(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の光モジュールに、送信用に4個の光サブアセンブリ(TOSA)と、受信用に4個の光サブアセンブリ(ROSA)とを、すなわち、送受信用に4対の光サブアセンブリを搭載することにより、送受信用に1対の光サブアセンブリを搭載する従来の光モジュールより、大容量伝送を可能としている。一方で、特許文献1に記載の光モジュールは、当該従来の光モジュールと比較して、光モジュールの外形サイズが大きくなることから、伝送装置内での連装数が限定され、伝送装置の伝送容量の増大を制限してしまう問題が生じてしまう。
【0005】
現在、さらなる小型化と大容量伝送が、光モジュールに望まれており、特許文献1に記載の光モジュールより、さらなる小型化が必要となる。発明者らが検討したところ、小型化には、送信用又は受信用の光サブアセンブリがさらに集積化される光モジュールを実現することにより、光モジュールの小型化が実現されると考えられる。
【0006】
光サブアセンブリの集積化に伴って、光モジュールの小型化が可能となり、光モジュールの筐体(ケース)の小型化が求められることが考えられる。特許文献2に記載の光サブアセンブリを筐体に取り付けることにより、実装の自由度を大きくすることが考えられる。しかしながら、光サブアセンブリと基板との間に光ファイバのガイド部を設けることから、光サブアセンブリと基板との距離が大きくなり、信号の劣化を引き起こすという問題が新たに生じてしまう。
【0007】
本発明はかかる課題を鑑みてなされたものであり、小型化と大容量伝送が実現される光モジュールの提供を、本発明の目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
(1)上記課題を解決するために、本発明に係る光モジュールは、筐体と、前記筐体に配置される、第1の基板と、外部の伝送線と接続されるよう前記筐体の一端側に、前記第1の基板と離間して配置されるとともに、前記第1の基板に対向して並ぶ送信用端子及び受信用端子を有する、外部接続用光コネクタと、前記第1の基板の表面に配置され、前記外部接続用光コネクタの前記送信用端子及び前記受信用端子に対向して並ぶ第1の所定数の出力端子を有し、入力される電気信号を光信号に変換して、前記第1の所定数の出力端子より出力する、送信部と、前記第1の基板の前記表面であって前記送信部の側方に配置され、前記外部接続用光コネクタの前記送信用端子及び前記受信用端子に対向して並ぶ第2の所定数の入力端子を有し、前記第2の所定数の入力端子より入力される光信号を電気信号に変換して出力する、受信部と、{前記外部接続用光コネクタの前記送信用端子と、前記送信部の前記第1の所定数の前記出力端子と、の間に配置される、前記第1の所定数以上の送信用光ファイバ}と、{前記外部接続用光コネクタの前記受信用端子と、前記受信部の前記第2の所定数の前記入力端子と、の間に配置される、前記第2の所定数以上の受信用光ファイバ}と、前記第1の基板の裏面に配置され、前記送信用光ファイバ及び前記受信用光ファイバを収納するための、ファイバ収納用トレイと、を備える。
【0009】
(2)上記(1)に記載の光モジュールであって、前記第1の基板の前記表面側であって、前記送信部及び前記受信部に対して、前記外部接続用光コネクタ側とは反対側に配置される、第2の基板を、さらに備えてもよい。
【0010】
(3)上記(2)に記載の光モジュールであって、前記第2の基板は、前記送信部又は前記受信部のいずれか又は両方を制御する制御回路を備えてもよい。
【0011】
(4)上記(2)に記載の光モジュールであって、{前記第1の基板及び前記第2の基板と、送信部とを接続する送信用フレキシブル基板}を備え、前記送信部は、前記第1の所定数の出力端子にそれぞれ接続される前記第1の所定数の送信用光サブアセンブリをさらに備え、前記送信用フレキシブル基板は、前記第1の所定数の前記送信用光サブアセンブリの少なくとも1の送信用光サブアセンブリの入力側に接続し、第1の基板側及び第2の基板側の両側に伸びて、それぞれ、第1の基板及び第2の基板に接続してもよい。
【0012】
(5)上記(2)に記載の光モジュールであって、{前記第1の基板及び前記第2の基板と、受信部とを接続する受信用フレキシブル基板}を備え、前記受信部は、前記第2の所定数の入力端子にそれぞれ接続される前記第2の所定数の受信用光サブアセンブリをさらに備え、前記受信用フレキシブル基板は、前記第2の所定数の前記受信用光サブアセンブリの少なくとも1の受信用光サブアセンブリの出力側に接続し、第1の基板側及び第2の基板側の両側に伸びて、それぞれ、第1の基板及び第2の基板に接続してもよい。
【0013】
(6)上記(1)乃至(5)のいずれかに記載の光モジュールであって、前記ファイバ収納用トレイは、前記筐体の前記一端に対して並んで配置される第1の輪と第2の輪を有し、前記第1の輪に、前記第1の所定数以上の前記送信用光ファイバが巻かれて収納され、前記第2の輪に、前記第2の所定数以上の前記受信用光ファイバが巻かれて収納されてもよい。
【0014】
(7)上記(1)乃至(5)のいずれかに記載の光モジュールであって、前記第2の所定数は、前記第1の所定数より小さくてもよい。
【0015】
(8)上記(1)乃至(5)のいずれかに記載の光モジュールであって、前記筐体の前記一端側であって前記外部接続用光コネクタと並んで配置されるとともに、前記第1の基板に対向して並ぶ出力端子及び前記第1の所定数の入力端子を有する、光フィルタ、をさらに備え、前記第1の所定数以上の前記送信用光ファイバは、前記送信部の前記出力端子と前記光フィルタの前記入力端子とをそれぞれ接続する前記第1の所定数の第1光ファイバと、前記光フィルタの前記出力端子と前記外部接続用光コネクタの前記送信用端子とを接続する第2光ファイバと、を含んでいてもよい。
【0016】
(9)上記(1)乃至(5)のいずれかに記載の光モジュールであって、前記筐体の前記一端側であって前記外部接続用光コネクタと並んで配置されるとともに、前記第1の基板に対向して並ぶ入力端子及び前記第2の所定数の出力端子を有する、光フィルタ、をさらに備え、前記第2の所定数以上の前記受信用光ファイバは、前記受信部の前記入力端子と前記光フィルタの前記出力端子とをそれぞれ接続する前記第2の所定数の第1光ファイバと、前記光フィルタの前記入力端子と前記外部接続用光コネクタの前記受信用端子とを接続する第2光ファイバと、を含んでいてもよい。
【0017】
(10)上記(8)に記載の光モジュールであって、前記第2の所定数は1であり、前記第2の所定数以上の前記受信用光ファイバは、前記外部接続用光コネクタの前記受信用端子と前記受信部の前記入力端子とを接続する1本の第3光ファイバ、を含んでいてもよい。
【0018】
(11)上記(10)に記載の光モジュールであって、前記第1の所定数は3以上の整数であってもよい。
【発明の効果】
【0019】
本発明により、小型化と大容量伝送が実現される光モジュールが提供される。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下に、図面に基づき、本発明の実施形態を具体的かつ詳細に説明する。なお、実施形態を説明するための全図において、同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。なお、以下に示す図は、あくまで、実施形態の実施例を説明するものであって、図の大きさと本実施例記載の縮尺は必ずしも一致するものではない。
【0022】
図1は、本発明の実施形態に係る光モジュール100の概略上面図である。
図2は、
図1と同様に、当該実施形態に係る光モジュール100の概略上面図であり、
図1に示す光モジュール100より、第2の基板250が取り外された状態が示されている。
図3は、当該実施形態に係る光モジュール100の概略下面図であり、
図1に示す光モジュール100の表面(上面)とは反対側の裏面(下面)が
図3に示されている。
図4は、当該実施形態に係る光モジュール100の概略断面図であり、
図1に示すIV−IV線に示す断面が模式的に示されている。
図5は、当該実施形態に係る光モジュール100に備えられる複数の光ファイバ200の配置を示す模式図である。
【0023】
当該実施形態に係る光モジュール100は、筐体110(ケース)と、外部接続用光コネクタ120と、光フィルタ130と、第1の基板240(親基板)と、第2の基板250(子基板)と、第1の基板240の表面に配置される送信部及び受信部と、第1の基板240の裏面に配置されるファイバ収納用トレイ260と、複数の光ファイバ200と、を備えている。なお、第1の基板240及び第2の基板250において、
図1に示す面がともに表面であり、表面と反対側の面を裏面とする。当該実施形態に係る光モジュール100は、100Gbpsの光送受信が可能な光通信トランシーバである。光モジュール100は、第1の基板240の表面に配置される送信部を光送信用に備えており、ここでは、送信部は、4個(第1の所定数)の送信用光サブアセンブリ150(TOSA)を備えている。各送信用光サブアセンブリ150は25Gbpsの光送信が可能であり、4個の送信用光サブアセンブリ150により、4チャンネルの25Gbps波長多重通信、すなわち、合計100Gbpsの光送信が可能である。これに対して、光モジュール100は、第1の基板240の表面であって送信部の側方に配置される受信部を光受信用に備えており、ここでは、受信部は、1個(第2の所定数)の集積型受信用光サブアセンブリ160(集積型ROSA)を備えている。当該集積型受信用光サブアセンブリ160は1チャンネル当たり25Gbpsの素子が4チャンネル集積された集積素子であり、100Gbpsの光受信が可能である。
【0024】
筐体110の一端(
図1乃至
図4の上端)は、外部の伝送線(図示せず:例えば、1対の光ファイバ)と接続される。筐体110の該一端の反対側の端である筐体110の他端(
図1乃至
図4の下端)は、伝送装置(図示せず)に接続される。筐体110内部に配置される第1の基板240は、該他端側に電気コネクタ140を備え、電気コネクタ140のコネクタ用ピン141が伝送装置に接続される。電気コネクタ140に伝送装置から送信用電気信号が入力され、電気コネクタ140より伝送装置へ受信用電気信号が出力される。なお、
図4に示す通り、筐体110の他端は、電気コネクタ140よりさらに伸びる形状をしており、電気コネクタ140を保護するカバー部を有している。
図1乃至
図3では、電気コネクタ140の構造を説明するために、筐体110より当該カバー部を取り外した状態が示されている。
【0025】
外部接続用光コネクタ120は、外部の伝送線と接続されるよう、筐体110の一端側に配置されるとともに、第1の基板240と離間して配置される。外部接続用光コネクタ120の
図1乃至
図3の下側に、第1の基板240に対向して並ぶ1対の端子、すなわち、送信用端子121及び受信用端子122を外部接続用光コネクタ120は有している。ここで、筐体110の一端側から他端側に延びる方向(
図1乃至
図3の上下方向:縦方向)を第1の方向とし、第1の方向に垂直な方向(
図1乃至
図3の左右方向:横方向)を第2の方向とする。送信用端子121と受信用端子122は、第2の方向に沿うように並んでおり、すなわち、
図1及び
図2の横方向に並んでいる。送信用端子121が第2の方向の一方側(
図1及び
図2の右側、
図3の左側)に、受信用端子122が第2の方向の他方側(
図1及び
図2の左側、
図3の右側)に、それぞれ配置されている。送信用端子121に入力される送信用光信号が、外部接続用光コネクタ120より外部の伝送線へ出力される。外部の伝送線より外部接続用光コネクタ120へ入力される受信用光信号が、受信用端子122より出力される。
【0026】
送信部は、4個(第1の所定数)の送信用光サブアセンブリ150(TOSA)と、対応する4個(第1所定数)の送信側内部接続用光コネクタ170と、を含み、各送信側内部接続用光コネクタ170の先端に出力端子を有している。送信用光サブアセンブリ150及び送信側内部接続用光コネクタ170は、送信用光サブアセンブリ収納兼用内部光コネクタハウジング210により第1の基板240に固定されている。また、受信部は、1個(第2の所定数)の集積型受信用光サブアセンブリ160(集積型ROSA)と、対応する受信側内部接続用光コネクタ171と、を含み、受信側内部接続用光コネクタ171の先端に入力端子を有している。集積型受信用光サブアセンブリ160及び受信側内部接続用光コネクタ171は、集積型受信用光サブアセンブリ収納兼用内部光コネクタハウジング211により第1の基板240に固定されている。前述の通り、受信部は送信部の側方に配置されており、第2の方向に沿って、送信部と受信部は並んで配置されている。送信部の4個の出力端子と受信部の1個の入力端子は、外部接続用光コネクタ120の送信用端子121及び受信用端子122に対向して、第2の方向に沿って並んでいる。4個の送信用光サブアセンブリ150及び1個の集積型受信用光サブアセンブリ160は、第2の方向に沿って、すなわち、筐体110の一端に対して
図1及び
図2の横方向に並んで第1の基板240に配置されている。送信部は、外部接続用光コネクタ120の1対の端子のうち送信用端子121側(第2の方向の一方側、
図1及び
図2の右側)に配置されており、受信部は、外部接続用光コネクタ120の1対の端子のうち受信用端子122側(第2の方向の他方側、
図1及び
図2の左側)に配置されている。
【0027】
光フィルタ130は、筐体110の一端側であって、外部接続用光コネクタ120と並んで配置される。ここでは、外部接続用光コネクタ120の1対の端子のうち、送信用端子121側(第2の方向の一方側、
図1及び
図2の右側、
図3の左側)に、光フィルタ130は配置されている。光フィルタ130は、外部接続用光コネクタ120と同様に、第1の基板240と離間して配置される。光フィルタ130の
図1乃至
図3の下側に、第1の基板240に対向して並ぶ(外部接続用光コネクタ120の1対の端子とともに第2の方向に沿って並ぶ)5個の端子を光フィルタ130は有している。5個の端子は、1個の出力端子及び4個(第1の所定数)の入力端子である。
【0028】
図5に示す複数の光ファイバ200について説明する。外部接続用光コネクタ120の送信用端子121と、送信部の4個の出力端子と、の間には、合計で5本の送信用光ファイバ201が配置されている。外部接続用光コネクタ120の受信用端子122と、受信部の1個の入力端子と、の間には、1本の受信用光ファイバ202が配置されている。すなわち、複数の光ファイバ200は、5本の送信用光ファイバ201と1本の受信用光ファイバ202とを、含んでいる。
図5に示す通り、5本の送信用光ファイバ201は、送信部の4個の出力端子と光フィルタ130の4個の入力端子とをそれぞれ接続する4本の第1光ファイバ203と、光フィルタ130の1個の出力端子と外部接続用光コネクタ120の送信用端子121とを接続する1本の第2光ファイバ204と、からなる。また、1本の受信用光ファイバ202は、外部接続用光コネクタ120の受信用端子122と受信部の入力端子とを接続する1本の第3光ファイバ205である。送信部に含まれる4個の送信用光サブアセンブリ150、及び受信部に含まれる1個の集積型受信用光サブアセンブリ160が、それぞれ、送信部及び受信部を表すものとして、
図5に示されている。
【0029】
複数の光ファイバ200は、曲げることにより伝搬損失が増大するという問題を有している。例えば、近年開発された曲げに強い光ファイバでも、最小の曲げ半径は5mmに制限されており、光ファイバが物理的な寸法を制限することとなる。それゆえ、複数の光ファイバ200は、設計可能な最短の長さより余裕を考慮して長くなるよう形成され、余長を含む長さを有する光ファイバ200を光モジュール100の内部に収納する必要が生じる。これを、光ファイバ200の余長処理という。本発明に係る光モジュール100では、
図3に示す通り、ファイバ収納用トレイ260が第1の基板240の裏面に配置されており、光ファイバ200の余長部分がファイバ収納用トレイ260に格納される。ファイバ収納用トレイ260は、第2の方向に沿って、すなわち、筐体110の一端に対して
図3の横方向に並んで配置される第1の輪261と第2の輪262を有している。第2の方向の他方側(
図3の右側)に配置される第1の輪261に、5本の送信用光ファイバ201の余長部分を巻きつけて収納し、第2の方向の一方側(
図3の左側)に配置される第2の輪262に、1本の受信用光ファイバ202の余長部分を巻きつけて収納している。かかる構成とすることにより、組み立て後に修理などの目的で解体する際にほどく光ファイバの本数を少なくすることが出来、作業性が向上される。
【0030】
図2に示す通り、第1の基板240の表面のうち、送信部及び受信部より筐体110の他端側となる領域に、他端側から一端側にかけて、横方向に並ぶ4個のクロックリカバリIC230と、横方向に並ぶ4個のドライバIC220が順に配置される。ここで、4個のクロックリカバリIC230のうち、
図2の右側の2個のクロックリカバリIC230が送信用であり、
図2の左側の2個のクロックリカバリIC230が受信用である。クロックリカバリIC230においてクロック信号が再生されるが、各クロックリカバリIC230は、1チャンネル25Gbpsのクロック信号を2チャンネル再生することが可能である。
【0031】
送信用の2個のクロックリカバリIC230は、伝送装置より電気コネクタ140を介して入力される送信用電気信号を、再生されたクロック信号に基づき、4チャンネルの送信用電気信号に波形整形して、対応する4個のドライバIC220へ、それぞれ出力する。各ドライバIC220は、入力される25Gbpsの送信用電気信号を増幅して出力する。4個のドライバIC220と4個の送信用光サブアセンブリ150との間に、4個のフレキシブル基板180(送信用フレキシブル基板)に配置されている。各ドライバIC220が出力する送信用電気信号が、対応するフレキシブル基板180を介して、対応する送信用光サブアセンブリ150に入力される。各送信用光サブアセンブリ150は、入力される送信用電気信号を所定の波長の送信用光信号に変換し出力する。さらに、送信側内部接続用光コネクタ170及び第1光ファイバ203(送信用光ファイバ201)を介して、該送信用光信号が光フィルタ130に入力される。ここで、各送信用光サブアセンブリ150が出力する送信用光信号の所定の波長は、互いに異なっており、4個の送信用光サブアセンブリ150が光フィルタ130へ第1光ファイバ203を介して出力する4チャンネルの送信用光信号が、光フィルタ130により合波され、波長多重信号となり、波長多重信号となる送信用光信号を光フィルタ130が外部接続用光コネクタ120の送信用端子121へ第2光ファイバ204(送信用光ファイバ201)を介して出力し、外部接続用光コネクタ120より外部の伝送線(送信用光ファイバ)に出力される。
【0032】
一方、受信用には、外部の伝送線(受信用光ファイバ)より、4チャンネル波長多重25Gbpsの受信用光信号が外部接続用光コネクタ120に入力される。該受信用光信号が、第3光ファイバ205(受信用光ファイバ202)を介して、受信部の入力素子に入力される。集積型受信用光サブアセンブリ160は、光フィルタを内蔵しており、受信側内部接続用光コネクタ171を介して集積型受信用光サブアセンブリ160に入力される4チャンネル波長多重25Gbpsの受信用光信号は、集積型受信用光サブアセンブリ160に内蔵する光フィルタにより、それぞれ4チャンネルの25Gbpsの受信用光信号に分波される。それら4チャンネルの受信用光信号は、集積型受信用光サブアセンブリ160において、それぞれ受信用電気信号に変換される。1個の集積型受信用光サブアセンブリ160と2個のクロックリカバリIC230との間に、1個のフレキシブル基板190(受信用フレキシブル基板)に配置されている。これら4チャンネルの受信用電気信号はフレキシブル基板190を介して、2個のクロックリカバリIC230にそれぞれ2チャンネルずつ入力される。各クロックリカバリIC230は、クロック信号に基づいて波形整形された2チャンネル25Gbpsの受信用電気信号を出力する。よって、合計4チャンネル25Gbpsの受信用電気信号が、電気コネクタ140を介して、伝送装置へ光モジュール100の電気出力信号として出力される。
【0033】
図1に示す通り、第2の基板250が、第1の基板240の表面側であって、送信部及び受信部に対して、外部接続用光コネクタ120側とは反対側(筐体110の他端側)に配置されている。第2の基板250は、4個のフレキシブル基板180を介して4個の送信用光サブアセンブリ150と、1個のフレキシブル基板190を介して1個の集積型受信用光サブアセンブリ160と、それぞれ接続している。第2の基板250は、別のフレキシブル基板181を介しても、第1の基板240と接続している。第2の基板250の第1の基板240側の面(裏面)に、送信部又は受信部のいずれか又は両方を制御する制御回路が形成されている。ここでは、当該制御回路は、送信部及び受信部の両方を制御しており、例えば、送信部の送信用光サブアセンブリ150を温度調整する温度制御部や、受信部に所定の定電圧を供給する電源回路を含んでいる。当該制御回路は、4個のフレキシブル基板180、1個のフレキシブル基板190、及びフレキシブル基板181を介して、送信部及び受信部へ制御信号を出力している。
【0034】
本発明に係る光モジュール100の主な特徴は、複数の光ファイバ200の余長部分を収納するための、ファイバ収納用トレイ260を、第1の基板240の裏面側に配置しているところにある。第1の基板240の表面側には、送信部及び受信部が配置され、これら送信部及び受信部を制御する回路が、第1の基板240の表面側に形成され、小型化された筐体110の内部において、第1の基板240の表面側には、光ファイバ200の余長部分を収納する十分な空間が残っていない。かかる問題を解決するために、ファイバ収納用トレイ260を第1の基板240の裏面側に配置している。
図4は、当該実施形態に係る光モジュール100の断面図であり、図に示す第1の基板240の右側が表面であり、左側が裏面である。図には、第1の基板240の表面に、集積型受信用光サブアセンブリ160やクロックリカバリIC230が示されている。当該実施形態では、第1の基板240の表面側に第2の基板250がさらに配置されている。しかし、第1の基板240に離間して、外部接続用光コネクタ120及び光フィルタ130が配置されていることにより、第1の基板240と、外部接続用光コネクタ120及び光フィルタ130と、の間に、空間(以下、離間空間と記す)が発生している。離間空間を利用することにより、ファイバ収納用トレイ260が配置される第1の基板240の裏面側から、送信部及び受信部が配置される第1の基板240の表面側まで、又は、外部接続用光コネクタ120及び光フィルタ130まで、光ファイバ200を配置することが可能となっている。
【0035】
ここで、本発明の効果を説明するために、本発明の比較例に係る光モジュールについて検討する。当該比較例に係る光モジュールにおいて、第2の基板250を設けておらず、当該実施形態に係る光モジュール100おいて第2の基板250に形成される制御回路が、第1の基板240の表面に形成されている。当該比較例に係る光モジュールにおいて、集積型受信用光サブアセンブリ160に接続されるフレキシブル基板190の幅を広くする必要が生じ、さらに、当該制御回路を形成する領域が第1の基板240の表面であって、受信部と電気コネクタ140との間に必要となる。フレキシブル基板190の幅を広くしたのに伴って、フレキシブル基板190とフレキシブル基板180との干渉を抑制するために、4個の送信用光サブアセンブリ150を、集積型受信用光サブアセンブリ160より筐体110の一端側に近づくよう配置して、フレキシブル基板180をフレキシブル基板190から遠ざける。しかしながら、当該比較例に係る光モジュールにおいて、モジュールの小型化が困難となることに加えて、電気コネクタ140と4個の送信用光サブアセンブリ150とを接続する25Gbpsの信号路の配線長が長くなり、送信用電気信号が劣化してしまうという新たな問題が生じてしまう。
【0036】
当該比較例を検討することにより、フレキシブル基板190の幅を、フレキシブル基板180との干渉が問題とならない程度に狭くしつつ、送信用の信号路の配線長の増大を抑制する必要があるという知見を発明者らは得ている。それゆえ、当該実施形態に係る光モジュール100のように、第2の基板250を第1の基板240の表面側に配置して、フレキシブル基板190を、第1の基板240のみならず第2の基板250にも接続している。かかる接続を可能とするために、フレキシブル基板190の断面は、
図4に示す形状となっている。フレキシブル基板190は、集積型受信用光サブアセンブリ160の出力側に接続し、さらに、第1の基板240側と、第2の基板250側との両側に伸びて、それぞれ、第1の基板240と、第2の基板250と接続している。ここでは、フレキシブル基板190は、第1の基板240の表面(
図5の右側の面)及び第2の基板250の表面(
図5の右側の面)にそれぞれ接続しているが、これに限定されることはない。また、当該実施形態において、送信用光サブアセンブリ150と接続するフレキシブル基板180の形状も同様である。なお、ここでは、4個のフレキシブル基板180が、送信部の4個の送信用光サブアセンブリ150の入力側と、第1の基板240及び第2の基板250とに、それぞれ接続していることにより、第2の基板250に配置される制御回路が、4個の送信用光サブアセンブリ150それぞれに制御信号を出力することを可能としている。さらに、フレキシブル基板180の幅を比較例と比較して狭くすることが出来ている。同様に、フレキシブル基板10が、受信部の集積型受信用光サブアセンブリ160の出力側と、第1の基板240及び第2の基板250とに、それぞれ接続している。しかし、すべての光サブアセンブリに接続されるフレキシブル基板がかかる形状を有することにより、第1の基板240及び第2の基板250に接続されていなくてもよい。第2の基板250に配置される制御回路が制御の対象とする光サブアセンブリに接続されるフレキシブル基板がかかる形状であればよい。また、1つのフレキシブル基板は1つの光サブアセンブリのみに接続されているが、これに限定されることはなく、複数の光サブアセンブリに接続されていてもよい。すなわち、1つのフレキシブル基板は、複数の光サブアセンブリの少なくとも1の光サブアセンブリに接続していればよい。
【0037】
当該実施形態に係る光モジュール100において、第2の基板250を設けることにより、第1の基板240の面積を縮小し、筐体110の第1の基板240に平行な平面における面積を縮小することが出来ており、光モジュール100の小型化が実現されている。それに伴って生じてしまう、光ファイバ200の余長部分を収納することが出来る空間が第1の基板240の表面側においてより狭くなっているという問題を、第1の基板240の裏面側にファイバ収納用トレイ260を配置することにより解決しており、本発明を適用するのに最適である。
【0038】
100GbpsのCFP MSA準拠の光モジュールにさらなる改良を行い、小型化される光モジュールを実現する際に、本発明は最適である。CFP光モジュールは、特許文献1に開示する光モジュールのように、4個の送信用光サブアセンブリと4個の受信用光サブアセンブリとを備え、光ファイバの余長部分は、これら光サブアセンブリが配置される基板の両面のうち、光サブアセンブリが配置される側に収納されている。かかる光モジュールを小型化する場合、4個の送信用光サブアセンブリ又は4個の受信用光サブアセンブリのいずれかを集積化によって小型化することが考えられる。当該実施形態に係る光モジュール100は、4個の受信用光サブアセンブリを1個の集積型受信用光サブアセンブリ160で置換しているが、これに限定されることはない。4個の受信用光サブアセンブリを、3個以下の光サブアセンブリとしてもよく、例えば、2個の集積型受信用光サブアセンブリで置換してもよい。また、小型化するのは受信用光サブアセンブリに限定されることはなく、4個の送信用光サブアセンブリを(3個以下の)例えば1個の集積型送信用サブアセンブリに置換してもよい。
【0039】
当該実施形態に係る光モジュール100では、送信部の送信用光サブアセンブリの数である第1の所定数を4として、受信部の受信用光サブアセンブリの数である第2の所定数を1としているが、この数字に限定されることがないのは言うまでもない。第1の所定数と第2の所定数とが等しい場合(例えば、ともに4)であっても、ファイバ収納用トレイを、送信部及び受信部が表面に配置される基板の裏面側に配置することにより、設計の自由度が高まり、本発明の効果は得られる。しかし、送信部又は受信部のいずれかの集積化を優先的に行うことにより、基板の表面の全領域のうち、送信部に割り当てる領域と、受信部に割り当てる領域とが、非対称に異なることとなる。このとき、第1の所定数と第2の所定数とは異なっている。それゆえ、当該比較例のように、基板の表面の他の領域において、送信部及び受信部それぞれを制御する制御回路の配置の自由度も制限される。それゆえ、光モジュールの小型化には、当該実施形態に係る第2の基板250のように、補助基板を新たに設ける必要性が生じ、本発明を適用することにより、光ファイバの余長処理を行うことが出来る。本発明の顕著な効果が得られるためには、第1の所定数又は第2の所定数のいずれかは、3以上の整数であるのが望ましい。一方の所定数を、集積化が優先される側の光素子の数とすると、一方の所定数は他方の所定数より小さく、その差が大きくなるときに、本発明の顕著な効果が得られるので、当該一方の所定数は1となっているのがさらに望ましい。
【0040】
当該実施形態に係る光モジュール100では、受信部が集積されて、第2の所定数が1となっている。かかる集積型光素子では、光フィルタが内蔵されており、受信用光ファイバは、1本の光ファイバ(第3光ファイバ205)となっている。しかし、第2の所定数が2以上の整数である場合、光フィルタを受信部の外部に設ける必要がある。この場合であっても、光フィルタを外部接続用光コネクタと並んで筐体の一端側に配置すればよく、当該光ファイバは第1の基板に対向して並ぶ入力端子と第2の所定数の出力素子を有する。受信用ファイバは、受信部の入力端子と光フィルタの出力端子をそれぞれ接続する第2の所定数の光ファイバ(受信用第1光ファイバ)と、光フィルタの入力端子と外部接続コネクタの受信用素子とを接続する1本の光ファイバ(受信用第2光ファイバ)と、を含んでいてもよい。
【0041】
また、送信部を集積化してもよく、第2の所定数を3以上の整数(例えば4)として、第1の所定数を1としてもよい。この場合、送信部に、集積型送信用光サブアセンブリが備えられ、光フィルタが集積型送信用光サブアセンブリに内蔵される。それゆえ、受信用の光フィルタが外部接続用光コネクタと並んで、筐体の一端側に配置される。送信用ファイバは、外部接続用の送信用素子と送信部の出力素子とを接続する1本の光ファイバを含む。
【0042】
当該実施形態に係る光モジュール100では、第1の輪261に送信用光ファイバの余長部分を巻きつけて収納し、第2の輪262に受信用光ファイバの余長部分を巻きつけて収納することにより、作業性の向上が実現されている。しかし、光モジュールの小型化の観点からは、複数の光ファイバを、第1の輪に巻かれて収納する光ファイバの本数と、第2の輪に巻かれて収納する光ファイバの本数とを、出来る限り近づけるのが望ましく、これら本数は等しいか、差が1本であるのが望ましい。特に、送信部又は受信部のうち一方の光素子を集積化して、第1の所定数又は第2の所定数のうち一方の所定数を1とする場合、当該一方の光素子のために配置される光ファイバと、当該他方のために配置される光ファイバの一部と、をまとめて、2個の輪のうち一方の輪に巻きつけて収納することにより、2個の輪それぞれに巻かれて収納する光ファイバの本数を近づけることが可能となる。
【0043】
当該実施形態に係る光モジュール100では、外部接続用光コネクタ120及び光フィルタ130と、第1の基板240とが、離間して配置されており、その間には、離間空間が存在している。第2の方向の一方側(
図1及び
図2の右側、
図3の左側)に配置される光フィルタ130より、5本(第1の所定数以上)の送信用光ファイバ201は、離間空間を通り、第2の方向の他方側(
図3の右側)に配置される第1の輪261に至っている。第1の輪261で余長部分が巻きつけて収納され、さらに、5本の送信用光ファイバ201のうち、4本の送信用光ファイバ201(第1光ファイバ203)は、再び、離間空間を通って、第2の方向の一方側に配置される送信部の4個の出力端子に至って接続される。5本の送信用光ファイバ201のうち、1本の送信用光ファイバ201(第2光ファイバ203)は、再び、離間空間を通って、外部接続用光コネクタ120の送信用端子121に至って接続される。その際に、光ファイバの曲げ半径には制限があることにより、第1の輪261は、光フィルタ130(一方側)とは反対側(他方側)に配置されるのが望ましい。同様に、第2の方向の他方側(
図1及び
図2の左側、
図3の右側)に配置される外部接続用光コネクタ120の受信用端子122より、1本(第2の所定数以上)の受信用光ファイバ202(第3光ファイバ205)は、離間空間を通り、第2の方向の一方側(
図3の左側)に配置される第2の輪262に至っている。第2の輪262で余長部分が巻かれて収納され、さらに、再び、離間空間を通って、第2の方向の他方側に配置される受信部の入力端子に至って接続される。その際に、第2の輪262は、外部接続用光コネクタ120の受信用端子122(他方側)とは反対側(一方側)に配置されるのが望ましい。このとき、第1の輪261に巻かれて収納される光ファイバ200と、第2の輪262に巻かれて収納される光ファイバ200とは、離間空間において交差している。
【0044】
当該実施形態に係る光モジュール100に備えられるファイバ収納用トレイ260は、
第2の方向に沿って並ぶ第1の輪261及び第2の輪262よりも、筐体110の一端側に、それぞれ、第1のガイド部263及び第2のガイド部264を、備えている。当該実施形態に係る光モジュール100では、送信部の4個の出力端子(第2の方向の一方側)と受信部の1個の入力端子(第2の方向の他方側)が第1の基板240の表面に第2の方向に沿って並んで配置されている。それゆえ、送信部の4個の出力端子のうち、受信部の近傍に配置される(
図1の右側から4番目の)出力端子から第1の輪261へ伸びる光ファイバ200の曲げ半径がもっとも小さくなってしまう。かかる問題を解決するために、送信部の4個の出力端子から伸びる光ファイバ200は、離間空間を通って、第1の輪261に
図3に示す時計回りに伸びるよう巻かれて収納されるのが望ましい。同様に、外部接続用光コネクタ120の送信用端子121は、光フィルタ130より、第1の輪261側(第2の方向の他方側)に配置されているので、送信用端子121から伸びる光ファイバ200は、離間空間を通って、第1の輪261に
図3に示す時計回りに伸びるよう巻かれて収納されるのが望ましい。ここで、第2の方向に沿って並ぶ第1の輪261及び第2の輪262それぞれにおいて、内側端とは輪の円周のうち第2の方向に沿って他の輪に対向している部分と、外側端とは輪の円周のうち第2の方向に沿って筐体100の内壁に対向している部分と、それぞれ定義する。送信部の4個の出力端子及び外部接続用光コネクタ120の送信用端子121から伸びる光ファイバ200が第1の輪261に
図3に示す時計回りに伸びるよう巻かれるとは、該光ファイバ200が離間空間を通って、筐体100の他方側の内壁付近に至り、筐体100の内壁に沿って、内側端及び外側端のうち、外側端に最初に至ってからさらに伸びるよう巻かれることをいう。このとき、光フィルタ130から伸びる光ファイバ200は、離間空間を通って、第1の輪261の内側端に最初に至ってさらに伸びるよう巻かれている。しかし、もしも光ファイバ200が光フィルタ130から離間空間の中心付近を第1の基板240の表面側から裏面側へ通り、さらに、フィルタ収納用トレイ260の中心付近を通って、第1の輪261の内側端に至るとすれば、離間空間において光ファイバの曲げ半径が非常に小さくなってしまうという問題が生じる。光フィルタ130から伸びる光ファイバ200は、第2の方向の一方側から他方側へ離間空間を通過し、さらに、筐体100の他方側の内壁付近へ延伸した後に屈曲して、第1の輪261の内側端に至るのが望ましい。それゆえ、第1のガイド部263は、先端が鋭角となる形状(ここでは、三角形状)の突起部を有しており、送信部4個の出力端子(及び送信用端子121)から伸びる複数の光ファイバ200が最大曲げ半径よりも大きい曲げ半径で第1の輪261の外側端に最初至ってからさらに伸びることが可能となる。さらに、第1のガイド部263は、第1の輪261の内側端のさらに内側(第2の輪262側)から外側(第2の方向の他方側)へ傾斜しながら筐体110の一端側に伸びる内壁部を有しており、光フィルタ130から伸びる複数の光ファイバ200が最大曲げ半径より大きい曲げ半径で、第1の輪261の内側端に至ることが可能となる。第2のガイド部264は、第1のガイド部263と、ファイバ収納用トレイ260の(筐体110の一端側から他端側に向けて伸びる)中心線に対して、対称となる形状をしており、受信部の入力端子より第2の方向の一方側に配置される外部接続用光コネクタ120の受信用端子122から伸びる光ファイバ200が、第2のガイド部264により、第2の輪262の外側端に最初に至ってからさらに伸びており(
図3に示す反時計回りに伸びており)、受信部の入力端子から伸びる光ファイバ200が、第2のガイド部264により、第2の輪262の内側端に最初に至って伸びている。第2のガイド部264により、受信用端子122から伸びる光ファイバ200が最大曲げ半径よりも大きい曲げ半径で第2の輪262の外側端に最初至ってからさらに伸びることが可能となる。さらに、第2のガイド部264は、第2の輪262の内側端のさらに内側(第1の輪261側)から外側(第2の方向の一方側)へ傾斜しながら筐体110の一端側に伸びる内壁部を有しており、受信部の入力端子から伸びる光ファイバ200が最大曲げ半径より大きい曲げ半径で、第1の輪261の内側端に至ることが可能となる。ガイド部の形状は、当該実施形態に係るガイド部に限定されることはないのは言うまでもない。
【0045】
さらに、当該実施形態における光モジュール100に備えられる送信部及び受信部は、4個の送信側内部接続用光コネクタ170及び1個の受信側内部接続用光コネクタ171をそれぞれ備えており、光モジュールの生産性が向上している。その理由について、以下の通り、説明する。ファイバ収納用トレイ260に光ファイバ200を巻き取る際に、もしも光ファイバ200にねじれが発生すると、光ファイバ200や光ファイバ200のファイバゆう着部などが劣化する問題が生じてしまうので、光ファイバ200のねじれを解消するのが望ましい。光ファイバ200のねじれを解消するためには、ファイバ収納用トレイ260に光ファイバ200を巻き取った後に、光ファイバ200を光学部品に接合するのが望ましいが、かかる作業により生産性が低下してしまうという問題が生じてしまう。ここで、光学部品とは、外部接続用光コネクタ120、送信用光サブアセンブリ150、集積型受信用光サブアセンブリ160、及び光フィルタ130などである。しかしながら、当該実施形態に係る光モジュール100は、送信側内部接続用光コネクタ170や受信側内部接続用光コネクタ171を備えており、これらの光コネクタを回転させることにより、光ファイバ200のねじれを減らすことが出来る。それゆえ、光ファイバ200をファイバ収納トレイ260へ巻き取る前に必要な光学部品を全て光ファイバ200に接続することが可能となり、生産性が改善されている。
【0046】
以上、本発明に係る光モジュールについて説明した。本発明は、上記実施形態に限定されることなく、内部に光ファイバを備え、光ファイバの余長処理が必要な光モジュールに、広く適用することが出来る。