLED組合せパターンテーブル84を管理するサーバー8と、サーバー8にネットワークを介して接続され色度選別座標を管理するコンピュータ9と、サーバー8にネットワークを介して接続され組み合わせ情報を管理するコンピュータ10と、コンピュータ9にネットワークを介して接続されるLED選別機11及びテーピング機12と、コンピュータ10にネットワークを介して接続されるはんだ印刷機13、はんだ検査機14、自挿機15、リフロー炉16、電気検査機17及び光学検査機18から構成される。
【0023】
(LED選別機11)
LED選別機11は、コンピュータ9によって制御されて動作し、LEDが発光したときの色度と順電圧とを測定して、測定した色度、順電圧により予め設定した区分に選別する。ここで「予め設定した区分に選別」とは、
図6、
図7の説明で後述する順電圧Kにおける「区分」G01〜G25の25の区分、順電圧Lにおける「区分」G26〜G50の25の区分のいずれかの区分に選別することを意味する。以下「区分」というときは、G01等を意味する。
【0024】
(テーピング機12)
テーピング機12は、コンピュータ9によって制御されて動作し、LED選別機11により区分に選別されたLEDを順電圧違いの区分ごとにテーピングするとともに、テーピングしたそれぞれのLEDの個数情報(在庫情報の元データ)をコンピュータ9にアップロードする。このように、LED選別機11がLEDを順電圧違いの色度区分に選別し、テーピング機12が、選別されたLEDを順電圧違いの各色度区分に分けられたリールにテーピングするが、この2つの作業の間にLEDの吸着エラーや検査エラーなどによりLEDをロストする可能性がある。このため、サーバー8のLED在庫情報82のデータベースへのアップロードは、最終のテーピングがされたLEDの数とする。なお、LEDのリールへのテーピングまでの間に各作業にて生じた不具合を明確にするため、LEDの数量のカウントはしている。
【0025】
(はんだ印刷機13)
はんだ印刷機13は、コンピュータ10によって制御されて動作し、各機種ごとに形状やLEDの配置、数量が異なる基板において、この基板に実装されるLEDの電極の位置に設けられたパッドにはんだを印刷する。
【0026】
(はんだ検査機14)
はんだ検査機14は、コンピュータ10によって制御されて動作し、はんだ印刷機13によって基板に印刷された「はんだ」の状態を確認し、異常がないか検査する。
【0027】
(自挿機15)
自挿機15は、コンピュータ10によって制御されて動作し、テーピング機12によってテーピングされ順電圧違いに各色度範囲の「区分」に分類されたLEDを、サーバー8の、機種情報83、LED組合せパターン情報84(LED組合せパターンテーブル84ともいう)の各データベースの出力により、所望の色度範囲に入る組合せになるように、はんだ印刷機13によってはんだを印刷された各基板に自挿する。LEDの自挿後の各色度範囲ごとのLED在庫情報82は、コンピュータ10を経由してサーバー8にアップロードする。以下に各情報を説明しておく。
コンピュータ10は、
図3に示すように、例えば以下の情報を有する。
(1)「機種生産計画情報81」とは、LEDを光源として使用するLED照明装置の機種の生産台数、生産時期等を含む情報である。生産機種ごとに、生産の優先度(生産優先度)の情報も持つ。
(2)「LED在庫情報82」とは、LEDの在庫数である。「LED在庫情報82」は
図5に示したので後述する。
(3)「機種情報83」とはLEDを光源として使用するLED照明装置の機種に関する情報である。機種情報83は、複数のLEDが実装されるLEDモジュールを特定する製品型番(LEDモジュールを識別する識別情報)、LEDモジュールに実装されるLED個数を示すLED灯数(LED総数)、LEDモジュールの6直列6並列等を識別するモジュール構成情報、その機種に関してLED実装後におけるLEDモジュールの属すべき色度範囲を示す目標色度などの情報を含む。
(4)「LED組合せパターンテーブル84」は、
図8の説明で後述する。
(5)「順電圧反映実装パターンテーブル85」は、
図11の説明で後述する。
【0028】
(リフロー炉16)
リフロー炉16は、コンピュータ10によって制御されて動作し、自挿機15によってLEDを自挿された基板を内部に通され、この基板を規定の温度プロファイルで加熱及び冷却することで、はんだ印刷機13によって印刷されたはんだを溶かして、このはんだでLEDの電極を基板に固定し、LEDを基板に実装する。
【0029】
(電気検査機17)
電気検査機17は、コンピュータ10によって制御されて動作し、リフロー炉16を通すことでLEDを実装されたモジュール基板の導通状態を確認し、LEDが電気的に問題なく実装されているかを検査する。電気検査機17で合格の判定をされたモジュール基板は、光学検査機18での検査工程に進む。なお、電気検査機17で不合格の判定をされたモジュール基板は製品にならず、修正工程にて不良部分を直すか、直すことができない場合は廃棄される。
【0030】
(光学検査機18)
光学検査機18は、コンピュータ10によって制御されて動作し、電気検査機17を問題なく通過したLEDモジュール基板に電源投入し、このLEDを発光させ所望の色度範囲内に入っているかを検査する。光学検査機18で合格の判定をされたモジュール基板は照明器具で使用され、製品として出荷される。なお、光学検査機18で不合格の判定をされたモジュール基板は製品にならず、修正工程にて不良部分を直すか、直すことができない場合は廃棄される。
【0031】
(コンピュータ10)
コンピュータ10は、サーバー8から入力された機種生産計画情報81、LED在庫情報82、機種情報83、LED組合せパターンテーブル84、順電圧反映実装パターンテーブル85等に基づき、LEDモジュールの生産可能率を判定する。LEDモジュール生産に使用して減ったLED在庫数は、コンピュータ10からサーバー8のLED在庫情報82にフィードバックされる。コンピュータ10は、
図3に示すように、記憶部150(生産モジュール情報記憶部、LED組合せパターン情報記憶部、LED在庫情報記憶部、順電圧反映実装パターン情報記憶部)、LED選択部160、LED利用判定部170を備えている。記憶部150は、機種生産計画情報81、LED在庫情報82、機種情報83、LED組合せパターンテーブル84(LED組合せパターン情報ともいう)、順電圧反映実装パターンテーブル85(順電圧反映実装パターン情報ともいう)等を記憶する。LED選択部160は、生産対象のLEDモジュールの生産台数を示す生産台数情報を入力する。LED選択部160は、順電圧反映実装パターンテーブル85(後述する)の順電圧反映実装パターンごとに、LED組合せパターンテーブル84(後述する)とLED在庫情報82とを参照することにより、入力した生産台数情報の示す生産台数を生産するための在庫LEDの選択を試みる。
【0032】
予めLEDは、LED選別機11によって電気検査および光学検査を行うことにより、順電圧と色度とを測定して分割し、在庫LED(後述のLED在庫情報82として管理)として保有する。なお購入時に色度、順電圧が区分されている場合は、この区分情報に基づいて在庫LEDを管理する。在庫LEDは、後述のLED在庫情報82として管理し、LEDに関する分割区分ごとのLED在庫数の情報は「LED在庫情報82」として、記憶部150に記憶される。
図4は、LEDの順電圧区分と色度区分との組合せを示す順電圧/色度対応テーブル301であるが、ここでは
図4に示すように、順電圧区分をKとLの2区分(順電圧の大きさの2つのランク)に分割し、更に分割された各順電圧区分ごとに色度区分を25分割する場合について説明する。G01〜G25が順電圧ランクKの色度区分であり、G26〜G50が順電圧ランクLの色度区分である。なお、順電圧ランクLのG26〜G50は順電圧ランクKのG01〜G25に対応(後述の色度
図401,402で詳述)するので、「’」を付して例えばG26をG01’とも表記し、G26(ランクL)がG01(ランクK)と同じ色度区分であることを分かりやすくした。また、
図5は、LED在庫情報82を示す図である。LED在庫情報82は、
図4の順電圧/色度対応テーブル301に類似であり、順電圧のランクと色度範囲とから、その順電圧のランクに属し、かつ、その色度範囲に属するLEDの在庫数が求まる構成である。
【0033】
図4に示すように、順電圧区分Kの色度区分はG01からG25の25区分とし、順電圧区分Lの色度区分はG26からG50の25区分とする。
図6、
図7は、それぞれ、順電圧区分K、Lにおける色度
図401,402を示す。
図6、
図7に示すように、G01とG26(G01’)とが同じ色度範囲となり、同様にG02とG27、・・・、G25とG50(G25’)とが同じ色度範囲となるように分割する。つまりGnとGn’とは同じ色度範囲である(n:01〜25)。
【0034】
(目標色度範囲)
次に、LEDモジュール20の合成光の色度が属すべき目標色度範囲を定める。
図6のように、順電圧区分Kの場合はG13、G14、G18,G19の4つの色度範囲からなる範囲が、各々のLEDを組合せることで出来る合成光の目標色度範囲とする。また、順電圧区分Lでは、
図7のように、G38、G39、G43、G44(G13’、G14’、G18’,G19’)を目標色度範囲とする。
【0035】
(LED組合せパターンテーブル84)
図6、
図7の目標色度範囲になるLEDの組合せを
図8に示す。
図8は、
図6、
図7の目標色度範囲になるLEDの組合せを示すLED組合せパターンテーブル84(LED組合せパターン情報)である。LED組合せパターンテーブル84の組合せは、予めLEDの光学特性を考慮したものであり、分類された色度区分の範囲に加え光束の仕様範囲も考慮したものである。
【0036】
たとえば、行番号4の組合せパターン4に示すように、順電圧区分KのG01を1個と、順電圧区分KのG25を1個を組合わせても合成光が目標色度範囲となる組合せとなる。また、同じ色度範囲の組合せは組合せパターン3(行番号3)のように順電圧区分LのG26(G01’)を1個と、G50(G25’)を1個とを組合わせても、LEDモジュール20の合成光は目標色度範囲となる。また
図8のLED組合せパターンテーブル84では、LED数に「’」を付して、そのLED数が順電圧ランクLに該当することを示した。以下もこの表記を用いる。
【0037】
また、1:2の組合せでは、組合せパターン8(行番号8)のように、順電圧区分KのG01を1個と順電圧区分KのG25との2個を組合わせても、つまり(1:2)の組合せでも、合成光が目標色度範囲となる組合せとなる。また、同じ色度範囲の組合せは、組合せパターン7(行番号7)のように、順電圧区分LのG26(G01’)を1個とG50(G25’)を2個で組合わせても、つまり(1’:2’)の組合せでも、合成光は目標の色度範囲となる。
【0038】
この他、組合せパターン685(行番号685)から692(行番号692)のように、順電圧区分KではG13、G14、G18,G19、順電圧区分LではG38、G39、G43、G44(G13’、G14’、G18’,G19’)であれば、LED1個で目標色度範囲の光色となる。
【0039】
このように順電圧区分を揃えて各色度区分を組合せて各LED合成光が目標色度範囲になるようにすることにより、その並列回路内は同じ順電圧区分となった色バラツキの少ないLEDモジュールを製造することができる。しかし、同じ順電圧区分とする組合せだけであると、全てが順電圧区分KとなるLEDモジュールと、全てが順電圧区分LとなるLEDモジュールとになってしまい、極端に発光効率の良いLEDモジュールと、極端に発光効率の悪いLEDモジュールの2種類だけに分かれてしまう。また、LED在庫が順電圧区分KはG01付近にしかなく、また順電圧区分LはG50付近しかない場合は組合せできないことになり、LEDの在庫が増えてしまう。つまり一つのLEDモジュール20を順電圧区分KランクのLEDのみ、あるいは順電圧区分LランクのLEDのみで製造すると、上記の課題が発生する。
【0040】
そこで、色度の組合せとしては問題のない組合せとし、さらに、組合せパターン1(行番号1)または2(行番号2)等に示すように、順電圧区分KのG01を1個と順電圧区分LのG50を1個(つまり1:1’)、または順電圧区分LのG26を1個と順電圧区分KのG25を1個(つまり1’:1)のように、順電圧区分が異なった色度区分の組合せも採用するようにする。
【0041】
(LED組合せパターンテーブル84の優先度)
更に
図8に示すLED組合せパターンテーブル84に優先順位を持たせてもよい。例えば、行番号が「優先度」を兼ねるとする。行番号が小さいほど「優先度」が高く、早めに在庫から使用したいことを意味する。
【0042】
例えば
図8の行番号1〜3のように、順電圧区分の異なったLED組合せの優先度を高くする。このように順電圧区分の異なったLEDをLEDモジュール内に優先的に実装することにより、LEDモジュールの入力電圧は平均化され、より電気的な仕様の標準値に近いLEDモジュールの生産が可能となる。
【0043】
(実際の組合せ方法)
次に実際の組合せ方法を説明する。
図8に示すLED組合せパターンテーブル84には、LEDの色度で分類された色度区分のどこの区分が、どの比率で組み合わせると目標色度範囲内に収まるかを示している。
【0044】
(実装パターンテーブル701)
図9は、実装パターンテーブル701である。実装パターンテーブル701は、
図8のLED組合せパターンテーブル84に示されているLEDの組合せ比率の数量を、どのように組み合わせると生産するLEDモジュール20のLED灯数になるかを示したテーブルである。実装パターンテーブル701は色の組合せに関する情報しか持たないが、LEDを直並列に接続するための順電圧区分の組み合わせも必要になる。つまり、色の組合せに加え、順電圧ランクの組合せも考慮する必要がある。
図9の実装パターンテーブル701の127通りのパターンは、LED総数36個からなるLEDモジュール20を、LEDの個数比率である「(1:2)、(1:1)、単独」を用いて構成する場合に、数学的に求まるものである。
【0045】
図10に順電圧区分を順電圧区分Kと順電圧区分Lとの2種類としたときの、
図9の実装パターンテーブル701における組合せが順電圧区分で実現できる組合せを示す。
【0046】
(1)(1:2)の比率として合計LEDが3個の組合せの場合は、順電圧区分数を「n区分」とするとn
2の組合せ数となる。
(2)また(1:1)の比率として合計LEDが2個の組合せの場合は、
(n×(n+1))/2
の組合せとなる。これは、n
2−
nC
2(数えすぎを差し引く)から得られる。
(3)単独は順電圧区分数nの組合せとなる。
(4)したがって、順電圧区分を2区分とするときは、
順電圧区分2区分の組合せ
=2
2×(2×(2+1))/2×2
=4×3×2
=24通りとなる。
【0047】
よって、LEDが36灯のLEDモジュール20において、色度区分を25区分とし、順電圧区分を2区分とした場合は、組合せは127通り×24通り=3048通りとなる。これは、実装パターンテーブル701の実装パターン36−1から6−127の127通りの各々に対して、上記の順電圧のランク数n=2の場合の24通りを反映したときの組合せ数である。これは後述する順電圧反映実装パターンテーブル85の行「36−1−<1>」から行「36−127−<24>」までの行数に対応する。
【0048】
後述する順電圧反映実装パターンテーブル85では、並列回路内は同じ順電圧区分のLEDで構成しなければならない。このため、3048通り(順電圧反映実装パターンテーブル85の各行)のうち、実際に選択できるものは、順電圧区分の合計が並列回路のLED数の整数倍になっている行である。具体的には
図2のようにLEDモジュール20は並列回路のLEDは6個であるので、順電圧区分Kの合計及び順電圧区分Lの合計ともに、6の倍数であることが必要である。
【0049】
(順電圧反映実装パターンテーブル85)
図11、
図12は、順電圧反映実装パターンテーブル85である。順電圧反映実装パターンテーブル85は、
図9の実装パターンテーブル701(順電圧の反映なし)の実装パターン36−1〜36−127の各々について、
図10の24通りの順電圧の組合わせを考慮したテーブルである。つまり、実装パターン36−k(k:1〜127)に対して、
図10の<1>〜<24>を反映させたテーブルである。つまり順電圧反映実装パターン36−k−<i>(i:1〜24)である。よってk×i=3048の行数(レコード数)を有する。
【0050】
(各行の採否)
たとえば、LED36灯のLEDモジュール20の場合、(1:2)の色度区分の組合せで12組、(1:1)と単独の組合せは0組として36灯ができるが、このうち(1:2)の組合せが(1:2’)=(K:L)とした場合、36灯を構成するLEDのうち順電圧区分Kは12個、Lは24個となる。並列回路が6直列6並列の場合であれば、この組合せは各々の順電圧区分のLEDの合計が6並列の整数倍になっているため成立する。また、9直列4並列の場合も4並列の整数倍であるため成立する。4直列9並列の場合は9並列の整数倍にならないため組合せとして検討しないものとする。
【0051】
図11(
図12も含む)の順電圧反映実装パターンテーブル85のうち、項目名の最も右側の「6並列の組合せ可否」が「可」である各レコードは、1台の生産対象のLEDモジュール20に実装されるLEDの総数36個(要素Aという)と、6並列接続部のLEDの個数6個(要素Bという)と、LED組合せパターンテーブル84に含まれる個数比率の種類(要素Cという)と、順電圧のランクの種類(要素Dという)とに基づき決定される。より具体的に説明すれば、
図11、
図12の順電圧反映実装パターンテーブル85は、
図9の実装パターンテーブル701及び
図10に示す順電圧ランクの組合せ関係から数学的に決まる。
(1)要素A、C:
ここで
図9の実装パターンテーブル701は、LEDの総数36個(要素A)と、LED個数比率の種類(要素C)である「(1:2)、(1:1)、単独」との二つの情報から数学的に定まる。
(2)要素C、D:
また
図10の24通り(n=2の場合)は、「(1:2)、(1:1)、単独」というLED個数比率の種類(要素C)と、Kランク、Lランクという順電圧のランクの種類(要素D)から数学的に決まる。
(3)要素B:
さらに、
図10の順電圧反映実装パターンテーブル85の36−1−<1>から36−127−<24>の3048通りは、
図9、
図10から数学的に定まる。そして、「可」となるレコードは、項目名の右側から2番目の項目である「合計」におけるKの個数、Lの個数が、いずれもLEDの並列個数である6(要素B)の倍数であることを要する。(4)よって、(1)〜(3)のように、順電圧反映実装パターンテーブル85の「可」であるレコードは、LEDの総数36個(要素A)と、6並列接続部のLEDのLED個数6個(要素B)と、LED組合せパターンテーブル84に含まれる個数比率の種類(要素C)と、順電圧のランクの種類(要素D)とに基づき決定される。なお、上記の「(3)要素B:」で述べたように、要素B(並列のLED個数M)に関するチェックは順電圧反映実装パターンテーブル85を作成した最後となる。よって、上記で述べたように、6直列6並列に関する順電圧反映実装パターンテーブル85は、9直列4並列のテーブルとしても使用できる。
【0052】
(順電圧反映実装パターンテーブル85の生成)
順電圧反映実装パターンテーブル85は、LED選択部160が作成してもよい。LED選択部160は、1台の生産対象となるLEDモジュール20に実装されるLEDの総数(36個)と、6並列接続部のLEDの個数M(6個)と、LED組合せパターンテーブル84に記憶されたLED組合せパターン情報に含まれる個数比率の種類(1:2,1:1、単独)と、順電圧のランクの種類(ランクK、ランクL)とを入力する。LED選択部160は、入力したLEDの総数(36個)と、並列接続部のLED個数M(6個)と、個数比率の種類(1:2,1:1、単独)と、順電圧のランクの種類(ランクK、ランクL)とに基づき、複数の順電圧反映実装パターンを生成する。LED選択部160は、生成した複数の電圧反映実装パターンを、順電圧反映実装パターンテーブル85として記憶部150に記憶する。
【0053】
LED36灯のLEDモジュールを6直列6並列で構成する場合の組合せとして
図11、
図12の順電圧反映実装パターンテーブル85に示す組合せで計算すると、たとえば36−2−<1>は、
(1:2’)=(K:L)を11組、
(1:1’)=(K:L)を1組、
単独=Kを1個、
として表される組合せであるが、各順電圧区分のLEDの合計が順電圧区分Kは13個、順電圧区分Lが23個であり、並列回路6並列の整数倍でないため最適化検討の対象外の組合せとなる。
【0054】
ここで、実際のLEDモジュールの生産を考慮するとLEDモジュール1枚での実装するケースは少なく、基板が複数枚の連結したシート状になったまま実装するのが通常である。
【0055】
たとえばガラスエポキシ基板や紙フェノール基板などの樹脂基板の場合、
図14に示すような複数の基板が連結した状態でLEDを実装し、はんだ付け作業や検査の工程を実施してから分割し、1つのLEDモジュールとして製造する。また、
図15に示すようにアルミ基板や鉄基板など、金属基板などは金型で外形を抜いたものであるため、1枚ずつの基板になっているが、実装の前段階でキャリアボードに基板を複数枚搭載してキャリアボードごとに実装工程を実施する。
【0056】
このためLEDモジュールはシート単位やキャリアボードへの搭載単位の複数モジュールを同時に実装しなければならないことから、LEDモジュールへのLEDの組合せは、最低限シート単位やキャリボードへの搭載単位の数とすることが好ましい。
【0057】
そこで、これまで説明した
図11、
図12の順電圧反映実装パターンテーブル85に示す組合せのうち、各順電圧区分の合計が並列回路の整数倍にならないものを除き、
図8に示すLED組合せパターンテーブル84に従い、LEDの各在庫情報と比較して、コンピュータ10のLED選択部160が、LEDモジュールの生産可能率を算出する。
【0058】
つまりコンピュータ10のLED選択部160が、「生産可能率」を算出するときの生産可能モジュール数は、シート単位またはキャリアボードへの搭載単位のモジュール数とする。これは以下の理由である。
一つのシートには例えば5台分のLEDモジュールが搭載されるとする。この時、100台のLEDモジュールを生産したいときは、シート単位に換算して、20シートが生産できるかどうかを「生産可能率」とする。シート単位(あるいはキャリアボード単位)で「生産可能率」を算出するのは、LEDモジュール自体の台数を基準とする場合、例えばLEDモジュールを54台生産できるとすれば、シート換算で完成シート10枚と、未完成シートが1枚(完成に1つ不足)出現する。この未完成シートを出さないためである。
【0059】
(LED選択部160の動作)
以下に
図13を参照してLED選択部160の動作を説明する。
図13は、LED選択部160の動作を説明する図である。LED選択部160は、生産対象のLEDモジュールの生産台数を示す生産台数情報を入力する。LEDモジュールの生産台数は上記のようにシート単位またはキャリアボードへの搭載単位のモジュール数である。LED選択部160は、順電圧反映実装パターンテーブル85の順電圧反映実装パターンごとに、LED組合せパターンテーブル84とLED在庫情報82とを参照することにより、入力した生産台数情報の示す生産台数(シート数)を生産するための在庫LEDを選択する。以下に具体例で説明する。
【0060】
(1)LED選択部160は生産台数情報として、「20シート」(LEDモジュール100台分)を入力するとする。
(2)LED選択部160は、順電圧反映実装パターンテーブル85のうち、項目名の最も右側の「6並列の組合せ可否」が「可」であるレコードのそれぞれについて、生産可能率を算出する。
(3)例えば、LED選択部160は順電圧反映実装パターンテーブル85のうち「可」である行について、上から順に生産可能率を算出していく。
【0061】
(A1.順電圧反映実装パターンテーブル85の26行目のレコード)
具体例として、順電圧反映実装パターンテーブル85の26行目のレコード(36−2−<2>)で説明する。
(1)26行目のレコードは「可」であるので、LED選択部160は、このレコードを生産可能率の算出対象とする。
(2)LED選択部160は、26行目のレコードから、
1台のLEDモジュールにつき、
(イ)(1:2の組合せ)は、(1:2’)を11組(33個のLED)、
(ロ)(1:1の組合せ)は、(1:1’)を1組(2個のLED)、
(ハ)(単独)は、(1’)を1組(1個のLED)
となることを認識する。
また、生産台数情報は上記の様に20シート(LEDモジュール100台)である。よって、LED選択部160は、20シートを生産するためには、
(イ)(1:2’)を11組×100台=1100組(3300個のLED)、
(ロ)(1:1’)を1組×100台=100組(200個のLED)、
(ハ)(単独)である(1’)を、1組×100台=100組(100個のLED)、
が必要であることを認識する。
【0062】
(A2.1100組の(1:2’)の探索)
(1)まず、LED選択部160は、以下のように、LED組合せパターンテーブル84とLED在庫情報82とを参照して、1100組の(1:2’)を抽出する。(1:2’)とは、上記のように「’」(ダッシュ)は順電圧Lを示し、よって(1:2’)とは、「順電圧KのLED個数:順電圧LのLED個数」=(1:2)を意味する。また、(1’:2)であれば「順電圧LのLED個数:順電圧KのLED個数」=(1:2)を意味する。LED選択部160は、LED組合せパターンテーブル84(
図13)において、上の行(レコード)から順に、(1:2’)のレコードを探す。上の行(レコード)から順に探すことで、つまり、優先度の高い順に探すことで、上記で述べたように、早く使いたいLEDから選択することができる。
(2)行番号5.
LED組合せパターンテーブル84では、まず行番号=5が(1:2’)であるので、LED選択部160は、LED在庫情報82から、行番号=5の内容である、(G01:G25’)=(1:2’)が1100組、LED在庫情報82に存在するかどうか、LED在庫情報82を探索する。つまり、G01に属するLEDが1100個、G25’(G50)に属するLEDが2200個、LED在庫情報82に存在するかどうか、LED在庫情報82を探索する。存在すれば該当個数の各LEDをLED在庫情報82から選択し、(1:2’)の1100組の探索は終了する。順電圧反映実装パターンテーブル85の各レコードのチェックにおいて、LED在庫情報82からLEDを選択した場合は、LED在庫情報82からは選択された分のLED個数を差し引く。
(3)行番号9.
行番号5の組に関して必要組数1100組のうち1000組しか選択できなかった場合は、次に、LED選択部160は行番号9の(G01,G24’)=(1:2’)の組のチェックに移行する。つまり、(1:2’)の残りの(100組)を行番号9の(G01,G24’)=(1:2’)から探索する。LED選択部160は、行番号9の(G01,G24’)=(1:2’)のチェックを開始すると、行番号5のチェックによって選択されたLEDが差し引かれた状態のLED在庫情報82に対し、(G01,G24’)=(1:2’)の組が100組、選択できるかどうかを探索する。100組が選択できたときは、その分のLEDをLED在庫情報82から差し引いて、(1:2’)の1100組の探索は終了する。100組が選択できないかったときは、例えば90組しか選択できなかったときは、LED選択部160は、次に、行番号13の(G01,G20’)=(1:2’)の組の、残り10組の探索に移行する。以下同様に、(1:2’)の組が1100組選択できるまで、LED組合せパターンテーブル84の(1:2’)の行(レコード)に関して在庫LEDの選択を試みる。
【0063】
(A3.100組の(1:1’)の探索)
LED選択部160は、上記で述べた(A2.1100組の(1:2’)の探索)と同様に、100組の(1:1’)の探索を行う。つまり(1:1’)であるから「順電圧KのLED個数:順電圧LのLED個数」=(1:1)を示す。
(1)まず、LED選択部160は、LED組合せパターンテーブル84において、上の行(レコード)から順に、(1:1’)のレコード(あるいは(1’:1)のレコード)を探す。
(2)行番号1.
LED組合せパターンテーブル84では、行番号=1が(1:1’)であるので、LED選択部160は、LED在庫情報82から、行番号=1の内容である、(G01:G25’)=(1:1’)が100組、LED在庫情報82に存在するかどうか、LED在庫情報82を探索する。つまり、G01に属するLEDが100個、G25’(G50)に属するLEDが100個、LED在庫情報82に存在するかどうか、LED在庫情報82を探索する。存在すれば該当個数の各LEDをLED在庫情報82から選択し、(1:1’)の100組の探索は終了する。各レコードのチェックにおいて、LED在庫情報82からLEDを選択した場合は、LED在庫情報82からは選択された分のLED個数を差し引くのは上述のとおりである。
(3)行番号2.
行番号1の組に関して必要組数100組のうち90組しか選択できなかった場合は、次に、LED選択部160は行番号2の(G01’,G25)=(1’:1)の組のチェックに移行する。つまり、(1:1’)の残りの10組を行番号2の(G01’,G25)=(1’:1)から探索する。LED選択部160は、行番号2のチェックを開始すると、行番号1のチェックによって選択されたLEDが差し引かれた状態のLED在庫情報82に対し、(G01’,G25)=(1’:1)の組が10組、選択できるかどうかを探索する。10組が選択できたときは、その分のLEDをLED在庫情報82から差し引いて、(1:1’)の10組の探索は終了する。10組が選択できなかったときは、LED選択部160は、他の(1:1’)あるいは(1’:1)のレコードの探索に移行し、必要数100組となるまで、あるいは全部の(1:1’)あるいは(1’:1)のレコードの探索終了まで在庫LEDの選択を試みる。
【0064】
(A4.100組の(1’)の探索)
LED選択部160は、上記と同様に、100組の(1’)の探索を行う(つまり単独1個の順電圧LのLEDを100個)。
(1)
図8に示すように、LED組合せパターンテーブル84では行番号685から「単独」が登場する。LED選択部160は、LED組合せパターンテーブル84において、上の行(レコード)から順に、(1’)のレコードを探す。
(2)行番号685.
LED組合せパターンテーブル84では、行番号=685が(1’)であるので、LED選択部160は、LED在庫情報82から、行番号=685の内容である、(G13’)=(1’)が100組、LED在庫情報82に存在するかどうか、LED在庫情報82を探索する。つまり、G13’に属するLEDが100個、LED在庫情報82に存在するかどうか、LED在庫情報82を探索する。存在すれば該当個数の各LEDをLED在庫情報82から選択し、(1’)の100組の探索は終了する。
(3)行番号687.
行番号685の組に関して必要組数100組のうち90組しか選択できなかった場合は、次に、LED選択部160は行番号687の(G14’)=(1’)の組のチェックに移行する。つまり、(1’)の残りの10組(10個)を行番号687の(G14’)から探索する。LED選択部160は、行番号687のチェックを開始すると、これまでのチェックによって選択されたLEDが差し引かれた状態のLED在庫情報82に対し、G14’に属するLEDが10個、選択できるかどうかを探索する。10個が選択できたときは、その分のLEDをLED在庫情報82から差し引いて、(1’)の10組の探索は終了する。10組が選択できなかったときは、LED選択部160は、他の(1’)のレコードの探索に移行し、必要数100組となるまで、あるいは全部の(1’)のレコードの探索終了まで在庫LEDの選択を試みる。
【0065】
(A5.順電圧反映実装パターンテーブル85の行26の生産可能率)
行26は36−2−<2>であるので、
図9の(α、β、γ)が(11,1,1)に相当するレコードである。
よって、
(1:2’)=必要組数1100組、
(1:1’)=必要組数100組、
(1’)=必要組数100組、
に対して、
(1:2’)=必要組数900組、
(1:1’)=必要組数100組、
(1’)=必要組数100組、
であったとする。
この場合、LED選択部160は、(1:2’)=必要組数900組が必要組数1100組に対して不足であるので、
(α、β、γ)=(11,1,1)において、
(1:2’)に対応するα=11を採用し、
900組/11組=81.8より整数81を算出し、
81台のLEDモジュールが生産できることを算出する。
さらに、シート単位であるので、LED選択部160は、
81台/5台=16.2=16シート
が生産可能なことを算出する。一方、LED選択部160は、生産台数情報として、「20シート」(LEDモジュール100台分)を入力している。よって、LED選択部160は、
(16シート/20シート)×100%=80%
を算出し、順電圧反映実装パターンテーブル85の行26のレコードの生産可能率を「80%」と算出する。
【0066】
(B.各行の生産可能率)
LED選択部160は、順電圧反映実装パターンテーブル85の「可」である行に対して、以上のA1〜A5で述べた処理を実行して、それぞれの行におけるシート単位(あるいはキャリアボード単位)に基づく「生産可能率」を算出する。なお、「可」である行の生産可能率を算出して、次の「可」の行の処理に移るに際しては、LED選択部160は、LED在庫情報82を、生産可能率の算出処理を実行する直前の初期状態(つまり、現実の現在の在庫状態)に戻す。これは、順電圧反映実装パターンテーブル85の「可」である各行に対して、同じLED在庫情報82の条件で生産可能率を算出するので当然である。そして、算出した各行の「生産可能率」を記憶装置に記憶し、また、必要に応じて(出力要求がされた場合)、表示装置や印刷装置などの出力装置に表示あるいは印刷等の出力処理を実行する。最も生産可能率の高い行を出力してもよいし、最も生産可能率の高い、上位の複数の行を出力してもよいし、「可」の全部の行の生産可能率を出力しても構わない。
【0067】
以上の処理により最も生産可能率の高い組合せでLEDモジュールを生産することにより、LEDを複数実装するLEDモジュールにおいて、色度バラツキを少なくし、適切な入力電圧範囲のLEDモジュールが実現できると同時に、LEDの在庫情報から最適な組合せを選ぶことができるLED利用率の高いLEDモジュールの製造ができる。
【0068】
なお、以上の実施の形態1では、コンピュータ10(LED選択装置)を説明したが、LED選択装置の動作を、LED選択方法あるいはLED選択プログラムとして把握することも可能である。