【実施例】
【0017】
上記した本発明の実施の形態についてさらに詳細に説明すべく、本発明の一実施例に係る手書き入力装置及び制御プログラムについて、
図1乃至
図13を参照して説明する。
図1は、本実施例の手書き入力装置の外観構成を示す図であり、
図2は、手書き入力装置の入力方法を示す図である。また、
図3は、本実施例の手書き入力装置の構成を示すブロック図であり、
図4は、手書き入力装置の動作を示すフローチャート図である。また、
図5乃至
図10は、ページめくり操作の一例を示す図であり、
図11及び
図12は、手書き入力装置の使用形態の一例を示す図である。また、
図13は、本実施例の手書き入力装置におけるページめくり操作の通知方法を説明する図である。
【0018】
図1に示すように、本実施例の手書き入力装置10は、感圧式のタッチパネルを備え、タッチパネル上に載置した1又は複数の用紙の上から手書き入力を行う装置である。この手書き入力装置10は、
図2(a)に示すように、ペンなどの筆記用具(第1の入力手段)を用いた手書き入力と、
図2(b)に示すように、第1の入力手段よりもタッチパネルを押圧する部分の面積が大きい指など(第2の入力手段)を用いた操作とが、タッチ面積やタッチ圧力によって判別できるように構成されている。
【0019】
なお、この手書き入力装置10のサイズは任意であるが、小型のものとしてはジョッターサイズ(名刺サイズ)、大型のものとしてはA3程度である。また、手書き入力装置10の筐体には、タッチパネル上に用紙を簡易的に固定するためのクリップなどの保持部を設けてもよい。
【0020】
この手書き入力装置10は、
図3に示すように、制御部11と通信I/F部12とタッチパネル制御部13とタッチパネル14などで構成される。
【0021】
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)11aとROM(Flash ROM)11bやRAM(Random Access Memory)11c、SD(Secure Digital)カード11dなどのメモリとで構成され、CPU11aは、ROM11bに記憶したプログラムをRAM11cに展開して実行し、手書き入力装置10の全体制御を行う。また、RAM11cは、タッチパネル14上に手書き入力された手書き情報(移動軌跡)を記憶する入力バッファとしても機能する。そして、タッチパネル制御部13が後述するページめくり操作を検出したら、CPU11aは、RAM11cに記憶されている手書き情報を読み出し、1ページ分の手書きデータとしてSDカード11dに保存し、RAM11cの手書き情報を消去する。
【0022】
通信I/F部12は、NIC(Network Interface Card)やモデム、NFC(Near Field Communication)、Bluetooth(登録商標)、Transferjetなどであり、手書きデータを記憶するサーバや手書きデータを表示する端末などとの通信を可能にする。
【0023】
タッチパネル制御部13は、タッチパネル14から出力される信号を取得し、タッチパネル14が押圧を検知した座標(タッチ位置)及び押圧力(タッチ圧力)に基づいて、ペン(第1の入力手段)による入力操作であるか、指(第2の入力手段)による入力操作であるかを判別する。そして、指(第2の入力手段)による入力操作を検出した場合に、指のタッチ位置が、用紙を固定する側(以下、固定端側と呼ぶ。)の辺に向かって移動する操作であれば、ページめくり操作であると判断する。また、2本の指による入力操作を検出した場合は、固定端側と反対側(以下、解放端側と呼ぶ。)の第1のタッチ位置が固定端側の第2のタッチ位置に近づく(すなわち、第1のタッチ位置が固定端側の辺に向かって移動する)操作であれば、ページめくり操作であると判断する。また、解放端側の第1のタッチ位置と固定端側の第2のタッチ位置とが互いに近づく(すなわち、第1のタッチ位置が固定端側の辺に向かって移動する)操作であれば、ページめくり操作であると判断する。
【0024】
タッチパネル14は、用紙を載置する台と、台の表面に電極が格子状に配列された感圧式のタッチセンサとを含み、タッチセンサは、複数箇所のタッチを検知可能に構成される。そして、用紙の上からのペンや指による押圧を検知して、タッチ位置及びタッチ圧力をタッチパネル制御部13に通知する。このタッチパネル14は、ペンや指による押圧を検知可能であればよく、感圧式のタッチセンサのみで構成してもよいし、ペンに埋め込まれた磁石の磁気などを検知する電磁式のタッチセンサなどを組み合わせてもよい。
【0025】
なお、本実施例では、タッチパネル制御部13が、ペン(第1の入力手段)による入力操作と指(第2の入力手段)による入力操作とを判別し、指(第2の入力手段)による入力操作がページめくり操作であるかを判断する構成とするが、この処理は、制御部11上で動作するプログラム(制御プログラム)が実行する構成としてもよい。
【0026】
以下、上記構成の手書き入力装置10の動作について、
図4のフローチャート図を参照して説明する。
【0027】
まず、ユーザがペンなどの筆記道具(第1の入力手段)又は指(第2の入力手段)を用いて、タッチパネル14の所望の位置にタッチすると、タッチパネル14はタッチを検出し、タッチ位置及びタッチ圧力をタッチパネル制御部13に通知する。タッチパネル制御部13は、タッチ面積やタッチ圧力と予め定めた閾値とを比較することにより、筆記用具以外のタッチを検出したかを判断する(S101)。
【0028】
タッチパネル制御部13は、ペンなどの筆記用具のタッチ(タッチ面積が予め定めた第1の閾値以下のタッチ、又は、タッチ圧力が予め定めた第2の閾値以上のタッチ)を検出した場合は、ユーザの入力操作が手書き情報の入力操作であると判断し、制御部11は、タッチ位置の移動軌跡を入力バッファ(RAM11cなど)に記憶する。その後、S101に戻って、タッチパネル制御部13は、筆記用具以外のタッチを監視する。
【0029】
一方、タッチパネル制御部13は、ペンなどの筆記用具以外のタッチ(タッチ面積が上記第1の閾値より大きいタッチ、又は、タッチ圧力が上記第2の閾値より小さいタッチ)を検出した場合は、指のタッチであるか否かを判断する(S102)。なお、S101で筆記用具以外のタッチを検出した場合に、それが指のタッチであると直ちに判断しないのは、例えば、ペンなどの筆記用具を持つ手がタッチパネル14にタッチする場合などが考えられるからである。
【0030】
そして、タッチパネル制御部13は、指のタッチではないと判断した場合(例えば、タッチ面積が予め定めた第3の閾値(第3の閾値>第1の閾値)より大きい、又は、タッチ圧力が予め定めた第4の閾値(第4の閾値<第2の閾値)より小さい場合)は、ユーザの入力操作が手書き情報の入力操作でもページめくり操作でもないと判断し、S101に戻って、筆記用具以外のタッチを監視する。
【0031】
一方、タッチパネル制御部13は、指のタッチであると判断した場合は、
図5乃至
図12に基づいて、ユーザの入力操作がページめくり操作であるか否かを判断する(S103)。このページめくり操作であるか否かを判断する手法については後述する。
【0032】
タッチパネル制御部13は、ユーザの入力操作がページめくり操作ではないと判断した場合は、制御部11は、そのタッチ位置の移動軌跡を手書き情報として入力バッファ(RAM11cなど)に記憶する。その後、S101に戻って、タッチパネル制御部13は、筆記用具以外のタッチを監視する。
【0033】
一方、タッチパネル制御部13は、ユーザの入力操作がページめくり操作であると判断した場合は、制御部11は、入力バッファ(RAM11cなど)に記憶した一連の手書き情報を読み出し、一連の手書き情報をそのページの手書きデータとして、SDカード11dなどに保存し(S104)、その後、入力バッファ(RAM11cなど)に記憶した一連の手書き情報を消去する(S105)。
【0034】
次に、制御部11は、ページめくり操作が行われたことをユーザにフィードバックする設定になっているか否かを判断し(S106)、フィードバックする設定になっていない場合は、S101に戻って、タッチパネル制御部13は、筆記用具以外のタッチを監視する。一方、フィードバックする設定になっている場合は、制御部11は、ページめくり操作を検出したことをユーザに通知する(S107)。
【0035】
この通知方法としては、例えば、手書き入力装置10にスピーカーなどの発音手段を設け、
図13(a)に示すように、ブザーや音声などでページめくり操作が行われたことをユーザに通知することができる。また、手書き入力装置10にバイブレーターなどの振動手段を設け、
図13(b)に示すように、手書き入力装置10を振動させることによってページめくり操作が行われたことをユーザに通知することができる。また、手書き入力装置10にLED(Light Emitting Diode)などの発光手段を設け、発光手段を点灯/点滅させることによってページめくり操作が行われたことをユーザに通知することもできる。このように、音や振動、光などによってページめくり操作が行われたことをユーザにフィードバックすることにより、ユーザの意図通りに手書きデータを保存することができる。
【0036】
以下、ユーザの入力操作がページめくり操作であるか否かの判断手法について、
図5乃至
図12を参照して説明する。
【0037】
図5は、ページめくり操作の一例である。実際にページをめくる場合は、まず、
図5(a)に示すように、親指をタッチパネル14上の用紙の解放端側(例えば、右手の場合は用紙の左下の角部近傍)に置き、少なくとも1本の他の指(ここでは人差し指とする。)を、親指に対して用紙の中央寄り(固定端側)に置く。次に、
図5(b)に示すように、人差し指の位置を固定し、親指を人差し指に近づけるように移動させて用紙の縁をめくり上げる。そして、
図5(c)に示すように、親指を人差し指の位置まで移動させて、めくり上げた用紙を親指と人差し指でつまむ。
【0038】
この動作の場合、動作の支点となる人差し指は、用紙の縁をめくり上げる時にタッチパネル14を強く押圧するため、人差し指のタッチ圧力は、
図5(d)に示すように変化する。従って、タッチパネル制御部13は、タッチパネル14の用紙の解放端側の2点で指のタッチを検出し、解放端側の指のタッチ位置が固定端側の指のタッチ位置に近づく(すなわち、用紙の固定端側の辺に向かって移動する)場合、ユーザの入力操作がページめくり操作であると判断することができる。特に、解放端側の指のタッチ位置が固定端側の指のタッチ位置に近づき、かつ、固定端側の指のタッチ圧力が解放端側の指のタッチ位置の移動に伴って大きくなるように変化した場合は、ユーザの入力操作がページめくり操作であると確実に判断することができる。
【0039】
図6は、ページめくり操作の他の例である。実際にページをめくる場合は、まず、
図6(a)に示すように、親指をタッチパネル14上の用紙の解放端側(例えば、右手の場合は用紙の左下の角部近傍)に置き、少なくとも1本の他の指(ここでは人差し指とする。)を、親指に対して用紙の中央寄り(固定端側)に置く。次に、
図6(b)に示すように、親指と人差し指を互いに近づけるように移動させて用紙の縁をめくり上げる。そして、
図6(c)に示すように、めくり上げた用紙を親指と人差し指でつまむ。
【0040】
この動作の場合、親指と人差し指は、互いに近づくように移動するため、2本の指のタッチ位置の軌跡は、
図6(d)に示すように変化する。従って、タッチパネル制御部13は、タッチパネル14の用紙の解放端側の2点で指のタッチを検出し、その2点のタッチ位置の移動軌跡が
図6(d)のようになった(解放端側の指のタッチ位置が用紙の固定端側の辺に向かって移動し、固定端側の指のタッチ位置が用紙の解放端側の辺に向かって移動する)場合は、ユーザの入力操作がページめくり操作であると判断することができる。
【0041】
図5及び
図6では、右手で用紙の解放端側(ここでは左下の角部)をめくり上げる場合を示したが、例えば、手書き入力装置10を机や膝の上に載せ、利き手(右手とする。)でペンによる手書き入力操作を行いながら、反対の手(左手とする。)で指によるページめくり操作を行う場合もある。
【0042】
その場合も、
図7に示すように、解放端側の指のタッチ位置が固定端側の指のタッチ位置に近づく場合(
図7(a)〜(c)参照)、ユーザの入力操作がページめくり操作であると判断することができる。特に、解放端側の指のタッチ位置が固定端側の指のタッチ位置に近づき、かつ、固定端側の指のタッチ圧力が解放端側の指のタッチ位置の移動に伴って大きくなるように変化した場合は、ユーザの入力操作がページめくり操作であると確実に判断することができる。また、
図8に示すように、解放端側の指のタッチ位置及び固定端側の指のタッチ位置が互いに近づき(
図8(a)〜(c)参照)、その移動軌跡が
図8(d)に示すようになった場合は、ユーザの入力操作がページめくり操作であると判断することができる。
【0043】
また、
図5乃至
図8では、2本の指を使ってページめくり操作を行う場合を示したが、1本の指でページめくり操作を行う場合もある。例えば、用紙の上部側が保持部によってタッチパネル14に固定されているとした場合、まず、
図9(a)に示すように、少なくとも1本の指(ここでは人差し指とする。)を用紙の解放端側(この場合は用紙の下部)に置く。次に、
図9(b)に示すように、人差し指を用紙の固定端側の辺(この場合は用紙の上辺)に近づけるように移動させて用紙を湾曲させる。そして、
図9(c)に示すように、人差し指を用紙の固定端側の辺まで移動させ、用紙を跳ね上げることによりページをめくることができる。
【0044】
この動作の場合、人差し指は、用紙の解放端側(下部)から、解放端側の辺にほぼ直交する方向に沿って、固定端側(上部)に向かって移動する。従って、タッチパネル制御部13は、タッチパネル14の用紙の解放端側で指のタッチを検出し、そのタッチ位置が、解放端側の辺にほぼ直交する方向に沿って、固定端側に向かって移動した場合は、ユーザの入力操作がページめくり操作であると判断することができる。その際、タッチ位置は、用紙の上部まで移動する必要はない。
【0045】
なお、
図9では、用紙の上部側を保持部で固定する場合を記載したが、用紙の右又は左の側部が固定されている場合も、タッチ位置が、用紙の解放端側(例えば左端部)から、解放端側の辺にほぼ直交する方向に沿って、固定端側(例えば右端部)に向かって移動した場合は、ユーザの入力操作がページめくり操作であると判断することができる。
【0046】
また、
図9では、タッチ位置が用紙の解放端側から、解放端側の辺にほぼ直交する方向に沿って、固定端側に向かって移動する場合にページめくり操作であると判断したが、タッチ位置は、必ずしも、解放端側の辺にほぼ直交する方向に沿って移動する必要はない。
【0047】
例えば、
図10(a)に示すように、用紙の上部側が保持部によってタッチパネル14に固定されているとした場合、用紙の解放端側の角部(ここでは左下の角部)に指を置き、
図10(b)、(c)に示すように、斜め上方向(ここでは右斜め上方向)に指を移動させても用紙を湾曲させて跳ね上げることができる。従って、タッチパネル制御部13は、タッチパネル14の解放端側で指のタッチを検出し、そのタッチ位置が用紙の固定端側に近づく方向に移動した場合は、ユーザの入力操作がページめくり操作であると判断することができる。
【0048】
また、
図5乃至
図10では、用紙を保持部で固定する場合について記載したが、手書き入力装置10を一方の手で保持した状態で他方の手の指で操作する場合は、手書き入力装置10を保持する手によって用紙も保持することができる。
【0049】
例えば、
図11(a)、(b)に示すように、手書き入力装置10を左腕に乗せ、左手で手書き入力装置10の上部(右側部)を抑えながら、右手の指や右手に持ったペンで手書き操作を行う場合は、用紙は左手によって手書き入力装置10の上部(右側部)で強く保持される。従って、タッチパネル制御部13は、タッチパネル14の端部で指のタッチを検出し、そのタッチ位置が変わらず、タッチ圧力が予め定めた閾値を超える場合は、タッチを検出した側が用紙の固定端側であると判断し、その後、更に用紙の解放端側で指のタッチを検出し、そのタッチ位置が、解放端側の辺にほぼ直交する方向に沿って、固定端側に向かって移動した場合は、ユーザの入力操作がページめくり操作であると判断することができる。
【0050】
また、
図12に示すように、左手で手書き入力装置10の左側部を抑えながら、右手の指や右手に持ったペンで手書き操作を行う場合は、用紙は左手によって手書き入力装置10の左側で強く保持される。従って、タッチパネル制御部13は、タッチパネル14の端部で指のタッチを検出し、そのタッチ位置が変わらず、タッチ圧力が予め定めた閾値を超える場合は、タッチを検出した側が用紙の固定端側であると判断し、その後、更に用紙の解放端側で指のタッチを検出し、そのタッチ位置が、解放端側の辺にほぼ直交する方向に沿って、固定端側に向かって移動した場合は、ユーザの入力操作がページめくり操作であると判断することができる。
【0051】
なお、ここでは、手書き入力装置10を左腕に乗せて左手で手書き入力装置10の上部(右側部)を抑えて使用する形態と、左手で手書き入力装置10の左側部を抑えて使用する形態とを例示したが、手書き入力装置10の使用形態は、
図12及び
図13に限定されず、例えば、左手で手書き入力装置10の下部を抑えて使用してもよい。また、
図5乃至
図13では、利き手を右手とする場合について記載したが、利き手を左手とする場合についても、同様の手法でページめくり操作を判断することができる。
【0052】
以上説明したように、本実施例の手書き入力装置10では、ユーザが実際にページをめくるように指を動かす(用紙の解放端側の指のタッチ位置が用紙の固定端側に向かって移動する)と、タッチパネル制御部13は、ページめくり操作が行われたと判断するため、特殊な用紙や特殊な構成要素、特殊な操作を必要とすることなく、自然な操作でページ毎に手書きデータを保存することができ、手書き入力装置10の操作性を格段に向上させることができる。
【0053】
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、手書き入力装置10の構成や制御方法は適宜変更可能である。
【0054】
例えば、上記実施例では、手書き入力操作を行う第1の入力手段としてペンを例示し、ページめくり操作を行う第2の入力手段として指を例示したが、第2の入力手段は第1の入力手段よりもタッチパネル14を押圧する部分の面積が大きければよく、第1の入力手段をペン先が相対的に細いペンとし、第2の入力手段をペン先が相対的に太いペンとすることも可能である。
【0055】
また、上記実施例では、タッチパネル14を感圧式のタッチセンサで構成し、タッチ位置やタッチ圧力によって手書き入力操作とページめくり操作とを判別したが、例えば、電磁式のタッチセンサを付加し、電磁式のタッチセンサで検出した操作を手書き入力操作と判断し、感圧式のタッチセンサで検出した操作をページめくり操作と判断するようにしてもよい。
【0056】
また、上記実施例では、タッチパネル14で操作のみを行う構成としたが、タッチパネル14をLCD(Liquid Crystal Display)等の表示部上にタッチセンサを配置した構成とし、タッチパネル14で操作と表示を行う構成とすることができる。