特許第5966498号(P5966498)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 井関農機株式会社の特許一覧

<>
  • 特許5966498-籾摺設備 図000002
  • 特許5966498-籾摺設備 図000003
  • 特許5966498-籾摺設備 図000004
  • 特許5966498-籾摺設備 図000005
  • 特許5966498-籾摺設備 図000006
  • 特許5966498-籾摺設備 図000007
  • 特許5966498-籾摺設備 図000008
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5966498
(24)【登録日】2016年7月15日
(45)【発行日】2016年8月10日
(54)【発明の名称】籾摺設備
(51)【国際特許分類】
   B02B 7/00 20060101AFI20160728BHJP
   B02B 5/02 20060101ALI20160728BHJP
【FI】
   B02B7/00 101Z
   B02B5/02 102A
   B02B7/00 105
【請求項の数】1
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2012-71659(P2012-71659)
(22)【出願日】2012年3月27日
(65)【公開番号】特開2013-202447(P2013-202447A)
(43)【公開日】2013年10月7日
【審査請求日】2015年2月19日
(73)【特許権者】
【識別番号】000000125
【氏名又は名称】井関農機株式会社
(72)【発明者】
【氏名】加茂 吉博
【審査官】 中村 圭伸
(56)【参考文献】
【文献】 特開2005−211752(JP,A)
【文献】 特開昭62−269760(JP,A)
【文献】 特開昭58−163481(JP,A)
【文献】 特開2004−322056(JP,A)
【文献】 特開2002−102728(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B02B 1/00 − 7/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
籾を投入する投入ホッパ(1)と、籾を籾摺する籾摺機(4)と、籾摺機(4)で籾摺された穀粒を粒径で選別する粒選別機と、粒選別機で選別された玄米を取り出す玄米取出ホッパ(9)と、操作盤(22)を備えた籾摺設備であって、籾摺機(4)、粒選別機を機械室(C)内に配設し、前記投入ホッパ(1)へは機械室(C)の外側から籾を投入可能に構成し、玄米取出ホッパ(9)の玄米を機械室(C)の外側から取り出し可能に構成し、操作盤(22)を機械室(C)の外側から操作可能に構成し、
籾摺後の玄米を粒径で選別する粒選別機を、玄米から籾や大きな異物を分離選別する第1粒選別機(7)と、玄米から屑米を分離選別する第2粒選別機(8)とで構成し
第2粒選別機(8)を大小の複数の選別目合いを備えた複数の粒選別機(8、13)で構成し、第1粒選別機(7)から送られる穀粒を複数の第2粒選別機(8、13)のいずれかに供給するように構成し、操作盤(22)には複数の第2粒選別機(8、13)のいずれかを選択する屑米目合い選択スイッチ(SW2)を設けたことを特徴とする籾摺設備。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、利用者が持参した籾を籾摺処理する籾摺設備に関する。
【背景技術】
【0002】
籾摺と精米を一度に行なう料金式の籾摺精米設備は、公知である(特許文献1)。
玄米専用の料金式の玄米精米設備は、公知である(特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2011−240282号公報
【特許文献2】特開2009−285655号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の料金式の籾摺精米設備は全国的に見て穀粒を籾で保管する一部の地域で流通普及している。その他の多くの地域では玄米により流通保管するところが多く、玄米専用の料金式の精米施設が普及しているのが実状である。
【0005】
玄米で保管する地域において、農家から籾を入手する場合がある。玄米保管地域にある玄米専用の料金式精米設備では入手した籾を籾摺をすることができず不便であり、料金式の籾摺施設が要望されている。
【0006】
また、籾摺精米設備では一度に籾を籾摺精米し白米としてしまうため、籾を玄米に調製して保管することができないという不便がある。
本発明は、籾摺設備で籾を玄米に調製し玄米で保管可能にすると共に、籾を玄米に調製処理するにあたり、精度の高い玄米に仕上げようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は前記課題を解決するために次のような技術的手段を講じた。
請求項1の発明は、籾を投入する投入ホッパ(1)と、籾を籾摺する籾摺機(4)と、籾摺機(4)で籾摺された穀粒を粒径で選別する粒選別機と、粒選別機で選別された玄米を取り出す玄米取出ホッパ(9)と、操作盤(22)を備えた籾摺設備であって、籾摺機(4)、粒選別機を機械室(C)内に配設し、前記投入ホッパ(1)へは機械室(C)の外側から籾を投入可能に構成し、玄米取出ホッパ(9)の玄米を機械室(C)の外側から取り出し可能に構成し、操作盤(22)を機械室(C)の外側から操作可能に構成し、
籾摺後の玄米を粒径で選別する粒選別機を、玄米から籾や大きな異物を分離選別する第1粒選別機(7)と、玄米から屑米を分離選別する第2粒選別機(8)とで構成し
第2粒選別機(8)を大小の複数の選別目合いを備えた複数の粒選別機(8、13)で構成し、第1粒選別機(7)から送られる穀粒を複数の第2粒選別機(8、13)のいずれかに供給するように構成し、操作盤(22)には複数の第2粒選別機(8、13)のいずれかを選択する屑米目合い選択スイッチ(SW2)を設けたことを特徴とする籾摺設備とする。
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【発明の効果】
【0012】
請求項1の発明によると、籾を籾摺して玄米に調製し玄米で保管することができる。そのため、利用者は籾を籾摺し玄米に調製し保管しておき、玄米をこまめに精米することができ便利である。
【0013】
また、玄米にする過程で粒選別機(7)で屑米を分離選別するので精度の高い玄米に調製することができる
【0014】
また、大きな籾及び小さな屑米を除去したきれいな玄米を調製することができる。
【0015】
また、粒径の異なる品種の玄米をそれぞれ適正な粒径に選別することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】料金式籾摺設備の平面図
図2】機械室の正面図
図3】籾摺設備の作業工程図
図4】籾摺設備の制御ブロック図
図5】投入ホッパ、昇降機の側面図
図6】粒選別機の切断側面図
図7】別実施例の料金式籾摺設備の平面図
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下本発明の実施例を図面に基づき説明する。
まず、図1乃至図3に基づき本発明を備えた料金式籾摺設備の全体構成について説明する。
【0018】
料金式籾摺設備は、建屋A内を仕切り壁21により客室Bと機械室Cとに仕切り、機械室Cの仕切り壁21寄りに籾専用の投入ホッパ1を配設し、投入ホッパ1の上手側を客室B側に開口して利用者が籾を投入できるようにし、底部に籾搬送ラセン2を設け、籾を機械室C側に搬送するようにしている。また、機械室Cの仕切り壁21寄りには玄米タンク9、屑米取出ホッパ14及び多用途米取出ホッパ15を設け、客室B側から玄米タンク用取出シャッタ23、屑米取出ホッパ用取出シャッタ24、多用途米取出ホッパ取出シャッタ25を開閉し、これらホッパ9,14,15に貯溜された穀粒を取り出し可能に構成している。
【0019】
また、機械室C内には、籾摺作業工程順に昇降機3、ジェットファン式の籾摺機4、石抜き機5、藁屑類や大きいごみを除去する異物除去装置6、籾や大きいごみを除去する網目の大きい第1粒選別機7、屑米除去用の網目の小さい第2粒選別機8、玄米タンク9、小粒用粒選別機13、屑米取出ホッパ14、多用途米取出ホッパ15及び屑米収容タンク16を配設している。
【0020】
前記粒選別機6,7,13は図6のように構成されている。選別ケースa内に同一の縦軸心回りに互いに反対方向へ回転する大径の選別網筒b及び小径の揚穀ラセン筒cを配置し、モータdから伝動装置eを経由して動力を伝達し、選別網筒bを正回転し、揚穀ラセン筒cを逆回転するようにしている。そして、選別ケースa下部の投入ホッパfから選別網筒45内に被選別穀粒が供給されると、被選別穀粒は揚穀ラセン筒cにより放射方向に飛散されつつ揚穀され、大きな穀粒は網目から漏れずに選別網筒b内を上方まで揚穀され、大粒取出ホッパgから取り出される。また、揚穀選別中に小形の穀粒は選別網筒bから外周側の小粒室hに放出選別されて下部に集められ、選別網筒bと一体的に回転する羽根板iで集められ、小粒取出口jから取り出される構成である。
【0021】
前記籾摺設備によると、投入ホッパ1に投入された籾は籾搬送ラセン2により搬送されて昇降機3の下部に供給され、昇降機3で揚穀されて例えばジェットファン式に構成されている籾摺機4に供給され籾摺選別され、次いで、玄米は石抜き機5に送られ石などの異物が除去される。次いで、玄米は異物除去装置6に送られて藁屑類や大きいごみが除去された後に網目の大きい第1粒選別機7に送られて籾や大きいごみが除去される。
【0022】
次いで、籾や大きいごみが除去された玄米は第2粒選別機8あるいは網目の小さな小粒用粒選別機13に送られる。第2粒選別機8に送られた玄米は屑米を除去された後に上部の大粒取出ホッパgから取り出され玄米タンク9に送られ貯溜される。第2粒選別機8で除去された屑米は下部の小粒取出口gから取り出され、屑米取出ホッパ14に送られ貯溜される。
【0023】
また、小粒用粒選別機13に送られた玄米は屑米を除去された後に玄米タンク9に送られ貯溜され、小粒用粒選別機13で除去された屑米は屑米取出ホッパ14に送られ貯溜される。
【0024】
また、前記異物除去装置6により藁屑類や大きなごみの除去された玄米は、図3に示すように、取出通路6a、多用途米流路31を経て多用途米取出ホッパ15に取り出される。
【0025】
また、籾摺機4の風選部から排出された籾殻は籾殻排出流路4a、籾殻サイクロン10、籾殻搬送ラセン11を経て籾殻フレコン12,12に収納される。
次に、図6に基づき操作盤22について説明する。
【0026】
仕切り壁1には客室Bから操作できる操作盤22を設けている。操作盤22には、屑米選択スイッチSW1、粒選別機の目合い選択スイッチSW2、多用途米選択スイッチSW3及び通常米選択スイッチSW4を設けている。操作盤22の下方には料金投入用のコインメック27を設けている。コインメック27にはコインセンサSE1を設け、投入コインの投入枚数が表示される。
【0027】
次に、図4に基づき制御ブロック構成について説明する。
コントローラ41の入力側には、各種スイッチ及びセンサを接続している。すなわち、屑米選択スイッチSW1、目合い選択スイッチSW2、多用途米選択スイッチSW3、通常米選択スイッチSW4、及び、コインセンサSE1、籾投入有無センサSE2、人検出センサSE3を入力インターフェイスを経由で接続している。
【0028】
また、コントローラ41の出力側には、駆動回路、駆動手段を経由して投入ホッパ1の籾搬送ラセン2、昇降機3、籾摺機4、石抜き機5、異物除去装置6、第1粒選別機7、第2粒選別機8、籾殻サイクロン10、籾殻搬送ラセン11、小粒用粒選別機13を接続している。
【0029】
次に、コントローラ41の籾摺制御内容について説明する。
人検知センサSE4により客室Bへの利用客の進入が検出されると、籾摺設備の清掃工程が実行される。清掃工程の実行内容は例えば次のとおりである。所定時間にわたり籾搬送ラセン2、昇降機3、籾摺機4、石抜き機5、異物除去装置6、第1粒選別機7、第2粒選別機8が駆動され、これらに残留している穀粒が残留穀粒回収ボックス(図示省略)に取り出される。
【0030】
次いで、籾摺料金が投入され、籾が投入ホッパ1に投入され、操作スイッチである屑米選択スイッチSW1、目合い選択スイッチSW2、多用途米選択スイッチSW3、通常玄米選択スイッチSW4が操作されると、コントローラ41の籾摺指令により籾摺料金に応じた運転時間で各作業部、即ち、籾搬送ラセン2、昇降機3、籾摺機4、石抜き機5、異物除去装置6、第1粒選別機7、第2粒選別機8、籾殻サイクロン10、籾殻搬送ラセン11、小粒用粒選別機13の運転が開始され、運転時間の減算処理がされながら籾摺運転が実行される。
【0031】
次いで、籾投入有無センサSE2が籾無し状態を検出すると、籾摺終了動作工程に移行し、所定時間にわたり籾搬送ラセン2、昇降機3、籾摺機4、石抜き機5、異物除去装置6、第1粒選別機7、第2粒選別機8、小粒用粒選別機13を駆動し、これらの残留穀粒などを取り出し、所定時間が経過するとこれらの駆動を停止し籾摺終了動作工程を終了する。
【0032】
また、屑米選択スイッチSW1により屑米必要が選択されている場合には、第1粒選別機7の第1取出流路7aの第1切替手段32aが第2粒選別機8側あるいは小粒選別流路35側に切り替えられ、第2粒選別機8あるいは小粒用粒選別機13に送られて屑米が除去され、選別玄米は玄米タンク9に取り出され、分離された屑米は屑米取出ホッパ14に取り出される。
【0033】
籾摺作業終了後に利用者が屑米取出ホッパ14から屑米を取り出すことにより、屑米を必要な利用者は持ち帰ることができ便利である。また、屑米取出ホッパ14に貯溜される屑米を少なくし、屑米メンテナンスの管理負担を軽減することができる。
【0034】
なお、前記屑米選択スイッチSW1を構成するにあたり、屑米必要選択スイッチと屑米不要選択スイッチの2か所のスイッチ操作部を設けずに、屑米選択スイッチSW1をONすると、屑米取出ホッパ14の屑米を客室B側から取り出し可能状態に切り替え、また、屑米選択スイッチSW1を所定時間にわたり操作しない場合には屑米不要と判定し、第2粒選別機8又は小粒用粒選別機13から取り出された屑米を屑米取出ホッパ14に搬送する途中の屑米切換弁26により屑米収容容器16へ屑米を収容する構成としてもよい。
【0035】
また、多用途米(飼料米)選択スイッチSW3が選択されている場合には、異物除去装置6の取出流路6aの多用途切替手段32bが多用途米流路31側に切り替えられ、異物除去装置6で選別された穀粒(玄米がほとんどでわずかに籾及び屑米が混入している)が多用途米取出ホッパ15に取り出される。
【0036】
なお、多用途米選択スイッチSW3が選択されていない場合には、異物除去装置6の取出流路6aの多用途切替手段32bは第1粒選別機7側に切り替えられ、異物除去装置6で選別された穀粒は第1粒選別機7に送られる。
【0037】
このように構成すると、多用途米を後工程に送らずに迅速に多用途米取出ホッパ15に取り出すことができ、後工程の第1粒選別機7、第2粒選別機8を通さないのでこれらの耐久性を高めることができる。また、飼料に用いる多用途米は屑米も利用するので、粒選別機を通して屑米分が目減りするのを防止できる。
【0038】
また、前記目合い選択スイッチSW2により網目の大きい大粒用の第2粒選別機8を選択したり、網目の小さい小粒用粒選別機13が選択できるようにしている。目合い選択スイッチSW2により小粒が選択操作されている場合には、図3に示すように、第1粒選別機7の第1取出流路7aの第1切替手段32aが小粒選別流路35側に切り替えられ、玄米は小粒用粒選別機13に送られ玄米と屑米とに分離選別され、選別玄米は上部から取り出され玄米タンク9に送られ貯溜され、屑米は下部から取り出されて屑米取出ホッパ14に送られ貯溜される。
【0039】
また、目合い選択スイッチSW2により大粒が選択操作されている場合には、第1粒選別機7の第1取出流路7aの第1切替手段32aが第2粒選別機8側に切り替えられ、玄米は大粒用の第2粒選別機8に送られ玄米と屑米との分離選別され、選別玄米は上部から取り出され玄米タンク9に送られ、屑米は下部から取り出された屑米取出ホッパ14に送られる。
【0040】
このように構成すると、大粒種の玄米を目合いの大きな第2粒選別機8により選別し、小粒種の玄米を目合いの小さな小粒粒選別機13により選別することができ、適正範囲の屑米を除去し適正な精粒玄米に調製することができる。
【0041】
また、前記籾摺設備において、図3に示すように、第1粒選別機7で玄米から分離選別された大きな籾を上部の大粒取出ホッパgから取り出し、籾還元流路56を経由して昇降機3の下部に戻し、籾摺機4で再度籾摺作業をするようにしてもよい。このようにすると、籾を再度籾摺することにより玄米の歩留まりを高めることがで、籾摺設備に残留する籾の量を少なくし排出管理作業を低減することができる。
【0042】
また、前記籾摺設備において、異物除去装置6の後側工程に玄米破砕装置(図示省略)を設け、異物除去装置6で異物の除去された玄米を後側工程の玄米破砕装置(図示省略)で破砕し家畜が消化しやすいように加工し、飼料米取出ホッパ(図示省略)に全量取り出すようにする。そして、操作盤21には飼料米スイッチ(図示省略)を設け、飼料米スイッチを選択した場合には、異物除去装置6で異物の除去された玄米を後側工程の玄米破砕装置(図示省略)に送り破砕加工し、飼料米取出ホッパ(図示省略)に全量取り出すようにしてもよい。前記構成によると、例えば養鶏場などでは玄米を破砕加工せずにそのまま家畜に供給することができ便利である。
【0043】
次に、図5に基づく実施例について説明する。
複数の粒選別機7,8を備えた籾摺設備において、投入ホッパ1の仕切り壁21に近い機械室C寄りに補助ホッパ51を設け、補助ホッパ51の底部に設けた開閉シャッタ弁52を介して籾搬送ラセン2に穀粒を供給可能に構成する。籾摺機3の摺落米風選部で風選した2番物(粃)を2番還元流路53を経由して補助ホッパ51に還元し貯溜する。そして、利用客の籾摺作業の終了間際になると、コントローラ41の制御指令により補助ホッパ51のシャッタ弁52を開き溜っている2番物を籾搬送ラセン2、昇降機3を経由して籾摺機4に送り再度籾摺をする。そして、2番物の籾摺作業の際には、籾摺機駆動用の籾摺モータの回転数を高くし、ジェットファンを高速回転し脱ぷ率を高めて籾摺し、後続の作業部に送り前記同様の処理をする。
【0044】
前記構成によると、籾摺機4の2番物の脱ぷ率を高め玄米の回収率を高めることができる。また、籾摺設備に残留する不要な2番物を少なくすることができ、2番物の排出管理作業を低減することができる。
【0045】
また、複数の粒選別機7,8を備えた籾摺設備において、籾摺機4駆動用の籾摺モータの負荷電流値を検出する負荷電流センサを設け、投入ホッパ1に籾投入有無センサSW2を設ける。そして、籾投入有無センサSW2が穀粒なしを検出し、次いで、負荷電流センサが所定値以下の負荷電流値を検出すると、籾摺機4の籾摺作業終了状態を判定し、籾摺機4の運転を停止すると共に、石抜き機5以降の処理工程の残米処理運転を開始し、所定時間が経過すると残米処理運転を停止するようにしてもよい。このようにすることにより、無駄のない残米処理運転を実行することができる。
【0046】
本実施の形態は客室と機械室とからなる建屋式の料金式籾摺設備に基づいて説明しているが、図7に示すような、建屋式でなく、客室がなく、箱体状の機械室だけからなるいわゆる自動販売機型の料金式の籾摺設備としても良い。この場合には、図1の籾摺設備の客室に相当する部分を機械室外側と読み替えることができる。
【符号の説明】
【0047】
1 投入ホッパ
4 籾摺機
7 第1粒選別機
8 第2粒選別機
9 玄米取出ホッパ
13 小粒用粒選別機
14 屑米取出ホッパ
16 屑米収容容器
21 仕切り壁
22 操作盤
A 建屋
B 客室
C 機械室
SW1 屑米選択スイッチ
SW2 屑米目合い選択スイッチ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7