(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
取付けベース部材と該取付けベース部材に装着されるカバー部材とを備え、前記取付けベース部材と前記カバー部材の内部に形成される収納空間内に、熱、煙、有害ガスなどの異常現象の発生を感知する感知部が収納されている火災感知器であって、
前記取付けベース部材の底壁内面側には、端子金具を係合可能に収容するための窪み部が設けられ、
前記端子金具は、当該先端部に先端係止用突起を有し、かつ当該側部に一対の側部係止用突起を有し、
前記窪み部には、前記先端係止用突起と前記側部係止用突起が係止可能な係合穴がそれぞれ設けられていることを特徴とする火災感知器。
前記感知部を収納する収納凹部を有する収納ケースを備え、該収納ケースが前記取付けベース部材と前記カバー部材の内部に形成される収納空間内に配置されるように構成され、
前記収納ケースと前記カバー部材は嵌合により結合可能に構成され、
前記端子金具の後端部は、前記取付けベース部材の底壁から離間した状態で前記係止部にそれぞれ係止され、
前記収納ケースの底壁外面には、回転操作により前記端子金具の後端部と前記取付けベース部材の底壁との隙間に進入して前記端子金具の後端部と接触可能な結合金具が設けられていることを特徴とする請求項4または5に記載の火災感知器。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に開示されている火災感知器においては、接続端子を感知器ベースの底にネジによって固定するように構成されているため、接続端子の取付け作業が面倒であるとともに、部品点数も多く小型化が困難であるという課題がある。
また、特許文献1に開示されている火災感知器においては、接続端子を感知器ベースの内側に設けているため、接続すべき電線を感知器ベースの内側に導くための開口部をベースに設ける必要がある。しかし、開口部をベースに設けるとベースの強度が低下したり異物が進入したりするおそれがあるので、ベースに設ける開口部をあまり大きなものとすることができない。一方、電線を感知器ベースの内側接続端子に接続する際に、感知器ベースに設けられている上記開口部に指を入れて電線の端部を引き出したりするため、開口部が小さいと電線の接続や離脱の作業がやりにくくなるという課題がある。
【0005】
本発明は上記のような課題に着目してなされたもので、その目的とするところは、感知器本体と感知器ベースとにより構成された火災感知器において、小型化を図りつつ、感知器ベースに対する接続端子の取付けを簡単に行えるとともに、感知器ベースに設けられている接続端子に対する電線の接続および取り外しを容易に行うことができるようにすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するため、請求項1に記載の火災感知器は、
取付けベース部材と該取付けベース部材に装着されるカバー部材とを備え、前記取付けベース部材と前記カバー部材の内部に形成される収納空間内に、熱、煙、有害ガスなどの異常現象の発生を感知する感知部が収納されている火災感知器であって、
前記取付けベース部材の底壁内面側には、端子金具を係合可能に収容するための窪み部が設けられ、
前記端子金具は、当該先端部に先端係止用突起を有し、かつ当該側部に一対の側部係止用突起を有し、
前記窪み部には、前記先端係止用突起と前記側部係止用突起が係止可能な係合穴がそれぞれ設けられていることを特徴とする。
【0007】
請求項1に記載の発明によれば、端子金具収納部が取付けベースと一体形成されているため、端子金具を取り付けるための部品をなくすことができ、取付けベースもしくは収納ケースの小型化が可能となるとともに、組立て工数が減り、製造コストも削減できる。
また、請求項1に記載の発明によれば、端子金具をその先端と後端と両側部で係止する構成であるため、ネジも工具も使用せずに端子金具を取付けベースの底壁に設けた窪み部内に取り付けることができ、取り付け作業が簡単に行える。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の火災感知器において、
前記窪み部には、該窪み部内面から前記取付けベース部材の底壁外面側へ通ずる電線端部挿入穴が設けられていることを特徴とする。
【0009】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の火災感知器において、
前記端子金具は、筒状をなす外殻端子板と該外殻端子板の内部に収納された弾性を有するバネ端子板とからなり、
前記窪み部内面には、前記外殻端子板とバネ端子板との接合端部に対向する位置に、前記電線端部挿入穴が設けられていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、
電線端部挿入穴に電線端部を挿入すると外殻端子板とバネ端子板との間に電線端部が進入し挟持されるため、電線と端子金具との電気的接続が簡単に行える。
【0010】
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の火災感知器において、
前記取付けベース部材の側壁または底壁には、前記端子金具の後端部を係止可能な係止部が設けられていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、
端子金具の後端部を取付けベース部材の側壁または底壁に設けられた係止部によって係止することで、端子金具をより強固に固定できる。
【0011】
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の火災感知器において、
前記窪み部は、互いに一方の端部が接する外側傾斜壁と内側傾斜壁を有し、
前記内側傾斜壁に前記電線端部挿入穴が設けられ、
前記外側傾斜壁にはスリットが形成されるとともに該スリット内に位置し前記取付けベースの底壁外面より突出する部位を有する弾性押圧片が設けられ、
該弾性押圧片は、外部より前記突出する部位が押圧されると内側移動して、前記バネ端子板を変形させ、外殻端子板とバネ端子板との接合力を弱めるように構成されていることを特徴とする。
【0012】
請求項5に記載の発明によれば、弾性押圧片の突出部位を押圧するだけで簡単に端子金具に接続されていた電線を引き抜くことができる。
【0013】
請求項6に記載の発明は、請求項
4または5のいずれかにに記載の火災感知器において、
前記感知部を収納する収納凹部を有する収納ケースを備え、該収納ケースが前記取付けベース部材と前記カバー部材の内部に形成される収納空間内に配置されるように構成され、
前記収納ケースと前記カバー部材は嵌合により結合可能に構成され、
前記端子金具の後端部は、前記取付けベース部材の底壁から離間した状態で前記係止部にそれぞれ係止され、
前記収納ケースの底壁外面には、回転操作により前記端子金具の後端部と前記取付けベース部材の底壁との隙間に進入して前記端子金具の後端部と接触可能な結合金具が設けられていることを特徴とする。
【0014】
請求項6に記載の発明によれば、予め取付けベース部材を天井平板等に固定しておいて、後から感知部を収納する収納ケースとカバー部材を装着することができるため、取付けネジが外部から見えることがないので、取付け状態の美観が向上する。また、嵌合により結合された収納ケースおよびカバー部材を取付けベースに装着することによって、収納ケース内部の感知部と取付けベース部材側の端子金具との電気的な接続が同時に行われるため、作業性が向上する。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、感知器本体と感知器ベースとにより構成された火災感知器において、小型化を図りつつ、感知器ベースに対する接続端子の取付けを簡単に行えるとともに、感知器ベースに設けられている接続端子に対する電線の接続および取り外しを容易に行うことができるという効果がある。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、図面を参照して、本発明を適用した火災感知器の一実施形態について説明する。
図1は本発明に係る火災感知器の一例としての光電式煙感知器の一実施形態を示す分解斜視図である。
本実施形態の火災感知器10は、火災に伴い発生した煙を感知可能な光電式煙感知器(以下、単に感知器と記す)であり、建造物の天井平板などに設置されて使用されるように構成されている。なお、
図1の説明では、感知器10を建造物の天井面に設置した状態で下になる側を上側、下になる側を上側とする。
【0018】
本実施形態の感知器10は、
図1に示すように、建造物の天井平板などに形成された開口部に嵌合される取付けベース11と、外形が略ドーム状をなし前記取付けベース11の上側全体を覆うように取付けベース11に接合されるヘッドカバー12と、前記取付けベース11とヘッドカバー12とにより形成される内部空間に収納される感知部収納ケース13および該収納ケース13に収納される煙感知部40とを備える。取付けベース11とヘッドカバー12および収納ケース13は、合成樹脂で形成されている。
上記取付けベース11とヘッドカバー12とにより感知器の筐体が構成される。また、
図1には示されていないが、本実施形態の感知器10は、前記取付けベース11を天井平板などに固定するための取付け金具15(
図7参照)を備える。
【0019】
取付けベース11は、感知器10の下側筐体壁を構成するもので、感知部収納ケース13が嵌合される円筒状の収納凹部11Aと、該収納凹部11Aの縁部に沿って鍔状に形成された取付けプレート部11Bとからなる。そして、取付けプレート部11Bには、予め建築物の天井面等に設置された取付け基台(図示省略)に、当該感知器10をネジ止め固定するためのネジ挿通穴11a(2箇所)が設けられている。本実施形態の感知器10は、取付けプレート部11Bを利用したネジ止め、または前記取付け金具15の何れかにより建造物の壁面への取付けが選択的に行えるようになっている。そのため、設置個所の自由度が高くなる。
【0020】
さらに、取付けベース11の収納凹部11Aの底部には、外部からの電線の端部を電気的に接続するための端子金具16(
図11参照)を収納し保持する収納部11b(3箇所)が設けられている。また、取付けベース11の収納凹部11Aの底部には、上記取付け金具15(
図7参照)を用いて取付けベース11を建築物の天井平板に固定する場合に使用するネジ61(
図7参照)を挿通するためのネジ挿通孔11c(2箇所)が設けられている。このように、本実施例では、端子金具収納部(11b)が取付けベースと一体形成されているため、端子金具を取り付けるための部品をなくすことができ、取付けベースもしくは収納ケースの小型化が可能となるとともに、組立て工数が減り、製造コストも削減できる。
【0021】
また、感知部収納ケース13の底壁下面の上記収納部11bに対応する位置には、端子金具16と係合することで感知部収納ケース13を取付けベース11に固定するとともに煙感知部40と端子金具16の電気的接続を図るため結合金具17(3箇所)が設けられている。感知部収納ケース13は、その結合金具17の先端を端子金具16の側部に合わせるようにして取付けベース11の収納凹部11Aに嵌合させた後、回転させると、結合金具17と端子金具16とが噛み合って結合状態が保持されるように構成されている。
そのため、感知部収納ケース13と取付けベース11との結合が簡単に行えるとともに、収納ケース内部の煙感知部40の回路基板41に設けられた接続用端子と取付けベース部材側の端子金具との電気的な接続も簡単に行える。
【0022】
また、上記感知部収納ケース13の周壁には、ヘッドカバー12の内部に設けられている係合爪23a(
図2参照)と嵌合可能な係合穴13a(
図2参照)を先端内面に有する係止片13b(3箇所)が設けられている。これらの係止片13bは、両側に垂直方向のスリットが形成されることで弾性変形可能にされており、係止片13bの先端の係合穴13aにヘッドカバー12の内壁面に形成されている係合爪23a(
図2参照)が嵌合されることでヘッドカバー12が感知部収納ケース13に結合される。
【0023】
ヘッドカバー12は、その頭頂部中央に、暗箱を貫通する光ガイド部材24の先端が露出する光放出部21が設けられている。また、ヘッドカバー12には、円周方向に沿って複数の開口が形成され、該開口が外部の煙をケース内部に流入可能にする煙流入口22として機能するように構成されている。なお、光ガイド部材24(
図6参照)は、水平部24aと垂直な棒状部24bとを有し全体がほぼL字状をなし、垂直な棒状部24bの下端の光入射部(端面)が、回路基板上に実装される発光ダイオード(LED)と対向するように構成されている。
【0024】
以上の説明から、上記のように構成された本実施形態の感知器においては、予め取付けベース部材(11)を取付け金具(15)によって天井平板等に固定しておいて、後から感知部を収納する収納ケース(13)とカバー部材(12)を装着することができる。そのため、取付けネジ(61)が外部から見えないようになり、取付け状態の美観が向上することが分かる。また、取付けベース部材への収納ケースとカバー部材を装着によって、収納ケース内部の感知部と取付けベース部材側の端子金具(16)との電気的な接続が同時に行われるため、作業性が向上する。
【0025】
図2(A)にはヘッドカバー12を、中心を通る垂直面に沿って切断した断面図、また
図2(B)には
図2(A)の一点鎖線で囲まれた部分拡大図が示されている。
図2に示すように、ヘッドカバー12の裏面側には、煙流入口22の下端部に沿って下方へ突出するリブ23が煙感知部40の密閉度を高めるために設けられている。そして、該リブ23の外周面に、前記係止片13bの先端の係合穴13aが外側から嵌合可能な係合爪23aが設けられている。また、上記係止片13bの先端部には、後述の分離用工具50(
図4参照)の開放爪55aと嵌合可能な係合穴13cがそれぞれ設けられている。
【0026】
上記のように、ヘッドカバー12の内側のリブ23の外周面に、前記係止片13bの先端の係合穴13aが外側から嵌合可能な係合爪23aが設けられているため、係止片13bに外側から内側へ向かう力を加えても嵌合が外れることはなく、それによってヘッドカバー12が外れにくくなる。ヘッドカバー12を感知部収納ケース13から取り外すには、3個の係止片13bを同時に外側へ広げる力を加えて係止片13bの先端の係合穴13aと係合爪23aとの嵌合を外す必要があり、後述の分離用治具50を使用しないと簡単には行えないようになる。
【0027】
しかも、ヘッドカバー12の内側のリブ23の外周面に、複数の係止片13bの先端部と嵌合可能な複数の係止爪23aが設けられているため、係止片13bの先端部の係合穴13aと係止爪23aとの嵌合箇所は外壁によって真横からは見えない場所に位置することとなり、指や汎用の工具を使用して嵌合を外すことが困難になる。
なお、係止爪13bと係合穴13aの関係は逆、すなわち、係止片13bの先端に係止爪を設け、ヘッドカバー12の外周壁に係合穴を設けても良い。また、係止片13bをヘッドカバー12に設け、係止爪または係合穴を収納ケース13に設けても良い。
【0028】
以上説明したように、本実施形態においては、複数の係止片(13b)を感知部収納空間の中心側から外側方向へ広げることで、係止片の係合穴(もしくは係止爪)とヘッドカバー側の係止爪(もしくは係合穴)との嵌合が外れるように構成しているので、収納ケース13とヘッドカバー12とを結合する嵌合部分を外側から内側へ押圧しても嵌合が外れない構造となる。そのため、外部からの衝撃が加わることで収納ケース13からカバー部材としてのヘッドカバー12が外れたり、ユーザが興味本位で分解したりするのを防止することができる。
【0029】
また、本実施形態においては、先端に係合穴(もしくは係止爪)が設けられた複数の係止片13bは、収納ケース(またはヘッドカバー)の中心線を挟んで互いに対向する位置からずれた位置にそれぞれ設けられている。ここで、「互いに対向する位置からずれた位置にそれぞれ設ける」とは、例えば実施例のように120度ずつ等間隔で3個の係止片13bを設けることで180度の位置にならないようにすることを意味する。
例えば90度ずつ等間隔で4個の係止片を設けた場合、互いに対向する位置にある係止片同士の先端を広げる力の作用方向が逆向き(180度正反対)となるため力が均等にかかり易く係止片を広げる作業が容易である。これに対し、本実施形態のように複数の係止片を互いに対向しない位置にそれぞれ設けると、係止片同士の先端を広げる力の作用方向が正反対方向とはならないので、均等の力を加えにくくなりそれによって係止片の先端を広げる作業が困難つまりカバーを分離することが困難になるという利点がある。
【0030】
なお、係止片13bは、
図2に示すような形状のものに限定されず、
図3(a)〜(e)のような形状であっても良い。また、係止爪と係合穴との関係は上記と逆、すなわち
図3(f)に示すように、係止片13bの先端に係止爪13fを形成し、ヘッドカバー12のリブ23の外周面に係合穴を形成するようにしても良い。
図3(a)〜(e)のうち、(a)は係止片13bを感知部収納ケース13の周壁の縁部に横向きに設けたもの、(b)は係止片13bの先端面に分離用工具(
図4参照)の開放爪55aと嵌合可能な係合穴13cを設ける代わりに鉤型としたもの、(c)は係止片13bの先端を横向きの鉤型としてものである。また、
図3(d)は係止片13bの先端を鉤型または箱状にする代わりに折り曲げ片を形成してそこに係合穴13cを設けたもの、(e)は係止片13bの先端に引っ掛け部13dを設けるとともに、分離用治具の開放爪55aにV字状の切欠きを設けたものである。
【0031】
上記のように、係止片(13b)の先端部に、分離用治具もしくは工具の先端を引っ掛けることが可能な係止突起(13d)もしくは係止穴(13c)をそれぞれ設けることにより、分離用治具もしくは工具を使用して係止爪(23a)と係合穴(13a)との嵌合を外す作業が容易に行えるため、収納ケース部材(13)とカバー部材(12)とを分離して行う修理、点検作業が容易に行えるようになる。
また、係止片(13b)の先端内面に係合穴(13a)もしくは係止爪をそれぞれ設け、係止片(13b)の先端部の前記先端内面と直行する面に係止穴(13c)をそれぞれ設けることにより、分離用治具もしくは工具を係止片(13b)の先端に容易に係合させることができ、嵌合を外す作業が容易に行えるようになる。
【0032】
図4には、係止片13bの係合穴13aと係合爪23aとの嵌合を外す際に使用する分離用治具の具体例が示されている。
図4の分離用治具50は、ヘッドカバー12の裏面のリブ23の径とほぼ同一の径を有する円筒状の治具本体部51と、該治具本体部51の外周面下部から底面にかけて外側方向へ突出するように設けられた支承部51a(円周方向に等間隔に3箇所)と、前記支承部51aを貫通するように横架された支軸52によって回動可能に支持されている作動バー53(3箇所)と、これらの作動バー53の先端側を上記治具本体部51側へ付勢するため3本の作動バー53に亘って捲回された輪ゴム54とを備える。輪ゴムの代わりに、作動バー53の先端側を上記治具本体部51の中心側へ付勢するトーションバネを各支軸52に設けても良い。
【0033】
上記治具本体部51は合成樹脂によって収納ケース13の外周と嵌合可能な円筒状に形成され、円筒の縁部には3本の作動バー53に対応して切欠き51cが3箇所設けられている。また、上記各作動バー53の先端には、上記切欠き51c内に臨む位置に開放爪55aを有する金属製の作動片55(
図5参照)がそれぞれボルト56によって作動バー53のヘッド部53aに固定されている。上記各作動バー53の後端(作動片55と反対側の端部)には、作業者が手で握ることができるグリップ部53bが設けられている。
上記のように、円筒状の治具本体部51および作動部材(作動バー53)を合成樹脂によって形成することで、治具全体の重量を減らして操作性を向上させることができるとともに、力が集中する係止突起(開放爪55a)を金属製とすることで耐久性を向上させることができる。
【0034】
図5には、上記分離用治具50を用いた係止片13bの係合穴13aと係合爪23aとの嵌合の外し方が示されている。具体的には、一体になっているヘッドカバー12および感知部収納ケース13に対して、治具本体部51の3本の作動アーム53の先端の開放爪55aを近づけ、感知部収納ケース13の外周の3本の係止片13bの先端部の係合穴13cにそれぞれ係合させる。なお、
図5には分離用治具50が下側からヘッドカバー12に挿入されているが、実際の作業の際には、一体になっているヘッドカバー12および感知部収納ケース13を逆さにして、分離用治具50を上方からヘッドカバー12へ挿入するのが良い。
【0035】
それから、治具本体部31の3本のグリップ部53bを握って内側へ力を加える。すると、感知部収納ケース13の外周の3本の係止片13bの先端が同時に外側へ広がり、係合爪23aと係止片13bの係合穴13aとの嵌合が外れることとなる。
上記のように、
図4に示すような分離用治具50を使用することで、感知部収納ケース13の外周の係止片13bと係合爪23aとの嵌合を外してヘッドカバー12を感知部収納ケース13から容易に分離することができる。つまり、本実施形態の感知器は、
図4に示すような治具50を使用しないと、感知部収納ケース13の外周の係止片13bとヘッドカバー12のリブ外周面の係合爪23aとの嵌合を外すことが困難であり、ヘッドカバー12を感知部収納ケース13から容易に分離することができないこととなる。
【0036】
また、本実施形態における分離用治具50の作動部材としての作動バー53は、
図5に示すように、本体部51の外側面とほぼ平行である第1の面F1と、前記本体部51の底面とほぼ平行である第2の面F2とを有し、前記第1の面F1と第2の面F2とのなす角度は、前記本体部51の外側面と底面とのなす角度(
図5では90度)よりも僅かに大きくなるように設定されている。
上記のように作動部材(作動バー53)に設けた第1の面F1と第2の面F2とのなす角度を、円筒状本体部の外側面と円筒状本体部の底面とのなす角度よりも僅かに大きくなるように設定することにより、作動部材(作動バー53)の回動角度を小さくすることができ、作業者が各作動部材(作動バー53)の先端の係止突起(開放爪55a)を収納ケース部材またはカバー部材の係止片の先端に係止させた状態で複数の作動部材(作動バー53)を掴んで力を入れた際に、いずれかの係止片に力が集中してしまうのを回避して、均等に力を加え易くなる。つまり仮に、作動部材(作動バー53)に、円筒状本体部51の底面とほぼ平行である第2の面がないとすると、最も曲がり易い係止片に力が集中してしまい曲がりにくい係止片は嵌合を外しにくくなるが、第1の面と第2の面を設けることで、複数の係止片の嵌合を同時に外し易くなるという利点がある。
なお、第1の面F1と第2の面F2とのなす角度を円筒状本体部の外側面と円筒状本体部の底面とのなす角度よりも僅かに大きくする代わりに、同一の角度(例えば90度)に設定し、作動バー53の内面と円筒状本体部51の外面との間に、嵌合を外すのに必要な量だけ係止片13bを変形させることができる程度の隙間を設けておくようにしても良い。
【0037】
次に、
図6を用いて、感知器10の本来の煙感知機能を実現するための煙感知部40について説明する。なお、
図6では、ヘッドカバー12と取付けベース11の図示を省略している。
図6の説明では、
図1と同様、感知器10を建造物の天井面に設置した状態で上になる側を下側、下になる側を上側とする。
煙感知部40は、
図6に示すように、前記感知部収納ケース13(
図1参照)に収納される回路基板41と、該回路基板41に搭載される高さの低い有底円筒状の暗箱基台42と、該暗箱基台42の内壁と係合する同じく円筒状の防虫網44と、該防虫網44を挟んで前記暗箱基台42と係合し暗箱を形成する有底円筒状の暗箱ケース43とを備える。防虫網43は、小さな網目を有する円筒状に形成されている。
【0038】
回路基板41は、表面や内部にプリント配線(図示省略)が施され、上面および下面に検出回路を構成する素子(トランジスタ、抵抗、容量)やIC(半導体集積回路)などの電子部品が実装されたプリント配線基板により構成され、回路基板41の下面に突設された接続ピン(図示省略)が、感知部収納ケース13内の結合金具17(
図1参照)に半田付けされることで感知部収納ケース13に固定されるようになっている。
このように、回路基板41の下面より突出する接続ピンの先端を結合金具17に半田付けすることで、電気的な接続が行われると同時に、回路基板41と収納ケース13とが物理的に結合され一体化されるため、ユーザによる興味本位の分解を防止することができる。
【0039】
また、回路基板41上には、感知器が作動中であることを報知するための発光ダイオード(LED)41aが面実装されているとともに、暗箱基台42には該LED41aに対応する位置に導通孔42aが形成されている。そして、該導通孔42aに上記光ガイド部材24の垂直棒状部24bの下端の光入射部(端面)が対向するように配置され、LED41aが点灯されると出射された光は上述した光ガイド部材24によって誘導され、前記光放出部21より放出されるように構成されている。
さらに、回路基板41の左右両縁部の対向する位置には一対の突起部41bが形成されているとともに、暗箱基台42の下端周縁部の対応する位置には下方へ突出する一対の係止片42bが設けられている。そして、係止片42bの先端にはそれぞれ係合穴が設けられており、回路基板41の突起部41bを暗箱基台42の係止片42bの係合穴に嵌合させることで、暗箱基台42の下面に回路基板41が結合、保持されるようになっている。
【0040】
暗箱基台42には、円形を成す周壁の内側に、基台表面に形成された起立壁により構成されLED(発光ダイオード)のような発光素子18を保持する収納部42cと、同じく起立壁により構成されフォトダイオードのような受光素子19を保持する収納部42dとが設けられている。また、図示しないが、暗箱基台42の収納部42c,42dの内側部位には発光素子18と受光素子19のリード端子を挿通する挿通孔が形成されており、これらの挿通孔に挿入され下方へ突出したリード端子が回路基板41の所定位置に半田付けされることにより、発光素子18および受光素子19が回路基板41上の配線に電気的に接続されるように構成されている。
【0041】
また、暗箱基台42上の収納部42cおよび42dは、それらに収納される発光素子18と受光素子19の光軸が一致しないように向きが設定されている。つまり、発光素子18から出射された光が直接受光素子19に入射しないように、各素子の光軸の角度が設定されている。
さらに、収納部42cおよび42dを構成する起立壁のうち最も外側の起立壁と、暗箱基台42の外周壁との間に、若干の隙間が生じるように収納部42cおよび42dを構成する起立壁が形成され、該起立壁と暗箱基台42の外周壁との隙間に上記防虫網44の縁部が挿入可能に構成されている。
【0042】
暗箱ケース43は、不透明な合成樹脂材によって形成され、ベースとなる円板状の蓋部43aと、中央に煙検知空間を形成するように円周方向に沿って設けられた円環状のラビリンス構造体43bとを有している。ラビリンス構造体43bは、断面形状がZ字形、Y字形、L字形等を有し蓋部43aと一体に形成されタービンのフィンの配置に類似した形態で配置された起立壁からなる複数の遮光壁によって構成されている。また、図示しないが、ラビリンス構造体43bには、前記発光素子18と受光素子19の収納部42cおよび42dと嵌合し、収納部42c、42dの外側を囲繞可能に形成された遮光壁を兼ねた収納壁が設けられている。
【0043】
上記複数の遮光壁は、互いに端部が隙間をおいて重なるように配置、形成されることで、外部からの煙を通過させる整流フィンとして機能し、光は内部へ入らないように構成されている。また、外部からの光が遮光壁で反射を繰り返しながら内部に到達するのを抑制するため、表面が黒色でかつ反射率が低くなるような面にされている。かかるラビリンス構造体43bを有する暗箱ケース43が、ラビリンス構造体43bの端面すなわち遮光壁の先端が暗箱基台42の底面に接合するように、上方より係合されることで煙検知空間を有する暗箱が構成される。
そして、防虫網44がラビリンス構造体43bの周囲を覆うように配置されることで、暗箱内に虫や埃が入り込むのを防止できるようになっている。また、暗箱ケース43には、前記回路基板41上のLED24aからの光をヘッドカバー12の光放出部21へ誘導する光ガイド部材24の棒状部24bが挿入される開口43cと、該開口43cに連続するように筒状部(図示省略)が設けられており、光ガイド部材24を通過する光が暗箱内に漏れないように構成されている。筒状部の他端(図では下端)は、暗箱基台42の導通孔42aに接合される。
【0044】
図7には、感知器10を天井平板等に固定するための取付け金具15の具体例が示されている。なお、
図7では、感知器10を
図1と上下逆にして示してあり、建造物の天井面に設置した状態で上になる側を上側、下になる側を下側とする。
図7に示すように、本実施形態における取付け金具15は、一対の脚部15a,15bとこれらを結合する水平部15cと有し全体として脚立状に形成され、薄い金属板を折り曲げ加工して構成されており、比較的小さな力で脚部15a,15bの先端間隔を狭めることができるよう弾性変形可能にされている。このように、脚部15a,15bが弾性変形可能に構成されているのは、天井平板等に取付けベース11の収納凹部11Aの外径よりも若干大きく形成された開口部に、取付け金具15を挿入させることができるようにするためである。
【0045】
取付け金具15の水平部15cの両端部には、雌ネジを有するネジ穴15dがそれぞれ形成され、脚部15a,15bの上端部には水平方向に突出する折曲片15fが設けられ、該折曲片15fにはネジの外径よりも若干大きな幅を有する長穴15eが形成されている。
上記のような取付け金具15を用いて感知器10を天井平板等に固定する場合、取付けベース11の収納凹部11Aの底部に設けられたネジ挿通孔11c(2箇所)に、それぞれ充分に長い取付けネジ61をそれぞれ挿通し、折曲片15fの長穴15eを貫通させ、ネジの先端を取付け金具15の水平部15cに設けられているネジ穴15dに螺合させる。その後、取付け金具15の脚部15a,15bの先端を2本の指で狭めた状態にして、天井平板等に形成されている開口部に挿入し、指を離すと弾性復元力で脚部15a,15bの先端が広がり、天井平板の開口部から抜けなくなる。なお、取付けの際に取付け金具15の脚部15a,15bの先端を指で狭めなくても、取付け金具15を天井平板に設けられた開口部に挿入して押し込むと、脚部15a,15bが弾性変形して先端が狭くなって通過し、開口部を完全に通過すると先端が広がった元の状態になって抜けなくなる。
【0046】
この状態で、取付けベース11の収納凹部11Aを天井平板等の開口部に嵌合させ、取付けネジ61をドライバで回して締め付けを行う。すると、取付け金具15の水平部15cと取付けベース11の底面との距離がだんだんに狭くなり、脚部15a,15bの先端が天井平板の裏面に接触し、取付けベース11の取付けプレート部11Bが天井平板の表面(開口の縁部)に接触した状態となり、取付けベース11が天井平板に固定される。その後、取付けベース11の収納凹部11A内に、ヘッドカバー12を装着した感知部収納ケース13を挿入して回すと、結合金具17(
図1参照)と端子金具16のテール部16c(
図11参照)とが噛み合って取付けベース11と感知部収納ケース13とが結合され、感知器10の取付けが完了する。このとき、感知器10は、
図8に示すように、ヘッドカバー12のみが天井平板62の表面より露出し、取付けベース11はほぼ隠れた状態になる。
【0047】
次に、取付けベース11の収納凹部11Aの底部に設けられている収納部11b(3箇所)と該収納部に収納保持される端子金具16の構造および収納部11bへの端子金具16の収納の仕方について説明する。
図9および
図10は取付けベース11の詳細を示すもので、
図9(A)は平面図、
図9(B)は底面図、
図10(A)は側面図、
図10(B)は一部断面側面図である。
図9に示すように、収納凹部11Aの底部には、時計の文字盤における3時と6時と9時の位置にそれぞれ端子金具16を収納するための収納部11bが設けられ、
図11(A)に示すように各収納部11b内に端子金具16が傾斜した状態で挿入されている。
【0048】
端子金具16は、
図11(B)に示すように、剛性を有する導電性材料からなる外殻端子板16Aと、該外殻端子板16A内に挿入された弾性を有する導電性材料からなるR字状のバネ端子板16Bとからなる。外殻端子板16Aは、頭部と一対のアーム部16aと胴体部16bとテール部16cとからなり、このうち胴体部16bのみが断面矩形状の筒状をなしそれは以外の部位は板状である。筒状の胴体部16b内にR字状のバネ端子板16Bが弾性変形された状態で挿入され、その復元力で胴体部内に保持される。また、外殻端子板16Aの胴体部16bには、頭部側からテール側へ向けてスリット16dが形成されている。また、バネ端子板16Bには突起16eとスリット16fが形成されている。
【0049】
取付けベース11の各収納部11bは、
図10(B)に示すように、それぞれV字状の窪み部を有し、窪み部を形成する外側傾斜壁11dの中心には、
図9(B)に示すように、スリット11eが形成され、該スリット11e内にはベースの中央側の端部が自由端にされた押圧片11fが設けられている。そして、この押圧片11fは、その背面(図では下面)が外側傾斜壁11dの外面(
図10では下面)よりも突出するように形成されている。また、押圧片11fの内側は、上記殻端子板16Aのスリット16d内に入り込んでバネ端子板16Bのスリット16fの両側の接触片16g1,16g2のスリット寄りの縁部に当接可能にされており、押圧片11fの背面を外側から内側方向へ押圧すると弾性変形を起こして窪み部内部へ深く進入しバネ端子板16Bの接触片16g1,16g2を押圧して変形させることができるように構成されている。挿入された電線の先端はこの接触片16g1,16g2と殻端子板16Aの上壁内面との間に挟持される。
【0050】
また、
図9(A)に示すように、収納部11bの窪み部を形成する内側傾斜壁11gのほぼ中心位置には、端子金具16を構成する外殻端子板16Aの先端部(頭部16a)中央の係止用突起16a1が係合可能な係合穴11iが形成されている。
さらに、各収納部11bの窪み部を形成する側壁の、上記係合穴11iの高さとほぼ同一の高さ位置には、外殻端子板16Aの先端部両側部に設けられている一対の係止用突起16a2が係合される一対の係合穴11jが形成されている。
さらに、
図9(B)に示すように、窪み部を形成する内側傾斜壁11gの底部側には、建造物に配設されたビニール絶縁電線のような導電線60(
図10(B)参照)の端部を外部より挿入するための一対の細孔11hが形成されている。なお、上記係合穴11iおよび11jには、係合された突起16a1,16a2を抜けにくくする爪11n(
図11(A)参照)がそれぞれ設けられている。
【0051】
また、
図10(B)に示すように、各収納部11bの外側の収納凹部11Aの外周壁底部には、外殻端子板16Aのテール部16cの後端が係合される係合凹部11kが形成されている。端子金具16は、外殻端子板16Aの係止用突起16aと16bが上記係合穴11iと11jに係合されることで収納部11b内に保持される。さらに、外殻端子板16Aのテール部16cが上記係合凹部11kに係合されることで、前述のように、感知部収納ケース13を取付けベース11に回転操作によって装着する際、つまり結合金具17と端子金具16とが噛み合って結合される際に発生する端子金具16に加わる回転方向の力を抑制し、端子金具が係合穴から外れるのを防止することができ、より強固に保持されるようになっている。なお、
図10(B)において、符号Sで示されている隙間が、結合金具17(
図1参照)が挿入され外殻端子板16Aのテール部16cと噛み合うための空間である。
【0052】
上記のように、外殻端子板16Aは、3カ所で係止され収納部11b内に保持されるようになっている。そのため、外殻端子板16Aは、容易に収納部11b内から抜け落ちることがない。つまり、本実施形態においては、端子金具を、その先端と両側部で係止する構成であるため、ネジも工具も使用せずに端子金具を取付けベースの底壁に設けた窪み部内に取り付けることができ、取り付け作業が簡単に行える。また、部品点数が減少するため、取付けベースもしくは収納ケースの小型化が可能となるとともに、組立て工数が減り、製造コストも削減できる。
また、上記実施例の取付けベースの構造では、1工程の金型による樹脂成形(スライドなし)で上述全ての端子金具収納パーツ(窪み部:係合穴(及び係止爪)、弾性押圧片(リリースボタン)等)を制作することができ、製造コストを削減することができる。
【0053】
なお、上記のように、収納部11bの窪み部を形成する内側傾斜壁11gに電線の端部を外部より挿入するために一対の細孔11hをそれぞれ形成しているのは、建造物に配設されている電線を途中で切断して生じた2つの電線端部をそれぞれ上記一対の細孔11hより挿入して、端子金具16にて電気的に接続させることで、一方を導入線、他方を導出線として機能させるためである。これにより、切断された電線間の導通を維持したまま信号や電力を当該感知器内部に取り込むことができる。
【0054】
次に、細孔11hより挿入された電線端部の端子金具16による結合について説明する。
前述したように、端子金具16は、筒状の胴体部を有する外殻端子板16Aと、該外殻端子板16A内に挿入されたR字状のバネ端子板16Bとからなり、外殻端子板16Aの胴体部16bの上壁内面とバネ端子板16Bのスリット16fの両側の接触片16g1,16g2との接合部が、上記一対の電線挿入用の細孔11hに対向する位置に来るように構成されている。
そのため、
図10(B)に示すように、上記一対の細孔11hより電線60の端部を挿入すると、電線の先端はバネ端子板16Bの接触片16g1,16g2を変形させながら、外殻端子板16Aの上壁内面との間に入り込んで行く。その結果、挿入された電線端部は、バネ端子板16Bの弾性復元力によって、外殻端子板16Aの上壁内面とバネ端子板16Bの両側の接触片16g1,16g2との間にしっかりと挟持され、外側方向へ引っ張ったとしても簡単には抜けないようにされる。
【0055】
一方、前述したように、収納部11bの窪み部を形成する外側傾斜壁11dには押圧片11fが設けられており、端子金具16が収納部11bに収納された状態では、この押圧片11fの先端が外殻端子板16Aのスリット16d内に進入してバネ端子板16Bの接触片16g1,16g2のスリット寄りの縁部に接触するようになっている。また、電線60の先端は、各接触片16g1,16g2の中央部に接触される。そのため、押圧片11fを外側から内側へ押し込むと、バネ端子板16Bが変形して外殻端子板16Aの上壁内面との間の隙間を広げる。その結果、電線60を外側方向へ引っ張ると容易に電線端部を引き抜くことができるようになる。
【0056】
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず適宜変更可能であるのは勿論である。例えば、上記実施形態では、本発明を煙感知器(熱煙感知器)に適用したものについて説明したが、本発明は、熱感知器やガス感知器などにも適用することができる。
また、上記実施形態では、本発明を、脚立状の取付け金具15を使用して平板に取り付けるタイプの感知器に適用した場合について説明したが、本発明の一部の実施形態(ヘッドカバーと本体との結合構造)は、取付け金具を使用しないタイプの感知器におけるヘッドカバーと本体との結合に適用することができる。