(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5963767
(24)【登録日】2016年7月8日
(45)【発行日】2016年8月3日
(54)【発明の名称】電極アセンブリ
(51)【国際特許分類】
A61B 5/0402 20060101AFI20160721BHJP
A61B 5/0408 20060101ALI20160721BHJP
A61B 5/0478 20060101ALI20160721BHJP
A61N 1/39 20060101ALI20160721BHJP
【FI】
A61B5/04 310M
A61B5/04 300D
A61B5/04 300M
A61N1/39
【請求項の数】22
【全頁数】13
(21)【出願番号】特願2013-543336(P2013-543336)
(86)(22)【出願日】2011年12月8日
(65)【公表番号】特表2014-500099(P2014-500099A)
(43)【公表日】2014年1月9日
(86)【国際出願番号】US2011063931
(87)【国際公開番号】WO2012078857
(87)【国際公開日】20120614
【審査請求日】2014年11月19日
(31)【優先権主張番号】61/421,283
(32)【優先日】2010年12月9日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】504242032
【氏名又は名称】ゾール メディカル コーポレイション
【氏名又は名称原語表記】ZOLL Medical Corporation
(74)【代理人】
【識別番号】110001195
【氏名又は名称】特許業務法人深見特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】カイブ,トーマス・イー
(72)【発明者】
【氏名】ボルペ,シェーン・エス
(72)【発明者】
【氏名】オスキン,エミル
【審査官】
九鬼 一慶
(56)【参考文献】
【文献】
特開平07−000541(JP,A)
【文献】
特表2010−522584(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61B 5/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電極アセンブリであって、
治療電極と、
前記治療電極の電極部を形成する導電層とを含み、前記導電層は、人間の皮膚に隣接して配置される第1表面を有し、
前記電極アセンブリは、第1起動信号に応答して第1分量の第1導電性ゲルを前記導電層の前記第1表面上に供給するように構成された第1インピーダンス低減システムと、
第2起動信号に応答して第2分量の第2導電性ゲルを前記導電層の前記第1表面上に供給するように構成された第2インピーダンス低減システムとを含む、電極アセンブリ。
【請求項2】
前記第1起動信号と前記第2起動信号とは、同一の信号に基づく、請求項1に記載の電極アセンブリ。
【請求項3】
前記第2インピーダンス低減システムはさらに、前記第1インピーダンス低減システムが前記第1起動信号に応答して前記第1分量の前記第1導電性ゲルを前記導電層の前記第1表面上に供給するか否かにかかわらず、前記第2起動信号に応答して前記第2分量の前記第2導電性ゲルを前記導電層の前記第1表面上に供給するように構成される、請求項2に記載の電極アセンブリ。
【請求項4】
前記第1インピーダンス低減システムは、構成上前記第2インピーダンス低減システムと類似している、請求項3に記載の電極アセンブリ。
【請求項5】
前記導電層は、前記導電層を貫通するように形成された複数の開口を有し、前記複数の開口は、第1の複数の開口と第2の複数の開口とを含み、
前記第1インピーダンス低減システムは、前記第1起動信号に応答して、前記第1の複数の開口を経由して前記第1分量の前記第1導電性ゲルを前記導電層の前記第1表面上に供給するように構成され、
前記第2インピーダンス低減システムは、前記第2起動信号に応答して、前記第2の複数の開口を経由して前記第2分量の前記第2導電性ゲルを前記導電層の前記第1表面上に供給するように構成される、請求項4に記載の電極アセンブリ。
【請求項6】
前記第1起動信号は、前記第2起動信号と異なる、請求項1に記載の電極アセンブリ。
【請求項7】
前記第2インピーダンス低減システムはさらに、前記第1インピーダンス低減システムが前記第1起動信号に応答して前記第1分量の前記第1導電性ゲルを前記導電層の前記第1表面上に供給するか否かにかかわらず、前記第2起動信号に応答して前記第2分量の前記第2導電性ゲルを前記導電層の前記第1表面上に供給するように構成される、請求項1に記載の電極アセンブリ。
【請求項8】
前記第1インピーダンス低減システムは、構成上前記第2インピーダンス低減システムと類似している、請求項1に記載の電極アセンブリ。
【請求項9】
前記導電層は、前記導電層を貫通するように形成された複数の開口を有し、前記複数の開口は、第1の複数の開口と第2の複数の開口とを含み、
前記第1インピーダンス低減システムは、前記第1起動信号に応答して、前記第1の複数の開口を経由して前記第1分量の前記第1導電性ゲルを前記導電層の前記第1表面上に供給するように構成され、
前記第2インピーダンス低減システムは、前記第2起動信号に応答して、前記第2の複数の開口を経由して前記第2分量の前記第2導電性ゲルを前記導電層の前記第1表面上に供給するように構成される、請求項1に記載の電極アセンブリ。
【請求項10】
前記第1導電性ゲルと前記第2導電性ゲルとは、同一種類の導電性ゲルである、請求項1に記載の電極アセンブリ。
【請求項11】
電極アセンブリであって、
複数の開口が形成された導電層を有する治療電極を含み、前記複数の開口は、第1の複数の開口と第2の複数の開口とを有し、
各々が第1導電性ゲルを貯蔵する第1の複数のゲル貯蔵器を含み、前記第1の複数のゲル貯蔵器の各個別のゲル貯蔵器は、前記第1の複数の開口のうち対応する開口と流体連通する出口を有し、
前記第1の複数のゲル貯蔵器の各々と流体連通する第1流路と、
前記第1流路と流体連通し、第1起動信号を受信し、前記第1起動信号に応答して第1流体に圧力をかけて前記第1流体を前記第1流路に押込む第1流体圧力源とを含み、
各々が第2導電性ゲルを貯蔵する第2の複数のゲル貯蔵器を含み、前記第2の複数のゲル貯蔵器の各個別のゲル貯蔵器は、前記第2の複数の開口のうち対応する開口と流体連通する出口を有し、
前記第2の複数のゲル貯蔵器の各々と流体連通する第2流路と、
前記第2流路と流体連通し、第2起動信号を受信し、前記第2起動信号に応答して第2流体に圧力をかけて前記第2流体を前記第2流路に押込む第2流体圧力源とを含む、電極アセンブリ。
【請求項12】
前記第1の複数のゲル貯蔵器の各々の出口および前記第2の複数のゲル貯蔵器の各々の出口は、それぞれ前記第1流体の圧力および前記第2流体の圧力に応じて破裂するように構成された膜で封止される、請求項11に記載の電極アセンブリ。
【請求項13】
前記第1起動信号と前記第2起動信号とは、同一の信号に基づく、請求項12に記載の電極アセンブリ。
【請求項14】
前記第1起動信号と前記第2起動信号とは、同一の信号に基づく、請求項11に記載の電極アセンブリ。
【請求項15】
前記第1起動信号は、前記第2起動信号と異なる、請求項11に記載の電極アセンブリ。
【請求項16】
電極アセンブリであって、
患者のECG信号を監視するように構成されたECG感知電極と、
前記患者に除細動電気ショックを与えるように構成された治療電極と、
第1起動信号に応答して前記治療電極と前記患者との間のインピーダンスを低減するように構成された第1インピーダンス低減システムと、
第2起動信号に応答して前記治療電極と前記患者との間のインピーダンスを低減するように構成された第2インピーダンス低減システムとを含み、
前記第2インピーダンス低減システムは、前記第1インピーダンス低減システムと異なり、前記第1起動信号は、前記第2起動信号と異なる、電極アセンブリ。
【請求項17】
前記ECG感知電極は、複数のECG感知電極を含む、請求項16に記載の電極アセンブリ。
【請求項18】
前記複数のECG感知電極の各々は、前記治療電極から絶縁されている、請求項17に記載の電極アセンブリ。
【請求項19】
前記治療電極は、人間の皮膚に隣接して配置される第1表面を有する導電層と、前記導電層を貫通するように形成された複数の開口とを含み、前記複数の開口は、第1の複数の
開口と第2の複数の開口とを含み、
前記第1インピーダンス低減システムは、前記第1起動信号に応答して、前記第1の複数の開口を経由して第1分量の第1導電性ゲルを前記導電層の前記第1表面上に供給するように構成され、
前記第2インピーダンス低減システムは、前記第2起動信号に応答して、前記第2の複数の開口を経由して第2分量の第2導電性ゲルを前記導電層の前記第1表面上に供給するように構成される、請求項18に記載の電極アセンブリ。
【請求項20】
前記患者の前記ECG信号以外の生理的パラメータを監視するように構成された少なくとも1つの付加的センサをさらに含む、請求項19に記載の電極アセンブリ。
【請求項21】
前記ECG感知電極は、前記治療電極から絶縁されている、請求項16に記載の電極アセンブリ。
【請求項22】
前記患者の前記ECG信号以外の生理的パラメータを監視するように構成された少なくとも1つの付加的センサをさらに含む、請求項16に記載の電極アセンブリ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本願は、2010年12月9日に出願され、「インピーダンス低減システムを備える電極」と題された米国仮出願シリアル番号第61/421,283号に基づき、米国特許法第119条(e)による優先権を主張し、その開示全体が引用により本明細書に援用される。
【0002】
発明の背景
1.発明の分野
本発明は、医療用電極に関し、より詳細には、冗長インピーダンス低減システムを備え、除細動器のような着用式医療装置とともに使用可能な医療用電極に関する。
【背景技術】
【0003】
2.関連技術の考察
心停止および他の心臓病気は、世界中において、主な死亡原因である。患者の命を救うために、心停止中に罹病者の身体の循環系および呼吸器系を維持しようとする蘇生努力がさまざまある。これらの蘇生努力を早く開始すればするほど、罹病者が生存するチャンスは高くなる。これらの蘇生努力はコストが高く、かつ、成功率が低いため、特に、心停止は、罹病者の命を奪い続けている。
【0004】
心停止および他の心臓病を防ぐため、危険状態に陥る危険性のある患者は、米国マサチューセッツ州チェルムスフォードに所在するゾール・メディカル社(Zoll Medical Corporation)から入手できる着用式心臓除細動器「LifeVest」(登録商標)のような着用式除細動器を使用することができる。保護された状態を維持するため、患者は、日常活動をしている間、目覚めている間および眠っている間、ほぼ連続的にこの装置を着用している。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
発明の概要
本発明の一局面によれば、電極アセンブリが与えられる。電極アセンブリは、電極アセンブリの電極部を形成する導電層と、第1インピーダンス低減システムと、第2インピーダンス低減システムとを含む。導電層は、人間の皮膚に隣接して配置される第1表面を有する。第1インピーダンス低減システムは、第1起動信号に応答して第1分量の第1導電性ゲルを導電層の第1表面上に供給するように構成される。第2インピーダンス低減システムは、第2起動信号に応答して第2分量の第2導電性ゲルを導電層の第1表面上に供給するように構成される。
【0006】
1つの実施形態によれば、第1起動信号と第2起動信号とは、同一の信号に基づく。他の実施形態によれば、第1起動信号は、第2起動信号と異なる。
【0007】
本発明の一局面によれば、第2インピーダンス低減システムは、第1インピーダンス低減システムが第1起動信号に応答して第1分量の第1導電性ゲルを導電層の第1表面上に供給するか否かにかかわらず、第2起動信号に応答して第2分量の第2導電性ゲルを導電層の第1表面上に供給するように構成される。
【0008】
1つの実施形態によれば、第1インピーダンス低減システムは、構成上第2インピーダンス低減システムと類似している。
【0009】
1つの実施形態によれば、導電層は、それを貫通するように形成された複数の開口を有し、複数の開口は、第1の複数の開口と第2の複数の開口とを有する。この実施形態によれば、第1インピーダンス低減システムは、第1起動信号に応答して、第1の複数の開口を経由して第1分量の第1導電性ゲルを導電層の第1表面上に供給するように構成され、第2インピーダンス低減システムは、第2起動信号に応答して、第2の複数の開口を経由して第2分量の第2導電性ゲルを導電層の第1表面上に供給するように構成される。1つの実施形態において、第1導電性ゲルと第2導電性ゲルとは、同一種類の導電性ゲルである。
【0010】
本発明の他の局面によれば、電極アセンブリが与えられる。電極アセンブリは、導電層と、第1の複数のゲル貯蔵器と、第2の複数のゲル貯蔵器と、第1流路と、第2流路と、第1流体圧力源と、第2流体圧力源とを含む。導電層の層内には、複数の開口が形成される。複数の開口は、第1の複数の開口と第2の複数の開口とを有する。第1の複数のゲル貯蔵器は各々、第1導電性ゲルを含む。第1の複数のゲル貯蔵器の各々は、第1の複数の開口のうち対応する開口と流体連通する出口を有する。第2の複数のゲル貯蔵器は各々、第2導電性ゲルを含む。第2の複数のゲル貯蔵器の各々は、第2の複数の開口のうち対応する開口と流体連通する出口を有する。第1流路は、第1の複数のゲル貯蔵器の各々と流体連通する。第2流路は、第2の複数のゲル貯蔵器の各々と流体連通する。第1流体圧力源は、第1流路と流体連通し、第1起動信号を受信し、第1起動信号に応答して第1流体に圧力をかけて第1流体を第1流路に押込むように構成される。第2流体圧力源は、第2流路と流体連通し、第2起動信号を受信し、第2起動信号に応答して第2流体に圧力をかけて第2流体を第2流路に押込むように構成される。
【0011】
1つの実施形態によれば、第1の複数のゲル貯蔵器の各々の出口および第2の複数のゲル貯蔵器の各々の出口は、それぞれ第1流体の圧力および第2流体の圧力に応じて破裂するように構成された膜で封止される。
【0012】
1つの実施形態によれば、第1起動信号と第2起動信号とは、同一の信号に基づく。他の実施形態において、第1起動信号と第2起動信号とは異なる。
【0013】
本発明の他の局面によれば、電極アセンブリが与えられる。電極アセンブリは、少なくとも1つのECG感知電極と、治療電極と、第1インピーダンス低減システムと、第2インピーダンス低減システムとを含む。少なくとも1つのECG感知電極は、患者のECG信号を監視するように構成される。治療電極は、患者に除細動電気ショックを与えるように構成される。第1インピーダンス低減システムは、第1起動信号に応答して治療電極と患者との間のインピーダンスを低減するように構成される。第2インピーダンス低減システムは、第2起動信号に応答して治療電極と患者との間のインピーダンスを低減するように構成される。1つの実施形態によれば、少なくとも1つのECG感知電極は、治療電極から絶縁されている。
【0014】
1つの実施形態によれば、少なくとも1つのECG感知電極は、複数のECG感知電極を含む。この実施形態のさらなる局面によれば、複数のECG感知電極の各々は、治療電極から絶縁されている。
【0015】
1つの実施形態によれば、電極アセンブリはさらに、患者のECG信号以外の生理的パラメータを監視するように構成された少なくとも1つの付加的センサを含む。
【0016】
1つの実施形態によれば、第1起動信号と第2起動信号とは、同一の信号に基づき、第1インピーダンス低減システムは、構成上第2インピーダンス低減システムと類似している。
【0017】
1つの実施形態によれば、治療電極は、人間の皮膚に隣接して配置される第1表面を有する導電層と、導電層を貫通するように形成された複数の開口とを含む。複数の開口は、第1の複数の開口と第2の複数の開口とを有する。第1インピーダンス低減システムは、第1起動信号に応答して第1の複数の開口を経由して第1分量の第1導電性ゲルを導電層の第1表面上に供給するように構成される。第2インピーダンス低減システムは、第2起動信号に応答して第2の複数の開口を経由して第2分量の第2導電性ゲルを導電層の第1表面上に供給するように構成される。
【0018】
本発明の他の局面によれば、電極と患者の皮膚との間のインピーダンスを低減する方法が与えられる。この方法は、人間の皮膚に隣接して配置されるように構成された電極の表面に、第1分量の第1導電性ゲルを供給するように構成された第1インピーダンス低減システムへ第1起動信号を送信するステップと、人間の皮膚に隣接して配置されるように構成された電極の表面に、第2分量の第2導電性ゲルを供給するように構成された第2インピーダンス低減システムへ第2起動信号を送信するステップとを含む。第2インピーダンス低減システムは、第1インピーダンス低減システムと異なる。
【0019】
1つの実施形態によれば、この方法はさらに、第1インピーダンス低減システムが第1分量の第1導電性ゲルを電極の表面に供給したか否かを判定するステップを含み、第1インピーダンス低減システムが第1分量の第1導電性ゲルを電極の表面に供給しなかったという判定に応じて、第2インピーダンス低減システムへ第2起動信号を送信するステップを実行する。1つの実施形態によれば、第2起動信号を送信するステップは、第1起動信号を送信するステップの後で実行される。代替的な実施形態において、第2起動信号を送信するステップは、第1起動信号を送信するステップと実質的に同時に実行される。
【0020】
さらなる他の局面、実施形態、ならびにこれらの例示的な局面および実施形態の利点は、以下において詳細に説明される。また、理解すべきことは、上記説明および下記の詳細な記載が、本発明のさまざまな局面および実施形態の例示に過ぎず、特許請求される局面および実施形態の性質および特徴を理解するための概略または骨子を与えることを意図していることである。本明細書で開示されたいかなる実施形態は、本明細書で開示された本発明の局面と矛盾しない任意の方法で任意の他の実施形態と組合わせることが可能である。「一実施形態」、「いくつかの実施形態」、「一代替的な実施形態」、「さまざまな実施形態」、「1つの実施形態」、「少なくとも1つの実施形態」、および「このおよび他の実施形態」などの表現は、必ずしも互いに排他的なものではなく、言及された実施形態に従って説明した特定の特徴、構造、または特性が少なくとも1つの実施形態に含まれ得ることを意味するように意図されている。本明細書において、これらの用語の出現は、同じ実施形態にすべて関する必要はない。
【0021】
添付の図面は、縮尺通りに描かれることは意図されていない、図面において、さまざまな図に図示された同じまたはほぼ同じ要素の各々は、同様の数字によって表される。明確化の目的のために、すべての図面において、すべての要素は標記されない場合がある。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【
図1】着用式除細動器のような着用式医療装置を示す図である。
【
図2a】
図1に示された着用式医療装置とともに使用可能な治療電極アセンブリの電極部の平面図である。
【
図2b】
図2aの電極部に含まれることが可能なインピーダンス低減システムの機能ブロック図である。
【
図3】本発明の一局面に従った、冗長インピーダンス低減システムの機能ブロック図である。
【
図4】本発明の別の局面に従った、ECG感知電極と、治療電極と、冗長インピーダンス低減システムとを含む電極アセンブリの概略図である。
【
図5】
図4の電極アセンブリが患者の身体に装着される態様を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
詳細な説明
本発明は、その用途において、以下の説明に記載され、または図面に図示された構成の詳細および要素の配置に限定されない。本発明は、他の実施形態も可能であり、さまざまな方法で実行または実施することができる。さらに、本明細書で用いられる語法表現および専門用語は、説明の目的のためであり、限定と見なされるべきではない。本明細書において、「含む」、「備える」、「有する」、「包含する」、「伴う」およびそれらの変形は、その後に列挙される項目およびそれらの均等物に加えて、追加の構成も含むことを意味する。
【0024】
図1は、米国マサチューセッツ州チェルムスフォードに所在するゾール・メディカル社(Zoll Medical Corporation)から入手できる着用式心臓除細動器「LifeVest」(登録商標)のような着用式医療装置を示す図である。図示のように、着用式医療装置100は、一対の肩ストラップと患者の胴体の周りに装着されるベルトとを有するハーネス110を含む。ハーネス110は、通常、通気性があって、長期間着用されても皮膚炎を引起す可能性が低い綿のような材料から作られる。着用式医療装置100は、複数のECG感知電極112を含む。これらのECG感知電極は、患者の身体のさまざまな位置でハーネス110に取付けられ、接続ポッド130を介して制御ユニット120と電気的に接続される。複数のECG感知電極112は、乾燥型感知キャパシタンス電極であってもよいが、制御ユニット120に用いられて患者の心臓機能を監視し、一般的に前後のECG感知電極対と左右のECG感知電極対とを含む。付加的ECG感知電極を設けてもよく、複数のECG感知電極112を患者の身体のさまざまな位置に配置してもよい。
【0025】
着用式医療装置100はさらに、複数の治療電極114を含む。これらの複数の治療電極は、接続ポッド130を介して制御ユニット120と電気的に接続され、除細動電気ショックを与える治療が必要と判断された場合において患者の身体に1回以上の治療用除細動電気ショックを与えることができる。図示のように、複数の治療電極114は、患者の胴体の前面に配置される第1治療電極114aと、患者の胴体の背面に配置される第2治療電極114bとを含む。第2治療電極114bは、一対の治療電極を含み、この治療電極対は、電気的に接続され、第2治療電極114bとして機能する。2つの治療電極114aおよび114bを使用すると、2つの治療電極のうち第1治療電極が二相の電気ショックのうち第1相を与えるとともに他方の治療電極がリターン電極として機能し、他方の治療電極が二相の電気ショックのうち第2相を与えるとともに第1の治療電極がリターン電極として機能することができるため、患者の身体に二相の電気ショックを与えることを可能にする。接続ポッド130は、複数のECG感知電極112および複数の治療電極114を制御ユニット120と電気的に接続し、電子回路を有してもよい。たとえば、1つの実現例において、接続ポッド130は、複数の差動増幅器のような信号捕捉回路を含み、これらの複数の差動増幅器は、複数のECG感知電極112のうち異なるものからのECG信号を受信し、信号間の差に基づき差動ECG信号を制御ユニット120に提供する。接続ポッド130はさらに、患者の活動を監視することのできるモーションセンサまたは加速度計のような、他の電子回路を含んでもよい。
【0026】
図1に示されたように、着用式医療装置100はまた、制御ユニット120と電気的に接続されるユーザインターフェイスポッド140を含む。ユーザインターフェイスポッド140は、たとえば、ユーザインターフェイスポッド140の一部に取り付けられているクリップ(図示せず)を介して、患者の衣服またはハーネス110に取付けられることができる。代わりに、単に人間の手でユーザインターフェイスポッド140を持っていてもよい。いくつかの実施形態において、ユーザインターフェイスポッド140は、たとえばBluetooth(登録商標)、無線USB、ZigBee(登録商標)、無線イーサネット(登録商標)、GSM(登録商標)、または他の種類の通信インターフェイスを用いて、制御ユニット120と無線通信することができる。ユーザインターフェイスポッド140は、通常、複数のボタンとスピーカとを含む。患者またはその場にいる第三者は、複数のボタンを介して制御ユニット120と交信することができ、制御ユニット120は、スピーカを介して患者またはその場にいる第三者と交信することができる。たとえば、制御ユニット120は、患者が心不整脈に襲われていると判断した場合、制御ユニット120および/またはユーザインターフェイスポッド140に設けられた拡声器(図示せず)を介して音声警告を発し、患者およびその場にいる第三者に対し患者の病状を知らせることができる。また、制御ユニット120は、制御ユニット120またはユーザインターフェイスポッド140に設けられた1つ以上のボタンを押し続けるように患者に指示することができ、それにより、患者は、意識があることを表明し、1回以上の治療除細動電気ショックを与えないように制御ユニット120に指示する。患者が反応しない場合、装置は患者に意識がないと推測し、治療処理に移り、最終的に、1回以上の治療除細動電気ショックを患者の身体に与える。いくつかの実施形態において、ユーザインターフェイスポッド140の機能を制御ユニット120に組込んでもよい。
【0027】
制御ユニット120は、通常、少なくとも1つのプロセッサ、マイクロプロセッサまたはコントローラ、たとえば、テキサス・インスツルメンツ、インテル(登録商標)、AMD(登録商標)、Sun(登録商標)、IBM(登録商標)、モトローラ(登録商標)、フリースケール(登録商標)、ARMホールディングスなどの会社により市販されるプロセッサを含む。1つの実現例において、少なくとも1つのプロセッサは、インテル(登録商標)PXA270プロセッサのような汎用プロセッサと、フリースケール(登録商標)DSP56311デジタル・シグナル・プロセッサのような専用プロセッサとを備える電力節約型プロセッサ配列を含む。このような電力節約型プロセッサ配列は、2010年7月9日に提出され、「SYSTEM AND METHOD FOR CONSERVING POWER IN A MEDICAL DEVICE」と題され、その全体が引用により本明細書に援用される同時係属出願シリアル番号第12/833,096号(以下、「’096出願」と称する)に記載されている。制御ユニット120の少なくとも1つのプロセッサは、患者の病状を監視し、医療データのロギングおよび保存を行い、検出された心不整脈などの病状に応じて医療措置を患者に提供するように構成されている。図示されていないが、着用式医療装置100は、ECG感知電極112に加え、患者の生理状態または生理活動を監視することが可能な追加のセンサを含むことができる。たとえば、血圧、心拍数、胸郭インピーダンス、パルス酸素濃度、呼吸速度、心音、および患者の活動レベルを測定できるセンサを設けてもよい。
【0028】
上述のように、心停止に対する保護を提供するため、着用式除細動器のような着用式医療装置を使用する患者は、一般的に目覚めている間および眠っている間、ほぼ連続的にこの装置を着用している。着用式医療装置はほぼ連続的に着用されるので、快適さのためおよび患者の皮膚への刺激を防ぐために、典型的には、複数のECG感知電極112および複数の治療電極114の両方は乾燥電極を使用する。1回以上の治療除細動電気ショックを患者の身体に与える必要があると判断され、かつ、患者が応答しない場合、制御部120は、1回以上の除細動電気ショックを与える前にインピーダンス低減ゲルを放出させる信号を複数の治療電極114に送信する。インピーダンス低減ゲルは、治療電極の導電性表面と患者の皮膚との間のインピーダンスを低減し、それによって、患者に供給されるエネルギーの効率を向上させ、患者の皮膚に損傷(たとえば、やけど、発赤、または他の種類の刺激)を与える可能性を低減する。
【0029】
図2aは、
図1に従って説明した着用式除細動器などの着用式医療装置とともに使用可能な、インピーダンス低減システムを含む治療電極アセンブリの電極部の平面図である。
図2bは、
図2aに示された治療電極アセンブリの電極部に含まれるインピーダンス低減システムの機能ブロック図である。このインピーダンス低減システムは、起動されると、使用時に患者の身体に最も近接して配置されている治療電極アセンブリの電極部の露出表面上にインピーダンス低減(すなわち、導電性)ゲルを供給する。電極部200は、導電層(
図2aにおいて見えないが、
図2aの電極部200の底面に隣接して配置されている)を含む多層積層構造である。この導電層は、電極およびインピーダンス低減システム201を形成する。ハーネス110(
図1)の一部および/または患者の衣服の一部が導電層と患者皮膚との間に存在し得るため、導電層を患者と直接接触にする必要はないが、導電層は使用時に、患者の皮膚に隣接して配置される。
図2aに示されたように、インピーダンス低減システム201は、導電層が形成された側の反対側にある電極部200の側(すなわち、
図2aに示された上面)に配置されている。
【0030】
インピーダンス低減システム201は、複数の導電性ゲル貯蔵器210および流体圧力源240を備える。複数の導電性ゲル貯蔵器は各々、ゲル放出口220を有し、流路230と流体連通している。流体圧力源240は、流路230と流体連通し、起動信号によって起動されると、窒素ガスなどの流体を流路230内に押込む。起動された流体圧力源240から流路230における流体にかけた液圧が、複数のゲル貯蔵器に貯蔵されている導電性ゲルを、複数のゲル放出口220から、導電層に形成された開口を介して、使用時に患者の身体に最も近接して配置されている導電層の露出表面上に押出す。導電層の開口は、一般的に複数のゲル放出口220と整列され、よって、起動されると、導電性ゲルは、患者の身体に最も近接して配置された電極部の露出表面上に供給される。電極部200の構成に関するさらなる詳細は、引用により本明細書に援用される米国特許第5,078,134号(以下「’134特許」)に記載されている。
【0031】
出願人は、上記のインピーダンス低減システムに冗長性を与えることが望まれるであろうという場合が存在することを認識している。以下、冗長インピーダンス低減システムを組込んだ電極を
図3〜
図5について説明する。
【0032】
図3は、本発明の一局面に従った電極アセンブリに組込むことができる冗長インピーダンス低減システムの機能ブロック図である。図示のように、冗長インピーダンス低減システム300は、
図2aおよび
図2bに従って説明したものとは構成および動作が類似する、少なくとも2つの独立したインピーダンス低減システム301、302を含む。
図3において2つのインピーダンス低減システム301,302のみが示されたが、付加的インピーダンス低減システムを設けてもよいということを理解すべきであろう。
【0033】
図示のように、少なくとも2つのインピーダンス低減システム301、302のうち第1インピーダンス低減システム301は、第1の複数のゲル貯蔵器310aを含む。各第1ゲル貯蔵器は、導電性ゲルを貯蔵し、ゲル放出口320aを備える。第1の複数のゲル貯蔵器310aの各々は、第1流路330aと流体連通している。同様に、第1流路330aは、第1流体圧力源340aと流体連通している。第1流体圧力源340aは、第1電気起動信号を受信する入力部341aと、第1流路330aに流体連通される流体出口342aとを有する。’134特許に記載されているように、流体出口342aと第1流路330aとの間に破裂可能な膜および/またはフィルタ(図示せず)を配置してもよい。’134特許に記載されているように、第1流体圧力源340aはガス発生カートリッジを含んでもよい。このガス発生カートリッジは、化学ペレット(たとえば、スチフニン酸鉛点火薬および重クロム酸アンモニウムとニトログアニジンとのガス発生混合物)を点火すると、化学ペレットが急速に分解して窒素などのガスを大量に生成する。本発明は、任意の特定種類の流体圧力源に限定されるものではないので、他の種類の流体圧力源を用いてもよいということが理解されるべきであろう。
【0034】
第1流体圧力源340aの入力部341aで受信した第1起動信号に応答して、たとえば、窒素ガスなどの流体は、第1流路330aに押込まれ、次いで第1の複数のゲル貯蔵器310aの各々に押込まれる。第1の複数のゲル貯蔵器310aの各々に押込まれた流体の液圧は、各ゲル貯蔵器に貯蔵されている導電性ゲルをそれぞれのゲル放出口320aへ向かって押込み、それにより、電極部の導電層に形成されたそれぞれの開口からゲル放出口を隔離する膜が破裂させられる。
【0035】
少なくとも2つのインピーダンス低減システム301、302のうち第2インピーダンス低減システム302は、第1インピーダンス低減システム301に類似して、第2の複数のゲル貯蔵器310bを含む。各第2ゲル貯蔵器は、導電性ゲルを貯蔵し、ゲル放出口320aを備える。第2の複数のゲル貯蔵器310bに貯蔵されている導電性ゲルは、必ずしも第1の複数のゲル貯蔵器310aに貯蔵されている導電性ゲルと同じ種類のゲルではなくてもよい。たとえば、第2の複数のゲル貯蔵器310bに貯蔵されている導電性ゲルは、第1の複数のゲル貯蔵器310aに貯蔵されているゲルと異なる色を有してもよく、または第1の複数のゲル貯蔵器310aに貯蔵されているゲルより長い乾燥時間を有してもよい。第2の複数のゲル貯蔵器310bの各々は、第2流路330bと流体連通している。同様に、第2流路330bは、第2流体圧力源340bと流体連通している。第2流体圧力源340bは、第2電気起動信号を受信する入力部341bと、第2流路330bに流体連通される流体出口342bとを有する。第2流体圧力源340bは、上述した第1流体圧力源340aと同様の構成を有してもよい。
【0036】
図3に示されたように、第1流体圧力源340aの入力部341aは、第2流体圧力源の入力341bに電気的に接続されてもよい。それによって、単一の起動信号は、少なくとも2つのインピーダンス低減システム301、302の各々を実質的に同時に起動する。冗長インピーダンス低減システム301、302のうちいずれかが(部分的または完全に)故障した場合に、他方はまだ電極の露出表面上に導電性ゲルを供給するように動作することができる。第1流体圧力源340aの入力部341aに与えられた起動信号は、第2流体圧力源340bの入力341bに起動信号を与える導体と物理的に異なる導体を用いて、制御ユニット120(
図1)により第1流体圧力源340aに提供されてもよい。それによって、たとえば、導体のうち1つが損傷されたときに、さらなる冗長性が保証される。代わりに、単一の導体が第1流体圧力源340aの入力部341aと第2流体圧力源340bの入力部341bとの両方に接続されるように、単一の導体を制御部120と電極アセンブリとの間に設けてもよい。
【0037】
理解すべきことは、本発明は単一の起動信号を受信することに制限されていないので、代わりに、第1および第2の圧力源340a、340bの各々が個別の起動信号を受信してもよいことである。個別の起動信号は、たとえば、制御ユニット120により、実質的に同時にまたは異なる時間で、第1流体圧力源340aおよび第2流体圧力源340bの各々に送信されてもよい。たとえば、第1起動信号は、第1時点で第1流体圧力源340aの入力部341aに与えられ、第2起動信号は、第1時点より遅い第2時点で第2流体圧力源340bの入力部341bに与えられてもよい。一実施形態によれば、制御ユニット120(
図1)は、第1時点で第1起動信号を第1流体圧力源340aに送信し、第1インピーダンス低減システム301が故障したと判断された場合、その後の第2時点で第2起動信号を第2流体圧力源340bに送信してもよい。代わりに、第1流体圧力源340aの起動が成功しても、その後の第2時点で第2起動信号を第2流体圧力源340bに送信してもよい。このように後で第2流体圧力源340bを起動することは、電極の露出表面上に2回目の導電性ゲルの供給を可能にし、インピーダンス低減システム301、302の両方を実質的に同時に起動する場合よりも長い期間にわたって、電極が患者に対し高い導電性を維持することが可能であろう。
【0038】
図4は、本発明のさらなる局面に従って、1つ以上のECG感知電極と、治療電極と、冗長インピーダンス低減システムとを組合わせて単一の一体化した電極アセンブリとしたものである電極アセンブリを示す図である。図示のように、電極アセンブリ400は、患者の心臓機能を監視するためのECG感知電極対412a、412bを含む。
図3に従って説明したように、電極アセンブリ400は、さらに治療電極414と、少なくとも2つのインピーダンス低減システム301、302とを含む。ECG感知電極対412a、412bは、たとえば絶縁体により、治療電極414から絶縁されてもよい。理解すべきことは、電極アセンブリ400は、他の実施形態において単一のECG感知電極のみを含んでもよく、他の実施形態において3つ以上のECG感知電極を含んでもよいということである。このような代替的な実施形態において、ECG感知電極の個数および配置は、
図4に示されたものと異なってもよい。さらに別の実施形態において、一体化した電極アセンブリは、1つ以上のECG感知電極および治療電極に加え、付加的センサ416を含むことができる。これらの付加的センサは、患者の生理的パラメータ、たとえば血圧、心拍数、胸郭インピーダンス、パルス酸素濃度、呼吸速度、心音などを監視することができる。
【0039】
電極アセンブリ400を患者の身体に装着し、ECG感知電極対412a、412bの一方が患者の胴体のほぼ中央に配置され、ECG感知電極対412a、412bの他方が患者の胴体の側面に配置されるようにしてもよい。たとえば、
図5に示されたように、電極アセンブリ400を患者の胴体の前面に装着し、ECG感知電極412aが患者の胸部のほぼ中央に配置され、他方のECG感知電極412bが患者の側面に配置されるようにしてもよい。
図5に示されたように、第2電極アセンブリ400’を患者の胴体の背部に装着して第2ECG感知電極対412a’、412b’を提供し、第2ECG感知電極対400’の1つのECG感知電極(たとえば、ECG感知電極412a’)が患者の背部のほぼ中央に配置され、第2ECG感知電極対400’の他のECG感知電極(たとえば、ECG感知電極412b’)が、第1ECG感知電極対400の他のECG感知電極(たとえば、ECG感知電極412b)が患者の身体に配置された側と逆の側に配置されるようにしてもよい。このような配置は、前後のECG感知電極対(たとえば、412a、412a')および左右のECG感知電極対(たとえば、412b、412b’)を与える。理解すべきことは、代わりに、第1電極アセンブリ400および第2電極アセンブリ400’を他の配置にしてもよいということである。たとえば、第1電極アセンブリ400を患者の胴体の一方側に配置し、第2電極アセンブリ400’を患者の胴体の他方側に配置して、左右のECG感知電極対を与えるようにしてもよい。
【0040】
以上、本発明の少なくとも1つの実施形態のいくつかの局面を説明してきたが、理解すべきことは、当業者であればさまざまな変更、修正および改良に容易に想到することである。これらの変更、修正および改良が本開示の一部であり、本発明の範囲に含まれることが意図される。したがって、上記説明および図面は、例示に過ぎない。