【実施例】
【0081】
例1:miRNA制御により、CNSをターゲットしかつ非CNS組織をターゲット解除するための血管内送達のための、12のAAVベクターの特性決定
異なる血清型の、12のscAAVEGFPベクター、または自然変異体の、CNS遺伝子移入特性を評価した。血管脳関門(BBB)を越えて乏突起膠細胞をターゲットするRAAVが発見された。実験は、新生仔マウス(1日令)および成体マウス(10週令)(C57BL/6)で実施した。以下のAAV血清型を試験した:AAV1、AAV2、AAV5、AAV6、AAV6.2、AAV7、AAV8、AAV9、rh.10(本明細書ではAAVrh.10とも呼ばれる)、rh.39、rh.43、CSp3。
【0082】
組み換えAAVベクターは、CMV強化ニワトリβ−アクチンハイブリッドプロモーターのもとで、強化されたGFPレポーター遺伝子を発現し、293細胞における一時的形質移入によって産生された。生後1日の新生仔マウスをイソフルランで麻酔した。次いで、解剖顕微鏡下で浅側頭静脈を介して100μLのrAAVベクター(マウス1匹当たり4×10
11GC)を新生仔マウスに注射した。成体マウスでは、rAAVを尾静脈注射によって投与した(異なる2つの用量を評価した)。マウス1匹当たり4×10
11GCまたはマウス1匹当たり4×10
12GC)。注射後21日に、処置した動物を麻酔し、冷PBSおよび4%(v/v)パラホルムアルデヒドを経心臓的に灌流した。脳を摘出し、20%スクロースに浸漬し、Tissue−Tek OCTに包埋した。厚さ40μmの切片を切断し、12ウェルプレート内で、一次抗体で、たとえば、抗NeuN、抗EGFPおよび抗GFAPで、4℃で一晩染色し、次いで二次抗体で、室温で2時間染色した。対照のマウスはPBS注射を受けた。
【0083】
新生仔の試験で、注入後3週間に脳全体にわたってEGFP(+)細胞の分布が認められた。多様な強度を有する多数のEGFP(+)細胞が、12のうち10のベクターで処置した動物の脳の様々な領域で見られた。多くの場合、脈絡叢は非常に強いEGFP発現を示し、形質導入された脳実質細胞は、主に脳室周囲領域に現れた。このことは、IV送達ベクターのほんの一部が脈絡叢血液インターフェースを介してCNSに入る可能性があることを示す。成体では、脳血管系のかなりの染色が認められた。脳の様々な領域への、AAVによる総体的なターゲティング効率は、視床下部>延髄>皮質>海馬>小脳>視床とランク付けされた。マウス1匹当たり4×10
11GCを浅側頭静脈に注射することによってEGFPレポーター遺伝子を持つrAAV2またはrAAV5を投与された新生仔マウスでは、EGFP発現は高レベルで検出されなかった。(要約データについては、表1ならびに
図1および
図2を参照されたい)。
【0084】
CNSにおけるEGFP(+)細胞型を分類するために、組織切片を、抗EGFPおよび抗細胞型特異的マーカー抗体で免疫蛍光的にも染色した。EGFP(+)細胞、特に神経細胞および乏突起膠細胞の、検出感度は劇的に向上した。異なるベクターが多様な効率で神経細胞を形質導入したが、全10のベクター(AAV9を含む)が、非神経細胞、特に星状細胞に、より強いトロピズムを示した。1つのベクター(AAV7)が、他の9ベクターより効率よく乏突起膠細胞をターゲットした。幾つかのrAAVは、rAAV9と比べて効率よく、神経細胞および/または星状細胞の両者を形質導入した(AAVrh.10、rh.34、およびrh.43)。視床下部および延髄で、広範におよぶ星状細胞形質導入が認められた。ある特定のベクターの注射は、新皮質、海馬、および視床下部を含む、脳の様々な領域で、かなりの神経細胞形質導入を招いた。小脳皮質内のプルキンエ細胞を形質導入すると思われるベクターもあった(たとえば、CSp3)が、新皮質、視床および視床下部の血管を効果的に形質導入するベクターもあった。加えて、第三脳室、側脳室および第第四脳室の脈絡叢は強いEGFP発現を示した。新生仔マウスおよび成体マウスの様々な脊髄領域でも、EGFP発現を評価した(新生仔試験の結果を
図3に示す)。
【0085】
心臓や骨格筋等の非CNS組織の形質導入が認められた(たとえば、AAV9、AAV8、およびCSp3)。場合によって、これは望ましくない副作用につながることがある。この問題点に対処するために、miRNA結合部位を導入遺伝子カセットの3’UTRに組み込んで、非CNS組織からのAAV形質導入を極めて特異的かつ効果的にターゲティング解除した。肝臓における発現を抑制するために、mR−122に対するmiRNA結合を使用した。骨格筋および心臓での発現を抑制するために、mR−1に対するmiRNA結合を使用した。
【0086】
【表1】
【0087】
例2:CDを治療するための組み換えAAVrh.10ベクターの構築および評価
カナバン病(CD)は、アスパルトアシラーゼ遺伝子(ASPA)における突然変異に起因する遺伝性の神経変性障害であって、乏突起膠細胞におけるN−アセチル−アスパラギン酸(NAA)の蓄積につながり、結果として脳内の白質の海綿状変性を生じる。CDのためのrAAV2に基づいたASPA遺伝子療法に関する最初の臨床試験は、非常に限られた成功をおさめた。理論に束縛されることを望むことなく、有効なCD遺伝子療法は、CNS全体にわたって乏突起膠細胞を形質導入するであろうと確信される。
【0088】
CDのための遺伝子療法ベクターとしてASPAタンパク質(配列番号13または配列番号15)をコードしている領域と操作可能に連結されたプロモーターを含むrAAVベクターを構築する。本構築物は配列番号14または配列番号16で示されるようなコード配列を有するASPAの発現を推進するために、CAG(CMVエンハンサーを含むニワトリβ−アクチンプロモーター)を使用する。rAAVベクターは、三重形質移入法を使用してrAAV粒子にパッケージされる。その有効性を評価するために、ホモ接合ASPAノックアウトマウスのCD様表現型を除去したり減じたりする能力について、CDのASAPノックアウトマウスモデルで、rAAV−ASPAを試験する(Matalon R et al.The Journal of Gene Medicine,Volume 2 Issue 3,Pages 165-175)。ホモ接合ASPAノックアウトマウスは神経学的障害、大頭、全身性白質疾患、ASPA活性欠損および高濃度の尿中NAAを示す。ホモ接合マウスの脳の磁気共鳴画像法(MRI)および分光法(MRS)は、カナバン病に特有の白質変化およびNAA濃度上昇を示す。出生時に明白な表現型を持たない、ヘテロ接合ASPAノックアウトマウスが、対照の役割をする。
【0089】
例3:CD治療用AAVベクターの治療効果および安全性評価
CDのマウスモデルはC57BL/6由来のASPA遺伝子KO株である。ホモ接合KO動物は、CD患者で認められるものと類似した生化学的欠陥および神経学的欠陥を呈する。CDマウスは、CDを治療するための遺伝子療法および他の治療法を評価するための動物モデルを提供する。CDマウスは、CDを治療するための新規な遺伝子療法戦略の有効性および安全性を試験するために使用される。
【0090】
実験計画
治療効果および安全性を試験するために、最適化ASPA発現カセットを担持するscAAVベクター(たとえば、AAV7、AAV8、CSp3およびAAV9)を、CDの前臨床遺伝子療法治験で調査する。ベクターは、非CNS組織におけるASPA発現を抑制するために、miRNA結合部位を含む。出生後1日令と3カ月令の成体との両動物を、2つの用量(1×10
14GC/kgおよび3×10
14GC/kg)の各ベクターで、静脈内投与により処置する。新生仔CDマウスについては、1か月および3カ月の時点でそれぞれ同腹子1匹を剖検するため、同腹子2匹が側頭の静脈注射により、各用量の各ベクターを受ける。3か月令の成体CDマウスについては、12匹のオス動物を、尾静脈注射により、各用量の各ベクターで処置する。1カ月後および3カ月後に、各6匹の処置動物を剖検する。さらなる実験で、出生後1日と3カ月令の成体との両動物を、直接脳室内投与によって、10
11〜10
12GC/対象の範囲の用量のベクターで処置する。
【0091】
試験の生存相中の、機能的測定および神経学的測定
1).NAA代謝。14日、30日、45日、60日、75日、および90日に、処置動物、未処置対照動物、および野生型動物から尿試料を採取する。試料をHPLCで分析してNAAを決定する。
【0092】
2).脳内のNAA蓄積およびNAA誘導性水分貯留。クレアチン/クレアチンリン酸およびNAAのスペクトルピーク積分ならびに脳内の異常な高信号区域を測定するために、ベクター処理後1カ月、2カ月、および3カ月に、全試験群の生存動物に対してMRI/MRSに基づいた神経画像試験を実施する。
【0093】
3).肝機能テスト。ベクター関連の肝毒性の指標として、アラニントランスアミナーゼ(ALT)およびアスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(AST)の濃度を測定するために、14日、30日、60日、および90日に、全試験群の動物から血清試料を採取する。
【0094】
4).神経学的テスト。振顫、脚を広げてスローペースまたは不安定なペースでの歩行、および運動失調は、CDマウスの突出した神経学的特徴の中でも最たるものである。遺伝子療法治療の1カ月後、2カ月後および3カ月後に、足をカラーインクで着色し、次いで歩行パターンを足跡として白紙上に記録することにより、全試験群の動物を歩行パターン分析にかける。平衡を保つ能力についても、動物をローターロッドテストでテストして採点する。
【0095】
試験の終点における酵素分析および組織病理学的分析
1).脳組織および非CNS組織におけるASPA活性。脳組織、肝組織、心組織および膵組織を剖検時に採取してそれぞれの組織ホモジネート中のASAP活性を測定することにより、ASPAの的確な発現および的外れな発現を分析する。
2).脳白質病理および肝臓病理。遺伝子療法に起因する脳白質病理およびベクター関連の肝毒性の潜在的改善を検査するために、脳組織および肝組織を採取して固定し、パラフィン包埋して薄切し、ヘマトキシリンおよびエオシンで染色する。病理学者により組織病理学的検査を実施する。
【0096】
例4:AAVrh.10によるCNS細胞への治療遺伝子の送達
CNSに治療遺伝子移入する候補を同定するために、様々なAAV血清型のスクリーンを開発した。EGFPを発現する組み換えAAVベクターを構築した。rAAVベクターを、4つの異なるAAV(AAV1、AAV8、AAV9およびAAV10)にパッケージした。成体マウスには、腰位のCSF中にAAVを注射した。AAV1、AAV8およびAAV9は、〜4.8×10
10粒子の投与後、脊髄の腰部の注射部位付近の細胞のみを形質導入した。意外なことに、AAVrh.10は、AAV1、AAV8およびAAV9と同じ注射プロトコールおよび投与量の後、脊髄全体に沿った灰白質および脳幹の細胞を形質導入した(
図4A)。近年、AAV9は、静脈内注射後、血管脳関門(BBB)を越えて脊髄細胞を形質導入することが証明された。弱い信号が小脳で観測され、また強い信号が脳幹および脊髄で観測された。(小脳と同様の)弱い信号が、前脳でも観測された。理論に束縛されることを望むことなく、CSFの流れおよび拡散は、脊髄全体に沿ったウイルスの広がりを可能にするが、ウイルスの流れて拡散する能力はウイルスのカプシドの構造に依存すると考えられる。形質導入される細胞型には、神経細胞および乏突起膠細胞が含まれる。しかし、EGFPとGFAP陽性細胞のオーバーラップから分かるように、大部分は星状細胞のようである(
図4B)。小膠細胞マーカー、Iba−1との実質的なオーバーラップは認められなかった。EGFP発現とNeuN染色とのオーバーラップから分かるように、多くの運動ニューロンが形質導入された。星状細胞の中で、灰白質内に位置しているもののみが形質導入され、白質内および軟膜下に位置しているものは形質導入されなかったことは意外であった。ウイルスは、くも膜下腔に投与されたので、こうした区域内の星状細胞に暴露された可能性があるため、このことは印象的であった。
【0097】
例5:ALSを治療するための組み換えAAVrh.10ベクターの構築
ALSの治療法として、組み換えAAV系を開発した。SOD1をターゲットするマイクロRNAを発現するrAAVrh.10ベクターを構築した(
図5A)。このマイクロRNAは、miR−SOD1と同定された。本構築物は、EGFPおよび3’−UTRのイントロンに位置するmiR−SOD1の発現を推進するために、CAG(CMVエンハンサーを含むニワトリβ−アクチンプロモーター)を使用した。
【0098】
9つのmiRNA構築物のサイレンシング効力を評価した。この構築物をHEK293細胞に形質移入した。48時間後、SOD1 mRNAを検出するために、RNAを単離してノーザンブロットを実施した(
図5B)。MiR−SOD1#5(配列番号26)が、最も強力にSOD1発現を停止させた。次に、miR−SOD1#5をAAVrh.10にパッケージし(
図5D)、これを使用してHEK293細胞を感染させた。SOD1を検出するために、感染の43時間後に細胞内総タンパク質を抽出してブロットした(
図5C)。タンパク質レベルでのSOD1の発現抑制が認められた。
【0099】
例6:ALSを治療するための治療遺伝子のCNS細胞への送達
標準技法を使用して、大量のAAVrh.10−miR−SOD1およびAAVrh.10−miR−Scr(スクランブルmiRNA)を産生した。自己相補的AAV(scAAV)は、従来の一本鎖AAVより高い効率で形質導入を仲介する[14]ため、これを作った。scAAVrh.10をテストし、一本鎖AAVより急速に(1週間以内)かつ強くEGFPを発現することが分かった。
【0100】
AAVrh.10−miR−SOD1をG93Aマウスの1グループ(SOD1高発現マウス)に投与し、AAVrh.10−miR−ScrをG93Aマウスの別のグループ(n=15)に投与した。60日令のマウスに、AAVrh.10を、髄腔内的に腰部区域のCSF中に注射し、また脳室内的に前脳に注射した(8μl中に約4.8×10
10粒子)。
【0101】
ALSで死ぬまで、動物に天寿を全うさせた。2つのグループ間で寿命を比較した。AAVrh.10−miR−SOD1ウイルス(SOD1miR5(配列番号26)を発現する)を受けたマウスは、平均して135日(±14日)生き続けたが、AAVrh.10−miR−Scr(スクランブルmiRNA(配列番号31)を発現する)を受けたマウスは、平均して122日(±6日)生き続けた(
図6B)ことを見出した。さらに、頚髄組織、胸髄組織、および腰髄組織におけるEGFP発現の程度を検査することによって、こうした組織における発現レベルと、特に頚部組織と、寿命との相関関係が、AAVrh.10−miR−SOD1処置マウスでは認められた(
図7A)が、AAVrh.10−miR−Scr処置マウスでは認められなかった(
図7B)。これらの結果から、頚髄における変異体SOD1発現を停止させることは、生存期間を延ばす上で特に有益なことが示唆される。各グループの動物のサブセットに固定剤を灌流し、薄切し、脊髄におけるSOD1を染色した。SOD1は、標準技法を使用して検出した[9]。EGFP発現細胞におけるSOD1染色強度は、AAVrh.10−miR−SOD1を形質導入された非EGFP細胞と比較して低下していた(星状細胞におけるSOD1発現のノックダウンを示す、
図6A)。SOD1の発現の減少は、AAVrh.10−miR−Scrを形質導入された細胞では認められなかった。
【0102】
両グループの動物の別のサブセットに由来する組織を詳細に分析して形質導入レベルを推定した。形質導入レベルは、様々なCNS領域および非CNS領域から得たDNA試料に対してPCRを使用し、ウイルスゲノム含量を測定することによって推定した。非CNS組織(たとえば肝臓)における測定値は、ウイルスが末梢に漏出したかどうかを示した。ノーザンブロット解析およびウェスタンブロット解析を実施して、脊髄におけるSOD1レベルを測定した。SOD1検出に使用した抗体は、Biodesign Internationalによるカタログ番号K90077Cの、ポリクローナル、ヒツジ抗ヒトSOD1であった。
【0103】
例7:髄腔内/脳室内併用投与プロトコール
AAVウイルスを、腰部髄腔内注射および/または脳第三脳室注射により、マウスCSF中に注射した。マウス腰部くも膜下腔への注射は、Wu et al.[22]から改変した方法を使用して実施した。細いカテーテル(約5cm)は、PE10チューブを内径0.12mmまで伸ばすことによって作った。伸長した部分を1.7〜1.9mmに切り、チューブを加熱して加圧することにより、細い部分と太い部分の間にビーズ2個を(1mm離して)作った。カテーテルを埋め込むために、0.23ml/10g体重の腹腔内アベルチン(2% tert−アミルアルコール中1.2%2,2,2−トリブロモエタノールおよびPBS)注射でマウスを麻酔した[23]。次いで、カテーテルをL5椎骨とL6椎骨の間に埋め込んだ。ビーズが付いた区域で、カテーテルを表面筋肉に縫合した。4.80E+10ゲノムコピー(ウイルススクリーニング用、6μl中)から2.40E+10ゲノムコピー(治療用、8μl中)までの用量のウイルスを、2μl/分の速度で、Hamilton注射器により、カテーテルを介して注入した。カテーテルは、熱でその終端を密封し、適所に1日置いておいた。創傷は、クリップで閉じた。第三脳室への注射は、Stoelting Stereotaxic InstrumentおよびWorld PrecisionInstrumentsの微量注入ポンプを使用して、標準定位手技に従って実施した。同用量のウイルスを、速度1μl/分で第三脳室に注射した。
【0104】
推定されるヒトおよびサルの用量およびIV注射との比較を下表に示す。2種類のサルは大きさが似ている。
【0105】
【表2】
【0106】
背景および例1〜7の参考文献
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【0107】
例8.マイクロRNAで制御された、全身的に送達されたrAAV9
本例の序文
本例は、完全に相補的なmiRNA−結合部位をrAAV9ゲノムの中に工作することによる、CNS外でのrAAV発現を抑制するための、組織特異的な、内因性マイクロRNA(miRNA)の使用を含む。本例は、血管脳関門を越えて、中枢神経系(CNS)に効率的でかつ安定した経血管遺伝子移入を達成できるが、ある特定の他の組織(たとえば、肝臓、心臓、骨格筋および他の組織)はターゲティング解除する、組み換えアデノ随伴ウイルス(rAAV)について説明する。本例に記載の手法は、内因性miRNA経路を検出可能なほど混乱させずに、同時多組織制御およびCNS−指向性の安定した導入遺伝子発現を可能にする。miRNAによるrAAV発現の制御は、主として導入遺伝子mRNAの部位特異的切断によるものであって、特異的5’フラグメントおよび特異的3’mRNAフラグメントを生成した。
【0108】
本明細書に開示されているような、組み換えアデノ随伴ウイルス(rAAV)が介在する遺伝子移入は、多くの神経学的障害の治療に有用である。本明細書に開示されているrAAVベクターは、血管脳関門を越えて、CNSで特異的に発現されることが分かっている。したがって、本ベクターは、脳および脊髄の広範囲を冒すものを含む、CNS疾患の遺伝子療法のための、rAAVの血管内送達に使用することが可能である。
【0109】
この例は、CNS外での導入遺伝子発現を抑制するための、内因性マイクロRNA(miRNA)の使用について説明する。miRNAは、転写後サイレンシングによって遺伝子発現を制御する、低分子非コードRNAである。概して、miRNAは、2通りの機序によって遺伝子を発現停止させることが可能である。mRNA配列に部分的に相補的なとき、miRNAは一般に、mRNA発現を調整すると考えられる制御の一法である、標的mRNA安定性およびタンパク質発現を減少させる(たとえば、2〜4倍以下)。対照的に、miRNAが、そのmRNA標的にほぼ完全に相補的なとき、miRNAは一般にmRNAの切断をもたらし、mRNAの大量破壊を誘発する。
【0110】
特に、この例は、肝臓、心臓および骨格筋(静脈内送達されたrAAV9によって最も効率よくターゲットされる3組織)で、別々にも同時にも、rAAV9発現をターゲット解除するためのmiRNAの使用について説明する。肝臓、心臓、および筋肉における導入遺伝子発現のサイレンシングは、豊富な(≧60,000コピー/細胞)miRNA類、miR−122(肝細胞で発現される)、およびmiR−1(実質的に全ての動物の心臓および骨格筋で見られるmiRNA)の自然発現を利用した。miR−122−結合部位は、アデノウイルスベクター由来の導入遺伝子の肝毒性を防止するために首尾よく使用されてきた。miR−1、miR−122、または両者のための、完全に相補的な部位を、サイトメガロウイルス−エンハンサー、ニワトリβ−アクチン(CB)プロモーターによって発現が推進される、核を標的とした、β−ガラクトシダーゼ(nLacZ)レポーター導入遺伝子の3’非翻訳領域(UTR)の中に工作した。この例は、真核細胞における全てのアルゴノート結合した低分子RNAによるものと正確に同じ部位で導入遺伝子mRNAを切断することによって、miRNAがnLacZ発現を抑制することを示す、多数の独立した結果を提示する。インビボで全身的に送達されるとき、miRNAターゲット解除したrAAV9ベクターは、レポーター導入遺伝子をCNSで首尾よく発現したが、肝臓または心臓または骨格筋では発現しなかった。
【0111】
結果
miRNAは、培養細胞でレポーター遺伝子発現を効率よく抑制する。
rAAV−介在形質導入のための戦略を評価するために、miR−1またはmiR−122のための、完全に相補的な結合部位の1つまたは3つのタンデムコピーを、rAAVプラスミドベクターにおけるnLacZの3’UTRに導入した。この構築物をHuH7細胞(細胞当たり16,000コピーのmiR−122を発現するヒト ヘパトーマ細胞株)に形質移入し、nLacZ−陽性細胞の数を測定した。nLacZ発現HuH7細胞数は、1部位プラスミドでは、無部位対照の約半数であり;3部位は、nLacZ−発現細胞を7倍以上減少させた(
図12a)。
【0112】
次に、nLacZ構築物の発現を、ヒト胚性腎臓293細胞(miR−1またはmiR122がpri−miRNAとして第2プラスミドから導入されたとき、低レベルのmiR−122とmiR−1の両者を自然に発現する)で、分析した。pri−miR−122(図l2b)またはpri−miR−1(図l2c)のいずれかを発現するプラスミドと一緒に、0、1、または3つのmiR−122結合部位またはmiR−1結合部位を担持するnLacZレポータープラスミドを用いて、293細胞を形質移入した。miRNAの濃度を変えるために、低い(1:3)または高い(1:10)、nLacZ−結合部位プラスミドとmiRNA発現プラスミドのモル比を使用した。miR−122またはmiR−1を細胞に導入したとき、nLacZレポーターmRNAが対応するmiRNA−結合部位を含むときだけnLacZ発現が抑制された;miR−1がmiR−122−結合部位を含むnLacZと共発現されたとき、またはmiR−122がmiR−1−結合部位を含むnLacZと共発現されたとき、nLacZ−陽性細胞は減少しなかった(図l2b、図l2c)。
【0113】
組織特異的内因性miRNAは、成体マウスで全身的に送達されたrAAV9の発現を制御する。
インビボで、全身的に送達されたAAV9CBnLacZベクターのmiRNA制御を評価するために、miR−122またはmiR−1のいずれかに完全に相補的な、0、1、または3つのmiRNA−結合部位を担持するAAV9CBnLacZベクターを製造した。このベクターを、体重1kg当たり5×10
13ゲノムコピー(GC/kg)の用量で、尾静脈注射により、C56BL/6オス成体マウスに投与した。4週間後、形質導入動物の肝臓および心臓を検査した。nLacZ導入遺伝子は、miRNAが優勢に発現される細胞型および臓器で、内因性miRNAにより発現停止されることが、LacZ染色で明らかになった:この導入遺伝子は、肝臓ではmiR−122により、また心臓ではmiR−1により、特異的に発現停止された(
図13a、
図13b)。nLacZ陽性細胞は、1つまたは3つのmiR−122−結合部位を担持するrAAV9CBnLacZで処置した動物の肝臓で減少していたが、同じ動物の心臓におけるnLacZ発現レベルは、部位を担持しないAAV9CBnLacZで処置した動物におけるものと似ていた(
図13a)。同様に、nLacZ発現は、1つまたは3つのmiR−1−結合部位を含むAAV9CBnLacZを受けた動物の心臓で検出されなかったが、同じ動物の肝臓におけるnLacZ発現は、対照動物におけるものと比較して影響を受けていなかった(
図13b)。こうしたデータから、arAAVにおけるmiRNAに対する部位が多いほど、対応するmiRNAが発現される組織におけるnLacZ発現は低いことが示唆される(
図13a、
図13b)。
【0114】
次に、導入遺伝子サイレンシングが、多数の組織で同時に達成できるかどうかを評価するために、様々な数のmiR−122−結合部位とmiR−1−結合部位の両者を、rAAV9CBnLacZゲノムの3’UTRに挿入し、rAAV9形質導入マウスにおけるそれらの発現について試験した。miR−1−結合部位およびmiR−122−結合部位のそれぞれを1コピーまたは3コピー含むrAAV9CBnLacでは、nLacZ発現は、心臓でも肝臓でも抑制されたが、miR−122の発現もmiR−1の発現も低かった膵臓では、nLacZが容易に検出できることが、組織切片の組織化学的染色から分かった(
図13c)。ホモジナイズした肝臓組織の、定量的な、β−ガラクトシダーゼ検定は、導入遺伝子がmiRNA−結合部位を含む時、nLacZ発現が有意に低いことを同様に示した(miR−122−結合部位1つ:7.8±7.4%,P値=0.005;miR−122−結合部位3つ:1.6±1.0%,P値=0.005;miR−1−結合部位1つに加えてmiR−122−結合部位1つ:8.6±5.7%,P値=0.005;miR−1−3つに加えてmiR−122−結合部位3つ:3.1±1.2%,P値=0.005;miR−1−結合部位3つ:105.7±11.6%)(
図13d)。
【0115】
rAAV発現のmiRNA抑制は内因性miRNA経路を混乱させない
miRNA−相補的部位を担持する高度に発現された導入遺伝子は、対応するmiRNAの分解を促進すると報告されている。miR−122、miR−22、miR−26a、およびlet−7のレベルは、rAAV形質導入肝で測定した。3つの試験群の中で、4つのmiRNAの存在量に差は認められなかった(
図14a)。さらに、3つの試験群から各1匹の肝臓に由来する低分子量RNAのハイスループットシーケンシング分析によるデータから、miRNAレベルに変化はないことが分かる。
【0116】
導入遺伝子転写物におけるmiRNA−結合部位が、miR−122またはmiR−1の既知の内因性標的mRNAの発現を制御解除するかどうかを決定するために、環状G1(肝臓におけるmiR−122標的)(
図14b、
図14c)およびカルモジュリン(心臓におけるmiR−1標的)(
図14d)の発現を分析した。環状G1発現またはカルモジュリン発現に有意な変化は認められなかった。miR−122は、肝臓でのコレステロール生合成を制御し、またmiR−122機能を妨げる薬剤は、血清コレステロールレベルの容易に検出可能な変化を生じさせる。対照rAAV9またはmiR−122−結合部位を担持する導入遺伝子を発現するrAAV9のいずれかで形質導入した4週間後に、マウスで、総コレステロールレベル、高比重リポタンパク質レベル、または低比重リポタンパク質レベルの変化は認められなかった(
図14e)。この例で、rAAV発現のmiRNA−介在性のターゲティング解除は、内因性miRNA発現または機能に対して検出可能な影響はなかったと結論づけられた。
【0117】
内因性miRNAは、導入遺伝子mRNAの部位特異的切断によりrAAV形質導入を停止させる。
インビボで、rAAVにより送達された導入遺伝子の発現を、miRNAがいかにして抑制するかを決定するために、従来のPCR(
図15b)、定量的逆転写PCR(qRT−PCR)(
図15c)、ノーザンハイブリダイゼーション(
図15d、
図15e)、および5’相補的DNA(cDNA)末端の迅速増幅(5’RACE;
図15f)によって、肝臓における導入遺伝子mRNAを特性決定した。nLacZ(A
+Fプライマー)の3’末端とポリ(A)信号(A
+Rプライマー)の5’末端との間の領域を増幅するプライマーを使用したとき、対照rAAVを受けた試料では、26サイクルの増幅後に、miRNA−結合部位に架かるアンプリコン(145塩基対(bp)の産物)が検出された。3つのmiR−122−結合部位を含んでいるrAAVにより形質導入された試料では、弱い220bpのバンドを検出するために、さらに6サイクルの増幅が必要であった。こうしたデータは、低レベルの無傷nLacZmRNA(
図15a、
図15b)と一致している。
【0118】
miRNA指向性の導入遺伝子転写物の抑制の程度を定量的に評価するために、逆転写用のオリゴ(dT)またはランダムヘキサマープライマーおよびnLacZコード配列の5’(nLacZ5’F/5’R)領域、または3’(nLacZ 3’F13’R)領域(
図15a)のいずれかに架かるPCRプライマー対を使用して、qRT−PCRを実施した。対照rAAV9CBnLacZを受けた動物4匹および3’UTRに3つのmiR−122−結合部位を含むrAAV9CBnLacZを受けた4匹から抽出された総肝臓RNA中の、無傷5’末端および3’末端を有するnLacZ mRNAのレベルを試験した。miR−122−結合部位を含むrAAV9を受けた動物では、対照と比較して、3±1倍(ランダムヘキサマー)から7±1倍(オリゴ[dT])までの範囲の、無傷3’末端を有するnLacZ mRNAの減少が認められた。対照的に、5’F/5’Rプライマー対を使用した同試料については、無傷5’末端を有するnLacZ mRNAの減少は、ほとんどまたは全く検出されなかった(
図15c)。これらの結果から、miRNAで切断されていたmRNAの主なターンオーバー方法は、3’→5’エキソヌクレアーゼ分解であったことが分かる。
【0119】
miR−1またはmiR−122によってターゲットされた導入遺伝子mRNAの運命をさらに特性決定するために、ノーザンブロット分析を実施した。nLacZ mRNAの5’末端に結合している導入遺伝子プローブは、対照rAAV9CbnLacZを注射した動物で、全長nLacZ転写物の予想されるサイズである、〜3.4kbのRNAを検出し;3つのmiR1−結合部位を担持するrAAV9CBnLacZで処置したマウス由来の肝試料で、僅かに大きいバンドが検出された(
図15a、
図15d)。3つのmiR−1−結合部位を担持するnLacZを発現するrAAV9では、単一の転写物が検出されたのと対照的に、3つのmiR−122部位を担持するnLacZを発現するrAAVでは、サイズが異なる2つのRNAが検出された(
図15d)。
【0120】
こうした転写物の長さは、より長い転写物は全長mRNAを表す可能性があるが、より短い、より豊富な転写物は、3’UTRにおける対応するmiR−122−結合部位でmiR−122によって切断されたnLacZ RNAの5’フラグメントに相当することを示す(
図15d)。
【0121】
観察結果を確認するために、導入遺伝子mRNAの3’UTRの一部に架かるRNAプローブを使用して、ノーザンブロット分析を繰り返した。miRNA−結合部位が欠如しているrAAV9によって形質導入された試料中で全長nLacZ転写物が検出されたほかに、281ヌクレオチドRNAマーカーより小さい2つの接近して移動している種が検出された。こうしたフラグメントのサイズは、miRNA指向性のnLacZmRNAの3’切断生成物と一致していた(
図15e)。これらの2つの3’切断生成物は、下記の5’RACE実験による生成物のゲル電気泳動法でも検出された(
図15f)。
【0122】
nLacZ転写物がmiR−1結合部位またはmiR−122−結合部位を含むとき、このようなターゲット切断がインビボで起こるかどうかを決定するために、5’cDNA末端の迅速増幅(5’RACE)を実施した。
図16は、nLacZ 3’UTRが3つのmiR−1結合部位および3つのmiR−122−結合部位を中に含んだrAAV9を注射された動物の、肝臓RNAから5’RACEを使用して回収された21クローン(
図16a)、および心臓RNAから単離された22クローン(
図16b)の配列を示す。肝臓では、miR−122指向性の導入遺伝子mRNAの切断の配列特徴が各miR−122−結合部位で検出された:第1結合部位では5%、第2結合部位では48%、第3結合部位では43%。全ての5’末端は、miR−122に完全に相補的な配列の10位および11位とペアを組む標的ヌクレオチドの間にあるリン酸(全ての真核細胞でアルゴノートタンパク質に結合した低分子量RNAによって切断される正確な部位)に位置していた(
図17a)。rniR−1部位について、類似した結果が心臓で得られた(
図17b)。
【0123】
表3は、さらなるベクター群の5’RACE拡張分析を示す。配列決定された5’RACE産物のどれも、肝臓におけるmiR−1指向性の部位特異的切断または心臓におけるmiR−122指向性の部位特異的切断に相当しないことに注目された(表3)。肝臓におけるmiR−1−結合部位内で切断は何も検出されなかったが、心臓由来の幾つかのクローンはmiR−122−結合部位内で切断されていたものの、miRNA指向性の切断の特徴位置ではなかった。
【0124】
血管内送達されたrAAV9は、内因性miRNAによって効率的に制御できる
MiRNA−1結合部位およびmiRNA−122−結合部位をscAAV9CB強化GFP(EGFP)ベクターゲノムに付加し、2×10
14GC/kgを10週令のC57BL/6オスマウスに注射した。3週間後、脳および脊髄の40μm切片ならびに肝臓、心臓および骨格筋の8μm切片を作製して、EGFPタンパク質発現について検査した。静脈内送達されたscAAV9CBEGFPは、CNSを効率的に形質導入;EGFPは、脳の視床領域および脊髄の頚部のみならず肝臓、心臓および筋肉等の非CNS組織でも容易に検出可能であった(
図17a)。対照的に、miR−1−結合部位およびmiR122−結合部位が導入遺伝子に含まれていたとき、そのような非CNS組織における導入遺伝子発現は減少していた;miR−1およびmiR−122が存在しなかった、CNSでは、EGFP発現は不変であった(
図17a)ことが分かった。脳(41.2±7.7%)、肝臓(3.0±0.5%)、心臓(0.4±0.1%)、および筋肉(1.3±0.4%)における、miRNA−結合部位が欠如しているEGFP導入遺伝子と比較して、rniRNAで抑制されたEGFP導入遺伝子の差次的発現を測定するために、定量的RT−PCRを使用した(
図17b)。実験間の形質導入効率と関連した変化を除去するために、データを、実験試料および対照試料で検出されたベクターゲノム数に正規化した。自然のEGFP発現の顕微鏡分析と同様に、miR−122−結合部位またはmiR−1−結合部位の存在は、肝臓(20倍)、心臓(100倍)、および筋肉(50倍)における導入遺伝子発現を減少させたが、脳における導入遺伝子発現を検出できるほど変えなかったことが、qRT−PCRデータから分かる。
【0125】
結果の考察
本例は、内因性miRNAがCNS外での導入遺伝子発現を抑制できるように、rAAV9を操作できることを表す。結果から、神経栄養成長因子、たとえばインスリン様成長因子、脳由来神経栄養因子またはグリア由来神経栄養因子等を、形質導入された星状細胞で発現することにより、パーキンソン病、アルツハイマー病および筋萎縮性側索硬化症と関連した変性ニューロンのための治療で、このような操作されたrAAV9を使用することが可能なことが分かる。この手法は、全身的に送達されたrAAV9によって形質導入された末梢組織から誘導される非CNS発現を除去または減少させる。
【0126】
主として標的組織のみで導入遺伝子発現を達成することは、安全なCNS遺伝子送達を臨床開発するための検討事項である。レンチウイルスベクターについて最初に示したように、内因性miRNAを使用して、rAAV発現の組織型特異性および細胞型特異性を制限できることが、本例の結果から分かる。データは、内因性miRNAがrAAVによる導入遺伝子発現を効果的に抑制できることを示す。心臓でも肝臓でも、miRNAは、導入遺伝子mRNAのヌクレオチド鎖的切断を指令することによって、導入遺伝子発現を抑制した(
図18)。rAAV発現のmiRNA制御は、対応する内因性miRNAの発現または機能を混乱させず、マウスでは導入遺伝子発現をCNSに限定させた。本例は、末梢で発現したがCNSでは発現しなかったmiRNAのための複数の結合部位を結合する戦略は、より安全な、CNS特異的遺伝子療法ベクターの開発に有用なことを示す。
【0127】
材料と方法
ベクター設計、構築および製造。完全に相補的なmiRNA−結合部位は、miRBaseにおける注釈付きmiR−1配列およびmiR−122配列に基づいて設計され、合成オリゴヌクレオチドを使用して、遍在的に発現されるpAAVCB核を標的とするβ−ガラクトシダーゼ(nLacZ)プラスミドのnLacZ発現カセットの3’UTRにおけるBstBI制限部位に挿入された(
図15aおよび表3)。このベクターは、殆どの細胞および組織で活性な、ハイブリッドサイトメガロウイルスエンハンサー/CBプロモーターカセットを使用する。miR−122およびmiR−1を発現するために、pri−miR−122フラグメントおよびpri−miR−1フラグメントをPCRでC57/B6マウスゲノムDNAから増幅し(表4)、pAAVCBELucプラスミドにおけるホタルルシフェラーゼcDNAのXbaI制限部位3’に挿入した。各pri−miRNAの同一性は、シーケンシングによって検証した。本試験で使用したAAV9ベクターを、生成し、精製して力価測定した。
【0128】
細胞培養および形質移入。HEK−293細胞およびHuH7細胞を、10%ウシ胎仔血清および100mg/lのペニシリン−ストレプトマイシンを加えたダルベッコ変法イーグル培地(Hyclone,South Logan,UT)中で培養した。細胞を、加湿したインキュベーター内、37℃および5%CO
2で維持した。Lipofectamine 2000(Invitrogen,Carlsbad,CA)を使用し、製造業者の使用説明書に従って、プラスミドを一時的に形質移入した。
【0129】
マウス試験。オスC57BL/6マウス(Charles River Laboratories,Wilmington,MA)を入手して維持した。試験動物の脂質プロフィールを監視するために、rAAV9注射の4週間後に血清試料を採取し、総コレステロール、高比重リポタンパク質および低比重リポタンパク質をCOBAS C 111アナライザー(Roche Diagnostics,Lewes,UK)で分析した。内因性miRNA介在性の、CNS限定のEGFP遺伝子移入を評価するために、10週令のオスC57BL/6マウスにAAV9CBnLacZ−[miR−122−結合部位(BS)
1].AAV9CBnLacZ−(miR−122BS)
3.AAV9CBnLacZ−(miR−1BS)
1.AAV9CBnLacZ−(miR−1BS)
3.AAV9CBnLacZ−(miR−1BS)
1−(miR−122BS)
1,およびAAV9CBnLacZ−(miR−1BS)
3−(miR−122BS)
3,を、それぞれ5×10
13GC/kg体重)で、またはscAAV9CBEGFP(2×10
14GC/kg体重)を、静脈内(尾静脈)注射した。nLacZベクターを受けた動物を4週間後に剖検した;X−gal−組織化学的染色用に、肝臓組織、心臓組織、および膵臓組織の8μm低温切片を作製した。EGFPベクターを受けた動物を3週間後に剖検し、4%(wt/vol)パラホルムアルデヒドの経心臓的灌流によって固定した。低温薄切用に、脳、脊髄、肝臓、心臓、および筋肉を採取した。脳組織および頚髄組織は、1:500希釈したウサギ抗−EGFP抗体(Invitrogen)、続いて1:400希釈したヤギ抗−ウサギ二次抗体(Invitrogen)を使用して、12ウェルプレート内で、浮遊切片として染色した。CNS外で、EGFP発現は蛍光により直接検出された。倍率×10のNikon TE−2000S倒立顕微鏡、ならびに肝臓、心臓、および筋肉には3秒、視床(脳)および頚髄には5秒の露光時間を使用して、EGFPおよび抗体蛍光を記録した。
【0130】
qPCRによるベクターゲノム定量化。QIAamp DNA Mini Kit(Qiagen,West Sussex,UK)を使用し、製造業者の使用説明書に従って、選択された組織からゲノムDNAを抽出した。定量的PCRは、StepOne Plus real−time PCR instrument(Applied Biosystems,Foster City,CA)内で、GoTaq qPCRマスターミックス(Promega,Madison,WI)を使用し、Ring DNAおよび0.3μmol/1のEGFP−特異的プライマー(EGFP−FおよびEGFP−R)を使用して、三重に実施した。
【0131】
qRT−PCR分析。RNAは、Trizol(Invitrogen)を使用し、製造業者の使用説明書に従って抽出した。総RNA(0.5〜1.0μg)は、ランダムヘキサマーまたはoligo(dT)でプライミングし、MultiScribe Reverse Transcriptase(Applied Biosystems)で逆転写した。定量的PCRは、StepOne Plus Real−time PCR device内で、GoTaq qPCRマスターミックスを使用して、0.3μmol/1の遺伝子−特異的プライマー対(nLacZ5’F/5’R、nLacZ3’F/3’R、サイクリンG1F/RおよびEGFP−F/EGFP−R)で三重に実施した。nlacZ mRNAの5’末端および3’末端に由来するqRT−PCR産物の特異性は、ゲル電気泳動法で確認した。
【0132】
ノーザンブロット分析。総RNAは、マウス肝臓から抽出し、ノーザンハイブリダイゼーションで分析した。nLacZmRNAを検出するために、nLacZ cDNAの618bpフラグメントを、pAAVCBnLacZのNcoIおよびPciI消化によって分離し、ランダムプライミングによってα−
32P dCTPで標識した(Takara,滋賀,日本)。切断されたnLacZ mRNAの3’フラグメントを検出するために、Riboprobe System T7キット(Promega)を使用したインビトロ転写中に、α−
32P CTPで標識されたアンチセンスRNAプローブを調製するために、ベクターゲノム中のポリ(A)配列の111bpフラグメントをpCR4−TOPO(Invitrogen)にクローニングした。総肝臓RNA中のmiR−122、miR−26a、miR−22、およびlet−7またはU6を検出するために、低分子量RNAを変性15%ポリアクリルアミドゲルで溶解し、Hybond N+膜(Amersham BioSciences,Pittsburgh,PA)にトランスファーし、254nm光(Stratagene,La Jolla,CA)で架橋させた。T4ポリヌクレオチドキナーゼ(New England Biolabs,Beverly,MA)を使用してγ−
32P ATPで5’末端を標識した、合成オリゴヌクレオチドを、DNAプローブとして使用し(表4)、37℃のChurchバッファ(0.5mol/l NaHPO
4,pH7.2,1mmol/l EDTA,7%(w/v)ドデシル硫酸ナトリウム)中でハイブリダイズした。1×SSC(150mM塩化ナトリウム、15mMクエン酸ナトリウム)、0.1%ドデシル硫酸ナトリウムバッファを使用して膜を洗浄し、次いでFLA−5100 Imager(富士フィルム,東京,日本)を使用して可視化した。
【0133】
ウェスタンブロット分析。プロテアーゼインヒビター混合物(Boston BP,Boston,MA)を含む放射性免疫沈降分析バッファ[25mmol/1 Tris−HC1,pH 7.6,150mmo1/1 NaCl,1%(vol/vol)NP−40、1%(wt/vol)デオキシコール酸ナトリウム、0.1%(w/v)ドデシル硫酸ナトリウム]で、タンパク質を抽出した。Bradford法(Bio−Rad,Melville,NY)を使用して、タンパク質濃度を測定した。タンパク質試料(各50μg)を12%ポリアクリルアミドゲル上に負荷し、電気泳動し、ニトロセルロース膜(Amersham BioSciences)にトランスファーした。簡単に記載すると、膜をブロッキングバッファ(LI−COR Biosciences,Lincoln,NE)を、室温で2時間ブロックし、続いて抗−GAPDH(Millipore,Billerica,MA)、抗−サイクリンGI(Santa Cruz Biotechnology,Santa Cruz,CA)または抗−カルモジュリン(Millipore)のいずれかと共に、室温で2時間インキュベートした。0.1%(vol/vol)Tween−20を含むPBSで3回洗浄した後、膜を、LI−COR IRDyeに接合された二次抗体と共に、室温で1時間インキュベートし、次いでOdyssey Imager(LI−COR)を使用して抗体を検出した。
【0134】
β−ガラクトシダーゼアッセイ。タンパク質を放射性免疫沈降分析バッファで抽出し、上記の通りに定量化した。Galacto−Star System(Applied Biosystems)を使用し、製造業者の使用説明書に従って、50μgのタンパク質を各β−ガラクトシダーゼ検定に使用した。
【0135】
5’RACE。5’RACEを記述通りに実施した。5’RACE OuterPrimerおよびnLacZ遺伝子特異的プライマーbGHpolyAR(表4)を、第1回ネステッドPCRに使用した。5’RACEInnerPrimerおよびnLacZ遺伝子特異的プライマーnLacZpolyR(nLacZ cDNAの終止コドン付近に位置する)を第2回ネステッドPCRに使用した(表4)。PCR産物をpCR−4.0(Invitrogen)にTOPO−クローニングして配列決定した。
【0136】
統計解析。全ての結果を平均値±SDとして報告し、両側Student’s t検定法を使用してグループ間で比較する。
【0137】
【表3】
【0138】
【表4-1】
【0139】
【表4-2】
【0140】
例9:rAAVの静脈内注射は、新生仔マウスCNSで広範な形質導入を仲介した。
本例の序文
この例は、9つのscAAVベクターを全身投与した後のCNS遺伝子移入特性に関する分析について記述する。この試験は、CNS遺伝子移入により効果的なベクターを同定することを含んでいた。幾つかの態様で、本試験は、BBBの浸透強化について、rAAVの血清型または天然の変異体を試験した。場合によって、本試験は、出生後1日(P1)に顔面静脈注射をした後、CNSへの高感度緑色蛍光タンパク質(EGFP)の送達が改善されたrAAVベクターを同定しようとした。AAV9は本試験に含まれていた。本試験では、rAAV2およびrAAV5を除き、他の全ての7ベクターが様々な形質導入効率でBBBを越え(中でもrAAVrh.10、rAAVrh.39、rAAVrh.43、rAAV9およびrhAAV7が上位5位を占めた)、CNS全体にわたり神経細胞およびグリア細胞の両細胞で強力なEGFP発現を仲介した。rAAVrh.10の性能はrAAV9の性能と類似しており、場合によっては優れていた。幾つかのrAAVは、神経細胞、運動ニューロン、星状細胞およびプルキンエ細胞を効率的に形質導入し;その中で、rAAVrh.10は、試験した領域の多くで、少なくともrAAV9と同じくらい効率的である。静脈内送達されたrAAVは、CNSで異常な小膠細胞症を引き起こさなかった。CNSで安定した広範な遺伝子移入を達成したrAAVは、CNSの広い領域を冒す神経学的障害のための治療用ベクターとして、ならびに神経科学調査研究のための便利な生物学的ツールとして、有用である。
【0141】
結果
P1マウスにベクターを投与した21日後、以下の、EGFPをコードしている組み換えAAVベクターのCNS形質導入プロフィールを比較した:rAAV1、rAAV2、rAAV5、rAAV6、rAAV6.2、rAAV7、rAAV9、rAAVrh.10、rAAVrh.39およびrhAAVrh.43。この試験で使用したベクターは、純度および形態学的完全性の点で類似していた(
図19)。本法に記載の採点システムによって評価するとき、rAAV9は成績優秀者の中でも最たるものであった;テストした他の殆どのrAAV(rAAV1、rAAV6、rAAV6.2、rAAV7、rAAVrh.10、rAAVrh.39およびrAAVrh.43)も、CNS全体にわたってEGFP発現を生じさせた(表2)。亜解剖学的構造の中で、見掛け上EGFP陽性の細胞数(表5)は使用した特定のベクターに影響を受けた。i.v.送達後、BBBを透過してCNS形質導入を成し遂げた、これら7つのrAAV、およびrAAV9(合計8つのrAAV)については、視床下部に続いて延髄、線条体、海馬、皮質および小脳で、EGFP陽性細胞が見られた。対照的に、嗅球および視床における形質導入効率は比較的低かった(表5)。各rAAVのEGFP遺伝子移入効率の定量的評価がなされた。Nikon NIS elements AR ソフトウェアV.32を使用して、各rAAVについて、各領域における平均EGFP強度/ピクセルを定量的に分析するために、脳内の亜解剖学的および機能的に重要な12の領域を選択した(
図19a)(方法参照)。i.v.注射後にCNS形質導入を達成した8ベクターについては、平均EGFP強度/ピクセルは、皮質、手綱核、アンモン角、歯状回、視床、小脳および嗅球で比較的低く、脈絡叢および尾状核被殻では中等度であったが、視床下部、延髄および扁桃では高かった(
図19a)。様々なrAAVについて、全12領域の平均EGFP強度を
図19bで比較した。AAVrh.10、AAVrh.39およびAAVrh.43は、脳における遺伝子形質導入効率で際立っており、その後にAAV7、AAV9、およびAAV1が続いた(
図19aおよび
図19b)。これらの効果的な8血清型は脊髄全体にわたって、様々な程度に、EGFP発現も仲介した。脊髄の頚部切片、胸部切片および腰部切片における各rAAVについて、同じ定量分析を実施した(
図19a);様々なrAAVについて、3切片の平均EGFP強度も比較した(
図19b)。AAV1、AAV9、AAVrh10、AAV.rh39およびAAV.rh43は、脊髄で強力な形質導入を示し、高いEGFP強度が脊髄の頚部で確認され、その後に脊髄の胸部切片および腰部切片が続いた(
図19aおよび19b)。rAAV2については、海馬、皮質および視床下部にEGFP−陽性細胞はほとんどなかった。AAV5注射したマウスでは、視床下部にEGFP−陽性細胞が認められた。様々なCNS構造で行われた観察結果を以下に記述する。亜解剖学的CNS構造は、CNS遺伝子療法の標的の役割を果たす可能性がある。場合によっては、亜解剖学的CNS構造は、1つ以上の神経学的障害の病理学的変化と関連している。場合によっては、亜解剖学的CNS構造は、1つ以上のrAAVに対して、異なる形質導入プロフィールを有する。
【0142】
線条体。線条体の病理は、ハンチントン病、舞踏病、舞踏病アテトーゼ、およびジスキネジアと関連している。耽溺は、線条体シナプスの可塑性を含むことがある。新生仔マウスにおけるrAAV9の全身性注射は、線条体組織を形質導入する。この試験で、この領域における神経細胞の形態を有する多数の細胞も、rAAVrh.10により形質導入され(
図20)、これは下記の通り神経細胞のマーカーを用いた共染色によって確認された。rAAVrh.39およびrAAV7を含む、他のベクターも、線条体で中等度の形質導入を仲介した(
図20)。対照的に、rAAV6、rAAV6.2、およびrAAV1は、この構造で相対的に低いEGFPを発現する結果となった(
図20)。
【0143】
海馬。海馬は、長期記憶および空間ナビゲーションと関連した領域であり、通常、ストレスおよび癲癇や統合失調症等の疾病の原因によって損傷を受ける。静脈内rAAVrh.10、rAAV9、rAAV7、rAAVrh.39、およびrAAVrh.43を受けたマウスでは、多くのEGFP−陽性神経細胞が、海馬の全領域で、すなわち歯状回、門、CA1、CA2およびCA3で、両側に見られた(この構造における形質導入効率によってランク付けした、表5ならびに
図19および
図20)。神経細胞形質導入パターンに加えて、EGFP−陽性細胞は星状細胞の形態学的外観を有していた(
図20)。このことは、下記の通りEGFPに対する抗体および星状膠細胞マーカーを用いた二重染色法でさらに確認された。静脈内送達されたrAAV1、rAAV6およびrAAV6.2ベクターについては、少数のEGFP−陽性細胞が海馬にあった(
図20)。
【0144】
皮質。皮質における病理学的変化は、アルツハイマー病およびパーキンソン病に関係があるとされてきた。AAV7、AAV9、AAVrh.10、AAVrh.39およびAAVrh.43ベクターは、皮質で中等度のEGFP形質導入を達成した(表5ならびに
図19および
図20)。細胞マーカー染色法および共焦点顕微鏡分析法でさらに確認するとき、形質導入細胞の形態学は、神経細胞および星状細胞の両者と一致していた。顕著なEGFP−陽性細胞は一般に、後部無顆粒島皮質、梨状皮質、外側嗅内皮質、後外側皮質扁桃核および後内側皮質扁桃核を含む、皮質の腹側外側領域で認められた(
図20)。強いEGFP信号は、ブレグマ(0.0mm)に関して、+1.5mmから−3.3mmに及んだ。rAAVrh.10、rAAV9、rAAVrh.39およびrAAVrh.43の皮質形質導入効率は類似していた(表5ならびに
図19および
図20)。AAV1、AAV6およびAAV6.2ベクターも、皮質内の細胞を形質導入した(
図20)。
【0145】
視床下部。視床下部が果たす役割は、神経ホルモンを分泌して、ある特定の代謝過程を制御することである。視床下部はまた、糖尿病の病因でも指摘される。8ベクターについて、EGFP信号が視床下部で観測された。rAAVrh.10の静脈内投与は、視床下部全体で、最高のEGFP発現をもたらし、その後にrAAVrh.39、rAAV7、rAAV6.2、rAAVrh.43、rAAV9、rAAV1およびrAAV6が続いた(
図19および
図20ならびに表5)。興味深いことに、この構造内の殆どのEGFP−陽性細胞は、下記の通り、星状細胞の細胞型特異的マーカーの免疫染色によって確認された、星状細胞の形態学を有していた。星状細胞のEGFP信号は、他の形質導入細胞の形態学的詳細の直接検査を不明瞭にする傾向があった。しかし、下記の通り、これはEGFPに対する抗体および神経細胞マーカーを用いた、組織切片の二重免疫蛍光染色によって明確にされた。
【0146】
小脳。小脳の病変は、小脳認知情動症候群、発達性協調運動障害、後頭窩症候群、言語欠陥、加齢、注意欠陥多動障害、自閉症、痴呆および統合失調症等の疾病でしばしば見られる。殆どのrAAVベクターについて、EGFP−陽性細胞およびEGFP−陽性繊維が、小脳で検出された(表5ならびに
図19および
図20)。rAAV7、rAAV9、rAAVrh.10、rAAVrh.39およびrAAVrh.43については、多数のEGFP発現細胞がプルキンエ細胞層および果粒細胞層で見られた(
図20)。rAAV1ベクターの形質導入プロフィールは、果粒細胞層内の細胞における発現を示したが、rAAV6およびrAAV6.2は、プルキンエ細胞層内の細胞に局在していた(
図20)。
【0147】
延髄。延髄は、慢性疼痛を治療するための潜在的な遺伝子療法標的である。殆どのrAAVは、延髄における中等度から強力なEGFP発現を仲介し、殆どの緑色細胞は外縁に存在していた(
図20)。この領域におけるこれらのrAAVの形質導入効率は、次の順序でランク付けされた:rAAVrh.39=rAAVrh.43>rAAV.rh10>rAAV1>rAAV9>rAAV7>rAAV6.2>rAAV6(表5および
図19a)。殆どのEGFP−形質導入細胞の形態は、星状細胞である細胞と一致していた。
【0148】
脊髄。脊髄は、運動ニューロン病に関与している。rAAVrh.10、rAAV9、rAAVrh.39およびrAAVrh.43は、頚部灰白質および白質で、非常に強いEGFP発現を生じさせたが、rAAV1、rAAV6.2およびrAAV7は中等度のEGFP強度を示した(表5ならびに
図19および
図21)。rAAV1については、EGFP信号が白質で認められた。全ての効果的なrAAVの形質導入能力は、頚部から腰髄まで低下した。EGFP−陽性細胞は、後者領域で目に見えた。星状細胞の形態を有するEGFP−陽性細胞の大集団が、脊髄全体にわたって認められた(
図21)。加えて、rAAVrh.10、rAAV9、rAAVrh.39、rAAVrh.43およびrAAV7はまた、脊髄の腹側領域内の、運動ニューロン形態を有する細胞も形質導入した(
図21)。上行後索線維は明らかなEGFP信号を示した。加えて、後根神経節(DRG)は、DRG神経細胞で強いEGFP発現を伴う顕著な形質導入を示した(
図22および
図26)。脊髄におけるrAAV形質導入細胞型の同一性は、下記の通り、EGFPに対する抗体および細胞型特異的マーカーを用いた共蛍光免疫染色によって特性決定した。
【0149】
AAVベクターのIV投与は、CNSにおける様々な細胞型の形質導入につながる
CNSの様々な領域における形質導入細胞の同一性を確認するために、EGFPに対する抗体およびNeuN(一般的な神経細胞マーカー)、グリア線維酸性タンパク質(GFAP;星状細胞マーカー)、カルビンジン−D28K(プルキンエ細胞マーカー)、およびコリンアセチルトランスフェラーゼ(ChAT;運動ニューロンマーカー)を用いて二重免疫蛍光染色を実施した(
図23)。免疫染色の結果から、多数のNeuN陽性細胞がマウス脳の全体にわたってEGFPを発現することが分かり、これは広範な神経細胞の形質導入を示す。高密度の形質導入神経細胞を有する領域としては、線条体、海馬、皮質および視床下部などがあった。rAAVrh.10、rAAV9、rAAV7およびrAAVrh.39ベクターは、神経細胞の形質導入を仲介する上で効率的であり、その後にAAV6.2、AAV1およびAAV6が続いた(
図19および
図23)。加えて、黒質におけるドーパミン作動性ニューロンは、AAV.rh10によって形質導入された(
図23)。CNSにおける形質導入細胞は、小細胞体および高度に分枝した突起を有するGFAP−陽性星状細を含んでいた(
図23)。細胞体およびそれらの樹状突起の両者でEGFP発現を示し、カルビンジン−D28K免疫染色法で、プルキンエ細胞として、小脳における多数の形質導入細胞の同一性が確認された(
図23)。プルキンエ細胞を形質導入する上で能力の高いrAAVは、以下を含む:rAAVrh.10、rAAV9、rAAVrh.39、rAAV7、rAAV6.2およびrAAVrh.43。rAAV1およびrAAV6は、プルキンエ細胞の一部を比較的低いEGFP強度で形質導入した(
図19)。幾つかのrAAVベクターについては、脊髄腹側部に大きいEGFP+/ChAT+細胞が存在することによって、運動ニューロンの形質導入が確認された(
図23)。rAAVrh.10、rAAV9、rAAV7、rAAVrh.39は、類似した効率の運動ニューロンの形質導入を示した(
図21)。
【0150】
AAVベクターのIV投与は、脳室および脳血管で強い形質導入を仲介した。
rAAVrh.39、rAAVrh.10、rAAVrh.43、rAAV7およびrAAV9を注入した動物の側脳室、第三脳質および第四脳室における脈絡叢細胞で、EGFP発現が認められた(形質導入効率によってランク付けした、表5ならびに
図19および
図24)。同じマウス脳の様々な脳室におけるEGFP発現は類似していた(
図24)。脳室の内側を覆う脳室上皮細胞も形質導入された。EGFP−陽性細胞の分布に関する観察結果は、明らかな勾配を示し、形質導入細胞数は脳室周囲領域で最多数であり、また脳室までの距離が増加するにつれて次第に減少した。このことは、側脳室よりも、第三脳室および第四脳室の周囲の領域で明白であった(
図24)。マウスの脳および脊髄の全体にわたる血管でも、広範なEGFP信号が見られた。これは、EGFPに対する抗体および血管内皮特異的マーカー、CD34を用いた二重の免疫蛍光染色法によって検証された(
図27aおよび
図27b)。脳実質の様々な領域におけるrAAV形質導入プロフィールと違って、CNS全体にわたる血管のEGFP形質導入は、所与のあらゆるベクターで、比較的一様である。しかし、血管の形質導入は、使用した特定のrAAVによる影響を受けた。大半のrAAVは、CNSで、中等度(たとえば、rAAV6)ないし極めて効率的な(たとえばrAAVrh.10)血管形質導入を仲介した。
【0151】
AAVベクターのIV注射は、小膠細胞症を引き起こさなかった。
脳切片を、Iba−1に対する抗体でも染色して、小膠細胞を標識した。rAAVrh.10を受けたマウス由来の切片におけるIba−1−陽性細胞は、未処理マウスまたはPBS注射マウスにおけるもの同然であった(
図28)。この結果は、血管内送達されたrAAVが、P1新生仔に注射した3週間後に、マウスのCNSで持続性の炎症を引き起こさないことを示した。
【0152】
結果の考察
この試験では、新生仔マウスで、血管内注入により送達された異なる10のrAAVベクターについて、CNS形質導入プロフィールを評価した。殆どのrAAVは、BBBを越えることができ、様々な程度の効率で新生仔マウスCNSへの遺伝子移入を仲介する(
図19〜21および表5)。CNSにおける総体的なEGFP発現によって評価するとき、rAAVrh.10、rAAVrh.39、rAAVrh.43、およびrAAV9は、全身投与後、類似した形質導入能力および細胞トロピズムを有する効果的なrAAVである。具体的には、線条体、海馬、皮質、視床下部、小脳、延髄、および頚髄、を含む、マウスCNSにおける多くの領域が、かなりのEGFP発現を示した。加えて、rAAV6.2およびrAAV7も効果的であった。AAV1およびAAV6は、CNS形質導入を達成した(表5)。殆どのrAAVについては、免疫染色せずに、脳切片および脊髄切片で自然のEGFP発現が検出できた(
図29)。
【0153】
この例には、若い患者のためを含む、CNS関連の障害の遺伝子療法のための臨床的意義があった。種々の神経性疾患には、不可逆的CNS損傷を予防するために幼年期の間の早期治療が必要なことがある。rAAVが様々な領域で多くの神経細胞を形質導入する能力は、脊髄性筋萎縮症、神経セロイドリポフスチン症、および脊髄小脳変性症等の神経性疾患を治療するのに適切である。プルキンエ細胞および顆粒層細胞を形質導入する上でのいくつかのrAAVベクターの効率は、脊髄小脳運動失調の治療にベクターを使用することが可能なことを示す。分泌される神経栄養因子を発現するrAAVによる星状細胞の形質導入もまた、カナバン病や筋萎縮性側索硬化症等の多くの神経変性疾患に有益な可能性がある。CNSにおける血管的形質導入は、脳虚血および卒中の治療に適切な可能性がある。血管内rAAV−介在性遺伝子送達の臨床応用は、末梢神経系(PNS)にも及ぶ可能性がある。DRGの効率的な形質導入は、慢性疼痛に罹患している患者に新たな治療戦略を提供する。
【0154】
CNSへの全身的遺伝子送達は、調査研究で遺伝子発現を操作する方法としても有用である。rAAVの静脈内投与による、CNSにおける有効でかつ安定した導入遺伝子発現は、体細胞トランスジェニック動物モデルの確立に応用できる可能性があり、これは従来の遺伝子導入より安価で、速くかつ簡単な可能性がある方法である。体細胞CNS遺伝子ノックダウン動物モデルを、本明細書に記載の方法を使用して作り出すことも可能である。
【0155】
一部のrAAVは実際に、CNSで独特の形質導入プロフィールを証明した。たとえば、rAAV1は、形質導入された果粒細胞を小脳で示したが、rAAV6およびrAAV6.2はプルキンエ細胞を形質導入し、また両タイプの細胞を形質導入したものもあった(
図9)。このことは、いったんBBBを越えると、rAAVは明確なトロピズムを示すが、全てのベクターで使用されたベクターゲノムは同じであったため、これはカプシドに原因があると考えられる。
【0156】
本明細書に開示されているAAV血清型は、脳毛細血管内皮細胞、神経細胞および星状細胞を効率的に形質導入できる。このことは、これらのベクターが、たぶんBBBを越えることによって、循環から浸出してCNS実質に到達することが可能なことを示す。AAVは、トランスサイトーシス経路によって内皮バリアーを越えることが可能である。この試験で、脈絡叢およびそれらの周囲の実質組織は、効率的に形質導入された。加えて、脳室周囲組織(高い)から深部実質組織(低い)まで、EGFP強度の明白な勾配があった。これらの観察結果は、AAVが脈絡叢を通り抜けて新生仔マウスCNSに入り、続いてCSFおよび/または間質液流を介して広範に分布し、神経細胞およびグリア細胞を形質導入することが可能なことを示す。
【0157】
神経細胞特異的プロモーターまたはグリア特異的プロモーター(たとえばシナプシン−1等)、およびGFAPプロモーターを使用して、遺伝子発現を特異的細胞型に制限することが可能である。ターゲッテドCNS遺伝子送達を達成するためのさらなる方法は、転写後制御機序によって末梢組織をターゲット解除するために、RNA干渉を使用する。マイクロRNA結合部位を導入遺伝子カセットの3’末端に付加することによって、AAVベクター全身投与後の導入遺伝子発現を、CNS形質導入は維持しつつ、肝臓、心臓および骨格筋等の組織では減少または除去することが可能である。
【0158】
材料と方法
AAV製造
既述の通りに、293細胞の一時的形質移入方法およびCsCl勾配沈降法を使用した、異なるAAVのカプシドを有するAAV2由来の逆方向末端反復(ITR)が隣接しているrAAVベクターゲノムのトランス−カプシド形成によって、ScAAVベクターを製造した。ベクター調製物は、定量的PCRで力価測定した。ベクターの純度は、4〜12% SDS−アクリルアミドゲル電気泳動法および銀染色法(Invitrogen,Carlsbad,CA)で評価した。本試験で使用した各ベクターの形態学的完全性は、負染色した組み換えAAVビリオンの透過電子顕微鏡検査によって試験した。cAAVベクターゲノムにおけるEGFPの発現は、ハイブリッドCMVエンハンサー/ニワトリβ−アクチンプロモーターによって指令される。
【0159】
新生仔マウス注射
野生型C57BL/6マウス同腹子を使用した。マウス繁殖は、計画的タイミング法を使用して実施した。P1に、新生仔に確実にベクターを投与できるように、妊娠マウスを、胎生17日から21日まで毎日監視した。注射される各同腹子の母親(単独収容)をケージから取り出した。ベクターを、PBSで4×10
12GC/mLの濃度に希釈し、続いて溶液100μlを31Gインスリン注射器(BD Ultra−Fine II U−100 Insulin Syringes)に吸い込んだ。C57BL/6マウスのP1仔を、イソフルランを使用して麻酔し、氷上に置いた。静脈内注射のために、解剖顕微鏡を使用して、側頭静脈(耳の直前に位置する)を可視化した。針を静脈に挿入して、プランジャーを手で押し下げた。正しい注射は、静脈のブランチングに注目することによって検証した。各仔は、浅側頭静脈を介して、4×10
11GCの様々なscrAAVCBEGFPベクター(rAAV1、rAAV2、rAAV5、rAAV6、rAAV6.2、rAAV7、rAAV9、rAAVrh.10、rAAVrh.39、rAAVrh.43;群当たりn=6〜8マウス)を受けた。注射後、仔を注意深くきれいにし、本来の床敷で擦り、次いで本来のケージに戻した。次いで、エタノールパッドを使用して、鼻を短時間無感覚にした後、母親をケージに再導入した。
【0160】
組織学的処理
本試験動物は、注射後21日に麻酔し、次いで冷PBS 15mLを、続いてPBS中に0.2%のグルタルアルデヒド(v/v)と共に4%パラホルムアルデヒド(v/v)を含む固定液15mLを、経心臓的に灌流した。次いで、全死体を固定液中で5日間、後固定した。脊髄および脳を明視野解剖顕微鏡下で摘出し、PBSですすぎ、次いで4℃の、PBS中30%のスクロース(w/v)で凍結保護した。いったん組織をスクロース溶液の底まで沈め、組織をTissue−Tek OCT化合物(Sakura Finetek,Torrance,CA)中に包埋し、ドライアイス/エタノール浴中で凍結した。組織塊を、−80℃で薄切まで保管した。脳全体の連続した40μm浮遊切片をCryostat(Thermo Microm HM550)で切断した。脊髄については、長さ3mmの切片を頚部、胸部および腰部から取り、次いで、連続した40μmの横断切片を上記の通りに作製した。
【0161】
免疫染色法および顕微鏡画像分析法
脳切片および脊髄切片を、12ウェルプレート内で、浮遊切片として染色した。切片をPBS中で、各回5分間ずつ3回洗浄し、次いで、1% Triton−X100(v/v)(Fisher,Pittsburg,PA)、5%ドライミルク(w/v)および10%ヤギ血清(v/v)(Invitrogen)を含むブロッキング液中、室温で2時間、インキュベートした。次いで、この切片を、ブロッキング液で希釈した一次抗体と共に、4℃で一晩インキュベートした。翌日、組織切片を、PBS中0.05%のTween−20(v/v)(PBST)で2回と、PBSで1回洗浄した(各洗浄段階は10分続いた)。その後、切片を、適切な二次抗体と共に、ブロッキング液中、室温で2時間、インキュベートした。切片を上記の通りに再度洗浄してからスライドガラスに載せた。DAPIを含むVectashield(Vector Laboratories,Burlingame,CA)を使用して、全てのスライドをカバースリップし、次いで蛍光倒立顕微鏡(Nikon Eclipse Ti)か、または63×油浸レンズおよびDM−IRE2倒立顕微鏡を具備するLeica TSC−SP2 AOBS共焦点顕微鏡を使用して、それらを分析した。本試験で使用した一次抗体は、以下の通りであった:ウサギ抗−GFP(Invitrogen)、ヤギ抗−ChATおよびマウス抗−NeuN(両者ともMillipore,Billerica,MA)、マウス抗−GFAP(Cell signaling,Danvers,MA)、ラット抗−CD34(Abcam,Cambridge,MA)、マウス抗−カルビンジンD−28k(Sigma,St Louis,MO)およびウサギ抗−DARPP(Abcam,Cambridge,MA)。本試験で使用した二次抗体は、以下を含んでいた:DyLight 488 AffiniPure ロバ抗−ウサギIgG(Jackson ImmunoResearch,West Grove,PA);DyLight 549 AffiniPure ロバ抗−ヤギIgG(Jackson ImmunoResearch);DyLight 549 Affinipure ヤギ抗−ラットIgG(Jackson ImmunoResearch);DyLight 594 AffiniPure ヤギ抗−マウスIgG(Jackson ImmunoResearch);ヤギ抗−ウサギIgG−Alexa フルロ 488(Invitrogen)およびヤギ抗−マウスIgG−Alexaフルロ568(Invitrogen)。
【0162】
様々なベクターによるEGFP形質導入の半定量的比較および定量的比較
定量化可能でかつ比較可能なデータ形式を作成するために、半定量的採点システムを開発して、マウスCNSの様々な領域における、様々なrAAVベクターの形質導入効率を推定した。簡単に記載すると、EGFP陽性細胞が皆無であった領域を(−)と表示した。EGFP陽性細胞が非常に少ない領域を(+)と採点し、EGFP陽性細胞が若干であった領域を(++)と位置づけ、EGFP陽性細胞が多かった領域を(+++)と表示した。最終的に、EGFP陽性細胞で満たされた領域を(++++)と表示した。
【0163】
次に、脳切片、ならびに脊髄の頚部切片、胸部切片および腰部切片で、亜解剖学的および機能的に重要な12領域を、Retiga 2000−RV CCD 冷却カメラを具備するNikon Eclipse Ti倒立顕微鏡で撮った画像の定量的分析用に選択した。Nikon NIS elements ARソフトウェアv.3.2を強度定量化に使用した。定量化の前に、蛍光リファレンススライド(Ted Pella,prod.2273)を使用して、強度/露光時間曲線をプロットすることにより、最適な光源強度および露光時間を得た。強度と露光時間には線形相関があった。加えて、露光過多および極端な露光不足は、線形相関をゆがめる。露光過多を避けるために、全ての切片に最大強度(ND1)および20ms露光を使用した。定量化については、固定された対象領域(ROI)を使用して、所与のあらゆる脳領域の中で最も明るい区域を定量化した。全ての血清型の各領域ごとに平均強度(総強度/ROIのサイズ)を得た。
【0164】
【表5】
【0165】
例10:カナバン病モデルにおける、rAAVに基づいた治療の評価
本例の序文
CDは、アスパルトアシラーゼ遺伝子(ASPA)における常染色体の劣性突然変異に起因する希少でかつ致命的な幼児期白質ジストロフィーである[G.G.の大学院の研究で立証された(12)]。CD患者におけるASPA欠乏は、尿中N−アセチル−アスパラギン酸(NAA)上昇(CDの特徴)およびCNS全体にわたる白質の海綿状変性につながり、重度の精神運動遅滞および早期死亡を招来する。ASPA
−/−マウスモデルは、CD患者でみられる神経病理学および臨床症状、すなわち、白質の海綿状変性、運動障害、発達遅延、および早期死亡(生後3週間以内)に似た症状を呈する。
【0166】
この試験で、CDマウスにおけるびまん性白質変性を治療するために、静脈内送達可能なrAAVを使用してCNSを全体的にターゲットした。新生仔CDマウスにASPAベクターを単回静脈内注射することにより、代謝障害、精神運動機能不全および他の疾病表現型を直し、生存期間を延長した。未処置CDマウスは、生後第2週に成長遅滞、精神運動機能不全を示し始め、離乳後間もなく一様に死亡したが、処置マウスは、ベクター注射の2週間後に体重が増加し始め、7〜8週以内にそれらのヘテロ接合同腹子にほぼ追い付いた。CDマウスと違って、処置動物の可動性は野生型同腹子と類似していた。処置マウスに対するローターロッドテストのデータは、処置CDマウスとそれらの同年令野生型同腹子との間で待機時間に有意差はないことを表し、遺伝子療法は、CDの例示的な神経筋症状である、運動失調を直すことを示した。生化学的特性決定は、尿試料中のNAAレベルの低下ならびに脳組織および腎臓組織におけるASPA活性の回復を示した。生化学的表現型および臨床表現型の緩和は、脳、脊髄のみならず、腎臓等の末梢組織でも、全体的に寛解した組織病理とよく相関し、CDはCNS障害に限らないことを示した。
【0167】
結果
P1のCDマウスにAAV9ASPAを投与した(顔面静脈、4×10
11GC)。成長、足取り、ローターロッドを用いた運動機能、尿中NAAレベルおよび脳内ASPA活性についてマウスを監視した。結果から以下のことが分かった。i)未処置CDマウスは、生後第2週に体重減少を始め、第3週に死亡した;ii)処置動物は、第5週の間に成長する能力を回復して第10週までにASPA
+/−動物に追いついた;iii).ローターロッドテストで測定するとき、遺伝子療法は、P1に処置した、CDマウスの足取りならびにCDマウスの運動機能を完全に直した(
図30A);iv).遺伝子療法はCDマウスの視力を回復した。CDマウスの眼に対する網膜電図写真(ERG)テストは、光への記録不可能な応答を示したが、処置したCDマウスでは、明確に定義されたERG応答が容易に検出できた(
図30B)。これらのデータから、CDマウスにおける、より重症の網膜症および視力喪失ならびに遺伝子療法はCDマウスの網膜症を緩和して視力を回復することが分かる;v).遺伝子療法は、処置CDマウスにおけるNAAレベルが対照マウスにおけるものに近づいたため、NAAの代謝障害を明らかに改善した(
図30C);およびvi)NAA代謝の是正は、処置CDマウスの脳におけるASPA発現の回復(
図30E)および活性(
図30D)の回復とよく相関していた。
【0168】
表現型の是正が、処置CDマウスの脳切片における神経病理緩和ならびにASPAの原位置発現と相関しているかどうかを決定するために、遺伝子療法の3カ月後に、神経病理学およびASPA免疫組織化学について脳切片を分析した。未処置マウス脳は、脳および脊髄の全領域を散在的に含む著明な空胞形成を示すが、処置動物の脳および脊髄の両者における空胞形成は、より斑状でかつ多様であり、概してより小さいサイズの空胞を示すようである。大脳皮質の一部の区域は、空胞形成を殆ど何も示さない(
図31A)。加えて、大脳皮質原位置におけるASPA発現を検出するために、アビジン−ビオチン複合体(ABC)系を使用して、脳切片を染色した(
図31B)。処置CDマウスにおける神経病理学の改善に関する定量的測定値を生成するために、遺伝子療法処置の前後に、CDマウスにおける白質変性に起因する、脳切片および脊髄切片の「空胞」を定量化した。この定量的分析のために、Nikon Eclipse Ti倒立顕微鏡およびNikon NIS elements ARソフトウェアV.3.2を使用した。>3,000ピクセル、1,000〜3,000ピクセルおよび100〜1,000ピクセルであった空胞を、それぞれ大型空胞、中型空胞および小型空胞と定義した。この実験で評価した5脳領域の中で、嗅球は、遺伝子療法後、白質変性における最も劇的な緩和を示した(
図32A)。他の3領域については、大型空胞は完全に除去され、また中型空胞数は著明減少したが、小型空胞(<100um)数の減少は、この実験では有意ではなかった(
図32A)。脊髄切片に対する同じ分析は、同様の傾向を示した(
図32B)。
【0169】
CDマウスにおける腎臓の組織病理学を評価した。糸球体は正常な構造を示したが、ボーマン隙の拡張を随伴していた。腎尿細管上皮は、尿細管内腔の拡大と関連して、びまん的に減弱(または委縮)していた(
図33A)。対照的に、処置CDマウスは正常な糸球体を有していた。腎尿細管上皮細胞は首尾よく染色され、その量は正常であった(
図33B)。こうした結果は、CDの病態生理学における腎臓の関与およびCD遺伝子療法の末梢標的としての腎臓を示す。この結果は、CD遺伝子治療用のベクトル選択の検討事項としての、AAVベクターの腎トロピズムも示す。10週令のC57BL/6マウスに静脈内送達した後の、腎臓形質導入の効率について、2ベクター、rAAV9およびrh.10を評価した。結果は、rAAVrh.10は効率的なCNS形質導入(
図33C)に加えて、腎臓を効率的に形質導入するため、CD遺伝子療法のための有用なベクターとしてrAAVrh.10が使用される(
図33D)ことを示した。
【0170】
核酸配列およびアミノ酸配列
>gi|9632548|ref|NP_049542.1|カプシドタンパク質[アデノ随伴ウイルス−1]
(配列番号1)
MAADGYLPDWLEDNLSEGIREWWDLKPGAPKPKANQQKQDDGRGLVLPGYKYLGPFNGLDKGEPVNAADAAALEHDKAYDQQLKAGDNPYLRYNHADAEFQERLQEDTSFGGNLGRAVFQAKKRVLEPLGLVEEGAKTAPGKKRPVEQSPQEPDSSSGIGKTGQQPAKKRLNFGQTGDSESVPDPQPLGEPPATPAAVGPTTMASGGGAPMADNNEGADGVGNASGNWHCDSTWLGDRVITTSTRTWALPTYNNHLYKQISSASTGASNDNHYFGYSTPWGYFDFNRFHCHFSPRDWQRLINNNWGFRPKRLNFKLFNIQVKEVTTNDGVTTIANNLTSTVQVFSDSEYQLPYVLGSAHQGCLPPFPADVFMIPQYGYLTLNNGSQAVGRSSFYCLEYFPSQMLRTGNNFTFSYTFEEVPFHSSYAHSQSLDRLMNPLIDQYLYYLNRTQNQSGSAQNKDLLFSRGSPAGMSVQPKNWLPGPCYRQQRVSKTKTDNNNSNFTWTGASKYNLNGRESIINPGTAMASHKDDEDKFFPMSGVMIFGKESAGASNTALDNVMITDEEEIKATNPVATERFGTVAVNFQSSSTDPATGDVHAMGALPGMVWQDRDVYLQGPIWAKIPHTDGHFHPSPLMGGFGLKNPPPQILIKNTPVPANPPAEFSATKFASFITQYSTGQVSVEIEWELQKENSKRWNPEVQYTSNYAKSANVDFTVDNNGLYTEPRPIGTRYLTRPL
【0171】
>gi|110645923|ref|YP_680426.1|主要コートタンパク質VP1[アデノ随伴ウイルス−2]
(配列番号2)
MAADGYLPDWLEDTLSEGIRQWWKLKPGPPPPKPAERHKDDSRGLVLPGYKYLGPFNGLDKGEPVNEADAAALEHDKAYDRQLDSGDNPYLKYNHADAEFQERLKEDTSFGGNLGRAVFQAKKRVLEPLGLVEEPVKTAPGKKRPVEHSPVEPDSSSGTGKAGQQPARKRLNFGQTGDADSVPDPQPLGQPPAAPSGLGTNTMATGSGAPMADNNEGADGVGNSSGNWHCDSTWMGDRVITTSTRTWALPTYNNHLYKQISSQSGASNDNHYFGYSTPWGYFDFNRFHCHFSPRDWQRLINNNWGFRPKRLNFKLFNIQVKEVTQNDGTTTIANNLTSTVQVFTDSEYQLPYVLGSAHQGCLPPFPADVFMVPQYGYLTLNNGSQAVGRSSFYCLEYFPSQMLRTGNNFTFSYTFEDVPFHSSYAHSQSLDRLMNPLIDQYLYYLSRTNTPSGTTTQSRLQFSQAGASDIRDQSRNWLPGPCYRQQRVSKTSADNNNSEYSWTGATKYHLNGRDSLVNPGPAMASHKDDEEKFFPQSGVLIFGKQGSEKTNVDIEKVMITDEEEIRTTNPVATEQYGSVSTNLQRGNRQAATADVNTQGVLPGMVWQDRDVYLQGPIWAKIPHTDGHFHPSPLMGGFGLKHPPPQILIKNTPVPANPSTTFSAAKFASFITQYSTGQVSVEIEWELQKENSKRWNPEIQYTSNYNKSVNVDFTVDTNGVYSEPRPIGTRYLTRNL
【0172】
>gi|51593838|ref|YP_068409.1|カプシドタンパク質[アデノ随伴ウイルス−5]
(配列番号3)
MSFVDHPPDWLEEVGEGLREFLGLEAGPPKPKPNQQHQDQARGLVLPGYNYLGPGNGLDRGEPVNRADEVAREHDISYNEQLEAGDNPYLKYNHADAEFQEKLADDTSFGGNLGKAVFQAKKRVLEPFGLVEEGAKTAPTGKRIDDHFPKRKKARTEEDSKPSTSSDAEAGPSGSQQLQIPAQPASSLGADTMSAGGGGPLGDNNQGADGVGNASGDWHCDSTWMGDRVVTKSTRTWVLPSYNNHQYREIKSGSVDGSNANAYFGYSTPWGYFDFNRFHSHWSPRDWQRLINNYWGFRPRSLRVKIFNIQVKEVTVQDSTTTIANNLTSTVQVFTDDDYQLPYVVGNGTEGCLPAFPPQVFTLPQYGYATLNRDNTENPTERSSFFCLEYFPSKMLRTGNNFEFTYNFEEVPFHSSFAPSQNLFKLANPLVDQYLYRFVSTNNTGGVQFNKNLAGRYANTYKNWFPGPMGRTQGWNLGSGVNRASVSAFATTNRMELEGASYQVPPQPNGMTNNLQGSNTYALENTMIFNSQPANPGTTATYLEGNMLITSESETQPVNRVAYNVGGQMATNNQSSTTAPATGTYNLQEIVPGSVWMERDVYLQGPIWAKIPETGAHFHPSPAMGGFGLKHPPPMMLIKNTPVPGNITSFSDVPVSSFITQYSTGQVTVEMEWELKKENSKRWNPEIQYTNNYNDPQFVDFAPDSTGEYRTTRPIGTRYLTRPL
【0173】
>gi|2766607|gb|AAB95450.1|カプシドタンパク質VP1[アデノ随伴ウイルス−6]
(配列番号4)
MAADGYLPDWLEDNLSEGIREWWDLKPGAPKPKANQQKQDDGRGLVLPGYKYLGPFNGLDKGEPVNAADAAALEHDKAYDQQLKAGDNPYLRYNHADAEFQERLQEDTSFGGNLGRAVFQAKKRVLEPFGLVEEGAKTAPGKKRPVEQSPQEPDSSSGIGKTGQQPAKKRLNFGQTGDSESVPDPQPLGEPPATPAAVGPTTMASGGGAPMADNNEGADGVGNASGNWHCDSTWLGDRVITTSTRTWALPTYNNHLYKQISSASTGASNDNHYFGYSTPWGYFDFNRFHCHFSPRDWQRLINNNWGFRPKRLNFKLFNIQVKEVTTNDGVTTIANNLTSTVQVFSDSEYQLPYVLGSAHQGCLPPFPADVFMIPQYGYLTLNNGSQAVGRSSFYCLEYFPSQMLRTGNNFTFSYTFEDVPFHSSYAHSQSLDRLMNPLIDQYLYYLNRTQNQSGSAQNKDLLFSRGSPAGMSVQPKNWLPGPCYRQQRVSKTKTDNNNSNFTWTGASKYNLNGRESIINPGTAMASHKDDKDKFFPMSGVMIFGKESAGASNTALDNVMITDEEEIKATNPVATERFGTVAVNLQSSSTDPATGDVHVMGALPGMVWQDRDVYLQGPIWAKIPHTDGHFHPSPLMGGFGLKHPPPQILIKNTPVPANPPAEFSATKFASFITQYSTGQVSVEIEWELQKENSKRWNPEVQYTSNYAKSANVDFTVDNNGLYTEPRPIGTRYLTRPL
【0174】
>gi|171850125|gb|ACB55302.1|カプシドタンパク質VP1[アデノ随伴ウイルス−6.2](配列番号5)
MAADGYLPDWLEDNLSEGIREWWDLKPGAPKPKANQQKQDDGRGLVLPGYKYLGPFNGLDKGEPVNAADAAALEHDKAYDQQLKAGDNPYLRYNHADAEFQERLQEDTSFGGNLGRAVFQAKKRVLEPLGLVEEGAKTAPGKKRPVEQSPQEPDSSSGIGKTGQQPAKKRLNFGQTGDSESVPDPQPLGEPPATPAAVGPTTMASGGGAPMADNNEGADGVGNASGNWHCDSTWLGDRVITTSTRTWALPTYNNHLYKQISSASTGASNDNHYFGYSTPWGYFDFNRFHCHFSPRDWQRLINNNWGFRPKRLNFKLFNIQVKEVTTNDGVTTIANNLTSTVQVFSDSEYQLPYVLGSAHQGCLPPFPADVFMIPQYGYLTLNNGSQAVGRSSFYCLEYFPSQMLRTGNNFTFSYTFEDVPFHSSYAHSQSLDRLMNPLIDQYLYYLNRTQNQSGSAQNKDLLFSRGSPAGMSVQPKNWLPGPCYRQQRVSKTKTDNNNSNFTWTGASKYNLNGRESIINPGTAMASHKDDKDKFFPMSGVMIFGKESAGASNTALDNVMITDEEEIKATNPVATERFGTVAVNLQSSSTDPATGDVHVMGALPGMVWQDRDVYLQGPIWAKIPHTDGHFHPSPLMGGFGLKHPPPQILIKNTPVPANPPAEFSATKFASFITQYSTGQVSVEIEWELQKENSKRWNPEVQYTSNYAKSANVDFTVDNNGLYTEPRPIGTRYLTRPL
【0175】
>gi|22652861|gb|AAN03855.1|AF513851_2カプシドタンパク質[アデノ随伴ウイルス−7]
(配列番号6)
MAADGYLPDWLEDNLSEGIREWWDLKPGAPKPKANQQKQDNGRGLVLPGYKYLGPFNGLDKGEPVNAADAAALEHDKAYDQQLKAGDNPYLRYNHADAEFQERLQEDTSFGGNLGRAVFQAKKRVLEPLGLVEEGAKTAPAKKRPVEPSPQRSPDSSTGIGKKGQQPARKRLNFGQTGDSESVPDPQPLGEPPAAPSSVGSGTVAAGGGAPMADNNEGADGVGNASGNWHCDSTWLGDRVITTSTRTWALPTYNNHLYKQISSETAGSTNDNTYFGYSTPWGYFDFNRFHCHFSPRDWQRLINNNWGFRPKKLRFKLFNIQVKEVTTNDGVTTIANNLTSTIQVFSDSEYQLPYVLGSAHQGCLPPFPADVFMIPQYGYLTLNNGSQSVGRSSFYCLEYFPSQMLRTGNNFEFSYSFEDVPFHSSYAHSQSLDRLMNPLIDQYLYYLARTQSNPGGTAGNRELQFYQGGPSTMAEQAKNWLPGPCFRQQRVSKTLDQNNNSNFAWTGATKYHLNGRNSLVNPGVAMATHKDDEDRFFPSSGVLIFGKTGATNKTTLENVLMTNEEEIRPTNPVATEEYGIVSSNLQAANTAAQTQVVNNQGALPGMVWQNRDVYLQGPIWAKIPHTDGNFHPSPLMGGFGLKHPPPQILIKNTPVPANPPEVFTPAKFASFITQYSTGQVSVEIEWELQKENSKRWNPEIQYTSNFEKQTGVDFAVDSQGVYSEPRPIGTRYLTRNL
【0176】
>gi|22652864|gb|AAN03857.1|AF513852_2カプシドタンパク質[アデノ随伴ウイルス−8]
(配列番号7)
MAADGYLPDWLEDNLSEGIREWWALKPGAPKPKANQQKQDDGRGLVLPGYKYLGPFNGLDKGEPVNAADAAALEHDKAYDQQLQAGDNPYLRYNHADAEFQERLQEDTSFGGNLGRAVFQAKKRVLEPLGLVEEGAKTAPGKKRPVEPSPQRSPDSSTGIGKKGQQPARKRLNFGQTGDSESVPDPQPLGEPPAAPSGVGPNTMAAGGGAPMADNNEGADGVGSSSGNWHCDSTWLGDRVITTSTRTWALPTYNNHLYKQISNGTSGGATNDNTYFGYSTPWGYFDFNRFHCHFSPRDWQRLINNNWGFRPKRLSFKLFNIQVKEVTQNEGTKTIANNLTSTIQVFTDSEYQLPYVLGSAHQGCLPPFPADVFMIPQYGYLTLNNGSQAVGRSSFYCLEYFPSQMLRTGNNFQFTYTFEDVPFHSSYAHSQSLDRLMNPLIDQYLYYLSRTQTTGGTANTQTLGFSQGGPNTMANQAKNWLPGPCYRQQRVSTTTGQNNNSNFAWTAGTKYHLNGRNSLANPGIAMATHKDDEERFFPSNGILIFGKQNAARDNADYSDVMLTSEEEIKTTNPVATEEYGIVADNLQQQNTAPQIGTVNSQGALPGMVWQNRDVYLQGPIWAKIPHTDGNFHPSPLMGGFGLKHPPPQILIKNTPVPADPPTTFNQSKLNSFITQYSTGQVSVEIEWELQKENSKRWNPEIQYTSNYYKSTSVDFAVNTEGVYSEPRPIGTRYLTRNL
【0177】
>gi|46487805|gb|AAS99264.1|カプシドタンパク質VP1[アデノ随伴ウイルス9]
(配列番号8)
MAADGYLPDWLEDNLSEGIREWWALKPGAPQPKANQQHQDNARGLVLPGYKYLGPGNGLDKGEPVNAADAAALEHDKAYDQQLKAGDNPYLKYNHADAEFQERLKEDTSFGGNLGRAVFQAKKRLLEPLGLVEEAAKTAPGKKRPVEQSPQEPDSSAGIGKSGAQPAKKRLNFGQTGDTESVPDPQPIGEPPAAPSGVGSLTMASGGGAPVADNNEGADGVGSSSGNWHCDSQWLGDRVITTSTRTWALPTYNNHLYKQISNSTSGGSSNDNAYFGYSTPWGYFDFNRFHCHFSPRDWQRLINNNWGFRPKRLNFKLFNIQVKEVTDNNGVKTIANNLTSTVQVFTDSDYQLPYVLGSAHEGCLPPFPADVFMIPQYGYLTLNDGSQAVGRSSFYCLEYFPSQMLRTGNNFQFSYEFENVPFHSSYAHSQSLDRLMNPLIDQYLYYLSKTINGSGQNQQTLKFSVAGPSNMAVQGRNYIPGPSYRQQRVSTTVTQNNNSEFAWPGASSWALNGRNSLMNPGPAMASHKEGEDRFFPLSGSLIFGKQGTGRDNVDADKVMITNEEEIKTTNPVATESYGQVATNHQSAQAQAQTGWVQNQGILPGMVWQDRDVYLQGPIWAKIPHTDGNFHPSPLMGGFGMKHPPPQILIKNTPVPADPPTAFNKDKLNSFITQYSTGQVSVEIEWELQKENSKRWNPEIQYTSNYYKSNNVEFAVNTEGVYSEPRPIGTRYLTRNL
【0178】
>gi|29650526|gb|AAO88201.1|カプシドタンパク質[非−ヒト霊長類アデノ随伴ウイルス]
(配列番号9)rh−10
MAADGYLPDWLEDNLSEGIREWWDLKPGAPKPKANQQKQDDGRGLVLPGYKYLGPFNGLDKGEPVNAADAAALEHDKAYDQQLKAGDNPYLRYNHADAEFQERLQEDTSFGGNLGRAVFQAKKRVLEPLGLVEEGAKTAPGKKRPVEPSPQRSPDSSTGIGKKGQQPAKKRLNFGQTGDSESVPDPQPIGEPPAGPSGLGSGTMAAGGGAPMADNNEGADGVGSSSGNWHCDSTWLGDRVITTSTRTWALPTYNNHLYKQISNGTSGGSTNDNTYFGYSTPWGYFDFNRFHCHFSPRDWQRLINNNWGFRPKRLNFKLFNIQVKEVTQNEGTKTIANNLTSTIQVFTDSEYQLPYVLGSAHQGCLPPFPADVFMIPQYGYLTLNNGSQAVGRSSFYCLEYFPSQMLRTGNNFEFSYQFEDVPFHSSYAHSQSLDRLMNPLIDQYLYYLSRTQSTGGTAGTQQLLFSQAGPNNMSAQAKNWLPGPCYRQQRVSTTLSQNNNSNFAWTGATKYHLNGRDSLVNPGVAMATHKDDEERFFPSSGVLMFGKQGAGKDNVDYSSV
MLTSEEEIKTTNPVATEQYGVVADNLQQQNAAPIVGAVNSQGALPGMVWQNRDVYLQGPIWAKIPHTDGNFHPSPLMGGFGLKHPPPQILIKNTPVPADPPTTFSQAKLASFITQYSTGQVSVEIEWELQKENSKRWNPEIQYTSNYYKSTNVDFAVNTDGTYSEPRPIGTRYLTRNL
【0179】
>gi|171850147|gb|ACB55313.1|カプシドタンパク質VP1[アデノ随伴ウイルス−rh.39]
(配列番号10)
MAADGYLPDWLEDNLSEGIREWWALKPGAPKPKANQQKQDDGRGLVLPGYKYLGPFNGLDKGEPVNAADAAALEHDKAYDQQLKAGDNPYLRYNHADAEFQERLQEDTSFGGNLGRAVFQAKKRVLEPLGLVEEAAKTAPGKKRPVEPSPQRSPDSSTGIGKKGQQPAKKRLNFGQTGDSESVPDPQPIGEPPAGPSGLGSGTMAAGGGAPMADNNEGADGVGSSSGNWHCDSTWLGDRVITTSTRTWALPTYNNHLYKQISNGTSGGSTNDNTYFGYSTPWGYFDFNRFHCHFSPRDWQRLINNNWGFRPKRLSFKLFNIQVKEVTQNEGTKTIANNLTSTIQVFTDSEYQLPYVLGSAHQGCLPPFPADVFMIPQYGYLTLNNGSQAVGRSSFYCLEYFPSQMLRTGNNFEFSYTFEDVPFHSSYAHSQSLDRLMNPLIDQYLYYLSRTQSTGGTQGTQQLLFSQAGPANMSAQAKNWLPGPCYRQQRVSTTLSQNNNSNFAWTGATKYHLNGRDSLVNPGVAMATHKDDEERFFPSSGVLMFGKQGAGRDNVDYSSVMLTSEEEIKTTNPVATEQYGVVADNLQQTNTGPIVGNVNSQGALPGMVWQNRDVYLQGPIWAKIPHTDGNFHPSPLMGGFGLKHPPPQILIKNTPVPADPPTTFSQAKLASFITQYSTGQVSVEIEWELQKENSKRWNPEIQYTSNYYKSTNVDFAVNTEGTYSEPRPIGTRYLTRNL
【0180】
>gi|46487767|gb|AAS99245.1|カプシドタンパク質VP1[アデノ随伴ウイルスrh.43]
(配列番号11)
MAADGYLPDWLEDNLSEGIREWWDLKPGAPKPKANQQKQDDGRGLVLPGYKYLGPFNGLDKGEPVNAADAAALEHDKAYDQQLEAGDNPYLRYNHADAEFQERLQEDTSFGGNLGRAVFQAKKRVLEPLGLVEEGAKTAPGKKRPVEQSPQEPDSSSGIGKKGQQPARKRLNFGQTGDSESVPDPQPLGEPPAAPSGVGPNTMAAGGGAPMADNNEGADGVGSSSGNWHCDSTWLGDRVITTSTRTWALPTYNNHLYKQISNGTSGGATNDNTYFGYSTPWGYFDFNRFHCHFSPRDWQRLINNNWGFRPKRLSFKLFNIQVKEVTQNEGTKTIANNLTSTIQVFTDSEYQLPYVLGSAHQGCLPPFPADVFMIPQYGYLTLNNGSQAVGRSSFYCLEYFPSQMLRTGNNFQFTYTFEDVPFHSSYAHSQSLDRLMNPLIDQYLYYLSRTQTTGGTANTQTLGFSQGGPNTMANQAKNWLPGPCYRQQRVSTTTGQNNNSNFAWTAGTKYHLNGRNSLANPGIAMATHKDDEERFFPVTGSCFWQQNAARDNADYSDVMLTSEEEIKTTNPVATEEYGIVADNLQQQNTAPQIGTVNSQGALPGMVWQNRDVYLQGPIWAKIPHTDGNFHPSPLMGGFGLKHPPPQILIKNTPVPADPPTTFNQSKLNSFITQYSTGQVSVEIEWELQKENSKRWNPEIQYTSNYYKSTSVDFAVNTEGVYSEPRPIGTRYLTRNL
【0181】
>カプシドタンパク質VP1[アデノ随伴ウイルス]CSp3(配列番号12)
MAADGYLPDWLEDNLSEGIREWWALKPGAPQPKANQQHQDNARGLVLPGYKYLGPGNGLDKGEPVNAADAAALEHDKAYDQQLKAGDNPYLKYNHADAEFQERLKEDTSFGGNLGRAVFQAKKRLLEPLGLVEEAAKTAPGKKRPVEQSPQEPDSSAGIGKSGAQPAKKRLNFGQTGDTESVPDPQPIGEPPAAPSGVGSLTIASGGGAPVADNNEGADGVGSSSGNWHCDSQWLGDRVITTSTRTWALPTYNNHLYKRISNSTSGGSSNDNAYFGYSTPWGYFDFNRFHCHFSPRDWQRLINNNWGFRPKRLNFKLFNIRVKEVTDNNGVKTITNNLTSTVQVFTDSDYQLPYVLGSAHEGCLPPFPADVFMIPQYGYLTLNDGSQAVGRSSFYCLEYFPSQMLRTGNNFQFSYEFENVPFHSSYAHSQSLDRLMNPLIDQYLYYLSKTINGSGQNQQTLKFSVAGPSNMAVQGRNYIPGPSYRQQRVSTTVTRNNNSEFAWPGASSWALNGRNSLMNPGPAMASHKEGEDRFFPLSGSLIFGKQGTGRDNVDADKVMITNEEEIKTTNPVATESYGQVATNHQSAQAQAQTGWVQNQGILPGMVWQDRDVYLQGPIWAKIPHTDGNFHPSPLMGGFGVKHPPPQILIKNTPVPADPPTAFNKDKLNSFITQYSTGQVSVEIEWELQKENSKRWNPEIQYTSNYYKSNNVEFAVNTEGVYSEPRPIGTRYLTRNL
【0182】
>gi|189339202|ref|NP_001121557.1|アスパルトアシラーゼ[ヒト]
(配列番号13)
MTSCHIAEEHIQKVAIFGGTHGNELTGVFLVKHWLENGAEIQRTGLEVKPFITNPRAVKKCTRYIDCDLNRIFDLENLGKKMSEDLPYEVRRAQEINHLFGPKDSEDSYDIIFDLHNTTSNMGCTLILEDSRNNFLIQMFHYIKTSLAPLPCYVYLIEHPSLKYATTRSIAKYPVGIEVGPQPQGVLRADILDQMRKMIKHALDFIHHFNEGKEFPPCAIEVYKIIEKVDYPRDENGEIAAIIHPNLQDQDWKPLHPGDPMFLTLDGKTIPLGGDCTVYPVFVNEAAYYEKKEAFAKTTKLTLNAKSIRCCLH
【0183】
>gi|189339201:92−1033ヒト アスパルトアシラーゼ(カナバン病)(ASPA),転写物変異形2,mRNA
(配列番号14)
ATGACTTCTTGTCACATTGCTGAAGAACATATACAAAAGGTTGCTATCTTTGGAGGAACCCATGGGAATGAGCTAACCGGAGTATTTCTGGTTAAGCATTGGCTAGAGAATGGCGCTGAGATTCAGAGAACAGGGCTGGAGGTAAAACCATTTATTACTAACCCCAGAGCAGTGAAGAAGTGTACCAGATATATTGACTGTGACCTGAATCGCATTTTTGACCTTGAAAATCTTGGCAAAAAAATGTCAGAAGATTTGCCATATGAAGTGAGAAGGGCTCAAGAAATAAATCATTTATTTGGTCCAAAAGACAGTGAAGATTCCTATGACATTATTTTTGACCTTCACAACACCACCTCTAACATGGGGTGCACTCTTATTCTTGAGGATTCCAGGAATAACTTTTTAATTCAGATGTTTCATTACATTAAGACTTCTCTGGCTCCACTACCCTGCTACGTTTATCTGATTGAGCATCCTTCCCTCAAATATGCGACCACTCGTTCCATAGCCAAGTATCCTGTGGGTATAGAAGTTGGTCCTCAGCCTCAAGGGGTTCTGAGAGCTGATATCTTGGATCAAATGAGAAAAATGATTAAACATGCTCTTGATTTTATACATCATTTCAATGAAGGAAAAGAATTTCCTCCCTGCGCCATTGAGGTCTATAAAATTATAGAGAAAGTTGATTACCCCCGGGATGAAAATGGAGAAATTGCTGCTATCATCCATCCTAATCTGCAGGATCAAGACTGGAAACCACTGCATCCTGGGGATCCCATGTTTTTAACTCTTGATGGGAAGACGATCCCACTGGGCGGAGACTGTACCGTGTACCCCGTGTTTGTGAATGAGGCCGCATATTACGAAAAGAAAGAAGCTTTTGCAAAGACAACTAAACTAACGCTCAATGCAAAAAGTATTCGCTGCTGTTTACATTAG
【0184】
>gi|31560279|ref|NP_075602.2|アスパルトアシラーゼ[ハツカネズミ]
(配列番号15)
MTSCVAKEPIKKIAIFGGTHGNELTGVFLVTHWLRNGTEVHRAGLDVKPFITNPRAVEKCTRYIDCDLNRVFDLENLSKEMSEDLPYEVRRAQEINHLFGPKNSDDAYDLVFDLHNTTSNMGCTLILEDSRNDFLIQMFHYIKTCMAPLPCSVYLIEHPSLKYATTRSIAKYPVGIEVGPQPHGVLRADILDQMRKMIKHALDFIQHFNEGKEFPPCSIDVYKIMEKVDYPRNESGDMAAVIHPNLQDQDWKPLHPGDPVFVSLDGKVIPLGGDCTVYPVFVNEAAYYEKKEAFAKTTKLTLSAKSIRSTLH
【0185】
>gi|142354273:148−1086 ハツカネズミ アスパルトアシラーゼ(Aspa),mRNA
(配列番号16)
ATGACCTCTTGTGTTGCTAAAGAACCTATTAAGAAGATTGCCATCTTTGGAGGGACTCATGGAAATGAACTGACCGGAGTGTTTCTAGTTACTCACTGGCTAAGGAATGGCACTGAAGTTCACAGAGCAGGGCTGGACGTGAAGCCATTCATTACCAATCCAAGGGCGGTGGAGAAGTGCACCAGATACATTGACTGTGACCTGAATCGTGTTTTTGACCTTGAAAATCTTAGCAAAGAGATGTCTGAAGACTTGCCATATGAAGTGAGAAGGGCTCAAGAAATAAATCATTTATTTGGTCCAAAAAATAGTGATGATGCCTATGACCTTGTTTTTGACCTTCACAACACCACTTCTAACATGGGTTGCACTCTTATTCTTGAGGATTCCAGGAATGACTTTTTAATTCAGATGTTTCACTATATTAAGACTTGCATGGCTCCATTACCCTGCTCTGTTTATCTCATTGAGCATCCTTCACTCAAATATGCAACCACTCGTTCCATTGCCAAGTATCCTGTTGGTATAGAAGTTGGTCCTCAGCCTCACGGTGTCCTTAGAGCTGATATTTTAGACCAAATGAGAAAAATGATAAAACATGCTCTTGATTTTATACAGCATTTCAATGAAGGAAAAGAATTTCCTCCCTGTTCTATTGACGTCTATAAAATAATGGAGAAAGTTGATTATCCAAGGAATGAAAGTGGAGACATGGCTGCTGTTATTCATCCTAATCTGCAGGATCAAGACTGGAAACCATTGCACCCTGGAGATCCTGTGTTTGTGTCTCTTGATGGAAAAGTTATTCCACTGGGTGGAGACTGTACCGTGTACCCAGTGTTTGTGAATGAAGCTGCATATTATGAAAAAAAAGAAGCATTTGCAAAGACAACAAAACTAACACTCAGCGCAAAAAGCATCCGCTCCACTTTGCACTAA
【0186】
>gi|48762945:149−613ヒト スーパーオキシドジスムターゼ1,可溶性(SOD1),mRNA
(配列番号17)
ATGGCGACGAAGGCCGTGTGCGTGCTGAAGGGCGACGGCCCAGTGCAGGGCATCATCAATTTCGAGCAGAAGGAAAGTAATGGACCAGTGAAGGTGTGGGGAAGCATTAAAGGACTGACTGAAGGCCTGCATGGATTCCATGTTCATGAGTTTGGAGATAATACAGCAGGCTGTACCAGTGCAGGTCCTCACTTTAATCCTCTATCCAGAAAACACGGTGGGCCAAAGGATGAAGAGAGGCATGTTGGAGACTTGGGCAATGTGACTGCTGACAAAGATGGTGTGGCCGATGTGTCTATTGAAGATTCTGTGATCTCACTCTCAGGAGACCATTGCATCATTGGCCGCACACTGGTGGTCCATGAAAAAGCAGATGACTTGGGCAAAGGTGGAAATGAAGAAAGTACAAAGACAGGAAACGCTGGAAGTCGTTTGGCTTGTGGTGTAATTGGGATCGCCCAATAA
【0187】
>gi|4507149|ref|NP_000445.1|スーパーオキシドジスムターゼ[ヒト]
(配列番号18)
MATKAVCVLKGDGPVQGIINFEQKESNGPVKVWGSIKGLTEGLHGFHVHEFGDNTAGCTSAGPHFNPLSRKHGGPKDEERHVGDLGNVTADKDGVADVSIEDSVISLSGDHCIIGRTLVVHEKADDLGKGGNEESTKTGNAGSRLACGVIGIAQ
【0188】
>gi|45597446:117−581ハツカネズミスーパーオキシドジスムターゼ1,可溶性(Sod1),mRNA
(配列番号19)
ATGGCGATGAAAGCGGTGTGCGTGCTGAAGGGCGACGGTCCGGTGCAGGGAACCATCCACTTCGAGCAGAAGGCAAGCGGTGAACCAGTTGTGTTGTCAGGACAAATTACAGGATTAACTGAAGGCCAGCATGGGTTCCACGTCCATCAGTATGGGGACAATACACAAGGCTGTACCAGTGCAGGACCTCATTTTAATCCTCACTCTAAGAAACATGGTGGCCCGGCGGATGAAGAGAGGCATGTTGGAGACCTGGGCAATGTGACTGCTGGAAAGGACGGTGTGGCCAATGTGTCCATTGAAGATCGTGTGATCTCACTCTCAGGAGAGCATTCCATCATTGGCCGTACAATGGTGGTCCATGAGAAACAAGATGACTTGGGCAAAGGTGGAAATGAAGAAAGTACAAAGACTGGAAATGCTGGGAGCCGCTTGGCCTGTGGAGTGATTGGGATTGCGCAGTAA
【0189】
>gi|45597447|ref|NP_035564.1|スーパーオキシドジスムターゼ[ハツカネズミ]
(配列番号20)
MAMKAVCVLKGDGPVQGTIHFEQKASGEPVVLSGQITGLTEGQHGFHVHQYGDNTQGCTSAGPHFNPHSKKHGGPADEERHVGDLGNVTAGKDGVANVSIEDRVISLSGEHSIIGRTMVVHEKQDDLGKGGNEESTKTGNAGSRLACGVIGIAQ
【0190】
>pAAVscCB6 EGFPmir SOD5(ダイレクト)5243bp(配列番号21)
CTGCGCGCTCGCTCGCTCACTGAGGCCGCCCGGGCAAAGCCCGGGCGTCGGGCGACCTTTGGTCGCCCGGCCTCAGTGAGCGAGCGAGCGCGCAGAGAGGGAGTGTAGCCATGCTCTAGGAAGATCAATTCAATTCACGCGTCGACATTGATTATTGACTAGTTATTAATAGTAATCAATTACGGGGTCATTAGTTCATAGCCCATATATGGAGTTCCGCGTTACATAACTTACGGTAAATGGCCCGCCTGGCTGACCGCCCAACGACCCCCGCCCATTGACGTCAATAATGACGTATGTTCCCATAGTAACGCCAATAGGGACTTTCCATTGACGTCAATGGGTGGATATTTACGGTAAACTGCCCACTTGGCAGTACATCAAGTGTATCATATGCCAAGTACGCCCCCTATTGACGTCAATGACGGTAAATGGCCCGCCTGGCATTATGCCCAGTACATGACCTTATGGGACTTTCCTACTTGGCAGTACATCTACGTATTAGTCATCGCTATTACCATGTCGAGGCCACGTTCTGCTTCACTCTCCCCATCTCCCCCCCCTCCCCACCCCCAATTTTGTATTTATTTATTTTTTAATTATTTTGTGCAGCGATGGGGGCGGGGGGGGGGGGCGCGCGCCAGGCGGGGCGGGGCGGGGCGAGGGGCGGGGCGGGGCGAGGCGGAGAGGTGCGGCGGCAGCCAATCAGAGCGGCGCGCTCCGAAAGTTTCCTTTTATGGCGAGGCGGCGGCGGCGGCGGCCCTATAAAAAGCGAAGCGCGCGGCGGGCGGGAGCAAGCTCTAGCCTCGAGAATTCACGCGTGGTACCTCTAGAGCAGAGCTCGTTTAGTGAACCGTCAGTTCGAAATCGCCACCATGGTGAGCAAGGGCGAGGAGCTGTTCACCGGGGTGGTGCCCATCCTGGTCGAGCTGGACGGCGACGTAAACGGCCACAAGTTCAGCGTGTCCGGCGAGGGCGAGGGCGATGCCACCTACGGCAAGCTGACCCTGAAGTTCATCTGCACCACCGGCAAGCTGCCCGTGCCCTGGCCCACCCTCGTGACCACCCTGACCTACGGCGTGCAGTGCTTCAGCCGCTACCCCGACCACATGAAGCAGCACGACTTCTTCAAGTCCGCCATGCCCGAAGGCTACGTCCAGGAGCGCACCATCTTCTTCAAGGACGACGGCAACTACAAGACCCGCGCCGAGGTGAAGTTCGAGGGCGACACCCTGGTGAACCGCATCGAGCTGAAGGGCATCGACTTCAAGGAGGACGGCAACATCCTGGGGCACAAGCTGGAGTACAACTACAACAGCCACAACGTCTATATCATGGCCGACAAGCAGAAGAACGGCATCAAGGTGAACTTCAAGATCCGCCACAACATCGAGGACGGCAGCGTGCAGCTCGCCGACCACTACCAGCAGAACACCCCCATCGGCGACGGCCCCGTGCTGCTGCCCGACAACCACTACCTGAGCACCCAGTCCGCCCTGAGCAAAGACCCCAACGAGAAGCGCGATCACATGGTCCTGCTGGAGTTCGTGACCGCCGCCGGGATCACTCTCGGCATGGACGAGCTGTACAAGTAAGTAACAGGTAAGTGCGATCGCTAATGCGGGAAAGCTCTTATTCGGGTGAGATGGGCTGGGGCACCATCTGGGGACCCTGACGTGAAGTTTGTCACTGACTGGAGAACTCGGTTTGTCGTCTGTTGCGGGGGCGGCAGTTATGGCGGTGCCGTTGGGCAGTGCACCCGTACCTTTGGGAGCGCGCGCCCTCGTCGTGTCGTGACGTCACCCGTTCTGTTGGTACCTGCTGTTGACAGTGAGCGACGCAATGTGACTTCGCTGACAAAGCTGTGAAGCCACAGATGGGCTTTGTCAGCAGTCACATTGCGCTGCCTACTGCCTCGGACTTCAAGGGCTCGAGAATTCAGGGTGGGGCCACCTGCCGGTAGGTGTGCGGTAGGCTTTTCTCCGTCGCAGGACGCAGGGTTCGGGCCTAGGGTAGGCTCTCCTGAATCGACAGGCGCCGGACCTCTGGCGGCCGCAACAACGCGTTCCTGACCATTCATCCTCTTTCTTTTTCCTGCAGGCTTGTGGAAGAAATGGGATCCGATCTTTTTCCCTCTGCCAAAAATTATGGGGACATCATGAAGCCCCTTGAGCATCTGACTTCTGGCTAATAAAGGAAATTTATTTTCATTGCAATAGTGTGTTGGAATTTTTTGTGTCTCTCACTCGGCCTAGGTAGATAAGTAGCATGGCGGGTTAATCATTAACTACAAGGAACCCCTAGTGATGGAGTTGGCCACTCCCTCTCTGCGCGCTCGCTCGCTCACTGAGGCCGGGCGACCAAAGGTCGCCCGACGCCCGGGCTTTGCCCGGGCGGCCTCAGTGAGCGAGCGAGCGCGCAGCCTTAATTAACCTAATTCACTGGCCGTCGTTTTACAACGTCGTGACTGGGAAAACCCTGGCGTTACCCAACTTAATCGCCTTGCAGCACATCCCCCTTTCGCCAGCTGGCGTAATAGCGAAGAGGCCCGCACCGATCGCCCTTCCCAACAGTTGCGCAGCCTGAATGGCGAATGGGACGCGCCCTGTAGCGGCGCATTAAGCGCGGCGGGTGTGGTGGTTACGCGCAGCGTGACCGCTACACTTGCCAGCGCCCTAGCGCCCGCTCCTTTCGCTTTCTTCCCTTCCTTTCTCGCCACGTTCGCCGGCTTTCCCCGTCAAGCTCTAAATCGGGGGCTCCCTTTAGGGTTCCGATTTAGTGCTTTACGGCACCTCGACCCCAAAAAACTTGATTAGGGTGATGGTTCACGTAGTGGGCCATCGCCCTGATAGACGGTTTTTCGCCCTTTGACGTTGGAGTCCACGTTCTTTAATAGTGGACTCTTGTTCCAAACTGGAACAACACTCAACCCTATCTCGGTCTATTCTTTTGATTTATAAGGGATTTTGCCGATTTCGGCCTATTGGTTAAAAAATGAGCTGATTTAACAAAAATTTAACGCGAATTTTAACAAAATATTAACGCTTACAATTTAGGTGGCACTTTTCGGGGAAATGTGCGCGGAACCCCTATTTGTTTATTTTTCTAAATACATTCAAATATGTATCCGCTCATGAGACAATAACCCTGATAAATGCTTCAATAATATTGAAAAAGGAAGAGTATGAGTATTCAACATTTCCGTGTCGCCCTTATTCCCTTTTTTGCGGCATTTTGCCTTCCTGTTTTTGCTCACCCAGAAACGCTGGTGAAAGTAAAAGATGCTGAAGATCAGTTGGGTGCACGAGTGGGTTACATCGAACTGGATCTCAACAGCGGTAAGATCCTTGAGAGTTTTCGCCCCGAAGAACGTTTTCCAATGATGAGCACTTTTAAAGTTCTGCTATGTGGCGCGGTATTATCCCGTATTGACGCCGGGCAAGAGCAACTCGGTCGCCGCATACACTATTCTCAGAATGACTTGGTTGAGTACTCACCAGTCACAGAAAAGCATCTTACGGATGGCATGACAGTAAGAGAATTATGCAGTGCTGCCATAACCATGAGTGATAACACTGCGGCCAACTTACTTCTGACAACGATCGGAGGACCGAAGGAGCTAACCGCTTTTTTGCACAACATGGGGGATCATGTAACTCGCCTTGATCGTTGGGAACCGGAGCTGAATGAAGCCATACCAAACGACGAGCGTGACACCACGATGCCTGTAGCAATGGCAACAACGTTGCGCAAACTATTAACTGGCGAACTACTTACTCTAGCTTCCCGGCAACAATTAATAGACTGGATGGAGGCGGATAAAGTTGCAGGACCACTTCTGCGCTCGGCCCTTCCGGCTGGCTGGTTTATTGCTGATAAATCTGGAGCCGGTGAGCGTGGGTCTCGCGGTATCATTGCAGCACTGGGGCCAGATGGTAAGCCCTCCCGTATCGTAGTTATCTACACGACGGGGAGTCAGGCAACTATGGATGAACGAAATAGACAGATCGCTGAGATAGGTGCCTCACTGATTAAGCATTGGTAACTGTCAGACCAAGTTTACTCATATATACTTTAGATTGATTTAAAACTTCATTTTTAATTTAAAAGGATCTAGGTGAAGATCCTTTTTGATAATCTCATGACCAAAATCCCTTAACGTGAGTTTTCGTTCCACTGAGCGTCAGACCCCGTAGAAAAGATCAAAGGATCTTCTTGAGATCCTTTTTTTCTGCGCGTAATCTGCTGCTTGCAAACAAAAAAACCACCGCTACCAGCGGTGGTTTGTTTGCCGGATCAAGAGCTACCAACTCTTTTTCCGAAGGTAACTGGCTTCAGCAGAGCGCAGATACCAAATACTGTTCTTCTAGTGTAGCCGTAGTTAGGCCACCACTTCAAGAACTCTGTAGCACCGCCTACATACCTCGCTCTGCTAATCCTGTTACCAGTGGCTGCTGCCAGTGGCGATAAGTCGTGTCTTACCGGGTTGGACTCAAGACGATAGTTACCGGATAAGGCGCAGCGGTCGGGCTGAACGGGGGGTTCGTGCACACAGCCCAGCTTGGAGCGAACGACCTACACCGAACTGAGATACCTACAGCGTGAGCTATGAGAAAGCGCCACGCTTCCCGAAGGGAGAAAGGCGGACAGGTATCCGGTAAGCGGCAGGGTCGGAACAGGAGAGCGCACGAGGGAGCTTCCAGGGGGAAACGCCTGGTATCTTTATAGTCCTGTCGGGTTTCGCCACCTCTGACTTGAGCGTCGATTTTTGTGATGCTCGTCAGGGGGGCGGAGCCTATGGAAAAACGCCAGCAACGCGGCCTTTTTACGGTTCCTGGCCTTTTGCTGGCCTTTTGCTCACATGTTCTTTCCTGCGTTATCCCCTGATTCTGTGGATAACCGTATTACCGCCTTTGAGTGAGCTGATACCGCTCGCCGCAGCCGAACGACCGAGCGCAGCGAGTCAGTGAGCGAGGAAGCGGAAGAGCGCCCAATACGCAAACCGCCTCTCCCCGCGCGTTGGCCGATTCATTAATGCAGCTGGCACGACAGGTTTCCCGACTGGAAAGCGGGCAGTGAGCGCAACGCAATTAATGTGAGTTAGCTCACTCATTAGGCACCCCAGGCTTTACACTTTATGCTTCCGGCTCGTATGTTGTGTGGAATTGTGAGCGGATAACAATTTCACACAGGAAACAGCTATGACCATGATTACGCCAGATTTAATTAAGGCCTTAATTAGG
【0191】
>sod1mir1(ダイレクト)108bp(配列番号22)
TGCTGTTGACAGTGAGCGACATCATCAATTTTCCGAGCAGAACTGTGAAGCCACAGATGGGTTCTGCTCGAAATTGATGATGCTGCCTACTGCCTCGGACTTCAAGGG
【0192】
>sod1mir2(ダイレクト)106bp(配列番号23)
TGCTGTTGACAGTGAGCGACGCATTAAAGGATCCTGACTGACTGTGAAGCCACAGATGGGTCAGTCAGTCCTTTAATGCGCTGCCTACTGCCTCGGACTTCAAGGG
【0193】
>sod1mir3(ダイレクト)108bp(配列番号24)
TGCTGTTGACAGTGAGCGACTGCATGGATTCTCCATGTTCATCTGTGAAGCCACAGATGGGATGAACATGGAATCCATGCAGCTGCCTACTGCCTCGGACTTCAAGGG
【0194】
>sod1mir4(ダイレクト)106bp(配列番号25)
TGCTGTTGACAGTGAGCGACAAGGATGAAGATCGAGGCATGCTGTGAAGCCACAGATGGGCATGCCTCTCTTCATCCTTGCTGCCTACTGCCTCGGACTTCAAGGG
【0195】
>sod1mir5(ダイレクト)110bp(配列番号26)
TGCTGTTGACAGTGAGCGACGCAATGTGACTTCGCTGACAAAGCTGTGAAGCCACAGATGGGCTTTGTCAGCAGTCACATTGCGCTGCCTACTGCCTCGGACTTCAAGGG
【0196】
>sod1mir6(ダイレクト)108bp(配列番号27)
TGCTGTTGACAGTGAGCGACCGATGTGTCTATCTTGAAGATTCTGTGAAGCCACAGATGGGAATCTTCAATAGACACATCGGCTGCCTACTGCCTCGGACTTCAAGGG
【0197】
>sod1mir7(ダイレクト)106bp
(配列番号28)
TGCTGTTGACAGTGAGCGACGGTGGAAATGATCAGAAAGTACTGTGAAGCCACAGATGGGTACTTTCTTCATTTCCACCGCTGCCTACTGCCTCGGACTTCAAGGG
【0198】
>sod1mir8(ダイレクト)110bp(配列番号29)
TGCTGTTGACAGTGAGCGACGCTGTAGAAATTCGTATCCTGATCTGTGAAGCCACAGATGGGATCAGGATACATTTCTACAGCGCTGCCTACTGCCTCGGACTTCAAGGG
【0199】
>sod1mir9(ダイレクト)106bp(配列番号30)
TGCTGTTGACAGTGAGCGAGGTATTAAACTTGTCAGAATTTAGTGAAGCCACAGATGTAAATTCTGACAAGTTTAATACCCTGCCTACTGCCTCGGACTTCAAGGG
【0200】
>pAAVscCB6 EGFPmir scr(1820bp−1925bp,ダイレクト)106bp(配列番号31)
TGCTGTTGACAGTGAGCGACGATGCTCTAATCGGTTCTATCAAGTGAAGCCACAGATGTTGATAGAACCTTAGAGCATCGCTGCCTACTGCCTCGGACTTCAAGGG
【0201】
本発明は、本説明に記述されているかまたは図面に例示されている、構築の詳細および構成要素の配置への適用に限定されない。本発明は他の実施態様ができ、また実行したり様々な方法で実施したりすることができる。また、本明細書で使用される表現法および専門用語は説明のためであって、限定的であると考えてはならない。「含む(including)」「含む(comprising)」、または「有する(having)」、「含む(containing)」、「含む(involving)」、およびその変形の使用は、本明細書では、その後に列挙された事項およびその等価物、ならびに追加事項を包含することを意味する。
【0202】
このように本発明の少なくとも1つの実施態様の幾つかの態様を記述してきたが、当業者には、様々な変更、改変、および改良が容易に浮かぶことは十分に理解されるであろう。そのような変更、改変、および改良は本開示内容の一部であることは意図され、また本発明の精神および範囲の中であると解釈される。したがって、前述の説明および図面は一例に過ぎない。