(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の目的、技術態様及びメリットを明確にするために、以下、図面及び実施例を参照して、本発明をさらに詳細に説明する。理解すべきは、ここに記載した具体的な実施例は本発明を解釈するためのものだけであり、本発明を限定するものではない。
【0010】
本発明の実施例における多重チャネル通信端末は2つ以上の通信チャネルを有し、遠隔サーバーとの通信により、遠隔サーバーが提供した、共有のためのユーザー身分識別情報を取得し、異なる国同士間、異なる通信事業者同士間、異なる標準同士間の様々な業務を実現する。
【0011】
本発明の実施例にかかる多重チャネル通信端末は少なくとも2つの通信チャネルをサポートすることができ、このうち、
第1通信チャネルは、第1通信事業者システムと確立し、遠隔サーバーが配分した、サービス共有を提供するユーザー身分識別情報を取得するためのものである。
【0012】
本発明の実施例において、ユーザー身分識別情報は通信事業者がユーザーに対して認証することに用いられ、例えば、移動通信事業者のユーザーのSIMデータ、リアルタイム通信ユーザーのリアルタイム通信標識に対応したパスワード、WIFIユーザーのパスワード、xDSLユーザーのユーザー名、パスワードなどが挙げられる。
【0013】
第2通信チャネルは、このユーザー身分識別情報によって対応する第2通信事業者システムと確立し、第2通信事業者システムが提供したサービスを取得するためのものである。
【0014】
図1に、本発明の一実施例にかかる多重チャネル通信端末の構成を示し、説明の都合上、本発明の実施例に関連する部分のみを示した。
【0015】
多重チャネル通信端末10は、第1通信モジュール11、第2通信モジュール12、及び通信管理ユニット13を含む。
【0016】
通信管理ユニット13は、第1通信モジュール11によって第1通信事業者システム30との間に確立した第1通信チャネルを介して遠隔サーバー20が配分した前記ユーザー身分識別情報を動的ロードし、第2通信モジュール12によって第2通信事業者システム40との間に確立した第2通信チャネルを介して第2通信事業者システム40が提供したサービスを取得する。
【0017】
本発明の一実施例として、第1通信モジュール11は、インターネット(Internet)又はイントラネット(Intranet)を含むネットワークを介して、遠隔サーバー20と通信することができる。
【0018】
本発明の一実施例において、第1通信モジュール11は、モデムを含み、移動通信、例えば、GSM(登録商標)、GPRS、EDGE、CDMA、EVDO、UMTS、LTE、WIFI、衛星通信などの方式を介して遠隔サーバー20にアクセスし、又は、固定ネットワーク、例えば、ADSL、CABLE等を介して遠隔サーバー20にアクセスする。具体的には、多重チャネル通信端末10がサポートするネットワークアクセス方式に応じて対応するモデムを選択してよい。
【0019】
本発明の1つの好ましい実施例として、第1通信モジュール11は1枚又は複数枚の実体のSIMカードをサポートし、多重チャネル通信端末10はこのSIMカードを介して対応する通信事業者システムと通信して第1通信チャネルを確立し、遠隔サーバー20にアクセスすることができる。
【0020】
この場合、第1通信モジュール11は少なくとも1つのSIMカードスロット及びSIMカードスロットに接続されるSIMカード読み書きチップを有し、前記SIMカードスロットにユーザーのSIMカードが挿入されることができる。
【0021】
本発明の他の一実施例として、第1通信モジュール11はイントラネットで遠隔サーバー20にアクセスして、第1通信チャネルを確立してもよい。この場合、第1通信モジュール11は、多重チャネル通信端末10がイントラネットで遠隔サーバー20にアクセスするためのUSB、BT又はEth−Trunkインターフェースのようなイントラネットインターフェースを有する。
【0022】
第1通信モジュール12はモデムを含み、移動通信、例えば、GSM(登録商標)、GPRS、EDGE、CDMA、EVDO、UMTS、LTE、WIFI、衛星通信などの方式を介して第2通信事業者システム40にアクセスし、又は、固定ネットワーク、例えば、ADSL、CABLE等を介して第2通信事業者システム40にアクセスする。具体的には、多重チャネル通信端末10がサポートするネットワークアクセス方式に応じて対応するモデムを選択してよい。
【0023】
本発明の1つの好ましい実施例として、多重チャネル通信端末10はチャネル共有インターフェース14を含み、第2通信チャネルを他の装置に共有して使用してよい。
チャネル共有インターフェース14はUSB、BT、WIFI又はNFCインターフェースでよい。
【0024】
図2に、本発明の実施例にかかる通信管理ユニットの構成を示し、説明の都合上、本発明の実施形態に関連する部分のみを示した。
【0025】
第1通信チャネル確立ユニット131は、第1通信モジュール11を介して対応する第1通信事業者システム30と通信し、第1通信チャネルを確立する。具体的には、第1通信チャネル確立ユニット131はローカルなユーザー身分識別情報、例えば、SIMカードを用いて、第1通信モジュール11によって対応する第1通信事業者システム30と通信し、第1通信チャネルを確立する。
【0026】
SIMデータロードユニット132は、第1通信チャネルを介して遠隔サーバー20へサービス要求を送信して、遠隔サーバー20が配分したユーザー身分識別情報を取得する。
本発明の実施例において、SIMデータロードユニット132が遠隔サーバー20へ送信したサービス要求には、多重チャネル通信端末10がある位置及び要求されたサービス種類、例えば、音声サービス、データサービス又はビデオサービスなどを含む。
【0027】
認証算出ユニット133は第1通信チャネルを介して第2通信事業者システム40及び遠隔サーバー20と通信し、認証結果を取得する。
【0028】
多重チャネル通信端末10が挿入されたSIMカードによって通信事業者システムと通信する時、認証算出ユニット133は、遠隔サーバー20が配分したユーザー身分識別情報を利用して対応する第2通信事業者システム40に登録し、第2通信事業者システム40が返した、SIMカードに算出させる必要がある乱数、認証秘密キーなどの認証データパケットが含まれる認証要求を受信する。
【0029】
認証算出ユニット133は、遠隔サーバー20にSIMカードに算出させる必要がある認証データパケットを送信する。遠隔サーバー20は、認証算出を行うように対応するSIMカードを制御し、且つ認証算出ユニット133に算出した認証結果を返する。
【0030】
第2通信チャネル確立ユニット134はこの配分したユーザー身分識別情報及びこの認証結果を利用して、第2通信モジュール12を介して第2通信事業者システム40と通信し、第2通信チャネルを確立することによって、第2通信事業者システム40が提供したサービスを取得する。好ましくは、第2通信チャネル確立ユニット134はチャネル共有インターフェース14を介して第2通信チャネルを他の装置に共有して使用してもよい。
【0031】
本発明の一実施例として、通信管理ユニット13は業務監視管理ユニット135を更に含む。業務監視管理ユニット135は、第1通信チャネル、第2通信チャネルにおいるすべてのサービスの確立、交換及び中断を完成し、ユーザー及び遠隔サーバー20の課金などに根拠を提供するように、サービス使用状況、例えば、データの流量、通話時間、ビデオの大きさなどを記録する。
【0032】
遠隔サーバー20は、サービス使用状況に応じて、SIMが共有する課金、決済、勘定などを自動に完成する。
【0033】
本発明の1つの好ましい実施例として、多重チャネル通信端末10は、遠隔サーバー20からの呼出によって、ローカルなSIMカードを他のユーザーに共有して使用してもよい。
【0034】
遠隔サーバー20が多重チャネル通信端末10に挿入されたSIMカードを呼び出す時、遠隔SIM呼出ユニット136は遠隔サーバー20に認証算出結果を返し、これによって、ローカルなSIMカードの共有を実現する。
【0035】
遠隔SIM呼出ユニット136は実体のSIMの読み書きプロセスをシミュレーションする。他の装置が遠隔サーバー20を介して本装置が共有した実体のSIMカードのサービスを呼び出す時、第1通信チャネルを介して遠隔サーバー20に対応する認証算出結果を返して、SIMカードの遠隔呼出を実現する。
【0036】
ここで、この多重チャネル通信端末10が共有した実体のSIMカードのサービスは、この多重チャネル通信端末10によって遠隔サーバー20にローカルな実体のSIMカード情報、IPアドレス及び共有したサービス種類を予めアップロードし、呼出遠隔サーバー20によって対応する通信事業者システムのサービスを有するSIMとしてローカルなSIMカード情報を登録する。
【0037】
遠隔SIM呼出ユニット136によって、多重チャネル通信端末10が現在のユーザー身分識別情報に対応するサービスを、いずれかの通信方式により他の装置に共有して使用してもよく、例えば、この多重チャネル通信端末10の実体のSIMカードのデータ音声業務を共有する。
【0038】
実体のSIMは、多重チャネル通信端末10に挿入された時、遠隔サーバー20によって呼び出されることができるSIMになる。他のユーザーが遠隔サーバー20を介してこのSIMを動的に呼び出した時、ある時間帯におけるこのSIMの有するサービスを取得でき、実体のSIMカードに対応するサービスの共有を実現した。
【0039】
実体のSIMカードは国家及び通信事業者に限られなく、すべての実体のSIMカード情報及び関連したサービス情報、例えば、プラン、費用などが遠隔サーバー20によって画一に管理、呼出及び配分される。遠隔サーバー20は、コンピュータ、スマートフォン、タブレット及び多重チャネル通信端末10上に実行されるクライアントによって、地理位置、業務種類、価格、時間帯、共有対象(指定ユーザー)などを含む、個人やグループからの共有設定の要求を取得することができる。
【0040】
上記をまとめて、本発明の実施例における多重チャネル通信端末10は、多重チャネルを有する通信装置であり、1枚又は複数枚の実体のSIMカードをサポートし、SIMデータの動的ロードをサポートし、遠隔端のSIMの呼出機能を更にサポートし、かつ、他の通信装置にUSB、WIFI、BT、NFCなどの形式でデータ、音声等サービスを共有することができる。
【0041】
多重チャネル通信端末10は少なくとも2つの通信モジュールを有し、GSM(登録商標)、GPRS、EDGE、CDMA、EVDO、UMTS、LTE、WIFI、衛星通信などの移動通信モデム(MODEM)でもよく、ADSL、CABLEなどの固定通信モデムでもよい。
【0042】
多重チャネル通信端末10は挿入された実体のSIMカードによる身分認証方式あるいは他の身分認証の方式をサポートし、対応する通信モジュールによって第1通信チャネルを確立する。第1通信チャネルを介して遠隔サーバー20又は遠隔SIMカードをサポートする装置が配分された1つ又は複数のSIMデータ又は他のユーザー身分識別情報を取得し、且つ自体の多重チャネル機能によってこのSIMデータ又は他のユーザー身分識別情報が有する業務機能に対応した第2通信チャネルを確立する。
【0043】
本発明の一実施例として、多重チャネル通信端末10は、挿入されたSIMカード又は設置されたSIMデータを、遠隔サーバー20のノードとすることをサポートし、他の多重チャネル通信端末によって呼び出されることをサポートする。
【0044】
本発明の一実施例として、多重チャネル通信端末10は、USB、BT、WIFI、NFCなどの方式によっていずれかのチャネルの業務を他の装置に共有することができる。
【0045】
本発明の実施例では、多重チャネル通信端末10は、MIFI、USBデータカード、携帯電話、PAD、M2Mなどの知能多重チャネル通信端末でもよく、又は、これらの知能多重チャネル通信端末の内蔵モジュールでもよい。
【0046】
多重チャネル通信端末10は、接続管理システムによって、ユーザーの使用シーン、装置があるネットワーク環境に応じて、多重チャネルの確立、SIMデータのロード、データ転送、チャネル中断、流量の監視等を自動に行い、異なる国同士間、異なる事業者同士間、異なる標準同士間の様々な業務、及び個人SIMが有する業務、特に、データ業務/帯域幅のローミング、共有(シェア)、交換、取引等のサービスを実現する。
【0047】
本発明の上述した実施例では、ユーザーは必要に応じて適合なSIMデータ又はユーザー身分識別情報を取得し、SIM情報又はユーザー身分識別情報に対応する通信事業者との間の通信を実現し、この通信事業者が提供したサービスを取得し、これによって、異なる国同士間や異なるネットワーク(通信事業者)同士間、異なる技術標準同士間、異なる業務同士間のネットワークアクセスサービスを取得できる。
【0048】
図3に示すように、本発明の具体的な実施形態の多重チャネル通信端末の応用シーンである。
【0049】
1.多重チャネル通信端末は、現在にサポートできるユーザー身分識別情報によって、第1通信事業者システムと接続し、第1通信事業者システムが提供したネットワーク接続サービスを取得し、遠隔サーバーとの間の第1通信チャネルを確立する。
【0050】
2.多重チャネル通信端末は、第1通信チャネルを介して遠隔サーバーと通信し、第2通信事業者のサービスを取得するサービス要求情報を送信し、サービス要求情報には、ユーザーの現在の位置、要求されたサービス種類等が含まれる。
【0051】
3.遠隔サーバーは、多重チャネル通信端末に第2通信事業者のサービスを取得できるユーザー身分識別情報を配分する。
【0052】
4.多重チャネル通信端末は、遠隔サーバーが配分したユーザー身分識別情報を利用して第2通信事業者システムに登録する。
【0053】
5.第2通信事業者システムは、多重チャネル通信端末へ認証要求を送信し、ユーザー認証情報を提供するように多重チャネル通信端末に要求させる。
【0054】
6.多重チャネル通信端末は、第2通信事業者システムが要求する認証情報をシミュレーションして算出する。
【0055】
7.多重チャネル通信端末は、遠隔サーバーに必要となる認証データを送信する。
【0056】
8.遠隔サーバーは、認証データを動的に算出し、認証データには、具体的に、乱数、認証キー等が含まれる。
【0057】
9.遠隔サーバーは、多重チャネル通信端末へ第2通信事業者システムが要求する認証結果を返する。
【0058】
10.多重チャネル通信端末は、第2通信事業者システムへ認証情報を提供する。
【0059】
11.第2通信事業者システムは、認証をパスする。
【0060】
12.多重チャネル通信端末と第2通信事業者システムとの間に第2通信チャネルを確立する。
【0061】
13.多重チャネル通信端末は、第2通信チャネルを介して第2通信事業者が提供したサービスを取得する。
【0062】
14.多重チャネル通信端末は、第1通信チャネルを介して遠隔サーバーに業務情報をアップロードする。
【0063】
15.多重チャネル通信端末は、必要に応じて第1通信事業者システムとの接続を中断したり、同時サービスを保持する。
【0064】
本発明の他の一実施例として、ユーザーは、SIM又は他のユーザー身分識別情報を共有してもよい。
【0065】
まず、ユーザーは、公衆ネットワークチャネルの確立の必要があるSIMカード及び業務共有の必要があるSIMカードのいずれも多重チャネル通信端末に挿入する。
多重チャネル通信端末は、挿入されたSIMカード又は他の設定された認証方式に応じて、適当なアクセスチャネルを自動に選択し、遠隔サーバーとの通信及び協同のための第1のデータチャネルを確立する。
【0066】
ユーザーは、共有される必要があるSIMカードの属性、例えば、共有できる時間帯、流量プラン等を設定することができ、多重チャネル通信端末は、遠隔サーバーにローカルな公衆ネットワークIP(固定IP及び動的IPをサポートする)アドレスを自動に登録し、共有しようとするSIMカードが遠隔サーバーにおいる分散的なSIMノードとなるようにさせる。
【0067】
遠隔サーバーは、ユーザーが設定した共有取引策略に応じて、このノードSIMが有する業務を整合するようにこの業務を要求した他のユーザー端末に呼び出し、これによって、SIM業務の共有及び取引を実現する。
【0068】
本発明の具体的な実施形態が提供した多重チャネル通信端末は、特別な無線ルーター(MIFI)としてもよく、普通のUSBデータカード、MIFI等の製品としてもよく、2つ以上の無線チャネル(例えば2G、3G、3G、WIFI、BTネットワーク)の間に広域相互接続を確立でき、又は、2つのWIFI、BT、NFCのネットワークの間にイントラネット相互接続を実現できる。
【0069】
本発明の実施例において、ユーザーは必要に応じて適合なユーザー身分識別情報を取得し、このユーザー身分識別情報によって対応する通信事業者と通信し、この通信事業者が提供したサービスを取得し、これによって、異なる国同士間や異なるネットワーク同士間、異なる通信事業者同士間、異なる技術標準同士間、異なる業務同士間のネットワークアクセスサービスを取得できる。
【0070】
当業者は、上述した実施例におけるすべて又は一部の方法の実現について、コンピュータのプログラムコマンドによって関連したハードウェアを指示して完成することができ、前記プログラムがコンピュータの読み取り可能な記憶媒体に記憶されていることができ、このプログラムが実行されたとき、上述した各態様の実施例の手順を含むことができることが理解すべきである。前記記憶媒体は、磁気ディスク、光ディスク、読出し専用メモリー(Read−Only Memory,ROM)又はランダムアクセスメモリ(Random Access Memory,RAM)等でよい。
【0071】
以上は本発明の好適な実施例だけであり、本発明を制限するものではなく、本発明の精神及び原則の範囲で行ったいずれかの修正や同等の置き換え、改良等も本発明の保護範囲に含まれるはずである。