(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記検出部により検出される前記飲料の状態は、前記飲料ディスペンサ内を流れる炭酸ガスの積算容量から判断する飲料の積算容量である、請求項1から5のいずれか一項に記載の飲料ディスペンサシステム。
前記飲料は、ビール、発泡酒、麦芽以外の原料から作成されていて別のアルコール飲料が混入されたビール風味の発泡アルコール飲料、ノンアルコールビール、チューハイ、ハイボール、炭酸飲料、茶飲料または水のうちのいずれか一つを含む、請求項1から6のいずれか一項に記載の飲料ディスペンサシステム。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、ビールディスペンサを或る程度の期間にわたって使用すると、ビールディスペンサの配管系が汚れるので、ビールディスペンサを定期的に洗浄する必要がある。このため、ビール販売会社の担当者は、ビールディスペンサが配置される各飲食店を定期的に訪問し、ビールディスペンサの洗浄状況を確認している。また、飲食店を訪問するときには、担当者はビールディスペンサの配管系の圧力が適切であるか否かも同時に確認している。
【0006】
もしビールディスペンサが適切に洗浄されていること、または配管系の圧力が適切であることを遠隔で把握できれば、ビール販売会社の担当者の訪問作業を効率化できる可能性が高い。さらに、ビールディスペンサの洗浄状況の解析結果をビール販売会社よりその都度貰えるのであれば、飲食店の従業員は、ビール販売会社の担当者の訪問を待たずに、安心してビールを提供できる。
【0007】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、担当者が飲食店を訪問することなしに、飲料、例えばビールの状態を把握することのできる飲料ディスペンサシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前述した目的を達成するために1番目の発明によれば、飲料ディスペンサシステムにおいて、飲料を注出する飲料ディスペンサと、該飲料ディスペンサ内の飲料の状態を検出する検出部と、該検出部により検出された前記飲料の状態を通信回線に送信する送信部と、前記通信回線を介して前記飲料の状態を受信する外部コンピュータと、を具備
し、前記検出部により検出される前記飲料の状態は、前記飲料の透明度、前記飲料ディスペンサ内を流れる飲料の圧力および前記飲料ディスペンサ内を流れる飲料流量の積算容量である飲料ディスペンサシステムが提供される。
2番目の発明によれば、1番目の発明において、前記送信部は、前記飲料ディスペンサに備えられた内部コンピュータであり、前記外部コンピュータは前記飲料の状態に応じて定まるメッセージを前記通信回線に通して前記内部コンピュータに送信し、前記内部コンピュータは、前記メッセージを出力する出力部を具備する。また、内部コンピュータは、飲料ディスペンサから注出された飲料の総量のデータを蓄積することができる。
3番目の発明によれば、飲料ディスペンサシステムにおいて、飲料を注出する複数の飲料ディスペンサと、該複数の飲料ディスペンサ内のそれぞれ飲料の状態を検出する複数の検出部と、該複数の検出部により検出された前記飲料の状態のそれぞれを通信回線に送信する複数の送信部と、前記通信回線を介して前記飲料の状態のそれぞれを受信する単一の外部コンピュータと、を具備
し、前記検出部により検出される前記飲料の状態は、前記飲料の透明度、前記飲料ディスペンサ内を流れる飲料の圧力および前記飲料ディスペンサ内を流れる飲料流量の積算容量を含む飲料ディスペンサシステムが提供される。
4番目の発明によれば、1番目の発明において、前記外部コンピュータは前記飲料の状態に応じて定まる信号またはデータを前記通信回線に通し
て内部コンピュータに送信し、前記内部コンピュータは、前記信号または前記データに基づいて異なるメッセージを出力する出力部を具備する。
5番目の発明によれば、3番目の発明において、前記送信部は、前記飲料ディスペンサに備えられた内部コンピュータであり、前記外部コンピュータは前記飲料の状態のそれぞれに応じて定まるメッセージを前記通信回線を通じて前記内部コンピュータのそれぞれに送信し、前記内部コンピュータのそれぞれは、前記メッセージを出力する出力部を具備する。
6番目の発明によれば、1番目から5番目のいずれかの発明において、前記検出部により検出される前記飲料の状態は、前記飲料ディスペンサ内を流れる炭酸ガスの積算容量から判断する飲料の積算容量である。
7番目の発明によれば、1番目から
6番目のいずれかの発明において、前記飲料は、ビール、発泡酒、麦芽以外の原料から作成されていて別のアルコール飲料が混入されたビール風味の発泡アルコール飲料、ノンアルコールビール、チューハイ、ハイボール、炭酸飲料、茶飲料または水のうちのいずれか一つを含む。
【発明の効果】
【0009】
1番目および3番目の発明においては、飲料の状態が内部コンピュータに蓄積され、通信回線を介して外部コンピュータに送信される。このため、飲料販売会社の担当者または飲食店の従業員が内部コンピュータを参照すれば、前回の訪問もしくは送信後または現在の飲料ディスペンサ内の飲料状態を把握することができる。さらに、外部コンピュータを参照すれば、担当者が飲食店を訪問することなしに、飲料ディスペンサ内のビールの状態を把握することができる。
さらに、飲料の透明度を基準透明度と比較することによって、飲料ディスペンサの洗浄に関するメッセージを送信することができる。さらに、炭酸ガスの圧力を基準圧力と比較することによって、炭酸ガスボンベの設定に関するメッセージを送信することができる。
2番目、4番目および5番目の発明においては、飲料の状態に応じて定まる「洗浄する」、「炭酸ガスボンベの設定を変更する」等のメッセージを出力することによって、飲食店の従業員に飲料ディスペンサに関する注意を促すことができる。なお、出力部は、液晶モニタ、プリンタもしくはスピーカであってよく、内部コンピュータと無線を介して接続されていてもよい。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下の図面において同様の部材には同様の参照符号が付けられている。理解を容易にするために、これら図面は縮尺を適宜変更している。これら図面には飲料ディスペンサシステムの例として、ビールディスペンサシステムが示されている。ただし、飲料ディスペンサシステムが、ビール以外の他の飲料、例えば発泡酒、麦芽以外の原料から作成されていて別のアルコール飲料が混入されたビール風味の発泡アルコール飲料(第三のビール)、ノンアルコールビール、チューハイ、ハイボール、炭酸飲料、茶飲料または水を注出してもよい。
図1は本発明の第一の実施形態に基づくビールディスペンサシステムの略図である。
図1に示されるビールディスペンサシステムは、ビールディスペンサ10と、外部コンピュータ1とを主に含んでいる。ビールディスペンサ10は通常、飲食店などに設置されており、外部コンピュータ1は飲食店から遠方に位置する他の建物、例えばビール販売会社の建物に配置されているものとする。
【0012】
図示されるように、これらビールディスペンサ10および外部コンピュータ1は通信回線2によって互いに接続されている。通信回線2は、有線または無線であってもよく、通信回線2がネットワークであってもよい。
【0013】
ビールディスペンサ10は、本体11と、本体11の外部に設置されたビール樽15および炭酸ガスボンベ16と、本体11に取付けられたノズル19とを主に含んでいる。図示されるように、ビール樽15にはビールが充填されている。炭酸ガスボンベ16は第一配管14によってビール樽15の口部に接続されている。また、第二配管17がビール樽15の口部とノズル19とを接続している。なお、実際には第一配管14および第二配管17はビール樽15の口部において互いに同心に配置されているが、理解を容易にする目的で、
図1においてはそのような配置を省略している。
【0014】
公知であるように、炭酸ガスを炭酸ガスボンベ16から第一配管14に通してビール樽15まで供給する。これにより、ビール樽15内部の圧力が高まって、ビールがビール樽15から第二配管17を通ってノズル19まで到達する。そして、操作者がノズル19を操作すると、ビールがノズル19の口部から注出され、ノズル19の下方に予め配置されたビールグラス等に供給される。
【0015】
図1を参照すると、本発明のビールディスペンサ10は内部コンピュータ12を本体11内部または外部に有している。従って、厳密に言えば、ビールディスペンサ10の内部コンピュータ12が通信回線2を介して外部コンピュータ1に接続されている。また、内部コンピュータ12は出力部13、例えば液晶モニタ、プリンタもしくはスピーカを備えている。
【0016】
図1に示されるように、ビール樽15とノズル19とを接続する第二配管17には、第一センサS1、第二センサS2および第三センサS3が備えられている。ここで、第一センサS1は、第二配管17を流れるビールの透明度Tを検出する透明度センサである。また、第二センサS2は第二配管17を流れるビールの圧力Pを検出する圧力センサである。また、第三センサS3は第二配管17を流れるビール流量の積算容量Vを測定する流量センサである。なお、第一センサS1、第二センサS2および第三センサS3の少なくとも一つが、ノズル19に直接的に取付けられていてもよい。
【0017】
第一センサS1により検出されたビールの透明度T、第二センサS2により検出された圧力Pおよび第三センサS3により検出されたビールの積算容量Vは内部コンピュータ12に供給され、次いで通信回線2を通じて外部コンピュータ1に送信される。このため、内部コンピュータ12は、外部コンピュータ1にビールの状態を送信する送信部としての役目を果たす。
【0018】
以下、
図2を参照して、第一の実施形態におけるビールディスペンサシステムの動作を説明する。なお、
図2に示される動作は所定の周期毎、例えば一日毎に行われるものとする。
【0019】
はじめに、
図2のステップS101において、第一センサS1によりビールの透明度Tを検出する。そして、ステップS102において、第二センサS2によりビールの圧力Pを検出する。さらに、ステップS103において、第三センサS3によりビール流量の積算容量Vを検出する。これら透明度T、圧力Pおよび積算容量Vは内部コンピュータ12に供給、蓄積され、通信回線2を通じて外部コンピュータ1まで送信される(ステップS104)。
【0020】
外部コンピュータ1を有するビール販売会社の担当者は外部コンピュータ1を参照できる。このため、ビールディスペンサ10が設置された飲食店に訪問することなしに、担当者は飲食店に設置されたビールディスペンサ10のビールの状態および注出量を把握することができる。
【0021】
さらに、
図2のステップS105においては、外部コンピュータ1が、送信された透明度Tを所定の閾値T0、T1と比較する。閾値T0、T1は実験等によって予め求められた或る値の透明度である。そして、透明度Tが閾値T0よりも小さい場合または透明度Tが閾値T1よりも大きい場合には、ビールディスペンサの洗浄が必要であると判断できる。
【0022】
そのような場合には、ステップS106において、外部コンピュータ1が「洗浄する」というメッセージを通信回線2に通して内部コンピュータ12に送信する。内部コンピュータ12がメッセージを受信すると、そのメッセージは、内部コンピュータ12の出力部13に出力される。このため、ビールディスペンサ10が設置された飲食店の従業員に対して、ビールディスペンサ10を清掃する注意を促すことができる。
さらに、ビールの積算容量Vと透明度Tまたは圧力Pとの間の相関関係を計算などにより事前に把握するのが好ましい。透明度Tまたは圧力Pがそれぞれの閾値T0、P0から逸脱する前に、外部コンピュータ1が「あと何リットルで洗浄タイミングになりそうです。」または「そろそろ洗浄タイミングに近づいています」などのメッセージを通信回線2に通して内部コンピュータ12に送信することもできる。
【0023】
次いで、
図2のステップS107においては、外部コンピュータ1が、送信された圧力Pを所定の閾値P0およびP1と比較する。閾値P0およびP1は計算または実験等によって予め求められた或る圧力値である。そして、圧力Pが閾値P0よりも小さい場合または圧力Pが閾値P1よりも大きい場合には、炭酸ガスボンベ16内の炭酸ガス量が低下してきたまたは炭酸ガスボンベ16の設定が適切でないと判断できる。
【0024】
そのような場合には、ステップS108において、外部コンピュータ1が「炭酸ガスボンベの設定見直し」というメッセージを通信回線2に通して内部コンピュータ12に送信する。そして、そのメッセージは、同様に出力部13に出力される。このため、ビールディスペンサ10が設置された飲食店の従業員に対して、炭酸ガスボンベ16の設定を見直す注意を促すことができる。
なお、予め複数の番号と、これら数字に対応するメッセージとの間の関係を示すテーブルを作成しておき、外部コンピュータ1が内部コンピュータ12に複数の番号のうちの一つの番号のみを送信してもよい。この場合には、内部コンピュータ12は、送信された番号に対応したメッセージをテーブルから選択し、選択されたメッセージを出力部13に出力することができる。
【0025】
ところで、
図3は本発明の第二の実施形態に基づくビールディスペンサシステムの略図である。
図3においては、外部コンピュータ1は複数の通信回線2
1〜2
nによって複数のビールディスペンサ10
1〜10
nにそれぞれ接続されている。各ビールディスペンサ10
1〜10
nは、
図1に示されるビールディスペンサ10と同様の構成であるものとする。また、これらビールディスペンサ10
1〜10
nは異なる飲食店に設置されていても、同一の飲食店に設置されていてもよい。以下の説明では、ビールディスペンサ10
1〜10
nのそれぞれは異なる飲食店に設置されているものとする。
【0026】
図4は、
図3に示されるビールディスペンサシステムの動作を示すフローチャートである。
図4を参照して、第二の実施形態に基づくビールディスペンサシステムの動作を説明する。なお、なお、
図4に示される動作も所定の周期毎、例えば一日毎に行われるものとする。
【0027】
はじめに、
図4のステップS111において、各ビールディスペンサ10
1〜10
nに備えられた第一センサS1によりそれぞれのビールの透明度T
1〜T
nを検出する。そして、ステップS112において、各ビールディスペンサ10
1〜10
nに備えられた第二センサS2によりそれぞれのビールの圧力P
1〜P
nを検出する。ステップS113においては、各ビールディスペンサ10
1〜10
nに備えられた第三センサS3によりそれぞれの第二配管17を流れるビールの積算容量V
1〜V
nを検出する。これら透明度T
1〜T
n、圧力P
1〜P
nおよび積算容量V
1〜V
nは対応する内部コンピュータ12
1〜12
nに供給、蓄積され、通信回線2
1〜2
nを通じて外部コンピュータ1まで送信される(ステップS114)。
【0028】
外部コンピュータ1を有するビール販売会社の担当者は外部コンピュータ1を参照できる。このため、ビールディスペンサ10
1〜10
nが設置された複数の飲食店に訪問することなしに、担当者はビールディスペンサ10
1〜10
nのそれぞれのビールの状態および注出量を把握することができる。特に、第二の実施形態においては、担当者が複数の飲食店を訪問する必要性を排除できるので有利である。
【0029】
さらに、
図4のステップS115においては、外部コンピュータ1が、送信された透明度T
1〜T
nのそれぞれを所定の閾値T0、T1と比較する。そして、透明度T
1〜T
nのそれぞれが閾値T0よりも小さい場合または透明度T
1〜T
nのそれぞれが閾値T1よりも大きい場合には、ビールディスペンサの洗浄が必要であると判断できる。この場合には、外部コンピュータ1が「洗浄する」というメッセージを対応する通信回線2
1〜2
nに通して対応する内部コンピュータ12
1〜12
nに送信する(ステップS116)。
【0030】
内部コンピュータ12
1〜12
nがメッセージを受信すると、そのメッセージは、内部コンピュータ12
1〜12
nの出力部(図示しない)に出力される。従って、前述したのと同様に、ビールディスペンサ10
1〜10
nが設置された複数の飲食店の作業者に対して、ビールディスペンサ10
1〜10
nを洗浄する注意を促すことができる。
【0031】
次いで、
図4のステップS117においては、外部コンピュータ1が、送信された圧力P
1〜P
nを所定の閾値P0およびP1と比較する。そして、圧力P
1〜P
nのそれぞれが閾値P0よりも小さい場合または圧力P
1〜P
nのそれぞれが閾値P1よりも大きい場合には、炭酸ガスボンベ16内の炭酸ガス量が低下してきた、または炭酸ガスボンベ16の設定が適切でないと判断できる。
【0032】
この場合には、ステップS118において、外部コンピュータ1が「炭酸ガスボンベの設定見直し」というメッセージを対応する通信回線2
1〜2
nに通して対応する内部コンピュータ12
1〜12
nに送信する。そのメッセージは対応する内部コンピュータ12
1〜12
nの出力部(図示しない)に同様に出力される。このため、ビールディスペンサ10
1〜10
nが設置された複数の飲食店の従業員に対して、炭酸ガスボンベの設定を見直す注意を促すことができる。
【0033】
なお、第二の実施形態においては、メッセージが送信されたビールディスペンサ10
1〜10
nのうちのいくつかについてのリストを各メッセージに対して作成し、時系列で外部コンピュータ1内に保存してもよい。「洗浄する」というメッセージに関するリストによって、担当者は、飲食店がビールディスペンサ10
1〜10
nを洗浄する洗浄頻度を把握することができる。
【0034】
また、ビールの注出量に関するリストは、ビールディスペンサ10
1〜10
nを有する飲食店におけるビール樽15内のビール消費量を意味する。従って、このようなリストを、ビールの販売量を示す指標として使用することができる。
【0035】
さらに、外部コンピュータ1から、飲食店の従業員または顧客に対して告知したいビール等に関する広告についての情報を通信回線2
1〜2
nに通して各ビールディスペンサ10
1〜10
nの内部コンピュータ12
1〜12
nに供給してもよい。その場合には、内部コンピュータ12
1〜12
nは出力部に広告を出力し、飲食店の客に対してビールに関する購買意欲を高めることが可能である。
【0036】
また、
図5は本発明の他の実施形態に基づくビールディスペンサシステムの略図である。
図5においては、ビール樽15とノズル19とを接続する第二配管17に、前述したのと同様な第一センサS1および第二センサS2が備えられている。そして、炭酸ガスボンベ16とビール樽15とを接続する第一配管14に、第四センサS4および第五センサS5が備えられている。第四センサS4は、第一配管14を流れる炭酸ガスの圧力P’を検出する圧力センサである。第五センサS5は、第一配管14を流れる炭酸ガスの積算容量を検出する流量センサである。なお、第四センサS4および第五センサS5のいずれか一方が第一配管14に備えられていてもよい。また、第一センサS1および第二センサS2のいずれか一方が、ノズル19に直接的に取付けられていてもよい。さらに、第四センサS4および第五センサS5も、ボンベ16と第一配管14との間の接続部分20に直接的に取付けられていてもよい。
そして、第四センサS4および第五センサS5の検出値をそれぞれの閾値と比較して、炭酸ガスボンベ16の設定の見直しを同様に行うことができる。この場合には、炭酸ガスボンベの設定の見直しをより詳細に行うことが可能となる。また、第五センサS5により検出した炭酸ガスの積算容量からビールの積算容量を判断し、ビールの積算容量を所定の閾値と比較することも可能である。
さらに、
図5には、二つの外部コンピュータ1、1’が示されている。例えば第一センサS1および第二センサS2からの検出値を外部コンピュータ1に送信し、第四センサS4および第五センサS5からの検出値を外部コンピュータ1’に送信してもよい。これにより、第一配管14および第二配管17毎に検出値を管理できるのが分かるであろう。
【0037】
なお、ビールを注出するビールディスペンサシステムについて説明したが、他の液体を注出するディスペンサシステムであっても、本発明の構成を同様に適用できるのは当業者であれば明らかであろう。また、第一センサS1〜第五センサS5が本体11の外部に取付けられていてもよい。また、内部コンピュータ12、12
1〜12
nがビールの状態に応じてメッセージを選択し、そのメッセージを内部コンピュータの出力部13に出力するようにしてもよい。この場合には、内部コンピュータのみで完結するので、通信回線を通じて外部コンピュータ1に通信する必要がない。従って、ビールの状態に応じて定まるメッセージをより速く出力することができる。
【0038】
なお、
図1から
図5に示される実施形態においては、飲料ディスペンサシステムの例として、ビールを注出するビールディスペンサシステムについて説明した。しかしながら、飲料ディスペンサシステムが、他の形態であってもよい。
【0039】
図6は本発明の追加の実施形態における飲料ディスペンサシステムを示す図である。
図6においては、非通気性のフィルム状シート材から形成されたバッグ本体29に、飲料が充填されている。バッグ本体29はボックス30内に配置されている。そして、ボックス30から延びる配管は温水タンク31および冷水タンク32に接続されている。図示しないものの、温水タンク31には加熱装置が取付けられており、冷水タンク32には冷却装置が取付けられている。そして、温水タンク31から延びる配管33には温水ノズル35が設けられ、冷水タンク32から延びる配管34には冷水ノズル36が設けられている。
【0040】
図6に示されるように、第一センサS1および第三センサS3のうちの少なくとも一つが、温水タンク31と温水ノズル35とを接続する配管33および冷水タンク32と冷水ノズル36とを接続する配管34に取付けられている。これらセンサからの信号は内部コンピュータ12に供給され、次いで、通信回線2を介して外部コンピュータ1に送信される。
【0041】
図7は本発明のさらに追加の実施形態における飲料ディスペンサシステムを示す図である。
図7においては、異なる飲料が予め充填された複数、例えば三つのタンク41、42、43が配置されている。これらタンク41、42、43とノズル47、48、49とは、それぞれ配管44、45、46によって接続されている。タンク41、42、43に対応するボタンを押圧することによって、所望の飲料が対応するノズルからステージ51上の容器52に注出される。
【0042】
図7に示されるように、第一センサS1および第三センサS3のうちの少なくとも一つが、配管44、45、46に取付けられている。これらセンサからの信号は内部コンピュータ12に供給され、次いで、通信回線2を介して外部コンピュータ1に送信される。
【0043】
図6および
図7に示される形態の飲料ディスペンサにおいても、前述したのと同様な効果が得られるのは明らかであろう。また、前述した実施形態を適宜組み合わせることは、本発明の範囲に含まれる。