【実施例】
【0035】
本発明の第1の実施形態を下記の実施例1で説明する。本発明のこの態様の他の目的および利点はこの試験から明らかに、明白になるが、この試験は単に本発明を説明するに過ぎない。
【0036】
実施例1−臨床試験
【0037】
【0038】
まずカルボマーとキサンタンガムを混合することによって、相Aを作製する。プロペラミキサーで混合しながら、この混合物を相Aの残りにゆっくり添加する。相Aを55℃に加熱する。相Bの成分を混合し、55℃に加熱する。相Cと相Dを別々に作製する。相Aを相Bにゆっくり添加し、直ぐに標準型のヘッドを有するSilverson L4RTホモジナイザーを用いて7,000rpmで5〜10分間混合し始める。相CをA/Bに室温(20〜25℃)で添加し、Silversonホモジナイザーを用いて3,000rpmで約2分間または均一になるまで混合する。相DをA/B/Cに室温で添加し、均一になるまで混合する。
【0039】
【0040】
4種類の成分(それぞれ分散液のwt/wt%として表す)を混合することにより、相A、即ち、カルボマーの2%分散液を調製する:
【0041】
フェノキシエタノールをブチレングリコールに添加し、透明で均一になるまで混合する。ブチレングリコール/フェノキシエタノール混合物を室温で水に添加し、5分間混合する。カルボマー(Acritamer 940;RITA Corporation)を、粉末をゆっくり添加することにより分散させ、ライトニング(lightning)タイプのミキサーを用いて600〜2,000rpmで60〜90分間、または分散液が滑らかで均一になるまで混合する。
【0042】
プロペラを用いて相Bの成分を透明で均一になるまで一緒に混合することにより、相Bを調製する。十分に分散し、均一になるまでプロペラミキサーで混合しながら相Bを相A(中和されていないカルボマーの2%分散液)に添加する。相CをA/Bに添加し、均一になるまでプロペラミキサーで混合する。相Dの成分をA/B/Cに添加し、5分間混合する。混合しながらNaOH溶液を水にゆっくり添加することにより相Eを調製する。十分に分散するまで相EをA/B/C/Dに添加する。A/B/C/D/EのpHを測定し、pHが約7.2〜7.6であることを確認する。
【0043】
相F、即ち、銅クロロフィリンナトリウムリポソーム分散液は次のように調製する。(リポソーム分散液の構成成分は、分散液のそれぞれのwt/wtパーセンテージに基づいて記載する。)
【0044】
30%シメチコンエマルションUSP、即ち、30重量%のシメチコンと非イオン性乳化剤を含有する水希釈可能な脱泡剤/消泡剤は、Dow Corning 7−9245の商標名で入手可能である。
【0045】
レシチン画分は、好ましくは大豆に由来し、以下の成分(レシチン画分の総重量に基づく):少なくとも約85.0%wt/wtの濃度のホスファチジルコリン、約5%〜約7%wt/wtの濃度のホスファチジン酸、および約3.0%wt/wt以下の濃度のリゾホスファチジルコリンから構成される。上記の基準を満たすレシチン画分は、Phosopholipon(登録商標)85G(Lipoid,Inc.)として市販されている。
【0046】
相F(リポソーム分散液)をA/B/C/D/Eに添加し、十分に分散し均一になるまで混合する。(空洞化や空気の閉じ込めが回避される混合速度に設定する。)
【0047】
試験参加者は、2種類の試験製剤、即ち、レチノールローション(0.25%または0.5%)およびクロロフィリン漿液を1日2回、8週間塗布した。試験の前に、各参加者のベースラインデジタル写真を撮った。メラニンおよびヘモグロビンを含む、画像化された皮膚領域内の1種類以上の発色団の濃度および分布の皮内分光光度分析(SIA)を使用した。SIAを使用してメラニン含有量の変化を評価することは、米国特許出願公開第2007/0161910号明細書に記載されている。米国特許出願公開第2009/0080727号明細書は、SIAを使用して、画像化された皮膚領域内の血管の分布を測定することを記載している。米国特許出願公開第2009/0080726号明細書(コラーゲンの厚さの測定)ならびに同第2009/0043363号明細書および同第2008/0319283号明細書(共に皮膚の肌理の測定に関する)に記載のSIAを使用して、皮膚の肌理およびコラーゲンの厚さの変化を評価することもできる。下記に要約するように、発赤(「a+」と表記する)および色素レベル(「b/L」と表記する)をSIAで測定した。
【0048】
さらに、自己投与患者のアンケート調査は(患者が)2週間毎に記入し、製品の特性(塗布し易さ)と皮膚に対する効果(発赤、毛孔のサイズ、油性感、滑らかさ、輝き、小じわ)の両方を評価した。患者は漿液を1日2回塗布した(午前と午後)。試験中は、皮膚の若返りを目的とする他の製品または角層剥離用の製品を使用してはいけなかった。
【0049】
臨床評価
【0050】
臨床評価の訓練を受けた観察者が、次のパラメータ:皮膚の色調の均一性;毛孔のサイズおよび視認可能な油性感;目の隈およびちりめんじわ(crepiness);ひだおよび大きい皺;ほうれい線およびマリオネットライン;小じわ;地肌(background)の紅斑;地肌の色;黒子の色;皮膚のたるみ(特に、顎のラインの明瞭さに関する皮膚のたるみ)に従って試験参加者の皮膚状態の変化を評価した。目視検査の他に、デジタル写真を撮り、4週間間隔で(即ち、ベースライン時と試験開始から4週間後および8週間後を)比較した。
【0051】
臨床目視評価を客観的測定で補足した。Sebutapeを使用して油性感を測定した。Sebutape測定は、額の右側と左側ならびに鼻および顎で行った。これらの4つの測定を合計し、ベースライン(試験開始)時ならびに4週間後および8週間後における比較をしたが、それらを下記の表に、評価した患者の数、対、改善を示す患者の数、例えば、11/15(評価した15人の患者のうち11人が改善を示す)として要約する:
【0052】
【0053】
【0054】
【0055】
【0056】
【0057】
【0058】
【0059】
【0060】
【0061】
【0062】
【0063】
【0064】
【0065】
【0066】
【0067】
本発明の別の実施形態は、銅クロロフィリン/ビタミンC誘導体/レチノイド併用療法を投与するステップを含む、尋常性座瘡に関連する視認可能な開放面皰(「黒にきび」)または閉鎖面皰(「白にきび」)の抑制、形成の予防および/または治療方法に関する。併用療法は、デュアルチャンバ容器を使用して投与してもよい。
【0068】
本発明の別の実施形態は、炎症性座瘡、紅斑性毛細血管拡張性酒さ(erythematotelangiectaticrosacea)、丘疹膿疱性酒さ、円形脱毛症、および持続性漏脂性皮膚炎からなる群から選択される炎症性皮膚疾患の治療方法に関する。本方法は、炎症性皮膚疾患にかかっている皮膚領域に、以下を含む組成物を局所投与するステップを含み、(i)クロロフィリン、クロリンe4、クロリンe6、またはクロリンe4もしくはクロリンe6のエチルエステル(クロリンまたはクロリンエチルエステルは、好ましくはそれらの銅錯体および亜鉛錯体のナトリウム塩またはカリウム塩の形態である)を(ii)ビタミンCまたはビタミンC誘導体、好ましくはアスコルビン酸塩またはエステル、より好ましくはアスコルビン酸テトラヘキシルデシルと共に投与する。
【0069】
本願で使用する場合、「炎症性座瘡」とは、複数の炎症性病変ならびに数個〜多数の面皰および丘疹/膿疱が存在する皮膚症状を表し;小さい結節性嚢胞性(nodulo−cystic)病変があっても、またはなくてもよい。
【0070】
本願で使用する場合、炎症性皮膚疾患「紅斑性毛細血管拡張性酒さ」とは、潮紅や顔面中央部の持続的紅斑を特徴とする酒さのサブタイプを意味する。毛細血管拡症はこのサブタイプによく見られる。
【0071】
酒さを段階評価することができ、好ましくは、Jonathan Wilkin,MD et al.,J.Amer.Acad.Dermatology,50(6),907−12(2004)に開示されている標準的な段階評価システムで段階評価する。
【0072】
座瘡を段階評価することができ、好ましくは、C.H.Cook et al.,Arch.Dermatology,571−575(1979)に提案されている段階評価スケールで段階評価する。
【0073】
本願で使用する場合、「丘疹膿疱性酒さ」とは、一過性の丘疹、膿疱、またはその両方が顔面中央部に分布した顔面中央部の持続的紅斑を特徴とする炎症性皮膚疾患である。酒さの紅斑性毛細血管拡張性サブタイプおよび丘疹膿疱性サブタイプの説明は、Wilkin et al.,J.Am.Acad.Dermatol.,pp.907−912(June 2004)に記載されている。
【0074】
本発明の別の実施形態は、不均一な色素沈着を特徴とする皮膚症状の治療方法を提供する。この皮膚症状は、銅クロロフィリン錯体およびビタミンC誘導体(リン酸アスコルビルナトリウム)を含有する単一の製剤で治療される。本発明のこの態様の他の目的および利点は以下の実施例から明らかに、明白になるが、以下の実施例は単に本発明を説明するに過ぎない。
【0075】
【0076】
相A(2%Natrosol HHR溶液)は、ヒドロキシエチルセルロース2%wt/wtをブチレングリコール98%と混合することによって形成された。混合は、マグネチックスターラーを用いて室温で行った。相Bの成分を、プロペラミキサーを使用して約500〜800rpmで約5分間または透明で均一になるまで混合する。相Aを相Bに添加し、プロペラミキサーを用いて約500〜800rpmで約5分間または透明で均一な溶液が得られるまで混合する。別に相Cを混合する。プロペラミキサーを用いて混合しながら、NaOH溶液(相C)をA/Bにゆっくり添加する。A/B/CのpHが約7.2〜約7.6であることを確認する。相D(実施例1と同様に形成されたリポソーム分散液)を添加し、プロペラミキサーを用いて5分間、1,000rpmで混合する。最終生成物は粘性で暗緑色のゲル/漿液である。
【0077】
【0078】
水の90%を55℃に加熱する。ミキサーを使用してカルボマーをゆっくり添加し、均一に分散するまで混合する。水の5%をクロロフィリンと混合し、5%を水酸化ナトリウムと混合して放置する。連続的に混合しながら残りの各成分を合わせ、均一になるまで混合する。十分に分散して均一なゲルが形成するまで、水酸化ナトリウム溶液をゆっくり添加する。クロロフィリンを添加する。
【0079】
【0080】
水の90%を55℃に加熱する。ミキサーを使用してカルボマーをゆっくり添加し、均一に分散するまで混合する。水の5%をクロロフィリンと混合し、5%を水酸化ナトリウムと混合して放置する。連続的に混合しながら残りの各成分を添加し、均一になるまで混合する。十分に分散して均一なゲルが形成するまで、水酸化ナトリウム溶液をゆっくり添加する。次いで、クロロフィリン溶液を混合する。
【0081】
【0082】
水の90%を55℃に加熱する。ミキサーを使用してゆっくりカルボマーをゆっくり添加し、均一に分散するまで混合する。水の5%をクロロフィリンと混合し、5%を水酸化ナトリウムと混合して放置する。連続的に混合しながら残りの各成分を添加し、均一になるまで混合する。水酸化ナトリウム溶液をゆっくり添加し、十分に分散して均一なゲルが形成するまで混合する。次いで、クロロフィリンを添加する。
【0083】
【0084】
水の90%を55℃に加熱する。ミキサーを使用してカルボマーをゆっくり添加し、均一に分散するまで混合する。水の5%をクロロフィリンと混合し、5%を水酸化ナトリウムと混合して放置する。連続的に混合しながら残りの各成分をゆっくり添加し、均一になるまで混合する。十分に分散して均一なゲルが形成するまで、水酸化ナトリウム溶液をゆっくり添加する。次いで、クロロフィリン溶液を添加する。
【0085】
【0086】
水の90%を55℃に加熱する。ミキサーを使用してカルボマーをゆっくり添加し、均一に分散するまで混合する。水の5%をクロロフィリンと混合し、5%を水酸化ナトリウムと混合して放置する。連続的に混合しながら残りの各成分を添加し、均一になるまで混合する。水酸化ナトリウム溶液をゆっくり添加し、十分に分散して均一なゲルが形成するまで混合する。次いで、クロロフィリン溶液を添加する。
【0087】
【0088】
水の90%を55℃に加熱する。ミキサーを使用してカルボマーをゆっくり添加し、均一に分散するまで混合する。水の5%をクロロフィリンと混合し、5%を水酸化ナトリウムと混合して放置する。連続的に混合しながら残りの各成分をゆっくり添加し、均一になるまで混合する。水酸化ナトリウム溶液をゆっくり添加し、十分に分散して均一なゲルが形成するまで混合する。次いで、クロロフィリン溶液を添加する。
【0089】
【0090】
水の90%を55℃に加熱する。ミキサーを使用してカルボマーをゆっくり添加し、均一に分散するまで混合する。水の5%をポルフィリン(Cuクロリンe4Na)と混合し、5%を水酸化ナトリウムと混合して放置する。連続的に混合しながら残りの各成分を添加し、均一になるまで混合する。十分に分散して均一なゲルが形成するまで、水酸化ナトリウム溶液をゆっくり添加する。次いで、ポルフィリン溶液を添加する。
【0091】
【0092】
水の90を55℃に加熱する。ミキサーを使用してカルボマーをゆっくり添加し、均一に分散するまで混合する。水の5%をポルフィリン(Cuクロリンe4Na)と混合し、5%を水酸化ナトリウムと混合して放置する。連続的に混合しながら残りの各成分を添加し、均一になるまで混合する。水酸化ナトリウム溶液をゆっくり添加し、十分に分散して均一なゲルが形成するまで混合する。次いで、ポルフィリン溶液を添加する。
【0093】
【0094】
水の90%を55℃に加熱する。ミキサーを使用してカルボマーをゆっくり添加し、均一に分散するまで混合する。水の5%をポルフィリン(Cuクロリンe4Na)と混合し、5%を水酸化ナトリウムと混合して放置する。連続的に混合しながら残りの各成分を添加し、均一になるまで混合する。水酸化ナトリウム溶液をゆっくり添加し、十分に分散して均一なゲルが形成するまで混合する。次いで、ポルフィリン溶液を混合する。
【0095】
【0096】
水の90%を55℃に加熱する。ミキサーを使用してカルボマーをゆっくり添加し、均一に分散するまで混合する。水の5%をポルフィリン(Cuクロリンe4Na)と混合し、5%を水酸化ナトリウムと混合して放置する。連続的に混合しながら残りの各成分を添加し、均一になるまで混合する。水酸化ナトリウム溶液をゆっくり添加し、十分に分散して均一なゲルが形成するまで混合する。次いで、ポルフィリン溶液を添加する。
【0097】
【0098】
水の90%を55℃に加熱する。ミキサーを使用してカルボマーをゆっくり添加し、均一に分散するまで混合する。水の5%をポルフィリン(Cuクロリンe4Na)と混合し、5%を水酸化ナトリウムと混合して放置する。連続的に混合しながら残りの各成分をゆっくり添加し、均一になるまで混合する。水酸化ナトリウム溶液をゆっくり添加し、十分に分散して均一なゲルが形成するまで混合する。次いで、ポルフィリン溶液を添加する。
【0099】
【0100】
水の90%を55℃に加熱する。ミキサーを使用してカルボマーをゆっくり添加し、均一に分散するまで混合する。水の5%をポルフィリン(Cuクロリンe4Na)と混合し、5%を水酸化ナトリウムと混合して放置する。連続的に混合しながら残りの各成分を添加し、均一になるまで混合する。水酸化ナトリウム溶液をゆっくり添加し、十分に分散して均一なゲルが形成するまで混合する。次いで、ポルフィリン溶液を添加する。
【0101】
【0102】
水の90%を55℃に加熱する。ミキサーを使用してカルボマーをゆっくり添加し、均一に分散するまで混合する。水の5%をポルフィリン(Cuクロリンe6Na)と混合し、5%を水酸化ナトリウムと混合して放置する。連続的に混合しながら残りの各成分を添加し、均一になるまで混合する。水酸化ナトリウム溶液をゆっくり添加し、十分に分散して均一なゲルが形成するまで混合する。次いで、ポルフィリン溶液を添加する。
【0103】
【0104】
水の90%を55℃に加熱する。ミキサーを使用してカルボマーをゆっくり添加し、均一に分散するまで混合する。水の5%をポルフィリン(Cuクロリンe6Na)と混合し、5%を水酸化ナトリウムと混合して放置する。連続的に混合しながら残りの各成分を添加し、均一になるまで混合する。水酸化ナトリウム溶液をゆっくり添加し、十分に分散して均一なゲルが形成するまで混合する。次いで、ポルフィリン溶液を添加する。
【0105】
【0106】
水の90%を55℃に加熱する。ミキサーを使用してカルボマーをゆっくり添加し、均一に分散するまで混合する。水の5%をポルフィリン(Cuクロリンe6Na)と混合し、5%を水酸化ナトリウムと混合して放置する。連続的に混合しながら残りの各成分を添加し、均一になるまで混合する。水酸化ナトリウム溶液をゆっくり添加し、十分に分散して均一なゲルが形成するまで混合する。次いで、ポルフィリン溶液を添加する。
【0107】
【0108】
水の90%を55℃に加熱する。ミキサーを使用してカルボマーをゆっくり添加し、均一に分散するまで混合する。水の5%をポルフィリン(Cuクロリンe6Na)と混合し、5%を水酸化ナトリウムと混合して放置する。連続的に混合しながら残りの各成分を添加し、均一になるまで混合する。ゆっくり水酸化ナトリウム溶液をゆっくり添加し、十分に分散して均一なゲルが形成するまで混合する。次いで、ポルフィリン溶液を添加する。
【0109】
【0110】
水の90%を55℃に加熱する。ミキサーを使用してカルボマーを添加し、均一に分散するまで混合する。水の5%をポルフィリン(Cuクロリンe6Na)と混合し、5%を水酸化ナトリウムと混合して放置する。連続的に混合しながら残りの各成分を添加し、均一になるまで混合する。十分に分散して均一なゲルが形成するまで、水酸化ナトリウム溶液をゆっくり添加する。次いで、ポルフィリン溶液を添加する。
【0111】
【0112】
水の90%を55℃に加熱する。ミキサーを使用してカルボマーをゆっくり添加し、均一に分散するまで混合する。水の5%をポルフィリン(Cuクロリンe6Na)と混合し、5%を水酸化ナトリウムと混合して放置する。連続的に混合しながら残りの各成分を添加し、均一になるまで混合する。水酸化ナトリウム溶液をゆっくり添加し、十分に分散して均一なゲルが形成するまで混合する。次いで、ポルフィリン溶液を添加する。
【0113】
【0114】
水の90%を55℃に加熱する。ミキサーを使用してカルボマーをゆっくり添加し、均一に分散するまで混合する。水の5%をポルフィリン(Cuクロリンe4エチルエステルNa)と混合し、5%を水酸化ナトリウムと混合して放置する。連続的に混合しながら残りの各成分を添加し、均一になるまで混合する。水酸化ナトリウム溶液をゆっくり添加し、十分に分散して均一なゲルが形成するまで混合する。次いで、ポルフィリン溶液を混合する。
【0115】
【0116】
水の90%を55℃に加熱する。ミキサーを使用してカルボマーをゆっくり添加し、均一に分散するまで混合する。水の5%をポルフィリン(Cuクロリンe4エチルエステルNa)と混合し、5%を水酸化ナトリウムと混合して放置する。連続的に混合しながら残りの各成分を添加し、均一になるまで混合する。水酸化ナトリウム溶液をゆっくり添加し、十分に分散して均一なゲルが形成するまで混合する。次いで、ポルフィリン溶液を混合する。
【0117】
【0118】
水の90%を55℃に加熱する。ミキサーを使用してカルボマーをゆっくり添加し、均一に分散するまで混合する。水の5%をポルフィリン(Cuクロリンe4Na)と混合し、5%を水酸化ナトリウムと混合して放置する。連続的に混合しながら残りの各成分を添加し、均一になるまで混合する。水酸化ナトリウム溶液をゆっくり添加し、十分に分散して均一なゲルが形成するまで混合する。次いで、ポルフィリン溶液を混合する。
【0119】
【0120】
水の90%を55℃に加熱する。ミキサーを使用してカルボマーをゆっくり添加し、均一に分散するまで混合する。水の5%をポルフィリンと混合し、5%を水酸化ナトリウムと混合して放置する。連続的に混合しながら残りの各成分を添加し、均一になるまで混合する。水酸化ナトリウム溶液をゆっくり添加し、十分に分散して均一なゲルが形成するまで混合する。次いで、ポルフィリン溶液を混合する。
【0121】
【0122】
水の90%を55℃に加熱する。ミキサーを使用してカルボマーをゆっくり添加し、均一に分散するまで混合する。水の5%をポルフィリンと混合し、5%を水酸化ナトリウムと混合して放置する。連続的に混合しながら残りの各成分を添加し、均一になるまで混合する。水酸化ナトリウム溶液をゆっくり添加し、十分に分散して均一なゲルが形成するまで混合する。次いで、ポルフィリン溶液を混合する。
【0123】
【0124】
水の90%を55℃に加熱する。ミキサーを使用してカルボマーをゆっくり添加し、均一に分散するまで混合する。水の5%をポルフィリン(Cuクロリンe4エチルエステルNa)と混合し、5%を水酸化ナトリウムと混合して放置する。連続的に混合しながら残りの各成分を添加し、均一になるまで混合する。水酸化ナトリウム溶液をゆっくり添加し、十分に分散して均一なゲルが形成するまで混合する。次いで、ポルフィリン溶液を混合する。
【0125】
【0126】
水の90%を55℃に加熱する。ミキサーを使用してカルボマーをゆっくり添加し、均一に分散するまで混合する。水の5%をポルフィリン(Cuクロリンe6エチルエステルNa)と混合し、5%を水酸化ナトリウムと混合して放置する。連続的に混合しながら残りの各成分を添加し、均一になるまで混合する。水酸化ナトリウム溶液をゆっくり添加し、十分に分散して均一なゲルが形成するまで混合する。次いで、ポルフィリン溶液を混合する。
【0127】
【0128】
水の90%を55℃に加熱する。ミキサーを使用してカルボマーをゆっくり添加し、均一に分散するまで混合する。水の5%をポルフィリンと混合し、5%を水酸化ナトリウムと混合して放置する。連続的に混合しながら残りの各成分をゆっくり添加し、均一になるまで混合する。水酸化ナトリウム溶液をゆっくり添加し、十分に分散して均一なゲルが形成するまで混合する。次いで、ポルフィリン溶液を混合する。
【0129】
【0130】
水の90%を55℃に加熱する。ミキサーを使用してカルボマーをゆっくり添加し、均一に分散するまで混合する。水の5%をポルフィリンと混合し、5%を水酸化ナトリウムと混合して放置する。連続的に混合しながら残りの各成分を添加し、均一になるまで混合する。水酸化ナトリウム溶液をゆっくり添加し、十分に分散して均一なゲルが形成するまで混合する。次いで、ポルフィリン溶液を混合する。
【0131】
【0132】
水の90%を55℃に加熱する。ミキサーを使用してカルボマーをゆっくり添加し、均一に分散するまで混合する。水の5%をポルフィリンと混合し、5%を水酸化ナトリウムと混合して放置する。連続的に混合しながら残りの各成分をゆっくり添加し、均一になるまで混合する。水酸化ナトリウム溶液をゆっくり添加し、十分に分散して均一なゲルが形成するまで混合する。次いで、ポルフィリン溶液を混合する。
【0133】
【0134】
水の90%を55℃に加熱する。ミキサーを使用してカルボマーをゆっくり添加し、均一に分散するまで混合する。水の5%をポルフィリン(Cuクロリンe6エチルエステルNa)と混合し、5%を水酸化ナトリウムと混合して放置する。連続的に混合しながら残りの各成分を添加し、均一になるまで混合する。水酸化ナトリウム溶液をゆっくり添加し、十分に分散して均一なゲルが形成するまで混合する。次いで、ポルフィリン溶液を混合する。
【0135】
【0136】
水の90%を55℃に加熱する。ミキサーを使用してカルボマーをゆっくり添加し、均一に分散するまで混合する。水の5%をポルフィリンと混合し、5%を水酸化ナトリウムと混合して放置する。連続的に混合しながら残りの各成分を添加し、均一になるまで混合する。水酸化ナトリウム溶液をゆっくり添加し、十分に分散して均一なゲルが形成するまで混合する。次いで、ポルフィリン溶液を混合する。
【0137】
【0138】
水の90%を55℃に加熱する。ミキサーを使用してカルボマーをゆっくり添加し、均一に分散するまで混合する。水の5%をクロロフィリン(CuクロロフィリンK)と混合し、5%を水酸化ナトリウムと混合して放置する。連続的に混合しながら残りの各成分を添加し、均一になるまで混合する。水酸化ナトリウム溶液をゆっくり添加し、十分に分散して均一なゲルが形成するまで混合する。次いで、銅クロロフィリンカリウムの溶液を混合する。
【0139】
【0140】
水の90%を55℃に加熱する。ミキサーを使用してカルボマーをゆっくり添加し、均一に分散するまで混合する。水の5%をポルフィリン(Cuクロリンe4K)と混合し、5%を水酸化ナトリウムと混合して放置する。連続的に混合しながら残りの各成分を添加し、均一になるまで混合する。水酸化ナトリウム溶液をゆっくり添加し、十分に分散して均一なゲルが形成するまで混合する。次いで、ポルフィリン溶液を混合する。
【0141】
【0142】
水の90%を55℃に加熱する。ミキサーを使用してカルボマーをゆっくり添加し、均一に分散するまで混合する。水の5%をポルフィリン(Cuクロリンe6エチルエステルK)と混合し、5%を水酸化ナトリウムと混合して放置する。連続的に混合しながら残りの各成分をゆっくり添加し、均一になるまで混合する。水酸化ナトリウム溶液をゆっくり添加し、十分に分散して均一なゲルが形成するまで混合する。次いで、ポルフィリン溶液を混合する。
【0143】
【0144】
水の90%を55℃に加熱する。ミキサーを使用してカルボマーをゆっくり添加し、均一に分散するまで混合する。水の5%をクロロフィリンと混合し、5%を水酸化ナトリウム(odium hydroxide)と混合して放置する。連続的に混合しながら残りの各成分を添加し、均一になるまで混合する。水酸化ナトリウム溶液をゆっくり添加し、十分に分散して均一なゲルが形成するまで混合する。次いで、クロロフィリン溶液を混合する。
【0145】
【0146】
水の90%を55℃に加熱する。ミキサーを使用してカルボマーをゆっくり添加し、均一に分散するまで混合する。水の5%をポルフィリン(Znクロリンe4K)と混合し、5%を水酸化ナトリウムと混合して放置する。連続的に混合しながら残りの各成分を添加し、均一になるまで混合する。水酸化ナトリウム溶液をゆっくり添加し、十分に分散して均一なゲルが形成するまで混合する。次いで、ポルフィリン溶液を混合する。
【0147】
【0148】
水の90%を55℃に加熱する。ミキサーを使用してカルボマーをゆっくり添加し、均一に分散するまで混合する。水の5%をポルフィリン(Znクロリンe6エチルエステルK)と混合し、5%を水酸化ナトリウムと混合して放置する。連続的に混合しながら残りの各成分を添加し、均一になるまで混合する。水酸化ナトリウム溶液をゆっくり添加し、十分に分散して均一なゲルが形成するまで混合する。次いで、ポルフィリン溶液を混合する。
【0149】
【0150】
水の90%を55℃に加熱する。ミキサーを使用してカルボマーをゆっくり添加し、均一に分散するまで混合する。水の5%をクロロフィリンと混合し、5%を水酸化ナトリウムと混合して放置する。連続的に混合しながら残りの各成分を添加し、均一になるまで混合する。水酸化ナトリウム溶液をゆっくり添加し、十分に分散して均一なゲルが形成するまで混合する。次いで、クロロフィリン溶液を混合する。
【0151】
【0152】
水の90%を55℃に加熱する。ミキサーを使用してカルボマーをゆっくり添加し、均一に分散するまで混合する。水の5%をポルフィリン(Znクロリンe4Na)と混合し、5%を水酸化ナトリウムと混合して放置する。連続的に混合しながら残りの各成分を添加し、均一になるまで混合する。水酸化ナトリウム溶液をゆっくり添加し、十分に分散して均一なゲルが形成するまで混合する。次いで、ポルフィリン溶液を混合する。
【0153】
【0154】
水の90%を55℃に加熱する。ミキサーを使用してカルボマーをゆっくり添加し、均一に分散するまで混合する。水の5%をポルフィリン(Znクロリンe6エチルエステルNa)と混合し、5%を水酸化ナトリウムと混合して放置する。連続的に混合しながら残りの各成分を添加し、均一になるまで混合する。水酸化ナトリウム溶液をゆっくり添加し、十分に分散して均一なゲルが形成するまで混合する。次いで、ポルフィリン溶液を混合する。
【0155】
【0156】
クロロフィリンリポソームは、レシチンを処方中の水の20%に1時間水和させることにより調製される。別に、クロロフィリンを水の他の20%にゆっくり添加し、プロペラミキサーで混合しながら65℃にゆっくり加熱する。十分に分散したとき、混合物をホモジナイザーに移して5000RPMで均質化させ、均質化中に水和レシチン混合物をゆっくり添加する。7000RPMで10分間均質化を継続する。
【0157】
別の調製として、55℃に加熱しながら残りの水にカルボマーをゆっくり添加する。プロペラミキサーを使用して渦流を生じさせ、カルボマー粉末を渦流にゆっくり導入する。溶液が増粘するにつれ、撹拌機速度を徐々に高める。カルボマーが十分に水和して分散するまで、約1時間混合し続ける。水酸化ナトリウムを除く残りの成分をこの分散液に導入し、均一になるまで混合する。混合しながら水酸化ナトリウム溶液をゆっくり添加し、透明で均一なゲルを生成する。調製されたリポソームを慎重に添加し、十分に分散するまで混合する。
【0158】
【0159】
ポルフィリン(Znクロリンe6エチルエステル)リポソームは、レシチンを処方中の水の20%に1時間水和させることにより生成される。別に、ポルフィリンを水の他の20%にゆっくり添加し、プロペラミキサーで混合しながら65Cにゆっくり加熱する。 十分に分散したとき、混合物をホモジナイザーに移して5000RPMで均質化させ、均質化中に水和レシチン混合物をゆっくり添加する。7000RPMで10分間均質化を継続する。
【0160】
別の調製として、55Cに加熱しながら残りの水にカルボマーをゆっくり添加する。プロペラミキサーを用いて渦流を生じさせ、カルボマー粉末を渦流にゆっくり導入し、溶液が増粘するにつれ、プロペラミキサーの速度を徐々に高める。カルボマーが十分に水和して分散するまで、混合物を約1時間混合する。水酸化ナトリウム溶液を除く残りの成分をこの分散液に添加し、均一になるまで混合する。混合しながら水酸化ナトリウム溶液をゆっくり添加し、透明で均一なゲルを得る。調製されたリポソーム分散液を添加し、十分に分散するまで混合する。
【0161】
【0162】
ポルフィリン(クロリンe6エチルエステル塩)リポソームは、レシチンを処方の水の20%に1時間水和させることにより調製される。別に、ポルフィリンを水の他の20%にゆっくり添加し、プロペラミキサーで混合しながら65℃にゆっくり加熱する。 十分に分散したとき、このようにして得られた混合物を、ホモジナイザーを備えた容器に移して5000RPMで均質化させ、均質化中に水和レシチン混合物をホモジナイザーにゆっくり導入する。次いで、7000RPMで10分間均質化を継続する。
【0163】
別の調製として、55℃に加熱しながら残りの水にカルボマーをゆっくり添加する。プロペラミキサーを用いて混合物中に渦流を生じさせ、カルボマー粉末をゆっくり渦流にゆっくり添加し、溶液が増粘するにつれ、速度を高める。カルボマーが十分に水和して分散するまで、この混合物を約1時間混合する。水酸化ナトリウム溶液を除く残りの成分をこの分散液に添加し、均一になるまで混合する。均一に撹拌しながら混合物に水酸化ナトリウム溶液をゆっくり添加し、透明で均一なゲルを得る。次いで、リポソームが十分に分散するまで、調製されたリポソーム分散液を混合物と混合する。
【0164】
【0165】
まずカルボマーとキサンタンガムを混合することによって、相Aを作製する。プロペラミキサーで混合しながら、この混合物を相Aの残りにゆっくり添加する。相Aを55℃に加熱する。相Bの成分を混合し、55℃に加熱する。相Cと相Dを別々に作製する。相Aを相Bにゆっくり添加し、直ぐに標準型のヘッドを有するSilverson L4RTホモジナイザーを用いて7,000rpmで5〜10分間均質化する。相CをA/Bに室温(20〜25℃)で添加し、得られる混合物を、Silversonホモジナイザーを用いて3,000rpmで約2分間または均一になるまで均質化する。このようにして混合した相A/B/Cに相Dを室温で添加し、得られる最終混合物を均一になるまで混合する。
【0166】
【0167】
相Aの成分を混合し、55℃に加熱する。均一な分散液が形成するまで、水とカルボマーを混合する。相Bの成分の残りを混合し、混合物を55℃に加熱する。相Cの成分を混合する。Silversonホモジナイザーで均質化しなから、相Bを相Aに混入し、約5000RPMで混合する。相Cをゆっくり添加する。得られる混合物を9000RPMで混合し、均一なローションを得る。
【0168】
【0169】
相Aの成分を混合し、55℃に加熱する。水とカルボマーを合わせ、均一な分散液が形成するまで混合し、その分散液に相Bの成分の残りを添加し、得られる混合物を55℃に加熱する。相Cの成分を混合する。Silversonホモジナイザーで均質化しながら、相Bを相Aに混入し、約5000RPMで混合する。得られる混合物に相Cをゆっくり添加し、均一なローションが得られるまで、9000RPMで混合し続ける。
【0170】
【0171】
相Aの成分を混合し、55℃に加熱する。均一な分散液が形成するまで、水とカルボマーを混合し、その分散液に相Bの成分の残りを添加し、得られる混合物を55℃に加熱する。相Cの成分を混合する。Silversonホモジナイザーで均質化しながら、相Bを相Aに混入し、約5000RPMで混合する。得られる混合物に相Cをゆっくり添加する。均一なローションが得られるまで、9000RPMで混合し続ける。
【0172】
実施例50−座瘡の治療における有効性
【0173】
炎症性病変(IL)20〜50個および非炎症性病変(NIL)30〜100個の顔面座瘡を有する20人の患者が、8週間の臨床試験に参加する。炎症性病変という用語は、丘疹、膿疱および結節を意味する。非炎症性病変という用語は、開放面皰および閉鎖面皰を意味する。
【0174】
本発明の組成物を用いた治療の有効性は、ベースライン時、ならびに試験開始から2週間、4週間および8週間の間隔をあけて測定される。より詳細には、治療の成功は、以下の基準:皮膚科医の評価(即ち、臨床段階評価)に基づき「きれいな」または「ほぼきれいな」外観を呈する皮膚;IL、NILおよび総病変数の減少;および座瘡改善の患者の自己評価に基づいて測定される。臨床段階評価は、顔面の毛孔の拡大、油性感および斑点の多さ(blotchiness)の程度を評価する。さらに、油性感はSebutapeを使用して測定される。
【0175】
対象の大部分(8/10)は、油性感の低減、毛孔の視認性の低下、ならびに色および肌理の均一性の改善に関する自身の皮膚状態の改善を報告している。VISIA(登録商標)臨床段階評価システムを使用するデジタル写真分析は、毛孔のサイズの著しい減少と全体的な皮膚の均一性の改善を示す。