特許第5963734号(P5963734)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5963734情報処理装置、情報処理システム、及び情報処理方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5963734
(24)【登録日】2016年7月8日
(45)【発行日】2016年8月3日
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理システム、及び情報処理方法
(51)【国際特許分類】
   G06F 17/30 20060101AFI20160721BHJP
   G06Q 50/00 20120101ALI20160721BHJP
   G06F 13/00 20060101ALI20160721BHJP
【FI】
   G06F17/30 310Z
   G06F17/30 110G
   G06Q50/00 300
   G06F13/00 560A
【請求項の数】11
【全頁数】19
(21)【出願番号】特願2013-239655(P2013-239655)
(22)【出願日】2013年11月20日
(65)【公開番号】特開2015-99527(P2015-99527A)
(43)【公開日】2015年5月28日
【審査請求日】2014年7月18日
(73)【特許権者】
【識別番号】500257300
【氏名又は名称】ヤフー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100090033
【弁理士】
【氏名又は名称】荒船 博司
(74)【代理人】
【識別番号】100093045
【弁理士】
【氏名又は名称】荒船 良男
(72)【発明者】
【氏名】濱野 聖也
【審査官】 小太刀 慶明
(56)【参考文献】
【文献】 特開2013−137769(JP,A)
【文献】 特開2011−076533(JP,A)
【文献】 特開2012−010103(JP,A)
【文献】 特開2010−257036(JP,A)
【文献】 特開2013−054733(JP,A)
【文献】 特開2012−003322(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2008/0140650(US,A1)
【文献】 特表2008−507751(JP,A)
【文献】 国際公開第2013/118420(WO,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2011/0238755(US,A1)
【文献】 特開2013−73488(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 17/30
G06F 13/00
G06Q 10/00−50/34
H04W 4/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ同士が同行していることを検知可能な同行検知情報を取得する複数の携帯端末と通信ネットワークを介して接続され、匿名SNSを提供する情報処理装置であって、
前記同行検知情報を受信する受信手段と、
前記受信手段により受信された同行検知情報に基づいて、友達登録を行うことなく同行しているユーザが存在するか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により同行しているユーザが存在すると判定された場合に、当該ユーザ同士を友達として推薦するための推薦情報を作成する作成手段と、
前記作成手段により作成された推薦情報を、前記ユーザの前記携帯端末へと送信する送信手段と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記同行検知情報は、ユーザの現在位置を示す位置情報を含み、
前記判定手段は、所定時間以上所定距離内に友達登録を行っていない複数のユーザが存在するか否かを判定し、前記複数のユーザが存在すると判定した場合に、同行しているユーザが存在すると判定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記判定手段により同行しているユーザが存在すると判定された場合に、前記同行しているユーザ間の距離に基づいて、当該ユーザ同士を友達として推薦するか又は同一行動をとるユーザの存在を通知するかを選択する選択手段を更に備え、
前記作成手段は、前記選択手段により友達として推薦すると選択された場合に、前記推薦情報を作成し、前記選択手段により同一行動をとるユーザの存在を通知すると選択された場合に、前記同一行動をとるユーザの存在を通知するための存在通知情報を作成し、
前記送信手段は、前記作成手段により存在通知情報が作成された場合、当該存在通知情報を、所定の前記ユーザの前記携帯端末へと送信することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
ユーザ同士が同行していることを検知可能な同行検知情報を取得する複数の携帯端末と通信ネットワークを介して接続され、SNSを提供する情報処理装置であって、
前記同行検知情報を受信する受信手段と、
前記受信手段により受信された同行検知情報に基づいて、同行しているユーザが存在するか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により同行しているユーザが存在すると判定された場合に、当該ユーザ同士を友達として推薦するための推薦情報を作成する作成手段と、
前記作成手段により作成された推薦情報を、前記ユーザの前記携帯端末へと送信する送信手段と、
を備え、
前記同行検知情報は、ユーザの現在位置を示す位置情報を含み、
前記判定手段は、所定時間以上所定距離内に複数のユーザが存在するか否かを判定し、前記複数のユーザが存在すると判定した場合に、同行しているユーザが存在すると判定し、
前記判定手段により同行しているユーザが存在すると判定された場合に、前記同行しているユーザ間の距離に基づいて、当該ユーザ同士を友達として推薦するか又は同一行動をとるユーザの存在を通知するかを選択する選択手段を更に備え、
前記作成手段は、前記選択手段により友達として推薦すると選択された場合に、前記推薦情報を作成し、前記選択手段により同一行動をとるユーザの存在を通知すると選択された場合に、前記同一行動をとるユーザの存在を通知するための存在通知情報を作成し、
前記送信手段は、前記作成手段により存在通知情報が作成された場合、当該存在通知情報を、所定の前記ユーザの前記携帯端末へと送信することを特徴とする情報処理装置。
【請求項5】
前記判定手段により同行しているユーザが存在すると判定された場合に、当該ユーザの同行範囲内に公共交通機関の定期行路が含まれているか否かを判定する第2判定手段と、
前記第2判定手段により定期行路が含まれていると判定された場合に、所定距離内に複数のユーザが存在する同行時間から定期行路移動時の時間を除外した時間が所定時間以上であるか否かを判定する第3判定手段と、を更に備え、
前記作成手段は、第2判定手段により定期行路が含まれていないと判定された場合、又は第3判定手段により所定時間以上であると判定された場合に、前記推薦情報を作成することを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記判定手段により同行しているユーザが存在すると判定された場合に、所定距離内に複数のユーザが存在する同行時間及び同行場所に基づいて、前記同行しているユーザ間の繋がりの強弱を判定する繋がり判定手段と、
前記繋がり判定手段により判定された繋がりの強弱に基づいて、前記SNSにおいて提供されるサービスの内容を制御するサービス制御手段と、
を更に備えることを特徴とする請求項2〜5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記携帯端末は、ユーザの動作に関するデータ及び周辺環境に関するデータの少なくともいずれか一方を取得するセンサーを備えた装着型の端末であり、
前記同行検知情報は、前記装着型の端末により取得されるセンサーデータを含み、
前記判定手段は、前記受信手段により受信されたセンサーデータ同士のマッチング処理を行い、前記センサーデータの出力の特徴の一致度が所定の基準以上である場合に、同行しているユーザが存在すると判定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項8】
ユーザ同士が同行していることを検知可能な同行検知情報を取得する複数の携帯端末と、前記複数の携帯端末と通信ネットワークを介して接続され、匿名SNSを提供する情報処理装置と、を備える情報処理システムであって、
前記情報処理装置は、
前記同行検知情報を受信する受信手段と、
前記受信手段により受信された同行検知情報に基づいて、友達登録を行うことなく同行しているユーザが存在するか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により同行しているユーザが存在すると判定された場合に、当該ユーザ同士を友達として推薦するための推薦情報を作成する作成手段と、
前記作成手段により作成された推薦情報を、前記ユーザの前記携帯端末へと送信する送信手段と、
を備えることを特徴とする情報処理システム。
【請求項9】
ユーザ同士が同行していることを検知可能な同行検知情報を取得する複数の携帯端末と、前記複数の携帯端末と通信ネットワークを介して接続され、SNSを提供する情報処理装置と、を備える情報処理システムであって、
前記情報処理装置は、
前記同行検知情報を受信する受信手段と、
前記受信手段により受信された同行検知情報に基づいて、同行しているユーザが存在するか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により同行しているユーザが存在すると判定された場合に、当該ユーザ同士を友達として推薦するための推薦情報を作成する作成手段と、
前記作成手段により作成された推薦情報を、前記ユーザの前記携帯端末へと送信する送信手段と、
を備え、
前記同行検知情報は、ユーザの現在位置を示す位置情報を含み、
前記判定手段は、所定時間以上所定距離内に複数のユーザが存在するか否かを判定し、前記複数のユーザが存在すると判定した場合に、同行しているユーザが存在すると判定し、
前記判定手段により同行しているユーザが存在すると判定された場合に、前記同行しているユーザ間の距離に基づいて、当該ユーザ同士を友達として推薦するか又は同一行動をとるユーザの存在を通知するかを選択する選択手段を更に備え、
前記作成手段は、前記選択手段により友達として推薦すると選択された場合に、前記推薦情報を作成し、前記選択手段により同一行動をとるユーザの存在を通知すると選択された場合に、前記同一行動をとるユーザの存在を通知するための存在通知情報を作成し、
前記送信手段は、前記作成手段により存在通知情報が作成された場合、当該存在通知情報を、所定の前記ユーザの前記携帯端末へと送信することを特徴とする情報処理システム。
【請求項10】
ユーザ同士が同行していることを検知可能な同行検知情報を取得する複数の携帯端末と通信ネットワークを介して接続され、匿名SNSを提供する情報処理装置の情報処理方法であって、
前記同行検知情報を受信する受信手段により受信された同行検知情報に基づいて、友達登録を行うことなく同行しているユーザが存在するか否かを判定するステップと、
前記同行しているユーザが存在すると判定された場合に、当該ユーザ同士を友達として推薦するための推薦情報を作成するステップと、
前記作成された推薦情報を、前記ユーザの前記携帯端末へと送信手段により送信させるステップと、
を有することを特徴とする情報処理方法。
【請求項11】
ユーザ同士が同行していることを検知可能な同行検知情報を取得する複数の携帯端末と通信ネットワークを介して接続され、SNSを提供する情報処理装置の情報処理方法であって、
前記同行検知情報を受信する受信手段により受信された同行検知情報に基づいて、同行しているユーザが存在するか否かを判定するステップと、
前記同行しているユーザが存在すると判定された場合に、当該ユーザ同士を友達として推薦するための推薦情報を作成するステップと、
前記作成された推薦情報を、前記ユーザの前記携帯端末へと送信手段により送信させるステップと、
を有し、
前記同行検知情報は、ユーザの現在位置を示す位置情報を含み、
前記判定するステップでは、所定時間以上所定距離内に複数のユーザが存在するか否かを判定し、前記複数のユーザが存在すると判定した場合に、同行しているユーザが存在すると判定し、
前記同行しているユーザが存在すると判定された場合に、前記同行しているユーザ間の距離に基づいて、当該ユーザ同士を友達として推薦するか又は同一行動をとるユーザの存在を通知するかを選択するステップを更に有し、
前記作成するステップでは、前記友達として推薦すると選択された場合に、前記推薦情報を作成し、前記同一行動をとるユーザの存在を通知すると選択された場合に、前記同一行動をとるユーザの存在を通知するための存在通知情報を作成し、
前記送信するステップでは、前記存在通知情報が作成された場合、当該存在通知情報を、所定の前記ユーザの前記携帯端末へと送信することを特徴とする情報処理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理システム、及び情報処理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、スマートフォンやタブレットなどに代表されるスマートデバイスが急速に普及している。スマートデバイスに代表される携帯端末や通信サービスの普及に伴い、SNS(social networking service)では、様々な応用サービスが提供されている(例えば、特許文献1参照)。
SNSが広まった背景には、本名での検索機能や電話帳データを利用することにより、容易に友達を探し出せたことが要因として挙げられる。一方で、匿名性の高いSNSでは、友達、特に、現実世界での友達を探し出すことは困難であり、ソーシャルグラフの拡大方法が課題となっている。
そこで、現在地付近にいる未知のユーザとの友達登録の機会を提供する技術が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】国際公開第2011/114634号
【特許文献2】特開2013−54733号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献2記載の技術では、元々現実世界での友達であるにもかかわらず、同じSNSに参加していることをお互いに気が付かない場合に、互いを結びつけることができないという課題がある。
【0005】
本発明は、同行しているユーザ同士をSNS上で結びつけることが可能な情報処理装置、情報処理システム、及び情報処理方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、
ユーザ同士が同行していることを検知可能な同行検知情報を取得する複数の携帯端末と通信ネットワークを介して接続され、匿名SNSを提供する情報処理装置であって、
前記同行検知情報を受信する受信手段と、
前記受信手段により受信された同行検知情報に基づいて、友達登録を行うことなく同行しているユーザが存在するか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により同行しているユーザが存在すると判定された場合に、当該ユーザ同士を友達として推薦するための推薦情報を作成する作成手段と、
前記作成手段により作成された推薦情報を、前記ユーザの前記携帯端末へと送信する送信手段と、
を備えることを特徴とする。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の情報処理装置において、
前記同行検知情報は、ユーザの現在位置を示す位置情報を含み、
前記判定手段は、所定時間以上所定距離内に友達登録を行っていない複数のユーザが存在するか否かを判定し、前記複数のユーザが存在すると判定した場合に、同行しているユーザが存在すると判定することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の情報処理装置において、
前記判定手段により同行しているユーザが存在すると判定された場合に、前記同行しているユーザ間の距離に基づいて、当該ユーザ同士を友達として推薦するか又は同一行動をとるユーザの存在を通知するかを選択する選択手段を更に備え、
前記作成手段は、前記選択手段により友達として推薦すると選択された場合に、前記推薦情報を作成し、前記選択手段により同一行動をとるユーザの存在を通知すると選択された場合に、前記同一行動をとるユーザの存在を通知するための存在通知情報を作成し、
前記送信手段は、前記作成手段により存在通知情報が作成された場合、当該存在通知情報を、所定の前記ユーザの前記携帯端末へと送信することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、
ユーザ同士が同行していることを検知可能な同行検知情報を取得する複数の携帯端末と通信ネットワークを介して接続され、SNSを提供する情報処理装置であって、
前記同行検知情報を受信する受信手段と、
前記受信手段により受信された同行検知情報に基づいて、同行しているユーザが存在するか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により同行しているユーザが存在すると判定された場合に、当該ユーザ同士を友達として推薦するための推薦情報を作成する作成手段と、
前記作成手段により作成された推薦情報を、前記ユーザの前記携帯端末へと送信する送信手段と、
を備え、
前記同行検知情報は、ユーザの現在位置を示す位置情報を含み、
前記判定手段は、所定時間以上所定距離内に複数のユーザが存在するか否かを判定し、前記複数のユーザが存在すると判定した場合に、同行しているユーザが存在すると判定し、
前記判定手段により同行しているユーザが存在すると判定された場合に、前記同行しているユーザ間の距離に基づいて、当該ユーザ同士を友達として推薦するか又は同一行動をとるユーザの存在を通知するかを選択する選択手段を更に備え、
前記作成手段は、前記選択手段により友達として推薦すると選択された場合に、前記推薦情報を作成し、前記選択手段により同一行動をとるユーザの存在を通知すると選択された場合に、前記同一行動をとるユーザの存在を通知するための存在通知情報を作成し、
前記送信手段は、前記作成手段により存在通知情報が作成された場合、当該存在通知情報を、所定の前記ユーザの前記携帯端末へと送信することを特徴とする。
【0008】
請求項に記載の発明は、請求項2〜4のいずれか一項に記載の情報処理装置において、
前記判定手段により同行しているユーザが存在すると判定された場合に、当該ユーザの同行範囲内に公共交通機関の定期行路が含まれているか否かを判定する第2判定手段と、
前記第2判定手段により定期行路が含まれていると判定された場合に、所定距離内に複数のユーザが存在する同行時間から定期行路移動時の時間を除外した時間が所定時間以上であるか否かを判定する第3判定手段と、を更に備え、
前記作成手段は、第2判定手段により定期行路が含まれていないと判定された場合、又は第3判定手段により所定時間以上であると判定された場合に、前記推薦情報を作成することを特徴とする。
【0009】
請求項に記載の発明は、請求項2〜5のいずれか一項に記載の情報処理装置において、
前記判定手段により同行しているユーザが存在すると判定された場合に、所定距離内に複数のユーザが存在する同行時間及び同行場所に基づいて、前記同行しているユーザ間の繋がりの強弱を判定する繋がり判定手段と、
前記繋がり判定手段により判定された繋がりの強弱に基づいて、前記SNSにおいて提供されるサービスの内容を制御するサービス制御手段と、
を更に備えることを特徴とする。
【0011】
請求項に記載の発明は、請求項1に記載の情報処理装置において、
前記携帯端末は、ユーザの動作に関するデータ及び周辺環境に関するデータの少なくともいずれか一方を取得するセンサーを備えた装着型の端末であり、
前記同行検知情報は、前記装着型の端末により取得されるセンサーデータを含み、
前記判定手段は、前記受信手段により受信されたセンサーデータ同士のマッチング処理を行い、前記センサーデータの出力の特徴の一致度が所定の基準以上である場合に、同行しているユーザが存在すると判定することを特徴とする。
【0012】
請求項に記載の発明は、
ユーザ同士が同行していることを検知可能な同行検知情報を取得する複数の携帯端末と、前記複数の携帯端末と通信ネットワークを介して接続され、匿名SNSを提供する情報処理装置と、を備える情報処理システムであって、
前記情報処理装置は、
前記同行検知情報を受信する受信手段と、
前記受信手段により受信された同行検知情報に基づいて、友達登録を行うことなく同行しているユーザが存在するか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により同行しているユーザが存在すると判定された場合に、当該ユーザ同士を友達として推薦するための推薦情報を作成する作成手段と、
前記作成手段により作成された推薦情報を、前記ユーザの前記携帯端末へと送信する送信手段と、
を備えることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、
ユーザ同士が同行していることを検知可能な同行検知情報を取得する複数の携帯端末と、前記複数の携帯端末と通信ネットワークを介して接続され、SNSを提供する情報処理装置と、を備える情報処理システムであって、
前記情報処理装置は、
前記同行検知情報を受信する受信手段と、
前記受信手段により受信された同行検知情報に基づいて、同行しているユーザが存在するか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により同行しているユーザが存在すると判定された場合に、当該ユーザ同士を友達として推薦するための推薦情報を作成する作成手段と、
前記作成手段により作成された推薦情報を、前記ユーザの前記携帯端末へと送信する送信手段と、
を備え、
前記同行検知情報は、ユーザの現在位置を示す位置情報を含み、
前記判定手段は、所定時間以上所定距離内に複数のユーザが存在するか否かを判定し、前記複数のユーザが存在すると判定した場合に、同行しているユーザが存在すると判定し、
前記判定手段により同行しているユーザが存在すると判定された場合に、前記同行しているユーザ間の距離に基づいて、当該ユーザ同士を友達として推薦するか又は同一行動をとるユーザの存在を通知するかを選択する選択手段を更に備え、
前記作成手段は、前記選択手段により友達として推薦すると選択された場合に、前記推薦情報を作成し、前記選択手段により同一行動をとるユーザの存在を通知すると選択された場合に、前記同一行動をとるユーザの存在を通知するための存在通知情報を作成し、
前記送信手段は、前記作成手段により存在通知情報が作成された場合、当該存在通知情報を、所定の前記ユーザの前記携帯端末へと送信することを特徴とする。
【0013】
請求項10に記載の発明は、
ユーザ同士が同行していることを検知可能な同行検知情報を取得する複数の携帯端末と通信ネットワークを介して接続され、匿名SNSを提供する情報処理装置の情報処理方法であって、
前記同行検知情報を受信する受信手段により受信された同行検知情報に基づいて、友達登録を行うことなく同行しているユーザが存在するか否かを判定するステップと、
前記同行しているユーザが存在すると判定された場合に、当該ユーザ同士を友達として推薦するための推薦情報を作成するステップと、
前記作成された推薦情報を、前記ユーザの前記携帯端末へと送信手段により送信させるステップと、
を有することを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、
ユーザ同士が同行していることを検知可能な同行検知情報を取得する複数の携帯端末と通信ネットワークを介して接続され、SNSを提供する情報処理装置の情報処理方法であって、
前記同行検知情報を受信する受信手段により受信された同行検知情報に基づいて、同行しているユーザが存在するか否かを判定するステップと、
前記同行しているユーザが存在すると判定された場合に、当該ユーザ同士を友達として推薦するための推薦情報を作成するステップと、
前記作成された推薦情報を、前記ユーザの前記携帯端末へと送信手段により送信させるステップと、
を有し、
前記同行検知情報は、ユーザの現在位置を示す位置情報を含み、
前記判定するステップでは、所定時間以上所定距離内に複数のユーザが存在するか否かを判定し、前記複数のユーザが存在すると判定した場合に、同行しているユーザが存在すると判定し、
前記同行しているユーザが存在すると判定された場合に、前記同行しているユーザ間の距離に基づいて、当該ユーザ同士を友達として推薦するか又は同一行動をとるユーザの存在を通知するかを選択するステップを更に有し、
前記作成するステップでは、前記友達として推薦すると選択された場合に、前記推薦情報を作成し、前記同一行動をとるユーザの存在を通知すると選択された場合に、前記同一行動をとるユーザの存在を通知するための存在通知情報を作成し、
前記送信するステップでは、前記存在通知情報が作成された場合、当該存在通知情報を、所定の前記ユーザの前記携帯端末へと送信することを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、同行しているユーザ同士をSNS上で結びつけることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本実施形態に係る同行検知システムの構成を示す図である。
図2】本実施形態に係るサーバ装置の構成を示す図である。
図3】本実施形態に係るサーバ装置の動作を示すフローチャートである。
図4】変形例2に係るサーバ装置の動作を示すフローチャートである。
図5】変形例3に係るサーバ装置の動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0017】
[1.構成の説明]
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態である同行検知システムを詳細に説明する。
【0018】
[1−1.システム構成の説明]
まず、本実施形態に係る同行検知システム100の構成について説明する。
同行検知システム100は、図1に示すように、情報処理装置としてのサーバ装置1と、複数の基地局2と、複数の携帯端末3と、を備えて構成されている。この同行検知システム100において、サーバ装置1と基地局2とは、通信ネットワークNにより互いに通信可能に接続されている。通信ネットワークNは、具体的には、インターネットや電気通信事業者等の電話回線網や携帯電話通信網等である。
【0019】
サーバ装置1は、例えば、PC、WS(Work Station)等の情報機器であり、携帯端末3からのアクセスに応じて、所定の動作を行う。ここで、サーバ装置1は、SNSの運営企業がSNSを提供するために保有するサーバ装置である。
【0020】
基地局2は、携帯電話通信網などにおける無線基地局であり、携帯端末3と通信ネットワークNとの間のデータ通信を中継する。このため、同行検知システム100では、サーバ装置1と携帯端末3とが、互いに通信可能に接続されている。
【0021】
携帯端末3は、スマートフォンやタブレットなどのスマートデバイス、携帯電話機等の各ユーザが所持して使用する携帯型端末機器である。また、携帯端末3は、通信ネットワークN(具体的には、携帯端末の通信回線や無線LAN(Local Area Network)等)を用いて、サーバ装置1との間で相互に通信を行う。
【0022】
[1−2.サーバ装置の構成の説明]
次に、サーバ装置1の構成について、詳細に説明する。
サーバ装置1は、図2に示すように、制御部11と、操作部12と、表示部13と、記憶部14と、通信部15と、を備えて構成されている。
制御部11は、サーバ装置1の動作を中央制御する。具体的には、制御部11は、CPU、ROM、RAMなどを備えて構成され、RAMの作業領域に展開されたROMや記憶部14に記憶されたプログラムデータとCPUとの協働により、サーバ装置1の各部を統括制御する。
【0023】
操作部12は、例えば、文字入力キー、数字入力キー、その他各種機能に対応付けられたキーなどを有するキーボード、マウス等のポインティングデバイスなどを備え、ユーザからの操作入力を受け付けて、操作入力に応じた操作信号を制御部11へと出力する。
【0024】
表示部13は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)などのディスプレイを備え、制御部11から出力された表示制御信号に基づいた画像を表示画面に表示する。
【0025】
記憶部14は、例えば、HDD(Hard disk drive)、半導体メモリなどにより構成され、プログラムデータや各種設定データ等のデータを制御部11から読み書き可能に記憶する。
【0026】
通信部15は、通信用IC(Integrated Circuit)及び通信コネクタなどを有する通信インターフェイスであり、制御部11の制御の下、所定の通信プロトコルを用いて通信ネットワークNを介したデータ通信を行う。例えば、通信部15は、ユーザの携帯端末3から送られてきた位置情報を受信したり、同行していると判定された複数のユーザ同士を友達としてレコメンド(推薦)するためのレコメンド情報(推薦情報)をユーザの携帯端末3へと送信したりする。
即ち、通信部15は、位置情報を受信する受信手段として機能する。また、通信部15は、レコメンド情報をユーザの携帯端末3へと送信する送信手段として機能する。
【0027】
[1−3.携帯端末の構成の説明]
次に、携帯端末3の構成について、簡潔に説明する。
携帯端末3は、特に図示はしないが、制御部、操作部、表示部、記憶部、現在位置取得部、通信部を備えて構成されている。
制御部は、CPU、ROM、RAMなどを備えて構成され、RAMの作業領域に展開されたROMや記憶部に記憶されたプログラムデータとCPUとの協働により、携帯端末3の各部を統括制御する。
【0028】
操作部は、例えば、各種機能に対応付けられたキーなどを有するキー入力部を備え、ユーザからの操作入力を受け付けて、操作入力に応じた操作信号を制御部へと出力する。なお、操作部は、例えば、スマートフォンのように、表示部と一体的に形成されたタッチパネルなどであってもよい。
表示部は、例えば、LCD、有機EL(Electro Luminescence)素子を用いたFPD(Flat Panel Display)などのディスプレイを備え、制御部から出力された表示制御信号に基づいた画像を表示画面に表示する。
【0029】
記憶部は、例えば、HDD、半導体メモリなどにより構成され、プログラムデータや各種設定データ等のデータを制御部から読み書き可能に記憶する。
【0030】
現在位置取得部は、GPSモジュール、自律航法ユニット等を備えて構成されている。GPSモジュールは、GPSアンテナ等を備えて構成される。このGPSアンテナは、地球低軌道に打ち上げられた複数のGPS衛星から送信されるGPS信号を受信する。GPSアンテナは、少なくとも3個のGPS衛星から送信されるGPS信号を受信し、受信したGPS信号に基づいて携帯端末3の絶対的な現在位置(緯度、経度)を検出し、検出した位置情報と当該位置情報を取得した時間情報とを同行検知情報として制御部に出力する。
本実施形態では、この同行検知情報を利用して、ユーザ同士が同行していることを検知する。
【0031】
通信部は、アンテナや通信回路を備え、制御部による制御の下で外部機器との間の無線通信を行う。具体的には、通信部は、基地局2で中継されることで、通信ネットワークNを介してデータ通信を行う。例えば、通信部は、現在位置取得部により取得された同行検知情報をサーバ装置1へと送信したり、サーバ装置1から送られてきたレコメンド情報を受信したりする。
【0032】
[2.動作の説明]
次に、本実施形態に係る同行検知システム100におけるサーバ装置1の具体的な動作について、図3のフローチャートを参照して説明する。
まず、サーバ装置1の制御部11は、携帯端末3から送信された同行検知情報に基づいて、所定時間以上同行しているユーザが存在するか否かを判定する(ステップS1)。具体的には、制御部11は、通信部15により受信された各携帯端末3の同行検知情報を参照して、所定時間以上所定距離内に複数のユーザが存在するか否かを判定する。ここで、所定時間とは、通常同行していると見做しても差し支えない程度の時間(例えば1時間程度)のことであり、所定距離とは、通常同行していると見做しても差し支えない程度の距離(例えば3m)のことである。そして、制御部11は、所定時間以上所定距離内に複数のユーザが存在すると判定した場合に、複数のユーザ同士が同行していると判定する。このとき、制御部11は、複数のユーザが所定距離内に存在する時間を、同行時間として取得する。
即ち、制御部11は、通信部15により受信された同行検知情報に基づいて、同行しているユーザが存在するか否かを判定する判定手段として機能する。また、制御部11は、判定手段として、所定時間以上所定距離内に複数のユーザが存在するか否かを判定し、複数のユーザが存在すると判定した場合に、同行しているユーザが存在すると判定する。
同行しているユーザが存在すると判定した場合(ステップS1:YES)は、次のステップS2へと移行する。一方、同行しているユーザが存在しないと判定した場合(ステップS1:NO)は、存在すると判定されるまで当該ステップS1の処理を繰り返す。
【0033】
次に、制御部11は、同行範囲内に公共交通機関の定期行路が含まれているか否かを判定する(ステップS2)。具体的には、制御部11は、ステップS1で同行していると判定された複数のユーザの同行範囲内に、公共交通機関の定期行路が含まれているか否かを判定する。ここで、公共交通機関とは、例えば、鉄道、バスなどの不特定多数の人々が利用する交通機関のことである。また、定期行路とは、予め定められた公共交通機関の経路のことである。
即ち、制御部11は、ステップS1で同行しているユーザが存在すると判定された場合に、ユーザの同行範囲内に公共交通機関の定期行路が含まれているか否かを判定する第2判定手段として機能する。
定期行路が含まれていると判定した場合(ステップS2:YES)は、次のステップS3へと移行する。一方、定期行路が含まれていないと判定した場合(ステップS2:NO)は、ステップS4へと移行する。
【0034】
次に、制御部11は、同行時間から定期行路移動時の時間を除外した時間が所定時間以上であるか否かを判定する(ステップS3)。具体的には、制御部11は、ステップS1で取得された同行時間から、定期行路の移動に要した時間を除外した時間が、所定時間以上であるか否かを判定する。ステップS3で同行時間から定期行路移動時の時間を除外するのは、たまたま同じ公共交通機関に乗り合わせたユーザを友達候補から除外するためである。従って、ここでの所定時間とは、たまたま同じ公共交通機関に乗り合わせたユーザと友達候補のユーザとを識別可能な程度の時間(例えば10分程度)のことである。
即ち、制御部11は、ステップS2で定期行路が含まれていると判定された場合に、所定距離内に複数のユーザが存在する同行時間から定期行路移動時の時間を除外した時間が所定時間以上であるか否かを判定する第3判定手段として機能する。
所定時間以上であると判定した場合(ステップS3:YES)は、次のステップS4へと移行する。一方、所定時間以上でない、即ち、所定時間未満であると判定した場合(ステップS3:NO)は、ステップS1へと移行し、再度所定時間以上同行しているユーザが存在するか否かを判定する。
【0035】
次に、制御部11は、レコメンド情報を作成する(ステップS4)。具体的には、制御部11は、同行範囲内に公共交通機関の定期行路が含まれていないと判定した場合(ステップS2:NO)、又は同行時間から定期行路移動時の時間を除外した時間が所定時間以上であると判定した場合(ステップS3:YES)に、ステップS1で同行していると判定された複数のユーザ同士を友達としてレコメンドするためのレコメンド情報を作成する。例えば、制御部11は、「○○さん(○○には自分自身以外のユーザ名が入る)とお友達ではないですか?よろしければ友達登録をどうぞ。」等の文言を上記複数のユーザの各携帯端末3の表示部に表示させるための情報を作成する。なお、文言を表示させると同時に、友達登録を行うことができる画面を表示させるための情報を作成するようにしてもよい。
即ち、制御部11は、ステップS1で同行しているユーザが存在すると判定された場合に、当該ユーザ同士を友達として推薦するための推薦情報を作成する作成手段として機能する。また、制御部11は、作成手段として、ステップS2で定期行路が含まれていないと判定された場合、又はステップS3で所定時間以上であると判定された場合に、レコメンド情報を作成する。
【0036】
次に、制御部11は、ステップS4で作成したレコメンド情報を、通信部15により上記複数のユーザの各携帯端末3へと送信させる(ステップS5)。
以上により、同行していると判定された複数のユーザ同士を、友達としてレコメンドすることができる。
【0037】
以上のように、本実施形態に係る同行検知システム100におけるサーバ装置1は、同行検知情報を受信する受信手段(通信部15)と、通信部15により受信された同行検知情報に基づいて、同行しているユーザが存在するか否かを判定する判定手段(制御部11)と、判定手段により同行しているユーザが存在すると判定された場合に、当該ユーザ同士を友達としてレコメンドするためのレコメンド情報を作成する作成手段(制御部11)と、作成手段により作成されたレコメンド情報を、ユーザの携帯端末3へと送信する送信手段(通信部15)と、を備える。
従って、本実施形態に係るサーバ装置1によれば、同行しているユーザを友達としてレコメンドすることができるので、同行しているユーザ同士をSNS上で結びつけることができる。
【0038】
また、本実施形態に係るサーバ装置1において、同行検知情報は、ユーザの現在位置を示す位置情報を含み、判定手段は、所定時間以上所定距離内に複数のユーザが存在するか否かを判定し、複数のユーザが存在すると判定した場合に、同行しているユーザが存在すると判定する。
従って、本実施形態に係るサーバ装置1によれば、携帯端末3から送られてくる位置情報を参照するだけで同行しているユーザを検知することができるので、簡便な方法で同行しているユーザ同士をSNS上で結びつけることができる。
【0039】
また、本実施形態に係るサーバ装置1は、判定手段により同行しているユーザが存在すると判定された場合に、ユーザの同行範囲内に公共交通機関の定期行路が含まれているか否かを判定する第2判定手段(制御部11)と、第2判定手段により定期行路が含まれていると判定された場合に、所定距離内に複数のユーザが存在する同行時間から定期行路移動時の時間を除外した時間が所定時間以上であるか否かを判定する第3判定手段(制御部11)と、を更に備える。また、サーバ装置1の作成手段は、第2判定手段により定期行路が含まれていないと判定された場合、又は第3判定手段により所定時間以上であると判定された場合に、レコメンド情報を作成する。
従って、本実施形態に係るサーバ装置1によれば、たまたま同じ公共交通機関に乗り合わせたユーザを友達候補から除外することができるので、実際に同行しているわけではないユーザをレコメンドする無駄を省略することができる。
【0040】
以上、本発明に係る実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
【0041】
(変形例1)
例えば、上記実施形態では、携帯端末3の位置情報を利用して同行しているか否かを判定するようにしているが、これに限定されるものではない。例えば、同行検知情報として、位置情報の代わりに、携帯端末3が取得するセンサーデータを利用して判定するようにしてもよい。
なお、変形例1では、携帯端末3として、実施形態のようなスマートデバイス、携帯電話機等の携帯型端末機器の代わりに、装着型端末機器、いわゆるウェアラブルデバイスが利用される。
【0042】
変形例1に係る携帯端末3は、特に図示はしないが、実施形態と同様、制御部、操作部、表示部、記憶部、現在位置取得部、通信部を備える他、センサーデータ及び当該センサーデータを取得した時間情報を同行検知情報として取得する各種センサーを備えて構成されている。なお、変形例1では、現在位置取得部を備えないようにしてもよい。
変形例1に係る携帯端末3において取得されるセンサーデータは、例えば、歩く振動や身体の揺れ等の情報からなる歩行パターンデータ、歩数データなどのユーザの動作に関するデータ、及び温度データ、音響パターンデータなどの周辺環境に関するデータなどである。即ち、変形例1に係る携帯端末3は、上記した各種センサーデータを取得すべく、歩行センサー、歩数センサー、温度センサー、音響センサーなどを備えている。なお、各種センサーの具体的な構成及び動作については、従来公知の技術を用いることができるため、詳細な説明を省略する。
【0043】
変形例1に係るサーバ装置1は、通信部15により、各携帯端末3から送られてくるセンサーデータを受信する。そして、サーバ装置1の制御部11は、通信部15により受信されたセンサーデータ同士のマッチング処理を行う。そして、制御部11は、マッチング処理の結果、センサーデータの出力の特徴の一致度が所定の基準以上である場合に、同行していると判定する。ここで、所定の基準とは、一の基準に限定されるものではなく、適宜定めることができるものである。なお、センサーデータの出力の特徴が必ずしも「常に」一致している必要はなく、所定期間内に所定回数以上一致するか否かを所定の基準として判定するようにしてもよい。例えば、「歩数センサーにより歩数が取得される場合、歩数が90%以上一致する時間が5分以上である回数が、2週間のうち3回以上ある」といったものであってもよい。
即ち、制御部11は、判定手段として、通信部15により受信されたセンサーデータ同士のマッチング処理を行い、センサーデータの出力の特徴の一致度が所定の基準以上である場合に、同行しているユーザが存在すると判定する。
【0044】
なお、変形例1に係る携帯端末3において、センサーは少なくともいずれか一つを備えていればよく、複数備える場合には任意に組み合わせることが可能である。即ち、携帯端末3は、ユーザの動作に関するデータ及び周辺環境に関するデータの少なくともいずれか一方を取得するセンサーを備えていればよい。センサーを複数備える場合は、各センサーにより取得される複数のセンサーデータを併用してマッチング処理を行うようにしてもよい。また、複数のセンサーデータを個別に重み付けした上で、マッチング処理を行うようにしてもよい。
【0045】
以上のように、変形例1に係るサーバ装置1において、携帯端末3は、ユーザの動作に関するデータ及び周辺環境に関するデータの少なくともいずれか一方を取得するセンサーを備えた装着型の端末であり、同行検知情報は、装着型の端末により取得されるセンサーデータを含み、判定手段は、通信部15により受信されたセンサーデータ同士のマッチング処理を行い、センサーデータの出力の特徴の一致度が所定の基準以上である場合に、同行しているユーザが存在すると判定する。
従って、変形例1に係るサーバ装置1によれば、携帯端末3から送られてくるセンサーデータを参照するだけで同行しているユーザを検知することができるので、簡便な方法で同行しているユーザ同士をSNS上で結びつけることができる。
【0046】
(変形例2)
また、他の態様として、サーバ装置1の制御部11により、同行しているユーザが存在すると判定された場合に、同行時間や同行場所を考慮して、同行しているユーザ間の繋がりの強弱を判定させるようにしてもよい。例えば、制御部11は、路上のある一地点で10分程度留まっていると判定した場合、職場の同僚等との立ち話であり、「浅い」付き合いであろうと見做して、繋がりが弱いと判定する。また、制御部11は、飲食店で2時間程度留まっていると判定した場合、友達同士で食事をしていると見做して、繋がりが強いと判定する。なお、繋がりの強弱の判定基準は、上記の例に限られず、任意に設定することが可能である。
【0047】
以下に、変形例2に係る同行検知システム100におけるサーバ装置1の具体的な動作について、図4のフローチャートを参照して説明する。なお、図4の処理は、実施形態に係る画像形成装置1000の動作について示す図3の処理と並列で行われる。
ステップS11の処理は、図3のステップS1の処理と同様であるので、説明を省略する。
次に、制御部11は、同行時間及び同行場所に基づいて、同行しているユーザ間の繋がりの強弱を判定する(ステップS12)。具体的には、制御部11は、ステップS11で各携帯端末3の同行検知情報を参照して取得された同行時間及び同行場所に基づいて、同行しているユーザ間の繋がりの強弱を判定する。
即ち、制御部11は、ステップS11で同行しているユーザが存在すると判定された場合に、所定距離内に複数のユーザが存在する同行時間及び同行場所に基づいて、同行しているユーザ間の繋がりの強弱を判定する繋がり判定手段として機能する。
【0048】
次に、制御部11は、判定結果に基づいて、SNSにおいて提供されるサービスの内容を制御する(ステップS13)。具体的には、制御部11は、ステップS12で判定された繋がりの強弱に基づいて、SNSにおいて提供されるサービスの内容を制御する。ここで、繋がりが強いと判定した場合に提供されるサービスの具体例を、以下に例示する。例えば、同じコミュニティへの参加をレコメンドするようにしてもよい。また、投稿等のSNS上の活動の通知の対象者としての優先順位を上げるようにしてもよい。また、特別な種類の友達登録をレコメンドするようにしてもよい。また、同じネットワークゲームへの参加をレコメンドするようにしてもよい。
即ち、制御部11は、繋がり判定手段により判定された繋がりの強弱に基づいて、SNSにおいて提供されるサービスの内容を制御するサービス制御手段として機能する。
【0049】
以上のように、変形例2に係るサーバ装置1は、判定手段により同行しているユーザが存在すると判定された場合に、所定距離内に複数のユーザが存在する同行時間及び同行場所に基づいて、同行しているユーザ間の繋がりの強弱を判定する繋がり判定手段(制御部11)と、繋がり判定手段により判定された繋がりの強弱に基づいて、SNSにおいて提供されるサービスの内容を制御するサービス制御手段(制御部11)と、を更に備える。
従って、変形例2に係るサーバ装置1によれば、同行しているユーザ間の繋がりの強弱に応じたサービスを提供することができるので、ユーザにとってより適切なサービスを提供することができる。
【0050】
(変形例3)
また、他の態様として、サーバ装置1の制御部11により、同行しているユーザが存在すると判定された場合に、ユーザ間の距離などを考慮して、友達としてレコメンドする代わりに、同一の行動をとっている人物がいる旨を通知するようにしてもよい。同一行動をとるユーザの存在を通知されたユーザにしてみれば、友達と行動を共にしている場合は、この友達のことであろうと判断することができるし、友達と行動を共にしていない場合は、ストーカーなどの危険人物に追われているかもしれないとして警戒することができる。
ここで、友達としてレコメンドするか、同一行動をとるユーザの存在を通知するかの選択は、ユーザ間の距離に基づいて行われる。例えば、ユーザ間の距離が、第1の距離(例えば3m)以内である場合には、友達としてレコメンドすると選択する。一方、ユーザ間の距離が、所定時間以上、第1の距離以上第2の距離(例えば10m)以内である場合には、同一行動をとるユーザの存在を通知すると選択する。なお、上記の選択基準は、上記の例に限られず、任意に設定することが可能である。
【0051】
以下に、変形例3に係る同行検知システム100におけるサーバ装置1の具体的な動作について、図5のフローチャートを参照して説明する。
まず、制御部11は、携帯端末3から送信された同行検知情報に基づいて、所定時間以上同行しているユーザが存在するか否かを判定する(ステップS21)。具体的には、制御部11は、通信部15により受信された各携帯端末3の同行検知情報を参照して、所定時間以上所定距離(第2の距離)内に複数のユーザが存在するか否かを判定する。ここで、第2の距離とは、通常同行していると見做せる場合に加え、危険人物が少し離れた位置から尾行しているような場合も含む程度の距離(例えば10m)のことである。そして、制御部11は、所定時間以上第2の距離内に複数のユーザが存在すると判定した場合に、複数のユーザ同士が同行していると判定する。
同行しているユーザが存在すると判定した場合(ステップS21:YES)は、次のステップS22へと移行する。一方、同行しているユーザが存在しないと判定した場合(ステップS21:NO)は、存在すると判定されるまで当該ステップS21の処理を繰り返す。
次のステップS22及びステップS23の処理は、実施形態に係る画像形成装置1000の動作について示す図3のステップS2及びステップS3の処理と同様であるので、説明を省略する。
【0052】
次に、制御部11は、同行していると判定されたユーザ同士が所定距離内に存在するか否かを判定する(ステップS24)。具体的には、制御部11は、各携帯端末3の同行検知情報を参照して、ステップS21で同行していると判定されたユーザ同士が、所定距離(第1の距離)内に存在するか否かを判定する。ここで、第1の距離とは、通常同行していると見做しても差し支えない程度の距離(例えば3m)のことである。
第1の距離内に存在すると判定した場合(ステップS24:YES)は、友達としてレコメンドすると選択して、次のステップS25へと移行する。一方、第1の距離内に存在しないと判定した場合(ステップS24:NO)は、同一行動をとるユーザの存在を通知すると選択して、ステップS27へと移行する。
即ち、制御部11は、ステップS21で同行しているユーザが存在すると判定された場合に、同行しているユーザ間の距離に基づいて、当該ユーザ同士を友達として推薦するか又は同一行動をとるユーザの存在を通知するかを選択する選択手段として機能する。
【0053】
次のステップS25及びステップS26の処理は、図3のステップS4及びステップS5の処理と同様であるので、説明を省略する。
次に、制御部11は、存在通知情報を作成する(ステップS27)。具体的には、制御部11は、ステップS21で同行していると判定されたユーザのうち所定のユーザに対して、同一行動をとるユーザの存在を通知するための存在通知情報を作成する。ここで、所定のユーザとは、同一行動をとるユーザの存在を通知する必要のあるユーザのことであり、例えば、追跡されている側のユーザのことである。
即ち、制御部11は、作成手段として、選択手段により友達としてレコメンドすると選択された場合に、レコメンド情報を作成し、選択手段により同一行動をとるユーザの存在を通知すると選択された場合に、同一行動をとるユーザの存在を通知するための存在通知情報を作成する。
【0054】
次に、制御部11は、ステップS27で作成した存在通知情報を、通信部15により所定のユーザの各携帯端末3へと送信させる(ステップS28)。
即ち、通信部15は、送信手段として、作成手段により存在通知情報が作成された場合、存在通知情報を、所定のユーザの携帯端末3へと送信する。
【0055】
以上のように、変形例3に係るサーバ装置1は、判定手段により同行しているユーザが存在すると判定された場合に、同行しているユーザ間の距離に基づいて、ユーザ同士を友達として推薦するか又は同一行動をとるユーザの存在を通知するかを選択する選択手段(制御部11)を更に備える。また、サーバ装置1の作成手段は、選択手段により友達としてレコメンドすると選択された場合に、レコメンド情報を作成し、選択手段により同一行動をとるユーザの存在を通知すると選択された場合に、同一行動をとるユーザの存在を通知するための存在通知情報を作成し、通信部15は、作成手段により存在通知情報が作成された場合、存在通知情報を、所定のユーザの携帯端末3へと送信する。
従って、変形例3に係るサーバ装置1によれば、同行しているユーザ間の距離に応じて対応を選択することができるので、ユーザにとってより適切なサービスを提供することができる。
【0056】
(その他の変形例)
また、上記実施形態では、同行時間から公共交通機関の定期行路移動時の時間を除外しているが、これに限定されるものではない。即ち、図3のステップS2及びステップS3の処理を省略して、所定時間以上同行しているユーザが存在すると判定した場合(ステップS1:YES)は、直ちに友達としてレコメンドするようにしてもよい。同様に、変形例3においても、図5のステップS22及びステップS23の処理を省略してもよい。
また、同行時間から定期行路移動時の時間を除外する際に、定期行路内を同行しているユーザの数が所定の人数(例えば数十人)以上であるか否かを判定し、所定の人数以上であると判定した場合に、定期行路移動時の時間を除外するようにしてもよい。これは、ユーザが公共交通機関を利用しているのであれば、同乗しているユーザの人数がそれなりの人数であることを考慮しての対応である。即ち、定期行路内を移動しているからといって、公共交通機関を利用しているとは限らないので、上記の条件で判定を行うことで、公共交通機関を利用していると推定される場合の移動時間のみを、除外対象としている。
【0057】
また、上記実施形態では、携帯端末3が備える現在位置取得部として、GPSを例示して説明しているが、これに限定されるものではない。例えば、無線LANを利用して現在位置を取得するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、同行していると判定された複数のユーザ全てに対して、友達としてレコメンドするようにしているが、これに限定されるものではない。例えば、複数のユーザのうち特定のユーザに対してのみレコメンドするようにしてもよい。
【0058】
また、本出願に示す各態様は、明記しない他のカテゴリ(方法、プログラムなど)としても把握することができる。方法やプログラムのカテゴリについては、装置のカテゴリで示した「手段」を、例えば、「工程」や「ステップ」のように適宜読み替えるものとする。また、処理やステップの順序は、本出願に直接明記のものに限定されず、順序を変更したり、一部の処理をまとめて若しくは随時一部分ずつ実行するよう変更したりすることができる。
【0059】
その他、サーバ装置及び携帯端末を構成する各装置の細部構成及び各装置の細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
【符号の説明】
【0060】
100 同行検知システム(情報処理システム)
1 サーバ装置(情報処理装置)
11 制御部(判定手段、作成手段、第2判定手段、第3判定手段、繋がり判定手段、サービス制御手段、選択手段)
12 操作部
13 表示部
14 記憶部
15 通信部(受信手段、送信手段)
2 基地局
3 携帯端末
N 通信ネットワーク
図1
図2
図3
図4
図5