【実施例】
【0209】
以下の実施例を、本発明の種々の代表的な実施形態および態様を示すために提供し、具体的に示さない限り、本発明の範囲を制限することを決して意図しない。
【0210】
以下の実施例で使用した全ての試薬、出発物質、および溶媒を、商業的供給者(Aldrich Chemical Company,Milwaukee,WIなど)から購入し、他で示さない限り、さらに精製することなく使用した。
【0211】
1H NMRスペクトルを、他で示さない限り、400MHz Varian AS400分光計で記録した。化学シフトを、内部標準としてのテトラメチルシラン(TMS)と比較したδ値(ppm)として報告する。結合定数(J値)をヘルツ(Hz)で示し、多重度を以下の略語を使用して報告する:s=シングレット、d=ダブレット、t=トリプレット、q=カルテット、m=マルチプレット、br=ブロード、nd=未検。
液体クロマトグラフィ質量分析(LC−MS)の条件
LC−MSデータを、Agilent1100液体クロマトグラフィシステム−G1312Aバイナリポンプ(Agilent Technologies)、ZORBAX Rapid Resolution 3.5μm Rx、Bonus−RPカラム(粒径3.5μm;2.1mm×50mm)(Agilent Technologies)、およびAPI 150EXシングル四重極LC/MS質量分析計(Perkin−Elmer Sciex Instruments)を使用して得た。以下の溶媒系を使用した:
溶媒A:98%水および2%アセトニトリル(v/v)+1mL/L TFA
溶媒B:90%アセトニトリルおよび10%水(v/v)+1mL/L TFA
流速:500μL/分
勾配:(方法10−90):3分間にわたって10%B→90%B
(方法2−90):3分間にわたって2%B→90%B
(方法10−70):3分間にわたって10%B→70%B。
HPLC条件
HPLCを、HP1100シリーズHPLCシステム(Agilent Technologies)およびZORBAX Rapid Resolution 3.5μm Rx、Bonus−RPカラム(粒径3.5μm;2.1mm×50mm)(Agilent Technologies)、またはAscentis Express C18HPLCカラム(粒径2.7μm、3.0mm×3cm)を使用して行った。以下の溶媒系を使用した:
溶媒A:98%水および2%アセトニトリル(v/v)+1mL/L TFA
溶媒B:90%アセトニトリルおよび10%水(v/v)+1mL/L TFA
流速:500μL/分
勾配:(方法10−50):6分間にわたって10%B→50%B
(方法10−70):6分間にわたって10%B→70%B
(方法2−90):6分間にわたって2%B→90%B。
【0212】
実施例1
3−[4−(ビフェニル−2−イルカルバモイルオキシ)ピペリジン−1−イル]プロピオン酸の調製
ビフェニル−2−イルカルバミン酸ピペリジン−4−イルエステル(50.0g、168.7mmol)(例えば、2006年2月16日公開の米国特許出願公開第2006/0035931A1号を参照のこと)およびアクリル酸(15.1mL、219.3mmol)を含むDCM(500mL)の撹拌溶液を50℃で一晩加熱した。反応混合物を減圧下で濃縮し、残渣をMeOH(600mL)に溶解した。得られた溶液を75℃で2時間加熱し、次いで、室温で約48時間静置した。得られた固体を濾過によって回収し、MeOHで洗浄し、乾燥させて表題化合物(61.5g、収率99%)を得た。
【0213】
実施例2
4−({3−[4−(ビフェニル−2−イルカルバモイルオキシ)ピペリジン−1−イル]プロピオニル}メチル−アミノ)酪酸メチルエステルの調製
4−メチルアミノ酪酸メチルエステル塩酸塩(546mg、3.26mmol)および3−[4−(ビフェニル−2−イルカルバモイルオキシ)ピペリジン−1−イル]プロピオン酸(1.20g、3.26mmol)を含むDCM(15mL)の撹拌混合物に、N,N,N’,N’−テトラメチル−O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)ウロニウムヘキサフルオロホスファート(1.36g、3.58mmol)を添加し、その後にN,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.42mL、8.15mmol)を添加した。LC−MS(方法2−90)は、生成物が存在することを示した(Rt3.11分;m/z482.4[M+H]
+)。水およびDCMを添加し、層を分離した。有機層を水(2×)およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、表題化合物(2.0g、収率100%)を淡黄色オイルとして得た。
【0214】
実施例3
4−({3−[4−(ビフェニル−2−イルカルバモイルオキシ)ピペリジン−1−イル]プロピオニル}メチルアミノ)酪酸の調製
4−({3−[4−(ビフェニル−2−イルカルバモイルオキシ)ピペリジン−1−イル]−プロピオニル}メチルアミノ)酪酸メチルエステル(1.00g、2.08mmol)を含むTHF(10mL)の撹拌溶液に水酸化ナトリウム水溶液(1.0M、10.4mL、10.4mmol)を滴下し、反応混合物を室温で一晩撹拌した。LC−MS(方法10−90)は生成物が存在することを示した(Rt3.34分;m/z468.2[M+H]
+)。混合物のpHを塩酸水溶液(6M)でpH5に調整し、混合物を減圧下で濃縮した。塩化アンモニウム水溶液を残渣に添加し、この混合物をEtOAcで洗浄した。水層のpHをリン酸緩衝液でpH4に調整し、次いで、酢酸イソプロピル/クロロホルム(4×)の1:3混合物で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、表題化合物を無色オイルとして得、これをさらに精製することなく使用した。
【0215】
実施例4
ビフェニル−2−イルカルバミン酸1−(2−{[3−(4−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−フェニルカルバモイル)プロピル]メチルカルバモイル}エチル)ピペリジン−4−イルエステルの調製
4−({3−[4−(ビフェニル−2−イルカルバモイルオキシ)ピペリジン−1−イル]−プロピオニル}メチルアミノ)酪酸(75mg、0.16mmol)および4−(1,3−ジオキソラン−2−イル)フェニルアミン(26mg、0.16mmol)を含むDCM(3mL)の溶液に、N,N,N’,N’−テトラメチル−O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)ウロニウムヘキサフルオロホスファート(73.2mg、0.192mmol)を添加し、その後にN,N−ジイソプロピルエチルアミン(55.9μL、0.321mmol)を添加した。反応混合物を室温で約48時間撹拌した。LC−MS(方法2−90)は生成物が存在することを示した(Rt3.87分;m/z615.4[M+H]
+)。水およびDCMを添加し、層を分離した。有機層を水(2×)およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、表題化合物を黄色オイルとして得、これをさらに精製することなく使用した。次の実験では、この化合物を、濾過可能な固体としても単離した。
【0216】
実施例5
ビフェニル−2−イルカルバミン酸1−(2−{[3−(4−ホルミルフェニルカルバモイル)−プロピル]メチルカルバモイル}エチル)ピペリジン−4−イルエステルの調製
ビフェニル−2−イルカルバミン酸1−(2−{[3−(4−(1,3−ジオキソラン−2−イル)フェニルカルバモイル)プロピル]メチルカルバモイル}エチル)ピペリジン−4−イルエステル(98mg、0.16mmol)を含むアセトニトリル(2mL)の撹拌溶液に塩酸水溶液(3M、1.07mL)を添加した。得られた暗橙色溶液を室温で撹拌した。水を添加し、得られた混合物をDCM(2×)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、表題化合物を得、これをさらに精製することなく使用した。
【0217】
実施例6
ビフェニル−2−イルカルバミン酸1−(2−{[3−(4−{[(R)−2−(tert−ブチルジメチル−シラニルオキシ)−2−(8−ヒドロキシ−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イル)エチルアミノ]メチル}−フェニルカルバモイル)プロピル]メチルカルバモイル}エチル)ピペリジン−4−イルエステルの調製
ビフェニル−2−イルカルバミン酸1−(2−{[3−(4−ホルミル−フェニルカルバモイル)プロピル]メチルカルバモイル}エチル)ピペリジン−4−イルエステル(91mg、0.16mmol)を含むDCM(2mL)の撹拌溶液に、5−[(R)−2−アミノ−1−(tert−ブチルジメチルシラニルオキシ)エチル]−8−ヒドロキシ−1H−キノリン−2−オン酢酸塩(101mg、0.256mmol)(例えば、2006年2月16日公開の米国特許出願公開第2006/0035931A1号を参照のこと)を添加し、その後にMeOH(1mL)を添加した。得られた黄色溶液を室温で10分間撹拌し、次いで、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(89mg、0.40mmol)を添加し、この混合物を一晩撹拌した。LC−MS(方法2−90)は生成物が存在することを示した(Rt3.25分;m/z889.8[M+H]
+)。水およびDCMを添加し、層を分離した。有機層を水(2×)およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して表題化合物を得、これをさらに精製することなく使用した。
【0218】
実施例7
ビフェニル−2−イルカルバミン酸1−(2−{[3−(4−{[(R)−2−ヒドロキシ−2−(8−ヒドロキシ−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イル)エチルアミノ]メチル}−フェニルカルバモイル)プロピル]メチルカルバモイル}エチル)ピペリジン−4−イルエステルジトリフルオロ酢酸塩(化合物I−1)の調製
【0219】
【化28】
ビフェニル−2−イルカルバミン酸1−(2−{[3−(4−{[(R)−2−(tert−ブチルジメチルシラニルオキシ)−2−(8−ヒドロキシ−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イル)エチルアミノ]メチル}フェニルカルバモイル)プロピル]メチルカルバモイル}エチル)ピペリジン−4−イルエステル(約0.16mmol)を含むDCM(3mL)の溶液に、トリエチルアミン三フッ化水素酸塩(260μL、1.60mmol)を添加した。反応混合物を室温で一晩撹拌した。LC−MS(方法2−90)は生成物が存在することを示した(Rt3.00分;m/z775.4[M+H]
+)。反応混合物を減圧下で濃縮し、残渣をHPLCによって精製して、表題化合物を得た(27.8mg、収率39%、純度94%)。
【0220】
実施例8
[3−(トリチルアミノ)フェニル]酢酸の調製
窒素下で0℃の(3−アミノフェニル)酢酸(30.20g、199.8mmol)を含むピリジン(200mL)の撹拌溶液に、臭化トリチル(77.5g、240mmol)を含むDCM(120mL)の溶液を5分間にわたって滴下した。反応混合物を室温で14時間撹拌し、次いで、減圧下で濃縮した。残渣にDCM(約800mL)および水(約800mL)を添加し、層を分離した。有機層を水(3×約500mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して茶色がかったオフホワイト固体を得た(100.1g)。固体をEtOH(500mL)に懸濁し、この混合物を60℃で1時間加熱し、次いで、室温に冷却した。固体を濾過によって回収し、EtOHで洗浄し、高真空下で乾燥させて、表題化合物(67.2g、収率85%)を白色固体として得た。
1HNMR(DMSO-d
6)δ 7.25(m);7.13(m); 6.70(s); 6.63(t); 6.55(d); 6.27(d);6.09(m); 3.29(br s); 3.16(s)。
【0221】
実施例9
2−[3−(トリチルアミノ)フェニル]エタノールの調製
窒素下で0℃の[3−(トリチルアミノ)フェニル]酢酸(30.00g、76.24mmol)を含むTHF(126mL)の撹拌懸濁液に、ボランジメチルスルフィド複合体を含むTHF(2M、76.2mL、152mmol)の溶液を、1.8℃以下に維持しながら45分間にわたって滴下した。得られたわずかに黄色の均一な溶液を室温で18時間撹拌した。飽和重炭酸ナトリウム水溶液(約300mL)をゆっくり添加し(最初の添加の際に強く発泡する)、得られた混合物を室温で一晩撹拌した。混合物をEtOAc(2×約330mL)で抽出し、合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、表題化合物(25.6g、収率86%)を白色固体として得た。
1H NMR(CDCl
3)δ 7.25(m);6.9(t); 6.4(m); 6.3(m); 6.1(s);5.0(s); 3.5(m); 2.5(t)。
【0222】
実施例10
4−ニトロベンゼンスルホン酸2−[3−(トリチルアミノ)フェニル]エチルエステルの調製
窒素下で0℃の2−[3−(トリチルアミノ)フェニル]エタノール(5.00g、13.2mmol)およびトリエチレンジアミン(2.22g、19.8mmol)を含むDCM(52.7mL)の撹拌溶液に、p−ニトロベンゼンスルホニルクロリド(3.50g、15.8mmol)を5分間にわたって少しずつ添加した。得られた混合物を0℃で40分間撹拌し、次いで、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(約50mL)を添加した。混合物を室温で10分間撹拌し、次いで、層を分離した。水層をDCM(2×約50mL)で抽出し、合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して表題化合物(7.44g、収率100%)を橙黄色の泡状固体として得た。
1H NMR(CDCl
3)δ 8.20(m);7.70(m); 7.30(m); 6.70(m);6.30(m); 6.10(m); 5.30(s); 5.00(s); 4.00(t);3.20(m); 2.60(m)。
【0223】
実施例11
5−[(R)−2−{[2−(3−アミノフェニル)エチル]ベンジルアミノ}−1−(tert−ブチル−ジメチルシラニルオキシ)エチル]−8−ベンジルオキシ−1H−キノリン−2−オンの調製
4−ニトロベンゼンスルホン酸2−[3−(トリチルアミノ)フェニル]エチルエステル(7.44g、13.2mmol)、5−[(R)−2−ベンジルアミノ−1−(tert−ブチルジメチルシラニルオキシ)エチル]−8−ベンジルオキシ−1H−キノリン−2−オン(5.42g、10.5mmol)(例えば、2006年2月16日公開の米国特許出願公開第2006/0035931A1号を参照のこと)、および重炭酸ナトリウム(3.32g、39.5mmol)を含むアセトニトリル(26.4mL)の撹拌混合物を、75℃の窒素下で18時間加熱した。混合物を室温に冷却し、塩酸水溶液(1N、約40mL)を使用して、pHをpH2未満に調整した。混合物を室温で1時間撹拌し、次いで、混合物のpHを、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(約30mL)を使用してpH7〜8に調整した。水(約50mL)およびEtOAc(約50mL)を添加し、層を分離した(分離を改善するために少量の希釈塩化ナトリウム水溶液を添加した)。水層をEtOAc(2×30mL)で抽出し、合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィ(30−60%のEtOAcを含むヘキサン)によって精製して、表題化合物(5.7g、収率68%)を淡黄色泡状固体として得た。
1H NMR(CDCl
3)δ 9.10(s);7.90(br s); 7.40(m); 7.20(m);7.10(m); 7.00(t); 6.90(s);
6.50(m); 6.30(s);5.20(s); 4.80(m); 3.60(m); 2.80(m); 2.60(m); 0.80(s); -0.2(s)。
【0224】
実施例12
4−(tert−ブトキシカルボニルメチルアミノ)酪酸の調製
室温の4−(メチルアミノ)酪酸塩酸塩(1.00g、6.51mmol)およびトリエチルアミン(2.72mL、19.5mmol)を含むDCM(60mL)の撹拌混合物に、ジ−tert−ブチルジカルボナート(1.56g、7.16mmol)を添加した。得られた混合物を約72時間撹拌した。LC−MSは生成物が存在することを示した(Rt4.11分;m/z216.2[M+H]
+)。DCMおよび水を添加し、水層のpHを、塩酸水溶液(1M)を使用してpH4.5〜6に調整した。層を分離し、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、表題化合物(1.5g、収率100%)を淡黄色の濃厚なオイルとして得た。
1H NMR(CDC1
3)δ 3.28(br s);2.85(s); 2.35(t); 1.84(t);1.46(s)。
【0225】
実施例13
{3−[3−(2−{ベンジル−[(R)−2−(8−ベンジルオキシ−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イル)−2−(tert−ブチルジメチルシラニルオキシ)エチル]アミノ}エチル)フェニルカルバモイル]−プロピル}メチルカルバミン酸tert−ブチルエステルの調製
室温の4−(tert−ブトキシカルボニルメチルアミノ)酪酸(72.0mg、0.331mmol)、5−[(R)−2−{[2−(3−アミノフェニル)エチル]ベンジルアミノ}−1−(tert−ブチル−ジメチルシラニルオキシ)エチル]−8−ベンジルオキシ−1H−キノリン−2−オン(210mg、0.331mmol)、2,6−ルチジン(46.5μL、0.398mmol)、およびN−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(69.8mg、0.364mmol)を含むDMF(3mL)の撹拌溶液に、1−ヒドロキシ−7−アザベンゾトリアゾールを含むDMF(0.5M、0.729mL、0.364mmol)の溶液を添加した。得られた混合物を室温で一晩撹拌した。LC−MS(方法2−90)は生成物が存在することを示した(Rt4.56分;m/z833.6[M+H]
+)。水を添加し、この混合物を10%塩化リチウム水溶液およびDCMで希釈した。層を分離し、有機層を10%塩化リチウム水溶液(2×)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を高真空下でさらに濃縮させて表題化合物(少量のDMFを含む)を得、これをさらに精製することなく次の反応で使用した。
【0226】
実施例14
N−[3−(2−{ベンジル−[(R)−2−(8−ベンジルオキシ−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イル)−2−(tert−ブチルジメチルシラニルオキシ)エチル]アミノ}エチル)フェニル]−4−メチルアミノブチルアミドの調製
室温の{3−[3−(2−{ベンジル−[(R)−2−(8−ベンジルオキシ−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イル)−2−(tert−ブチルジメチルシラニルオキシ)エチル]アミノ}エチル)−フェニルカルバモイル]プロピル}メチルカルバミン酸tert−ブチルエステル(276mg、0.331mmol)を含むDCM(3mL)の撹拌溶液に、トリフルオロ酢酸(2mL、20mmol)を添加し、得られた混合物を室温で一晩撹拌した。LC−MS(方法2−90)は生成物が存在することを示した(Rt2.69分;m/z7.33.4[M+H]
+)。反応混合物を減圧下で濃縮し、残渣をDCMに溶解した。この溶液を飽和重炭酸ナトリウム水溶液(2×)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、表題化合物(249mg、収率100%)を黄褐色オイルとして得、これをさらに精製することなく次の反応で使用した。
【0227】
実施例15
ビフェニル−2−イルカルバミン酸1−[2−({3−[3−(2−{ベンジル−[(R)−2−(8−ベンジルオキシ−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イル)−2−(tert−ブチルジメチルシラニルオキシ)エチル]−アミノ}エチル)フェニルカルバモイル]プロピル}メチルカルバモイル)エチル]ピペリジン−4−イルエステルの調製
室温の3−[4−(ビフェニル−2−イルカルバモイルオキシ)ピペリジン−1−イル]−プロピオン酸(127mg、0.344mmol)およびN−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(69.0mg、0.360mmol)を含むDMF(5mL)の撹拌溶液に、1−ヒドロキシ−7−アザベンゾトリアゾールを含むDMF(0.5M、0.720mL、0.360mmol)の溶液を添加した。N−[3−(2−{ベンジル−[(R)−2−(8−ベンジルオキシ−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イル)−2−(tert−ブチルジメチルシラニルオキシ)エチル]アミノ}エチル)フェニル]−4−メチルアミノブチルアミド(240mg、0.327mmol)および2,6−ルチジン(114μL、0.982mmol)を添加し、得られた混合物を一晩撹拌した。LC−MS(方法2−90)は生成物が存在することを示した(Rt4.13分;m/z1083.7[M
+])。水を添加し、この混合物をDCMで希釈した。層を分離し、有機層を10%塩化リチウム水溶液(2×)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィ(0−20%MeOHを含むDCM(1%TEA含有))によって精製して、表題化合物(258mg、収率72%)を黄色オイルとして得た。
【0228】
実施例16
ビフェニル−2−イルカルバミン酸1−(2−{[3−(3−{2−[(R)−2−(tert−ブチルジメチルシラニルオキシ)−2−(8−ヒドロキシ−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イル)エチルアミノ]−エチル}フェニルカルバモイル)プロピル]メチルカルバモイル}エチル)ピペリジン−4−イルエステルの調製
室温のビフェニル−2−イルカルバミン酸1−[2−({3−[3−(2−{ベンジル−[(R)−2−(8−ベンジルオキシ−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イル)−2−(tert−ブチルジメチルシラニルオキシ)エチル]−アミノ}エチル)フェニルカルバモイル]プロピル}メチルカルバモイル)エチル]ピペリジン−4−イルエステル(258mg、0.238mmol)を含むMeOH(3mL)の撹拌溶液に、酢酸水溶液(17.4M、41.4μL、0.720mmol)を添加した。得られた溶液に窒素(3サイクルの吸引およびその後の乾燥窒素)をパージし、次いで、水酸化パラジウム(47mg、0.34mmol)を添加した。この混合物を窒素で再度パージし、次いで、水素(5×)でパージし、次いで、水素下にて(ニードルを刺したバルーン)室温で6時間撹拌した。LC−MS(方法2−90)は生成物が存在することを示した(Rt3.71分;m/z903.6[M+H]
+)。反応混合物をメンブランフィルターで濾過し、濾液を減圧下で濃縮して表題化合物を得、これをさらに精製することなく次の反応で使用した。
【0229】
実施例17
ビフェニル−2−イルカルバミン酸1−(2−{[3−(3−{2−[(R)−2−ヒドロキシ−2−(8−ヒドロキシ−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イル)エチルアミノ]エチル}フェニルカルバモイル)−プロピル]メチルカルバモイル}エチル)ピペリジン−4−イルエステルジトリフルオロ酢酸塩(化合物I−7)の調製
【0230】
【化29】
室温のビフェニル−2−イルカルバミン酸1−(2−{[3−(3−{2−[(R)−2−(tert−ブチルジメチルシラニルオキシ)−2−(8−ヒドロキシ−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イル)エチルアミノ]−エチル}フェニルカルバモイル)プロピル]メチルカルバモイル}エチル)ピペリジン−4−イルエステル(202mg、0.224mmol)を含むDCM(4mL)の撹拌溶液にトリエチルアミン三フッ化水素酸塩(364μL、2.24mmol)を添加し、得られた混合物を一晩撹拌した。LC−MS(方法2−90)は生成物が存在することを示した(Rt2.77分;m/z789.6[M+H]
+)。反応混合物を減圧下で濃縮し、残渣をHPLCによって精製して、表題化合物(101.6mg、収率47%、純度100%)を得た。
【0231】
実施例18
メチル(3−ブロモフェニル)アセタートの調製
(3−ブロモフェニル)酢酸(10.0g、0.0465mol)および濃硫酸(4.5mL)を含むMeOH(230mL)の撹拌溶液を、40℃で16時間加熱した。反応混合物を減圧下で濃縮し、残渣を水(50mL)およびDCM(100mL)と混合した。層を分離し、有機層を減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィ(0−10% EtOAc/ヘキサン)によって精製して、表題化合物(19.8g、収率91%)無色オイルとして得た。
LC−MS(方法10−90):Rt3.36分;m/z300.4[M+H]
+;229.6[M
+]。
1HNMR(CD
3OD)δ 7.48(s,1H);7.44(d,1H); 7.26-7.25(m,2H); 3.71(s,3H);3.66(s,2H)。
【0232】
実施例19
メチル[3−(2−オキソプロピル)フェニル]アセタートの調製
メチル(3−ブロモフェニル)アセタート(19.7g、86.0mmol)、トリブチルスズメトキシド(37.1mL、129mmol)、酢酸イソプロペニル(14.2mL、129mmol)、酢酸パラジウム(961mg、4.28mmol)、およびトリ−o−トリルホスフィン(2.63g、8.64mmol)を含むトルエン(70mL)の撹拌混合物を100℃で6時間加熱した。フッ化カリウム水溶液(4M、120mL)およびEtOAc(200mL)を添加し、得られた混合物を一晩撹拌した。次いで、混合物をセライトで濾過し、層を分離した。有機層を水で洗浄し、次いで、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィ(0−8%MeOHを含むDCM)によって精製して、表題化合物(11.8g、収率66%)を得た。
LC−MS(方法10−90):Rt4.24分;m/z207.3[M+H]
+。
【0233】
実施例20
メチル{3−[(S)−2−((S)−1−フェニルエチルアミノ)プロピル]フェニル}アセタート塩酸塩の調製。
【0234】
メチル[3−(2−オキソプロピル)フェニル]アセタート(2.31g、11.2mmol)、(S)−1−フェニルエチルアミン(3.4mL、27.0mmol)、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(14g、68.0mmol)、および硫酸マグネシウム(3.2g、27.0mmol)を含むDCM(69mL)の混合物を一晩撹拌した。反応混合物を0℃に冷却し、発泡が停止するまで飽和重炭酸ナトリウム水溶液(150mL)を添加した。層を分離し、水層をDCM(70mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィ(0−10%MeOHを含むDCM)によって精製した。塩酸水溶液(6N、2mL)を生成物に添加して塩酸塩を形成させた。MeOH(50mL)を添加し、得られた混合物を減圧下で濃縮した。この手順を繰り返し、次いで、最小量のMeOH(5mL)を添加して固体を完全に溶解させた。ジイソプロピルエーテル(9mL)を添加し、得られた混合物を室温で2時間静置した。得られた沈殿を濾過によって回収し、エーテルで洗浄して表題化合物(2.85g;収率81%;S,Sのdeは10:1)を白色固体として得た。
LC−MS(方法2−90):Rt2.28分;m/z312.2[M+H]
+。
1H NMR(CD
3OD)δ7.71-7.69(m,4H);7.45(t,1H); 7.35(t,1H); 7.20-7.17(m,3H); 4.80-4.76(m,1H);3.85(s,3H);3.81(s,2H); 3.42-3.40(m,1H); 2.80(t,2H); 1.86(d,3H); 1.37(d,3H)。
【0235】
実施例21
メチル[3−((S)−2−アミノプロピル)フェニル]アセタートの調製
メチル{3−[(S)−2−((S)−1−フェニルエチルアミノ)プロピル]−フェニル}アセタート塩酸塩(1.12g、3.60mmol)、ギ酸アンモニウム(1.16g、257mmol)、および水酸化パラジウム(0.30g、2.1mmol)を含むEtOH(40mL)の撹拌溶液を75℃で1時間加熱した。反応混合物をセライトで濾過し、濾過ケーキをEtOAc(2×50mL)で洗浄した。濾液を減圧下で濃縮し、残渣をDCM(50mL)および20%アンモニア水溶液(50mL)に溶解した。層を分離し、水層をDCMで抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、表題化合物(437mg、収率58%)を無色オイルとして得た。LC−MS(方法2−90):Rt1.18分;m/z208.4[M+H]
+。
1HNMR(CD
3OD)δ7.43(t,1H); 7.29-7.25(m,3H); 3.85(s,3H); 3.81(s,2H);3.31-3.23(m,1H);2.85-2.75(m,2H); 1.26(d,3H)。
【0236】
実施例22
(3−{(S)−2−[(R)−2−(8−ベンジルオキシ−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イル)−2−(tert−ブチルジメチルシラニルオキシ)エチルアミノ]プロピル}フェニル)酢酸メチルエステルの調製
[3−((S)−2−アミノプロピル)フェニル]酢酸メチルエステル(632mg、3.05mmol)およびトリエチルアミン(1.27mL、9.15mmol)を含むN−メチルピロリジノン(3.4mL、35mmol)の溶液を、8−ベンジルオキシ−5−[(R)−2−ブロモ−1−(tert−ブチルジメチルシラニルオキシ)−エチル]−1H−キノリン−2−オン(1.5g、3.0mmol)(例えば、2006年2月16日公開の米国特許出願公開第2006/0035931A1号を参照のこと)に添加した。得られた混合物を、100℃で1.5時間マイクロ波で処理した(300ワット)。次いで、混合物をEtOAc(20mL)で希釈し、この溶液をブライン(100mL)で繰り返し洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィ(0−10%MeOHを含むDCM)によって精製して表題化合物(400mg、収率20%)を黄色オイルとして得た。
LC−MS(方法2−90):Rt2.79分;m/z615.4[M+H]
+。
【0237】
実施例23
(3−{(S)−2−[(R)−2−(8−ベンジルオキシ−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イル)−2−(tert−ブチルジメチルシラニルオキシ)エチルアミノ]プロピル}フェニル)酢酸の調製
(3−{(S)−2−[(R)−2−(8−ベンジルオキシ−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イル)−2−(tert−ブチルジメチルシラニルオキシ)エチルアミノ]プロピル}フェニル)酢酸メチルエステル(810mg、1.3mmol)を含むTHF/MeOH/水の3:2:1混合物(4mL)の溶液に、水酸化リチウム(158mg、6.59mmol)を添加した。得られた混合物を室温で3時間撹拌し、次いで、濃塩酸水溶液でpH6に酸性化した。この混合物を減圧下で濃縮して、黄色固体(307mg、収率39%)を得、これをさらに精製することなく次の反応で使用した。
LC−MS(方法2−90):Rt3.10分;m/z601.4[M+H]
+。
【0238】
実施例24
(3−{(S)−2−[(R)−2−(tert−ブチルジメチルシラニルオキシ)−2−(8−ヒドロキシ−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イル)エチルアミノ]プロピル}フェニル)酢酸の調製
(3−{(S)−2−[(R)−2−(8−ベンジルオキシ−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イル)−2−(tert−ブチルジメチルシラニルオキシ)エチルアミノ]プロピル}フェニル)酢酸(約1.3mmol)を含むEtOH(8mL)の溶液に乾燥窒素をパージし、次いで、炭素担持パラジウム(10%、約50%水、デグサ型、300mg)を添加した。この混合物に水素をパージし、次いで、水素(バルーン)雰囲気下で1時間撹拌した。次いで、混合物をセライトで濾過し、濾床をMeOH(20mL)およびEtOAc(20mL)で洗浄した。濾液を減圧下で濃縮し、残渣をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィ(0−20%MeOHを含むDCM)によって精製して、表題化合物(300mg、収率40%)を黄色固体として得た。
LC−MS(方法2−90):Rt 2.67分;m/z511.6[M+H]
+。
【0239】
実施例25
[3−(9H−フルオレン−9−イルメトキシカルボニルアミノ)プロピル]メチルカルバミン酸tert−ブチルエステルの調製
0℃のN−(3−アミノプロピル)−N−メチルカルバミン酸tert−ブチルエステル(2.00g、10.6mmol)および炭酸ナトリウム(2.81g、26.6mmol)を含む水(7mL)の撹拌溶液に、9−フルオレニルクロロギ酸メチル(2.75g、10.6mmol)を含む1,4−ジオキサン(5mL)の溶液を添加した。得られた混合物を室温で2時間撹拌し、次いで、水(10mL)に注いだ。この混合物をジエチルエーテル(2×50mL)で抽出し、合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、透明オイルを得た。オイルをシリカゲルフラッシュクロマトグラフィ(0−70% EtOAcを含むヘキサン)によって精製して、表題化合物(4.24g、収率77%)を透明オイルとして得た(生成物は少量の不純物を含んでいたが、さらに精製することなく使用した)。
LC−MS(方法2−90):Rt4.05分;m/z411.2[M+H]
+。
1H NMR(CD
3OD)δ7.96(d,2H);7.81(d,2H),7.56(t,2H); 7.48(t,2H); 4.55(d,2H); 4.37(t,1H);3.41(t,2H);3.27(t,2H); 3.01(s,3H); 1.89-1.85(m,2H); 1.61(s,9H)。
【0240】
実施例26
(3−メチルアミノプロピル)カルバミン酸9H−フルオレン−9−イルメチルエステル塩酸塩の調製
[3−(9H−フルオレン−9−イルメトキシカルボニルアミノ)プロピル]−メチルカルバミン酸tert−ブチルエステル(4.24g、10.3mmol)を含むEtOAc(8mL)の撹拌溶液に、濃塩酸(2mL、60mmol)をゆっくり添加し、得られた混合物を室温で一晩撹拌した。混合物を減圧下で濃縮して、表題化合物(3.21g、収率78%)を白色固体として得た。
LC−MS(方法2−90):Rt 2.32分;m/z311.4[M+H]
+。
1H NMR(CD
3OD)δ7.82(d,2H);7.66(d,2H),7.42(t,2H); 7.34(t,2H); 4.45(d,2H); 4.12(t,1H);3.23(t,2H);2.99(t,2H); 2.71(s,3H); 1.88-1.83(m,2H)。
【0241】
実施例27
ビフェニル−2−イルカルバミン酸1−(2−{[3−(9H−フルオレン−9−イルメトキシカルボニルアミノ)プロピル]メチルカルバモイル}エチル)ピペリジン−4−イルエステルの調製
3−[4−(ビフェニル−2−イルカルバモイルオキシ)ピペリジン−1−イル]−プロピオン酸(2.8g、7.6mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(2.6mL、15mmol)を含むDMF(31mL)の撹拌混合物に、2−クロロ−1−メチルピリジニウムヨージド(3.9g、15mmol)を添加した。一旦固体が溶解すると、(3−メチルアミノプロピル)カルバミン酸9H−フルオレン−9−イルメチルエステル塩酸塩(2.63g、7.58mmol)を添加し、得られた混合物を、HPLCおよびLCMSによって本質的に完了するまで室温で撹拌した。次いで、混合物を減圧下で濃縮してほとんどのDMFを除去し、残渣をDCM(30mL)に溶解した。この混合物を水(3×20mL)およびブライン(3×20mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィ(0−20%MeOHを含むDCM)によって精製して、表題化合物(5.0g、収率97%)を白色固体として得た。
LC−MS(方法2−90):Rt3.24分;m/z661.4[M+H]
+。
【0242】
実施例28
ビフェニル−2−イルカルバミン酸1−{2−[(3−アミノプロピル)−メチルカルバモイル]エチル}ピペリジン−4−イルエステルの調製
ビフェニル−2−イルカルバミン酸1−(2−{[3−(9H−フルオレン−9−イルメトキシカルボニル−アミノ)プロピル]メチルカルバモイル}エチル)ピペリジン−4−イルエステル(2.2g、3.3mmol)に、10%ピペリジン(0.31g、3.3mmol)を含むDCM(3.2mL)の溶液を添加し、得られた混合物を室温で1時間震盪した。混合物を減圧下で濃縮し、残渣をDCM(100mL)に溶解した。この混合物を水(2×20mL)で洗浄し、次いで、塩化アンモニウム(1N、2×20mL)で抽出した。層を分離し、DCMを水層に添加した。水層を水酸化カリウム水溶液(1N)の添加によって塩基性にし、層を分離した。有機層を水酸化カリウム水溶液(1N、2×20mL)およびブライン(1×20mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、表題化合物(1.0g、収率66%)を透明オイルとして得た。
LC−MS(方法2−90):Rt1.85分;m/z439.4[M+H]
+。
【0243】
実施例29
ビフェニル−2−イルカルバミン酸1−[2−({3−[2−(3−{(S)−2−[(R)−2−(tert−ブチルジメチルシラニルオキシ)−2−(8−ヒドロキシ−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イル)エチルアミノ]プロピル}フェニル)アセチルアミノ]プロピル}メチルカルバモイル)エチル]ピペリジン−4−イルエステルの調製
(3−{(S)−2−[(R)−2−(tert−ブチルジメチルシラニルオキシ)−2−(8−ヒドロキシ−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イル)エチルアミノ]プロピル}フェニル)酢酸(135mg、0.264mmol);Wang樹脂担持2−クロロピリジウムトリフラート(ポリマー支持向山試薬)(1.19mmol/g ローディング;635mg、0.775mmol)、およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(132μL、0.755mmol)を含むDMF(4.78mL)の混合物を室温で30分間撹拌した。ビフェニル−2−イルカルバミン酸1−{2−[(3−アミノプロピル)メチルカルバモイル]エチル}ピペリジン−4−イルエステル(122mg、0.278mmol)を添加し、この混合物を室温で一晩撹拌した。混合物を濾過し、樹脂をDCM(4mL)、MeOH(4mL)、およびTHF(4mL)で洗浄した。濾液を減圧下で濃縮し、残渣をDCMに溶解した。この溶液を水(2×10mL)、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(2×10mL)、およびブライン(1×10mL)で洗浄し、次いで、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィ(0−20%MeOHを含むDCM)によって精製して、表題化合物(59mg、収率24%)を白色固体として得た。
LC−MS(方法2−90):Rt4.35分;m/z931.7[M+H]
+。
【0244】
あるいは、この反応を、カップリング試薬としてEDCおよびHOBtの組み合わせを使用して行うことができる。
【0245】
実施例30
ビフェニル−2−イルカルバミン酸1−[2−({3−[2−(3−{(S)−2−[(R)−2−ヒドロキシ−2−(8−ヒドロキシ−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イル)エチルアミノ]プロピル}フェニル)アセチルアミノ]−プロピル}メチルカルバモイル)エチル]ピペリジン−4−イルエステルジトリフルオロ酢酸塩(化合物I−13)の調製
【0246】
【化30】
ビフェニル−2−イルカルバミン酸1−[2−({3−[2−(3−{(S)−2−[(R)−2−(tert−ブチル−ジメチルシラニルオキシ)−2−(8−ヒドロキシ−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イル)エチルアミノ]プロピル}−フェニル)アセチルアミノ]プロピル}メチルカルバモイル)エチル]ピペリジン−4−イルエステル(59mg、0.063mmol)およびトリエチルアミン三フッ化水素酸塩(10.3μL、0.0634mmol)を含むDCM(1mL)の溶液を、80℃で20分間マイクロ波で処理した(300ワット)。次いで、反応混合物を減圧下で濃縮し、残渣をHPLC(方法10−50)によって精製して、表題化合物(35.2mg、収率52%)を得た。
LC−MS(方法2−90):Rt2.16分;m/z817.6[M+H]
+。
【0247】
実施例31
メチル5−メチルアミノペンタノアート塩酸塩の調製
1−メチル−2−ピペリジノン(4.40mL、40.0mmol)を含む水酸化ナトリウム水溶液(4M、11.0mL、44.0mmol)の撹拌溶液を、100℃で15時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、次いで、濃塩酸でpH2に酸性化した。次いで、混合物を減圧下で濃縮して、粗5−メチルアミノペンタン酸をピンクがかった白色固体として得た。粗5−メチルアミノペンタン酸に、MeOH(40.0mL、987mmol)および濃塩酸(0.33mL、4.0mmol)を添加した。得られた混濁液を60℃で39時間加熱し、その時点でLC−MSは出発物質の残存を示した。さらなる濃塩酸(0.33mL、4.0mmol)を添加し、得られた混合物を60℃で33時間加熱し、65℃でさらに24時間加熱した。LC−MSは出発物質の残存を示した。反応混合物を減圧下で濃縮し、塩化水素を含むMeOH(1.25M)の溶液を残渣に添加した。得られた混合物を60℃で72時間加熱し、その時点でLC−MSによって出発物質の残存は認められなかった。反応混合物を減圧下で部分的に濃縮し、形成された固体材料を濾過によって除去し、MeOHで洗浄した。次いで、濾液を減圧下で濃縮して、メチル5−メチルアミノペンタノアート塩酸塩(7.57g、収率100%)を淡黄色固体として得た。
LC−MS(方法2−90):Rt1.10分;m/z146.4[M+H]
+。
1H NMR(CD
3OD)δ4.86(s),3.66(s), 3.30(t), 3.00(t), 2.69(s), 2.41(t), 1.71(m)。
【0248】
実施例32
5−({3−[4−(ビフェニル−2−イルカルバモイルオキシ)ピペリジン−1−イル]プロピオニル}メチルアミノ)ペンタン酸メチルエステルの調製
メチル5−メチルアミノペンタノアート塩酸塩(7.27g、40.0mmol)、3−[4−(ビフェニル−2−イルカルバモイルオキシ)ピペリジン−1−イル]プロピオン酸(13.3g、36.0mmol)、および1−ヒドロキシ−7−アザベンゾトリアゾール(5.14g、37.8mmol)の混合物を含むDCM(160mL)および2,6−ルチジン(12.5mL、108mmol)を、室温で3時間撹拌した。N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(10.4g、54.0mmol)を添加し、得られた混合物を室温で2時間撹拌した。飽和重炭酸ナトリウム水溶液(約100mL)を添加し、層を分離した。水層をDCM(50mL)で抽出し、有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィ(30−100%EtOAcを含むヘキサン;次いで、2−10%MeOHを含むDCM)によって精製して、表題化合物(12.38g、収率69%)を淡黄色の濃厚なオイル/白色固体として得た。
LC−MS(方法2−90):Rt2.43分;m/z496.6[M+H]
+。
1H NMR(CDCl
3)δ8.10(d,1H), 7.40(m, 6H), 7.20(m, 2H), 6.58(s, 1H), 4.74(m, 1H), 3.66(d, 3H),3.37(t,1H), 3.29(m, 1H), 2.97(s, 2H), 2.91(s, 1H), 2.70(m, 4H), 2.49(m, 2H),2.34(m,4H), 1.92(m, 2H), 1.60(m, 5H)。
【0249】
実施例33
5−({3−[4−(ビフェニル−2−イルカルバモイルオキシ)ピペリジン−1−イル]プロピオニル}メチルアミノ)ペンタン酸の調製
5−({3−[4−(ビフェニル−2−イルカルバモイルオキシ)ピペリジン−1−イル]プロピオニル}−メチルアミノ)ペンタン酸メチルエステル(10.21g、20.60mmol)、tert−ブチルアルコール(20mL)、および水(20mL)の混合物に、LiOH:水(1.97g、41.2mmol)の1:1混合物を添加した。得られた混合物を室温で4時間撹拌し、次いで、混合物のpHを塩酸水溶液(1N)を使用して約pH2に調整した。水層をDCM(2×約80mL)で抽出し、有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して表題化合物(12.23g、定量
的)をオフホワイトの泡状固体(残存tert−ブチルアルコールを含む)として得た。LC−MS(方法2−90):Rt2.32分;m/z482.4[M+H]
+。
【0250】
実施例34
2−(4−ニトロフェニル)−1,3−ジオキソランの調製
p−ニトロベンズアルデヒド(101.5g、672mmol)、エチレングリコール(112mL)、およびp−トルエンスルホン酸(12.8g、67.2mmol)を含むトルエン(800mL)の撹拌溶液を、Dean−Starkトラップを備えたフラスコ中にて120℃で4時間加熱した。室温への冷却後、反応混合物を減圧下で濃縮した。残渣に飽和重炭酸ナトリウム水溶液(800mL)を添加し、この混合物を室温で15分間撹拌した。得られた固体を濾過によって単離し、真空下で乾燥させて、表題化合物(121.8g、収率92%)を黄色固体として得た。
1H NMR(DMSO-d
6):δ = 8.12(d,2H), 7.59(d, 2H), 5.78(s, 1H),3.8-4.0(m, 4H)。
【0251】
実施例35
4−(1,3−ジオキソラン−2−イル)フェニルアミンの調製
乾燥窒素下の二酸化白金(227mg、1.00mmol)および重炭酸ナトリウム(420mg、5.00mmol)の混合物に、2−(4−ニトロフェニル)−1,3−ジオキソラン(976mg、5.00mmol)を含むEtOH(30.0mL)の溶液を添加した。反応混合物に水素を15分間バブリングし、次いで、水素雰囲気下(バルーン)で2時間撹拌した。次いで、反応混合物をMeOHで洗浄したセライトパッドで濾過した。濾液を減圧下で濃縮して、表題化合物(0.80g、収率96%)を得た。
【0252】
実施例36
ビフェニル−2−イルカルバミン酸1−(2−{[4−(4−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−フェニルカルバモイル)ブチル]メチルカルバモイル}エチル)ピペリジン−4−イルエステルの調製
5−({3−[4−(ビフェニル−2−イルカルバモイルオキシ)ピペリジン−1−イル]−プロピオニル}メチルアミノ)ペンタン酸(2.33g、4.84mmol)、4−(1,3−ジオキソラン−2−イル)フェニルアミン(800mg、5mmol)、およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.26mL、7.26mmol)を含むDCM(48.4mL)の撹拌溶液に、1−ヒドロキシ−7−アザベンゾトリアゾール(692mg、5.08mmol)およびN−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(1.39g、7.26mmol)を添加した。得られた混合物を室温で一晩撹拌した。次いで、反応混合物を飽和重炭酸ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、表題化合物(3.04g、収率100%)を黄色固体として得た。
LC−MS(方法10−70):Rt2.67分;m/z629.6[M+H]
+。
【0253】
実施例37
ビフェニル−2−イルカルバミン酸1−(2−{[4−(4−ホルミルフェニルカルバモイル)ブチル]メチルカルバモイル}エチル)ピペリジン−4−イルエステルの調製
ビフェニル−2−イルカルバミン酸1−(2−{[4−(4−(1,3−ジオキソラン−2−イル)フェニルカルバモイル)ブチル]メチルカルバモイル}エチル)ピペリジン−4−イルエステル(3.04g、4.84mmol)を含む塩酸水溶液(1M、10mL)およびアセトニトリル(10mL)の撹拌混合物を、50℃で2時間加熱した。反応混合物を減圧下で濃縮し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液およびDCMを残渣に添加した。層を分離し、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、表題化合物(2.83g、収率100%)を得た。
LC−MS(方法10−70):Rt2.67分;m/z585.4[M+H]
+。
【0254】
実施例38
ビフェニル−2−イルカルバミン酸1−(2−{[4−(4−{[(R)−2−(tert−ブチルジメチル−シラニルオキシ)−2−(8−ヒドロキシ−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イル)エチルアミノ]メチル}−フェニルカルバモイル)ブチル]メチルカルバモイル}エチル)ピペリジン−4−イルエステルの調製
ビフェニル−2−イルカルバミン酸1−(2−{[4−(4−ホルミル−フェニルカルバモイル)ブチル]メチルカルバモイル}エチル)ピペリジン−4−イルエステル(2.83g、4.84mmol)および5−[(R)−2−アミノ−1−(tert−ブチルジメチルシラニルオキシ)エチル]−8−ヒドロキシ−1H−キノリン−2−オン酢酸塩(1.91g、4.84mmol)を含むMeOH:DCMの1:1混合物(40.0mL、312mmol)の撹拌溶液に、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(3.08g、14.5mmol)を添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌し、次いで、層を分離した。有機層を飽和重炭酸ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して黄色固体を得た。固体をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィ(0−30%MeOHを含むDCM+0.5%NH
4OH)によって精製して、表題化合物(3.60g、収率82%)を黄色固体として得た。
LC−MS(方法10−70):Rt2.72分;m/z903.8[M+H]
+。
【0255】
実施例39
ビフェニル−2−イルカルバミン酸1−(2−{[4−(4−{[(R)−2−ヒドロキシ−2−(8−ヒドロキシ−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イル)エチルアミノ]メチル}フェニルカルバモイル)−ブチル]メチルカルバモイル}エチル)ピペリジン−4−イルエステルジトリフルオロ酢酸塩(化合物I−14)の調製
【0256】
【化31】
ビフェニル−2−イルカルバミン酸1−(2−{[4−(4−{[(R)−2−(tert−ブチルジメチルシラニルオキシ)−2−(8−ヒドロキシ−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イル)エチルアミノ]−メチル}フェニルカルバモイル)ブチル]メチルカルバモイル}エチル)ピペリジン−4−イルエステル(3.60g、3.98mmol)を含むDCM:DMFの9:1混合物(32.9mL)の撹拌溶液にトリエチルアミン三フッ化水素酸塩(1.95mL、12.0mmol)を添加した。得られた混合物を室温で一晩撹拌し、次いで、減圧下で濃縮した。残渣をHPLC(方法10−70)によって精製して、表題化合物(1.90g、収率46%)を白色固体として得た。
LC−MS(方法10−70):Rt2.12分;m/z789.6[M+H]
+。
【0257】
実施例40
ジベンジル−(4−ヨード−2,5−ジメチルフェニル)アミンの調製
2,5−ジメチル−4−ヨードアニリン(6.44g、26.1mmol)、臭化ベンジル(11.50g、67.24mmol)、および炭酸カリウム(8.20g、59.3mmol)を含むEtOH(100mL)の混合物を、50℃で12時間撹拌した。次いで、反応混合物を減圧下で濃縮した。残渣(紫色固体)をDCMと混合し、この混合物を吸引を使用して濾過した。濾液をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィ(0−5%MeOHを含むDCM)によって精製して、表題化合物(9.35g、収率83%)をオイルとして得た。
LC−MS(方法10−90):Rt3.99分;m/z428.4[M+H]
+。
【0258】
実施例41
4−ジベンジルアミノ−2,5−ジメチルベンズアルデヒドの調製
窒素下で−15℃のジベンジル−(4−ヨード−2,5−ジメチルフェニル)アミン(9.35g、21.9mmol)を含むトルエン(100mL)の撹拌溶液に、n−ブチルリチウムを含むヘキサン(1.6M、20.5mL、32.8mmol)をシリンジを介して30分間にわたって滴下した。得られた混合物を−15℃で15分間撹拌し、次いで、N,N−ジメチルホルムアミド(1.86mL、24.1mmol)を10分間にわたって滴下した。2時間後、塩酸水溶液(1M、46.6mL)およびブライン(30mL)を添加し、得られた混合物を15分間撹拌した。層を分離し、有機層をブラインで抽出し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィ(0−50%DCMを含むヘキサン)によって精製して、表題化合物(3.60g、収率49%)を透明オイルとして得た。
LC−MS(方法10−90):Rt3.76分;m/z330.4[M+H]
+。
【0259】
実施例42
ジベンジル−[4−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−2,5−ジメチルフェニル]アミンの調製
窒素下の4−ジベンジルアミノ−2,5−ジメチルベンズアルデヒド(3.60g、10.9mmol)を含むトルエン(35.0mL)の撹拌溶液に、1,2−エタンジオール(1.83mL、32.8mmol)およびp−トルエンスルホン酸(451mg、2.62mmol)を添加した。反応混合物を80℃で一晩加熱した。TLC(3:1ヘキサン:EtOAc)は、生成物と出発物質との約50:50混合物を示した。硫酸マグネシウム(1.32g、10.9mmol)を添加し、6時間撹拌し続けた。次いで、反応混合物を濾過し、減圧下で濃縮して、表題化合物(3.19g、収率78%)をオイルとして得た。
【0260】
実施例43
(4−アミノ−2,5−ジメチルフェニル)メタノールの調製
ジベンジル−[4−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−2,5−ジメチルフェニル)アミン(2.00g、5.35mmol)を含むEtOH(14.0mL)およびEtOAc(7.00mL)の撹拌溶液を窒素で3分間フラッシングし、次いで、重炭酸ナトリウム(0.200g、2.38mmol)および活性炭担持パラジウム(10重量%、約50%水;0.800g、0.360mmol)を添加した。反応混合物を水素ガスで3分間フラッシングし、次いで、水素雰囲気下(バルーン)で3時間撹拌した。次いで、混合物をセライトパッドで濾過し、パッドをMeOH(10mL)で洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して表題化合物を得、これをいかなるさらなる精製も行わずに使用した。
【0261】
実施例44
ビフェニル−2−イルカルバミン酸1−(2−{[3−(4−ヒドロキシメチル−2,5−ジメチルフェニルカルバモイル)プロピル]メチルカルバモイル}エチル)ピペリジン−4−イルエステルの調製
5−({3−[4−(ビフェニル−2−イルカルバモイルオキシ)ピペリジン−1−イル]プロピオニル}−メチルアミノ)ペンタン酸(1.19g、2.46mmol)、(4−アミノ−2,5−ジメチルフェニル)−メタノール(372mg、2.46mmol)、およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(858μL、4.93mmol)を含むDCM(18.5mL)の溶液を、室温で30分間撹拌した。N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(708mg、3.69mmol)を添加し、得られた混合物を室温で3時間撹拌した。飽和重炭酸ナトリウム水溶液(5mL)を添加し、この混合物をDCM(2×2mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィ(0−10%MeOHを含むDCM)によって精製して、表題化合物(460mg、収率31%)を黄色オイルとして得た。
LC−MS(方法10−90):Rt2.53分;m/z599.4[M+H]
+。
【0262】
実施例45
ビフェニル−2−イルカルバミン酸1−(2−{[4−(4−ホルミル−2,5−ジメチル−フェニルカルバモイル)ブチル]メチルカルバモイル}エチル)ピペリジン−4−イルエステルの調製
0℃のビフェニル−2−イルカルバミン酸1−(2−{[4−(4−ヒドロキシメチル−2,5−ジメチルフェニルカルバモイル)ブチル]メチルカルバモイル}エチル)ピペリジン−4−イルエステル(0.460g、0.748mmol)およびジメチルスルホキシド(0.531mL、7.48mmol)を含むDCM(2.58mL)の撹拌溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.65mL、3.7mmol)を添加した。三酸化硫黄−ピリジン複合体(0.357g、2.24mmol)を添加し、得られた混合物を0℃で1時間撹拌した。水(3mL)を添加し、層を分離した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して表題化合物を含むDCM溶液を得、これを次の反応で直ちに使用した。
LC−MS(方法10−90):Rt2.44分;m/z613.4[M+H]
+。
【0263】
実施例46
ビフェニル−2−イルカルバミン酸1−(2−{[4−(4−{[(R)−2−(tert−ブチルジメチル−シラニルオキシ)−2−(8−ヒドロキシ−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イル)−エチルアミノ]メチル}−2,5−ジメチルフェニルカルバモイル)ブチル]メチルカルバモイル}エチル)ピペリジン−4−イルエステルの調製
前の反応由来のビフェニル−2−イルカルバミン酸1−(2−{[4−(4−ホルミル−2,5−ジメチルフェニルカルバモイル)ブチル]メチルカルバモイル}エチル)ピペリジン−4−イルエステル(約0.748mmol)を含むDCMの撹拌溶液に、5−[(R)−2−アミノ−1−(tert−ブチル−ジメチルシラニルオキシ)エチル]−8−ヒドロキシ−1H−キノリン−2−オン酢酸塩(0.295g、0.748mmol)を含む1:1のMeOH:DCM(3.0mL)を添加した。得られた混合物を室温で30分間撹拌し、次いで、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.476g、2.24mmol)を添加し、室温で4時間撹拌し続けた。NaOH水溶液(1M、3mL)およびDCM(3mL)を添加し、層を分離した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィ(0−15%MeOHを含むDCM)によって精製して、表題化合物(420mg、収率60%)を黄色固体として得た。
LC−MS(方法10−90):Rt2.39分;m/z931.6[M
+]。
【0264】
実施例47
ビフェニル−2−イルカルバミン酸1−(2−{[4−(4−{[(R)−2−ヒドロキシ−2−(8−ヒドロキシ−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イル)エチルアミノ]メチル}−2,5−ジメチルフェニルカルバモイル)ブチル]メチルカルバモイル}エチル)ピペリジン−4−イルエステルジトリフルオロ酢酸塩(化合物I−18)の調製
【0265】
【化32】
ビフェニル−2−イルカルバミン酸1−(2−{[4−(4−{[(R)−2−(tert−ブチル−ジメチルシラニルオキシ)−2−(8−ヒドロキシ−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イル)エチルアミノ]メチル}−2,5−ジメチルフェニルカルバモイル)ブチル]メチルカルバモイル}エチル)ピペリジン−4−イルエステル(0.420g、0.451mmol)およびトリエチルアミン三フッ化水素酸塩(0.220mL、1.35mmol)を含むDCM(2.00mL)の溶液を、80℃で10分間マイクロ波で処理した(300ワット)。反応混合物を減圧下で濃縮し、残渣を1:1のAcOH:水と混合し、濾過した。濾液をHPLC(方法2−90)によって精製して、表題化合物(124mg、収率26%)を白色固体として得た。
LC−MS(方法10−90):Rt1.75分;m/z817.8[M+H]
+。
1H NMR(CD
3OD)δ8.30(m),7.56(m), 7.40(m), 7.06(m), 6.68(d), 5.46(m), 4.35(s), 3.51(m),3.30(m), 3.16(m),2.94(m), 2.42(m), 2.27(m), 1.97(m), 1.72(m)。
【0266】
実施例48
メチル3−メチルアミノベンゾアートの調製
ギ酸(106mL)および無水酢酸(53.0mL)の溶液を、室温で1時間撹拌した。メチル3−アミノベンゾアート(8.50g、56.2mmol)を添加し、得られた混合物を一晩撹拌した。次いで、反応混合物を減圧下で濃縮して固体を得た。固体をTHF(50.0mL)に溶解し、この溶液を0℃に冷却した。ボランジメチルスルフィド(10.7mL、112mmol)をゆっくり添加し、得られた混合物を室温で一晩撹拌した。次いで、反応混合物0℃に冷却し、MeOH(10mL)をゆっくり添加した。この混合物を3時間撹拌し、次いで、減圧下で濃縮して表題化合物を得、これをいかなるさらなる精製も行わずに使用した。
LC−MS(方法10−90):Rt1.25分;m/z166.4[M+H]
+。
【0267】
実施例49
3−(アクリロイルメチルアミノ)安息香酸メチルエステルの調製
0℃の3−メチルアミノ安息香酸メチルエステル(3.11g、18.8mmol)および重炭酸ナトリウム(3.16g、37.6mmol)を含むDCM(20.0mL)の撹拌混合物に2−プロペノイルクロリド(2.29mL、28.2mmol)を添加した。反応混合物を室温で一晩撹拌した。飽和重炭酸ナトリウム水溶液を添加し、層を分離した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、表題化合物(4.12g、収率100%)を得、これをさらに精製することなく次の反応で使用した。
【0268】
実施例50
3−({3−[4−(ビフェニル−2−イルカルバモイルオキシ)ピペリジン−1−イル]プロピオニル}メチルアミノ)安息香酸メチルエステルの調製
3−(アクリロイルメチルアミノ)安息香酸メチルエステル(推定量は約56mmol)およびビフェニル−2−イルカルバミン酸ピペリジン−4−イルエステル(16.6g、56.0mmol)を含むEtOH(20.0mL)の撹拌溶液を90℃で一晩加熱した。反応混合物を減圧下で濃縮し、得られた残渣をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィ(0−10%MeOHを含むDCM)によって精製して、表題化合物(13.0g、収率45%)をオフホワイト固体として得た。
LC−MS(方法10−90):Rt2.30分;m/z516.2[M+H]
+。
【0269】
実施例51
3−({3−[4−(ビフェニル−2−イルカルバモイルオキシ)ピペリジン−1−イル]プロピオニル}メチルアミノ)安息香酸の調製
3−({3−[4−(ビフェニル−2−イルカルバモイルオキシ)ピペリジン−1−イル]−プロピオニル}メチルアミノ)安息香酸メチルエステル(6.80g、13.2mmol)および水酸化リチウム(1.58g、65.9mmol)を含むアセトニトリル:水の1:1混合物(25.0mL)の溶液を室温で一晩撹拌した。反応混合物のpHを塩酸水溶液(1M)でpH5に調整し、この混合物をDCM(20mL)で抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィ(0−10%MeOHを含むDCM)によって精製して、表題化合物(5.80g、収率87%)をオフホワイト粉末として得た。
LC−MS(方法10−90):Rt2.15分;m/z502.2[M+H]
+。
【0270】
実施例52
ビフェニル−2−イルカルバミン酸1−{2−[(3−クロロカルボニルフェニル)メチル−カルバモイル]エチル}ピペリジン−4−イルエステルの調製
3−({3−[4−(ビフェニル−2−イルカルバモイルオキシ)ピペリジン−1−イル]プロピオニル}−メチルアミノ)安息香酸(1.00g、2.00mmol)および塩化チオニル(1.50mL、20.6mmol)の混合物を室温で1時間撹拌した。次いで、反応混合物を減圧下で濃縮して表題化合物を得、これをさらに精製することなく次の反応で直ちに使用した。
【0271】
実施例53
ビフェニル−2−イルカルバミン酸1−(2−{[3−(4−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−フェニルカルバモイル)フェニル]メチルカルバモイル}エチル)ピペリジン−4−イルエステルの調製
室温の4−(1,3−ジオキソラン−2−イル)フェニルアミン(0.0826g、0.500mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(348μL、2.00mmol)を含むDCM(2.0mL)の撹拌溶液に、ビフェニル−2−イルカルバミン酸1−{2−[(3−クロロカルボニルフェニル)メチルカルバモイル]エチル}ピペリジン−4−イルエステル(0.260g、0.500mmol)を含むDCM(1.0mL)の溶液を添加した。得られた混合物を室温で1時間撹拌した。LC−MS(方法10−90)は生成物が存在することを示した(Rt3.41分;m/z649.4[M+H]
+。飽和重炭酸ナトリウム水溶液を添加し、層を分離した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィ(0−5%MeOHを含むDCM)によって精製して、表題化合物(345mg、いくらかの溶媒残渣を含む、収率約100%)を褐色オイルとして得た。
【0272】
実施例54
ビフェニル−2−イルカルバミン酸1−(2−{[3−(4−ホルミルフェニルカルバモイル)−フェニル]メチルカルバモイル}エチル)ピペリジン−4−イルエステルの調製
室温のビフェニル−2−イルカルバミン酸1−(2−{[3−(4−(1,3−ジオキソラン−2−イル)フェニルカルバモイル)フェニル]メチルカルバモイル}エチル)ピペリジン−4−イルエステル(345mg、いくらかの溶媒残渣を含む、約0.500mmol)を含むアセトニトリル(2.00mL)の撹拌溶液に、塩酸水溶液(1N、2.00mL)を添加した。反応混合物を室温で3時間撹拌した。LC−MS(方法10−90)は生成物が存在することを示した(Rt3.45分;m/z605.0[M+H]
+)。飽和重炭酸ナトリウム水溶液を添加し、層を分離した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して表題化合物を得、これをさらに精製することなく次の反応で使用した。
【0273】
実施例55
ビフェニル−2−イルカルバミン酸1−(2−{[3−(4−{[(R)−2−(tert−ブチルジメチルシラニルオキシ)−2−(8−ヒドロキシ−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イル)エチルアミノ]−メチル}フェニルカルバモイル)フェニル]メチルカルバモイル}エチル)ピペリジン−4−イルエステルの調製
ビフェニル−2−イルカルバミン酸1−(2−{[3−(4−ホルミルフェニルカルバモイル)−フェニル]メチルカルバモイル}エチル)ピペリジン−4−イルエステル(151mg、0.250mmol)および5−[(R)−2−アミノ−1−(tert−ブチルジメチルシラニルオキシ)エチル]−8−ヒドロキシ−1H−キノリン−2−オン酢酸塩(98.6mg、0.250mmol)を含む1:1のMeOH:DCM(2.0mL)の溶液を室温で3時間撹拌した。ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(159mg、0.750mmol)を添加し、反応混合物を室温で3時間撹拌した。LC−MS(方法10−90)は生成物が存在することを示した(Rt3.32分;m/z923.6[M+H]
+)。飽和重炭酸ナトリウム水溶液を添加し、層を分離した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して表題化合物を得、これをさらに精製することなく次の反応で使用した。
【0274】
実施例56
ビフェニル−2−イルカルバミン酸1−{2−[(4−{[(R)−2−ヒドロキシ−2−(8−ヒドロキシ−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イル)エチルアミノ]メチル}−3−メトキシフェニル)−メチルカルバモイル]エチル}ピペリジン−4−イルエステルジトリフルオロ酢酸(化合物I−25)の調製
【0275】
【化33】
ビフェニル−2−イルカルバミン酸1−{2−[(4−{[(R)−2−(tert−ブチルジメチル−シラニルオキシ)−2−(8−ヒドロキシ−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イル)エチルアミノ]メチル}−3−メトキシフェニル)メチルカルバモイル]エチル}ピペリジン−4−イルエステル(231mg、0.250mmol)およびトリエチルアミン三フッ化水素酸塩(204μL、1.25mmol)を含むDCM(2.00mL)の溶液を室温で一晩撹拌した。LC−MS(方法10−90)は生成物が存在することを示した(Rt2.73分;m/z809.6[M+H]
+)。反応混合物を減圧下で濃縮し、残渣をHPLC(方法10−50)によって精製して、表題化合物(47.3mg、収率23.4%、純度99%)を白色固体として得た。
【0276】
実施例57
4−ニトロベンゼンスルホン酸2−(4−ニトロフェニル)エチルエステルの調製
0℃の4−ニトロベンゼンエタノール(3.34g、20.0mmol)およびトリエチレンジアミン(3.36g、30.0mmol)を含むDCM(62.7mL)の撹拌溶液に、4−ニトロベンゼンスルホニルクロリド(4.97g、22.43mmol)を5分間にわたって少しずつ添加した。次いで、反応混合物を室温で2時間撹拌した。水(50mL)を添加し、得られた混合物を10分間撹拌した。有機層を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、粗表題化合物(5.8g、収率82%)を黄色固体として得た。
HPLC(方法2−90):Rt4.23分(214nm)。
【0277】
実施例58
5−[(R)−2−{ベンジル−[2−(4−ニトロフェニル)エチル]アミノ}−1−(tert−ブチルジメチルシラニルオキシ)エチル]−8−ベンジルオキシ−1H−キノリン−2−オンの調製
4−ニトロベンゼンスルホン酸2−(4−ニトロフェニル)エチルエステル(3.78g、10.7mmol)、5−[(R)−2−ベンジルアミノ−1−(tert−ブチルジメチルシラニルオキシ)エチル]−8−ベンジルオキシ−1H−キノリン−2−オン(4.620g、8.975mmol)、およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(3.59mL、20.6mmol)を含むアセトニトリル(39.2mL)の撹拌溶液を65℃で一晩加熱した。反応混合物の室温への冷却後、EtOAc(20mL)を添加し、この混合物をブライン(20mL)で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィ(0−30%EtOAcを含むヘキサン)によって精製して、表題化合物(3.0g、収率50%)を黄色オイルとして得た。
LC−MS(方法10−90):Rt2.94分;m/z664.4[M+H]
+。
【0278】
実施例59
5−[(R)−2−{[2−(4−アミノフェニル)エチル]ベンジルアミノ}−1−(tert−ブチルジメチルシラニルオキシ)エチル]−8−ベンジルオキシ−1H−キノリン−2−オンの調製
5−[(R)−2−{ベンジル−[2−(4−ニトロフェニル)エチル]アミノ}−1−(tert−ブチルジメチルシラニルオキシ)エチル]−8−ベンジルオキシ−1H−キノリン−2−オン(3.00g、4.52mmol)、鉄(2.52g、45.2mmol)、および塩化鉄(II)四水和物(0.18g、0.90mmol)を含むEtOH(27.3mL)およびAcOH(9.09mL)の混合物を80℃で一晩撹拌した。反応混合物をセライトパッドで濾過し、EtOAc(20mL)で洗浄した。有機層をブライン(10mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して表題化合物を得、これをいかなるさらなる精製も行わずに使用した。
LC−MS(方法10−90):Rt2.43分;m/z634.4[M+H]
+。
【0279】
実施例60
ビフェニル−2−イルカルバミン酸1−[2−({3−[4−(2−{ベンジル−[(R)−2−(8−ベンジルオキシ−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イル)−2−(tert−ブチルジメチルシラニルオキシ)エチル]−アミノ}エチル)フェニルカルバモイル]フェニル}メチルカルバモイル)エチル]ピペリジン−4−イルエステルの調製
5−[(R)−2−{[2−(4−アミノフェニル)エチル]ベンジルアミノ}−1−(tert−ブチルジメチルシラニルオキシ)エチル]−8−ベンジルオキシ−1H−キノリン−2−オン(1.27g、2.00mmol)、3−({3−[4−(ビフェニル−2−イルカルバモイルオキシ)ピペリジン−1−イル]プロピオニル}メチルアミノ)安息香酸(1.00g、2.00mmol)、1−ヒドロキシ−7−アザベンゾトリアゾール(0.286g、2.10mmol)、およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.697mL、4.00mmol)を含むDCM(5.00mL)の混合物を室温で30分間撹拌した。N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(0.575g、3.00mmol)を添加し、得られた混合物を3時間撹拌した。飽和重炭酸ナトリウム水溶液(5mL)を添加し、この混合物をDCM(2×5mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィ(0−10%MeOHを含むDCM)によって精製して、表題化合物(1.74g、収率77%)を黄色固体として得た。
LC−MS(方法10−90):Rt2.73分;m/z1117.8[M
+]。
【0280】
実施例61
ビフェニル−2−イルカルバミン酸1−(2−{[3−(4−{2−[(R)−2−(tert−ブチルジメチルシラニルオキシ)−2−(8−ヒドロキシ−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イル)エチルアミノ]−エチル}フェニルカルバモイル)フェニル]メチルカルバモイル}エチル)ピペリジン−4−イルエステルの調製
ビフェニル−2−イルカルバミン酸1−[2−({3−[4−(2−{ベンジル−[(R)−2−(8−ベンジルオキシ−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イル)−2−(tert−ブチルジメチルシラニルオキシ)エチル]−アミノ}エチル)フェニルカルバモイル]フェニル}メチルカルバモイル)エチル]ピペリジン−4−イルエステル(1.74g、1.56mmol)を含むEtOH(12.2mL)およびAcOH(0.122mL)の溶液に、窒素を3分間フラッシングした。炭素担持パラジウム(10%、約50%水、0.18g)を添加し、反応混合物に水素を4分間フラッシングした。混合物を水素雰囲気下(バルーン)で一晩撹拌し、次いで、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィ(0−15%MeOHを含むDCM)によって精製して、表題化合物(1.11g、収率76%)を濃厚な茶色がかった液体として得た。
LC−MS(方法10−90):Rt2.46分;m/z937.6[M+H]
+。
【0281】
実施例62
ビフェニル−2−イルカルバミン酸1−(2−{[3−(4−{2−[(R)−2−ヒドロキシ−2−(8−ヒドロキシ−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イル)エチルアミノ]エチル}フェニルカルバモイル)−フェニル]メチルカルバモイル}エチル)ピペリジン−4−イルエステルジトリフルオロアセタート(化合物I−34)の調製
【0282】
【化34】
ビフェニル−2−イルカルバミン酸1−(2−{[3−(4−{2−[(R)−2−(tert−ブチルジメチルシラニルオキシ)−2−(8−ヒドロキシ−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イル)エチルアミノ]−エチル}フェニルカルバモイル)フェニル]メチルカルバモイル}エチル)ピペリジン−4−イルエステル(推定量は約1.56mmol)およびトリエチルアミン三フッ化水素酸塩(299μL、1.84mmol)を含むDCM(3.06mL)の溶液を、80℃で10分間マイクロ波で処理した(300ワット)。反応混合物を減圧下で濃縮し、残渣をHPLC(方法10−50)によって精製して、表題化合物(280mg、17%)を白色固体として得た。
LC−MS(方法10−90):Rt1.98分;m/z823.4[M+H]
+。
【0283】
実施例63
[3−(2−オキソプロピル)フェニル]アセトニトリルの調製
3−ブロモフェニルアセトニトリル(10.0g、51.0mmol)、トリブチルスズメトキシド(17.6mL、61.2mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(500mg、0.5mmol)、酢酸イソプロペニル(6.74mL、61.2mmol)、および2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’−(N,N−ジメチルアミノ)ビフェニル(800mg、2mmol)を含むトルエン(100mL、脱気)の撹拌溶液を、100℃の窒素下で6時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、EtOAc(30mL)を添加した。次いで、フッ化カリウム(10g、200mmol)の水溶液(52mL)を添加し、得られた混合物を一晩撹拌した。ブラインを添加し、混合物をセライトパッドで濾過した。層を分離し、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し(綿栓)、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィ(0−30%EtOAcを含むヘキサン)によって精製して、表題化合物(6.1g、収率69%)を褐色オイルとして得た。
1H NMR(CD
3OD)δ 7.32(t,1H);7.24(d, 1H);7.19(s, 1H);7.16(d,1H);3.85(s, 2H);3.77(s, 2H);2.14(s, 3H)。
【0284】
実施例64
{3−[(R)−2−((R)−1−フェニルエチルアミノ)プロピル]フェニル}アセトニトリル塩酸塩の調製
[3−(2−オキソプロピル)フェニル]アセトニトリル(2.00g、11.5mmol)および(R)−1−フェニルエチルアミン(1.52mL、11.9mmol)を含むDCM(50.0mL)の撹拌溶液に、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(7.59g、35.8mmol)を添加した。得られた混合物を室温で一晩撹拌した。水酸化ナトリウム水溶液(1M、10mL)および飽和重炭酸ナトリウム水溶液(20mL)を添加し、層を分離した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を、シリカゲルクロマトグラフィ(0−5%MeOHを含むDCM)によって部分精製した。得られた材料をMeOHに溶解し、塩化アセチル(0.5mL)を添加した。この混合物を減圧下で濃縮し、残渣をMeOH(15mL)に溶解した。ジイソプロピルエーテル(30mL)をゆっくり添加して溶液の上部に第2の層を形成させた。室温での静置後、表題化合物(2.0g、収率55%)が沈殿し、これを濾過によって回収した。
1H NMR(CD
3OD)δ 7.53-7.51(m,5H);7.32(t, 1H);7.24(t,1H);7.10(s, 1H);7.05(d, 1H);4.64-4.59(m,1H);3.21-3.16(m, 2H);1.70(d,3H);1.17(d, 3H)。
【0285】
実施例65
{(R)−2−[3−(2−アミノエチル)フェニル]−1−メチルエチル}−((R)−1−フェニルエチル)アミンの調製
0℃の{3−[(R)−2−((R)−1−フェニルエチルアミノ)プロピル]フェニル}−アセトニトリル塩酸塩(2.00g、6.35mmol)および塩化コバルト(II)六水和物(4.27g、18.0mmol)を含むMeOH(40.0mL)の撹拌溶液に、ナトリウムテトラヒドロボラート(2.72g、71.8mmol)を少しずつ添加した(反応は発熱性であった)。反応混合物を室温で1時間撹拌し、次いで、濃塩酸水溶液を添加し、形成された固体が破壊されるまで撹拌し続けた。次いで、混合物を、水酸化ナトリウム水溶液(1M)の添加によって塩基性にした。この混合物を濾過し、濾液をDCM(50mL)で抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、表題化合物を得、これをさらに精製することなく次の反応で使用した。
LC−MS(方法10−90):Rt0.938分;m/z283.6[M+H]
+。
【0286】
あるいは、この還元を、水素化アルミニウムリチウムおよび塩化コバルト(II)六水和物を含むTHFを使用して行うことができる。
【0287】
実施例66
(2−{3−[(R)−2−((R)−1−フェニルエチルアミノ)プロピル]フェニル}エチル)カルバミン酸tert−ブチルエステルの調製
{(R)−2−[3−(2−アミノエチル)フェニル]−1−メチルエチル}−((R)−1−フェニルエチル)アミン(約6.35mmol)、ジ−tert−ブチルジカルボナート(1.41g、6.46mmol)、およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.50mL、8.62mmol)を含むDCM(20.0mL)の溶液を室温で約72時間撹拌した。飽和重炭酸ナトリウム水溶液(20mL)を添加し、得られた混合物をDCM(2×10mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィ(0−5%MeOHを含むDCM)によって精製して、表題化合物(1.24g、収率51%、2工程)を無色オイルとして得た。
LC−MS(方法10−90):Rt2.42分;m/z383.2[M+H]
+。
【0288】
実施例67
{2−[3−((R)−2−アミノプロピル)フェニル]エチル}カルバミン酸tert−ブチルエステルの調製
(2−{3−[(R)−2−((R)−1−フェニルエチルアミノ)プロピル]フェニル}エチル)−カルバミン酸tert−ブチルエステル(1.54g、4.02mmol)、炭素担持水酸化パラジウム(10重量%、約50%水、2.24g、0.805mmol)、およびギ酸アンモニウム(1.27g、20.1mmol)を含むEtOH(50.0mL)の撹拌溶液を段階的に50℃に加熱し、次いで、50℃で1.5時間撹拌した。反応混合物をセライトパッドで濾過し、濾液を減圧下で濃縮して表題化合物を得、これをさらに精製することなく使用した。
LC−MS(方法10−90):Rt1.91分;m/z279.4[M+H]
+。
【0289】
実施例68
[2−(3−{(R)−2−[(R)−2−(8−ベンジルオキシ−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イル)−2−(tert−ブチルジメチルシラニルオキシ)エチルアミノ]プロピル}フェニル)エチル]カルバミン酸tert−ブチルエステルの調製
8−ベンジルオキシ−5−[(R)−2−ブロモ−1−(tert−ブチルジメチル−シラニルオキシ)エチル]−1H−キノリン−2−オン(3.14g、6.43mmol)、{2−[3−((R)−2−アミノプロピル)−フェニル]エチル}カルバミン酸tert−ブチルエステル(1.79g、6.43mmol)、およびトリエチルアミン(1.08mL、7.72mmol)を含むDMF(21.0mL)の撹拌溶液を、80℃で15時間マイクロ波で処理した(300ワット)。飽和重炭酸ナトリウム水溶液(10mL)を添加し、得られた混合物をDCM(2×10mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィ(0−5%MeOHを含むDCM)によって精製して、表題化合物(2.8g、収率63%)をオフホワイト固体として得た。
LC−MS(方法10−90):Rt2.97分;m/z686.4[M+H]
+。
【0290】
実施例69
5−[(R)−2−{(R)−2−[3−(2−アミノエチル)フェニル]−1−メチルエチルアミノ}−1−(tert−ブチルジメチルシラニルオキシ)エチル]−8−ベンジルオキシ−1H−キノリン−2−オンの調製
[2−(3−{(R)−2−[(R)−2−(8−ベンジルオキシ−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イル)−2−(tert−ブチルジメチルシラニルオキシ)エチルアミノ]プロピル}フェニル)エチル]カルバミン酸tert−ブチルエステル(2.8g)を含む20%トリフルオロ酢酸を含むDCMの溶液を室温で3時間撹拌した。飽和重炭酸ナトリウム水溶液を添加してTFAを中和し、層を分離した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して表題化合物得、これをさらに精製することなく使用した。
LC−MS(方法10−90):Rt1.91分;m/z586.4[M+H]
+。
【0291】
実施例70
メチル(4−ホルミルアミノフェニル)アセタートの調製
無水酢酸(14.3mL、151mmol)およびギ酸(22.8mL、605mmol)の溶液を室温で1時間撹拌した。メチル(4−アミノフェニル)アセタート(5.00g、30.3mmol)を添加し、得られた混合物を一晩撹拌した。飽和重炭酸ナトリウム水溶液(10mL)を添加し、得られた混合物をDCM(2×10mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して表題化合物(4.31g)を黄色オイルとして得、これをさらに精製することなく次の反応で使用した。
LC−MS(方法10−90):Rt1.57分;m/z194.4[M+H]
+。
【0292】
実施例71
メチル(4−メチルアミノフェニル)アセタートの調製
0℃のメチル(4−ホルミルアミノフェニル)アセタート(4.31g)を含むTHF(20.0mL)の撹拌溶液に、ボランジメチルスルフィド(8.61mL、90.8mmol)をゆっくり添加した。反応混合物を室温で一晩撹拌し、次いで0℃に冷却した。MeOH(15mL)を慎重に添加し、得られた混合物を3時間撹拌した。次いで、混合物を減圧下で濃縮して表題化合物(4.0g、収率73%、2工程)を透明オイルとして得た。
LC−MS(方法10−90):Rt0.67分;m/z180.2[M+H]
+。
【0293】
実施例72
[4−(アクリロイルメチルアミノ)フェニル]酢酸メチルエステルの調製
0℃のメチル(4−メチルアミノフェニル)アセタート(4.00g、22.3mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(7.78mL、44.6mmol)を含むDCM(20.0mL)の溶液に、2−プロペノイルクロリド(2.18mL、26.8mmol)をゆっくり添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌し、次いで、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(20.0mL)を添加した。この混合物をDCM(10mL)で抽出し、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して表題化合物を得、これをさらに精製することなく次の反応で使用した。
LC−MS(方法10−90):Rt2.20分;m/z234.0[M+H]
+。
【0294】
実施例73
[4−({3−[4−(ビフェニル−2−イルカルバモイルオキシ)ピペリジン−1−イル]プロピオニル}−メチルアミノ)フェニル]酢酸メチルエステルの調製
[4−(アクリロイルメチルアミノ)フェニル]酢酸メチルエステル(約22.3mmol)およびビフェニル−2−イルカルバミン酸ピペリジン−4−イルエステル(6.61g、22.3mmol)を含むEtOH(15.0mL)の撹拌溶液を、一晩加熱還流した。反応混合物を減圧下で濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィ(0−5%MeOHを含むDCM)によって精製して、表題化合物(8.41g、収率71%、2工程)を褐色の粘着性固体として得た。
LC−MS(方法10−90):Rt2.36分;m/z530.6[M+H]
+。
【0295】
実施例74
[4−({3−[4−(ビフェニル−2−イルカルバモイルオキシ)ピペリジン−1−イル]プロピオニル}−メチルアミノ)フェニル]酢酸の調製
[4−({3−[4−(ビフェニル−2−イルカルバモイルオキシ)ピペリジン−1−イル]−プロピオニル}メチルアミノ)フェニル]酢酸メチルエステル(8.00g、15.1mmol)および水酸化リチウム(1.81g、75.5mmol)を含むアセトニトリル(20.0mL)および水(20.0mL)の撹拌溶液を60℃で3時間加熱した。反応混合物のpHを、塩酸水溶液(1M)でpH5に調整し、混合物をDCMで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィ(0−20%MeOHを含むDCM)によって精製して、表題化合物(6.7g、収率86%)をオフホワイト固体として得た。
LC−MS(方法10−90):Rt2.17分;m/z516.4[M+H]
+。
【0296】
実施例75
ビフェニル−2−イルカルバミン酸1−{2−[(4−{[2−(3−{(R)−2−[(R)−2−(8−ベンジルオキシ−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イル)−2−(tert−ブチルジメチルシラニルオキシ)−エチルアミノ]プロピル}フェニル)エチルカルバモイル]メチル}フェニル)−メチルカルバモイル]エチル}ピペリジン−4−イルエステルの調製
5−[(R)−2−{(R)−2−[3−(2−アミノエチル)フェニル]−1−メチルエチルアミノ}−1−(tert−ブチルジメチルシラニルオキシ)エチル]−8−ベンジルオキシ−1H−キノリン−2−オン(0.586g、1.00mmol)、[4−({3−[4−(ビフェニル−2−イルカルバモイルオキシ)ピペリジン−1−イル]プロピオニル}メチルアミノ)−フェニル]酢酸(0.516g、1.00mmol)、Wang樹脂担持2−クロロピリジウムトリフラート(ポリマー支持向山試薬)(1.19mmol/g ローディング;1.68g、2.00mmol)、およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(522μL、3.00mmol)を含むDCM(5.00mL)の混合物を室温で一晩撹拌した。反応混合物を濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィ(0−5%MeOHを含むDCM)によって精製して、表題化合物(412mg、収率38%)をオフホワイトオイルとして得た。
LC−MS(方法10−90):Rt2.65分;m/z1083.8[M+H]
+。
【0297】
実施例76
ビフェニル−2−イルカルバミン酸1−{2−[(4−{[2−(3−{(R)−2−[(R)−2−(tert−ブチル−ジメチルシラニルオキシ)−2−(8−ヒドロキシ−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イル)エチルアミノ]−プロピル}フェニル)エチルカルバモイル]メチル}−フェニル)メチルカルバモイル]エチル}ピペリジン−4−イルエステルの調製
乾燥窒素を、ビフェニル−2−イルカルバミン酸1−{2−[(4−{[2−(3−{(R)−2−[(R)−2−(8−ベンジルオキシ−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イル)−2−(tert−ブチルジメチルシラニルオキシ)−エチルアミノ]プロピル}フェニル)エチルカルバモイル]−メチル}フェニル)メチルカルバモイル]エチル}−ピペリジン−4−イルエステル(0.704g、0.650mmol)を含むEtOH(5.00mL)の撹拌溶液に3分間バブリングし、次いで、炭素担持パラジウム(10重量%、約50%水;0.289g、0.130mmol)を添加した。水素を反応混合物に3分間バブリングし、次いで、混合物を水素(バルーン)雰囲気下で1時間撹拌した。反応混合物を濾過し、濾液を減圧下で濃縮して表題化合物を得、これをさらに精製することなく次の反応で使用した。
LC−MS(方法10−90):Rt2.49分;m/z994.0[M+H]
+。
【0298】
実施例77
ビフェニル−2−イルカルバミン酸1−{2−[(4−{[2−(3−{(R)−2−[(R)−2−ヒドロキシ−2−(8−ヒドロキシ−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イル)エチルアミノ]プロピル}フェニル)−エチルカルバモイル]メチル}フェニル)メチルカルバモイル]エチル}ピペリジン−4−イルエステルジトリフルオロ酢酸塩(化合物I−86)の調製
【0299】
【化35】
ビフェニル−2−イルカルバミン酸1−{2−[(4−{[2−(3−{(R)−2−[(R)−2−(tert−ブチルジメチルシラニルオキシ)−2−(8−ヒドロキシ−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イル)エチルアミノ]−プロピル}フェニル)エチルカルバモイル]メチル}フェニル)メチルカルバモイル]エチル}ピペリジン−4−イルエステル(約0.65mmol)およびトリエチルアミン三フッ化水素酸塩(184μL、1.13mmol)を含むDCM(3.00mL)の溶液を、80℃で10分間マイクロ波で処理した(300ワット)。反応混合物を減圧下で濃縮し、残渣をHPLC(方法10−50)によって精製して、表題化合物(24.7mg、収率4%、2工程)を白色固体として得た。
LC−MS(方法10−90):Rt1.78分;m/z879.8[M+H]
+。
【0300】
前の実施例で使用した出発物質の修正または類似の手順の使用により、表IIに示す化合物を調製した。
【0301】
【表2-1】
【0302】
【表2-2】
【0303】
【表2-3】
【0304】
【表2-4】
【0305】
【表2-5】
【0306】
【表2-6】
【0307】
【表2-7】
【0308】
【表2-8】
【0309】
【表2-9】
【0310】
【表2-10】
【0311】
【表2-11】
【0312】
【表2-12】
【0313】
【表2-13】
【0314】
【表2-14】
【0315】
【表2-15】
【0316】
【表2-16】
【0317】
【表2-17】
【0318】
【表2-18】
【0319】
【表2-19】
【0320】
【表2-20】
【0321】
【表2-21】
【0322】
【表2-22】
【0323】
【表2-23】
【0324】
【表2-24】
【0325】
【表2-25】
【0326】
【表2-26】
【0327】
【表2-27】
生物学的アッセイおよび調製
実施例A
ヒトM
1、M
2、M
3、およびM
4ムスカリン受容体を発現する細胞由来の細胞培養および膜調製
クローン化したヒトhM
1、hM
2、hM
3、およびhM
4ムスカリン受容体サブタイプをそれぞれ安定に発現するCHO細胞株を、10%FBSおよび250μg/mLジェネテシンを補足したハムのF−12培地中でコンフルエンシー付近まで成長させた。細胞を5%CO
2で37℃のインキュベーター中で成長させ、2mM EDTAを含むdPBSを使用してリフトした。細胞を650×gで5分間の遠心分離で回収し、細胞ペレットを−80℃で冷凍保存するか、使用直前に膜を調製した。
【0328】
膜調製のために、細胞ペレットを溶解緩衝液に再懸濁し、Polytron PT−2100組織粉砕機(Kinematica AG;20秒×2バースト)を使用してホモジナイズした。粗膜を、4℃の40,000×gで15分間遠心分離した。次いで、膜ペレットを再懸濁緩衝液を使用して再懸濁し、Polytron組織粉砕機を使用して再度ホモジナイズした。
【0329】
膜懸濁液のタンパク質濃度を、Lowry et al.,1951,Journal
of Biochemistry,193,265に記載の方法によって決定した。全ての膜を等分して−80℃で冷凍保存するか直ちに使用した。
【0330】
調製済のhM
5受容体膜のアリコートをPerkinElmer,Inc.(Wellesley,MA)から購入し、使用するまで−80℃で保存した。
【0331】
実施例B
ムスカリン受容体についての放射性リガンド結合アッセイ
クローン化ムスカリン受容体についての放射性リガンド結合アッセイを、96ウェルマイクロタイタープレート中で総アッセイ体積100μLにて行った。hM
1、hM
2、hM
3、hM
4、またはhM
5ムスカリンサブタイプのいずれかを安定に発現するCHO細胞膜を、アッセイ緩衝液で以下の特異的な標的タンパク質濃度(μg/ウェル)に希釈した:hM
1について10μg、hM
2について10〜15μg、hM
3について10〜20μg、hM
4について10〜20μg、およびhM
5について10〜12μg(類似のシグナル(cpm)を得るため)。膜を、アッセイプレートへの添加前にPolytron組織粉砕機を使用して短時間(10秒間)ホモジナイズした。
【0332】
放射性リガンドのK
D値の決定のための飽和結合研究を、L−[N−メチル−
3H]スコポラミンメチルクロリド([
3H]−NMS)(TRK666,84.0Ci/mmol,Amersham Pharmacia Biotech,Buckinghamshire,England)を0.001nM〜20nMの範囲の濃度で使用して行った。
【0333】
試験化合物のK
i値決定のための置換アッセイを、1nMの[
3H]−NMSおよび11種の異なる試験化合物濃度を使用して行った。試験化合物を希釈緩衝液で濃度400μMに最初に溶解し、次いで、希釈緩衝液を用いて10pM〜100μMの範囲の最終濃度に連続的に5倍希釈した。アッセイプレートへの添加の順序および添加体積は以下であった:25μL放射性リガンド、25μL希釈試験化合物、および50μL膜。アッセイプレートを、37℃で6時間インキュベートした。1%BSAで前処理したGF/Bグラスファイバーフィルタープレート(PerkinElmer,Inc.)での迅速な濾過によって結合反応を停止させた。フィルタープレートを洗浄緩衝液(10mM HEPES)で3回リンスして、非結合の放射能を除去した。次いで、プレートを風乾し、50μL
Microscint−20液体シンチレーション液(PerkinElmer,Inc.)を各ウェルに添加した。次いで、プレートを、PerkinElmer Topcount液体シンチレーションカウンター(PerkinElmer,Inc.)で計数した。
【0334】
結合データを、一部位競合モデルを使用したGraphPad Prismソフトウェアパッケージ(GraphPad Software,Inc.,San Diego,CA)での非線形回帰分析によって分析した。試験化合物のK
i値を、チェン−プルソフの式を使用して放射性リガンドの実測のIC
50値およびK
D値から計算した(Cheng Y;Prusoff WH.(1973) Biochemical Pharmacology,22(23):3099−108)。K
i値をpK
i値に変換して、幾何平均および95%信頼区間を決定した。次いで、これらの要約統計量を、データ報告のためにK
i値に戻した。
【0335】
このアッセイでは、K
i値が低いほど試験化合物の受容体に対する結合親和性が高いことを意味する。本発明の化合物のhM
3受容体結合(K
i)データを表IIIに示す。
【0336】
実施例C
ヒトβ
1、β
2、またはβ
3アドレナリン作動性受容体を発現する細胞由来の細胞培養および膜調製
クローン化したヒトβ
1およびβ
2アドレナリン作動性受容体を安定に発現するヒト胚腎臓(HEK−293)細胞株またはクローン化したヒトβ
3アドレナリン作動性受容体を安定に発現するチャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞株を、500μg/mLジェネテシンの存在下で10%FBSを有するDMEM培地またはハムF−12培地中でコンフルエンシー付近まで成長させた。細胞単層を、2mM EDTAを含むPBSでリフトした。細胞を、1,000rpmでの遠心分離によってペレット化し、細胞ペレットを−80℃で冷凍保存するか、使用するために膜を直ちに調製した。
【0337】
β
1およびβ
2受容体を発現する膜の調製のために、細胞ペレットを溶解緩衝液(10mM HEPES/HCl、10mM EDTA、4℃でpH7.4)に再懸濁し、tightのペストルを使用したダウンス型ガラスホモジナイザー(30ストローク)を使用して氷上でホモジナイズした。
【0338】
プロテアーゼ感受性がより高いβ
3受容体を発現する膜のために、細胞ペレットを、50mL緩衝液(Roche Molecular Biochemicals,Indianapolis,IN)あたり1錠の「完全プロテアーゼインヒビターカクテル錠(2mM EDTA含有)」を補足した溶解緩衝液(10mMトリス/HCl、pH7.4)中でホモジナイズした。ホモジネートを20,000×gで遠心分離し、得られたペレットを、本明細書中に記載の再懸濁および遠心分離によって溶解緩衝液で1回洗浄した。次いで、最終ペレットを、氷冷結合アッセイ緩衝液(75mMトリス/HCl(pH7.4)、12.5mM MgCl
2、1mM EDTA)に再懸濁した。
【0339】
膜懸濁液のタンパク質濃度を、Lowry et al.,1951,Journal
of Biological Chemistry,193,265およびBradford,Analytical Biochemistry,1976,72,248−54に記載の方法によって決定した。全ての膜を等分して−80℃で冷凍保存するか直ちに使用した。
【0340】
実施例D
アドレナリン作動性受容体アゴニストの潜在性を決定するためのアッセイ
cAMPアッセイを、製造者の説明書にしたがって、[
125I]−cAMP(NEN
SMP004,PerkinElmer Life Sciences Inc.,Boston,MA)を用いたFlashplateアデニリルシクラーゼ活性化アッセイシステムを使用した放射免疫アッセイ形式にて行った。このアッセイのために、クローン化したヒトβ
1またはβ
2受容体を安定に発現するHEK−293細胞株を、10%FBSおよびジェネテシン(500μg/mL)を補足したDMEM中でコンフルエンシー付近まで成長させたか、クローン化したヒトβ
3アドレナリン作動性受容体を安定に発現するCHO−K1細胞株を、10%FBSおよびジェネテシン(250μg/mL)を補足したハムF−12培地中でコンフルエンシー付近まで成長させた。細胞をPBSでリンスし、2mM EDTAまたはトリプシン−EDTA溶液(0.05%トリプシン/0.53mM EDTA)を含むdPBS(ダルベッコリン酸緩衝化生理食塩水、CaCl
2およびMgCl
2なし)中で分離した。コールター細胞カウンターでの細胞の計数後、細胞を1,000rpmでの遠心分離によってペレット化し、室温に予め加温したIBMX(PerkinElmerキット)を含む刺激緩衝液で1.6×10
6〜2.8×10
6細胞/mLの濃度に再懸濁した。約40,000〜80,000細胞/ウェルをこのアッセイで使用した。試験化合物(10mMを含むDMSO)を、Beckman Biomek−2000において0.1%BSAを含むPBSで希釈し、100μM〜1pMの範囲の11種の異なる濃度で試験した。反応物を37℃で10分間インキュベートし、[
125I]−cAMPを含む100μLの冷検出緩衝液(NEN SMP004,PerkinElmer Life Sciences,Boston,MA)の添加によって反応停止させた。cAMPの産生量(pmol/ウェル)を、製造者のユーザーマニュアルに記載のように、サンプルおよびcAMP標準について認められた数に基づいて計算した。
【0341】
GraphPad Prismソフトウェアパッケージ(GraphPad Software,Inc.,San Diego,CA)を使用したS字式を用いた非線形回帰分析によってデータを分析した。チェン−プルソフの式(Cheng Y,and Prusoff WH.,Biochemical Pharmacology,1973,22,23,3099−108)を使用して、EC
50値を計算した。
【0342】
このアッセイでは、EC
50値が低いほど試験化合物が試験した受容体に対する機能活性が高いことを意味する。本発明の化合物についてのhβ
2有効性(EC
50)データを表IIIに示す。
【0343】
実施例E
アイントフォーフェンアッセイ
このアッセイは、試験化合物がラットにおけるメタコリン(MCh)誘導性気管支狭窄に対して気管支保護を示す能力を測定する。
【0344】
雄Sprague−Dawleyラット(Harlan,Indianapolis,IN)(体重200gと350gとの間)を、全研究のために使用した。
【0345】
試験化合物またはビヒクル(滅菌脱イオン水)を、パイ型吸入チャンバー(R+S Molds,San Carlos,CA)において投与溶液5mLを使用して吸入(IH)によって10分間にわたって投与した。ラットを、圧力22psiでBioblend(5%CO2/95%大気)によって駆動されたLC Star噴霧器セットモデル22F51(PARI Respiratory Equipment,Inc.Midlothian,VA)から発生したエアロゾルに曝露した。他で示さない限り、ラットに100μgの試験化合物を投与した。
【0346】
所定の時点で、ラットを、120mg/kgイナクチン(チオブタバルビタール)の腹腔内(IP)注射を使用して麻酔した。動物が物理的刺激(例えば、つま先のつねり)に応答する場合、補足用量(40mg/kg、IP)を投与した。手術部位の毛を剃り、頸部の腹側面の1〜2cmを正中切開した。頸静脈を単離し、MChをIV注入するための生理食塩水を充填したポリエチレンカテーテル(PE−50)を挿入した。気管を切り離し、14Gニードル(#NE−014,Small Parts,Miami Lakes,FL)をカニューレ挿入した。気管カニューレの留置後、各ラットを、1mL/100g体重(しかし、2.5mL体積を超えない)の一回拍出量および90ストローク/分の速度に設定した人工呼吸器(Model 683,Harvard Apparatus,Inc.,MA)を使用して換気した。Tコネクタを、Biopac(TSD 137C)前置増幅器に接続したBiopacトランスデューサを使用して通気圧(VP)の変化を測定できるように人工呼吸器の呼気管に沿って配置した。温熱パッドを使用して、体温を37℃に維持した。
【0347】
VPの変化を、Acknowledgeデータ収集ソフトウェア(Santa Barbara,CA)を使用して記録した。ベースライン値を、少なくとも2.5分間収集した。次いで、ラットを、40および80μg/kgのMChの非累積的静脈内(IV)注入を使用して曝露した。MChを、2mL/kg/分の速度で2回のMCh投与の間に2分間の間隔をあけてシリンジポンプ(sp210iw,World Precision
Instruments,Inc.,Sarasota,FL)から2.5分間静脈内注入した。処置した動物における通気圧(cm H
2O)の変化を、コントロール動物に対するMCh応答の阻害%として示す。
【0348】
他の気管支収縮剤(ヒスタミンおよびアセチルコリンなど)を、このアッセイでMChの代わりに使用することができる。さらに、ラットの代わりにモルモットを使用することができる。
【0349】
このアッセイでは、MCh応答のより高い阻害%は、試験化合物からより高い気管支保護効果が得られることを示す。24時間で30%以上の阻害は、作用持続時間が長いことを示す。本発明の化合物についての気管支保護データを、表IIIに示す。
【0350】
【表3-1】
【0351】
【表3-2】
【0352】
【表3-3】
表III中のデータは、試験した全ての化合物のhM
3受容体結合(K
i)値が0.1nM〜0.8nMの範囲であったことを証明している。さらに、試験した全ての化合物のhβ
2有効性(EC
50)値が1nM〜11nMの範囲であった。さらに、ラットアイントフォーフェンアッセイ(100μgの試験化合物を使用)で試験した化合物の大部分が投与24時間後に有意な気管支保護効果を示した(MCh誘導性気管支狭窄の30%以上の阻害)。