(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0022】
〔第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
物品管理装置は、物流倉庫において物品Wを管理するために物品Wを入荷する箇所に設けられているものであり、物流倉庫に入荷された物品Wに物品固有の固有情報を記憶させたICタグT(
図7参照)を物品Wに貼付して物流倉庫内で物品Wを管理するためのものである。
【0023】
図1に示すように、物品管理装置は、矢印Xで示す搬送方向に沿って物品Wを載置搬送する搬送コンベヤ1と、搬送コンベヤ1にて搬送されている物品Wの表面に表示されているバーコードBを読み取るバーコードリーダ6(本発明の読取機構に相当)と、搬送コンベヤ1にて搬送されている物品Wの表面を撮像する撮像カメラ7(本発明の撮像機構に相当)と、バーコードリーダ6にて読み取ったコード番号情報及び撮像カメラ7にて撮像された撮像情報に基づいて物品固有の固有情報を生成する管理装置3と、管理装置3にて生成された固有情報をICタグTに記憶させてそのICタグTを物品Wに貼付する情報添付装置としてのタグ貼付装置4とを備えて構成されている。
【0024】
搬送コンベヤ1は、物品Wを搬送方向に沿って載置搬送して、バーコードリーダ6にてバーコードBを読み取り且つ撮像カメラ7にて物品Wを撮像する撮像箇所E1、及び、タグ貼付装置4にて物品WにICタグTを貼付する貼付箇所E2に物品Wを搬送するように構成されている。尚、貼付箇所E2は、撮像箇所E1より搬送方向の下流側に設定されている。
また、搬送コンベヤ1には、物品Wの側面に接触して物品Wを搬送方向に沿って案内する案内体5が設けられている。
【0025】
そして、搬送コンベヤ1における撮像箇所E1より搬送方向の上流側には、搬送方向に対して横幅方向の一方側に傾く斜め方向に物品Wを搬送する斜め搬送部1aが設けられている。この斜め搬送部1aにて、
図3に示すように、物品Wの横幅方向の一方側の側面が案内体5に接触するまで物品Wを斜め方向に搬送するようになっている。尚、斜め搬送部1aが、搬送コンベヤ1上において搬送方向と直交する横幅方向の一方側に物品Wを案内する物品案内部に相当する。
【0026】
図2に示すように、物品Wは、複数の収納物が収納されたカートンケースであり、平面視及び側面視での形状が矩形状に形成されている。そして、物品Wの側面には、物品W(収納されている収納物)の種類を示す物品情報が、符号化されたコード番号情報としてバーコードBで示されている。また、物品Wの側面には様々な文字が示されており、例えば、「消費期限」の文字列Mや「製造番号」の文字列M、及び、消費期限を示す文字列Mや製造番号を示す文字列M等が示されている。撮像カメラ7は、文字列Mを撮像対象としており、撮像対象とする文字列Mは物品Wの側面に示されている。
【0027】
バーコードBや文字列Mを物品Wの側面に示す形態としては、
図2(a)に示す物品Wのように、ラベルLを媒体として、ラベルLにバーコードBや文字を印刷し、そのラベルLを物品Wの側面に貼付する形態や、
図2(b)に示す物品Wのように、カートンケース自体を媒体として、カートンケースに直接バーコードBや文字列Mを印刷する形態がある。また、物品Wの側面に示された文字として、上述した文字列Mのほかに、収納物を製造したメーカー名や、物品Wを配達するときに用いられた送り状に記載されている文字等がある。
【0028】
図3に示すように、バーコードリーダ6及び撮像カメラ7は、撮像箇所E1に対して横幅方向の一方側に位置しており、バーコードリーダ6は、撮像箇所E1に位置する物品Wの側面のバーコードBを読み取る状態で設けられ、撮像カメラ7は、撮像箇所E1に位置する物品Wの側面の文字列Mを撮像する状態で設けられている。従って、バーコードBや文字列Mが記載された面が横幅方向の一方側を向いている場合では、バーコードBはバーコードリーダ6にて読み取られ、文字列Mは撮像カメラ7にて撮像される。
【0029】
そして、案内体5は、撮像箇所E1に対応する箇所には設けられておらず、これによりバーコードリーダ6にて物品Wの側面のバーコードBを読み取ることができ、また、撮像カメラ7にて物品Wの側面の全体の文字列Mを撮像できるようになっている。
【0030】
図5及び
図6に示すように、管理装置3には、情報を記憶する記憶部9が備えられており、この記憶部9には、撮像カメラ7にて撮像が予定されている撮像予定の物品Wの種類を示す予定種類情報とその撮像予定の物品Wに関連する関連情報とが予め関連付けて記憶されている。
具体的には、撮像予定の物品Wは、物流倉庫に入荷される予定の物品Wである。
そして、物流倉庫に入荷される予定の物品Wの種類名を示す種類情報及びその物品Wの種類をコードで示したコード番号情報が、物品Wが物流倉庫に入荷されるより前に予定種類情報として上位のコントローラHから記憶部9に送信されている。記憶部9には、物品Wが物流倉庫に入荷されるよりも前に、当該物品Wにおける予定種類情報(種類情報及びコード番号情報)が記憶される。
また、物流倉庫に入荷される予定の物品Wに関連する関連情報として、当該物品Wの消費期限を示す消費期限情報及び物品Wの製造番号を示す製造番号情報が、当該物品Wが物流倉庫に入荷されるより前に上位のコントローラHから記憶部9に送信されている。これにより、記憶部9には、物品Wが物流倉庫に入荷されるよりも前に、当該物品Wにおける消費期限情報及び製造番号情報が記憶される。この記憶部9に記憶される予め判明している関連情報(消費期限情報及び製造番号情報)は、同じ物品Wの予定種類情報(種類情報及びコード番号情報)と関連付けた状態で記憶されている。
【0031】
このように、記憶部9には、物流設備に入荷される予定の物品W(撮像予定の物品W)の種類を示す予定種類情報とその物品Wに関連する予め判明している関連情報とが関連付けて記憶されており、記憶部9は関連情報記憶部9aとして機能している。
また、記憶部9には、バーコードリーダ6にて読み取られたコード番号情報と撮像カメラ7にて撮像された物品Wの種類を示すコード番号情報と表示文字情報とが固有情報に関連付けて記憶されており、記憶部9は固有情報記憶部9bとしても機能している。ちなみに、記憶部9にて記憶されている表示文字情報は、消費期限を示す文字列Mや製造番号を示す文字列Mを符号化させた文字コードに変換された状態で記憶されている。
また、記憶部9は、関連情報を撮像予定情報として記憶することで撮像予定情報を管理しており、この記憶部9は、撮像カメラ7の撮像予定情報を管理する撮像予定管理部9cとしても機能している。
【0032】
管理装置3には、種類判別処理と文字情報判別処理とを実行する判別部10がプログラム形式で備えられている。物品情報判別処理は、バーコードリーダ6にて読み取られたバーコードBで示される物品情報から物品Wの種類を判別する処理である。また、文字情報判別処理は、撮像カメラ7にて撮像された撮像情報に基づいて物品Wの表面に記載されている文字で示される情報を表示文字情報として判別する処理である。
文字情報判別処理を実行する判別部10は、撮像情報に基づいて物品Wの表面に文字で示された物品Wに関連する情報を表示文字情報として判別する文字情報判別部10aとして機能する。
【0033】
この判別部10は、物品情報判別処理では、バーコードリーダ6にて読み取られたバーコードBで示されたコード番号情報を判別し、その判別したコード番号情報と記憶部9に記憶されているコード番号情報及びこの情報に関連付けて記憶されている種類情報とに基づいて、撮像カメラ7にて撮像した物品Wの種類名を判別するようになっている。
【0034】
そして、判別部10は、文字情報判別処理では、周知の画像処理技術を用いて物品Wの表面に記載されている文字を認識するが、物品Wの表面に記載されていると認識した文字の全てを表示文字情報として判別するのではなく、物品情報(物品WにバーコードBで示されているコード番号情報)と撮像情報(物品Wの表面に示された文字を撮像した情報)と予定種類情報(記憶部9に記憶されている種類情報やコード番号情報)と予め判明している関連情報(記憶部9に記憶されている消費期限情報や製造番号情報)とに基づいて、物品Wの表面に記載されていると認識した文字のうちの関連情報と同じ情報を表わす文字を表示文字情報として判別するように構成されている。
【0035】
文字情報判別処理について説明を加えると、判別部10は、物品情報判別処理では、撮像カメラ7にて撮像された撮像情報からバーコードBで示されたコード番号情報を判別し、その判別したコード番号情報と記憶部9に記憶されているコード番号情報及びこの情報に関連付けて記憶されている関連情報(消費期限情報及び製造番号情報)を判別する。そして、予め判明している関連情報と撮像情報とに基づいて、物品Wの表面に記載されている文字のうちの関連情報である消費期限情報や製造番号情報と同じ情報を表わす文字を表示文字情報として判別するようになっている。尚、判別部10は、消費期限を示す文字と製造番号を示す文字との複数種の表示文字情報を判別するように構成されている。
【0036】
判別部10による表示文字情報の判別について消費期限を例に挙げて具体的に説明する。物流倉庫に入庫される予定の物品Wとして、種類が種類aで消費期限が2012年8月の物品Wと、種類が種類aで消費期限が2012年9月の物品Wと、種類が種類bで消費期限が2012年10月の物品Wとがある場合では、種類aの物品Wの消費期限情報は、2012年8月の日時を示す消費期限情報や2012年9月の日時を示す消費期限情報となり、種類bの物品Wの消費期限情報は、2012年10月の日時を示す消費期限情報となる。
そして、物品Wに示されている物品情報が種類aである場合では、物流倉庫に入庫される予定の種類aの物品Wの関連情報は2012年8月を示す消費期限情報や2012年9月を示す消費期限情報であるため、判別部10は、2012年8月や2012年9月と同じ情報を表わす文字列M、具体的には、「12.08」や「2012/09」等の文字列Mを表示文字情報として判別するようになっている。このようにして、例えば、物品Wの側面に物品Wの製造日等の他の日時が示されていた場合でも、このような日時を表示文字情報として判別しないようにしている。
【0037】
また、管理装置3には、種類判別処理にて物品Wの種類が判別され且つ文字情報判別処理にて表示文字情報が判別された物品W夫々に対して固有の固有情報を生成自在に構成された生成部11がプログラム形式で備えられている。
そして、生成部11にて生成された固有情報は、固有情報が割り当てられた物品Wに対応する種類情報、コード番号情報、表示文字情報(消費期限情報及び製造番号情報)と関連付けて記憶部9に記憶されており、固有情報を、物品Wに示されていたコード番号情報及び表示文字情報に対応する符号化された情報としている。尚、固有情報が、物品情報及び表示文字情報に対応する符号化された符号情報に相当する。
【0038】
タグ貼付装置4は、貼付箇所E2に対して横幅方向の一方側に位置して、撮像箇所E1に位置する物品Wの側面に固有情報を記憶させたICタグTを貼付するように設けられている。タグ貼付装置4には、管理装置3から固有情報が送信されており、物品Wに貼付するICタグTに固有情報を記憶させ、その固有情報を記憶させたICタグTを物品Wの側面に貼付するように構成されている。
そして、貼付箇所E2にてICタグTが貼付された物品Wは搬送コンベヤ1にて搬送先箇所E5に搬送される。
【0039】
そして、物品Wの側面にバーコードBが示されていない(物品W自体にバーコードBが示されていない場合や物品Wの下面にバーコードBが示されている)等により、バーコードリーダ6にてバーコードB(物品情報)が正常に読み取れなかった物品Wは、種類判別処理にて物品Wの種類を判別することができない。また、物品Wの側面に表示文字情報に該当する文字が示されていない等により、撮像カメラ7にて撮像された撮像情報に基づいて、文字情報判別処理にて表示文字情報を判別することができない。
これら物品Wの種類が判別できなかった物品Wや表示文字情報を判別できなかった物品Wについては、判別部10は、管理内容を特定できないリジェクト対象の物品Wであると判断し、判別部10にてリジェクト対象の物品Wと判断された物品Wに対しては、管理装置3の生成部11にて固有情報を生成せず、タグ貼付装置4にてICタグTを貼付しないようになっている。
【0040】
リジェクト対象の物品Wにおいて、種類判別処理にて物品Wの種類が判別することができなかったものの文字情報判別処理にて表示文字情報を判別できた物品Wについては、判別部10は、周知の画像処理技術を用いて物品Wの表面に記載されている文字を認識し、その認識した文字から消費期限及び製造番号に該当する文字列Mを表示文字情報として判別する。
そして、判別部10は、表示文字情報で示される消費期限及び製造番号について、記憶部9に記憶されている予め判明している関連情報に対応する消費期限及び製造番号が存在した場合は、入荷予定の物品Wと判別し、記憶部9に記憶されている関連情報に対応する消費情報及び製造番号が存在しない場合は、入庫予定ではない物品Wと判別する。さらに、判別部10は、記憶部9に記憶されている対応する消費情報及び製造番号に関連付けて記憶されている種類情報に基づいて、物品Wの種類を判別する。
【0041】
また、判別部10は、リジェクト対象の物品Wにおいて、文字情報判別処理にて表示文字情報を判別できなかったものの種類判別処理にて物品Wの種類が判別できた物品Wについては、判別した物品Wの種類について、記憶部9に記憶されている種類情報に該当する物品Wの種類が存在した場合は、入荷予定の物品Wと判断し、記憶部9に記憶されている種類情報に該当する物品Wの種類が存在しない場合は、入荷予定の物品Wではないと判断する。
また、リジェクト対象の物品Wにおいて、文字情報判別処理にて表示文字情報を判別できず且つ種類判別処理にて物品Wの種類が判別できなかった物品Wについては、入荷予定の物品Wではないと判断する。
【0042】
このように、判別部10は、予め判明している関連情報と撮像情報とに基づいて、撮像カメラ7にて撮像された物品Wが入荷予定の物品W(撮像予定の物品W)か否かを判別するように構成されており、この判別部10は、対象物品判別部10bとしても機能する。
【0043】
図7に示すように、リジェクト対象の物品Wのうち、入荷予定の物品Wと判断された物品Wについては、貼付箇所E2より搬送方向の下流側に設定された作業箇所E3に搬送されて、作業箇所E3で停止する。作業箇所E3には、作業箇所E3に搬送された物品Wについて判別部10にて判別された情報(種類情報、消費期限情報及び製造番号情報のうちの一部の情報)を表示するモニタ16が備えられている。
作業者は、モニタ16に表示されていない不足する情報について、バーコード読取機構13にて物品Wの表面に添付されたバーコードBを読み取る、又は、入力装置14を利用して物品Wの消費期限や製造番号を入力するようになっている。
また、作業者は、モニタ16に表示されている情報については、作業者が作業箇所E3の物品Wの情報と一致していることを確認して入力装置14にて確認済みであることを入力する、或いは、バーコード読取機構13又は入力装置14を用いて改めて入力するようになっている。
【0044】
このように入力された物品情報、消費期限情報及び製造番号情報は、管理装置3に入力されて生成部11にて生成された固有情報と関連付けた状態で記憶部9に記憶される。これにより、当該物品Wの管理内容が特定される。
そして、作業箇所E3に搬送された物品Wについて物品情報、消費期限情報及び製造番号情報の全てが入力されると、生成部11にて固有情報が生成され、タグ発行装置15にて固有情報が記憶されたICタグTが発行され、その発行されたICタグTを作業者が物品Wに貼付するようになっている。
そして、作業箇所E3にてICタグTが貼付された物品Wは搬送コンベヤ1にて搬送先箇所E5(
図7参照)に搬送される。
【0045】
また、作業箇所E3に搬送された物品Wについて、その表面に添付されている情報が不足している場合(バーコードB又は消費期限及び製造番号を示す文字列Mが添付されていない場合等)は、作業者が入力する情報が不足していることを入力装置14に入力することで、ICタグTは発行されずに、当該物品Wは作業箇所E3より搬送方向の下流側に設定された排出箇所E4に搬送されるようになっている。
また、リジェクト対象の物品Wのうち、入荷予定ではないと判断された物品Wについては、作業箇所E3で停止せずに通過して排出箇所E4(
図7参照)に搬送されるようになっている。
【0046】
このように構成された物品管理装置は、まず、作業者にて物品Wが搬送コンベヤ1上に載せられる。このとき、物品Wは、バーコードBや文字列Mが記載された面が搬送コンベヤ1の横幅方向の一方側を向く状態で搬送コンベヤ1上に載せられる。そして、
図3に示すように、搬送コンベヤ1に載せられた物品Wは、搬送コンベヤ1にて搬送方向に沿って搬送され、搬送コンベヤ1にて搬送された物品Wは斜め搬送部1aにて横幅方向の一方側に寄せられる。
【0047】
物品Wが撮像箇所E1まで搬送されると、まず、物品Wの横幅方向の一方側の側面のバーコードBがバーコードリーダ6にて読み取られて、そのバーコードリーダ6にて読み取られたコード番号情報が管理装置3に送信されるとともに、物品Wの横幅方向の一方側の側面が撮像カメラ7にて撮像されて、その撮像カメラ7にて物品Wが撮像された撮像情報が管理装置3に送信される。管理装置3は、バーコードリーダ6にて読み取られたコード番号情報と、撮像カメラ7にて撮像された撮像情報と、記憶部9に記憶されている予定種類情報と、に基づいて種類判別処理を実行して、撮像した物品Wの種類情報(物品Wの種類)及びコード番号情報を判別する。また、管理装置3は、撮像した物品Wの種類情報及びコード番号情報に基づいて文字情報判別処理を実行して、物品Wの側面に示されている文字のうちの消費期限を示す文字列Mと製造番号を示す文字列Mとを表示文字情報(消費期限情報及び製造番号情報)として判別する。
【0048】
そして、種類、消費期限情報及び表示文字情報を判別できた物品Wについては、撮像カメラ7にて撮像した物品Wに対して固有情報を生成し、その固有情報を撮像した物品Wのコード番号情報及び表示文字情報に関連付けて記憶部9に記憶して、固有情報をタグ貼付装置4に送信する。
タグ貼付装置4は、撮像カメラ7にて撮像された物品Wに貼付するICタグTに固有情報を書き込み、この固有情報を書き込んだICタグTを当該物品Wに貼付する。そして、タグ貼付装置4にてICタグTが貼り付けられた物品Wは、搬送先箇所E5に搬送される。
【0049】
また、物品Wの種類及び表示文字情報の一方又は両方が判別できなかったリジェクト物品については、ICタグTを物品Wに貼付せずに作業箇所E3又は排出箇所E4に搬送するようになっている。
【0050】
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態を図面に基づいて説明する。
尚、第2実施形態は、管理装置3以外の構成は第1実施形態と同様に構成されているため、説明は省略する。
【0051】
管理装置3には、現在の日時を示す時計部(図示せず)がプログラム形式で備えられており、
図8に示すように、管理装置3は、撮像カメラ7からの撮像情報が管理装置3に送信された日時を、撮像カメラ7が撮像動作した日時を撮像日時情報と判別している。
そして、判別部10は、撮像情報と撮像日時情報とに基づいて、物品Wの表面に記載されている文字のうちの撮像日時情報が示す日時より後の日時を示す文字列Mを表示文字情報として判別するように構成されている。
【0052】
表示文字情報の判別について説明を加えると、撮像カメラ7が物品Wを撮像するべく撮像動作し、その撮像された撮像情報が撮像カメラ7から管理装置3に送信されると、判別部10は管理装置3が撮像情報を受信した日時を撮像日時情報として判別する。
そして、判別部10は、撮像日時情報が示す日時より後の日時を表わす文字列Mを表示文字情報として判別するようになっている。つまり、物流設備にて扱っている物品Wの消費期限は撮像日時情報が示す日時より後の日時が記されており、例えば物品Wを配達するときに用いられた送り状に希望日時等では撮像日時情報が示す日時より前の日時が記されている。そのため、撮像日時情報が示す日時より後の日時を表示文字情報として判別することで、消費期限を示す日時以外の日時を誤って表示文字情報として判別することが抑制されている。
【0053】
〔第3実施形態〕
次に、本発明の第3実施形態を図面に基づいて説明する。
尚、第3実施形態は、管理装置3以外の構成は第1実施形態及び第2実施形態と同様に構成されているため、説明は省略する。
【0054】
判別部10は、消費期限を示す文字と製造番号を示す文字との複数種の表示文字情報を判別するように構成されている。
そして、
図9に示すように、記憶部9には、複数種の表示文字情報の夫々に対応する項目名を示す項目名情報が予め記憶されており、項目名情報として、消費期限を示す表示文字情報に対応する項目名として「消費期限」が記憶され、製造番号を示す表示文字情報に対応する項目名として「製造番号」が記憶されている。このように、記憶部9には、項目名情報が記憶されており、記憶部9は項目名記憶部として機能している。
【0055】
そして、判別部10は、撮像情報と項目名情報とに基づいて、複数の項目名が並ぶ方向に対して交差する方向を対象方向として、物品Wの表面に記載されている文字のうちの項目名情報と同じ情報を示す文字列Mに対して対象方向に隣接する文字を表示文字情報として判別するように構成されている。
【0056】
表示文字情報の判別について説明を加えると、判別部10は、まず、周知の画像処理技術を用いて物品Wの表面に記載されている文字を認識し、撮像情報と項目名情報とに基づいて、「消費期限」の文字列Mや「製造番号」の文字列Mが示されている位置から、これら「消費期限」の文字列Mと「製造番号」の文字列Mの並び方向を判別する。そして、その並び方向に対して交差する方向を対象方向として、「消費期限」の文字列Mが示されている位置に対して対象方向に隣接して示されている文字列Mを、消費期限を示す文字列Mと判別し、「製造番号」の文字列Mが示されている位置に対して対象方向に隣接して示されている文字列Mを、製造番号を示す文字列Mと判別するようになっている。
【0057】
具体的には、
図2(a)に示す物品Wであれば、上下方向を並び方向とし、左右方向を対象方向として、「消費期限」や「製造番号」の文字列Mが示されている位置に対して左右方向に隣接する文字列Mを、消費期限を示す文字列Mや製造番号が示す文字列Mとして判別される。また、
図2(b)に示す物品Wであれば、左右方向を対象方向とし、上下方向を対象方向として、「消費期限」や「製造番号」の文字列Mが示されている位置に対して上下方向に隣接する文字列Mを、消費期限を示す文字列Mや製造番号が示す文字列Mとして判別される。
つまり、このように項目名に隣接する文字列Mを表示文字情報として判別することで、項目名から離れた位置に示されている項目名に対応しない文字列Mを誤って表示文字情報として判別することが抑制されている。
【0058】
〔別実施形態〕
(1) 上記実施形態では、情報添付装置として、ICタグTに添付情報を書き込むライタ装置とICタグTを物品Wに貼付する貼付装置とを兼用するタグ貼付装置4を設けたが、情報添付装置として、ICタグTを物品Wに貼付する貼付装置と物品Wに貼付されたICタグTに固有情報を書き込むライタ装置とを設けてもよい。また、情報添付装置として、添付情報を物品Wに直接印字する印字装置を設けてもよい。
【0059】
(2) 上記実施形態では、添付情報として、物品固有の固有情報を添付する構成としたが、添付情報として、物品情報と表示文字情報とを示す情報を添付する構成としてもよい。具体的には、例えば、物品Wの種類が同じで且つ消費期限や製造番号が同じ物品Wについては同じ添付情報を添付するようにしてもよい。
また、物品情報として、物品Wの種類を示す情報としたが、物品情報として、収納物をカートンケースに収納して搬送するか又はパレットに載置して搬送するか等の搬送形態を示す情報や、物品Wのサイズを示す情報等、物品Wの種類を示す情報以外でもよい。
【0060】
(3) 上記実施形態では、搬送コンベヤ1に、その搬送コンベヤ1上において搬送される物品Wを横幅方向に案内する物品案内部を備えたが、搬送コンベヤ1に物品案内部を備えずに物品Wを搬送方向に沿って直線状に搬送するように構成してもよい。
【0061】
(4) 上記実施形態では、搬送コンベヤ1を設けたが、搬送コンベヤ1を設けなくてもよい。ちなみに、搬送コンベヤ1を設けない場合、床面上を走行自在な自走台車や作業者が押引操作する移動台車等に物品Wを乗せて撮像箇所E1まで搬送して、その物品Wに対して、撮像機構にて撮像し、情報添付装置にて符号情報を添付するように構成してもよい。
【0062】
(5) 上記実施形態では、物品Wにおける一の側面のみを撮像機構にて撮像したが、物品Wにおける複数の側面を撮像機構にて撮像するようにしてもよい。具体的には、撮像箇所E1に物品Wを縦軸心周りに回転させる回転機構を設けて、撮像機構にて物品Wを撮像した後、回転機構にて物品Wを縦軸心周りに90°回転させて、撮像機構にて再度、物品Wを撮像するようにしてもよい。
【0063】
(6) 上記実施形態では、物品Wを平面視矩形状の物品Wとしたが、例えば、平面視円形状の物品Wや側面視台形状の物品W等、他の形状の物品Wでもよい。
【0064】
(7) 上記実施形態では、判別部10にて撮像機構にて撮像された物品Wが撮像予定の物品Wか否かを判別し、撮像予定の物品Wと撮像予定ではない物品Wとで撮影後の処理を変えたが、判別部10にて撮像機構にて撮像された物品Wが撮像予定の物品Wか否かを判別せずに、例えば、物品情報と表示文字情報とのうちの一部しか判別できなかった場合でも、その判別した一部の情報と固有情報とを関連付けて記憶させて、その固有情報が記憶された媒体を物品に添付するようにして、撮像予定の物品Wと撮像予定ではない物品Wとで撮影後の処理を同じようにしてもよい。
【0065】
(8) 上記実施形態では、1つの管理装置3に、記憶部9と判別部10と生成部11とを備えたが、記憶部9と判別部10と生成部11とを別々の管理装置に備えてもよく、例えば、記憶部9を上位コントローラHに備えて、上位コントローラHが物品管理装置の一部を構成するようにしてもよい。