(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
孔(5)を画定するクロスメンバー(2)と、縦軸(Z)に沿って前記孔(5)内を摺動するシャフト(21)を有する支柱(6)と、プレート(7)に1台のビデオ写真装置を係合するための係合装置(8)を設けたプレート(7)と、縦軸(Z)に沿って伸び、前記支柱(6)の係合部(23)を収容可能な中空のスリーブ(10)とを備えるビデオ写真装置用支持体(1)であって、前記クロスメンバー(2)が、前記クロスメンバー(2)に前記支柱(6)をクランプするためのクランプ要素(20)を備え、前記プレート(7)が、前記スリーブ(10)内に前記支柱(6)の前記係合部(23)を脱着自在にロックするためのロック装置(13、18、25、26、10c)を更に備え、前記スリーブ(10)が、前記シャフト(21)の外径(D1)と実質的に等しい外径(D1’)を有し、前記縦軸(Z)に沿って伸びる管状の筒状体を備え、前記クロスメンバー(2)に前記スリーブ(10)をクランプするために、前記スリーブ(10)が前記孔(5)に挿入され、前記クランプ要素(20)と係合されることが意図される、ビデオ写真装置用支持体(1)。
前記ロック装置(13)が、前記プレート(7)を取り付けるための固定手段(18)を備え、前記固定手段(18)は、前記プレート(7)に設けられたハウジング(27)内に位置し、前記係合部(23)が前記スリーブ(10)内で移動可能な格納位置(X)と、前記スリーブ(10)内に前記支柱(6)をロックするために前記固定手段(18)が前記係合部(23)に設けられた固定対向手段(25)と協働するロック位置(Y)との間で移動可能である、請求項1に記載の支持体。
前記ロック手段は、前記摺動ブロック(18)が、前記固定対向手段(25)と協働して前記スリーブ(10)内に前記支柱(6)をロックするために、前記プレート(7)の周囲に間隔を置いて配置され、対応する複数の孔(12)に摺動自在に収容されることが可能な複数の摺動ブロック(18)を備える、請求項1または2に記載の支持体。
前記固定対向手段は、前記スリーブ(10)に前記支柱(6)をロックするために前記ロック位置(Y)において前記複数の摺動ブロック(18)を収容するために設けられた溝型要素(25)を備える、請求項3または4に記載の支持体。
前記ロック装置(13)は、前記固定手段(18)を前記格納位置(X)から前記ロック位置(Y)に、およびその逆も同様に移動させるために、前記スリーブ(10)の前記縦軸(Z)に対して回転自在で、前記縦軸(Z)に対する前記回転の結果として前記プレート(7)の方向または前記プレート(7)から離れる方向に移動可能なロッキングリングナット(14)を備える、請求項2〜5の何れか1項に記載の支持体。
前記ロッキングリングナット(14)は、前記格納位置(X)と前記ロック位置(Y)との間で前記固定手段(18)を移動させるために、前記縦軸(Z)に対して取付角(α)で傾斜し、前記固定手段(18)に接して収容するように形成された押し表面(16)を備える、請求項1〜6の何れか1項に記載の支持体。
前記ロック装置(13)は、前記ハウジング(27)に前記固定手段(18)を押し込むために、押し込み装置(29)を備える、請求項1〜8の何れか1項に記載の支持体。
前記ロック装置(13)は、前記固定手段(18)に対して縦方向に反対の位置で前記スリーブ(10)に設けられ、対応する追加の固定対向手段(26)と協働するために配置される追加のロック手段(10c)を更に備え、前記追加の固定対向手段(26)が前記ロック対向手段(25)に対して縦方向に反対の位置で前記係合部(23)に設けられ、前記スリーブ(10)に前記支柱(6)をロックするために設けられる、請求項1〜9の何れか1項に記載の支持体。
前記支柱(6)は、前記孔(5)内で摺動自在なように形成され、前記プレート(7)に前記支柱(6)を連結するために、縦方向端部(21a)に前記スリーブ(10)に挿入される前記係合部(23)を設けたシャフト(21)を備える、請求項1〜10の何れか1項に記載の支持体。
前記係合部(23)は、前記シャフト(21)内に配置される第1の部分(23a)と、前記スリーブ(10)内に摺動式に挿入可能な第2の部分(23b)と、前記第1の部分(23a)と前記第2の部分(23b)との間に置かれ、前記スリーブ(10)に前記係合部(23)を挿入中に移動限界要素として作用するショルダー部(23c)とを備える、請求項1〜11の何れか1項に記載の支持体。
前記スリーブ(10)と前記シャフト(21)は、互いに実質的に等しい外径(D1、D1’)を有し、前記支柱(6)が前記スリーブ(10)に取り付けられるとき、前記孔(5)の前記縦軸(Z)に沿って摺動自在な実質的に連続面が前記縦軸(Z)に沿って形成される、請求項1〜12の何れか1項に記載の支持体。
【背景技術】
【0002】
写真、テレビおよび映画撮影の分野で、記録装置を指向可能な方法で支持するために、三脚、スタンドなどのような支持体を使用することが広く知られている。
【0003】
このような技術分野において、前記支持体は、3つ以上の伸縮自在な脚部が既知の方法で接続されたクロスメンバーと、このクロスメンバーに画定された孔に軸方向に摺動自在な1つの支柱を含んでいる。
【0004】
この支柱の一端には、支持される装置を支えることを意図したプレートが装着されている。
【0005】
脚部は通常伸縮自在で、クロスメンバーに対する様々な開角度(opening angle)に位置決めしてロックすることができ、一方、クロスメンバーの孔内を軸方向に支柱を摺動させることによってプレートの高さを変動させることができ、それによって、様々な高さに位置する対象を撮影するために、プレートと連動して装置の高さを変動させることができる。
【0006】
この既知の支持体の欠点は、クロスメンバーの下に突出した支柱の部分と支持体の支持面との間の干渉により生じるが、この干渉によって例えば地面に近い高さで撮影するためにビデオ写真機材を非常に低いポイントに位置付けることが妨げられる。
【0007】
この欠点は、同出願人による国際公開公報WO2007/125082に記述された支持体によって克服されている。
【0008】
国際公開公報WO2007/125082の支持体は、三脚の支持脚部がヒンジで取り付けられたクロスメンバーと、このクロスメンバーに設けられた孔で摺動することができる支柱とを含み、この支柱の一端にはビデオ写真機材を支えることを意図したプレートが設けられ、この支柱の対向する他端にはキャップが設けられている。プレートとキャップは支柱から取り外すことができるように脱着可能な固定手段で支柱に取り付けられ、クロスメンバーの対向する両端に取り付けられる。
【0009】
例えば、地面または地面近くに置かれた対象を撮影するために支持体の垂直の空間的な制約条件を低減することが望ましいとき、操作者は支柱からキャップとプレートを分離し、クロスメンバーの孔から支柱を取り外し、次いでクロスメンバーに直接プレートとキャップを取り付ける。
【0010】
この支持体は上述の問題を解決するが、支持体を、支柱を備えた構造から、短い構造すなわち支柱のない構造に改造するのに必要な操作が面倒であるという欠点がある。
【0011】
上述の改造を行なうために、頭部が取り付けられたプレートを分離する必要があり、したがって、ビデオ写真機材を支柱から分離する必要があり、孔から支柱を取り外した後、再度クロスメンバーにプレートを直接取り付ける必要がある。したがって、頭部とビデオ写真機材を破損するリスクがある。
【発明を実施するための形態】
【0016】
これらの図面はビデオ写真機材用の支持三脚1を示し、この支持体は本発明に従って構成されている。
【0017】
三脚1は、支持脚部4がヒンジで取り付けられた各々の領域において、ヒンジで動く3つの延長部品3を画定するように形成されるクロスメンバー2を含んでいる。
【0018】
支持脚部4は、長さに関して伸縮自在で、長さを既知の方法で調整でき、三脚の高さおよび/またはその空間的な制約条件を変更することができる。
【0019】
クロスメンバー2は、スライド式係合によって三脚1の支柱6を収容するように意図されたスライド孔5を画定するように形成される。支柱6は孔5内を孔5の縦軸Zに沿って摺動することができる。
【0020】
クロスメンバー2は、支柱6の軸Zに沿った動きをロックする/アンロックするために、三脚1のユーザーによって当該分野でそれ自体が既知の方法で動かされる、クランプリング20を更に含んでいる。
【0021】
三脚1は、係合装置を備えたプレート7を更に含み、例えば、このプレート7で1つのビデオ写真機材(図示せず)を係合するために、縦軸Zに対して同軸上にある、実質的に円筒形状の係合ねじ8を含んでいる。
【0022】
プレート7は、ビデオ写真機材と接して支えることを意図した当接面Sと、中空のスリーブ10が連結される連結部9を更に含んでいる。スリーブ10はプレート7の連結部9から当接面Sの反対方向へと伸びている。
【0023】
スリーブ10は、三脚1の使用中またはスリーブ10が支柱6または孔5それ自体に取り付けられた状態で、実質的に孔5の縦軸Zに相当する縦軸に沿って伸びている。したがって、この軸は、以下、簡潔を期して同じ参照番号で示される。
【0024】
スリーブ10は、使用中、実質的に孔5の縦軸Zに相当する縦軸に沿って伸びる、管状の筒状体を含んでいる。
【0025】
スリーブ10は、以下に詳細に説明されるように、プレート7に支柱6を連結するために、支柱6を摺動式に支えるように形成される。スリーブ10は、その外表面10aに、間隔を置いて周囲に配置された複数の孔を備えている。示された変形例では、ほぼ120°の角度間隔を置いて離れて配置された、3つの孔12を備えている。
【0026】
孔12は、以下に詳細に説明されるように、プレート7に設けられたロック装置13と協働するように形成され、プレート7と支柱6を連結/分離するために、スリーブ10に支柱6をロックまたはスリーブ10から支柱6をアンロックするように配置されている。
【0027】
ロック装置13は、連結部9の外側に配置され、三脚のユーザーが、スリーブ10に支柱6をロックまたはスリーブ10から支柱6をアンロックするために、
図1の矢印Gの両方向に回転できるロッキングリングナット14を含んでいる。ロック装置13は、スリーブ10に支柱6をロックまたはスリーブ10から支柱6をアンロックするために、ロッキングリングナット14によって移動させることができる複数のロッキングブロック18を更に含んでいる。
【0028】
図示されない更なる変形例では、支持体は、スリーブ10に支柱6をロックまたはスリーブ10から支柱6をアンロックするために、リングナットとは異なるロッキングブロックを移動させるのに適切なロック装置13または別の適切なロック手段を備えている。ロック装置13として、例えば偏心レバー、ノブ、ねじなどを使用することができる。
【0029】
スリーブ10の孔12と対応する数のロッキングブロック18が設けられ、各ロッキングブロックは対応する孔12内に摺動する方法で支えられるように形成されている。
【0030】
図示された変形例では、周囲に等距離で配置された3つのロッキングブロック18が設けられている。
【0031】
各ロッキングブロック18は金属材料、例えばZamak合金から製作される。
【0032】
三脚1の他の変形例(図示せず)では、異なる数のロッキングブロックが備えられてもよいが、等距離が好ましい。
【0033】
ロッキングブロック18は格納形態Xとロック形態Yとの間で移動可能である。以下に詳細に説明されるように、格納形態Xは
図3に示され、格納形態Xにおいてロッキングブロック18は、ロッキングリングナット14とスリーブ10との間で画定されるハウジング27に配置され、この形態において支柱6はスリーブ10に対して移動させることができる。一方、ロック形態Yは
図2に示され、ロック形態Yにおいて各ブロック18は対応する孔12に挿入され、それによってスリーブ10の内側に突出し、支柱6と干渉し、支柱6をスリーブ10にロックする。
【0034】
ロック形態Yにおいて、ロッキングブロック18は、スリーブ10に支柱6をロックするために、この支柱6に備えられた対応するロック対向手段と協働し、ロック装置13のロック手段を構成している。
【0035】
ロック装置13は、ロッキングブロック18と関連付けてハウジング27の内側にロッキングブロック18を押すように配置され、支柱6と干渉しないようにする押込装置を更に含んでいる。
【0036】
図示された変形例において、押込装置は3つの板ばね29を含み、各板ばね29は、対応するロッキングブロック18と関連付けられ、ハウジング27にロッキングブロック18を押し込むことができる押す力を各ロッキングブロック18に適用するように配置されている。
【0037】
図示されない他の変形例において、複数の板ばねまたは単一の板ばねとは異なる押込装置が設けられてもよい。
【0038】
ロッキングリングナット14は、ロッキングリングナット14を回転させるためにユーザーがしっかり握れるようなハンドル14aを含み、ロッキングリングナット14から、スリーブ10の周囲に外側から配置される作動延長部(actuation extension piece)15が、プレート7の反対側に伸びている。作動延長部15は、スリーブ10の縦軸Zに対して傾斜した方向に配置された押し表面(pushing surface)16を含み、押し表面16はロッキングブロック18と接してこれを支えるので、ロッキングブロック18は押し表面16に対して摺動できる。押し表面16は、好ましくはスリーブ10の縦軸Zに対して15°〜30°の角度αに配置され、ロッキングブロック18のための摺動コーンを構成する。
【0039】
押し表面16は、ロッキングリングナット14から離れる方向へスリーブ10に向かって収斂するように配置され、押し表面16によってロッキングブロック18に加えられた圧力が、以下に詳細に説明されるように、ロッキングリングナット14から離れる方向または矢印F2の方向に増加する。
【0040】
押し表面16が縦軸Zに対して傾斜しているので、縦軸Zに沿ってそれを移動させると、以下に詳細に説明されるように、押し表面16によってロッキングブロック18に加えられる圧力が変化する。
【0041】
縦軸Zに対して傾斜し、摺動自在に接してロッキングブロック18を支えるよう配置された押し表面16は、必ずしも回転ロック装置ではなく、ロッキングリングナットとは異なる形状のロック装置を設けることができる。
【0042】
ロッキングリングナット14のスリーブ10に対する回転によってロッキングリングナット14は縦軸Zに沿って移動し、回転方向に応じてプレート7の方向またはプレート7から離れる方向に移動され、したがって、ロッキングリングナット14の回転移動運動が得られる。
【0043】
ロッキングリングナット14がプレート7の方へ移動されるとき、ロッキングリングナット14に固定して結合された押し表面16も、ロッキングブロック18に対して摺動しながらプレート7の方へ移動される。
【0044】
上述の通り、押し表面16は縦軸Zに対して傾斜しているので、押し表面16がプレートの方へ移動すると、ロッキングブロック18に対する押す力が増す。
【0045】
押し表面16によってロッキングブロック18に適用される押す力は
図3における矢印F2によって示されるが、その力はロッキングブロック18に対して板ばね29によって加えられる圧力と反対方向に向かい、その圧力より大きい。
【0046】
したがって、ロッキングブロック18は、押し表面16を摺動し、プレート7の方へ押され、次第にハウジング27から除去され、スリーブ10に設けられた夫々の孔12に挿入され、ロック形態Yに移行する。ロック形態Yにおいて、ロッキングブロック18は、スリーブ10の内側に突出し、以下に詳細に説明されるように、支柱6をスリーブ10にロックする。
【0047】
逆に、ロッキングリングナット14がロッキングリングナット14をプレート7から離れる回転方向に回転させるとき、押し表面16がプレート7から遠ざかり、ロッキングブロック18に対して摺動し、ロッキングブロック18と押し表面16の間の相対運動を引き起こし、押し表面とロッキングブロック18の間の干渉を低減する。
【0048】
押し表面16が縦軸Zに対して傾斜しているので、ロッキングブロック18に対して押し表面16によって加えられる力は次第に減少し、ロッキングリングナット14から押し表面16が離れる。
【0049】
したがって、板ばね29によって加えられた圧力の影響によりロッキングブロック18が押し表面16に対して押し付けられたままなので、ロッキングブロック18は夫々の孔12から解放され、ハウジング27に次第に受け入れられ、以下に詳細に説明されるように、スリーブ10に対して支柱6のロックを解除し、格納形態Xに到達する。
【0050】
板ばね29は、ロッキングブロック18がハウジング27に保持されることを可能にしている。
【0051】
ロッキングリングナット14は、スリーブ10の周囲に配置され、クロスメンバー2のクランプリング20に接するように配置されるガスケット19を更に含んでいる。
【0052】
支柱6は、支柱6の縦軸に沿って縦に伸びる管状のシャフト21を含み、三脚1の使用中または支柱6が孔5に挿入された状態で、その縦軸は実質的に孔5の縦軸Zに相当する。この縦軸は、以下に簡潔を期して同じ参照番号で示される。
【0053】
シャフト21は、孔5内で摺動できるように構成され、支柱6をプレート7と連結するために、縦方向端部21aにスリーブ10に挿入される係合部を備えている。
【0054】
係合部は、シャフト21内に配置され、そこに取り付けられる第1の部分23aと、スリーブ10内に摺動式に挿入される第2の部分23bと、第1の部分23aと第2の部分23bとの間に置かれ、スピゴット23をスリーブ10に挿入中に移動限界要素として作用するショルダー部23cとを備えるスピゴット23の方式で形成される。
【0055】
図示された変形例において、ショルダー部23c、シャフト21およびスリーブ10は、同じ外径D1を有している。その結果、支柱6がスリーブ10に取り付けられた状態で実質的に連続面を形成し、ひいては支柱6とプレート7を含む組立体が孔5の縦軸Zに沿って自由に摺動することができ、支柱6とスリーブ10は同様にクロスメンバー2の孔5に取り付けることができる。
【0056】
更なる図示されない変形例において、スリーブ10は、支柱6のシャフト21の外径D1と実質的に等しい外径D1’を有している。スリーブ10の外径D1’とシャフト21の外径D1との差は、スリーブ10の外径D1’の5〜10%が好ましい。
【0057】
前述のように、特に有利な変形例では、スリーブ10とシャフトが同じ外径D1を有している。
【0058】
支柱6は、孔5内で縦軸Zに沿って摺動して、プレート7とクロスメンバー2の間隔を変更することができ、または三脚1の空間的な制約条件および/またはプレート7に係合したビデオ写真機材の位置調整の高さを変更することができる。
【0059】
スピゴット23の第2の部分23bは、ショルダー部23cの外径D1未満の外径を有し、スリーブ10に挿入され、スリーブ10内で摺動することができる。
【0060】
第2の部分23bの自由端24またはショルダー部23cとは反対側に、第2の部分23bは溝25を備えており、この溝25は自由端24で周囲に伸び、スリーブ10に支柱6をロックするためにプレート7のロック手段と協働するロック対向手段を構成するように形成される。
【0061】
溝25は、スリーブ10に支柱6をロックするために、押し込み式ロック法でプレート7のロッキングブロック18と連結されるように形成され、ロック位置Yにおいて、ロッキングブロック18は溝25に収容される。
【0062】
第2の部分23bの方へ向けられたショルダー部23cの表面26は、スリーブにおいて支柱用のロック要素を構成するように形成される。この表面26は、スリーブ10に支柱6をロックするためにスリーブ10の自由端10cと協働することができる。
【0063】
以下に詳細に説明されるように、表面26は、スリーブ10内の支柱6の摺動に対する移動限界要素として更に作用することができる。
【0064】
自由端10cと表面26は、第2ロック手段と対向手段を夫々構成し、スリーブ10に支柱6をロックするために相互に協働する。
【0065】
自由端10cが円錐形で、一方の表面26が球状である。したがって、表面26と自由端10cとの間に線形接触が生じ、スリーブ10に支柱6をロックすることができる。
【0066】
したがって、プレート7またはスリーブ10は、縦方向に対向する位置に設けられた第1および第2ロック手段を備え、これらのロック手段が、縦方向に対向する位置に設けられた、支柱6の対応する第1および第2ロック対向手段またはスピゴット23と協働する。
【0067】
したがって、スピゴット23およびスリーブ10は、その2つの相対する縦方向の両端領域において相互に固定される。
【0068】
これは、実質的にスピゴット23ひいては支柱6とプレート7との間の相対的なロック作用を改善し、縦軸Zについての遊びと振動を防ぐ。
【0069】
これは、プレート7と係合された1台のビデオ写真機材の位置決めと、撮影画像の品質を改善する。
【0070】
ユーザーが、
図2に示される作動形態Wで、すなわち支柱6により三脚1を使用したいとき、ユーザーが自由端24を連結部分9の方へ押すことにより、支柱6のシャフト21が孔5に導入され、スピゴット23がプレート7のスリーブ10に導入されるように、
図3の中間作用形態W’における三脚を構成する。
【0071】
中間作用形態W’において、ロッキングブロック18はハウジング27に挿入され、スピゴット23はスリーブ10で摺動することができる。
【0072】
ロッキングリングナット14は、プレート7の表面Sから最も遠い移動限界まで完全に広げられ、または回転される。
【0073】
次いで、ユーザーは、
図2の第1作用形態Wに三脚を移動させて、支柱6とプレート7をロックする準備をする。
【0074】
これを行うために、ユーザーは、プレート7の表面Sに向かってロッキングリングナット14を移動させる方向に、縦軸Zに対してロッキングリングナット14を回転させる。
【0075】
図2の矢印Fによって示されるように、その回転は、プレート7の押し表面16に向かって運動を引き起こし、それは次いで、
図3において矢印F2により示されるように、押し表面16に対して直角の方向でロッキングブロック18への押す力を次第に増加する。
【0076】
押し表面16が縦軸Zに対して傾斜し、プレート7の方へ次第に押し表面16を移動させるので、ロッキングブロック18は、押す力F2の構成要素のF
12の影響によってプレート7の方へ、および押す力F2の構成要素のF
22の影響によってスリーブ10の内部の方へ、徐々に移動させられる。
【0077】
ロッキングブロック18は、押す力F2の結果として、押し表面16に対して摺動し、プレート7の方へ移動させられ、スリーブ10の表面に設けられた孔12内に徐々に挿入され、スピゴット23の開口部24に設けられた溝25に、ロッキングブロック18が挿入され、それによって支柱6をスリーブ10にロックする、
図2に示されるロック形態Yに到達する。
【0078】
ロッキングブロック18が溝25に次第に導入されるとき、ロッキングブロック18の押下壁(pushing wall)18aは、プレート7の方へ誘導される溝25の壁25aと相互に作用し、プレート7の方へスピゴット23を徐々に移動させる。
【0079】
スピゴット23は、
図2の矢印Fによって示された方向に、またはプレート7に向かって更に移動され、スリーブ10は、スリーブ10の自由端10cがショルダー部23cに対して接するまで移動して、スピゴット23それ自体に取り付けられる。
【0080】
その位置において、表面26および自由端10cは押し込み式のロック方法で連結され、スピゴット23はスリーブ10にクランプされる。
【0081】
したがって、
図2の作用形態Wにおいて、支柱6またはスピゴット23と、プレート7またはスリーブ10は、軸Zに対して2つが別々に縦方向に対向位置で互いにロックされる。
【0082】
作用形態Wにおいて三脚1の位置決め中に、プレート7に取り付けられた装置が任意で存在する場合でも、支柱6とプレート7の間のロックには妨げとはならず、したがって、支柱6と係合される十分に前でも後でも同様に、装置はプレート7に瞬時に取り付けられる。
【0083】
プレート7の高さを調整するために、プレート7が、ひいてはそれと係合される装置についても、所望位置またはプレート7の望ましい高さに達するまで、ユーザーは縦軸Zに沿って孔5の支柱6を移動させ、したがって、孔5における所望位置に支柱6をクランプリング20によってロックする。
【0084】
クランプリング20は、支柱6またはスリーブ10をクロスメンバー2にクランプまたはクロスメンバー2からリリースするために、縦軸Zの周囲を回転するように配置される。
【0085】
クランプリング20は、孔5に支柱6またはスリーブ10を合わせて支柱6またはスリーブ10をクランプするために、または支柱6またはスリーブ10が縦軸Zに沿って孔5内を移動自在になるように、支柱6またはスリーブ10をリリースするために配置された、円錐台形のクランプ表面20aを備えている。
【0086】
クランプリング20を回転させることによって、円錐台形のクランプ表面20aは、縦軸Zに沿って移動され、結果的に半径方向寸法が変更され、したがって、支柱6またはスリーブ10をクロスメンバー2にクランプまたは/クロスメンバー2からリリースする。
【0087】
非常に地面の近くに位置する対象を撮影したい場合、装置を所望通り配置できないような支柱6の空間的な制約条件を防ぐために、ユーザーは
図6に示される第2作用位置W’’に位置する三脚1を準備する。
【0088】
これを行うために、ユーザーは、ロッキングリングナット14に働きかけて支柱6からプレート7のロックを解除し、プレート7からロッキングリングナット14を離し、
図2の矢印F1によって示された方向にそれを移動させ、
図3の中間形態に三脚1を移動させる。
【0089】
押し表面16はプレート7から離され、ロッキングブロック18は押し表面16を摺動し、ロッキングリングナット14とスリーブ10との間に備えられたハウジング27に次第に導入されることによって、板ばね29によって押される溝25および孔12から離される。
【0090】
ロッキングブロック18が
図3に示される格納位置Xにあるとき、スピゴット23は、もはや連結部9に対して接するように押されないため、接続面26はスリーブ10の内表面10bに干渉しない。
【0091】
したがって、ロッキングブロック18が格納位置Xに位置し、プレート7と支柱6とを分離するために、スリーブ10内で支柱6が自由に摺動し、スリーブ10から自由に回して取り外すことができる。
【0092】
プレート7と支柱6とを分離した後、ユーザーは、クランプリング20によってロックを解除し、孔5から支柱6を引き出し、孔5から支柱6を引き離す。
【0093】
プレート7と支柱6を分離するために、ユーザーは、プレート7と係合された支柱6を最初に任意選択的に孔5から引き出し、次いでロック装置13に働きかけてもよい。
【0094】
その後、ユーザーは、支柱6なしで孔5にスリーブ10を挿入し、クランプリング20自体に働きかけて、ガスケット19がクランプリング20に接するまで移動させ、三脚を
図6の第2作用形態W’’に位置決めすることによって孔5にスリーブ10をロックする。
【0095】
この位置において、スリーブ10の管状の筒状体は、孔5に少なくとも部分的に挿入され、孔5にスリーブ10をクランプするために、クランプリング20と相互作用する。
【0096】
スリーブ10は、支柱6のシャフト21の外径と実質的に等しい外径D1’を有するので、スリーブ10は、第2作用形態W’’と第1作用形態Wの両方において支持体のロックは安定している。
【0097】
クロスメンバー2の孔5にスリーブ10をロックするために、ユーザーは当該分野で既知の方法によってクランプリング20に働きかける。
【0098】
ユーザーは、縦軸Zの周囲をクランプリング20を回転させ、スリーブ10の方向へ係合表面20aを徐々に押し、スリーブ10を孔5に徐々にクランプする。
【0099】
また、スリーブの外径D1’とシャフトD1は実質的に相互に等しいので、第1および第2作用形態WとW’’の両方において有効なクランプを得ることが可能である。
【0100】
図2,6に夫々示される三脚1の形態間の移動は、プレート7から装置を分離することなく実行できる。
【0101】
したがって、装置に対して危険性のある損傷が予防され、三脚1を改造するための操作がスピードアップされ、位置決め操作は大いに簡潔になる。
【0102】
したがって、本発明は、引用された先行技術に関して上述の問題を解決する。
ビデオ写真装置用支持体(1)は、孔(5)を画定するクロスメンバー(2)と、縦軸(Z)に沿って前記孔(5)内を摺動するシャフト(21)を有する支柱(6)と、プレート(7)に1台のビデオ写真装置を係合するための係合装置(8)を設けたプレート(7)と、縦軸(Z)に沿って伸び、前記支柱(6)の係合部(23)を収容可能な中空のスリーブ(10)とを備え、前記プレート(7)が、前記スリーブ(10)内に前記支柱(6)の前記係合部(23)を固定するために移動されるロック装置(13、18、25、26、10c)を更に備える。