(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5964316
(24)【登録日】2016年7月8日
(45)【発行日】2016年8月3日
(54)【発明の名称】薬光熱灸治療器
(51)【国際特許分類】
A61H 39/06 20060101AFI20160721BHJP
【FI】
A61H39/06 322
【請求項の数】9
【全頁数】7
(21)【出願番号】特願2013-539126(P2013-539126)
(86)(22)【出願日】2011年11月17日
(65)【公表番号】特表2013-542819(P2013-542819A)
(43)【公表日】2013年11月28日
(86)【国際出願番号】CN2011082385
(87)【国際公開番号】WO2012065565
(87)【国際公開日】20120524
【審査請求日】2014年10月29日
(31)【優先権主張番号】201010567201.1
(32)【優先日】2010年11月19日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】513177842
【氏名又は名称】上海大融文化発展有限公司
【氏名又は名称原語表記】Shanghai DaRong Culture Development Ltd.
(74)【代理人】
【識別番号】100105050
【弁理士】
【氏名又は名称】鷲田 公一
(72)【発明者】
【氏名】▲費▼早成
【審査官】
金丸 治之
(56)【参考文献】
【文献】
特開昭64−049562(JP,A)
【文献】
米国特許出願公開第2010/0292746(US,A1)
【文献】
実開昭63−146645(JP,U)
【文献】
実公昭04−006718(JP,Y1)
【文献】
特開平11−267179(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61H 39/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
器具動作電源と、施灸発熱信号・発光施灸信号電子調節システムの制御システム総取付板とが内部に固定されたケースを有し、ケースのパネルには、電源スイッチ、設定キーおよび複数の施灸導子ソケットが装着され、プラグと、ビニールコーティングされた、内部に発熱素子または/および発光管が装着された灸導子基板の施灸導子とが、施灸発熱・発光信号接続線によって接続され、接続されたプラグが施灸導子ソケットに挿入され、灸治療専用の濃縮薬液を染み込ませた薬線が、灸導子基板の灸導子基板作用面上に設けられた、2つの半円形状の溝をS字状または逆S字状につなげてなる薬線溝内に詰め込まれており、薬線溝と2つの発光管を結ぶ線とは互いに交差しており、2つの発光管はそれぞれ2つの半円形状の円心に位置していることを特徴とする、薬光熱灸治療器。
【請求項2】
灸導子基板作用面の周縁部の外形は円形、楕円形および多辺形であり、そのうち、円形の灸導子基板作用面の歪みは、規格直径の2/5未満であり;楕円形の灸導子基板作用面の長短両方の半径の差は、長半径の2/3未満であることを特徴とする、請求項1に記載の薬光熱灸治療器。
【請求項3】
円形の灸導子基板作用面の、同一直径上の1本の薬線溝はS字形、または逆S字形であり、曲率半径が灸導子基板作用面の直径の1/5〜3/4の間である半円弧形であり、その円心は2つの発光管の装着中心とそれぞれ重なり合い、その重なり具合の誤差は、灸導子基板作用面の直径の1/5未満であることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の薬光熱灸治療器。
【請求項4】
円形の灸導子基板作用面の中心点と、薬線溝の中心点と、2つの発光管を結ぶ線の中点の3点は重なり合い、その重なり具合の誤差は、灸導子基板作用面の直径の1/5未満であることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の薬光熱灸治療器。
【請求項5】
円形の灸導子基板作用面上の発光管は、灸導子基板作用面の同一直径上に対称に分布して装着され、2つの発光管の間の距離は灸導子基板作用面の直径の1/4以上であり、2つの発光管の装着点の定位誤差は、灸導子基板作用面の直径の1/5未満であることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の薬光熱灸治療器。
【請求項6】
灸導子基板作用面の構造は以下の3種類の構造のいずれかであり、
熱光薬灸の灸導子基板作用面の構造は:灸導子基板作用面上には発光管と薬線溝が設けられており、灸導子基板内には発熱素子が装着された構造であり;
光薬灸の灸導子基板作用面の構造は:灸導子基板作用面上には2つの発光管と、薬線溝が設けられており、灸導子基板内には発熱素子が装着されていない構造であり;
熱薬灸の灸導子基板作用面の構造は:灸導子基板作用面上の、本来発光管が装着される円孔の位置には発光管が装着されず、色が塗布された、灸導子基板作用面から突出する高さが5ミリ以内である2つの円形印と、薬線溝が設けられており、灸導子基板内には発熱素子が設置された構造であることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の薬光熱灸治療器。
【請求項7】
灸導子基板作用面上の薬線溝の深さは0〜5.0mmの間であり、幅は0.1〜5.0mmの間であって、溝の底は顔料が塗布された塗布層であり;薬線溝の両側の作用面上は2種類の異なる色が塗布された塗布層であることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の薬光熱灸治療器。
【請求項8】
灸導子基板作用面上の発光管には赤、橙、黄、緑、青、藍または紫の単色の半導体発光ダイオードと半導体レーザダイオードとを選択し、また、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の複数の色の、可調色半導体発光ダイオードを用いてもよいことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の薬光熱灸治療器。
【請求項9】
薬線溝内に詰め込む薬線は、灸治療専用の濃縮薬液中に調合剤を加えて調製し、縒り合わせて太さ1〜5mmの麺状の薬線とすることが可能であり、また、直径が1〜5mmの綿糸を用いて、灸治療専用の濃縮薬液中に浸して薬線とすることも可能であることを特徴とする、請求項1に記載の薬光熱灸治療器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は医療器具に関し、特に中医鍼灸機器に関する。
【背景技術】
【0002】
灸法は中華民族の重要な発明である。伝統的な灸法は、もぐさを経穴の上で燃やして病の治療や予防を行うというもので、方法は簡便で副作用はなく、効果は顕著である。中国の医学技術を継承・発展させて、伝統的な鍼法および灸法の近代化を推進するために、灸法の技術改良が進められており、灸法に代えて現代の電熱制御技術を用い、灸法を標準化するとともに、制御技術において補瀉機能等を実現している。これらの技術的な措置は伝統的な鍼法および灸法の技術の発展に一定の作用を及ぼしたが、欠点として、現代の灸法がもぐさの燃焼に代えて電熱技術を用いて施灸する中で、もぐさを燃やすことによる熱エネルギーと光エネルギーの効果を主に考慮して、経穴に熱エネルギーと光エネルギーを注入している、という点が挙げられる。それに対し、伝統的な灸法は、数千年にわたる発展の中で、癰瘡毒腫(腫れ物や出来物)等の様々な疾病の灸治療には、それに応じた様々な薬剤の補助を合わせて用いる(薬物灸と称する)必要があるという結論に至っており、この点に基づいて、科学的にそれらを用いて灸治療を行えば、良好な治療効果を上げることができる。現代の灸法技術の改良において、どのようにして異なる波長を用いて対応するかについては未だ相応の措置を欠いており;薬物灸の利用では、艾しゅ(もぐさを成型したもの)の表面に錠剤(薬片)を埋めるためのくぼみが設けられており、錠剤をくぼみに入れて施灸するという技術があるものの、錠剤には一定の面積と厚みがあるため、錠剤を艾しゅの作用面上に置いた場合には、必然的に施灸の熱量および光エネルギーの放出および伝達に対して抵抗および障害が増大することになり、灸治療の効果に影響を及ぼす。さらに不都合となるのは、艾しゅの表面に設けた薬剤用のくぼみは浅く、錠剤をくぼみに置いても収まりきらずに外に落ちることが多く、操作を面倒で困難なものにする。従って、現代の灸治療における「薬物灸」は、長期にわたって使用不可能なため採用されない状態にあった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の目的は:伝統的な灸法技術のエッセンスを完全に継承して、上記の背景技術の欠点を解決することであり、本発明は灸薬を堅固に安置することにより、灸薬片が艾しゅのくぼみから脱落することを効果的に防止することができ;同時に、異なる臓器の疾病が施灸の熱エネルギー、光エネルギーおよび薬剤に対して異なる感度を有するという原理に基づいて、熱、光、薬灸が配置された各種の構造形式を有することにより、熱光薬灸、光薬灸および熱薬灸の治療技術の必要性を満たし、医師が各種の薬物灸治療技術を簡便に選択できるようにし、伝統的な灸法の薬物灸による治療技術がより良い伝承と向上を得られるようにする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明が技術的課題を解決するために採用する技術的手段は:器具動作電源と、施灸発熱信号・発光施灸信号電子調節システムの制御システム総取付板とが内部に固定されたケースを設計し、ケースのパネルには、電源スイッチ、設定キーおよび複数の施灸導子ソケットが装着されており、プラグと、ビニールコーティングされた、内部に発熱素子または/および発光管が装着された灸導子基板の施灸導子とを、施灸発熱・発光信号接続線を用いて接続し、接続したプラグを施灸導子ソケットに挿入し、灸導子基板の灸導子基板作用面上には薬線溝と発光管とが設けられており、
薬線溝は、2つの半円形状の溝をS字状または逆S字状につなげた形状であり、薬線溝と2つの発光管を結ぶ線とは互いに交差し
、2つの発光管はそれぞれ2つの半円形状の円心に位置している。
灸治療専用の濃縮薬液を染み込ませた薬線を薬線溝内に詰め込み、施灸導子を身体表面の治療経穴に当て、制御システムが熱灸治療信号を発する場合には、薬線中の薬効成分が温度の上昇に伴って緩やかに蒸発して身体表面の経穴に達することができ、経穴部位の皮膚の毛細血管も温度の緩やかな上昇に伴ってさらに拡張して、薬効成分も熱の効果でよりスムーズに皮膚に浸透し、灸治療における熱エネルギーおよび光エネルギーと相互に作用し、経穴に働きかけ、経絡を刺激し、理想的な灸治療効果を達成する。
【0005】
熱光薬灸、光薬灸、熱薬灸治療等の各種の熱光薬灸治療技術を選択するという必要を満たすために、上記の灸導子基板作用面の構造
は以下の3種類の構造のいずれかであり、熱光薬灸の灸導子基板作用面の構造は:灸導子基板作用面上には発光管と薬線溝が設けられており、灸導子基板内には発熱素子が装着された構造であり;光薬灸の灸導子基板作用面の構造は:灸導子基板作用面上には2つの発光管と、薬線溝が設けられており、灸導子基板内には発熱素子が装着されていない構造であり;熱薬灸の灸導子基板作用面の構造は:灸導子基板作用面上の、本来発光管が装着される円孔の位置には発光管が装着されず、色が塗布された、灸導子基板作用面から突出する高さが5ミリ以内である2つの円形印と、薬線溝が設けられており、灸導子基板内には抵抗発熱素子が設置された構造である。
【0006】
上記の灸導子基板作用面の周縁部の外形は円形、楕円形および多辺形とすることが可能で、そのうち、円形の灸導子基板作用面の歪みは、規格直径の2/5未満であり;楕円形の灸導子基板作用面の長短両方の半径の差は、長半径の2/3未満である。
【0007】
上記の円形の灸導子基板作用面の、同一直径上の1本の薬線溝はS字
形、または逆S字形
であり、曲率半径が灸導子基板作用面の直径の1/5〜3/4の間である半円弧形であり、その円心は2つの発光管の装着中心とそれぞれ重なり合い、その重なり具合の誤差は、灸導子基板作用面の直径の1/5未満である。
【0008】
上記の円形の灸導子基板作用面の中心点と、薬線溝の中心点と、2つの発光管を結ぶ線の中点の3点は重なり合い、その重なり具合の誤差は、灸導子基板作用面の直径の1/5未満である。
【0009】
上記の円形の灸導子基板作用面上の発光管は、灸導子基板作用面の同一直径上に対称に分布して装着され、2つの発光管の間の距離は灸導子基板作用面の直径の1/4以上であり、2つの発光管の装着点の定位誤差は、灸導子基板作用面の直径の1/5未満である。
【0010】
上記の円形の灸導子基板作用面上の薬線溝の深さは0〜5.0mmの間であり、幅は0.1〜5.0mmの間であって、溝の底は顔料が塗布された塗布層であり;薬線溝の両側の作用面上は2種類の異なる色が塗布された塗布層である。
【0011】
赤橙黄緑青藍紫という異なる波長を用いて異なる疾病、異なる臓器に対して効果的な灸法治療を行うという必要を満たすために、上記の発光管には赤、橙、黄、緑、青、藍
または紫の単色の半導体発光ダイオードと半導体レーザダイオードとを選択し、また、動作電流により、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の複数の色に調節可能な、可調色半導体発光ダイオードを用いてもよい。
【0012】
上記の薬線溝内に詰め込む薬線は、灸治療専用の濃縮薬液中に調合剤を加えて調製し、縒り合わせて太さ1〜5mmの麺状の薬線とすることが可能であり、直径が1〜5mmの綿糸を用いて、灸治療専用の濃縮薬液中に浸して薬線とすることも可能である。
【発明の効果】
【0013】
1.薬線の埋め込み、薬線のクリーニングともに操作が簡便であるため、医師にとって受け入れやすく、薬光熱灸技術の推進、普及および現代灸法の治療効果の向上に有利である。
【0014】
2.薬線溝内の両側に比較的大きな摩擦力が存在し、また、薬線溝が一定の湾曲度を有していることにより、薬線を強めに詰め込んだ後は、薬線は容易に脱落しないため、錠剤の設置が難しいという課題を解決するとともに、錠剤の面積および厚みが熱量および光エネルギーの伝達にもたらす障害が灸治療の効果に及ぼす影響も克服している。
【0015】
3.医師による施灸治療において、異なる疾病に応じて異なる薬物灸を選択するという要求を満たし、伝統的な灸法に更なる発展をもたらしている。
【図面の簡単な説明】
【0016】
以下、図面と実施例を組み合わせて、本発明についてさらに説明する。
【
図1】本実施例の器具の制御パネルのレイアウト図。
【
図3】本実施例の薬光熱施灸導子基板作用面の正面図。
【発明を実施するための形態】
【0017】
図1、
図2、
図3、
図4に示す実施例において、器具動作電源(6)と、施灸発熱信号・発光施灸信号電子調節システム(5)の制御システム総取付板(13)とが内部に固定されたケース(14)を設計し、ケースのパネル(4)には、電源スイッチ(7)、設定キー(10)および複数の施灸導子ソケット(8)が装着され、プラグと、ビニールコーティングされた、薬線溝(12)、および可調色LED発光管装着孔(11)内に装着された直径3mmの可調色LED発光管(1)が灸導子基板作用面(3)上に設置され、抵抗値60オームの発熱素子(2)が灸導子基板(16)の内部に装着された施灸導子(9)とを、施灸発熱信号・発光信号接続線(15)を用いて接続し、さらに、接続したプラグを施灸導子ソケット(8)に挿入し、薬線を薬線溝(12)内に詰め込む。
【0018】
円形の灸導子基板作用面(3)の歪みは、1.2mm未満である。
【0019】
灸導子作用面(3)上に設けられた1本のS字形に湾曲した薬線溝(12)の中心と、直径3mmの、動作電流を変更することにより赤、橙、黄という3種類の色になる2つの可調色LED発光管(1)を結ぶ線の中心とが交差する。
【0020】
薬線溝(12)両端の、半径8mmの2つの半円弧形の2つの円心は、2つの可調色LED発光管(1)の装着中心とそれぞれ重なり合い、その重なり具合の誤差は1mm以内である。
【0021】
2つの可調色LED発光管(1)は、直径32mmの灸導子基板作用面(3)の同一直径上に対称に装着され、2つの可調色LED発光管(1)の装着点の定位誤差は1mm以内である。
【0022】
弧形の薬線溝(12)両端の反円弧形の円心を結ぶ線の中点と、2つの可調色LED発光管(1)を結ぶ線の中点と、灸導子基板作用面(3)の中心点の3点は重なり合い、その重なり具合の誤差は1.5mm以内である。
【0023】
薬線溝(12)の深さは1.8mm、幅は2mmであって、溝の底は黄色の顔料が塗布された塗布層であり;薬線溝の両側の作用面上には、黒と白という2種類の異なる色が塗布された、人体に安全な塗布層である。
【0024】
使用される、発光のみで発熱しない光薬灸の灸導子基板作用面の構造は:灸導子基板作用面(3)上に2つの可調色LED発光管(1)と、薬線溝(12)が設けられており、灸導子基板内には発熱素子(2)が装着されていない構造である。
【0025】
使用される、発熱のみで発光しない熱薬灸の灸導子基板作用面の構造は:灸導子基板作用面(3)上の本来発光管が装着される円孔の位置には発光管が装着されず、直径3mmの、赤と黄色に塗布された、灸導子基板作用面から突出する高さが1.5mmである赤と黄の2つの円形印と、薬線溝(12)のみが設けられており、灸導子基板内には抵抗値60オームの発熱素子(2)が設置された構造である。
【0026】
薬線溝(12)内に詰め込む薬線は、灸治療専用の濃縮薬液内に300メッシュの炭酸カルシウム微粉を加えて調製し、縒り合わせてなる麺状の薬線である。
【0027】
使用する際は、器具を電源につないだ後に電源スイッチ(7)をオンし、設定キー(10)により灸法治療信号を設定するとともに、治療する疾病(心臓病など)が必要とする色の波長(赤色など)に調製し、薬線を加えた薬光熱施灸導子(9)を施灸する経穴(内関など)上に固定すれば、心臓病の薬光熱施灸治療を行うことが可能である。
【0028】
治療終了時は、電源をオフし、薬光熱施灸導子(9)を外して、薬線溝(12)内の薬線を剥がせばよい。
【符号の説明】
【0029】
1−可調色LED発光管、2−電熱素子、3−灸導子基板作用面、4−ケースのパネル、5−薬光熱施灸信号電子調節システム、6−器具動作電源、7−電源スイッチ、8−施灸導子ソケット、9−施灸導子、10−設定キー、11−可調色LED発光管装着孔、12−薬線溝、13−総取付板、14−ケース、15−接続線、16−灸導子基板