(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記入力装置は、前記ネットワーク側装置が送信したプロトコル・アプリケーション・パケットを受信するように構成され、前記プロトコル・アプリケーション・パケットはネゴシエーションを用いてネットワーク側装置および前記端末により符号化され、
前記プロセッサはさらに、前記プロトコル・アプリケーション・パケットをネゴシエートした符号化に対応する復号化方式で解析し、前記アプリケーション・パケットを取得するように構成された、
請求項5または6に記載のモデム。
前記出力装置は、前記一時的に格納されたアプリケーション・パケットを前記アプリケーション・プロセッサに前記アプリケーション・パケットを一時的に格納した順序でプッシュするように構成された、請求項6に記載のモデム。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
先行技術の研究と実施プロセスにおいて、本発明の発明者らは、プッシュ・サーバが送信したデータが到着したときに、モデムは先ず当該データを受信し、APを起動し、当該データをAPに送信することを発見した。プッシュ・データが頻繁に到着すると、APがモデムにより頻繁に起動され、APの電力消費が端末全体において最大の割合を占め、したがって、APの頻繁な起動により、端末の平均的な電力消費が増大する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の諸実施形態ではデータ処理方法を提供する。当該方法は、APが起動される回数を減らすことができ、それにより、端末の電力消費が減る。本発明の諸実施形態ではさらに対応するモデムと端末を提供する。
【0006】
本発明の第1の態様では、ネットワーク側装置が送信したアプリケーション・パケットを取得するステップと、端末のスクリーンのステータスを当該端末内のスクリーン監視モジュールから取得するステップであって、当該端末のスクリーンのステータスはスクリーン・オン状態とスクリーン・オフ状態を含むステップと、当該スクリーンのステータスがスクリーン・オフ状態であるときには、アプリケーション・プロセッサの起動を省略して、取得したアプリケーション・パケットを一時的に格納するステップと、を含むデータ処理方法を提供する。
【0007】
第1の態様を参照して、第1の可能な実装方式では、取得したアプリケーション・パケットを一時的に格納した後に、当該方法はさらに、端末のスクリーンのステータスをスクリーン監視モジュールから継続的に取得するステップと、当該スクリーンのステータスがスクリーン・オフ状態からスクリーン・オン状態へと変化したことが得られたときに、アプリケーション・プロセッサを起動し、以前のスクリーン・オフ状態と現在のスクリーン・オン状態の間で一時的に格納されたアプリケーション・パケットをアプリケーション・プロセッサにプッシュするステップと、を含む。
【0008】
第1の態様、または、第1の態様の第1の可能な実装方式を参照して、第2の可能な実装方式では、取得したアプリケーション・パケットを一時的に格納するときに、当該方法はさらに、最初に取得されたアプリケーション・パケットが一時的に格納される時間の計時を開始するステップと、事前設定時刻に到達し、当該スクリーンのステータスが常にスクリーン・オフ状態であるとき、アプリケーション・プロセッサを起動し、当該事前設定時刻内に一時的に格納されたアプリケーション・パケットをアプリケーション・プロセッサにプッシュするステップと、を含む。
【0009】
第1の態様、または、第1の態様の第1の可能な実装方式もしくは第2の可能な実装方式を参照して、第3の可能な実装方式では、取得したアプリケーション・パケットを一時的に格納するときに、当該方法はさらに、当該一時的に格納されたアプリケーション・パケットが占有するメモリの総量を監視するステップと、当該メモリの総量が事前設定量に到達し、スクリーンのステータスが常にスクリーン・オフ状態であるとき、アプリケーション・プロセッサを起動し、当該一時的に格納されたアプリケーション・パケットをアプリケーション・プロセッサにプッシュするステップと、を含む。
【0010】
第1の態様を参照して、第4の可能な実装方式では、当該方法はさらに、スクリーンのステータスがスクリーン・オン状態であることが得られたとき、アプリケーション・プロセッサを起動し、取得したアプリケーション・パケットをアプリケーション・プロセッサにプッシュするステップを含む。
【0011】
第1の態様、および、第1の態様の第1乃至第4の可能な実装方式のうち何れか1つを参照して、第5の可能な実装方式では、ネットワーク側装置が送信したアプリケーション・パケットを取得するステップは、ネットワーク側装置が送信したプロトコル・アプリケーション・パケットを受信するステップであって、当該プロトコル・アプリケーション・パケットはネゴシエーションを用いてネットワーク側
装置および端末により符号化されるステップと、当該プロトコル・アプリケーション・パケットを当該ネゴシエートした符号化に対応する復号化方式で解析し、当該アプリケーション・パケットを取得するステップと、を含む。
【0012】
第1の態様の第3の可能な実装方式を参照すると、第6の可能な実装方式では、当該一時的に格納されたアプリケーション・パケットをアプリケーション・プロセッサにプッシュするステップは、当該一時的に格納されたアプリケーション・パケットを、当該アプリケーション・パケットを一時的に格納した順序でアプリケーション・プロセッサにプッシュするステップを含む。
【0013】
本発明の第2の態様では、ネットワーク側装置が送信したアプリケーション・パケットを取得するように構成された第1の取得ユニットと、端末のスクリーンのステータスを端末内のスクリーン監視モジュールから取得するように構成された第2の取得ユニットであって、当該端末のスクリーンのステータスはスクリーン・オン状態とスクリーン・オフ状態を含む第2の取得ユニットと、当該第2の取得ユニットが取得したスクリーンのステータスがスクリーン・オフ状態であるとき、アプリケーション・プロセッサの起動を省略し、取得したアプリケーション・パケットを一時的に格納するように構成されたバッファ・ユニットと、を備えるモデムを提供する。
【0014】
第2の態様を参照して、第1の可能な実装方式では、当該第2の取得ユニットはさらに、当該バッファ・ユニットが取得したアプリケーション・パケットを一時的に格納した後に、端末のスクリーンのステータスをスクリーン監視モジュールから継続的に取得するように構成され、当該モデムはさらに、スクリーンのステータスがスクリーン・オフ状態からスクリーン・オン状態へと変化したことを当該第2の取得ユニットが得たとき、アプリケーション・プロセッサを起動するように構成された第1の起動ユニットと、以前のスクリーン・オフ状態と現在のスクリーン・オン状態の間で一時的に格納されたアプリケーション・パケットを当該第1の起動ユニットが起動したアプリケーション・プロセッサにプッシュするように構成された第1のプッシュ・ユニットと、を備える。
【0015】
第2の態様、または、第2の態様の第1の可能な実装方式を参照して、第2の可能な実装方式では、当該モデムはさらに、当該第1の取得ユニットが取得した第1のアプリケーション・パケットを当該バッファ・ユニットが一時的に格納する時間の計時を開始するように構成された開始ユニットと、事前設定時刻に到達し、当該開始ユニットが時間の計時を開始した後にスクリーンのステータスが常にスクリーン・オフ状態であるとき、アプリケーション・プロセッサを起動するように構成された第2の起動ユニットと、当該事前設定時刻内に一時的に格納されたアプリケーション・パケットを当該第2の起動ユニットが起動したアプリケーション・プロセッサにプッシュするように構成された第2のプッシュ・ユニットと、を備える。
【0016】
第2の態様、または、第2の態様の第1の可能な実装方式もしくは第2の可能な実装方式を参照して、第3の可能な実装方式では、当該モデムはさらに、当該バッファ・ユニットが一時的に格納したアプリケーション・パケットが占有するメモリの総量を監視するように構成された監視ユニットと、当該監視ユニットが監視する当該メモリの総量が事前設定量に到達し、スクリーンのステータスが常にスクリーン・オフ状態であるとき、アプリケーション・プロセッサを起動するように構成された第3の起動ユニットと、当該一時的に格納されたアプリケーション・パケットを当該第3の起動ユニットが起動したアプリケーション・プロセッサにプッシュするように構成された第3のプッシュ・ユニットと、を備える。
【0017】
第2の態様を参照して、第4の可能な実装方式では、当該モデムはさらに、スクリーンがスクリーン・オン状態にあることを当該第2の取得ユニットが得たとき、アプリケーション・プロセッサを起動するように構成された第4の起動ユニットと、当該第1の取得ユニットが取得したアプリケーション・パケットを当該第4の起動ユニットが起動したアプリケーション・プロセッサにプッシュするように構成された第4のプッシュ・ユニットと、を備える。
【0018】
第2の態様、および、第2の態様の第1乃至第4の可能な実装方式のうち何れか1つを参照して、第5の可能な実装方式では、当該第1の取得ユニットは、ネットワーク側装置が送信したプロトコル・アプリケーション・パケットを受信するように構成された受信サブユニットであって、当該プロトコル・アプリケーション・パケットはネゴシエーションを用いてネットワーク側
装置および端末により符号化される受信サブユニットと、当該ネゴシエートした符号化に対応する復号化方式で、当該受信サブユニットが受信したプロトコル・アプリケーション・パケットを解析し、当該アプリケーション・パケットを取得するように構成された解析サブユニットと、を備える。
【0019】
本発明の第3の態様では、入力装置、出力装置、プロセッサ、およびメモリを備えたモデムであって、当該入力装置は、ネットワーク側装置が送信したアプリケーション・パケットを取得するように構成され、当該プロセッサは、端末のスクリーンのステータスを当該端末内のスクリーン監視モジュールから取得するように構成され、当該端末のスクリーンのステータスはスクリーン・オン状態とスクリーン・オフ状態を含み、当該メモリは、スクリーンがスクリーン・オフ状態にあることが得られたとき、取得したアプリケーション・パケットを一時的に格納するように構成され、当該プロセッサは、アプリケーション・プロセッサの起動を省略する、モデムを提供する。
【0020】
第3の態様を参照して、第1の可能な実装方式では、当該プロセッサはさらに、取得したアプリケーション・パケットを当該メモリが一時的に格納した後に、端末のスクリーンのステータスをスクリーン監視モジュールから継続的に取得し、当該スクリーンのステータスがスクリーン・オフ状態からスクリーン・オン状態へと変化したことが得られたときに、アプリケーション・プロセッサを起動するように構成され、当該出力装置は、以前のスクリーン・オフ状態と現在のスクリーン・オン状態の間で一時的に格納されたアプリケーション・パケットをアプリケーション・プロセッサにプッシュするように構成される。
【0021】
第3の態様、または、第3の態様の第1の可能な実装方式を参照して、第2の可能な実装方式では、当該プロセッサはさらに、当該メモリが最初に取得されたアプリケーション・パケットを一時的に格納する時間の計時を開始し、事前設定時刻に到達し、当該スクリーンのステータスが常にスクリーン・オフ状態であるとき、アプリケーション・プロセッサを起動するように構成され、当該出力装置はさらに、当該事前設定時刻内に一時的に格納されたアプリケーション・パケットをアプリケーション・プロセッサにプッシュするように構成される。
【0022】
第3の態様、または、第3の態様の第1の可能な実装方式もしくは第2の可能な実装方式を参照して、第3の可能な実装方式では、当該プロセッサはさらに、当該メモリにより一時的に格納されたアプリケーション・パケットにより占有されたメモリの総量を監視し、当該メモリの総量が事前設定量に到達し、当該スクリーンのステータスが常にスクリーン・オフ状態であるとき、アプリケーション・プロセッサを起動するように構成され、当該出力装置はさらに、当該一時的に格納されたアプリケーション・パケットをアプリケーション・プロセッサにプッシュするように構成される。
【0023】
第3の態様を参照して、第4の可能な実装方式では、当該プロセッサはさらに、当該スクリーンのステータスがスクリーン・オン状態であることが得られたとき、アプリケーション・プロセッサを起動するように構成され、当該出力装置はさらに、取得したアプリケーション・パケットをアプリケーション・プロセッサにプッシュように構成される。
【0024】
第3の態様、第3の態様の第1乃至第4の可能な実装方式の何れか1つを参照して、第5の可能な実装方式では、当該入力装置は、ネットワーク側装置が送信したプロトコル・アプリケーション・パケットを受信するように構成され、当該プロトコル・アプリケーション・パケットはネゴシエーションを用いてネットワーク側
装置および端末により符号化され、当該プロセッサはさらに、当該プロトコル・アプリケーション・パケットを当該ネゴシエートした符号化に対応する復号化方式で解析し、当該アプリケーション・パケットを取得するように構成される。
【0025】
第3の態様の第3の可能な実装方式を参照して、第6の可能な実装方式では、当該出力装置は、当該一時的に格納されたアプリケーション・パケットをアプリケーション・プロセッサに当該アプリケーション・パケットを一時的に格納した順序でプッシュするように構成される。
【0026】
本発明の第4の態様では、モデム、アプリケーション・プロセッサ、およびスクリーン監視モジュールを備えた端末であって、当該スクリーン監視モジュールは、当該端末のスクリーンのステータスを監視するように構成され、当該端末のスクリーンのステータスはスクリーン・オン状態とスクリーン・オフ状態を含み、当該アプリケーション・プロセッサは、当該モデムにより起動された後に当該モデムにより送信されたアプリケーション・パケットを受信するように構成され、当該モデムは、諸技術的解決策で説明したモデムである、端末を提供する。
【0027】
本発明の諸実施形態では、端末内のモデムを使用してネットワーク側装置が送信したアプリケーション・パケットを取得し、当該モデムが当該端末のスクリーンのステータスを当該端末内のスクリーン監視モジュールから取得し、当該端末のスクリーンのステータスはスクリーン・オン状態とスクリーン・オフ状態を含み、当該スクリーンのステータスがスクリーン・オフ状態であるときには、アプリケーション・プロセッサが起動されず、取得したアプリケーション・パケットが一時的に格納される。アプリケーション・パケットが取得されるたびにAPが起動される先行技術と比較して、本発明の諸実施形態に従うデータ処理方法では、スクリーンのステータスがスクリーン・オフ状態であることが得られたとき、取得したアプリケーション・パケットが一時的に格納され、APが起動されず、それにより端末の電力消費が減る。
【0028】
本発明の諸実施形態の技術的解決策をより明確に説明するために、以下では諸実施形態の説明に必要な添付図面を簡単に説明する。明らかに、以下の説明における添付図面は本発明の諸実施形態の一部を示すにすぎず、当業者は創造的作業なしにこれらの添付図面から依然として他の図面を取得することができる。
【発明を実施するための形態】
【0030】
本発明の諸実施形態ではデータ処理方法を提供する。当該方法は、APが起動される回数を減らすことができ、それにより端末の電力消費が減る。本発明の諸実施形態はさらに、対応するモデムと端末を提供する。以下では、詳細な説明を別々に提供する。
【0031】
以下で、本発明の諸実施形態の添付図面を参照して、本発明の諸実施形態の技術的解決策を明確かつ十分に説明する。明らかに、説明する諸実施形態は本発明の諸実施形態の全部ではなく一部にすぎない。当業者が創造的作業なしに本発明の諸実施形態に基づいて得る他の全ての実施形態は本発明の保護範囲に入る。
【0032】
本発明の諸実施形態の端末は、携帯電話、タブレットPAD、携帯情報端末(Personal Digital Assitant、PDA)、および車載装置のような、本発明の諸実施形態で提供されるモデムがインストールされる任意の端末であってもよい。
【0033】
図1を参照すると、本発明の1実施形態に従うデータ処理方法の1実施形態は以下を含む。
【0034】
101では、ネットワーク側装置が送信したアプリケーション・パケットを取得する。本発明の当該実施形態のネットワーク側装置は、様々なアプリケーションのアプリケーション・サーバである。当該アプリケーション・サーバは、端末のアプリケーション・パケットを端末のモデムに送信する。実際、当該モデムは最初にプロトコル・アプリケーション・パケットを受信する。当該モデムは先ず、第三世代パートナシップ・プロトコル(3rd Generation Partnership Project、3GPP)で規定されたポイント・ツー・ポイント・プロトコル(point−to−point protocol、PPP)に従ってプロトコル・アプリケーション・パケットを解析する。実際、解析プロセスは、当該アプリケーション・パケットを送信するアプリケーション・サーバの識別子のような、パケット・ヘッダを当該プロトコル・アプリケーション・パケットから除去し、続いて伝送制御プロトコル/インターネット・プロトコル(Transmission Control Protocol/Internet Protocol、TCP/IP)に従って解析を実施し、最後にAPが要求するアプリケーション・パケットを取得するように実施される。上記除去は、当該プロトコル・アプリケーション・パケットで運搬される端末のIPアドレスのような情報をさらに除去するのと等価である。
【0035】
102では、端末のスクリーンのステータスを当該端末内のスクリーン監視モジュールから取得する。当該端末のスクリーンのステータスはスクリーン・オン状態とスクリーン・オフ状態を含む。
【0036】
当該端末内のスクリーン監視モジュールは、スクリーン・オンまたはスクリーン・オフのようなスクリーンのステータスを全ての時間にわたって監視し、当該スクリーンのステータスに関する情報をモデムに通知して、モデムが当該端末のスクリーンのステータスを取得するようにする。
【0037】
103では、スクリーンのステータスがスクリーン・オフ状態であるときには、アプリケーション・プロセッサの起動を省略し、取得したアプリケーション・パケットを一時的に格納する。
【0038】
スクリーンがスクリーン・オフ状態にあることが得られたとき、それはユーザが端末を使用していないことを示す。当該アプリケーション・パケットがAPにプッシュされたとしても、ユーザはそれを一度に参照するわけではない。APを毎回起動しないために、モデムが最初に当該アプリケーション・パケットを一時的に格納し、端末内のアプリケーション・プロセッサを起動しなくともよい。
【0039】
本発明の当該実施形態では、端末内のモデムを使用してネットワーク側装置が送信したアプリケーション・パケットを取得する。当該モデムは、当該端末のスクリーンのステータスを当該端末内のスクリーン監視モジュールから取得し、当該スクリーンのステータスがスクリーン・オフ状態であるときには、アプリケーション・プロセッサが起動されず、取得したアプリケーション・パケットが一時的に格納される。当該端末のスクリーンのステータスはスクリーン・オン状態とスクリーン・オフ状態を含む。アプリケーション・パケットが取得されるたびにAPが起動される先行技術と比較して、本発明の当該実施形態に従うデータ処理方法では、スクリーンのステータスがスクリーン・オフ状態であることが得られたとき、取得したアプリケーション・パケットが一時的に格納され、APが起動されず、それにより端末の電力消費が減る。
【0040】
図2を参照すると、本発明に従うデータ処理方法の別の実施形態はステップ101乃至ステップ103を含む。ステップ101乃至ステップ103に関しては
図1に示す対応する実施形態を参照することができ、詳細はここでは再度説明することはしない。さらに、本発明の当該実施形態に従うデータ処理方法はさらに、ステップ103の後に以下のステップを含んでもよい。
【0041】
104では、端末のスクリーンのステータスをスクリーン監視モジュールから継続的に取得する。105では、当該スクリーンのステータスがスクリーン・オフ状態からスクリーン・オン状態へと変化したことが得られたときに、アプリケーション・プロセッサを起動し、以前のスクリーン・オフ状態と現在のスクリーン・オン状態の間で一時的に格納されたアプリケーション・パケットをアプリケーション・プロセッサにプッシュする。
【0042】
本発明の当該実施形態では、モデムがスクリーンのステータスに関する情報、例えば、スクリーン・オン状態とスクリーン・オフ状態
をスクリーン監視モジュールから継続的に取得してもよい。スクリーンが所定期間においてスクリーン・オフ状態にあるとき、モデムが幾つかのアプリケーション・パケットを一時的に格納していてもよい。スクリーンが
スクリーン・オフ状態から
スクリーン・オン状態に切り替えられたことが得られたとき、ユーザが端末を用いて開始したと判定し、スクリーン・オフ状態期間内に一時的に格納された幾つかのアプリケーション・パケットをアプリケーション・プロセッサにプッシュする必要があると判定してもよい。
【0043】
アプリケーション・パケットをプッシュしたとき、当該アプリケーション・パケットを、各アプリケーション・パケットが一時的に格納された逐次的順序でプッシュしてもよく、または、アプリケーション・パケットを一緒にプッシュしてもよい。プッシュ順は本発明では限定されない。このように、APが起動される回数が減るだけでなく、ユーザがアプリケーション情報を参照することに及ぼす影響もない。
【0044】
図3を参照すると、本発明に従うデータ処理方法の別の実施形態はステップ101乃至ステップ103を含む。ステップ101乃至ステップ103に関しては
図1に示す対応する実施形態を参照することができ、詳細はここでは再度説明することはしない。さらに、本発明の当該実施形態に従うデータ処理方法はさらに、ステップ103の後にステップ106とステップ107を含んでもよい。即ち、本発明の当該実施形態はステップ101、ステップ102、ステップ103、ステップ106、およびステップ107を含む。
【0045】
尚
図3を参照すると、本発明に従うデータ処理方法の別の実施形態はステップ101乃至ステップ105を含む。ステップ101乃至ステップ105に関しては
図2に示す対応する実施形態を参照することができ、詳細はここでは再度説明することはしない。さらに、本発明の当該実施形態に従うデータ処理方法では、ステップ106およびステップ107を、ステップ103を実施した後かつステップ104を実施するときにさらに実施してもよい。即ち、本発明の当該実施形態はステップ101、ステップ102、ステップ103、ステップ104、ステップ105、ステップ106、およびステップ107を含む。ステップ106およびステップ107は以下の通りである。
【0046】
106では、最初に取得されたアプリケーション・パケットが一時的に格納される時間の計時を開始する。107では、事前設定時刻に到達し、当該スクリーンのステータスが常にスクリーン・オフ状態であるとき、アプリケーション・プロセッサを起動し、当該事前設定時刻内に一時的に格納されたアプリケーション・パケットをアプリケーション・プロセッサにプッシュする。
【0047】
本発明の当該実施形態では、スクリーンが常に
スクリーン・オフ状態にある場合には、大量のアプリケーション・パケットがモデムに格納されるおそれがある。モデムのメモリは限られているので、本発明の当該実施形態では短期的な記憶による解決策を提供する。具体的には、モデムが第1のアプリケーション・パケットの一時的な格納を開始したとき、タイマを開始し、一時的な記憶のための事前設定時刻を3分、5分、または30分に設定してもよく、具体的な時間は限定されない。当該事前設定時刻に達したとき、どれだけ多くのアプリケーション・パケットが一時的に格納されても、APが起動され、当該一時的に格納されたアプリケーション・パケットがAPにプッシュされる。アプリケーション・パケットをプッシュするとき、当該アプリケーション・パケットを、各アプリケーション・パケットが一時的に格納された逐次的順序でプッシュしてもよく、または、当該アプリケーション・パケットを一緒に格納してもよい。プッシュ順は本発明では限定されない。
【0048】
本発明の当該実施形態で提供するスケジュールされたプッシュの解決策は、スクリーンが常にスクリーン・オフ状態にあるときに使用され、モデムのメモリ空間をスケジュールされた時刻に解放して、別のアプリケーション・パケットの一時的な格納を継続してもよい。
【0049】
図4を参照すると、本発明に従うデータ処理方法の別の実施形態は、ステップ101乃至ステップ103を含む。ステップ101乃至ステップ103に関しては
図1に示す対応する実施形態を参照することができ、詳細はここでは再度説明することはしない。さらに、本発明の当該実施形態に従うデータ処理方法では、ステップ108およびステップ109をさらにステップ103の後に実施してもよい。即ち、本発明の当該実施形態は、ステップ101、ステップ102、ステップ103、ステップ108、およびステップ109を含む。
【0050】
尚
図4を参照すると、本発明に従うデータ処理方法の別の実施形態はステップ101乃至ステップ105を含む。ステップ101乃至ステップ105については
図2に示す対応する実施形態を参照することができ、詳細はここでは再度説明することはしない。さらに、本発明の当該実施形態に従うデータ処理方法では、ステップ108およびステップ109をさらに、ステップ103を実施した後、かつ、ステップ104を実施するときに実施してもよい。即ち、本発明の当該実施形態は、ステップ101、ステップ102、ステップ103、ステップ104、ステップ105、ステップ108、およびステップ109を含む。
【0051】
尚
図4を参照すると、本発明に従うデータ処理方法の別の実施形態はステップ101乃至ステップ107を含む。ステップ101乃至ステップ107に関しては
図3に示す対応する実施形態を参照することができ、詳細はここでは再度説明することはしない。さらに、本発明の当該実施形態で提供するデータ処理方法では、ステップ108およびステップ109をさらに、ステップ103を実施した後、かつ、ステップ104とステップ106を実施するときに実施してもよい。即ち、本発明の当該実施形態は、ステップ101、ステップ102、ステップ103、ステップ104、ステップ105、ステップ106、ステップ107、ステップ108、およびステップ109を含む。ステップ108およびステップ109は以下の通りである。
【0052】
108では、当該一時的に格納されたアプリケーション・パケットが占有するメモリの総量を監視する。109では、当該メモリの総量が事前設定量に到達し、スクリーンのステータスが常にスクリーン・オフ状態であるとき、アプリケーション・プロセッサを起動し、当該一時的に格納されたアプリケーション・パケットをアプリケーション・プロセッサにプッシュする。
【0053】
スクリーンが常にオフ状態にある場合には、大量のアプリケーション・パケットがモデムに格納されるおそれがある。モデムのメモリは限られているので、本発明の当該実施形態では短期的な記憶による解決策を提供する。具体的には、一時的に格納されたアプリケーション・パケットが占有するメモリの総量に対して事前設定量を閾値として設定してもよい。占有メモリの総量が事前設定量に到達したとき、端末のAPが起動され、夫々の一時的に格納されたアプリケーション・パケットがAPにプッシュされる。アプリケーション・パケットをプッシュするとき、当該アプリケーション・パケットを、各アプリケーション・パケットが一時的に格納された逐次的順序でプッシュしてもよく、または、当該アプリケーション・パケットを一緒に格納してもよい。プッシュ順は本発明では限定されない。
【0054】
本発明の当該実施形態で提供する定量的なプッシュの解決策は、スクリーンが常にスクリーン・オフ状態にあるときに使用され、占有メモリの量が事前設定量に達したときにモデムのメモリ空間を解放して、一時的に別のアプリケーション・パケットを格納し続けてもよい。
【0055】
図5を参照すると、本発明に従うデータ処理方法の別の実施形態はステップ101およびステップ102を含む。ステップ101およびステップ102はここでは再度詳細に説明することはしない。さらに、本発明の当該実施形態に従うデータ処理方法がさらに、ステップ102の後にステップ110を含んでもよい。即ち、本発明の当該実施形態は、ステップ101、ステップ102、およびステップ110を含む。
【0056】
110では、スクリーンのステータスがスクリーン・オン状態であることが得られたとき、アプリケーション・プロセッサを起動し、取得したアプリケーション・パケットをアプリケーション・プロセッサにプッシュする。
【0057】
本発明の当該実施形態では、アプリケーション・パケットを取得したときにスクリーンが
スクリーン・オン状態にある場合には、当該アプリケーション・パケットを一時的に格納する必要はなく、APに直接プッシュされる。このケースでは、ユーザは当該アプリケーション・パケット内のアプリケーション情報をタイムリーに参照することができ、それにより、ユーザ・エクスペリエンスが向上する。
【0058】
図6を参照すると、本発明に従うデータ処理方法の別の実施形態はステップ101乃至ステップ103を含む。ステップ101乃至ステップ103に関しては
図1に示す対応する実施形態を参照することができ、詳細はここでは再度説明することはしない。さらに本発明の当該実施形態に従うデータ処理方法では、
図1のステップ101は特に、以下のステップ101−1およびステップ101−2を含む。即ち、本発明の当該実施形態はステップ101−1、ステップ101−2、ステップ102、およびステップ103を含む。
【0059】
尚
図6を参照すると、本発明に従うデータ処理方法の別の実施形態はステップ101乃至ステップ105を含む。ステップ101乃至ステップ105に関しては
図2に示す実施形態を参照することができ、詳細はここでは再度説明することはしない。さらに、本発明の当該実施形態に従うデータ処理方法では、
図2のステップ101は特に以下のステップ101−1およびステップ101−2であってもよい。即ち、本発明の当該実施形態は、ステップ101−1、ステップ101−2、ステップ102、ステップ103、ステップ104、およびステップ105を含む。
【0060】
尚
図6を参照すると、本発明に従うデータ処理方法の別の実施形態は、ステップ101乃至ステップ107を含む。ステップ101乃至ステップ107に関しては
図3に示す実施形態を参照することができ、詳細はここでは再度説明することはしない。さらに、本発明の当該実施形態に従うデータ処理方法では、
図3のステップ101は特に以下のステップ101−1およびステップ101−2であってもよい。即ち、本発明の当該実施形態は、ステップ101−1、ステップ101−2、ステップ102、ステップ103、ステップ104、ステップ105、ステップ106、およびステップ107を含む。
【0061】
尚
図6を参照すると、本発明に従うデータ処理方法の別の実施形態はステップ101乃至ステップ109を含む。ステップ101乃至ステップ109に関しては
図4に示す実施形態を参照することができ、詳細はここでは再度説明することはしない。さらに、本発明の当該実施形態に従うデータ処理方法では、
図4のステップ101は特に以下のステップ101−1およびステップ101−2であってもよい。即ち、本発明の当該実施形態は、ステップ101−1、ステップ101−2、ステップ102、ステップ103、ステップ104、ステップ105、ステップ106、ステップ107、ステップ108、およびステップ109を含む。
【0062】
図7を参照すると、本発明に従うデータ処理方法の別の実施形態は、ステップ101、ステップ102、およびステップ110が含む。ステップ101、ステップ102、およびステップ110に関しては
図5に示す実施形態を参照することができ、詳細はここでは再度説明することはしない。さらに、本発明の当該実施形態に従うデータ処理方法では、
図5のステップ101は特に以下のステップ101−1およびステップ101−2であってもよい。即ち、本発明の当該実施形態は、ステップ101−1、ステップ101−2、ステップ102、およびステップ110を含む。ステップ101−1およびステップ101−2は以下の通りである。
【0063】
101−1では、ネットワーク側装置が送信したプロトコル・アプリケーション・パケットを受信する。当該プロトコル・アプリケーション・パケットは、ネゴシエーションを用いることによって、ネットワーク側
装置および端末により符号化される。
【0064】
101−2では、プロトコル・アプリケーション・パケットを当該ネゴシエートした符号化に対応する復号化方式で解析し、当該アプリケーション・パケットを取得する。
【0065】
本発明の当該実施形態では、アプリケーション・サーバが端末に送信したパケットが端末内のモデムにより受信される。実際、当該モデムは最初にプロトコル・アプリケーション・パケットを受信し、当該プロトコル・アプリケーション・パケットを、ネゴシエーションを用いることによってネットワーク側
装置および当該端末により符号化する。当該モデムは先ず、第三世代パートナシップ・プロトコル(3rd Generation Partnership Project、3GPP)で規定されたポイント・ツー・ポイント・プロトコル(point−to−point protocol、PPP)に従って当該プロトコル・アプリケーション・パケットを解析する。実際、解析プロセスは、当該パケットを送信するアプリケーション・サーバの識別子のような、パケット・ヘッダを当該プロトコル・アプリケーション・パケットから除去し、続いて伝送制御プロトコル/インターネット・プロトコル(Transmission Control Protocol/Internet Protocol、TCP/IP)に従って解析を実施し、最後にAPが要求するアプリケーション・パケットを取得するように実施される。上記除去は、当該プロトコル・アプリケーション・パケットで運搬される端末のIPアドレスのような情報をさらに除去するのと等価である。本発明の当該実施形態では、当該プロトコル・アプリケーション・パケットをモデム内で解析することでAPの電力消費を削減することができる。
【0066】
図8を参照すると、本発明に従うデータ処理方法の別の実施形態はステップ101乃至ステップ103、ステップ108、およびステップ109を含む。ステップ101乃至ステップ103、ステップ108、およびステップ109に関しては
図4に示す実施形態を参照することができ、詳細はここでは再度説明することはしない。さらに、本発明の当該実施形態に従うデータ処理方法では、
図4のステップ109は特に以下のステップ109−1であってもよい。即ち、本発明の当該実施形態は、ステップ101乃至ステップ103、ステップ108、およびステップ109−1を含む。
【0067】
尚
図8を参照すると、本発明に従うデータ処理方法の別の実施形態は、ステップ101乃至ステップ105、ステップ108、およびステップ109を含む。ステップ101乃至ステップ105、ステップ108、およびステップ109に関しては
図4に示す実施形態を参照することができ、詳細はここでは再度説明することはしない。さらに、本発明の当該実施形態に従うデータ処理方法では、
図4のステップ109は特に以下のステップ109−1であってもよい。即ち、本発明の当該実施形態は、ステップ101乃至ステップ105、ステップ108、およびステップ109−1を含む。
【0068】
尚
図8を参照すると、本発明に従うデータ処理方法の別の実施形態はステップ101乃至ステップ109を含む。ステップ101乃至ステップ109に関しては
図4に示す実施形態を参照することができ、詳細はここでは再度説明することはしない。さらに、本発明の当該実施形態に従うデータ処理方法では、
図4のステップ109は特に以下のステップ109−1であってもよい。即ち、本発明の当該実施形態はステップ101乃至ステップ108、およびステップ109−1を含む。
【0069】
109−1では、メモリの総量が事前設定量に到達し、スクリーンのステータスが常にスクリーン・オフ状態であるとき、アプリケーション・プロセッサを起動し、一時的に格納されたアプリケーション・パケットをアプリケーション・プロセッサに当該アプリケーション・パケットを一時的に格納した順序でプッシュする。
【0070】
本発明の当該実施形態では、アプリケーション・パケットをAPにプッシュするときに、プッシュに対して逐次的な順序を規定してもよく、一時的な格納を実施する逐次順序でプッシュを行ってもよい。このケースでは、最初に取得されたアプリケーション・パケットが最初にAPに到着することを保証することができる。実際、プッシュを一時的な格納の前に実施してもよく、これを本発明の限定と解釈すべきではない。
【0071】
理解を簡単にするために、
図9を参照すると、以下ではアプリケーションのシナリオを例として本発明の当該実施形態におけるデータ処理のプロセスを説明する。
【0072】
201では、モデムが、ネットワーク側から送信されたプロトコル・アプリケーション・パケットを受信する。
【0073】
202では、第三世代パートナシップ・プロトコル(3rd Generation Partnership Project、3GPP)で規定されたポイント・ツー・ポイント・プロトコル(point−to−point protocol、PPP)に従って、ステップ201で受信したプロトコル・アプリケーション・パケットを解析する。
【0074】
解析プロセスは、実際には、プロトコル・アプリケーション・パケットを送信するアプリケーション・サーバの識別子のようなパケット・ヘッダを当該プロトコル・アプリケーション・パケットから除去するように実施される。
【0075】
203では、伝送制御プロトコル/インターネット・プロトコル(Transmission Control Protocol/Internet Protocol、TCP/IP)に従って、ステップ202で解析したプロトコル・アプリケーション・パケットを解析する。
【0076】
ステップ203での解析プロセスは、実際にはさらに、プロトコル・アプリケーション・パケットで運搬される端末のIPアドレスのような情報を除去し、最後に、APが要求するアプリケーション・パケットを取得するように実施される。
【0077】
204では、端末のスクリーンのステータスを当該端末内のスクリーン監視モジュールから取得し、当該スクリーンのステータスに従って、各取得されたアプリケーション・パケットを処理するための方法を決定する。当該端末のスクリーンのステータスはスクリーン・オン状態とスクリーン・オフ状態を含む。
【0078】
本ステップでは、スクリーンのステータスがスクリーン・オン状態であるとき、ステップ208を実施する。当該スクリーンのステータスがスクリーン・オフ状態であるときには、ステップ205およびステップ207を同時に実施するか、または、ステップ205およびステップ207のうち一方のみを実施してもよい。ステップ205およびステップ207を2つの並列的な条件として構築してもよく、その一方を選択して実施してもよく、または、その両方を一緒に実施してもよい。
【0079】
205では、一時的に
各アプリケーション・パケットを格納し、最初に取得されたアプリケーション・パケットが一時的に格納される時間の計時を開始する。
【0080】
206では、事前設定時刻に到達したとき、ステップ208を実施し、当該事前設定時刻に到達していないとき、ステップ207を実施する。
【0081】
207では、一時的に格納されたアプリケーション・パケットの各々が占有するメモリの総量が事前設定量に到達したかどうかを判定する。当該事前設定量に到達したとき、ステップ208を実施し、当該事前設定時刻に到達していないとき、ステップ201を実施する。
【0082】
208では、
各アプリケーション・パケットを端末のアプリケーション・プロセッサAPにプッシュする。アプリケーション・パケットが取得されるたびにAPが起動される先行技術と比較して、本発明の当該実施形態に従うデータ処理方法では、スクリーンが
スクリーン・オフ状態にあることが得られたとき、取得したアプリケーション・パケットが一時的に格納され、APが起動されず、それにより端末の電力消費が減る。
【0083】
図10を参照すると、本発明の1実施形態に従うモデム30の1実施形態は、ネットワーク側装置が送信したアプリケーション・パケットを取得するように構成された第1の取得ユニット301と、端末のスクリーンのステータスを当該端末内のスクリーン監視モジュールから取得するように構成された第2の取得ユニット302であって、当該端末のスクリーンのステータスはスクリーン・オン状態とスクリーン・オフ状態を含む第2の取得ユニット302と、第2の取得ユニット302が取得したスクリーンのステータスがスクリーン・オフ状態にあるとき、アプリケーション・プロセッサの起動を省略し、取得したアプリケーション・パケットを一時的に格納するように構成されたバッファ・ユニット303と、を備える。
【0084】
本発明の当該実施形態では、第1の取得ユニット301はネットワーク側装置が送信したアプリケーション・パケットを取得し、第2の取得ユニット302は端末のスクリーンのステータスを当該端末内のスクリーン監視モジュールから取得し、第2の取得ユニット302が取得したスクリーンのステータスがスクリーン・オフ状態であるとき、バッファ・ユニット303は、アプリケーション・プロセッサを起動せず、取得したアプリケーション・パケットを一時的に格納する。当該端末のスクリーンのステータスはスクリーン・オン状態とスクリーン・オフ状態を含む。アプリケーション・パケットが取得されるたびにAPが起動される先行技術と比較して、スクリーンが
スクリーン・オフ状態にあることが得られたとき、本発明の当該実施形態に従うモデムは取得したアプリケーション・パケットを一時的に格納し、APを起動せず、それにより端末の電力消費が減る。
【0085】
図10に対応する以上の実施形態に基づきおよび
図11を参照すると、本発明の当該実施形態に従うモデムの別の実施形態では、第2の取得ユニット302はさらに、取得したアプリケーション・パケットを当該バッファ・ユニットが一時的に格納した後に、当該端末のスクリーンのステータスをスクリーン監視モジュールから継続的に取得するように構成され、モデム30はさらに、スクリーンのステータスがスクリーン・オフ状態からスクリーン・オン状態へと変化したことを第2の取得ユニット302が得たときにアプリケーション・プロセッサを起動するように構成された第1の起動ユニット304と、第1の起動ユニット304が起動したアプリケーション・プロセッサ304に、以前のスクリーン・オフ状態と現在のスクリーン・オン状態の間で一時的に格納されたアプリケーション・パケットをプッシュするように構成された第1のプッシュ・ユニット305とを備える。
【0086】
図10に対応する以上の実施形態に基づきおよび
図12を参照すると、本発明の当該実施形態に従うモデムの別の実施形態では、モデム30はさらに、当該バッファ・ユニットが最初に取得されたアプリケーション・パケットを一時的に格納する時間の計時を開始するように構成された開始ユニット306と、事前設定時刻に到達し、開始ユニット306が時間の計時を開始した後にスクリーンのステータスが常にスクリーン・オフ状態であるとき、アプリケーション・プロセッサを起動するように構成された第2の起動ユニット307と、当該事前設定時刻内に一時的に格納されたアプリケーション・パケットを、第2の起動ユニット307が起動したアプリケーション・プロセッサにプッシュするように構成された第2のプッシュ・ユニット308と、を備える。
【0087】
図10に対応する以上の実施形態に基づきおよび
図13を参照すると、本発明の当該実施形態に従うモデムの別の実施形態では、モデム30はさらに、当該バッファ・ユニットが一時的に格納したアプリケーション・パケットが占有するメモリの総量を監視するように構成された監視ユニット309と、監視ユニット309が監視するメモリの総量が事前設定量に到達し、スクリーンのステータスが常にスクリーン・オフ状態であるとき、アプリケーション・プロセッサを起動するように構成された第3の起動ユニット311と、一時的に格納されたアプリケーション・パケットを第3の起動ユニット311が起動したアプリケーション・プロセッサにプッシュするように構成された第3のプッシュ・ユニット312と、を備える。
【0088】
図10に対応する以上の実施形態に基づきおよび
図14を参照すると、本発明の当該実施形態に従うモデムの別の実施形態では、モデム30はさらに、スクリーンがスクリーン・オン状態にあることを第2の取得ユニット302が得たとき、アプリケーション・プロセッサを起動するように構成された第4の起動ユニット313と、第4の起動ユニット313が起動したアプリケーション・プロセッサ313に、
第1の取得ユニット301が取得したアプリケーション・パケットをプッシュするように構成された第4のプッシュ・ユニット314と、を備える。
【0089】
図10に対応する以上の実施形態に基づき
図15を参照すると、本発明の当該実施形態に従うモデムの別の実施形態では、第1の取得ユニット301は、ネットワーク側装置が送信したプロトコル・アプリケーション・パケットを受信するように構成された受信サブユニット3011であって、当該プロトコル・アプリケーション・パケットはネゴシエーションを用いてネットワーク側
装置および当該端末により符号化される受信サブユニット3011と、当該ネゴシエートした符号化に対応する復号化方式で、受信サブユニット3011が受信したプロトコル・アプリケーション・パケットを解析し、当該アプリケーション・パケットを取得するように構成された解析サブユニット3012と、を備える。
【0090】
本発明の諸実施形態では、第1の、第2の、第3の、および第4の、とは説明を明確にするために論理的に使用したものであることに留意されたい。実際、ハードウェアの点では、第1の起動ユニット、第2の起動ユニット、第3の起動ユニット、および第4の起動ユニットが同一のモジュールであってもよく、第1のプッシュ・ユニット、第2のプッシュ・ユニット、第3のプッシュ・ユニット、および第4のプッシュ・ユニットが同一のモジュールであってもよい。ソフトウェア・ベースの実装の点では、同一のコード・セクションが存在してもよい。
【0091】
本発明ではさらに、コンピュータ記憶媒体を提供する。当該媒体はプログラムを格納する。当該プログラムを実行したとき、上述のデータ処理方法のステップの一部または全部が実施される。
【0092】
図16は本発明の1実施形態に従うモデム30の略構造図である。モデム30は、入力装置310、出力装置320、プロセッサ330、およびメモリ340を備えてもよい。
【0093】
メモリ340が、読取専用メモリとランダム・アクセス・メモリを含んでもよく、プロセッサ330に命令とデータを提供してもよい。メモリ340の一部がさらに、不揮発性ランダム・アクセス・メモリ(NVRAM)を含んでもよい。
【0094】
メモリ340は、様々な動作命令を含み様々な動作を実装するために使用される動作命令と、様々なシステム・プログラムを含み様々な基本サービスを実装しハードウェア・ベースのタスクを処理するために使用されるオペレーティング・システムとを格納する。これらは、実行可能モジュール、または、データ構造、または、それらのサブセット、またはそれらの拡張セットを含む。
【0095】
本発明の当該実施形態では、プロセッサ330が、メモリ340に格納された動作命令(当該動作命令をオペレーティング・システムに格納してもよい)を起動することによって、入力装置310を用いることによってネットワーク側装置が送信したアプリケーション・パケットを取得するステップと、当該端末のスクリーンのステータスを当該端末内のスクリーン監視モジュールから取得するステップと、スクリーンのステータスがスクリーン・オフ状態であると得られたとき、アプリケーション・プロセッサの起動を省略して、取得したアプリケーション・パケットを一時的に格納するステップとを実施する。当該端末のスクリーンのステータスは、スクリーン・オン状態とスクリーン・オフ状態を含む。
【0096】
スクリーンが
スクリーン・オフ状態にあることが得られたとき、本発明の当該実施形態に従うモデムが、一時的に取得したアプリケーション・パケットを格納してもよく、APを起動せず、それにより端末の電力消費が減る。
【0097】
プロセッサ330はモデム30の動作を制御し、プロセッサ330をCPU(Central Processing Unit、中央演算装置)と称してもよい。メモリ340は、読取専用メモリとランダム・アクセス・メモリを含んでもよく、プロセッサ330に命令とデータを提供してもよい。メモリ340の一部がさらに、不揮発性ランダム・アクセス・メモリ(NVRAM)を含んでもよい。特定のアプリケーションでは、モデム30の全てのコンポーネントを、バス・システム350を用いて接続される。バス・システム350はさらに、データ・バスに加えて、電源バス、制御バス、ステータス信号バス等を含んでもよい。しかし、説明の明確さのため、全てのバスを図面においてバス・システム350としてもよい。
【0098】
本発明の諸実施形態で開示した上述の方法を、プロセッサ330に適用してもよく、または、プロセッサ330により実装してもよい。プロセッサ330が、信号処理機能を有する集積回路チップであってもよい。実装プロセスでは、上述の方法の諸ステップを、プロセッサ330内のハードウェアの集積論理回路を用いて、または、ソフトウェアの形の命令で実行してもよい。上記のプロセッサ330が、汎用目的プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特殊用途向け集積回路(ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、または別のプログラム可能論理装置、離散ゲートもしくはトランジスタ論理装置、または離散ハードウェア・コンポーネントであってもよく、これらが、本発明の諸実施形態で開示した方法、ステップ、および論理ブロック図を実装または実行してもよい。当該汎用目的プロセッサがマイクロ・プロセッサであってもよく、または、当該プロセッサが任意の従来型のプロセッサ等であってもよい。本発明の諸実施形態で開示した方法の諸ステップを、直接ハードウェア復号プロセッサで実行してもよく、または、復号プロセッサ内のハードウェア・モジュールとソフトウェア・モジュールの組合せにより実行してもよい。当該ソフトウェア・モジュールを、ランダム・アクセス・メモリ、フラッシュ・メモリ、読取専用メモリ、プログラム可能読取専用メモリ、電気的消去可能プログラム可能メモリ、またはレジスタのような、当業界の成熟した記憶媒体に配置してもよい。当該記憶媒体はメモリ340内に配置され、プロセッサ330がメモリ340内の情報を読み取って、上述の方法の諸ステップをそのハードウェアと組み合わせて実行する。
【0099】
場合によっては、プロセッサ330は特に、取得したアプリケーション・パケットを当該メモリが一時的に格納した後に、当該端末のスクリーンのステータスをスクリーン監視モジュールから継続的に取得し、当該スクリーンのステータスがスクリーン・オフ状態からスクリーン・オン状態へと変化したことが得られたときに、アプリケーション・プロセッサを起動してもよい。出力装置320は、以前のスクリーン・オフ状態と現在のスクリーン・オン状態の間で一時的に格納されたアプリケーション・パケットをアプリケーション・プロセッサにプッシュしてもよい。
【0100】
場合によっては、プロセッサ330はさらに、最初に取得されたアプリケーション・パケットを当該メモリが一時的に格納する時間の計時を開始し、事前設定時刻に到達し、当該スクリーンのステータスが常にスクリーン・オフ状態であるとき、アプリケーション・プロセッサを起動してもよい。出力装置320はさらに、当該事前設定時刻内に一時的に格納されたアプリケーション・パケットをアプリケーション・プロセッサにプッシュしてもよい。
【0101】
場合によっては、プロセッサ330はさらに、当該メモリにより一時的に格納されたアプリケーション・パケットにより占有されたメモリの総量を監視し、当該メモリの総量が事前設定量に到達し、当該スクリーンのステータスが常にスクリーン・オフ状態であるとき、アプリケーション・プロセッサを起動してもよい。出力装置320はさらに、当該一時的に格納されたアプリケーション・パケットをアプリケーション・プロセッサにプッシュしてもよい。
【0102】
場合によっては、当該スクリーンのステータスがスクリーン・オン状態であることが得られたとき、プロセッサ330がさらにアプリケーション・プロセッサを起動してもよい。出力装置320はさらに、取得したアプリケーション・パケットをアプリケーション・プロセッサにプッシュしてもよい。
【0103】
場合によっては、入力装置310が、ネットワーク側装置が送信したプロトコル・アプリケーション・パケットを受信してもよい。当該プロトコル・アプリケーション・パケットはネゴシエーションを用いてネットワーク側
装置および端末により符号化される。プロセッサ330はさらに、当該プロトコル・アプリケーション・パケットを当該ネゴシエートした符号化に対応する復号化方式で解析し、当該アプリケーション・パケットを取得してもよい。
【0104】
場合によっては、出力装置320は特に、一時的に格納されたアプリケーション・パケットをアプリケーション・プロセッサに当該アプリケーション・パケットを一時的に格納した順序でプッシュしてもよい。
【0105】
図17を参照すると、本発明の1実施形態に従うデータ処理端末の1実施形態はモデム30、アプリケーション・プロセッサ40、および
スクリーン監視モジュール50を備える。スクリーン監視モジュール50は、当該端末のスクリーンのステータスを監視するように構成される。当該端末のスクリーンのステータスはスクリーン・オン状態とスクリーン・オフ状態を含む。モデム30は、ネットワーク側装置が送信したアプリケーション・パケットを取得し、当該端末のスクリーンのステータスを当該端末内のスクリーン監視モジュールから取得し、当該スクリーンのステータスがスクリーン・オフ状態であるときには、アプリケーション・プロセッサの起動を省略し、取得したアプリケーション・パケットを一時的に格納するように構成される。当該端末のスクリーンのステータスは、スクリーン・オン状態とスクリーン・オフ状態を含む。
アプリケーション・プロセッサ40は、当該モデムにより起動された後に当該モデムにより送信されたアプリケーション・パケットを受信するように構成される。
【0106】
アプリケーション・パケットを
取得するたびにAPが起動される先行技術と比較すると、スクリーンが
スクリーン・オフ状態にあることが得られたとき、本発明の実施形態に従う端末は、取得したアプリケーション・パケットを一時的に格納することができ、APを起動せず、それにより端末の電力消費が減る。
【0107】
以上の諸実施形態における方法のステップの全部または一部を、関連するハードウェアに指示するプログラムで実装してもよいことは当業者に理解される。当該プログラムをコンピュータ可読媒体に格納してもよい。当該記憶媒体として、ROM、RAM、磁気ディスク、または光ディスクを含めてもよい。
【0108】
以上では、本発明の諸実施形態で提供したデータ処理方法、モデム、および端末を詳細に説明した。本明細書では、本発明の原理と実装方式を詳述するために種々の具体的な例を使用した。当該諸実施形態の以上の説明は、本発明の方法とその中心的な思想の理解を支援するために使用したにすぎない。一方、当業者は本発明の思想に従って具体的な実装方式と適用範囲に修正を加えることができる。結論として、本明細書の内容は本発明に対する限定として考えるべきではない。