(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5966213
(24)【登録日】2016年7月15日
(45)【発行日】2016年8月10日
(54)【発明の名称】路上排水溝装置および製造方法
(51)【国際特許分類】
E03F 5/04 20060101AFI20160728BHJP
【FI】
E03F5/04 A
E03F5/04 D
【請求項の数】6
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2012-64411(P2012-64411)
(22)【出願日】2012年3月2日
(65)【公開番号】特開2013-181386(P2013-181386A)
(43)【公開日】2013年9月12日
【審査請求日】2015年2月13日
(73)【特許権者】
【識別番号】507015240
【氏名又は名称】林 行雄
(72)【発明者】
【氏名】林 行雄
【審査官】
苗村 康造
(56)【参考文献】
【文献】
特許第4811688(JP,B2)
【文献】
特開平08−199667(JP,A)
【文献】
特開2002−138565(JP,A)
【文献】
実公昭53−27790(JP,Y2)
【文献】
実開昭60−185117(JP,U)
【文献】
実開昭58−012512(JP,U)
【文献】
実公昭41−018695(JP,Y1)
【文献】
登録実用新案第3073346(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E03F 1/00〜 11/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
路面下に埋設されるU字型排水溝と、
該U字型排水溝の上端開口部に着座して閉塞すると共に、タイル、レンガ等の道路表面材を支承する天板であって、而も該天板には雨水流入路を形成すると小巾の左右縦片を有すると共に、亜鉛メッキ等の防錆処理を施された一定長さで、而も長手方向の両端面に側板を溶接して構成された金属製中間フレームと、
更に該金属製中間フレームの左右縦片には全長に亘って前記道路表面材と略同一面となる様、溶接して直立したステンレス製の左右グレーチング長尺材と、
この左右グレーチング長尺材間に平行対面して雨水流入路を形成する複数本の取外し用中間グレーチング長尺材及び該取外し用中間グレーチング長尺材を一定間隔にて保持する様、溶接した複数個の格子片にて構成されると共に、前記金属製中間フレームの両端面の側板間に載置する取外し用グレーチング格子枠と、
更に前記金属製中間フレームの両端面の側板に固定されたバネ板にて形成された受金片と、
前記複数本の取外し用中間グレーチング長尺材の両端に固定されると共に、該隣接する取外し用中間グレーチング長尺材間に跨る様、バネ板にて形成された挿入金片とで成し、
前記取外し用グレーチング格子枠を前記金属製中間フレームの両端面の側板間に位置させて押し下げると共に、前記挿入金片を側板の受金片に圧入させて取外し用グレーチング格子枠を金属製中間フレームの両端面の側板間に載置させ、
且つ取り外す際は、取外し用具にて前記格子片を引き上げて挿入金片を受金片から離脱させる様にしたことを特徴とする路上排水溝装置。
【請求項2】
前記金属製中間フレームは、天板の中央に雨水流入路を形成する様、左右縦片を中央に直立させたことを特徴とする請求項1記載の路上排水溝装置。
【請求項3】
前記金属製中間フレームは、両端面の側板に止鋲にて受金片を固定したことを特徴とする請求項1〜2のいずれか1記載の路上排水溝装置。
【請求項4】
前記金属製中間フレームは、両端面の側板に係合小孔を、且つ受金片に切起片を夫々設けて該切起片を係合小孔に圧入係合したことを特徴とする請求項1〜2のいずれか1記載の路上排水溝装置。
【請求項5】
前記取外し用中間グレーチング長尺材は、切込を設けており、該切込に格子片を圧入係合したことを特徴とする請求項1〜2のいずれか1記載の路上排水溝装置。
【請求項6】
第1製造工程ブロックは、路面下に埋設されるU字型排水溝体の上端開口部に着座して閉塞すると共に、タイル、レンガ等の道路表面材を支承する亜鉛メッキ等の防錆処理を施された一定長さの天板及びこの天板から直立して雨水流入路を形成する小巾の左右縦片と、この左右縦片の上端に夫々溶接して直立するステンレス製の左右グレーチング長尺材とより成り、
第2製造工程ブロックは、第1製造工程ブロックにおける天板の長手方向の両端面に位置して該天板の小巾の左右縦片と溶接される側板と、更に該側板に固定したバネ板にて形成された受金片とより成り、
第3製造工程ブロックは、第1製造工程ブロックのステンレス製の左右グレーチング長尺材間に平行対面して雨水流路を形成する複数本の取外し用中間グレーチング長尺材と、該取外し用中間グレーチング長尺材を一定間隔にて保持する様、溶接する複数個の格子片と、更に該格子片に固定されると共に、第2製造工程ブロックの受金片に圧入するバネ板にて形成された挿入金片とより成ることを特徴とする路上排水溝装置の製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、路上の側溝、更には建物入口に敷設される雨水等の排水溝装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近時、オフィス街においては歩道に溢れた雨水が建物内に流れ込むのを防ぐために排水溝が敷設されている。
この排水溝装置は、コンクリート製のU字型排水溝体を路面下に埋設し、このU字型排水溝体の上端開口部に雨水流入路を確保する長方形の金属製中間フレームを載置し、更にこの金属製中間フレームの全長に亘って複数本のステンレス製のグレーチング長尺材より成るグレーチング格子枠を載置させ、路面とほぼ同一面に仕上げている。
ところで、この路面下のU字型排水溝体は雨水の収納排水能力を考慮し、極力巾広のものを採用する。
【0003】
それに相応して、当然にグレーチング格子枠も巾広となり、グレーチング長尺材の本数を多くするか、或いは間隔を広くとることが窺える。
この本数を多くすること、更に間隔を広くすることについては、今日の社会には適しない。
即ち、オフィス街においては、車道等の排水と同一視できず、グレーチング格子枠の巾を広くすると、オフィス街における女性、特にスカートの女性が意識して歩幅を広くとることともなって、敬遠される。
また、グレーチング長尺材の間隔を広くとると、ハイヒールの踵がグレーチング長尺材間に落込まない様、歩幅を意識調整する不自然な歩行をすることとなる。
【0004】
上記の課題に対応する様、出願人は特許文献1に示す内容の発明を成した。
即ち、U字型排水溝体の上端開口部に着座する金属製中間フレームの天板に小巾の左右縦片を直立させ、この左右縦片にステンレス製の左右グレーチング長尺材を溶接して直立させて、該左右グレーチング長尺材と天板との間にはタイル、レンガ等の道路表面材を敷設仕上げている。
これにより、路面下のU字型排水溝体は雨水の収納排水能力を維持しつつ、路面でのグレーチング格子枠巾を広げることなく、而もグレーチング長尺材の本数も極力少なくし、歩行者の違和感を損なわない様にしている。
而して、このグレーチング格子枠からU字型排水溝体内に硬貨、キーホルダー等の小物の落とし、更には一時的に清掃等に際し、グレーチング格子枠を取り外す必要性が伴う。
【0005】
然しながら、特許文献2の如く、オフィス街を全く考慮しない車道等に近接する排水装置であると、グレーチング格子枠の横巾を広く採れることから、ボルト、ナットによるネジ締めの着脱が可能ではあるが、グレーチング格子枠の横巾が狭い、上記の特許文献1については同一視できない所以である。
【特許文献1】 特許第4811688号
【特許文献2】 特開2009−97311号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
路面下のU字型排水溝体は雨水の収納排水能力を維持しつつ、路面でのグレーチング格子枠巾を広げることもなく、而もグレーチング長尺材の本数も極力少なくして歩行者の違和感を損なわない様にし、それに伴うグレーチング格子枠の着脱をボルト、ナットに頼ることの難易性を解決する。
【0007】
本発明は、路面下に埋設されるU字型排水溝体と、
該U字型排水溝体の上端開口部に着座して閉塞すると共に、タイル、レンガ等の道路表面材を支承する天板であって、而も該天板には雨水流入路を形成する小巾の左右縦片を有すると共に、亜鉛メッキ等の防錆処理を施された一定長さで、而も長手方向の両端面に側板を溶接して構成された金属製中間フレームと、
更に該金属製中間フレームの左右縦片には全長に亘って前記道路表面材と略同一面となる様、溶接して直立したステンレス製の左右グレーチング長尺材と、
この左右グレーチング長尺材間に平行対面して雨水流路を形成する複数本の中間グレーチング長尺材及び該中間グレーチング長尺材を一定間隔にて保持する様、溶接した複数個の格子片にて構成されると共に、前記金属製中間フレームの両端面の側板間に載置する取外し用グレーチング格子枠と、
更に前記金属製中間フレームの両端面の側板にバネ板にて形成された受金片を固定し、前記取外し用グレーチング格子枠の最側両端の格子片に、該格子片の少なくとも横巾となる複数本の中間グレーチング長尺材間に跨る横幅を有するバネ板にて形成された挿入金片を固定し、
前記取外し用グレーチング格子枠を前記金属製中間フレームの両端面の側板間に位置させて押し下げると共に、前記格子片の挿入金片を側板の受金片に圧入させて取外し用グレーチング格子枠を金属製中間フレームの両端面の側板に載置させ、
且つ取り外す際は、取外し用具にて前記格子片を引き上げて挿入金片を受金片から離脱させる様にしたことを特徴とするものである。
【0008】
更に本発明は、金属製中間フレームは、天板の中央に雨水流入路を形成する様、左右縦片を中央に直立させたことを特徴とするものである。
【0009】
更に本発明は、金属製中間フレームは、両端面の側板に止鋲にて受金片を固定したことを特徴とするものである。
【0010】
又本発明は、金属製中間フレームは、
両端面の側板に係合小孔を、且つ受金片に
切起片を夫々設けて該切起片を係合小孔に圧入係合したことを特徴とするものである。
【0011】
又本発明は、
取外し用中間グレーチング長尺材は、切込を設けており、該切込に格子片を圧入係合したことを特徴とするものである。
【0012】
更に本発明は、第1製造工程ブロックは、路面下に埋設されるU字型排水溝体の上端開口部に着座して閉塞すると共に、タイル、レンガ等の道路表面材を支承する亜鉛メッキ等の防錆処理を施された一定長さの天板及びこの天板から直立して雨水流入路を形成する小巾の左右縦片と、この左右縦片の上端に夫々溶接して直立するステンレス製の左右グレーチング長尺材とより成り、
第2製造工程ブロックは、第1製造工程ブロックにおける天板の長手方向の両端面に位置して該天板の小巾の左右縦片と溶接される側板と、更に該側板に固定したバネ板にて形成された受金片とより成り、
第3製造ブロックは、第1製造工程ブロックのステンレス製の左右グレーチング長尺材間に平行対面して雨水流路を形成する複数本の中間グレーチング長尺材と、該中間グレーチング長尺材を一定間隔にて保持する様、溶接する複数個の格子片と、更に該格子片に固定される共に、第2製造工程ブロックの受金片に圧入するバネ板にて形成された挿入金片とより成ることを特徴とするものである。
【0013】
(1)請求項1により、路面下のU字型排水溝体は雨水の収納排水能力を維持しつつ、路面でのグレーチング格子枠巾を広げることもなく、而もグレーチング長尺材の本数も極力少なくして歩行者の違和感を損なわず、且つグレーチング格子枠の着脱は、取外し用グレーチング格子枠の両端格子片の挿入金片を、金属製中間フレームの両端面側板の受金片に圧入、更には引上げて行うから、グレーチング格子枠の横巾を広く採れない課題が解決できる。
更に挿入金片は、特に狭い巾のグレーチング格子枠内において、少なくとも2本以上の中間グレーチング長尺材間に跨った格子片の巾と、同じ巾とすることができ、1本の中間グレーチング長尺材に直接挿入金片を固定するものに比し、ぐら付きなく固定できる。
又、U字型排水溝体内の落下物、清掃等におけるグレーチング格子枠の取外は、格子片を取外し用具にて引き上げることにより、挿入金片を直接引掛けることによるバネ性を損なうこともなく、ボルト等によるネジ締めに比し、操作が簡単である。
【0014】
(2)請求項4及び5により、挿入金片及び受金片を簡単に格子片及び金属製中間フレームに固定できる。
【0015】
(3)請求項6により、予め所定のブロック毎に工場にて製造でき、現場での溶接、組立施工を極力軽減することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下本発明を実施形態の図面に基づいて説明する。
図1は路上排水溝装置の平面図、
図2は断面側面図であって、路面Hの下に埋設されるU字型排水溝体1と、このU字型排水溝体1の上端開口部2には雨水流入路Rを形成する様、金属製中間フレーム3が着座して閉塞する。
具体的には、U字型排水溝体1を、合成樹脂とセメント、更には砂、砂利等の骨材を混合した高分子重合コンクリート(PCCと称す)製にて長さ約1mとする。
金属製中間フレーム3は、亜鉛メッキ等の防錆処理を施すか、又、zamak(JIS H2201/亜鉛合金)製としてもよい。
【0018】
この金属製中間フレーム3は、タイル、レンガ等の道路表面材Haを支承する天板4
と、この天板4に直立して雨水流入路Rを形成する小巾Xの左右縦片5
とで構成しており、亜鉛メッキ等の防錆処理が施された一定長さで、而も長手方向の両端面に側板6を溶接して構成されている。
更に金属中間フレーム3の左右縦片5には全長に亘って前記道路表面材Haと略同一面となる様、ステンレス製の左右グレーチング長尺材7を溶接して直立させ、一連の雨水流入路Rとなる。
尚、実施例の図面においては、左右縦片5を金属中間フレーム3の中央に直立位置させているが、勿論、左右の何れかに位置させてもよく、何ら限定するこのではない。
【0019】
而して、この金属製中間フレーム3
は、U字型排水溝体1と共に、排水溝の所望の施工長さに対応して複数連結される。この連結される任意位置の金属製中間フレーム3には、その両端面の側板6間に取外し用グレーチング格子枠8が載置され、且つ必要に応じ引き上げて外される。
勿論、取外し用グレーチング格子枠8は所望の施工長さに亘って載置してもよい。
具体的には、
金属製中間フレーム3の左右グレーチング長尺材7間に複数個のステンレス製の格子片10を溶接し、この格子片10に取外し用グレーチング格子枠8を一定間隔毎に支承して保持している。
これら金属製中間フレーム3の左右グレーチング長尺材7及び取外し用グレーチング格子枠8とで雨水流入路R
が形成されると共に、タイル、レンガ等の道路表面材Haと略同一面となる。
又、
取外し用グレーチング長尺材9には格子片10の位置決め用の切込
9aを設けている。
【0020】
而して、金属製中間フレーム3の両端面の側板6には、バネ板にて形成された受金片11が固定されており、更に取外し用グレーチング格子枠8の格子片10にはバネ板にて形成された挿入金片12が夫々固定されており、受金片11及び挿入金片12はバネ板として、共にステンレス製が最も適するが、勿論、リン青銅でもよく、耐酸性のバネ材を用いる。
【0021】
具体的には
図4の分解斜視図に示す如く、受金片11は、基端11aを側板6に鋲止し、自由端11bに凹部11cを形成し、
更に挿入金片12は、基端12aを格子片10の下縁10aにスポット溶接し、自由端12bに凸部12cを形成して取外し用グレーチング格子枠8を抑え込むことによって、挿入金片12の凸部12cを受金片11の凹部11cに圧入して両者凹部11c、凸部12cが係合する。
而して、この受金片11及び挿入金片12は、
図5に示す如く、夫々に切起片11d、12dを設け、側板6
の係合孔6aに受金片11の切起片11dを圧入係合させ、更に挿入金片12の切起片12dを取外し用グレーチング長尺材9の係合孔9bに圧入係合させてもよい。
受金片11及び挿入金片12はバネ板として、共にステンレス製が最も適するが、勿論、リン青銅でもよく、耐酸性のバネ材を用いる。
【0022】
次に本発明に係る路上排水溝装置の施工順序を製造方法と併せて説明すると、
図8は製造方法を示している。
先ず第1製造工程ブロックAにおいて、U字型排水溝体1の上端開口部2に着座して閉塞し、タイル、レンガ等の道路表面材Haを支承する亜鉛メッキ等の防錆処理の天板4と、この天板4に設けられた左右縦片5の上端に夫々溶接して直立するステンレス製の左右グレーチング長尺材7とで成し、夫々を予め工場にて製造し、ブロック化する。
【0023】
次いで、第2製造工程ブロックBにおいて、第1製造工程ブロックAにおける天板4の長手方向の両端面に位置して該天板4の左右縦片5と、この左右縦片5に溶接される側板6と、更に該側板6に固定したバネ板にて形成された受金片11とで成し、夫々を同様に、予めブロック化する。
【0024】
続いて、第3製造ブロックCにおいて、第1製造工程ブロックAのステンレス製の
取外し用中間グレーチング長尺材8に溶接する複数個の格子片10と、更に格子片10に固定されると共に、第2製造工程ブロックBの受金片11に圧入するバネ板にて形成された挿入片12とで成し、夫々を同様に、予めブロック化する。
【0025】
勿論、これら第1製造工程ブロックA、第2製造工程ブロックB、第3製造ブロックCは、実施例を説明する上で順序を特定したものであって、各ブロック毎に製造すればよく、特に前後の順序関係を限定したものではない。
【0026】
次に路上排水溝装置の施工順序を説明すると、
図2に示す如く、先ずU字型排水溝体1をモルタルMにて固定し、その後U字型排水溝体1の上端開口部2に金属製中間フレーム3を被せて閉塞する。
【0027】
而して、この金属製中間フレーム3は、その左右縦片5に金属製ステンレス製の左右グレーチング長尺材7が溶接されており、この左右グレーチング長尺材7と前記道路表面材Haと略同一面となる。即ち、U字型排水溝体1と共に路面Hに埋設された状態となる。
【0028】
続いて、金属製中間フレーム3の両端面の側板6間に取外し用グレーチング格子枠8を位置させると共に、該取外し用グレーチング格子枠8を押し下げることによって、
図6に示す如く、取外し用グレーチング格子枠8に設けられた挿入金片12の凸部12cが金属製中間フレーム3の両端面の側板6に設けられた受金片11の凹部11cに圧入され、その両者11、12のバネ性にて強固に保持され、取外し用グレーチング格子枠8が所定位置にて堅固に取り付けられる。
【0029】
この状態において、取外し用グレーチング格子枠8を取り外す場合は、
図7に示す如く、格子片10に取外し用具Zを引掛けると共に、引き上げることによって挿入金片12を引き外して、取外し用グレーチング格子枠8を取り外す。
勿論、受金片11及び挿入金片12はバネ板にて形成されているから、再度の着脱に耐えうることとなる。
【符号の説明】
H 路面
R 雨水流入路
A 第1製造工程ブロック
B 第2製造工程ブロック
C 第3製造ブロックC
1 U字型排水溝体
2 上端開口部
3 金属製中間フレーム
4 天板
5 左右縦片
6 側板
7 グレーチング長尺材
8 取外し用グレーチング格子枠
9 中間グレーチング長尺材
10 格子片
11 受金片
12 挿入金片