(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【背景技術】
【0002】
近年、キッチンなどにおいて、複数のキャビネットを壁などに沿って並べた収納ユニットが設置されることが多い。このような収納ユニットでは、美観の観点からは、奥行寸法が同一のキャビネットを並べるのが好ましい。しかしながら、種々の理由により、奥行寸法が互いに異なるキャビネットを組み合わせて配置しなければならないことがある。奥行寸法が異なる2つのキャビネットを隣接して配置すると、奥行寸法の大きいキャビネットの側板が露出して段差ができてしまうため、美観および安全性の観点から好ましくない。このような問題を解消できる手段として、特許文献1では、奥行寸法の異なる2つのキャビネットの間に、2つの側板の奥行寸法が互いに異なるキャビネットを配置することが提案されている。
【0003】
図8は、特許文献1に記載のキャビネット10を示す斜視図である。
図8に示されるように、キャビネット10は、奥行寸法D1の大きいキャビネット20と奥行寸法D2の小さいキャビネット30との間に配置されている。キャビネット10の一方の側板11の奥行寸法は、隣接するキャビネット20の側板の奥行寸法D1と同じである。また、キャビネット10の他方の側板12の奥行寸法は、隣接するキャビネット30の側板の奥行寸法D2と同じである。したがって、側板11の奥行寸法は、側板12の奥行寸法よりも大きい。正面扉13は、2つの側板11,12の前端部を繋いでできる平板状の扉であり、奥行寸法が短い側板12の前端部で回動可能に軸支されている。
【0004】
図8に示されるように、正面扉13を閉じた状態のとき、正面扉13は、背板14に対して平行ではなく、傾斜している。したがって、奥行寸法の異なる2つのキャビネット20,30の間にキャビネット10を配置することで、各キャビネットの前面が滑らかに連続するため、前述の美観および安全性の問題を解消することができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
図9は、特許文献1に記載のキャビネット10の使用態様の例を示す、キャビネット10の水平方向の断面図である。
【0007】
まず、特許文献1に記載のキャビネット10の使用態様としては、
図9Aに示されるように、奥行を最大限に利用して台形状の棚板15を設置することが考えられる。しかしながら、このように大きな棚板15を設置してしまうと、奥に置いた被収納物に手が届きにくくなってしまう。
【0008】
そこで、被収納物に手を届きやすくするため、
図9Bに示されるように、棚板15の奥行きを小さくする代わりに、正面扉13の裏側に収納部16を設けることが考えられる。しかしながら、特許文献1に記載のキャビネット10では、収納部16の形状が三角形状になってしまうため、収納部16の隅の空間を有効に利用することができない。
【0009】
一方、使いやすさだけに着目するのであれば、
図9Cに示されるように、正面扉13の裏側に収納部16を設けずに、棚板15の奥行きを小さくすることも考えられる。しかしながら、このように棚板15を小さくしてしまうと、収納容量が低減してしまう。
【0010】
以上のように、特許文献1に記載のキャビネット10では、使いやすさと収納容量とを両立させることが困難であった。
【0011】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、2つの側板の奥行寸法が異なるキャビネットであって、使いやすさと収納容量とを両立できるキャビネットを提供することを目的とする。また、本発明は、このキャビネットを含む収納ユニットを提供することも目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明者は、正面扉の形状を所定の形状とすることで、上記課題を解決できることを見出し、さらに検討を加えて本発明を完成させた。
【0013】
すなわち、本発明は、以下のキャビネットおよび収納ユニットに関する。
[1]第1の側板と、前記第1の側板と平行に配置された第2の側板と、前記第1の側板および前記第2の側板の後端部に、前記第1の側板および前記第2の側板に対して垂直となるように配置された背板と、前記第1の側板、前記第2の側板および前記背板の上端部に配置された天板と、前記第1の側板、前記第2の側板および前記天板により形成された開口部を開閉可能に閉塞する正面扉と、を有し、前記第1の側板の奥行寸法は、前記第2の側板の奥行寸法よりも大きく、前記正面扉は、前記第2の側板側に配置された、前記第2の側板と平行な回転軸を軸として回動可能であり、前記正面扉は、前記正面扉を閉じた状態の時に、前記第1の側板の前端部と前記第2の側板の前端部とを繋いでできる面よりも外方へ膨出している膨出部を含み、前記正面扉の裏側に収納部が設けられている、キャビネット。
[2]前記第1の側板、前記第2の側板および前記背板の下端部に配置された底板をさらに有し、前記底板の奥行寸法は、前記第2の側板の奥行寸法以下である、[1]に記載のキャビネット。
[3][1]または[2]に記載のキャビネットを1つ含む複数のキャビネットが幅方向に並んで配置され、前記幅方向の一方の端部における奥行き寸法は、前記第1の側板の奥行寸法と略同じであり、前記幅方向の他方の端部における奥行き寸法は、前記第2の側板の奥行寸法と略同じである、収納ユニット。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、2つの側板の奥行寸法が異なるキャビネットであって、使いやすさと収納容量とを両立できるキャビネットを提供することができる。本発明に係るキャビネットを含む収納ユニットは、各キャビネットの前面が滑らかに連続しているため、美観および安全性にも優れている。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明に係る実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0017】
1.キャビネット
図1は、本発明の一実施の形態に係るキャビネット200を示す斜視図である。
図2は、本実施の形態に係るキャビネット200を示す水平方向の断面図である。
図2Aは、正面扉を閉じた状態の断面図であり、
図2Bは、正面扉を開いた状態の断面図である。
【0018】
図1および
図2に示されるように、本実施の形態に係るキャビネット200は、隣接して配置されるキャビネット20,30とともに、収納ユニット100を構成する。
図3は、本実施の形態に係る収納ユニット100の使用態様を示す斜視図である。
【0019】
図1〜3に示されるように、本実施の形態に係るキャビネット200は、第1の側板210、第2の側板220、背板230、天板240、底板250、正面扉260、棚板270および収納部280を有する。
【0020】
第1の側板210および第2の側板220は、互いに平行に配置されている長方形状の平板である。第1の側板210および第2の側板220の奥行寸法D1,D2は、互いに異なる。本明細書では、より大きい奥行寸法D1の側板を第1の側板210とし、より小さい奥行寸法D2の側板を第2の側板220とする。たとえば、第1の側板210の奥行寸法D1は、65cm程度であり、第2の側板220の奥行寸法D2は、45cm程度である。第1の側板210および第2の側板220の高さ寸法は、同一である。たとえば、第1の側板210および第2の側板220の高さ寸法は、235cm程度である。第1の側板210および第2の側板220は、いずれもその後端部が背板230に固定されているため、第1の側板210の前端部は、第2の側板220の前端部よりも前方(背板230から離れる方向)に位置する。
【0021】
背板230は、第1の側板210および第2の側板220の後端部に、第1の側板210および第2の側板220に対して垂直となるように配置されている長方形状の平板である。ここで「第1の側板210および第2の側板220の後端部」とは、第1の側板210および第2の側板220の後側の縁だけでなく、その近傍も含む意味である。背板230の高さ寸法は、第1の側板210および第2の側板220の高さ寸法と同一である。たとえば、背板230の幅寸法は、60cm程度である。
【0022】
天板240は、第1の側板210、第2の側板220および背板230の上端部に配置されている平板である。ここで「第1の側板210、第2の側板220および背板230の上端部」とは、第1の側板210、第2の側板220および背板230の上側の縁だけでなく、その近傍も含む意味である。通常、天板240は、第1の側板210、第2の側板220および背板230に対して垂直となるように配置される。天板240の形状は、この後説明する正面扉260の形状に応じて決まる。本実施の形態では、天板240の形状は、長方形の1つの角を切り落とすことで形成される五角形状である。
【0023】
底板250は、第1の側板210、第2の側板220および背板230の下端部に配置されている平板である。ここで「第1の側板210、第2の側板220および背板230の下端部」とは、第1の側板210、第2の側板220および背板230の下側の縁だけでなく、その近傍も含む意味である。したがって、キャビネット200を設置したときに、底板250は、キャビネット200が設置されている場所の床に接触していなくてもよい。通常、底板250は、第1の側板210、第2の側板220および背板230に対して垂直となるように配置される。底板250の奥行寸法は、背板230と正面扉260との間に収まれば特に限定されないが、第2の側板220の奥行寸法D2以下であることが好ましい。このようにすることで、
図3に示されるように、ユーザーUがキャビネット200内に入り込み、ウォークインクローゼットのようにキャビネット200内を一度に見渡すことが可能となる。本実施の形態では、底板250の奥行寸法は、第2の側板220の奥行寸法D2と同じである。なお、キャビネット200は、底板250を有していなくてもよい。この場合は、キャビネット200が設置されている場所の床が底板250の代わりとなる。ここでは図示しないが、キャビネット200が底板250を有しない場合は、キャビネット200内にキャビネットワゴンなどを取り出し可能に配置することもできる。
【0024】
正面扉260は、第1の側板210、第2の側板220、天板240および底板250により形成された収納空間の前方方向に開く開口部を開閉可能に閉塞する扉である。正面扉260は、奥行寸法の小さい第2の側板220側(好ましくは第2の側板220の前端部近傍)に配置された、第2の側板220と平行な回転軸を軸として回動可能となるように軸支されている。本実施の形態では、正面扉260は、ヒンジ261を介して第2の側板220の前端部に固定されている。
【0025】
正面扉260は、正面扉260を閉じた状態の時に第1の側板210側に位置する正面部262と、第2の側板220側に位置する接続部263とを含む。正面部262は、正面扉260を閉じた状態の時に第1の側板210に対して垂直となるように形成される。本実施の形態では、正面部262は、長方形状の略平板である。
【0026】
一方、接続部263は、正面部262と第2の側板220の前端部とを接続するように形成される。ここで「正面部262と第2の側板220の前端部とを接続する」とは、接続部263の第2の側板220側の端部と、第2の側板220の前端部とを近接させることを意味する。したがって、接続部263の第2の側板220側の端部と、第2の側板220の前端部との間に、正面扉260を回動させるために必要な隙間が形成されていてもよい。本実施の形態では、接続部263は、長方形状の略平板である。
図2Aに示されるように、この平板は、正面扉260を閉じた状態の時に背板230に対して傾斜している。なお、接続部263の形状は、正面部262と第2の側板220の前端部とを接続することができれば特に限定されず、例えば外観がR面の曲板であってもよい。
【0027】
正面扉260は、正面扉260を閉じた状態の時に、第1の側板210の前端部と第2の側板220の前端部とを繋いでできる面(
図2Aにおいて一点鎖線で示す)よりも外方へ膨出している膨出部を含む。本実施の形態では、
図2Aに示されるように、正面部262および接続部263は、第1の側板210の前端部と第2の側板220の前端部とを繋いでできる面(一点鎖線)よりも外方へ膨出している膨出部である。
【0028】
棚板270は、第1の側板210、第2の側板220、天板240および底板250により形成された収納空間内に配置された、被収納物を支持するための台である。棚板270の形状は、特に限定されないが、例えば長方形状の平板である。棚板270の奥行寸法は、第2の側板220の奥行寸法D2以下である。
図2A,Bに示されるように、本実施の形態では、棚板270の奥行寸法は、第2の側板220の奥行寸法D2と同じである。棚板270の数および配置位置は、特に限定されず、キャビネット200の大きさや用途などに応じて適宜選択される。
図3に示される例では、4枚の棚板270が、収納空間内に水平に配置されている。
【0029】
収納部280は、正面扉260の裏側に設けられた、被収納物を収納するための部材である。収納部280の形状および数は、特に限定されず、キャビネット200の大きさや用途などに応じて適宜選択される。本実施の形態のキャビネット200では、膨出部(正面部262および接続部263)を含む所定形状の正面扉260を採用しているため、正面扉260の裏側にも大きな容量の収納部280を配置することができる。
図3に示される例では、底面が台形状のドアポケット(収納部280)が、正面扉260の裏側に5つ固定されている。
【0030】
本実施の形態に係るキャビネット200では、膨出部(正面部262および接続部263)を含む所定形状の正面扉260を採用している。このため、
図2Bに示されるように、正面扉260を90°開けば、十分に広い開口間口Wを確保することができる。また、本実施の形態に係るキャビネット200では、所定形状の正面扉260の裏側に大きな容量の収納部280を設けるとともに、棚板270の奥行寸法を第2の側板220の奥行寸法以下としている。このため、十分な収納容量を確保しつつ、被収納物の取り出しやすさ(置きやすさ)を実現している(
図3参照)。
【0031】
以上のように、本実施の形態に係るキャビネット200は、2つの側板の奥行寸法が異なるキャビネットでありながら、使いやすさと収納容量とを両立することができる。
【0032】
なお、これまでの説明では、正面扉260を閉じた状態の時に、正面部262が第1の側板210に対して垂直となるように配置されるキャビネット200について説明してきたが、正面部262は、第1の側板210の前端部と第2の側板220の前端部とを繋いでできる面(
図2Aにおいて一点鎖線で示す)よりも外方へ膨出していれば、第1の側板210に対して垂直でなくてもよい。たとえば、正面部262は、第1の側板210に対して垂直な面よりも、背板230側に傾斜していてもよいし、外方(背板230の反対側)に傾斜していてもよい。
【0033】
また、これまでの説明では、収納部280が正面扉260の裏面に直接固定されているキャビネット200について説明してきたが、収納部280は正面扉260の裏面に直接固定されていなくてもよい。たとえば、
図4〜6に示される本実施の形態の変形例に係るキャビネット200’のように、収納部280は、正面扉260の裏側において、第2の側板220に軸支されたフレーム281に固定されていてもよい。
【0034】
図4,5は、本実施の形態の変形例に係るキャビネット200’の構成を示す図である。
図4Aは、キャビネット200’の正面透視図であり、
図4Bは、キャビネット200’の右側面透視図である。
図5Aは、キャビネット200’の平面透視図であり、
図5Bは、フレーム281を示す斜視図である。なお、
図5Bでは、収納部280を1つだけ図示している。
【0035】
図4,5に示されるように、キャビネット200’は、収納部280を支持するためのフレーム281をさらに有している。フレーム281は、例えば金属パイプを接続することで形成されている。フレーム281は、正面扉260用のヒンジ261とは別のヒンジ282を介して第2の側板220の前端部に固定されている。すなわち、フレーム281は、正面扉260とは独立して軸支されている。収納部280は、正面扉260ではなくフレーム281に固定されている。
【0036】
変形例に係るキャビネット200’では、正面扉260およびフレーム281は、それぞれ独立に軸支されているため、個別に回動させることが可能である。また、
図5Aに示されるように、接続金具283を用いて正面扉260とフレーム281とを接続することで、正面扉260およびフレーム281を一緒に回動させることも可能である。このとき、正面扉260の回転軸とフレーム281の回転軸とがずれているため、正面扉260の開き具合によって正面扉260とフレーム281との相対的な位置関係が変化する。このため、接続金具283の両端をそれぞれフレーム281および正面扉260に固定してしまうと、正面扉260を開けなくなってしまう。このような問題を解消する手段としては、接続金具283の少なくとも一方の端部をスライド可能に取り付けるか、接続金具283を伸縮可能にすることが考えられる。
【0037】
図6は、一方の端部をスライド可能に取り付けることができる接続金具283を使用した場合における、接続金具283の働きを説明するためのキャビネット200’の断面模式図である。
図6A〜Cでは、接続金具283の動きを見やすくするために収納部280を省略している。
【0038】
図6A〜Cに示されるように、接続金具283は、接続シャフト284およびガイドレール285からなる。ガイドレール285は、一方向に長い形状の貫通孔が設けられており、正面扉260の裏側に固定されている。接続シャフト284の一方の端部は、フレーム281に固定されている。
【0039】
接続シャフト284の他方の端部には、ストッパー金具が設けられている。ストッパー金具は、貫通孔の最小幅よりも径が小さい円柱状の軸部と、ガイドレール285の貫通孔の最小幅よりも径が大きい円柱状の頭部とからなる。接続シャフト284と頭部の間に、軸部が位置する。軸部は、ガイドレール285の貫通孔内に位置しており、接続シャフト284およびストッパー金具の頭部は、ガイドレール285を挟むように位置している。このため、接続シャフト284の他方の端部は、貫通孔の長手方向にスライド可能な状態で、正面扉260の裏側に取り付けられる。
【0040】
図6A〜Cに示されるように、正面扉260を開閉すると、正面扉260に追従してフレーム281も移動する。変形例に係るキャビネット200’では、正面扉260の回転軸とフレーム281の回転軸がずれているため、正面扉260の開き具合によって正面扉260とフレーム281との相対的な位置が変化する。
図6A〜Cに示される例では、接続シャフト284の一方の端部をガイドレール285に沿ってスライドさせることで、正面扉260とフレーム281との相対的な位置を変化させつつ、正面扉260に追従してフレーム281を移動させることを実現している。
【0041】
以上のように、本実施の形態の変形例に係るキャビネット200’では、正面扉260およびフレーム281は、それぞれ独立に軸支されているため、収納部280に物を収納しても正面扉260用のヒンジ261に負担がかからない。また、正面扉260と収納部280とが独立しているため、現場での組立施工および正面扉260の調整が容易である。
【0042】
2.収納ユニット
本実施の形態に係るキャビネット200は、
図1〜3に示されるように、隣接して配置される1または2以上のキャビネット20,30とともに、収納ユニット100を構成する。各キャビネットの用途は、互いに異なっていてもよく、特に限定されない。たとえば、第1のキャビネットは、食材を収納するためのキャビネットであり、第2のキャビネットは、家電機器を収納するためのキャビネットであり、第3のキャビネットは、食器を収納するためのキャビネットである。
【0043】
本実施の形態に係る収納ユニット100は、本実施の形態に係るキャビネット200を1つ含む複数のキャビネットが幅方向に並んで配置された収納ユニットである。本実施の形態に係るキャビネット200以外のキャビネット20,30の数は、特に限定されない。本実施の形態に係る収納ユニット100では、幅方向の一方の端部における奥行き寸法は、第1の側板210の奥行寸法D1と略同じであり、幅方向の他方の端部における奥行き寸法は、第2の側板220の奥行寸法D2と略同じである。したがって、本実施の形態に係るキャビネット200以外のキャビネット20,30の奥行きは、第1の側板210の奥行寸法D1または第2の側板220の奥行寸法D2と略同じである。ここで「奥行寸法が略同じ」とは、奥行寸法が同じか、ユーザーが視認したときに同一の奥行きと認識する程度の違いであることを意味する。
【0044】
本実施の形態に係る収納ユニット100では、奥行寸法が第1の側板210の奥行寸法D1と略同じキャビネット20は、本実施の形態に係るキャビネット200の第1の側板210側に配置される。同様に、奥行寸法が第2の側板220の奥行寸法D2と略同じキャビネット30は、本実施の形態に係るキャビネット200の第2の側板220側に配置される。
【0045】
図7は、本実施の形態に係る収納ユニット100における、キャビネットの配置例を示す平面図である。
図7Aに示されるように、本実施の形態に係るキャビネット200は、奥行寸法が第1の側板210の奥行寸法D1と略同じキャビネット20と、奥行寸法が第2の側板220の奥行寸法D2と略同じキャビネット30との間に配置されていてもよい。
【0046】
図7B,Cに示されるように、本実施の形態に係るキャビネット200は、奥行寸法が第1の側板210の奥行寸法D1と略同じキャビネット20、または奥行寸法が第2の側板220の奥行寸法D2と略同じキャビネット30のいずれか一方のみと組み合わされていてもよい。この場合、本実施の形態に係るキャビネット200は、収納ユニット100の一方の端部に配置される。また、
図7Cに示されるように、本実施の形態に係るキャビネット200の横に、奥行寸法が略同じ冷蔵庫40などを配置することで、冷蔵庫40なども含めて一体感のある外観を創出することができる。
【0047】
以上のように、本実施の形態に係る収納ユニット100は、本実施の形態に係るキャビネット200を利用することで、幅方向の両端における奥行き寸法が異なる収納ユニットでありながら、正面部に段差が見られないスッキリとした外観を実現することができる。すなわち、本実施の形態に係る収納ユニット100は、各キャビネットの前面が滑らかに連続しているため、美観および安全性に優れている。