【実施例】
【0017】
以下、本発明の実施例に係るクレジットカード事前登録によるタクシー料金のカードレス決済システムについて詳細に説明する。
【0018】
(実施例1)
本実施例1に係るクレジットカード事前登録によるタクシー料金のカードレス決済システム1は、
図1に示すように、タクシー配車センターの配車センターコンピュータ装置11と、タクシー利用客(顧客)の利用客端末(パーソナルコンピュータ等)21と、タクシー営業所の営業所端末(パーソナルコンピュータ等)31と、タクシー車両の車載端末41と、カード決済センターの決済センター端末(パーソナルコンピュータ等)51と、前記利用客端末21、営業所端末31と、配車センターコンピュータ装置11との間の情報交信を行う通信網(インターネット)2と、前記配車センターコンピュータ装置11と車載端末41との間の無線交信を行うタクシー無線網3と、前記配車センターコンピュータ装置11と決済センター端末51との間の情報交信を行う専用線(専用通信回線)4と、を含んで構成している。
【0019】
前記配車センターコンピュータ装置11は、IVR/CTI12と、AVM13と、カード決済システム14と、顧客マスタD1と、注文情報記憶部D2と、車両位置情報記憶部D3と、料金情報記憶部D4と、を具備している。
【0020】
また、前記配車センターコンピュータ装置11は、タクシー利用客の利用客端末21との情報交信用の会員登録サイト18、WEBサービス15、及び、WEBサイト16を通信網2を介して閲覧可能に開設するとともに、タクシー営業所の営業所端末31との情報交信用の料金入力サイト17を開設している。
【0021】
ここに、前記IVRとは、音声自動応答システム(Interactive Voice Response)を意味し、前記CTIとはコンピュータ・電話統合システム(Computer Telephony Integration)を意味し、前記AVM13とは、運行タクシー車両の位置・状況自動管理システム(Automatic Vehicle Monitoring System)を意味するものである。
【0022】
次に、本実施例1に係るクレジットカード事前登録によるタクシー料金のカードレス決済システム1におけるタクシー利用客の会員登録処理について
図2を参照して説明する。
【0023】
まず、タクシー利用客は、タクシー利用のための会員登録処理を行う。
【0024】
すなわち、タクシー利用客は、利用客端末21を操作し、通信網2を介して配車センターコンピュータ装置11の会員登録サイト18にアクセスし、自己の電子メールアドレスを入力し、会員仮登録処理を行う。
【0025】
これにより、配車センターコンピュータ装置11の会員登録サイトから通信網2を介して利用客端末21へ確認メールが送信される。
【0026】
タクシー利用客は、利用客端末21を操作し、受信した確認メールの本文に記載されている会員本登録サイトのリンクをクリックし、通信網2を介して会員本登録サイトへアクセスする。
【0027】
そして、タクシー利用客は、利用客端末21を操作し、会員本登録サイトで自己の氏名、電話番号、住所等の利用客識別情報と、クレジットカード番号、有効期限、タクシー利用客自身が定めたカードレス決済のためのカードレス決済確認情報である乗車時の確認番号等(例えば、123456等)を入力し、通信網2を介してこれらの入力情報を配車センターコンピュータ装置11に送信して会員本登録処理を行う。
【0028】
配車センターコンピュータ装置11の会員登録サイト18は、タクシー利用客の利用客端末21から送信された前記入力情報を顧客マスタD1に記憶して保存し、また、当該タクシー利用客の利用客端末21にWEBサイト16へログインするためのログイン情報(パスワード等)、配車予約のためのセキュリティコードを送信する。
【0029】
これにより、前記タクシー利用客は、正式にタクシー料金のカードレス決済システム1の会員となる。
【0030】
このような処理が、タクシー利用を希望する多くの顧客について実行される。
【0031】
次に、
図3を参照して、本実施例1に係るクレジットカード事前登録によるタクシー料金のカードレス決済システム1における会員となったタクシー利用客のタクシーの乗車予約からタクシー料金のカードレス決済に至るまでの一連の処理の流れについて、カードレス決済希望のタクシー利用客の場合を主にして説明する。
【0032】
会員となったタクシー利用客は、利用客端末21を操作し、通信網2を介して配車センターコンピュータ装置11のWEBサイト16にアクセスしてログインする。
【0033】
WEBサイト16は、既述した会員登録処理において多くの顧客の登録情報を記憶済みの前記顧客マスタD1を検索し、当該タクシー利用客(顧客)の判別処理を行い、利用客端末21の画面に予約画面を送信する。
【0034】
このとき、WEBサイト16は、カードレス決済希望のタクシー利用客の場合には、セキュリティコード入力を促す。
【0035】
タクシー利用客は予約画面にて予め取得しているセキュリティコードを入力し、WEBサイト16に送信する。
【0036】
WEBサイト16は、セキュリティコードを受信すると、会員存在チェック処理として顧客マスタD1から読み込んだ当該タクシー利用客のクレジットカード番号をカード決済システム14に伝送する。
【0037】
カード決済システム14は、当該タクシー利用客のクレジットカード番号を前記専用線4を介してカード決済センターの決済センター端末51に送信し与信照会処理を行う。
【0038】
決済センター端末51は、与信照会を受信すると当該タクシー利用客のクレジットカード番号を基にカードレス決済の適否を判定し、与信結果通知を、前記専用線4を介してカード決済システム14に送信する。
【0039】
カード決済システム14は、受信した与信結果通知をWEBサイト16に伝送する。
【0040】
これにより、与信結果通知が「カードレス決済:適」である場合、利用客端末21の予約画面にて配車予約が可能となり、当該タクシー利用客は、利用客端末21を操作し、予約画面においてタクシー利用に関する利用日時、迎車場所等々からなる予約情報を入力し、この予約情報を通信網2を介してWEBサイト16に送信してタクシー配車予約を行う。
【0041】
配車センターコンピュータ装置11のWEBサイト16は、予約情報(注文情報)を受信すると、注文情報記憶部D2に記憶するとともに、タクシー利用客が希望した利用日時の一定時間前になったら、タクシー利用客の氏名と乗車時の確認番号、予約情報をAVM13に伝送しAVM13による探車処理を起動する。
【0042】
前記AVM13は、探車処理を開始し、車両位置情報記憶部D3を検索し、タクシー利用客が希望する迎車場所に最も近い車両を割出し、タクシー無線3を介して配車車両の車載端末41にタクシー利用客の氏名と乗車時の確認番号を通知するととともに、WEBサイト16に配車車両の番号を通知する。
【0043】
WEBサイト16は、通信網2を介して配車車両の番号を電子メールでタクシー利用客の利用客端末21に送信(通知)する。
【0044】
次に、配車車両がタクシー利用客が希望する迎車場所に到達すると、タクシー利用客は、タクシー乗車時に自己の氏名と乗車時の確認番号をタクシー乗務員に伝える。
【0045】
タクシー乗務員は、車載端末41に通知されたタクシー利用客の氏名と乗車時の確認番号が、タクシー利用客が申請した氏名と乗車時の確認番号と照合(一致)した場合にはタクシー利用客を乗せタクシー利用客が希望する目的地に向けて進行する。
【0046】
そして、目的地に到達するとタクシー利用客は何等の手続き、処理を行うことなく降車する。
【0047】
タクシー乗務員は、タクシー車両がタクシー営業所に帰庫した段階で、当該タクシー利用客の氏名、乗車時の確認番号、タクシーの利用料金を、タクシー営業所に申告する。
【0048】
タクシー営業所においては営業所端末31を操作し、申告を受けた料金情報を配車センターコンピュータ装置11の料金入力サイト17に通信網2を介して送信する。
【0049】
前記料金入力サイト17は受信した料金情報を料金情報記憶部D4に記憶し蓄積する。
次に、配車センターコンピュータ装置11のカード決済システム14は、カードレス決済の料金情報がすべて入力されたタイミングで、料金情報記憶部D4、顧客マスタD1を参照し、当該タクシー利用客の氏名、クレジットカード情報、カードレス決済の料金情報を決済情報としてカード決済センターの決済センター端末51に専用線4を介して送信する。
前記決済センター端末51は、決済情報を受信して、決済処理を行い、決済結果情報を、専用線4を介してカード決済システム14に送信する。
【0050】
前記カード決済システム14は、通信網2を介して決済結果を電子メールで前記タクシー利用客の利用客端末21に送信する。
【0051】
以上により、会員であるタクシー利用客のタクシーの乗車予約からタクシー料金のカードレス決済に至るまでの一連の処理が終了する。
【0052】
以上説明した本実施例1に係るクレジットカード事前登録によるタクシー料金のカードレス決済システム1によれば、タクシー利用客は、利用客端末21によって予約したタクシー車両への乗車時に、自己の氏名と確認番号を照合するだけでタクシー車両に乗車することができ、カード決済装置などに暗証番号を入力する必要が無いので、カード決済装置等を搭載していないタクシー車両でもタクシー料金のカードレス決済を簡略に実現することができ、汎用性を高めることができる。
【0053】
また、タクシー利用客にとっても、タクシー車両への乗車時に自己の氏名と確認番号をタクシー乗務員に申告するだけでタクシー車両に乗車し目的地に移動でき、降車時には何も手順がないので、従来のカード決済のように時間がかからず極めて便利である。
【0054】
更に、子供等のように現金やクレジットカードなどを持たせたくないタクシー利用客の場合においても、保護者が利用客端末21によって子供等の氏名による予約処理することで、子供等のようなタクシー利用客でも、自己の氏名と確認番号をタクシー乗務員に申告し照合するだけでタクシー車両を利用することが可能となる。
【0055】
(実施例2)
次に、本発明の実施例2に係るクレジットカード事前登録によるタクシー料金のカードレス決済システム1Aについて、
図4、
図5を参照して説明する。
【0056】
なお、本実施例2に係るタクシー料金のカードレス決済システム1Aは、基本的構成は
図1に示す実施例1に係るタクシー料金のカードレス決済システム1の場合と同様であるため、同一の要素には同一の符号を付し、その詳細説明は省略する。
【0057】
本実施例2に係るタクシー料金のカードレス決済システム1Aにおいては、会員登録したタクシー利用客が、前記利用客端末21の替わりに、WEB閲覧等のインターネット利用機能を有する携帯端末(スマートフォン、携帯電話等)61を使用して、タクシー車両の乗車予約からタクシー料金のカードレス決済に至るまでの一連の処理を実行するものであり、したがって、
図4に示すタクシー料金のカードレス決済システム1Aのシステム構成は、携帯端末61を含む点を除き、
図1に示すタクシー料金のカードレス決済システム1の場合と同様である。
【0058】
また、タクシー利用客の会員登録処理も、携帯端末61を使用して
図2に示す場合と同様に行われる。
【0059】
次に、
図5を参照して、本実施例2に係るクレジットカード事前登録によるタクシー料金のカードレス決済システム1Aにおける会員となったタクシー利用客のタクシー車両の乗車予約からタクシー料金のカードレス決済に至るまでの一連の処理の流れについて、カードレス決済希望のタクシー利用客の場合を主にして説明する。
【0060】
会員となったタクシー利用客は、携帯端末61を操作し、通信網2を介して配車センターコンピュータ装置11のWEBサイト16にアクセスしてログインする。
【0061】
WEBサイト16は、既述した会員登録処理において多くの顧客の登録情報を記憶済みの前記顧客マスタD1を検索し、タクシー利用客(顧客)の判別処理を行い、携帯端末61の画面に予約画面を送信する。
【0062】
このとき、WEBサイト16は、カードレス決済希望のタクシー利用客の場合には、セキュリティコード入力を促す。
【0063】
タクシー利用客は予約画面にて予め取得しているセキュリティコードを入力し、WEBサイト16に送信する。
【0064】
WEBサイト16は、セキュリティコードを受信すると、会員存在チェック処理として顧客マスタD1から取得した当該タクシー利用客のクレジットカード番号をカード決済システム14に伝送する。
【0065】
カード決済システム14は、当該タクシー利用客のクレジットカード番号を、前記専用線4を介してカード決済センターの決済センター端末51に送信し与信照会処理を行う。
【0066】
決済センター端末51は、与信照会を受信すると当該タクシー利用客のクレジットカード番号を基にカードレス決済の適否を判定し、与信結果通知を、前記専用線4を介してカード決済システム14に送信する。
【0067】
カード決済システム14は、受信した与信結果通知をWEBサイト16に伝送する。
【0068】
与信結果通知が「カードレス決済:適」である場合、携帯端末61の予約画面にて配車予約が可能となり、当該タクシー利用客は、予約画面においてタクシー利用に関する利用日時、迎車場所等の予約情報を入力し、この予約情報を、通信網2を介してWEBサイト16に送信してタクシー配車予約を行う。
【0069】
配車センターコンピュータ装置11のWEBサイト16は、予約情報(注文情報)を受信すると、注文情報記憶部D2に記憶するとともに、タクシー利用客が希望した利用日時の一定時間前になったら、タクシー利用客の氏名と乗車時の確認番号、予約情報をAVM13に伝送しAVM13による探車処理を起動する。
【0070】
前記AVM13は、探車処理を開始し、車両位置情報記憶部D3を検索し、タクシー利用客が希望する迎車場所に最も近い車両を割出し、タクシー無線3を介して配車車両の車載端末41にタクシー利用客の氏名と乗車時の確認番号を通知するととともに、WEBサイト16に配車車両の番号を通知する。
【0071】
WEBサイト16は、通信網2を介して配車車両の番号を電子メールでタクシー利用客の携帯端末61に送信する。
【0072】
次に、配車車両がタクシー利用客が希望する迎車場所に到達すると、タクシー利用客は、タクシー車両乗車時に自己の氏名と乗車時の確認番号をタクシー乗務員に伝える。
【0073】
タクシー乗務員は、車載端末41に通知されたタクシー利用客の氏名と乗車時の確認番号が、タクシー利用客が申請した氏名と乗車時の確認番号と照合(一致)した場合にはタクシー利用客を乗せタクシー利用客が希望する目的地に向けて進行する。
【0074】
そして、目的地に到達するとタクシー利用客は何等の手続き、処理を行うことなく降車する。
【0075】
タクシー乗務員は、タクシー車両がタクシー営業所に帰庫した段階で、当該タクシー利用客の氏名、乗車時の確認番号、タクシー車両の利用料金を、タクシー営業所に申告する。
【0076】
タクシー営業所においては営業所端末31を操作し、申告を受けた料金情報を配車センターコンピュータ装置11の料金入力サイト17に通信網2を介して送信する。
【0077】
前記料金入力サイト17は受信した料金情報を料金情報記憶部D4に記憶し蓄積する。
【0078】
次に、配車センターコンピュータ装置11のカード決済システム14は、カードレス決済の料金情報がすべて入力されたタイミングで、料金情報記憶部D4、顧客マスタD1を参照し、当該タクシー利用客の氏名、クレジットカード情報、カードレス決済の料金情報を決済情報としてカード決済センターの決済センター端末51に専用線4を介して送信する。
【0079】
前記決済センター端末51は、決済情報を受信して、決済処理を行い、決済結果情報を、専用線4を介してカード決済システム14に送信する。
【0080】
前記カード決済システム14は、通信網2を介して決済結果を電子メールで前記タクシー利用客の携帯端末61に送信する。
【0081】
以上により、会員であるタクシー利用客の携帯端末61を使用してのタクシー車両の乗車予約からタクシー料金のカードレス決済に至るまでの一連の処理が終了する。
【0082】
以上説明した本実施例2に係るクレジットカード事前登録によるタクシー料金のカードレス決済システム1Aによれば、実施例1の場合と同様に、タクシー利用客は、携帯端末61によって予約したタクシー車両への乗車時に、自己の氏名と確認番号を照合するだけでタクシー車両に乗車することができ、カード決済装置などに暗証番号を入力する必要が無いので、カード決済装置等を搭載していないタクシー車両でもタクシー料金のカードレス決済を簡略に実現することができ、汎用性を高めることができる。
【0083】
また、タクシー利用客にとっても、タクシー車両への乗車時に自己の氏名と確認番号をタクシー乗務員に申告するだけでタクシー車両に乗車し目的地に移動でき、降車時には何も手順がないので、従来のカード決済のように時間がかからず極めて便利である。
【0084】
更に、子供等のように現金やクレジットカードなどを持たせたくないタクシー利用客の場合においても、保護者が携帯端末61によって予約処理することで、子供等のようなタクシー利用客でも、自己の氏名と確認番号をタクシー乗務員に申告し照合するだけでタクシー車両を利用することが可能となる。
【0085】
(実施例3)
次に、本発明の実施例3に係るクレジットカード事前登録によるタクシー料金のカードレス決済システム1Bについて、
図6、
図7を参照して説明する。
【0086】
なお、本実施例3に係るタクシー料金のカードレス決済システム1Bは、基本的構成は
図1に示す実施例1に係るタクシー料金のカードレス決済システム1の場合と同様であるため、同一の要素には同一の符号を付し、その詳細説明は省略する。
【0087】
本実施例3に係るタクシー料金のカードレス決済システム1Bは、前記実施例1、実施例2の場合と異なり、スマートフォン、携帯電話、固定電話等の電話機71、電話回線81を介して予め会員登録し、氏名、電話番号、クレジットカード情報が顧客マスタD1に記憶されている会員であるタクシー利用客のタクシー車両の乗車予約からタクシー料金のカードレス決済に至るまでの一連の処理を実行することが特徴である。
【0088】
すなわち、本実施例3に係るタクシー料金のカードレス決済システム1Bにおいては配車センターコンピュータ装置11のIVR/CTI12と、電話機71との間を電話回線81により接続する構成としている。
【0089】
この他のシステム構成は
図1に示す場合と同様である。
【0090】
前記電話回線81は、有線電話回線、携帯電話用の電話回線を含むものとして以下の説明を行う。
【0091】
本実施例3に係るタクシー料金のカードレス決済システム1Bにおいて、タクシー利用客は電話機71を使用し配車センターコンピュータ装置11のIVR/CTI12に電話をかけ、自己の氏名、タクシー利用に関する利用日時、迎車場所、カードレス決済希望等の予約情報を伝達する。
【0092】
着信を受けたIVR/CTI12は、顧客判別処理として着信電話番号から顧客マスタD1を検索し、カードレス決済希望のタクシー利用客(顧客)の場合、セキュリティコード入力を促す音声案内を電話回線81を介して電話機71に送信する。
【0093】
タクシー利用客は、音声案内に従いダイアル操作、又は、音声によりセキュリティコードを入力する。
【0094】
IVR/CTI12は、セキュリティコードを受信し、会員存在チェック処理として顧客マスタD1から取得したタクシー利用客のクレジットカード番号から、カード決済システム14に与信照会を行う。
【0095】
カード決済システム14は、当該タクシー利用客のクレジットカード番号を前記専用線4を介してカード決済センターの決済センター端末51に送信し与信照会処理を行う。
【0096】
決済センター端末51は、与信照会を受信すると当該タクシー利用客のクレジットカード番号を基にカードレス決済の適否を判定し、与信結果通知を、前記専用線4を介してカード決済システム14に送信する。
【0097】
カード決済システム14は、受信した与信結果通知をIVR/CTI12に伝送する。
IVR/CTI12は、与信結果通知が「カードレス決済:適」である場合、タクシー利用客が希望した利用日時の一定時間前になったら、タクシー利用客の氏名と乗車時の確認番号、予約情報をAVM13に伝送しAVM13による探車処理を起動する。
【0098】
前記AVM13は、探車処理を開始し、車両位置情報記憶部D3を検索し、タクシー利用客が希望する迎車場所に最も近い車両を割出し、タクシー利用客の氏名と乗車時の確認番号、予約情報等からなる注文情報を注文情報記憶部に記憶し、更に、タクシー無線3を介して配車車両の車載端末41にタクシー利用客の氏名と乗車時の確認番号を通知するととともに、IVR/CTI12に配車車両の番号を通知する。
【0099】
IVR/CTI12は、配車車両の番号、乗車時の確認番号を、電話回線81を介してタクシー利用客の電話機71に送信し電話連絡する。
【0100】
次に、配車車両がタクシー利用客が希望する迎車場所に到達すると、タクシー利用客は、タクシー車両乗車時に自己の氏名と乗車時の確認番号をタクシー乗務員に伝える。
【0101】
タクシー乗務員は、車載端末41に通知されたタクシー利用客の氏名と乗車時の確認番号が、タクシー利用客が申請した氏名と乗車時の確認番号と照合(一致)した場合にはタクシー利用客を乗せタクシー利用客が希望する目的地に向けて進行する。
【0102】
そして、目的地に到達するとタクシー利用客は何等の手続き、処理を行うことなく降車する。
【0103】
タクシー乗務員は、タクシー車両がタクシー営業所に帰庫した段階で、当該タクシー利用客の氏名、乗車時の確認番号、タクシー車両の利用料金を、タクシー営業所に申告する。
【0104】
タクシー営業所においては営業所端末31を操作し、申告を受けた料金情報を配車センターコンピュータ装置11の料金入力サイト17に通信網2を介して送信する。
【0105】
前記料金入力サイト17は受信した料金情報を料金情報記憶部D4に記憶し蓄積する。
次に、配車センターコンピュータ装置11のカード決済システム14は、カードレス決済の料金情報がすべて入力されたタイミングで、料金情報記憶部D4、顧客マスタD1を参照し、当該タクシー利用客の氏名、クレジットカード情報、カードレス決済の料金情報を決済情報としてカード決済センターの決済センター端末51に専用線4を介して送信する。
前記決済センター端末51は、決済情報を受信し、決済処理を行い、決済結果情報を専用線4を介してカード決済システム14に送信する。
【0106】
前記カード決済システム14は、利用客の電話機71が、携帯電話又はスマートフォンである場合には決済結果を電子メールで前記タクシー利用客の電話機71に送信する。
【0107】
または、利用客の電話機71が固定電話である場合には、IVR/CTI12により電話回線81を介して音声にて伝送することも可能である。
【0108】
以上により、会員であるタクシー利用客の電話機71を使用してのタクシー車両の乗車予約からタクシー料金のカードレス決済に至るまでの一連の処理が終了する。
【0109】
以上説明した本実施例3に係るクレジットカード事前登録によるタクシー料金のカードレス決済システム1Bによれば、タクシー利用客は、電話機71によって予約したタクシー車両への乗車時に、自己の氏名と確認番号を照合するだけでタクシー車両に乗車することができ、カード決済装置などに暗証番号を入力する必要が無いので、カード決済装置等を搭載していないタクシー車両でもタクシー料金のカードレス決済を簡略に実現することができ、汎用性を高めることができる。
【0110】
また、タクシー利用客にとっても、タクシー車両への乗車時に自己の氏名と確認番号をタクシー乗務員に申告するだけでタクシー車両に乗車し目的地に移動でき、降車時には何も手順がないので、従来のカード決済のように時間がかからず極めて便利である。
【0111】
更に、子供等のように現金やクレジットカードなどを持たせたくないタクシー利用客の場合においても、保護者が電話機71によって予約処理することで、子供等のようなタクシー利用客でも、自己の氏名と確認番号をタクシー乗務員に申告し照合するだけでタクシー車両を利用することが可能となる。