(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5964699
(24)【登録日】2016年7月8日
(45)【発行日】2016年8月3日
(54)【発明の名称】金属製メッシュ成形体の製造方法
(51)【国際特許分類】
B21F 27/18 20060101AFI20160721BHJP
【FI】
B21F27/18 Z
【請求項の数】1
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2012-189624(P2012-189624)
(22)【出願日】2012年8月30日
(65)【公開番号】特開2014-46321(P2014-46321A)
(43)【公開日】2014年3月17日
【審査請求日】2015年7月31日
(73)【特許権者】
【識別番号】000230386
【氏名又は名称】日本ラインツ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000811
【氏名又は名称】特許業務法人貴和特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】岡野 智晃
【審査官】
塩治 雅也
(56)【参考文献】
【文献】
特開2001−071081(JP,A)
【文献】
特開2002−070534(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B21F 27/18
B01D 39/20
B01D 46/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
貫通穴を有する板状の金属製メッシュ成形体を作る為、
金属線を帯状メッシュに加工した第一中間素材を成形し、
次いで、この第一中間素材に波形加工を施して第二中間素材を成形し、
次いで、この第二中間素材を、この第二中間素材の波形の山部分同士が角度を成した状態で重なる様に加工して第三中間素材を成形し、
次いで、この第三中間素材を円柱状に丸めて第四中間素材を成形し、
次いで、前記貫通穴の内側面に沿う形状の外周面を有する金型を、円柱状の前記第四中間素材に挿通し、
その後、前記金型を前記第四中間素材に挿通した状態でプレス加工を施して、前記金属製メッシュ成形体とする事を特徴とする金属製メッシュ成形体の製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、金属製メッシュ成形体の製造方法の改良に関する。具体的には、貫通穴を有する板状(例えば、円盤状、矩形板状)の金属製メッシュ成形体の製造方法に関して、この貫通穴の設計の自由度を向上できると共に、高品質な金属製メッシュ成形体を低コストで製造する事を意図したものである。
【背景技術】
【0002】
従来から各種機械装置に組み込まれる緩衝材、或いはフィルタとして金属製メッシュ成形体が用いられている。例えば、特許文献1には、エレベーター巻上機等のディスク形電磁ブレーキ装置に、制動時のディスク同士の衝突のエネルギーの緩和、及び衝撃音の低減を図る為の緩衝材として、金属製メッシュ成形体を組み込んだ構造が記載されている。又、特許文献2には、自動車の衝突事故の際に乗員を保護する為のエアバッグ装置に、インフレータ用のフィルタとして、金属製メッシュ成形体を組み込んだ構造が記載されている。更に、特許文献3には、ディーゼルエンジンの排気中に含まれる粒子状物質(Particles Mater)を除去する為の排気浄化装置に、フィルタとして、金属製メッシュ成形体を組み込んだ構造が記載されている。この様な各種機械装置に、緩衝材、或いはフィルタとして組み込まれる金属製メッシュ成形体は、これら各種機械装置の仕様に合わせた形状が求められる。
【0003】
図4は、金属製メッシュ成形体の従来構造の1例を示している。この金属製メッシュ成形体1は、全体が円盤状であり、中間部の円周方向等間隔4箇所位置に貫通穴2、2を有している。この様な金属製メッシュ成形体1を造る場合、例えば、プレス加工等により円盤状のメッシュ成形体を造り、このメッシュ成形体に打抜き加工を施す事により各貫通穴を形成する方法が考えられる。但し、この様な製造方法の場合、これら各貫通穴の内側面に、ほつれの原因となる金属線の端部(切断部)が生じてしまう。この為、金属製メッシュ成形体の品質が低下してしまう。尚、前記金属製メッシュ成形体1の中央部に形成された略菱形状貫通穴3、及び前記各貫通穴2、2同士の円周方向中間部の外端寄り部分に形成された略三角形状貫通穴4、4は、意図的に形成されるものではなく、後述する別例の製造工程の都合により形成されるものである。
【0004】
そこで、前記金属製メッシュ成形体1の各貫通穴2、2の内側面に、金属線の端部(切断部)が生じる事を防止すべく、例えば、次の様な前記金属製メッシュ成形体1の製造方法が考えられる。
先ず、複数本の金属線(例えば、ステンレス線)を、例えば、メリヤス編み、平織り等により、
図5(a)に示す様な帯状メッシュ素材5に加工する。尚、この帯状メッシュ素材5の厚さは、適宜設計的に決定する。
【0005】
次いで、この帯状メッシュ素材5を、円筒状に丸めて、
図5(b)に示す様な大径円筒状部材6を形成する。更に、この帯状メッシュ素材5を円筒状に丸めて、全部で4個の、
図5(c)に示す様な小径円筒状部材7、7を形成する。尚、前記金属製メッシュ成形体1を製造する場合、これら各小径円筒状部材7、7を、外径が異なる2種類の円筒状部材を径方向に重畳させた状態で形成している。但し、各小径円筒状部材を単一の円筒状部材により構成しても良い。
【0006】
次いで、
図5(d)に示す様に、前記大径円筒状部材6の内側に、前記各小径円筒状部材7、7を配置して中間組立体8を組み立てる。この際、前記大径円筒状部材6の内周面と、これら各小径円筒状部材7、7の外周面との当接部{
図5(d)にX
1で示す部分}、及びこれら各小径円筒状部材7、7同士の当接部{
図5(d)にX
2で示す部分}に溶接を施す。
【0007】
次いで、前記中間組立体8に、
図5(e)に示す様な金型9によるプレス加工を施して、前記金属製メッシュ成形体1を成形する。この金型9は、受型10と押型11とを備える。このうちの受型10は、第一の受型12と、第二の受型13とを備える。この第一の受型12は、前記金属製メッシュ成形体1の外径寸法とほぼ同じ内径寸法を有し、その内側に前記中間組立体8を配置可能な、円筒状部材である。
【0008】
一方、前記第二の受型13は、円盤状の基部14と、複数個の杆状部15、15とから成る。これら各杆状部15、15は、この基部14の一側面{
図5(e)の上側面}の径方向中間部の円周方向等間隔4箇所位置(前記中間組立体8を構成する小径円筒状部材の内周面と整合する位置)に、この一側面から一方に突出した状態で設けている。又、前記押型11は、全体が円柱状であり、その中間部の前記第二の受型13の各杆状部15、15と整合する位置に、これら各杆状部15、15を挿通可能な貫通穴16、16を有している。
【0009】
そして、前記中間組立体8を構成する各小径円筒状部材7、7の内側に、前記第二の受型13の各杆状部15、15を挿通した状態で、前記中間組立体8を前記基部14の一側面上に配置する。又、この状態で、前記第一の受型12を、この中間組立体8の外側に配置する。
この様に前記受型10に前記中間組立体8をセットした状態で、前記押型11により、この中間組立体8の上面を押圧する(プレス加工を施す)。この様にして、この中間組立体8を前記金属製メッシュ成形体1(
図4参照)に成形する。
【0010】
この様な製造方法の場合、金属製メッシュ成形体1の各貫通穴2、2の内側面に、各金属線の端部(切断部)が生じない。但し、前記大径円筒状部材6と、4個の前記各小径円筒状部材7、7とが必要である。この為、部品点数が嵩むと共に、これら大径、小径両円筒状部材6、7を組み合わせる面倒な組立作業、及び溶接作業が必要となってしまう。その結果、製造コストが嵩んでしまう。
又、前記各貫通穴2、2の形状が、前記各小径円筒状部材7、7の内周面の形状にほぼ限定されてしまう(前記第二の受型13の各杆状部15、15の外形寸法を変える事により、前記各貫通穴2、2の内径寸法を変更する程度は可能である)。この為、前記各貫通穴7、7の設計の自由度が低い。
更に、前述した様に、前記金属製メッシュ成形体1には、製造工程の都合により前記略菱形状、三角形状各貫通穴3、4が形成されてしまう。この為、前記金属製メッシュ成形体1の密度にばらつきが生じて、品質が低下してしまう。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0011】
【特許文献1】特開2003−184919号公報
【特許文献2】特開2004−66921号公報
【特許文献3】特開2005−299486号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
本発明は、上述の様な事情に鑑みて、貫通穴を有する板状(例えば、円盤状、矩形板状)の金属製メッシュ成形体の製造方法に関して、前記貫通穴の設計の自由度を向上できると共に、高品質な金属製メッシュ成形体を低コストで製造できる製造方法を実現すべく発明したものである。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明の金属製メッシュ成形体の製造方法は、貫通穴を有する板状の金属製メッシュ成形体を対象としている。
この様な金属製メッシュ成形体を造る為の本発明の製造方法は、先ず、金属線を帯状メッシュに加工して第一中間素材を成形する。
次いで、この第一中間素材に波形加工を施して第二中間素材を成形する。
次いで、この第二中間素材を、この第二中間素材の波形の山部分同士が角度を成した状態で重なる様に加工して(例えば、折り曲げ、又は切断して重ねる等して)第三中間素材を成形する。
次いで、
この第三中間素材を円柱状に丸めて第四中間素材を成形する。
次いで、前記貫通穴の内側面に沿う形状の外周面を有する金型を、
円柱状の前記第四中間素材に挿通
する。
その後、前記金型を前記第四中間素材に挿通した状態でプレス加工を施して、前記金属製メッシュ成形体とする。
尚、必要に応じて、前記第四中間素材の周囲を、前記金属製メッシュ成形体の外周面に見合う内周面を有する受型により覆う。
【発明の効果】
【0014】
前述の様な構成を有する本発明の金属製メッシュ成形体の製造方法によれば、金属製メッシュ成形体の貫通穴の設計の自由度の向上を図れて、且つ、高品質な金属製メッシュ成形体を低コストで製造できる。
先ず、金属製メッシュ成形体の貫通穴の設計の自由度の向上を図れる理由は、この貫通穴の内側面の形状に合わせた金型によりこの貫通穴を形成するからである。即ち、本発明の場合、所望の貫通穴の形状に合わせた各種金型を用意しておけば、この金型を交換するだけで、様々な形状、個数の貫通穴を金属製メッシュ成形体に形成する事ができる。
【0015】
又、高品質な金属製メッシュ成形体を製造できる理由は、本発明の製造方法により造られる金属製メッシュ成形体は、前述した従来の金属製メッシュ成形体1(
図4参照)の前記略菱形状、三角形状各貫通穴3、4の様に、製造工程の都合により形成される貫通穴が存在しないからである。この為、全体の密度のばらつきを抑えた、高品質な金属製メッシュ成形体を製造できる。又、低コストで製造できる理由は、本発明の製造方法の場合、前述した従来の金属製メッシュ成形体の製造方法の様に、前記大径円筒状部材6(
図5参照)と、複数個の小径円筒状部材7、7とを組み合わせる必要がないからである。この為、部品点数を減らせると共に、面倒な組立作業、及び溶接作業を行う必要がない。その結果、金属製メッシュ成形体を低コストで製造できる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】本発明の実施の形態の1例を示す、金属製メッシュ成形体の図面代用写真。
【
図2】同じく、金属製メッシュ成形体の製造方法の工程を説明する為の図。
【
図3】同じく、本発明の対象となる金属製メッシュ成形体の貫通穴の形状を変えた別例を示す図。
【
図4】従来構造の金属製メッシュ成形体の図面代用写真。
【
図5】従来構造の金属製メッシュ成形体の製造方法の工程を説明する為の図。
【発明を実施するための形態】
【0017】
図1〜2は、本発明の実施の形態の1例を示している。本例の金属製メッシュ成形体の製造方法は、貫通穴を有する板状(例えば、円盤状、矩形板状)の金属製メッシュ成形体を対象としている。具体的には、
図1に示す金属製メッシュ成形体1aの様に、全体が円盤状であり、径方向中間部(本例の場合、中間部の円周方向等間隔4箇所位置)に貫通穴2a、2aを有するものを対象としている。
【0018】
上述の様な金属製メッシュ成形体1aを造る為の本例の製造方法は、先ず、複数本の金属線(例えば、ステンレス線等)を、例えば、メリヤス編み、平織り等により帯状メッシュに加工して、
図2(a)に示す様な第一中間素材17を成形する。
次いで、この第一中間素材17に波形加工を施して第二中間素材18を成形する。本例の場合、波形の山部分19、19{
図2(b)、(c)に破線で示す部分}、及び谷部分20、20{
図2(b)、(c)に一点鎖線で示す部分}を、前記第一中間素材17の短辺と平行な方向{
図2(b)(2)の鎖線αの方向}に対して所定の角度だけ傾斜した状態で形成している。尚、
図2(b)、(c)は、波形加工により形成する波形の振幅、波長を比較的大きくした例を示している。この様な波形の性状は、適宜設計的に選択する。又、波形加工は、プレス加工、ロール加工等、従来から周知の方法により行う事ができる。
【0019】
次いで、前記第二中間素材18を、
図2(b)(2)の鎖線αを中心に、一方の半部(鎖線αよりも右側部分)が、他方の半部(鎖線αよりも左側部分)に重なる様に折り曲げて、
図2(c)に示す様な、第三中間素材21を成形する。この様に折り曲げた状態で、前記第二中間素材18の一方の半部に存在した波形の山部分19、19(又は谷部分20、20)と、他方の半部に存在した波形の山部分19、19(又は谷部分20、20)とが、
図2(c)に示す様に互いに角度を成した状態(交差した状態)で重なっている。即ち、上述の様に折り曲げた状態で、前記第二中間素材18の一方の半部に存在した波形の山部分19、19(又は谷部分20、20)と、他方の半部に存在した波形の谷部分20、20(山部分19、19)とが重なる事はない。この様にして前記第二中間素材の18の一方の半部と、他方の半部との間に、重畳方向{
図2(c)(1)の上下方向、
図2(c)(2)の表裏方向}に関する隙間22を設けられる。
【0020】
次いで、前記第三中間素材21を円柱状に丸めて、
図2(d)に波形状等を省略して模式的に示す、第四中間素材23を成形する。この際、必要に応じて、前記第三中間素材21の円周方向一端部{円柱状に丸めた状態で径方向外方の端部で、
図2(d)のX
3部分}に溶接を施す。
次いで、前記第四中間素材23に、
図2(e)に示す様な、金型9aによるプレス加工を施して、前記金属製メッシュ成形体1a(
図1参照)を成形する。尚、この金型9aは、前述した従来構造の金型9{
図5(e)参照}と比べて、受型10aを構成する第二の受型13aの各杆状部15a、15aの一端(
図2の上端)寄り部分の形状を、先端に向かう程、その外径が小さくなる円錐状にした点で異なる。その他の前記金型9aの構造は、前述した従来構造の金型9{
図5(e)参照}とほぼ同様である。
【0021】
本例の場合、前記第四中間素材23を、その中間部に、前記第二の受型13aの各杆状部15a、15aを挿通した状態で、この第二の受型13aの基部14aの一側面上に配置する。又、この状態で、前記第四中間素材23の外側に、第一の受型12aを配置する。尚、この第四中間素材23の中間部に、前記第二の受型13aの各杆状部15a、15aを挿通する作業は、これら各杆状部15a、15aの一端部により、前記第四中間素材23を構成する帯状メッシュ部分同士の径方向に関する隙間(前記第三中間素材21の隙間22に相当する部分)を掻き分ける様にして行う。
この様に前記受型10aに前記第四中間素材23をセットした状態で、前記各杆状部15a、15aを挿通する為の貫通孔16a、16aを備えた押型11aにより、前記第四中間素材23の上面を押圧して(プレス加工を施して)、この第四中間素材23を前記金属製メッシュ成形体1aに成形する。
【0022】
上述の様な本例の金属製メッシュ成形体の製造方法によれば、前記金属製メッシュ成形体1aの貫通穴2a、2aの設計の自由度の向上を図れて、且つ、高品質な金属製メッシュ成形体1aを低コストで製造できる。
先ず、前記金属製メッシュ成形体1aの貫通穴2a、2aの設計の自由度の向上を図れる理由は、前記第二の受型13aによりこれら各貫通穴2a、2aを形成しているからである。即ち、本例の製造方法により成形する金属製メッシュ成形体1aの貫通穴2a、2aの形状を、例えば、
図3に示す金属製メッシュ成形体1b、1c、1dの各貫通穴2b、2c、2dの様な形状に変える場合、これら各貫通穴2b、2c、2dの内側面に沿う形状の杆状部を有する第二の受型を用意しておけば、第二の受型を交換するだけで、前記各貫通穴2b、2c、2dを金属製メッシュ成形体に形成する事ができる。
【0023】
又、高品質な金属製メッシュ成形体を製造できる理由は、本例の製造方法により造られる金属製メッシュ成形体1aの場合、前述した従来の金属製メッシュ成形体1(
図4参照)の前記略菱形状、三角形状各貫通穴3、4の様に製造工程の都合により形成される貫通穴が存在しないからである。この為、全体の密度のばらつきを抑えた、高品質な前記金属製メッシュ成形体1aを製造できる。
【0024】
又、低コストで製造できる理由は、本例の製造方法の場合、前述した従来の金属製メッシュ成形体の製造方法の様に、前記大径円筒状部材6(
図5参照)と、複数個(4個)の前記各小径円筒状部材7、7とを組み合わせる必要がないからである。この為、部品点数を減らせると共に、面倒な組立作業、及び溶接作業を行う必要がない。その結果、前記金属製メッシュ成形体1aを低コストで製造できる。
【産業上の利用可能性】
【0025】
本発明の製造方法によれば、前述した実施の形態の1例で示した構造以外の金属製メッシュ成形体1aを造る事もできる。金属製メッシュ成形体の形状を変えたい場合には、受型の形状(第一の受型の内側面の形状、第二の受型の基部の形状)、及び押型の形状を、製造する金属製メッシュ成形体の形状に合わせて変えれば良い。又、前述した様に、第二の受型の各杆状部の形状を変える事により、金属メッシュ成形体に形成する貫通穴の形状を変える事もできる。
又、前述した実施の形態の1例で示した製造方法のうち、前記第二中間素材18を折り曲げて、前記第三中間素材21を形成する工程は、折り曲げる以外にも、複数に分割(切断)した第二中間素材を、これら各第二中間素材の波形の山部分(又は谷部分)同士が、互いに角度を成した状態になる様に重ねても良い。
【符号の説明】
【0026】
1、1a、1b、1c、1d 金属製メッシュ成形体
2、2a、2b、2c、2d 貫通穴
3 菱形状貫通穴
4 三角形状貫通穴
5 帯状メッシュ素材
6 大径円筒状部材
7 小径円筒状部材
8 中間組立体
9、9a 金型
10、10a 受型
11、11a 押型
12、12a 第一の受型
13、13a 第二の受型
14、14a 基部
15、15a 杆状部
16、16a 貫通穴
17 第一中間素材
18 第二中間素材
19 山部分
20 谷部分
21 第三中間素材
22 隙間
23 第四中間素材