(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】5967740
(24)【登録日】2016年7月15日
(45)【発行日】2016年8月10日
(54)【発明の名称】シートの展張装置
(51)【国際特許分類】
G09F 15/00 20060101AFI20160728BHJP
G09F 7/00 20060101ALI20160728BHJP
G09F 7/18 20060101ALI20160728BHJP
【FI】
G09F15/00 F
G09F7/00 E
G09F7/18 A
【請求項の数】5
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2015-151037(P2015-151037)
(22)【出願日】2015年7月30日
【審査請求日】2015年9月7日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】515066368
【氏名又は名称】株式会社リディアワークス
(73)【特許権者】
【識別番号】515210064
【氏名又は名称】小林 史人
(74)【代理人】
【識別番号】100137338
【弁理士】
【氏名又は名称】辻田 朋子
(72)【発明者】
【氏名】小林 史人
【審査官】
砂川 充
(56)【参考文献】
【文献】
特開2007−327257(JP,A)
【文献】
特開2009−63853(JP,A)
【文献】
登録実用新案第3200381(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G09F 7/00− 7/22
G09F 15/00−17/00
E04B 2/74− 2/82
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
枠体に、この枠体で囲まれた部分を覆ってシートを装着するシートの展張装置であって、前記枠体の表面側に、その長さ方向に沿って係止溝が形成され、前記シートの周縁部には、前記係止溝に係合させられる断面矩形状の係止プレートが装着されてなり、前記係止プレートが、弾性材料により前記係止溝の幅と略等しい厚みに形成され、前記係止プレートの、前記シートが装着された側面と反対側の側面に、前記係止溝の深さ方向に間隔をおいて複数の突起が形成され、かつ、平行な前記係止プレートを対向する平行な前記係止溝に係合させた状態において、前記係止プレートの前記係止溝から突出する部位間の間隔が、前記係止溝間の間隔にほぼ等しいか狭くなるように設定されていることを特徴とするシートの展張装置。
【請求項2】
前記係止プレートが、前記係止溝の深さより短く形成されていることを特徴とする請求項1に記載のシートの展張装置。
【請求項3】
前記係止プレートには、その内部に、長さ方向に沿った肉抜き孔が形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシートの展張装置。
【請求項4】
前記枠体が多角形状に形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れかに記載のシートの展張装置。
【請求項5】
前記枠体が円形状に形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れかに記載のシートの展張装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、枠体に、この枠体で囲まれた部分を覆ってシートを装着する際に用いられるシートの展張装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、枠体に、その枠体で囲まれた部分を覆うようにして、ロゴや広告等が印刷されたシート、あるいは無地のシート、布シート、装飾柄シート等を装着することにより、パネル状のディスプレイとしたり、室内の間仕切りとして用いることが行なわれている。
【0003】
そして、前記枠体に前記シートを取り付けるには、前記枠体に、その長さ方向に係止溝を形成しておき、この係止溝を覆うように前記シートを被せた後に、このシートの表面に当接させた係止部材を、前記シートとともに前記係止溝に押し込むことにより、前記シートの周縁部を、前記係止溝の内面と前記係止部材とで挟み込んで、前記枠体に固定するようにしている。
【0004】
また、たとえば、特許文献1において示されているように、前記係止部材を、前記シートの裏面側に熱融着や接着により固着しておき、前記係止部材を前記枠体の係止溝に押し込むことにより、前記シートを前記枠体に固定するようにしたものである。
【0005】
この技術にあっては、前記シートの周縁部によって、前記係止溝およびこの係止溝内に押し込まれた前記係止部材が覆われる。
【0006】
この結果、前記シートの周縁部に不要な部材が露出してしまうことがなく、シートに施された意匠による効果が保持される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2007−327257号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
前述した従来の技術においては、次のような改善すべき問題点が残されている。
【0009】
すなわち、前記シートを前記係止部材に固定する際に、接着や熱融着を用いているが、前者の場合には、その接着力が、前記シートの展張時に生じる張力に耐えられなくなることが想定され、また、後者の場合には、装置が大がかりとなり製造コストの高騰を招きやすい。
【0010】
また、前記係止部材と前記係止溝との摩擦により、前記シートに与えられた張力を支持して前記シートを展張するようにしているが、前記係止部材の断面形状が円形状となされていることに起因して、次のような不具合が生じることが想定される。
【0011】
前記シートに与えられた張力が前記係止部材に作用した場合、この張力が、前記係止部材を回転させるように作用し、この回転によって、前記係止部材が前記係止溝の開口部へ向けて移動し、これによって、前記張力が減少してしまう不具合である。
【0012】
このように前記シートに与えられる張力が減少すると、このシートの張りが緩み、皺の原因となる。
そして、前記シートに皺が発生すると、このシートに施されている意匠が変形し、この意匠本来の効果が得られなくなる。
【0013】
本発明は、前述した従来の技術において残されている問題点に鑑みてなされたもので、枠体にシートを展張した状態において、前記シートを前記係止溝に引き込んで固定する係止部材の不要な動きを極力防止して、前記シートの弛みを抑制するこ
とのできるシートの展張装置を提供することを解決すべき課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0014】
本発明のシートの展張装置は、枠体に、この枠体で囲まれた部分を覆ってシートを装着するシートの展張装置であって、前記枠体の表面側に、その長さ方向に沿って係止溝が形成され、前記シートの周縁部には、前記係止溝に係合させられる断面矩形状の係止プレートが装着されてなり、前記係止プレートが、弾性材料により前記係止溝の幅と略等しい厚みに形成され、
前記係止プレートの、前記シートが装着された側面と反対側の側面に、前記係止溝の深さ方向に間隔をおいて複数の突起が形成され
、かつ、平行な前記係止プレートを対向する平行な前記係止溝に係合させた状態において、前記係止プレートの前記係止溝から突出する部位間の間隔が、前記係止溝間の間隔にほぼ等しいか狭くなるように設定されていることを特徴としている。
【0015】
このような構成とすることにより、前記シートを展張した状態において、前記係止プレートと前記係止溝が、前記複数の突起を介して当接させられる。
【0016】
ここで、前記複数の突起が前記係止溝の深さ方向に沿って間隔をおいて形成されていることから、前記係止プレートが、前記係止溝内において、その深さ方向に間隔をおいて複数箇所で支持される。
【0017】
この結果、前記係止プレートに作用する前記シートの張力によって、前記係止プレートが回転させられるようなことがなく、また、この係止プレートの、前記係止溝の深さ方向に沿って大きな摩擦力が得られる。
【0018】
これらの相乗作用により、前記係止プレートの不要な動きが拘束され、展張された前記シートにおける張力の弛みが抑制される。
したがって、前記シートに施された意匠の変形が抑制されて、その意匠的な効果が損なわれることが抑制される。
【0019】
前記係止プレートは、前記シートの裏面側に装着することが好ましい。
このような構成とすることにより、前記係止プレートを前記係止溝に係合させて前記シートを展張した状態において、前記係止溝および係止プレートを前記シートによって覆い隠すことができる。
【0020】
これによって、前記シートの周縁部をすっきりと収め、シートを展張した状態における、枠体を含めた全体的な意匠性をも高めることができる。
【0021】
一方、前述したように、前記係止プレートが前記係止溝に対し有効に係止させられることから、前記係止プレートを、その一部が前記係止溝から突出した状態に係止することができる。
【0022】
ここで、前記シートを展張するには、相互に離間した係止溝のそれぞれに前記係止プレートを係合させなければならない。
そして、展張された前記シートに適度な張力を付与するには、前記係止溝
間の間隔よりも、これらに係合させられる前記係止プレート間の間隔を狭めておく必要がある。
【0023】
このような寸法設定を行なった場合、前述したように、前記係止プレートの、前記シートが接続された端部が、前記係止溝よりも内側に位置させられることとなるが、この距離の差分は、前記係止プレートの一部を、前記係止溝から突出させた状態に係止しておくことにより、前記係止プレートの、突出させられた部位の弾性によって許容される。
【0024】
また、展張後における前記シートの伸び等によって、このシートに与えられる張力が減少した場合には、前記係止プレートの突出した部位を前記係止溝内に押し込むことにより、前記係止プレート間の間隔を広げて、前記シートの張力を回復させることができる。
【0025】
したがって、前記シートに適度な張力を与えて、その弛みを防止することができる。
【0026】
また、前記係止プレート内部に、その長さ方向に沿った肉抜き孔を形成しておくこともできる。
【0027】
このような構成とすることにより、前記係止プレートの、前記係止溝の深さ方向における変形を抑制しつつ、前記係止溝の幅方向の可撓性を高めることができる。
【0028】
したがって、前述したように、前記係止プレートを前記係止溝から突出させた状態における、この係止プレートの弾性変形を容易にして、前述した寸法差分の吸収を容易にする。
あるいは、その吸収範囲を大きくすることができる。
【0029】
そして、前記枠体は多角形状や円形状に形成することができ、円形状に近づくにつれて、前記係止プレートの長さを短くすることにより、シートの展張を効果的に行なうことができる。
【発明の効果】
【0030】
本発明によれば、枠体に形成された係止溝に、シートに装着された係止プレートを係合させることによって前記シートを展張する際に、前記係止プレートの前記係止溝に対する不要な動きを抑制して、前記シート与える張力を適切に保持し、これによって、前記シートの弛みを抑制するとともに、その意匠性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【
図1】本発明の第1の実施形態を示す外観斜視図である。
【
図2】本発明の第1の実施形態を示す分解斜視図である。
【
図3】本発明の第1の実施形態を示すもので、シートの正面図である。
【
図4】本発明の第1の実施形態を示すもので、シートの裏面図である。
【
図5】本発明の第1の実施形態を示すもので、
図4のV−V線拡大断面図である。
【
図6】本発明の第1の実施形態を示すもので、シートの展張手順を示す要部の拡大断面図である。
【
図7】本発明の第1の実施形態を示すもので、シートの展張手順を示す要部の拡大断面図である。
【
図8】本発明の第1の実施形態を示すもので、シートの展張手順を示す要部の拡大断面図である。
【
図9】本発明の変形例を示すもので、要部の拡大断面図である。
【
図10】本発明のさらに他の変形例を示すもので、要部の拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0032】
以下、本発明の第1の実施形態を、図面を参照して説明する。
図中、符号1は本実施形態が適用された広告板を示し、矩形状の枠体2と、この枠体2の前面に展張されて、その枠体で囲まれた部分を覆うシート3とを備えている。
【0033】
前記枠体2の前面には、
図2に示すように、その長さ方向に沿った係止溝2aが形成されており、この係止溝2aは、
図6に示すように、前記枠体2の全長にわたってほぼ一定の幅に形成され、前記枠体2と同様に矩形状に形成されている。
【0034】
前記シート3は、布や樹脂フィルム等によって形成されており、前記係止溝2aによって形成される矩形形状に対して、相似的に若干大きな形状となされている。シート3としては、ロゴや広告等が印刷されたシート、あるいは無地のシート、布シート、装飾柄シート等が好適に用いられる。
【0035】
そして、前記シート3の裏面には、
図2ないし
図4に示すように、その周縁部において、各辺に沿うように4つの係止プレート4が止着されている。
【0036】
これらの係止プレート4は、たとえばシリコーン樹脂等の弾性を有する材料によって形成され、対向する平行な係止プレート4間の間隔が、前記枠体2に形成されている前記係止溝2aの、対向する平行な係止溝2a間の間隔にほぼ等しいか狭く設定されている。この係止プレート4としては、厚紙や段ボール、発泡素材等により形成することもできる。
【0037】
さらに、前記各係止プレート4の厚みが、前記係止溝2aの幅と略同一となされているとともに、
図5に示すように、その厚み方向の一側面に、幅方向(
図5における左右方向)に間隔をおいて複数の突起4aが形成されている。
【0038】
このような係止プレート4は、
図5に示すように、前記突起4aが形成されていない側の側面において、前記シート3の周縁部に、両面テープ等の粘着材5によって止着されている。
なお、係止プレート4に対するシート3の取付方法としては、縫製の他、ステープラーを用いる方法、粘着、融着、溶着を利用する方法、プレートの構造的な挟み込み機能を用いた方法等が考えられる。
【0039】
ついで、このように構成された本実施形態における前記シート3を前記枠体2へ展張する際の手順について
図6および
図7を参照して説明する。
【0040】
まず、
図6に示すように、前記シート3の周縁部を、前記係止プレート4が裏面側に位置するように折り曲げ、この係止プレート4を前記枠体2の係止溝2aに差し込む。
【0041】
ついで、前記係止プレート4をさらに前記係止溝2aに押し込んで、
図7に示すように、前記係止プレート4の一部が、前記係止溝2aから突出した状態となる位置まで押し込む。
【0042】
ここで、前記係止プレート4間の間隔が、前記係止溝2a間の間隔よりも狭く設定されていると、その差分が、
図7に示すように、前記係止プレート4の突出させられた部位の弾性変形により吸収される。
【0043】
一方、前記突出させられた部位以外の部位は、前記係止溝2a内に押し込まれて、この係止溝2aの両内壁に圧接させられる。
【0044】
ここで、前記係止プレート4の一側面は前記シート3とともに前記係止溝2aの一内面に当接させられ、他側面は、複数の突起4aを介して、前記係止溝2aの内壁に、その深さ方向に間隔をおいた複数箇所で当接させられている。
【0045】
これにより、前記係止プレート4は、前記係止溝2aの深さ方向に沿った外力が加わった場合には、抜け方向への移動がなされるが、それ以外の方向に沿う外力が作用した場合には、その位置を保持する。
【0046】
したがって、前記係止プレート4が前記係止溝2aから突出した位置に確実に固定され、その突出させられた部位が弾性変形した状態に保持される。
【0047】
これによって、前記シート3が、前記係止プレート4の弾性によって張力を与えられた状態で展張される。
この結果、前記シート3は、展張された状態において、常に張力が与えられて弛みが抑制され、その意匠効果を維持する。
【0048】
一方、前記シート3の伸び等により、このシート3に弛みが生じた場合等、このシート3に与える張力を増加させる必要が生じた場合には、
図8に示すように、前記係止プレート4を前記係止溝2a内にさらに押し込むことによって対応することができる。
【0049】
このような操作によって、前記係止プレート4の、前記突出位置にあった部位が前記係止溝2a内に押し込まれることにより外側へ押圧される。
この結果、前記シート3に与えられる張力が高められて、その弛みが修復される。
【0050】
そして、前記係止プレート4の押し込み位置を調整することにより、前記シート3に与える張力を調整することができ、シート3の張り具合を容易に調整することができる。
【0051】
一方、前述したように、前記係止プレート4は、前記張力のように、前記係止溝2aの深さ方向と交差する方向の外力に対しては、その動きが効果的に拘束されるが、前記係止溝2aの深さ方向に沿う外力に対しては、前記突起4aの存在により摩擦抵抗が軽減されていることにより、比較的容易に移動させられる。
【0052】
したがって、前記係止プレート4の抜き差しは比較的容易に行なうことができ、これによって、前記シート3の取り替えを簡便に行なうことができる。
【0053】
なお、前記実施形態において示した各構成部材の諸形状や寸法等は一例であって、設計要求等に基づき種々変更可能である。
【0055】
また、前記実施形態においては、矩形状の前記枠体2を例示したが、三角形や五角形以上の多角形形状、あるいは、円形とすることも可能である。
【0056】
また、
図9に示すように、前記係止プレート4の内部に肉抜き孔4bを形成しておくことも可能である。
【0057】
これは、前記係止プレート4の弾性係数を小さくして、前記シート3へ与える張力の細かな調整を可能とする処置である。
【0058】
さらに、
図10に示すように、前記係止プレート4の一側部に薄肉部4cを形成しておくこともできる。
【0059】
このような構成とすることにより、前記係止プレート4と前記シート3との接続を、前記薄肉部4cにおいて行なうことにより、ステープラー等の止着部材6を用いた接続が可能となる。
【0060】
すなわち、前記係止プレート4が厚いと、ステープラーのような止着部材6を使用する際に、この止着部材6を、前記係止プレート4に貫通させにくく、前記止着プレート4の接続が困難である。
【0061】
そこで、前述したような薄肉部4cを形成することにより、前記ステープラーのような止着部材6の貫通を容易にして、この止着部材6による接続を可能にする。
【0062】
前記係止プレート4と前記シート3を、これらを貫通する止着部材6によって接続することにより、両者間の接続強度を大幅に向上させることができる。
【0063】
なお、係止プレート4の素材については、複数の素材を用いることで、低コスト化や高生産性を実現可能である。例えば、厚紙に樹脂を塗布する、樹脂に布が付いており家庭用ミシンでも縫製可能にする、布自体に樹脂を塗布する、押し込み支持塩ビ板材+発
泡素材の組み合わせ等、を例示することができる。
【0064】
また、上記実施例では枠体に係止溝2aを設け、この係止溝2aに、シート3付の係止プレート4を差し込むことでシート3を展張する例を示したが、この係止溝2aについては、例えば、壁面等に設けて、その壁面の係止溝に対してシート3付の係止プレート4を差し込むことで、シート3を展張する構成を採用することもできる。さらに、壁面に限らず、例えば矩形状板材の表面に係止溝2aを設けてその板材の表面にシート3を展張する構成等も採用可能である。
【符号の説明】
【0065】
1 広告板
2 枠体
2a 係止溝
3 シート
4 係止プレート
4a 突起
4b 肉抜き孔
4c 薄肉部
5 粘着材
6 止着手段
【要約】
【課題】枠体にシートを展張した状態において、シートを枠体に引き込んで固定する係止部材の不要な動きを極力防止して、前記シートの弛みを抑制するこのできるシートの展張装置を提供する。
【解決手段】枠体2の表面側に、その長さ方向に沿って係止溝2aが形成され、シート3の周縁部には、前記係止溝に係合させられる断面矩形状の係止プレート4が装着されてなり、前記係止プレートが、弾性材料により前記係止溝の幅と略等しい厚みに形成され、前記係止溝の内壁面と前記係止プレートの側面の少なくとも一方に、前記係止溝の深さ方向に間隔をおいて複数の突起4aが形成されている。
【選択図】
図7