特許第5964246号(P5964246)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5964246複数の原子炉システムによって生成されるエネルギーの熱貯蔵のための装置
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5964246
(24)【登録日】2016年7月8日
(45)【発行日】2016年8月3日
(54)【発明の名称】複数の原子炉システムによって生成されるエネルギーの熱貯蔵のための装置
(51)【国際特許分類】
   G21D 5/02 20060101AFI20160721BHJP
   G21D 9/00 20060101ALI20160721BHJP
   G21C 1/00 20060101ALI20160721BHJP
   G21C 1/04 20060101ALI20160721BHJP
   G21C 5/20 20060101ALI20160721BHJP
   G21C 1/02 20060101ALI20160721BHJP
【FI】
   G21D5/02
   G21D9/00
   G21C1/00 A
   G21C1/04
   G21C5/20
   G21C1/02 Z
【請求項の数】14
【全頁数】97
(21)【出願番号】特願2012-553904(P2012-553904)
(86)(22)【出願日】2011年2月18日
(65)【公表番号】特表2013-520649(P2013-520649A)
(43)【公表日】2013年6月6日
(86)【国際出願番号】US2011000302
(87)【国際公開番号】WO2011142791
(87)【国際公開日】20111117
【審査請求日】2014年2月18日
(31)【優先権主張番号】12/804,950
(32)【優先日】2010年8月2日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】12/804,894
(32)【優先日】2010年7月30日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】12/660,157
(32)【優先日】2010年2月19日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】12/660,025
(32)【優先日】2010年2月18日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】513313945
【氏名又は名称】テラパワー, エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】110000338
【氏名又は名称】特許業務法人HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
(72)【発明者】
【氏名】ハイド,ロデリック エー.
(72)【発明者】
【氏名】イシカワ,ミュリエル ワイ.
(72)【発明者】
【氏名】テグリーン,クラレンス ティー.
(72)【発明者】
【氏名】ウォルター,ジョシュア シー.
(72)【発明者】
【氏名】ウッド,ジュニア,ロウェル エル.
(72)【発明者】
【氏名】ウッド,ヴィクトリア,ワイ.エイチ.
【審査官】 青木 洋平
(56)【参考文献】
【文献】 特開平04−140699(JP,A)
【文献】 特開平08−005785(JP,A)
【文献】 特開2002−071884(JP,A)
【文献】 特開昭58−023208(JP,A)
【文献】 特開平04−217819(JP,A)
【文献】 特開2008−095691(JP,A)
【文献】 特開昭61−152912(JP,A)
【文献】 Zuoyi Zhang,Design aspects of the Chinese modular high-temperature gas-cooled reactor HTR-PM,Nuclear Engineering and Design 236,米国,2006年,236,485-490
【文献】 C. Boardman,GE Advanced Liquid Metal Reactor S-PRISM,ACRS Workshop,米国,2001年
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G21D 5/02
G21C 1/00
G21C 1/04
G21C 5/20
G21D 9/00
F01K 3/14
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システム(106)の部分から、少なくとも一つの共通の補助熱貯蔵器(112)へ、エネルギーの第1の選択された部分を転送するように構成された第1エネルギー運搬システム(104)と、
複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの付加的な原子炉システム(106)の部分から、少なくとも一つの上記補助熱貯蔵器(112)へ、エネルギーの少なくとも一つの付加的な選択された部分を転送するように構成された付加的なエネルギー運搬システム(104)と、
少なくとも一つの上記補助熱貯蔵器(112)から、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システム(106)の少なくとも一つのエネルギー転換システム(110)へ、熱エネルギーの少なくとも部分を供給するように構成された、原子炉システム(106)ごとに専用に設けられた熱供給システム(114)とを備えたことを特徴とする装置。
【請求項2】
複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器へ、エネルギーの第1の選択された部分を転送するように構成された第1エネルギー運搬システムは、
複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器へ、熱エネルギーの第1の選択された部分を転送するように構成された少なくとも一つのエネルギー運搬システムを含んでいることを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項3】
複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器へ、エネルギーの第1の選択された部分を転送するように構成された第1エネルギー運搬システムは、
複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器へ、電気エネルギーの第1の選択された部分を転送するように構成された少なくとも一つのエネルギー運搬システムを含んでいることを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項4】
少なくとも一つの補助熱貯蔵器から、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムの少なくとも一つのエネルギー転換システムへ、熱エネルギーの少なくとも部分を供給するように構成された少なくとも一つの熱供給システムは、
第1補助熱貯蔵器からの熱エネルギーの少なくとも部分と少なくとも一つの第2補助熱貯蔵器からの熱エネルギーの部分とを、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムの少なくとも一つのエネルギー転換システムに供給するように構成された少なくとも一つの熱供給システムを含んでいることを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項5】
少なくとも一つの補助熱貯蔵器から、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムの少なくとも一つのエネルギー転換システムへ、熱エネルギーの少なくとも部分を供給するように構成された少なくとも一つの熱供給システムは、
少なくとも一つの補助熱貯蔵器から、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムの少なくとも一つのタービンへ、熱エネルギーの少なくとも部分を供給するように構成された少なくとも一つの熱供給システムを含んでいることを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項6】
少なくとも一つの付加的なエネルギー源からの熱エネルギーの付加的な部分で、少なくとも一つの補助熱貯蔵器を補足するように構成された少なくとも一つの補足エネルギー運搬システムを備えていることを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項7】
複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器へ、エネルギーの第1の選択された部分を転送するように構成された第1エネルギー運搬システムは、
原子炉の各種動作状態、
一つ以上の原子炉システムに対する電力需要、および、
原子炉システムのオペレーションシステムの状態、から選ばれる
少なくとも一つの状態に反応して、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器へ、熱エネルギーの第1の選択された部分を転送するように構成された少なくとも一つのエネルギー運搬システムを含んでいることを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項8】
少なくとも一つの補助熱貯蔵器から、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムの少なくとも一つのエネルギー転換システムへ、熱エネルギーの少なくとも部分を供給するように構成された少なくとも一つの熱供給システムは、
少なくとも一つの補助熱貯蔵器から、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの少なくとも一つのエネルギー転換システムへ、熱エネルギーの少なくとも部分を供給するように構成された少なくとも一つの熱供給システムを含んでいることを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項9】
少なくとも一つの補助熱貯蔵器から、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムの少なくとも一つのエネルギー転換システムへ、熱エネルギーの少なくとも部分を供給するように構成された少なくとも一つの熱供給システムは、
少なくとも一つの補助熱貯蔵器から、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの付加的な原子炉システムの少なくとも一つのエネルギー転換システムへ、熱エネルギーの少なくとも部分を供給するように構成された少なくとも一つの熱供給システムを含んでいることを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項10】
少なくとも一つの補助熱貯蔵器から、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムの少なくとも一つのエネルギー転換システムへ、熱エネルギーの少なくとも部分を供給するように構成された少なくとも一つの熱供給システムは、
原子炉の各種動作状態、
一つ以上の原子炉システムに対する電力需要、および、
原子炉システムのオペレーションシステムの状態、から選ばれる
少なくとも一つの状態に反応して、少なくとも一つの補助熱貯蔵器から、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムの少なくとも一つのエネルギー転換システムへ、熱エネルギーの少なくとも部分を供給するように構成された少なくとも一つの熱供給システムを含んでいることを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項11】
少なくとも一つの補助熱貯蔵器から、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムの少なくとも一つのエネルギー転換システムへ、熱エネルギーの少なくとも部分を供給するように構成された少なくとも一つの熱供給システムは、
少なくとも一つの補助熱貯蔵器から、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムの少なくとも一つのエネルギー転換システムに、熱エネルギーの特定の部分を供給するように構成された少なくとも一つの熱供給システムを含んでいることを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項12】
少なくとも一つの補助熱貯蔵器の少なくとも一つの状態をモニタするように構成された少なくとも一つの貯蔵器モニタシステムを含んでいることを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項13】
複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器へ、エネルギーの第1の選択された部分を転送するように構成された第1エネルギー運搬システムは、
複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器の少なくとも一つの熱貯蔵物質のかたまりへ、エネルギーの第1の選択された部分を転送するように構成された少なくとも一つのエネルギー運搬システムを含んでいることを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項14】
上記熱供給システムが、補助熱貯蔵器に貯蔵されたエネルギーのうちの、原子炉システム(106)によりまたはオペレータにより指定されたパーセンテージを、エネルギー転換システムへ供給することを特徴とする請求項1に記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】
【0001】
〔関連出願件に関する記述〕
本願は、以下に列挙する特許出願(「関連出願」と呼ぶ)に関連し、かつ、該特許出願の最も早い利用可能かつ有効な出願日の特典を主張する(例えば、関連出願の任意かつ全ての親出願、親出願の親出願、親出願の親出願の親出願などの出願については、仮特許出願以外の特許出願の最も早い利用可能な優先日を主張し、または、合衆国連邦法典第35巻第119(e)章に拠り仮特許出願の特典を主張する)。
【0002】
〔関連出願〕
米国特許庁の法定外要件に関する限りにおいて、本願は、現在同時係属中の米国特許出願第12/660,025号(発明の名称:“METHOD, SYSTEM, AND APPARATUS FOR THE THERMAL STORAGE OF NUCLEAR REACTOR GENERATED ENERGY”、発明者:RODERICK A. HYDE, MURIEL Y. ISHIKAWA, CLARENCE T. TEGREENE, JOSHUA C. WALTER, LOWELL L. WOOD, JR., AND VICTORIA Y. H. WOOD、出願日2010年2月18日)の一部継続出願を構成するか、または、現在同時係属中の出願が出願日の特典を享受する出願である。
【0003】
米国特許庁の法定外要件に関する限りにおいて、本願は、現在同時係属中の米国特許出願第12/660,157号(発明の名称:“METHOD, SYSTEM, AND APPARATUS FOR THE THERMAL STORAGE OF NUCLEAR REACTOR GENERATED ENERGY”、発明者:RODERICK A. HYDE, MURIEL Y. ISHIKAWA, CLARENCE T. TEGREENE, JOSHUA C. WALTER, LOWELL L. WOOD, JR., AND VICTORIA Y. H. WOOD、出願日2010年2月19日)の一部継続出願を構成するか、または、現在同時係属中の出願が出願日の特典を享受する出願である。
【0004】
米国特許庁の法定外要件に関する限りにおいて、本願は、現在同時係属中の米国特許出願第12/804,894号(発明の名称:“METHOD, SYSTEM, AND APPARATUS FOR THE THERMAL STORAGE OF ENERGY GENERATED BY MULTIPLE NUCLEAR REACTOR SYSTEMS”、発明者:RODERICK A. HYDE, MURIEL Y. ISHIKAWA, CLARENCE T. TEGREENE, JOSHUA C. WALTER, LOWELL L. WOOD, JR., AND VICTORIA Y. H. WOOD、出願日2010年7月30日)の一部継続出願を構成するか、または、現在同時係属中の出願が出願日の特典を享受する出願である。
【0005】
米国特許庁の法定外要件に関する限りにおいて、本願は、現在同時係属中の米国特許出願第12/804,950号(発明の名称:“METHOD, SYSTEM, AND APPARATUS FOR THE THERMAL STORAGE OF ENERGY GENERATED BY MULTIPLE NUCLEAR REACTOR SYSTEMS”、発明者:RODERICK A. HYDE, MURIEL Y. ISHIKAWA, CLARENCE T. TEGREENE, JOSHUA C. WALTER, LOWELL L. WOOD, JR., AND VICTORIA Y. H. WOOD、出願日2010年8月2日)の一部継続出願を構成するか、または、現在同時係属中の出願が出願日の特典を享受する出願である。
【0006】
米国特許庁は、米国特許庁のコンピュータプログラムは、特許出願人が、出願番号を記載し、かつ、出願が継続出願であるのか、または、一部継続出願であるのかを示すことを要求するという旨の通知を発表している。Stephen G. Kunin, Benefit of Prior-Filed Application, USPTO Official Gazette、2003年3月18日(http://www.uspto.gov/web/offices/com/sol/og/2003/week11/patbene.htmにおいて閲覧可能)。本出願人(以下の記載では「出願人」と表記する)は、法令が定めるところにしたがって、優先権を主張している出願への参照について上記において具体的に記載した。出願人は、該法令の具体的な参照の記載に関する文言が明瞭であって、米国特許出願の優先権を主張するためには、出願番号もいかなる特定(例えば「継続出願」や「一部継続出願」などの)も不要であると理解している。ただし、出願人は、米国特許庁のコンピュータプログラムにはあるデータ入力要件があることを理解しており、したがって、出願人は上述のように本願を親出願の一部継続出願であると記載するが、このような記載が、本願が親出願の事項以外の任意の新規事項を含むかどうかということに関する、いかなる種類の注釈および/または容認であると決して解釈されるべきでないことを明記する。
【0007】
〔技術分野〕
本開示は、一般に、原子炉によって生成されるエネルギーの熱貯蔵およびその後の使用に関する。
【0008】
〔発明の概要〕
一つの態様では、方法は、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器へ、エネルギーの第1の選択された部分を転送し、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの付加的な原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器へ、エネルギーの少なくとも一つの付加的な選択された部分を転送し、少なくとも一つの補助熱貯蔵器から、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムの少なくとも一つのエネルギー転換システムへ、熱エネルギーの少なくとも部分を供給することを含むが、これに限定されるものではない。上述の記載以外の他の方法の態様については、本開示の一部を構成する請求項、図面、および、テキストにおいて説明する。
【0009】
一つ以上の各種態様において、関連するシステムには、本明細書で参照される方法の態様を実行するための回路構成および/またはプログラミングを含むが、これに限定されるものではない。この回路構成および/またはプログラミングは、システムの設計者の設計上の選択肢に応じて、本明細書で参照される方法の態様を実行できるように構成されたハードウェア、ソフトウェア、および/または、ファームウェアの実質的に任意の組み合わせであってかまわない。
【0010】
一つの態様では、システムは、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器へ、エネルギーの第1の選択された部分を転送するための手段と、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの付加的な原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器へ、エネルギーの少なくとも一つの付加的な選択された部分を転送するための手段と、少なくとも一つの補助熱貯蔵器から、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムの少なくとも一つのエネルギー転換システムへ、熱エネルギーの少なくとも部分を供給するための手段とを含むが、これに限定されるものではない。上述の記載以外の他のシステムの態様については、本開示の一部を構成する請求項、図面、および、テキストにおいて説明する。
【0011】
一つの態様では、装置は、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器へ、エネルギーの第1の選択された部分を転送するように構成された第1エネルギー運搬システムと、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの付加的な原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器へ、エネルギーの少なくとも一つの付加的な選択された部分を転送するように構成された少なくとも一つの付加的なエネルギー運搬システムと、少なくとも一つの補助熱貯蔵器から、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムの少なくとも一つのエネルギー転換システムへ、熱エネルギーの少なくとも部分を供給するように構成された熱供給システムとを含むが、これに限定されるものではない。上述の記載以外の他のシステムの態様については、本開示の一部を構成する請求項、図面、および、テキストにおいて説明する。
【0012】
上述の記載以外の別の方法、および/または、システム、および/または、プログラム製品の各態様については、例えば、本開示のテキスト(例えば請求項および/または詳細な説明)および/または図面などの各教示において説明および記載する。
【0013】
上述の記載は要約であって、したがって、詳細事項についての単純化、一般化、包含、および/または、省略を含んでいる可能性がある。したがって、当業者であれば、上記要約が例示にすぎないのであって、いかなる限定を加える意図も一切ないことが理解できるであろう。本明細書に記載するデバイスおよび/またはプロセスおよび/または他の主題の、他の態様、特徴、および、長所は、本明細書で説明する教示において明白になるであろう。
【0014】
〔図面の簡単な説明〕
図1は、複数の原子炉システムによって生成されるエネルギーを熱貯蔵するためのシステムを図示する概略図である。
【0015】
図2は、複数の原子炉システムのうちの適切な原子炉システムにおいて動作するために適切な、原子炉およびエネルギー転換システムの種類を図示する概略図である。
【0016】
図3は、原子炉によって生成されるエネルギーを補助熱貯蔵器へ供給する際に使用するために適切な、原子炉冷却剤の種類を図示するフローチャートである。
【0017】
図4Aは、エネルギーを補助熱貯蔵器に熱貯蔵するために適切な、熱貯蔵物質の種類を図示するフローチャートである。
【0018】
図4Bは、補助熱貯蔵器の各種熱貯蔵物質を収容するために適切な、貯蔵器収容システムの種類を図示するフローチャートである。
【0019】
図4Cは、熱エネルギーの貯蔵のために適切な、熱貯蔵物質に生じる熱力学的な変化を図示するフローチャートである。
【0020】
図4Dは、補助熱貯蔵器をモニタするために適切な、貯蔵器モニタシステムの種類を図示するフローチャートである。
【0021】
図5Aは、原子炉システムから補助熱貯蔵器へエネルギーを運搬するために適切な、エネルギー運搬システムの種類を図示するフローチャートである。
【0022】
図5Bは、補助熱貯蔵器が熱運搬システムを介して原子炉システムの熱源に熱的結合することを図示する概略図である。
【0023】
図5Cは、補助熱貯蔵器が熱運搬システムを介して原子炉システムの一次冷却剤システムに熱的結合することを図示する概略図である。
【0024】
図5Dは、補助熱貯蔵器が原子炉システムの一次冷却剤システムおよび二次冷却剤システムに熱的結合することを図示する概略図である。
【0025】
図6は、熱供給システムにおいて使用される熱運搬コンポーネントの種類を図示するフローチャートである。
【0026】
図7は、付加的なエネルギー源からの付加的なエネルギーで補助熱貯蔵器を補足することを図示する概略図である。
【0027】
図8Aおよび図8Bは、原子炉システムから補助熱貯蔵器へのエネルギーの転送を開始する際に、エネルギー運搬システムが反応する状態の種類を図示するフローチャートである。
【0028】
図8Cは、原子炉システムから補助熱貯蔵器へ原子炉システムの過剰なエネルギーを転送することを図示するフローチャートである。
【0029】
図9A図9B、および、図9Cは、補助熱貯蔵器に貯蔵された熱エネルギーの、原子炉システムのエネルギー転換システムへの運搬を開始する際に、熱供給システムが反応する状態の種類を図示するフローチャートである。
【0030】
図9Dは、補助熱貯蔵器に貯蔵されたエネルギーの特定の部分をエネルギー転換システムへ供給することを図示するフローチャートである。
【0031】
図10は、複数の原子炉によって生成されるエネルギーを補助熱貯蔵器に熱貯蔵する方法の高次のフローチャートである。
【0032】
図11図97は、図10の代替としての実施態様を示す高次のフローチャートである。
【0033】
〔発明の詳細な説明〕
以下の詳細な説明では、本記載の一部をなす添付の図面を参照する。図面中では、文脈と矛盾しない限り、類似の記号は、通常類似の要素を特定する。詳細な説明、図面、および請求項に記載された例示としての実施形態は、なんらの限定を加えるものではない。他の実施形態を用いてもよく、他の変更を行ってもよく、これらの実施形態や変更は、ここに提示される主題の意図および範囲から逸脱するものではない。
【0034】
図1を参照すると、複数の原子炉システム102によって生成されるエネルギーを貯蔵してその後に使用するためのシステム100が、本開示にしたがって図示されている。第1エネルギー運搬システム104が、複数の原子炉システム102のうちの第1原子炉システム106の部分(例えば、第1原子炉108または第1エネルギー転換システム110)から、一つ以上の補助熱貯蔵器112の一つ以上の熱貯蔵物質111へ、エネルギー(例えば、熱エネルギーまたは電気エネルギー)を転送してもよく、また、第2エネルギー運搬システム104が、複数の原子炉システム102のうちの第2原子炉システム106の部分(例えば、第2原子炉108または第2エネルギー転換システム108)から、一つ以上の補助熱貯蔵器112の一つ以上の熱貯蔵物質111へ、エネルギーを転送してもよい。さらに、付加的なエネルギー運搬システム(最大で第Nエネルギー運搬システム104までを含む)が、複数の原子炉システム102のうちの第N原子炉システム106の部分(例えば、第N原子炉108または第Nエネルギー転換システム110)から、一つ以上の補助熱貯蔵器112の一つ以上の熱貯蔵物質111へ、エネルギーを転送してもよい。この場合、一つ以上の熱供給システム114(例えば、第1熱供給システム114、第2熱供給システム、または、第N熱供給システム114)が、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106の一つ以上のエネルギー転換システム110へ、一つ以上の補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの一部を供給してもよい。例えば、エネルギー転換システム110が、第1原子炉システム106に関連する第1エネルギー転換システム110、第2原子炉システム106に関連する第2エネルギー転換システム110、または、第N原子炉システム106に関連する第Nエネルギー転換システム110を備えてもかまわないが、これに限定されるものではない。
【0035】
なお、各原子炉システム106を、第1原子炉システム106、第2原子炉システム106、第3原子炉システム106、および、第N原子炉システム106と呼称することは、例示を目的としているにすぎない。したがって、第1原子炉システム106、第2原子炉システム106、第3原子炉システム106、および、第N原子炉システム106は実質的に入れ替え可能であって、入れ替えても本開示において記載されている目的は実現される。同様に、各エネルギー転換システム110を、第1エネルギー転換システム110、第2エネルギー転換システム110、および、第Nエネルギー転換システム110と呼称することは、例示を目的としているにすぎない。したがって、第1エネルギー転換システム110、第2エネルギー転換システム110、および、第Nエネルギー転換システム110は実質的に入れ替え可能であって、入れ替えても本開示において記載されている目的は実現される。また、各熱供給システム114を、第1熱供給システム114、第2熱供給システム114、および、第N熱供給システム114と呼称することは、例示を目的としているにすぎない。したがって、第1熱供給システム114、第2熱供給システム114、および、第N熱供給システム114は実質的に入れ替え可能であって、入れ替えても本開示において記載されている目的は実現される。さらに、各エネルギー運搬システム104を、第1エネルギー運搬システム104、第2エネルギー運搬システム104、および、第Nエネルギー運搬システム104と呼称することは、例示を目的としているにすぎない。したがって、第1エネルギー運搬システム104、第2エネルギー運搬システム104、および、第Nエネルギー運搬システム104は実質的に入れ替え可能であって、入れ替えても本開示において記載されている目的は実現される。
【0036】
次に図2を参照すると、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106(つまり、第1原子炉システム、第2原子炉システム、または、第N原子炉システム)の一つ以上の原子炉108(つまり、第1原子炉、第2原子炉、または、第N原子炉)は、一つ以上の熱スペクトル原子炉202、一つ以上の高速スペクトル原子炉204、一つ以上の多重スペクトル原子炉206、一つ以上の増殖炉208、または、一つ以上の進行波原子炉210を備えてもかまわないが、これに限定されるものではない。例えば、原子炉システム106の熱スペクトル原子炉202によって生成されるエネルギーは、エネルギー運搬システム104を用いて、熱スペクトル原子炉202から一つ以上の補助熱貯蔵器112へ転送されてもよい。この場合、一つ以上の熱供給システム114が、複数の原子炉システム102のうちの原子炉システム106の一つ以上のエネルギー転換システム(例えば、第1エネルギー転換システム、第2エネルギー転換システム、または、第Nエネルギー転換システム)110へ、一つ以上の補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの一部を供給してもよい。
【0037】
別の例として、原子炉システム106の進行波原子炉210によって生成されるエネルギーは、エネルギー運搬システム104を用いて、進行波原子炉210から一つ以上の補助熱貯蔵器112へ転送されてもよい。この場合、一つ以上の熱供給システム114が、原子炉システム106の一つ以上のエネルギー転換システム110へ、一つ以上の補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの一部を供給してもよい。さらに、第1原子炉108、第2原子炉108、および、第N原子炉108が同じ種類の原子炉からなる必要がないことは、当業者であれば理解できるであろう。例えば、第1原子炉108が進行波原子炉210を備え、第2原子炉108が増殖炉208を備え、第N原子炉108が熱スペクトル原子炉202を備えてもかまわない。
【0038】
別の態様では、複数の原子炉102の一つ以上の原子炉システム106の一つ以上のエネルギー転換システム110が、一つ以上の一次エネルギー転換システム212、一つ以上の補助エネルギー転換システム214、または、一つ以上の緊急エネルギー転換システム216を備えてもかまわないが、これに限定されるものではない。例えば、熱供給システム114が、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム(例えば、第1原子炉システム、第2原子炉システム、または、第N原子炉システム)106の一つ以上の一次エネルギー転換システム212へ、補助熱貯蔵器112の熱貯蔵物質111に貯蔵される熱エネルギーの一部を供給してもよい。例えば、一次エネルギー転換システム212は、一つ以上の原子炉システム106の一次負荷220(例えば、電力グリッド)へ電力を供給するために使用される発電機に結合された、タービン218を備えてもかまわない。別の例として、熱供給システム114が、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106の一つ以上の補助エネルギー転換システム214へ、補助熱貯蔵器112の熱貯蔵物質111に貯蔵される熱エネルギーの一部を供給してもよい。例えば、補助エネルギー転換システム214は、一次エネルギー転換システム212の出力を補足または置換するエネルギー転換システムを備えてもかまわない。例えば、補助エネルギー転換システム214は、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106の一次負荷220に対して補足用またはバックアップ用電力を提供するために使用される発電機に結合された、タービン218を備えてもかまわない。さらに別の例として、熱供給システム114が、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106の一つ以上の緊急エネルギー転換システム216へ、補助熱貯蔵器112の熱貯蔵物質111に貯蔵される熱エネルギーの一部を供給してもよい。例えば、上記緊急エネルギー転換システムは、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106(例えば、第1原子炉、第2原子炉、または、第N原子炉)のオペレーションシステム222(例えば、モニタシステム、安全システム、制御システム、冷却剤システム、または、警備システム)へ電力を供給するために使用される発電機に結合された、タービン218を備えてもかまわない。当業者であれば、緊急エネルギー転換システム216が、一次エネルギー転換システム212の動作温度より低い温度で動作するように構成されてもよく、こうすることによって、グリッドからの電力が利用不可能な緊急時には、緊急エネルギー転換システム216が、複数の原子炉102のうちの一つ以上の原子炉106の各オペレーションシステム222へ電気エネルギーを供給できるようになることが理解できるであろう。さらに、第1エネルギー転換システム110、第2エネルギー転換システム110、および、第Nエネルギー転換システムが同じ種類のエネルギー転換システムからなる必要がないことは、当業者であれば理解できるであろう。例えば、第1エネルギー転換システム110が一次エネルギー転換システム212を備え、第2エネルギー転換システム110が補助エネルギー転換システム214を備え、第Nエネルギー転換システム110が緊急エネルギー転換システム216を備えてもかまわない。
【0039】
別の態様では、一つ以上のエネルギー転換システム110が、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106の一つ以上のタービン218を備えてもかまわないが、これに限定されるものではない。例えば、熱供給システム114が、複数の原子炉102のうちの一つ以上の原子炉106の一つ以上のタービン218へ、補助熱貯蔵器112の熱貯蔵物質111に貯蔵される熱エネルギーの一部を供給してもよい。別の例として、熱供給システム114が、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106の一つ以上のタービン218の作動流体224へ、補助熱貯蔵器112の熱貯蔵物質111に貯蔵される熱エネルギーの一部を供給してもよい。例えば、熱供給システム114が、一つ以上の原子炉システム106の一つ以上のタービン218の加圧蒸気作動流体224へ、補助熱貯蔵器112の熱貯蔵物質111に貯蔵される熱エネルギーの一部を供給してもよい。当業者であれば、補助熱貯蔵器112から一つ以上の熱供給システム114を介して一つ以上の原子炉システム106の一つ以上のタービン218の作動流体224へ供給される熱エネルギーを利用して、一つ以上の原子炉システム106の一つ以上の原子炉108から一つ以上のタービン218の作動流体224へ供給される熱エネルギーを増加させてもよいことが理解できるであろう。
【0040】
別の態様では、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106の一つ以上のエネルギー転換システム110が、一つ以上のトップサイクル226、一つ以上のボトムサイクル228、または、一つ以上の低級ヒートダンプ230を備えてもかまわないが、これに限定されるものではない。例えば、熱供給システム114が、一つ以上の原子炉システム106の一つ以上のトップサイクル226へ、補助熱貯蔵器112の熱貯蔵物質111に貯蔵される熱エネルギーの一部を供給してもよい。別の例として、熱供給システム114が、一つ以上の原子炉システム106の一つ以上のボトムサイクル228へ、補助熱貯蔵器112の熱貯蔵物質111に貯蔵される熱エネルギーの一部を供給してもよい。さらに別の例として、熱供給システム114が、一つ以上の原子炉システム106の一つ以上の低級ヒートダンプへ、補助熱貯蔵器112の熱貯蔵物質111に貯蔵される熱エネルギーの一部を供給してもよい。例えば、低級ヒートダンプは、周囲の環境の一部(例えば、周囲の土壌または空気)を備えてもかまわない。
【0041】
当業者であれば、上記低級環境ヒートダンプが最終的なヒートシンクとして作用し、一次熱除去システムがうまく作動しない際に反応炉のコアの廃熱を効果的に除去することができることが理解できるであろう。この文脈では、補助熱貯蔵器は、周囲の土壌または周囲の空気などの。より高い耐熱性を有する低級ヒートダンプの上流に位置する蓄熱池として作用してもよい。反応炉の廃熱が指数的に減少すると、熱がより低い速度で低級環境ヒートダンプへ放散する間、補助熱貯蔵器は蓄熱池として作用し、初期の高い熱負荷を吸収するように作用してもよい。
【0042】
さらに、第1エネルギー転換システム110、第2エネルギー転換システム110、および、第Nエネルギー転換システム110は、同じ種類のエネルギー転換システムからなる必要がないことが、当業者であれば理解できるであろう。例えば、第1エネルギー転換システム110が第1原子炉システム106のトップサイクル226を備え、第2エネルギー転換システム110が第2原子炉システム106のボトムサイクル228を備え、第Nエネルギー転換システム110が第N原子炉システム106の低級ヒートダンプ230を備えてもかまわない。
【0043】
別の態様では、熱供給システム114が、補助貯蔵器112の熱貯蔵物質111に貯蔵される熱エネルギーの一部を、一つ以上の原子炉システム106の一つ以上のボイリングループ232へ供給してもよく、このとき、一つ以上の原子炉システム106の上記一つ以上のボイリングループ232が、一つ以上の原子炉システム106の一つ以上のエネルギー転換システム110と熱伝達する。例えば、熱供給システム114は、補助貯蔵器112の熱貯蔵物質111に貯蔵される熱エネルギーの一部を、一つ以上の原子炉システム106のタービン218と熱伝達するボイリングループ232へ供給してもよい。別の例として、ボイリングループ232は、一つ以上の原子炉システム106の一つ以上のトップサイクル226、一つ以上のボトムサイクル228、または、一つ以上の低級ヒートダンプ230と熱伝達してもよい。当業者であれば、一つ以上の補助熱貯蔵器112から一つ以上の原子炉システム106のボイリングループ232へ供給される熱エネルギーを利用して、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106の一つ以上の原子炉108から一つ以上のボイリングループ232へ供給される熱エネルギーを増加させてもよいことが理解できるであろう。
【0044】
次に図3を参照すると、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106の一つ以上の原子炉108が、液体冷却剤302を有する原子炉を備えてもかまわない。例えば、一つ以上の原子炉108の液体冷却剤302は、液体金属塩冷却剤304(例えば、フッ化リチウム、フッ化ベリリウム、または、その他のフッ化塩)、液体金属冷却剤306(例えば、ナトリウム、鉛、または、鉛ビスマス)、液体有機冷却剤308(例えば、酸化ジフェニルを加えたジフェニル)、または、液体水冷却剤310を備えてもかまわないが、これに限定されるものではない。例えば、エネルギー運搬システム104は、複数の原子炉システム102のうちの原子炉システム106の液体ナトリウム冷却原子炉の一部から補助熱貯蔵器112へ、エネルギーを転送してもよい。別の例では、エネルギー運搬システム104は、複数の原子炉システム102のうちの原子炉システム106の液体水冷却原子炉220の一部から補助熱貯蔵器112へ、エネルギーを転送してもよい。付加的な例では、エネルギー運搬システム104は、複数の原子炉システムのうちの原子炉システム106のフッ化リチウム冷却原子炉の一部から補助熱貯蔵器112へ、エネルギーを転送してもよい。そして、熱供給システム114は、補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの一部を、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106の一つ以上のエネルギー転換システム110へ供給してもよい。
【0045】
別の態様では、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106の一つ以上の原子炉108が、加圧気体冷却剤312を有する一つ以上の原子炉を備えてもかまわない。例えば、加圧気体冷却剤222は、加圧ヘリウムガスまたは加圧二酸化炭素ガスを備えてもかまわないが、これに限定されるものではない。例えば、エネルギー運搬システム104は、複数の原子炉システム102のうちの原子炉システム106の加圧ヘリウム冷却原子炉312の一部から補助熱貯蔵器112へ、エネルギーを転送してもよい。そして、熱供給システム114が、補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの一部を、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106の一つ以上のエネルギー転換システム110へ供給してもよい。
【0046】
別の態様では、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106の一つ以上の原子炉108が、混合相冷却剤314を有する一つ以上の原子炉を備えてもかまわない。例えば、混合相冷却剤314は、気体と液体との混合相物質(例えば、水蒸気と液体水)を備えてもかまわないが、これに限定されるものではない。例えば、エネルギー運搬システム104は、複数の原子炉102の原子炉システム106の水蒸気/液体水冷却原子炉314の一部から補助熱貯蔵器112へ、エネルギーを転送してもよい。そして、熱供給システム114が、補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの一部を、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106の一つ以上のエネルギー転換システム110へ供給してもよい。
【0047】
次に図4Aを参照すると、一つ以上のエネルギー運搬システム104が、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106の一部から、一つ以上の補助熱貯蔵器112の液体熱貯蔵物質402へ、エネルギーを転送してもよい。例えば、液体熱貯蔵物質402は、有機液体404(例えば、酸化ジフェニルを加えたジフェニル)、液体金属塩406(例えば、フッ化リチウム、フッ化ベリリウム、または、その他のフッ化塩)、液体金属408(例えば、ナトリウム、鉛、または、鉛ビスマス)、または、液体水410を備えてもかまわないが、これに限定されるものではない。例えば、一つ以上のエネルギー運搬システム104が、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106の一部から、補助熱貯蔵器112の液体ナトリウムのかたまりへ、エネルギーを転送してもよい。別の例では、一つ以上のエネルギー運搬システム104が、複数の原子炉システムのうちの一つ以上の原子炉システム106の一部から、補助熱貯蔵器112の液体水410のかたまりへ、エネルギーを転送してもよい。この場合、熱供給システム114が、一つ以上の補助熱貯蔵器112の液体熱貯蔵物質402に貯蔵される熱エネルギーの一部を、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106の一つ以上のエネルギー転換システム110へ供給してもよい。
【0048】
別の一実施形態では、一つ以上のエネルギー運搬システム104が、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106の一部から、一つ以上の補助熱貯蔵器112の加圧気体熱貯蔵物質412へ、エネルギーを転送してもよい。例えば、熱貯蔵するために適切な加圧気体物質412は、加圧ヘリウムガスまたは加圧二酸化炭素ガスを備えてもかまわないが、これに限定されるものではない。例えば、一つ以上のエネルギー運搬システム104が、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106の一部から、補助熱貯蔵器112の加圧ヘリウムのかたまりへ、エネルギーを転送してもよい。この場合、熱供給システム114が、一つ以上の補助熱貯蔵器112の加圧気体物質412に貯蔵される熱エネルギーの一部を、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106の一つ以上のエネルギー転換システム110へ供給してもよい。
【0049】
別の一実施形態では、一つ以上のエネルギー運搬システム104が、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106の一部から、一つ以上の補助熱貯蔵器112の固体熱貯蔵物質414へ、エネルギーを転送してもよい。一つの態様では、固体熱貯蔵物質414は、固体物体416を形成する連続的な固体物質を備えてもかまわない。例えば、熱貯蔵するために適切な固体物体416は、一体構造を有する三次元物体(例えば、レンガ状のかたまり)、多孔性を有する三次元物体(例えば、流体が流れるために適した細孔を有するレンガ状のかたまり)、流路を有する三次元物体(例えば、流体が流れるために適した流路を有するレンガ状のかたまり)、または、加工済み三次元物体(例えば、熱運搬を増加させるために加工済みハニカムパターンを有する物体)を含んでもかまわないが、これに限定されるものではない。例えば、一つ以上のエネルギー運搬システム104が、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106の一部から一つ以上の一体構造を有する固体物体(例えば、レンガ状、ロッド状、または、シート状の物質)へ、エネルギーを転送してもよい。別の例では、一つ以上のエネルギー運搬システム104が、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106の一部から加工済み固体物体(例えば、ハニカム構造を有する熱容量が高い物質で作製した物体)へ、エネルギーを転送してもよい。さらに、固体物体416は、例えば、炭化セラミック(例えば、炭化チタンまたは炭化珪素)やホウ化セラミックなどのセラミック製固体物体、金属(例えば、鉄または鋼鉄)製固体物体、または、環境中に存在する(例えば、岩または石)固体物体を含んでもかまわないが、これに限定されるものではない。例えば、一つ以上のエネルギー運搬システム104が、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106の一部からセラミック製固体物体へ、エネルギーを転送してもよい。さらに別の例として、一つ以上のエネルギー運搬システム104が、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106の一部から、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106の近くに配置された、環境中にあらかじめ存在する岩または石でできた構造物へ、エネルギーを転送してもよい。
【0050】
別の態様では、固体熱貯蔵物質414は、微粒子状固体物質418を備えてもかまわない。例えば、微粒子状固体物質418は、顆粒状物質(例えば、砂)、または、粉末状物質を備えてもかまわないが、これに限定されるものではない。例えば、一つ以上のエネルギー運搬システム104が、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106の一部から、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106の近くに配置された砂のかたまりへ、エネルギーを転送してもよい。さらに、一つ以上のエネルギー運搬システム104が、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106の一部から砂のかたまりへ、熱パイプを介してエネルギーを転送してもよい。なお、この場合、該熱パイプの一部は、一つ以上の原子炉システム106の一つ以上の原子炉108の一部と熱伝達し、熱パイプの別の一部は、一つ以上の原子炉システム106の近くに配置された砂の体積中に埋め込まれている。当業者であれば、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106の周囲に存在し収容しきれない砂や石などの熱捕捉物質は、適切な熱貯蔵物質111として作用するという点において、砂などの固体物質の体積が貯蔵器収容システム122の体積によって制約される必要はないことが理解できるであろう。この場合、熱供給システム114が、一つ以上の補助熱貯蔵器112の固体熱貯蔵物質414に貯蔵される熱エネルギーの一部を、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106の一つ以上のエネルギー転換システム110へ供給してもよい。
【0051】
別の一実施形態では、一つ以上のエネルギー運搬システム104が、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106の一部から、一つ以上の補助熱貯蔵器112の混合相熱貯蔵物質420へ、エネルギーを転送してもよい。例えば、熱貯蔵に適した混合相物質420は、気体と液体との混合相物質(例えば、水蒸気と液体水)または液体と固体との混合相物質(例えば、液体ナトリウムと固体ナトリウム)を備えてもかまわないが、これに限定されるものではない。例えば、一つ以上のエネルギー運搬システム104が、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106の一部から、水蒸気と液体水とのかたまりへ、エネルギーを転送してもよい。この場合、熱供給システム114が、一つ以上の補助熱貯蔵器112の混合相熱貯蔵物質420に貯蔵される熱エネルギーの一部を、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106の一つ以上のエネルギー転換システム110へ供給してもよい。
【0052】
別の一実施形態では、一つ以上のエネルギー運搬システム104が、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106の一部から、補助熱貯蔵器112の動作温度422内に相転移を有する熱貯蔵物質のかたまりへ、エネルギーを転送してもよい。例えば、約100℃で相転移を起こす熱貯蔵物質116を有する補助熱貯蔵器112が、100℃における相転移を超えても、それ未満の温度でも、連続的に動作してもよい。当業者であれば、こうすることによって、熱供給システム114は、補助熱貯蔵器112から、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106の一つ以上のエネルギー転換システム110へ、熱貯蔵物質111の相転移温度を超えた貯蔵器温度、該相転移温度未満の貯蔵器温度、および、該相転移温度に等しい貯蔵器温度において、熱エネルギーを供給することができるようになることが理解できるであろう。例えば、ナトリウムの融点がほぼ97.7℃であるとすれば、ナトリウムを主に利用した補助熱貯蔵器112は、97.7℃を超える温度では液相で動作し、97.7℃未満の温度では固相で動作する。この場合、熱供給システム114が、補助熱貯蔵器112の動作温度422内に相転移を有する熱貯蔵物質111に貯蔵される熱エネルギーの一部を、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106の一つ以上のエネルギー転換システム110へ供給してもよい。
【0053】
次に図4Bを参照すると、一つ以上のエネルギー運搬システム104が、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106の一部から、貯蔵器収容システム424に収容される熱貯蔵物質111のかたまりへ、エネルギーを転送してもよい。例えば、貯蔵器収容システム424は、外部容器426または外部プール432を備えてもかまわないが、これに限定されるものではない。さらに別の例として、外部容器426は、外部液体容器428または外部高圧気体容器430を備えてもかまわないが、これに限定されるものではない。例えば、一つ以上のエネルギー運搬システム104は、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106の一部から、外部液体容器428に収容される液体金属408(例えば、液体ナトリウム)のかたまりへ、エネルギーを転送してもよい。別の例では、一つ以上のエネルギー運搬システム104は、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106の一部から、外部高圧容器430収容される加圧気体412(例えば加圧ヘリウム)のかたまりへ、エネルギーを転送してもよい。さらに別の例として、外部プール432は、液体プール434を備えてもかまわないが、これに限定されるものではない。例えば、一つ以上のエネルギー運搬システム104は、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106の一部から、外部液体プール434に収容される液体金属408(例えば、液体ナトリウム)のかたまりへ、エネルギーを転送してもよい。この場合、熱供給システム114が、貯蔵器収容システム424に収容される熱貯蔵物質111に貯蔵される熱エネルギーの一部を、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106の一つ以上のエネルギー転換システム110へ供給してもよい。
【0054】
次に図4Cを参照すると、一つ以上の補助熱貯蔵器112は、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106から転送されるエネルギーを、一つ以上の補助熱貯蔵器112の熱貯蔵物質111における温度変化436の形式で貯蔵してもよい。例えば、一つ以上の原子炉システム106から補助熱貯蔵器112の熱貯蔵物質111へ転送されるエネルギーは、熱貯蔵物質111の温度を上昇させ得る。例えば、一つ以上の原子炉システム106から補助熱貯蔵器112の熱貯蔵物質111へ転送されるエネルギーは、液体金属408(例えば液体ナトリウム)などの熱貯蔵物質111の温度を、約100℃の初期温度から約500℃の温度まで上昇させ得る。この場合、熱供給システム114が、熱貯蔵物質111に貯蔵される熱エネルギーの一部を、温度上昇436として、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106の一つ以上のエネルギー転換システム110へ供給してもよい。
【0055】
別の態様では、一つ以上の補助熱貯蔵器112は、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106から転送されるエネルギーを、一つ以上の補助熱貯蔵器112の熱貯蔵物質111における相変化438の形式で貯蔵してもよい。例えば、熱貯蔵物質111における相変化438は、固体と液体との相変化440または液体と気体との相変化442を含んでもかまわない。例えば、一つ以上の原子炉システム106から補助熱貯蔵器112の固体熱貯蔵物質414へ転送されるエネルギーは、熱貯蔵物質111を融解させることによって、熱貯蔵物質111に貯蔵されてもよい。例えば、一つ以上の原子炉システム106から固体ナトリウムのかたまりへ転送されるエネルギーは、約97.7℃における融解遷移によってナトリウムのかたまりを液化し、こうすることによって、転送されたエネルギーの一部を、ナトリウムのかたまりの液相において貯蔵してもよい。当業者であれば、熱貯蔵物質111を一つの相(例えば固相)から新しい相(例えば液相)へ転移させるために必要なエネルギーは、転移熱(つまり、「潜熱」)であることが理解できるであろう。この場合、熱供給システム114が、熱エネルギーとして熱貯蔵物質111に貯蔵された転移熱の一部を、複数の原子炉102の一つ以上の原子炉システム106の一つ以上のエネルギー転換システム110へ供給してもよい。
【0056】
次に図4Dを参照すると、補助熱貯蔵器112の動作ステータスが、一つ以上の貯蔵器モニタシステム444を用いてモニタされてもよい。例えば、貯蔵器モニタシステム444は、温度モニタシステム446、圧力モニタシステム448、熱貯蔵器450に貯蔵されたエネルギーの量を判定するように構成されたシステム、または、熱貯蔵器452が持つ利用可能なエネルギー容量を判定するように構成されたシステムを備えてもかまわない。例えば、熱貯蔵器450に貯蔵されたエネルギーの量を判定するように構成されたシステムが、補助熱貯蔵器112の熱貯蔵物質111の温度および圧力を調べるように構成された熱モニタデバイスおよび圧力モニタデバイスを備えてもかまわない。さらに、これらの熱モニタデバイスおよび圧力モニタデバイスが、確立されたアルゴリズム(例えば、考察中の貯蔵物質の確立された状態方程式)を熱モニタデバイスおよび圧力モニタデバイスの出力データに適用するように構成された、コンピュータによる処理システムにインターフェースを介して接続されてもよい。こうすることによって、熱貯蔵物質111の温度および圧力を、熱貯蔵物質111(例えば、液体金属または加圧気体)の内部エネルギーに関連付けすることができる。
【0057】
別の態様では、補助熱貯蔵器112の温度が、貯蔵器温度制御システム454を用いて制御されてもよい。例えば、貯蔵器温度制御システム454を使用して、補助熱貯蔵器112の温度を上昇または低下させてもよい。例えば、補助熱貯蔵器の内部温度が所定の動作限界から外れたレベルに到達する状況において、貯蔵器温度制御システム454は、熱供給システム114に対して、補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの一部を原子炉システム106の一つ以上のエネルギー転換システム110(例えば、タービン218または低級ヒートダンプ230)へ運搬するように信号を送信してもよい。
【0058】
次に図5Aを参照すると、一つ以上のエネルギー運搬システム104が、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106の一部から一つ以上の補助熱貯蔵器112へ熱エネルギー502を運搬するように構成された、エネルギー運搬システムを備えてもかまわないが、これに限定されるものではない。例えば、複数の原子炉システム102のうちの原子炉システム106の一部(例えば、一次冷却剤システム)から、補助熱貯蔵器112へ熱エネルギー502を運搬するように構成されたエネルギー運搬システムが、原子炉システム106の一部から補助熱貯蔵器112へ熱エネルギーを転送してもよい。この場合、熱供給システム114が、補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの一部を、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106の一つ以上のエネルギー転換システム110へ供給してもよい。
【0059】
さらに、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106の一部から一つ以上の補助熱貯蔵器112へ熱エネルギー502を運搬するように構成された、一つ以上のエネルギー運搬システムが、一つ以上の熱運搬システム504を備えてもかまわないが、これに限定されるものではない。例えば、熱運搬システム504が、複数の原子炉システム102のうちの原子炉システム106の一部から補助熱貯蔵器112へ、熱エネルギーを運搬してもよい。例えば、熱運搬システム504は、原子炉システム106の一部から補助熱貯蔵器112へ、熱対流506(例えば、自然対流、または、冷却剤ポンプを介した強制対流)を介して、熱エネルギーを運搬してもよい。別の例では、熱運搬システム504は、原子炉システム106の一部から補助熱貯蔵器112へ、熱伝導508(例えば熱交換器を用いて)を介して、熱エネルギーを運搬してもよい。当業者であれば、一つ以上の熱運搬システム504は、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106の一部から一つ以上の補助熱貯蔵器112へ、熱伝導506および熱対流508の両方を用いて、熱エネルギーを運搬するように構成されてもよいことが理解できるであろう。この場合、熱供給システム114が、一つ以上の補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの一部を、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106の一つ以上のエネルギー転換システム110へ供給してもよい。
【0060】
さらに、一つ以上の熱運搬システム504は、一つ以上の直接的流体交換熱運搬システム510を備えてもかまわないが、これに限定されるものではない。例えば、直接的流体交換熱運搬システム510が、複数の原子炉システム102のうちの原子炉システム106の一部から補助熱貯蔵器112へ、熱エネルギーを運搬してもよい。直接的流体交換熱運搬システム510は、原子炉システム106の原子炉108の冷却剤を、貯蔵器収容システム424に収容された流体熱貯蔵物質111と混合するように構成されたシステムを備えてもかまわない。例えば、流体搬送ループが、原子炉システム106の一次冷却剤システムと貯蔵器流体収容システム424とを結合し、2つの流体の混合を可能にしてもよい。反応炉の冷却剤と貯蔵器の流体との混合速度は、直接的流体交換運搬システム510によって制御されてもよい。例えば、バルブシステムおよび/または流体ポンプ(例えば、機械ポンプまたは電磁流体力学ポンプ)を利用して、原子炉システム106の反応炉の冷却剤システムと貯蔵器流体収容システム424との間の物質の交換を体積について制限してもよい。また、貯蔵器流体および反応炉冷却剤は、同一またはほぼ同じ物質からなっていてもよい。例えば、貯蔵器流体および反応炉冷却剤の両方が、例えば液体ナトリウムなどの同一の液体金属からなっていてもよい。また、貯蔵器流体および反応炉冷却剤は、互いに異なる物質からなっていてもよい。例えば、貯蔵器流体が例えば酸化ジフェニルを加えたジフェニルなどの液体有機物からなる一方で、反応炉冷却剤が液体ナトリウムからなっていてもよい。
【0061】
さらに、一つ以上の熱運搬システム504は、一つ以上の反応炉/貯蔵器熱交換器514を備えてもかまわないが、これに限定されるものではない。例えば、反応炉/貯蔵器熱交換器514が、複数の原子炉システム102のうちの原子炉システム106の一部から補助熱貯蔵器112へ、熱エネルギーを運搬してもよい。例えば、反応炉から貯蔵器への熱交換器514は、原子炉システム106の一次冷却剤システムと熱伝達する第1の部分と、補助熱貯蔵器112と熱伝達する第2の部分とを有する熱交換器515を備えてもかまわない。さらに、熱運搬システム504は、複数の反応炉/貯蔵器熱交換器514を備えてもかまわない。例えば、第1熱交換器の第1の部分が、原子炉システム106の一次冷却剤システムと熱伝達する一方で、第1熱交換器の第2の部分が、熱交換ループと熱伝達してもよい。さらに、第2熱交換器の第1の部分が、補助熱貯蔵器112と熱伝達する一方で、第2熱交換器の第2の部分が、熱交換ループと熱伝達してもよい。全体として、第1熱交換器と熱交換ループと第2熱交換器からなるシステムは、原子炉システム106の一次冷却剤システムから補助熱貯蔵器112へ、熱エネルギーを運搬するように作用する。
【0062】
別の態様では、一つ以上のエネルギー運搬システム104が、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106の一部から一つ以上の補助熱貯蔵器112へ電気エネルギー503を運搬するように構成された、エネルギー運搬システムを備えてもかまわないが、これに限定されるものではない。例えば、複数の原子炉システム102のうちの原子炉システム106の一部から補助熱貯蔵器112へ電気エネルギー503を運搬するように構成されたエネルギー運搬システムが、原子炉システム106の一部(例えば、エネルギー転換システム110)から補助熱貯蔵器112へ、電気エネルギーを運搬してもよい。この場合、熱供給システム114が、補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの一部を、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106の一つ以上のエネルギー転換システム110へ供給してもよい。
【0063】
さらに、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106の一部から一つ以上の補助熱貯蔵器112へ電気エネルギー503を運搬するように構成された、一つ以上のエネルギー運搬システムが、電気エネルギーから熱エネルギーへの転換システム516を備えてもかまわないが、これに限定されるものではない。例えば、抵抗加熱装置517(例えば、加熱コイル518)などの電気エネルギーから熱エネルギーへの転換システム516が、生成される電気エネルギーの一部を、原子炉システム106のエネルギー転換システム110によって熱エネルギーに変換してもよい。原子炉システム106の一部から補助熱貯蔵器112へ電気エネルギー503を運搬するためのシステムを利用して、生成される過剰な電気エネルギーを、原子炉システム106のエネルギー転換システム110によって熱エネルギーに変換してもよいことは、当業者であれば理解できるであろう。その後、該熱エネルギーの一部が補助熱貯蔵器112へ運搬され、補助熱貯蔵器112に貯蔵されてもよい。この場合、熱供給システム114が、補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの一部を、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106の一つ以上のエネルギー転換システム110へ供給してもよい。
【0064】
次に図5Bを参照すると、一つ以上の熱運搬システム504が、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106の一部から一つ以上の補助熱貯蔵器112へ、熱エネルギーを運搬してもよく、このとき、ある原子炉システム106の上記一部は、その原子炉システム106の熱源522と熱伝達する。例えば、熱運搬システム504が、原子炉システム106の原子炉108の原子炉コア524と熱伝達する原子炉システム106の一部から補助熱貯蔵器112へ、熱エネルギーを運搬してもよい。さらに、原子炉コア524と熱伝達する原子炉システム106の上記一部は、一次冷却剤システム526の一部(例えば、一次冷却剤ループ528の一部または一次冷却剤プール530の一部)を備えてもかまわないが、これに限定されるものではない。例えば、熱運搬システム504が、原子炉システム106の一次冷却剤システム526から補助熱貯蔵器112へ、熱エネルギーを運搬してもよい。この場合、熱供給システム114が、補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの一部を、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106の一つ以上のエネルギー転換システム110へ供給してもよい。
【0065】
次に図5Cを参照すると、一つ以上の熱運搬システム504が、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106の一次冷却剤システム526から補助熱貯蔵器112へ、熱エネルギーを運搬してもよく、このとき、該一次冷却剤システム526は、補助熱貯蔵器112と熱伝達532にない二次冷却剤システムと熱伝達する(例えば、一次冷却剤システム/二次冷却剤システム熱交換器536を介して熱伝導している)。例えば、補助熱貯蔵器112は、熱運搬システム504を介して、一次冷却剤システム526の一次冷却剤ループ528に熱的に結合されてもよい。さらに別の例として、補助熱貯蔵器112は、熱運搬システム504を介して、一次冷却剤システム526の一次冷却剤プール530に熱的に結合されてもよい。この場合、熱供給システム114が、補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの一部を、複数の原子炉システムのうちの一つ以上の原子炉システム106の一つ以上のエネルギー転換システム110へ供給してもよい。
【0066】
次に図5Dを参照すると、一つ以上の熱運搬システム504が、一つ以上の原子炉システム106の一次冷却剤システム526から一つ以上の補助熱貯蔵器112へ、熱エネルギーを運搬してもよく、このとき、一つ以上の原子炉システム106の該一次冷却剤システム526および二次冷却剤システム532は、どちらも補助熱貯蔵器112と熱伝達する。例えば、一次冷却剤ループ526、補助熱貯蔵器112、および、二次冷却剤ループ532を結合する熱経路が、一次冷却剤ループ526、一次冷却剤システム/二次冷却剤システム熱交換器536、および、二次冷却剤ループ532を結合する熱経路と並列になるように、補助熱貯蔵器112は、原子炉システム106の一次冷却剤システム526の一次冷却剤ループ528および原子炉システム106の二次冷却剤システム532の二次冷却剤ループ534の両方に熱的に結合されてもよい。この場合、熱供給システム114が、補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの一部を、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106の一つ以上のエネルギー転換システム110へ供給してもよい。
【0067】
次に図6を参照すると、熱供給システム114は、熱交換ループ602を備えてもかまわないが、これに限定されるものではない。例えば、ある熱交換ループ602の第1の部分が補助熱貯蔵器112の一部と熱伝達し、その熱交換ループ602の第2の部分が、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106のエネルギー転換システム110と熱伝達してもよい。この場合、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106のシャットダウンイベントに反応して、該熱交換ループ602は、一つ以上の補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの一部を、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106の少なくとも一つのエネルギー転換システム110へ供給してもよい。
【0068】
別の態様では、熱供給システム114は、一つ以上の熱パイプ604を備えてもかまわないが、これに限定されるものではない。例えば、ある熱パイプ604の第1の部分が補助熱貯蔵器112の一部と熱伝達し、その熱パイプ604の第2の部分が、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106のエネルギー転換システム110と熱伝達してもよい。この場合、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106のシャットダウンイベントに反応して、該熱パイプ604は、一つ以上の補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの一部を、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106の少なくとも一つのエネルギー転換システム110へ供給してもよい。
【0069】
別の態様では、熱供給システム114は、一つ以上の熱交換器606を備えてもかまわないが、これに限定されるものではない。例えば、ある第1熱交換器608の第1の部分が補助熱貯蔵器112の一部と熱伝達し、その第1熱交換器606の第2の部分が、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106のエネルギー転換システム110と熱伝達してもよい。この場合、該熱パイプ604は、一つ以上の補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの一部を、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106の少なくとも一つのエネルギー転換システム110へ供給してもよい。
【0070】
各熱交換ループ602、熱交換器606、および、熱パイプ604を組み合わせて用いて、補助熱貯蔵器112から、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106のエネルギー転換システム110へ熱を供給してもよいことは、当業者であれば理解できるであろう。例えば、多くの熱パイプ604を収容する第1熱交換器606を使用して、補助熱貯蔵器112と熱交換ループ602の第1の部分とを熱的に結合してもよい。また、同様に多数の熱パイプ604を収容する第2熱交換器606を用いて、複数の原子炉システム102のうちの原子炉システム106のエネルギー転換システム110の一部を熱交換ループ602に熱的に結合してもよい。この場合、熱エネルギーが、補助熱貯蔵器112からエネルギー転換システム110へ熱交換ループと熱交換器とからなる回路を介して供給されてもよい。
【0071】
別の態様では、熱供給システム114は、一つ以上の熱電装置608を備えてもかまわないが、これに限定されるものではない。例えば、ある熱電装置608(例えば、p型/n型半導体熱電接合部)の第1の部分が、補助熱貯蔵器112と熱伝達するように設置される一方で、その熱電装置608の第2の部分が、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106の低温貯蔵器(例えば、環境貯蔵器、または、補助熱貯蔵器より低い温度にある原子炉システムの任意の一部)と熱伝達するように設置されてもよい。この場合、補助熱貯蔵器112に貯蔵された熱エネルギーの熱電変換によって生成される電力を利用して、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106のエネルギー転換システム110の電気的な出力を補足、または、該出力と置き換えてもよい。
【0072】
次に図7を参照すると、付加的なエネルギー源702が、補助熱貯蔵器112を、エネルギーの付加的な部分で補足してもよい。例えば、一つ以上の原子炉システム106の負荷220(例えば、外部グリッド703)からの過剰なエネルギーを利用して、補足エネルギーを補助熱貯蔵器112へ供給してもよい。例えば、グリッドの要件が、エネルギー転換システム110が過剰な電力を生成してしまう量であるときには、この過剰な電力を、電気から熱への転換プロセス(例えば、加熱コイル)を介して熱エネルギーに変換し、補足エネルギー運搬システム704を用いて補助熱貯蔵器112へ運搬してもよい。こうすることによって、平常動作時にエネルギー運搬システム104を介して補助熱貯蔵器112へ運搬されるエネルギーを補足する。
【0073】
また別の例として、付加的なエネルギー源702は、例えば、石炭式発電機、太陽発電機、または、風力タービンなどの非核エネルギー源708を備えてもかまわないが、これに限定されるものではない。例えば、石炭式発電機で生成される電気エネルギーを、電気から熱への転換プロセスを介して熱エネルギーに変換し、補足エネルギー運搬システム704を用いて補助熱貯蔵器112へ運搬してもよい。こうすることによって、平常動作時にエネルギー運搬システム104を介して補助熱貯蔵器112へ運搬されるエネルギーを補足する。別の例では、太陽発電機または風力タービンからの過剰な電気エネルギーを、電気から熱への転換プロセスを介して熱エネルギーに変換し、補足エネルギー運搬システム704を用いて補助熱貯蔵器112へ運搬してもよい。こうすることによって、平常動作時にエネルギー運搬システム104を介して補助熱貯蔵器112へ運搬されるエネルギーを補足する。
【0074】
付加的な例では、石炭式発電機によって生成される熱エネルギーを、補足エネルギー運搬システム704を介して補助熱貯蔵器112へ直接運搬してもよい。こうすることによって、平常動作時に一次エネルギー運搬システム104を介して補助熱貯蔵器112へ運搬されるエネルギーを補足する。付加的なエネルギー源によって補助熱貯蔵器112へ供給される補足エネルギーを利用して、補助熱貯蔵器の貯蔵器物質を平常動作の能力を超える温度にまで過熱してもよいことが、当業者であれば理解できるであろう。
【0075】
次に図8Aを参照すると、一つ以上のエネルギー運搬システム104が、状態802に反応するエネルギー運搬システムを備えてもかまわないが、これに限定されるものではない。エネルギー運搬システムが反応する状態としては、原子炉の各種動作状態(例えば、温度、温度の変化率、圧力または圧力の変化率、原子炉の能力)、一つ以上の原子炉システムに対する電力需要(例えば、グリッドの電力要件)、原子炉システムのオペレーションシステムの状態(例えば、制御システム、モニタシステム、または、安全システム(例えば、ヒートシンクのステータスまたは冷却剤ポンプのステータス))などがあげられるが、これらの例に限定されるものではない。例えば、原子炉システム106のうちの一つの冷却剤ポンプの誤動作に反応して、エネルギー運搬システム104が、原子炉システム106の一部から補助熱貯蔵器112へエネルギーを転送してもよい。さらに別の例として、原子炉システム106(例えば、原子炉コアまたは原子炉冷却剤としての流体)の一部の指定動作温度において、または、その近傍の温度において、エネルギー運搬システム104が、原子炉システム106の原子炉108から補助熱貯蔵器112への熱エネルギーの運搬を開始してもよい。この場合、熱供給システム114が、一つ以上の補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの一部を、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106の一つ以上のエネルギー転換システム110へ供給してもよい。
【0076】
さらに、複数の原子炉システム102の第1原子炉106に関連するエネルギー運搬システムが、第1原子炉システム804の状態に反応するエネルギー運搬システムを備えてもかまわない。例えば、第1原子炉システムの804状態に反応するように構成されたエネルギー運搬システムが、複数の原子炉システム102のうちの第1原子炉システム106の冷却剤ポンプの誤動作に反応して、第1原子炉システム106の一部から補助熱貯蔵器112へエネルギーを転送してもよい。この場合、熱供給システム114が、一つ以上の補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの一部を、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106の一つ以上のエネルギー転換システム110へ供給してもよい。
【0077】
また、複数の原子炉システム102の第1原子炉106に関連するエネルギー運搬システムが、複数の原子炉システム102のうちの付加的な原子炉システム806の状態に反応するエネルギー運搬システムを備えてもかまわない。例えば、付加的な原子炉システム806の状態に反応するように構成されたエネルギー運搬システムは、複数の原子炉システムのうちの第2原子炉システム106のエネルギー出力の低下に反応して、複数の原子炉システム102のうちの第1原子炉システム106の一部から補助熱貯蔵器112へ、エネルギーを転送してもよい。さらに別の例として、付加的な原子炉システム806の状態に反応するように構成されたエネルギー運搬システムは、複数の原子炉システム102のうちの第2および第3原子炉システム106のエネルギー出力の低下(例えば、第2原子炉システムおよび第3原子炉システムの両方の出力の低下、または、第2および第3原子炉システム全体としての出力の低下)に反応して、複数の原子炉システム102の第1原子炉システム106の一部から補助熱貯蔵器112へエネルギーを転送してもよい。さらに、付加的な原子炉システム806の状態に反応するように構成されたエネルギー運搬システムは、複数の原子炉システム102のうちの第N原子炉システム106のエネルギー出力の低下に反応して、複数の原子炉システム102のうちの第1原子炉システム106の一部から補助熱貯蔵器112へエネルギーを転送してもよい。より一般的には、複数の原子炉システム102のうちの第N原子炉システム106の状態に反応して、付加的な原子炉システム806の状態に反応するように構成された対応するエネルギー運搬システムは、複数の原子炉システム102のうちの第1原子炉システム106、第2原子炉システム106、または、第(N−1)原子炉システム106の一部から補助熱貯蔵器112へエネルギーを転送してもよい。この場合、熱供給システム114が、一つ以上の補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの一部を、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106の一つ以上のエネルギー転換システム110へ供給してもよい。
【0078】
別の態様では、一つ以上のエネルギー運搬システム104が、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システムの過剰な能力808の判定に反応するエネルギー運搬システムを備えてもかまわないが、これに限定されるものではない。例えば、一つ以上の原子炉システム106が、原子炉システム106のエネルギー転換システム110の負荷(例えば、外部電力グリッド)によって要求されるエネルギーより多くのエネルギーを生成している場合には、エネルギー運搬システムは、一つ以上の原子炉システム106(例えば、第1原子炉システム106、第2原子炉システム106、または、第N原子炉システム106)の一部から補助熱貯蔵器112への、熱または電気エネルギーの運搬を開始してもよい。例えば、第1原子炉システム106が、第1原子炉システム106のエネルギー転換システム110の負荷(例えば、外部電力グリッド)によって要求されるエネルギーより多くのエネルギーを生成している場合には、エネルギー運搬システム104は、第1原子炉システム106、第2原子炉システム106、または、第N原子炉システム106の一部から補助熱貯蔵器112への、熱または電気エネルギーの運搬を開始してもよい。この場合、熱供給システム114が、一つ以上の補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの一部を、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106の少なくとも一つのエネルギー転換システム110へ供給してもよい。
【0079】
付加的な態様では、一つ以上のエネルギー運搬システム104が、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106のオペレーションシステム810に反応するエネルギー運搬システムを備えてもかまわないが、これに限定されるものではない。例えば、オペレーションシステム810に反応するエネルギー運搬システムは、オペレーションシステム812からの信号に反応するエネルギー運搬システムを備えてもかまわないが、これに限定されるものではない。例えば、オペレーションシステム812からの信号に反応するエネルギー運搬システムが、一つ以上の原子炉システム106のオペレーションシステム(例えば、シャットダウンシステム、警告システム、または、警備システム)からの遠隔無線信号(例えば、無線周波数信号)または遠隔有線信号(例えば、銅線信号や光ファイバーケーブル信号)などの信号に反応して、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106の一部から補助熱貯蔵器112への、エネルギーの運搬を開始してもよい。さらに、オペレーションシステム810に反応するエネルギー運搬システムは、モニタシステム808(例えば、温度モニタシステムや圧力モニタシステム)に反応するエネルギー運搬システム、制御システム810に反応するエネルギー運搬システム、または、安全システム812に反応するエネルギー運搬システムを備えてもかまわないが、これに限定されるものではない。例えば、一つ以上のエネルギー運搬システム104が、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106のモニタシステム814からの信号に反応して、一つ以上の原子炉システム106の一部から補助熱貯蔵器112への、エネルギーの運搬を開始してもよい。別の例では、一つ以上のエネルギー運搬システム104が、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106の制御システム816からの信号に反応して、一つ以上の原子炉システム106の一部から補助熱貯蔵器112への、エネルギーの運搬を開始してもよい。さらに、一つ以上のエネルギー運搬システム104が、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106の安全システム818からの信号に反応して、一つ以上の原子炉システム106の一部から補助熱貯蔵器112への、エネルギーの運搬を開始してもよい。この場合、熱供給システム114が、一つ以上の補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの一部を、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106の一つ以上のエネルギー転換システム110へ供給してもよい。
【0080】
さらに、複数の原子炉システム102の第1原子炉106に関連するエネルギー運搬システムが、第1原子炉システムのオペレーションシステムからの信号に反応するエネルギー運搬システムを備えてもかまわない。例えば、第1原子炉システムのオペレーションシステムの信号に反応するように構成されたエネルギー運搬システムが、複数の原子炉システム102のうちの第1原子炉システム106のオペレーションシステムからの信号に反応して、第1原子炉システム106の一部から補助熱貯蔵器112へエネルギーを転送してもよい。例えば、エネルギー運搬システムは、第1原子炉システムのモニタシステムからの信号に反応して、第1原子炉システム106の一部から補助熱貯蔵器112へエネルギーを転送してもよい。この場合、熱供給システム114が、一つ以上の補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの一部を、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106の一つ以上のエネルギー転換システム110へ供給してもよい。
【0081】
また、複数の原子炉システム102のうちの第1原子炉システム106に関連するエネルギー運搬システムが、付加的な原子炉システムのオペレーションシステムからの信号に反応するエネルギー運搬システムを備えてもかまわない。例えば、付加的な原子炉システムのオペレーションシステムからの信号に反応するように構成されたエネルギー運搬システムは、複数の原子炉システム102のうちの付加的な原子炉システム106(例えば、第2原子炉システム106、第3原子炉システム106、または、第N原子炉システム106)のオペレーションシステムからの信号に反応して、複数の原子炉システム102のうちの第1原子炉システム106の一部から補助熱貯蔵器112へエネルギーを転送してもよい。例えば、エネルギー運搬システムは、付加的な原子炉システムのモニタシステムからの信号に反応して、第1原子炉システム106の一部から補助熱貯蔵器112へエネルギーを転送してもよい。この場合、熱供給システム114が、一つ以上の補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの一部を、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106の一つ以上のエネルギー転換システム110へ供給してもよい。
【0082】
別の態様では、一つ以上のエネルギー運搬システム104が、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106のオペレータ820からの信号に反応するエネルギー運搬システムを備えてもかまわないが、これに限定されるものではない。例えば、オペレータ820からの信号に反応する一つ以上のエネルギー運搬システムが、オペレータ(例えば、人であるユーザ、または、プログラム済みコンピュータシステムなどの人が制御するシステム)からの信号に反応して、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106の一部から補助熱貯蔵器112への、エネルギーの運搬を開始してもよい。例えば、オペレータ820からの信号に反応するエネルギー運搬システムが、例えばオペレータによって制御されるコンピュータ端末からの有線信号または無線信号などの遠隔信号に反応して、一つ以上の原子炉システム106の原子炉108から補助熱貯蔵器112への、熱エネルギーの運搬を開始してもよい。この場合、熱供給システム114が、一つ以上の補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの一部を、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106の一つ以上のエネルギー転換システム110へ供給してもよい。
【0083】
付加的な態様では、一つ以上のエネルギー運搬システム104が、あらかじめ選択された転送開始時期822に反応するエネルギー運搬システムを備えてもかまわないが、これに限定されるものではない。例えば、あらかじめ選択された転送開始時期は、経過時間(例えば、シャットダウンイベント、または、グリッドの需要要件が満たされたなどの特定のイベントに対して相対的に測定される経過時間)または絶対時間を含んでもかまわない。例えば、あらかじめ選択された転送開始時期822に反応するエネルギー運搬システムが、あらかじめ選択された絶対時間(例えば、午前2:00東部標準時)に、複数の原子炉システム102のうちの原子炉システム106から補助熱貯蔵器112への、エネルギーの運搬を開始してもよい。当業者であれば、原子炉によって生成されるエネルギーの補助熱貯蔵器112への転送を開始するために適した時刻を判定するために、グリッド電力需要履歴データを利用してもよいことが理解できるであろう。別の例では、あらかじめ選択された転送開始時期822に反応するエネルギー運搬システムは、特定のイベント(例えば、原子炉のシャットダウン、または、外部需要を超える発電の達成)からのあらかじめ選択された期間が経過した時点で、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106の一部から補助熱貯蔵器112への、エネルギーの運搬を開始してもよい。この場合、熱供給システム114が、一つ以上の補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの一部を、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106の少なくとも一つのエネルギー転換システム110へ供給してもよい。
【0084】
別の態様では、一つ以上のエネルギー運搬システム104が、一つ以上の補助熱貯蔵器112の貯蔵器オペレーションシステム824に反応するエネルギー運搬システムを備えてもかまわないが、これに限定されるものではない。例えば、貯蔵器オペレーションシステム824に反応するエネルギー運搬システムが、貯蔵器オペレーションシステム826からの信号に反応するエネルギー運搬システムを備えてもかまわないが、これに限定されるものではない。例えば、貯蔵器オペレーションシステム826からの信号に反応するエネルギー運搬システムは、補助熱貯蔵器112の貯蔵器オペレーションシステムからの遠隔無線信号(例えば、無線周波数信号)または遠隔有線信号(例えば、銅線信号や光ファイバーケーブル信号)などの信号に反応して、複数の原子炉システム102のうちの原子炉システム106の一部からのエネルギーの運搬を開始してもよい。さらに、貯蔵器オペレーションシステム824に反応するエネルギー運搬システムは、貯蔵器モニタシステム828(例えば、温度モニタシステム、圧力モニタシステム、貯蔵エネルギー量をモニタするためのシステム、または、利用可能な貯蔵容量をモニタするためのシステム)に反応するエネルギー運搬システム、貯蔵器制御システム830に反応するエネルギー運搬システム、または、貯蔵器安全システム832に反応するエネルギー運搬システムを備えてもかまわないが、これに限定されるものではない。例えば、貯蔵器モニタシステム828に反応するエネルギー運搬システムは、貯蔵器モニタシステムからの信号に反応して、複数の原子炉システム102のうちの原子炉システム106の一部から補助熱貯蔵器112への、エネルギーの運搬を開始してもよい。別の例では、貯蔵器制御システム830に反応するエネルギー運搬システムは、貯蔵器制御システムからの信号に反応して、複数の原子炉システム102のうちの原子炉システム106の一部から補助熱貯蔵器112への、エネルギーの運搬を開始してもよい。さらに、貯蔵器安全システム8832に反応するエネルギー運搬システムは、貯蔵器安全システムからの信号に反応して、複数の原子炉システム102のうちの原子炉システム106の一部から補助熱貯蔵器112への、エネルギーの運搬を開始してもよい。この場合、熱供給システム114が、一つ以上の補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの一部分を、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106の少なくとも一つのエネルギー転換システム110へ供給してもよい。
【0085】
次に図8Bを参照すると、一つ以上のエネルギー運搬システム104が、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106のシャットダウンイベント834に反応するエネルギー運搬システムを備えてもかまわないが、これに限定されるものではない。例えば、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106のシャットダウンイベント834に反応するエネルギー運搬システムが、一つ以上の原子炉システム106の計画されたシャットダウンイベント834に反応するエネルギー運搬システム、または、一つ以上の原子炉システム106の緊急シャットダウンイベント838に反応するエネルギー運搬システムを備えてもかまわないが、これに限定されるものではない。例えば、一つ以上の原子炉106の計画されたシャットダウンイベント836に反応する一つ以上のエネルギー運搬システムが、計画されたシャットダウンイベント(例えば、定例メンテナンス)に反応して、一つ以上の原子炉システム106の一部から補助熱貯蔵器112への、エネルギーの運搬を開始してもよい。別の例では、一つ以上の原子炉106の緊急シャットダウンイベント838に反応する一つ以上のエネルギー運搬システムが、緊急シャットダウンイベント(例えば、SCRAM)に反応して、一つ以上の原子炉システム106の一部から補助熱貯蔵器112への、エネルギーの運搬を開始してもよい。この場合、熱供給システム114が、補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの一部を、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106の少なくとも一つのエネルギー転換システム110へ供給してもよい。複数の原子炉システム102のうちのある原子炉システム106のシャットダウンイベントに反応して、該原子炉システム106の原子炉108のシャットダウン前、シャットダウン中、および、シャットダウン後に、原子炉システム106のシャットダウンを容易にするために必要なステップの一部として、原子炉システム106の一部から補助熱貯蔵器112へ、エネルギーが転送されてもよいことは、当業者であれば理解できるであろう。
【0086】
さらに、複数の原子炉システム102のうちの第1原子炉106に関連するエネルギー運搬システムが、第1原子炉システムのシャットダウンイベントに反応するエネルギー運搬システムを備えてもかまわない。例えば、第1原子炉システムのシャットダウンイベントに反応するように構成されたエネルギー運搬システムが、複数の原子炉システム102のうちの第1原子炉システム106のシャットダウンイベントに反応して、第1原子炉システム106の一部から補助熱貯蔵器112へエネルギーを転送してもよい。例えば、エネルギー運搬システムは、第1原子炉システムの緊急シャットダウンイベントに反応して、第1原子炉システム106の一部から補助熱貯蔵器112へエネルギーを転送してもよい。この場合、熱供給システム114が、一つ以上の補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの一部を、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106の一つ以上のエネルギー転換システム110へ供給してもよい。
【0087】
また、複数の原子炉システム102のうちの第1原子炉システム106に関連するエネルギー運搬システムが、付加的な原子炉システムのシャットダウンイベントに反応するエネルギー運搬システムを備えてもかまわない。例えば、付加的な原子炉システムのシャットダウンイベントに反応するように構成されたエネルギー運搬システムは、複数の原子炉システム102のうちの付加的な原子炉システム106(例えば、第2原子炉システム106、第3原子炉システム106、または、第N原子炉システム106)のシャットダウンイベントに反応して、複数の原子炉システム102のうちの第1原子炉システム106の一部から補助熱貯蔵器112へエネルギーを転送してもよい。例えば、エネルギー運搬システムは、付加的な原子炉システムの計画されたシャットダウンイベントに反応して、第1原子炉システム106の一部から補助熱貯蔵器112へエネルギーを転送してもよい。この場合、熱供給システム114が、一つ以上の補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの一部を、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106の一つ以上のエネルギー転換システム110へ供給してもよい。
【0088】
別の態様では、一つ以上のエネルギー運搬システム104が、原子炉システムと補助熱貯蔵器840との間で熱伝達を確立するために適切なエネルギー運搬システムを備えてもかまわないが、これに限定されるものではない。例えば、原子炉システムと補助熱貯蔵器840との間で熱伝達を確立するために適切なエネルギー運搬システムは、状態に反応して、原子炉システム106の原子炉108の一部(例えば、一次冷却剤システム)と補助熱貯蔵器112との間で熱経路を確立してもよい。例えば、直接的流体交換熱運搬システム510の場合には、制御バルブを用いて、反応炉の冷却剤と貯蔵器流体との混合を開始してもよい。別の例では、反応炉/貯蔵器熱交換器514を採用する熱運搬システムの場合、制御バルブを用いて、熱交換器を通る反応炉の冷却剤の流れを開始してもよい。
【0089】
別の態様では、一つ以上のエネルギー運搬システム104が、補助熱貯蔵器842に貯蔵されたエネルギーの量の判定に反応するエネルギー運搬システムを備えてもかまわないが、これに限定されるものではない。例えば、補助熱貯蔵器842貯蔵されたエネルギーの量の判定に反応するエネルギー運搬システムは、補助熱貯蔵器112に現在貯蔵されているエネルギーの判定に反応して、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106の一部から補助熱貯蔵器112への、エネルギーの運搬を開始してもよい。さらに、補助熱貯蔵器842に貯蔵されたエネルギーの量の判定に反応するエネルギー運搬システムは、補助熱貯蔵器844に貯蔵されたエネルギーの総貯蔵能力に対するパーセンテージの判定に反応するエネルギー運搬システムを備えてもかまわない。例えば、貯蔵エネルギー842のパーセンテージの判定に反応するエネルギー運搬システムは、貯蔵エネルギーの所定のレベル百分率(%)の判定(例えば、エネルギー貯蔵能力の25%が利用されている)に反応して、複数の原子炉システム102のうちの原子炉システム106の一部から補助熱貯蔵器112への、エネルギーの運搬を開始してもよい。この場合、熱供給システム114が、一つ以上の補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの一部を、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106の少なくとも一つのエネルギー転換システム110へ供給してもよい。
【0090】
付加的な態様では、一つ以上のエネルギー運搬システム104が、補助熱貯蔵器846において利用可能な貯蔵容量の判定に反応するエネルギー運搬システムを備えてもかまわないが、これに限定されるものではない。例えば、補助熱貯蔵器846において利用可能な貯蔵容量の判定に反応するエネルギー運搬システムは、利用可能なエネルギー貯蔵能力の判定に反応して、複数の原子炉システム102のうちの原子炉システム106の一部から補助熱貯蔵器112への、エネルギーの運搬を開始してもよい。さらに、補助熱貯蔵器846において利用可能な貯蔵容量の判定に反応するエネルギー運搬システムは、補助熱貯蔵器848において利用可能なエネルギー貯蔵能力のパーセンテージの判定に反応するエネルギー運搬システムを備えてもかまわない。例えば、利用可能なエネルギー貯蔵能力848のパーセンテージの判定に反応するエネルギー運搬システムは、利用可能なエネルギーの所定の貯蔵レベルの判定(例えば、貯蔵能力の75%が残存している)に反応して、複数の原子炉システム102のうちの原子炉システム106の一部から補助熱貯蔵器112への、エネルギーの運搬を開始してもよい。この場合、熱供給システム114が、一つ以上の補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの一部を、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106の少なくとも一つのエネルギー転換システム110へ供給してもよい。
【0091】
次に図8Cを参照すると、一つ以上のエネルギー運搬システム104が、複数の原子炉システムのうちのある原子炉システムから補助熱貯蔵器850へ、過剰なエネルギーを転送するために適切なエネルギー運搬システムを備えてもかまわないが、これに限定されるものではない。例えば、原子炉システムから補助熱貯蔵器850へ過剰なエネルギーを転送するために適切なエネルギー運搬システムが、エネルギー転換システム852の動作上の需要を超えるエネルギーを運搬してもよい。例えば、複数の原子炉システム102のうちのある原子炉システム106のタービン式発電機システムが、グリッドの需要を超える電力を生成している場合、エネルギー運搬システム104は、エネルギー(例えば、熱エネルギーまたは電気エネルギー)を、原子炉システム106の一部から補助熱貯蔵器112へ運搬してもよい。さらに、一つ以上のエネルギー運搬システム104が、原子炉システムのエネルギー出力のうちの指定されたパーセンテージを補助熱貯蔵器854へ転送するように構成された、エネルギー運搬システムを備えてもかまわない。例えば、制御システムまたはオペレータが、原子炉システム106の出力のあらかじめ選択されたパーセンテージを運搬し、そのエネルギーの少なくとも一部を補助熱貯蔵器112へ運搬することを選択してもよい。補助熱貯蔵器へ運搬するためにあらかじめ選択されているエネルギー出力のレベルは、時間の関数であってもよく、また、外部電力需要履歴曲線から導出されてもよいことが、当業者であれば理解できるであろう。例えば、制御システムまたはオペレータは、履歴上比較的低いグリッド需要を示す一日のうちの時刻または一年のうちの時期に、一つ以上の原子炉システム106の出力のうち、需要が高い時刻または期間に運搬されるパーセンテージより大きなパーセンテージを、補助熱貯蔵器へ転送することを選択してもよい。
【0092】
次に図9Aを参照すると、一つ以上の熱供給システム114が、状態902に反応する熱供給システムを備えてもかまわないが、これに限定されるものではない。一つ以上の熱供給システムが反応する状態としては、原子炉の各種動作状態(例えば、温度、温度の変化率、圧力または圧力の変化率、原子炉の能力)、一つ以上の原子炉システムに対する電力需要(例えば、グリッドの電力要件)、原子炉システムのオペレーションシステムの状態(例えば、制御システム、モニタシステム、または、安全システム(例えば、ヒートシンクのステータスまたは冷却剤ポンプのステータス))、貯蔵器の各種動作状態(例えば、温度、温度の変化率、圧力または圧力の変化率)などがあげられるが、これらの例に限定されるものではない。例えば、一つ以上の原子炉システム904の状態に反応するように構成された熱供給システムが、一つ以上の原子炉システム106の状態に反応して、一つ以上の補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの一部を、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106のエネルギー転換システム110へ供給してもよい。例えば、一つ以上の原子炉システム906に対する増大した電力需要に反応する熱供給システムが、原子炉システム106に対する増大した電力需要に反応して、一つ以上の補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの一部を、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106のエネルギー転換システム110へ供給してもよい。
【0093】
別の態様では、状態902に反応する一つ以上の熱供給システムが、シャットダウンイベント908に反応する熱供給システムを備えてもかまわないが、これに限定されるものではない。例えば、緊急シャットダウンイベント910に反応する熱供給システムが、緊急シャットダウンイベント(例えば、SCRAM)に反応して、一つ以上の補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの一部を、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106のエネルギー転換システム110へ供給してもよい。さらに別の例として、計画されたシャットダウンイベント912に反応する熱供給システムが、計画されたシャットダウンイベント(例えば、定例メンテナンス)に反応して、一つ以上の補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの一部を、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106のエネルギー転換システム110へ供給してもよい。複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106のシャットダウンイベントに反応して、原子炉システム106のシャットダウン前、シャットダウン中、および、シャットダウン後に、原子炉システム106のシャットダウンを容易にする必要なステップの一部として、補助熱貯蔵器112から一つ以上の原子炉システム106のエネルギー転換システム110へ、補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーが運搬されてもよいことは、当業者であれば理解できるであろう。
【0094】
別の態様では、シャットダウンイベント908に反応する一つ以上の熱供給システムが、オペレーションシステム914によって確立されるシャットダウンイベントに反応する熱供給システムを備えてもかまわないが、これに限定されるものではない。例えば、オペレーションシステム914によって確立されるシャットダウンイベントに反応する熱供給システムが、一つ以上の原子炉システム106のオペレーションシステム(例えば、シャットダウンシステム)によって確立されるシャットダウンイベントに反応して、一つ以上の補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106のエネルギー転換システム110への運搬を開始してもよい。さらに別の例として、反応炉制御システム916によって確立されるシャットダウンイベントに反応する熱供給システムが、一つ以上の補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの、複数の原子炉システムのうちの一つ以上の原子炉システムのエネルギー転換システム110への運搬を開始してもよい。さらに、反応炉制御システムは、一つ以上の反応炉安全システム918からの信号に反応する反応炉制御システムを備えてもかまわない。例えば、安全システム918からの信号に反応する反応炉制御システムによって確立されるシャットダウンイベントに反応する熱供給システムが、一つ以上の補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106のエネルギー転換システム110への運搬を開始してもよい。さらに、安全システムは、一つ以上の原子炉システム106の一つ以上の感知された状態(例えば、外部の状態または内部の状態)に反応する安全システム920を備えてもかまわない。例えば、一つ以上の原子炉システム106の安全システムが、ヒートシンクの損失を感知すると、原子炉システム106のうちの一つの反応炉制御システムへ、信号を送ってもよい。次に、反応炉制御システムは、原子炉システム106のシャットダウンを確立し、対応する信号を、反応炉制御システムによって確立されるシャットダウンイベントに反応する熱供給システムへ送ってもよい。この場合、反応炉制御システムによって確立されるシャットダウンイベントに反応する熱供給システムは、一つ以上の補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106のエネルギー転換システム110への運搬を開始してもよい。
【0095】
次に図9Bを参照すると、状態902に反応する一つ以上の熱供給システムが、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106のオペレーションシステム922に反応する熱供給システムを備えてもかまわないが、これに限定されるものではない。例えば、オペレーションシステム924からの信号に反応する熱供給システムは、一つ以上の原子炉システムのオペレーションシステム(例えば、制御システム、安全システム、モニタシステム、シャットダウンシステム、警告システム、または、警備システム)からの遠隔無線信号(例えば、無線周波数信号)または遠隔有線信号(例えば、銅線信号や光ファイバーケーブル信号)などの信号に反応して、一つ以上の補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106のエネルギー転換システム110への運搬を開始してもよい。例えば、一つ以上の原子炉システム106のオペレーションシステム924からの信号に反応する熱供給システムが、原子炉システム106のモニタシステムから原子炉システム106のシャットダウンを示唆する信号を受信すると、一つ以上の補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106のエネルギー転換システム110への運搬を開始してもよい。
【0096】
別の態様では、状態902に反応する一つ以上の熱供給システムが、一つ以上の補助熱貯蔵器112の貯蔵器オペレーションシステム926に反応する熱供給システムを備えてもかまわないが、これに限定されるものではない。例えば、貯蔵器オペレーションシステム928からの信号に反応する熱供給システムが、一つ以上の補助熱貯蔵器112の貯蔵器オペレーションシステム(例えば、制御システム、安全システム、モニタシステム)からの遠隔無線信号(例えば、無線周波数信号)または遠隔有線信号(例えば、銅線信号や光ファイバーケーブル信号)などの信号に反応して、一つ以上の補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106のエネルギー転換システム110への運搬を開始してもよい。例えば、貯蔵器オペレーションシステム928からの信号に反応する熱供給システムは、補助熱貯蔵器112のモニタシステムから原子炉システム106のシャットダウンを示唆する(例えば、エネルギーが熱貯蔵器へ転送されなくなった)信号を受信すると、一つ以上の補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106のエネルギー転換システム110への運搬を開始してもよい。
【0097】
付加的な態様では、状態902に反応する一つ以上の熱供給システムが、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106のオペレータ930に反応する熱供給システムを備えてもかまわないが、これに限定されるものではない。例えば、オペレータ932からの信号に反応する熱供給システムが、オペレータ(例えば、人であるユーザ、または、プログラム済みコンピュータシステムなどの人が制御するシステム)からの信号に反応して、一つ以上の補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106のエネルギー転換システム110への運搬を開始してもよい。例えば、オペレータ932からの信号に反応する熱供給システムが、例えばオペレータによって制御されるコンピュータ端末からの有線信号または無線信号などの遠隔信号に反応して、一つ以上の補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106のエネルギー転換システム110への運搬を開始してもよい。
【0098】
次に図9Cを参照すると、状態902に反応する一つ以上の熱供給システムが、あらかじめ選択された供給開始時期934に反応する熱供給システムを備えてもかまわないが、これに限定されるものではない。例えば、あらかじめ選択された供給開始時期は、特定のイベント(例えば、シャットダウンイベント)に対して相対的な経過時間量、または、絶対時間を含んでもかまわない。例えば、あらかじめ選択された供給開始時期934に反応する熱供給システムが、あらかじめ選択された絶対時間(例えば、午後5:00東部標準時)に、一つ以上の補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106のエネルギー転換システム110への運搬を開始してもよい。当業者であれば、一つ以上の補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106の少なくとも一つのエネルギー転換システム110への運搬を開始するために適した時刻を判定するために、グリッド電力需要履歴データを利用してもよいことが理解できるであろう。別の例では、あらかじめ選択された供給開始時期934に反応する熱供給システムが、例えば原子炉108のシャットダウンなどの特定のイベントからあらかじめ選択された期間が経過すると、一つ以上の補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106のエネルギー転換システム110への運搬を開始してもよい。
【0099】
別の態様では、状態902に反応する一つ以上の熱供給システムが、一つ以上の補助熱貯蔵器の936に貯蔵されたエネルギーの量の判定に反応する熱供給システムを備えてもかまわないが、これに限定されるものではない。例えば、補助熱貯蔵器936に貯蔵されたエネルギーの量の判定に反応する熱供給システムが、補助熱貯蔵器112に現在貯蔵されているエネルギーの判定に反応して、補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106のエネルギー転換システム110への運搬を開始してもよい。さらに、補助熱貯蔵器936に貯蔵されたエネルギーの量の判定に反応する熱供給システムは、補助熱貯蔵器938に貯蔵されたエネルギーの総貯蔵能力に対するパーセンテージの判定に反応する熱供給システムを備えてもかまわない。例えば、貯蔵エネルギー938のパーセンテージの判定に反応する熱供給システムが、貯蔵エネルギーの所定のレベル百分率(%)の判定(例えば、エネルギー貯蔵能力の80%が利用されている)に反応して、一つ以上の補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106のエネルギー転換システム110への運搬を開始してもよい。
【0100】
付加的な態様では、状態902に反応する一つ以上の熱供給システムが、一つ以上の補助熱貯蔵器940において利用可能な貯蔵容量の判定に反応する熱供給システムを備えてもかまわないが、これに限定されるものではない。例えば、補助熱貯蔵器940において利用可能な貯蔵容量の判定に反応する熱供給システムが、利用可能なエネルギー貯蔵能力の判定に反応して、補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106のエネルギー転換システム110への運搬を開始してもよい。さらに、補助熱貯蔵器940において利用可能な貯蔵容量の判定に反応する熱供給システムは、補助熱貯蔵器942において利用可能なエネルギー貯蔵能力のパーセンテージの判定に反応する熱供給システムを備えてもかまわない。例えば、補助熱貯蔵器112の利用可能なエネルギー貯蔵能力942のパーセンテージの判定に反応する熱供給システムが、利用可能な貯蔵エネルギーの所定のレベル百分率(%)の判定(例えば、貯蔵能力の20%が残存している)に反応して、補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106のエネルギー転換システム110への運搬を開始してもよい。
【0101】
次に図9Dを参照すると、一つ以上の熱供給システム114が、一つ以上の補助熱貯蔵器に貯蔵されたエネルギーの特定の部分を、複数の原子炉システム944のうちの一つ以上の原子炉システムのエネルギー転換システムへ供給するために適切な熱供給システムを備えてもかまわないが、これに限定されるものではない。例えば、補助熱貯蔵器944に貯蔵されたエネルギーの特定の部分を供給するために適切な熱供給システムを用いて、補助熱貯蔵器112に貯蔵された熱エネルギーの指定された量を、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106のエネルギー転換システム110へ運搬してもよい。例えば、補助熱貯蔵器112からエネルギー転換システム110へ運搬されるエネルギーの量は、電流負荷の需要(例えば、グリッドの需要)に基づいていてもよく、このとき、制御システムまたはオペレータは、該エネルギー転換システムへ運搬されるエネルギーの量を、エネルギー転換システムが現在求められている需要レベルに基づいて選択してもよい。さらに、補助熱貯蔵器に貯蔵されたエネルギーの特定の部分を、エネルギー転換システム944へ供給するために適切な熱供給システムは、補助熱貯蔵器に貯蔵されたエネルギーのうちの指定されたパーセンテージを、エネルギー転換システム946へ供給するのに適した熱供給システムを備えてもかまわない。例えば、補助熱貯蔵器に貯蔵されたエネルギーのうちの指定されたパーセンテージをエネルギー転換システム946へ供給するのに適した熱供給システムを、制御システムまたはオペレータが用いて、補助熱貯蔵器112に貯蔵されたエネルギーのうちの選定されたパーセンテージ(例えば、貯蔵されたエネルギーの50%)を、複数の原子炉システム102のうちの一つ以上の原子炉システム106のエネルギー転換システム110へ運搬してもよい。
【0102】
実施を示す一連のフローチャートを述べる。理解を助けるため、フローチャートは、初めのフローチャートが、例の実施を介した実施を表し、その後、続くフローチャートは、一つまたはそれより多い、それより前に示されたフローチャートで形成される副要素動作または追加の要素動作のいずれかとして、代替の実施および/または初めのフローチャートの拡張を表す。当業者は、ここで使用される表示スタイル(例えば、例の実施を介した実施を表すフローチャートを示して始まり、その後、それに続くフローチャートで追加および/またはさらなる詳細を提供する)が、一般に、種々の処理の実施の迅速で容易な理解を助けることを理解するだろう。さらに、当業者は、ここで使用される表示スタイルがまた、それ自身、モジュールおよび/またはオブジェクト指向プログラム設計のパラダイムに役立つことを理解するだろう。
【0103】
図10は、複数の原子炉システムによって生成されるエネルギーの貯蔵と使用とに関連した動作例を表す動作フロー1000を示す。図10と、種々の動作フロー例を含むその後の図においては、図1ないし図9Dの上記例に関連して、および/または、他の例と内容とに関連して、議論および説明を提供する。しかしながら、動作フローは、多くの他の環境や内容において、および/または、図1ないし図9Dの修正版において行ってもよいことが理解されるだろう。また、種々の動作フローは示した順に表しているが、種々の動作は、示したのとは異なる順で実行してもよいし、同時に実行してもよいことが理解されるだろう。
【0104】
開始動作の後、動作フロー1000は、第1転送動作1010に移る。第1転送動作1010は、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器へ、エネルギーの第1の選択された部分を転送する。例えば、図1ないし図9Dに示すように、第1エネルギー運搬システム104は、複数の原子炉システム102のうちの第1原子炉システム106の部分から、一つまたはそれより多い補助熱貯蔵器112へ、エネルギーを転送してもよい。
【0105】
その後、付加的な転送動作1020は、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの付加的な原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器へ、エネルギーの少なくとも一つの付加的な選択された部分を転送する。例えば、図1ないし図9Dに示すように、第2エネルギー運搬システム104は、複数の原子炉システム102のうちの第2原子炉システム106の部分から、一つまたはそれより多い補助熱貯蔵器112へ、エネルギーを転送してもよい。より一般的には、N番目のエネルギー運搬システム104は、複数の原子炉システム102のうちのN番目の原子炉システム106の部分から、一つまたはそれより多い補助熱貯蔵器112へ、エネルギーを転送してもよい。
【0106】
その後、供給動作1030は、少なくとも一つの補助熱貯蔵器から、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムの少なくとも一つのエネルギー転換システムへ、熱エネルギーの少なくとも部分を供給する。例えば、図1ないし図9Dに示すように、一つまたはそれより多い熱供給システム114が、複数の原子炉システムのうちの一つまたはそれより多い原子炉システム106の一つまたはそれより多いエネルギー転換システム110へ、補助熱貯蔵器112に貯蔵された熱エネルギーの部分を供給してもよい。
【0107】
図11は、図10の例示の動作フロー1000の代替実施形態を示す。図11は、第1転送動作1010が、少なくとも一つの付加的な動作を含んでもよい実施形態を示す。付加的な動作は、動作1102および/または動作1104を含んでもよい。
【0108】
動作1102は、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器へ、過剰のエネルギーの少なくとも第1部分を転送することを示す。例えば、図1ないし図9Dに示すように、第1エネルギー運搬システム104は、複数の原子炉システム102のうちの第1原子炉システム106の部分から、補助熱貯蔵器112へ、過剰のエネルギーを転送してもよい。
【0109】
さらに、動作1104は、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器へ、少なくとも一つのエネルギー転換システムの動作要求を超えるエネルギーの少なくとも第1部分を転送することを示す。例えば、図1ないし図9Dに示すように、第1エネルギー運搬システム104は、第1原子炉システム106の部分から、補助熱貯蔵器112へ、複数の原子炉システム102のうちの第1原子炉システム106と関連するエネルギー転換システムの動作要求を超えるエネルギー(例えばグリッドの要件を超えるエネルギー)を転送してもよい。
【0110】
図12は、図10の例示の動作フロー1000の代替実施形態を示す。図12は、第1転送動作1010が少なくとも一つの付加的な動作を含んでもよい実施形態を示す。付加的な動作は、動作1202を含んでもよい。
【0111】
動作1202は、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器へ、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分のエネルギー出力の特定のパーセンテージを転送することを示す。例えば、図1ないし図9Dに示すように、第1エネルギー運搬システム104は、第1原子炉システム106の部分から、補助熱貯蔵器112へ、複数の原子炉システム102のうちの第1原子炉システム106の部分(例えば、原子炉コアや、一次冷却剤システムなどの原子炉コアと熱伝達する原子炉システムの部分)のエネルギー出力の特定のパーセンテージを転送してもよい。
【0112】
図13Aおよび図13Bは、図10の例示の動作フロー1000の代替実施形態を示す。図13は、第1転送動作1010が少なくとも一つの付加的な動作を含んでもよい実施形態を示す。付加的な動作は、動作1302、動作1304、動作1306、動作1308、動作1310、動作1312、および/または動作1314を含んでもよい。
【0113】
動作1302は、少なくとも一つのエネルギー運搬システムを用いて、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器へ、エネルギーの第1の選択された部分を転送することを示す。例えば、図1ないし図9Dに示すように、第1エネルギー運搬システム104は、複数の原子炉システム102のうちの第1原子炉システム106の部分から、補助熱貯蔵器112へ、エネルギーを転送してもよい。
【0114】
さらに、動作1304は、少なくとも一つのエネルギー運搬システムを用いて、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器へ、熱エネルギーの第1の選択された部分を転送することを示す。例えば、図5Aに示すように、一つまたはそれより多い第1エネルギー運搬システム104は、熱エネルギー502を運搬するのに適していてもよい。例えば、図1ないし図9Dに示すように、第1エネルギー運搬システム104は、複数の原子炉システム102のうちの第1原子炉システム106の部分から、補助熱貯蔵器112へ、熱エネルギーを転送してもよい。
【0115】
さらに、動作1306は、少なくとも一つの熱運搬システムを用いて、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器へ、熱エネルギーの第1の選択された部分を転送することを示す。例えば、図5Aに示すように、第1エネルギー運搬システム104は、熱運搬システム504を含んでもよい。例えば、図1ないし図9Dに示すように、第1エネルギー運搬システム104は、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システム106の部分から、補助熱貯蔵器112へ、熱エネルギーを運搬してもよい。
【0116】
さらに、動作1308は、少なくとも一つの熱運搬システムを用いて、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器へ、熱エネルギーの第1の選択された部分を転送することを示す。第1原子炉の部分は第1原子炉システムの少なくとも一つの熱源と熱伝達する。例えば、図5Bに示すように、熱は、複数の原子炉システム102のうちの第1原子炉システム106の部分から、補助熱貯蔵器112へ、運搬され、第1原子炉システム106の部分は、第1原子炉システム106の熱源522と熱伝達されてもよい。例えば、図1ないし図9Dに示すように、第1熱運搬システム504は、第1原子炉システム106の熱源522と熱伝達する第1原子炉システム106(例えば、原子炉システムの冷却剤システム)の部分から、補助熱貯蔵器112へ、熱エネルギーを運搬してもよい。
【0117】
さらに、動作1310は、少なくとも一つの熱運搬システムを用いて、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器へ、熱エネルギーの第1の選択された部分を転送する。第1原子炉システムの部分は第1原子炉システムの少なくとも一つの原子炉コアと熱伝達することを示す。例えば、図5Bに示すように、複数の原子炉システム102のうちの第1原子炉システム106の熱源522は、原子炉コア524を含んでもよい。例えば、図1ないし図9Dに示すように、第1原子炉システム106の熱運搬システム504は、第1原子炉システム106の原子炉コア524と熱伝達する第1原子炉システム106の部分から、補助熱貯蔵器112へ、熱エネルギーを運搬してもよい。
【0118】
さらに、動作1312は、少なくとも一つの熱運搬システムを用いて、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの少なくとも一つの一次冷却剤システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器へ、熱エネルギーの第1の選択された部分を転送することを示す。例えば、図5Bに示すように、第1原子炉システム106の原子炉コア524と熱伝達する第1原子炉システム106の部分は、第1原子炉システム106の一次冷却剤システム526の部分を含んでもよい。例えば、図1ないし図9Dに示すように、第1熱運搬システム504は、第1原子炉システム106の一次冷却剤システム526の部分から、補助熱貯蔵器112へ、熱エネルギーを運搬してもよい。
【0119】
さらに、動作1314は、少なくとも一つの熱運搬システムを用いて、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの少なくとも一つの一次冷却剤ループの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器へ、熱エネルギーの第1の選択された部分を転送することを示す。例えば、図5Bに示すように、第1原子炉システム106の一次冷却剤システムの部分は、第1原子炉システム106の一次冷却剤ループ528の部分を含んでもよい。例えば、図1ないし図9Dに示すように、第1熱運搬システム504は、第1原子炉システム106の一次冷却剤ループ528の部分から、補助熱貯蔵器112へ、熱エネルギーを運搬してもよい。
【0120】
図14Aおよび図14Bは、図10の例示の動作フロー1000の代替実施形態を示す。図14は、第1転送動作1010が少なくとも一つの付加的な動作を含んでもよい実施形態を示す。付加的な動作は、動作1402を含んでもよい。
【0121】
動作1402は、少なくとも一つの熱運搬システムを用いて、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの少なくとも一つの冷却剤プールから、少なくとも一つの補助熱貯蔵器へ、熱エネルギーの第1の選択された部分を転送することを示す。例えば、図5Bに示すように、第1原子炉システム106の一次冷却剤システムの部分が、第1原子炉システム106の、液体金属プール(例えば液体ナトリウム)または液体金属塩プール(例えばフッ化リチウムプール)のような、一次冷却剤システム530の部分を含んでもよい。例えば、図1ないし図9Dに示すように、第1原子炉システム熱運搬システム504は、複数の原子炉システム102のうちの第1原子炉システム106の一次冷却剤プール530の部分から、補助熱貯蔵器112へ、熱エネルギーを運搬してもよい。
【0122】
図15Aおよび図15Bは、図10の例示の動作フロー1000の代替実施形態を示す。図15は、第1転送動作1010が少なくとも一つの付加的な動作を含んでもよい実施形態を示す。付加的な動作は、動作1502を含んでもよい。
【0123】
動作1502は、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの少なくとも一つの一次冷却剤システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器へ、熱エネルギーの第1の選択された部分を転送することを示す。第1原子炉システムの少なくとも一つの一次冷却剤システムは、少なくとも一つの補助熱貯蔵器および第1原子炉システムの少なくとも一つの二次冷却剤システムと熱伝達する。少なくとも一つの補助熱貯蔵器と少なくとも一つの二次冷却剤システムとは、熱伝達しない。例えば、図5Cに示すように、第1原子炉システム106の一次冷却剤システム526は、補助熱貯蔵器112および第1原子炉システム106の二次冷却剤システム532と熱伝達する一次冷却剤システム526を含んでもよい。例えば、第1原子炉システム熱運搬システム504は、複数の原子炉システム102のうちの第1原子炉システム106の一次冷却剤システム526の部分から、補助熱貯蔵器112へ、熱エネルギーを運搬してもよい。ここで、一次冷却剤システム526は、補助熱貯蔵器112および第1原子炉システム106の二次冷却剤システム532と熱伝達する一方、補助熱貯蔵器112と少なくとも一つの二次冷却剤システム532は熱伝達しない。
【0124】
図16Aおよび図16Bは、図10の例示の動作フロー1000の代替実施形態を示す。図16は、第1転送動作1010が少なくとも一つの付加的な動作を含んでもよい実施形態を示す。付加的な動作は、動作1602を含んでもよい。
【0125】
さらに、動作1602は、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの少なくとも一つの一次冷却剤システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器へ、熱エネルギーの第1の選択された部分を転送することを示す。少なくとも一つの補助熱貯蔵器は、第1原子炉システムの少なくとも一つの一次冷却剤システム、および、第1原子炉システムの少なくとも一つの二次冷却剤システムと熱伝達する。例えば、図5Dに示すように、第1原子炉システム106の一次冷却剤システム526は、補助熱貯蔵器112および第1原子炉システム106の二次冷却剤システム532と熱伝達する一次冷却剤システムを含んでもよい。ここで、補助熱貯蔵器112は、第1原子炉システム106の一次冷却剤システム526、および、第1原子炉システム106の二次冷却剤システム532と熱伝達する。例えば、第1原子炉システム熱運搬システム504は、複数の原子炉システム102のうちの第1原子炉システム106の一次冷却剤システム526の部分から、補助熱貯蔵器112へ、熱エネルギーを運搬してもよい。ここで、補助熱貯蔵器112は、第1原子炉システム106の一次冷却剤システム526、および、第1原子炉システム106の二次冷却剤システム532と熱伝達する。
【0126】
図17Aおよび図17Bは、図10の例示の動作フロー1000の代替実施形態を示す。図17は、第1転送動作1010が少なくとも一つの付加的な動作を含んでもよい実施形態を示す。付加的な動作は、動作1702、動作1704および/または動作1706を含んでもよい。
【0127】
さらに、動作1702は、少なくとも一つの直接的流体交換熱運搬システムを用いて、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器へ、熱エネルギーの第1の選択された部分を転送することを示す。例えば、図5Aに示すように、第1原子炉システム106の第1エネルギー運搬システム104は、直接的流体交換熱運搬システム510を含んでもよい。例えば、図1ないし図9Dに示すように、直接的流体交換熱運搬システム510は、複数の原子炉システム102のうちの第1原子炉システム106の部分から、補助熱貯蔵器112へと、熱エネルギーを運搬してもよい。
【0128】
さらに、動作1704は、少なくとも一つの直接的流体交換熱運搬システムを用いて、少なくとも一つの補助熱貯蔵器の少なくとも一つの貯蔵器流体と、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの少なくとも一つの冷却剤とを混合することを示す。例えば、図5Aに示すように、第1原子炉システム106の直接的流体交換熱運搬システム510は、補助熱貯蔵器112の貯蔵器流体と、第1原子炉システム106の原子炉108の冷却剤とを混合するように構成されたシステム511を含んでもよい。例えば、図1ないし図9Dに示すように、補助熱貯蔵器112の貯蔵器流体と、複数の原子炉システム102のうちの第1原子炉システム106の原子炉冷却剤とを混合するシステム511は、2つの流体を直接混合することによって、第1原子炉システム106から、補助熱貯蔵器112へ、熱エネルギーを運搬してもよい。
【0129】
さらに、動作1706は、少なくとも一つの直接的流体交換熱運搬システムを用いて、少なくとも一つの補助熱貯蔵器の少なくとも一つの貯蔵器流体と、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの少なくとも一つの冷却剤とを混合することを示す。少なくとも一つの貯蔵器流体は、少なくとも一つの冷却剤と実質的に類似している。例えば、図5Aに示すように、補助熱貯蔵器流体と第1原子炉システム106の冷却剤とは、実質的に同様であってもよい。例えば、貯蔵器流体と、複数の原子炉システム102のうちの第1原子炉システム106の原子炉冷却剤とは、両方とも、液体ナトリウム、液体鉛または液体鉛ビスマスなどの、同じ液体金属を含んでもよい。他の例では、貯蔵器流体と、エネルギー転換システム冷却剤とは、両方とも、酸化ジフェニルを加えたジフェニルなどのような、同じ液体有機物を含んでもよい。
【0130】
図18Aおよび図18Bは、図10の例示の動作フロー1000の代替実施形態を示す。図18は、第1転送動作1010が少なくとも一つの付加的な動作を含んでもよい実施形態を示す。付加的な動作は、動作1802を含んでもよい。
【0131】
さらに、動作1802は、少なくとも一つの直接的流体交換熱運搬システムを用いて、少なくとも一つの補助熱貯蔵器の少なくとも一つの貯蔵器流体と、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの少なくとも一つの冷却剤とを混合することを示す。少なくとも一つの貯蔵器流体は、少なくとも一つの冷却剤と異なる。例えば、図5Aに示すように、補助熱貯蔵器流体と第1原子炉システム106の冷却剤とは、異なってもよい(513)。例えば、貯蔵器流体は、液体有機物(例えば、酸化ジフェニルを加えたジフェニル)を含んでもよい。一方、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システム106の原子炉冷却剤は、液体金属冷却剤(例えば、液体ナトリウム、液体鉛または液体鉛ビスマス)を含んでもよい。同様に、貯蔵器流体は、液体ナトリウムのような第1液体金属冷却剤を含んでもよく、一方、原子炉冷却剤は、液体鉛のような第2の液体金属冷却剤を含んでもよい。
【0132】
図19Aおよび図19Bは、図10の例示の動作フロー1000の代替実施形態を示す。図19は、第1転送動作1010が少なくとも一つの付加的な動作を含んでもよい実施形態を示す。付加的な動作は、動作1902および/または動作1904を含んでもよい。
【0133】
動作1902は、少なくとも一つの熱交換器を用いて、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器へ、熱エネルギーの第1の選択された部分を転送することを示す。例えば、図5Aに示すように、熱エネルギー502を運搬するように構成された第1エネルギー運搬システムは、一つまたはそれより多い、原子炉から貯蔵器への熱交換器514を用いて、原子炉システム101の部分から、補助熱貯蔵器112へ、熱エネルギーを運搬してもよい。
【0134】
さらに、動作1904は、少なくとも一つの熱交換器を用いて、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器へ、熱エネルギーの第1の選択された部分を転送することを示す。少なくとも一つの熱交換器の第1の部分は、第1原子炉システムの少なくとも一つの一次冷却剤システムの部分と熱伝達し、少なくとも一つの熱交換器の第2の部分は、少なくとも一つの補助熱貯蔵器の部分と熱伝達する。例えば、原子炉から貯蔵器への熱交換器514は、第1原子炉システム106の一次冷却剤システムと熱伝達する第1部分と、補助熱貯蔵器112と熱伝達する第2部分とを有する熱交換器515を含んでもよい。例えば、熱エネルギーを運搬するように構成されたエネルギー運搬システムは、第1原子炉システム106の一次冷却剤システムと熱伝達する第1部分と補助熱貯蔵器112と熱伝達する第2部分とを有する熱交換器515を用いて、複数の原子炉システム102のうちの第1原子炉システム106から、補助熱貯蔵器112へ、熱を運搬してもよい。
【0135】
図20は、図10の例示の動作フロー1000の代替実施形態を示す。図20は、第1転送動作1010が少なくとも一つの付加的な動作を含んでもよい実施形態を示す。付加的な動作は、動作2002、動作2004、および/または動作2006を含んでもよい。
【0136】
動作2002は、少なくとも一つのエネルギー運搬システムを用いて、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器へ、電気エネルギーの第1の選択された部分を転送することを示す。例えば、図5Aに示すように、第1エネルギー運搬システム104は、第1原子炉システム106の部分(例えば第1原子炉システム106のエネルギー転換システム110)から補助熱貯蔵器112へ電気エネルギー503を運搬するように構成されたエネルギー運搬システムを含んでもよい。例えば、複数の原子炉システム102のうちの第1原子炉システム106から補助熱貯蔵器112へ電気エネルギー503を運搬するように構成されたエネルギー運搬システムは、第1原子炉システム106の部分から電気エネルギーを運搬するのに用いられてもよい。当業者は、運搬処理において、第1原子炉システム106の部分から発生する電気エネルギーが、補助熱貯蔵器112に貯蔵されるために、熱エネルギーに転換されなければならないことを理解するだろう。
【0137】
さらに、動作2004は、少なくとも一つの電気から熱への転換システムを用いて、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器へ、電気エネルギーの第1の選択された部分を転送することを示す。例えば、図5Aに示すように、第1原子炉システム106から補助熱貯蔵器112へ電気エネルギー503を運搬するのに適したエネルギー運搬システムは、電気エネルギーから熱エネルギーへの転換回路516を含んでもよい。例えば、電気エネルギーから熱エネルギーへの転換回路516は、複数の原子炉システム102のうちの第1原子炉システム106の部分によって生成される電気エネルギーを転換するのに用いられてもよい。その後、熱エネルギーは、補助熱貯蔵器112へ運搬されてもよい。
【0138】
さらに、動作2006は、少なくとも一つの電気から熱への転換システムを用いて、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの少なくとも一つのエネルギー転換システムから、少なくとも一つの補助熱貯蔵器へ、電気エネルギーの第1の選択された部分を転送することを示す。例えば、図5Aに示すように、第1原子炉システム106から補助熱貯蔵器112へ電気エネルギー503を運搬するのに適したエネルギー運搬システムは、第1原子炉システム106のエネルギー転換装置110から補助熱貯蔵器112へ電気エネルギーを運搬するように構成された、電気エネルギーから熱エネルギーへの転換装置を含んでもよい。例えば、第1原子炉システム106のエネルギー転換装置110から補助熱貯蔵器112へ電気エネルギーを運搬するように構成された、電気エネルギーから熱エネルギーへの転換装置は、エネルギー転換装置110(例えばタービン生成器システム)の電気出力から電気エネルギーを転換するのに用いられてもよい。その後、熱エネルギーは、補助熱貯蔵器112へ運搬されてもよい。
【0139】
図21は、図10の例示の動作フロー1000の代替実施形態を示す。図21は、第1転送動作1010が少なくとも一つの付加的な動作を含んでもよい実施形態を示す。付加的な動作は、動作2102、および/または動作2104を含んでもよい。
【0140】
動作2102は、少なくとも一つの抵抗加熱装置を用いて、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器へ、電気エネルギーの第1の選択された部分を転送することを示す。例えば、図5Aに示すように、電気エネルギーから熱エネルギーへの転換装置は、一つまたはそれより多い抵抗加熱装置517を含んでもよい。例えば、抵抗加熱装置517は、複数の原子炉システム102のうちの第1原子炉システム106の部分から、熱エネルギーへ、電気エネルギーを転換するのに用いられてもよい。その後、熱エネルギーは、補助熱貯蔵器112へ運搬されてもよい。
【0141】
さらに、動作2104は、少なくとも一つの加熱コイルを用いて、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器へ、電気エネルギーの第1の選択された部分を転送することを示す。例えば、図5Aに示すように、抵抗加熱装置517は、一つまたはそれより多い加熱コイル518を含んでもよい。例えば、加熱コイル518は、複数の原子炉システム102のうちの第1原子炉システム106の部分から、熱エネルギーへ、電気エネルギーを転換するのに用いられてもよい。その後、熱エネルギーは、補助熱貯蔵器112へ運搬されてもよい。
【0142】
図22は、図10の例示の動作フロー1000の代替実施形態を示す。図22は、第1転送動作1010が少なくとも一つの付加的な動作を含んでもよい実施形態を示す。付加的な動作は、動作2202、および/または動作2204を含んでもよい。
【0143】
動作2202は、少なくとも一つの状態に反応して、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器へ、熱エネルギーの第1の選択された部分を転送することを示す。例えば、図1ないし図9Dに示すように、状態(例えば、原子炉システムでの電力需要、補助熱貯蔵器の準備状態、原子炉の熱特性または貯蔵器の熱特性)に反応して、状態802に反応するエネルギー運搬システムが、複数の原子炉システム102のうちの第1原子炉システム106の部分から補助熱貯蔵器112へのエネルギーの運搬を開始してもよい。
【0144】
さらに、動作2204は、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの少なくとも一つの状態に反応して、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器へ、熱エネルギーの第1の選択された部分を転送することを示す。例えば、図1ないし図9Dに示すように、第1原子炉システムの状態に反応して、第1原子炉システム804の状態に反応するエネルギー運搬システムが、複数の原子炉システム102のうちの第1原子炉システム106の部分から補助熱貯蔵器112へのエネルギーの運搬を開始してもよい。
【0145】
図23は、図10の例示の動作フロー1000の代替実施形態を示す。図23は、第1転送動作1010が少なくとも一つの付加的な動作を含んでもよい実施形態を示す。付加的な動作は、動作2302を含んでもよい。
【0146】
動作2302は、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの付加的な原子炉システムの少なくとも一つの状態に反応して、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器へ、熱エネルギーの第1の選択された部分を転送することを示す。例えば、図1ないし図9Dに示すように、付加的な原子炉システムの状態に反応して、第2原子炉システム、第3原子炉システム、またはN番目の原子炉システムまでを含め、付加的な原子炉システム806の状態に反応するエネルギー運搬システムが、複数の原子炉システム102のうちの第1原子炉システム106の部分から補助熱貯蔵器112へのエネルギーの運搬を開始してもよい。
【0147】
図24は、図10の例示の動作フロー1000の代替実施形態を示す。図24は、第1転送動作1010が少なくとも一つの付加的な動作を含んでもよい実施形態を示す。付加的な動作は、動作2402を含んでもよい。
【0148】
動作2402は、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムの過剰の能力の判定に反応して、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器へ、熱エネルギーの第1の選択された部分を転送することを示す。例えば、図1ないし図9Dに示すように、複数の原子炉システム102のうちの少なくとも一つの原子炉システム106の過剰の能力の判定(例えば現在の原子炉の電力生成が、グリッドの要求を超えているという判定)に反応して、過剰の原子炉の能力808の判定に反応するエネルギー運搬システムが、複数の原子炉システム102のうちの第1原子炉システム106の部分から補助熱貯蔵器112へのエネルギーの運搬を開始してもよい。
【0149】
図25は、図10の例示の動作フロー1000の代替実施形態を示す。図25は、第1転送動作1010が少なくとも一つの付加的な動作を含んでもよい実施形態を示す。付加的な動作は、動作2502、および/または動作2504を含んでもよい。
【0150】
動作2502は、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムの少なくとも一つのオペレーションシステムに反応して、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器へ、熱エネルギーの第1の選択された部分を転送することを示す。例えば、図1ないし図9Dに示すように、複数の原子炉システム102のうちの(例えば第1原子炉システム106、第2原子炉システム106、またはN番目の原子炉システム106までを含む)原子炉システム106の動作システム(例えば警告システム、安全システムまたはシャットダウンシステム)に反応して、動作システム810に反応するエネルギー運搬システムが、複数の原子炉システム102のうちの第1原子炉システム106の部分から補助熱貯蔵器112へのエネルギーの運搬を開始してもよい。
【0151】
さらに、動作2504は、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムの少なくとも一つのモニタシステムに反応して、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器へ、熱エネルギーの第1の選択された部分を転送することを示す。例えば、図1ないし図9Dに示すように、複数の原子炉システム102のうちの(例えば第1原子炉システム106、第2原子炉システム106、またはN番目の原子炉システム106までを含む)原子炉システム106のモニタシステムに反応して、モニタシステム814に反応するエネルギー運搬システムが、複数の原子炉システム102のうちの第1原子炉システム106の部分から補助熱貯蔵器112へのエネルギーの運搬を開始してもよい。
【0152】
図26は、図10の例示の動作フロー1000の代替実施形態を示す。図26は、第1転送動作1010が少なくとも一つの付加的な動作を含んでもよい実施形態を示す。付加的な動作は、動作2602を含んでもよい。
【0153】
動作2602は、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムの少なくとも一つの制御システムに反応して、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器へ、熱エネルギーの第1の選択された部分を転送することを示す。例えば、図1ないし図9Dに示すように、複数の原子炉システム102のうちの(例えば第1原子炉システム106、第2原子炉システム106、またはN番目の原子炉システム106までを含む)原子炉システム106の制御システムに反応して、制御システム816に反応するエネルギー運搬システムが、複数の原子炉システム102のうちの第1原子炉システム106の部分から補助熱貯蔵器112へのエネルギーの運搬を開始してもよい。
【0154】
図27は、図10の例示の動作フロー1000の代替実施形態を示す。図27は、第1転送動作1010が少なくとも一つの付加的な動作を含んでもよい実施形態を示す。付加的な動作は、動作2702を含んでもよい。
【0155】
動作2702は、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムの少なくとも一つの制御システムに反応して、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器へ、熱エネルギーの第1の選択された部分を転送する。複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムの少なくとも一つの安全システムに反応して、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器へ、熱エネルギーの第1の選択された部分を転送することを示す。例えば、図1ないし図9Dに示すように、複数の原子炉システム102のうちの(例えば第1原子炉システム106、第2原子炉システム106、またはN番目の原子炉システム106までを含む)原子炉システム106の安全システムに反応して、安全システム818に反応するエネルギー運搬システムが、複数の原子炉システム102のうちの第1原子炉システム106の部分から補助熱貯蔵器112へのエネルギーの運搬を開始してもよい。
【0156】
図28は、図10の例示の動作フロー1000の代替実施形態を示す。図28は、第1転送動作1010が少なくとも一つの付加的な動作を含んでもよい実施形態を示す。付加的な動作は、動作2802、および/または動作2804を含んでもよい。
【0157】
動作2802は、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムの少なくとも一つのオペレーションシステムからの少なくとも一つの信号に反応して、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器へ、熱エネルギーの第1の選択された部分を転送することを示す。例えば、図1ないし図9Dに示すように、複数の原子炉システム102のうちの(例えば第1原子炉システム106、第2原子炉システム106、またはN番目の原子炉システム106までを含む)原子炉システム106の動作システムからの信号(例えばデジタル有線信号、アナログ有線信号、デジタル無線信号またはアナログ無線信号)に反応して、動作システム812からの信号に反応するエネルギー運搬システムが、複数の原子炉システム102のうちの第1原子炉システム106の部分から補助熱貯蔵器112へのエネルギーの運搬を開始してもよい。
【0158】
さらに、動作2804は、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの少なくとも一つのオペレーションシステムからの少なくとも一つの信号に反応して、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器へ、熱エネルギーの第1の選択された部分を転送することを示す。例えば、図1ないし図9Dに示すように、複数の原子炉システム102のうちの第1原子炉システム106の動作システムからの信号に反応して、動作システム812からの信号に反応するエネルギー運搬システムが、複数の原子炉システム102のうちの第1原子炉システム106の部分から補助熱貯蔵器112へのエネルギーの運搬を開始してもよい。
【0159】
図29は、図10の例示の動作フロー1000の代替実施形態を示す。図29は、第1転送動作1010が少なくとも一つの付加的な動作を含んでもよい実施形態を示す。付加的な動作は、動作2902を含んでもよい。
【0160】
さらに、動作2902は、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの付加的な原子炉システムの少なくとも一つのオペレーションシステムからの少なくとも一つの信号に反応して、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器へ、熱エネルギーの第1の選択された部分を転送することを示す。例えば、図1ないし図9Dに示すように、複数の原子炉システム102のうちの(例えば第2原子炉システム106、第3原子炉システム106、またはN番目の原子炉システム106までを含む)付加的な原子炉システム106の動作システムからの信号に反応して、動作システム812からの信号に反応するエネルギー運搬システムが、複数の原子炉システム102のうちの第1原子炉システム106の部分から補助熱貯蔵器112へのエネルギーの運搬を開始してもよい。
【0161】
図30は、図10の例示の動作フロー1000の代替実施形態を示す。図30は、第1転送動作1010が少なくとも一つの付加的な動作を含んでもよい実施形態を示す。付加的な動作は、動作3002、および/または動作3004を含んでもよい。
【0162】
動作3002は、少なくとも一つの補助熱貯蔵器の少なくとも一つの貯蔵器オペレーションシステムに反応して、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器へ、熱エネルギーの第1の選択された部分を転送することを示す。例えば、図1ないし図9Dに示すように、補助熱貯蔵器の貯蔵器動作システム(例えばモニタシステム、警告システムまたは制御システム)に反応して、貯蔵器動作システム824に反応するエネルギー運搬システムが、複数の原子炉システム102のうちの第1原子炉システム106の部分から補助熱貯蔵器112へのエネルギーの運搬を開始してもよい。
【0163】
さらに、動作3004は、少なくとも一つの補助熱貯蔵器の少なくとも一つの貯蔵器オペレーションシステムからの少なくとも一つの信号に反応して、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器へ、熱エネルギーの第1の選択された部分を転送することを示す。例えば、図1ないし図9Dに示すように、補助熱貯蔵器の貯蔵器動作システムからの信号(例えばデジタル有線信号、アナログ有線信号、デジタル無線信号またはアナログ無線信号)に反応して、貯蔵器動作システム826からの信号に反応するエネルギー運搬システムが、複数の原子炉システム102のうちの第1原子炉システム106の部分から補助熱貯蔵器112へのエネルギーの運搬を開始してもよい。
【0164】
図31は、図10の例示の動作フロー1000の代替実施形態を示す。図31は、第1転送動作1010が少なくとも一つの付加的な動作を含んでもよい実施形態を示す。付加的な動作は、動作3102を含んでもよい。
【0165】
動作3102は、少なくとも一つの補助熱貯蔵器の少なくとも一つの貯蔵器モニタシステムに反応して、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器へ、熱エネルギーの第1の選択された部分を転送することを示す。例えば、図1ないし図9Dに示すように、補助熱貯蔵器の貯蔵器モニタシステム(例えば熱モニタシステム)に反応して、貯蔵器モニタシステム828に反応するエネルギー運搬システムが、複数の原子炉システム102のうちの第1原子炉システム106の部分から補助熱貯蔵器112へのエネルギーの運搬を開始してもよい。
【0166】
図32は、図10の例示の動作フロー1000の代替実施形態を示す。図32は、第1転送動作1010が少なくとも一つの付加的な動作を含んでもよい実施形態を示す。付加的な動作は、動作3202を含んでもよい。
【0167】
動作3202は、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムの少なくとも一人のオペレータからの少なくとも一つの信号に反応して、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器へ、熱エネルギーの第1の選択された部分を転送することを示す。例えば、図1ないし図9Dに示すように、複数の原子炉システム102のうちの原子炉システム106のオペレータからの少なくとも一つの信号に反応して、オペレータ820(例えば人間ユーザまたは人間に制御されるプログラマブルコンピュータシステム)からの信号(例えば無線または有線信号)に反応するエネルギー運搬システムが、複数の原子炉システム102のうちの第1原子炉システム106の部分から補助熱貯蔵器112へのエネルギーの運搬を開始してもよい。
【0168】
図33は、図10の例示の動作フロー1000の代替実施形態を示す。図33は、第1転送動作1010が少なくとも一つの付加的な動作を含んでもよい実施形態を示す。付加的な動作は、動作3302を含んでもよい。
【0169】
動作3302は、あらかじめ選択されたあらかじめ選択された転送開始時期に、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器へ、熱エネルギーの第1の選択された部分を転送することを示す。例えば、図1ないし図9Dに示すように、あらかじめ選択された転送開始時期(例えば絶対時間または所定のイベントの発生に関係する経過時間)に、あらかじめ選択された転送開始時期822に反応するエネルギー運搬システムが、複数の原子炉システム102のうちの第1原子炉システム106の部分から補助熱貯蔵器112へのエネルギーの運搬を開始してもよい。
【0170】
図34は、図10の例示の動作フロー1000の代替実施形態を示す。図34は、第1転送動作1010が少なくとも一つの付加的な動作を含んでもよい実施形態を示す。付加的な動作は、動作3402、および/または動作3404を含んでもよい。
【0171】
動作3402は、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムのシャットダウンイベントに反応して、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器へ、熱エネルギーの第1の選択された部分を転送することを示す。例えば、図1ないし図9Dに示すように、複数の原子炉システム102のうちの原子炉システム106(例えば第1原子炉システム106、第2原子炉システム106、またはN番目の原子炉システム106までを含む)のシャットダウンイベントに反応して、シャットダウンイベント834に反応するエネルギー運搬システムが、複数の原子炉システム102のうちの第1原子炉システム106の部分から補助熱貯蔵器112へのエネルギーの運搬を開始してもよい。
【0172】
さらに、動作3404は、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムの計画されたシャットダウンイベントに反応して、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器へ、熱エネルギーの第1の選択された部分を転送することを示す。例えば、図1ないし図9Dに示すように、複数の原子炉システム102のうちの原子炉システム106の計画されたシャットダウンイベント(例えばルーチンのメンテナンスのためのシャットダウンイベント)に反応して、計画されたシャットダウンイベント836に反応するエネルギー運搬システムが、複数の原子炉システム102のうちの第1原子炉システム106の部分から補助熱貯蔵器112へのエネルギーの運搬を開始してもよい。
【0173】
図35は、図10の例示の動作フロー1000の代替実施形態を示す。図35は、第1転送動作1010が少なくとも一つの付加的な動作を含んでもよい実施形態を示す。付加的な動作は、動作3502を含んでもよい。
【0174】
動作3502は、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムの緊急のシャットダウンイベントに反応して、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器へ、熱エネルギーの第1の選択された部分を転送することを示す。例えば、図1ないし図9Dに示すように、複数の原子炉システム102のうちの原子炉システム106の緊急のシャットダウンイベント(例えばSCRAM)に反応して、緊急のシャットダウンイベント838に反応するエネルギー運搬システムが、複数の原子炉システム102のうちの第1原子炉システム106の部分から補助熱貯蔵器112へのエネルギーの運搬を開始してもよい。
【0175】
図36は、図10の例示の動作フロー1000の代替実施形態を示す。図36は、第1転送動作1010が少なくとも一つの付加的な動作を含んでもよい実施形態を示す。付加的な動作は、動作3602を含んでもよい。
【0176】
動作3602は、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムのシャットダウンイベントに反応して、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器へ、熱エネルギーの第1の選択された部分を転送することを示す。例えば、図1ないし図9Dに示すように、複数の原子炉システム102のうちの第1原子炉システム106のシャットダウンイベントに反応して、第1原子炉システム106のシャットダウンイベント834に反応するエネルギー運搬システムが、複数の原子炉システム102のうちの第1原子炉システム106の部分から補助熱貯蔵器112へのエネルギーの運搬を開始してもよい。
【0177】
図37は、図10の例示の動作フロー1000の代替実施形態を示す。図37は、第1転送動作1010が少なくとも一つの付加的な動作を含んでもよい実施形態を示す。付加的な動作は、動作3702を含んでもよい。
【0178】
動作3702は、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの付加的な原子炉システムのシャットダウンイベントに反応して、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器へ、熱エネルギーの第1の選択された部分を転送することを示す。例えば、図1ないし図9Dに示すように、複数の原子炉システム102のうちの付加的な原子炉システム106(例えば第2原子炉システム106、第3原子炉システム106、またはN番目の原子炉システム106までを含む)のシャットダウンイベントに反応して、付加的な原子炉システム106のシャットダウンイベント834に反応するエネルギー運搬システムが、複数の原子炉システム102のうちの第1原子炉システム106の部分から補助熱貯蔵器112へのエネルギーの運搬を開始してもよい。
【0179】
図38は、図10の例示の動作フロー1000の代替実施形態を示す。図38は、第1転送動作1010が少なくとも一つの付加的な動作を含んでもよい実施形態を示す。付加的な動作は、動作3802を含んでもよい。
【0180】
さらに、動作3802は、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムのシャットダウンイベントに反応して、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分と、少なくとも一つの補助熱貯蔵器との間で、熱伝達を確立することを示す。例えば、図1ないし図9Dに示すように、複数の原子炉システム102のうちの原子炉システム106のシャットダウンイベントに反応して、第1原子炉システムと補助熱貯蔵器840との間の熱伝達を確立するように構成されたエネルギー運搬システムが、複数の原子炉システムの第1原子炉システム(例えば一次冷却剤システム)の部分と補助熱貯蔵器112との間の熱伝達を確立してもよい。
【0181】
図39は、図10の例示の動作フロー1000の代替実施形態を示す。図39は、第1転送動作1010が少なくとも一つの付加的な動作を含んでもよい実施形態を示す。付加的な動作は、動作3902を含んでもよい。
【0182】
動作3902は、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムのシャットダウンに先立って、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器へ、熱エネルギーの第1の選択された部分を転送することを示す。例えば、図1ないし図9Dに示すように、原子炉システム106の原子炉108のシャットダウンイベントに先だって、原子炉システム106のシャットダウンイベント834に反応するエネルギー運搬システムが、複数の原子炉システム102のうちの原子炉システム106の部分から補助熱貯蔵器112へのエネルギーの運搬を開始してもよい。
【0183】
図40は、図10の例示の動作フロー1000の代替実施形態を示す。図40は、第1転送動作1010が少なくとも一つの付加的な動作を含んでもよい実施形態を示す。付加的な動作は、動作4002、および/または動作4004を含んでもよい。
【0184】
動作4002は、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムのシャットダウン中に、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器へ、熱エネルギーの第1の選択された部分を転送することを示す。例えば、図1ないし図9Dに示すように、原子炉システム106の原子炉108のシャットダウン中に、原子炉システム106のシャットダウンイベント834に反応するエネルギー運搬システムが、複数の原子炉システム102のうちの原子炉システム106の部分から補助熱貯蔵器112へのエネルギーの運搬を開始してもよい。
【0185】
さらに、動作4004は、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムのシャットダウンに続いて、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器へ、熱エネルギーの第1の選択された部分を転送することを示す。例えば、図1ないし図9Dに示すように、原子炉システム106の原子炉108のシャットダウンに続いて、原子炉システム106のシャットダウンイベント834に反応するエネルギー運搬システムが、複数の原子炉システム102のうちの原子炉システム106の部分から補助熱貯蔵器112へのエネルギーの運搬を開始してもよい。
【0186】
図41は、図10の例示の動作フロー1000の代替実施形態を示す。図41は、第1転送動作1010が少なくとも一つの付加的な動作を含んでもよい実施形態を示す。付加的な動作は、動作4102、および/または動作4104を含んでもよい。
【0187】
動作4102は、少なくとも一つの補助熱貯蔵器に貯蔵されたエネルギーの量の判定に反応して、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器へ、熱エネルギーの第1の選択された部分を転送することを示す。例えば、図1ないし図9Dに示すように、補助熱貯蔵器842に貯蔵されたエネルギーの量の判定に反応するエネルギー運搬システムが、複数の原子炉システム102のうちの第1原子炉システム106の部分から補助熱貯蔵器112へのエネルギーの運搬を開始してもよい。
【0188】
さらに、動作4104は、少なくとも一つの補助熱貯蔵器に貯蔵されたエネルギーのパーセンテージの判定に反応して、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器へ、熱エネルギーの第1の選択された部分を転送することを示す。例えば、図1ないし図9Dに示すように、補助熱貯蔵器844に貯蔵されたエネルギーのパーセンテージの判定に反応するエネルギー運搬システムが、複数の原子炉システム102のうちの第1原子炉システム106の部分から補助熱貯蔵器112へのエネルギーの運搬を開始してもよい。
【0189】
図42は、図10の例示の動作フロー1000の代替実施形態を示す。図42は、第1転送動作1010が少なくとも一つの付加的な動作を含んでもよい実施形態を示す。付加的な動作は、動作4202、および/または動作4204を含んでもよい。
【0190】
動作4202は、少なくとも一つの補助熱貯蔵器の利用可能なエネルギー貯蔵能力の量の判定に反応して、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器へ、熱エネルギーの第1の選択された部分を転送することを示す。例えば、図1ないし図9Dに示すように、少なくとも一つの補助熱貯蔵器846の利用可能なエネルギー貯蔵能力の量の判定に反応するエネルギー運搬システムが、複数の原子炉システム102のうちの第1原子炉システム106の部分から補助熱貯蔵器112へのエネルギーの運搬を開始してもよい。
【0191】
さらに、動作4204は、少なくとも一つの補助熱貯蔵器の利用可能なエネルギー貯蔵能力のパーセンテージの判定に反応して、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器へ、熱エネルギーの第1の選択された部分を転送することを示す。例えば、図1ないし図9Dに示すように、少なくとも一つの補助熱貯蔵器848の利用可能なエネルギー貯蔵能力のパーセンテージの判定に反応するエネルギー運搬システムが、複数の原子炉システム102のうちの第1原子炉システム106の部分から補助熱貯蔵器112へのエネルギーの運搬を開始してもよい。
【0192】
図43は、図10の例示の動作フロー1000の代替実施形態を示す。図43は、第1転送動作1010が少なくとも一つの付加的な動作を含んでもよい実施形態を示す。付加的な動作は、動作4302、および/または動作4304を含んでもよい。
【0193】
動作4302は、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器の少なくとも一つの熱貯蔵物質のかたまりへ、エネルギーの第1の選択された部分を転送することを示す。例えば、図1ないし図9Dに示すように、エネルギー運搬システム104は、複数の原子炉システム102のうちの第1原子炉システム106の部分から、補助熱貯蔵器112の熱貯蔵物質111のかたまりへ、エネルギーの選択された部分を運搬してもよい。
【0194】
さらに、動作4304は、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器の少なくとも一つの固体の熱貯蔵物質のかたまりへ、エネルギーの第1の選択された部分を転送することを示す。例えば、図1ないし図9Dに示すように、エネルギー運搬システム104は、複数の原子炉システム102のうちの第1原子炉システム106の部分から、補助熱貯蔵器112の、固形物(例えば固体セラミック、固体金属または固体の石)または固体粒子(例えば砂)などの固体熱貯蔵物質414のかたまりへ、エネルギーの選択された部分を運搬してもよい。
【0195】
図44は、図10の例示の動作フロー1000の代替実施形態を示す。図44は、第1転送動作1010が少なくとも一つの付加的な動作を含んでもよい実施形態を示す。付加的な動作は、動作4402、および/または動作4404を含んでもよい。
【0196】
動作4402は、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器の少なくとも一つの液体の熱貯蔵物質のかたまりへ、エネルギーの第1の選択された部分を転送することを示す。例えば、図1ないし図9Dに示すように、エネルギー運搬システム104は、複数の原子炉システム102のうちの第1原子炉システム106の部分から、補助熱貯蔵器112の液体物質402(例えば液体金属、液体金属塩、液体有機物または液体水)のかたまりへ、エネルギーの選択された部分を運搬してもよい。
【0197】
さらに、動作4404は、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器の少なくとも一つの有機液体の熱貯蔵物質のかたまりへ、エネルギーの第1の選択された部分を転送することを示す。例えば、図1ないし図9Dに示すように、エネルギー運搬システム104は、複数の原子炉システム102のうちの第1原子炉システム106の部分から、補助熱貯蔵器112の液体有機物質404(例えば酸化ジフェニルを加えたジフェニル)のかたまりへ、エネルギーの選択された部分を運搬してもよい。
【0198】
図45は、図10の例示の動作フロー1000の代替実施形態を示す。図45は、第1転送動作1010が少なくとも一つの付加的な動作を含んでもよい実施形態を示す。付加的な動作は、動作4502を含んでもよい。
【0199】
さらに、動作4502は、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器の少なくとも一つの液体金属塩の熱貯蔵物質のかたまりへ、エネルギーの第1の選択された部分を転送することを示す。例えば、図1ないし図9Dに示すように、エネルギー運搬システム104は、複数の原子炉システム102のうちの第1原子炉システム106の部分から、補助熱貯蔵器112の液体金属塩406(例えばフッ化リチウム)のかたまりへ、エネルギーの選択された部分を運搬してもよい。
【0200】
図46は、図10の例示の動作フロー1000の代替実施形態を示す。図46は、第1転送動作1010が少なくとも一つの付加的な動作を含んでもよい実施形態を示す。付加的な動作は、動作4602を含んでもよい。
【0201】
動作4602は、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器の少なくとも一つの液体金属の熱貯蔵物質のかたまりへ、エネルギーの第1の選択された部分を転送することを示す。例えば、図1ないし図9Dに示すように、エネルギー運搬システム104は、複数の原子炉システム102のうちの第1原子炉システム106の部分から、補助熱貯蔵器112の液体金属408(例えばナトリウム)のかたまりへ、エネルギーの選択された部分を運搬してもよい。
【0202】
図47は、図10の例示の動作フロー1000の代替実施形態を示す。図47は、第1転送動作1010が少なくとも一つの付加的な動作を含んでもよい実施形態を示す。付加的な動作は、動作4702を含んでもよい。
【0203】
動作4702は、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器の液体水の熱貯蔵物質のかたまりへ、エネルギーの第1の選択された部分を転送することを示す。例えば、図1ないし図9Dに示すように、エネルギー運搬システム104は、複数の原子炉システム102のうちの第1原子炉システム106の部分から、補助熱貯蔵器112の液体水410のかたまりへ、エネルギーの選択された部分を運搬してもよい。
【0204】
図48は、図10の例示の動作フロー1000の代替実施形態を示す。図48は、第1転送動作1010が少なくとも一つの付加的な動作を含んでもよい実施形態を示す。付加的な動作は、動作4802を含んでもよい。
【0205】
さらに、動作4802は、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器の少なくとも一つの加圧気体の物質のかたまりのかたまりへ、エネルギーの第1の選択された部分を転送することを示す。例えば、図1ないし図9Dに示すように、エネルギー運搬システム104は、複数の原子炉システム102のうちの第1原子炉システム106の部分から、補助熱貯蔵器112の加圧気体物質412(例えば加圧ヘリウムまたは加圧二酸化炭素)のかたまりへ、エネルギーの選択された部分を運搬してもよい。
【0206】
図49は、図10の例示の動作フロー1000の代替実施形態を示す。図49は、第1転送動作1010が少なくとも一つの付加的な動作を含んでもよい実施形態を示す。付加的な動作は、動作4902を含んでもよい。
【0207】
動作4902は、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器の少なくとも一つの混合相物質のかたまりへ、エネルギーの第1の選択された部分を転送することを示す。例えば、図1ないし図9Dに示すように、エネルギー運搬システム104は、複数の原子炉システム102のうちの第1原子炉システム106の部分から、補助熱貯蔵器112の混合相物質420(例えば蒸気水−液体水)のかたまりへ、エネルギーの選択された部分を運搬してもよい。
【0208】
図50は、図10の例示の動作フロー1000の代替実施形態を示す。図50は、第1転送動作1010が少なくとも一つの付加的な動作を含んでもよい実施形態を示す。付加的な動作は、動作5002を含んでもよい。
【0209】
さらに、動作5002は、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器の少なくとも一つの物質のかたまりへ、エネルギーの第1の選択された部分を転送し、少なくとも一つの物質のかたまりが、少なくとも一つの補助熱貯蔵器の動作温度内に相転移を有することを示す。例えば、図1ないし図9Dに示すように、エネルギー運搬システム104は、複数の原子炉システム102のうちの第1原子炉システム106の部分から、補助熱貯蔵器112の動作温度422内に相転移を有する物質のかたまりへ、エネルギーの選択された部分を運搬してもよい。
【0210】
図51は、図10の例示の動作フロー1000の代替実施形態を示す。図51は、第1転送動作1010が少なくとも一つの付加的な動作を含んでもよい実施形態を示す。付加的な動作は、動作5102、動作5104、および/または動作5106を含んでもよい。
【0211】
動作5102は、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、貯蔵器収容システムに収容される少なくとも一つの熱貯蔵物質のかたまりへ、エネルギーの第1の選択された部分を転送することを示す。例えば、図1ないし図9Dに示すように、エネルギー運搬システム104は、複数の原子炉システム102のうちの第1原子炉システム106の部分から、貯蔵器収容システム424(例えば容器)に収容される補助熱貯蔵器112の熱貯蔵物質111のかたまりへ、エネルギーの選択された部分を運搬してもよい。
【0212】
さらに、動作5104は、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの外部容器に収容される少なくとも一つの熱貯蔵物質のかたまりへ、エネルギーの第1の選択された部分を転送することを示す。例えば、図1ないし図9Dに示すように、エネルギー運搬システム104は、複数の原子炉システム102のうちの第1原子炉システム106の部分から、外部容器426に収容される補助熱貯蔵器112の熱貯蔵物質111のかたまりへ、エネルギーの選択された部分を運搬してもよい。
【0213】
さらに、動作5106は、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの外部高圧気体容器に収容される少なくとも一つの熱貯蔵物質のかたまりへ、エネルギーの第1の選択された部分を転送することを示す。例えば、図1ないし図9Dに示すように、エネルギー運搬システム104は、複数の原子炉システム102のうちの第1原子炉システム106の部分から、高圧気体容器430に収容される補助熱貯蔵器112の熱貯蔵物質111のかたまりへ、エネルギーの選択された部分を運搬してもよい。例えば、エネルギー運搬システム104は、複数の原子炉システム102のうちの第1原子炉システム106の部分から、外部の高圧ヘリウム容器に収容される高圧気体ヘリウムのかたまりへ、エネルギーの選択された部分を運搬してもよい。
【0214】
図52は、図10の例示の動作フロー1000の代替実施形態を示す。図52は、第1転送動作1010が少なくとも一つの付加的な動作を含んでもよい実施形態を示す。付加的な動作は、動作5202を含んでもよい。
【0215】
動作5202は、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの外部液体容器に収容される少なくとも一つの熱貯蔵物質のかたまりへ、エネルギーの第1の選択された部分を転送することを示す。例えば、図1ないし図9Dに示すように、エネルギー運搬システム104は、複数の原子炉システム102のうちの第1原子炉システム106の部分から、外部液体容器428に収容される補助熱貯蔵器112の熱貯蔵物質111のかたまりへ、エネルギーの選択された部分を運搬してもよい。例えば、エネルギー運搬システム104は、複数の原子炉システム102のうちの第1原子炉システム106の部分から、外部の水容器に収容される液体水のかたまりへ、エネルギーの選択された部分を運搬してもよい。
【0216】
図53は、図10の例示の動作フロー1000の代替実施形態を示す。図53は、第1転送動作1010が少なくとも一つの付加的な動作を含んでもよい実施形態を示す。付加的な動作は、動作5302を含んでもよい。
【0217】
さらに、動作5302は、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの外部液体プールに収容される少なくとも一つの熱貯蔵物質のかたまりへ、エネルギーの第1の選択された部分を転送することを示す。例えば、図1ないし図9Dに示すように、エネルギー運搬システム104は、複数の原子炉システム102のうちの第1原子炉システム106の部分から、外部液体プール434に収容される補助熱貯蔵器112の液体熱貯蔵物質402のかたまりへ、エネルギーの選択された部分を運搬してもよい。例えば、エネルギー運搬システム104は、複数の原子炉システム102のうちの第1原子炉システム106の部分から、外部の液体ナトリウムのプールに収容される液体ナトリウムのかたまりへ、エネルギーの選択された部分を運搬してもよい。
【0218】
図54は、図10の例示の動作フロー1000の代替実施形態を示す。図54は、第1転送動作1010が少なくとも一つの付加的な動作を含んでもよい実施形態を示す。付加的な動作は、動作5402を含んでもよい。
【0219】
動作5402は、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器へ、エネルギーの第1の選択された部分を転送する。この少なくとも一つの補助熱貯蔵器は、補助熱貯蔵器の少なくとも一つの熱貯蔵物質の温度変化の形式で、エネルギーの選択された部分を貯蔵することを示す。例えば、図1ないし図9Dに示すように、エネルギー運搬システム104は、複数の原子炉システム102のうちの第1原子炉システム106の部分から、補助熱貯蔵器112へ、エネルギーの選択された部分を運搬し、補助熱貯蔵器が、熱貯蔵物質436の温度の増加の形式で、エネルギーを貯蔵してもよい。例えば、補助熱貯蔵器112に運搬されるエネルギーは、液体熱貯蔵物質402の、100℃から200℃までの温度増加を起こさせてもよい。
【0220】
図55は、図10の例示の動作フロー1000の代替実施形態を示す。図55は、第1転送動作1010が少なくとも一つの付加的な動作を含んでもよい実施形態を示す。付加的な動作は、動作5502、および/または動作5504を含んでもよい。
【0221】
動作5502は、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器へ、エネルギーの第1の選択された部分を転送する。この少なくとも一つの補助熱貯蔵器は、補助熱貯蔵器の少なくとも一つの熱貯蔵物質の相変化の形式で、エネルギーの選択された部分を貯蔵することを示す。例えば、図1ないし図9Dに示すように、エネルギー運搬システム104は、複数の原子炉システム102のうちの第1原子炉システム106の部分から、補助熱貯蔵器112へ、エネルギーの選択された部分を運搬し、補助熱貯蔵器が、熱貯蔵物質438の相変化の形式で、エネルギーを貯蔵してもよい。例えば、補助熱貯蔵器112に運搬されるエネルギーは、固体貯蔵器物質の、液体貯蔵器物質への相変化を起こさせてもよく、エネルギーは、変形の潜熱として貯蔵器物質に貯蔵されてもよい。
【0222】
さらに、動作5504は、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器へ、エネルギーの第1の選択された部分を転送する。この少なくとも一つの補助熱貯蔵器は、補助熱貯蔵器の少なくとも一つの熱貯蔵物質の固体−液体の相変化の形式で、エネルギーの選択された部分を貯蔵することを示す。例えば、図1ないし図9Dに示すように、エネルギー運搬システム104は、複数の原子炉システム102のうちの第1原子炉システム106の部分から、補助熱貯蔵器112へ、エネルギーの選択された部分を運搬し、補助熱貯蔵器が、固体−液体の相変化440(例えば固体ナトリウム−液体ナトリウムの相変化)の形式で、エネルギーを貯蔵してもよい。
【0223】
図56は、図10の例示の動作フロー1000の代替実施形態を示す。図56は、第1転送動作1010が少なくとも一つの付加的な動作を含んでもよい実施形態を示す。付加的な動作は、動作5602を含んでもよい。
【0224】
動作5602は、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器へ、エネルギーの第1の選択された部分を転送する。この少なくとも一つの補助熱貯蔵器は、補助熱貯蔵器の少なくとも一つの熱貯蔵物質の液体−気体の相変化の形式で、エネルギーの選択された部分を貯蔵することを示す。例えば、図1ないし図9Dに示すように、エネルギー運搬システム104は、複数の原子炉システム102のうちの第1原子炉システム106の部分から、補助熱貯蔵器112へ、エネルギーの選択された部分を運搬し、補助熱貯蔵器が、液体−気体の相変化442(例えば液体水−蒸気水の相変化)の形式で、エネルギーを貯蔵してもよい。
【0225】
図57は、複数の原子炉システムによって生成されるエネルギーの貯蔵および使用に関連する、一例としての各動作を表わす動作フロー5700を示す。図57は、図10の例示の動作フロー1000が少なくとも一つの補助動作を含んでいる一例としての実施形態を示す。補助動作は、動作5710および/または動作5712を含む。
【0226】
開始動作、第1転送動作1010、付加的な転送動作1020、および、供給動作1030の後に、動作フロー5700は温度維持動作5710へ進む。動作5710は、少なくとも一つの補助熱貯蔵器の少なくとも一つの熱貯蔵物質の温度を、選択された温度より上に維持する。例えば、図4Dに示すように、補助熱貯蔵器112の熱貯蔵物質111の温度は、貯蔵器温度制御システム454(例えば、サーモスタット)を用いて維持されてもよい。
【0227】
動作5712は、少なくとも一つの補助熱貯蔵器の少なくとも一つの熱貯蔵物質の温度を、少なくとも一つの熱貯蔵物質の融点より上に維持する。例えば、図4Dに示すように、補助熱貯蔵器112の熱貯蔵物質111の温度は、貯蔵器温度制御システム454を用いて、特定の温度(例えば、熱貯蔵物質111の融点)より上に維持されてもよい。
【0228】
図58は、図10の例示の動作フロー1000の代替実施形態を示す。図58は、第1転送動作1010が少なくとも一つの補助動作を含んでいる実施形態を示す。補助動作は、動作5802および/または動作580を含む。
【0229】
動作5802は、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器へ、エネルギーの第1の選択された部分を転送し、このとき、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムが少なくとも一つの液体冷却剤を有する。例えば、図1図9Dに示すように、エネルギー運搬システム104が、複数の原子炉システム102のうちの、第1液体302で冷却される原子炉システム106の一部から補助熱貯蔵器112へ、エネルギーの選択された部分を運搬してもよい。
【0230】
また、動作5804は、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器へ、エネルギーの第1の選択された部分を転送し、このとき、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムが少なくとも一つの液体金属塩冷却剤を有する。例えば、図1図9Dに示すように、エネルギー運搬システム104が、複数の原子炉システム102のうちの、第1液体金属塩(例えば、フッ化リチウムまたはその他のフッ化塩)304で冷却される原子炉システム106の一部から補助熱貯蔵器112へ、エネルギーの選択された部分を運搬してもよい。
【0231】
図59は、図10の例示の動作フロー1000の代替実施形態を示す。図59は、第1転送動作1010が少なくとも一つの補助動作を含んでいる実施形態を示す。補助動作は、動作5902を含む。
【0232】
動作5902は、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器へ、エネルギーの第1の選択された部分を転送し、このとき、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムが少なくとも一つの液体金属冷却剤を有する。例えば、図1図9Dに示すように、エネルギー運搬システム104が、複数の原子炉システム102のうちの、第1液体金属(例えば、液体ナトリウムまたは液体鉛)306で冷却される原子炉システム106の一部から補助熱貯蔵器112へ、エネルギーの選択された部分を運搬してもよい。
【0233】
図60は、図10の例示の動作フロー1000の代替実施形態を示す。図60は、第1転送動作1010が少なくとも一つの補助動作を含んでいる実施形態を示す。補助動作は、動作6002を含む。
【0234】
動作6002は、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器へ、エネルギーの第1の選択された部分を転送し、このとき、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムが少なくとも一つの液体有機冷却剤を有する。例えば、図1図9Dに示すように、エネルギー運搬システム104が、複数の原子炉システム102のうちの、第1液体有機(例えば、酸化ジフェニルを加えたジフェニル)308で冷却される原子炉システム106の一部から補助熱貯蔵器112へ、エネルギーの選択された部分を運搬してもよい。
【0235】
図61は、図10の例示の動作フロー1000の代替実施形態を示す。図61は、第1転送動作1010が少なくとも一つの補助動作を含んでいる実施形態を示す。補助動作は、動作6102を含む。
【0236】
動作6102は、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器へ、エネルギーの第1の選択された部分を転送し、このとき、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムが少なくとも一つの液体水冷却剤を有する。例えば、図1図9Dに示すように、エネルギー運搬システム104が、複数の原子炉システム102のうちの、第1液体水310で冷却される原子炉システム106の一部から補助熱貯蔵器112へ、エネルギーの選択された部分を運搬してもよい。
【0237】
図62は、図10の例示の動作フロー1000の代替実施形態を示す。図62は、第1転送動作1010が少なくとも一つの補助動作を含んでいる実施形態を示す。補助動作は、動作6202および/または動作6204を含む。
【0238】
動作6202は、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器へ、エネルギーの第1の選択された部分を転送し、このとき、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムが少なくとも一つの加圧気体冷却剤を有する。例えば、図1図9Dに示すように、エネルギー運搬システム104が、複数の原子炉システム102のうちの、第1の加圧気体(例えば、加圧ヘリウムまたは二酸化炭素)312で冷却される原子炉システム106の一部から補助熱貯蔵器112へ、エネルギーの選択された部分を運搬してもよい。
【0239】
動作6204は、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器へ、エネルギーの第1の選択された部分を転送し、このとき、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムが少なくとも一つの混合相冷却剤を有する。例えば、図1図9Dに示すように、エネルギー運搬システム104が、複数の原子炉システム102のうちの、第1の混合相(例えば、液体水と水蒸気)314で冷却される原子炉システム106の一部から補助熱貯蔵器112へ、エネルギーの選択された部分を運搬してもよい。
【0240】
図63は、図10の例示の動作フロー1000の代替実施形態を示す。図63は、第1転送動作1010が少なくとも一つの補助動作を含んでいる実施形態を示す。補助動作は、動作6302および/または動作6304を含む。
【0241】
動作6302は、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器へ、エネルギーの第1の選択された部分を転送し、このとき、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムが熱スペクトル原子炉を有する。例えば、図1図9Dに示すように、エネルギー運搬システム104が、複数の原子炉システム202のうちの第1原子炉システム106の一部から、エネルギーの選択された部分を運搬してもよく、ここでは、複数の原子炉システム102のうちの少なくとも一つの原子炉システム106(例えば、第1原子炉システム106、第2原子炉システム106、または、最大で第N原子炉システム106までを含む)が、熱スペクトル原子炉202を含む。
【0242】
動作6304は、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器へ、エネルギーの第1の選択された部分を転送し、このとき、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムが高速スペクトル原子炉を有する。例えば、図1図9Dに示すように、エネルギー運搬システム104が、複数の原子炉システム202のうちの第1原子炉システム106の一部から、エネルギーの選択された部分を運搬してもよく、ここでは、複数の原子炉システム102のうちの少なくとも一つの原子炉システム106(例えば、第1原子炉システム106、第2原子炉システム106、または、最大で第N原子炉システム106までを含む)が、高速スペクトル原子炉204を含む。
【0243】
図64は、図10の例示の動作フロー1000の代替実施形態を示す。図64は、転送動作1010が少なくとも一つの補助動作を含んでいる実施形態を示す。補助動作は、動作6402および/または動作6404を含む。
【0244】
動作6402は、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器へ、エネルギーの第1の選択された部分を転送し、このとき、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムが多重スペクトル原子炉を有する。例えば、図1図9Dに示すように、エネルギー運搬システム104が、複数の原子炉システム202のうちの第1原子炉システム106の一部から、エネルギーの選択された部分を運搬してもよく、ここでは、複数の原子炉システム102のうちの少なくとも一つの原子炉システム106(例えば、第1原子炉システム106、第2原子炉システム106、または、最大で第N原子炉システム106までを含む)が、多重スペクトル原子炉206を含む。
【0245】
動作6404は、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器へ、エネルギーの第1の選択された部分を転送し、このとき、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムが増殖炉を有する。例えば、図1図9Dに示すように、エネルギー運搬システム104が、複数の原子炉システム202のうちの第1原子炉システム106の一部から、エネルギーの選択された部分を運搬してもよく、ここでは、複数の原子炉システム102のうちの少なくとも一つの原子炉システム106(例えば、第1原子炉システム106、第2原子炉システム106、または、最大で第N原子炉システム106までを含む)が、増殖炉208を含む。
【0246】
図65は、図10の例示の動作フロー1000の代替実施形態を示す。図65は、第1転送動作1010が少なくとも一つの補助動作を含んでいる実施形態を示す。補助動作は、動作6502を含む。
【0247】
動作6502は、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器へ、エネルギーの第1の選択された部分を転送し、このとき、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムが進行波原子炉を有する。例えば、図1図9Dに示すように、エネルギー運搬システム104が、複数の原子炉システム202のうちの第1原子炉システム106の一部から、エネルギーの選択された部分を運搬してもよく、ここでは、複数の原子炉システム102のうちの少なくとも一つの原子炉システム106(例えば、第1原子炉システム106、第2原子炉システム106、または、最大で第N原子炉システム106までを含む)が、進行波原子炉210を含む。
【0248】
図66は、図10の例示の動作フロー1000の代替実施形態を示す。図66は、供給動作1030が少なくとも一つの補助動作を含んでいる実施形態を示す。補助動作は、動作6602および/または動作6604を含む。
【0249】
動作6602は、第1補助熱貯蔵器からの熱エネルギーの少なくとも部分と少なくとも第2熱貯蔵器からの熱エネルギーの部分とを、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムの少なくとも一つのエネルギー転換システムへ供給する。例えば、図1図9Dに示すように、第1補助貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーと、補助熱貯蔵器(例えば、第2熱貯蔵器、第3の熱貯蔵器、または、最大で第N熱貯蔵器までを含む)に貯蔵される熱エネルギーとは、複数の原子炉システム102のうちの原子炉システム106のエネルギー転換システム110へ供給されてもよい。例えば、第1熱供給システム114が、第1補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーを、エネルギー転換システム110へ供給してもよく、第2熱供給システム114が、第2補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーを、エネルギー転換システム110へ供給してもよい。
【0250】
さらに、動作6604は、第1補助熱貯蔵器からの熱エネルギーの少なくとも部分と少なくとも第2熱貯蔵器からの熱エネルギーの部分とを、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムの少なくとも一つのエネルギー転換システムへ供給し、このとき、第1補助熱貯蔵器と少なくとも第2熱貯蔵器とは熱伝達しない。例えば、図1図9Dに示すように、第1補助貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーと、補助熱貯蔵器(例えば、第2熱貯蔵器、第3の熱貯蔵器、または、最大で第N熱貯蔵器までを含む)に貯蔵される熱エネルギーとは、複数の原子炉システム102のうちの原子炉システム106のエネルギー転換システム110へ供給されてもよく、このとき、第1熱貯蔵器112と第2熱貯蔵器112とは熱伝達しない。
【0251】
図67は、図10の例示の動作フロー1000の代替実施形態を示す。図67は、供給動作1030が少なくとも一つの補助動作を含んでいる実施形態を示す。補助動作は、動作6702を含む。
【0252】
動作6702は、第1補助熱貯蔵器からの熱エネルギーの少なくとも部分と少なくとも第2熱貯蔵器からの熱エネルギーの部分とを、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムの少なくとも一つのエネルギー転換システムへ供給し、このとき、第1補助熱貯蔵器と少なくとも第2熱貯蔵器とは熱伝達する。例えば、図1図9Dに示すように、第1補助貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーと、補助熱貯蔵器(例えば、第2熱貯蔵器、第3の熱貯蔵器、または、最大で第N熱貯蔵器までを含む)に貯蔵される熱エネルギーとは、複数の原子炉システム102のうちの原子炉システム106のエネルギー転換システム110へ供給されてもよく、このとき、第1熱貯蔵器112と第2熱貯蔵器112とは熱伝達する。第1熱貯蔵器110と第2熱貯蔵器110とは熱的に結合されているが、実用的な目的のために、これら2つの貯蔵器が非定常状態の条件下において2つの別々の熱貯蔵器として扱われてもよいことは、当業者であれば理解できるであろう。
【0253】
図68は、図10の例示の動作フロー1000の代替実施形態を示す。図68は、供給動作1030が少なくとも一つの補助動作を含んでいる実施形態を示す。補助動作は、動作6802および/または動作6804を含む。
【0254】
動作6802は、少なくとも一つの熱供給システムを用いて、少なくとも一つの補助熱貯蔵器から、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムの少なくとも一つのエネルギー転換システムへ、熱エネルギーの少なくとも部分を供給する。例えば、図1図9Dに示すように、熱供給システム114が、補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの一部を、複数の原子炉システム102のうちの原子炉システム106のエネルギー転換システム110(例えば、トップサイクル226またはタービン218)へ供給してもよい。
【0255】
さらに、動作6804は、少なくとも一つの熱交換ループを用いて、少なくとも一つの補助熱貯蔵器から、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムの少なくとも一つのエネルギー転換システムへ、熱エネルギーの少なくとも部分を供給する。例えば、図1図9Dに示すように、熱供給システム114が、補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの一部を、一つ以上の熱交換ループ602を介して、複数の原子炉システム102のうちの原子炉システム106のエネルギー転換システム110へ供給してもよい。
【0256】
図69は、図10の例示の動作フロー1000の代替実施形態を示す。図69は、供給動作1030が少なくとも一つの補助動作を含んでいる実施形態を示す。補助動作は、動作6902を含む。
【0257】
動作6902は、少なくとも一つの熱交換パイプを用いて、少なくとも一つの補助熱貯蔵器から、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムの少なくとも一つのエネルギー転換システムへ、熱エネルギーの少なくとも部分を供給する。例えば、図1図9Dに示すように、熱供給システム114が、補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの一部を、一つ以上の熱パイプ604を介して、複数の原子炉システム102のうちの原子炉システム106のエネルギー転換システム110へ供給してもよい。
【0258】
図70は、図10の例示の動作フロー1000の代替実施形態を示す。図70は、供給動作1030が少なくとも一つの補助動作を含んでいる実施形態を示す。補助動作は、動作7002を含む。
【0259】
動作7002は、少なくとも一つの熱交換器を用いて、少なくとも一つの補助熱貯蔵器から、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムの少なくとも一つのエネルギー転換システムへ、熱エネルギーの少なくとも部分を供給する。例えば、図1図9Dに示すように、熱供給システム114が、補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの一部を、一つ以上の熱交換器606を介して、複数の原子炉システム102のうちの原子炉システム106のエネルギー転換システム110へ供給してもよい。例えば、熱交換器606の第1の部分が補助熱貯蔵器112と熱伝達する一方で、熱交換器606の第2の部分が、複数の原子炉システム102のうちの原子炉システム106のエネルギー転換システム110と熱伝達してもよい。
【0260】
図71は、図10の例示の動作フロー1000の代替実施形態を示す。図71は、供給動作1030が少なくとも一つの補助動作を含んでいる実施形態を示す。補助動作は、動作7102を含む。
【0261】
動作7102は、少なくとも一つの熱電装置を用いて、少なくとも一つの補助熱貯蔵器から、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムの少なくとも一つのエネルギー転換システムへ、熱エネルギーの少なくとも部分を供給する。例えば、図1図9Dに示すように、熱供給システム114が、補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの一部を、一つ以上の熱電装置608を介して、複数の原子炉システム102のうちの原子炉システム106のエネルギー転換システム110へ供給してもよい。例えば、熱電装置608の第1の部分が補助熱貯蔵器112と熱伝達し、熱電装置608の第2の部分が、複数の原子炉システム102のうちの原子炉システム106のヒートシンク(例えば、環境ヒートシンク)と熱伝達してもよい。
【0262】
図72は、図10の例示の動作フロー1000の代替実施形態を示す。図72は、供給動作1030が少なくとも一つの補助動作を含んでいる実施形態を示す。補助動作は、動作7202および/または動作7204を含む。
【0263】
動作7202は、少なくとも一つの補助熱貯蔵器から、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムの少なくとも一つの一次エネルギー転換システムへ、熱エネルギーの少なくとも部分を供給する。例えば、図1図9Dに示すように、熱供給システム114が、補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの一部を、複数の原子炉システム102のうちの原子炉システム106の一次エネルギー転換システム212(例えば、一次ボイリングループに結合されたエネルギー転換システム)へ供給してもよい。
【0264】
動作7204は、少なくとも一つの補助熱貯蔵器から、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムの少なくとも一つの補助エネルギー転換システムへ、熱エネルギーの少なくとも部分を供給する。例えば、図1図9Dに示すように、熱供給システム114が、補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの一部を、複数の原子炉システム102のうちの原子炉システム106の補助エネルギー転換システム214(例えば、非一次的ボイリングに結合されたエネルギー転換システム)へ供給してもよい。
【0265】
図73は、図10の例示の動作フロー1000の代替実施形態を示す。図73は、供給動作1030が少なくとも一つの補助動作を含んでいる実施形態を示す。補助動作は、動作7302および/または動作7304を含む。
【0266】
動作7302は、少なくとも一つの補助熱貯蔵器から、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムの少なくとも一つの緊急エネルギー転換システムへ、熱エネルギーの少なくとも部分を供給する。例えば、図1図9Dに示すように、熱供給システム114が、補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの一部を、複数の原子炉システム102のうちの原子炉システム106の緊急エネルギー転換システム216(例えば、原子炉システムの各オペレーションシステムへ電力を供給するエネルギー転換システム)へ供給してもよい。
【0267】
動作7304は、少なくとも一つの補助熱貯蔵器から、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムの少なくとも一つのボイリングループへ、熱エネルギーの少なくとも部分を供給する。例えば、図1図9Dに示すように、熱供給システム114が、補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの一部を、複数の原子炉システム102のうちの原子炉システム106のボイリングループ232へ供給してもよい。
【0268】
図74は、図10の例示の動作フロー1000の代替実施形態を示す。図74は、供給動作1030が少なくとも一つの補助動作を含んでいる実施形態を示す。補助動作は、動作7402および/または動作7404を含む。
【0269】
動作7402は、少なくとも一つの補助熱貯蔵器から、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムの少なくとも一つのタービンへ、熱エネルギーの少なくとも部分を供給する。例えば、図1図9Dに示すように、熱供給システム114が、補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの一部を、複数の原子炉システム102のうちの原子炉システム106のタービン218へ供給してもよい。
【0270】
さらに、動作7404は、少なくとも一つの補助熱貯蔵器から、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムの少なくとも一つのタービンの少なくとも一つの作動流体へ、熱エネルギーの少なくとも部分を供給する。例えば、図1図9Dに示すように、熱供給システム114が、補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの一部を、複数の原子炉システム102のうちの原子炉システム106のタービン224の作動流体へ供給してもよい。
【0271】
図75は、図10の例示の動作フロー1000の代替実施形態を示す。図75は、供給動作1030が少なくとも一つの補助動作を含んでいる実施形態を示す。補助動作は、動作7502および/または動作7504を含む。
【0272】
動作7502は、少なくとも一つの補助熱貯蔵器から、少なくとも一つの低級ヒートダンプへ、熱エネルギーの少なくとも部分を供給する。例えば、図1図9Dに示すように、熱供給システム114が、補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの一部を、複数の原子炉システム102のうちの原子炉システム106の低級ヒートダンプ230へ供給してもよい。
【0273】
動作7504は、少なくとも一つの補助熱貯蔵器から、少なくとも一つのトップサイクルへ、熱エネルギーの少なくとも部分を供給する。例えば、図1図9Dに示すように、熱供給システム114が、補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの一部を、複数の原子炉システム102のうちの原子炉システム106のトップサイクル226へ供給してもよい。
【0274】
図76は、図10の例示の動作フロー1000の代替実施形態を示す。図76は、供給動作1030が少なくとも一つの補助動作を含んでいる実施形態を示す。補助動作は、動作7602および/または動作7604を含む。
【0275】
動作7602は、少なくとも一つの補助熱貯蔵器から、少なくとも一つのボトムサイクルへ、熱エネルギーの少なくとも部分を供給する。例えば、図1図9Dに示すように、熱供給システム114が、補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの一部を、複数の原子炉システム102のうちの原子炉システム106のボトムサイクル228へ供給してもよい。
【0276】
動作7604は、少なくとも一つの補助熱貯蔵器から、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの少なくとも一つのエネルギー転換システムへ、熱エネルギーの少なくとも部分を供給する。例えば、図1図9Dに示すように、熱供給システム114が、補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの一部を、複数の原子炉システム102のうちの第1原子炉システム106のエネルギー転換システム110へ供給してもよい。
【0277】
図77は、図10の例示の動作フロー1000の代替実施形態を示す。図77は、供給動作1030が少なくとも一つの補助動作を含んでいる実施形態を示す。補助動作は、動作7702を含む。
【0278】
動作7702は、少なくとも一つの補助熱貯蔵器から、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの付加的な原子炉システムの少なくとも一つのエネルギー転換システムへ、熱エネルギーの少なくとも部分を供給する。例えば、図1図9Dに示すように、熱供給システム114が、補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの一部を、複数の原子炉システム102のうちの付加的な原子炉システム106(例えば、第2原子炉システム106、第3原子炉システム106、または、最大で第N原子炉システム106までを含む)のエネルギー転換システム110へ供給してもよい。
【0279】
図78は、図10の例示の動作フロー1000の代替実施形態を示す。図78は、供給動作1030が少なくとも一つの補助動作を含んでいる実施形態を示す。補助動作は、動作7802、動作7804、および/または、動作7806を含む。
【0280】
動作7802は、少なくとも一つの状態に反応して、少なくとも一つの補助熱貯蔵器から、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムの少なくとも一つのエネルギー転換システムへ、熱エネルギーの少なくとも部分を供給する。例えば、図1図9Dに示すように、状態902(例えば、グリッドの需要、一つ以上の補助熱貯蔵器の熱特性)に反応する熱供給システムが、補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの一部を、複数の原子炉システム102のうちの原子炉システム106のエネルギー転換システムへ供給してもよい。
【0281】
さらに、動作7804は、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムの少なくとも一つの状態に反応して、少なくとも一つの補助熱貯蔵器から、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムの少なくとも一つのエネルギー転換システムへ、熱エネルギーの少なくとも部分を供給する。例えば、図1図9Dに示すように、一つ以上の原子炉システム904の状態に反応する熱供給システムが、補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの一部を、複数の原子炉システム102のうちの原子炉システム106のエネルギー転換システムへ供給してもよい。
【0282】
さらに、動作7806は、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムでの増大した電力需要に反応して、少なくとも一つの補助熱貯蔵器から、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムの少なくとも一つのエネルギー転換システムへ、熱エネルギーの少なくとも部分を供給する。例えば、図1図9Dに示すように、一つ以上の原子炉システム906の増大した電力需要に反応する熱供給システムが、補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの一部を、複数の原子炉システム102のうちの原子炉システム106のエネルギー転換システムへ供給してもよい。
【0283】
図79は、図10の例示の動作フロー1000の代替実施形態を示す。図79は、供給動作1030が少なくとも一つの補助動作を含んでいる実施形態を示す。補助動作は、動作7902および/または動作7904を含む。
【0284】
動作7902は、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムの少なくとも一つのオペレーションシステムに反応して、少なくとも一つの補助熱貯蔵器から、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムの少なくとも一つのエネルギー転換システムへ、熱エネルギーの少なくとも部分を供給する。例えば、図1図9Dに示すように、原子炉システム922のオペレーションシステム(例えば、モニタシステム、制御システム、安全システム、または、警備システム)に反応する熱供給システムが、補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの一部を、複数の原子炉システム102のうちの原子炉システム106のエネルギー転換システム110へ供給してもよい。
【0285】
さらに、動作7904は、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムの少なくとも一つのオペレーションシステムからの少なくとも一つの信号に反応して、少なくとも一つの補助熱貯蔵器から、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムの少なくとも一つのエネルギー転換システムへ、熱エネルギーの少なくとも部分を供給する。例えば、図1図9Dに示すように、原子炉システム924のオペレーションシステムからの信号(例えば、無線信号または有線信号)に反応する熱供給システムが、補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの一部を、複数の原子炉システム102のうちの原子炉システム106のエネルギー転換システム110へ供給してもよい。
【0286】
図80は、図10の例示の動作フロー1000の代替実施形態を示す。図80は、供給動作1030が少なくとも一つの補助動作を含んでいる実施形態を示す。補助動作は、動作8002および/または動作8004を含む。
【0287】
動作8002は、少なくとも一つの補助熱貯蔵器の少なくとも一つの貯蔵器オペレーションシステムに反応して、少なくとも一つの補助熱貯蔵器から、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムの少なくとも一つのエネルギー転換システムへ、熱エネルギーの少なくとも部分を供給する。例えば、図1図9Dに示すように、貯蔵器オペレーションシステム926(例えば、貯蔵器モニタシステム、貯蔵器制御システム、または、貯蔵器安全システム)に反応する熱供給システムが、補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの一部を、複数の原子炉システム102のうちの原子炉システム106のエネルギー転換システム110へ供給してもよい。
【0288】
さらに、動作8004は、少なくとも一つの補助熱貯蔵器の少なくとも一つの貯蔵器オペレーションシステムからの少なくとも一つの信号に反応して、少なくとも一つの補助熱貯蔵器から、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムの少なくとも一つのエネルギー転換システムへ、熱エネルギーの少なくとも部分を供給する。例えば、図1図9Dに示すように、貯蔵器オペレーションシステム928からの信号(例えば、無線信号または有線信号)に反応する熱供給システムが、補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの一部を、複数の原子炉システム102のうちの原子炉システム106のエネルギー転換システム110へ供給してもよい。
【0289】
図81は、図10の例示の動作フロー1000の代替実施形態を示す。図81は、供給動作1030が少なくとも一つの補助動作を含んでいる実施形態を示す。補助動作は、動作8102および/または動作8104を含む。
【0290】
動作8102は、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムの少なくとも一人のオペレータに反応して、少なくとも一つの補助熱貯蔵器から、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムの少なくとも一つのエネルギー転換システムへ、熱エネルギーの少なくとも部分を供給する。例えば、図1図9Dに示すように、複数の原子炉システム930のうちの原子炉システムのオペレータ(例えば、人、または、人がプログラムしたコンピュータ制御システム)に反応する熱供給システムが、補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの一部を、複数の原子炉システム102のうちの原子炉システム106のエネルギー転換システム110へ供給してもよい。
【0291】
さらに、動作8104は、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムの少なくとも一人のオペレータからの少なくとも一つの信号に反応して、少なくとも一つの補助熱貯蔵器から、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムの少なくとも一つのエネルギー転換システムへ、熱エネルギーの少なくとも部分を供給する。例えば、図1図9Dに示すように、複数の原子炉システム932のうちの原子炉システムのオペレータからの信号に反応する熱供給システムが、補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの一部を、複数の原子炉システム102のうちの原子炉システム106のエネルギー転換システム110へ供給してもよい。
【0292】
図82は、図10の例示の動作フロー1000の代替実施形態を示す。図82は、供給動作1030が少なくとも一つの補助動作を含んでいる実施形態を示す。補助動作は、動作8202および/または動作8204を含む。
【0293】
動作8202は、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムのシャットダウンイベントに反応して、少なくとも一つの補助熱貯蔵器から、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムの少なくとも一つのエネルギー転換システムへ、熱エネルギーの少なくとも部分を供給する。例えば、図1図9Dに示すように、複数の原子炉システム908のうちの原子炉システムのシャットダウンイベントに反応する熱供給システムが、補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの一部を、複数の原子炉システム102のうちの原子炉システム106のエネルギー転換システム110へ供給してもよい。
【0294】
さらに、動作8204は、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムの計画されたシャットダウンイベントに反応して、少なくとも一つの補助熱貯蔵器から、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムの少なくとも一つのエネルギー転換システムへ、熱エネルギーの少なくとも部分を供給する。例えば、図1図9Dに示すように、複数の原子炉システム912のうちの原子炉システムの計画されたシャットダウンイベント(例えば、定期メンテナンスのためのシャットダウン)に反応する熱供給システムが、補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの一部を、複数の原子炉システム102のうちの原子炉システム106のエネルギー転換システム110へ供給してもよい。
【0295】
図83は、図10の例示の動作フロー1000の代替実施形態を示す。図83は、供給動作1030が少なくとも一つの補助動作を含んでいる実施形態を示す。補助動作は、動作8302を含む。
【0296】
動作8302は、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムの緊急シャットダウンイベントに反応して、少なくとも一つの補助熱貯蔵器から、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムの少なくとも一つのエネルギー転換システムへ、熱エネルギーの少なくとも部分を供給する。例えば、図1図9Dに示すように、複数の原子炉システム910のうちの原子炉システムの緊急シャットダウンイベント(例えば、SCRAM)に反応する熱供給システムが、補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの一部を、複数の原子炉システム102のうちの原子炉システム106のエネルギー転換システム110へ供給してもよい。
【0297】
図84は、図10の例示の動作フロー1000の代替実施形態を示す。図84は、供給動作1030が少なくとも一つの補助動作を含んでいる実施形態を示す。補助動作は、動作8402を含む。
【0298】
動作8402は、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムのシャットダウンに先立って、少なくとも一つの補助熱貯蔵器から、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムの少なくとも一つのエネルギー転換システムへ、熱エネルギーの少なくとも部分を供給する。例えば、図1図9Dに示すように、原子炉システム106のシャットダウンに先立って、複数の原子炉システム908のうちの原子炉システムのシャットダウンイベントに反応する熱供給システムが、補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの一部を、複数の原子炉システム102のうちの原子炉システム106のエネルギー転換システム110へ供給してもよい。
【0299】
図85は、図10の例示の動作フロー1000の代替実施形態を示す。図85は、供給動作1030が少なくとも一つの補助動作を含んでいる実施形態を示す。補助動作は、動作8502を含む。
【0300】
動作8502は、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムのシャットダウンに続いて、少なくとも一つの補助熱貯蔵器から、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムの少なくとも一つのエネルギー転換システムへ、熱エネルギーの少なくとも部分を供給する。例えば、図1図9Dに示すように、原子炉システム106のシャットダウンに続いて、複数の原子炉システム908のうちの原子炉システムのシャットダウンイベントに反応する熱供給システムが、補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの一部を、複数の原子炉システム102のうちの原子炉システム106のエネルギー転換システム110へ供給してもよい。
【0301】
図86Aおよび図86Bは、それぞれ、図10の例示の動作フロー1000の代替実施形態を示す。図86は、供給動作1030が少なくとも一つの補助動作を含んでいる実施形態を示す。補助動作は、動作8602、動作8604、動作8606、および/または、動作8608を含む。
【0302】
動作8602は、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムの、少なくとも一つのオペレーションシステムによって確立されるシャットダウンイベントに反応して、少なくとも一つの補助熱貯蔵器から、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムの少なくとも一つのエネルギー転換システムへ、熱エネルギーの少なくとも部分を供給する。例えば、図1図9Dに示すように、熱供給システムが、原子炉システム914のオペレーションシステムによって確立される複数の原子炉システムのうちの原子炉システムのシャットダウンイベントに反応して、補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの一部を、複数の原子炉システム102のうちの原子炉システム106のエネルギー転換システム110へ供給してもよい。
【0303】
さらに、動作8604は、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムの、少なくとも一つの原子炉制御システムによって確立されるシャットダウンイベントに反応して、少なくとも一つの補助熱貯蔵器から、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムの少なくとも一つのエネルギー転換システムへ、熱エネルギーの少なくとも部分を供給する。例えば、図1図9Dに示すように、熱供給システムが、原子炉システム916の原子炉制御システムによって確立される複数の原子炉システムのうちの原子炉システムのシャットダウンイベントに反応して、補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの一部を、複数の原子炉システム102のうちの原子炉システム106のエネルギー転換システム110へ供給してもよい。
【0304】
さらに、動作8606は、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムの少なくとも一つの安全システムからの少なくとも一つの信号に反応する少なくとも一つの原子炉制御システムによって確立されるシャットダウンイベントに反応して、少なくとも一つの補助熱貯蔵器から、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムの少なくとも一つのエネルギー転換システムへ、熱エネルギーの少なくとも部分を供給する。例えば、図1図9Dに示すように、熱供給システムが、原子炉システム918の安全システムに反応する原子炉制御システムによって確立される複数の原子炉システムのうちの原子炉システムのシャットダウンイベントに反応して、補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの一部を、複数の原子炉システム102のうちの原子炉システム106のエネルギー転換システム110へ供給してもよい。
【0305】
さらに、動作8608は、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムの少なくとも一つの安全システムであって、少なくとも一つの検知された状態に反応する安全システムからの少なくとも一つの信号に反応する少なくとも一つの原子炉制御システムによって確立されるシャットダウンイベントに反応して、少なくとも一つの補助熱貯蔵器から、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムの少なくとも一つのエネルギー転換システムへ、熱エネルギーの少なくとも部分を供給する。例えば、図1図9Dに示すように、原子炉システムの検知された状態(例えば、外部の状態または内部の状態)に反応する安全システムに反応する原子炉制御システムによって確立される原子炉システムのシャットダウンイベントに反応する熱供給システム920が、補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの一部を、複数の原子炉システム102のうちの原子炉システム106のエネルギー転換システム110へ供給してもよい。
【0306】
図87は、図10の例示の動作フロー1000の代替実施形態を示す。図87は、供給動作1030が少なくとも一つの補助動作を含んでいる実施形態を示す。補助動作は、動作8702を含む。
【0307】
動作8702は、あらかじめ選択された供給開始時期に、少なくとも一つの補助熱貯蔵器から、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムの少なくとも一つのエネルギー転換システムへ、熱エネルギーの少なくとも部分を供給する。例えば、図1図9Dに示すように、あらかじめ選択された供給開始時期934(例えば、原子炉システムの運転開始もしくはシステムのシャットダウンイベントに対して相対的に測定される経過時間、または、絶対時間)の経過に反応する熱供給システムが、補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの一部を、複数の原子炉システム102のうちの原子炉システム106のエネルギー転換システム110へ供給してもよい。
【0308】
図88は、図10の例示の動作フロー1000の代替実施形態を示す。図88は、供給動作1030が少なくとも一つの補助動作を含んでいる実施形態を示す。補助動作は、動作8802および/または動作8804を含む。
【0309】
さらに、動作8802は、少なくとも一つの補助熱貯蔵器に貯蔵されたエネルギーの量の判定に反応して、少なくとも一つの補助熱貯蔵器から、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムの少なくとも一つのエネルギー転換システムへ、熱エネルギーの少なくとも部分を供給する。例えば、図1図9Dに示すように、補助熱貯蔵器936に貯蔵されたエネルギーの量の判定に反応する熱供給システムが、補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの一部を、複数の原子炉システム102のうちの原子炉システム106のエネルギー転換システム110へ供給してもよい。
【0310】
さらに、動作8804は、少なくとも一つの補助熱貯蔵器に貯蔵されたエネルギーのパーセンテージの判定に反応して、少なくとも一つの補助熱貯蔵器から、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムの少なくとも一つのエネルギー転換システムへ、熱エネルギーの少なくとも部分を供給する。例えば、図1図9Dに示すように、補助熱貯蔵器938に貯蔵されたエネルギーのパーセンテージの判定に反応する熱供給システムが、補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの一部を、複数の原子炉システム102のうちの原子炉システム106のエネルギー転換システム110へ供給してもよい。
【0311】
図89は、図10の例示の動作フロー1000の代替実施形態を示す。図89は、供給動作1030が少なくとも一つの補助動作を含んでいる実施形態を示す。補助動作は、動作8902および/または動作8904を含む。
【0312】
動作8902は、少なくとも一つの補助熱貯蔵器の利用可能なエネルギー貯蔵能力の量の判定に反応して、少なくとも一つの補助熱貯蔵器から、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムの少なくとも一つのエネルギー転換システムへ、熱エネルギーの少なくとも部分を供給する。例えば、図1図9Dに示すように、補助熱貯蔵器940の利用可能なエネルギー貯蔵能力の量の判定に反応する熱供給システムが、補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの一部を、複数の原子炉システム102のうちの原子炉システム106のエネルギー転換システム110へ供給してもよい。
【0313】
さらに、動作8904は、少なくとも一つの補助熱貯蔵器の利用可能なエネルギー貯蔵能力のパーセンテージの判定に反応して、少なくとも一つの補助熱貯蔵器から、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムの少なくとも一つのエネルギー転換システムへ、熱エネルギーの少なくとも部分を供給する。例えば、図1図9Dに示すように、補助熱貯蔵器942の利用可能なエネルギー貯蔵能力のパーセンテージの判定に反応する熱供給システムが、補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの一部を、複数の原子炉システム102のうちの原子炉システム106のエネルギー転換システム110へ供給してもよい。
【0314】
図90は、図10の例示の動作フロー1000の代替実施形態を示す。図90は、供給動作1030が少なくとも一つの補助動作を含んでいる実施形態を示す。補助動作は、動作9002および/または動作9004を含む。
【0315】
動作9002は、少なくとも一つの補助熱貯蔵器から、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムの少なくとも一つのエネルギー転換システムへ、熱エネルギーの特定の部分を供給する。例えば、図1図9Dに示すように、複数の原子炉システム102のうちの原子炉システム106のエネルギー転換システム944へ、補助熱貯蔵器に貯蔵されたエネルギーの特定の部分を供給するために適切な熱供給システムが、複数の原子炉システム102のうちの原子炉システム106のエネルギー転換システム110へ、補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの一部の運搬を開始してもよい。
【0316】
さらに、動作9004は、少なくとも一つの補助熱貯蔵器から、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムの少なくとも一つのエネルギー転換システムへ、熱エネルギーの特定のパーセンテージを供給する。例えば、図1図9Dに示すように、補助熱貯蔵器に貯蔵されたエネルギーの特定のパーセンテージを、複数の原子炉システム102のうちの原子炉システム106のエネルギー転換システム946へ供給するために適切な熱供給システムが、複数の原子炉システム102のうちの原子炉システム106のエネルギー転換システム110へ、補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの一部の運搬を開始してもよい。
【0317】
図91は、複数の原子炉システムによって生成されるエネルギーの貯蔵および使用に関連する、一例としての各動作を表わす動作フロー9100を示す。図91は、図10の例示の動作フロー1000が少なくとも一つの補助動作を含んでいる一例としての実施形態を示す。補助動作は、動作9110および/または動作9112を含む。
【0318】
開始動作、第1転送動作1010、付加的な転送動作1020、および、供給動作1030の後に、動作フロー9100は補足動作9110へ進む。動作9110は、少なくとも一つの付加的なエネルギー源からの熱エネルギーの付加的な部分で、少なくとも一つの補助熱貯蔵器を補足する。例えば、図7に示すように、補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーは、補足エネルギー運搬システム706を介して、例えば非核エネルギー源(例えば、石炭式発電機、ディーゼル式発電機、または、太陽電池アレイ)などの付加的なエネルギー源702から運搬されるエネルギーの付加的な部分で補足されてもよい。
【0319】
動作9112は、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムの少なくとも一つのエネルギー転換システムからのエネルギーの付加的な部分で、少なくとも一つの補助熱貯蔵器を補足する。例えば、図7に示すように、補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーは、補足エネルギー運搬システム706を介して、複数の原子炉システム102のうちの原子炉システムのエネルギー転換装置110から運搬されるエネルギーの付加的な部分で補足されてもよい。
【0320】
図92は、図10の例示の動作フロー1000の代替実施形態を示す。図92は、第1転送動作1010が少なくとも一つの補助動作を含んでいる実施形態を示す。補助動作は、動作9202を含む。
【0321】
動作9202は、少なくとも一つの補助熱貯蔵器の少なくとも一つの貯蔵器制御システムに反応して、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器へ、熱エネルギーの第1の選択された部分を転送する。例えば、図1図9Dに示すように、貯蔵器制御システム830に反応するエネルギー運搬システムが、補助熱貯蔵器の貯蔵器制御システム(例えば、熱制御システム)に反応して、複数の原子炉システム102のうちの第1原子炉システム106の一部から補助熱貯蔵器112への、エネルギーの運搬を開始してもよい。
【0322】
図93は、図10の例示の動作フロー1000の代替実施形態を示す。図93は、第1転送動作1010が少なくとも一つの補助動作を含んでいる実施形態を示す。補助動作は、動作9302を含む。
【0323】
動作9302は、少なくとも一つの補助熱貯蔵器の少なくとも一つの貯蔵器安全システムに反応して、複数の原子炉システムのうちの第1原子炉システムの部分から、少なくとも一つの補助熱貯蔵器へ、熱エネルギーの第1の選択された部分を転送する。例えば、図1図9Dに示すように、貯蔵器安全システム832に反応するエネルギー運搬システムが、補助熱貯蔵器の貯蔵器安全システムに反応して、複数の原子炉システム102のうちの第1原子炉システム106の一部から補助熱貯蔵器112への、エネルギーの運搬を開始してもよい。
【0324】
図94は、図10の例示の動作フロー1000の代替実施形態を示す。図94は、供給動作1030が少なくとも一つの補助動作を含んでいる実施形態を示す。補助動作は、動作9402を含む。
【0325】
さらに、動作9402は、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムのシャットダウン中に、少なくとも一つの補助熱貯蔵器から、複数の原子炉システムのうちの少なくとも一つの原子炉システムの少なくとも一つのエネルギー転換システムへ、熱エネルギーの少なくとも部分を供給する。例えば、図1図9Dに示すように、原子炉システム106のシャットダウン中に、複数の原子炉システムのうちの908原子炉システムのシャットダウンイベントに反応する熱供給システムが、補助熱貯蔵器112に貯蔵される熱エネルギーの一部を、複数の原子炉システム102のうちの原子炉システム106のエネルギー転換システム110へ供給してもよい。
【0326】
図95は、複数の原子炉システムによって生成されるエネルギーの貯蔵および使用に関連する、一例としての各動作を表わす動作フロー9500を示す。図95は、図10の例示の動作フロー1000が少なくとも一つの補助動作を含んでいる一例としての実施形態を示す。補助動作は、動作9510、動作9512、および/または、動作9514を含む。
【0327】
開始動作、第1転送動作1010、付加的な転送動作1020、および、供給動作1030の後に、動作フロー9500はモニタ動作9510へ進む。動作9510は、少なくとも一つの補助熱貯蔵器の少なくとも一つの状態をモニタする。例えば、図4Dに示すように、補助熱貯蔵器112の例えば動作ステータス(例えば、状態、温度圧力、または、貯蔵能力)などの状態がモニタされてもよい。
【0328】
さらに、動作9512は、少なくとも一つの貯蔵器モニタシステムを用いて、少なくとも一つの補助熱貯蔵器の少なくとも一つの状態をモニタする。例えば、図4Dに示すように、貯蔵器モニタシステム444を使用して、補助熱貯蔵器112の状態をモニタしてもよい。
【0329】
さらに、動作9514は、少なくとも一つの補助熱貯蔵器の温度をモニタする。例えば、図4Dに示すように、貯蔵器温度モニタシステム446を使用して、補助熱貯蔵器112の温度をモニタしてもよい。
【0330】
図96は、図95の例示の動作フロー9500の代替実施形態を示す。図96は、モニタ動作9510が少なくとも一つの補助動作を含んでいる実施形態を示す。補助動作は、動作9602および/または動作9604を含む。
【0331】
動作9602は、少なくとも一つの補助熱貯蔵器の圧力をモニタする。例えば、図4Dに示すように、貯蔵器圧力モニタシステム448を使用して、補助熱貯蔵器112の圧力をモニタしてもよい。
【0332】
動作9604は、少なくとも一つの補助熱貯蔵器に貯蔵されたエネルギーの量を判定する。例えば、図4Dに示すように、補助熱貯蔵器112における貯蔵エネルギー450の量を判定するように構成されたシステムを使用して、補助熱貯蔵器112におけるエネルギー貯蔵レベルをモニタしてもよい。
【0333】
図97は、図95の例示の動作フロー9500の代替実施形態を示す。図97は、モニタ動作9510が少なくとも一つの補助動作を含んでいる実施形態を示す。補助動作は、動作9702を含む。
【0334】
動作9702は、少なくとも一つの補助熱貯蔵器において利用可能なエネルギー貯蔵能力の量を判定する。例えば、図4Dに示すように、補助熱貯蔵器112において利用可能なエネルギー貯蔵能力452の量を判定するように構成されたシステムを使用して、補助熱貯蔵器112の利用可能なエネルギー貯蔵能力をモニタしてもよい。
【0335】
当業者は、ハードウェア、ソフトウェア、および/またはファームウェアの、システムの観点の実行の間には違いがあまりないところにまで技術の状態が進歩していることを理解するだろう。ハードウェア、ソフトウェア、および/またはファームウェアの使用は、一般的には、(しかし、ある内容ではハードウェアとソフトウェアとの間の選択が重要になるので、常にではない。)コストと効率とのトレードオフを表す設計選択である。当業者は、ここに記載したプロセスおよび/またはシステムおよび/または他の技術を行う種々の輸送機関があることを理解するだろう(例えば、ハードウェア、ソフトウェア、および/またはファームウェア)。そして、好ましい輸送機関は、プロセスおよび/またはシステムおよび/または他の技術を配備する内容とともに変わることを理解するだろう。例えば、実行者が、速度と正確さが重要と判断すれば、実行者は、主に、ハードウェアおよび/またはファームウェアの輸送機関を選択するだろう。あるいは、柔軟性が重要であれば、実行者は、主に、ソフトウェアの実行を選択するだろう。あるいは、ハードウェア、ソフトウェア、および/またはファームウェアの組み合わせを選択するだろう。ここで、ここに記載したプロセスおよび/またはシステムおよび/または他の技術を行う種々の輸送機関の可能性には種々のものがあるが、変化する、配備される内容や実行者の特定の関心事(例えば速度、柔軟性、予測可能性)によって使用される輸送機関が選択されるので、どれが本質的に他より優れているということはいえない。当業者は、実行の光学観点が、光学的に方向づけられたハードウェア、ソフトウェアおよび/またはファームウェアを典型的に用いることを理解するだろう。
【0336】
ここで記載したいくつかの実行において、論理的で類似の実行は、ソフトウェアまたは他の制御構造を含んでいる。例えば、電子回路は、ここに記載した種々の昨日を実行するために構成された電流経路を一つ以上持っている。いくつかの実行において、一つまたはそれより多い媒体は、このような媒体が、ここで記載したように実行可能な、装置が検出できる指示を保持または伝達するとき、装置が検出できる実行に耐えるように構成できる。例えばいくつかの変形例では、実行は、存在するソフトウェアまたはファームウェアまたはゲートアレイやプログラム可能なハードウェアのアップデートや修飾を含む。これは、ここで記載した一つまたはそれより多い動作に関連する一つまたはそれより多い指示の伝達を受信することによる。あるいは、いくつかの変形例では、実行は、特定の目的の要素を実行または発動する特定の目的のハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア成分および/または一般的な目的の要素を含む。詳細または他の実行は、ここで記載した伝達媒体の一つまたはそれより多い例によって伝達され、随意的には、パケット伝達または種々の回数で分配された媒体を通ることによって伝達される。
【0337】
または、実行は、ここに記載の機能を仮想的に実行、トリガ、調整、要求などする特別な目的の指示列または電気回路を実行することを含む。いくつかの変形例では、実行または他の論理的なここの記載は、ソースコードとして表現され、実行できる指示列としてコンパイルされる。例えば、いくつかの内容において、実行は、全体または部分において、C++や他のコードシーケンスによって提供される。他の実行では、ソースまたは他のコード実行は、商業的に利用可能なおよび/または技術を用いて、コンパイル、実行、翻訳、変換されて高いレベルの言語となる(例えば、はじめにCまたはC++プログラミング言語で記述され、その後、論理合成可能な言語、ハードウェア言語、ハードウェア設計シミュレーションおよび/または他の類似の表現モードに変換される)。例えば、論理表現のいくつかまたは全部(例えば、コンピュータプログラミング言語)は、ハードウェア記述(例えばハードウェア記述言語(HDL)および/または超高速集積回路ハードウェア記述言語(VHDL))またはハードウェアを有する物理的実行を生成するのに用いられる他の電子モデル(例えば、アプリケーション特定集積回路)。当業者は、これらの技術の好ましい伝達、コンピュータ要素、材料、アクチュエータなどを獲得、構成および最適化する方法を認識するだろう。
【0338】
前述の内容は、ブロックダイヤグラム、フローチャートおよび/または例を介して装置および/または処理の種々の実施形態を含む。このようなブロックダイヤグラム、フローチャートおよび/または例は、一つまたはそれより多い機能および/または動作を含み、当業者は、このようなブロックダイヤグラム、フローチャートおよび/または例の機能および/または動作が、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェアまたはそれらの仮想的な組み合わせによって広範囲に、個々におよび/または集合的に実行できることを理解するだろう。一つの実施形態において、主題のいくつかの部分は、アプリケーション特定集積回路(ASICs)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGAs)、デジタル信号プロセッサ(DSPs)その他の集積フォーマットによって実行できる。しかしながら、当業者は、ここに記載の実施形態のいくつかの観点が、全体または部分において、一つまたはそれより多いコンピュータで動作する一つまたはそれより多いコンピュータプログラム(例えば、一つまたはそれより多いコンピュータシステムで動作する一つまたはそれより多いプログラム)として、一つまたはそれより多いプロセッサで動作する一つまたはそれより多いプログラム(例えば、一つまたはそれより多いマイクロプロセッサで動作する一つまたはそれより多いプログラム)として、ファームウェアとして、あるいはそれらの仮想的な組み合わせとして、集積回路で等価的に実行できることを理解するだろう。そして、ソフトウェアまたはファームウェアのための電子回路を設計するまたはコードを記述することが、この記載における当業者の技術範囲内であることを理解するだろう。また、当業者は、ここで記載した主体の機構が、種々の形式でプログラム製品として分配できること、また、ここに記載の主題の述べた実施形態が、実際の分配を行うのに用いられた媒体のタイプに無関係に適用されることを理解するだろう。信号を生成する媒体の例は、特に限定されないが、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスクドライブ、コンパクトディスク(CD)、デジタルビデオディスク(DVD)、デジタルテープ、コンピュータメモリなどの記録型媒体、デジタルおよび/またはアナログ通信媒体のような転送型媒体(例えば光ファイバーケーブル、ウエーブガイド、有線通信リンク、無線通信リンク(例えばトランスミッタ、レシーバ、伝達ロジック、受信ロジックなど)など)を含む。
【0339】
一般的な意味で、当業者は、個々に記載の種々の実施形態が、個々におよび/または集合的に、種々のタイプの電気機械システムによって実行でき、これが、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェアおよび/またはそれらの仮想的な組み合わせなどの広範囲な電気素子を有し、また、固体、バネ、ねじり、水力学、電子磁気駆動装置および/またはそれらの仮想的な組み合わせのような機械的な動きを与える広範囲の素子を有することを理解するだろう。したがって、ここで用いられるように、「電子機械システム」は、特に限定されないが、変換器(例えば駆動器、モータ、圧電結晶、マイクロエレクトロメカニカルシステム(MEMS)など)と動作可能に結合した電気回路を含む。また、少なくとも一つの個々の電気回路を有する電気回路、少なくとも一つの集積回路を有する電気回路、少なくとも一つのアプリケーション特定集積回路を有する電気回路、コンピュータプログラムによって構成される一般的な目的のためのコンピュータ装置を形成する電気回路(例えば、ここで記載するプロセスおよび/または装置を少なくとも部分的に実行するコンピュータプログラムによって構成される一般的な目的のためのコンピュータ)、メモリ装置を形成する電気回路(例えばメモリ形式(例えばランダムアクセス、フラッシュ、リードオンリーなど))、通信装置を形成する電気回路(例えばモデム、通信スイッチ、光学電気機器など)、および/または、光学的その他の非電気的なアナログ装置を含む。当業者は、また、電気機械システムの例が、特に限定されないが、種々の消費者向け電子システム、医学装置、また、モータ移送システム、工場オートメーションシステム、安全システムおよび/または通信/計算システムなどの他のシステムを含むことを理解するだろう。当業者は、ここで用いられる電子機械システムは、口述文脈以外の電気・機械駆動を有するシステムに限定されないことを理解するだろう。
【0340】
一般的な意味で、当業者は、個々に記載の種々の実施形態が、個々におよび/または集合的に、種々のタイプの電気機械システムによって実行でき、これが、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェアおよび/またはそれらの仮想的な組み合わせなどの広範囲な電気素子を有し、また、固体、バネ、ねじり、水力学、電子磁気駆動装置および/またはそれらの仮想的な組み合わせのような機械的な動きを与える広範囲の素子を有することを理解するだろう。したがって、ここで用いられるように、「電子機械システム」は、特に限定されないが、変換器(例えば駆動器、モータ、圧電結晶、マイクロエレクトロメカニカルシステム(MEMS)など)と動作可能に結合した電気回路を含む。また、少なくとも一つの個々の電気回路を有する電気回路、少なくとも一つの集積回路を有する電気回路、少なくとも一つのアプリケーション特定集積回路を有する電気回路、コンピュータプログラムによって構成される一般的な目的のためのコンピュータ装置を形成する電気回路(例えば、ここで記載するプロセスおよび/または装置を少なくとも部分的に実行するコンピュータプログラムによって構成される一般的な目的のためのコンピュータ)、メモリ装置を形成する電気回路(例えばメモリ形式(例えばランダムアクセス、フラッシュ、リードオンリーなど))、通信装置を形成する電気回路(例えばモデム、通信スイッチ、光学電気機器など)、および/または、光学的その他の非電気的なアナログ装置を含む。当業者は、ここに記載の主題が、デジタルまたはアナログまたはその組み合わせによって実施できることを理解するだろう。
【0341】
当業者は、ここに述べる装置および/または処理の少なくとも部分が、データ処理システムに統合できることを理解するだろう。当業者は、データ処理システムは一般的に一つまたはそれより多いシステムユニットハウジング、映像表示装置、揮発性または不揮発性メモリなどのメモリ、マイクロプロセッサまたはデジタル信号プロセッサなどのプロセッサ、オペレーションシステム、ドライバ、グラフィックユーザインターフェース、アプリケーションプログラムなどのコンピュータ全体、一つまたはそれより多い相互作用装置(例えばタッチパッド、タッチスクリーン、アンテナなど)、および/または、フィードバックループや制御モータを含む制御システム(例えば検知位置および/または速度のフィードバック、素子および/または量を移動および/または調整する制御モータ)を含むことを理解するだろう。データ処理システムは、データ計算/通信および/またはネットワーク計算/通信システムに典型的に見られるような、適した商業的に利用可能な素子を利用して実行できる。
【0342】
当業者は、ここに述べた素子(例えば動作)、装置、対象物およびそれに伴う議論が、概念的な明瞭さのための例として用いられ、種々の構成の修正が考慮されることを理解するだろう。したがって、ここで用いられるように、特定の例は、より一般的なクラスの代表として意図され、付随の議論が示されている。一般に、どのような特定の例の使用も、そのクラスの代表を意図し、特定成分(例えば動作)、装置の排除を意図せず、対象は限定されるべきでない。
【0343】
ここではユーザは単一の図面で示すが、当業者は、内容が異ならない限り、ユーザは、人間、ロボット(例えばコンピュータ)、および/またはそれらの実質的な組み合わせ(例えばユーザは一つまたはそれより多いロボット代理人に支援されてもよい)であってよいことを理解するだろう。当業者は、一般に、内容が異ならない限り、これが、「送信者」および/または他の物体を表す用語であってよいことを理解するだろう。
【0344】
ここで用いる実質的ないかなる複数および/または単数の用語に関して、当業者は、内容に合っている限り、複数から単数へ、および/または単数から複数へと変換してよい。種々の単数/複数の組み合わせは、明瞭化のため、明記していない。
【0345】
ここで述べる主題は、他の異なる素子内またはそれと結合した異なる素子を示すこともある。このように述べられる構成は、単に例示であって、同じ機能を達成する他の多くの構成が実行できることが理解されるだろう。概念的な意味で、同じ機能を達成するいかなる素子構成も、所望の機能が達成されるものと効率的に関連している。ここで、特定の機能を達成するために組み合わせられたいかなる2つの素子も、構成または中間的成分にかかわらず、所望の機能を達成するような他の構成と関連していることがわかるであろう。同様に、関連するいかなる2つの素子も、実行可能なように、所望の機能を達成するものと結合されることがわかるであろう。また、いかなる2つの素子も、所望の機能を達成する他のそれぞれに対し、動作可能なように結合可能であってよい。動作可能なように結合した特定の例は、特に限定されないが、物理的に相互作用する成分、および/または有線で相互作用するもの、および/または、無線で相互作用するもの、および/または、論理的に相互作用するものを含む。
【0346】
いくつかの例では、一つまたはそれより多い素子が、構成され、構成可能であり、動作可能であり、適用され、または適用可能であり、適合し、などである。当業者は、このような用語(例えば「構成される」)が、異なる内容を要しない限り、活動状態の素子および/または非活動状態の素子および/またはスタンバイ状態の素子を含む。
【0347】
ここで述べる主題の特別な観点が述べられているが、当業者は、ここでの技術に基づき、ここの主題およびより広い観点から離れることなく変更や修正を行うことができることを理解するだろう。それゆえ、添付の請求項は、真の精神およびここに記載の主題の範囲内にあるような変更や修正を含む。当業者は、一般に、ここで用いられるおよび特に添付の請求項に記載の用語が一般に「オープンターム」を意図することを理解するだろう(例えば、「含む」という用語は、「含むが特に限定されない」を意味し、「有する」という用語は、「少なくとも有する」を意味し、などである)。当業者は、また、特定の数の請求項が明確に列挙されることが意図され、このような列挙がなければこのような意図がないことを理解するだろう。例えば、理解の助けのために、請求項は、「少なくとも一つ」や「一つまたはそれより多い」という導入句を含むことがある。しかしながら、このような句を使用しても、たとえ同じ請求項で「一つまたはそれより多い」または「少なくとも一つ」という導入句と不定冠詞「a」や「an」を用いても、不定冠詞「a」や「an」が単数を表すことを意図するものではない(例えば、「a」および/または「an」は、「少なくとも一つ」や「一つまたはそれより多い」を意味するために用いることが典型的である)。同じことは、請求項の記載に用いられる定冠詞についてもいえる。また、特定の数が請求項に明記されていたとしても、当業者は、このような記載が、少なくともこの数であることを典型的に意味すべきであることを理解するだろう(例えば、他の修飾語がなく「2個」とあれば、少なくとも2個、すなわち、2個またはそれより多いということである)。さらに、「A、B、Cなどのうちの少なくとも一つ」に対する慣習的な類似物が用いられるような例では、当業者は、一般に、このような構成は、慣習的に理解するだろう(例えば、「A、B、Cなどのうちの少なくとも一つを有するシステム」は、特に限定されないが、Aだけを有するシステム、Bだけを有するシステム、Cだけを有するシステム、AとBを有するシステム、AとCを有するシステム、BとCを有するシステム、および/または、AとBとCを有するシステム、などである)。「A、B、Cなどのうちの少なくとも一つ」に対する慣習的な類似物が用いられるような例では、当業者は、一般に、このような構成は、慣習的に理解するだろう(例えば、「A、B、Cなどのうちの少なくとも一つを有するシステム」は、特に限定されないが、Aだけを有するシステム、Bだけを有するシステム、Cだけを有するシステム、AとBを有するシステム、AとCを有するシステム、BとCを有するシステム、および/または、AとBとCを有するシステム、などである)。また、当業者は、典型的に、分離的な語および/または句は、明細書、請求項、図面において、2つまたはそれより多い代替用語を表し、異なる内容が記載されていない限り、用語の一つ、用語のいずれか一方、用語の両方を含む可能性を考慮していることを理解するだろう。例えば、「AまたはB」という句は、典型的には、「A」、「B」または「AおよびB」の可能性を含んでいることを理解するだろう。
【0348】
添付の請求項に関して、当業者は、そこに記載の動作は、一般にどのような順序で実行してもよいことを理解するだろう。また、種々の動作フローが順番に記載されているが、種々の動作が、説明されている以外の順序で実行してもよく、また、同時並行で実行してもよいことを理解するだろう。このような順序交代は、他の内容を記載していない限り、重なり、差し込み、中断、再整列、増加、予備、補足、同時、逆、または他の種々の順序付けを含んでよい。さらに、「に反応して」、「に関連して」などの用語や、他の過去時制の形容詞は、他の内容を記載していない限り、一般に、このような変形例を排除することを意図しない。
【図面の簡単な説明】
【0349】
図1】複数の原子炉システムによって生成されるエネルギーを熱貯蔵するためのシステムを図示する概略図である。
図2】複数の原子炉システムのうちの適切な原子炉システムにおいて動作するために適切な、原子炉およびエネルギー転換システムの種類を図示する概略図である。
図3】原子炉によって生成されるエネルギーを補助熱貯蔵器へ供給する際に使用するために適切な、原子炉冷却剤の種類を図示するフローチャートである。
図4A】エネルギーを補助熱貯蔵器に熱貯蔵するために適切な、熱貯蔵物質の種類を図示するフローチャートである。
図4B】補助熱貯蔵器の各種熱貯蔵物質を収容するために適切な、貯蔵器収容システムの種類を図示するフローチャートである。
図4C】熱エネルギーの貯蔵のために適切な、熱貯蔵物質に生じる熱力学的な変化を図示するフローチャートである。
図4D】補助熱貯蔵器をモニタするために適切な、貯蔵器モニタシステムの種類を図示するフローチャートである。
図5A】原子炉システムから補助熱貯蔵器へエネルギーを運搬するために適切な、エネルギー運搬システムの種類を図示するフローチャートである。
図5B】補助熱貯蔵器が熱運搬システムを介して原子炉システムの熱源に熱的結合することを図示する概略図である。
図5C】補助熱貯蔵器が熱運搬システムを介して原子炉システムの一次冷却剤システムに熱的結合することを図示する概略図である。
図5D】補助熱貯蔵器が原子炉システムの一次冷却剤システムおよび二次冷却剤システムに熱的結合することを図示する概略図である。
図6】熱供給システムにおいて使用される熱運搬コンポーネントの種類を図示するフローチャートである。
図7】付加的なエネルギー源からの付加的なエネルギーで補助熱貯蔵器を補足することを図示する概略図である。
図8A】原子炉システムから補助熱貯蔵器へのエネルギーの転送を開始する際に、エネルギー運搬システムが反応する状態の種類を図示するフローチャートである。
図8B】原子炉システムから補助熱貯蔵器へのエネルギーの転送を開始する際に、エネルギー運搬システムが反応する状態の種類を図示するフローチャートである。
図8C】原子炉システムから補助熱貯蔵器へ原子炉システムの過剰なエネルギーを転送することを図示するフローチャートである。
図9A】補助熱貯蔵器に貯蔵された熱エネルギーの、原子炉システムのエネルギー転換システムへの運搬を開始する際に、熱供給システムが反応する状態の種類を図示するフローチャートである。
図9B】補助熱貯蔵器に貯蔵された熱エネルギーの、原子炉システムのエネルギー転換システムへの運搬を開始する際に、熱供給システムが反応する状態の種類を図示するフローチャートである。
図9C】補助熱貯蔵器に貯蔵された熱エネルギーの、原子炉システムのエネルギー転換システムへの運搬を開始する際に、熱供給システムが反応する状態の種類を図示するフローチャートである。
図9D】補助熱貯蔵器に貯蔵されたエネルギーの特定の部分をエネルギー転換システムへ供給することを図示するフローチャートである。
図10】複数の原子炉によって生成されるエネルギーを補助熱貯蔵器に熱貯蔵する方法の高次のフローチャートである。
図11図10の代替としての実施態様を示す高次のフローチャートである。
図12図10の代替としての実施態様を示す高次のフローチャートである。
図13A図10の代替としての実施態様を示す高次のフローチャートである。
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図14A図10の代替としての実施態様を示す高次のフローチャートである。
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図15A図10の代替としての実施態様を示す高次のフローチャートである。
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図16A図10の代替としての実施態様を示す高次のフローチャートである。
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図17A図10の代替としての実施態様を示す高次のフローチャートである。
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図97図10の代替としての実施態様を示す高次のフローチャートである。
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