(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5966211
(24)【登録日】2016年7月15日
(45)【発行日】2016年8月10日
(54)【発明の名称】医療用三角巾
(51)【国際特許分類】
A61F 5/40 20060101AFI20160728BHJP
【FI】
A61F5/40
【請求項の数】1
【全頁数】3
(21)【出願番号】特願2011-266262(P2011-266262)
(22)【出願日】2011年11月16日
(65)【公開番号】特開2013-103123(P2013-103123A)
(43)【公開日】2013年5月30日
【審査請求日】2014年11月4日
(73)【特許権者】
【識別番号】511296387
【氏名又は名称】長島 美恵子
(72)【発明者】
【氏名】長島 美恵子
【審査官】
金丸 治之
(56)【参考文献】
【文献】
特開2005−034635(JP,A)
【文献】
米国特許出願公開第2007/0208286(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61F 5/40
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
二等辺三角形の底辺を約半分に折り返してなる医療用三角巾において、前記二等辺三角形の頂部を裁断し切り落とし、当該裁断された後の頂部部分を丸く縫い込み、袋状とし、布製であることを特徴とする医療用三角巾。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、手術・怪我・事故等の医療に使われる三角巾に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の三角巾には、上腕の部分を筒状にしたもの。また首で荷重されないようにエプロン型にしたギプス支持帯がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許公開2007−90007号広報
【特許文献2】特許公開2005−360号広報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
今までの特開1と2において、また従来の三角巾において肘の部分の処理がなされていなかったため、安定性に欠けていた。そのため、肘の処理を行い、安定して使用できるようにした。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係る医療用三角巾は、特許性急の範囲である▲1▼、▲2▼と異なり、「肘の処理を行い、安定して使用できる」ことを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0006】
肘の安定性が得られる。
【0007】
縫った袋の部分に肘を入れれば簡単に装着することができる。
【0008】
頂部は袋状になっているため折りたたみが容易である。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図2】縫製前の肘の部分の処理を示した平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
二等辺三角形の頂部を切り、肘が入るように袋状に縫い込んだ。
【0011】
布の周囲の切り口をほつれないように密折にし、縫い込んだ。
【0013】
子供・男・女がそれぞれに好む色や模様を工夫した布地を使用した。
【実施例】
【0014】
二等辺三角形の頂点の袋状に縫製した部分に肘を固定させ、底辺を首に縛る。
【符号の説明】
【0015】
▲1▼二等辺三角形に切断した布の一辺
▲2▼二等辺三角形に切断した布の一辺
▲3▼二等辺三角形に切断した布の底辺
▲4▼底辺の中央を折りたたむ折り目
▲5▼折りたたんで切断する部分(肘を入れる部分)
▲6▼▲5▼の部分を切断・縫製後、丸く縫い込む部分(肘の形に丸くする)