(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記タイミング制御部は前記第1及び第2ノーマルフレーム各々に、前記第1サブゲート回路に第1クロック信号及び前記第1クロック信号と位相が反転した第2クロック信号を提供して、前記第2サブゲート回路に第3クロック信号及び前記第3クロック信号と位相が反転した第4クロック信号を提供するのを特徴とする請求項3に記載の表示装置。
前記タイミング制御部は前記第1及び第2パーシャルフレーム各々に、前記第1及び第2クロック信号を前記第1サブゲート回路に提供したり、または前記第3及び第4クロック信号を前記第2サブゲート回路に提供するのを特徴とする請求項5に記載の表示装置。
【発明を実施するための最良の形態】
【0028】
以下、図面を参照して本発明の望ましい実施形態をより詳細に説明する。
【0029】
図1は本発明の一実施形態に係る表示装置のブロック図である。
図2及び
図3は、
図1に図示した表示装置の制御信号に対する波形図である。
【0030】
図1、
図2及び
図3を参照すれば、前記表示装置は表示パネル100、データ駆動部230、ゲート駆動部250、及びタイミング制御部270を含む。
【0031】
前記表示パネル100は、複数のデータライン(DL1,…,DLm)、前記データライン(DL1,…,DLm)と交差する複数のゲートライン(GL1,GL2,…,GLn)、及び複数の画素を含む。前記n及びmは自然数である。
【0032】
前記データ駆動部230は前記データライン(DL1,…,DLm)に複数のデータ電圧を提供する。
【0033】
前記ゲート駆動部250は前記ゲートライン(GL1,GL2,…,GLn)に複数のゲート信号を提供する。
【0034】
前記タイミング制御部270は外部からオリジナル制御信号CS及びデータDATAを受信する。前記タイミング制御部270は前記原制御信号CSに基づいてデータ駆動部230及びゲート駆動部250を制御するデータ制御信号及びゲート制御信号を生成する。タイミング制御部270はデータDATAをデータ駆動部230に提供する。
【0035】
オリジナル制御信号CSは3次元イネーブル信号3D_EN、2次元(2D)データイネーブル信号2D_DEの1つであるデータイネーブル信号、左右識別信号LR_S、奇偶(odd−even)識別信号OE_S等を含む。データ制御信号はロード信号TP、反転信号REV等を含む。前記ゲート制御信号は垂直開始信号STV、第1ゲートクロック信号CPV1、第2ゲートクロック信号CPV2等を含む。
【0036】
図2を参照すれば、2次元画像モードのとき,タイミング制御部270はデータイネーブル信号2D_DE及びデータイネーブル信号2D_DEに同期した2次元画像データIDを受信する。例えば、前記データイネーブル信号2D_DEは、120Hzの周波数を有してもよい。
【0037】
タイミング制御部270は2Dデータイネーブル信号2D_DEに基づいて2Dロード信号2D_TP、2D反転信号2D_REV、2D垂直開始信号2D_STV、第1の2Dゲートクロック信号2D_CPV1及び第2の2Dゲートクロック信号2D_CPV2を生成する。
【0038】
2次元画像モードで、K番目フレーム(FRAME_K)は垂直アクティブ区間VA及び垂直ブランキング区間VBを有する。垂直アクティブ区間VAは、2次元データイネーブル信号2D_DEが活性化する区間であり、垂直ブランキング区間VBは2次元データイネーブル信号2D_DEが非活性化される区間である。Kは自然数である。
【0039】
2Dロード信号2D_TPは、2Dデータイネーブル信号2D_DEに同期してデータ駆動部230の出力信号のデータ電圧の出力タイミングを制御する。
【0040】
2D反転信号2D_REVはデータ電圧の極性を制御する。例えば、2D反転信号2D_REVがハイレベルであれば、データ電圧は基準電圧を基準に正極性(+)になり、2D反転信号2D_REVがローレベルであれば、データ電圧は基準電圧を基準に負極性(−)になる。
【0041】
2D反転信号2D_REVは、1フレーム周期で位相が反転される。例えば、反転方式が1+2ドット反転の場合、K番目フレーム(FRAME_K)の2D反転信号2D_REVは、(ハイ,ロー,ロー,ハイ,ハイ,ロー,ロー,…)のように、最初の水平周期はハイレベルを有し、残りの水平周期は2水平周期単位でローレベルとハイレベルを交互に有する。K+1回目フレームFRAME_(K+1)の2D反転信号2D_REVは、K番目フレームFRAME_Kの2D反転信号2D_REVと位相が反転し、最初の水平周期はローレベルを有し、残りの水平周期は2水平周期単位でハイレベルとローレベルを交互に有する。2D反転信号2D_REVに従って、例えば、K番目フレームFRAME_Kの間、M番目列(column)に含まれた画素に印加されるデータ電圧は、(+,−,−,+,+,−,−,…)のような極性を有し、(K+1)回目フレームFRAME_(K+1)のM番目列(column)に含まれた画素に印加されるデータ電圧は、(−,+,+,−,−,+,+、…)のような極性を有する。
【0042】
2D垂直開始信号2D_STVは、1フレーム(1FRAME)周期を有し、ゲート駆動部250の動作開始タイミングを制御する。垂直開始信号2D_STVは、K番目フレームFRAME_K及びK+1回目フレームFRAME_(K+1)それぞれの初期にハイレベルのパルスを有する。
【0043】
第1の2Dゲートクロック信号2D_CPV1は奇数番目ゲート信号を生成するための制御信号であり、第2の2Dゲートクロック信号2D_CPV2は、第1の2Dゲートクロック信号2D_CPV1と遅延差を有し、偶数番目ゲート信号を生成するための制御信号である。第1及び第2ゲートクロック信号2D_CPV1、2D_CPV2は、2Dデータイネーブル信号2D_DEに同期して、垂直アクティブ区間VAにのみ活性化する。
【0044】
図3を参照すると、3次元画像モード時のとき、タイミング制御部270は3Dデータイネーブル信号3D_DE、左右識別信号LR_S、奇偶(odd−even)識別信号OE_S、及び3次元画像データを受信する。3Dデータイネーブル信号3D_DEは180Hzの周波数を有してもよい。
【0045】
3次元画像データは第1眼用データ、第1眼用パーシャルラインデータ、第2眼用データ、第2眼用パーシャルラインデータを含む。第1眼用を左眼用としてもよく、第2眼用を右眼用としてもよい。以下では第1眼用を左眼用と称し、第2眼用を右眼用と称する。
【0046】
パーシャルラインデータは、奇偶識別信号OE_Sに基づいて、フレーム単位のデータフレームのうち、奇数番目ラインデータまたは偶数番目ラインデータとなる。例えば、奇偶識別信号OE_Sがローレベルであれば奇数番目ラインデータであり、ハイレベルであれば偶数番目ラインデータである。
【0047】
タイミング制御部270は、3Dデータイネーブル信号3D_DEに基づいて3Dロード信号3D_TP、3D反転信号3D_REV、3D垂直開始信号3D_STV、第1の3Dゲートクロック信号3D_CPV1、及び第2の3Dゲートクロック信号3D_CPV2を生成する。
【0048】
K番目フレームFRAME_Kは、第1ノーマルフレームN_FRAME1及び第1パーシャルフレームP_FRAME1に時分割される。例えば、第1ノーマルフレームN_FRAME1は、
図2に示された2次元画像データモードにおける垂直アクティブ区間VAに対応する区間であって、第1ノーマルアクティブ区間NVA1及び第1ノーマルブランキング区間NVB1を有する。第1ノーマルアクティブ区間NVA1は3Dデータイネーブル信号3D_DEが活性化する区間で左右識別信号LR_Sに基づいて左眼用データLDを処理する。第1ノーマルフレームN_FRAME1は180Hzの周波数を有してもよい。
【0049】
第1パーシャルフレームP_FRAME1は
図2に示された2次元画像データモードにおける垂直ブランキング区間VBに対応する区間であって、第1パーシャルアクティブ区間PVA1及び第1パーシャルブランキング区間PVB1を有する。第1パーシャルアクティブ区間PVA1は、データイネーブル信号3D_DEが活性化する区間で奇偶識別信号OE_Sに基づいて左眼用奇数番目ラインデータO_LDを処理する。第1パーシャルフレームP_FRAME1は、360Hzの周波数を有してもよい。
【0050】
第1ノーマルアクティブ区間NVA1は、左眼用データフレームを処理する区間であり、第1パーシャルアクティブ区間PVA1は、左眼用データフレームのうち奇数または偶数番目ラインデータを処理する区間である。また、第1ノーマルブランキング区間NVB1及び第1パーシャルフレームP_FRAME1は、左眼用シャッタメガネを開いて右眼用シャッタメガネを閉じる区間でもある。
【0051】
K+1回目フレームFRAME_(K+1)は、第2ノーマルフレームN_FRAME2及び第2パーシャルフレームP_FRAME2に時分割される。第2ノーマルフレームN_FRAME2は、第2ノーマルアクティブ区間NVA2及び第2ノーマルブランキング区間NVB2を有する。第2ノーマルアクティブ区間NVA2は、左右識別信号LR_Sに基づいて右眼用データRDを処理する。第2ノーマルフレームN_FRAME2は、180Hzの周波数を有してもよい。
【0052】
第2パーシャルフレームP_FRAME2は、第2パーシャルアクティブ区間PVA2及び第2パーシャルブランキング区間PVB2を有する。第2パーシャルアクティブ区間PVA2は、奇偶識別信号OE_Sに基づいて右眼用奇数番目ラインデータO_RDを処理する。第2パーシャルフレームP_FRAME1は360Hzの周波数を有してもよい。
【0053】
第2ノーマルアクティブ区間NVA2は、右眼用データフレームを処理する区間であり、第2パーシャルアクティブ区間PVA2は、右眼用フレーム画像のうち、奇数または偶数番目ラインデータを処理する区間である。また、第2ノーマルブランキング区間NVB2及び記第2パーシャルフレームP_FRAME2は、右眼用シャッタメガネを開いて左眼用シャッタメガネを閉じる区間でもある。
【0054】
3Dロード信号3D_TPは、前記データイネーブル信号3D_DEに同期してデータ駆動部230の出力信号のデータ電圧の出力タイミングを制御する。
【0055】
3D反転信号3D_REVはデータ電圧の極性を制御する。3D反転信号3D_REVは、4フレーム周期で位相が反転してもよい。図示した通り、反転信号3D_REVは、第1ノーマルフレームN_FRAME1、第1パーシャルフレームP_FRAME1、第2ノーマルフレームN_FRAME2、及び第2パーシャルフレームP_FRAME2を周期で位相が反転する。即ち、3D反転信号3D_REVは、第1ノーマルフレームN_FRAME1及び第2ノーマルフレームN_FRAME2で位相が互いに同一であり、前記第1パーシャルフレームP_FRAME1及び第2パーシャルフレームP_FRAME2で位相が互いに同一である。
【0056】
3D垂直開始信号3D_STVは1フレーム周期を有し、ゲート駆動部250の動作開始タイミングを制御する。3D垂直開始信号3D_STVは、第1ノーマルフレームN_FRAME1、第1パーシャルフレームP_FRAME1、第2ノーマルフレームN_FRAME2、及び第2パーシャルフレームP_FRAME2それぞれの初期にハイレベルのパルスを有する。
【0057】
第1の3Dゲートクロック信号3D_CPV1は、奇数番目ゲート信号を生成するための制御信号であり、第2の3Dゲートクロック信号3D_CPV2は、第1の3Dゲートクロック信号3D_CPV1と遅延差を有して偶数番目ゲート信号を生成するための制御信号である。第1の3Dゲートクロック信号3D_CPV1及び第2の3Dゲートクロック信号3D_CPV2は、3Dデータイネーブル信号3D_DE及び奇偶識別信号OE_Sに基づいて活性化する。
【0058】
例えば、第1及び第2パーシャルアクティブ区間PVA1、PVA2において奇偶識別信号OE_Sがローレベルであれば、第1の3Dゲートクロック信号3D_CPV1は活性化し、第2の3Dゲートクロック信号3D_CPV2は非活性化される。よって、表示パネル100の奇数番目ゲートラインに奇数番目ゲート信号が印加される。また、第1及び第2パーシャルアクティブ区間PVA1、PVA2において奇偶識別信号OE_Sがハイレベルであれば、第2の3Dゲートクロック信号3D_CPV2は活性化し、第1の3Dゲートクロック信号3D_CPV1は非活性化される。よって、表示パネル100の偶数番目ゲートラインに偶数番目ゲート信号が印加される。
【0059】
図4は
図1に図示したデータ駆動部のブロック図である。
図1及び
図4を参照すれば、データ駆動部230はシフトレジスタ231、ラッチ232、デジタル・アナログ変換器(DAC)233及び出力バッファ234を含む。
【0060】
シフトレジスタ231はデータクロック信号DCLKに基づいて並行してラッチ232にラッチ信号231aを提供する。
【0061】
ラッチ232は、ラッチ信号231aに同期してデータ(D1,D2,…,Di−1,Di)(iは、自然数)を順次にラッチする。ラッチ232はライン単位のデータをラッチし、ロード信号TPに応答してラッチされたライン単位のデータ(D1,D2,…,Di−1,Di)を出力する。
【0062】
デジタル・アナログ変換器233は、反転信号REVに基づいて正極性のガンマ基準電圧(+Vref)または負極性のガンマ基準電圧(−Vref)を利用してライン単位のデータ(D1,D2,…,Di−1,Di)を正極性、または、負極性のデータ電圧(d
1,d
2,…,d
i−1,d
i)に変換して出力する。即ち、反転信号REVはライン単位でデータ電圧の極性を制御する。
【0063】
出力バッファ234はデータ電圧(d
1,d
2,…,d
i−1,d
i)を増幅して出力する。また、出力バッファ234はライン単位のデータ電圧の極性を設定したドット(または、ピクセル)単位で制御してもよい。例えば、出力バッファ234に1ドット反転方式が適用される場合、入力されたライン単位のデータ電圧(+d
1,+d
2,…,+d
i−1,+d
i)を1ドット単位で極性が反転したデータ電圧(+d
1,−d
2,…,+d
i−1,−d
i)で出力することができる。ここでは出力バッファ234がデータ電圧の極性をドット単位で反転することを例としたが、デジタル・アナログ変換器233がデータ電圧の極性をドット単位で反転させてもよい。
【0064】
図5は
図4に図示したデータ駆動部の入出力信号の波形図である。
図3、
図4及び
図5を参照すれば、3次元画像モードの第1ノーマルフレームN_FRAME1の間における1水平区間1Hの各期間にラッチ232は左眼用データ(LD1,LD2,LD3,LD4,LD5,LD6,…)を受信する(IN_DATA)。
【0065】
ラッチ232はロード信号TPに同期して各水平期間(1H)で左眼用データ(LD1,LD2,LD3,LD4,LD5,LD6,…)をデジタル・アナログ変換器233に出力する。
【0066】
デジタル・アナログ変換器(DAC)233は反転信号REVに応答して左眼用データ(LD1,LD2,LD3,LD4,LD5,LD6,…)を正極性(+)及び負極性(−)のデータ電圧(+Ld
1,−Ld
2,−Ld
3,+Ld
4,+Ld
5,−Ld
6,…)に変換して出力する。第1ノーマルフレームN_FRAME1で、記反転信号REVは1+2ドット反転方式で反転する位相を有する。即ち、第1ラインのデータ電圧Ld
1は正極性(+)を有し、第2及び第3ラインのデータ電圧Ld
2、Ld
3は、負極性(−)を有し、第4及び第5ラインのデータ電圧Ld
4、Ld
5は正極性(+)を有し、第6及び第7ラインのデータ電圧Ld
6、Ld
7は負極性(−)を有する。このような方式で前記反転信号REVはライン単位でデータ電圧の極性を制御する。
【0067】
出力バッファ234は左眼用データ電圧(+Ld
1,−Ld
2,−Ld
3,+Ld
4,+Ld
5,−Ld
6,…)を増幅して出力する(OUT_DATA)。
【0068】
以後、第1パーシャルフレームP_FRAME1でラッチ232は各水平期間(1H)で左眼用奇数番目データ(LD1,LD3,LD5,…)を受信する(IN_DATA)。ここで、奇数番目データは奇数番目水平ラインに対応するデータである。
【0069】
ラッチ232は前記ロード信号TPに同期させて1Hを周期で左眼用奇数番目データ(LD1,LD3,LD5,…)をデジタル・アナログ変換器233に出力する。
【0070】
デジタル・アナログ変換器233は、反転信号REVに応答して左眼用奇数番目データ(LD1,LD3,LD5,…)を正極性(+)及び負極性(−)のデータ電圧(+Ld
1,−Ld
3,+Ld
5,…)に変換して出力する。第1パーシャルフレームP_FRAME1で、反転信号REVは1ドット反転方式で反転する位相を有する。即ち、第1ラインのデータ電圧Ld1は正極性(+)を有し、第3ラインのデータ電圧Ld3は負極性(−)を有し、第5ラインのデータ電圧Ld5は正極性(+)を有し、第7ラインのデータ電圧Ld7は負極性(−)を有する。このような方式で前記反転信号REVはライン単位でデータ電圧の極性を制御する。
【0071】
出力バッファ234は左眼用奇数番目データ電圧(+Ld
1,−Ld
3,+Ld
5,−Ld
7,…)を増幅して出力する(OUT_DATA)。
【0072】
第1パーシャルフレームP_FRAME1の左眼用奇数番目データ電圧(+Ld
1,−Ld
3,+Ld
5,−Ld
7,…)の極性は、第1ノーマルフレームN_FRAME1の左眼用奇数番目データ電圧(+Ld
1,−Ld
3,+Ld
5,−Ld
7,…)の極性と同一である。したがって、第1ノーマルフレームN_FRAME1に出力されたデータ電圧に対応する左眼用画像と第1パーシャルフレームP_FRAME1に出力されたデータ電圧に対応する左眼用パーシャル画像との間の視認偏差を防止することができる。
【0073】
第2ノーマルフレームN_FRAME2においてラッチ232は、各水平期間(1H)で右眼用データ(RD1,RD2,RD3,RD4,RD5,RD6,…)を受信する(IN_DATA)。
【0074】
ラッチ232はロード信号TPに同期させて各水平期間(1H)で右眼用データ(RD1,RD2,RD3,RD4,RD5,RD6,…)をデジタル・アナログ変換器233に出力する。
【0075】
デジタル・アナログ変換器233は反転信号REVに応答して右眼用データ(RD1,RD2,RD3,RD4,RD5,RD6,…)を正極性(+)及び負極性(−)のデータ電圧(+Rd1,−Rd2,−Rd3,+Rd4,+Rd5,−Rd6,…)に変換して出力する。第2ノーマルフレームN_FRAME2で反転信号REVは、(1+2)ドット反転方式で反転した位相を有する。即ち、第1ラインのデータ電圧Rd
1は正極性(+)を有し、第2及び第3ラインのデータ電圧Rd
2、Rd
3は負極性(−)を有し、第4及び第5ラインのデータ電圧Rd
4、Rd
5は正極性(+)を有し、第6及び第7ラインのデータ電圧Rd
6、Rd
7は負極性(−)を有する。このような方式で前記反転信号REVはライン単位でデータ電圧の極性を制御する。
【0076】
出力バッファ234は、右眼用データ電圧(+Rd
1,−Rd
2,−Rd
3,+Rd
4,+Rd
5,−Rd
6,…)を増幅して出力する(OUT_DATA)。
【0077】
以後、第2パーシャルフレームP_FRAME2の間ラッチ232は各水平期間(1H)で右眼用奇数番目データ(RD1,RD3,RD5,…)を受信する(IN_DATA)。
【0078】
ラッチ232はロード信号TPに同期させて各水平期間(1H)で右眼用奇数番目データ(RD1,RD3,RD5,…)をデジタル・アナログ変換器233に出力する。
【0079】
デジタル・アナログ変換器233は、反転信号REVに応答して右眼用奇数番目データ(RD1,RD3,RD5,…)を正極性(+)及び負極性(−)のデータ電圧(+Rd
1,−Rd
3,+Rd
5,…)に変換して出力する。第2パーシャルフレームP_FRAME2の間反転信号REVは、1ドット反転方式を有する。即ち、第1ラインのデータ電圧Rd1は正極性(+)を有し、第3ラインのデータ電圧Rd
3は負極性(−)を有し、第5ラインのデータ電圧Rd
5は正極性(+)を有し、第7ラインのデータ電圧Rd7は負極性(−)を有する。このような方式で反転信号REVはライン単位でデータ電圧の極性を制御する。
【0080】
出力バッファ234は右眼用奇数番目データ電圧(+Rd
1,−Rd
3,+Rd
5,−Rd
7,…)を増幅して出力する(OUT_DATA)。
【0081】
第2パーシャルフレームP_FRAME2の右眼用奇数番目データ電圧(+Rd
1,−Rd
3,+Rd
5,−Rd
7,…)の極性は第2ノーマルフレームN_FRAME2における右眼用奇数番目データ電圧(+Rd
1,−Rd
3,+Rd
5,−Rd
7,…)の極性と同一である。これによって、第2ノーマルフレームN_FRAME2の間に出力されたデータ電圧に対応する右眼用画像と第2パーシャルフレームP_FRAME2に出力されたデータ電圧に対応する右眼用画像間の視認偏差を防止することができる。
【0082】
図示されなかったが、反転信号REVは第3ノーマルフレームN_FRAME3では第1ノーマルフレームN_FRAME1の(1+2)ドット反転方式(+,−,−,+,+,−,−,…)に対応する位相と反転した(1+2)ドット反転方式(−,+,+,−,−,+,+,…)に対応する位相を有し、第3パーシャルフレームP_FRAME3では第1パーシャルフレームP_FRAME1の1ドット反転方式(+,−,+,−,…)の位相と反転した1ドット反転方式(−,+,−,+,…)に対応する位相を有し、第4ノーマルフレームN_FRAME4では第2ノーマルフレームN_FRAME2の(1+2)ドット反転方式(+,−,−,+,+,−,−,…)に対応する位相と反転した(1+2)ドット反転方式(−,+,+,−,−,+,+,…)の位相を有し、第4パーシャルフレームP_FRAME4)では第2パーシャルフレームP_FRAME2の1ドット反転方式(+,−,+,−,…)に対応する位相と反転した1ドット反転方式(−,+,−,+,…)に対応する位相を有することができる。
【0083】
反転信号REVは4フレームを周期で位相が反転するしてもよい。
これに従って、第1ノーマルフレームN_FRAME1の左眼用データ電圧の極性と、第2ノーマルフレームN_FRAME2の右眼用データ電圧の極性とが互いに同一であり、第1ノーマルフレームN_FRAME1の左眼用奇数番目(または、偶数番目)データ電圧の極性と、第1パーシャルフレームP_FRAME1の左眼用奇数番目(または、偶数番目)データ電圧の極性とが互いに同一であり、第2ノーマルフレームN_FRAME2の右眼用奇数番目(または、偶数番目)データ電圧の極性と、第2パーシャルフレームP_FRAME2の右眼用奇数番目(または、偶数番目)データ電圧の極性とが互いに同一である。結果的に3次元画像の表示品質を向上させることができる。
【0084】
図6は
図1に図示したゲート駆動部のブロック図である。
図1及び
図6を参照すれば、ゲート駆動部250は第1サブゲート回路251及び第2サブゲート回路252を含む。
【0085】
第1サブゲート回路251は複数のステージ(SRC11,SRC12,SRC13,…)を含み、垂直開始信号STV及び第1ゲートクロック信号CPV1を受信する。第1ゲートクロック信号CPV1は第1クロック信号CPV11と、第1クロック信号CPV11と位相が反転した第2クロック信号CPV12とを含む。
【0086】
ステージ(SRC11,SRC12,SRC13,…)の各々は入力端子D、クロック端子CT及び出力端子Qを含み、Dフリップフロップ(D−FF:Data Flip Flop )であってもよい。入力端子Dは垂直開始信号STV、または、以前ステージの出力信号を受信する。クロック端子CTは第1クロック信号CPV11または第2クロック信号CPV12を受信する。例えば、奇数番目ステージSRC11は、第1クロック信号CPV11を受信し、偶数番目ステージSRC12は第2クロック信号CPV12を受信する。第1クロック信号CPV11及び第2クロック信号CPV12は遅延差を有する互いに異なる信号でありうる。出力端子Qは、第1クロック信号CPV11または第2クロック信号CPV12に同期されたゲート信号を出力する。第1サブゲート回路251は奇数番目ゲート信号(G1,G3,G5,…,Gn−1)を順次に出力する。
【0087】
第2サブゲート回路252は複数のステージ(SRC21,SRC22,SRC23,…)を含み、垂直開始信号STV及び第2ゲートクロック信号CPV2を受信する。第2ゲートクロック信号CPV2は第3クロック信号CPV21と、第3クロック信号CPV21と位相が反転した第4クロック信号CPV22とを受信する。
【0088】
ステージ(SRC21,SRC22,SRC23,…)の各々は入力端子D、クロック端子CT及び出力端子Qを含み、Dフリップフロップでもよい。入力端子Dは垂直開始信号STVまたは以前のステージの出力信号を受信する。クロック端子CTは第3クロック信号CPV21または第4クロック信号CPV22を受信する。例えば、奇数番目ステージSRC21は、第3クロック信号CPV21を受信し、偶数番目ステージSRC22は、第4クロック信号CPV22を受信する。第3クロック信号CPV21は、第1クロック信号CPV11と遅延差を有する互いに異なる信号であってもよく、第3クロック信号CPV21及び第4クロック信号CPV22は、遅延差を有する互いに異なる信号であってもよい。出力端子Qは第3クロック信号CPV21または第4クロック信号CPV22に同期したゲート信号を出力する。第2サブゲート回路252は偶数番目ゲート信号(G2,G4,G6,…,Gn)を順次に出力する。
【0089】
図7は
図6に図示したゲート駆動部の入出力信号の波形図である。
図3、
図6及び
図7を参照すれば、3次元画像モードの第1ノーマルフレームN_FRAME1でゲート駆動部250は垂直開始信号STV、第1、第2、第3及び第4クロック信号(CPV11,CPV12,CPV21,CPV22)を受信する。
【0090】
第1サブゲート回路251は垂直開始信号STVに動作が開始されて第1及び第2クロック信号(CPV11、CPV12)に基づいて奇数番目ゲート信号(G1,G3,G5,…,Gn−1)を出力する。
【0091】
第2サブゲート回路252は垂直開始信号STVに応じて動作が開始されて第3及び第4クロック信号(CPV21,CPV22)に基づいて偶数番目ゲート信号(G2,G4,G6,…,Gn)を出力する。
【0092】
従って、前記第1ノーマルフレームN_FRAME1の間左眼用データLDが表示パネル100に表示される。第1パーシャルフレームP_FRAME1の間、ゲート駆動部250は、前記垂直開始信号STV、第1及び第2クロック信号CPV11、CPV12を受信する。反面、タイミング制御部270は第3及び第4クロック信号(CPV21、CPV22)をゲート駆動部250に提供しない。
【0093】
第1サブゲート回路251は垂直開始信号STVに応じて動作(operation)が開始されて第1及び第2クロック信号(CPV11、CPV12)に基づいて奇数番目ゲート信号(G1,G3,G5,…,Gn−1)を出力する。一方、第2サブゲート回路252は偶数番目ゲート信号(G2,G4,G6,…,Gn)を出力しない。
【0094】
従って、第1パーシャルフレームP_FRAME1の間左眼用奇数番目データO_LDが表示パネル100に表示することができる。
【0095】
3次元画像モードの第2ノーマルフレームN_FRAME2の間、ゲート駆動部250は、垂直開始信号STV及び第1、第2、第3及び第4クロック信号(CPV11,CPV12,CPV21,CPV22)を受信する。
【0096】
第1サブゲート回路251は垂直開始信号STVに応じて動作が開始されて第1及び第2クロック信号(CPV11、CPV12)に基づいて奇数番目ゲート信号(G1,G3,G5,…,Gn−1)を出力する。
【0097】
第2サブゲート回路252は垂直開始信号STVに応じて動作(operation)が開始されて第3及び第4クロック信号(CPV21、CPV22)に基づいて偶数番目ゲート信号(G2,G4,G6,…,Gn)を出力する。
【0098】
このような実施例において、第2ノーマルフレームN_FRAME2の間右眼用データRDが表示パネル100に表示されることができる。第2パーシャルフレームP_FRAME2の間、ゲート駆動部250は垂直開始信号STV、第1及び第2クロック信号(CPV11、CPV12)を受信する。反面、タイミング制御部270は第3及び第4クロック信号(CPV21、CPV22)をゲート駆動部250に提供しない。
【0099】
第1サブゲート回路251は垂直開始信号STVに応じて動作(operation)が開始されて第1及び第2クロック信号(CPV11、CPV12)に基づいて奇数番目ゲート信号(G1,G3,G5,…,Gn−1)を出力する。一方、第2サブゲート回路252は偶数番目ゲート信号(G2,G4,G6,…,Gn)を出力しない。
【0100】
従って、第2パーシャルフレームP_FRAME2の間右眼用奇数番目データO_RDが表示パネル100に表示される。
【0101】
図8、
図9及び
図10は
図1に図示した表示パネルの駆動方式を説明するための概念図である。
【0102】
下記(表1)に整理したように、反転信号REVがノーマルフレームで(1+2)ドット
反転方式の位相を有する場合、反転信号REVはパーシャルフレームで1ドット反転方式の位相を有する。
【0103】
【表1】
表1及び
図8を参照すると、ノーマルフレームには表示パネル100のM番目画素列に含まれた画素には(1+2)ドット反転方式による(+,−,−,+,+,−,−,…)の極性を有するデータ電圧が充電される。
【0104】
表1及び
図9を参照すると、奇数番目データを処理するパーシャルフレームには表示パネル100のM番目画素列に含まれた画素には1ドット反転方式による(+,−,+,−,…)の極性を有するデータ電圧が充電される。従って、ノーマルフレームとパーシャルフレームの奇数番目データ電圧の極性は互いに一致することになる。
【0105】
一方、表1及び
図10を参照すると、偶数番目データを処理するパーシャルフレームには表示パネル100のM番目画素列に含まれた画素には1ドット反転方式による(−,+,−,+,…)の極性を有するデータ電圧が充電される。従って、前記ノーマルフレームと前記パーシャルフレームの奇数番目データ電圧の極性は互いに一致することになる。
【0106】
図11、
図12及び
図13は本発明の第2の実施形態に係る表示パネルの駆動方式を説明するための概念図である。次に表2に整理したように、反転信号REVがノーマルフレームで1ドット反転方式の位相を有する場合、反転信号REVはパーシャルフレームで正極性(+)のハイレベルまたは負極性(−)のローレベルを維持するコラム反転方式の位相を有してもよい。
【0107】
【表2】
【0108】
表2及び
図11を参照すると、ノーマルフレームには表示パネル100のM番目画素列に含まれた画素には1ドット反転方式による(+,−,+,−,+,−,+,…)の極性を有するデータ電圧が充電される。
【0109】
表2及び
図12を参照すれば、奇数番目データを処理するパーシャルフレームには前記表示パネル100のM番目画素列に含まれた画素にはコラム反転方式による(+,+,+,+,…)の極性を有するデータ電圧が充電される。これに従って、ノーマルフレームと前記パーシャルフレームの奇数番目データ電圧の極性は互いに一致することになる。
【0110】
一方、表2及び
図13を参照すると、偶数番目データを処理するパーシャルフレームには表示パネル100のM番目画素列に含まれた画素にはコラム反転方式による(−,−,−,−,…)の極性を有するデータ電圧が充電される。従って、ノーマルフレームと前記パーシャルフレームの偶数番目データ電圧の極性は互いに一致することになる。
【0111】
図14、
図15及び
図16は本発明の第3の実施形態に係る表示パネルの駆動方式を説明するための概念図である。下記の表3に整理したように、反転信号REVがノーマルフレームで2ドット反転方式の位相を有する場合、反転信号REVはパーシャルフレームで1ドット反転方式の位相を有してもよい。
【0112】
【表3】
【0113】
表3及び
図14を参照すると、ノーマルフレームで表示パネル100のM番目画素列に含まれた画素には(1+2)ドット反転方式による(+,+,−,−,+,+,−,…)の極性を有するデータ電圧が充電される。
【0114】
表3及び
図15を参照すると、奇数番目データを処理するパーシャルフレームには表示パネル100のM番目画素列に含まれた画素には1ドット反転方式による(+,−,+,−,…)の極性を有するデータ電圧が充電される。従って、ノーマルフレームとパーシャルフレームの奇数番目データ電圧の極性は互いに一致することになる。
【0115】
一方、表3及び
図16を参照すると、偶数番目データを処理するパーシャルフレームには表示パネル100のM番目画素列に含まれた画素には1ドット反転方式による(+,−,+,−,…)の極性を有するデータ電圧が充電される。従って、ノーマルフレームとパーシャルフレームの偶数番目データ電圧の極性は互いに一致することになる。
【0116】
図17、
図18及び
図19は本発明の第4の実施形態に係る表示パネルの駆動方式を説明するための概念図である。次の表4に整理したように、反転信号REVがノーマルフレームでコラム反転方式の位相を有する場合、前記反転信号REVはパーシャルフレームもやはり、コラム反転方式の位相を有してもよい。
【0117】
【表4】
【0118】
表4及び
図17を参照すると、ノーマルフレームで表示パネル100のM番目画素列に含まれた画素にコラム反転方式による(+,+,+,+,+,+,+,…)の極性を有するデータ電圧が充電される。
【0119】
表4及び
図18を参照すると、奇数番目データを処理するパーシャルフレームには表示パネル100のM番目画素列に含まれた画素にはコラム反転方式による(+,+,+,+,…)の極性を有するデータ電圧が充電される。従って、ノーマルフレームとパーシャルフレームの奇数番目データ電圧の極性は互いに一致することになる。
【0120】
一方、表4及び
図19を参照すると、偶数番目データを処理するパーシャルフレームには表示パネル100のM番目画素列に含まれた画素にはコラム反転方式による(+,+,+,+,…)の極性を有するデータ電圧が充電される。従って、ノーマルフレームと前記パーシャルフレームの偶数番目データ電圧の極性は互いに一致することになる。
【0121】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。