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特許5963789情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5963789
(24)【登録日】2016年7月8日
(45)【発行日】2016年8月3日
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 17/30 20060101AFI20160721BHJP
   G06F 13/00 20060101ALI20160721BHJP
   G11B 27/00 20060101ALI20160721BHJP
   G11B 27/10 20060101ALI20160721BHJP
   G11B 27/34 20060101ALI20160721BHJP
   H04N 5/76 20060101ALI20160721BHJP
【FI】
   G06F17/30 340A
   G06F17/30 380E
   G06F13/00 540E
   G11B27/00 D
   G11B27/10 A
   G11B27/34 N
   H04N5/76 B
【請求項の数】6
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2014-26149(P2014-26149)
(22)【出願日】2014年2月14日
(65)【公開番号】特開2015-153131(P2015-153131A)
(43)【公開日】2015年8月24日
【審査請求日】2015年2月3日
(73)【特許権者】
【識別番号】311012169
【氏名又は名称】NECパーソナルコンピュータ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100084250
【弁理士】
【氏名又は名称】丸山 隆夫
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 英勝
(72)【発明者】
【氏名】竹本 剛
【審査官】 吉田 誠
(56)【参考文献】
【文献】 特開2005−080012(JP,A)
【文献】 特開2006−325011(JP,A)
【文献】 特開2009−239686(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 17/30
G06F 13/00
G11B 27/00
G11B 27/10
G11B 27/34
H04N 5/76
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザに紐付けられたキーワードに関連するコンテンツを蓄積するコンテンツ蓄積手段と、
前記蓄積されたコンテンツを表示可能な表示手段と、
前記ユーザを常時撮影する撮影手段と、
前記撮影手段で撮影された、視聴している人物の数が単数の場合はその人物がユーザであると特定し、視聴している人物が複数の場合はリモコンを所持している人物をユーザであると認識することにより、前記表示手段に対面するユーザを識別するユーザ識別手段と、
前記ユーザが第1の操作を行うと、前記識別されたユーザに紐付けられたキーワードに関連するものとして蓄積された前記コンテンツを前記キーワードごとに前記表示手段に一覧表示させるコンテンツ一覧表示手段と、
前記ユーザが視聴するコンテンツが日常的でないと判断した場合、前記ユーザが視聴時間に間に合わなかった放送番組を推薦する受信制御手段と、
を備えたことを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記識別されたユーザの操作履歴に基づいてキーワードを抽出し該ユーザに紐付けて記憶するキーワード抽出手段をさらに備えること特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記コンテンツ一覧表示手段は、前記表示手段の表示画面の表示領域のうち一の領域に前記識別されたユーザに紐付けられたキーワードを一覧表示するとともに、前記表示画面の表示領域のうち少なくとも他の領域に前記一覧表示されたキーワードのうち該ユーザに選択されたキーワードに関連するものとして蓄積されたコンテンツを一覧表示することを特徴とする請求項1または2記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記コンテンツ一覧表示手段は、ユーザが前記一覧表示されたコンテンツの一つを指定する第2の操作を行うと、指定されたコンテンツを前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項記載の情報処理装置。
【請求項5】
コンテンツ蓄積手段、表示手段、撮影手段、ユーザ識別手段、コンテンツ一覧表示手段、及び受信制御手段を有する情報処理装置のコンピュータが、前記撮影手段で前記表示手段を視聴しているユーザを常時撮影させ、前記ユーザごとに紐付けられたキーワードに関連するコンテンツを前記コンテンツ蓄積手段に蓄積させ、識別されたユーザが第1の操作を行うと、前記識別されたユーザに紐付けられたキーワードに関連するものとして蓄積された前記コンテンツを前記コンテンツ一覧表示手段に前記キーワードごとに一覧表示させ、前記受信制御手段が、前記ユーザが視聴するコンテンツが日常的でないと判断した場合、前記ユーザが視聴時間に間に合わなかった放送番組を推薦することを特徴とする情報処理方法。
【請求項6】
コンテンツ蓄積手段、表示手段、撮影手段、ユーザ識別手段、ンテンツ一覧表示手段、及び受信制御手段を有する情報処理装置のコンピュータに、
前記コンテンツ蓄積手段が、ユーザに紐付けられたキーワードに関連するコンテンツを蓄積する手順、
前記表示手段が、蓄積されたコンテンツを表示する手順、
前記撮影手段が、前記ユーザを常時撮影する手順、
前記ユーザ識別手段が、前記撮影手段で撮影された、視聴している人物の数が単数の場合はその人物がユーザであると特定し、視聴している人物が複数の場合はリモコンを所持している人物をユーザであると認識することにより、前記表示手段に対面するユーザを識別する手順、
前記コンテンツ一覧表示手段が、ユーザが第1の操作を行うと、前記識別されたユーザに紐付けられたキーワードに関連するものとして前記蓄積されたコンテンツを前記キーワードごとに前記表示手段に一覧表示させる手順、
受信制御手段が、前記ユーザが視聴するコンテンツが日常的でないと判断した場合、前記ユーザが視聴時間に間に合わなかった放送番組を推薦する手順、
を実行させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
情報処理装置を用いて放送番組を録画し、サムネイルに一覧表示することが行われている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1に記載の発明は、「情報処理装置、その方法、そのプログラム、およびそのプログラムを記録した記録媒体、および表示制御装置」に関するものであり、具体的には、複数の画像情報が一連のデータ列構造として構成された映像情報を取得する映像情報取得手段と、映像情報を特定する特定情報を取得する特定情報取得手段と、画像情報の一部に特定情報が含まれているか否かを判断する判断手段と、判断手段にて画像情報に特定情報が含まれていると判断されると、特定情報が含まれる画像情報を取得する画像情報取得手段と、取得した画像情報を映像情報に関連付けられた代表画像として取得する代表画像取得手段と、を具備したものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006−140603号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1に記載の発明は、ユーザの興味のある番組等を録画した内容からCM(コマーシャル)を削除した本編の一画面を一覧表示するものである。
しかしながら、ユーザがサムネイルの中から見たい番組を探す場合には、予めユーザ自身がファイルに分類しておかなければならず、サムネイルの数は日ごとに増加し、分類作業やファイルの中から探さなければならず不便であった。
しかも、情報処理装置の電源を投入した時にはユーザ専用のファイルを呼び出し、さらに目的のサムネイルを拡大しなければならず不便であった。
【0005】
そこで、本発明の目的は、電源投入時のTPOに応じて、ユーザが見たいコンテンツを容易に得ることができる情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、ユーザに紐付けられたキーワードに関連するコンテンツを蓄積するコンテンツ蓄積手段と、前記蓄積されたコンテンツを表示可能な表示手段と、前記ユーザを常時撮影する撮影手段と、前記撮影手段で撮影された、視聴している人物の数が単数の場合はその人物がユーザであると特定し、視聴している人物が複数の場合はリモコンを所持している人物をユーザであると認識することにより、前記表示手段に対面するユーザを識別するユーザ識別手段と、前記ユーザが第1の操作を行うと、前記識別されたユーザに紐付けられたキーワードに関連するものとして蓄積された前記コンテンツを前記キーワードごとに前記表示手段に一覧表示させるコンテンツ一覧表示手段と、前記ユーザが視聴するコンテンツが日常的でないと判断した場合、前記ユーザが視聴時間に間に合わなかった放送番組を推薦する受信制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、電源投入時のTPOに応じて、ユーザが見たいコンテンツを容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明の一実施形態に係るハードウエア構成を示すブロック図である。
図2図1に示した情報処理装置100に用いられるソフトウエアの構成図の一例である。
図3図1に示した情報処理装置の動作を示すフローチャートの一例である。
図4図3に示したフローチャートを詳細に説明したフローチャートの一例である。
図5】情報処理装置100に表示される画面及びリモコン40の一例である。
図6図1に示した情報処理装置100における整列前のパーソナルチャンネルの概念図である。
図7図6に示したメイン画面101の整列後の拡大図である。
図8】パーソナルチャンネルのサイドメニュー102cに関連するマイチャンネル番組表の一例である。
図9図8に示した番組ガイドの拡大図である。
図10】パーソナルチャンネルにおける画面遷移を示す図である。
図11】パーソナルチャンネルの拡大図である。
図12】(a)〜(c)は、ユーザ個人を特定し、個人に合わせた嗜好データの切り分けをした状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の実施の形態について説明する。
本情報処理装置は、例えばテレビジョン受像器の電源を投入した時のTPOに応じて、ユーザが見たい情報に関連するチャンネルをまとめて表示するものである。
<構 成>
〔ハードウエア〕
図1は、本発明の一実施形態に係るハードウエア構成を示すブロック図である。
同図に示す情報処理装置100(例えば、テレビジョン受像器)は、受信部(チューナ)11、ストリーム分離部(DEMUX:demultiplexer:デマルチプレクサ)12、映像デコード部13、表示処理部(スケーラ)14、表示部(モニタ)15、パーソナルDB(database)16、サービス17、GPS(Global Positioning System:汎地球測位システム)18、受信制御部19、センサ20、リモコン受信部21、入力手段22、カメラ23、及びネットワーク接続部24を有する。
【0010】
受信部11は、地上デジタル放送、BS(broadcasting satellite:放送衛星)放送、もしくはCS(communication satellite:通信衛星)放送を受信し、受信したストリームをストリーム分離部12に入力するチューナとして機能する回路である。受信部11は、受信制御部19の制御により受信するチャンネルを変更する機能を有する。
ストリーム分離部12は、映像、音声、データ等の多重化されたストリームを分離するDEMUX処理を行う。ストリーム分離部12は、分離されたストリームのうち映像に関するストリームを映像デコード部13に入力する。その他のストリームについては本発明とは直接関係がないので説明を割愛する。
映像デコード部13は、入力された映像に関するストリームをデコードして映像データとして後段の処理ブロックに入力する。ストリームについては限定しないが、例えば、MPEG(Moving Picture Experts Group)、H.264等の規格のものが挙げられる。
表示処理部14は、表示部15にストリーム画像やサイドメニューの表示可能な範囲や大きさを制御する。
表示部15は、例えば、HDTV(high-definition television:高品位テレビ)を表示することのできるモニタであり、例えば液晶表示装置が挙げられる。
【0011】
受信制御部19は、受信部11、表示処理部14、パーソナルDB16、サービス17、GPS18、センサ20、リモコン受信部21、入力手段22、及びカメラ23からのデータに基づいて各種処理を行う機能を有する回路であり、例えばマイクロプロセッサが挙げられる。受信制御部19は、抽出手段19a、絞り込み手段19b、収集手段19c、画像処理手段19d、検索手段19e、分析手段19f、ユーザ識別手段19g、コンテンツ一覧表示手段19h、キーワード抽出手段19i、及びコンテンツ蓄積手段19jを有する。
受信制御部19は、入力手段22もしくは図には示されないリモコンから入力された電源オンオフ、番組切り替えの指示、音量調節等の指示に基づき電源オンオフ、チャンネル切り替え等の制御をする機能を有する。
【0012】
抽出手段19aは、パーソナルDB16に蓄積したデータからキーワードを抽出する機能を有する。
絞り込み手段19bは、キーワードを頻度でランキングすることで興味情報を絞り込む機能を有する。
収集手段19cは、絞り込んだ興味情報に関する情報を収集する機能を有する。
画像処理手段19dは、ユーザの過去のライフログをビジュアル表示、検索するための第一のサイドメニュー、ショッピングサイトと連携してユーザの嗜好に応じた商品をネットショッピングするための第二のサイドメニュー、及びユーザの嗜好に応じて蓄積したコンテンツ毎にまとめたチャンネル用の第三のサイドメニューを、コンテンツを表示するメイン画面と共に表示部15に表示させる機能を有する。
これらのサイドメニューの選択は、ユーザによるリモコンの操作で行われる。
検索手段19eは、ユーザの興味情報に基づいてネットワーク接続部24により接続されたネットワークのサイトからユーザの興味情報に関連するデータを検索する機能を有する。
分析手段19fは、抽出したキーワードのジャンル、頻度等を分析する機能を有する。
ユーザ識別手段19gは、表示手段としての表示部15に対面するユーザを識別する機能を有する。すなわち、ユーザ識別手段19gは、カメラ23で表示部15の前面を常時撮影し、視聴している人物の数が単数の場合はその人物がユーザであると特定し、視聴している人物が複数の場合はリモコン40を所持している人物をユーザであると認識する。
コンテンツ一覧表示手段19hは、ユーザが第1の操作を行うと、識別されたユーザに紐付けられたキーワードに関連するものとして蓄積されたコンテンツをキーワードごとに表示部15に一覧表示させる機能を有する。
ここで、第1の操作とは、例えば、リモコン40でサイドメニュー102a〜102cの何れかを選択することが挙げられる。
コンテンツ一覧表示手段19hは、表示画面の表示領域のうち一の領域に識別されたユーザに紐付けられたキーワードを一覧表示するとともに、表示画面の表示領域のうち少なくとも他の領域に一覧表示されたキーワードのうちユーザに選択されたキーワードに関連するものとして蓄積されたコンテンツを一覧表示するようにしてもよい。
ここで、「少なくとも」はキーワード表示欄がコンテンツ一覧表示欄にオーバレイ表示されるケースを含めることを意味する。
コンテンツ一覧表示手段19hは、ユーザが一覧表示されたコンテンツの一を指定する第2の操作を行うと、指定されたコンテンツを表示部15に表示させる機能を有する。
キーワード抽出手段19iは、識別されたユーザの操作履歴に基づいてキーワードを抽出しユーザに紐付けて記憶する機能を有する。
コンテンツ蓄積手段19jは、ユーザに紐付けられたキーワードに関連するコンテンツを蓄積する機能を有する。
これら抽出手段19a、絞り込み手段19b、収集手段19c、画像処理手段19d、検索手段19e、分析手段19f、ユーザ識別手段19g、コンテンツ一覧表示手段19h、キーワード抽出手段19i、及びコンテンツ蓄積手段19jは、ソフトウエアで構成される。
【0013】
受信制御部19にて行われるコンテンツの分類は、取得したコンテンツデータの一部を表示するサムネイルを生成し、興味情報の各々に付与された属性毎にまとめ、同一属性を有する情報に対する処理の基礎となった指示の履歴に基づいて、ユーザにとって優先度が高いか否かで判断する。
また、優先度が高いとは、ユーザの視聴する番組のジャンル、出演者、もしくは団体毎に視聴回数、及び視聴時間を測定し、視聴回数、及び視聴時間の多い番組を興味度が高いとする。
【0014】
蓄積手段としてのパーソナルDB16は、ユーザ毎にファイルに分けて興味情報を記憶する。
サービス17は、情報処理装置100がネットワーク接続装置24によりネットワーク接続されている場合に、得られた情報を記憶する装置である。
GPS18は、情報処理装置100の現在位置に関する情報を探索する装置である。
センサ20は、情報処理装置100の前面のリモコン使用可能領域に人がいるか否か、距離はどのくらいかを判断する。
リモコン受信部21は、図には示されていないリモコンとの間でチャンネル切り替えや音量調節等の制御信号や応答信号を授受する。
入力手段22は、例えば、電源ボタン、チャンネル切り替えボタン、音量ボタン、もしくは入力切換ボタンである。
カメラ23は、情報処理装置100の前面で図には示されていないリモコンを操作するユーザを認識するため撮影し、電気信号に変換する機能を有する。これは、ユーザが複数存在する場合にユーザ毎に顔を認識し、興味情報を紐づけるのに利用される。
ネットワーク接続部24は、図示しないネットワークと接続する機能を有する。
【0015】
〔ソフトウエア〕
図2は、図1に示した情報処理装置100に用いられるソフトウエアの構成図の一例である。
ユーザの行動31やユーザの状態32がTPO(time position occasion:時、所、場合)に応じて分析し、パーソナルDB(データベース)16に記憶される。パーソナルDB16には例えばHDD(ハードディスクドライブ)が用いられる。
TPOは、ユーザが誰であるかに加え、ユーザの行動31及びユーザの状態32を含む。ユーザの行動31としては、例えば、TV/録画コンテンツ、SNS/Twitter(ツイッター「以下、登録商標」)、メール/ブラウザ、検索、スケジューラ、及びショッピング等が挙げられる。
TV/録画コンテンツは、放送時間、チャンネル、番組名、ジャンル、出演者名、録画時間、及び録画モード等を意味する。
SNSは、ソーシャルネットワーキングサービスの略語であり、人と人とのつながりを促進・サポートするWebサイトである。友人・知人間のコミュニケーションを円滑にする手段や場を提供したり、趣味や嗜好、居住地域、出身校等を通じて新たな人間関係を提供したりする、会員制のサービスである。Twitterは、140文字以内の「ツイート」と称される短文を投稿できる情報サービスで、ツイッター社によって提供されている。
SNSやTwitterで話題からキーワードを分析することでユーザの興味情報を得ることができる。
メールは、ユーザが他者との間で情報を授受するものであり、メールを分析すればユーザの興味情報を得ることができる。
ブラウザは、インターネット上の情報を探し出し表示するためのソフトウエアであり、例えば、ネットスケープ・ナビゲータやインターネット・エクスプローラーが挙げられる。ブラウザをユーザが利用するときのキーワードを分析すれば興味情報が得られる。
検索は、キーワードを使ってユーザが知りたい情報を得るので、キーワードからユーザの興味情報が得られる。
スケジューラは、個人のスケジュールを管理するソフトウエアであり、スケジュールのキーワードからユーザの興味情報を得ることができる。
ショッピングは、ユーザがいつ、どのような商品を、いくつ購入したか履歴に残るので、ユーザの興味情報を得ることができる。
【0016】
一方、ユーザの状態32としては、位置、移動検知手段、表情(集中度)、及び感情状態が挙げられる。
位置は、ユーザが情報処理装置100を使用しているときの位置であり、情報処理装置100のGPS18よりユーザが情報処理装置100を利用しているときの位置情報を把握することができる。
移動検知手段は、例えば、ユーザが電車で移動している状態か、自動車で移動している状態か、もしくは徒歩で移動している状態かを把握する手段であり、例えば加速度センサや振動センサ等のセンサが挙げられる。この移動検知手段はユーザがスマートホンをリモコンとして利用する場合に用いられる。
表情(集中度)は、ユーザの表情が硬いか柔らかい、もしくはユーザが画面の特定箇所を凝視しているか、退屈しているか、居眠りしているか等を画像認識処理により判断するものである。
感情状態は、ユーザが喜怒哀楽、無表情(真顔)のいずれを示しているか等を画像認識処理により判断するものである。
【0017】
パーソナルDB16に記憶されたデータは、必要に応じてリコメンドエンジン34に送られる。リコメンドエンジン34はユーザに必要と判断されるデータを提供するためのソフトウエアであり、サービス17に接続されている。リコメンドエンジン34はサービス17との間で、サーチクエリーとサーチリザルトとを行う。
リコメンドエンジン34は重要キーワードを抽出する重要キーワード抽出部35と、ユーザランキングによる絞り込みを行う絞り込み部36とを有する。重要キーワードは、ユーザ毎に異なる興味や関心の高いキーワードであり、頻出度の高い固有名詞(例えば、人名、キャラクタ名、曲名、番組名、国名、都市名、地名、競技名、ゲーム名等)が挙げられる。ユーザランキングは、統計数学的処理を施してユーザ毎に抽出されたキーワードを頻度順にランク付けをしたものである。絞り込みとは、ランク付けされたキーワードを上位から所定の順位まで選択して絞り込んだものをすぐに提供できるように確保しておくことである。
【0018】
リコメンド結果37は、ユーザに推薦すべきであると判断した場合にユーザに提供される情報であり、例えばユーザの好みのタレント、歌手、嗜好品、スポーツ、旅行等に関するイベント、放送番組、グッズ等の情報が挙げられる。
【0019】
<動 作>
図3は、図1に示した情報処理装置の動作を示すフローチャートの一例である。
まず、TPOの判定が開始されると、情報抽出エンジンが作動し(ステップS1)、パーソナルDBとの間で情報の授受が行われる(ステップS2、S5)。
次に検索エンジンが作動し(ステップS3)、サービスとの間でサーチクエリーとサーチリザルトとが行われる(ステップS6)。
マッチングエンジンが作動し(ステップS3)、重要キーワードを抽出し、ユーザランキングによる絞り込みが行われ、リコメンド結果が得られる(ステップS4)。
【0020】
図4は、図3に示したフローチャートを詳細に説明したフローチャートの一例である。動作の主体は受信制御部19である。
まず、収集手段19c(図1参照)によりユーザの興味情報の収集を行い(ステップS11)、分析手段19fにより興味情報の分析を行い(ステップS12)、興味情報に関連する情報の検索を検索手段19eにより行う(ステップS13)。
検索した情報をパーソナルDB16に蓄積し(ステップS14)、蓄積した情報をユーザ毎に分類する(ステップS15)。
リモコン使用者としてのユーザの確認を行う。これは、情報処理装置100の前面にいる人がどのユーザであるかを確認する動作であり、公知の顔認識処理方法が用いられる(ステップS16)。
【0021】
ユーザが視聴するコンテンツは日常的か否かを判断する。日常的であるとは、普段通りに退社し、寄り道せずに帰宅する場合が挙げられる。日常的でないとは、例えば、ユーザが、突然の残業、宴会、接待、デート、合コン等により帰宅時刻が普段より遅くなったり、風邪、事故、交通ストライキ、大雪、台風等で休業したり、数日後にユーザにとって興味深い映画の新作が公開されたりする場合が挙げられる。日常的でない場合、例えばユーザの帰宅時刻が普段より遅く、お気に入りの番組の視聴に間に合わなかった場合、情報処理装置100は、間に合わなかった番組を推薦することができる。また、ユーザが交通ストライキや大雪等で休業した場合に、情報処理装置100は、自動で録り溜めしてある放送番組やウエブコンテンツ等のコンテンツの中からふさわしいものを推薦することができる。さらに、数日後、映画の新作が公開される場合、情報処理装置100は、映画に関連するコンテンツやグッズ等を集めたチャンネルを作り、表示することができる(ステップS17)。
【0022】
ユーザが視聴するコンテンツが日常的である場合、例えば、ユーザが普段通りに帰宅した場合(ステップS17/Y)、情報処理装置100は、ユーザに対応した画面、すなわちユーザにふさわしいコンテンツ及びサイドメニューを表示する(ステップS18)。
ユーザ好みのコンテンツが無いか否かを判断し(ステップS19)、ユーザ好みのコンテンツがある場合(ステップS19/N)、ユーザ好みのコンテンツを表示する(ステップS20)。
近日公開される映画の情報及び関連グッズがあれば表示して終了する(ステップS21)。
【0023】
ユーザが視聴するコンテンツが日常的でないと判断した場合(ステップS17/N)、ユーザが視聴時間に間に合わなかった放送番組を推薦し(ステップS23)、ステップS20へ進む。
ユーザ好みの放送番組が無い場合(ステップS19/Y)、自動で録りだめしたコンテンツの中からユーザにふさわしいものを推薦し(ステップS22)、ステップS20へ進む。
【0024】
<画面遷移>
図5は、情報処理装置100に表示される画面及びリモコン40の一例である。
情報処理装置100は、リビングルーム等の床上もしくはテレビ台の上に載置して視聴することを前提としており、画面サイズは、例えば29型以上としている。リモコン40のサイズは手のひらサイズであるが、情報処理装置100と比較して拡大表示されている。
情報処理装置100は、電源が投入されると、カメラ23を用いてユーザを確認し、ユーザ好みの画面(例えば、録画した番組「アングリー」)を表示する。尚、カメラ23は図では情報処理装置100の表示部15(図1参照)を支持する支柱に設けられているが、本発明はこれに限定されるものではなく、表示部15の周辺に設けてもよい。
画面103は、表示部15の画面としての放送番組やウエブコンテンツを表示するためのメイン画面101と、サイドメニュー102と、を有する。メイン画面101中のアイコン104は、録画した放送番組が停止中であること意味し、リモコン40の操作により図示しないカーソルを当てて、ボタン操作することができる。
サイドメニュー102のうちの第一のサイドメニュー102aは、ユーザの過去のライフログをビジュアル表示、検索するためのサイドメニューである。第二のサイドメニュー102bは、ショッピングサイトと連携してユーザの嗜好に応じた商品をネットショッピングするためのサイドメニューである。第三のサイドメニュー102cは、ユーザの嗜好に応じて収集したコンテンツ毎にまとめたチャンネルである。
【0025】
図6は、図1に示した情報処理装置100におけるパーソナルチャンネルの整列前の概念図である。
サイドメニュー102のうちのパーソナルチャンネル(図5ではPersnal Viewer)のサイドメニュー102cをリモコン40の操作により選択すると、図6に示すようにメイン画面101の画像がサイドメニュー102cに移動すると共に、メイン画面101にパーソナルチャンネルの画像が表示される。
図6の右上はユーザの視聴履歴に基づいて情報処理装置100が作成したパーソナルチャンネルの一例であり、「○井 理」のパーソナルチャンネルがメイン画面101に表示されている。図6の左下にはメイン画面101、及びサイドメニューが表示され、メイン画面101及びサイドメニューの周囲にはユーザが視聴した放送番組の一シーンが配置されたイメージが記載されている。
【0026】
図7は、図6に示したメイン画面101の整列後の拡大図である。
メイン画面101には、例えば、左側縦方向に見出し101a、中央上部にメインフレームTV放送101b、右側上部にサブフレーム101c、メインフレームTV放送101bの下側にはお気に入りのフレーム(図7ではFavorite)101d、お気に入り101dの下側にはお気に入りのフレーム101dに関連する商品枠101e、サブフレーム101cの下側には前回の録画番組101f、及び動画サイト101gに区分けされて一覧表示される。各フレームを整列配置することによりユーザにとって観やすくなる。
【0027】
図8は、パーソナルチャンネルのサイドメニュー102cに関連するマイチャンネル番組表の一例である。
過去の視聴、推薦、録画履歴と現在、未来の視聴、推薦、録画番組を利用シーン別でUI(User Interface)で表示したものであり、(1)番組表、(2)番組ガイド、(3)テレビ予定表(不要な番組を除く)を有する。
(1)番組表において、ユーザの嗜好(例えば、○井 理出演)にあった番組が推薦番組としてハイライトされている。
(2)番組ガイドにおいて、ドラマは一般ランキングと推薦番組が曜日別に比較しやすく表示されている。見るだけでも楽しめる番組ガイドである。
(3)テレビ予定表において、予定として視聴、録画予定と推薦番組を表示し、
履歴として、視聴、録画履歴を表示する。全く見ないチャンネルの非表示も選択可能である。また、録画済み番組(例、17時「Mスタ」と視聴、録画番組候補(例、21時「ウィンターレスキュー」))が表示されている。
削除ナビとして、鮮度の低くなった録画番組をBD(ブルーレイ・ディスク:登録商標)に保存、圧縮、削除候補として表示する容量確保ナビ機能がある。
【0028】
図8の(2)に示すように一般ランキング(予約ランク)の一覧表と、当日予約No.1と、ユーザに合ったおすすめ番組(ユーザの2番目にお気に入りの「○栗 旬」)が出演している旨が表示されている。ユーザはこれらの表示を参考にして見たい番組を容易に探すことができる。
【0029】
図9は、図8に示した番組ガイドの拡大図である。
同図に示す番組ガイドは、見るだけでも楽しめることを目的としたものであり、推薦番組と注目番組(『一般ランキング抽出番組』−『興味のない番組』)を紹介するものである。この番組ガイドは、一般ランキング(予約ランク)とユーザ嗜好ランキングを、レベルを調整して見やすく表示されている。また、カテゴリー別(ドラマ、アニメ、バラエティー、スポーツ、音楽等)に見やすく表示されている。図中の星印は一般ランキングにおける注目度を表しており、星の数が多いほど人気が高いことを表す。
【0030】
図10は、パーソナルチャンネルにおける画面遷移を示す図である。
メイン画面101の遷移画面101−1は、「○井 理チャンネル」のうち、最新録画番組をフル画面再生している状態を示す図である。遷移画面101−2は、「○井 理チャンネル」のうち、お気に入り番組やウエブコンテンツを拡大表示したものである。遷移画面101−3は、「○井 理チャンネル」のうち、関連商品の一覧をフル画面表示した図である。これらは、「ママゾン」、「楽夫」等のショッピングサイトを示している。遷移画面101−4は、「○井 理チャンネル」のうち、未閲覧の出演録画番組とサムネイルとを示した図である。遷移画面101−5は、「○井 理チャンネル」のうち、前回の録画番組と1話目、2話目、及び3話目のサムネイルを示した図である。遷移画面101−6は、「○井 理チャンネル」のうち、「スカハー」や「Vous Tube」等の動画サイトを示す図である。
これらの遷移画面101−1〜101−5はリモコン40の操作により切り替えられるようになっている。
【0031】
図11は、パーソナルチャンネルの拡大図である。
ユーザの予約録画やウエブコンテンツの録画が目的(キーワード)に応じて抽出されたチャンネル(メニュー)である。キーワードは、ユーザ嗜好ランキングから自動抽出または任意抽出される。
「○井 理」、「○之内 豊」、「○栗 旬」チャンネル等ユーザの趣味、嗜好に紐づいたチャンネルが作成され、ユーザの興味をそそる番組や動画であふれている。
各種コンテンツは、ユーザが好きなジャンル、キーワード毎にチャンネル作成が可能である(俳優等)。
嗜好指標、行動パターン、鮮度に基づき絞り込まれた動画情報(録画番組、動画サイト)が提供される。例えば、ドラマ「ウィンターレスキュー」等「○井 理」出演番組をよく見ている「○井 理」が出演している番組チャンネルが自動作成される。関連する商品の広告として、「○井 理」出演の映画BD、写真集やドラマ「ウィンターレスキュー」の舞台背景に関連する山がある特集の雑誌を表示する。
【0032】
<画像認識>
図12(a)〜(c)は、ユーザ個人を特定し、個人に合わせた嗜好データの切り分けをした状態を示す図である。
情報処理装置100に搭載されたカメラ23を用いてユーザ個人を顔認識技術で特定する。個人に合わせた嗜好データの切り分けを行い、現在情報処理装置100の前にいる個人の好みに合致した情報を提供するものであり、図12(a)ではユーザの一人であるA子さん好みの「○井 理」のパーソナルチャンネルがメイン画面101及びサイドメニュー102に反映され、図12(b)ではユーザの一人であるB男さん好みの「○井 咲」や「佐々木 ○」等のパーソナルチャンネルがメイン画面101及びサイドメニュー102に反映されている。
また、情報処理装置100は、フィットネスナビゲーションも可能であり、図12(c)に示すように画像認識技術を活用し、パーソナルDB16に記録された映像と、カメラ23で撮影したユーザの映像との部分比較が可能である。すなわち、情報処理装置100のメイン画面101を101R及び101Lに2分割し、ユーザの一人であるC子さんの映像を半メイン画面101Rとインストラクターの映像を半メイン画面101Lとに表示し、両映像の差分から例えば「あなたの点数は75点です。足の角度に注意するといいですよ。」等と音声もしくは文字によるアドバイスをユーザの一人であるC子さんに与えることも可能である。
【0033】
<プログラム>
以上で説明した本発明に係る情報処理装置は、コンピュータで処理を実行させるプログラムによって実現されている。コンピュータとしては、例えばパーソナルコンピュータやワークステーションなどの汎用的なものが挙げられるが、本発明はこれに限定されるものではない。よって、一例として、プログラムにより本発明の機能を実現する場合の説明を以下で行う。
【0034】
例えば、
コンテンツ蓄積手段、表示手段、ユーザ識別手段、及びコンテンツ一覧表示手段を有する情報処理装置のコンピュータに、
コンテンツ蓄積手段が、ユーザに紐付けられたキーワードに関連するコンテンツを蓄積する手順、
表示手段が、蓄積されたコンテンツを表示する手順、
ユーザ識別手段が、表示手段に対面するユーザを識別する手順、
コンテンツ一覧表示手段が、ユーザが第1の操作を行うと、識別されたユーザに紐付けられたキーワードに関連するものとして蓄積されたコンテンツをキーワードごとに表示手段に一覧表示させる手順、
を実行させるためのプログラムが挙げられる。
【0035】
これにより、プログラムが実行可能なコンピュータ環境さえあれば、どこにおいても本発明に係る情報処理装置を実現することができる。
このようなプログラムは、コンピュータに読み取り可能な記憶媒体に記憶されていてもよい。
【0036】
<記憶媒体>
ここで、記憶媒体としては、例えばCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R等のコンピュータで読み取り可能な記憶媒体、フラッシュメモリ、RAM、ROM、FeRAM等の半導体メモリやHDDが挙げられる。
【0037】
CD−ROMは、Compact Disc Read Only Memoryの略である。フレキシブルディスクは、Flexible Disk:FDを意味する。CD−Rは、CD Recordableの略である。RAMは、Random-Access Memoryの略である。ROMは、Read-Only Memoryの略である。FeRAMは、Ferroelectric RAMの略で、強誘電体メモリを意味する。HDDは、Hard Disc Driveの略である。
【0038】
尚、上述した実施の形態は、本発明の好適な実施の形態の一例を示すものであり、本発明はそれに限定されることなく、その要旨を逸脱しない範囲内において、種々変形実施が可能である。
【符号の説明】
【0039】
11 受信部(チューナ)
12 ストリーム分離部(DEMUX)
13 映像デコード部
14 表示処理部(スケーラ)
15 表示部(モニタ)
16 パーソナルDB
17 サービス
18 GPS(汎地球測位システム)
19 受信制御部
19a 抽出手段
19b 絞り込み手段
19c コンテンツ蓄積手段
19d 画像処理手段
19e 検索手段
19f 分析手段
19g ユーザ識別手段
19h コンテンツ一覧表示手段
19i キーワード抽出手段
20 センサ
21 リモコン受信部
22 入力手段
23 カメラ
24 ネットワーク接続部
31 ユーザの行動
32 ユーザの状態
34 リコメンドエンジン
35 重要キーワード抽出部
36 絞り込み部
37 リコメンド結果
40 リモコン
100 情報処理装置(テレビジョン受像器)
101 メイン画面
102 サイドメニュー
103 画面
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12