(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1記載の洗浄器は、洗浄時には、飲料タンクから取り外したディスペンスヘッドを飲料ディスペンサー洗浄器の混合栓に装着し、三方分岐管の第三の分岐にはガス配管を接続する必要があり、洗浄するたびにディスペンスヘッドを飲料容器から外すのでメンテナンスに手間がかかる。さらに、飲料容器の上部を開放にすることから飲料容器内への異物の混入のおそれが生じ不衛生であるなどの課題がある。
【0007】
特許文献2記載の飲料注出装置についても、洗浄時に、弁操作部材をヘッド本体から取り外して洗浄する必要があり、飲料容器内への異物の混入のおそれがある。
【0008】
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたもので、吐出に際して飲料が流れる部分の洗浄を簡便かつ衛生的に行うことができる吐出器及び飲料吐出装置用洗浄システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、本発明に係る吐出器は、飲料容器(2)に装着可能であり
、前記飲料容器中の飲料を押し出す加圧ガスを導入する加圧ガス流入路(32)と洗浄用の水を導入する水流入路(33)を有する本体(31)と、前記飲料容器から飲料が流出する飲料流路(36)を有し、前記本体を貫通する貫通孔(34)の内壁面に密接して長手方向摺動可能な吐出管(41)と、人の操作によって前記吐出管を前記貫通孔内で長手方向に摺動させる操作部(51)と、中心軸に直行する平面で切った断面が円形であり、該中心軸に平行な平面で切った断面が前記飲料容器方向に広がるテーパ状の内側面を有し、前記本体に前記貫通孔に対して同心状かつ前記飲料容器側に装着されるスリーブ(37)と、前記スリーブの内側面に圧接して加圧ガスの流路を閉鎖可能な第1シール部(38a)を有する第1のシールリング(38)と、前記第1のシールリングの第2シール部(38b)に圧接して飲料の前記飲料流路を閉鎖可能な弁部材(45)と、前記スリーブのテーパ状の内側面に加える付勢力を前記第1のシールリングに与える第1弾性体(47)と、前記第1のシールリングの第2シール部に加える付勢力を前記弁部材に与える第2弾性体(48)とを有し、
前記吐出管の周側面に凹部(61)が形成されてなり、前記第2シール部と前記弁部材の弁座(45a)との間に隙間があるとき、前記凹部と前記貫通孔の内壁面の間に形成される空間部(62)と前記加圧ガス流入路が連通し且つ前記第1シール部と前記スリーブの間の開口を通して前記空間部と飲料容器上部空間が連通し、前記弁部材に当接可能な前記吐出管の下端面(41a)が前記本体に最も近づいた状態で、前記水流入路と前記飲料流路が連通することを特徴とする。
【0010】
本発明において、飲料流路を有する吐出管は、洗浄用の水を導入する水流入路を有する吐出器本体に設けられた貫通孔の内面を密接に摺動することによって、第1
のシールリングがテーパ形のスリーブ内側面及び弁部材に圧接して加圧ガスの流路及び飲料流路をそれぞれ塞ぎ、弁部材に当接可能な吐出管の一端が本体に最も近づいた状態で、水流入路と飲料流路が連通するので、飲料容器内の飲料が流出しないときに吐出器を飲料容器から取り外すことなく、該吐出器に水を導き、飲料流路内に残存している飲料を外部に排出し、飲料流路内を洗浄することができる。
【0011】
本発明に係る飲料吐出装置用洗浄システムは、前記吐出器と、その水流入路と連通すべく接続された水供給管(12)と、水供給管に設置された開閉自在な第1バルブ(16a)と、該第1バルブと吐出器間において水供給管に接続され、吐出器にガスを供給するパージガス流路(14)と、該パージガス流路に設置された開閉自在な第2バルブ(16b)とを有することを特徴とする。
【0012】
本発明において、飲料流路に水を供給可能な吐出器に水供給管が接続され、水供給管にはパージガス流路が接続され、水とガスの供給は第1及び第2バルブの開閉で切り替えできるので、飲料容器内の飲料が流出しないときに吐出器を飲料容器から取り外すことなく、該吐出器に水を導き、飲料流路内に残存している飲料を外部に排出し、飲料流路内を洗浄し、その後ガスを導いて水をバージすることができる。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、吐出に際して飲料が流れる部分の洗浄を吐出器を飲料容器に装着した状態で簡便かつ衛生的に行うことができる吐出器及び飲料吐出装置用洗浄システムを提供できる。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、添付図面を参照ながら本発明の一実施形態に係る吐出器及び該吐出器を有する飲料吐出装置用洗浄システムついて詳細に説明するが、本発明は、これに限定されて解釈されるものではなく、本発明の範囲を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づいて、種々の変更、修正、改良を加え得るものである。なお、図において同一構成部材については同一符号を用いた。
【0016】
(吐出器)
図1は、本発明の一実施形態に係る吐出器を示す。この吐出器3は、飲料容器としてのビール樽2に加圧ガス(例えば炭酸ガス)を導入し、その加圧ガスの圧力でビール樽2内の飲料を取り出すものである。吐出器3は、吐出器ケース35によってビール樽2の口部2aに装着される。吐出器3の本体31は、容器内の飲料が押し出される方向(
図1において紙面の下から上方向)に貫通する貫通孔34を有し、その内壁面に密接して長手方向摺動可能に吐出管41が貫通孔34に挿入されている。
吐出器3は、レバー51によって、吐出位置(飲料を押し出すことができる位置)と飲料の吐出を止めて洗浄する位置(洗浄位置)との間で操作することができる。
図1は洗浄位置の状態を示す。
【0017】
レバー51は、その1端に設けられた支軸51aと、他端に設けられた把持部51bと、支軸51aと把持部51bとの間に設けられた作用部51cとを備えている。支軸51aは本体31に回転自在に支持される。このため、レバー51は、支軸51aを中心として上下方向に揺動可能である。レバー51は、把持部51bが支軸51bとは吐出管41を挟んで反対の側に位置し、かつ作用部51cが吐出管41の係合溝(図示せず)と噛み合うように本体31に取り付けられる。このように作用部51cと吐出管41の係合溝とを噛み合わせることにより、レバー51の上下方向への揺動に伴って吐出管41を上下方向に動かすことができる。
【0018】
図2は、
図1のA-A線矢視断面図である。吐出器3は、上端部につば部を有する吐出器ケース35がビール樽2の口部2aに取り付けられる。吐出器ケース35には、ビール樽2との気密が保たれるようにシールされた状態でスリーブ37が装着される。スリーブ37は、その中心軸に直行する平面で切った断面が円形であり、該中心軸に平行な平面で切った断面が下方向に広がるテーパ形状の内側面37aを有する。
【0019】
図2では、第1
のシールリング38は第1弾性体である第1スプリング47によって上方に付勢力を受けているので、スリーブ37のテーパ状の内側面37aを押圧する。このため、スリーブ37の下部側面に設けられているスリット37bを通過したビール樽2内の加圧ガスは、ここでその流出が阻止される。
本体31は、貫通孔34とスリーブ37が同心状にスリーブ37の上部に装着される。このとき、第2のシールリング39によって、本体31とスリーブ37の境界における内部(加圧ガス又は洗浄水経路)と外部のシールが保たれる。
【0020】
吸込管46は、上端部につば部を有する円筒形状の管であり、つば部の下面から第1スプリング47によって上方向の付勢力を第1
のシールリング38に与える。また、吸込管46と同心状
に吸込管46中に配置される弁部材45は、第2弾性体である第2スプリング48によって第1
のシールリング38の第2シール部38bに弁座45aを押圧する付勢力が与えられる。そして、洗浄位置にある
図2では、第2シール部38bと弁座45aとの隙間は、付勢力によって閉ざされているので、吸込管46から飲料流路36へのビールの流れは生じない。
【0021】
また、弁部材45は、その弁座45aが第1のシールリング38の第2シール部38bに当接しているので、第2スプリング48から上方向の付勢力を受けているにもかかわらず、吐出管41の下端面41aと離れると上方向への移動を停止する。
図1にて説明したように、レバー51の上方向への揺動に伴って吐出管41が上方向に動くことによって、吐出管41の下端面41aと弁部材45との接触が解除され、弁座45aの上面と吐出管41の下端面41aとの間に空隙が生じる。
吐出管41の下端には、その周囲と中心部との液体の流れが可能なスリット36bが形成されているので、ビールの吐出が終了したとき、上記空隙(飲料流路36)にはビールが残存するが、水流入路33と該空隙は連通しているので、洗浄モードになり洗浄水を供給すると、残存していたビールを洗浄水とともに飲料流路36から吐出器3の外部へ排出することができる。
加圧ガス流入路32は貫通孔34に導かれる。対応する吐出管41の
周側面に凹部61が形成されているので、
該凹部と貫通孔34の内壁面との間に空間部62が形成される。洗浄モードでは、
図2に示すように、吐出管41の外周が
凹部61の上部と下部において、それぞれ貫通孔34の内壁面に設けられたOリング31a,31aによってシールされている。このため、加圧ガス流入路32中の加圧ガスは、空間部62には充満するが、Oリング31aによりその流れは塞ざされ、飲料流入路との連通が阻止される。
【0022】
図3は、
図2と同様な断面図であるが、
図1に示すレバー51が吐出位置にある状態である。図
3では、吐出管41は本体31に対して下方向に移動しており、下端面41aは、弁部材45の上面を押圧し、弁部材45を下方向に押し下げている。第1
のシールリング38も同様に、吐出管41に取り付けられ、吐出管41とともに下方向に移動する第3
のシールリング
40によって押圧される
。そして、吐出位置では、第2シール部38bと弁座45aとの間に隙間ができるように第3
のシールリング
40の取り付け位置が決められている。
【0023】
さらに、第3のシールリング40から加えられた下方向の力は、第1スプリング47の上方向への付勢力に抗して、テーパ形の内側面37aと第1のシールリング38の第1シール部38aとの間に隙間が生じるように第3のシールリング40の取り付け位置は定められている。
加圧ガス流入路32から流入する加圧ガスは、吐出管41の移動によって吐出管41の外周面と本体31の貫通孔34に取り付けられたOリング31aとの間に生じた空間部
62から下方向に流れ、テーパ形の内側面36aと第1のシールリング38の第1シール部38aとの間に生じた隙間を通って更に下方向に流れ、スリーブ37の下部側面に設けられたスリット37bを通って、飲料容器2の上部に流れ込み、飲料に圧力を与える。
【0024】
このため、ビールは加圧ガスの圧力によって吸込管46から入り、第1
のシールリング38の第2シール部38bと弁部材45の弁座45aとの間に生じた隙間を通って飲料流路36に流れ、吐出器3の外へ押し出される。吐出管41は、飲料容器から押し出されたビールが通る飲料流路36を、その中心部に長手方向に有する。
【0025】
本実施形態の吐出器3は、上記のような構成であるので、吐出位置では洗浄水が飲料流路36に流入せず、洗浄位置では、水流入路33と飲料流路36が、飲料流路36の最もビール樽2側に生じた空隙と連通するので、外部から水流入路33に水を導入することによってビール樽2から取り外すことなく吐出器3内の飲料流路36を洗浄することができる。
【0026】
(飲料吐出装置用洗浄システム)
図4は、本発明の一実施形態に係る飲料吐出装置用洗浄システムの全体構成を示す。
まず、通常時、つまり、サーバにビールが供給される態様を
図4を参照して説明する。ガスボンベ6中の高圧ガス(炭酸ガス)は、減圧弁7によって減圧されガス供給通路8を通って飲料容器であるビール樽2に供給される。ビール樽2内のビールは、炭酸ガスの圧力によってビール樽2内の下部に設けられている吸込管(
図3参照)から吐出器3及び飲料吐出通路であるビール吐出通路4を通ってサーバ5に供給される。ビールは、サーバ5内で冷却された後、ノズル5aからビールジョッキなどに注がれる。
【0027】
本発明に係る飲料吐出装置用洗浄システムは、上記の飲料吐出装置に次の構成を有する。まず、水供給管12は、その一端が水供給源15である工業用あるいは家庭用水道元栓に接続され、他端が吐出器3の水流入路33と連通するように吐出器3と接続される。
水供給管12には開閉自在な第1バルブである第1ソレノイドバルブ16aが設置され、該第1ソレノイドバルブ16aと吐出器3の間のいずれかの位置において、吐出器3中の飲料流路36にパージするガスを供給するパージガス流路14が接続される。また、パージガス流路14には開閉自在な第2バルブ16bである第2ソレノイドバルブ16bが設置される。第1ソレノイドバルブ16aと第2ソレノイドバルブ16bの作動は、制御盤16内に配置された制御回路(図示せず)によってコントロールされる。
【0028】
飲料吐出装置用洗浄システム1は、吐出器3の水流入路33に接続された水供給管12と、ガス供給通路8から分岐し水供給管12に繋がるパージガス流路14を備える。さらに、水供給管12には、水供給管12とパージガス流路14との接続部12aより水供給源15側に第1バルブである第1ソレノイドバルブ16aが取り付けられ、パージガス流路14には第2バルブである第2ソレノイドバルブ16bが取り付けられる。第1ソレノイドバルブ16aと第2ソレノイドバルブ16bの開閉は制御盤16にてコントロールされる。
表1は、本実施形態に係る飲料吐出装置用洗浄システム1の使用状態と吐出器3のレバー51、第1ソレノイドバルブ16aと第2ソレノイドバルブ16bの開閉状況を示す表である。
【0030】
表1において、レバー51の「ON」は「吐出位置」、「OFF」は「洗浄位置」を示し、第1ソレノイドバルブ16aと第2ソレノイドバルブ16bの「ON」「OFF」は、それぞれ「開」「閉」を示す。
ビール吐出の状態では、レバー51は吐出位置にあり、第1及び第2ソレノイドバルブ16a,16bはいずれも閉じられている。ビール吐出が終了するとオペレータは手動でレバー51を「OFF」、つまり「洗浄位置」に切り替える。このことによって、表1に示す「洗浄前状態」となる。
【0031】
この「洗浄前状態」のときに、制御盤16のスイッチを「ON」にすると表1の洗浄モードに切り替わる。つまり、第1ソレノイドバルブ16aが開き、水が吐出器3に入り、飲料流路36中に残っているビールを粕とともに洗い出す。吐出器3から排出したビールや粕を含んだ水は、ビール吐出通路4を通ってサーバ5へ入り、ノズル5aから排出される。このことによって、ビール吐出通路4は洗浄され、サーバ5内のU字形に曲がったチューブも洗浄される。
【0032】
一定時間水で洗浄したのち、炭酸ガスによる洗浄モードに切り替わる。つまり、第1ソレノイドバルブ16aは「閉」になり、同時に第2ソレノイドバルブ16bは「開」となる。このことによって、水の供給が停止され、代わりに炭酸ガスが吐出器3へ供給される。加圧ガスである炭酸ガスは、飲料流路36(吐出器3)中の水を押し出し、さらに、ビール吐出通路4やサーバ5中の水もノズル5aから押し出す。所定時間後、自動的に洗浄完了モードとなる。つまり、第2ソレノイドバルブ16bが「閉」となり、洗浄は終了する。つまり、従来煩雑であった飲料注出装置の洗浄が、制御盤のスイッチを1回押すだけで水洗浄のみならず、ガスによる水分のパージも含めてできる。
【0033】
(スポンジボール投入器)
図5は、本発明の第2実施形態に係るの飲料吐出装置用洗浄システム10において使用するスポンジボール投入器55を示し、(a)は投入器本体56、(b)は挿入部材57を示す。
スポンジボール投入器55は、投入器本体56と挿入部材57とからなり、本体56には挿入部材57が挿入可能な貫通孔56bと、貫通孔56bと直行し、吐出器3から押し出された飲料流体や洗浄水あるいはパージガスが流れる貫通孔56aを有する。挿入部材57は、投入器本体56に装着して、貫通孔56aと連通して洗浄水あるいはパージガスを流す第1の孔58と、第1の孔58と平行に第2の孔59が設けられている。
【0034】
図6は、
図5に示すスポンジボール投入器55の断面図であり、(a)は
図5(a)のA-A線矢視断面図、(b)は
図5(b)のB-B線矢視断面図、(c)は
図5(c)のC-C線矢視断面図である。
図6(b)、(c)に示すように、第1の孔58は円柱形状の貫通穴であるのに対して第2の孔59は、その中間に内径を狭めるように段差59aを有する。該段差59aによって、第2の孔58に収容されたスポンジボールSは、その段差59aが障害となるので、段差59aのない1の方向だけから出ることができる。本実施例では段差59aを設けたが、第2の孔59は第1の孔58と同様に円柱形状の貫通穴とすることもできる。この場合には、例えばスポンジボールSの弾力性によって第2の孔59に該スポンジボールSを配置する。
【0035】
図7は、スポンジボール投入器55を備える飲料吐出装置用洗浄システム10の構成説明図である。本実施態様では、スポンジボール投入器55は、吐出器3の吐出管41に飲料流路36と貫通孔56aが繋がるように取り付けられる。貫通孔56aのもう一方の開口はビール吐出通路4の一端に連結される。他の構成は飲料吐出装置用洗浄システム1と同じであるので省略する。
【0036】
上記のような構成の飲料吐出装置用洗浄システム10では、飲料を吐出するときには、挿入部材57を貫通孔56b内で摺動させて、飲料流路36から流出した飲料が第1の孔58を通るようにし、洗浄時には、第2の孔59にスポンジボールを入れた後、挿入部材57を貫通孔56b内で摺動させて、飲料流路36から流出した飲料が第2の孔59を通るようにする。このようにして上記にて説明した水による飲料流路36及びビールが流れた通路4,5の洗浄を行うと、スポンジボールは水圧によって第2の孔59から押し出され、ビール吐出通路4の内面を接触摩擦により洗いながら通って、サーバ5へ入り、さらに水だけでは汚れが落ちにくいサーバ5内のU字形に曲がったチューブ内面の汚れを効果的に落とすことができる。このことは、サーバ5からジョッキに注がれたビールに粕が入るというようなことが防止できるので、商品の品質向上に貢献できる。
【0037】
以上説明したように、本発明の飲料吐出装置用洗浄システム1,10によれば、吐出器3に水供給管12とパージガス流路14が接続され、水とガスの供給が第1及び第2バルブの開閉で自動的にできるので、飲料容器2に吐出器3を装着した状態で、吐出器3に水を所定時間導いて飲料流路36内を洗浄し、その後ガスを所定時間導いて水をバージすることが可能になる。このことによって、システムの洗浄効率が向上し、洗浄作業の容易化及び時間短縮を達成できる。さらに、容易に洗浄可能なため洗浄頻度を増やすことができるので注出する飲料の品質が向上する。