特許第5965336号(P5965336)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5965336
(24)【登録日】2016年7月8日
(45)【発行日】2016年8月3日
(54)【発明の名称】タイル施工治具
(51)【国際特許分類】
   E04F 21/00 20060101AFI20160721BHJP
   E04F 21/18 20060101ALI20160721BHJP
【FI】
   E04F21/00 C
   E04F21/18 J
【請求項の数】7
【全頁数】12
(21)【出願番号】特願2013-34841(P2013-34841)
(22)【出願日】2013年2月25日
(65)【公開番号】特開2014-163109(P2014-163109A)
(43)【公開日】2014年9月8日
【審査請求日】2014年12月1日
(73)【特許権者】
【識別番号】000180302
【氏名又は名称】四国化成工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100089222
【弁理士】
【氏名又は名称】山内 康伸
(74)【代理人】
【識別番号】100134979
【弁理士】
【氏名又は名称】中井 博
(74)【代理人】
【識別番号】100175400
【弁理士】
【氏名又は名称】山内 伸
(72)【発明者】
【氏名】荒井 隆志
(72)【発明者】
【氏名】佐川 慎治
【審査官】 五十幡 直子
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許第05288534(US,A)
【文献】 特開2002−070287(JP,A)
【文献】 実開昭50−062920(JP,U)
【文献】 米国特許出願公開第2007/0011898(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E04F 21/00
E04F 21/04
E04F 21/18
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
タイルの目地幅を定めるためのタイル施工治具であって、
所定の厚みを有し、前記タイルの目地に挿入される脚部と、
前記脚部の上端に設けられた、前記タイルの表面に係止する係止部と、
前記脚部および/または前記係止部に設けられた摘部と、を備え
前記脚部の下端は、凹凸状に形成されている
ことを特徴とするタイル施工治具。
【請求項2】
前記脚部は十字形である
ことを特徴とする請求項記載のタイル施工治具。
【請求項3】
前記係止部は、前記脚部の先端部の間に架設されている
ことを特徴とする請求項記載のタイル施工治具。
【請求項4】
前記係止部は、所定の厚みを有する板状であり、
前記係止部の上面には、所定の厚みを有する立設部が立設されており、
前記係止部の外縁部と前記立設部とで、前記タイルの目地に挿入されるT字形のT字脚部が構成されており、
前記係止部の上面には、前記外縁部から所定の寸法内側に係止突条が設けられている
ことを特徴とする請求項記載のタイル施工治具。
【請求項5】
前記係止部は、所定厚みを有する板状であり、
前記係止部の上面には、所定の厚みを有する立設部が立設されており、
前記係止部の外縁部と前記立設部とで、前記タイルの目地に挿入されるL字形のL字脚部が構成されており、
前記係止部の上面には、前記外縁部から所定の寸法内側に係止突条が設けられている
ことを特徴とする請求項記載のタイル施工治具。
【請求項6】
前記脚部はT字形である
ことを特徴とする請求項記載のタイル施工治具。
【請求項7】
前記脚部はL字形である
ことを特徴とする請求項記載のタイル施工治具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、タイル施工治具に関する。さらに詳しくは、タイルを壁面等に張り付ける際に目地幅を均一にするためのタイル施工治具に関する。
【背景技術】
【0002】
壁面にタイルを施工する際には、所定の目地幅でタイルを張り付けていくことが行われる。このようなタイルの施工には熟練を要し、目地幅が微妙にずれて不揃いになりやすいという問題がある。
【0003】
特許文献1には、十字型またはT字型の立体である補助固定具が開示されている。基点となる最初のタイルを張り付け、そのタイルの角部に補助固定具を取り付け、それを基準にして次のタイルを張り付けることを順に繰り返し、最後に目地材を充填してタイル仕上げ面を構築する。タイルの間に補助固定具を挟むことにより目地幅を均一にできる。
【0004】
しかし、特許文献1の補助固定具は、最終的には目地材によって隠蔽されるため再利用できない。しかも、各タイルの各角に取り付けられるため多量に必要であり、部品点数が多くなるばかりか、施工コストが高くなるという問題がある。また、タイルの厚みが補助固定具の厚みよりも薄い場合や、目地材の充填を行わないタイプのタイルの場合には、特許文献1の補助固定具を使用できないという問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2010−180680号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は上記事情に鑑み、タイルの目地幅を均一にできるタイル施工治具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1発明のタイル施工治具は、タイルの目地幅を定めるためのタイル施工治具であって、所定の厚みを有し、前記タイルの目地に挿入される脚部と、前記脚部の上端に設けられた、前記タイルの表面に係止する係止部と、前記脚部および/または前記係止部に設けられた摘部と、を備え、前記脚部の下端は、凹凸状に形成されていることを特徴とする。
第2発明のタイル施工治具は、第1発明において、前記脚部は十字形であることを特徴とする。
第3発明のタイル施工治具は、第2発明において、前記係止部は、前記脚部の先端部の間に架設されていることを特徴とする。
第4発明のタイル施工治具は、第3発明において、前記係止部は、所定の厚みを有する板状であり、前記係止部の上面には、所定の厚みを有する立設部が立設されており、前記係止部の外縁部と前記立設部とで、前記タイルの目地に挿入されるT字形のT字脚部が構成されており、前記係止部の上面には、前記外縁部から所定の寸法内側に係止突条が設けられていることを特徴とする。
第5発明のタイル施工治具は、第3発明において、前記係止部は、所定厚みを有する板状であり、前記係止部の上面には、所定の厚みを有する立設部が立設されており、前記係止部の外縁部と前記立設部とで、前記タイルの目地に挿入されるL字形のL字脚部が構成されており、前記係止部の上面には、前記外縁部から所定の寸法内側に係止突条が設けられていることを特徴とする。
第6発明のタイル施工治具は、第1発明において、前記脚部はT字形であることを特徴とする。
第7発明のタイル施工治具は、第1発明において、前記脚部はL字形であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
第1発明によれば、脚部を目地に挿入してタイルを位置決めすることで、タイルの目地幅を均一にできる。また、脚部をタイルの目地に挿入した際にタイルの表面に係止部が係止することで脚部の挿入深さが制限されるので、脚部の下端に接着剤が付着せず、タイル施工治具を取り外ししやすい。また、摘部を備えるので、タイル施工治具の取り付け取り外しが容易である。さらに、脚部の下端が凹凸状に形成されているので、脚部の下端に接着剤が付着しても、下端の全体に接着剤が付着しないため接着力が弱く、タイル施工治具を取り外ししやすい。
第2発明によれば、脚部が十字形であるので、目地幅が均一であり、規則正しい芋目地を形成できる。
第3発明によれば、脚部の交差部に係止部が設けられていないので、タイルの角が脚部に接触しているか否かを視認でき、タイルの位置決めが容易である。
第4発明によれば、T字脚部を備えるので、目地幅が均一であり、規則正しい芋目地の外周部分、および馬目地を形成できる。
第5発明によれば、L字脚部を備えるので、角部に張り付けられるタイルの位置決めができる。
第6発明によれば、脚部がT字形であるので、目地幅が均一であり、規則正しい馬目地、および芋目地の外周部分を形成できる。
第7発明によれば、脚部がL字形であるので、角部に張り付けられるタイルの位置決めができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明の第1実施形態に係るタイル施工治具の、(A)平面を含む斜視図、(B)底面を含む斜視図である。
図2】同タイル施工治具の平面図である。
図3】同タイル施工治具の底面図である。
図4】同タイル施工治具の側面図である。
図5図2におけるV-V線矢視断面図である。
図6】同タイル施工治具を用いたタイルの施工方法の説明図であって、(A)は正面図、(B)は(A)におけるB-B線矢視図である。
図7】同タイル施工治具を用いたタイルの施工方法の説明図であって、(A)は正面図、(B)は(A)におけるB-B線矢視図である。
図8】本発明の第2実施形態に係るタイル施工治具の平面図である。
図9】(A)は図8におけるIXA-IXA線矢視図、(B)は図8におけるIXB-IXB線矢視図である。
図10】同タイル施工治具を用いたタイルの施工方法の説明図であって、(A)は正面図、(B)は(A)におけるB-B線矢視図である。
図11】同タイル施工治具を用いたタイルの施工方法の説明図であって、(A)は正面図、(B)は(A)におけるB-B線矢視図である。
図12】本発明の第3実施形態に係るタイル施工治具の底面図である。
図13】同タイル施工治具を用いたタイルの施工方法の説明図である。
図14】本発明の第4実施形態に係るタイル施工治具の底面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
つぎに、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態に係るタイル施工治具1は、タイルを壁面等に張り付ける際に目地幅を定めるためのタイル施工治具であって、図1に示すように、脚部10と、係止部20と、摘部30とを備える。なお、タイル施工治具1の素材は特に限定されないが、例えば樹脂で形成される。
【0011】
図3に示すように、脚部10は平面視十字形であり、全体に渡って均一な厚みtを有する。後述のごとく、脚部10はタイルの目地に挿入され、タイルの間に脚部10を挟むことにより目地幅を定める。そのため、脚部10は目地幅を規定する所定の厚みtを有する。
【0012】
図5に示すように、脚部10の下端面は凹凸状に形成されている。また、脚部10の下端から上端までの高さhは、位置決めの対象となるタイルの厚みよりも低く形成されている。これらの効果は後に説明する。
【0013】
脚部10の上端には、脚部10に対して直交するように係止部20が設けられている。後述のごとく、係止部20は脚部10をタイルの目地に挿入した際に、そのタイルの表面に係止する。図4に示すように、係止部20は脚部10と同じ厚みtを有する板状である。図2に示すように、係止部20は、十字形の脚部10の先端部の間に架設されており、全体としてロ字形に形成されている。そのため、十字形の脚部10の交差部には係止部20が設けられておらず、タイル施工治具1の平面側からでも脚部10の交差部が視認可能となっている。
【0014】
十字形の脚部10の交差部の上端面には摘部30が立設されている。摘部30は脚部10の交差部と同じ形状の断面を有する柱状である。この摘部30を手で摘んでタイル施工治具1を持てるようになっている。
【0015】
図2および図4に示すように、係止部20の上面には、脚部10と同じ厚みtを有する立設部41が立設されている。この立設部41は、係止部20の4つの外縁部のうち一の外縁部21の中央に設けられており、この外縁部21と立設部41とで側面視T字形のT字脚部40が構成されている。後述のごとく、T字脚部40もタイルの目地に挿入され、タイルの間にT字脚部40を挟むことにより目地幅を定めることができる。
【0016】
係止部20の上面には、T字脚部40を構成する外縁部21の端面から所定の寸法hだけ内側に係止突条42が設けられている。外縁部21の端面から係止突条42までの寸法hはT字脚部40の高さhに相当し、脚部10の高さhと同寸法となっている。また、T字脚部40を構成する外縁部21の端面は凹凸状に形成されている。
【0017】
つぎに、タイル施工治具1を用いたタイルの施工方法について説明する。
図6に示すように、壁面や床面等の施工面Wに接着剤を塗布して接着剤層Gを形成し、接着剤層Gに複数枚のタイルTを順次貼り付けていくことでタイルTが施工される。ここで、タイルTとしては矩形のタイルであればよく、その縦、横、厚み寸法や、素材等は特に限定されない。
【0018】
本実施形態のタイル施工治具1は脚部10が十字形であるので、縦目地と横目地が十字に交差する芋目地を形成するのに用いられる。より詳細には、タイルTを施工面Wに張り付ける際に、4つのタイルTの角が集まり十字に交差する目地にタイル施工治具1の脚部10を挿入する。つぎに、各タイルTを、その角が脚部10に接触するように位置決めして、タイルTの間に脚部10を挟む。ここで、十字形の脚部10の交差部には係止部20が設けられていないので、タイルTの角が脚部10に接触しているか否かを視認でき、タイルTの位置決めを容易にできる。このようにタイルTを位置決めすることで、タイルTの目地幅が脚部10の厚みtにより規定され均一にできる。
【0019】
タイルTを張り付けた後は、タイル施工治具1を取り外し、新たなタイルTの張り付けに用いられる。以上の作業を順次繰り返すことで目地幅が均一であり、規則正しい芋目地を形成できる。なお、複数個のタイル施工治具1を用いて、例えば位置決めが必要なタイルTの各角にタイル施工治具1を取り付けて、タイルTの位置決めをしてもよい。
【0020】
前述のごとく、脚部10の高さhはタイルTの厚みよりも低く形成されている。また、脚部10をタイルTの目地に挿入した際にタイルTの表面に係止部20が係止することで脚部10の挿入深さが制限される(図6(B)参照)。そのため、脚部10が接着剤層Gに達することがなく、脚部10の下端に接着剤が付着しないので、タイルTの位置決め後にタイル施工治具1を取り外ししやすい。また、脚部10の下端が凹凸状に形成されているので、脚部10の下端に接着剤が付着したとしても、下端面の全体に接着剤が付着しないため接着力が弱く、タイル施工治具1を取り外ししやすい。
【0021】
タイル施工治具1は摘部30を備えるので、摘部30を手で摘んでタイル施工治具1を持つことができ、タイル施工治具1の取り付け取り外しが容易である。しかも、タイル施工治具1を取り付けたままでは、摘部30がタイルTの表面から突出して目立つので、タイル施工治具1の取り外し忘れを防止できる。
【0022】
図7に示すように、芋目地を構成するタイルTのうち、外周部分に配置されるタイルTの位置決めには、タイル施工治具1のT字脚部40が用いられる。例えば、壁Wの下縁にタイルTを張り付ける場合に、隣り合う2つのタイルTの角が集まる目地にT字脚部40を挿入する。つぎに、各タイルTを、その角がT字脚部40に接触するように位置決めする。このようにタイルTを位置決めすることで、タイルTの目地幅がT字脚部40の厚みtにより規定され均一にできるとともに、タイルTを床面Fに沿って張り付けることができる。
【0023】
前述のごとく、T字脚部40の高さhはタイルTの厚みよりも低く形成されている。また、T字脚部40をタイルTの目地に挿入した際にタイルTの表面に係止突条42が係止することでT字脚部40の挿入深さが制限される(図7(B)参照)。そのため、T字脚部40が接着剤層Gに達することがなく、T字脚部40の下端に接着剤が付着しないので、タイルTの位置決め後にタイル施工治具1を取り外ししやすい。また、外縁部21の端面が凹凸状に形成されているので、T字脚部40の下端に接着剤が付着したとしても、下端面の全体に接着剤が付着しないため接着力が弱く、タイル施工治具1を取り外ししやすい。
【0024】
以上のように、タイル施工治具1はT字脚部40を備えるので、1つのタイル施工治具1で芋目地の外周部分も形成できる。なお、タイル施工治具1のT字脚部40を用いて、馬目地を形成してもよい。
【0025】
(第2実施形態)
図8に示すように、本発明の第2実施形態に係るタイル施工治具2は、第1実施形態に係るタイル施工治具1において、さらに第1L字脚部50および第2L字脚部60が設けられた構成である。
【0026】
第1L字脚部50は、係止部20の4つの外縁部のうち外縁部21を除く一の外縁部22と、係止部20の上面に立設された立設部51とから構成される。図9(A)に示すように、立設部51は側面視において外縁部22の左端に設けられており、第1L字脚部50は外縁部22と立設部51との角部を左端に有する側面視L字形に構成されている。
【0027】
立設部51は脚部10と同じ厚みtを有する。また、図8に示すように、係止部20の上面には、外縁部22の端面から所定の寸法hだけ内側に係止突条52が設けられている。外縁部22の端面から係止突条52までの寸法hは第1L字脚部50の高さhに相当し、脚部10の高さhと同寸法となっている。さらに、外縁部22の端面は凹凸状に形成されている。
【0028】
第2L字脚部60は、係止部20の4つの外縁部のうち外縁部21、22を除く一の外縁部23と、係止部20の上面に立設された立設部61とから構成される。図9(B)に示すように、立設部61は側面視において外縁部23の右端に設けられており、第2L字脚部60は外縁部23と立設部61との角部を右端に有する側面視L字形に構成されている。
【0029】
立設部61は脚部10と同じ厚みtを有する。また、図8に示すように、係止部20の上面には、外縁部23の端面から所定の寸法hだけ内側に係止突条62が設けられている。外縁部23の端面から係止突条62までの寸法hは第2L字脚部60の高さhに相当し、脚部10の高さhと同寸法となっている。さらに、外縁部23の端面は凹凸状に形成されている。
【0030】
第1L字脚部50および第2L字脚部60は、角部に張り付けられるタイルTの位置決めに用いられる。
例えば、図10に示すように、右下角部に配置されるタイルTを張り付ける場合には、そのタイルTの右下の角を第1L字脚部50の外縁部22と立設部51との角部にあてがい、タイルTを位置決めする。このようにタイルTを位置決めすることで、タイルTを床面Fに沿って張り付けることができる。
【0031】
また、例えば、図11に示すように、左下角部に配置されるタイルTを張り付ける場合には、そのタイルTの左下の角を第2L字脚部60の外縁部23と立設部61との角部にあてがい、タイルTを位置決めする。このようにタイルTを位置決めすることで、タイルTを床面Fに沿って張り付けることができる。
【0032】
(第3実施形態)
図12に示すように、本発明の第3実施形態に係るタイル施工治具3は、第1実施形態に係るタイル施工治具1において、脚部10が平面視T字形であり、T字脚部40が設けられていない構成である。その余の構成はタイル施工治具1と同様であるので、同一部材に同一符号を付して説明を省略する。
【0033】
図13に示すように、本実施形態のタイル施工治具3は脚部10がT字形であるので、縦目地と横目地がT字に交差する馬目地を形成するのに用いられる。より詳細には、タイルTを施工面に張り付ける際に、1つのタイルTの縁、および2つのタイルTの角が集まりT字に交差する目地にタイル施工治具3の脚部10を挿入する。つぎに、各タイルTを、その縁および角が脚部10に接触するように位置決めして、タイルTの間に脚部10を挟む。このようにタイルTを位置決めすることで、タイルTの目地幅が脚部10の厚みにより規定され均一にできる。
【0034】
タイルTを張り付けた後は、タイル施工治具3を取り外し、新たなタイルTの張り付けに用いられる。以上の作業を順次繰り返すことで目地幅が均一であり、規則正しい馬目地を形成できる。なお、タイル施工治具3を、芋目地を構成するタイルTのうち、外周部分に配置されるタイルTの位置決めに用いてもよい。
【0035】
(第4実施形態)
図14に示すように、本発明の第4実施形態に係るタイル施工治具4は、脚部10が平面視L字形である。その余の構成は第1実施形態に係るタイル施工治具1と同様であるので、同一部材に同一符号を付して説明を省略する。
【0036】
本実施形態のタイル施工治具4は脚部10がL字形であるので、角部に張り付けられるタイルの位置決めに用いられる。
【0037】
(その他の実施形態)
上記第1実施形態のタイル施工治具1では、摘部30は十字形の脚部10の交差部の上端面に立設されているが、摘部30が設けられる位置はこれに限定されず、係止部20に設けられてもよいし、脚部10および係止部20に渡って設けられてもよい。
また、脚部10の下端部分を接着剤が付着しにくい素材で形成してもよい。
【符号の説明】
【0038】
1、2、3、4 タイル施工治具、
10 脚部
20 係止部
30 摘部
40 T字脚部
41 立設部
42 係止突条
50 第1L字脚部
51 立設部
52 係止突条
60 第2L字脚部
61 立設部
62 係止突条
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14