(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
ユーザが所持するメッセージ送信装置と、前記メッセージ送信装置から送信されたメッセージデータを他のメッセージ送信装置へ配信するメッセージ配信装置とを備え、あらかじめ作成されたグループのメンバー間でメッセージを送受信するためのメッセージ配信システムであって、
前記メッセージ送信装置は、
ユーザからの指示に基づいて、ユーザが所属するグループに所属するメンバーを一覧表示するメンバー表示手段と、
前記メンバー表示手手段によって表示されたメンバーの中から、メッセージの送信先とするメンバーの選択を受け付けるメンバー選択受付手段と、
前記メンバー選択受付手段によって選択が受け付けられたメンバーをメッセージの送信先に設定する送信先設定手段と、
ユーザからの発話を受け付けて、前記送信先設定手段によって設定された前記メンバーに宛てた音声メッセージを記録媒体に記録する音声メッセージ記録手段と、
前記音声メッセージ記録手段によって記録された前記音声メッセージの背景で流すバックグラウンドミュージックの選択を受け付けるBGM選択受付手段と、
前記音声メッセージ記録手段によって記録された前記音声メッセージの途中に挿入する効果音の選択を受け付ける効果音選択受付手段と、
前記音声メッセージ記録手段によって記録された前記音声メッセージのデータと、前記BGM選択受付手段によって選択が受け付けられた前記バックグラウンドミュージックのデータと、前記効果音選択受付手段によって選択が受け付けられた前記効果音のデータとに基づいて、送信用メッセージデータを作成するように、前記メッセージ配信装置へ指示する送信用メッセージデータ作成指示手段と、
前記メッセージ配信装置に対して、前記送信先設定手段で設定した前記メッセージの送信先に宛てた前記送信用メッセージデータの送信を指示する送信用メッセージデータ送信指示手段とを備え、
前記メッセージ配信装置は、
前記メッセージ送信装置からの前記送信用メッセージデータの作成指示を受け付けたときに、前記送信用メッセージデータを作成する送信用メッセージデータ作成手段と、
前記送信用メッセージデータ作成手段によって作成された前記送信用メッセージデータを記録装置に記録する送信用メッセージデータ記録手段と、
前記メッセージ送信装置からの前記送信用メッセージデータの送信指示を受け付けたときに、前記送信用メッセージデータの宛先に設定されているメンバーに対して通知する通知手段とを備えることを特徴とするメッセージ配信システム。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1は、本実施の形態におけるメッセージ配信システムの一実施の形態の構成を示すブロック図である。メッセージ配信システム100は、複数のメッセージ送信装置200と、メッセージ配信装置300とで構成される。メッセージ送信装置200は、複数のユーザがそれぞれ所持する端末であって、例えばスマートフォン、タブレット、PDA、パソコン等の情報端末が用いられる。また、メッセージ配信装置300は、複数のメッセージ送信装置200と通信を行って種々の処理を実行するための装置であって、例えば、サーバー装置やパソコン等が用いられる。
【0009】
本実施の形態では、メッセージ配信装置300と各メッセージ送信装置200とは、例えばインターネットや携帯電話網等の通信回線を介して接続される。なお、
図1では、1台のメッセージ配信装置300と2台のメッセージ送信装置200とで構成される例を示しているがメッセージ配信システム100の構成はこれに限定されない。例えば、複数のメッセージ配信装置300で処理を分散させるようにしてもよい。また、メッセージ送信装置200の数は特に限定されるものではない。
【0010】
図2は、本実施の形態におけるメッセージ送信装置200としてスマートフォンを用いた場合の一実施の形態の構成を示すブロック図である。本実施の形態では、スマートフォンにメッセージ送信用アプリケーションをインストールすることにより、本実施の形態におけるメッセージ送信装置200として動作する。なお、メッセージ送信用アプリケーションのプログラムは、インターネットを介して接続されたサーバ上で公開されることにより提供され、ユーザがこれをダウンロードにより入手し、メッセージ送信装置200にあらかじめインストールされているものとする。あるいは、メッセージ送信用アプリケーションのプログラムは、CD−ROMやDVD−ROM等の記録媒体に記録されて提供されるようにしてもよい。
【0011】
メッセージ送信装置200は、タッチパネル201と、通信モジュール202と、マイク203と、制御装置204と、スピーカー205とを備えている。
【0012】
タッチパネル201は、液晶パネル等の表示装置とタッチパッドのような位置入力装置を組み合わせた電子部品であり、画面上の表示を押すことで機器を操作することができる入力装置である。例えば、メッセージ送信装置200のユーザは、液晶パネル上に表示されたボタンやメニュー等の表示項目を指やタッチペンを用いてタッチまたはスライドさせることにより、メッセージ送信装置200を操作することができる。タッチパネル201は、ユーザによるタッチやスライドといった操作を検出して、その検出信号を制御装置204へ出力する。
【0013】
通信モジュール202は、無線または有線により、LANや携帯電話通信網を介してインターネットに接続するためのモジュールが用いられる。メッセージ送信装置200は、この通信モジュール202を介してメッセージ配信装置300と通信を行う。
【0014】
マイク203は、ユーザによる発話音声を入力するための集音装置である。マイク203から入力されたアナログデータは、制御装置204でデジタル信号に変換される。変換後の音声データは、後述する制御装置204が備える揮発性のメモリや不揮発性のメモリに記録されることにより、ユーザによる発話音声は録音される。
【0015】
制御装置204は、CPU、メモリ、およびその他の周辺回路によって構成され、メッセージ送信装置200の全体を制御する。なお、制御装置204を構成するメモリは、例えばSDRAM等の揮発性のメモリやフラッシュメモリ等の不揮発性のメモリを含む。揮発性のメモリは、CPUがプログラム実行時にプログラムを展開するためのワークメモリや、データを一時的に記録するためのバッファメモリとして使用される。また、不揮発性のメモリには、メッセージ送信装置200を動作させるためのファームウェアや種々のアプリケーションを動作させるためのソフトウェアのプログラムデータが記録される。本実施の形態では、この不揮発性のメモリに、上述したメッセージ送信用アプリケーションのプログラムが記録されている。
【0016】
スピーカー205は、音声を出力するための出力装置である。他のメッセージ送信装置200から受信した音声データは、制御装置204でアナログ信号に変換された後、スピーカー205から出力される。
【0017】
図3は、本実施の形態におけるメッセージ配信装置300としてサーバ装置を用いた場合の一実施の形態の構成を示すブロック図である。メッセージ配信装置300は、操作部材301と、接続IF(インターフェース)302と、制御装置303と、記録装置304と、表示装置305とを備えている。
【0018】
操作部材301は、メッセージ配信装置300の操作者によって操作される種々の装置、例えばキーボードやマウスを含む。
【0019】
接続IF302は、メッセージ配信装置300をインターネット等の通信回線に接続するためのインターフェースであり、例えば、インターネットに有線で接続するための有線LANモジュールや、インターネットに無線で接続するための無線LANモジュールなどが用いられる。
【0020】
制御装置303は、CPU、メモリ、およびその他の周辺回路によって構成され、メッセージ配信装置300の全体を制御する。なお、制御装置303を構成するメモリは、例えばSDRAM等の揮発性のメモリである。このメモリは、CPUがプログラム実行時にプログラムを展開するためのワークメモリや、データを一時的に記録するためのバッファメモリとして使用される。例えば、接続IF302を介して読み込まれたデータは、バッファメモリに一時的に記録される。
【0021】
記録装置304は、メッセージ配信装置300が蓄える種々のデータや、制御装置303が実行するためのプログラムのデータ等を記録するための記録装置であり、例えばHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等が用いられる。なお、記録装置304に記録されるプログラムのデータは、CD−ROMやDVD−ROMなどの記録媒体に記録されて提供されたり、ネットワークを介して提供され、使用者が取得したプログラムのデータを記録装置304にインストールすることによって、制御装置303がプログラムを実行できるようになる。
【0022】
表示装置305は、例えば液晶モニタであって、制御装置303から出力される種々の表示用データが表示される。
【0023】
メッセージ送信装置200のユーザがメッセージ送信装置200上でメッセージ送信用アプリケーションを起動すると、メッセージ送信装置200とメッセージ配信装置300との間で通信が確立される。これにより、メッセージ送信用アプリケーションが起動されてメッセージ配信装置300と接続されている他のメッセージ送信装置200との間で、メッセージ配信装置300を介したメッセージの送受信を行うことが可能となる。以下、本実施の形態におけるメッセージ送信用アプリケーションを利用したメッセージの送受信方法について説明する。
【0024】
本実施の形態におけるメッセージ送信用アプリケーションでは、ユーザは、自身または他のユーザが作成したいずれかのグループにメンバーとして登録し、自身と同じグループに登録されている他のメンバーに対して音声メッセージを送信することができる。このため、ユーザは、メッセージ送信用アプリケーションを起動して表示される画面上で、ユーザ登録とともに、グループへのメンバー登録を事前に行っておく必要がある。
【0025】
ユーザ登録の方法としては、例えば、制御装置204は、ユーザからの指示に基づいてタッチパネル201上にユーザ登録画面を表示し、該ユーザ登録画面上でユーザ登録に必要な情報の入力を受け付ける。ユーザ登録に必要な情報としては、例えば、ユーザ名、メールアドレス、ログイン用パスワード等が含まれる。制御装置204は、ユーザ登録画面上でユーザ登録に必要な情報が入力されて、ユーザ登録ボタンがタッチされた場合には、ユーザ登録画面上で入力されたユーザ登録情報をメッセージ配信装置300へ送信する。
【0026】
メッセージ配信装置300では、制御装置303は、メッセージ送信装置200からユーザ登録情報を受信した場合には、ユーザを一意に特定するためのユーザIDを発行する。ユーザIDとしては、ユーザ登録情報に含まれるメールアドレスを用いてもよいし、制御装置303が新たに他のユーザと重複しないIDを発行してもよい。制御装置303は、発行したユーザIDと、受信したユーザ登録情報とを関連付けたユーザ情報を記録装置304に記録する。これによって、メッセージ送信用アプリケーションを利用するためのユーザ登録は完了する。
【0027】
ユーザは、ユーザ登録が完了した後は、メッセージ配信装置300で発行されたIDやユーザ登録時に入力したメールアドレスといった、他のユーザと重複することのないユーザIDをログインIDとして用い、該ログインIDと、ユーザ登録時に入力したログイン用パスワードとを用いてシステムにログインすることにより、メッセージ送信用アプリケーションを介したメッセージ配信システム100の利用が可能となる。
【0028】
システムにログインしたユーザは、少なくとも1つのグループにメンバーとして登録することにより、そのグループ内の他のメンバーとの間で音声メッセージの送受信を行うことができる。例えば、自らグループを作成して、そのグループにメンバーとして登録するとともに、作成したグループに他のユーザを招待することでメンバーを増やし、そのグループ内の他のメンバーとの間で音声メッセージの送受信を行うことができる。他のユーザからメンバー登録の招待を受けたユーザは、その招待に応じるかたちでグループにメンバー登録をすれば、既存のグループに参加して、そのグループ内の他のメンバーとの間で音声メッセージの送受信を行うことができる。
【0029】
例えば、ユーザがグループを作成する場合には、制御装置204は、ユーザからの指示に基づいてタッチパネル上にグループ作成画面を表示し、該グループ作成画面上でグループ作成に必要な情報の入力を受け付ける。グループ作成に必要な情報としては、例えば、グループ名、そのグループの活動エリア、グループのカテゴリ、グループの紹介文等の種々の情報が含まれる。制御装置204は、グループ作成画面上でグループ作成に必要な情報が入力されて、グループ作成ボタンがタッチされた場合には、グループ作成画面上で入力された情報と、グループ作成者であるユーザのユーザIDとを含んだグループ作成情報をメッセージ配信装置300へ送信する。
【0030】
メッセージ配信装置300では、制御装置303は、メッセージ送信装置200からグループ作成情報を受信した場合には、グループを一意に特定するためのグループIDを発行し、該グループIDと、受信したグループ作成情報とを関連付けたグループ情報を記録装置304に記録する。また、グループ作成情報に含まれるユーザIDを、作成したグループのグループIDと関連付けて記録することにより、グループ作成者であるユーザをそのグループのメンバーとして登録する。
【0031】
メンバー登録が完了すると、ユーザは、そのグループ用に作成されたグループページ内で他のメンバーとコミュニケーションを図ることができる。
図4は、グループごとに作成されるグループページの一例を示す図である。
図4に示すように、グループページには、グループ名表示領域4aと、グループ詳細情報表示領域4bと、ボタン表示領域4cとが配置されている。
【0032】
グループ名表示領域4aには、現在表示されているグループページのグループ名が表示される。また、ユーザによってグループ用のアイコン画像が登録されている場合には、アイコン画像も併せて表示される。
【0033】
グループ詳細情報表示領域4bには、グループ情報として登録されている活動エリアやグループのカテゴリを表す情報とともに、現在のグループへの登録メンバー数を示す情報が表示される。
【0034】
ボタン表示領域4cには、ユーザがグループ内で利用することができる機能を呼び出すためのボタンが複数配置される。
図4では、ボタン表示領域4cに「メンバー招待」ボタン4d、「メッセージ送信」ボタン4e、「受信BOX」ボタン4f、「掲示板」ボタン4g、「スケジュール」ボタン4h、「アンケート」ボタン4i、「グループ設定」ボタン4jが配置されている。なお、
図4に示す例では、ボタン表示領域4cには、文字のみが表示されたボタンが配置されているが、各ボタンにそれぞれの機能を示すイラストを表示したアイコンボタンを配置するようにしてもよい。以下、ユーザによって各ボタンがタッチされた場合の処理について説明する。
【0035】
「メンバー招待」ボタン4dは、ユーザが自身が登録済みのグループに他のユーザを招待するための機能を呼び出すためのボタンである。制御装置204は、ユーザによって「メンバー招待」ボタン4dがタッチされたことを検出すると、
図5に示すように、メンバーを招待するためのメンバー招待画面をタッチパネル201に表示する。制御装置204は、メッセージ配信装置300からグループに登録済みのユーザ情報を取得して、メンバー招待画面上にユーザ名を一覧表示する。
図5に示す例では、4人のユーザのユーザ情報が取得され、各ユーザに対応したユーザ表示領域5a〜5d内に、それぞれのユーザ名が表示されている。
【0036】
ユーザは、「招待」ボタン5eにタッチすることにより、招待する人物のメールアドレスを宛先に指定して、グループへの招待メッセージを記載した招待メールを送ることができる。
【0037】
制御装置204は、メンバー招待画面上で「招待」ボタン5eがタッチされたことを検出した場合には、タッチパネル201に、ユーザに対して、招待メッセージの作成を促す画面を表示して、ユーザによる招待メールの作成を受け付ける。ユーザは、招待する人物のメールアドレスを宛先に指定して、その人物に宛てたグループへの勧誘メッセージとともに、グループへのメンバー登録を行うためのメンバー登録用リンク情報を含んだ招待メールを作成する。このメンバー登録用リンク情報には、招待を受けた人物が該メンバー登録用リンク情報にタッチすると、メッセージ配信装置300にアクセスするとともに、その人物が招待を受けたグループのグループIDを指定してグループへのメンバー登録を要求するための情報が含まれている。
【0038】
制御装置204は、ユーザによって招待メールが作成されて送信が指示された場合には、作成された招待メールを、宛先として指定されたメールアドレスに宛てて送信する。一方、制御装置204は、ユーザによって「戻る」ボタン5fがタッチされたことを検出した場合には、
図4に示したグループページをタッチパネル201に表示する。
【0039】
招待された人物は、自身が所持するメッセージ送信装置200で招待メールを受信し、招待されたグループへの登録を希望する場合には、招待メールに記載された上述したメンバー登録用リンク情報にタッチすることにより、グループへのメンバー登録を行う。
【0040】
招待されたユーザのメッセージ送信装置200では、制御装置204は、ユーザによってメンバー登録用リンク情報がタッチされたことを検出した場合には、そのメンバー登録用リンク情報を用いてメッセージ配信装置300にアクセスする。このとき、制御装置204は、その人物が既にメッセージ送信用アプリケーションの利用者であって、ユーザ登録が済んでいるユーザである場合には、そのユーザのユーザIDをメッセージ配信装置300へ送信する。
【0041】
一方、メッセージ送信装置200では、制御装置204は、招待メールを受信した人物が招待メールに含まれるメンバー登録用リンク情報にタッチした場合には、メッセージ送信装置200にメッセージ送信用アプリケーションがインストール済みであるかをチェックし、インストールされていない場合には、インストールを促す画面をタッチパネル201に表示する。制御装置204は、ユーザによってメッセージ送信用アプリケーションがインストールされ、ユーザ登録が完了した後に、メンバー登録用リンク情報を用いてメッセージ配信装置300にアクセスするとともに、そのユーザのユーザIDをメッセージ配信装置300へ送信する。
【0042】
メッセージ配信装置300では、制御装置303は、メッセージ送信装置200からメンバー登録用リンク情報を用いたアクセスがあり、さらにメッセージ送信装置200からメンバー登録を希望するユーザのユーザIDを受信した場合には、メンバー登録用リンク情報に基づいてグループIDを特定し、受信したユーザIDを、特定したグループIDに関連付けて記録することにより、招待されたユーザをそのグループのメンバーとして登録する。
【0043】
「メッセージ送信」ボタン4eは、ユーザが現在表示されているグループページのグループと同じグループに属する他のメンバーに宛てて音声メッセージを送信するための機能を呼び出すためのボタンである。制御装置204は、ユーザによって「メッセージ送信」ボタン4eがタッチされたことを検出すると、不図示のメッセージ形式選択画面をタッチパネル201に表示する。ユーザは、このメッセージ形式選択画面上で、メンバーに対してテキストメッセージを送信するか、音声メッセージを送信するかを選択することができる。
【0044】
制御装置204は、ユーザによってメッセージ形式として音声メッセージが選択された場合には、不図示の送信メンバー選択画面をタッチパネル201に表示して、ユーザから送信用メッセージデータを送信するメンバーの選択を受け付ける。例えば、送信メンバー選択画面には、同一グループに所属するメンバーが一覧表示されており、ユーザは、一覧の中から送信用メッセージデータを送信したいメンバーを個別に選択することができる。また、グループ内の全メンバーに一括送信するように選択することもできる。
【0045】
制御装置204は、送信メンバー選択画面でユーザによって送信用メッセージデータを送信するメンバーが選択された場合には、選択されたメンバーのユーザIDをメッセージの送信先に設定する。その後、制御装置204は、ユーザから、音声メッセージの背景で流すバックグラウンドミュージック(以下、「BGM」と呼ぶ)と、音声メッセージの途中に挿入する効果音の選択を受け付ける。例えば、制御装置204は、
図6に示すように、BGMと効果音の選択を受け付けるためのBGM・効果音選択画面をタッチパネル201に表示し、該BGM・効果音選択画面上でユーザによるBGMと効果音の選択を受け付ける。本実施の形態では、ユーザは、1つのBGMと最大2つの効果音を選択することができるものとし、これらの選択は省略することも可能である。
【0046】
例えば、BGMとしては、メッセージ送信用アプリケーションに付属している音源データや、メッセージ送信装置200に記録されている音源データの中から、ユーザが好みのデータを選択することができる。制御装置204は、ユーザによってBGMを指定するためのBGM選択領域6aがタッチされたことを検出した場合には、メッセージ送信用アプリケーションに付属している音源データやメッセージ送信装置200に記録されている音源データを一覧表示したBGM選択画面をタッチパネル201に表示し、該BGM選択画面でBGMの選択を受け付ける。制御装置204は、ユーザによってBGMとして用いる音源データが選択された場合には、選択された音源データに付された名前をBGM選択領域6aに表示する。
【0047】
また、効果音も同様にメッセージ送信用アプリケーションに付属している効果音データや、メッセージ送信装置200に記録されている効果音データの中から、ユーザが好みのデータを選択することができる。効果音としては、例えば、ドラムロールの音、シンバルの音、笑い声を模した音の他、「ガーン」、「ドーン」等の効果音があらかじめ用意されているものとする。制御装置204は、ユーザによって1つ目の効果音(効果音1)を指定するための効果音1選択領域6b、または2つ目の効果音(効果音2)を指定するための効果音2選択領域6cがタッチされたことを検出した場合には、メッセージ送信用アプリケーションに付属している効果音データや、メッセージ送信装置200に記録されている効果音データを一覧表示した効果音選択画面をタッチパネル201に表示し、該効果音選択画面で効果音の選択を受け付ける。制御装置204は、ユーザによって効果音として用いる音源データが選択された場合には、選択された効果音データに付された名前を効果音1選択領域6bまたは効果音2選択領域6cに表示する。
【0048】
さらに、本実施の形態では、ユーザは、同一グループ内の他のメンバーに対して音声メッセージを送信するに当たり、その件名を件名入力欄6dに入力することができる。制御装置204は、例えば、ユーザによって件名入力欄6d内がタッチされたことを検出した場合には、タッチパネル201に仮想的なキーボードを表示し、ユーザからの件名のテキスト入力を受け付ける。
【0049】
ユーザは、BGM・効果音選択画面上でのBGMや効果音の選択を完了する場合には、「設定完了」ボタン6eにタッチする。一方、BGMや効果音の選択を中止する場合には、「戻る」ボタン6fにタッチする。制御装置204は、ユーザによって「設定完了」ボタン6eがタッチされたことを検出した場合には、
図7に示すメッセージ録音画面をタッチパネル201に表示する。一方、制御装置204は、ユーザによって「戻る」ボタン6fがタッチされたことを検出した場合には、上述した送信メンバー選択画面をタッチパネル201に表示する。
【0050】
ここで、ユーザが
図7に示すメッセージ録音画面上で音声メッセージを録音する方法について説明する。メッセージ録音画面には、「戻る」ボタン7gが配置されており、制御装置204は、ユーザによってこの「戻る」ボタン7gがタッチされたと判断した場合には、画面表示を
図6に示したBGM・効果音選択画面に戻す。
【0051】
制御装置204は、
図6に示したBGM・効果音選択画面で件名入力欄6dに件名が入力された場合には、そこに入力された件名を件名表示欄7aに表示する、また、メッセージ表示エリア7b内に、ユーザにテキストメッセージや、画像を表示して、ユーザに録音の開始を促す。
【0052】
制御装置204は、
図6に示したBGM・効果音選択画面でユーザによってBGMが選択された場合には、選択された音源データに付された名前をBGM名表示欄7cに表示する。
図7に示す例では、「ほんわか」という名前の音源データがBGMとして選択された例を示している。
【0053】
制御装置204は、
図6に示したBGM・効果音選択画面で効果音1と効果音2のいずれかが選択された場合には、選択された効果音データを示す名称を効果音挿入ボタン7e、7fに表示する。
図7に示す例では、ユーザによって効果音1としてドラムロールの音、効果音2としてシンバルの音が選択された結果、「ドラムロール」の効果音挿入ボタン7eと、「シンバル」の効果音挿入ボタン7fとが表示されている。なお、ユーザが効果音を選択しなかった場合には、制御装置204は、効果音挿入ボタン7e、7fをグレーアウトさせてタッチを受け付けないようにする。また、ユーザが効果音を1つしか選択しなかった場合には、制御装置204は、効果音挿入ボタン7eのみを有効化し、効果音挿入ボタン7fはグレーアウトさせてタッチを受け付けないようにする。
【0054】
ユーザは、音声メッセージの録音を開始する場合には、「録音スタート」ボタン7dにタッチする。制御装置204は、ユーザによって「録音スタート」ボタン7dがタッチされたことを検出した場合には、マイク203からの音声入力の待ち受けを開始する。制御装置204は、マイク203からの音声入力の待ち受けを開始した場合には、ボタン7dの表示を「録音ストップ」に変更し、音声入力の待ち受けを該「録音ストップ」ボタンのタッチを検出するまで継続する。
【0055】
制御装置204は、ユーザによる発話にともなってマイク203からの音声入力が開始されたことを検出した場合には、入力された音声信号をデジタル信号に変換し、変換後の音声データをバッファメモリに一時的に記録する。
【0056】
また、ユーザは、音声メッセージの録音中に、任意のタイミングで効果音挿入ボタン7e、7fにタッチすることにより、音声メッセージ内の任意の位置に効果音を挿入することができる。制御装置204は、ユーザによって効果音挿入ボタン7eまたは効果音挿入ボタン7fがタッチされたことを検出した場合には、効果音挿入ボタン7eと効果音挿入ボタン7fのいずれがタッチされたかに基づいて、タッチされたボタンに対応する効果音を挿入効果音として特定するとともに、効果音挿入ボタン7eまたは効果音挿入ボタン7fがタッチされた時点における音声メッセージの録音開始からの経過時間に基づいて効果音の挿入位置を特定し、特定した挿入効果音と挿入位置とを特定するための効果音挿入情報をバッファメモリに記録する。これにより、ユーザによって音声メッセージにおけるどのタイミングで、どの効果音が挿入されたかを特定することができる。
【0057】
制御装置204は、ユーザによる「録音ストップ」ボタンのタッチを検出して、音声メッセージの録音が終了したことを検出した場合には、ユーザによって選択されたBGM、挿入位置が指定された効果音、録音された音声メッセージをミックスして、試聴用メッセージデータを作成する。具体的には、制御装置204は、ユーザによって選択されたBGMを音声メッセージの背景に流し、ユーザによって選択された効果音を、ユーザによって指定された挿入位置に挿入した試聴用メッセージデータを作成して、バッファメモリに記録する。
【0058】
制御装置204は、試聴用メッセージデータを作成した場合には、不図示の送信確認画面をタッチパネル201に表示する。送信確認画面には、音声メッセージの録音時間や、送信先として設定されたメンバーの情報等が表示される。また、送信確認画面には、ユーザから音声メッセージの送信指示を受け付けるための「送信」ボタン、ユーザから試聴用メッセージデータの再生指示を受け付けるための「試聴」ボタン、ユーザから音声メッセージの録音やり直し指示を受け付けるための「やり直し」ボタンが配置されている。
【0059】
制御装置204は、ユーザによって「試聴」ボタンがタッチされたことを検出した場合には、バッファメモリから上述した試聴用メッセージデータを読み出して再生する。また、制御装置204は、ユーザによって「やり直し」ボタンがタッチされたことを検出した場合には、バッファメモリから試聴用メッセージデータを削除して、
図6に示すBGM・効果音選択画面をタッチパネル201に表示し、ユーザによる音声メッセージの再設定を受け付ける。
【0060】
制御装置204は、ユーザによって「送信」ボタンがタッチされたことを検出した場合には、送信メンバー選択画面で選択されたメンバーのユーザIDを送信先に設定して、BGM・効果音選択画面で選択されたBGMを特定するための情報、メッセージ録音画面で録音された音声データ、及び上述した挿入効果音と挿入位置とを特定するための効果音挿入情報とを関連付けた送信用メッセージデータ作成用情報をメッセージ配信装置300に送信する。
【0061】
なお、BGMとして選択可能な音源データは、メッセージ送信用アプリケーションに付属している音源データについては、同じ音源データがメッセージ配信装置300の記録装置304にもあらかじめ記録されているものとする。この場合、制御装置204は、BGM・効果音選択画面でメッセージ送信用アプリケーションに付属している音源データが選択された場合には、各BGMの音源データを一意に特定するための情報を、BGMを特定するための情報として送信用メッセージデータ作成用情報に含めてメッセージ配信装置300へ送信する、一方、メッセージ配信装置300の記録装置304に音源データが記録されていないBGMが選択された場合には、制御装置204は、選択されたBGMの音源データを、BGMを特定するための情報として送信用メッセージデータ作成用情報に含めてメッセージ配信装置300へ送信する。
【0062】
メッセージ配信装置300では、制御装置303は、メッセージ送信装置200から送信用メッセージデータ作成用情報を受信した場合には、送信用メッセージデータ作成用情報に含まれるBGMを特定するための情報に基づいて特定したBGM、効果音挿入情報に基づいて特定した効果音とその挿入位置、及び録音された音声データとに基づいて、送信用メッセージデータを作成する。具体的には、制御装置303は、ユーザによって選択されたBGMを音声メッセージの背景に流し、ユーザによって選択された効果音を、ユーザによって指定された挿入位置に挿入した送信用メッセージデータを作成する。
【0063】
その後、制御装置303は、作成した送信用メッセージデータと配信先に設定されたユーザIDとを関連付けて記録装置304へ記録する。また、制御装置303は、配信先に設定されているユーザIDに関連付けられているメッセージの受信BOXに、グループのメンバーから音声メッセージを受信したことを通知するためのテキストメッセージを記録する。なお、受信BOXは、ユーザ登録が行われたときに、各ユーザごとにユーザIDに関連付けて作成されるものとし、ユーザは、メッセージ送信装置200上で、
図4に示したグループページ内の「受信BOX」ボタン4fにタッチすることにより、自身の受信BOXに記録された情報を閲覧することができる。
【0064】
グループのメンバーから音声メッセージを受信したことを通知するためのテキストメッセージには、メッセージ配信装置300の記録装置304に記録された送信用メッセージデータへのリンク情報が記載されており、ユーザは、このリンク情報にタッチすることにより、送信用メッセージデータの再生画面を表示することができる。制御装置204は、ユーザによって音声メッセージ再生画面上の再生ボタンがタッチされたことを検出した場合には、リンク先に記録されている送信用メッセージデータをダウンロードしてメモリに記録するとともに、データを再生してスピーカー205から出力する。これによって、ユーザは、他のメンバーから送信されたBGMと効果音が添付された音声メッセージを聞くことができる。
【0065】
制御装置204は、上述したメッセージ形式選択画面でユーザによってメッセージ形式としてテキストメッセージが選択された場合には、不図示のテキストメッセージ入力画面をタッチパネル201に表示し、当該画面上でユーザからのテキストメッセージの送信先の設定と、テキストメッセージの入力を受け付ける。制御装置204は、テキストメッセージ入力画面上でユーザによってテキストメッセージが入力され、送信が指示された場合には、送信先に設定されているメンバーのユーザIDと、入力されたテキストメッセージのデータとをメッセージ配信装置300へ送信する。
【0066】
メッセージ配信装置300では、制御装置303は、メッセージ送信装置200からテキストメッセージのデータを受信した場合には、送信先に設定されているユーザIDの受信BOXに、受信したテキストメッセージを記録する。これによって、メンバーからテキストメッセージを受信したユーザは、
図4に示したグループページ内の「受信BOX」ボタン4fにタッチすることにより、受信したテキストメッセージを読むことができる。なお、テキストメッセージの送信者であるユーザは、テキストメッセージに画像や動画等のデータを添付できるようにしてもよい。
【0067】
「受信BOX」ボタン4fは、上述したように、各ユーザごとに作成された受信BOX内に記録されたデータを閲覧するための機能を呼び出すためのボタンである。制御装置204は、ユーザによって「受信BOX」ボタン4fがタッチされたことを検出すると、メッセージ配信装置300の記録装置304にアクセスして、当該ユーザのユーザIDに関連付けられている受信BOX内からデータを読み出してタッチパネル201に表示する。
【0068】
「掲示板」ボタン4gは、グループのメンバー間で種々の情報を共有するための掲示板機能を呼び出すためのボタンである。制御装置204は、ユーザによって「掲示板」ボタン4gがタッチされたことを検出すると、メッセージ配信装置300の記録装置304にアクセスして、当該グループのグループIDに関連付けられている掲示板データを読み出してタッチパネル201に表示する。ユーザがタッチパネル201に表示された掲示板画面上に書き込みを行うと、制御装置204は、グループIDとともに書き込み内容を示す書き込みデータをメッセージ配信装置300へ送信する。メッセージ配信装置300では、制御装置303は、メッセージ送信装置200から書き込みデータを受信した場合には、受信したグループID関連付けられて記録装置304に記録されている掲示板データを更新する。これによって、メンバー間で掲示板を介した情報共有が行われる。なお、ユーザは掲示板にテキストでの書き込みを行うとともに、画像データを添付できるようにしてもよい。
【0069】
「スケジュール」ボタン4hは、グループのメンバー間でスケジュール情報を共有するためのスケジュール機能を呼び出すためのボタンである。制御装置204は、ユーザによって「スケジュール」ボタン4hがタッチされたことを検出すると、メッセージ配信装置300の記録装置304にアクセスして、当該グループのグループIDに関連付けられているスケジュールデータを読み出してタッチパネル201に表示する。ユーザがタッチパネル201に表示されたスケジュール画面上でスケジュールの更新を行うと、制御装置204は、グループIDとともに更新内容を示す更新データをメッセージ配信装置300へ送信する。メッセージ配信装置300では、制御装置303は、メッセージ送信装置200から更新データを受信した場合には、受信したグループID関連付けられて記録装置304に記録されているスケジュールデータを更新する。これによって、メンバー間でスケジュール情報が共有される。
【0070】
「アンケート」ボタン4iは、グループのメンバー間でアンケート調査を行うためのアンケート機能を呼び出すためのボタンである。制御装置204は、ユーザによって「アンケート」ボタン4iがタッチされたことを検出すると、メッセージ配信装置300の記録装置304にアクセスして、当該グループのグループIDに関連付けられているアンケートデータを読み出してタッチパネル201に表示する。ユーザは、グループのメンバーに対してアンケートを実施したい場合には、新規にアンケートを作成することができる。制御装置204は、ユーザによって新規にアンケートが作成された場合には、グループIDとともに作成されたアンケートデータをメッセージ配信装置300へ送信する。メッセージ配信装置300では、制御装置303は、メッセージ送信装置200からアンケートデータを受信すると、受信したグループID関連付けられて記録装置304に記録されているアンケートデータに受信したアンケートデータを追加して更新する。
【0071】
また、ユーザは、他のメンバーが作成したアンケートに回答する場合には、他のメンバーが作成したアンケートを表示させて回答の入力を行う。制御装置204は、ユーザによってアンケートの作成やアンケートへの回答が行われると、回答が行われたアンケートを特定するための情報とともに、回答データをメッセージ配信装置300へ送信する。メッセージ配信装置300では、制御装置303は、メッセージ送信装置200から回答データを受信すると、受信した情報に基づいて回答が行われたアンケートを特定し、記録装置304に記録されているアンケートデータに関連付けてユーザからの回答データを記録する。
【0072】
「グループ設定」ボタン4jは、ユーザがグループに関する設定を行うための機能を呼び出すためのボタンである。制御装置204は、ユーザによって「グループ設定」ボタン4jがタッチされたことを検出すると、メッセージ配信装置300の記録装置304にアクセスして、当該グループのグループIDに対応するグループ情報を読み出し、読み出したグループ情報を表示したグループ設定画面をタッチパネル201に表示する。ユーザは、このグループ設定画面上でグループ作成時に指定したグループ名、そのグループの活動エリア、グループのカテゴリ、グループの紹介文等の内容を変更することができる。制御装置204は、ユーザによってグループ情報が変更された場合には、グループIDとともに、変更内容を示す変更データをメッセージ配信装置300へ送信する。メッセージ配信装置300では、制御装置303は、メッセージ送信装置200から変更データを受信すると、受信したグループID関連付けられて記録装置304に記録されているグループ情報を更新する。
【0073】
また、グループ設定画面には、そのグループから退会するための「退会」ボタンが表示されており、ユーザは、「退会」ボタンにタッチすることで、グループからの退会手続きを行うことができる。制御装置204は、ユーザによって「退会」ボタンがタッチされた場合には、ユーザIDと、退会が指示されたグループのグループIDとを含んだ退会要求情報をメッセージ配信装置300へ送信する。メッセージ配信装置300では、制御装置303は、メッセージ送信装置200から退会要求情報を受信した場合には、退会要求情報に基づいてグループIDとユーザIDを特定し、特定したグループIDにメンバーとして関連付けられているユーザIDの中から、特定したユーザIDを削除することにより、退会要求情報を受信したユーザのメンバー登録を削除する。
【0074】
また、
図4に示すように、グループページの上部には、「戻る」ボタン4kが表示されており、制御装置204は、ユーザによって「戻る」ボタン4kがタッチされたことを検出した場合には、
図8に示すグループ一覧画面をタッチパネル201上に表示する。
【0075】
図8に示すグループ一覧画面では、画面上部にアプリケーション名が表示されており、さらにカテゴリ名表示領域8aとグループ名表示領域8bとが、ログイン中のユーザがメンバーとして登録されているグループの数だけ表示される。
図8に示す例では、ユーザは、「特許パテントズ」という野球チームのメンバーで構成される、カテゴリが「野球」、グループ名が「特許パテントズ」のグループに登録済みであることがわかる。また、ユーザは、ヘビーメタルの愛好家で構成される、カテゴリが「音楽」、グループ名が「メタル愛好会」のグループに登録済みであることがわかる。さらに、ユーザは、自身の家族で構成される、カテゴリが「家族」、グループ名が「家族」のグループに登録済みであることがわかる。
【0076】
このグループ一覧画面を表示するために、制御装置204は、メッセージ配信装置300にアクセスして、ログイン中のユーザのユーザIDがメンバーとして登録されているグループを特定し、特定したグループのカテゴリとグループ名を取得して一覧表示する。
【0077】
制御装置204は、ユーザによってグループ一覧画面内でいずれかのグループがタッチされたことを検出した場合には、
図4に示したように、そのグループ用のグループページをタッチパネル201に表示する。
【0078】
図9は、本実施の形態におけるメッセージ送信装置200で実行される処理の流れを示すフローチャートである。
図9に示す処理は、ユーザによってメッセージ送信用アプリケーションが起動されてログインが行われると起動するプログラムとして、制御装置204によって実行される。
【0079】
ステップS10において、制御装置204は、メッセージ配信装置300にアクセスして、ログイン中のユーザのユーザIDがメンバーとして登録されているグループを特定し、特定したグループのカテゴリとグループ名を取得して一覧表示することにより、タッチパネル201に
図8に示したグループ一覧画面を表示する。その後、ステップS20へ進む。
【0080】
ステップS20では、制御装置204は、グループ一覧画面上でユーザによっていずれかのグループ名がタッチされて選択されたか否かを判断する。ステップS20で肯定判断した場合には、ステップS30へ進む。
【0081】
ステップS30では、制御装置204は、
図4に示したように、ステップS20でユーザによって選択されたグループのグループページをタッチパネル201に表示する。その後、ステップS40へ進む。
【0082】
ステップS40では、制御装置201は、グループページ上でユーザによって「戻る」ボタン4kがタッチされたか否かを判断する。ステップS40で肯定判断した場合には、ステップS10へ戻る。これに対して、ステップS40で否定判断した場合には、ステップS50へ進む。
【0083】
ステップS50では、制御装置201は、グループページ上でユーザによって「メンバー招待」ボタン4dがタッチされたか否かを判断する。ステップS50で否定判断した場合には、ステップS70へ進む。これに対して、ステップS50で肯定判断した場合には、ステップS60へ進み、制御装置204は、
図10で後述するメンバー招待処理を実行した後に、ステップS70へ進む。
【0084】
ステップS70では、制御装置201は、グループページ上でユーザによって「メッセージ送信」ボタン4eがタッチされたか否かを判断する。ステップS70で否定判断した場合には、ステップS90へ進む。これに対して、ステップS70で肯定判断した場合には、ステップS80へ進み、制御装置204は、
図11で後述するメッセージ送信処理を実行した後に、ステップS90へ進む。
【0085】
ステップS90では、制御装置201は、グループページ上でユーザによって「受信BOX」ボタン4fがタッチされたか否かを判断する。ステップS90で否定判断した場合には、ステップS110へ進む。これに対して、ステップS90で肯定判断した場合には、ステップS100へ進み、制御装置204は、
図12で後述する受信BOX表示処理を実行した後に、ステップS110へ進む。
【0086】
ステップS110では、制御装置201は、グループページ上でユーザによって「掲示板」ボタン4gがタッチされたか否かを判断する。ステップS110で否定判断した場合には、ステップS130へ進む。これに対して、ステップS110で肯定判断した場合には、ステップS120へ進み、制御装置204は、
図13で後述する掲示板機能呼び出し時処理を実行した後に、ステップS130へ進む。
【0087】
ステップS130では、制御装置201は、グループページ上でユーザによって「スケジュール」ボタン4hがタッチされたか否かを判断する。ステップS130で否定判断した場合には、ステップS150へ進む。これに対して、ステップS130で肯定判断した場合には、ステップS140へ進み、制御装置204は、
図14で後述するスケジュール機能呼び出し時処理を実行した後に、ステップS150へ進む。
【0088】
ステップS150では、制御装置201は、グループページ上でユーザによって「アンケート」ボタン4iがタッチされたか否かを判断する。ステップS150で否定判断した場合には、ステップS170へ進む。これに対して、ステップS150で肯定判断した場合には、ステップS160へ進み、制御装置204は、
図15で後述するアンケート機能呼び出し時処理を実行した後に、ステップS170へ進む。
【0089】
ステップS170では、制御装置201は、グループページ上でユーザによって「グループ設定」ボタン4jがタッチされたか否かを判断する。ステップS170で否定判断した場合には、ステップS190へ進む。これに対して、ステップS170で肯定判断した場合には、ステップS180へ進み、制御装置204は、
図16で後述するグループ設定機能呼び出し時処理を実行した後に、ステップS190へ進む。
【0090】
ステップS190では、制御装置204は、ユーザによってタッチパネル201上であらかじめ設定されたメッセージ送信用アプリケーションを終了させるための操作が行われることにより、メッセージ送信用アプリケーションの終了が指示されたか否かを判断する。ステップS190で否定判断した場合には、ステップS40へ戻る。これに対して、ステップS190で肯定判断した場合には、処理を終了する。
【0091】
図10は、
図9のステップS60で実行されるメンバー招待処理の流れを示すフローチャートである。ステップS210において、制御装置204は、
図5に示したメンバー招待画面をタッチパネル201に表示する。その後、ステップS220へ進む。
【0092】
ステップS220では、制御装置204は、「招待」ボタン5eがタッチされてメンバーの招待が指示されたか否かを判断する。ステップS220で肯定判断した場合には、ステップS230へ進む。
【0093】
ステップS230では、制御装置204は、タッチパネル201に、上述した招待メッセージの作成を促す画面を表示して、招待する人物のメールアドレスの指定、およびユーザによる招待メールの作成を受け付ける。その後、ステップS240へ進む。
【0094】
ステップS240では、制御装置204は、ユーザによって招待メールが作成されて送信が指示されたか否かを判断する。ステップS240で肯定判断した場合には、ステップS250へ進む。
【0095】
ステップS250では、制御装置204は、指定されたメールアドレスを宛先に指定して、招待メールを送信する。その後、ステップS260へ進む。
【0096】
ステップS260では、制御装置204は、ユーザ指定画面上でユーザによって「戻る」ボタン5fがタッチされることにより、グループページに戻るように指示されたか否かを判断する。ステップS260で否定判断した場合には、ステップS220へ戻る。これに対して、ステップS260で肯定判断した場合には、ステップS270へ進む。
【0097】
ステップS270では、制御装置204は、タッチパネル201の表示を
図4に示したグループページに戻す。その後、
図9の処理に復帰する。
【0098】
図11は、
図9のステップS80で実行されるメッセージ送信処理の流れを示すフローチャートである。ステップS301において、制御装置204は、上述したように、メッセージ形式選択画面をタッチパネル201に表示する。その後、ステップS302へ進む。
【0099】
ステップS302では、制御装置204は、メッセージ形式選択画面でユーザによってメッセージ形式として音声メッセージが選択されたか否かを判断する。ステップS302で否定判断した場合には、ステップS303へ進む。
【0100】
ステップS303では、上述したように、制御装置204は、テキストメッセージを送信するための処理を実行する。具体的には、制御装置204は、不図示のテキストメッセージ入力画面をタッチパネル201に表示し、テキストメッセージ入力画面上でユーザによってテキストメッセージが入力され、送信が指示された場合には、送信先に設定されているメンバーのユーザIDと、入力されたテキストメッセージのデータとをメッセージ配信装置300へ送信する。その後、後述するステップS460へ進む。
【0101】
これに対して、ステップS302で肯定判断した場合には、ステップS304へ進む。ステップS304では、制御装置204は、上述したように、送信メンバー選択画面をタッチパネル201に表示して、ユーザから送信用メッセージデータを送信するメンバーの選択を受け付ける。その後、ステップS305へ進む。
【0102】
ステップS305では、制御装置204は、送信メンバー選択画面でユーザによって送信用メッセージデータを送信するメンバーが選択されたか否かを判断する。ステップS305で肯定判断した場合には、ステップS306へ進む。
【0103】
ステップS306では、選択されたメンバーのユーザIDをメッセージの送信先に設定する。その後、ステップS307へ進む。
【0104】
ステップS307では、制御装置204は、
図6に示したBGM・効果音選択画面をタッチパネル201に表示する。その後、ステップS310へ進む。
【0105】
ステップS310では、制御装置204は、ユーザからの指示に基づいて、不図示のBGM選択画面上で、BGMとして音声メッセージの背景で流す音源データが選択されたか否かを判断する。ステップS310で肯定判断した場合には、ステップS320へ進む。
【0106】
ステップS320では、制御装置204は、ステップS310でユーザに選択された音源データをBGMに設定するとともに、選択された音源データに付された名前をBGM選択領域6aに表示して、ステップS330へ進む。これに対して、ステップS310で否定判断した場合には、そのままステップS330へ進む。
【0107】
ステップS330では、制御装置204は、ユーザからの指示に基づいて、不図示の効果音選択画面上で、効果音として使用する効果音データが選択されたか否かを判断する。ステップS330で肯定判断した場合には、ステップS340へ進む。
【0108】
ステップS340では、制御装置204は、ステップS330でユーザに選択された効果音データを効果音に設定するとともに、選択された音源データに付された名前を効果音1選択領域6bまたは効果音2選択領域6cに表示して、ステップS341へ進む。これに対して、ステップS330で否定判断した場合には、そのままステップS341へ進む。
【0109】
ステップS341では、制御装置204は、ユーザによって件名入力欄6d内に件名が入力されたか否かを判断する。ステップS341で肯定判断した場合には、ステップS342へ進む。
【0110】
ステップS342では、制御装置204は、ユーザによって入力された件名を音声メッセージに付す件名に設定して、ステップS350へ進む。これに対して、ステップS341で否定判断した場合には、そのままステップS350へ進む。
【0111】
ステップS350では、制御装置204は、
図7に示したメッセージ録音画面をタッチパネル201に表示する。この際、制御装置204は、ステップS320でBGMを設定した場合には、BGMに設定した音源データに付された名前をBGM名表示欄7cに表示する。また、ステップS340で効果音を設定した場合には、設定した効果音データを示す名称を効果音挿入ボタン7e、7fに表示する。また、ステップS342で件名を設定した場合には、設定した件名を件名表示欄7aに表示する。その後、ステップS360へ進む。
【0112】
ステップS360では、制御装置204は、ユーザによって「録音スタート」ボタン7dがタッチされたことにより、録音開始が指示されたか否かを判断する。ステップS360で否定判断した場合には、ステップS450へ進む。
【0113】
ステップS450では、制御装置204は、メッセージ録音画面上でユーザによって「戻る」ボタン7gがタッチされることにより、BGM・効果音選択画面に戻るように指示されたか否かを判断する。ステップS450で否定判断した場合には、ステップS360へ戻る。これに対して、ステップS450で肯定判断した場合には、ステップS307へ戻る。
【0114】
一方、ステップS360で肯定判断した場合には、ステップS370へ進む。ステップS370では、制御装置204は、マイク203からの音声入力の待ち受けを開始し、マイク203からの音声入力が開始されたことを検出した場合には、入力された音声信号をデジタル信号に変換し、変換後の音声データをバッファメモリに一時的に記録することにより、音声メッセージの録音を行う。その後、ステップS380へ進む。
【0115】
ステップS380では、制御装置204は、ユーザによって効果音挿入ボタン7eまたは効果音挿入ボタン7fがタッチされたか否かを判断する。ステップS380で否定判断した場合には、後述するステップS400へ進む。これに対して、ステップS380で肯定判断した場合には、ステップS390へ進む。
【0116】
ステップS390では、制御装置204は、タッチされたボタンに基づいて挿入が指示された効果音を挿入効果音として特定するとともに、効果音挿入ボタン7e効果音挿入ボタン7fがタッチされた時点における音声メッセージの録音開始からの経過時間に基づいて効果音の挿入位置を特定し、特定した挿入効果音と挿入位置とを特定するための効果音挿入情報をバッファメモリに記録する。その後、ステップS400へ進む。
【0117】
ステップS400では、制御装置204は、ユーザによって「録音ストップ」ボタンがタッチされたことにより、録音の終了が指示されたか否かを判断する。ステップS400で否定判断した場合には、ステップS380へ戻る、これに対して、ステップS400で肯定判断した場合には、ステップS410へ進む。
【0118】
ステップS410では、制御装置204は、上述した試聴用メッセージデータを作成して、バッファメモリに記録する。その後、ステップS420へ進む。
【0119】
ステップS420では、制御装置204は、不図示の送信確認画面をタッチパネル201に表示する。その後、ステップS430へ進む。
【0120】
ステップS430では、制御装置204は、ユーザによって送信確認画面上の「試聴」ボタンがタッチされたか否かを判断する。ステップS430で否定判断した場合には、後述するステップS432へ進む。これに対して、ステップS430で肯定判断した場合には、ステップS431へ進む。
【0121】
ステップS431では、制御装置204は、バッファメモリから試聴用メッセージデータを読み出して再生し、スピーカー205から出力する。その後、ステップS432へ進む。
【0122】
ステップS432では、制御装置204は、ユーザによって送信確認画面上の「やり直し」ボタンがタッチされたか否かを判断する。ステップS432で肯定判断した場合には、ステップS434へ進む。
【0123】
ステップS434では、制御装置204は、バッファメモリから試聴用メッセージデータを削除した後、ステップS307へ戻る。これに対して、ステップS432で否定判断した場合には、ステップS433へ進む。
【0124】
ステップS433では、制御装置204は、ユーザによって送信確認画面上の「送信」ボタンがタッチされたことを検出したか否かを判断する。ステップS433で否定判断した場合には、ステップS430へ戻る。これに対して、ステップS433で肯定判断した場合には、ステップS440へ進む、
【0125】
ステップS440では、制御装置204は、ステップS306で送信先として設定したメンバーのユーザIDを送信先に設定して、上述した送信用メッセージデータ作成用情報をメッセージ配信装置300に送信する。なお、上述した件名入力欄6dに件名が入力された場合には、制御装置204は、入力された件名のデータを送信用メッセージデータ作成用情報に含める。その後、ステップS460へ進む。
【0126】
ステップS460では、制御装置204は、タッチパネル201の表示を
図4に示したグループページに戻す。その後、
図9の処理に復帰する。
【0127】
図12は、
図9のステップS100で実行される受信BOX表示処理の流れを示すフローチャートである。ステップS510において、制御装置204は、不図示の受信BOX画面をタッチパネル201に表示する。その後、ステップS520へ進む。
【0128】
ステップS520では、制御装置204は、上述したように、メッセージ配信装置300の記録装置304にアクセスして、ユーザのユーザIDに関連付けられている受信BOX内からデータを読み出して取得する。その後、ステップS530へ進む。
【0129】
ステップS530では、制御装置204は、ステップS520でデータを取得できたか否かを判断する。ステップS530で肯定判断した場合には、ステップS540へ進み、制御装置204は、メッセージ配信装置300から取得した受信BOX内のデータを受信BOX画面に表示する。その後、ステップS550へ進む。これに対して、ステップS530で否定判断した場合には、そのままS550へ進む。
【0130】
ステップS550では、制御装置204は、受信BOX画面上でユーザによって「戻る」ボタンがタッチされることにより、グループページに戻るように指示されたか否かを判断する。ステップS550で肯定判断した場合には、ステップS560へ進む。
【0131】
ステップS560では、制御装置204は、タッチパネル201の表示を
図4に示したグループページに戻す。その後、
図9の処理に復帰する。
【0132】
図13は、
図9のステップS120で実行される掲示板機能呼び出し時処理の流れを示すフローチャートである。ステップ610において、制御装置204は、不図示の掲示板画面をタッチパネル201に表示する。その後、ステップS620へ進む。
【0133】
ステップS620では、制御装置204は、メッセージ配信装置300の記録装置304にアクセスして、当該グループのグループIDに関連付けられている掲示板データを読み出して取得する。その後、ステップS630へ進む。
【0134】
ステップS630では、制御装置204は、ステップS620でデータを取得できたか否かを判断する。ステップS630で肯定判断した場合には、ステップS640へ進み、制御装置204は、メッセージ配信装置300から取得した掲示板データを掲示板画面に表示する。その後、ステップS650へ進む。これに対して、ステップS630で否定判断した場合には、そのままS650へ進む。
【0135】
ステップS650では、制御装置204は、ユーザによって掲示板画面上で書き込みが行われたか否かを判断する。ステップS650で肯定判断した場合には、ステップS660へ進み、制御装置204は、現在掲示板画面が表示されているグループのグループIDとともに、書き込み内容を示す書き込みデータをメッセージ配信装置300へ送信する。その後、ステップS670へ進む。これに対して、ステップS650で否定判断した場合には、そのままステップS670へ進む。
【0136】
ステップS670では、制御装置204は、掲示板画面上でユーザによって「戻る」ボタンがタッチされることにより、グループページに戻るように指示されたか否かを判断する。ステップS670で否定判断した場合には、ステップS650へ戻る。これに対して、ステップS670で肯定判断した場合には、ステップS680へ進む。
【0137】
ステップS680では、制御装置204は、タッチパネル201の表示を
図4に示したグループページに戻す。その後、
図9の処理に復帰する。
【0138】
図14は、
図9のステップS140で実行されるスケジュール機能呼び出し時処理の流れを示すフローチャートである。ステップ710において、制御装置204は、不図示のスケジュール画面をタッチパネル201に表示する。その後、ステップS720へ進む。
【0139】
ステップS720では、制御装置204は、メッセージ配信装置300の記録装置304にアクセスして、当該グループのグループIDに関連付けられているスケジュールデータを読み出して取得する。その後、ステップS730へ進む。
【0140】
ステップS730では、制御装置204は、ステップS720でデータを取得できたか否かを判断する。ステップS730で肯定判断した場合には、ステップS740へ進み、制御装置204は、メッセージ配信装置300から取得したスケジュールデータをスケジュール画面に表示する。その後、ステップS750へ進む。これに対して、ステップS730で否定判断した場合には、そのままS750へ進む。
【0141】
ステップS750では、制御装置204は、ユーザによってスケジュール画面上で新規スケジュールの登録や、スケジュールの修正などのスケジュールの更新が行われたか否かを判断する。ステップS750で肯定判断した場合には、ステップS760へ進み、制御装置204は、現在スケジュール画面が表示されているグループのグループIDとともに、更新内容を示す更新データをメッセージ配信装置300へ送信する。その後、ステップS770へ進む。これに対して、ステップS750で否定判断した場合には、そのままステップS770へ進む。
【0142】
ステップS770では、制御装置204は、スケジュール画面上でユーザによって「戻る」ボタンがタッチされることにより、グループページに戻るように指示されたか否かを判断する。ステップS770で否定判断した場合には、ステップS750へ戻る。これに対して、ステップS770で肯定判断した場合には、ステップS780へ進む。
【0143】
ステップS780では、制御装置204は、タッチパネル201の表示を
図4に示したグループページに戻す。その後、
図9の処理に復帰する。
【0144】
図15は、
図9のステップS160で実行されるアンケート機能呼び出し時処理の流れを示すフローチャートである。ステップ810において、制御装置204は、不図示のアンケート画面をタッチパネル201に表示する。その後、ステップS820へ進む。
【0145】
ステップS820では、制御装置204は、メッセージ配信装置300の記録装置304にアクセスして、当該グループのグループIDに関連付けられているアンケートデータを読み出して取得する。その後、ステップS830へ進む。
【0146】
ステップS830では、制御装置204は、ステップS820でデータを取得できたか否かを判断する。ステップS830で否定判断した場合には、後述するステップS870へ進む。これに対して、ステップS830で肯定判断した場合には、ステップS840へ進み、制御装置204は、メッセージ配信装置300から取得したアンケートデータをアンケート画面に表示する。その後、ステップS850へ進む。
【0147】
ステップS850では、制御装置204は、ユーザによってアンケートへの回答のために回答データが入力されたか否かを判断する。ステップS850で否定判断した場合には、後述するステップS870へ進む。これに対して、ステップS850で肯定判断した場合には、ステップS860へ進む。
【0148】
ステップS860では、制御装置204は、回答が行われたアンケートを特定するための情報とともに、ユーザによって入力された回答データをメッセージ配信装置300へ送信する。その後、ステップS870へ進む。
【0149】
ステップS870では、制御装置204は、ユーザによって新規にアンケートを作成するためのアンケートデータが入力されたか否かを判断する。ステップS870で否定判断した場合には、後述するステップS890へ進む。これに対して、ステップS870で肯定判断した場合には、ステップS880へ進む。
【0150】
ステップS880では、制御装置204は、現在アンケート画面が表示されているグループのグループIDとともに、ユーザによって入力されたアンケートデータをメッセージ配信装置300へ送信する。その後、ステップS890へ進む。
【0151】
ステップS890では、制御装置204は、アンケート画面上でユーザによって「戻る」ボタンがタッチされることにより、グループページに戻るように指示されたか否かを判断する。ステップS890で否定判断した場合には、ステップS850へ戻る。これに対して、ステップS890で肯定判断した場合には、ステップS900へ進む。
【0152】
ステップS900では、制御装置204は、タッチパネル201の表示を
図4に示したグループページに戻す。その後、
図9の処理に復帰する。
【0153】
図16は、
図9のステップS180で実行されるグループ設定機能呼び出し時処理の流れを示すフローチャートである。ステップS910では、制御装置204は、メッセージ配信装置300の記録装置304にアクセスして、当該グループのグループIDに対応するグループ情報を読み出して取得する。その後、ステップS920へ進む。
【0154】
ステップS920では、制御装置204は、メッセージ配信装置300から取得したグループ情報を表示したグループ設定画面をタッチパネル201に表示する。その後、ステップS930へ進む。
【0155】
ステップS930では、制御装置204は、ユーザによってグループ設定画面上でグループ名、そのグループの活動エリア、グループのカテゴリ等の内容が変更されたか否かを判断する。ステップS930で肯定判断した場合には、ステップS940へ進み、制御装置204は、グループ情報が変更されたグループのグループIDとともに、変更内容を示す変更データをメッセージ配信装置300へ送信する。その後、ステップS950へ進む。これに対して、ステップS930で否定判断した場合には、そのままステップS950へ進む。
【0156】
ステップS950では、制御装置204は、グループ設定画面上でユーザによって「退会」ボタンがタッチされることにより、グループからの退会が指示されたか否かを判断する。ステップS950で肯定判断した場合には、ステップS960へ進む。
【0157】
ステップS960では、制御装置204は、上述した退会要求情報をメッセージ配信装置300へ送信して、ステップS970へ進む。これに対して、ステップS950で否定判断した場合には、そのままステップS970へ進む。
【0158】
ステップS970では、制御装置204は、グループ設定画面上でユーザによって「戻る」ボタンがタッチされることにより、グループページに戻るように指示されたか否かを判断する。ステップS970で否定判断した場合には、ステップS930へ戻る。これに対して、ステップS970で肯定判断した場合には、ステップS980へ進む。
【0159】
ステップS980では、制御装置204は、タッチパネル201の表示を
図4に示したグループページに戻す。その後、
図9の処理に復帰する。
【0160】
図17は、本実施の形態におけるメッセージ配信装置300で実行される処理の流れを示すフローチャートである。この
図17に示す処理は、メッセージ送信装置200からログインIDとログイン用パスワードとを受信してユーザ認証を行った結果、ログイン要求のあったユーザのログインを許可すると起動するプログラムとして、制御装置303によって実行される。
【0161】
ステップS1010において、制御装置303は、メッセージ送信装置200からメンバー登録用リンク情報を用いたアクセスがあったか否かを判断する。ステップS1010で否定判断した場合には、後述するステップS1040へ進む。これに対して、ステップS1010で肯定判断した場合には、ステップS1020へ進む。
【0162】
ステップS1020では、制御装置303は、メンバー登録用リンク情報に基づいてグループIDを特定し、メッセージ送信装置200から受信したユーザIDを、特定したグループIDに関連付けて記録することにより、招待されたユーザをそのグループのメンバーとして登録する。その後、ステップS1040へ進む。
【0163】
ステップS1040では、制御装置303は、メッセージ送信装置200から上述した送信用メッセージデータ作成用情報を受信したか否かを判断する。ステップS1040で否定判断した場合には、後述するステップS1071へ進む。これに対して、ステップS1040で肯定判断した場合には、ステップS1050へ進む。
【0164】
ステップS1050では、制御装置303は、上述したように、送信用メッセージデータ作成用情報に含まれるBGMを特定するための情報に基づいて特定したBGM、効果音挿入情報に基づいて特定した効果音とその挿入位置、及び録音された音声データとに基づいて、送信用メッセージデータを作成する。その後、その後、ステップS1060へ進む。
【0165】
ステップS1060では、制御装置303は、送信先に設定されているユーザIDを音声メッセージの送信先メンバーとして特定し、ステップS1061へ進む。
【0166】
ステップS1061では、制御装置303は、ステップS1060で特定した送信先メンバーのユーザIDと、ステップS1050で作成した送信用メッセージデータとを関連付けて記録装置304へ記録する。その後、ステップS1070へ進む。
【0167】
ステップS1070では、制御装置303は、ステップS1060で特定した送信先メンバーのユーザIDに関連付けられているメッセージの受信BOXに、グループのメンバーから音声メッセージを受信したことを通知するためのテキストメッセージを記録する。その後、ステップS1071へ進む。
【0168】
ステップS1071では、制御装置303は、メッセージ送信装置200から上述したテキストメッセージのデータを受信したか否かを判断する。ステップS1071で否定判断した場合には、後述するステップS1080へ進む。これに対して、ステップS1071で肯定判断した場合には、ステップS1072へ進む。
【0169】
ステップS1072では、制御装置303は、テキストメッセージの送信先に設定されているユーザIDの受信BOXに、受信したテキストメッセージを記録する。その後、ステップS1080へ進む。
【0170】
ステップS1080では、制御装置303は、メッセージ送信装置200から上述した掲示板の書き込みデータを受信したか否かを判断する。ステップS1080で否定判断した場合には、後述するステップS1100へ進む。これに対して、ステップS1080で肯定判断した場合には、ステップS1090へ進む。
【0171】
ステップS1090では、制御装置303は、上述したように、メッセージ送信装置200から受信したグループIDと書き込みデータとに基づいて、記録装置304に記録されている掲示板データを更新する。その後、ステップS1100へ進む。
【0172】
ステップS1100では、制御装置303は、メッセージ送信装置200から上述したスケジュールの更新データを受信したか否かを判断する。ステップS1100で否定判断した場合には、後述するステップS1120へ進む。これに対して、ステップS1100で肯定判断した場合には、ステップS1110へ進む。
【0173】
ステップS1110では、制御装置303は、上述したように、メッセージ送信装置200から受信したグループIDと更新データとに基づいて、記録装置304に記録されているスケジュールデータを更新する。その後、ステップS1120へ進む。
【0174】
ステップS1120では、制御装置303は、メッセージ送信装置200から上述したアンケートの回答データを受信したか否かを判断する。ステップS1120で否定判断した場合には、後述するステップS1140へ進む。これに対して、ステップS1120で肯定判断した場合には、ステップS1130へ進む。
【0175】
ステップS1130では、制御装置303は、上述したように、メッセージ送信装置200から受信した回答対象のアンケートを特定するための情報に基づいて回答が行われたアンケートを特定し、記録装置304に記録されているアンケートデータに関連付けて受信した回答データを記録する。その後、ステップS1140へ進む。
【0176】
ステップS1140では、制御装置303は、メッセージ送信装置200から上述したアンケートデータを受信したか否かを判断する。ステップS1140で否定判断した場合には、後述するステップS1160へ進む。これに対して、ステップS1140で肯定判断した場合には、ステップS1150へ進む。
【0177】
ステップS1150では、制御装置303は、上述したように、メッセージ送信装置200から受信したグループIDとアンケートデータとに基づいて、記録装置304に記録されているアンケートデータを更新する。その後、ステップS1160へ進む。
【0178】
ステップS1160では、制御装置303は、メッセージ送信装置200から上述したグループ情報の変更データを受信したか否かを判断する。ステップS1160で否定判断した場合には、後述するステップS1180へ進む。これに対して、ステップS1160で肯定判断した場合には、ステップS1170へ進む。
【0179】
ステップS1170では、制御装置303は、上述したように、受信したグループIDに基づいて変更対象のグループを特定し、記録装置304に記録されているグループ情報を更新する。その後、ステップS1180へ進む。
【0180】
ステップS1180では、制御装置303は、メッセージ送信装置200から上述した退会要求情報を受信したか否かを判断する。ステップS1180で否定判断した場合には、後述するステップS1200へ進む。これに対して、ステップS1180で肯定判断した場合には、ステップS1190へ進む。
【0181】
ステップS1190では、制御装置303は、上述したように、メッセージ送信装置200から退会要求情報を受信した退会要求情報に基づいてグループIDとユーザIDを特定し、特定したグループIDにメンバーとして関連付けられているユーザIDの中から、特定したユーザIDを削除する。その後、ステップS1200へ進む。
【0182】
ステップS1200では、制御装置303は、メッセージ送信装置200上でユーザがメッセージ送信用アプリを終了したり、ログオフ操作を行ったことにより、システムからのログオフがされたことを検出したか否かを判断する。例えば、メッセージ送信装置200では、制御装置204は、ユーザがメッセージ送信用アプリを終了したり、ログオフ操作を行ったときに、ログオフを通知するための情報をメッセージ配信装置300へ送信するようにし、制御装置303は、メッセージ送信装置200から該情報を受信したときにステップS1200で肯定判断する。
【0183】
ステップS1200で否定判断した場合には、ステップS1010へ戻る。これに対して、ステップS1200で肯定判断した場合には、処理を終了する。
【0184】
以上説明した本実施の形態によれば、以下のような作用効果を得ることができる。
(1)制御装置204は、ユーザからの指示に基づいて、あらかじめ設定されているグループ内から少なくとも一人のメンバーをメッセージの送信先として特定し、ユーザからの発話を受け付けて、メンバーに宛てた音声メッセージをバッファメモリに記録する。また、制御装置204は、音声メッセージの背景で流すBGMと、音声メッセージの途中に挿入する効果音の選択を受け付け、音声メッセージのデータと、BGMのデータと、効果音のデータとに基づいて、送信用メッセージデータを作成するようにメッセージ配信装置300へ指示し、作成された送信用メッセージデータを、メッセージの送信先として指定されたメンバーに対して送信するようにメッセージ配信装置300へ指示するようにした。これによって、ユーザは、グループ内のメンバーに対して、エンターテインメント性を高めた音声メッセージを送信することができる。
【0185】
(2)制御装置303は、音声メッセージの背景にユーザからの選択を受け付けたBGMを流すとともに、ユーザからの選択を受けた効果音を、ユーザによって指定された挿入位置に挿入して、送信用メッセージデータを作成するようにした。これによって、ユーザは、好みのBGMと効果音を選択し、さらに効果音の挿入位置も指定して、オリジナル性の高いメッセージをメンバーに送信することができる。
【0186】
(3)制御装置204は、試聴用メッセージデータを作成して、ユーザからの指示に基づいて試聴用メッセージデータを再生するようにした。これによって、ユーザは、音声メッセージをメンバーに配信する前に、送信予定のメッセージの内容を確認することができる。
【0187】
(4)制御装置303は、記録装置304における送信用メッセージデータの記録先を特定するための情報として、記録装置304に記録された送信用メッセージデータへのリンク情報を含んだテキストメッセージを作成し、送信用メッセージデータの送信先メンバーの受信BOXに記録するようにした。これによって、ユーザは、他のメンバーから送信用メッセージデータが届いたことを把握することができるとともに、送信用メッセージデータの記録先も容易に特定することができる。
【0188】
(5)制御装置204は、ユーザによって送信用メッセージデータへのリンク情報がタッチされたことを検出した場合には、リンク先に記録されている送信用メッセージデータをダウンロードしてメモリに記録するとともに、データを再生してスピーカー205から出力するようにした。これによって、ユーザは、他のメンバーから送信されたBGMと効果音が添付された音声メッセージを簡易な操作により取得して聞くことができる。
【0189】
―変形例―
なお、上述した実施の形態の安否確認システムは、以下のように変形することもできる。
(1)上述した実施の形態では、ユーザは、他のユーザからの招待を受けてグループにメンバー登録される例について説明した。しかしながら、グループにメンバーとして登録されているユーザは、他のユーザを対象としてメンバーを公募できるようにし、メンバー登録を希望するユーザは、公募に応じるかたちでメンバー登録を行えるようにしてもよい。
【0190】
(2)上述した実施の形態では、制御装置303は、送信用メッセージデータを作成して記録装置304に記録した場合には、送信先に設定されているユーザIDの受信BOXに、記録装置304に記録された送信用メッセージデータへのリンク情報が記載されたテキストメッセージを記録することにより、メンバーに対して音声メッセージを受信したことを通知する例について説明した。しかしながら、制御装置303は、あらかじめ登録されたメールアドレスに上記テキストメッセージ送信することにより通知を行ってもよい。あるいは、
図4に示したグループページに通知領域を設け、制御装置303は、送信用メッセージデータを作成して記録した場合には、該通知領域内に通知メッセージを表示してもよい。また、制御装置303は、送信用メッセージデータを作成して記録した場合には、音声により通知を行ってもよい。
【0191】
(3)上述した実施の形態では、ユーザごとに用意された受信BOXにユーザに宛てたメッセージが記録される例について説明した。この場合、メッセージ配信システム100の運営者は、各ユーザの受信BOXに広告を配信することができるようにしてもよい。例えば、ユーザに配信する広告をグループのカテゴリや活動エリアに合ったものにすれば、より広告効果を高めることができる。また、広告は、テキスト、音声、動画等のいずれの形式で配信してもよい。さらに、ユーザが広告内のリンクや画像にタッチすると、その広告に関する商品やサービスのWEBサイトにアクセスできるようにしてもよい。
【0192】
(4)上述した実施の形態では、制御装置303は、メンバーによる掲示板への書き込みがあったとき、スケジュールの更新があったとき、アンケートの作成や更新があったとき、グループ情報の更新があったとき、メンバーがグループを退会したとき、及び新しいメンバーをグループに登録したときの少なくともいずれかにおいて、その内容を通知するためのメッセージを、グループ内の他のメンバーの受信BOXに記録するようにしてもよい。
【0193】
(5)上述した実施の形態では、グループへのメンバーの招待を行う際には、制御装置204は、ユーザによって招待メールが作成されて送信が指示されたときに、作成された招待メールを、宛先として指定されたメールアドレスに宛てて送信する例について説明した。すなわち、招待メールを送信するための処理は、メッセージ送信装置200で行う例について説明した。しかしながら、招待メールを送信するための処理は、メッセージ配信装置300側で行ってもよい。例えば、メッセージ送信装置200としてパソコンを用いた場合には、制御装置204は、メンバー招待画面上で招待する人のメールアドレスの入力のみを受け付け、ユーザによって「招待メール送信」ボタンがクリックされたことを検出した場合には、メッセージ配信装置300へ、入力されたメールアドレスと招待されたグループのグループIDとを送信して、招待メッセージの送信を指示する。メッセージ配信装置300では、制御装置303は、メッセージ送信装置200から招待メッセージの送信指示を受けた場合には、招待されたグループへの勧誘メッセージとともに、グループへのメンバー登録を行うためのメンバー登録用リンク情報を含んだ招待メールを作成し、送信先のメールアドレスを宛先に設定して、招待メールを送信すればよい。
【0194】
(6)上述した実施の形態では、メッセージ送信装置200はスピーカー205を備え、制御装置204は、他のメッセージ送信装置200から受信した送信用メッセージデータをスピーカー205から出力する例について説明した。しかしながら、送信用メッセージデータはスピーカー205以外の音声出力機器から出力するようにしてもよい。例えば、メッセージ送信装置200は、外部のヘッドホン、イヤホン、スピーカー等の音声出力機器を有線接続するための接続端子を備えるようにし、該接続端子を介して外部の音声出力機器から音声データを出力するようにしてもよい。あるいは、メッセージ送信装置200は、Bluetooth(登録商標)やWi−Fi(登録商標)などの無線通信モジュールを備えるようにし、無線により接続された外部のヘッドホン、イヤホン、スピーカー等の音声出力機器から音声データを出力するようにしてもよい。
【0195】
なお、本発明の特徴的な機能を損なわない限り、本発明は、上述した実施の形態における構成に何ら限定されない。また、上述の実施の形態と複数の変形例を組み合わせた構成としてもよい。