【課題を解決するための手段】
【0013】
したがって、本発明に従い、飲料調製装置であって、
第1チェンバー部分、および
第2チェンバー部分
を備え、
第1チェンバー部分および第2チェンバー部分は、開位置と閉位置との間で動かされるように相互に移動可能である、ここで、該開位置において、該カプセルは該第1チェンバー部分と該第2チェンバー部分との間におい
て飲料調製位置に挿入され、
該第1チェンバー部分と該第2チェンバー部分の該閉位置においては、該カプセル
は該飲料調製位置から逃れることができな
い、
該装置はさらに、該カプセルのそこへの挿入を可能にするように且つ前記カプセルを該飲料調製位置に位置付けるように配設されたカプセルハンドラーを備え、
該カプセルハンドラーは待機位置と放出位置との間で移動可能であり、
該カプセルハンドラーが該待機位置にあるとき、該カプセルハンドラーは該カプセルを該飲料調製位置に留めておくように、且つ該第1チェンバー部分と該第2チェンバー部分とが該閉位置から該開位置まで相互に動かされるとき、該カプセルは、該カプセルハンドラーが該放出位置にあるときは、重力の影響下で該飲料調製位置から自由に落下しうるように、該カプセルハンドラーと該カプセルとは相互に適合されている、
上記装置が提供される。
【0014】
本発明に従い、カプセルを用いて飲料を調製するためのシステムであって、該システムは、飲料調製装置およびカプセルを備え、該飲料調製装置は、
第1チェンバー部分、および
第2チェンバー部分
を備え、
第1チェンバー部分および第2チェンバー部分は、開位置と閉位置との間で動かされるように相互に移動可能である、ここで、該開位置において、該カプセルは該第1チェンバー部分と該第2チェンバー部分との間におい
て飲料調製位置に挿入され、
該第1チェンバー部分と該第2チェンバー部分の該閉位置においては、該カプセル
は該飲料調製位置から逃れることができな
い、
該装置はさらに、該カプセルのそこへの挿入を可能にするように且つ前記カプセルを該飲料調製位置に位置付けるように配設されたカプセルハンドラーを備え、
該カプセルハンドラーは待機位置と放出位置との間で移動可能であり、
該カプセルハンドラーが該待機位置にあるとき、該カプセルハンドラーは該カプセルを該飲料調製位置に留めておくように、且つ該第1チェンバー部分と該第2チェンバー部分とが該閉位置から該開位置まで相互に動かされるとき、該カプセルは、該カプセルハンドラーが該放出位置にあるときは、重力の影響下で該飲料調製位置から自由に落下しうるように、該カプセルハンドラーと該カプセルとは相互に適合されている、
上記システムをも提供することである。
【0015】
カプセルハンドラーは、このカプセルハンドラーが待機位置にあるとき、カプセルが飲料調製位置に既に保持され調製の準備ができているという利点をもたらすことが理解されよう。そのために、カプセルは、第1チェンバー部分および第2チェンバー部分が飲料調製のために該カプセルを閉じる前に、飲料調製位置に予め位置付けされうる。これは、カプセルのより正確な位置付けを可能にする。これはまた、装置内のカプセルのより複雑でない運動を可能にする。それ故に、装置の信頼性は高められ且つ装置のコストは低減されうる。
【0016】
任意的に、カプセルハンドラーは、該カプセルハンドラーが待機位置にあるとき、カプセルを該カプセルハンドラー内に保持するための保持手段を備えている。したがって、カプセルハンドラーが待機位置にあるとき、カプセルを、たとえば飲料調製位置に保持することは単純化される。
【0017】
任意的に、カプセルハンドラーは、カプセルを飲料調製位置へ案内するための案内手段を備える。ここで、案内手段は、カプセルハンドラーが待機位置にあるとき及び放出位置にあるときの両方で、カプセルと係合するように配設される。したがって、カプセルは、装置に挿入されおよび飲料調製位置から放出される両方の場合に案内されうる。
【0018】
任意的に、カプセルハンドラーは、待機位置と放出位置との間を、案内手段の案内方向に対して実質的に平行な方向に移動可能である。
【0019】
任意的に、カプセルハンドラーは、第1チェンバー部分の移動方向に対して実質的に垂直な方向に移動可能である。したがって、カプセルハンドラーと第1チェンバー部分の互いに対する非常に単純な運動が、得られうる。任意的に、カプセルハンドラーは、第2チェンバー部分の移動方向に対して実質的に垂直な方向に移動可能である。
【0020】
任意的に、カプセルハンドラーは、第1チェンバー部分および第2チェンバー部分に対して移動可能である。
【0021】
任意的に、カプセルハンドラーは、第1チェンバー部分及び/又は第2チェンバー部分の移動方向に移動不能である。したがって、カプセルハンドラーは、第1チェンバー部分及び/又は第2チェンバー部分の運動方向内にカプセルのために飲料調製位置を画定しうるが、第1チェンバー部分及び/又は第2チェンバー部分の運動方向に実質的に垂直な方向における、待機位置と放出位置との間のカプセルハンドラーの運動は許される。
【0022】
好ましくは、カプセルは、たとえばフランジの形状をした案内エッジを備えうるところの案内手段を備える。案内手段は、カプセルの案内エッジに係合するように配設された2つの案内レールを備える。任意的に、案内手段は、カプセルハンドラー内のカプセルの飲料調製位置まで、カプセルの案内エッジを摺動的に案内するための摺動部を備える。
【0023】
カプセルが、待機位置に位置付けられたときのカプセルハンドラー内において飲料調製位置に置かれるとき、保持手段は案内エッジに当接するように配設されうる。
【0024】
任意的に、保持手段は案内レール内に配設される。任意的に、案内手段(たとえば案内レール)と保持手段とは、一致して動きうる。任意的にカプセルハンドラーは、保持手段がカプセルを越えるのを強いるように配設される。したがって、保持手段、カプセルハンドラー及び/又は該保持手段と相互作用するカプセルの少なくとも一部分は、可撓性を有する。したがって、カプセルは保持手段を越えて曲げられ、及び/又は保持手段はカプセルを越えて曲げられうる。
【0025】
任意的に、カプセルハンドラーが待機位置から放出位置へ動き且つカプセルが飲料調製位置にあるとき、カプセルハンドラーは、保持手段が案内エッジの最も幅広い点を通過するように配設されている。任意的に、カプセルハンドラーが待機位置から放出位置まで動き且つカプセルが飲料調製位置にあるとき、カプセルハンドラーは、案内エッジが延在しているところの平面内で上方に動くように配設されている。
【0026】
保持手段と相互作用しているカプセルの部分の横方向寸法よりも僅かに小さな横方向寸法を有しているカプセルハンドラーの通路によって、保持手段は形成されうる。任意的に、保持手段は、少なくとも1つの、好ましくは2つの突起を備える。少なくとも1つの突起は実質的に剛性でありうる。2つの突起部を備え且つ第1チェンバー部分および第2チェンバー部分に対して可動であるカプセルハンドラーは、該2つの突起部がカプセルに対して同じ方向に動くように保持手段がカプセルを越えるように動かされることを可能にする。これは例えば、相互に反対方向に動く保持手段よりも単純な保持手段の運動を可能にする。
【0027】
代替的または追加的に、保持手段は引き込め可能である。そのために、保持手段は、アクチュエーター、ロッド、レバー、カムまたはワイヤ等の機構によって起動されうる。
【0028】
任意的に、カプセルハンドラーは、カプセルが該カプセルハンドラー内にあって飲料調製位置にあるとき、該カプセルの出口面を第2チェンバー部分の飲料調製板に当接してまたは近くに位置付けるように配設される。この飲料調製板は、カプセルハンドラー内の飲料調製位置にあるカプセルに対して不動でありうる。したがって、単純な装置構成が得られうる。代替的に、飲料調製板は、カプセルハンドラー内の飲料調製位置にあるカプセルに対して可動でありうる。したがって、飲料調製位置へのカプセルの挿入または飲料調製位置からのカプセルの放出が容易になされうる。
【0029】
任意的に、第2チェンバー部分は、第1チェンバー部分が開位置から閉位置へ動かされる間、移動不能に留まるように配設され、かつ調製後は、第1チェンバー部分の閉位置から開位置への移動方向に実質的に反対方向に、飲料調製位置に対して動くように配設される。ここで、第2チェンバー部分(12)は、調製前、すなわち、装置がカプセルを受け取る準備ができた時からこのカプセルを用いて飲料を実際に調製する時までの間には動かされない。第2チェンバー部分は、カプセルが飲料調製位置に挿入されると、該カプセルが第2チェンバー部分に当接するような位置に動かないで留まりうる。またここで、第2チェンバー部分は、装置が開けられると、装填位置にあるカプセルから離れるように動かされうる。それ故に、第2チェンバー部分に当接するカプセルの正確な装填は、第2チェンバー部分がカプセルから離れるように動かされるとき、カプセルの容易な取り外しと結び付けられうる。第2チェンバー部分は、第1チェンバー部分と同時に動き始めうることが理解されよう。また、第2チェンバー部分は、第1チェンバー部分よりも早くまたは遅く動き始めることも可能である。
【0030】
任意的に、第1チェンバー部分の少なくとも一部分、たとえば先頭エッジとカプセルハンドラーとは、第1チェンバー部分の該部分が該カプセルハンドラー内を通過できるように、たとえば、カプセルのリムに当接するように相互に適合される。このことは、第1チェンバー部分がカプセルを漏れ無く閉じることを可能にしうる。
【0031】
任意的に、第2チェンバー部分の少なくとも一部分、たとえば先頭部分とカプセルハンドラーとは、第2チェンバー部分の該部分が該カプセルハンドラー内を通過できるように、たとえば、カプセルの出口面に当接するように相互に適合さる。それ故に、カプセルは、装置に挿入されると直ぐに、第2チェンバー部分に当接することを可能にされうる。
【0032】
任意的に、装置がカプセルの挿入の準備ができたとき、装置はカプセルハンドラーが待機位置に位置付けられるように配設される。したがって、カプセルは、カプセルハンドラー内に挿入されると飲料調製位置に直ちに達する。
【0033】
代替的に、カプセルハンドラーは、待機位置とは異なる装填位置から待機位置まで可動であり、かつ装置がカプセルを挿入するための準備ができたとき、該装置は、カプセルハンドラーが装填位置に位置付けられるように配設される。したがって、カプセルハンドラーは、カプセルが挿入されるとカプセルを飲料調製位置へ転送するために、装填位置から待機位置へ転送されるべきである。このことは、装置に追加の設計上の自由を与える。
【0034】
代替的に、カプセルハンドラーは、該カプセルハンドラーが装填位置にあるとき、保持手段が飲料調製位置とは異なる挿入位置にカプセルを保持するように配設される。カプセルハンドラーは、カプセルをカプセルハンドラーに対して実質的に運動不能に保持しつつ、挿入位置から飲料調製位置までカプセルを転送させるように配設される。
【0035】
任意的に、カプセルハンドラーは、待機位置から放出位置まで回転軸の周りを回転させられるように配設される。任意的に、カプセルハンドラーは、装填位置から待機位置まで回転軸の周りを回転させられるように配設される。
【0036】
カプセルハンドラーは、第1チェンバー部分と第2チェンバー部分とに分離されうる。
【0037】
任意的に、カプセルハンドラーは、同一材料の一体部分(モノリシック)である。カプセルハンドラーは、例えば単一射出成形された、例えばプラスチック部分でありうる。このことは装置の複雑性を大きく低減する。好ましくは、飲料調製位置において及び/又は装填位置においてカプセルを保持するカプセルハンドラーの少なくとも1部分は、モノリシック部分でありうる。保持手段は、モノリシックなカプセルハンドラーの一体部分を形成しうる。したがって、保持手段を含むカプセルハンドラーは、モノリシック部分でありうる。
【0038】
好ましくは、第1チェンバー部分が閉位置から出発して開位置に到達する前に、カプセルハンドラーが待機位置から放出位置へ到達するように、装置は、カプセルハンドラーおよび第1チェンバー部分の個々の移動が連結されるように配設される。
【0039】
任意的に、第1チェンバー部分の閉位置から開位置への移動の開始が、カプセルハンドラーの待機位置から放出位置への移動の開始に対して遅れるように、装置は、カプセルハンドラーおよび第1チェンバー部分の個々の移動が連結されるように配設される。
【0040】
任意的に、第1チェンバー部分が開位置から閉位置に到達する前にカプセルハンドラーが装填位置から待機位置に到達するように、装置は、カプセルハンドラーおよび第1チェンバー部分の個々の移動が連結されるように配設される。
【0041】
任意的に、第1チェンバー部分の開位置から閉位置への移動の開始が、カプセルハンドラーの装填位置から待機位置への移動の開始に対して遅れるように、装置は、カプセルハンドラーおよび第1チェンバー部分の個々の移動が連結されるように配設される。
【0042】
任意的に、装置はさらに、カプセルハンドラー内に挿入されたときカプセルの少なくとも部分を受け取るための収容器を備え、収容器はカプセルハンドラーがカプセルに対して動きうるように配設される。好ましくは、収容器は可動部分を備え、該可動部分は、飲料調製位置へ動かされるために、カプセルを該収容器から出すことを可能にするために該収容器を開けるように配設される。
【0043】
好ましい実施態様において、カプセルは、抽出可能製品、たとえば焙煎され挽かれたコーヒーを備える。したがって、装置は、飲料、たとえばコーヒー飲料、たとえばエスプレッソまたはコーヒー大の調製のために使われうる。
【0044】
カプセルは、流体が該カプセルに入ることを可能にする、多孔質の及び/又は穿孔された入口面、及び/又は飲料が該カプセルから出ることを可能にする、多孔質の及び/又は穿孔された出口面を夫々備えうる。好ましくは、カプセルは、一人分の飲料、たとえば1カップの飲料を調製するように設計される。好ましくは、カプセルは、1回使用のカプセル、すなわち1回の使用後に処分されるべきものとして設計される。
【0045】
任意的に、本発明に従うシステムは、
カプセルは作動部材を備え、且つ
飲料調製装置は、
該カプセルを保持するように配設されたカプセルホールダ、
カプセルが該カプセルホールダ内にあるとき該カプセルの方へ流体を供給するために配設された流体供給ユニット、
該カプセルへ供給されるべき該流体のパラメータを制御するために配設された流れ制御ユニット、ここで、該流れ制御ユニットは少なくとも第1モードおよび第2モードの1つで選択的に操作されるように配設されている、
を備え、
第1モードにおいて、パラメータは第1レベルに調節され、第2モードにおいて、パラメータは第1レベルとは異なる第2レベルに調節され、
流れ制御ユニットは、第1位置と第2位置との間で可動なスイッチ部材を備え、かつカプセルがカプセルホールダ内にあるとき、スイッチ部材は、第1または第2位置に配置されるべき該カプセルの作動部材によって係合されるように配設され、および
該システムは、スイッチ部材が第1位置にあるとき、流れ制御ユニットは第1モードにあるように配設され、かつスイッチ部材が第2位置にあるとき、流れ制御ユニットは第2モードにあるように配設されている。
【0046】
ここで、カプセルホールダは、第1チェンバー部分(の部分)備えうる。ここで、カプセルは、好ましくは実質的に剛性の、コップ状本体および該本体を閉じるための蓋を備えうる。
【0047】
このことは、作動部材の特性及び/又は作動部材の有無に依存して、第1モードまたは第2モードで、システムは操作されうるという利点をもたらす。さらに、作動部材及び/又はスイッチング部材は、カプセルをカプセルホールダ内に容易に正しく位置付けうることを助けうる。それ故に、カプセルはカプセルハンドラーによって飲料調製位置に位置付けられえ、そしてカプセルホールダ内のカプセルの位置付けは、該作動部材及び/又はスイッチング部材によって助けられえ、飲料調製位置おけるカプセルの非常に精密な位置付けが可能である。
【0048】
任意的に、スイッチ部材は、カプセルホールダの内壁の第1窪み部内に位置付けられ及び/又は作動部材はカプセルの外側輪郭の第2窪み部内に位置付けられる。
【0049】
任意的に、スイッチング部材はカプセルホールダの内壁に対して第1窪み部内にへこんで置かれ、及び/又は作動部材はカプセルの外側輪郭に相対的に第2窪み部内にへこんで置かれる。
【0050】
好ましくは、パラメータは、カプセルへ供給されるべき流体の流量、圧力および体積の内の1以上である。該パラメータはまた、温度、該流体をカプセルへ供給する継続時間、時間の関数としての該カプセルへ供給されるべき該流体の流量、時間の関数としての該カプセルへ供給されるべき該流体の圧力、時間の関数としての該カプセルへ供給されるべき該流体の体積、および時間の関数としての該カプセルへ供給されるべき該流体の温度の内の1以上でありうる。
【0051】
したがって、作動部材を有するカプセルが装置に導入されるとき、カプセルの作動部材は、第2位置に位置付けられるようにスイッチング部材に自動的に係合しうる。したがって、流れ制御ユニットは、第2モードにあるであろう。このことは、装置が、第2レベルでのパラメータ、たとえば流量及び/又は圧力を持つ流体を供給する原因になる。好ましくは、第2レベルは、飲料が調製されることが可能なようにレベルを設定される。代替的に、カプセルが装置に導入されていないとき、作動部材は存在せず、従ってスイッチング部材は第1位置に存在しうる。したがって、流れ制御ユニットは、第1モードにあるであろう。この場合に、装置は、パラメータ、たとえば流量及び/又は圧力を有する第1レベルの流体を自動的に供給する。これは、デフォールト(初期設定)モードと呼ばれうる。第1レベルは、装置をすすぐために十分な流量及び/又は圧力を提供するように設定されうるが、一方、第1レベル流量及び/又は圧力は、ユーザに対して与えられる危険性を取り除きまたは少なくとも減少させるように十分に低く設定されることが理解されよう。したがって、第1モードにおける流量及び/又は圧力は、第2モードにおける流量及び/又は圧力よりも小さくありうる。第1レベルおよび第2レベルの両方とも、カプセルへ供給されるべき流体の流量および圧力がゼロでないように選択されるべきであることが理解されよう。
【0052】
代替的に、作動部材を有していないカプセルが装置に導入されるとき、作動部材が存在しないので、スイッチング部材は第1位置にありうる。したがって、流れ制御ユニットは、第1モードにあるであろう。この場合には、装置は第1レベルでのパラメータ、たとえば、流量及び/又は圧力を有する流体を供給する。第1レベルは、第1タイプの飲料が調製されることが可能であるように設定されうる。作動部材を有するカプセルが装置に導入されるとき、カプセルの作動部材は、第2位置に位置付けるようにスイッチング部材と自動的に係合しうる。それ故に、流れ制御ユニットは第2モードにあるであろう。このことは自動的に、装置が第2レベルでのパラメータ、たとえば流量及び/又は圧力をもつ流体を供給する原因になる。第2レベルは第2タイプの飲料が調製されることが可能なように設定されうる。このことは、飲料の調製において多様性をもたらしうる。たとえば、第1モードを用いて、低い圧力における第1タイプの飲料、たとえば紅茶またはアメリカンコーヒーを調製すること、および、第2モードを用いて、高い圧力における第2タイプの飲料、たとえばエスプレッソコーヒーを調製することが可能である。
【0053】
代替的に、作動部材を有する第1カプセルが装置に導入されるとき、第1カプセルの作動部材は、第1位置に位置付けるようにスイッチング部材と自動的に係合しうる。それ故に、流れ制御ユニットは第1モードにあるであろう。この場合、装置は、自動的に第1レベルでのパラメータ、たとえば流量及び/又は圧力をもつ流体を提供する。第1レベルは、第1カプセルを用いて第1タイプの飲料が調製されうるように設定されうる。異なる作動部材を有する第2カプセルが装置に導入されるとき、第2カプセルの異なる作動部材は、第2位置に位置付けるようにスイッチング部材と自動的に係合しうる。それ故に、流れ制御ユニットは、第2モードにあるであろう。このことは自動的に、装置が第2レベルでのパラメータ、たとえば流量及び/又は圧力をもつ流体を供給する原因になる。第2レベルは、第2カプセルを用いて第2タイプの飲料が調製されうるように設定されうる。このことは、飲料の調製において多様性をもたらしうる。たとえば、第1モードおよび作動部材を有する第1カプセルを用いて、低い圧力における第1タイプの飲料、たとえば紅茶またはアメリカンコーヒーを調製すること、および、第2モードおよび異なる作動部材を有する第2カプセルを用いて、高い圧力での第2タイプの飲料、たとえばエスプレッソコーヒーを調製することが可能である。
【0054】
カプセルホールダの内壁に相対的に第1窪み部にへこんで置かれたスイッチング部材は、スイッチング部材が、たとえば外部物体による損傷から保護されるという利点をもたらすことが理解されよう。カプセルの外側輪郭に相対的に第2窪み部にへこんで置かれた作動部材は、作動部材が、たとえばカプセルの製造中、輸送中または取り扱い中の損傷から保護されるという利点をもたらすことが理解されよう。それ故に、本発明に従うシステムはロバスト(頑健)である。任意的に、スイッチング部材はカプセルホールダの内壁に対してへこんで置かれ、かつ作動部材はカプセルの外側輪郭に対してへこんで置かれる。
【0055】
任意的に、カプセルホールダの内壁は突起部分を備え、かつスイッチング部材は上記突起部分に対してへこんで置かれる。このことは、突起部分は作動部材を取り囲む保護壁を形成しうるという利点をもたらす。
【0056】
任意的に、カプセルホールダの内壁の突出部分は、カプセルがカプセルホールダ内にあるとき、カプセルの第2窪み部内に延在する。したがって、カプセルと装置とは、スイッチング部材および作動部材のための余分の保護を提供するようにかみ合いうる。
【0057】
任意的に、作動部材、たとえば突起部は、カプセルの対称軸に配置される。対称軸は、カプセルが上記軸の周りを対称的に回転させられるようなものでありうる。このことは、装置内のカプセルの回転的配位は重要でなく、そして作動部材は装置に対して常に正しく位置付けられ、カプセルの装置への挿入は消費者にとって容易であるという利点をもたらす。
【0058】
任意的に、スイッチング部材は、カプセルがカプセルホールダ内にあるとき、該カプセルの対称軸と同軸的に位置付けられる。したがって、装置内のカプセルの回転的配位は重要でなく、かつ作動部材が装置に対して常に正しく位置付けられるように、スイッチング部材は位置付けられうる。スイッチング部材は、カプセルホールダの対称軸に位置付けられうる。より一般的には、スイッチング部材の少なくとも部分は、カプセルがカプセルホールダ内にあるとき、作動部材に同軸的に位置付けられうる。
【0059】
本実施態様において、作動部材はカプセルの突起部である。これは、作動部材を含むカプセルの容易な製作をもたらす。また、突起部は、簡単な仕方でスイッチング部材と係合できる。スイッチング部材は、スイッチの一部でありえ、好ましくは、カプセルの突起部と相互作用するように配設されうる。
【0060】
好ましくは、突起部は、カプセルの第2窪み部内に備えられ、該突起部はコップ状本体の外側輪郭内に実質的に存在する。それ故に、突起部は、製造中、輸送中または取扱中の変形または他の損傷から保護される。それ故に、突起部の正しい機能は保証されうる。したがって、カプセルホールダの内壁の突起部分は、カプセルがカプセルホールダ内にあるとき、カプセルの第2窪み部内に延在しえ、一方、カプセルの突起部の形状の作動部材は、突起部分内の第1窪み部内にへこんで置かれたスイッチング部材と係合するようにカプセルホールダの内壁の突起部分内に延在しうる。
【0061】
好ましくは、第2窪み部の最大幅は、突起部の最小幅の6倍よりは小さく、より好ましくは4倍よりも小さい。したがって、突起部は、窪み部内にしっかりと保持され、損傷または不正な変更・改ざん(タンパー)からより良く保護される。
【0062】
任意的に、システムは、スイッチング部材の位置を検出するための光検出手段を備える。したがって、システムの機械的部分は最小化される。光検出手段は、少なくとも1つの光遮蔽ユニットを備えうる。そのような光遮蔽ユニットはそれ自身公知であり、通常は光源および光検出器を含む。光源および光検出器は通常は光路に沿って互いに向き合って位置付けられる。スイッチング部材は、少なくとも1の光遮蔽ユニットの光路を選択的に妨害しまたは自由にするための羽根を備えうる。
【0063】
任意的に、システムは、スイッチング部材の位置を検出するための磁気検出手段を備える。したがってまた、機械的部分は最小化されうる。磁気検出手段は、少なくとも1の磁気誘導センサーを備えうる。スイッチング部材は、磁気誘導センサーによって検出されるための磁気指示器、たとえば磁石または磁化可能部分を備えうる。通常、磁気指示器は、磁気誘導センサーに十分近いときに検出され、磁気誘導センサーから十分離れているときには、検出されない。このことは、磁気指示器が磁気誘導センサーに近い予め決められた位置にあるか否かを決定する簡単なやり方を提供する。
【0064】
任意的に、システムは、作動部材の位置を検出するための光検出手段を備える。光検出手段は、少なくとも1の光遮蔽ユニットを備えうる。作動部材は、少なくとも1の光遮蔽ユニットの光経路を選択的に遮蔽しまたは自由にするための羽根を備えうる。
【0065】
任意的に、システムは、作動部材の位置を検出するための磁気検出手段を備える。磁気検出手段は、少なくとも1つの磁気誘導センサーを備えうる。作動部材は、磁気検出手段によって検出されるための磁気指示器を備える。
【0066】
任意的に、流れ制御ユニットは流体の流量を制御するための弁を備える。代替的に、流れ制御ユニットは流体の圧力を制御するための弁を備える。代替的に、流れ制御ユニットは、流体の流量及び/又は圧力を制御するための弁を備える。それ故に、流量及び/又は圧力は簡単な仕方で制御されうる。
【0067】
任意的に、弁は、カプセルの作動部材によって機械的に作動される。このことは、機械的に単純で信頼性の高いシステムをもたらす。カプセルの作動部材、たとえば突起部は、たとえば、弁の軸または頭と直接的または間接的に相互作用しうる。スイッチング部材は、たとえば、弁の軸または頭の部分でありうる。
【0068】
代替的または付加的に、弁は電子式、電気式、磁気式、空気圧式及び/又は油圧式のアクチュエーターによって作動される。上記電子式、電気式、磁気式、空気圧式及び/又は油圧式のアクチュエーターは、スイッチング部材によって起動されうる。スイッチング部材は、たとえば、電気式のスイッチの部分でありえ、このスイッチの作動が、弁を電気的に、磁気的に、空気圧的及び/又は油圧的に作動させる。スイッチング部材は、スイッチの作動が弁を電気的、磁気的、空気圧的及び/又は油圧的に作動させるところの空気圧的または油圧的スイッチの部分でありえる。
【0069】
任意的に、弁は、第1モードにおける流量及び/又は圧力が、第2モードにおける流量及び/又は圧力よりも小さいように配設される。
【0070】
任意的に、流れ制御ユニットは、カプセルへ供給されるべき流体の流量及び/又は圧力を制御するために流体供給ユニットへ指示するように配設される。
【0071】
任意的に、弁は、第1モードにおいて該弁が閉位置にあるが漏洩を許容し、かつ第2モードにおいて該弁が開位置にあるような漏洩弁として設計される。閉位置と開位置との間でスイッチングをおこなう弁は、閉位置において弁は漏洩し、第1モードにおける流量及び/又は圧力は第2モードにおける流量及び/又は圧力と異なる非常に簡単な仕方を提供する。簡単な仕方の漏洩弁は、第1レベルでの流量及び/又は圧力を、たとえばすすぐために提供しうる。
【0072】
任意的に、スイッチング部材は、スイッチング部材がカプセルの作動部材によって係合されないとき、第1位置にある。このことは、第1モード、たとえばすすぎモードの任意の簡単な起動を提供する。
【0073】
任意的に、流れ制御ユニットはカプセルの作動部材によって係合されると第2位置にある。任意的に、スイッチング部材はカプセルの別の作動部材によって係合されると第1位置にある。
【0074】
任意的に、流れ制御ユニットは、さらに第3モードにおいて稼働するように配設される、ここで第3モードにおいては、パラメータ、たとえば流量、体積及び/又は圧力が、第1レベルおよび第2レベルとは別の第3レベルへ調節される。流れ制御ユニットはまた、4以上の異なるモードにおいて稼働するように配設されうることが理解されよう。第3モードは、第2モードを作動させる作動部材とは異なる第2作動部材を有するカプセルによって起動されうる。第2作動部材はまた、第1モードを作動する作動部材と異なりうる。任意的に、スイッチング部材は、カプセルの第2作動部材によって係合されると第3位置にある。しかし、第2作動部材は、好ましくはカプセルの同じ位置に置かれており、好ましくは唯一の点で、たとえば突起部の長さにおいてのみ異なる。
【0075】
類似の作動部材によって作動せられる3以上のモードを提供することは、複数の作動部材が単一のカプセル上に存在する必要がなく、むしろカプセル毎に単一の作動部材で十分であるという利点をもたらす。たとえば、カプセルの単一の突起部は、存在するときはその長さで及び/又はその不存在で、装置を3以上のモードの内の1つにおいて稼働させうる。このことは、作動部材が上で記載されたようにカプセルの対称軸上に位置付けられているとき、より一層容易に実装されうる。
【0076】
制御ユニットはまた、パラメータ(たとえば、流量、体積及び/又は圧力)の無段制御を最小および最大レベル間で可能にするように配設されうる。突起部の長さは、流量及び/又は圧力及び/又は体積の代表値でありえる。流量は、カプセルの突起部の長さに比例することが可能である。圧力がカプセルの突起部の長さに比例することも可能である。体積がカプセルの突起部の長さに比例することも可能である。
【0077】
任意的に、システムは、第1カプセルと第2カプセルとを備える。第1カプセルは、第1作動部材を備えうる。第2カプセルは、第1作動部材とは異なる第2作動部材を備えうる。第1作動部材は、流れ制御ユニットを第2モードにおいて稼働させるように配設されうる。第2作動部材は、流れ制御ユニットを第3モードにおいて稼働させるように配設されうる。第1作動部材は、たとえば第1長さを有する突起部でありえ、かつ第2作動部材は、カプセル上の同じ位置にあるけれども、第1長さとは異なる第2長さを有する類似の突起部でありうる。
【0078】
それ故に、第1作動部材を有するカプセルが装置に導入されるとき、カプセルの第1作動部材は、装置に第2レベルでのパラメータ、たとえば流量及び/又は圧力で、自動的に流体を供給させる。第2レベルは、第1タイプの飲料が調製されるように設定されうる。第2作動部材を有するカプセルが装置に導入されるとき、カプセルの第2作動部材は、自動的にスイッチング部材を第3位置にさせる。このことは、装置に第3レベルでのパラメータ、たとえば流量及び/又は圧力で、流体を供給させる。第3レベルは、第2タイプの飲料が調製されるように設定されうる。このことは、飲料の調製において多能性を提供しうる。たとえば、低圧での第1タイプの飲料、たとえば紅茶またはアメリカンコーヒーを調製すること、そして高圧での第2タイプの飲料、たとえばエスプレッソコーヒーを調製することが可能である。付け加えると、カプセルが装置に導入されていないとき、作動部材がないので、装置は第1レベルでの流量及び/又は圧力で、自動的に流体を供給する。第1レベルは、装置をすすぐために十分な流量及び/又は圧力を供給するように設定されうること、一方、装置をすすぐための第1レベルの流量及び/又は圧力は、ユーザーへ与えられるリスクを取り除くまたは少なくとも低減するために、十分に低く設定されうることが理解されよう。それに加えて、第1モードにおける流量及び/又は圧力は、第2モードおよび第3モードにおける流量及び/又は圧力よりも小さいものでありうる。装置に第1レベルでのパラメータ、たとえば流量及び/又は圧力で流体を供給させることは、第1および第2作動部材とは異なる長さを有する別の作動部材を備えた第3カプセルを提供することによって得られうることも理解されよう。このことは、第3タイプの飲料を調製するためにも利用されうる。
【0079】
任意的に、システムのカプセルは、飲料成分、好ましくは抽出可能な製品、たとえば焙煎されかつ挽かれたコーヒーを備える。
【0080】
任意的に、カプセルは、流体が入ることを可能にする及び/又は飲料がカプセルから出ることを可能にする、多孔質の及び/又は穿孔された入口面及び出口面を夫々備える。
【0081】
任意的に、本発明に従う飲料調製装置に用いるのに適したカプセルは、装置をすすぎ及び/又は湯垢を除去するための洗浄剤及び/又は湯垢除去剤を夫々備える。適切な洗浄剤および湯垢除去剤はそれ自体公知である。すすぎ及び/又は湯垢除去は上で記載されたようにデフォルトモードで実行されうるので、洗浄剤及び/又は湯垢除去剤を備えているカプセルは必ずしも作動部材を備える必要はないことが理解されよう。
【0082】
本発明はまた、上に記載されたシステムの飲料調製装置に関する。そのような装置は、カプセルを保持するように配設されたカプセルホールダ、カプセルが該カプセルホールダ内にあるときに流体をカプセルへ供給する流体供給ユニット、カプセルへ供給されるべき流体のパラメータを制御するように配設された流れ制御ユニットを備えうる。ここで、該流れ制御ユニットは、少なくとも第1モードおよび第2モードの内の1つで選択的に操作されるように配設され、第1モードにおいて、パラメータは第1レベルに調節され、そして第2モードにおいて、パラメータは第1レベルとは異なる第2レベルに調節される。該流れ制御ユニットは、第1位置と第2位置との間を動きうるスイッチング部材を備え、該スイッチング部材は、カプセルが該カプセルホールダ内にあるとき、カプセルの作動部材によって係合されるように配設され、第1または第2位置に位置付けられる。そして、該流れ制御ユニットは、スイッチング部材が第1位置にあるときには、該流れ制御ユニットが第1モードにあるように配設され、そして該流れ制御ユニットは、スイッチング部材が第2位置にあるときには、該流れ制御ユニットが第2モードにあるように配設される。任意的に、スイッチング部材は、カプセルホールダの内壁の第1窪み部内に位置付けられる。
【0083】
飲料調製装置は、それ自体公知の追加的な部材、たとえば貯水槽、ヒーター、圧力下で水を供給するポンプ、飲料分配注ぎ口、使用済みカプセルのためのくず入れ等の内の1つ以上を装備された一層複雑な機械(たとえばコーヒーマシン)の部分でありうる。
【0084】
本発明はまた、本発明に従うシステムのカプセルに関する。前に述べたように、そのようなカプセルは飲料成分を備えうる。そのようなカプセルは、上に記載されたように飲料調製装置をすすぎ及び/又は湯垢を除去するための洗浄剤及び/又は湯垢除去剤を備えることも可能である。そのようなカプセルは、作動部材を備えうることが明らかであろう。そのようなカプセルは、作動部材、たとえば飲料調製装置のデフォルトモードを起動するためのものを備えないこともありえる。
【0085】
本発明の1側面に従うと、飲料調製装置において摂取可能な飲料を調製するためのカプセルであって、
好ましくは実質的に剛性のコップ状本体
該本体を閉じるための蓋、および
該飲料調製装置のスイッチング部材と係合するように配設された作動部材
を備えている、上記カプセルが提供される。
【0086】
そのようなカプセルは、上に記載されたようにシステムの飲料調製装置において飲料を調製するために用いられうることが理解されよう。そのようなカプセルは、飲料調製装置のスイッチング部材に係合しうる。
【0087】
好ましくは、作動部材はカプセルの突起部である。これは容易に製造されうる。突起部は、たとえばコップ状本体から延在しているピンでありうる。該ピンは、たとえば幅が0.5〜4mmでありうる。該ピンは、たとえば長さが1〜6mmでありうる。
【0088】
コップ状本体は、プラスチック材料から、たとえば射出成形法によって実質的に製造されうる。突起部は、目的に適った、コップ状本体の射出位置の伸長でありうる。したがって、突起部は、コップ状本体のデザインにおいて容易に組み込まれうる。
【0089】
任意的に、突起部はカプセルの窪み部内に含まれ、該突起部はコップ状本体の外側輪郭内に実質的に存在する。したがって、突起部は、製造、運搬または取扱中の変形または他の損傷から保護される。それ故に、突起部の正しい機能が保証されうる。
【0090】
代替的に、作動部材はカプセルの窪み部である。窪み部の深さは、スイッチング部材に第1および第2(および任意的に別の)位置の間の違いを識別させうる。
【0091】
任意的に、窪み部は、蓋と反対方向のコップ状本体内に設置される。
【0092】
任意的に、作動部材は蓋と反対方向のコップ状本体に設置される。作動部材は、好ましくはコップ状本体の外側輪郭に設置される。
【0093】
任意的に、作動部材は、カプセルの対称軸上に位置付けられる。対称軸は、カプセルが上記軸の周りに回転対称である。このことは、装置内のカプセルの回転配位が重要でなく、そして作動部材は装置に対して常に正しく位置付けられるであろうという利点をもたらし、装置内へのカプセルの挿入は消費者にとって容易である。
【0094】
任意的に、作動部材とコップ状本体とは、同一材料(モノリシック)部分を形成する。
【0095】
任意的に、カプセルは周囲を囲むリムを備える。好ましくは、周囲を囲むリムは、コップ状本体の開端部で該本体に対して外向きに延在する。好ましくは、カプセルは、該開端部を閉じる蓋を備える。
【0096】
好ましくは、カプセルは、(或る量の)飲料成分、たとえば抽出可能な製品、たとえば焙煎されかつ挽かれたコーヒーを備える。カプセルは、流体が入ることを可能にする多孔質の及び/又は穿孔された入口面、及び/又は飲料がカプセルから出ることを可能にする多孔性の及び/又は穿孔された出口面を夫々備えうる。
【0097】
そのようなカプセルはまた、キットの部分(好ましくは該キットの第2カプセルとして)を形成しうる。そのようなキットは、飲料調製装置内に第1の摂取可能な飲料を調製するための第1カプセルと第2の摂取可能な飲料を調製するための第2カプセルとを備え得、各カプセルは、
好ましくは実質的に剛性のコップ状本体、
該本体を閉じるための蓋、
飲料成分の或る量
を備え、
該第1カプセルは、該飲料調製装置のスイッチング部材に係合するように配設された作動部材を備えておらず、かつ
該第2カプセルは、該飲料調製装置のスイッチング部材に係合するように配設された作動部材を備えている。
【0098】
そのようなカプセルは、上に記載されたようにシステムの飲料調製装置で飲料を調製するために使用されうることが理解されよう。そのようなカプセルは、上記飲料調製装置のスイッチング部材を係合しえ、または係合しなくてもよい。
【0099】
それ故に、第1飲料は、第1の流量及び/又は圧力での流体で調製されえ、一方、第2飲料は、第2の流量及び/又は圧力での流体で調製されうる。第1飲料成分は第2飲料成分とは異なっていることが理解されよう。
【0100】
本発明はまた、飲料調製装置内に第1の摂取可能飲料を調製するための第1カプセルと第2の摂取可能飲料を調製するための第2カプセルとを備えるキットであって、各カプセルは
好ましくは実質的に剛性のコップ状本体、
該本体を閉じるための蓋、
飲料成分の或る量
を備え、
該第1カプセルは、該飲料調製装置のスイッチング部材に係合するように配設された第1作動部材を備え、かつ
該第2カプセルは、該飲料調製装置のスイッチング部材に係合するように配設された、該第1作動部材とは別の第2作動部材を備えている、
上記キットに関する。
【0101】
そのようなカプセルは、上に記載されたようなシステムの装置内において第1および第2飲料を調製するために用いられうることが理解されよう。そのような第1カプセルは、上記飲料調製装置のスイッチング部材が第1位置にあるような該スイッチング部材と係合するように配設され得、そして流れ制御ユニットは第1モードにおいて稼働する。そのような第2カプセルは、上記飲料調製装置のスイッチング部材が第2位置にあるような該スイッチング部材と係合するように配設されえ、そして流れ制御ユニットは第2モードにおいて稼働する。代替的に、そのような第1カプセルは、上記の飲料調製装置のスイッチング部材が第2位置にあるような該スイッチング部材と係合するように配設されえ、そして流れ制御ユニットは第2モードにおいて稼働する。そのような第2カプセルは、上記飲料調製装置のスイッチング部材が第3位置にあるような該スイッチング部材と係合するように配設されえ、そして流れ制御ユニットは第3モードにおいて稼働する。
【0102】
任意的に、第1作動部材の寸法は、第2作動部材の寸法とは異なる。
【0103】
第1作動部材は、第1カプセルの第1突起物でありうる。第2作動部材は、第2カプセルの第2突起物でありうる。第2突起物は、第1突起物よりも背が高くありうる。第1または第2突起物は、たとえば、コップ状本体から延在しているピンでありうる。該ピンは、たとえば幅が0.5〜4mmでありうる。該ピンは、たとえば長さが1〜6mmでありうる。
【0104】
コップ状本体は、プラスチック材料から、たとえば射出成形法によって実質的に製造されうる。突起部は、目的に適った、コップ状本体の射出位置の伸長でありうる。
【0105】
任意的に、突起部はカプセルの窪み部内に含まれ、該突起部はコップ状本体の外側輪郭内に実質的に存在する。
【0106】
代替的に、第1作動部材は第1カプセルの第1窪み部でありうる。第2作動部材は第2カプセルの第2窪み部でありうる。第1窪み部の深さは、第2窪み部の深さと異なりうる。
【0107】
任意的に、作動部材と夫々のコップ状本体とは、一体的部分を形成する。
【0108】
好ましくは、第1カプセルは第1飲料成分を備える。好ましくは、第2カプセルは第2飲料成分を備える。好ましくは、第1飲料成分は第2飲料成分と異なる。したがって、第1飲料は、第1飲料成分と1つの流量及び/又は圧力での流体とを用いて調製されうる。したがって、第2飲料は、第2飲料成分と別の流量及び/又は圧力での流体とを用いて調製されうる。
【0109】
第1飲料成分は、たとえば、体積、質量、密度、組成、挽かれたサイズなどにおいて第2飲料成分と異なりうる。
【0110】
第1及び/又は第2飲料成分は、抽出可能な製品、たとえば焙煎されかつ挽かれたコーヒーでありうる。
【0111】
カプセルは、流体がカプセルに入ること及び/又は飲料がカプセルから出ることを夫々可能にする、多孔質及び/又は穿孔された、入口面及び/又は出口面を夫々備えうる。
【0112】
本発明はまた、洗浄剤及び/又は湯垢除去剤を備える第1カプセルと、たとえば飲料成分を備える第2カプセルとを備えるキットに関する。ここで、上に記載したように、第1カプセルは飲料調製装置を第1モードにさせるように配設されえ、かつ第2カプセルは飲料調製装置を第2モードにさせるように配設されうる。
【0113】
本発明に従う、飲料成分を備えるカプセルから摂取に適した飲料を調製するための方法であって、
カプセルを準備すること、および
第1チェンバー部分、および
第2チェンバー部分、
保持手段を備えるカプセルハンドラー
を備える装置を準備すること、
を含み、
該カプセルが該第1チェンバー部分と該第2チェンバー部分との間に挿入されうるように、該第1チェンバー部分と該第2チェンバー部分とを互に対して開位置に位置付けること、
該カプセルを該カプセルハンドラー内に挿入すること、および該カプセルハンドラーに待機位置を取らせて、飲料調製位置における該カプセルは該第1チェンバー部分と該第2チェンバー部分との間にある、
該カプセルが該飲料調製位置から離脱できないように、該カプセルの該飲料調製位置に対応して、該第1チェンバー部分および該第2チェンバー部分を互に対して閉位置に位置付けること、
該保持手段が該カプセルを越えて通過するように、該カプセルハンドラーを該待機位置から該放出位置まで動かすこと、
該カプセルが重力の影響下で該飲料調製位置から自由に落下することを可能にするように、該第1チェンバー部分および該第2チェンバー部分を互に対して開位置に位置付けること、
のステップを包含している、上記方法も提供される。
【0114】
任意的に、本方法は、カプセルハンドラーが保持手段にカプセルを越えるように強いさせることを含む。
【0115】
好ましくは、カプセルがカプセルハンドラーの飲料調製位置にあるとき、本方法は、カプセルの出口面を第2チェンバー部分の飲料調製板に当接しまたは近くに位置付けることを含む。
【0116】
任意的に、本方法は、カプセルハンドラーが待機位置に位置付けられるとき、装置内にカプセルを挿入することを含む。したがって、カプセルは、カプセルハンドラー内に挿入されると、飲料調製位置に直ちに到達する。
【0117】
代替的に、本方法は、カプセルハンドラーが待機位置とは異なる装填位置に位置付けられたときに装置内にカプセルを挿入すること、および該カプセルハンドラーを装填位置から待機位置へ動かすこと、を含みうる。したがって、カプセルは装填位置から待機位置へ転送される。このことは、装置に対する設計上の追加的な自由度をもたらしうる。
【0118】
任意的に、本方法は、カプセルの挿入があると、カプセルの案内エッジ、たとえばリムを保持することを含む。任意的に、本方法は、カプセルハンドラー内のカプセルの飲料調製位置へカプセルの案内エッジを摺動的に案内することを含む。
【0119】
任意的に、本方法は、カプセルハンドラーが装填位置にあるときに飲料調製位置とは異なる挿入位置にカプセルを保持することを含む。カプセルハンドラーは、カプセルハンドラーに対して実質的に動かないようにカプセルを保持しながら挿入位置から待機位置までカプセルを転送するように配設されうる。
【0120】
任意的に、本方法は、カプセルハンドラーを待機位置から放出位置まで旋回させることを含む。任意的に、本方法は、カプセルハンドラーを装填位置から待機位置まで旋回させることを含む。
【0121】
任意的に、本方法は、カプセルハンドラーを提供することを含み、ここで、保持手段は2つの突起部によって形成され、かつカプセルハンドラーを第1チェンバー部分および第2チェンバー部分に対して動かすことは、2つの突起部がカプセルに対して同じ方向に動くように、カプセルを越えて保持手段が動かされることを可能にする。
【0122】
好ましくは、本方法は、第1チェンバー部分が閉位置から出発して開位置へ到達する前に、カプセルハンドラーを待機位置から放出位置に到達させることを含む。
【0123】
任意的に、本方法は、カプセルハンドラーの待機位置から放出位置への移動の開始に対して遅れて第1チェンバー部分の閉位置から開位置への移動を開始させることを含む。
【0124】
任意的に、本方法は、第1チェンバー部分が開位置から閉位置へ到達する前に、カプセルハンドラーを装填位置から待機位置へ到達させることを含む。
【0125】
任意的に、本方法は、カプセルハンドラーの装填位置から待機位置への移動の開始に対して遅れて第1チェンバー部分の開位置から閉位置への移動を開始させることを含む。
【0126】
任意的に、本方法は
該飲料調製装置であって、さらに、
該カプセルを保持するように配設されたカプセルホールダ、
該カプセルが該カプセルホールダ内にあるとき、流体を該カプセルへ供給するための流体供給ユニット、
を備える該飲料調製装置を準備すること、および
少なくとも第1モードおよび第2モードの1つにおいて該カプセルへ流体を選択的に供給すること、ここで、該カプセルの作動部材に依存して、該第1モードにおいては、該カプセルへ供給されるべき該流体のパラメータ、たとえば流量及び/又は圧力は、第1レベルへ調節され、かつ該第2モードにおいては、該パラメータ、たとえば該流量及び/又は該圧力は、該第1レベルとは異なる第2レベルへ調節される、
を包含している。
【0127】
任意的に、本方法は、
作動部材を備えているカプセルを準備すること、
該飲料調製装置であって、さらに、
該カプセルを保持するように配設されたカプセルホールダ、
該カプセルが該カプセルホールダ内にあるとき、流体を該カプセルへ供給するための流体供給ユニット、
を備える該飲料調製装置を準備すること、および
少なくとも第1モードおよび第2モードの1つにおいて該カプセルへ流体を選択的に供給すること、ここで、該カプセルの作動部材に依存して、該第1モードにおいては、該カプセルへ供給されるべき該流体のパラメータ、たとえば流量及び/又は圧力は、第1レベルへ調節され、かつ該第2モードにおいては、該パラメータ、たとえば該流量及び/又は該圧力は、該第1レベルとは異なる第2レベルへ調節される、
を包含している。本発明は、飲料を調製するための本発明に従う装置におけるカプセルの使用にも関係している。
【0128】
ここで、カプセルホールダは、第1チェンバー部分(の部分)を備えうる。ここで、カプセルは、好ましくは実質的に剛性の、コップ状本体およびこの本体を閉じるための蓋、を備えうる。
【0129】
一般的に、本発明に従う方法は、上述されたシステムに対応している各ステップを備えうることが理解されよう。
【0130】
一般的に、本発明に従う方法は、以下の事象の系列:
a) カプセルハンドラーを待機位置に位置付けること、
b) 第1チェンバー部分と第2チェンバー部分とを開位置に位置付けること、
c) カプセルをカプセルハンドラー内へ挿入すること、
d) カプセルハンドラーに飲料調製位置にカプセルを案内及び/又は位置付けさせること、この飲料調製位置でカプセルは保持手段によって保持される、
e) 第1チェンバー部分および任意的に第2チェンバー部分を閉位置へ動かすこと、
f) 流体、たとえば圧力下の熱湯をカプセルへ供給することによって飲料を調製すること、
g) カプセルハンドラーを放出位置まで動かすこと、この際に保持手段がカプセルを越えて進む、
h) 第1チェンバー部分および任意的に第2チェンバー部分を開位置へ動かすこと、
i) カプセルがもはや保持手段並びに第1及び/又は第2チェンバー部分によって保持されていない故に、カプセルを飲料調製位置から落とすこと、
を包含しうる。
【0131】
ステップa)とb)との順番は逆にしてもよいことは明らかであろう。さらに、カプセルハンドラーは、ステップc)の前に装填位置に位置付けられることが可能である。それから、ステップd)は、カプセルハンドラーを装填位置から待機位置へ動かすことを含みうる。ステップf)とg)との順番を逆にしてもよいことは明らかであろう。第2チェンバー部分が調製前には動かずに留まりそして調製後に動く場合に、追加的なステップj)は、別の飲料を調製する前に第2チェンバー部分を初期位置へ戻すこと、を含みうる。
【0132】
本発明の別の局面によると、カプセルから食料製品、特に飲料を調製するための飲料調製装置であって、
カプセルを飲料調製位置の方へ挿入するための領域が画定されているフレーム、
該フレームによって画定された摺動領域内に摺動するように配設された、第1チェンバー部分と第2チェンバー部分とによって画定された飲料調製チェンバー、ここで、そのような複数のチェンバー部分は、閉じる構成と開く構成およびその逆との間で両方が互いに対しておよび上記フレームに対して摺動しうる、
該チェンバーに飲料調製流体を供給するためのおよび該チェンバー自身から調製された飲料を排出するための、それぞれの導管、
該フレームに対して固定された飲料調製位置内にカプセルを、好ましくは上部から挿入するための、1対の向き合った案内通路、
上記飲料調製位置にカプセルを保持する少なくとも1つの(好ましくは2つの)部材、
を備えることを特徴とする、上記装置を提供する。
【0133】
少なくとも1つの部材は指令されると、カプセルが飲料調製位置から直接下向きに落ちることを可能にすることによって保持位置と自由位置との間で逆方向に動かされうる。
【0134】
明らかに、一般的に、本発明に従う装置は、より複雑な機械、たとえばそれ自体公知の付加的部材、たとえば、熱湯を供給するためのボイラー、ポンプ、およびコーヒー分配口などを備えたコーヒー機械内に挿入されうる。
【0135】
本発明の本局面において、飲料調製流体をチェンバー内へ供給するための導管および調製された製品をチェンバー自身から排出するための導管は、必要に応じて変化する数、たとえば単一の供給導管および単一の出口導管または数個の供給導管または出口導管でありうる。
【0136】
本発明の目的に対して、装置フレームは、使用中に絶対的な基準システムに対して実質的に固定されていると考えられ、装置内にカプセルを挿入するための、フレーム内に画定された領域は、動かない。
【0137】
明らかに、本発明の本局面に従うと、飲料調製位置に収容されたカプセルは、フレームに対して決して位置を変えない。事実、飲料調製チェンバーの両部分は、飲料調製チェンバーを閉じるために、および刺通針によって可能な刺通を実行するために、およびチェンバーが開くことおよび針からのカプセルの分離、および飲料調製位置から直接のカプセルの落下を実行するために、必要な全ての動きを、非常に簡単な仕方で実行するために運動状態に置かれる。このことは、公知のタイプの装置に対して装置の信頼性および装置の構造的な単純性の点において顕著な利点を含む。
【0138】
本発明の好ましい実施態様に従うと、カプセルを支持するための少なくとも1つの部材は、カプセルを底から支えるように配設され、かつそれは、指令されると、カプセルの飲料調製位置から直接下方への落下を可能にすることによって、支持位置、たとえば待機位置と解放位置、たとえば放出位置との間で、逆方向に動かされうる。
【0139】
本発明の好ましい実施態様に従うと、装置は、飲料調製チェンバーを開閉するための指令レバーを備え、該指令レバーは、閉位置と開位置との間およびその逆との間で、2つのチェンバー部分の連結運動の、単一の運動学的連鎖に結びつけられている。
【0140】
実際に、単一の指令でかつ1以上の電気的作動部の助け無しに、公知のタイプの装置が、特に、刺通針が存在する場合にカプセルを収容しているチェンバー部分からカプセルの取り出しを実行するように構成されているところのやり方を著しく単純化することによって、両飲料調製チェンバー部分を動かすことは可能である。
【0141】
特に利点のある好ましい実施態様に従うと、本発明の装置は、案内通路の横たわる平面に実質的に一致するまたは平行な面上に、保持部材のための運動部材を提供する。通路が装置の「軸」に沿う空間を必要としないので(ここで、軸はフレーム摺動領域内の飲料調製チェンバー部分の摺動方向として理解される)、そのような平面上の保持部材の運動は、装置構成を著しく簡単化すること、たとえば装置の全体的な寸法をかなり限定することを可能にする。好ましくは、この観点において、本発明の好ましい実施態様は、動く部材が少なくとも保持部材のために上向きの移動器を備えることを提供する。
【0142】
任意的に、上記運動学的連鎖は、フレームにヒンジされたピンに偏心的な仕方でヒンジされた第1端部での運動ピストンロッドを備え、上記ピンは制御レバーへの運動学的接続によって回転し、上記運動ピストンロッドは反対側の第2端部で、上記第2チェンバー部分に一体化されたピンにヒンジされ、かつ上記第2チェンバー部分の摺動方向に沿って摺動するように結合される。
【0143】
任意的に、上記運動学的連鎖は、その一つの運動学的端部へ制御レバーが関節結合され、かつその反対方向の運動学的端部へ第1押出ピストンロッドが関節結合された介在物群を備え、第1押出ピストンロッド上記第1調製チェンバー部分へ関節結合されている。
【0144】
任意的に、上記介在物群は、
1端部で上記第1押出ピストンロッドにヒンジされ、かつ反対方向の端部でフレームにヒンジされたクランク、
1端部でフレームにヒンジされ、かつ該円弧状アームのヒンジされた軸に対して角度的に交互に置かれた1対の向き合った相欠きはぎ接合を有する円弧状アーム、ここで、上記クランクは上記相欠きはぎ接合の間に位置付けられ、上記相欠きはぎ接合は、該円弧状アームの回転の方向に従って代替的に上記クランクに衝突されるように適合される、
第2ピストンロッドであって、その両端部は上記円弧状アームの中間位置で、制御レバーのフレームへのヒンジされた軸に向き合った制御レバーの突起部へ
それぞれヒンジされた第2ピストンロッド、
を備える。
【0145】
任意的に、上記円弧状アームがフレームへヒンジする軸と、上記押出ピストンロッドが第1飲料調製チェンバー部分へヒンジする軸と、および上記運動ピストンロッドが第2飲料調製チェンバー部分へヒンジする軸とは、上記チェンバー部分の摺動軸さえも横たわっているその同じ平面上に横たわり、上記摺動軸は、それらと交差することによって、上記第1番目の軸に直交している。
【0146】
任意的に、上記案内通路、および上記カプセルを支持する少なくとも1つの部材は、それらの間で一体化される。
【0147】
任意的に、装置は、上記案内通路に実質的に一致したまたは平行な平面上の上記少なくとも1つの支持部材のための運動手段を備える。
【0148】
任意的に、上記運動手段は、上記少なくとも1つの上記支持部材に上方への移動を課すように配設および備えられた移動器を備える。
【0149】
任意的に、上記運動手段は、飲料調製位置にあるカプセルのための位置設定部材を備え、上記案内通路および上記通路から外に出る1対の凸体上記支持部材の1対を構成し、カプセルは上記位置設定部材上に画定され、カプセルが飲料調製位置にあるとき、上記位置設定器は、上記凹面をカプセルの直径端部の上方に運ぶように上方に移動可能である。
【0150】
任意的に、上記上方移動器は、上記フレームに保持されそして上記レバーおよび上記位置設定器の両方と相互作用する線形カムを有する運動学的機構を備え、その結果
上記制御レバーの完全に上げられた位置において、上記位置設定器は、飲料調製位置にあるカプセルのために支持位置にあり、一方、上記飲料調製チェンバーは完全に開いている、
フレーム上の上記完全に上げられた位置から完全に下げられた位置への上記制御レバーの回転は、上記飲料調製チェンバーを閉じることを引き起こし、カプセルは、それを収容している上記第1チェンバー部分および位置設定器内の上記支持部材の両方によって係合されたままである、
フレーム上の上記完全に下げられた位置から上記制御レバーの上向きの最初の部分的な回転は、上記位置設定器の垂直上昇を引き起こし、該飲料調製チェンバーは実質的に閉じられたままである、
上記最初の部分的な回転に続く、上記制御レバーが完全に上げられた位置までの上記制御レバーの上向きの2番目の部分的な回転は、上記飲料調製チェンバーを開くこと、および上記カプセルの下向きの落下および上記位置設定器の下向きの移動を引き起こす。
【0151】
任意的に、線形カムを有する運動学的機構は、上記チェンバー部分の摺動軸に平行にフレームの内側側部上を摺動するよう拘束された少なくとも1つの細長い摺動部を備え、上記摺動部は、上記位置設定器と一体化されたピンに摺動可能に結合された、上向きに傾斜された少なくとも1つの区域によって形成された、線形カムを有する成形された小孔を備える。上記摺動部上で、上記制御レバーと相互作用する領域を与えられる上記小孔に反対の位置において、上記相互作用領域は、上記制御レバーをフレームへヒンジするための軸の方向に平行な方向に従い曲げることによって弾性的に変形可能である、該摺動部の端部フラップを提供する。同じ制御レバーが完全に上げられた位置にあるとき、上記端部フラップは上記制御レバーと一体の押出付属部の重複を可能にするように形作られ、上記制御レバーが完全に下げられた位置にあるとき、上記押出付属部はその代わりに該摺動部の上記端部フラップ(28A)の該終端面で終わる。
【0152】
任意的に、上記端部フラップの上記終端面は、上記押出付属部による上記端部小フラップのフレームの外側方向への弾性的な変形を防ぐために、フレームの外側で斜角を付けられる。
【0153】
任意的に、該摺動部の上記端部フラップの上面は、上記押出付属部による曲げによる弾性的な変形を容易にするために、フレームの内側方向に上側部分で斜角を付けられる。
【0154】
任意的に、上記装置は、カプセルから抽出することによって食料製品を製造するための機械の部分である。
【0155】
述べたように、別の局面によれば、本発明は、飲料調製装置によるカプセルからの飲料調製を実行するための方法さえも備える。そのような方法は、
該装置フレームに対して固定された飲料調製位置にカプセルを案内すること、
上記飲料調製位置にカプセルを底から支持すること、
その中にカプセルが配設されるところの飲料調製位置の方へ飲料調製チェンバーの2つの部分を反対方向から接近させること、
上記チェンバー部分によって画定された該飲料調製チェンバーを閉じること、
上記チェンバーを飲料調製流体によって、好ましくはそれを収集領域の方へ向けることによって横断させること
カプセルが上記飲料調製位置から直接に下方に落下することを可能にするように下側で自由にすること、
によって特徴付けられる。
【0156】
本方法の好ましい実施態様に従うと、カプセルが下方に落下することを可能にするようにカプセルを自由にするための局面は、上記飲料調製位置から、カプセルを支持する少なくとも1つの部材を上方に動かすための局面を備え、そのような運動の間、カプセルは該飲料調製位置に静止したままであるが、一方、支持局面の間、該支持部材は、同じ部材の近くにあるところのカプセルの部分を変形させる。該カプセルの部分は、実際には支持部材の上向きの運動の障害物である。該支持部材は、防害を形成するカプセル部分を越えるよう強制されうる。
【0157】
本発明は、図面を参照しつつ、これに限定されない例によってこれ以降説明されるであろう。